JP2014041285A - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示デバイスの温度変化に応じた表示画像の輝度や色の変化を精度良く低減することのできる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像表示装置は、入力された画像信号に基づく画像を表示する表示部と、表示部の温度を検出する検出手段と、検出手段で検出された温度に基づく処理であって、表示部の温度変化による画面上の画像の変化を抑制する処理である抑制処理を画像信号に施し、抑制処理後の画像信号を表示部に出力する補正手段と、を有し、抑制処理後の画面上の画像の誤差が、表示部の温度変化による画面上の画像の変化量以上となる温度範囲が設定されており、補正手段は、検出手段で検出された温度が温度範囲外の温度である場合に、抑制処理を行い、検出手段で検出された温度が温度範囲内の温度である場合に、抑制処理を行わない。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置及びその制御方法に関する。
液晶パネルなどの表示デバイスは、温度変化に応じて分光透過率が変化する。そのため、温度変化に応じて、画面上の画像(表示された画像;表示画像)の輝度や色が変化してしまう。
液晶パネルの温度変化に起因する表示画像の輝度や色の変化を抑制する従来技術は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の技術では、液晶パネルの近傍の温度が検出され、検出された温度に応じてバックライトの発光量が制御される。それにより、液晶パネルの温度変化に起因する輝度や色の変化が抑制される。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、抑制結果(表示画像の輝度や色の補正結果)に誤差が生じることがあるため、輝度や色を高精度に補正することが困難であった。
上記誤差が生じる要因の1つは、検出された温度に誤差が生じることにある。特許文献1に開示の技術で検出される温度は、液晶パネルの近傍の温度であり、液晶パネル自体の温度ではない。そのため、検出された温度に誤差(液晶パネル自体の温度からのずれ)が生じてしまう。検出された温度に誤差が生じると、正確な補正パラメータ(輝度や色を補正する処理で使用されるパラメータ)が得られず、輝度や色の補正結果に誤差が生じてしまう。
補正結果に誤差が生じるもう1つの要因は、検出された温度に応じた補正パラメータの算出結果に誤差が生じることにある。補正パラメータは、検出された温度から予測される輝度や色の変化に基づいて算出されるが、予測した変化が必ずしも正確なものであるとは限らない(正確な変化から若干ずれた変化が予測されることがある)。予測した変化が、正確な変化と異なると、正確な補正パラメータが得られず、輝度や色の補正結果に誤差が生じてしまう。
特開2006−276725号公報
本発明は、表示デバイスの温度変化に応じた表示画像の輝度や色の変化を精度良く低減することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像表示装置は、
入力された画像信号に基づく画像を表示する表示部と、
前記表示部の温度を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された温度に基づく処理であって、前記表示部の温度変化による画面上の画像の変化を抑制する処理である抑制処理を画像信号に施し、抑制処理後の画像信号を前記表示部に出力する補正手段と、
を有し、
前記抑制処理後の前記画面上の画像の誤差が、前記表示部の温度変化による前記画面上の画像の変化量以上となる温度範囲が設定されており、
前記補正手段は、
前記検出手段で検出された温度が前記温度範囲外の温度である場合に、前記抑制処理を行い、
前記検出手段で検出された温度が前記温度範囲内の温度である場合に、前記抑制処理を行わない
ことを特徴とする。
本発明の画像表示装置の制御方法は、
入力された画像信号に基づく画像を表示する表示部を有する画像表示装置の制御方法であって、
前記表示部の温度を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された温度に基づく処理であって、前記表示部の温度変化による画面上の画像の変化を抑制する処理である抑制処理を画像信号に施し、抑制処理後の画像信号を前記表示部に出力する補正ステップと、
を有し、
前記抑制処理後の前記画面上の画像の誤差が、前記表示部の温度変化による前記画面上の画像の変化量以上となる温度範囲が設定されており、
前記補正ステップでは、
前記検出ステップで検出された温度が前記温度範囲外の温度である場合に、前記抑制処理を行い、
前記検出ステップで検出された温度が前記温度範囲内の温度である場合に、前記抑制処理を行わない
ことを特徴とする。
本発明によれば、表示デバイスの温度変化に応じた表示画像の輝度や色の変化を精度良く低減することができる。
実施例1に係る画像表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例を示すフローチャート 実施例1係る校正処理時に入力される画像信号の一例を示す図 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例を示すフローチャート 図4のS22の判定基準である温度範囲の一例を示す図 実施例2に係る画像表示装置の構成の一例を示すブロック図 実施例2に係る画像表示装置の動作の一例を示すフローチャート 実施例2係る校正処理時に入力される画像信号の一例を示す図 実施例2に係る画像表示装置の動作の一例を示すフローチャート 図9のS42の判定基準である温度範囲の一例を示す図 実施例2に係る係数TS1の一例を示す図 実施例2に係る係数TS2の一例を示す図
<実施例1>
以下、図面を参照して、本発明の実施例1に係る画像表示装置及びその制御方法について詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係る画像表示装置は、画像入力部110、画像補正部120、表示部130、光源部140、光源温度検出部150、外気温検出部160、測定部170、記憶部180、温度補正パラメータ決定部190、温度判定部200、補正パラメータ設定部210などを有する。
画像入力部110は、例えば、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)、DVI(Digital Visual Interface)、DisplayPortなどの画像入力端子である。画像入力部110は、パーソナルコンピュータやビデオプレイヤーなどの画像出力機器と接続される。画像入力部110は、画像出力機器が出力する画像信号を受信し、受信した画像信号を画像補正部120に出力する。本実施例では、画像信号としてRGB信号が受信されるものとする。RGB信号は、赤色成分の信号であるR信号、緑色成分の信号であるG信号、青色成分の信号であるB信号を含む。R信号の値、G信号の値、B信号の値は、それぞれ、8ビット(0〜255)の値で表される。
画像補正部120は、表示部130に表示される画像(画面上の画像;表示画像)の輝度や色を補正する。例えば、画像補正部120は、画像入力部110が出力する画像信号に抑制処理を施し、抑制処理後の画像信号を表示部130に出力する。抑制処理は、後述する光源温度検出部150と外気温検出部160で検出された温度に基づく処理であって、表示部130の温度変化による表示画像の変化を抑制する処理である。本実施例では、画像補正部120は、補正パラメータを用いて、画像入力部110が出力する画像信号を補正し、補正後の画像信号を表示部130に出力する。補正パラメータは、例えば、R信号に乗算するRゲイン、G信号に乗算するGゲイン、及び、B信号に乗算するBゲインである。
なお、補正パラメータはこれに限るものではない。補正パラメータは、補正前のRGB信号の値を補正後のRGB信号の値に変換する変換マトリクスであってもよい。また、補正パラメータは、補正前のR信号の値と補正後のR信号の値との対応関係、補正前のG信号の値と補正後のG信号の値との対応関係、及び、補正前のB信号の値と補正後のB信号の値との対応関係を表すテーブルであってもよい。
表示部130は、画像補正部120が出力する画像信号に基づく画像を表示する。本実施例では、表示部130は、光源部140からの光を透過して画像を表示する。表示部130としては、液晶パネルを用いることができる。
光源部140は、表示部130の背面に光(例えば白色光)を照射する。本実施例では、光源部140は面光源として機能する。光源部140の光源としては、LED、冷陰極管などを用いることができる。
光源部140として、サブピクセル毎の有機EL素子を有する光源装置を用いることもできる。その場合には、表示部130として、サブピクセル毎のカラーフィルタを有するパネルを用いればよい。また、表示部130は、プラズマディスプレイパネルのような自発光の表示パネルであってもよい。その場合には、光源部140は不要である。
光源温度検出部150は、光源部140の温度(光源温度)を検出する温度センサである。光源温度検出部150は、光源部140の近傍に設けられている。光源温度検出部150は、検出結果である光源温度検出値(光源部140の温度)を記憶部180、温度補正パラメータ決定部190、温度判定部200に出力する。
外気温検出部160は、画像表示装置の外部の温度(外気温)を検出する温度センサである。外気温検出部160は、検出結果である外気温検出値(画像表示装置の外部の温度)を記憶部180、温度補正パラメータ決定部190、温度判定部200に出力する。
表示部130の温度は、主に光源温度と外気温によって決まる。本実施例では、表示部130の温度を直接検出する代わりに、光源温度と外気温を検出することで、表示部130の温度を間接的に検出する。
測定部170は、表示画像(表示画像の輝度や色)を測定する測定器である。測定部170の測定結果は、例えば、3刺激値(XYZ)である。表示画像は、表示部130や光
源部140の経年変化などによって変化してしまう。本実施例では、測定部170が表示画像を測定し、画像補正部120が測定結果に基づいて画像信号を補正することにより、表示画像を経年変化前の状態に戻すことができる。具体的には、測定部170は、表示画像の測定結果に基づいて画像補正部120で用いる補正パラメータを決定し、取得する。そして、測定部170は、取得した補正パラメータを記憶部180に出力する。表示画像が測定されたときの表示部130の温度を基準温度とする。表示部130の温度が基準温度のときに、画像補正部120が、上記測定部170で取得された補正パラメータを用いて画像信号を補正することにより、表示画像を経年変化前の状態(目標値)に一致させることができる。本実施例では、表示画像を測定し、その測定結果から補正パラメータを決定する処理を“校正処理”と呼ぶ。
なお、表示画像は、画像表示装置とは別体の装置(測定器)により測定されてもよい。また、表示画像の測定結果から補正パラメータを決定する処理は、測定部170以外の機能部により行われてもよい。画像表示装置は、表示画像の測定結果から補正パラメータを決定する処理を行う決定部を有していてもよい。表示画像の測定結果から補正パラメータを決定する処理は、画像表示装置とは別体の装置によって行われ、校正処理により決定された補正パラメータは、外部から取得されてもよい。
校正処理時の画像表示装置の動作の詳細は後述する。
記憶部180は、不揮発メモリなどの書き換え可能な記憶媒体である。記憶部180は、校正処理により決定された補正パラメータを記憶する。また、校正処理時に光源温度検出部150で検出された光源温度検出値と、校正処理時に外気温検出部160で検出された外気温検出値とを基準温度として記憶する。記憶部180は、基準温度(校正処理時の光源温度検出値と外気温検出値)を温度補正パラメータ決定部190と温度判定部200に、校正処理により決定された補正パラメータを温度補正パラメータ決定部190と補正パラメータ設定部210に出力する。
温度補正パラメータ決定部190は、光源温度検出値と外気温検出値に基づいて、表示部130の温度変化による表示画像の変化を抑制する補正パラメータ(上記抑制処理で使用されるパラメータ)を決定する。具体的には、光源温度検出値が校正処理時の光源温度検出値からずれたことや、外気温検出値が校正処理時の外気温検出値からずれたことによる表示画像の変化を抑制する補正パラメータが決定される。温度補正パラメータ決定部190は、決定した補正パラメータを補正パラメータ設定部210に出力する。
本実施例では、温度補正パラメータ決定部190は、所定の計算式を用いて、光源温度検出値と外気温検出値から補正パラメータを算出する。計算式は、例えば、設計検討時などに予め決定される。計算式は、例えば、光源温度検出値及び外気温検出値と、補正パラメータとの関係を調べ、当該関係に基づいて決定される。
なお、計算式は、上記関係を複数台の画像表示装置について調べ、それらを代表する関係に基づいて決定されてもよい。
なお、温度補正パラメータ決定部190は、演算により補正パラメータを算出してもよいし、予め用意された複数の補正パラメータの中から選択してもよい。
本実施例では、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた補正後の表示画像(抑制処理後の表示画像)の誤差が、表示部130の温度変化(基準温度からの変化)による表示画像の変化量以上となる温度範囲が設定されている。
温度判定部200は、現在の表示部130の温度(光源温度検出値と外気温検出値)が上記温度範囲内の温度か否かを判定する。そして、現在の表示部130の温度が上記温度範囲内の温度である場合には、温度判定部200は、補正パラメータ設定部210に判定結果“1”を出力する。現在の表示部130の温度が上記温度範囲外の温度である場合には、温度判定部200は、補正パラメータ設定部210に判定結果“0”を出力する。
なお、上記温度範囲は、メーカやユーザ等により予め設定されていてもよいし、上記判
定時や上記校正処理時などに画像表示装置によって決定され、設定されてもよい。
補正パラメータ設定部210は、温度判定部200の判定結果に応じて、画像補正部120が使用する補正パラメータ(Rゲイン、Gゲイン、Bゲイン)を決定(選択)し、決定した補正パラメータを画像補正部120に設定する。判定結果が“1”の場合には、補正パラメータ設定部210は、校正処理で決定された補正パラメータを記憶部180から読み出し、画像補正部120に設定する。判定結果が“0”の場合には、補正パラメータ設定部210は、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを画像補正部120に設定する。即ち、本実施例では、判定結果が“0”の場合には、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた画像信号の補正(即ち、抑制処理)が行われる。そして、判定結果が“1”の場合には、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた画像信号の補正が行われず、校正処理で決定された補正パラメータを用いた画像信号の補正が行われる。
(校正処理時の画像表示装置の動作)
以下、図2のフローチャートを参照して、校正処理時の画像表示装置の動作の一例を説明する。以下では、一例として、白色画像信号(R信号の値=255、G信号の値=255、B信号の値=255)に基づく表示画像の測定結果(3刺激値)をXW(=X値)、YW(=Y値)、ZW(=Z値)と一致させる校正処理について説明する。
まず、S11において、図3に示す3つの画像信号が順番に画像入力部110に入力される。そして、図3に示す3つの画像信号に基づく3つの表示画像が順番に表示部130で表示され、各表示画像が測定部170で測定される。図3に示す3つの画像信号は、赤色画像の信号、緑色画像の信号、及び、青色画像の信号である。赤色画像の信号は、R信号の値が255、G信号の値が0、B信号の値が0の画像信号である。緑色画像の信号は、R信号の値が0、G信号の値が255、B信号の値が0の画像信号である。青色画像の信号は、R信号の値が0、G信号の値が0、B信号の値が255の画像信号である。測定部170による赤色画像の測定結果をXR、YR、ZRと記載する。測定部170による緑色画像の測定結果をXG、YG、ZGと記載する。測定部170による青色画像の測定結果をXB、YB、ZBと記載する。XR、XG、XBはX値、YR、YG、YBはY値、ZR、ZG、ZBはZ値である。
次に、S12において、測定部170により、白色画像信号に基づく表示画像(白色画像)の測定結果がXW、YW、ZWと一致する画像補正部120の補正パラメータが決定される。
本実施例では、まず、式1を用いて、図3の3つの画像信号の値と、S11での3つの画像の測定結果とから、画像信号の値を3刺激値に変換する変換行列Mが算出される。変換行列Mを、画像信号の値に左から乗算することにより、当該画像信号の値を3刺激値(測定部170の測定結果)に変換することができる。
Figure 2014041285
次に、行列Mの逆行列INVMが算出される。そして、式2に示すように、逆行列INVMを、目標測定値である白色画像の測定値(XW、YW、ZW)に左から乗算することにより、画像信号の値(R1、G1、B1)が算出される。R1はR信号の値、G1はG
信号の値、B1はB信号の値である。
Figure 2014041285
逆行列INVMは、3刺激値を画像信号の値に変換する変換行列である。そのため、値(R1、G1、B1)の画像信号に基づく表示画像の測定結果は、XW、YW、ZWと一致する。
そして、式3−1〜3−3に示すように、R1、G1、B1をそれぞれ255で除算することにより画像補正部120の補正パラメータであるRゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1が算出される。算出したRゲイン1、Gゲイン1、及び、Bゲイン1を校正時補正パラメータと呼ぶ。

Rゲイン1=R1÷255 ・・・(式3−1)
Gゲイン1=G1÷255 ・・・(式3−2)
Bゲイン1=B1÷255 ・・・(式3−3)
ここで、算出した校正時補正パラメータであるRゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1が画像補正部120に設定された場合の例について説明する。
画像入力部110に白色画像信号(R信号の値=255、G信号の値=255、B信号の値=255)が入力されると、画像補正部120において、R信号に対してRゲイン1が、G信号に対してGゲイン1が、B信号に対してBゲイン1がそれぞれ乗算される。そして、乗算結果である値(R1、G1、B1)の画像信号が表示部130に出力されるので、白色画像信号に基づく表示画像の測定結果(測定部170による測定の結果)は、XW、YW、ZWと一致する。
S12の次に、S13において、光源温度検出部150により光源温度が検出される。このときの検出結果である光源温度検出値を校正時光源温度検出値と呼ぶ。また、外気温検出部160により外気温が検出される。このときの検出結果である外気温検出値を校正時外気温検出値と呼ぶ。
そして、S14において、S12で算出した校正時補正パラメータ(Rゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1)が記憶部180に記憶される。また、S13で検出された校正時光源温度検出値と校正時外気温検出値が記憶部180に記憶される。
(校正処理後の画像表示装置の動作)
次に、本実施例に係る画像表示装置の通常時(校正処理後)の動作の一例を説明する。図4は、校正処理後の画像表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示す動作は、例えば、10秒周期で繰り返し実行される。
まず、S21において、光源温度検出部150が光源温度を検出し、検出結果である光源温度検出値1を出力する。また、外気温検出部160が外気温を検出し、検出結果である外気温検出値1を出力する。
そして、S22において、温度判定部200が、S21で検出された光源温度検出値1と外気温検出値1が図5に示すエリア500内の値か否かを判定する。エリア500は、抑制処理後の表示画像の誤差が、表示部130の温度変化による表示画像の変化量以上と
なる温度範囲を示す。図5において、横軸は外気温検出部160の検出結果である外気温検出値、縦軸は光源温度検出部150の検出結果である光源温度検出値を示す。エリア500は、校正処理時に記憶部180に記憶した校正時外気温検出値と校正時光源温度検出値を中心とした矩形領域である。エリア500の横軸の範囲は、校正時外気温検出値−TAから校正時外気温検出値+TAであり、エリア500の縦軸の範囲は、校正時光源温度検出値−TBから校正時光源温度検出値+TBである。エリア500(具体的には、閾値TA及び閾値TB)は、抑制処理の精度(温度補正パラメータ決定部190の補正パラメータの算出精度)、及び、表示部130及び光源部140の温度変化と表示画像の変化(例えば色変化)の関係に基づいて決定される。
温度補正パラメータ決定部190は、光源温度検出値及び外気温検出値に応じて画像補正部120の補正パラメータを算出する。しかし、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた補正(画像補正部120による抑制処理)の結果には、誤差(補正誤差)が生じることがある。例えば、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いて画像補正部120が補正を行った場合に、補正後の表示画像の色は、目標色から色変化量Dだけずれることがある。ここで、“目標色”は、表示部130の温度が基準温度のときの表示画像の色であり、且つ、表示部130や光源部140の経年変化前の表示画像の色である。色変化量Dは、例えば、補正誤差の最大値、最頻値、中間値、平均値などの代表誤差である。校正処理で外気温の変化による表示画像の色変化量は、外気温の変化量が大きいほど大きい。
本実施例では、外気温が校正時外気温検出値から変化したことによる表示画像の色変化量と、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた補正の結果の代表誤差(色変化量D)とが等しくなる温度差が、閾値TAとして用いられる。すなわち、外気温検出値が校正時外気温検出値−TAから校正時外気温検出値+TAの範囲内の値である場合には、色変化量Dよりも、表示部130及び光源部140の温度変化に起因する色変化量のほうが小さい。また、外気温検出値が校正時外気温検出値−TAから校正時外気温検出値+TAの範囲外の値である場合には、色変化量Dのほうが、表示部130及び光源部140の温度変化に起因する色変化量よりも小さい。
また、本実施例では、光源温度が校正時光源温度検出値から変化したことによる表示画像の色変化量と、色変化量Dとが等しくなる温度差が、閾値TBとして用いられる。すなわち、光源温度検出値が校正時光源温度検出値−TBから校正時光源温度検出値+TBの範囲内の値である場合には、色変化量Dよりも、表示部130及び光源部140の温度変化に起因する色変化量のほうが小さい。また、光源温度検出値が校正時光源温度検出値−TBから校正時光源温度検出値+TBの範囲外の値である場合には、色変化量Dのほうが、表示部130及び光源部140の温度変化に起因する色変化量よりも小さい。
なお、色変化量Dは、例えば、CIE1976 UCS色度図上におけるu’v’座標間の距離(Δu’v’)である。この表色系は均等色空間であり、色度図上の距離が色の感覚差にほぼ比例する。色変化量Dは、視覚検知限である0.002以下であることが望ましい。
S21において検出した光源温度検出値と外気温検出値がエリア500内の値である場合には、温度判定部200は補正パラメータ設定部210に“1”を出力する。その後、S24へ処理が進められる。S21において検出した光源温度検出値と外気温検出値がエリア500外の値である場合には、温度判定部200は補正パラメータ設定部210に“0”を出力する。その後、S23へ処理が進められる。
S23では、温度補正パラメータ決定部190が、校正処理時に記憶部180に記憶されたRゲイン1に、光源温度検出値1と校正時光源温度検出値の差分値と、係数TR1との乗算結果を加算する。そして、温度補正パラメータ決定部190は、加算結果に、外気
温検出値1と校正時外気温検出値の差分値と、係数TR2との乗算結果を加算する。それにより、Rゲイン2が算出される。
係数TR1は、光源温度検出値の変化に対するRゲインの変化を表す傾きである。例えば、光源温度検出値の上昇に対して表示画像の赤みが増す場合は、係数TR1として、光源温度検出値の上昇に対してRゲインが低下するような傾き(マイナスの値)が用いられる。Rゲインが小さいほど、R信号の補正量(補正前のR信号と補正後のR信号の差)は小さくなり、表示画像の赤成分の補正量(補正前の表示画像と補正後の表示画像の赤成分の差)は小さくなる。
係数TR2は、外気温検出値の変化に対するRゲインの変化を表す傾きである。例えば、外気温検出値の上昇に対して表示画像の赤みが増す場合は、係数TR2として、外気温検出値の上昇に対してRゲインが低下するような傾き(マイナスの値)が用いられる。
光源温度検出値1が校正時光線温度検出値と等しく、且つ、外気温検出値1と校正時外気温検出値が等しい場合には、Rゲイン2はRゲイン1と等しくなる。
温度補正パラメータ決定部190は、Rゲイン2と同様にGゲイン2、Bゲイン2を算出する。
即ち、式4−1〜4−3を用いて、画像補正部120の補正パラメータであるRゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2が算出される。

Rゲイン2=Rゲイン1+
(光源温度検出値1−校正時光源温度検出値)×TR1+
(外気温検出値1−校正時外気温検出値)×TR2
・・・(式4−1)
Gゲイン2=Gゲイン1+
(光源温度検出値1−校正時光源温度検出値)×TG1+
(外気温検出値1−校正時外気温検出値)×TG2
・・・(式4−2)
Bゲイン2=Bゲイン1+
(光源温度検出値1−校正時光源温度検出値)×TB1+
(外気温検出値1−校正時外気温検出値)×TB2
・・・(式4−3)

温度補正パラメータ決定部190は、算出したRゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2を、補正パラメータ設定部210に出力する。補正パラメータ設定部210は、Rゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2を画像補正部120に設定する。
S24では、補正パラメータ設定部210は、記憶部180から校正時補正パラメータであるRゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1を取得する。そして、補正パラメータ設定部210は、記憶部180から取得したRゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1を画像補正部120に設定する。
S23またはS24の次に、S25において、画像補正部120は、補正パラメータ設定部210により設定された補正パラメータを用いて、画像入力部110が出力する画像信号を補正する。具体的には、R信号にRゲインが乗算され、G信号にGゲインが乗算され、G信号にBゲインが乗算される。そして、画像補正部120は、補正後の画像信号を表示部130に出力する。
S21において検出した光源温度検出値1が校正時光源温度検出値と等しく、S21において検出した外気温検出値1が校正時外気温検出値と等しい場合には、画像補正部120にRゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1が設定される。即ち、現在の光源温度と外気温が校正処理時の温度と同じである場合には、画像補正部120では校正処理により決定さ
れた補正パラメータが使用される。そのため、目標値(表示部130の温度が基準温度のときの表示画像、且つ、表示部130や光源部140の経年変化前の表示画像)と一致する表示画像が得られる。例えば、白色画像信号を表示した場合に、測定部170の測定結果がXW、YW、ZWとなる表示画像(白色画像)が表示される。
光源温度検出値1及び外気温検出値1がエリア500内の値である場合は、画像補正部120にRゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1が設定される。このとき、表示部130及び光源部140の温度変化に起因した色変化量は、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パラメータ(Rゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2)を用いた補正の結果の代表誤差(色変化量D)よりも小さい。そのため、校正時補正パラメータ(Rゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1)を用いることにより、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パラメータ(Rゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2)を用いる場合よりも確実に、目標値に近い表示画像が得られる。例えば、白色画像信号を表示する場合に、測定部170の測定結果がXW、YW、ZWに近い表示画像をより確実に得ることができる。
光源温度検出値1及び外気温検出値1がエリア500外の値である場合は、画像補正部120にRゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2が設定される。このとき、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パラメータ(Rゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2)を用いた補正の結果の代表誤差(色変化量D)は、表示部130及び光源部140の温度変化に起因した色変化量よりも小さい。そのため、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パラメータ(Rゲイン2、Gゲイン2、Bゲイン2)を用いることにより、校正時補正パラメータ(Rゲイン1、Gゲイン1、Bゲイン1)を用いる場合よりも確実に、目標値に近い表示画像が得られる。
以上述べたように、本実施例によれば、抑制処理後の表示画像の誤差が、表示部の温度変化による表示画像の変化量以上となる温度範囲が設定されている。そして、表示部の温度が上記温度範囲外の温度である場合に、抑制処理が行われ、表示部の温度が上記温度範囲内の温度である場合に、抑制処理が行われない。それにより、表示デバイスの温度変化に応じた表示画像の輝度や色の変化を精度良く低減することができる。
なお、本実施例では、基準温度が1つの場合の例を示したが、互いに異なる複数の基準温度について校正処理が行われてもよい。その場合には、複数の基準温度をそれぞれ基準として、複数の温度範囲が設定されてもよい。そして、表示部の温度が、複数の温度範囲のいずれかの温度範囲内の温度である場合に、表示部の温度を含む温度範囲の基準温度に対応する校正時補正パラメータが補正に用いられてもよい。
なお、本実施形態では、表示部の温度として、光源温度と外気温を検出する構成としたが、これに限らない。例えば、表示部の温度として光源温度と外気温のいずれかが検出されてもよい。光源温度と外気温から表示部の温度が算出されてもよい。表示部の近傍に温度検出部を設け、該温度検出部の検出値が表示部の温度として用いられてもよい。
なお、本実施例では、校正処理時の温度を基準温度としたが、基準温度はこれに限らない。例えば、画像信号を補正せずに所望の輝度や色の画像を表示することのできる温度が、基準温度として設定され、抑制処理後の表示画像の誤差が、表示部の温度が基準温度から変化したことによる表示画像の変化量以上となる温度範囲が設定されてもよい。その場合には、表示部の温度が上記温度範囲内の温度である場合に、画像信号を補正しなければよい。
<実施例2>
以下、図面を参照して、本発明の実施例2に係る画像表示装置及びその制御方法について詳細に説明する。本実施例では、表示部の温度変化によって生じる表示画像の階調特性(ガンマ特性)の変化を補正する例を説明する。以下、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図6は、本実施例に係る画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
図6において、画像入力部110、表示部130、光源部140、光源温度検出部150、外気温検出部160、測定部170、記憶部180は、実施例1と同様の処理を行うため、それらの説明は省略する。
階調補正部220は、表示画像の階調特性(表示階調特性)を補正する。例えば、階調補正部220は、画像入力部110が出力する画像信号に抑制処理を施し、抑制処理後の画像信号を表示部130に出力する。抑制処理は、後述する光源温度検出部150と外気温検出部160で検出された温度に基づく処理であって、表示部130の温度変化による表示階調特性の変化を抑制する処理である。本実施例では、階調補正部220は、画像入力部110が出力する画像信号の信号レベル毎に、補正パラメータを用いて、その信号レベルを補正する。それにより、表示階調特性が補正される。補正パラメータは、例えば、補正前の信号レベルと補正後のレベルとの対応関係を表すテーブルである。本実施例では、補正前の信号レベルが0〜255の値であり、補正前の信号レベル毎に、その信号レベルに補正後の信号レベルとして0〜255のいずれかの値が対応付けられているものとする。例えば、表示階調特性(表示階調特性)がガンマ値=2.2の階調特性となるように、補正前の各信号レベルに補正後のレベルが対応付けられている。
温度補正パラメータ決定部190は、表示部130の温度に基づいて、表示部130の温度変化による表示階調特性の変化を抑制する補正パラメータ(階調補正部220の抑制処理で使用されるパラメータ)を決定する。温度補正パラメータ決定部190は、決定した補正パラメータを補正パラメータ設定部210に出力する。
本実施例では、温度補正パラメータ決定部190は、所定の計算式を用いて、光源温度検出値と外気温検出値から補正パラメータを算出する。
本実施例では、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた補正後の表示階調特性(抑制処理後の表示階調特性)の誤差が、表示部130の温度変化(基準温度からの変化)による表示階調特性の変化量以上となる温度範囲が設定されている。
温度判定部200は、現在の表示部130の温度(光源温度検出値と外気温検出値)が上記温度範囲内の温度か否かを判定する。そして、現在の表示部130の温度が上記温度範囲内の温度である場合には、温度判定部200は、補正パラメータ設定部210に判定結果“1”を出力する。現在の表示部130の温度が上記温度範囲外の温度である場合には、温度判定部200は、補正パラメータ設定部210に判定結果“0”を出力する。
なお、本実施例では、実施例1と同様に、校正処理が行われ、校正処理時の光源温度検出値と外気温検出値が基準温度として用いられる。
補正パラメータ設定部210は、温度判定部200の判定結果に応じて、階調補正部220が使用する補正パラメータを決定(選択)し、決定した補正パラメータを階調補正部220に設定する。判定結果が“1”の場合には、補正パラメータ設定部210は、校正処理で決定された補正パラメータを記憶部180から読み出し、階調補正部220に設定する。判定結果が“0”の場合には、補正パラメータ設定部210は、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを階調補正部220に設定する。
(校正処理時の画像表示装置の動作)
以下、図7のフローチャートを参照して、校正処理時の画像表示装置の動作の一例を説明する。
まず、S31において、図8に示す256個の画像信号が順番に画像入力部110に入力される。そして、図8に示す256個の画像信号に基づく256個の表示画像が順番に
表示部130で表示され、各表示画像が測定部170で測定される。図8に示す256個の画像信号は、階調値が0〜255の画像信号である。階調値が0の画像信号は、R信号、G信号、及び、B信号の値が全て0の画像信号である。階調値が128の画像信号は、R信号、G信号、及び、B信号の値が全て128の画像信号である。階調値が255の画像信号は、R信号、G信号、及び、B信号の値が全て255の画像信号である。測定部170では、256個の画像信号の測定結果として、256個のY値(測定された3刺激値のY値)であるYA0〜YA255が得られる。YAに付されている数値は、画像信号の階調値に対応する。即ち、階調値が0の画像信号の測定結果はYA0であり、階調値が128の画像信号の測定結果はYA128であり、階調値が255の画像信号の測定結果はYA255である。
次に、S32において、測定部170により、表示画像のガンマ特性(表示階調特性)がガンマ値=2.2の階調特性になるような補正後の信号レベルYB0〜YB255が、補正パラメータとして決定される。信号レベルYBx(x=0〜255)は、階調値xの画像信号の補正後の信号レベル(階調値)である。例えば、測定部170は、ガンマ値=2.2となるような輝度値(Y値)に最も近い値を測定値YA0〜YA255の中から検索し、検索した測定値に対応する画像信号の信号レベルを補正後の信号レベルとして決定する。決定した信号レベルYB0〜YB255を校正時補正パラメータと呼ぶ。
そして、S33において、光源温度検出部150により光源温度が検出される。このときの検出結果である光源温度検出値を校正時光源温度検出値と呼ぶ。また、外気温検出部160により外気温が検出される。このときの検出結果である外気温を校正時外気温検出値と呼ぶ。
次に、S34において、S32で決定した校正時補正パラメータYB0〜YB255が記憶部180に記憶される。また、S33で検出された校正時光源温度検出値と校正時外気温検出値が記憶部180に記憶される。
(校正処理後の画像表示装置の動作)
次に、本実施例に係る画像表示装置の通常時(校正処理時)の動作の一例を説明する。図9は、校正処理後の画像表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートに示す動作は、例えば、10秒周期で繰り返し実行される。
まず、S41において、光源温度検出部150が光源温度を検出し、検出結果である光源温度検出値2を出力する。また、外気温検出部160が外気温を検出し、検出結果である外気温検出値2を出力する。
そして、S42において、温度判定部200が、S41で検出された光源温度検出値2と外気温検出値2が図10に示すエリア600内の値か否かを判定する。エリア600は、抑制処理後の表示階調特性の誤差が、表示部130の温度変化による表示階調特性の変化量以上となる温度範囲を示す。図10において、横軸は外気温検出部160の検出結果である外気温検出値、縦軸は光源温度検出部150の検出結果である光源温度検出値を示す。エリア600は、校正処理時に記憶部180に記憶した校正時外気温検出値と校正時光源温度検出値を中心とした四角形領域である。エリア600は、抑制処理の精度(温度補正パラメータ決定部190の補正パラメータの算出精度)、及び、表示部130の温度変化と表示階調特性の変化との関係に基づいて決定される。図10の例では、外気温が校正時外気温検出値から変化したことによる表示階調特性の変化量と、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた補正の結果の代表誤差とが等しくなる温度差が、閾値TCとして用いられる。また、光源温度が校正時光源温度検出値から変化したことによる表示階調特性の変化量と、温度補正パラメータ決定部190で算出された
補正パラメータを用いた補正の結果の代表誤差とが等しくなる温度差が、閾値TDとして用いられる。そして、校正時光源温度検出値、校正時外気温検出値、及び、閾値TC,TDを用いて、エリア600が決められる。具体的には、校正時光源温度検出値及び校正時外気温検出値により決まる点P1から縦軸方向に+TD離れた点P3aと、点P1から−TD離れた点Pbとが、エリア600の頂点として設定される。そして、外気温が変化すると光源温度も同様に変化するため、点P1から横軸方向に+TC、縦軸方向に+TC離れた点P2aと、点P1から横軸方向に−TC、縦軸方向に−TC離れた点P2bとが、エリア600(四角形)の辺の中点として設定される。それにより、エリア600が決定される。
なお、温度補正パラメータ決定部190で決定された補正パラメータを用いた補正の結果の代表誤差(表示階調特性の代表誤差)は、例えば、補正後の表示画像の輝度と、ガンマ値=2.2の階調特性に基づく輝度との差の代表値である。代表値は、平均値、最頻値、中間値、最大値などである。また、所定の階調値(中間階調値=128)についての上記差を、代表誤差として用いてもよい。ガンマ値=2.2の階調特性に基づく輝度に対する代表誤差の割合は2%未満であることが望ましい。
S41において検出した光源温度検出値と外気温検出値がエリア600内の値である場合には、温度判定部200は補正パラメータ設定部210に“1”を出力する。その後、S44へ処理が進められる。S41において検出した光源温度検出値と外気温検出値がエリア600外の値である場合には、温度判定部200は補正パラメータ設定部210に“0”を出力する。その後、S43へ処理が進められる。
S43では、温度補正パラメータ決定部190が、校正処理時に記憶部180に記憶された校正時補正パラメータYBn(n=0〜255)に、光源温度検出値2と校正時光源温度検出値の差分値と、係数TS1(n)との乗算結果を加算する。そして、温度補正パラメータ決定部190は、加算結果に、外気温検出値2と校正時外気温検出値の差分値と、係数TS2(n)との乗算結果を加算する。それにより、補正パラメータYCnが算出される。
即ち、式5を用いて、階調補正部220の補正パラメータであるYCnが算出される。

YCn=YBn+
(光源温度検出値2−校正時光源温度検出値)×TS1(n)+
(外気温検出値2−校正時外気温検出値)×TS2(n)
・・・(式5)

係数TS1(n)は、光源温度検出値の変化に対する階調パラメータ(信号レベル)の変化を表す傾きである。例えば、光源温度検出値の上昇に対して表示画像の輝度(階調値nのときの輝度)が相対的に暗くなる場合は、係数TS1(n)として、光源温度検出値の上昇に対して階調値nが高くなるような傾き(プラスの値)が用いられる。本実施例では、図11に示すように、補正前の階調値毎の係数TS1(TS1(0)〜TS1(255))が用意されている。
係数TS2(n)は、外気温検出値の変化に対する階調パラメータ(信号レベル)の変化を表す傾きである。例えば、外気温検出値の上昇に対して表示画像の輝度(階調値nのときの輝度)が相対的に暗くなる場合は、係数TS2(n)として、外気温検出値の上昇に対して階調値nが高くなるような傾き(プラスの値)が用いられる。本実施例では、図12に示すように、補正前の階調値毎の係数TS2(TS2(0)〜TS2(255))が用意されている。
なお、図11,12の例では、階調値の増加に対して係数が線形に増加したり減少したりしているが、階調値の増加に対して係数が非線形に増加したり減少してもよい。
温度補正パラメータ決定部190は、補正前の階調値0〜255に対応する補正後の階調値YC0〜YC255を算出し、算出した補正後の階調値YC0〜YC255を、補正パラメータとして、補正パラメータ設定部210に出力する。補正パラメータ設定部210は、補正パラメータYC0〜YC255を階調補正部220に設定する。
S44では、補正パラメータ設定部210は、記憶部180から校正時補正パラメータであるYB0〜YB255を取得する。そして、補正パラメータ設定部210は、YB0〜YB255を階調補正部220に設定する。
S43またはS44の次に、S45において、階調補正部220は、補正パラメータ設定部210により設定された補正パラメータを用いて、画像入力部110が出力する画像信号を補正する。具体的には、画像信号のR信号、G信号、B信号の値が、それぞれ、その値に対応する補正パラメータの値に置き換えられる。例えば、補正パラメータとしてYB0〜YB255が設定されている場合には、階調補正部220は、値が233であるR信号の値を、YB233に置き換える。G信号、B信号についても同様である。また、補正パラメータとしてYC0〜YC255が設定されている場合には、階調補正部220は、値が233であるR信号の値を、YC233に置き換える。G信号、B信号についても同様である。そして、階調補正部220は、補正後の画像信号を表示部130に出力する。
S41において検出した光源温度検出値2が校正時光源温度検出値と等しく、S41において検出した外気温検出値2が校正時外気温検出値と等しい場合には、階調補正部220にYB0〜255が設定される。即ち、現在の光源温度と外気温が校正処理時の温度と同じである場合には、階調補正部220では、校正処理により決定された補正パラメータが使用される。そのため、ガンマ値=2.2の階調特性の表示画像が得られる。
光源温度検出値2及び外気温検出値2がエリア600内の値である場合は、階調補正部220にYB0〜YB255が設定される。このとき、表示部130の温度変化に起因した表示階調特性の変化量は、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パラメータYC0〜YC255を用いた補正の結果の代表誤差よりも小さい。そのため、校正時補正パラメータYB0〜YB255を用いることにより、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パタメータYC0〜YC255を用いる場合よりも確実に、目標の階調特性に近い階調特性の表示画像を得ることができる。
光源温度検出値2及び外気温検出値2がエリア600外の値である場合は、階調補正部220にYC0〜YC255が設定される。このとき、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パラメータYC0〜YC255を用いた補正の代表誤差は、表示部130の温度変化に起因した表示階調特性の変化量よりも小さい。そのため、温度補正パラメータ決定部190により決定された補正パタメータYC0〜YC255を用いることにより、校正時補正パラメータYB0〜YB255を用いる場合よりも確実に、目標の階調特性に近い階調特性の表示画像を得ることができる。
以上述べたように、本実施例によれば、抑制処理後の表示階調特性の誤差が、表示部の温度変化による表示階調特性の変化量以上となる温度範囲が設定されている。そして、表示部の温度が上記温度範囲外の温度である場合に、抑制処理が行われ、表示部の温度が上記温度範囲内の温度である場合に、抑制処理が行われない。それにより、表示デバイスの温度変化に応じた表示階調特性の変化を精度良く低減することができる。
なお、本実施例では、目標の階調特性がガンマ値=2.2の階調特性である場合の例を示したが、目標の階調特性はこれに限らない。
120 画像補正部
130 表示部
150 光源温度検出部
160 外気温検出部
210 補正パラメータ設定部
220 階調補正部

Claims (10)

  1. 入力された画像信号に基づく画像を表示する表示部と、
    前記表示部の温度を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された温度に基づく処理であって、前記表示部の温度変化による画面上の画像の変化を抑制する処理である抑制処理を画像信号に施し、抑制処理後の画像信号を前記表示部に出力する補正手段と、
    を有し、
    前記抑制処理後の前記画面上の画像の誤差が、前記表示部の温度変化による前記画面上の画像の変化量以上となる温度範囲が設定されており、
    前記補正手段は、
    前記検出手段で検出された温度が前記温度範囲外の温度である場合に、前記抑制処理を行い、
    前記検出手段で検出された温度が前記温度範囲内の温度である場合に、前記抑制処理を行わない
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記検出手段で検出された温度に基づいて補正パラメータを決定する決定手段と、
    前記表示部の温度が基準温度のときの前記画面上の画像の測定結果に基づいて決定された補正パラメータであって、前記表示部の温度が前記基準温度のときに前記画面上の画像を目標値に一致させる補正パラメータを取得する取得手段と、
    をさらに有し、
    前記温度範囲は、前記抑制処理後の前記画面上の画像の誤差が、前記表示部の温度が前記基準温度から変化したことによる前記画面上の画像の変化量以上となる温度範囲であり、
    前記補正手段は、
    前記検出手段で検出された温度が前記温度範囲外の温度である場合に、前記決定手段で決定された補正パラメータを用いて画像信号を補正し、
    前記検出手段で検出された温度が前記温度範囲内の温度である場合に、前記取得手段で取得された補正パラメータを用いて画像信号を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記温度範囲は、前記抑制処理の精度、及び、前記表示部の温度変化と前記画面上の画像の変化との関係に基づいて決定された温度範囲である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 光源部を有し、
    前記表示部は、前記光源部からの光を透過して画像を表示するものであり、
    前記検出手段は、前記光源部の温度と、前記画像表示装置の外部の温度とを検出することにより、前記表示部の温度を間接的に検出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記補正手段は、前記画面上の画像の輝度、色、及び、階調特性の少なくともいずれかを補正する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 入力された画像信号に基づく画像を表示する表示部を有する画像表示装置の制御方法であって、
    前記表示部の温度を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された温度に基づく処理であって、前記表示部の温度変化によ
    る画面上の画像の変化を抑制する処理である抑制処理を画像信号に施し、抑制処理後の画像信号を前記表示部に出力する補正ステップと、
    を有し、
    前記抑制処理後の前記画面上の画像の誤差が、前記表示部の温度変化による前記画面上の画像の変化量以上となる温度範囲が設定されており、
    前記補正ステップでは、
    前記検出ステップで検出された温度が前記温度範囲外の温度である場合に、前記抑制処理を行い、
    前記検出ステップで検出された温度が前記温度範囲内の温度である場合に、前記抑制処理を行わない
    ことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  7. 前記検出ステップで検出された温度に基づいて補正パラメータを決定する決定ステップと、
    前記表示部の温度が基準温度のときの前記画面上の画像の測定結果に基づいて決定された補正パラメータであって、前記表示部の温度が前記基準温度のときに前記画面上の画像を目標値に一致させる補正パラメータを取得する取得ステップと、
    をさらに有し、
    前記温度範囲は、前記抑制処理後の前記画面上の画像の誤差が、前記表示部の温度が前記基準温度から変化したことによる前記画面上の画像の変化量以上となる温度範囲であり、
    前記補正ステップでは、
    前記検出ステップで検出された温度が前記温度範囲外の温度である場合に、前記決定ステップで決定された補正パラメータを用いて画像信号を補正し、
    前記検出ステップで検出された温度が前記温度範囲内の温度である場合に、前記取得ステップで取得された補正パラメータを用いて画像信号を補正する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置の制御方法。
  8. 前記温度範囲は、前記抑制処理の精度、及び、前記表示部の温度変化と前記画面上の画像の変化との関係に基づいて決定された温度範囲である
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像表示装置の制御方法。
  9. 前記画像表示装置は光源部を有し、
    前記表示部は、前記光源部からの光を透過して画像を表示するものであり、
    前記検出ステップでは、前記光源部の温度と、前記画像表示装置の外部の温度とを検出することにより、前記表示部の温度を間接的に検出する
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  10. 前記補正ステップでは、前記画面上の画像の輝度、色、及び、階調特性の少なくともいずれかを補正する
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
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