JP5406654B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタに付着した塵埃を除去する機能を備えた電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機は、塵埃を電動送風機の駆動で生じる空気流により吸引し、集塵室に収容する。塵埃は、電動送風機の駆動で生じる空気流が電動送風機の空気流通方向上流側に設けられたフィルタを通過する際、そのフィルタで捕集されて集塵室に堆積される。塵埃が取り除かれた後の空気流は電動送風機を通り、電気掃除機の外部へ排気される。
フィルタは塵埃を捕集する際、その表面に塵埃が付着したままの状態になり、さらに塵埃が堆積してしまうことがある。フィルタ表面に塵埃が付着、堆積すると所謂目詰まりを起こした状態となり、電動送風機による吸い込み性能が低下したり、過負荷により電動送風機が損耗したりする虞がある。そこで、フィルタに付着した塵埃を除去する除塵装置を搭載した電気掃除機が提案されている。そのような電気掃除機の一例を特許文献1に見ることができる。
特許文献1に記載された電気掃除機は、プリーツ状に折り曲げられたフィルタと、除塵モータによりフィルタの折り曲げ部に接触しながらフィルタ表面に沿って移動する振動子が設けられた除塵装置と、を備えている。この電動掃除機は電源オンの操作により電動送風機を駆動した後、電源オフの操作を検知することにより除塵装置を作動させ、除塵モータで振動子を移動させる。これにより、振動子がフィルタの折り曲げ部を順次はじいてフィルタを振動させ、その表面に付着した塵埃を落として除去する。
特開2009−183579号公報(第6−7頁、第6図)
しかしながら、上記特許文献1に記載された電気掃除機は、電源オフの操作を検知することにより毎回除塵装置を作動させるので、電動送風機の駆動時間が比較的短時間の場合などであっても除塵装置を作動させることになる。短時間駆動などのフィルタに塵埃がほとんど付着しない程度の掃除の場合、除塵装置を作動させると消費電力を浪費することになる虞がある。したがって、環境問題への対応として昨今推し進められている家電製品の低消費電力化、省エネルギー化に反することになる。また、電気掃除機の比較的短時間の使用でも毎回除塵装置を作動させると、ユーザーが煩わしさや不快感を覚える可能性もある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、フィルタに塵埃がほとんど付着しない程度の掃除、例えば電動送風機の駆動時間が比較的短時間の掃除のときなどといった、フィルタの除塵が不必要な場合には除塵装置を作動させないようにして低消費電力化やユーザーの不快感の抑制が図られた電気掃除機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、電気掃除機において、電動送風機と、前記電動送風機の空気流通方向上流側に設けられたフィルタと、前記フィルタの上流側に配置されて前記電動送風機の駆動で生じる空気流により吸引した塵埃を収容する集塵室と、前記フィルタに付着した塵埃を除去する除塵装置と、前記電動送風機の駆動停止後、その停止直前の掃除が所定条件を満足するとき前記除塵装置を作動させ、満足しないとき前記除塵装置を作動させない第1自動除塵モードを有する制御部と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、低減モードに設定して電動送風機が駆動されると掃除が実行され、床面等から吸い込まれた塵埃が集塵室に収容される。また、比較的細かい塵埃はフィルタによって捕集される。電動送風機が停止されると、停止前の掃除が所定条件を満足するか否かが判定される。所定条件を満足する場合はフィルタの除塵が実行され、満足しない場合はフィルタの除塵を実行せずに動作が終了する。
また、上記構成の電気掃除機において、前記制御部は、前記電動送風機の駆動時間が一定時間を超えるときを前記所定条件として、前記電動送風機の駆動停止後、前記除塵装置を作動させることを特徴としている。
この構成によれば、電動送風機の駆動時間が比較的短時間の掃除のときなどには、電動送風機の駆動停止後、電気掃除機はフィルタの除塵を実行せずに動作を終了する。
また、上記構成の電気掃除機において、前記制御部は、前記電動送風機の駆動停止後、毎回、前記除塵装置を作動させる第2自動除塵モードを有することを特徴としている。
この構成によれば、第2自動除塵モードを選択すると、前記所定条件にかかわらず毎回、電気掃除機はフィルタの除塵を実行する。
また、上記構成の電気掃除機において、電源プラグと、複数の操作スイッチを有してその一の前記操作スイッチにより前記第1自動除塵モードの選択及び選択解除が可能な操作部と、を備えるとともに、前記電源プラグをコンセントに差し込んだ後、前記制御部は、いずれの前記操作スイッチを一度も操作していないとき前記第1自動除塵モードの選択を受け付け、他のスイッチ操作が行われたとき前記第1自動除塵モードの選択を受け付けないことを特徴としている。
この構成によれば、掃除の途中や終了時などにおいては、第1自動除塵モードの選択及び選択解除ができない。
また、上記構成の電気掃除機において、複数の操作スイッチを有する操作部を備えるとともに、前記電動送風機の停止中、前記電動送風機を駆動させる前記操作スイッチ以外の操作スイッチを一定時間以上押下することにより、前記制御部が、前記第1自動除塵モードの選択を受け付けることを特徴としている。
この構成によれば、単に操作スイッチを押すだけでは、第1自動除塵モードの選択及び選択解除ができない。
また、上記構成の電気掃除機において、前記制御部は、前記第1自動除塵モードにより前記除塵装置が作動しなかった状態が前記電動送風機の所定駆動回数を超えて続いたときを前記所定条件として、前記電動送風機の駆動停止後、前記除塵装置を作動させることを特徴としている。
また、上記構成の電気掃除機において、前記制御部は、前記第1自動除塵モードにより前記除塵装置が作動しなかった状態が前記電動送風機の所定累積駆動時間を超えて続いたときを前記所定条件として、前記電動送風機の駆動停止後、前記除塵装置を作動させることを特徴としている。
これらの構成によれば、第1自動除塵モードにおいて、電動送風機の駆動時間が一定時間を超えるという条件に代わる条件に基づき、電動送風機の駆動停止後、フィルタの除塵が実行される。
本発明の構成によれば、フィルタに塵埃がほとんど付着しない程度の掃除、例えば電動送風機の駆動時間が比較的短時間の掃除のときなどには、掃除の後に除塵装置が作動するのを防止することができる。すなわち、フィルタの除塵が不必要な場合には除塵装置を作動させないようにして、低消費電力化やユーザーの不快感の抑制が図られた電気掃除機を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。 図1に示す電気掃除機の操作部の正面図である。 図1に示す電気掃除機の本体部の垂直断面側面図である。 図1に示す電気掃除機の構成を示すブロック図である。 図3に示す電気掃除機の集塵室の垂直断面側面図である。 図5に示す集塵室の斜視図である。 図5に示す集塵室の構成要素の一部にして、フィルタ部を分解した状態を示す斜視図である。 図7に示すフィルタの斜視図である。 電気掃除機の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る電気掃除機を、図1〜図10に基づき説明する。
最初に、本発明の第1の実施形態に係る電気掃除機について、図1〜図4を用いてその構造の概略を説明しつつ集塵動作を説明する。図1は電気掃除機の斜視図、図2は電気掃除機の操作部の正面図、図3は電気掃除機の本体部の垂直断面側面図、図4は電気掃除機の構成を示すブロック図である。
電気掃除機1は、図1に示すように本体部2、接続ホース3、延長パイプ4、及び吸込口体5を備えている。
本体部2は、図3に示すようにその前部に集塵室20を、後部に電動送風機6を内蔵している。電動送風機6の後方には排気口7が設けられている。さらに、本体部2は、図1に示すようにコンセントからの電力供給を受けるため、引き出しや収納が可能な電源コード8と、電源プラグ9とを備えている。
また、電気掃除機1は、図4に示すように掃除機全体の動作制御のため、その本体部2内にCPU11やその他の図示しない電子部品で構成された制御部10を備えている。制御部10はCPU11を中央演算処理装置として利用し、記憶部12に記憶、入力されたプログラム、データに基づき集塵に係る一連の動作を制御する。
図1に示す接続ホース3は可撓性の部材であり、本体部2の最前部に接続されるとともに内部が集塵室20に連通している。接続ホース3の先には延長パイプ4を介して、床面に対向する吸込口体5が接続されている。
制御部10の指令により電動送風機6が作動すると、電気掃除機1内部で空気流が発生して吸込口体5から空気が吸い込まれる。吸込口体5から吸い込まれた空気は延長パイプ4および接続ホース3を経由して集塵室20に流入する。集塵室20では吸い込まれた空気から塵埃が遠心分離される。塵埃が分離された後の空気は本体部2後部の排気口7から排出される。
なお、電気掃除機1の操作は図1に示す延長パイプ4に設けられたハンドル13の操作部14を用いて実行される。操作部14は、図2に示すように、掃除を始めるための「強/弱」という掃除モードスイッチ14a、掃除を終了するための「切」スイッチ14b、吸込口体5に設けられた回転ブラシ(図示せず)の回転を操作するための「ブラシ切/入」スイッチ14cといった複数の操作スイッチを有している。
続いて、集塵室20の詳細な構成及びその動作について、図3及び図4に加えて、図5〜図8を用いて説明する。図5は電気掃除機1の集塵室20の垂直断面側面図、図6は集塵室20の斜視図、図7は集塵室20の構成要素の一部にして、フィルタ部を分解した状態を示す斜視図、図8はフィルタの斜視図である。
集塵室20は、図5及び図6に示すように略円筒形状にして形成されて流入口21、集塵容器22、フィルタ23、除塵装置30、及び流出口24を備えている。また、集塵室20はその上部に設けられた把手部20aに手を掛け、持ち上げることによって本体部2に対して着脱自在になっている。これにより、集塵容器22に捕集された塵埃を廃棄したり、フィルタ23の交換等のメンテナンスを行ったりすることができる。
流入口21は円筒形状の集塵容器22の周面に設けられ、その接線方向に延びる形で構成されている。流入口21の先の本体部2には接続ホース3(図1参照)が接続され、吸込口体5から吸い込まれた空気が流入口21を通って集塵室20及び集塵容器22に流入する。流入口21が集塵容器22周面の接線方向に延びているので、流入口21から集塵容器22内に流入する空気は集塵容器22の内周面に沿って旋回するように流通する。
集塵容器22は円筒形状をなし、集塵室20の下部に配置されている。集塵容器22はその底部に蓋部22aを、内部に内筒22bを備えている。集塵室20を本体部2から取り出して蓋部22aを下方に開放することにより、集塵容器22に捕集された塵埃を廃棄することができる。内筒22bは上方に向かって延び、その周面に集塵容器22内の空気が流出する開口22cを備えている。内筒22bの上部は上方に進むに従って集塵容器22と略同じ直径になるように広がり、フィルタ23に連通している。
フィルタ23は図7及び図8に示す平面視円形をなすプリーツフィルタで構成され、集塵室20の上部に配置されている。フィルタ23はその軸線周りに所定の角度間隔で山部23aと谷部23bとが周方向に連続するように折り曲げられ、捕集面積の拡大が図られている。
除塵装置30は、図5〜図7に示すようにフィルタ23の上方及び側方に配置されている。除塵装置30は、回転体31、ギア32、及びモータ33を備えている。
回転体31はフィルタ23の上方に配置され、軸部31a、腕部31b、及び環状部31cを備えている。軸部31aはその軸線がフィルタ23の軸線と一致するとともに上下方向に延び、フィルタ23に対して回転自在に嵌合している。腕部31bは軸線周りに所定の角度間隔で複数が軸部31aから径方向外側に向かって延びている。環状部31cは円筒形状をなすとともにフィルタ23の外周面外側に配置され、腕部31bの先端に支持されている。環状部31cの外周面にはその周方向に沿ってギア部31dが形成されている。なお、回転体31はフィルタ23と一体として構成され、図7に示すように集塵室20に対して取り外すことが可能である。
また、回転体31はその腕部31bに軸線周りに所定の角度間隔で複数の当接部材31eを備えている。当接部材31eは例えば弾性部材などで構成され、腕部31bから下方のフィルタ23に向かって延びている。当接部材31eの下方端部はフィルタ23の山部23aを越える箇所まで延びている。
ギア32は、図6及び図7に示すように集塵室20の周面外側の箇所に回転自在にして配置されている。ギア32は集塵室20に収容された回転体31のギア部31dと噛み合う。
モータ33は、図6に示すようにギア32に対応する箇所の集塵室20外側、すなわち本体部2に設けられている。モータ33は本体部2に収容された集塵室20のギア32と噛み合う。このような構成により、除塵装置30はモータ33を駆動し、ギア32を介して回転体31を回転させる。そして、回転体31の回転に伴って周方向に移動する当接部材31eがフィルタ23の山部23aを順次はじいてフィルタ23を振動させ、その表面に付着した塵埃を落として除去する。
なお、回転体31は集塵室20上部の把手部20aに接続されており、把手部20aを回転させることによって手動で回転させることも可能である。
流出口24は、図5及び図6に示すようにフィルタ23の空気流通方向下流側であって、集塵室20の上部に設けられている。また、流出口24は、図3に示すように本体部2の電動送風機6の空気流通方向上流側に設けられたダクト15に接続し、電動送風機6の箇所に連通している。
このような電気掃除機1において、操作部14のスイッチ操作により電動送風機6を駆動すると塵埃を含んだ空気が吸込口体5から吸い込まれる。吸込口体5から吸い込まれた空気は延長パイプ4及び接続ホース3を経由し、流入口21を通って集塵室20及び集塵容器22に流入する。このとき、空気と一緒に吸い込まれた塵埃が旋回の遠心力によって空気流から分離され、集塵容器22内に捕集される。
集塵容器22内に導かれた空気は開口22cから流出し、内筒22bの内部を経てフィルタ23を通過する。このとき、集塵容器22で分離されなかった比較的小さな塵埃がフィルタ23の空気流通方向上流側の面で捕集され、集塵容器22に落下、或いはフィルタ23表面に付着する。フィルタ23を通過した空気は流出口24を通って集塵室20から流出する。集塵室20から流出した空気はダクト15を経由して電動送風機6を通り、排気口7を介して電気掃除機1の外部に排出される。
ここで、電気掃除機1の制御部10は、電動送風機6の駆動停止後、その停止直前の掃除が所定条件を満足するとき除塵装置30を作動させ、満足しないとき除塵装置30を作動させない「第1自動除塵モード」と、電動送風機6の駆動停止後、毎回、除塵装置30を作動させる「第2自動除塵モード」との、フィルタ23の除塵に関する2つの動作モードを有している。
第1自動除塵モードを有することで、特定の条件によりフィルタ23の自動除塵機能を停止させることができる。したがって、毎回、掃除の後に除塵装置30が作動するのを防止することができ、電気掃除機1の低消費電力化を図ることが可能である。また、ユーザーが煩わしさや不快感を覚えることを防止できる。そして、第2自動除塵モードを有することで、電動送風機6の駆動時間が比較的短時間の掃除の場合であっても掃除対象領域の塵埃の質や量を考慮して除塵装置30を作動させるようにすることができる。このようにして、電気掃除機1の使用状況に応じて除塵装置30の動作モードを変更することが可能である。
電気掃除機1が第1自動除塵モードで動作中、電動送風機6の駆動停止後に除塵装置30を作動させる所定条件としては、その停止直前の電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えるときが設定されている。この一定時間としては例えば1分間などが設定され、記憶部12に記憶されている。これにより、フィルタ23に塵埃がほとんど付着しないと考えられる、電動送風機6の駆動時間が比較的短時間の掃除のときなどといった、フィルタ23の除塵が不必要な場合には除塵装置30を作動させないようにすることが可能である。
また、電気掃除機1は操作部14の操作スイッチによって第1自動除塵モードと第2自動除塵モードとの選択を切り替えることが可能である。制御部10は電動送風機6の停止中、操作部14において電動送風機6を駆動させる操作スイッチ以外の操作スイッチ、例えば「切」スイッチ14bや「ブラシ切/入」スイッチ14cが一定時間以上押下されたとき第1自動除塵モードと第2自動除塵モードとの切り替えを受け付ける。この一定時間としては例えば2秒間などが設定され、記憶部12に記憶されている。これにより、単に操作スイッチを押すだけでは自動除塵モードの切り替えをできないようにすることが可能である。したがって、操作スイッチを誤って操作することによって意図せず除塵装置30の動作モードが切り替えられるのを防止することができる。
そして、電源プラグ9をコンセントに差し込んだ後、制御部10は、いずれの操作スイッチを一度も操作していないとき第1自動除塵モードと第2自動除塵モードとの切り替えを受け付け、他のスイッチ操作が行われたとき第1自動除塵モードと第2自動除塵モードとの切り替えを受け付けない。これにより、掃除の途中や終了時などにおいて、操作スイッチを誤って操作することによって意図せず除塵装置30の動作モードが切り替えられるのを防止することができる。
なお、電気掃除機1の電源をOFFにしてもその直前に選択された除塵装置30の動作モードは記憶され、次回の電源ON時に反映される。
続いて、電気掃除機1全体の動作について、図1〜図8に加えて、図9を用いて説明する。図9は、電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
電動掃除機1を使用するとき、ユーザーは電源プラグ9をコンセントに差し込む(ステップ#101)。これにより、電動掃除機1全体に電力が供給されてユーザーによる操作の待機状態となる。
そして、ユーザーによるスイッチ操作があると(ステップ#102)、制御部10は電源プラグ9をコンセントに差し込んだ後、操作部14のいずれの操作スイッチも操作していなかったかどうか識別する(ステップ#103)。それ以前に何らかのスイッチ操作が行われ、最初のスイッチ操作ではない場合(ステップ#103のNo)、操作されたスイッチが電動送風機6の駆動に直接関係のあるスイッチ、すなわち掃除モードスイッチ14aかどうかが識別される(ステップ#104)。
掃除モードスイッチ14aが押下されると(ステップ#104のYes)電動送風機6が駆動ONとなり(ステップ#105)、掃除が開始される。掃除モードスイッチ14aではない場合(ステップ#104のNo)、制御部10は再び待機状態となってスイッチ操作(ステップ#102)を待つ。
一方、ユーザーによるスイッチ操作(ステップ#102)が電源プラグ9をコンセントに差し込んだ後、いずれの操作スイッチを一度も操作していないときである場合(ステップ#103のYes)、制御部10は押下された操作スイッチが「切」スイッチ14bや「ブラシ切/入」スイッチ14cといった電動送風機6を駆動させる操作スイッチ以外の操作スイッチかどうかを識別する(ステップ#106)。電動送風機6を駆動させるスイッチ操作である場合(ステップ#106のNo)、電動送風機6が駆動ONとなる(ステップ#105)。
ステップ#106において、電動送風機6を駆動させる操作スイッチ以外のスイッチが操作された場合(ステップ#106のYes)、制御部10はそのスイッチが第1自動除塵モードと第2自動除塵モードとの選択スイッチであるかどうかを識別する(ステップ#107)。自動除塵モードの選択スイッチではない場合(ステップ#107のNo)、制御部10は再び待機状態となってスイッチ操作(ステップ#102)を待つ。
ステップ#107において、第1自動除塵モードと第2自動除塵モードとの選択スイッチである場合(ステップ#107のYes)、制御部10はそのスイッチが一定時間長く押下されたかどうかを識別する(ステップ#108)。スイッチが一定時間長く押下されなかった場合、制御部10は再び待機状態となってスイッチ操作(ステップ#102)を待つ。
ステップ#108において、スイッチが一定時間長く押下された場合(ステップ#108のYes)、制御部10は除塵装置30を用いたフィルタ23の自動除塵モードを切り替える(ステップ#109)。すなわち、これまで第1自動除塵モードが選択されていたときには第2自動除塵モードに、第2自動除塵モードが選択されていたときには第1自動除塵モードに除塵装置30の動作モードを切り替える。その後、制御部10は再び待機状態となってスイッチ操作(ステップ#102)を待つ。
なお、自動除塵の動作モードは、記憶部12に記憶され、次回の電動送風機6の駆動時に反映される。すなわち、例えば前回の電動送風機6の駆動時に第1自動除塵モードが選択され、今回、自動除塵モードが切り替えられることなく電動送風機6の駆動が開始された場合、制御部10はフィルタ23の自動除塵機能として「第1自動除塵モード」を維持する。また、前回の電動送風機6の駆動時に第2自動除塵モードが選択され、今回、自動除塵モードが切り替えられることなく電動送風機6の駆動が開始された場合、制御部10はフィルタ23の自動除塵機能として「第2自動除塵モード」を維持する。
電動送風機6の駆動が開始されると(ステップ#115)、制御部10はその駆動時間のカウントを開始する(ステップ#110)。そして、掃除が終わるとユーザーが「切」のスイッチ操作を行い(ステップ#111)、制御部10は電動送風機6の駆動をOFFにして停止させるとともに駆動時間のカウントを停止する(ステップ#112)。
電動送風機6の駆動停止後、制御部10はフィルタ23の自動除塵モードとして第1自動除塵モードが設定されているかどうかを識別する(ステップ#113)。第2自動除塵モードが設定されている場合(ステップ#113のNo)、制御部10は除塵装置30を駆動してフィルタ23の除塵を実行し(ステップ#114)、その後電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図9のエンド)。
電動送風機6の駆動停止後、制御部10は第1自動除塵モードが設定されていることを認識した場合(ステップ#113のYes)、その直前の掃除中にカウントした電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えているかどうかを識別する(ステップ#115)。電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えている場合(ステップ#115のYes)、制御部10はフィルタ23の除塵を実行し(ステップ#114)、その後電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図9のエンド)。
電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えていない場合(ステップ#115のNo)、制御部10はフィルタ23の除塵を実行することなく電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図9のエンド)。
本発明の実施形態の構成によれば、フィルタ23に塵埃がほとんど付着しない程度の掃除、例えば電動送風機6の駆動時間が比較的短時間の掃除のときなどには、掃除の後に除塵装置30が作動するのを防止することができる。すなわち、フィルタ23の除塵が不必要な場合には除塵装置30を作動させないようにして、低消費電力化やユーザーの不快感抑制が図られた電気掃除機1を提供することが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態に係る電気掃除機について、図10を用いて説明する。図10は、電気掃除機の動作を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図9を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成について、図面の記載、及びその説明を省略するものとする。これに関して、以下、図10を用いて電気掃除機1全体の動作について説明するが、電動送風機6の駆動がONになるまでの動作フローは、図9に示す第1の実施形態と同じであるので、その記載及び説明を省略する。
第2の実施形態に係る電気掃除機1において、電動送風機6の駆動が開始されると(ステップ#201)、制御部10はその駆動時間のカウントを開始する(ステップ#202)。そして、掃除が終わるとユーザーが「切」のスイッチ操作を行い(ステップ#203)、制御部10は電動送風機6の駆動をOFFにして停止させるとともに駆動時間のカウントを停止する(ステップ#204)。
電動送風機6の駆動停止後、制御部10はフィルタ23の自動除塵モードとして第1自動除塵モードが設定されているかどうかを識別する(ステップ#205)。第2自動除塵モードが設定されている場合(ステップ#205のNo)、制御部10は除塵装置30を駆動してフィルタ23の除塵を実行し(ステップ#206)、その後電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図10のエンド)。
電動送風機6の駆動停止後、制御部10は第1自動除塵モードが設定されていることを認識した場合(ステップ#205のYes)、その直前の掃除中にカウントした電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えているかどうかを識別する(ステップ#207)。電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えている場合(ステップ#207のYes)、制御部10はフィルタ23の除塵を実行し(ステップ#206)、その後電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図10のエンド)。
ここで、制御部10は第1自動除塵モードにより除塵装置30が作動しなかった状態が継続する場合、その間の電動送風機6の駆動回数と、その間の電動送風機6の累積駆動時間と、を計測してそれぞれ記憶部12に記憶するようにしている。
そして、電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えていない場合(ステップ#207のNo)、制御部10はこれまで除塵装置30が作動しなかった状態が電動送風機6の所定駆動回数を超えているかどうかを識別する(ステップ#208)。除塵装置30の不動作状態が電動送風機6の所定駆動回数を超えている場合(ステップ#208のYes)、制御部10は除塵装置30を作動させてフィルタ23の除塵を実行し(ステップ#206)、その後電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図10のエンド)。
除塵装置30の不動作状態が電動送風機6の所定駆動回数を超えていない場合(ステップ#208のNo)、制御部10はこれまで除塵装置30が作動しなかった状態が電動送風機6の所定累積駆動時間を超えているかどうかを識別する(ステップ#209)。除塵装置30の不動作状態が電動送風機6の所定累積駆動時間を超えている場合(ステップ#209のYes)、制御部10は除塵装置30を作動させてフィルタ23の除塵を実行し(ステップ#206)、その後電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図10のエンド)。
除塵装置30の不動作状態が電動送風機6の所定累積駆動時間を超えていない場合(ステップ#209のNo)、制御部10はフィルタ23の除塵を実行することなく電気掃除機1を電源OFFの状態とする(図10のエンド)。
このようにして、制御部10は、第1自動除塵モードにより除塵装置30が作動しなかった状態が電動送風機6の所定駆動回数を超えて続いたとき、或いは電動送風機6の所定累積駆動時間を超えて続いたときを所定条件として、電動送風機6の駆動停止後、除塵装置30を作動させている。これにより、第1自動除塵モードにおいて、電動送風機6の駆動時間が一定時間を超えるという条件に代わる条件に基づき、電動送風機6の駆動停止後、除塵装置30を作動させてフィルタ23の除塵を実行する。その結果、除塵装置30が作動していない期間が延々と続くのを防止することができる。したがって、電気掃除機1の低消費電力化を図りながらフィルタ23による除塵性能を好適に維持することが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態に係る電気掃除機1は、集塵室20に流入する空気が旋回しながら流通し、その空気から塵埃を遠心分離する所謂サイクロン方式の電気掃除機であるが、集塵方式がこれに限定されるわけではなく、従来の紙パック方式を採用した電気掃除機であっても構わない。
本発明は、フィルタに付着した塵埃を除去する機能を備えた電気掃除機において利用可能である。
1 電気掃除機
2 本体部
6 電動送風機
9 電源プラグ
10 制御部
14 操作部
20 集塵室
23 フィルタ
30 除塵装置

Claims (4)

  1. 電源プラグと、
    電動送風機と、
    前記電動送風機の空気流通方向上流側に設けられたフィルタと、
    前記フィルタの上流側に配置されて前記電動送風機の駆動で生じる空気流により吸引した塵埃を収容する集塵室と、
    前記フィルタに付着した塵埃を除去する除塵装置と、
    前記電動送風機の駆動停止後、その停止前前記電動送風機の駆動時間が一定時間を超えるとき前記除塵装置を作動させ、その停止前の前記電動送風機の駆動時間が一定時間を超えていないとき前記除塵装置を作動させない第1自動除塵モードを有する制御部と、
    前記第1自動除塵モードの動作の選択が可能なスイッチを含む複数の操作スイッチと、
    を備え
    前記制御部は、前記電源プラグをコンセントに差し込んだ後、最初に前記第1自動除塵モードを選択する前記スイッチとは異なる他の前記操作スイッチの操作が行われた場合、その後の前記第1自動除塵モードを選択する前記スイッチの操作による前記第1自動除塵モードの選択を受け付けないことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記電動送風機の駆動停止後、毎回、前記除塵装置を作動させる第2自動除塵モードを有し、
    前記制御部は、前記電動送風機の停止中、前記第1自動除塵モードを選択する前記スイッチが一定時間以上押下されることにより、前記第1自動除塵モードと第2自動除塵モードとの切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記制御部は、前記電動送風機の駆動停止後、前記第1自動除塵モードにより前記除塵装置がこれまでに作動しなかった状態が前記電動送風機の所定駆動回数を超えて続いたとき、前記除塵装置を作動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記制御部は、前記電動送風機の駆動停止後、前記第1自動除塵モードにより前記除塵装置がこれまでに作動しなかった状態が前記電動送風機の所定累積駆動時間を超えて続いたとき、前記除塵装置を作動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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