JP2010170037A - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、所定期間ごとに環境温度を検出する温度検出ステップST11と、予め設定した基準温度に対する前記環境温度の変動幅と、所定値以上の前記環境温度における保持時間との少なくとも一方に基づいて実行され、前記電気泳動素子に電圧を印加して前記電気泳動粒子を攪拌する粒子攪拌ステップST13と、を有する。
【選択図】図7
Description
本発明者らの検証によれば、定常的な使用環境に対して35℃以上高温の環境に置かれた場合に、焼き付きが発生する。そこで、環境温度の変動幅が35℃以上となったときに粒子攪拌ステップを実行するようにすることで、焼き付きの発生を未然に防止することができる。
焼き付き現象は、環境温度が基準温度に対して上昇するにつれて、徐々に発生する。よって、環境温度の変動幅が35℃未満から粒子攪拌することは、表示品質維持には良いことである。しかし、粒子攪拌頻度を高くすることは電力消費の点でディメリットとなり、電力と表示品質の最適化が必要となる。さらに、環境温度の変動幅が35℃未満では、焼き付きが起こるまでの時間が長くなり、表示書き換えによる粒子攪拌が焼き付き防止の効果を奏する場合もあることから、実際問題として焼き付きが起こりにくい。以上の観点から、35℃を基準値とすることが好ましい。
また、更なる低電力化と言う点で環境温度の変動幅が35℃を大幅に超えての粒子攪拌は有効である。但し、要求品質との兼ね合いを検討することが必要となる。
本発明者らの検証によれば、焼き付きの程度は、高温環境の温度に依存して変動する。そこで、環境温度の変動幅に応じて粒子攪拌ステップにおける電気泳動粒子の攪拌強度を異ならせることで、高温環境の温度の高低によらず焼き付きの発生を確実に防止することができる。
本発明者らの検証によれば、高温環境に70時間以上保持されたときに顕著な焼き付きが発生する。例えば、60℃の環境下では約20時間以上、85℃の環境下では約10時間以上保持されたときに、焼き付きが視認できるレベルである、初期反射率からの反射率約2%の低下が生じる。
そこで上記のうち、より短い時間である10時間を、粒子攪拌ステップ実行までの保持時間として設定することで、焼き付きの発生を未然に防止することができる。当然、この時間より短い時間で粒子攪拌することは表示品質維持にはさらに良いことであるが、粒子攪拌頻度を高くすることは電力消費の点でディメリットであり、電力と表示品質の最適化が求められる。10時間はこのような観点から設定したものである。また、10時間を大幅に超えてからの粒子攪拌は低電力になるが、焼き付きは出やすい状況になるため要求品質との兼ね合いで設定してもよい。
本発明者らの検証によれば、焼き付きの程度は、高温環境における保持時間に依存して変動する。そこで、環境温度における保持時間に応じて粒子攪拌ステップにおける電気泳動粒子の攪拌強度を異ならせることで、保持時間の長短によらず焼き付きの発生を確実に防止することができる。
このような駆動方法とすれば、電気泳動表示装置が定常的に使用される環境の温度を焼付防止動作の実行決定に反映させることができ、使用環境によらず適切に焼付防止動作を実行することができる。
この駆動方法によれば、環境温度に応じて適切な強度で電気泳動粒子を攪拌することができ、焼き付きの発生を確実に防止することができる。
すなわち、粒子攪拌ステップにおける電気泳動粒子の攪拌強度は、電気泳動素子に印加する電圧や印加時間によって調整することができる。
このような駆動方法とすることで、比較的長い期間にわたって粒子攪拌ステップが実行されるため、温度検出の間隔を長くした場合にも焼き付きを防止することができる。
この構成によれば、高温環境に置かれたときに疑似的な焼き付きが発生するのを防止でき、長期間にわたり表示品質を維持できる表示手段を具備した電子機器を提供することができる。
なお、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
電気泳動表示装置100は、コントローラー63から画素電極駆動回路60に画像データを転送し、かかる画像データに基づく電位を、個々の画素40に直接入力するセグメント駆動方式の電気泳動表示装置である。
一方、第2基板31はガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示側に配置されるため透明基板とされる。共通電極37は、MgAg(マグネシウム銀)、ITO、IZO(登録商標;インジウム・亜鉛酸化物)などを用いて形成される透明電極である。
一方、共通電極37には、共通電極配線62を介して共通電極駆動回路64が接続されている。共通電極駆動回路64には、共通電極配線62と接続されたスイッチング素子64sが設けられており、スイッチング素子64sの動作により共通電極37に対する電位の入力と電気的切断(ハイインピーダンス化)を行う。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。かかる構成によれば、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
図3(a)に示す白表示の場合には、共通電極37が相対的に高電位、画素電極35が相対的に低電位に保持される。これにより、負に帯電した白色粒子27が共通電極37に引き寄せられる一方、正に帯電した黒色粒子26が画素電極35に引き寄せられる。その結果、表示面側となる共通電極37側からこの画素を見ると、白色(W)が認識される。
図3(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
電気泳動表示装置100は、図4に示すように、コントローラー63と、温度センサー65と、操作部66と、インターフェース67と、電源68と、駆動回路69と、を備えている。駆動回路69は、図1及び図2に示した画素電極駆動回路60と共通電極駆動回路64とを含み、表示部5と接続されている。
制御回路70は電気泳動表示装置100におけるCPU(Central Processing Unit)であり、電気泳動表示装置100の各部の動作を総合的に制御する。制御回路70は、コントローラー63の内部でメモリー71、タイマー72及び表示書換回路73と接続されている。さらに制御回路70には、コントローラー63の外部に設けられた温度センサー65(温度検出部)、操作部66、インターフェース67、及び電源68が接続されている。
例えば、図2(a)に示した第1基板30の背面に温度センサー65を取り付けることができる。また、表示部5の平面積が大きい場合などには、表示部5の中央付近と周縁部の2ヶ所以上に温度センサー65を取り付けてもよい。複数の温度センサー65を取り付ける場合に制御回路70で取得する温度情報としては、複数の温度センサー65で測定された複数の温度の単純平均値又は加重平均値であってもよいし、複数の温度の最高値であってもよい。
インターフェース67は、電気泳動表示装置100と外部装置(図示略)との接続装置であり、外部装置から入力される画像データや命令を制御回路70に転送するとともに、制御回路70から出力される応答信号等を外部装置に転送する。
電源68は、電気泳動表示装置100に電力を供給する電池や、外部電源と接続された電源回路である。
駆動回路69は、表示書換回路73から入力された画像データに基づいて、各々の画素40に画像信号を入力する。これにより、各々の画素40の電気泳動素子32が駆動され、画像データに規定された画像が表示部5に表示される。
次に、上記構成を備えた電気泳動表示装置の駆動方法について説明する。
ここで、図5及び図6は、電気泳動表示装置100を高温放置したときの擬似的な焼き付きに関する試験結果を示すグラフである。試験は、電気泳動表示装置100を非動作状態(全面黒表示)で60℃又は85℃に所定時間保持し、その後常温(25℃)に戻して全面白表示動作を行ったときの反射率を測定して行った。図5は60℃保持、図6は85℃保持のものである。なお、図5及び図6の縦軸は、初期反射率(高温保持前の反射率)に対する反射率の減少率を示しており、例えば縦軸における2%は、初期反射率を1とした場合に反射率が0.98となっていることを示す。
また、60℃保持、85℃保持のいずれの場合でも、保持時間が長くなるほど反射率の低下が大きくなる傾向にあり、繰り返して書き込みを行ったときの反射率の回復程度も小さくなる傾向にある。
さらに、60℃保持の条件と85℃保持の条件とを比較すると、85℃保持の条件の方が、高温保持後の反射率の低下が顕著であり、また複数回の書き込みを行っても反射率の回復の程度が小さい。
図7は、電気泳動表示装置の第1の駆動方法を示すフローチャートである。
図5及び図6に示した試験結果によれば、少なくとも60℃の高温環境に放置した後、常温(25℃)に戻したときに、1回目の画像書き込みでは所望の反射率を得ることができなくなる。そこで、第1の駆動方法では、電気泳動表示装置100の環境温度の変動幅に着目し、環境温度の変動幅が設定値以上となった場合に、焼付防止動作を実行するようにした。
メモリー71に保持されている基準温度は、例えば、20℃〜25℃程度の一般的な環境温度(常温)や想定される使用環境の温度である。基準温度をこのように設定する場合には、メモリー71にその基準温度を予め記憶させておけばよい。
ここで、図8は、粒子攪拌ステップST13における画素電極35及び共通電極37の電位状態を示す図である。図8には、画素電極35の電位Veと、共通電極37の電位Vcomの時間変化が示されている。
あるいは、図8(c)に示すように、画素電極35にハイレベル電位VHとローレベル電位VLとを周期的に繰り返すパルスを入力し、共通電極37には画素電極35に入力されるパルスと逆位相のパルスを入力することとしてもよい。この場合には、電気泳動素子32に対してハイレベル電位VHとローレベル電位VLとの電位差に相当する電圧を印加することができるため、図8(a)及び図8(b)に示した場合よりも電気泳動粒子を攪拌する作用が大きくなる。
このようにウェイトステップST132を設け、所定期間ごとに攪拌ステップST131を実行するようにすれば、比較的長い期間にわたって粒子攪拌ステップST13が実行されるため、温度検出の間隔を長くした場合にも焼き付きを防止することができる。
例えば、タイマー72が制御回路70とは独立に動作するものである場合には、タイマー72が計測結果に基づいて割り込み信号を制御回路70に出力し、かかる割り込み信号の入力を受けた制御回路70が、焼付防止ステップST10を実行する。
一方、タイマー72が制御回路70により制御される場合には、制御回路70がタイマー72に計測開始信号(カウント開始信号)を出力し、タイマー72から返される計測終了信号(カウント終了信号)の入力を受けて焼付防止ステップST10を実行する。
画像表示動作中や画像表示動作直後に焼付防止ステップST10を実行する場合には、粒子攪拌動作により表示画像が失われてしまうため、焼付防止ステップST10の終了後に画像表示動作を再実行する。
図9は、本実施形態の第2の駆動方法を示すフローチャートである。
先に図5及び図6を参照して説明したように、電気泳動表示装置を高温環境に保持した場合に生じる焼き付きは、上記高温環境の温度条件によって程度が異なる。そこで、第2の駆動方法では、先の第1の駆動方法と同様の構成に加えて、粒子攪拌ステップST13における電気泳動粒子の攪拌の程度を環境温度に応じて異ならせることができるようにした。
より詳しくは、制御回路70において、温度検出ステップST11で取得された温度情報(環境温度)を用いた演算処理、あるいはテーブル参照が実行され、かかる実行結果に基づいて粒子攪拌ステップST13での動作パラメータが設定される。
また、上記演算処理で用いられる演算式は、環境温度と上記動作パラメータの1つ又は複数とを関連づけた演算式である。また、テーブル参照で用いられるテーブルは、環境温度と上記動作パラメータの1つ又は複数とを関連づけたテーブルである。
粒子攪拌ステップST13では、攪拌強度設定ステップST14で設定された動作パラメータに基づいて図8の各図に示したパルスが電極に入力される。これにより、環境温度に応じて適切な粒子攪拌動作が実行される。
なお、第2の駆動方法に係る焼付防止ステップST20についても、第1の駆動方法に係る焼付防止ステップST10と同様に、画像表示動作等と独立にあるいは連動して実行することができる。
図10は、電気泳動表示装置の第3の駆動方法を示すフローチャートである。
図5及び図6に示した試験結果によれば、60℃保持、85℃保持のいずれの条件でも、高温環境での保持時間が長いほど焼き付きの程度が大きくなる。そこで、第2の駆動方法では、電気泳動表示装置100の高温環境での保持時間に着目し、保持時間が設定値以上となった場合に、焼付防止動作を実行するようにした。
例えば、メモリー71にt時間ごとの環境温度の温度履歴が保持されている場合に、制御回路70は、直近の温度履歴から順に基準温度との比較を行い、基準温度を下回るまでの温度履歴の個数cをカウントする。この個数cと温度履歴の間隔t(時間)との積c・t(時間)により保持時間を取得することができる。
そこで、これらの焼き付きが生じる条件に基づいて基準温度及び基準時間を設定することが好ましく、例えば基準温度を60℃、基準時間を20時間と設定することができ、又は基準温度を85℃、基準時間を10時間と設定することもできる。
また、85℃10時間、60℃20時間の双方の条件で確実に焼き付きを防止するために、基準温度を60℃、基準時間を10時間と設定することがさらに好ましい。
また、上記説明では、保持時間を取得した後に基準温度をメモリー71から読み出しているが、保持時間を取得する動作と基準温度を読み出す動作の順番を入れ替えて実行してもよく、これらの動作を同時に実行してもよい。
このような駆動方法とすることで、高温環境における保持時間に応じて適切な強度で粒子攪拌ステップST13を実行することができ、保持時間の長短によらず確実に焼き付きを防止することができる駆動方法となる。
図11は、電気泳動表示装置の第4の駆動方法を示すフローチャートである。
第1及び第2の駆動方法では、環境温度の変動幅に基づいて焼付防止動作の実行判定を行っていた。変動幅に基づいて判定することで、定常的に長時間使用される環境の温度によらず適切に焼付防止動作を実行することができる。一方、定常的な使用環境の温度が予め分かっている場合には、環境温度に基づいて焼付防止動作を実行する方が簡便である。そこで、第4の駆動方法では、電気泳動表示装置100の環境温度が設定値以上となった場合に、焼付防止動作を実行するようにした。
また、第4の駆動方法に係る焼付防止ステップST40についても、第1の駆動方法に係る焼付防止ステップST10と同様に、画像表示動作等と独立にあるいは連動して実行することができる。
次に、上記実施形態の電気泳動表示装置100を、電子機器に適用した場合について説明する。
図12は、腕時計1000の正面図である。腕時計1000は、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備えている。
時計ケース1002の正面には、上記各実施形態の電気泳動表示装置100、200からなる表示部1005と、秒針1021と、分針1022と、時針1023とが設けられている。時計ケース1002の側面には、操作子としての竜頭1010と操作ボタン1011とが設けられている。竜頭1010は、ケース内部に設けられる巻真(図示は省略)に連結されており、巻真と一体となって多段階(例えば2段階)で押し引き自在、かつ、回転自在に設けられている。表示部1005では、背景となる画像、日付や時間などの文字列、あるいは秒針、分針、時針などを表示することができる。
なお、上記の電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。
Claims (15)
- 第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された第1電極と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成された第2電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
所定期間ごとに環境温度を検出する温度検出ステップと、
予め設定した基準温度に対する前記環境温度の変動幅と、所定値以上の前記環境温度における保持時間との少なくとも一方に基づいて実行され、前記電気泳動素子に電圧を印加して前記電気泳動粒子を攪拌する粒子攪拌ステップと、
を有することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記環境温度が前記基準温度に対して35℃以上上昇したときに、前記粒子攪拌ステップを実行することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
- 前記粒子攪拌ステップにおいて、
前記電気泳動粒子の攪拌の程度を、前記変動幅に応じて異ならせることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記基準温度よりも高い前記環境温度における前記保持時間が10時間以上であるときに、前記粒子攪拌ステップを実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
- 前記粒子攪拌ステップにおいて、
前記電気泳動粒子の攪拌の程度を、前記保持時間に応じて異ならせることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記基準温度が、所定期間における前記環境温度の平均値であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
- 第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された第1電極と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成された第2電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
所定期間ごとに環境温度を検出する温度検出ステップと、
前記環境温度が60℃以上であるときに実行され、前記電気泳動素子に電圧を印加して前記電気泳動粒子を攪拌する粒子攪拌ステップと、
を有することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記粒子攪拌ステップにおいて、
前記電気泳動粒子の攪拌の程度を、現在の前記環境温度に基づいて設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記粒子攪拌ステップにおいて、
前記電気泳動粒子の攪拌の程度を、前記電気泳動素子に印加する電圧を異ならせることで調整することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記粒子攪拌ステップにおいて、
前記電気泳動粒子の攪拌の程度を、前記電気泳動素子に供給する電位パルスのパルス幅とパルス数の少なくとも一方を異ならせることで調整することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記粒子攪拌ステップにおいて、
前記電気泳動粒子の攪拌を、所定期間ごとに繰り返し実行することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 前記粒子攪拌ステップにおいて、
前記電気泳動粒子の攪拌の程度を、前記攪拌を実行する間隔を異ならせることで調整することを特徴とする請求項11に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。 - 第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された第1電極と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成された第2電極と、環境温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部に接続され、前記第1及び第2電極間に印加される駆動電圧を制御する制御部と、を有する電気泳動表示装置であって、
前記制御部は、
所定期間ごとに前記温度検出部によって環境温度を検出する温度検出動作を実行し、
予め設定した基準温度に対する前記環境温度の変動幅と、所定値以上の前記環境温度における保持時間の少なくとも一方に基づいて、前記電気泳動素子に電圧を印加して前記電気泳動粒子を攪拌する粒子攪拌動作を実行することを特徴とする電気泳動表示装置。 - 第1基板と第2基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、前記第1基板の前記電気泳動素子側に形成された第1電極と、前記第2基板の前記電気泳動素子側に形成された第2電極と、環境温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部に接続され、前記第1及び第2電極間に印加される駆動電圧を制御する制御部と、を有する電気泳動表示装置であって、
前記制御部は、
所定期間ごとに前記温度検出部によって環境温度を検出する温度検出動作を実行し、
前記環境温度が60℃以上であるときに、前記電気泳動素子に電圧を印加して前記電気泳動粒子を攪拌する粒子攪拌動作を実行することを特徴とする電気泳動表示装置。 - 請求項13又は14に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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