JP2012114829A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、アクチュエータ本体がベース部材から抜けるのを防止すること。
【解決手段】カメラモジュール(100)は、ソケット(60)に装着され得るカメラモジュールである。ソケット(60)は、カメラモジュールをロックするための複数のロックピン(66)を備える。カメラモジュール(100)は、レンズアセンブリ(12)をレンズの光軸(O)方向に沿って移動可能に支持する、ムービングコイル方式の駆動部を含むアクチュエータ本体(10)と、撮像素子(42)を搭載するセンサ基板(40)と、アクチュエータ本体と前記センサ基板との間に配置されるベース部材(50)とから構成される。駆動部は、永久磁石(18)を内壁面に配置する筒状のシールドヨーク(202)を有する。シールドヨーク(202)は、ロックピン(66)を受ける曲げ部(202c)を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明はカメラモジュールに関し、特に、ソケットに装着され得るカメラモジュールに関する。
カメラ付携帯電話機には携帯型小型カメラが搭載されている。この携帯型小型カメラには、オートフォーカス用レンズ駆動装置を含むカメラモジュールが用いられる。従来から、種々のカメラモジュールが提案されている。このようなレンズ駆動装置に使用される駆動源(駆動方法)として、ボイス・コイル・モータ(VCM)を使用したVCM方式が知られている。VCM方式のレンズ駆動装置では、駆動源(駆動部)として、駆動コイルと、ヨークおよび永久磁石から構成される磁気回路とを備えている。レンズ駆動装置は、アクチュエータとも呼ばれる。VCM方式の駆動源(駆動部)は、「ムービングコイル方式」の駆動部と、「ムービングマグネット方式」の駆動部とに大別される。
尚、レンズ駆動装置の下部には、撮像素子(イメージセンサ)を搭載したセンサ基板が搭載される。レンズ駆動装置とセンサ基板と撮像素子(イメージセンサ)との組み合わせは、カメラモジュールと呼ばれる。
この技術分野において周知のように、撮像素子(イメージセンサ)を搭載するセンサ基板には、当該撮像素子(イメージセンサ)を駆動するために撮像素子(イメージセンサ)にクロック信号を供給するクロック発生源が実装されている。このクロック発生源がノイズ発生源として外部へノイズを発生し、アンテナへ悪影響を及ぼしてしまう。そのため、カメラモジュールには電磁遮蔽を施す必要がある。
従来から種々の先行技術文献が知られている。
例えば、特許文献1(特開2008−111876号公報)は、「ムービングマグネット方式」の駆動部を含むカメラモジュールを有する撮像装置(携帯型小型カメラ)を開示している。撮像装置は、カメラモジュールと、カメラモジュールが装着されるソケットと、ソケットに装着されるカバーとを含んで構成される。
特許文献1に開示されたカメラモジュールは、収容空間を有する鏡筒部を構成するケースと、撮像光学系を保持し収容空間に収容されたレンズ保持部と、収容空間に配設されレンズ保持部を撮像光学系の光軸に沿って移動可能に支持するスプリングと、鏡筒部に設けられ撮影光学系によって導かれる被写体像を撮像する撮像素子と、レンズ保持部を撮影光学系の光軸によって移動させる駆動部とを備える。駆動部は、レンズ保持部に設けられたマグネットと、鏡筒部に設けられマグネットに臨むコイルとを含んで構成される。
特許文献1に開示された撮像装置において、ケースは合成樹脂製で、導電性を有するカメラ本体用遮蔽板が設けられている。ケースはその側面に凸部を有する。一方、ソケットは、ソケット本体と、ソケット用遮蔽板と、弾性片とを備える。弾性片の中間部には、ソケット本体の内側に突出する屈曲部が設けられている。この屈曲部がケースの側面の凸部に係止することで、カメラモジュールがソケットの底壁から離れる方向への移動が阻止されている。
一方、特許文献2(特開2009−271405号公報)は、「ムービングコイル方式」の駆動部を含むカメラモジュールを開示している。この特許文献2に開示されたレンズモジュールは、レンズアセンブリをレンズの光軸方向に沿って移動可能に支持するアクチュエータ本体と、撮像素子を搭載するセンサ基板と、アクチュエータ本体とセンサ基板との間に配置されたベース部材と、から構成されている。また、特許文献2は、ベース部材の外周側面にシールド膜を蒸着したものも開示している。
引用文献2に開示されたレンズモジュールにおいて、アクチュエータ本体は、レンズアセンブリを保持するための筒状部を有するレンズホルダと、このレンズホルダに筒状部の周囲に位置するように固定された駆動コイルと、この駆動コイルと対向する永久磁石を備えたヨークと、レンズホルダの筒状部の光軸方向両側に設けられ、レンズホルダを径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する上側板バネおよび下側板バネと、を備える。
特開2008−111876号公報 特開2009−271405号公報
上述した特許文献1および2に開示されたカメラモジュールには、それぞれ、次に述べるような問題点がある。
特許文献1に開示された、「ムービングマグネット方式」の駆動部を含むカメラモジュールでは、導電性を有するカメラ本体用遮蔽板を含むケースが必要となる。その結果、構成部品が増加してしまうという問題がある。
一方、特許文献2に開示された、「ムービングコイル方式」の駆動部を含むカメラモジュールは、ソケットに装着されるような構造を有していない。ソケットに装着するためには、アクチュエータ本体がベース部材から抜けることがない構造が必要である。
したがって、本発明の課題は、部品点数を増やすことなく、アクチュエータ本体がベース部材から抜けるのを防止できる、ソケットに装着可能な「ムービングコイル方式」の駆動部を含むカメラモジュールを提供することにある。
本発明の他の目的は、説明が進むにつれて明らかになるだろう。
本発明の態様によるカメラモジュール(100)は、ソケット(60)に装着され得るカメラモジュールであって、前記ソケット(60)は、当該カメラモジュールをロックするための複数のロックピン(66)を備え、前記カメラモジュール(100)は、レンズアセンブリ(12)をレンズの光軸(O)方向に沿って移動可能に支持する、ムービングコイル方式の駆動部を含むアクチュエータ本体(10)であって、前記駆動部は、永久磁石(18)を内壁面に配置する筒状のシールドヨーク(202)を有する、前記アクチュエータ本体(101)と;撮像素子(42)を搭載するセンサ基板(40)と;前記アクチュエータ本体と前記センサ基板との間に配置されるベース部材(50)とから構成され、前記シールドヨーク(202)は、前記ロックピン(66)を受ける曲げ部(202c)を備える。
上記本発明に係るカメラモジュール(100)において、前記ベース部材(50)は、前記曲げ部の下に接着溝(50c)を持つことが好ましい。
また、上記本発明に係るカメラモジュール(100)において、前記アクチュエータ本体(10)は、例えば、前記レンズアセンブリ(12)を保持するための筒状部(140)を有するレンズホルダ(14)と、該レンズホルダに前記筒状部の外周囲に位置するように固定されたリング状の駆動コイル(16)と、該駆動コイルと対向する前記永久磁石(18)と、該永久磁石を保持するヨーク(20)であって、内壁面に前記永久磁石を配置する筒状の前記シールドヨーク(202)と、前記駆動コイルを間に挟んで前記永久磁石と対向する複数個のバックヨーク(206)とを含む、前記ヨーク(20)と、前記レンズホルダの筒状部の光軸方向両側に設けられ、前記レンズホルダを径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネ(22,24)と、を備えるものであってよい。前記シールドヨーク(202)は、四角筒状をしていてよく、前記駆動コイル(16)は、円筒状をしていてよく、前記永久磁石(18)は、前記シールドヨークの四隅に取り付けられた4個の略三角柱状の永久磁石片(182)から成ってよい。この場合、前記バックヨーク(206)は4個あって、前記4個のバックヨーク(206)は、前記駆動コイルを間に挟んで前記4個の略三角柱状の永久磁石片と対向して、前記光軸と平行に延在していることが好ましい。
尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、シールドヨークが、ロックピンを受ける曲げ部を備えているので、部品点数を増やすことなく、アクチュエータ本体がベース部材から抜けるのを防止できる。
本発明の一実施の形態によるカメラモジュールをソケットに装着した状態を示す斜視図である。 レンズアセンブリが装着された、図1に図示したカメラモジュールをソケットに装着した状態を示す断面斜視図である。 図1に示したカメラモジュール内の、アクチュエータ本体とベース部材とを示す分解斜視図である。 図1に示したカメラモジュールが装着されるソケットの斜視図である。 図3に示したアクチュエータ本体に使用されるヨークを示す斜視図である。 図3に示したベース部材50の斜視図である。 図3に示したアクチュエータ本体とベース部材とを組み合せた組立体を、斜め前方上方から観た斜視図である。 図3に示したアクチュエータ本体とベース部材とを組み合せた組立体を、斜め後方上方から観た斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図8を参照して、本発明の一実施の形態によるカメラモジュール100について説明する。図1はカメラモジュール100をソケット60に装着した状態を示す斜視図であり、図2はレンズアセンブリ(レンズバレル)12が装着されたカメラモジュール100をソケット60に装着した状態を示す断面斜視図である。図3は、図1に示したカメラモジュール100内の、アクチュエータ本体10とベース部材50とを示す分解斜視図である。図4は、カメラモジュール100が装着されるソケット60の斜視図である。図5は、図3に示したアクチュエータ本体10に使用されるヨーク20を示す斜視図である。図6は、図3に示したベース部材50の斜視図である。図7は、図3に示したアクチュエータ本体10とベース部材50とを組み合せた組立体を、斜め前方上方から観た斜視図である。図8は、図3に示したアクチュエータ本体10とベース部材50とを組み合せた組立体を、斜め後方上方から観た斜視図である。
ここでは、図1乃至図8に示されるように、直交座標系(X,Y,Z)を使用している。図1乃至図8に図示した状態では、直交座標系(X,Y,Z)において、X軸方向は前後方向(奥行方向)であり、Y軸方向は左右方向(幅方向)であり、Z軸方向は上下方向(高さ方向)である。そして、図1乃至図8に示す例においては、上下方向Zがレンズの光軸O方向である。
但し、実際の使用状況においては、光軸O方向、すなわち、Z軸方向が前後方向となる。換言すれば、Z軸の上方向が前方向となり、Z軸の下方向が後方向となる。
図示のカメラモジュール100は、オートフォーカス可能なカメラ付き携帯電話機に備えられるものであって、ソケット60に装着された状態で使用される。
図示のカメラモジュール100は、レンズアセンブリ12をレンズの光軸O方向に沿って移動可能に支持するアクチュエータ本体10と、撮像素子42を搭載するセンサ基板40と、アクチュエータ本体10とセンサ基板40との間に配置されるベース部材50とから構成される。アクチュエータ本体10は、ムービングコイル方式の駆動部(後述する)を含む。
アクチュエータ本体10は、レンズアセンブリ(レンズバレル)12を光軸O方向に移動させるためのものである。したがって、光軸Oは駆動軸である。アクチュエータ本体10の、Z軸方向(光軸O方向)の下側(後側)に、ベース部材50が配置される。
図2に示されるように、ベース部材50の下部(後部)には、センサ基板40に配置された撮像素子42が搭載される。この撮像素子42は、レンズアセンブリ12により結像された被写体像を撮像して電気信号に変換する。撮像素子42は、例えば、CCD(charge coupled device)型イメージセンサ、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)型イメージセンサ等により構成される。
次に、アクチュエータ本体10の構成について説明する。
アクチュエータ本体10は、レンズアセンブリ(レンズバレル)12を保持するための筒状部140を有するレンズホルダ14と、このレンズホルダ14に筒状部140の周囲に位置するように固定された駆動コイル16と、この駆動コイル16と対向して配置された永久磁石18と、この永久磁石18を保持するヨーク20と、レンズホルダ14の筒状部140の光軸O方向両側に設けられた一対の板バネ22、24を備える。
永久磁石18とヨーク20とによって磁気回路が構成される。磁気回路(18,20)と駆動コイル16との組み合わせによって、ムービングコイル方式の駆動部が構成される。
一対の板バネ22、24は、レンズホルダ14を径方向に位置決めした状態で光軸O方向に変位可能に支持する。一対の板バネ22、24のうち、一方の板バネ22は上側板バネと呼ばれ、他方の板バネ24は下側板バネと呼ばれる。
また、前述したように、実際の使用状況においては、Z軸方向(光軸O方向)の上方向が前方向、Z軸方向(光軸O方向)の下方向が後方向となる。したがって、上側板バネ22は前側スプリングとも呼ばれ、下側板バネ24は後側スプリングとも呼ばれる。
上側板バネ(前側スプリング)22および下側板バネ(後側スプリング)24は、例えば、ステンレス鋼やベリリウム銅などの金属製からなる。そして、上側板バネ(前側スプリング)22および下側板バネ(後側スプリング)24は、所定の薄板に対するプレス加工、あるいはフォトリソグラフィ技術を用いたエッチング加工により製造される。尚、プレス加工よりもエッチング加工の方が好ましい。その理由は、エッチング加工では、板バネに残留応力が残らないからである。
図1乃至図3および図5に示されるように、ヨーク20は四角筒状をしている。すなわち、ヨーク20は、四角筒形状の外筒部202と、この外筒部202の上端で、外筒部の内側へ延出する四角形のリング状端部204と、このリング状端部204の内側の四隅で光軸Oと平行に垂直下方へ延在する4個の内側垂直延在部206と、から構成される。外筒部202はシールドヨークと呼ばれ、4個の内側垂直延在部206の各々はバックヨークと呼ばれる。
一方、駆動コイル16は、円筒状をしている。レンズホルダ14の筒状部140は、90°の角度間隔で、半径方向外側へ突出する4つの接触面140−1を持つ。これら4つの接触面140−1に、駆動コイル16が接着される。すなわち、駆動コイル16は、4つの接触面140−1で接着されている。
これに対して、永久磁石18は、駆動コイル16に対向して配置された4個の略三角柱状の永久磁石片182から構成される。4個の永久磁石片182は、ヨーク20の外筒部(シールドヨーク)202の4隅の内壁面に配置されている。とにかく、永久磁石18は、ヨーク20の四角筒形状の外筒部(シールドヨーク)202の四隅に配置された、4個の略三角柱状の永久磁石片182から成る。
図2に示されるように、ヨーク20の外筒部(シールドヨーク)202の四隅の内周面に、駆動コイル16と間隔を置いて、永久磁石18が配置されている。
上側板バネ22はレンズホルダ14における光軸O方向の上端側に配置され、下側板バネ24はレンズホルダ14における光軸O方向の下端側に配置される。
上側板バネ22は、レンズホルダ14の上端に後述のようにして取り付けられる内周側端部222と、ヨーク20のリング状端部204に後述のようにして取り付けられる外周側端部224とを有する。内周側端部222と外周側端部224との間には、複数の腕部226が設けられている。各腕部226は、内周側端部222と外周側端部224とを繋いでいる。
上側板バネ22の内周側端部222は、レンズホルダ14とストッパ26に挟持されて固定されている。換言すれば、ストッパ26は、上側板バネ22の内周側端部222を、レンズホルダ14の上端との間で挟持するように、レンズホルダ14と嵌合する。
ストッパ26には、次に述べるような機能がある。すなわち、ストッパ26は、上側板バネ22の内周側端部222をレンズホルダ14にバラツキなく高精度に密着させる機能を持つ。これにより、VCM(ボイス・コイル・モータ)特性のバラツキを改善できる。また、ストッパ26は、上側板バネ22の接着強度を向上させる機能を持つ。これにより、アクチュエータ本体10の耐衝撃性を向上させている。さらに、ストッパ26は、アクチュエータ本体10を搭載するカメラ付き携帯電話機の落下衝撃の際の上側板バネ22の変形を防止する機能を持つ。これによっても、アクチュエータ本体10の耐衝撃性を向上させている。また、ストッパ26は、アクチュエータ本体10の機械的ストロークを決める機能を持つ。
一方、上側板バネ22の外周側端部224は、ヨーク20のリング状端部204とカバー28との間に挟持され固定されている。詳述すると、カバー28は、中央部に円形開口部28aを持つ、四角リング形状をしている。カバー28は、その四隅で下方へ突出する4つの突起282を持つ。上側板バネ22の外周側端部224は、これら4つの突起282が貫通する2つの貫通孔224aおよび2つの切欠き部224bを持つ。そして、ヨーク20のリング状端部204は、その四隅に、4つの突起282が嵌入される4つの嵌入孔204aを持つ。したがって、カバー28の4つの突起282は、上側板バネ22の外周側端部224の2つの貫通孔224aおよび2つの切欠き部224bを介して、ヨーク20のリング状上端部204の4つの嵌入孔204aに嵌入される。
尚、上側板バネ22の外周側端部224とカバー28との間には、バネ定数を調整するためのリング状プレート34が配置されている。
下側板バネ24は、レンズホルダ14の下端に取り付けられる内周側端部242と、ベース部材50に後述のようにして取り付けられる外周側端部244とを有する。
下側板バネ24の内周側端部242は、レンズホルダ14の下端側に固定されている。
一方、下側板バネ24の外周側端部244は、スペーサ30を介してヨーク20に固定されている。換言すれば、スペーサ30と下側板バネ24の外周側端部244とは、ヨーク20とベース部材50との間に挟持されて固定されている。
詳述すると、図6に示されるように、ベース部材50は、中央部に矩形開口部50aを持つ、四角リング形状をしている。ベース部材50は、その四隅で、上方へ突出する4つの突起52を持つ。下側板バネ24の外周側端部244は、これら4つの突起122が貫通する4つの貫通孔244aを持つ。また、スペーサ30は、これら4つの突起122が嵌入する4つの嵌入孔30aを持つ。
図2に示されるように、レンズホルダ14の筒状部140の内周壁には雌ネジ142が切られている。一方、レンズアセンブリ(レンズバレル)12の外周壁には、上記雌ネジ142に螺合される雄ネジ122が切られている。従って、レンズアセンブリ(レンズバレル)12をレンズホルダ14に装着するには、レンズアセンブリ(レンズバレル)12をレンズホルダ14の筒状部140に対して光軸O周りに回転して光軸O方向に沿って螺合することにより、レンズアセンブリ(バレル)12をレンズホルダ14内に収容し、接着剤などによって互いに接合する。
アクチュエータ本体10は、駆動コイル16に電力を供給するための一対の電極36を備えている。ベース部材50は、この一対の電極36を挿設するための一対の挿入孔50b(図6参照)を持つ。
一対の電極36を介して駆動コイル16に通電することで、永久磁石18の磁界と駆動コイル16に流れる電流による磁界との相互作用によって、レンズホルダ14(レンズアセンブリ12)を光軸O方向に位置調整することが可能である。
上記アクチュエータ本体10において、レンズアセンブリ12を保持するレンズホルダ14と駆動コイル16との組み合わせは、中央部に配置された柱状の可動部(14,16)として働く。また、永久磁石18、ヨーク20、およびカバー28の組み合わせは、可動部(14,16)の周囲に配置された筒状の固定部(18,20、28)として働く。
次に、図5および図6を参照して、ヨーク20とベース部材50との位置決め構造について説明する。
図5に示されるように、ヨーク20の外筒部(シールドヨーク)202の下端202aは、ベース部材50の主面上まで延在している。外筒部(シールドヨーク)202は、その下端202aで、前後方向Xで対向する両側壁面に、4つの位置決め用凹部202bを持つ。
一方、図6に示されるように、ベース部材50は、前後方向で対向する両端面に、上記4つ位置決め用凹部202bと嵌合する4つの位置決め用凸部54を有する。
したがって、4つの位置決め用凸部54をそれぞれ4つ位置決め用凹部202bに嵌合することによって、図7および図8に示されるように、ヨーク20とベース部材50とが位置決めされる。
次に、図4を参照して、カメラモジュール100が装着されるソケット60について説明する。
ソケット60は、ソケット本体62と、このソケット本体62の4つの側壁に組み付けられる4つのソケット用遮蔽板64と、ソケット用遮蔽板64と一体に設けられた複数のロックピン66とを備えている。図示の例では、ロックピン66は、ソケット本体62の左右方向Yで対向する両側壁に、端部側に8個設けられている。各ロックピン66は、ソケット本体62の内側に突出する屈曲部662を持つ。
ソケット本体62は、絶縁性を有する材料で形成されている。ソケット用遮蔽板64は、電磁遮蔽性および弾性を有する材料で形成されている。
図1に示されるように、カメラモジュール100は、ソケット本体62の底壁上で4つの側壁の内側に収容される。8個のロックピン66は、カメラモジュール100をロックするためのものである。
図5を参照すると、ヨーク20のシールドヨーク202は、その下端202aで、左右方向Yで対向する両側壁面に、8個のロックピン66を受ける4つの曲げ部202cを備えている。
図2に示されるように、カメラモジュール100をソケット60に装着すると、ロックピン66の屈曲部662がシールドヨーク202の曲げ部202cと直接接触する。これにより、ヨーク20とロックピン66(ソケット用遮蔽板64)とを確実に導通させることができる。
このように、ソケット60のロックピン66で、シールドヨーク202の曲げ部202cを押えているので、携帯型小型カメラの落下試験でも、ベース部材50からアクチュエータ本体10が抜けることがない。
シールドヨーク202(ヨーク20)は、強磁性体材料から構成され、電磁遮蔽性を有する。したがって、磁気回路とは別に、上述した特許文献1に記載されているようなケースを設ける必要がない。
図6を参照すると、ベース部材50は、曲げ部202cの下に接着溝50cを持つ。これにより、ヨーク20とベース部材50との接着層を確保することができる。尚、接着剤は、曲げ部202cと接着溝50cとの間の隙間に、表面張力によって広がる。ベース部材50は、その外周側面にシールド膜(図示せず)が蒸着されている。したがって、ヨーク20とベース部材50との間の導通も確実にとることができる。
図6乃至図8に示されるように、ベース部材50は、その前面に2つの切欠き溝50dを持ち、その右側面、左側面、および後面にそれぞれ1つの傾斜面50eを持つ。ベース部材50とヨーク20とは、これら2つの切欠き溝50dと3つの傾斜面50eとに、例えば、エポキシ樹脂からなる接着剤を塗布することにより、互いに接着される。
以上、本発明についてその好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明の精神を逸脱しない範囲内で、種々の変形が当業者によって可能であるのは明らかである。
100 カメラモジュール
10 アクチュエータ本体
12 レンズアセンブリ(レンズバレル)
122 雄ネジ
14 レンズホルダ
140 筒状部
140−1 接触面
142 雌ネジ
16 駆動コイル
18 永久磁石
182 略三角柱状の永久磁石片
20 ヨーク
202 シールドヨーク(外筒部)
202a 下端
202b 位置決め用凹部
202c 曲げ部
204 リング状端部
204a 嵌入孔
206 バックヨーク(内側垂直延在部)
22 上側板バネ(前側スプリング)
222 内周側端部
224 外周側端部
224a 貫通孔
224b 切欠き部
226 腕部
24 下側板バネ(後側スプリング)
242 内周側端部
244 外周側端部
244a 貫通孔
26 ストッパ
28 カバー
28a 円形開口部
282 突起
30 スペーサ
30a 嵌入孔
34 リング状プレート
36 電極
40 センサ基板
42 撮像素子
50 ベース部材
50a 矩形開口部
50b 挿入孔
50c 接着溝
50d 切欠き溝
50e 傾斜面
52 突起
54 位置決め用凸部
60 ソケット
62 ソケット本体
64 ソケット用遮蔽板
66 ロックピン
662 屈曲部
O 光軸(駆動軸)

Claims (4)

  1. ソケットに装着され得るカメラモジュールであって、前記ソケットは、当該カメラモジュールをロックするための複数のロックピンを備え、前記カメラモジュールは、
    レンズアセンブリをレンズの光軸方向に沿って移動可能に支持する、ムービングコイル方式の駆動部を含むアクチュエータ本体であって、前記駆動部は、永久磁石を内壁面に配置する筒状のシールドヨークを有する、前記アクチュエータ本体と、
    撮像素子を搭載するセンサ基板と、
    前記アクチュエータ本体と前記センサ基板との間に配置されるベース部材とから構成され、
    前記シールドヨークは、前記ロックピンを受ける曲げ部を備えたことを特徴とする、カメラモジュール。
  2. 前記ベース部材は、前記曲げ部の下に接着溝を持つ、請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記アクチュエータ本体は、
    前記レンズアセンブリを保持するための筒状部を有するレンズホルダと、
    該レンズホルダに前記筒状部の外周囲に位置するように固定されたリング状の駆動コイルと、
    該駆動コイルと対向する前記永久磁石と、
    該永久磁石を保持するヨークであって、内壁面に前記永久磁石を配置する筒状の前記シールドヨークと、前記駆動コイルを間に挟んで前記永久磁石と対向する複数個のバックヨークとを含む、前記ヨークと、
    前記レンズホルダの筒状部の光軸方向両側に設けられ、前記レンズホルダを径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネと、
    を備える、
    請求項1又は2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記シールドヨークは、四角筒状をしており、
    前記駆動コイルは、円筒状をしており、
    前記永久磁石は、前記シールドヨークの四隅に取り付けられた4個の略三角柱状の永久磁石片から成り、
    前記バックヨークは4個あって、前記4個のバックヨークは、前記駆動コイルを間に挟んで前記4個の略三角柱状の永久磁石片と対向して、前記光軸と平行に延在している、
    請求項3に記載のカメラモジュール。
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