JP2014041214A - カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法 - Google Patents

カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014041214A
JP2014041214A JP2012182683A JP2012182683A JP2014041214A JP 2014041214 A JP2014041214 A JP 2014041214A JP 2012182683 A JP2012182683 A JP 2012182683A JP 2012182683 A JP2012182683 A JP 2012182683A JP 2014041214 A JP2014041214 A JP 2014041214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
spring
camera module
drive mechanism
spring material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012182683A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikao Ikenaga
永 知加雄 池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2012182683A priority Critical patent/JP2014041214A/ja
Publication of JP2014041214A publication Critical patent/JP2014041214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】半田濡れ性を向上させることができるカメラモジュールの駆動機構用板バネを提供する。
【解決手段】カメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法は、板バネ材40を準備する工程と、板バネ材40をレジスト41を用いてエッチングする工程と、板バネ材40からレジスト41を剥離する工程とを備えている。レジスト41が剥離された板バネ材40表面が酸洗いされて板バネ材40表面から酸化被膜42が除去される。次に板バネ材40に対して防錆処理が施されて、防錆層43が形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法に係り、とりわけ半田濡れ性を向上させることができるカメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法に関する。
カメラ付携帯電話などにおいて、オートフォーカスやズーム等を目的として、コイルに流れる電流と、ヨーク及びマグネットにより構成された磁気回路の磁界との相互作用によって、光軸方向にレンズユニットを変位させることができるカメラモジュールの駆動機構(ボイスコイルモーター)が知られている。
このようなカメラモジュールの駆動機構には、レンズユニットを保持しているホルダを筐体に光軸方向に変位可能に支持するための板バネが使用されている。
ところで板バネは板バネ材を準備し、この板バネ材に対してレジストを用いてエッチングを施し、次に板バネ材の表面のレジストを剥離することにより得られる。
ところで板バネはコイルと接続されて、板バネからコイル側に電流が流される。この場合、板バネとコイルとは、半田により接合されるため、半田濡れ性を向上させることができる板バネが求められている。
すなわち板バネとコイルとはフラックスを含むクリーム半田を用いて接合されるが、量産を考慮して加熱によりフラックスが分解してレンズ等に汚れが蓄積しないよう、加熱による活性度が低いフラックスを含むクリーム半田が用いられる。しかしながら活性度が低いフラックスを含むクリーム半田は半田濡れ性が劣ることも考えられる。
特開2009−122360
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、レンズ等への汚れを抑えつつ半田濡れ性を向上させることができるカメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、カメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法において、板バネ材を準備する工程と、板バネ材をレジストを用いてエッチングする工程と、エッチング後の板バネ材からレジストを剥離する工程と、板バネ表面を酸洗処理して板バネ材表面から酸化被膜を除去する工程と、酸化被膜が除去された板バネ材表面に防錆処理を施すことにより防錆膜を形成する工程とを備えたことを特徴とするカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法である。
本発明は、酸洗処理において、少なくとも硫酸系、過硫酸系、塩酸系、過水−硫酸系のいずれか1つの酸性液であって、その濃度が0.1重量%〜7重量%の酸性液を用いて、酸洗処理が行なわれることを特徴とするカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法である。
本発明は、防錆処理において、防錆液を板バネ材表面に塗布することにより防錆処理が行なわれることを特徴とするカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法である。
本発明は、防錆処理において、ベンゾトリアゾール系を防錆液として用い、防錆液を板バネ材表面に塗布することを特徴とするカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法である。
本発明は、上記記載のカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法により得られたカメラモジュールの駆動機構用板バネである。
本発明によれば、酸化被膜が除去された板バネ表面に対して防錆処理を施すことにより、防錆膜を形成することができる。このため板バネから酸化被膜をできる限り少なくして、半田濡れ性を高めることができる。
図1はカメラモジュールの駆動機構を示す分解斜視図。 図2はカメラモジュールの駆動機構に組込まれた上部板バネを示す平面図。 図3はカメラモジュールの駆動機構に組込まれた下部板バネを示す平面図。 図4(a)〜(d)は、上部板バネおよび下部板バネの第2位置決め孔を示す拡大図。 図5はカメラモジュールを示す概略側面図。 図6は上部板バネおよび下部板バネのスプリング部を示す拡大図。 図7は上部板バネおよび下部板バネのスプリング部の変形例を示す拡大図。 図8(a)〜(f)は上部板バネおよび下部板バネの製造方法を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図5に示すように、本発明によるカメラモジュールの駆動機構1は、カバー2とベース13とからなる筐体2Aと、光学系を構成する複数のレンズ26からなるレンズユニット26Aと、筐体2A内に配置されレンズユニット26Aを収納してレンズユニット26Aの光軸方向へ移動可能なホルダ9と、ホルダ9の外周に設けられたコイル8と、筐体2Aのベース13に設けられコイル8に磁界を提供するヨーク6及びマグネット片7とを備えている。
また上部板バネ5が、筐体2Aのカバー2と、ヨーク6の上部との間に介在され、下部板バネ11が、筐体2Aのベース13とヨーク6の下部との間に介在されている。この場合、上部板バネ5とカバー2との間に、上部板バネ5の厚み調整用の調整板4が設けられている。
また下部板バネ11とコイル8とは、後述する接続端子11dを介して半田接合されている。
そして下部板バネ11を介してコイル8に電流を流すことによりホルダ9に上方への力が作用し、レンズユニット26Aを上部板バネ5および下部板バネ11の力に抗して全体として上方へ持上げることができる(図5参照)。
また、入力する電流量を調整することにより、ホルダ9を上方へ移動させる力を変化させ、上部板バネ5および下部板バネ11の力とのバランスをとることで、ホルダ9の上下移動及びその位置調整を行うことができる。
なお、図5に示すように、筐体2Aは、中間支持体21介して基体20上方に固定され、中間支持体21には赤外線カットガラス22を保持するガラス板24が支持され、基体20上には撮像素子25が配置されている。
このように筐体2Aを有するカメラモジュールの駆動機構1と、赤外線カットガラス22とガラス板24とを支持する中間支持体21と、撮像素子25が配置された基体20とによりカメラモジュール1Aが構成されている。
なお、上記構成のうち、上部板バネ5は図2に示すように、筐体2A側の外枠部5aと、ホルダ9側の内枠部5bと、外枠部5aと内枠部5bとの間に設けられたバネ性をもつスプリング部5cとを有している。また下部板バネ11は図3に示すように、筐体2A側の外枠部11aと、ホルダ9側の内枠部11bと、外枠部11aと内枠部11bとの間に設けられたバネ性をもつスプリング部5cとを有している。
次にカメラモジュールの駆動機構1の各構成部分について、更に説明する。
上述のようにカバー2とベース13とからなる筐体2A内の空間には、レンズユニット26Aを保持しているホルダ9がレンズユニット26Aの光軸方向へ変位可能に収容されている。
ホルダ9の上下の各円筒縁部には、それぞれ上部板バネ5の内枠部5bと下部板バネ11の内枠部11bが取付けられており、上部板バネ5の外枠部5a(図2参照)は筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6の上面に取付けられ、下部板バネ11の外枠部11a(図3参照)は筐体2Aのベース13に取付けられている。
上記ヨーク6には複数のマグネット片7が接着されており、アクチュエータ機構1の磁気回路を構成している。そしてこの磁気回路により形成された磁界内にコイル8が配置されている。このコイル8はホルダ9の外周に巻回されており、コイル8に電流を供給することによりホルダ9をレンズユニット26Aの光軸方向へ変位させることができる。なお、図5において、符号12により示す部材は外部電源からコイル8へ電流を供給するための導体(フレキシブルプリント基板等)であり、符号4により示す部材は上述のように上部板バネ5の上面に装着される調整板であり、上部板バネ5の厚みを調整するものである。
次に図2乃至図4および図6乃至図7により、上部板バネ5および下部板バネ11について更に述べる。
上部板バネ5は図2に示すように四角形状の外枠部5aと、ホルダ9側のリング状の内枠部5bと、外枠部5aと内枠部5bとの間に設けられたバネ性をもつスプリング部5cとを有している。
また外枠部5aとスプリング部5cとの間に、上部板バネ5を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6の上面に取付ける際の位置決め孔として機能する第1位置決め孔5Aが設けられている。
この第1位置決め孔5Aは外枠部5aの4隅であってスプリング部5cとの連結部近傍に設けられている。第1位置決め孔5Aは筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6の上面側に設けられた位置決め突起(図示せず)に係合して、上部板バネ5を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6の上面側に精度良く位置決めするものである。また第1位置決め孔5A上に上部板バネ5を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6の上面へ接着剤(図示せず)を介して接着する接着領域30が第1位置決め孔5Aと重ねて形成されている。
また、上部板バネ5のうち内枠部5bとスプリング部5cとの間に、上部板バネ5をホルダ9に取付ける際の位置決め孔として機能する第2位置決め孔5Bが設けられている。
この第2位置決め孔5Bはリング状内枠部5bのうち、スプリング部5cとの連結部17近傍に設けられている(図2および図4(a)〜(e)参照)。第2位置決め孔5Bは、ホルダ9側に設けられた位置決め突起(図示せず)に係合して上部板バネ5をホルダ9側に精度良く位置決めするものである。また第2位置決め孔5B上に上部板バネ5をホルダ9へ接着剤(図示せず)を介して接着する接着領域30が第2位置決め孔5Bと重ねて形成されている。
次に図4(a)〜(d)により、上部板バネ5の第2位置決め孔5Bについて更に説明する。上部板バネ5の第2位置決め孔5Bは上部板バネ5の内枠部5b上であって内枠部5bとスプリング部5cとの連結部17からわずかに所定距離lだけ離間した地点に設けられている(図4(a))。
なお、スプリング部5cのうち内枠部5bとの連結部(スプリング部5cの内枠部側端部)17をスプリング部5cの他の部分より幅広に形成して幅広部18を設け、この幅広部18によりスプリング部5cの内枠部5bとの連結部17の強度を向上させてもよい(図4(b))。図4(b)において、スプリング部5cの連結部17に幅広部18を設けたことにより、第2位置決め孔5Bを連結部17近傍に配置することができる。
またスプリング部5cの内枠部5bとの連結部17をスプリング部5cの他の部分より幅広に形成して幅広部18を設け、スプリング部5cの連結部17の強度を向上させるとともに、第2位置決め孔5Bを連結部17から所定距離lだけ離間させ、第2位置決め孔5Bにスプリング部5cの連結部17側に延びる延長孔19を設けてもよい(図4(c)(d))。この場合、延長孔19内に接着剤が進入し、連結部17近傍で上部板バネ5を堅固に固定することができる。また延長孔19の形状は連結部17側へ先細状となるように形成されているが(図4(c))、延長孔19の形状を連結部17側へ向って同一幅で延びるよう形成してもよい(図4(d))。
上述のように上部板バネ5のスプリング部5cのうち内枠部5bとの連結部17をスプリング部5cの他の部分より幅広に形成して幅広部17を設けた例を示したが、上部板バネ5のスプリング部5cのうち外枠部5aとの連結部も連結部17と同様にスプリング部5cの他の部分より幅広に形成されている。
このように上部板バネ5の外枠5aとスプリング部5cとの連結部近傍に第1位置決め孔5Aを設け、内枠5bとスプリング部5cとの連結部17近傍に第2位置決め孔5Bを設け、更に第1位置決め孔5Aおよび第2位置決め孔5B上に重ねて接着領域30を設ける。このことにより、バネ性をもつスプリング部5cの両端部を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6およびホルダ9の各々に精度良く位置決めすることができ、かつスプリング部5cの両端部を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6およびホルダ9の各々に堅固に固定することができる。
このように上部板バネ5のスプリング部5cの両端部を筐体2Aおよびホルダ9の各々に精度良く位置決めし、かつ堅固に固定することにより、スプリング部5cのバネ定数を安定化させることができる。
次に上部板バネ5のスプリング部5cについて更に説明する。図2および図6に示すように、スプリング部5cは複数の円形状湾曲部32と、湾曲部32間を連結する直線部33とを有している。
カメラモジュールの駆動機構1を使用する際、上部板バネ5に外力が加わり、この場合外力はとりわけ上部板バネ5の湾曲部32に集中する。このため上部板バネ5の湾曲部32の幅W1を直線部33の幅W2より大きくとることにより、湾曲部32に対して応力集中が生じることを防止することができる(図6参照)。
次に上部板バネ5のスプリング部5cの変形例を図7に示す。図7に示すように、上部板バネ5のスプリング部5cは複数の円形状湾曲部32と、湾曲部32間を連結する直線部33とを有している。そして一つの湾曲部32の直径Dは、この湾曲部32に連結された隣り合う一対の直線部33間の間隔Lより大きくなっている。
図7において、カメラモジュールの駆動機構を使用する際、上部板バネ5に外力が加わるが、湾曲部32の直径Dを大きくとることにより、湾曲部32に対して応力集中が生じることを防止することができる。
次に下部板バネ11について図3および図4(a)〜(d)により説明する。この場合下部板バネ11は、上部板バネ5と略同一形状を有するため、図4(a)〜(d)に上部板バネ5と下部板バネ11の双方を示す。
下部板バネ11は図3に示すように筐体2A側の四角形状の外枠部11aと、ホルダ9側のリング状内枠部11bと、外枠部11aと内枠部11bとの間に設けられたバネ性をもつスプリング部11cとを有している。
また外枠部11aとスプリング部11cとの間に、下部板バネ11を筐体2Aのベース13に取付ける際の位置決め孔として機能する第1位置決め孔11Aが設けられている。
この第1位置決め孔11Aは外枠部11aの4隅であってスプリング部11cとの連結部近傍に設けられている。第1位置決め孔11Aは筐体2Aのベース13側に設けられた位置決め突起(図示せず)に係合して、下部板バネ11を筐体2A側に精度良く位置決めするものである。また第1位置決め孔11A上に下部板バネ11を筐体2Aのベース13へ接着剤(図示せず)を介して接着する接着領域30が第1位置決め孔11Aと重ねて形成されている。
また、下部板バネ11のうち内枠部11bとスプリング部11cとの連結部17近傍に、下部板バネ11をホルダ9に取付ける際の位置決め孔として機能する第2位置決め孔11Bが設けられている。
第2位置決め孔11Bは、ホルダ9側に設けられた位置決め突起(図示せず)に係合して下部板バネ11をホルダ9側に精度良く位置決めするものである。また第2位置決め孔11B上に下部板バネ11をホルダ9へ接着剤(図示せず)を介して接着する接着領域30が第2位置決め孔11Bと重ねて形成されている。
次に図4(a)〜(d)により、下部板バネ11の第2位置決め孔11Bについて更に説明する。下部板バネ11の第2位置決め孔11Bは下部板バネ11の内枠部11b上であって内枠部11bとスプリング部11cとの連結部17からわずかに所定距離lだけ離間した地点に設けられている(図4(a))。
なお、スプリング部11cのうち内枠部5bとの連結部(スプリング部11cの内枠部側端部)17をスプリング部11cの他の部分より幅広に形成して幅広部18を設け、この幅広部18によりスプリング部11cの内枠部11bとの連結部17の強度を向上させてもよい(図4(b))。図4(b)において、スプリング部11cの連結部17に幅広部18を設けたことにより、第2位置決め孔5Bを連結部17近傍に配置することができる。
またスプリング部11cの内枠部11bとの連結部17をスプリング部11cの他の部分より幅広に形成して幅広部18を設け、スプリング部11cの連結部17の強度を向上させるとともに、第2位置決め孔5Bを連結部17から所定距離lだけ離間させ、第2位置決め孔11Bにスプリング部11cの連結部17側に延びる延長孔19を設けてもよい(図4(c)(d))。この場合、延長孔19内に接着剤が進入し、連結部17近傍で下部板バネ11を堅固に固定することができる。また延長孔19の形状は連結部17側へ先細状となるように形成されているが(図4(c))、延長孔19の形状を連結部17側へ向って同一幅で延びるよう形成してもよい(図4(d))。
上述のように下部板バネ11のスプリング部11cのうち内枠部11bとの連結部17をスプリング部11cの他の部分より幅広に形成して幅広部17を設けた例を示したが、下部板バネ11のスプリング部11cのうち外枠部11aとの連結部も連結部17と同様にスプリング部11cの他の部分により幅広に形成されている。
このように下部板バネ11の外枠部11aとスプリング部11cとの連結部近傍に第1位置決め孔11Aを設け、内枠11bとスプリング部11cとの連結部17近傍に第2位置決め孔11Bを設け、更に第1位置決め孔11Aおよび第2位置決め孔11B上に重ねて接着領域30を設ける。このことにより、バネ性をもつスプリング部11cの両端部を筐体2Aのベース13およびホルダ9の各々に精度良く位置決めすることができ、かつスプリング部11cの両端部を筐体2Aのベース13およびホルダ9の各々に堅固に固定することができる。
このように下部板バネ11のスプリング部11cの両端部を筐体2Aおよびホルダ9の各々に精度良く位置決めし、かつ固定することにより、スプリング部11cのバネ定数を安定化させることができる。
また図3において、下部板バネ11の外枠11aには外部の電源に接続される接続端子11eが設けられ、内枠11bにはコイル8側に接続される接続端子11dが設けられ、外部の電源から下部板バネ11を介してコイル8側へ電流を流すことができる。
ところで、図3に示すように、外枠部11aは、互いに離間した一対の外枠部材11a、11aからなっており、これにより接続端子11e、11e同士が短絡しないようになっている。また、内枠部11bは、互いに離間した一対の内枠部材11b、11bからなっており、これにより接続端子11d、11d同士が短絡しないようになっている。
次に下部板バネ11のスプリング部11cについて更に説明する。図3および図6に示すように、スプリング部11cは複数の円形状湾曲部32と、湾曲部32間を連結する直線部33とを有している。ここで上部板バネ5のスプリング部5cと下部板バネ11のスプリング部11cとは略同一構成を有するため、図6に上部板バネ5のスプリング部5cと下部板バネ11のスプリング部11cの双方を示す。
カメラモジュールの駆動機構1を使用する際、下部板バネ11に外力が加わり、この場合外力はとりわけ下部板バネ11の湾曲部32に集中する。このため下部板バネ11の湾曲部32の幅W1を直線部33の幅W2より大きくとることにより、湾曲部32に対して応力集中が生じることを防止することができる(図6参照)。
次に下部板バネ11のスプリング部11cの変形例を図7に示す。図7に示すように、下部板バネ11のスプリング部11cは複数の円形状湾曲部32と、湾曲部32間を連結する直線部33とを有している。そして一つの湾曲部32の直径Dは、この湾曲部32に連結された隣り合う一対の直線部33間の間隔Lより大きくなっている。
図7において、カメラモジュールの駆動機構を使用する際、下部板バネ11に外力が加わるが、湾曲部32の直径Dを大きくとることにより、湾曲部32に対して応力集中が生じることを防止することができる。
次に、図8(a)〜(f)により、上部板バネ5および下部板バネ11の製造方法について述べる。上部板バネ5および下部板バネ11はいずれも銅合金(ベリリウム銅、ニッケル錫銅、チタニウム銅、その他銅合金など)からなる金属板(板バネ材)40をエッチング加工して作製される。コイル8へ外部電源からの電流を流す導体の一部として使用する場合は、導電率のよい材料が好ましい。また、バネ特性の観点からは、耐力、ヤング率、硬度もしくは引張強度が重視されることもあり、コイル8へ外部電源からの電流を流す導体の一部として使用しない場合は、ステンレス合金(SUS304、SUS316、TS−4など)などの硬い金属板(板バネ材)40から上部板バネ5および下部板バネ11を作製してもよい。
具体的には、まず図8(a)に示すように、金属板(板バネ材)40を準備する。板バネ材40としては上述した銅合金およびステンレス合金を用いることができる。
次に図8(b)に示すように、板バネ材40上にカゼインレジスト(レジスト)41を塗布し乾燥させる。次にガラスパターンをレジスト41上に載せ、超高圧水銀灯で所定時間露光する。次にレジスト41を現像した後、ポストベークを施して、板バネ材40上に所定パターンをもつレジスト41が形成される。
その後、レジスト41が塗布された板バネ材40に対して塩化第二鉄のようなエッチング液を用いてエッチングを施し、板バネ材40が所定形状をもつよう加工される(図8(c)参照)。
次に例えば水酸化ナトリウム溶液等のレジスト剥離液を用いて、板バネ材40からレジスト41を剥離する(図8(d)参照)。この場合、板バネ材40の表面に酸化膜42が生成される。板バネ材40の表面に酸化膜42を残しておくと、この酸化膜42により半田濡れ性が悪化する恐れがある。
このため、板バネ材40の表面から酸化膜42を除去する必要がある。
すなわち、図8(e)に示すように、板バネ材40の表面を酸化液を用いて酸洗いする。このことにより板バネ材40の表面から酸化膜42を除去することができる。
この場合、酸洗いで用いる酸性液としては、硫酸系、過硫酸系、塩酸系、過水−硫酸系等の酸性液を用いることができ、その濃度は0.1重量%〜7重量%の範囲を使用できる。
このようにして表面から酸化膜42が除去された板バネ材40に対して、防錆液を塗布する。このことにより、板バネ材40の表面に防錆層43を形成することができる(図8(f)参照)。
この場合、防錆液としてはベンゾトリアゾール系を用いることができ、防錆処理の処理時間は5秒である。
次に板バネ材40が断裁され、バネ形状に個片化され、このようにして板バネ材40から上部板バネ5および下部板バネ11が得られる。この場合、上部板バネ5および下部板バネ11において、その表面に残る酸化膜をできる限り除去することができる。このため、上部板バネ5および下部板バネ11の表面、とりわけコイル8に接続される下部板バネ11の表面における半田濡れ性を良好に保つことができる。
従って量産を考慮して、加熱によりフラックスが分解して汚れが蓄積しないよう、コイル8と下部板バネ11の接続端子11dとの接合部に加熱による活性度が低いフラックスを含むクリーム半田を用いた場合でも、下部板バネ11の半田濡れ性が良好に保たれているため、接続不良等の障害が発生することはない。
次にカメラモジュールの駆動機構の作用について図5により述べる。
図5に示すカメラモジュールの駆動機構において、下部板バネ11を介してコイル8に電流を流す。このことによりホルダ9に上方への力が作用し、レンズユニット26Aを上部板バネ5および下部板バネ11の力に抗して全体として上方へ持上げることができる(図5参照)。
また、コイル8に流す電流量を調整することにより、ホルダ9を上方へ移動させる力を変化させ、上部板バネ5および下部板バネ11の力とのバランスをとることで、ホルダ9の上下移動及びその位置調整を行うことができる。
この場合、上部板バネ5および下部板バネ11の外枠部5a、11aのうちスプリング部5c、11cとの連結部近傍に第1位置決め孔5A、11Aを設け、内枠部5b、11bのうちスプリング部5c、11cとの連結部17近傍に第2位置決め孔5B、11Bを設け、更に第1位置決め孔5A、11Aおよび第2位置決め孔5B、11B上に重ねて接着領域30を設ける。このことにより、上部板バネ5および下部板バネ11のバネ性をもつスプリング部5c、11cの両端部を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6、ベース13およびホルダ9の各々に精度良く位置決めすることができ、かつスプリング部5c、11cの両端部を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6、ベース13およびホルダ9の各々に堅固に固定することができる。
このように上部板バネ5および下部板バネ11のスプリング部5c、11cの両端部を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6、ベース13およびホルダ9の各々に精度良く位置決めし、かつ堅固に固定することにより、スプリング部5c、11cのバネ定数を安定化させることができる。
このことにより安定したバネ特性をもつカメラモジュールの駆動機構を得ることができる。
具体的には、下部板バネ11を介してコイル8に電流を流すことにより、電流とマグネット7の磁界とで相互作用が起こり、ホルダ9が上下移動する。このとき上部板バネ5および下部板バネ11は、バネ定数kに応じてホルダ9の動きを抑制する。
この場合、(i)コイル8に流す電流、(ii)マグネット7のもつ磁力、(iii)上部板バネ5および下部板バネ11のもつバネ定数からなる3つの要素(i)(ii)(iii)に基づいて、ホルダ9の上下移動およびその位置調整を行なってレンズユニット26Aによる焦点を調整することができる。
従って、精度良くレンズユニット26Aによる調整を行なうためには、上記3つの要素(i)(ii)(iii)、とりわけ要素(iii)を精度良く定め、かつ安定して設計することが求められている。
上述のように、スプリング部5c、11cのバネ定数を安定化させることにより、上記3つの要素(i)(ii)(iii)のうち、とりわけ(iii)上部板バネ5および下部板バネ11のバネ定数の安定化を図ることができる。このことにより、ホルダ9の上下移動およびその位置調整を精度良く行なって、レンズユニット26Aによる焦点を精度良く調整することができる。
また上部板バネ5のスプリング5cおよび下部板バネ11のスプリング部11cは、いずれも複数の円形状湾曲部32と、湾曲部32間を連結する直線部33とを有している。
そして湾曲部32の幅W1は直線部33の幅W2より大きくなっている(図6参照)。
あるいは湾曲部32の直径Dは湾曲部32に連結された隣り合う一対の直線部33間の間隔Lより大きくなっている(図7参照)。
このため使用に際し、上部板バネ5および下部板バネ11に外力が加わっても、上部板バネ5のスプリング部5cおよび下部板バネ11のスプリング部11cの湾曲部32に応力集中が生じることはない。このため上部板バネ5および下部板バネ11の寿命を延ばし、上部板バネ5および下部板バネ11のバネ特性を安定化させることができる。
さらにまた、上部板バネ5および下部板バネ11は、上述のように製造されるため、その表面に残る酸化膜をできる限り除去することができる(図8(a)〜(f)参照)。このため、上部板バネ5および下部板バネ11の表面、とりわけコイル8に接続される下部板バネ11の表面における半田濡れ性を良好に保つことができる。
従って量産を考慮して、加熱によりフラックスが分解してレンズ等に汚れが蓄積しないよう、コイル8と下部板バネ11の接続端子11dとの接合部に加熱による活性度が低いフラックスを含むクリーム半田を用いた場合でも、下部板バネ11の半田濡れ性が良好に保たれているため、接続不良等の障害が発生することはない。
1 カメラモジュールの駆動機構
1A カメラモジュール
2 カバー
2A 筐体
4 調整板
5 上部板バネ
5a 外枠部
5b 内枠部
5c スプリング部
5A 第1位置決め孔
5B 第2位置決め孔
6 ヨーク
7 マグネット片
8 コイル
9 ホルダ
11 下部板バネ
11a 外枠部
11b 内枠部
11c スプリング部
11A 第1位置決め孔
11B 第2位置決め孔
12 導体(フレキシブルプリント基板など)
13 ベース
17 連結部
18 幅広部
20 基体
21 中間支持体
22 赤外線カットガラス
24 ガラス板
25 撮像素子
26 レンズ
26A レンズユニット
30 接着領域
32 湾曲部
33 直線部
40 板バネ材
41 レジスト
42 酸化膜
43 防錆層

Claims (5)

  1. カメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法において、
    板バネ材を準備する工程と、
    板バネ材をレジストを用いてエッチングする工程と、
    エッチング後の板バネ材からレジストを剥離する工程と、
    板バネ表面を酸洗処理して板バネ材表面から酸化被膜を除去する工程と、
    酸化被膜が除去された板バネ材表面に防錆処理を施すことにより防錆膜を形成する工程とを備えたことを特徴とするカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法。
  2. 酸洗処理において、少なくとも硫酸系、過硫酸系、塩酸系、過水−硫酸系のいずれか1つの酸性液であって、その濃度が0.1重量%〜7重量%の酸性液を用いて、酸洗処理が行なわれることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法。
  3. 防錆処理において、防錆液を板バネ材表面に塗布することにより防錆処理が行なわれることを特徴とする請求項1または2記載のカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法。
  4. 防錆処理において、ベンゾトリアゾール系を防錆液として用い、防錆液を板バネ材表面に塗布することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載のカメラモジュールの駆動機構用板バネの製造方法により得られたカメラモジュールの駆動機構用板バネ。
JP2012182683A 2012-08-21 2012-08-21 カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法 Pending JP2014041214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012182683A JP2014041214A (ja) 2012-08-21 2012-08-21 カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012182683A JP2014041214A (ja) 2012-08-21 2012-08-21 カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014041214A true JP2014041214A (ja) 2014-03-06

Family

ID=50393521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012182683A Pending JP2014041214A (ja) 2012-08-21 2012-08-21 カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014041214A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150117525A (ko) * 2014-04-10 2015-10-20 정희문 카메라 모듈용 오토 포커스 스프링 제조방법
JP2018045211A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 アルプス電気株式会社 レンズ駆動装置および前記レンズ駆動装置を用いたカメラモジュール

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06246481A (ja) * 1993-03-02 1994-09-06 Asahi Chem Res Lab Ltd フラックス組成物
JPH0888459A (ja) * 1994-07-19 1996-04-02 Hitachi Ltd プリント配線板の仕上げ処理方法、ソフトエッチング液及びプリント配線板
JPH11211956A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Olympus Optical Co Ltd 光学素子または光学要素の支持装置
JP2001291950A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Nippon Mektron Ltd 回路基板の導体表面処理法
JP2003027260A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Mitsubishi Paper Mills Ltd 金属パターン作製法
JP2008112567A (ja) * 2001-04-18 2008-05-15 Dainippon Printing Co Ltd 磁気ヘッドサスペンションブランクの製造方法および磁気ヘッドサスペンションの製造方法
JP2012114829A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Mitsumi Electric Co Ltd カメラモジュール

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06246481A (ja) * 1993-03-02 1994-09-06 Asahi Chem Res Lab Ltd フラックス組成物
JPH0888459A (ja) * 1994-07-19 1996-04-02 Hitachi Ltd プリント配線板の仕上げ処理方法、ソフトエッチング液及びプリント配線板
JPH11211956A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Olympus Optical Co Ltd 光学素子または光学要素の支持装置
JP2001291950A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Nippon Mektron Ltd 回路基板の導体表面処理法
JP2008112567A (ja) * 2001-04-18 2008-05-15 Dainippon Printing Co Ltd 磁気ヘッドサスペンションブランクの製造方法および磁気ヘッドサスペンションの製造方法
JP2003027260A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Mitsubishi Paper Mills Ltd 金属パターン作製法
JP2012114829A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Mitsumi Electric Co Ltd カメラモジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150117525A (ko) * 2014-04-10 2015-10-20 정희문 카메라 모듈용 오토 포커스 스프링 제조방법
KR101583700B1 (ko) * 2014-04-10 2016-01-19 정희문 카메라 모듈용 오토 포커스 스프링 제조방법
JP2018045211A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 アルプス電気株式会社 レンズ駆動装置および前記レンズ駆動装置を用いたカメラモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4882305B2 (ja) オートフォーカス用アクチュエータ
JP4682653B2 (ja) オートフォーカス用アクチュエータ
JP4696790B2 (ja) カメラ用アクチュエータ
WO2014103457A1 (ja) レンズ駆動装置
JP2015114670A (ja) 3d立体回路構造の端子脚に板バネが結合された構造
JP2008058732A (ja) カメラモジュール
WO2009145072A1 (ja) レンズ駆動装置
JP5341617B2 (ja) レンズ駆動装置
TW201213920A (en) Camera module
JP2006338004A (ja) モバイル用アクチュエータ(ActuatorforMobileTerminal)
US9341809B2 (en) Lens focusing device
JP2013073094A (ja) レンズ駆動装置
WO2014175318A1 (ja) 板バネカメラモジュールの駆動機構、電子端末機器および板バネの製造方法
JP2011102822A (ja) レンズ駆動装置
JP2014041214A (ja) カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法
JP2014059345A (ja) 板バネの製造方法
JP5928882B2 (ja) カメラモジュールの駆動機構および板バネ
JP6011922B2 (ja) カメラモジュールの駆動機構用板バネおよびその製造方法
WO2014200055A1 (ja) 板バネフレーム部材
JP2007065432A (ja) カメラ用アクチュエータ
JP2013222053A (ja) カメラモジュールの駆動機構
JP2007065430A (ja) カメラ用アクチュエータ
JP5985259B2 (ja) 手振れ補正機能付きカメラモジュールを搭載した電子機器
JP2014062976A (ja) カメラモジュールの駆動機構およびカメラモジュールの駆動機構用板バネ
JP2013222051A (ja) カメラモジュールの駆動機構およびカメラモジュールの駆動機構用板バネ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170421