JP5390935B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、特に、乱数抽選(乱数値)に基づく遊技演出として、人間の目に錯視を引起こす錯視画を含む演出画像を有する複数種類の演出画像の何れか1つを選択して画像表示器に表示させるものである。
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機では、遊技に関する所定の信号を受けて乱数抽選が行われ、この乱数抽選により大当りに当選した場合、通常よりも有利な利益状態が遊技者に付与される。パチンコ遊技機やスロットマシンにおいては、液晶ディスプレイ等の画像表示器を備えたものが多く、この画像表示器に乱数抽選に基づく遊技演出が表示され、この遊技演出によって遊技性が高められる。
この種の遊技機では、遊技演出として、複数種類の演出画像の何れか1つが選択されて画像表示器に表示され、その演出画像の種類によって大当りに当選している期待度等が変化するように構成されて、遊技演出の効果が高められる。ここで、遊技機において、特許文献1には、回転ドラムの外周面に付された複数のシンボルマークが浮き上がって見えるように、シンボルマークの背景画像を形成する技術が開示され、特許文献2,3には、画像表示器に表示する3次元画像を生成する技術が開示されている。
特開平8−308981号公報 特開平11−151352号公報 特開2008−108198号公報
従来、人間の目に錯視を引起こす種々の錯視画(例えば、静止画であるが動いているように見える錯視画)が存在する。こうした錯視画については、基本的に、それを見て錯視状態に陥ることを楽しんだり感心したり、或いは、何らかの実験に用いたりすることができる。そこで、本願発明者は、遊技機において、錯視画を利用した遊技演出の実用化を考えたが、錯視画を単に利用するだけでは錯視状態に陥ることを楽しんだり感心したりするだけとなり、遊技演出の効果を望むように高めることが難しい。
特許文献1の遊技機では、回転ドラムの外周面に付された複数のシンボルマークが浮き上がって見えるように錯視画を利用したものにすぎず、この錯視画は常時変化なく存在することになるため、遊技演出の効果を望むように高めることはできない。尚、特許文献2,3の技術は、錯視画を利用したものではない。
本発明の目的は、乱数抽選(乱数値)に基づく遊技演出において錯視画を有効利用し、斬新な遊技演出と共に、遊技演出の効果向上を実現して、遊技性を高めることが可能になる、遊技機を提供することである。
請求項1の発明は、遊技に関する所定の信号を受けて乱数抽選を行う抽選手段(40)と、この乱数抽選に基づく遊技演出を画像表示器(16)に表示させる表示制御手段(43)とを備えた遊技機において、前記表示制御手段(43)は、前記遊技演出として、人間の目に錯視を引起こす錯視画であって静止画であるが動いているように見える錯視画を含む第1演出画像と、前記錯視画に類似するが錯視を引起こさない非錯視画を含む第2演出画像と、前記錯視画よりも錯視を引起こす可能性が低い或いは前記錯視画と異なる錯視を引起こす第2の錯視画を含む第3演出画像を有する複数種類の演出画像の何れか1つを選択して表示させるとともに、前記乱数抽選により通常よりも有利な利益状態を遊技者に付与する特定の遊技結果が得られる場合には、特定の遊技結果が得られない場合よりも、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が高くなるように構成されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、遊技盤の始動口(11a,11b)への遊技球の入賞を契機に乱数値を取得する乱数取得手段(40)と、乱数取得手段(40)で取得された乱数値に基づいて大当り図柄を有する図柄の種類を判定する乱数判定手段(41)と、乱数判定手段(41)で判定された種類の図柄を図柄変動後に表示する図柄表示手段(19a,19b)と、図柄表示手段(19a,19b)に大当り図柄が表示された場合に通常よりも有利な利益状態を遊技者に付与する利益状態付与手段(42)と、乱数取得手段(40)で取得された乱数値に基づく遊技演出を画像表示器(16)に表示させる表示制御手段(43)とを備えた遊技機において、前記表示制御手段(43)は、前記遊技演出として、人間の目に錯視を引起こす錯視画であって静止画であるが動いているように見える錯視画を含む第1演出画像と、前記錯視画に類似するが錯視を引起こさない非錯視画を含む第2演出画像と、前記錯視画より錯視を引起こす可能性が低い或いは前記錯視画と異なる錯視を引起こす第2の錯視画を含む第3演出画像を有する複数種類の演出画像の何れか1つを選択して表示させるとともに、前記乱数判定手段(41)により大当り図柄が判定された場合には、大当り図柄が判定されなかった場合よりも、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が高くなるように構成されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前第1演出画像が選択表示された場合には、前記第2又は第3演出画像が選択表示された場合よりも、前記乱数判定手段(41)により大当り図柄が判定された期待度が高くなるように構成されたことを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、乱数抽選に基づく遊技演出において錯視画を有効利用し、斬新な遊技演出と共に、遊技演出の効果向上を実現して、遊技性を高めることが可能になる。
パチンコ遊技機の正面図である。 制御系のブロック図である。 機能ブロック図である。 当り遊技と当り遊技後の遊技状態を示す図である。 遊技制御基板におけるタイマ割込処理のフローチャートである。 始動入賞口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当り判定処理のフローチャートである。 大当り乱数判定テーブルである。 大当り図柄乱数判定テーブルである。 演出制御基板におけるタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 演出選択処理のフローチャートである。 実施例1の変動演出パターン選択率・期待度を示す図である。 画像表示器に表示された錯視画である。 画像表示器に表示された非錯視画である。 画像表示器に表示された第2の錯視画である。 実施例2の変動演出パターン選択率・期待度を示す図である。 実施例3の変動演出パターン選択率・期待度を示す図である。 変形例の画像表示器に表示された錯視画である。 変形例の画像表示器に表示された非錯視画である。 変形例の画像表示器に表示された第2の錯視画である。
本発明は、遊技盤の始動口への遊技球の入賞を契機に乱数値を取得し、取得された乱数値に基づいて大当り図柄を有する図柄の種類を判定し、判定された種類の図柄を図柄変動後に図柄表示器に表示し、大当り図柄が表示された場合に通常よりも有利な利益状態を遊技者に付与し、取得された乱数値に基づく遊技演出を画像表示器に表示させるパチンコ遊技機に適用され、以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の窓3aの下側に、遊技球を貯留する貯留皿6と、遊技領域5に遊技球を発射させる発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域5の上部に投入される。
図1、図2に示すように、遊技盤4には、遊技領域5に、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の一般入賞口14、センタ役物15、画像表示器16が図示の配置で装着され、遊技領域5外に遊技表示盤19が装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
始動入賞口装置11は、所謂電チューを含むものであり、第1,第2始動入賞口11a,11b、第2始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、第1,第2始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球を夫々検出する第1,第2始動口SW11d,11e、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11fを有する。開閉部材11cは、閉位置で第2動入賞口11bへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で第2動入賞口11bへの遊技球の入賞を可能にする。ゲート12にはゲートSW12aが付設されている。
大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド13dを有する。開閉部材13bは、閉位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。各一般入賞口14には一般入賞口SW14aが付設されている。
センタ役物15は遊技盤4の前面よりも前方へ張出す枠部材15aを有し、このセンタ役物15に画像表示器16が設けられている。画像表示器16は液晶ディスプレイからなり、その画面がセンタ枠部材15aの内側から前方へ臨むように配置されている。
遊技表示盤19は、遊技領域5の下部右側に前方へ向けて配置され、第1,第2特別図柄表示器19a,19b、普通図柄表示器19c、第1,第2特別図柄保留ランプ19d,19e、普通図柄保留ランプ19fを備えている。
第1特別図柄表示器19aには、第1始動入賞口11aへの遊技球の入賞を契機に第1特別図柄が図柄変動後に表示され、第2特別図柄表示器19bには、第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を契機に第2特別図柄が図柄変動後に表示される。第1,第2特別図柄表示器19a,19bの何れかに大当り図柄が表示された場合、大当り遊技が発生して、大入賞口装置13が作動し、通常は閉塞の大入賞口13aを開放するように開閉部材13bを複数ラウンドに亙って開閉動作させる。
普通図柄表示器19cには、ゲート12への遊技球の入賞を契機に普通図柄が図柄変動後に表示される。普通図柄表示器19cに当り図柄が表示された場合、補助遊技が発生して、始動入賞口装置11が作動し、通常は閉塞の第2動入賞口11bを開放するように開閉部材11cを1又は複数回開閉動作させる。
第1特別図柄保留ランプ19dには、第1始動入賞口11aに入賞した遊技球の数であって図柄変動に未だ供していない第1保留数が4個まで表示され、第2特別図柄保留ランプ19eには、第2始動入賞口11bに入賞した遊技球の数であって図柄変動に未だ供していない第2保留数が4個まで表示され、普通図柄保留ランプ19fには、ゲート12に入賞した遊技球の数であって図柄変動に未だ供していない保留数が4個まで表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、遊技領域5の上部に発射投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口9から遊技領域5外へ排出される。
次に、制御系について説明する。
図2に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、遊技制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成され、遊技制御基板22は盤用外部情報端子基板23に接続されている。
サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29を備え、この複数の制御基板26〜29に夫々CPUとROMとRAMを備えて構成され、更に、演出制御基板27はRTCを備え、払出制御基板26は枠用外部情報端子基板24に接続されている。
遊技制御基板22は、第1,第2始動口SW11d,11e、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、一般入賞口SW14aからの検出信号と、払出制御基板26からの制御情報を受けて、電チューソレノイド11f、大入賞口ソレノイド13d、図柄表示器19a,19b,19c、図柄保留ランプ19d,19e,19fを制御し、払出制御基板26と演出制御基板27と盤用外部情報端子基板23に制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板26は、遊技制御基板22からの制御情報と、払出球検出SW31、球有り検出SW32、満タン検出SW33からの検出信号を受けて、払出モータ30を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6に払出し、遊技制御基板22と枠用外部情報端子基板24に制御情報(払出情報)を出力する。
演出制御基板27は、遊技制御基板22からの制御情報と、貯留皿6に設けられた演出ボタン35からの操作信号を受けて、画像制御基板28に制御情報を出力し、更に、画像制御基板28からの制御情報を受けて、ランプ制御基板29に制御情報を出力する。画像制御基板28は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ34とを制御し、演出制御基板27に制御情報を出力する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ36と盤ランプ37とを制御する。
図3に示すように、メイン制御装置21(遊技制御基板22)により、乱数取得手段40、乱数判定手段41、利益状態付与手段42が構成され、サブ制御装置25(演出制御基板27、画像制御基板28)により表示制御手段43が構成されている。尚、第1,第2特別図柄表示器19a,19bが図柄表示手段に相当する。
乱数取得手段40は、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に乱数値を取得し、乱数判定手段41は、乱数取得手段40で取得された乱数値に基づいて大当り図柄(確変図柄、通常図柄、突確図柄)と小当り図柄とハズレ図柄とを有する特別図柄の種類を判定する。尚、乱数取得手段40が、遊技に関する所定の信号(始動口SW11d,11eからの検出信号)を受けて乱数抽選を行う抽選手段に相当する。
利益状態付与手段42は、第1,第2特別図柄表示器19a,19bの何れかに大当り図柄が表示された場合に通常よりも有利な利益状態を遊技者に付与する。ここで、図4に示すように、確変図柄が第1大当り図柄に相当し、通常図柄、突確図柄が第2大当り図柄に相当する。
そして、利益状態付与手段42は、利益状態として、大入賞口13aが複数ラウンド(例えば、15ラウンド)に亙って開閉する大当り遊技を発生させる。各R(ラウンド)は、大入賞口13aを開放して開始し、その後、設定時間経過する又は大入賞口13aに設定数(例えば、10個)の遊技球が入賞すると、大入賞口13aを閉塞して終了するが、前記設定時間が長時間(例えば、約30秒)のRを長開き、前記設定時間が短時間(例えば、約0.1秒)のRを短開きとした場合、確変図柄と通常図柄の場合は15R全てが長開きとなり、突確図柄の場合は15R全てが短開きとなる。
また、利益状態付与手段42は、利益状態として、大当り遊技後の遊技状態を、確変図柄の場合は確変遊技状態とし、通常図柄の場合は時短遊技状態とし、突確図柄の場合は確変遊技状態又は潜確遊技状態とする。確変遊技状態、潜確遊技状態は、夫々実質的に次回の大当り遊技の発生まで継続され、時短遊技状態は、最大で特別図柄の図柄変動が設定回数(例えば、100回)行われるまで継続され、その後、通常遊技状態に変更される。
通常遊技状態、時短遊技状態では、大当り遊技が発生する大当り当選確率が低確率(例えば、1/300)になり、確変遊技状態、潜確遊技状態では、大当り当選確率が高確率(例えば、1/30)になり、つまり、乱数判定手段41が大当り図柄を判定する割合が通常(通常遊技状態)よりも高くなる。また、時短遊技状態、確変遊技状態では、通常遊技状態、潜確遊技状態よりも、前記補助遊技が発生する頻度が高くなり、第2始動口11bの開放時間が長くなる。
このように、利益状態付与手段42は、第1,第2特別図柄表示器19a,19bの何れかに確変図柄(第1大当り図柄)が表示された場合に通常図柄、突確図柄(第2大当り図柄)が表示された場合よりも、価値の高い利益状態を遊技者に付与する。また、第1,第2特別図柄表示器19a,19bの何れかに突確図柄が表示された場合に、出球無し大当り遊技を発生させ、小当り図柄が表示された場合に、大入賞口13aが複数回(例えば、15回)短時間(例えば、約0.1×15秒)で開閉する、出球無し大当り遊技と同等の小当り遊技を発生させる。
表示制御手段43は、乱数取得手段40で取得された乱数値(つまり、乱数抽選)に基づく遊技演出を画像表示器16に表示させるように画像表示器16を制御し、この場合、遊技演出として、人間の目に錯視を引起こす錯視画を含む演出画像(第1演出画像)と、前記錯視画に類似するが錯視を引起こさない非錯視画を含む演出画像(第2演出画像)と、前記錯視画よりも錯視を引起こす可能性が低い或いは前記錯視画と異なる錯視を引起こす第2の錯視画を含む演出画像(第3演出画像)とを有する複数種類の演出画像の何れか1つを選択して表示させる。
そして、表示制御手段43は、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された場合と大当り図柄が判定されなかった場合とで(つまり、乱数抽選により通常よりも有利な利益状態を遊技者に付与する特定の遊技結果が得られる場合と特定の遊技結果が得られない場合とで)、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が異なるように構成され、前記錯視画を含む演出画像が選択表示された場合と前記非錯視画を含む演出画像、前記第2の錯視画を含む演出画像が選択表示された場合とで、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度が異なるように構成されている。
この場合、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された場合に、大当り図柄が判定されなかった場合よりも、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が高くなるように構成され、前記錯視画を含む演出画像が選択表示された場合に、前記非錯視画を含む演出画像、前記第2の錯視画を含む演出画像が選択表示された場合よりも、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度が高くなるように構成されている。
次に、前記の乱数取得手段40、乱数判定手段41、表示制御手段43の機能を実現可能に、メイン制御装置21(遊技制御基板22)とサブ制御装置25(演出制御基板27、画像制御基板28)が実行する具体的な制御処理について説明する。
先ず、図5に示すように、遊技制御基板22における微小時間毎のタイマ割込処理では、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、出力処理(S6)が順次実行され、リターンする。
図6に示すように、S2の始動口SW処理では、第1始動口SW11dがオンの場合(S10;Yes )、第1保留数U1が4未満の場合に(S11;Yes )、第1保留数U1がU1+1に加算され(S12)、第1乱数値(大当り乱数値、大当り図柄乱数値、リーチ乱数値)が取得・格納され(S13)、第1保留数増加コマンドがセットされる(S14)。第2始動口SW11eがオンの場合(S15;Yes )、第2保留数U2が4未満の場合に(S16;Yes )、第2保留数U2がU2+1に加算され(S17)、第2乱数値(大当り乱数値、大当り図柄乱数値、リーチ乱数値)が取得・格納され(S18)、第2保留数増加コマンドがセットされる(S19)。ここで、以下、取得・格納されている第1,第2乱数値を第1,第2保留乱数値という。
図7に示すように、S3の特別図柄処理では、当り遊技フラグがONでない場合(S20;No)、第1,第2特別図柄の両方が変動中でない場合に(S21;No)、S22へ移行する。当り遊技フラグがONの場合(S20;Yes )、リターンする。S22において、第2保留数U2が1以上の場合(S22;Yes )、第2保留数U2がU2−1に減算され(S23)、また、第2保留数U2が0の場合(S22;No)、第1保留数U1が1以上の場合に(S24;Yes )、第1保留数U1がU1−1に減算される(S25)。S23又はS25の後、客待ちフラグがOFFにされ(S26)、大当り判定処理(S27)が実行され、続いて、変動パターン選択処理(S28)が実行される。
図8に示すように、S27の大当り判定処理では、S25の実行後は、第1又は第2保留乱数値の最も先に取得された大当り乱数値が読込まれ、その大当り乱数値と、図9に示す大当り乱数判定テーブルとに基づいて、大当り乱数判定処理(S40)が実行される。
図9に示すように、例えば、大当り乱数値は、0〜299の範囲から選択されたものであり、S40の大当り乱数判定処理では、大当り乱数値が、通常遊技状態と時短遊技状態のときには1/300の割合で、確変遊技状態と潜確遊技状態のときには1/30の割合で、図示の乱数値の場合に大当りと判定され、全遊技状態において3/300の割合で図示の乱数値の場合に小当りと判定される。
大当りと判定された場合(S41;Yes )、第1又は第2保留乱数値の最も先に取得された大当り図柄乱数値が読込まれ、その大当り図柄乱数値と、図10に示す大当り図柄乱数判定テーブルとに基づいて、大当り図柄乱数判定処理(S42)が実行される。
図10に示すように、例えば、大当り図柄乱数値は、0〜249の範囲から選択されたものであり、S42の大当り図柄乱数判定処理では、大当り図柄乱数値が第1始動入賞口11aへの遊技球の入賞に基づく第1保留乱数値の場合、50/250の割合で図示の乱数値の場合に確変図柄と判定され、100/250の割合で図示の乱数値の場合に通常図柄と判定され、100/250の割合で図示の乱数値の場合に突確図柄と判定され、また、大当り図柄乱数値が第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞に基づく第2保留乱数値の場合、150/250の割合で図示の乱数値の場合に確変図柄と判定され、100/250の割合で図示の乱数値の場合に通常図柄と判定される。
そして、S42で判定された大当り図柄(確変図柄、通常図柄、突確図柄の何れか1つ)が設定される(S43)。一方、小当りと判定された場合(S41;No、S44;Yes )、小当り図柄が設定され(S45)、ハズレと判定された場合(S41;No、S44;No)、ハズレ図柄が設定される(S46)。
図7に示すように、S28の変動パターン選択処理では、S27で設定された図柄、第1又は第2保留乱数値の最も先に取得されたリーチ乱数値、別途取得される変動パターン乱数値に基づいて、変動パターン(変動時間)が設定される。S28の変動パターン選択処理の後、第1又は第2特別図柄が変動開始され、次に、S27で設定された図柄とS28で設定され変動パターンの情報を含む変動開始コマンドがセットされる(S30)。
S21;Yes の場合、又は、S30の後、S28で設定された変動時間が経過した場合(S31;Yes )、変動中の特別図柄が変動停止され(S32)、S27で設定された図柄が表示される。続いて、変動停止コマンドがセットされ(S33)、停止中処理(S34)が実行される。S24;Noの場合、客待ち設定処理(S35)が実行される。尚、S14、S19、S30、S33でセットされたコマンドは、S6の出力処理において、演出制御基板27へ出力される。
次に、図11に示すように、演出制御基板27における微小時間毎のタイマ割込処理では、コマンド受信処理(S100)、演出ボタン処理(S101)、コマンド送信処理(S102)が順次実行され、リターンする。
図12に示すように、S100のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信した場合(S110;Yes )、保留数加算処理(S111)が実行され、保留数コマンドがセットされる(S112)。変動開始コマンドを受信した場合(S113;Yes )、演出選択処理(S114)が実行される。
変動停止コマンドを受信した場合(S115;Yes )、変動演出終了中処理(S116)が実行され、オープニングコマンドを受信した場合(S117;Yes )、当り演出選択処理(S118)が実行され、エンディングコマンドを受信した場合(S119;Yes )、エンディング演出選択処理(S120)が実行され、その後、客待ちコマンド受信処理(121)が実行される。
図13に示すように、S114の演出選択処理では、受信した変動開始コマンドが解析され(S130)、現在の演出モードを示すモードフラグが参照され(S131)、保留数減算処理(S132)が実行される。その後、変動演出パターン選択処理(S133)が実行され、そこで選択された変動演出パターンの情報を含む変動演出開始コマンドがセットされる(S134)。尚、S134でセットされたコマンドは、S102のコマンド送信処理において、画像制御基板28(ランプ制御基板29)へ送信される。
さて、S133の変動演出パターン選択処理では、図14に示すように、8種類の変動演出パターン1〜8の何れか1つが、S130で解析した変動開始コマンドの情報とS131で参照したモードフラグに基づいて選択される。ここで、変動演出パターン1〜8と演出画像1〜8は夫々対応しており、つまり、選択された変動演出パターンに対応する演出画像(例えば、変動演出パターン1が選択された場合は演出画像1)が画像表示器16に表示されることになる。ここで、演出画像1が前記錯視画を含む演出画像、演出画像2が前記非錯視画を含む演出画像、演出画像3が前記第2の錯視画を含む演出画像である。
図14に示すように、各変動演出パターン1〜8は、大当り時、つまり、乱数判定手段41で大当り図柄が判定されて、変動開始コマンドに大当り図柄(確変図柄、通常図柄、突確図柄)の情報が含まれている場合と、大当り以外の時、つまり、乱数判定手段41で大当り図柄以外の図柄が判定されて、変動開始コマンドに大当り図柄の情報が含まれていない場合とで、夫々、図示の選択率(%)で抽選により選択されるようにしている。
この選択率から明らかなように、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された場合(大当り時)に、大当り図柄が判定されなかった場合(大当り以外の時)よりも、錯視画を含む演出画像1を選択し表示させる割合、非錯視画を含む演出画像2を選択し表示させる割合、第2の錯視画を含む演出画像3を選択し表示させる割合が夫々高くなる。
また、図14に示すように、各変動演出パターン1〜8が選択された場合の大当り期待度(%)、つまり、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度は、図示のようになる。ここで、各変動演出パターン1〜8において、大当り期待度(A)は、大当り当選確率(B(例えば、B=1/300))、大当り非当選確率(C(例えば、C=299/300)、大当り時の選択率(D)、大当り以外の時の選択率(E)に基づいて、「A=B×D/(B×D+C×E)」の数式から算出することができる。
この大当り期待度から明らかなように、錯視画を含む演出画像1、非錯視画を含む演出画像2、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合に、その他演出画像4〜8が選択表示された場合よりも、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度が高くなり、また、錯視画を含む演出画像1が選択表示された場合に、非錯視画を含む演出画像2、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合よりも、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度が高くなり、また、非錯視画を含む演出画像2が選択表示された場合に、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合よりも、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度が高くなる。
次に、前記錯視画、非錯視画、第2の錯視画の具体例について説明する。画像表示器16に表示された錯視画を図15に示し、非錯視画を図16に示し、第2の錯視画を図17に示し、これらは全て静止画であり類似する画像になっている。
図15の錯視画は、内側のリングが時計回りのa方向に回転するように、外側のリングが反時計回りのb方向に回転するように、人間の目に錯視を引き起こす画像であり、図17の第2の錯視画は、図15の錯視画とは逆に、内側のリングがb方向に回転するように、外側のリングがa方向に回転するように、人間の目に錯視を引き起こす画像である。これらの錯視画はリングの色彩を含む模様や背景色等によって形成される。
尚、例えば、演出画像は、主にストーリーが進行する動画に構成され、錯視画、非錯視画、第2の錯視画は、その動画ストーリーの途中や最後に、動画ストーリーに組込まれて、或いは、動画ストーリーとは別に表示され、この場合、錯視画、非錯視画、第2の錯視画を、図15〜図17に示すように、画像表示器16の全体に大きく表示させてもよいし、特に、動画ストーリーに組込む場合には、動画ストーリーの進行と共にそのメイン画像の邪魔にならない程度に比較的小さく表示させてもよい。
また、錯視画、非錯視画、第2の錯視画を、演出画像の一部として必ず表示させるのではなく、特定の契機が成立した場合にのみ表示させてもよい。つまり、特定の契機が成立しない場合には表示させない。この特定の契機は、例えば、演出画像表示中の所定期間であること、ここで、演出ボタン35の操作を報知する画面を画像表示器16に表示させることが望ましいが、そして、この所定期間に演出ボタン35が押されることで成立する。
以上説明したパチンコ遊技機1によれば次の作用・効果を奏する。
乱数取得手段40により、遊技盤4の第1,第2始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に乱数値が取得され、乱数判定手段41により、乱数取得手段40で取得された乱数値に基づいて大当り図柄(確変図柄、通常図柄、突確図柄)と小当り図柄とハズレ図柄を有する図柄の種類が判定され、乱数判定手段41で判定された種類の図柄が第1,第2特別図柄表示器19a,19bの何れかに図柄変動後に表示される。
利益状態付与手段42により、第1,第2特別図柄表示器19a,19bの何れかに大当り図柄が表示された場合に通常よりも有利な利益状態が遊技者に付与される。ここで、先ず、大入賞口13aが15Rに亙って開閉する大当り遊技が発生し、その際、確変図柄と通常図柄の場合は15R全てが長開きとなり、突確図柄の場合は15R全てが短開きとなる。次に、大当り遊技後、確変図柄の場合は確変遊技状態へ移行し、通常図柄の場合は時短遊技状態に移行し、突確図柄の場合は確変遊技状態又は潜確遊技状態に移行する。
一方、表示制御手段43により画像表示器16が制御されて、乱数取得手段41で取得された乱数値に基づく遊技演出が画像表示器16に表示される。ここで、遊技演出として、人間の目に錯視を引起こす錯視画を含む演出画像1と、演出画像1の錯視画に類似するが錯視を引起こさない非錯視画を含む演出画像2と、演出画像1の錯視画と異なる錯視を引起こす第2の錯視画を含む演出画像3とを有する8種類の演出画像1〜8の何れか1つが選択されて表示される。
そして、表示制御手段43は、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された場合と大当り図柄が判定されなかった場合とで、錯視画を含む演出画像1を選択し表示させる割合が異なるように構成され、錯視画を含む演出画像1が選択表示された場合と非錯視画を含む演出画像2、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合とで、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度が異なるように構成されている。
具体的には、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された場合に、大当り図柄が判定されなかった場合よりも、錯視画を含む演出画像1を選択し表示させる割合が高くなり、錯視画を含む演出画像1が選択表示された場合に、非錯視画を含む演出画像2、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合よりも、乱数判定手段41により大当り図柄が判定された期待度が高くなる。
こうして、乱数抽選(乱数値)に基づく遊技演出において錯視画を有効利用し、斬新な遊技演出と共に、遊技演出の効果向上を実現して、遊技性を高めることが可能になる。
実施例2では、表示制御手段43が、実施例1の構成に加えて、乱数判定手段41により第1大当り図柄(確変図柄)が判定された場合と第2大当り図柄(通常図柄又は突確図柄)が判定された場合とで、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が異なるように構成され、前記錯視画を含む演出画像が選択表示された場合と前記非錯視画又は前記第2の錯視画を含む演出画像が選択表示された場合とで、乱数判定手段41により第1大当り図柄が判定された期待度から第2大当り図柄が判定された期待度を減算した値が異なるように構成されている。
この場合、乱数判定手段41により第1大当り図柄が判定され場合に、第2大当り図柄が判定された場合よりも、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が高くなるように構成され、前記錯視画を含む演出画像が選択表示された場合に、前記非錯視画又は前記第2の錯視画を含む演出画像が選択表示された場合よりも、乱数判定手段41により第1大当り図柄が判定された期待度から第2大当り図柄が判定された期待度を減算した値が高くなるように構成されている。
この表示制御手段43の機能を実現可能に、演出制御基板27における具体的な変動演出パターン選択処理では、図18に示すように、大当り時、8種類の変動演出パターン1〜8の何れか1つが選択されるが、各変動演出パターン1〜8は、乱数判定手段42で確変図柄が判定された場合と通常図柄が判定された場合と突確図柄が判定された場合とで、夫々、図示の選択率(%)で抽選により選択されるようにしている。
この選択率から明らかなように、乱数判定手段41により確変図柄(第1大当り図柄)が判定され場合に、通常図柄、突確図柄(第2大当り図柄)が判定された場合よりも、錯視画を含む演出画像1を選択し表示させる割合が高くなり、通常図柄が判定された場合に、確変図柄、突確図柄が判定された場合よりも、非錯視画を含む演出画像2を選択し表示させる割合が高くなり、突確図柄が判定された場合に、確変図柄、通常図柄が判定された場合よりも、第2の錯視画を含む演出画像3を選択し表示させる割合が高くなる。
また、図18に示すように、大当り時、各変動演出パターン1〜8が選択された場合に、乱数判定手段41により確変図柄が選択された確変図柄期待度(%)、通常図柄が選択された通常図柄期待度(%)、突確図柄が選択された突確図柄期待度(%)は、図示のようになる。ここで、各変動演出パターン1〜8において、確変図柄期待度(A)、通常図柄期待度(B)、突確図柄期待度(C)は、確変図柄選択率(a)、通常図柄選択率(b)、突確図柄選択率(c)に基づいて、「A又はB又はC=a又はb又はc/a+b+c」の数式から算出することができる。
この確変図柄期待度、通常図柄期待度、突確図柄期待度から明らかなように、錯視画を含む演出画像1が選択表示された場合における、乱数判定手段41により確変図柄(第1大当り図柄)が判定された期待度から通常図柄、突確図柄(第2大当り図柄)が判定された期待度を減算した値が、非錯視画を含む演出画像2、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合における前記同値よりも高くなる。
また、非錯視画を含む演出画像2が選択表示された場合における、乱数判定手段41により通常図柄が判定された期待度から確変図柄、突確図柄が判定された期待度を減算した値が、錯視画を含む演出画像1、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合における前記同値よりも高くなる。また、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合における、乱数判定手段41により突確図柄が判定された期待度から確変図柄、通常図柄が判定された期待度を減算した値が、錯視画を含む演出画像1、非錯視画を含む演出画像2が選択表示された場合における前記同値よりも高くなる。
実施例3では、突確図柄が第3大当り図柄に相当し、表示制御手段43が、実施例1の構成に加えて、前記錯視画を含む演出画像が選択表示された場合と前記非錯視画又は前記第2の錯視画を含む演出画像が選択表示された場合とで、乱数判定手段41により第3大当り図柄(突確図柄)が判定された期待度から小当り図柄が判定された期待度を減算した値が異なるように構成されている。
この場合、前記錯視画を含む演出画像が選択表示された場合に、前記非錯視画又は前記第2の錯視画を含む演出画像が選択表示された場合よりも、乱数判定手段41により第3大当り図柄が判定された期待度から小当り図柄が判定された期待度を減算した値が高くなるように構成されている。
この表示制御手段43の機能を実現可能に、演出制御基板27における具体的な変動演出パターン選択処理では、図19に示すように、8種類の変動演出パターン1〜8の何れか1つが選択されるが、各変動演出パターン1〜8は、乱数判定手段42で突確図柄が判定された場合と小当り図柄が判定された場合とで、夫々、図示の選択率(%)で抽選により選択されるようにしている。
また、図19に示すように、各変動演出パターン1〜8が選択された場合に、乱数判定手段41により突確図柄が選択された突確図柄期待度(%)、小当り図柄が選択された突確図柄期待度(%)は、図示のようになる。ここで、各変動演出パターン1〜8において、突確図柄期待度(X)、小当り図柄期待度(Y)、突確図柄選択率(x)、小当り図柄選択率(y)に基づいて、「X又はY=x又はy/x+y」の数式から算出することができる。
この突確図柄期待度、小当り図柄期待度から明らかなように、錯視画を含む演出画像1が選択表示された場合における、乱数判定手段41により突確図柄(第3大当り図柄)が判定された期待度から小当り図柄が判定された期待度を減算した値が、非錯視画を含む演出画像2、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合における前記同値よりも高くなる。また、非錯視画を含む演出画像2が選択表示された場合における、乱数判定手段41により突確図柄(第3大当り図柄)が判定された期待度から小当り図柄が判定された期待度を減算した値が、第2の錯視画を含む演出画像3が選択表示された場合における前記同値よりも高くなる。
尚、実施例1〜3については、次のように変更してもよい。
(1)前記錯視画、前記非錯視画、前記第2の錯視画については、種々の静止画を適用可能である。例えば、図20〜図22に示す錯視画、非錯視画、第2の錯視画を適用可能であり、これらの画像の上下中心部に見える直線は全て水平な直線であるが、図20の錯視画は、前記直線が右下がりに傾斜するように、人間の目に錯視を引き起こす画像であり、図22の第2の錯視画は、図20の錯視画とは逆に、前記直線が左下がりに傾斜するように、人間の目に錯視を引き起こす画像である。
(2)前記錯視画については、動画を適用してもよい。例えば、鉛直軸心回りに回転する物体の影を側面から見た錯視画であって、その回転方向があるときに逆転するように見えるように、人間の目に錯視を引き起こす画像を適用可能である。また、静止画と動画とを組合わせ、最初に、所定の動画を遊技者に見せておくとこで、その動画から所定の静止画(錯視画)に切換え表示されることで、その静止画から何らかの動きが見えるようにしたものを適用可能である。
(3)前記非錯視画を含む演出画像と前記第2の錯視画を含む演出画像の少なくとも一方については、必須ではなく、省略可能である。
(4)前記第2の錯視画として、前記錯視画よりも錯視を引起こす可能性が低いものを適用可能である。
尚、前記実施例は本発明の一例を開示したに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。また、種々のパチンコ遊技機、パチンコ遊技機以外の種々のスロットマシン、パチンコ遊技機やスロットマシン以外の種々の遊技機に、本発明を適用することができる。
1 パチンコ遊技機
11a,11b 第1,第2始動口
16 画像表示器
19a,19b 第1,第2特別図柄表示器
40 乱数取得手段
41 乱数判定手段
42 利益状態付与手段
43 表示制御手段

Claims (3)

  1. 遊技に関する所定の信号を受けて乱数抽選を行う抽選手段と、この乱数抽選に基づく遊技演出を画像表示器に表示させる表示制御手段とを備えた遊技機において、
    前記表示制御手段は、前記遊技演出として、人間の目に錯視を引起こす錯視画であって静止画であるが動いているように見える錯視画を含む第1演出画像と、前記錯視画に類似するが錯視を引起こさない非錯視画を含む第2演出画像と、前記錯視画よりも錯視を引起こす可能性が低い或いは前記錯視画と異なる錯視を引起こす第2の錯視画を含む第3演出画像を有する複数種類の演出画像の何れか1つを選択して表示させるとともに、前記乱数抽選により通常よりも有利な利益状態を遊技者に付与する特定の遊技結果が得られる場合には、特定の遊技結果が得られない場合よりも、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が高くなるように構成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤の始動口への遊技球の入賞を契機に乱数値を取得する乱数取得手段と、乱数取得手段で取得された乱数値に基づいて大当り図柄を有する図柄の種類を判定する乱数判定手段と、乱数判定手段で判定された種類の図柄を図柄変動後に表示する図柄表示手段と、図柄表示手段に大当り図柄が表示された場合に通常よりも有利な利益状態を遊技者に付与する利益状態付与手段と、乱数取得手段で取得された乱数値に基づく遊技演出を画像表示器に表示させる表示制御手段とを備えた遊技機において、
    前記表示制御手段は、前記遊技演出として、人間の目に錯視を引起こす錯視画であって静止画であるが動いているように見える錯視画を含む第1演出画像と、前記錯視画に類似するが錯視を引起こさない非錯視画を含む第2演出画像と、前記錯視画よりも錯視を引起こす可能性が低い或いは前記錯視画と異なる錯視を引起こす第2の錯視画を含む第3演出画像を有する複数種類の演出画像の何れか1つを選択して表示させるとともに、前記乱数判定手段により大当り図柄が判定された場合には、大当り図柄が判定されなかった場合よりも、前記錯視画を含む演出画像を選択し表示させる割合が高くなるように構成されたことを特徴とする遊技機。
  3. 第1演出画像が選択表示された場合には、前記第2又は第3演出画像が選択表示された場合よりも、前記乱数判定手段により大当り図柄が判定された期待度が高くなるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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