JP5271846B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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本発明は、携帯電話等に使用される比較的小型のカメラに搭載されるレンズ駆動装置に関する。
従来、携帯電話等に搭載されるカメラの撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置として、複数のレンズが固定されるとともに光軸方向へ移動する移動筒と、2個のバネ部材を介して移動筒を移動可能に保持する外筒と、外筒に固定される撮像素子とを備えるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。この特許文献1および2に記載のレンズ駆動装置では、移動筒の内周面に複数のレンズが固定されている。また、このレンズ駆動装置では、撮像素子が配置される撮像素子側に、複数のレンズのうちで最も外径の大きなレンズが配置されている。
特開2007−86159号公報 特開2007−108539号公報
近年、携帯電話等に使用されるカメラの市場では、カメラの小型化の要求が一段と高まっており、そのため、カメラに搭載されるレンズ駆動装置の小型化の要求も一段と高まっている。一方で、近年、携帯電話等に使用されるカメラの市場では、高画素化、高解像度化の要求が高まっており、レンズ駆動装置に搭載される複数のレンズのうちの撮像素子側(反被写体側)に配置されるレンズの外径が大型化する傾向にある。そのため、レンズ駆動装置を小型化することが困難な状況が生じつつある。
そこで、本発明の課題は、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、小型化することが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズ駆動装置は、被写体を撮影するカメラに搭載されるレンズ駆動装置において、複数のレンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、可動体を光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備え、可動体は、複数のレンズが固定されるレンズホルダと、レンズホルダが固定される略筒状のホルダ固定部材とを備え、複数のレンズのうちの少なくとも1枚は、他のレンズよりも外径が大きく、かつ、他のレンズよりも反被写体側に配置される大径レンズであり、レンズホルダの反被写体側部分には、大径レンズを固定するための大径部が形成され、ホルダ固定部材の内径は、大径部の外径よりも小さく、レンズホルダの被写体側部分は、ホルダ固定部材の内周側に配置されるとともに、大径部は、ホルダ固定部材の反被写体側の端面である反被写体側端面よりも反被写体側に配置され、固定体には、反被写体側端面に当接して光軸方向における可動体の基準位置を決める当接部が形成され、当接部は、光軸方向における大径部と反被写体側端面との間に配置されていることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置では、他のレンズよりも外径の大きな大径レンズが配置される大径部がレンズホルダの反被写体側部分に形成されている。また、本発明では、略筒状に形成されるホルダ固定部材の内径は、大径部の外径よりも小さくなっており、かつ、大径部は、ホルダ固定部材の反被写体側の端面である反被写体側端面よりも反被写体側に配置されている。すなわち、本発明では、大径部の外径の大きさに関係なく(すなわち、大径レンズの外径の大きさに関係なく)、他のレンズの外径の大きさに応じて、ホルダ固定部材の内径を設定することが可能になっており、また、設定されたホルダ固定部材の内径に基づいて、ホルダ固定部材の外径を設定することが可能になっている。したがって、本発明では、大径レンズの外径が大きくなっても、ホルダ固定部材の外径を小さくすることが可能になる。その結果、本発明では、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
また、本発明では、ホルダ固定部材の反被写体側端面に当接して光軸方向における可動体の基準位置を決める当接部が、光軸方向における大径部と反被写体側端面との間に配置されている。すなわち、本発明では、反被写体側端面に当接する当接部が、光軸方向において、大径部の径方向外側部分と重なるように配置されている。そのため、本発明では、大径部の外径が大きくなっても、大径部よりも径方向外側に当接部が配置されている場合と比較して、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。すなわち、本発明では、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明において、当接部は、固定体の外周側からレンズ駆動装置の径方向内側に向かって突出するように形成されていることが好ましい。このように構成すると、レンズ駆動装置が搭載されるカメラにおいて撮像素子や回路基板等が配置される反被写体側へ塵埃が侵入するのを当接部によって防ぐことが可能になる。
本発明において、当接部よりも被写体側であって、かつ、ホルダ固定部材の外周側には、可動体の反被写体側において、可動体と固定体とを繋ぐ板バネが配置されていることが好ましい。このように構成すると、可動体の反被写体側に板バネが配置される場合であっても、ホルダ固定部材にレンズホルダを固定する際の、板バネと大径部との干渉を防止することが可能になる。したがって、板バネの変形を防止することが可能になる。また、板バネと大径部とが接触することで生じうる塵埃の発生を防止することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、光軸方向から見たときの形状が略四角形状となるように形成され、駆動機構は、レンズ駆動装置の四隅に配置される略柱状の駆動用磁石部と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向配置される駆動用コイルとを備え、駆動用磁石部は、駆動用コイルとの対向位置で駆動用コイルを通過する磁束が発生するように着磁され、駆動用磁石部および駆動用コイルは、当接部よりも被写体側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、デッドスペースとなりやすいレンズ駆動装置の四隅に駆動用磁石部および駆動用コイルを配置することができる。また、このように構成すると、大径部の外周側に、駆動用磁石部および駆動用コイルが配置されないため、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、駆動用磁石部および駆動用コイルの配置位置をレンズ駆動装置の径方向外側へずらす必要がない。したがって、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。また、このように構成すると、駆動用磁石部の全周および駆動用コイルの全周を利用して可動体を駆動するための磁気回路を効率良く形成することが可能になる。
以上のように、本発明では、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1のF−F断面の断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図2に示す駆動用磁石部および駆動用コイルの配置関係を説明するための斜視図である。 図5に示す駆動用磁石部および駆動用コイルの側面図である。 図6のG−G方向から駆動用磁石片および駆動用コイルを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(レンズ駆動装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。図3は、図1のF−F断面の断面図である。図4は、図1に示すレンズ駆動装置1の分解斜視図である。図5は、図2に示す駆動用磁石部17および駆動用コイル18の配置関係を説明するための斜視図である。図6は、図5に示す駆動用磁石部17および駆動用コイル18の側面図である。図7は、図6のG−G方向から駆動用磁石片24および駆動用コイル18を示す図である。
本形態のレンズ駆動装置1は、被写体を撮影するカメラに搭載されるものである。具体的には、レンズ駆動装置1は、携帯電話等に使用される比較的小型のカメラに搭載されるものである。このレンズ駆動装置1は、図1に示すように、全体として略四角柱状に形成されている。すなわち、レンズ駆動装置1は、撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略四角形状となるように形成されている。本形態では、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。
本形態のレンズ駆動装置1が搭載されるカメラでは、図2の下側(すなわち、Z2方向側)に図示を省略する撮像素子や回路基板等が配置されており、図2の上側(すなわち、Z1方向側)に配置される被写体が撮影される。したがって、以下の説明では、Z1方向側を被写体側(物体側)、Z2方向側を反被写体側(撮像素子側)とする。また、以下の説明では、光軸Lに直交するとともに互いに直交する2方向をX方向、Y方向とする。また、X方向とY方向とから形成される平面をXY平面とする。本形態では、レンズ駆動装置1の4つの側面は、X方向またはY方向と平行になっている。
レンズ駆動装置1は、図1〜図4に示すように、撮影用のレンズを保持し光軸方向へ移動可能な可動体2と、可動体2を光軸方向へ移動可能に保持する固定体3と、可動体2を光軸方向へ駆動するための駆動機構4と、可動体2と固定体3とを繋ぐ2種類の板バネ5、6(図4参照)とを備えている。なお、図2では、板バネ5、6の図示を省略している。
可動体2は、複数のレンズが固定されるレンズホルダ7と、レンズホルダ7が固定されるホルダ固定部材としてのスリーブ8とを備えている。なお、図4では、レンズホルダ7の図示を省略している。
レンズホルダ7は、略円筒状に形成されており、その内周側に、光軸方向から見たときの形状が略円形状となる複数のレンズが固定されている。本形態では、複数のレンズのうちの少なくとも1枚は、他のレンズよりも外径の大きな大径レンズである。この大径レンズは、他のレンズよりも反被写体側に配置されている。すなわち、大径レンズは、レンズホルダ7の反被写体側に配置されている。そのため、図2、図3に示すように、レンズホルダ7の反被写体側の外径は、被写体側の外径よりも大きくなっている。すなわち、レンズホルダ7は、段付きの略円筒状に形成されており、レンズホルダ7の反被写体側の端部には、大径レンズを固定するための大径部7aが形成されている。
スリーブ8は、略筒状に形成されており、その内周側にレンズホルダ7が固定されている。すなわち、スリーブ8には、レンズホルダ7が固定される固定孔8aが光軸方向に貫通するように形成されている。図2、図3に示すように、固定孔8aの内径(すなわち、スリーブ8の内径)は、レンズホルダ7の大径部7aの外径よりも小さくなっている。
本形態では、レンズホルダ7の大径部7aは、スリーブ8の反被写体側の端面である反被写体側端面8bよりも反被写体側に配置されている。すなわち、本形態では、大径部7aが反被写体側端面8bよりも反被写体側に配置されるように、レンズホルダ7の被写体側部分がスリーブ8の内周側に固定されている。また、大径部7aの被写体側の面となる被写体側面7bと反被写体側端面8bとが所定の隙間をあけた状態で、光軸方向において対向するように、レンズホルダ7の被写体側部分がスリーブ8の内周側に固定されている。なお、レンズ駆動装置1の組立時には、レンズホルダ7の被写体側部分は、スリーブ8の反被写体側からスリーブ8の固定孔8aに挿入されて固定される。
固定体3は、被写体側に配置される第1ケース体11と、反被写体側に配置される第2ケース体12とを備えている。
第1ケース体11は、磁性材料で形成されるとともに、底部11aと筒部11bとを有する底付きの略四角筒状に形成されている。被写体側に配置される底部11aの中心には、円形の貫通孔11cが形成されている。第1ケース体11は、駆動機構4の外周面および可動体2の被写体側の外周側を囲むように配置されている。
第2ケース体12は、たとえば、樹脂材料で形成されている。この第2ケース体12は、略四角筒状に形成されており、第2ケース体12の中心には、光軸方向に貫通する貫通孔12aが形成されている。第2ケース体12には、図4に示すように、金属製の端子13が圧入等によって固定されている。また、第2ケース体12には、スリーブ8の反被写体側端面8bが当接する4個の当接部12bと、板バネ6を固定するための4個のバネ固定部12cとが形成されている。
当接部12bは、光軸方向における可動体2の基準位置を決める機能を果たしている。この当接部12bは、光軸方向から見たときに形状が略円弧状となるブロック状に形成されている。また、当接部12bは、貫通孔12aの被写体側の縁から第2ケース体12の径方向の内側に向かって突出するように形成されている。すなわち、当接部12bは、第2ケース体12の外周側からレンズ駆動装置1の径方向内側に向かって突出するように形成されている。また、4個の当接部12bは、図4に示すように、光軸Lを中心にして略90°ピッチで形成されている。具体的には、貫通孔12aの被写体側の縁の、X方向における略中心位置の2箇所とY方向における略中心位置の2箇所とに、4個の当接部12bが形成されている。当接部12bの被写体側の面は、XY平面と略平行に形成されており、この面に反被写体側端面8bが当接する。
本形態では、図3に示すように、当接部12bは、光軸方向において、レンズホルダ7の大径部7aと、スリーブ8の反被写体側端面8bとの間に配置されている。すなわち、当接部12bは、光軸方向における被写体側面7bと反被写体側端面8bとの間に配置されており、光軸方向から見たときに、被写体側面7bおよび反被写体側端面8bと当接部12bとが重なっている。
バネ固定部12cは、第2ケース体12の四隅のそれぞれに形成されている。すなわち、バネ固定部12cは、当接部12bよりも径方向外側に形成されている。バネ固定部12cの被写体側の面は、XY平面と略平行に形成されている。また、バネ固定部12cの被写体側の面は、当接部12bの被写体側の面よりも被写体側に形成されている。バネ固定部12cの被写体側の面には、板バネ6を構成する後述の固定体固定部6bが固定されている。
第2ケース体12は、レンズホルダ7の反被写体側の外周面を覆うように、第1ケース体11の反被写体側に取り付けられている。すなわち、第2ケース体12は、大径部7aの外周面等を覆うように第1ケース体11の反被写体側に取り付けられている。
板バネ5は、スリーブ8に固定される可動体固定部5aと、第1ケース体11に固定される固定体固定部5bと、可動体固定部5aと固定体固定部5bとを繋ぐバネ部5cとから構成されている。可動体固定部5aは、スリーブ8の被写体側の端面に固定され、固定体固定部5bは、略矩形の枠状に形成されたスペーサ14を介して第1ケース体11の底部11aの反被写体側の面に固定されており、板バネ5は、可動体2の被写体側に配置されている。なお、板バネ5は、駆動機構4を構成する後述の駆動用コイル18に電流が供給されていないときに、可動体2が反被写体側に付勢され、スリーブ8の反被写体側端面8bと第2ケース体12の当接部12bとが当接して可動体2が所定の基準位置に配置されるように、わずかに撓んだ状態で、スリーブ8および第1ケース体11に取り付けられている。
板バネ6は、スリーブ8に固定される可動体固定部6aと、第2ケース体12に固定される固定体固定部6bと、可動体固定部6aと固定体固定部6bとを繋ぐバネ部6cとから構成されている。可動体固定部6aは、スリーブ8の反被写体側に固定されている。具体的には、スリーブ8の反被写体側端面8bから被写体側に向かってわずかに窪むバネ固定凹部(図示省略)に可動体固定部6aが固定されている。また、固定体固定部6bは、第2ケース体12のバネ固定部12cに固定されている。すなわち、板バネ6は、可動体2の反被写体側に配置されている。また、板バネ6は、第2ケース体12の当接部12bよりも被写体側に配置されるとともに、スリーブ8の反被写体側の外周側に配置されている。
なお、スリーブ8の反被写体側端面8bから被写体側に向かってわずかに窪むバネ固定凹部に可動体固定部6aが固定されているため、後述の駆動用コイル18に電流が供給されずに、バネ固定部12cの被写体側の面よりも反被写体側に形成される当接部12bの被写体側の面とスリーブ8の反被写体側端面8bとが当接しているときであっても、板バネ6による被写体側への付勢力を可動体2が受けないようにすることが可能になる。すなわち、後述の駆動用コイル18に電流が供給されていないときに、スリーブ8の反被写体側端面8bと第2ケース体12の当接部12bとが当接する基準位置よりも被写体側に板バネ6が可動体2を付勢しないようにすることが可能になり、板バネ5によって、可動体2を反被写体側に付勢して、スリーブ8の反被写体側端面8bと第2ケース体12の当接部12bとを当接させることが可能になる。
駆動機構4は、図2、図3および図5等に示すように、レンズ駆動装置1の四隅(具体的には、第1ケース体11の内側の四隅)に配置される略三角柱状の4個の駆動用磁石部17と、略三角筒状に巻回され、その内周側が駆動用磁石部17の外周面と所定の隙間を介して対向配置される4個の駆動用コイル18とを備えている。
駆動用磁石部17は、光軸方向で重なるように配置される略三角柱状の2個の駆動用磁石片23、24と、駆動用磁石片23、24の間に配置される磁性板25とを備えている。本形態では、駆動用磁石片23が被写体側に配置され、駆動用磁石片24が反被写体側に配置されており、駆動用磁石片23の反被写体側の端面と磁性板25の被写体側の面とが固定され、駆動用磁石片24の被写体側の端面と磁性板25の反被写体側の面とが固定されている。
駆動用磁石片23、24は、光軸方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形となるように形成されており、駆動用磁石片23、24は、光軸方向から見たときに、その斜辺を除く2辺が第1ケース体11の筒部11bの内周面と略平行になるように配置されている。すなわち、光軸方向から見たときに、対角線上に配置される駆動用磁石片23、24の斜辺同士が互いに対向するように、駆動用磁石片23、24が配置されている。磁性板25は、磁性材料で形成されている。この磁性板25は、光軸方向から見たときの形状が駆動用磁石片23、24と同様の略直角二等辺三角形状となる平板状に形成されている。
駆動用磁石片23は、第1ケース体11の底部11aに固定されている。具体的には、駆動用磁石片23の被写体側の端面が、底部11aの反被写体側の面に固定されている。4個の駆動用磁石片24の反被写体側の端面には、磁性材料で形成された平板状の磁性板26が固定されている。磁性板26は、略四角枠状に形成されている。また、磁性板26の外周端は、第1ケース体11の筒部11bの内周面に当接している。
駆動用コイル18は、光軸方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形状となるように巻回されて形成されている。4個の駆動用コイル18は、スリーブ8の外周面に固定されている。具体的には、4個の駆動用コイル18の内周面のそれぞれと4個の駆動用磁石部17の外周面のそれぞれとが所定の隙間を介して略平行になるように、光軸Lを中心にして略90°ピッチで4個の駆動用コイル18がスリーブ8の外周面に固定されており、駆動用コイル18は、第1ケース体11の内側の四隅に配置されている。駆動用コイル18は、第1ケース体11の内周面との間に所定の隙間を保った状態で、第1ケース体11の内側の四隅に配置されており、スリーブ8とともに光軸方向へ移動可能となっている。なお、4個の駆動用コイル18の被写体側の端面および反被写体側の端面には、コイル保護部材20、21が固定されている。
本形態では、駆動用コイル18の反被写体側端が、駆動用磁石片24の被写体側端よりも被写体側へ移動することがなく、かつ、駆動用コイル18の被写体側端が、駆動用磁石片23の反被写体側端よりも反被写体側へ移動することがないように、駆動用磁石部17および駆動用コイル18が形成され、配置されている。また、本形態では、磁性板26は、第2ケース体12の当接部12bよりも被写体側に配置されている。すなわち、本形態では、駆動用磁石部17および駆動用コイル18は、当接部12bよりも被写体側に配置されている。
図2、図6に示すように、駆動用磁石部17を構成する2個の駆動用磁石片23、24は、光軸方向において、同じ磁極同士(S極とS極、あるいは、N極とN極)が対向するように配置されている。すなわち、駆動用磁石片23、24同士の対向面は、いずれも同じ磁極に着磁されている。たとえば、駆動用磁石片23、24同士の対向面はいずれもS極に着磁されている。そのため、駆動用磁石片23、24の間には、図6、図7の矢印のように、駆動用コイル18の三面を通過する磁束が発生している。すなわち、駆動用磁石部17は、駆動用コイル18との対向位置で駆動用コイル18を通過する磁束が発生するように着磁されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、レンズホルダ7の大径部7aは、スリーブ8の反被写体側端面8bよりも反被写体側に配置されており、また、スリーブ8の内径は、大径部7aの外径よりも小さくなっている。すなわち、本形態では、大径部7aの外径の大きさに関係なく(すなわち、大径部7aに固定される大径レンズの外径の大きさに関係なく)、大径レンズ以外のレンズの外径の大きさに応じて、スリーブ8の内径を設定することが可能となっており、また、設定されたスリーブ8の内径に基づいて、スリーブ8の外径を設定することが可能となっている。したがって、本形態では、大径レンズの外径が大きくなっても、スリーブ8の外径を小さくすることが可能になり、その結果、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
また、本形態では、反被写体側端面8bが当接する当接部12bは、光軸方向における大径部7aと反被写体側端面8bとの間に配置されている。そのため、本形態では、大径部7aの外径が大きくなったとしても、大径部7aよりも径方向外側に当接部12bが配置されている場合と比較して、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
本形態では、当接部12bは、第2ケース体12の貫通孔12aの被写体側の縁から第2ケース体12の径方向の内側に向かって突出するように形成されている。そのため、撮像素子や回路基板等が配置される反被写体側へ駆動機構4等で発生した塵埃が侵入するのを当接部12bによって防ぐことが可能になる。
本形態では、板バネ6は、当接部12bよりも被写体側に配置されるとともに、スリーブ8の反被写体側の外周側に配置されている。そのため、スリーブ8にレンズホルダ7を固定する際の、板バネ6と大径部7aとの干渉を防止することができる。したがって、板バネ6の変形を防止することが可能になる。また、板バネ6と大径部7aとが接触することで生じうる塵埃の発生を防止することができる。
本形態では、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるレンズ駆動装置1の四隅に略三角柱状の駆動用磁石部17および略三角筒状の駆動用コイル18が配置されている。そのため、光軸方向から見たときの形状が略円形状となるレンズを駆動するレンズ駆動装置1のデッドスペースとなるレンズ駆動装置1の四隅に駆動用磁石部17および駆動用コイル18を配置することができる。また、本形態では、駆動用磁石部17および駆動用コイル18は、当接部12bよりも被写体側に配置されている。すなわち、駆動用磁石部17および駆動用コイル18は、大径部7aよりも被写体側に配置されている。そのため、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、駆動用磁石部17および駆動用コイル18の配置位置をレンズ駆動装置1の径方向外側へずらす必要がない。したがって、反被写体側に配置されるレンズの外径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
本形態では、略三角筒状に巻回された駆動用コイル18の内周面が駆動用磁石部17の外周面と所定の隙間を介して対向配置され、かつ、駆動用磁石部17は、駆動用コイル18との対向位置で駆動用コイル18を通過する磁束が発生するように着磁されている。そのため、本形態では、駆動用磁石部17の全周および駆動用コイル18の全周を利用して可動体2を駆動するための磁気回路を効率良く形成することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。この他にもたとえば、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状や略台形状となるように形成されても良い。また、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略四角形状以外の略多角形状となるように形成されても良いし、光軸方向から見たときの形状が略円形状あるいは略楕円形状となるように形成されても良い。
上述した形態では、駆動用磁石部17は略三角柱状に形成されているが、駆動用磁石部17は略三角柱状以外の略多角柱状に形成されても良いし、略円柱状や略楕円柱状に形成されても良い。また、上述した形態では、駆動用コイル18は略三角筒状に巻回されているが、駆動用コイル18は略三角筒状以外の略多角筒状に巻回されても良いし、略円筒状や略楕円筒状に巻回されても良い。
上述した形態では、レンズ駆動装置1の四隅に駆動用磁石部17および駆動用コイル18が配置されている。この他にもたとえば、可動体2の駆動力を得ることができるのであれば、レンズ駆動装置1の四隅の3箇所、2箇所あるいは1箇所のみに駆動用磁石部17および駆動用コイル18が配置されても良い。
上述した形態では、駆動機構4は、レンズ駆動装置1の四隅に配置される略三角柱状の4個の駆動用磁石部17と、略三角筒状に巻回され、その内周側が駆動用磁石部17の外周面と所定の隙間を介して対向配置される4個の駆動用コイル18とを備えている。この他にもたとえば、駆動機構4は、スリーブ8の外周面に巻回される駆動用コイルと、この駆動用コイルの外周面に対向するように配置される駆動用磁石とを備えていても良い。すなわち、駆動機構4は、特開2008−58659号公報に記載のレンズ駆動装置のレンズの駆動機構と同様に構成されても良い。
上述した形態では、可動体2側に駆動用コイル18が固定され、固定体3側に駆動用磁石部17が固定されているが、可動体2側に駆動用磁石部17が固定され、固定体3側に駆動用コイル18が固定されても良い。
1 レンズ駆動装置
2 可動体
3 固定体
4 駆動機構
6 板バネ
7 レンズホルダ
7a 大径部
8 スリーブ(ホルダ固定部材)
8b 反被写体側端面
12 第2ケース体
12b 当接部
17 駆動用磁石部
18 駆動用コイル
L 光軸
Z1 被写体側
Z2 反被写体側

Claims (4)

  1. 被写体を撮影するカメラに搭載されるレンズ駆動装置において、
    複数のレンズを保持し前記レンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、前記可動体を前記光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、前記可動体を前記光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備え、
    前記可動体は、複数の前記レンズが固定されるレンズホルダと、前記レンズホルダが固定される略筒状のホルダ固定部材とを備え、
    複数の前記レンズのうちの少なくとも1枚は、他の前記レンズよりも外径が大きく、かつ、他の前記レンズよりも反被写体側に配置される大径レンズであり、
    前記レンズホルダの反被写体側部分には、前記大径レンズを固定するための大径部が形成され、
    前記ホルダ固定部材の内径は、前記大径部の外径よりも小さく、
    前記レンズホルダの被写体側部分は、前記ホルダ固定部材の内周側に配置されるとともに、前記大径部は、前記ホルダ固定部材の反被写体側の端面である反被写体側端面よりも反被写体側に配置され、
    前記固定体には、前記反被写体側端面に当接して前記光軸方向における前記可動体の基準位置を決める当接部が形成され、
    前記当接部は、前記光軸方向における前記大径部と前記反被写体側端面との間に配置されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記当接部は、前記固定体の外周側から前記レンズ駆動装置の径方向内側に向かって突出するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記当接部よりも被写体側であって、かつ、前記ホルダ固定部材の外周側には、前記可動体の反被写体側において、前記可動体と前記固定体とを繋ぐ板バネが配置されていることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記光軸方向から見たときの形状が略四角形状となるように形成され、
    前記駆動機構は、前記レンズ駆動装置の四隅に配置される略柱状の駆動用磁石部と、略筒状に巻回されて形成され、その内周面が前記駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向配置される駆動用コイルとを備え、
    前記駆動用磁石部は、前記駆動用コイルとの対向位置で前記駆動用コイルを通過する磁束が発生するように着磁され、
    前記駆動用磁石部および前記駆動用コイルは、前記当接部よりも被写体側に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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