JP2014039591A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者に今までにない斬新な予告演出が行われたことによる面白みを提供する。
【解決手段】予告演出には、初期位置から演出図柄表示装置の視認を遮る所定位置まで第1可動予告役物が可動する演出と、第1可動予告役物が所定位置まで可動した後に、第1可動予告役物の背後の演出図柄表示装置の画面上で第1可動予告役物よりも小さく行われる隠れ示唆演出と、があり、第1可動予告役物が所定位置まで可動すると、第1可動予告役物と演出図柄表示装置との間には前後方向に隙間ができるようにし、第1可動予告役物は、隠れ示唆演出の表示が終了してから初期位置に戻る。
【選択図】図11

Description

本発明は、演出表示を行う表示部と演出用の可動役物とを備えた弾球遊技機に関する。
現在のパチンコ遊技機は、遊技領域に設けられた始動口に遊技球が入球すると、入球した際に抽出した乱数値を所定数を限度に記憶し、該記憶した乱数値が予め定められている大当り遊技を発生させる値であるか否かの抽選を、記憶した順に行っている。
大当り遊技を発生させるか否かの抽選結果は、特別図柄の変動を経て確定表示により報知される。なお、特別図柄は遊技領域の隅に小さく表示されるだけであるので、遊技領域の中央に設けられた演出図柄表示装置にて特別図柄の疑似演出を行い、その疑似演出中にて、当たる可能性の大きさを示すための予告演出が行われるようにして遊技者に現在変動中のものに対しての抽選結果に期待感を与えたり、与えなかったりしている。
また、予告演出は、演出図柄表示装置の画像だけでなく、演出用に可動する役物を備え、該役物が可動することで予告演出を行っている。また、役物による予告演出は、遊技者に期待感を与えるものであるので、遊技者に分かりやすいように大きな役物にしたり、インパクトのある動きをさせるようにしている<特許文献1>。
特開2008−200215号公報
現在のパチンコ遊技機は、通常遊技状態中に予告演出を頻繁に行うようになっており、その結果遊技者は、通常の予告演出には慣れてしまい、実際に予告演出が行われても期待感や面白みを感じないようになってしまっている。そこで、本願発明は、今までにない斬新な予告演出を行うようにし、遊技者に予告演出が行われたことによる面白みを提供することを目的としてなされたものである。
請求項1記載の遊技機は、
始動口への遊技球の入球に起因して抽出した乱数値に基づいて、遊技者にとって有利な大当り遊技を生起させるか否かを抽選する抽選手段と、
該抽選手段による抽選結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
該特別図柄表示装置に表示する特別図柄に対応した疑似演出を表示する演出図柄表示装置と、
前記抽選手段による抽選結果に基づいて、前記疑似演出中に該抽選結果を示唆する演出を行う予告手段と、を備え、
該予告手段によって行う演出には、初期位置から前記演出図柄表示装置の視認を遮る所定位置まで第1可動予告役物が可動する演出と、
該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、該第1可動予告役物の背後の前記演出図柄表示装置の画面上で該第1可動予告役物よりも小さく表示される隠れ示唆演出と、があり、
前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動すると、該第1可動予告役物と前記演出図柄表示装置との間には前後方向に隙間ができるようにし、
該第1可動予告役物は、該隠れ示唆演出の表示が終了してから前記初期位置に戻るようにした
ことを特徴とする弾球遊技機である。
始動口への遊技球の入球に起因して抽出する乱数値は複数種類としてもよく、遊技者にとって有利な大当りを生起させるか否かの当否判定に用いる当否(大当り)判定用乱数の他に、該当否判定用乱数の抽選結果に応じて表示する確定図柄の種類と、図柄の変動内容を決定するために用いる乱数とするのが好適であり、例えば大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数としてもよい。
演出図柄表示装置は演出制御を行うサブ制御装置によって制御される構成が望ましく、サブ制御装置は、主制御装置から受信する抽選結果に基づいたコマンドに対して選択可能な演出パターンを複数備える構成が好適であり、コマンド受信時に抽出した、サブ制御装置自身が生成する乱数値や、受信時の遊技状態等に応じて、複数種類の演出変動態様の中から一つの演出態様(予告演出態様も含む)を選択する構成が望ましい。
前後関係として前の位置にある所定位置の第1可動予告役物と、後ろの位置にある演出図柄表示装置との間の隙間は、第1可動予告役物が所定位置にある場合、演出図柄表示装置を正面から見ると該第1可動予告役物の背面で実施されている演出図柄表示装置上の隠れ示唆演出は視認できないが、該第1可動予告役物の後ろを覗き込むように視点(どこから見ているかを示す)を移動すると、演出図柄表示装置上の隠れ示唆演出が視認できる程度の距離が確保されている構成が望ましい。
請求項2記載の遊技機は、
請求項1記載の弾球遊技機において、
前記演出図柄表示装置上に複数種類のキャラクタの中から1つのキャラクタを表示し、
該キャラクタの表示が行われた後に、道具又は衣服を模して形成された前記第1可動予告役物が前記所定位置に可動することで、該キャラクタが道具又は衣服を身に着けている又は持っているように見せ、
前記隠れ示唆演出にて、複数種類の前記キャラクタの体型又は下着、又は外傷を表示するようにし、
前記キャラクタの表示、前記第1可動予告役物の前記所定位置への可動、及び前記隠れ示唆演出の実施によって組合せ態様を完成させるようにし、
複数の該組合せ態様の中から、前記疑似演出中に完成させる1つの前記組合せ態様を選択するキャラクタ完成態様選択手段を備える
ことを特徴とする弾球遊技機である。
キャラクタ完成態様選択手段によって、演出図柄表示装置上に表示されるキャラクタの種類と、所定位置への第1可動予告役物の可動と、遊技者の通常の視点からでは見ることのできない隠れ示唆演出の種類とが選択されることによって、予告演出として実施するキャラクタの最終的な態様が決定し、遊技者の通常の視点からでは見ることのできない隠れ示唆演出の表示態様の違いをも含めて、予告演出の大当り期待度を示唆する構成となる。
請求項3記載の遊技機は、
請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段を備え、
前記第1可動予告役物は、該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に所定の可動1を行う場合があり、
前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動すると、前記隠れ示唆演出と前記第1可動予告役物の前記所定の可動1とで、一方が行われた場合には他方は行われないようにし、
前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出も前記所定の可動1も行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出が行われた場合、又は前記第1可動予告役物の前記所定の可動1が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
ことを特徴とする弾球遊技機である。
第1可動予告役物が所定の可動1を実施した場合においても、遊技者の通常の視点からでは第1可動予告役物の背後の演出図柄表示装置上の表示内容は見ることができない構成であり、「第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に所定の可動1を行う場合」とは、第1可動予告役物が所定位置まで可動し、第1可動予告役物が該所定位置を保持した状態、又は所定位置を保持していなくても隠れ示唆演出の視認が困難な範囲で可動した状態で所定の可動1を行う場合となる。また、第1可動予告役物が所定の可動1を実施した場合、演出図柄表示装置の視認を更に遮る構成(隠れ示唆演出が更に確認しづらくなる構成)としてもよい。
予告態様選択手段が隠れ示唆演出を行う態様、又は前記第1可動予告役物が前記所定の可動1を行う態様を選択した場合の方が、隠れ示唆演出も所定の可動1も行わない態様を選択した場合よりも大当り遊技が生起する確率を示す信頼度が高確率となるが、隠れ示唆演出を行う態様と第1可動予告役物が所定の可動1を行う態様とでは、第1可動予告役物が所定位置まで可動した後に隠れ示唆演出を行う態様よりも、所定の可動1を行う態様の方が信頼度を高く設定するのが好適である。
なお、この場合の大当り遊技が生起する確率である信頼度は、大当りになる場合の出現率(予告態様選択手段による選択率)とはずれになる場合の出現率(選択率)を合算した全体の出現率(選択率)に対し、大当りになる場合の出現率(選択率)の割合を示すものである。このため、全体出現率に対して大当りになる場合の出現率(選択率)が高くなるほど大当り信頼度も高くなる。大当り信頼度を設定するための出現率(選択率)は、各変動パターンに対して振り分けられる振分乱数の振分態様(振分比率)によって規定することができる。
請求項4記載の遊技機は、
請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段と、
前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に可動する場合がある該第1可動予告役物とは異なる第2可動予告役物と、を備え、
前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後は、前記隠れ示唆演出と前記第2可動予告役物の可動とで、一方が行われた場合には他方は行われないようにし、
前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出も前記第2可動予告役物の可動も行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出が行われた場合、又は前記第2可動予告役物の可動が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
ことを特徴とする弾球遊技機である
第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に第2可動予告役物が可動した場合であっても、遊技者の通常の視点からでは第1可動予告役物の背後の演出図柄表示装置上の表示内容は見ることができない構成であり、第1可動予告役物が所定位置への可動後に、該所定位置を保持した状態、又は所定位置を保持していなくても隠れ示唆演出の視認が困難な範囲で可動した状態で第2可動予告役物が可動する構成となる。また、第2可動予告役物が可動した場合、演出図柄表示装置の視認を更に遮る構成(隠れ示唆演出が更に確認しづらくなる構成)としてもよい。
予告態様選択手段が第1可動予告役物が所定位置まで可動した後に、隠れ示唆演出を行う態様、又は第2可動予告役物の可動を行う態様を選択した場合の方が隠れ示唆演出も第2可動役物の可動も行わない態様を選択した場合よりも大当り遊技が生起する確率を示す信頼度が高確率となり、隠れ示唆演出を行う態様と第2可動予告役物が可動を行う態様とでは、第1可動予告役物が所定位置まで可動した後に隠れ示唆演出を行う態様よりも、第2可動予告役物が可動を行う態様の方が信頼度を高く設定するのが好適である。
請求項5記載の遊技機は、
請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段を備え、
前記第1可動予告役物は、該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後、前記演出図柄表示装置の視認を更に大きく遮る所定の可動2を行う場合があり、前記隠れ示唆演出を行う場合には、前記所定の可動2が行われる前に行うようにし、
前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し該第1可動予告役物の前記所定の可動2が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し前記所定の可動2が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定し、
更に、前記第1可動予告役物が前記所定の可動2を行う場合、前記隠れ示唆演出が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、該隠れ示唆演出が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
ことを特徴とする弾球遊技機である。
第1可動予告役物が行う場合がある「演出図柄表示装置の視認を更に大きく遮る所定の可動2」は、第1可動予告役物の所定位置への可動によって視認を遮られた演出図柄表示装置上の表示範囲が、所定の可動2が行われることによって更に視認できない表示範囲が拡大する構成であり、結果的に、所定の可動2が行われると、隠れ示唆演出の表示内容(又は隠れ示唆演出が表示される位置の表示内容)が、更に確認し辛くなる構成であればよい。
隠れ示唆演出の表示内容(又は隠れ示唆演出が表示される位置の表示内容)が、更に確認し辛くなる構成とは、例えば、演出図柄表示装置を第1可動予告役物が覆う範囲を拡大する方法の他に、演出図柄表示装置と第1可動予告役物との間の隙間を狭くすることによって第1可動予告役物の背後の演出図柄表示装置上の表示が更に確認しづらくなる構成としてもよい。第1可動予告役物が所定の可動2を行うタイミングで隠れ示唆演出の表示範囲を縮小させても同様の効果がある。また、第1可動予告役物が所定の可動2を行うと、第1可動予告役物の背面にあたる演出図柄表示装置上の表示内容(隠れ示唆演出)を確認することが不可能となる構成としてもよい。
請求項6記載の遊技機は、
請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段を備え、
前記第1可動予告役物は、該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後、前記演出図柄表示装置の視認を更に大きく遮る所定の可動2を行う場合があり、
前記予告態様選択手段は、前記隠れ示唆演出を行う場合、前記所定の可動2が行われる前に前記隠れ示唆演出を表示する態様か、前記所定の可動2が行われた後に前記隠れ示唆演出を表示する態様かを選択し、
前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し該第1可動予告役物の前記所定の可動2が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し前記所定の可動2が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定し、
更に、前記第1可動予告役物が前記所定の可動2を行う場合、前記隠れ示唆演出が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、該隠れ示唆演出が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
ことを特徴とする弾球遊技機である。
第1可動予告役物が行う場合がある「演出図柄表示装置の視認を更に大きく遮る所定の可動2」は、第1可動予告役物の所定位置への可動によって視認を遮られた演出図柄表示装置上の表示範囲が、所定の可動2が行われることによって更に視認できない表示範囲が拡大する構成であり、結果的に、所定の可動2が行われると、隠れ示唆演出の表示内容(又は隠れ示唆演出が表示される位置の表示内容)が、更に確認し辛くなる構成であればよい。
隠れ示唆演出の表示内容(又は隠れ示唆演出が表示される位置の表示内容)が、更に確認し辛くなる構成とは、例えば、演出図柄表示装置を第1可動予告役物が覆う範囲を拡大する方法の他に、演出図柄表示装置と第1可動予告役物との間の隙間を狭くすることによって第1可動予告役物の背後の演出図柄表示装置上の表示が更に確認しづらくなる構成としてもよい。第1可動予告役物が所定の可動2を行うタイミングで隠れ示唆演出の表示範囲を縮小させても同様の効果がある。また、第1可動予告役物が所定の可動2を行うと、第1可動予告役物の背面にあたる演出図柄表示装置上の表示内容(隠れ示唆演出)を確認することが不可能となる構成としてもよい。
請求項1に記載の弾球遊技機では、遊技者に分かりやすく行っていた予告演出を、全く逆に遊技者が分からないように行うことで、その予告演出(隠れ示唆演出)の存在に気が付いた遊技者に、驚きと喜びと、自分だけが知っているという特別感を与えることが出来るようになる。また、その予告演出(隠れ示唆演出)に気が付いた遊技者は、他にも隠された予告が行われているのかと思い、演出を隅々まで確認するようになり、新たな遊技の楽しみを与えることができる。
請求項2に記載の弾球遊技機では、疑似演出、第1可動予告役物、隠れ示唆演出による演出の一体感を創出すことができ、遊技者に感動を与えることができる。
請求項3に記載の弾球遊技機では、第1可動予告役物が所定位置まで可動した後に、第1可動予告役物が所定の可動1を行わなかった場合でも、遊技者は落胆せずに隠れ示唆演出を探すようになり、遊技を楽しむことができるようになる。
請求項4に記載の弾球遊技機では、第1可動予告役物が所定位置まで可動した後に、第2可動予告役物が可動を行わなかった場合でも、遊技者は落胆せずに隠れ示唆演出を探すようになり、遊技を楽しむことができるようになる。
請求項5に記載の弾球遊技機では、第1可動予告役物が所定位置まで可動した後に大当りの可能性が高い場合には、第1可動予告役物が所定位置に可動し、隠れ示唆演出が行われてから第1可動予告役物の所定の可動2が行われるが、第1可動予告役物の所定の可動2が行われると隠れ示唆演出の視認が更に難しくなるため、第1可動予告役物が所定の可動2を実施する以前に隠れ示唆演出の実施と態様を確認しなければならず、第1可動予告役物が所定位置まで可動してから所定の可動2を行う以前に第1可動予告役物の背面を覗き込むというゲーム性を与え、遊技を楽しませることができるようになる。
請求項6に記載の弾球遊技機では、大当りの可能性が高い場合には、第1可動予告役物が所定位置に可動した後、隠れ示唆演出と第1可動予告役物の所定の可動2が行われるが、隠れ示唆演出は、所定の可動2が行われる前に行われる場合と所定の可動2が行われた後に後に行われるので、遊技者は頻繁に隠れ示唆演出を確認することになり、遊技を楽しむことができる。
パチンコ遊技機1の正面図。 遊技盤8の正面図。 電気的構成を示すブロック図。 第1可動体71の説明図1。 第1可動体71の説明図2。 第1可動体71と演出図柄表示装置54の前後の位置関係を示す図。 主制御装置50が実行する始動入賞処理を示すフローチャート。 主制御装置50が実行する当否判定処理を示すフローチャート。 第1特別図柄と第2特別図柄の変動時間を含む変動パターンの種類の一例を示す図表。 サブ統合制御装置53が実行する変動指示コマンド受信処理を示すフローチャート。 実施例1におけるキャラクタAの第1演出完成態様を示す図。 キャラクタAに対応した隠れ示唆演出の表示態様の種類を示す図。 実施例1におけるキャラクタBの第1演出完成態様を示す図。 キャラクタBに対応した隠れ示唆演出の表示態様の種類を示す図。 実施例2における付属可動部72の可動態様を説明する図。 実施例2における第1演出完成後に付属可動部72が可動する様子を説明する図。 実施例2における第1演出の隠れ示唆演出と付属可動部72の可動とに応じた大当り信頼度を示す図表。 実施例3における第2可動体74を説明する図1。 実施例3における第2可動体74を説明する図2。 実施例3における第1演出完成後に第2可動体74の可動状態を示す図。 実施例3における第1演出の隠れ示唆演出と第2可動体74の可動とに応じた大当り信頼度を示す図表。 実施例4における第1可動体第2可動部73の可動を示す図。 実施例4における第1演出完成後に第1可動体第2可動部73の可動状態を示す図1。 実施例4における第1演出完成後に第1可動体第2可動部73の可動状態を示す図2。 実施例4における第1演出の隠れ示唆演出と第1可動体第2可動部73の可動とに応じた大当り信頼度を示す図表。
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1に遊技機の一種であるパチンコ機1の正面図を示し、詳細に説明する。図1に示す通り、本実施例のパチンコ機1は、大きく長方形の外枠2、前面枠3、意匠枠4a、意匠枠4bとからなる筐体にて各部を保持する構造である。
外枠2左側の上部には金具5aが、下部に金具5bがそれぞれ設けられており、金具5aおよび5bとでヒンジ機構を形成し、前面枠3は外枠2に対して開閉可能に構成され、図示しない前面枠閉鎖スイッチ(図3参照)が前面枠3の閉鎖状態を検出可能に装着されている。また、前面枠3左側の中部には金具5cが設けられ、金具5aと金具5cとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4aは前面枠3に対して開閉可能に構成されている。さらに、金具5cと金具5bとでヒンジ機構を形成し、意匠枠4bは前面枠3に対して開閉可能に構成されている。
ヒンジ機構が形成される逆側(ここでは右側)には、外枠2と前面枠3との施錠、前面枠3と意匠枠4aとの施錠、前面枠3と意匠枠4bとの施錠/解錠を行うための鍵穴6aを有するスライド錠6が設けられている。尚、本実施例のパチンコ機1は、外枠2の左隣にCRプリペイドカードユニット7を設けている所謂CR機として説明するが、CRプリペイドカードユニット7を設けない所謂現金機としても何ら差し支えない。
意匠枠4aは、後述する遊技盤8を視認可能とするために透明樹脂板またはガラス板を備える窓部9、前面枠3に設けられたスピーカ10の前面にスピーカ10を保護し、且つ、効果音を通すための保護音通部11を備えている。
また、意匠枠4bは、遊技球を貯留しておくための上皿12および下皿13を略中央に備え、遊技者が操作可能な遊技ボタン14、CRプリペイドカードユニット7と後述するCRユニット端子板60を介して接続される精算表示装置15、球貸ボタン16および精算ボタン17を左側に備えている。
前面枠3の右下側(意匠枠4bの右側)には、遊技球の発射強度を調節するための発射ハンドル18が設けられており、発射ハンドル18の近傍には、発射停止ボタン19および図示しないタッチ板20が設けられている。前面枠3の下側(意匠枠4bの下側)には、スピーカ10を備えたスピーカユニット21が設けられている。なお、本実施例のパチンコ遊技機1は、賞球等を機外に排出するタイプとして説明するが、機内に所定数の遊技球を封入し、該遊技球を機内で循環して遊技を行う封入式の遊技機としても何ら差し支えない。
続いて、図2に遊技盤8の正面図を示し、詳細に説明する。図2に示す通り、遊技盤8には公知のガイドレール25a、25bによって囲まれた略円形の遊技領域26が設けられ、多数の遊技釘27が植設されている。遊技領域26の略中央には、窓部28aを有する液晶枠飾り28が設けられており、演出図柄表示装置54b(図3参照)のLCD画面が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
さらに、液晶枠飾り28には、演出用の可動役物として、LCD画面の下に第1可動体71(本発明の第1可動予告役物に該当)と、LCD画面の右に第2可動体74(本発明の第2可動予告役物に該当)とが設けられており、各々については詳細に後述する。
液晶枠飾り28の右側には普通図柄作動ゲート42が設けられており、液晶枠飾り28の下側には第1始動口31と開放時のみ入賞可能となる普通電動役物40が第2始動口32として設けられている。第2始動口32の右には、アタッカー式の大入賞口33aを備える大入賞口ユニットが配置され、第2始動口32の下方にはアウト口34が設けられている。また、第2始動口32の左右両側には、一般入賞口35aが複数設けられている。
また、第2始動口32の右下となる遊技領域26の外には、図柄表示装置39が配置され、この図柄表示装置39においては、第1特別図柄、第2特別図柄、普通図柄の3種類の図柄の表示と、各々の図柄の保留記憶数を表示する第1特図保留数表示、第2特図保留数表示、普図保留数表示が行われる。
上記のように遊技盤8を構成することによって、普通図柄作動ゲート42に入球すると、図柄表示装置39上の普通図柄表示装置で普通図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普通図柄の態様に応じて、普通電動役物40の羽根部材が駆動して、普通電動役物40への入球が可能となるように構成されている。尚、本実施形態におけるパチンコ機では、普通電動役物40の羽根部材が駆動する開放時間は、通常時は0.3秒(1回)、時短状態(開放延長状態)では5.0秒(1回)である。
第1始動口31に遊技球が入球(第1特別図柄始動スイッチ31a(図3参照)にて遊技球を検出)すると、第1特図表示装置において第1特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止する。また、第2始動口32である普通電動役物40に遊技球が入球(第2特別図柄始動スイッチ32a(図3参照)にて遊技球を検出)すると、第2特図表示装置において第2特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
第1特別図柄及び第2特別図柄の変動中は、窓部28aに配置された演出図柄表示装置54bにおいて各々の特別図柄の変動に連動した演出態様を表示する。また、第1特別図柄と第2特別図柄は、第1始動口と第2始動口への入球順に関係なく、第2特別図柄の変動止を優先して実施する。具体的には、第1特別図柄の保留記憶がある場合、第2特別図柄の変動が停止し且つ第2特別図柄保留記憶が無い状態となって、第1特別図柄保留記憶分の変動を開始する。第1特別図柄及び第2特別図柄の態様に応じて大入賞口ソレノイド33cが駆動して、大入賞口33aへの入球が可能となるように構成されている。
続いて、図3に本実施例におけるパチンコ機の電気配線を示すブロック図を示し説明する。図3には煩雑になる電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。尚、遊技盤8を装着するパチンコ機本体に関する部品は図示を省略している。
図3に示す通り、主制御装置50の入力端には、遊技盤中継端子板を介して第1始動口31に入球した遊技球を検出する第1特図始動スイッチ31aと第2始動口32である普通電動役物40に入球した遊技球を検出する第2特図始動スイッチ32aと、普通図柄作動ゲート42に入球した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ42aと、大入賞口33aに入球した遊技球を検出するカウントスイッチ33bと、一般入賞口35aに入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ35bとが接続されており、裏配線中継端子板を介して前面枠が閉鎖していることを検出する前面枠閉鎖スイッチと、意匠枠が閉鎖していることを検出する意匠枠閉鎖スイッチと、が接続されている。
主制御装置50の出力端には、遊技盤中継端子板を介して大入賞口33aの扉部材を駆動する大入賞口ソレノイド33cと、普通電動役物31の羽根部材を駆動する普通電役ソレノイド42cとが接続されており、図柄表示装置中継端子板を介して第1特別図柄を表示する第1特別図柄表示装置と、第1特別図柄の保留数を表示する第1特図保留数表示装置と、第2特別図柄を表示する第2特別図柄表示装置と、第2特別図柄の保留数を表示する第2特図保留数表示装置と、普通図柄を表示する普通図柄表示装置と、普通図柄の保留数を表示する普図保留数表示装置とが接続されており、裏配線中継端子板及び外部接続端子板を介して図示しないホールコンピュータと、が接続されている。
主制御装置50はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種コマンド等を生成し、払出制御装置51及びサブ統合装置53に出力する。ここで、主制御装置50と払出制御装置51とは双方向通信回路として構成され、主制御装置50とサブ統合制御装置53とは主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成されている。
払出制御装置51の入力端には、裏配線中継端子板を介して球タンク(図示せず)又はタンクレール(図示せず)内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチと、裏配線中継端子板及び払出中継端子板を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチと、各種端子板を介することなく下皿への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチと、が接続されている。払出制御装置51の出力端には、裏配線中継端子板及び払出中継端子板を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータが接続されている。
払出制御装置51はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて遊技球の払い出しに関わる各種コマンド等を生成し、主制御装置50及び発射制御装置に出力する。ここで、払出制御装置51と主制御装置50とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置51と発射制御装置とは払出制御装置51から発射制御装置への一方向通信回路として構成されている。
また、払出制御装置51は、外部接続端子板を介して賞球に関する情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置に対して発射停止信号を送信する。発射制御装置は発射モータを制御して、遊技球を遊技領域26に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置には払出制御装置51以外に発射ハンドルからの回動量信号、タッチスイッチからのタッチ信号、発射停止スイッチから発射停止スイッチ信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドル18を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル18を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチを押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置51に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル18を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置53の入力端には、遊技者により操作可能な遊技スイッチ14aと、第1可動体71の位置検出に用いる第1可動体検出センサ171b、第1可動体検出センサ271cと、第2可動体の位置検出に用いる第2可動体検出センサ74bとが接続され、サブ統合制御装置53の出力端には、第1可動体71を可動させる第1可動体第1駆動モータ71aと、第1可動体71が備えた付属可動部72を回転させる付属可動部駆動モータ72aと、第1可動体71に設けられた第2可動部73を可動させる第2駆動モータ73aと、第2可動体74を可動させる第2可動体駆動モータ74aと、図示しない意匠枠及び遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37と、前面枠及びスピーカユニットに備えられるスピーカと、が接続されている。尚、サブ統合制御装置53と主制御装置50とは、主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置53と演出図柄制御装置54aとは双方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄ユニットの演出図柄制御装置54aに出力し、可動役物を可動させる各モータの駆動を制御する。
また、サブ統合制御装置53には、音量を調節する音量調節スイッチが備えられ、音量調節スイッチの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカへ送信する内容とを判断し、スピーカから出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
演出図柄制御装置54aは、サブ統合制御装置53から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置50から送信されてきたものとサブ統合制御装置53が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置54bを制御して、疑似図柄等の演出画像を窓部28aに表示させる。
本実施形態におけるパチンコ機は確率変動機として構成されている。具体的に説明すると、本実施形態のパチンコ機による遊技は、大入賞口33aを閉鎖した遊技と大入賞口33aを開放する大当たり遊技とに大別され、大入賞口33aを閉鎖した遊技には、大きく分類して、通常確率状態(以下、通常状態)と、該通常状態に比べて遊技者にとって有利な状態となる高確率状態(以下、確率変動状態)とが存在する。また通常状態は、第1特別図柄、第2特別図柄及び普通図柄の変動時間を短縮する時短状態を含む。
第1特別図柄及び第2特別図柄は、確率変動図柄及び非確率変動図柄とからなり、確率変動状態は確率変動図柄での大当たり遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも確率変動図柄で大当たりすれば、該大当たり遊技終了後、確率変動状態に移行する。同様に通常状態は、非確率変動図柄での大当たり遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも非確率変動図柄で大当たりすれば、該大当たり遊技終了後、通常状態に移行する。
通常状態に移行後は、規定回数(例えば、100回)だけ第1特別図柄、第2特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ第2始動口32である普通電動役物40の開放延長機能が作動する時短状態となる。第1特別図柄、第2特別図柄及び普通図柄の変動時間(変動開始から結果が表示されるまでの時間)が短縮されると、一定時間内に変動表示が行なわれる回数が増大される。
具体的には、本実施形態の時短状態では、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動時間の短縮とともに、普通図柄表示装置41に表示される普通図柄の時間短縮も行われるが、この普通図柄の変動表示を短縮させることで、一定時間内で多数回普通図柄の確定表示を行う。従って、一定時間内での普通図柄が当りとなる回数が増大し、これにより第2始動口32である普通電動役物40の作動回数も増大する。また、普通電動役物40の開放時間が長くなるように設定されているので、多数の遊技球が入賞し易くなる。このように多数の遊技球が入賞し易くなることにより、第2特別図柄の変動表示回数が更に増大されるとともに、普通電動役物40入賞による賞球により遊技者の持ち玉が減り難くなり、有利な遊技を行うことができる。
尚、確率変動状態では、時短状態と同様に、第1特別図柄、第2特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、第2始動口32である普通電動役物40開放延長機能が作動する。各種図柄の短縮と普通電動役物40開放延長機能に関わる設定は時短状態と同一であるが、確率変動状態は時短状態に加えて第1特別図柄及び第2特別図柄の大当り確率が高くなる(大当りし易い)。
次に、第1可動体(本発明の第1可動予告役物)について図4〜図6を用いて説明する。図4(1)は、第1可動体が非可動の状態を示し、この場合の第1可動体は、演出図柄表示装置54bの液晶画面の手前(遊技者側)で、液晶画面を隠さない位置まで下に降り、液晶画面と液晶枠飾り28の間のスペースに非可動状態の位置(本発明の初期位置に該当)として格納されている。本実施例では、第1可動体が非可動状態の位置にあっても、第1可動体の上部(一部)が遊技者から視認可能となっているが、第1可動体の存在が分からない(非可動状態の位置にある場合は遊技者から見えない)構成が好適である。また、非可動状態の位置から既に演出図柄表示装置54bの前面にある構成としてもよく、非可動状態の位置よりも可動状態の位置の方が演出図柄表示装置54bの表示を隠す面積が大きくなればよい。但し、第1可動体71が可動した場合に演出図柄表示装置54bの画面を全て覆ってしまうのは好適ではない。
図4(2)は、第1可動体71が、非可動状態の位置から上方向に可動し第1演出位置(本発明の所定位置に該当)で停止した状態を示している。第1可動体71が第1演出位置まで可動して停止すると、演出図柄表示装置54bの下部中央を覆う形となり、遊技者が通常の遊技姿勢で遊技をしている場合は、第1可動体71が覆った演出図柄表示装置54b上の表示は視認できなくなる。また、本実施例における第1可動体71は鎧の態様となっているが、この態様に限るわけではなく、演出図柄表示装置54bに表示されるキャラクタが着る、身に着ける、又は持つものを表す態様であればよい。なお、本実施例では、第1可動体71が可動した場合においても演出図柄表示装置54bの上半分は絶えず視認が可能な構成となっている。
図5は、第1可動体71の可動構造を示す図であり、第1可動体71に係る全ての可動部と該全ての可動部の駆動源を示している。図4で説明した第1可動体71は、第1可動体駆動モータ71aの駆動によって、非可動状態の位置から第1演出位置までとその逆の可動をし、各々の停止位置を第1可動体検出センサ1(71b)と第1可動体検出センサ2(71c)とで検出して第1可動体駆動モータ71aの駆動を制御する。
また、第1可動体71には、他の可動体として付属可動体72と第2可動部73とが配置されている。詳しくは、第1可動体71となる鎧の胸の部分のメダルが付属可動部72となり、付属可動部駆動モータ72aの駆動によって付属可動部72のメダルが回転(可動)を行う。
また、第1可動体71となる鎧の上部に出現する鉄仮面が第2可動部73となり、非可動時には第1可動体71の背後に左右に分解された態様で配置され(隠れ)、第2駆動モータ73aの駆動により左右各々が可動し、第1可動体71の上部で左右が合体して鉄仮面の態様となる。
図6は、第1可動体71と演出図柄表示装置54の前後の位置関係を示す図である。図4(2)で説明したように、第1可動体71が第1演出位置まで可動すると、普通に椅子に座って遊技する遊技者は、第1可動体71が邪魔になり、背後の演出図柄表示装置54b上の表示が見えない状態となる。
但し、第1可動体71と演出図柄表示装置54bとの間には約1cmの距離があり(本発明の「前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動すると、該第1可動予告役物と前記演出図柄表示装置との間には前後方向に隙間ができるようにし」の構成に該当)、この距離(隙間)が確保されていることによって、遊技者が視点を大きく上部、又は左右に移動させると、第1可動体71の背後で演出図柄表示装置54bがどのような表示を行っているのかを確認することができる構成となっている。
上記した第1可動体71は、本実施例では特別図柄の変動中に、該特別図柄の抽選結果(当否判定結果)に応じて予告演出の一部として可動するが、抽選結果の予告演出だけではなく、大当り遊技中に次回の遊技状態を示唆する演出として可動してもよい。また、遊技ボタン14の操作によって予告演出をキャンセルする場合は、可動役物の可動をキャンセルするだけでなく、関連する演出図柄表示装置54b上の予告表示もキャンセルする構成が好適である(付属可動部72、第2可動部73の可動も同様)。
次に、図7を用いて、主制御装置50が実行する始動入賞処理を説明する。始動入賞処理は、第1始動口31、第2始動口32に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート42を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置50に格納(記憶)するとともに、記憶した乱数が予め設定された値か否かを当否判定を実施する以前に確認する処理を行い、第1始動口31及び第2始動口32への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置53に送信する処理となる。以後、第1始動口31に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口32に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄始動ゲート42を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
本実施形態においては、普通図柄保留数表示装置41a、第1特図保留数表示装置29a、第2特図保留数表示装置30aによる各々の点灯数の最大個数は4個(最大保留記憶数が4個)となっているが、これに限るわけではなく、例えばそれぞれの最大記憶個数が8個であってもよい。また、それぞれの保留記憶数が0であっても、第1始動口31、第2始動口32に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート42を遊技球が通過したときに取得される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に主制御装置50に格納される。
始動入賞処理を開始すると、第1始動口スイッチ31aが遊技球を検出したか否か判定する(S10)。否定判定なら(S10:no)S45に進み、肯定判定なら(S10:yes)、主制御装置50に格納されている第1保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S20)。否定判定なら(S20:no)S45に進み、肯定判定であれば(S20:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第1保留記憶として記憶し第1保留記憶の数を示す第1保留記憶カウンタに1を加算する(S25)。
S25に続いては、記憶した第1保留記憶の先読判定を行う(S30)。具体的には、大当り判定用乱数の値が大当りを生起する値か否かを確認し、大当り値なら大当り図柄の種類を確認する。大当り判定がハズレなら、小当りを生起する値か否かを確認し、ハズレならリーチ決定用乱数がスーパーリーチとなる値か否かを確認する。スーパーリーチでなければ、リーチとなる値か否かを確認し、変動パターン決定用乱数の値から変動時間を確認する。上記判定を行うことによって、記憶した乱数値が、遊技者が大当りの期待が持てる特定の値か否かを判定する。
続いて、S30の判定結果から第1先読判定コマンドを生成してサブ統合制御装置53に送信し(S35)、S25で加算した第1保留記憶カウンタの値を示す第1保留数指示コマンドをサブ統合制御装置53に送信する(S40)。
S40の処理、S10、S20の否定判定(S10:no、S20:no)に続いては、第2始動口スイッチ32aが遊技球を検出したか否か判定する(S45)。否定判定なら(S45:no)S80に進み、肯定判定なら(S45:yes)、主制御装置50に格納されている第2保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S55)。否定判定なら(S55:no)S80に進み、肯定判定であれば(S55:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第2保留記憶として記憶し第2保留記憶数を示す第2保留記憶カウンタに1を加算し(S60)、S30と同様に記憶した第2保留記憶の先読判定を行う(S65)。
続いて、S65の判定結果から第2先読判定コマンドを生成しサブ統合制御装置53に送信し(S70)、S60で加算した第2保留記憶カウンタの値を示す第2保留数指示コマンドをサブ統合制御装置53に送信して(S75)、S80に進む。
S80では、普通図柄作動スイッチ42aが遊技球を検出したか否か判定する(S80)。否定判定なら(S80:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S80:yes)、主制御装置50に格納されている普図保留記憶数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S85)。否定判定なら(S85:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(S85:yes)、抽出した当り判定用乱数と当り図柄決定用乱数とを普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S90)、加算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置53に送信し(S95)、リターンする。
サブ統合制御装置53は第1及び第2保留記憶数指示コマンドを受信すると、受信したコマンドが示す保留記憶数に応じて演出図柄表示装置54b上で表示する各保留記憶数を変化させる制御を行う。また、本実施例では、演出図柄表示装置54b上では普通図柄の保留記憶数表示は行わないが、普図保留記憶数指示コマンドの受信に応じて表示する構成としてもよいし、普図保留記憶数指示コマンド自体を送信しない構成としてもよい。また、普図の先読判定を実施し判定結果をサブ統合制御装置に送信する構成も考えられる。これにより、普通電動役物40の開放を期待させる先読予告の実施が可能となる。
次に、図8に示したフローチャートを用いて主制御装置50が行う当否判定処理を説明する。この処理は、第1特図始動スイッチ31a又は第2特図始動スイッチ32aでの遊技球の検出に起因して抽出された乱数値に基づいて特別遊技を実行するか否かを判定(始動口への遊技球の入球に起因して抽出した乱数値に基づいて、遊技者にとって有利な大当り遊技を生起させるか否かを抽選)する処理となる。
当否判定処理を開始すると、特図の始動条件が成立しているか否か判定する(S100)。この判定処理では、大当り遊技中でないこと、第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中又は確定表示中でないことを確認する。否定判定なら(S100:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S100:yes)、第2保留記憶が有るか否か判定する(S105)。肯定判定なら(S105:yes)、S115に進み、否定判定なら(S105:no)第1保留記憶が有るか否か判定する(S110)。否定判定なら(S110:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S110:yes)、S115に進む。S105とS110の判定順により、第2保留記憶の当否判定を優先して実施する構成となっている。尚、本実施例では、特別図柄が複数(第1特別図柄と第2特別図柄)の構成となっているが、特別図柄を1つとした構成であっても何ら差し支えない。
S115では確変フラグの値が0か否か判定する(S115)。確変フラグは、主制御装置50が記憶する値であり、値が「0」のときは、大当り確率が通常遊技状態中(通常確率)であることを、値が「1」のときは、確変遊技状態中(高確率)であることを主制御装置50が判断するための値である。肯定判定なら(S115:yes)S120に進み、否定判定なら(S115:no)高確率中の処理に進む。高確率中の処理は、大当り確率のみが異なる処理となるため説明は割愛する。
S120では、保留記憶のシフト処理を行い(S120)、これにより最も古い保留記憶を当否判定の対象とするとともに、保留記憶数を示す保留記憶カウンタから1を減算する。
続く、大当り判定用乱数比較処理(S125)では、当否判定の対象とした保留記憶の大当り判定用乱数値と予め設定された当否判定テーブルとを比較して、乱数値が当否判定テーブル内の判定値と一致するか比較する。当否判定テーブルは通常確率(低確率1/300)用と高確率(1/30)用の2種類のテーブルが設定してあり、当否判定時の遊技状態が通常遊技(確変フラグ「0」)であれば通常確率用の当否判定テーブルを用いて比較し、高確率の遊技状態(確変フラグ「1」)であれば高確率用の当否判定テーブルを用いて比較する。
続くS130の処理では、大当り判定用乱数の比較処理(S125)の結果が大当りであるか否か判定する(本実施例では1/300)。肯定判定なら(S130:yes)、図柄モード設定処理を行う(S135)。図柄モード設定処理では、当否判定の対象とした保留記憶の種類(第1保留記憶又は第2保留記憶)と、判定対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数1に基づいて、大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態を決定する図柄モードを設定する(S135)。続いて、設定した図柄モードの種類と判定対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S140)。これは、図柄モードの設定によって決定した大当りの種類(大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態)を大当り図柄によって報知するために、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から表示する図柄を決定する処理となる。
次にS135で設定した図柄モードに基づいてモードバッファ設定処理を行う(S145)。モードバッファは当否判定時に決定した大当り遊技終了後の遊技状態の内容を、該遊技状態を設定する大当り遊技終了時まで記憶する装置である(大当り遊技中は遊技状態を設定する確変フラグ及び時短フラグをクリアする必要があるため)。モードバッファとしては、具体的な遊技内容(確変機能および開放延長機能(時短機能)の作動とその作動回数)は記憶せず、複数種類の具体的な遊技内容のそれぞれに対応した値を記憶する構成となっている。
次に、S135で設定した図柄モードに基づいて大当り遊技の内容となる大入賞口の開放パターン設定処理を行い(S150)、当否判定の対象とした保留記憶のリーチ決定用乱数および変動パターン決定用乱数に基づいて、第1特別図柄表示装置29又は第2特別図柄表示装置30、及び演出図柄表示装置54bに表示する図柄の変動時間となる変動パターンを、変動パターン選択テーブルから選択する(S155)。
次に、選択した大当り図柄および変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置53へ送信する(S160)。この情報を受信したサブ統合制御装置53からの指示に基づいて、演出図柄制御装置54aは演出図柄表示装置54bを制御し、大当り図柄および変動パターンの情報に対応する図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置53への送信とほぼ同時に、主制御装置50は、第1特別図柄表示装置29又は第2特別図柄表示装置30を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S130が否定判定、即ちハズレなら(S130:no)、大当り判定用乱数の比較処理(S125)の結果が小当りであるか否か判定し(1/150)(S165)、肯定判定なら(S165:yes)、小当り図柄を選択し(S170)、続いて小当り遊技の開放パターン設定処理を行い(S150)、小当り図柄に対応する変動パターン選択処理を行い(S155)、小当り図柄および変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置53へ送信する(S160)。この情報を受信したサブ統合制御装置53からの指示に基づき演出図柄制御装置54aは演出図柄表示装置54bを制御し、小当り図柄および変動パターンの情報に対応する図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置53への送信とほぼ同時に、主制御装置50は、第1特図表示装置29又は第2特図表示装置30を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S165が否定判定なら(S165:no)、ハズレ図柄を選択し(S175)、続いてハズレ図柄に対応する変動パターン設定処理を行い(S155)、ハズレに関する図柄及び変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置53へ送信する(S160)。この情報を受信したサブ統合制御装置53からの指示に基づき演出図柄制御装置54aは演出図柄表示装置54bを制御し、ハズレ図柄および変動パターンの情報に対応する図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置53への送信とほぼ同時に主制御装置50は、第1特図表示装置29又は第2特図表示装置30を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
次に、図10を用いて、サブ統合制御装置53が実行する変動指示コマンド受信処理を説明する。この処理は、主制御装置50から受信する変動指示コマンドの種類と、該受信時にサブ統合制御装置53が抽出する乱数値とに応じて、演出図柄表示装置54b上に表示する疑似演出(本発明の疑似演出に該当)の変動表示態様を選択する処理となる。なお、変動表示態様として選択する内容には、前述した可動役物の可動パターンを含む予告演出の態様も含まれるため、この処理が本発明の予告態様選択手段とキャラクタ完成態様選択手段に該当する処理となる。
変動指示コマンド受信処理を開始すると、主制御装置50から変動指示コマンドを受信したか否か判定する(S200)。否定判定なら(S200:no)リターンし、肯定判定なら(S200:yes)、振分乱数1を抽出し(S205)、サブ統合制御装置53が備える保留球数カウンタのデクリメントを行い(S210)、受信した変動指示コマンドが、図9の図表中のA又はBとなる変動パターン6、7、8、9を示すか否か判定する(S215)。
S215が肯定判定なら(S215:yes)、演出図柄表示装置54bに表示する態様と、第1可動体71の可動との組合せによって大当り信頼度を示唆する予告演出を実施する演出態様と、確定表示する演出図柄の種類とを選択する(S240)。この場合、S205で抽出した乱数値と、当否判定の結果とに応じて、サブ統合制御装置53が記憶する複数種類の予告演出の表示態様と第1可動体71の可動との組合せの中から、実施する予告演出態様が選択される。具体的な予告演出態様の内容は図を用いて後述する。
S215が否定判定なら(S215:no)、受信した変動指示コマンドと抽出した振分乱数1の値に応じてサブ統合制御装置53が記憶する複数種類の変動態様及び演出図柄の中から演出図柄表示装置54bに表示する演出図柄の変動態様と、確定表示する演出図柄の種類とを選択する(S240)。S220、S240に続いては、選択した演出変動態様及び確定図柄を演出図柄表示装置54bに表示する指示信号を演出図柄制御装置54aに送信し(S225)リターンする。
以上がサブ統合制御装置53が実行する変動指示コマンド受信処理となり、本発明の予告態様選択手段とキャラクタ完成態様選択手段に該当する処理となる。本実施例では、所定の変動パターンを示す変動指示コマンドを受信した場合に可動役物が可動する予告態様を選択したが、この構成に限るわけではなく、所定の条件(例えば、所定の変動時間より長い変動を行う場合等)を満たしていた場合は、S205で抽出した乱数値に基づいて可動役物が可動する予告態様を選択するか否かを決定してもよい。
次に、図11、12、13、14を用いて、具体的な予告演出態様の内容を説明する。図11(a)は、図4(2)で説明した第1可動体71の第1演出位置への可動と、演出図柄表示装置54bでの演出態様の表示の組合せによる予告演出が実施された状態を示す図となる。
演出図柄表示装置54bに表示されたのは、キャラクタAとキャラクタBの中から選択されたキャラクタAと、画面上部には、特別図柄に対応した演出図柄の変動態様(図ではリーチ成立後の変動)を表示している。この予告演出では、通常の遊技視点からみると、演出図柄表示装置54bに表示されたキャラクタAと、第1演出位置まで可動した第1可動体71が重なってキャラクタAが鎧を装着しているように見える。更に、第1可動体71によって隠された演出図柄表示装置54b上の表示部、即ち、キャラクタAの身体部では、図11(b)に示すように隠れ示唆演出が行われる。なお、この隠れ示唆演出は、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後に実施される。
上記したように、本実施例においては、演出図柄表示装置54bに表示されるキャラクタと、第1可動体71の可動と、該第1可動体71で隠れたキャラクタの身体状態の表示(隠れ示唆演出)と、の組合せによって予告演出の表示態様が完成する。具体的には、演出図柄表示装置54bに兵士Aが表示された後に鎧を模した第1可動体71が第1演出位置まで可動し、該可動の後にキャラクタAの胸の部分で隠れ示唆演出となる傷が表示される。
図12は、キャラクタAに対応した隠れ示唆演出の種類を示している。キャラクタAに対応した隠れ示唆演出では、キャラクタAの身体に付けられた傷の状態の種類によって、変動中の特別図柄の大当り信頼度が異なる構成となっている。具体的には、図には示していない傷が付いていない状態、即ち、隠れ示唆演出が行われなかった場合が信頼度が一番低く、その次に低いのが(a)の正面から見て右上から左下への斜めの傷、その次に低いのが(b)の正面から見て左上から右下への斜めの傷、一番信頼度が高いのが(c)の十字の傷となっている。
上記した隠れ示唆演出の表示期間は、第1可動体71が隠れ示唆演出の表示が終了してから初期位置に戻るため、第1可動体71が第1演出位置で停止している期間内となる。また、隠れ示唆演出は、図示したように第1可動体71の背後で第1可動体71よりも小さい範囲で表示されているため、遊技者が普通に椅子に座って遊技をしている限りは隠れ示唆演出の態様を確認できるタイミングは存在しない。
従って、隠れ示唆演出の表示内容を確認するためには、図6を用いて説明したように、第1可動体71の上から演出図柄表示装置54bとの隙間を覗き込むか、第1可動体71の左右から隙間を覗き込まなくてはならない。但し、第1可動体71が第1演出位置まで可動した場合は必ず隠れ示唆演出が行われるわけではないため(S205で取得した乱数値に応じて隠れ示唆演出を実施するか否かと、実施する場合にはその種類とが決定する)、隠れ示唆演出が実施されているのかどうかを含めて隠れ示唆演出の内容を確認するためには、遊技者が大きく視点を移動して第1可動体71の背後(演出図柄表示装置54b間との隙間)を覗き込まなくてはならない。
図13は、予告演出でキャラクタBが選択された場合の予告態様を示す図となる。この場合、演出図柄表示装置54bにはキャラクタAとは異なる態様の兵士が表示され、図13の(a)と図11の(a)とを比べた場合、第1可動体71からなる鎧の上部の兵士の頭部の態様が異なるのみとなり、その他は共通となっている。
但し、キャラクタの種類が異なることによって、隠れ示唆演出の表示内容もキャラクタAとは異なるものになっている。具体的には、キャラクタAの隠れ示唆演出が、胸部の傷(外傷)であったのに対して、キャラクタBでは腹部の腹巻(下着)となり、その模様の違いで信頼度の変化を示唆している。
図14は、キャラクタBに対応した隠れ示唆演出の内容となる。この場合、図には示していない腹巻をしていない状態、即ち、隠れ示唆演出が行われていない場合が信頼度が一番低く、その次に低いのが(a)の模様が無い腹巻、その次に低いのが(b)の縞模様の腹巻、一番信頼度が高いのが(c)の水玉模様の腹巻となっている。キャラクタBとキャラクタBに対応した隠れ示唆演出を表示する期間及びタイミングは、上記したキャラクタAの場合と同一となる。
以上が実施例1の説明となる。本実施例の構成では、本来遊技者に分かりやすいように構成する予告演出を、その一部を遊技者に隠して実施する構成となっている。但し、隠して実施してはいるものの第1可動体71の背後を覗き込むという従来機では考えられない動作を遊技者が行えば、演出図柄表示装置54b上の隠れた表示は確認できる構成となっている。これにより、隠して行われている演出を発見した時には、遊技者に驚きを与え、今までにない宝探しゲームにも似た感覚で遊技を進行することができる。
但し、全ての遊技者に隠れ示唆演出に気が付くチャンスを与えるために、演出図柄表示装置54bの遊技者から視認が可能な場所に、鎧の裏に何かあるかもしれないということを示唆する演出を行ってもよい。
本実施例ではキャラクタA、キャラクタBともにそれぞれに対応した示唆演出の種類は3種類となるが、この数に限るわけではなく、複数であれば多くても少なくてもよいし、キャラクタ毎に対応する示唆演出の数が異なる構成でもよい。
次に実施例2について説明する。本実施例に於いて電気的接続は実施例1と共通であり、遊技機を構成する部品も実施例1と共通である。従って、重複する部分は実施例1を援用して説明を進める。
実施例2は、実施例1の構成に付属可動部72の可動を予告演出として加えた構成となる。図15は、第1可動体71が第1演出位置まで可動した図となるが、鎧の胸のメダルが付属可動部72となり、第1可動体71が第1演出位置まで可動すると、このメダルが回転動作を行う場合がある(本発明の「第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に行う所定の可動1」に該当)。
図16は、付属可動部72が回転可動を行った予告演出態様を示す図となる。この場合、図11(a)で示した予告演出態様との違いは、正面から見ると付属可動部72の回転可動の有無となるが、実施例2の構成では、第1可動体71が第1演出位置まで可動すると、演出図柄表示装置54bで隠れ示唆演出を実施するか、付属可動体72が回転可動を行うか、第2可動体74、付属可動体72の何れの動作も行わないかの3種類の中のどれかとなる。
従って、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後に、付属可動部72が可動を行わない場合は、第1可動体71が第1演出位置までの可動を実施しただけの予告演出なのか、それとも第1可動体71が第1演出位置まで可動しただけに見えるが、実際には、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後に第1可動体71の背後の演出図柄表示装置54b上で隠れ示唆演出が実施されている予告演出なのかのいずれかとなる。
本実施例では、上記した組合せによって予告演出が示唆する大当り信頼度が異なる値となり、図17の図表はその内容を示している。具体的には、第1可動体71が第1演出位置に可動した後、その他の態様が変化しなかった場合、即ち、第1可動体71が第1演出位置に可動しただけの予告演出の場合(図表の(1))は、その信頼度は10%(一番低い値)となる。
第1可動体71が第1演出位置に可動した後、第1可動体71の背後の演出図柄表示装置54b上で隠れ示唆演出が行われた場合(図表の(2))は、その大当り信頼度は20%となり、隠れ示唆演出の代わりに付属可動部72が可動した場合(図表の(3))の大当り信頼度は25%(当否判定が大当りの場合に最も高い確率で選択される)となる。
上記した、第1可動体71、隠れ示唆演出、付属可動体72の組合せにより、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後に、付属可動部72が可動しなかった場合でも(第1可動予告役物が所定の可動1を行わなかった場合でも)隠れ示唆演出の実施の有無で大当り信頼度が変化するため、遊技者は第1可動対71の背後を覗き込み信頼度を確認する動作を行うことによって遊技を楽しむことができる。
第1可動体71の可動、隠れ示唆演出の実施、付属可動部72の可動は、図10、S205で抽出した乱数値に応じて上記した組合せのいずれかが選択される構成となっている。
本実施例では、第1可動体71が第1演出位置に可動した後に、隠れ示唆演出と付属可動部72の可動とが両方とも行われることはないが、両方を行う構成を付加してもよい。この場合は、隠れ示唆演出と付属可動体72の両方が行われた場合の信頼度を一番高く設定することにより、付属可動体72が可動した場合でも、更なる信頼度アップを期待して第1可動体71の背後を覗き込んで隠れ示唆演出の有無と表示態様の内容を確認するという面白みが付加される。
次に実施例3について説明する。本実施例に於いて電気的接続は実施例1と共通であり、遊技機を構成する部品も実施例1と共通である。従って、重複する部分は実施例1を援用して説明を進める。
実施例3は、実施例1の構成に第2可動体74の可動を予告演出として加えた構成となる。第2可動体74(本発明の第2可動予告役物に該当)は、ガラスのビンの態様でLCD画面の右側の液晶枠飾り28上に配置されている。図18は、第2可動体74が可動を行った場合を示している第2可動体74が可動を行うと、演出図柄表示装置54b上にガラスのビンが倒れるような態様で可動する。図18は、第2可動体74の可動のみを示した図であり、実際に第2可動体74が可動を行うのは、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後になる。
図19は、第2可動体74の可動構造を示す図であり、第2可動体74を可動させるための構造と駆動源を示している。第2可動体74は、第2可動体駆動モータ74aの駆動によって、非可動状態(ビンが立った状態)から正面から見てビンが左に倒れる状態に可動し、各々の停止位置を第2可動体検出センサ74bで検出して第2可動体駆動モータ74aの駆動を制御する。
図20は、第2可動体74が可動を行った予告演出態様を示す図となる。この場合、図11(a)で示した予告演出態様との違いは、正面から見ると第2可動体74が可動しているかいないかとなるが、実施例3の構成では、第1可動体71が第1演出位置まで可動すると、演出図柄表示装置54bで隠れ示唆演出を実施するか、第2可動体74が可動を行うか、隠れ示唆演出、第2可動体74の何れの動作も行わないかの3種類の中のどれかとなる。
従って、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後に、第2可動体74が可動を行わない場合は、第1可動体71が第1演出位置までの可動を実施しただけの予告演出なのか、それとも第1可動体71が第1演出位置まで可動しただけに見えるが、実際には、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後に第1可動体71の背後の演出図柄表示装置54b上で隠れ示唆演出が実施されている予告演出なのかのいずれかとなる。
本実施例では、上記した組合せによって予告演出が示す大当り信頼度が異なる値となり、図21の図表はその内容を示している。具体的には、第1可動体71が第1演出位置に可動した後、その他の態様が変化しなかった場合、即ち、第1可動体71が第1演出位置に可動しただけの予告演出の場合(図表の(1))は、その信頼度は10%(一番低い値)となる。
第1可動体71が第1演出位置に可動した後、第1可動体71の背後の演出図柄表示装置54b上で隠れ示唆演出が行われた場合(図表の(2))は、その大当り信頼度は20%となり、隠れ示唆演出の代わりに第2可動体74が可動した場合(図表の(3))の大当り信頼度は30%となる。
上記した、第1可動体71、隠れ示唆演出、第2可動体74の組合せ構成により、第1可動体71が第1演出位置まで可動した後に、第2可動体74が可動しなかった場合でも、隠れ示唆演出の実施の有無で大当り信頼度が変化するため、遊技者は第1可動対71の背後を覗き込み信頼度を確認する動作を行うことによって遊技を楽しむことができる。
第1可動体71の可動、隠れ示唆演出の実施、第2可動体74の可動は、図10、S205で抽出した乱数値に応じて上記した組合せのいずれかが選択される構成となっている。
本実施例では、第1可動体71が第1演出位置に可動した後に、隠れ示唆演出と第2可動体74の可動とが両方とも行われることはないが、両方を行う構成を付加してもよい。この場合は、隠れ示唆演出と第2可動体74の両方が行われた場合の信頼度を一番高く設定することにより、第2可動体74が可動した場合でも、更なる信頼度アップを期待して第1可動体71の背後を覗き込んで隠れ示唆演出の有無と表示態様の内容を確認するという面白みが付加される。
次に実施例4について説明する。本実施例に於いて電気的接続は実施例1と共通であり、遊技機を構成する部品も実施例1と共通である。従って、重複する部分は実施例1を援用して説明を進める。
実施例4は、実施例1の構成に、図5を用いて説明した第2可動部73(鎧上部の鉄仮面)の可動(本発明の演出図柄表示装置の視認を更に大きく遮る所定の可動2に該当)を予告演出として加えた構成となっている。図22(1)は、第1可動体71が第1演出位置まで可動し、第2可動部73が可動を開始して鉄仮面が完成する直前の可動状態を示し、図22(2)は、第1可動体71が第1演出位置まで可動し、第2可動部73が可動して鉄化面が完成した状態を示す図となる。なお、第2可動部73の可動は、第1可動体71が第1演出位置まで可動してから所定時間(本実施例では5秒とするがこの値に限らない)が経過してから開始される。
図23は、演出図柄表示装置54bに表示されたキャラクタBと第1可動体71の第1演出位置への可動と第2可動部73の可動開始を示し、図24は、第2可動部73が可動を行った予告演出態様を示す図となる。この場合、図11(a)で示した予告演出態様との違いは、正面から見ると第2可動部73が可動しているか否かとなるが、実施例4の構成では、第1可動体71が第1演出位置まで可動すると、演出図柄表示装置54bで隠れ示唆演出を実施してから第2可動部73が可動する場合と、隠れ示唆演出を実施せずに第2可動部73が可動する場合とがあり、当然、第1可動体71が第1演出位置まで可動するだけで、隠れ示唆演出も第2可動部の可動も実施しない場合もある。
また、第1可動体71の第1演出位置と隠れ示唆演出の表示位置との関係は実施例1と変わらないため、図24に示すように、第2可動部73が可動すると、第1可動体71の背後を覗くための空間に第2可動部73が出現するため、隠れ示唆演出の視認が更に困難になる。従って、第1可動体71が第1演出位置まで可動した場合は、第2可動部73の可動を開始するまでの所定時間が経過するまでに、第1可動体71の背後を覗き込むという遊技性が生まれている。但し、第2可動体73が可動した場合でも、覗き込むのが可能な隙間は残されており、隠れ示唆演出を確認することは可能となっているが、第2可動体73が可動した場合は、該可動が行われていない時よりもさらに上方向から覗かないと隠れ示唆演出を確認することができない。
本実施例では、第1可動体71の可動、隠れ示唆演出の実施、第2可動部73の可動、の組合せによって予告演出が示す大当り信頼度が異なる値となり、図25の図表はその内容を示している。具体的には、第1可動体71が第1演出位置に可動した後、その他の態様が変化しなかった場合、即ち、第1可動体71が第1演出位置に可動しただけの予告演出の場合(図表の(1))は、その信頼度は10%(一番低い値)となり、第1可動体71が第1演出位置に可動した後、第1可動体71の背後の演出図柄表示装置54b上で隠れ示唆演出が行われずに第2可動部73が可動した場合(図表の(2))は、その大当り信頼度は20%となる。
第1可動体71が第1演出位置に可動した後、第1可動体71の背後の演出図柄表示装置54b上で隠れ示唆演出が行われ第2可動部73が可動しなかった場合(図表の(3))は、その大当り信頼度は20%となり、第1可動体71が第1演出位置に可動した後、第1可動体71の背後の演出図柄表示装置54b上で隠れ示唆演出が行われ第2可動部73が可動した場合(図表の(4))は、その大当り信頼度は40%となる。なお、図表の(3)の信頼度は30%に設定されていてもよい。
従って、第1可動体71が第1演出位置に可動すると、隠れ示唆演出を行ってから第2可動部73が可動した場合が最も信頼度が高くなるが、第2可動部73の可動が行われてからでは隠れ示唆演出が行われているかの確認が難しくなるため、第1可動体71が第1演出位置に可動してから第2可動部73が稼動するまでの間に、鎧の後ろを覗き込むという従来にない遊技が付加されている。なお、第1可動体71の可動、隠れ示唆演出の実施、第2可動部73の可動は、図10、S205で抽出した乱数値に応じて上記した組合せのいずれかが選択される構成となっている。
本実施例では、隠れ示唆演出を実施するタイミングを実施例1と共通としたが、第2可動体73の可動を契機にその前後のどちらかで隠れ示唆演出を実施する構成も考えられる。この場合も、図25の図表の内容を用いて大当り信頼度が設定される。
また、この構成の場合、第1可動体71が第1可動位置まで可動した時点で第1可動体の背後を確認し、隠れ示唆演出が表示されていなければ、第2可動部73の可動を期待するが、実際に第2可動部73が可動し大当り期待度が高くなったことが示唆されたうえで、第2可動部73が可動してから隠れ示唆演出が実施されれば、更に信頼度が上昇するため、第2可動部73が可動した後でも隠れ示唆演出が行われていないかどうか第1可動体73の背後を覗き込むことになり、複数のタイミングで第1可動体71の背後を覗き込むというゲーム性が生まれる。
以上が実施例の説明となる。実施例2、3、4はそれぞれ実施例1の構成に異なる可動役物の可動を予告演出として付加した構成となるが、実施例1の構成を基本として実施例2、3、4で説明した可動役物の可動を組合せることによって予告演出を実施する構成も考えられる。その場合、可動した可動役物の数が多ければ大当り信頼度が高くなる構成とするのが好適である。なお、サブ統合制御装置53が主制御装置50から受信した変動指示コマンドに応じて実施する特別図柄の変動に対応した演出(本発明の疑似演出に該当)は、可動役物(第1可動体71、付属可動部72、第2可動部73、第2可動体74)の可動もその演出の一部として行われる構成であり、どの可動役物が可動した場合であっても演出図柄表示装置54b上の演出図柄が隠れることはない構成となっている(本発明の疑似演出は演出図柄+変動演出(リーチ演出))。
また、実施例4では、第2可動部73が可動する前と後のどちらかで隠れ示唆演出を実施する構成を説明したが、前と後の両方で隠れ示唆演出を実施する場合がある構成としてもよく、この構成では、最初に行った隠れ示唆演出の表示内容を後のタイミングで変化させる構成も考えられる。この構成により、第1可動体71が可動し、隠れ示唆演出が行われ(表示内容によって信頼度は異なる)、第2可動部73が可動することで、説明した予告演出の中では最も信頼度の高い予告態様となるが、第2可動部73が可動した後に隠れ示唆演出の表示内容を変化させる構成を追加することで、第2可動部73が可動した後にもう一度第1可動体71の背後を覗き込むというゲーム性を生み出しながら、更に大当り信頼度がアップしていないかどうかを確認するための第1可動体71の背後を覗き込む動機を強化することができる。
また、実施例で説明した各可動役物は、何れも当該変動中の大当り信頼度を示唆する予告演出を行ったが、図6のS35、S70で主制御装置50がサブ統合制御装置53に送信した先読判定コマンドの内容に応じて先読予告として予告演出を行う構成も考えられる。その場合、第1可動体71は、当該変動に対する予告演出として可動し、第1可動体71の可動が行われてから可動する可動役物の種類又は組合せによって、保留記憶の大当り信頼度を示唆してもよい。この場合、保留記憶表示の態様を変化させる保留予告が実施されていることを条件に可動役物の先読可動予告を行うことにより、遊技者は当該変動中の信頼度を示唆する予告なのか保留記憶の信頼度を示唆する予告なのかが区別できるとともに、双方の信頼度を同時に示唆する演出も可能となる。
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、予告演出の一部として可動役物を可動させるが、該可動によって演出図柄表示装置上の予告の視認を困難にし、遊技者が遊技姿勢を変化させることによって全ての予告演出の組合せのよって示唆する内容が確認可能な構成となっている。従って、演出図柄表示装置と可動役物とを備える弾球遊技機に適用することができる。
50 主制御装置
53 サブ統合制御装置
54a 演出図柄制御装置
54b 演出図柄表示装置
71 第1可動体
71a 第1可動体第1駆動モータ
71b 第1可動体検出センサ1
71c 第1可動体検出センサ2
72 付属可動部
72a 付属可動部駆動モータ72a
73 第2可動部
73a 第2駆動モータ73a
74 第2可動体
74a 第2可動体駆動モータ74a
74b 第2可動体検出センサ74b

Claims (6)

  1. 始動口への遊技球の入球に起因して抽出した乱数値に基づいて、遊技者にとって有利な大当り遊技を生起させるか否かを抽選する抽選手段と、
    該抽選手段による抽選結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    該特別図柄表示装置に表示する特別図柄に対応した疑似演出を表示する演出図柄表示装置と、
    前記抽選手段による抽選結果に基づいて、前記疑似演出中に該抽選結果を示唆する演出を行う予告手段と、を備え、
    該予告手段によって行う演出には、初期位置から前記演出図柄表示装置の視認を遮る所定位置まで第1可動予告役物が可動する演出と、
    該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、該第1可動予告役物の背後の前記演出図柄表示装置の画面上で該第1可動予告役物よりも小さく表示される隠れ示唆演出と、があり、
    前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動すると、該第1可動予告役物と前記演出図柄表示装置との間には前後方向に隙間ができるようにし、
    該第1可動予告役物は、該隠れ示唆演出の表示が終了してから前記初期位置に戻るようにした
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記演出図柄表示装置上に複数種類のキャラクタの中から1つのキャラクタを表示し、
    該キャラクタの表示が行われた後に、道具又は衣服を模して形成された前記第1可動予告役物が前記所定位置に可動することで、該キャラクタが道具又は衣服を身に着けている又は持っているように見せ、
    前記隠れ示唆演出にて、複数種類の前記キャラクタの体型又は下着、又は外傷を表示するようにし、
    前記キャラクタの表示、前記第1可動予告役物の前記所定位置への可動、及び前記隠れ示唆演出の実施によって組合せ態様を完成させるようにし、
    複数の該組合せ態様の中から、前記疑似演出中に完成させる1つの前記組合せ態様を選択するキャラクタ完成態様選択手段を備える
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
    前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段を備え、
    前記第1可動予告役物は、該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に所定の可動1を行う場合があり、
    前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動すると、前記隠れ示唆演出と前記第1可動予告役物の前記所定の可動1とで、一方が行われた場合には他方は行われないようにし、
    前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出も前記所定の可動1も行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出が行われた場合、又は前記第1可動予告役物の前記所定の可動1が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
    前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段と、
    前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に可動する場合がある該第1可動予告役物とは異なる第2可動予告役物と、を備え、
    前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後は、前記隠れ示唆演出と前記第2可動予告役物の可動とで、一方が行われた場合には他方は行われないようにし、
    前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出も前記第2可動予告役物の可動も行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後に、前記隠れ示唆演出が行われた場合、又は前記第2可動予告役物の可動が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
    前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段を備え、
    前記第1可動予告役物は、該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後、前記演出図柄表示装置の視認を更に大きく遮る所定の可動2を行う場合があり、前記隠れ示唆演出を行う場合には、前記所定の可動2が行われる前に行うようにし、
    前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し該第1可動予告役物の前記所定の可動2が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し前記所定の可動2が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定し、
    更に、前記第1可動予告役物が前記所定の可動2を行う場合、前記隠れ示唆演出が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、該隠れ示唆演出が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  6. 請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
    前記予告手段が実施する予告態様を複数の態様の中から選択する予告態様選択手段を備え、
    前記第1可動予告役物は、該第1可動予告役物が前記所定位置まで可動した後、前記演出図柄表示装置の視認を更に大きく遮る所定の可動2を行う場合があり、
    前記予告態様選択手段は、前記隠れ示唆演出を行う場合、前記所定の可動2が行われる前に前記隠れ示唆演出を表示する態様か、前記所定の可動2が行われた後に前記隠れ示唆演出を表示する態様かを選択し、
    前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し該第1可動予告役物の前記所定の可動2が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、前記隠れ示唆演出を実施しない態様で前記第1可動予告役物が前記所定位置まで可動し前記所定の可動2が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定し、
    更に、前記第1可動予告役物が前記所定の可動2を行う場合、前記隠れ示唆演出が行われなかった場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度よりも、該隠れ示唆演出が行われた場合における前記大当り遊技が生起する確率である信頼度の方が高くなるように設定した
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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