JP2014038832A - 蓄電デバイスの負極材料 - Google Patents

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友紀 廣野
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Abstract

【課題】容量が大きく、イオン伝導性及び耐久性に優れた負極が得られうる材料の提供。
【解決手段】負極は、集電体と、この集電体の表面に固着された多数の粒子22とを備えている。この粒子22は、粉末24とコート層26とを備えている。このコート層26は、粉末24の表面の一部をカバーしている。粉末24は、Siからなる主要相と、化合物相とを有している。この化合物相は、
(A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素
と、Siとの化合物から形成された第一相を含んでいる。コート層26は、
(B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
を含んでいる。コート層26の厚みは、10.0μm以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池、全固体リチウムイオン二次電池、ハイブリットキャパシタ等の蓄電デバイスの負極に適した材料に関する。
近年、携帯電話機、携帯音楽プレーヤー、携帯端末等が急速に普及している。これらの機器は、リチウムイオン二次電池を備えている。さらに、電気自動車及びハイブリッド自動車も、リチウムイオン二次電池を備えている。リチウムイオン二次電池では、充電時に負極がリチウムイオンを吸蔵する。リチウムイオン二次電池の使用時には、負極からリチウムイオンが放出される。負極は、集電体と、この集電体の表面に固着された活物質とを有している。
負極における活物質として、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス等の炭素系材料が用いられている。しかし、炭素系材料の、リチウムイオンに対する理論上の容量は、372mAh/gにすぎない。容量の大きな活物質が望まれている。
負極における活物質として、Siが注目されている。Siは、リチウムイオンと反応する。この反応により、化合物が形成される。典型的な化合物は、Li22Siである。この反応により、大量のリチウムイオンが負極に吸蔵される。Siは、負極の蓄電容量を高めうる。
Siを含む活物質層がリチウムイオンを吸蔵すると、前述の化合物の生成により、この活物質層が膨張する。活物質の膨張率は、約400%である。活物質層からリチウムイオンが放出されると、この活物質層が収縮する。膨張と収縮との繰り返しにより、活物質が集電体から脱落する。この脱落は、蓄電容量を低下させる。負極がSiを含む従来のリチウムイオン二次電池の寿命は、長くない。
Siからなる活物質では、充電時にその表面のみがリチウムイオンと反応する。この活物質では、内部はリチウムイオンと反応しない。換言すれば、リチウムイオンの吸蔵により、活物質の表面のみが膨張する。この表面では、クラックが発生する。次の充電時には、クラックを通じて内部にまでリチウムイオンが進入し、さらにクラックを発生させる。このクラックの発生が繰り返されることにより、活物質が微粉化する。微粉化により、活物質とこれに隣接する活物質との導電が阻害される。微粉化は、蓄電容量を低下させる。負極がSiを含む従来のリチウムイオン二次電池の寿命は、長くない。
Siは、炭素系材料及び金属材料に比べ、イオン伝導性に劣る。Siが用いられた負極において、Siと共に炭素系材料が用いられることがある。炭素系材料により、効率的なリチウムイオンの移動が達成される。しかし、この負極においても、導電性のさらなる改善が望まれている。
Siの相が金属間化合物でカバーされた活物質が、特開2001−297757号公報に開示されている。この金属間化合物は、典型的には、Siと遷移金属との反応によって生成される。この金属間化合物は、Siの欠点を補いうる。同様の活物質が、特開平10−312804号公報にも開示されている。
Siを含む活物質層の表面に導電層が積層された電極が、特開2004−228059号公報に開示されている。典型的には、導電層は、Cuを含む。この導電層は、Siの欠点を補いうる。同様の電極が、特開2005−44672号公報にも開示されている。
特開2001−297757号公報 特開平10−312804号公報 特開2004−228059号公報 特開2005−44672号公報
Siの相が金属間化合物でカバーされた活物質を含む従来の電極では、活物質の脱落及び微粉化は、十分には抑制されない。
活物質層と導電層とが積層された従来の電極では、導電層の形成にメッキ等の手段が用いられる。この導電層の形成には、手間がかかる。さらに、導電層の厚みの制御には、困難が伴う。
同様の問題は、リチウムイオン二次電池以外の蓄電デバイスにおいても生じている。
本発明の目的は、容量が大きく、イオン伝導性及び耐久性に優れた負極が得られうる材料の提供にある。
本発明に係る蓄電デバイスの負極材料は、粉末と、この粉末の表面の全部又は一部をカバーするコート層とを備える。この粉末は、Siからなる主要相と、化合物相とを有する。この化合物相は、
(A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素
と、Siとの化合物から形成された第一相を含む。コート層は、
(B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
を含む。このコート層の厚みは、10.0μm以下である。
好ましくは、化合物相は、
(C)S、Se、Te、Sn、In、Ga、Pb、Bi、Zn、Al及びAgからなる群より選択された1又は2以上の元素
から形成された第二相をさらに含む。
好ましくは、化合物相は、元素(A)と元素(C)との化合物から形成された第三相をさらに含む
好ましい粉末では、複数の主要相が化合物相のマトリクス中に分散している。好ましくは、主要相の平均短軸幅は、4μm以下である。
好ましくは、主要相は、アモルファスである。
本発明に係る蓄電デバイスの負極は、集電体と、この集電体の表面に固着された多数の粒子とを備える。この粒子は、粉末と、この粉末の表面の全部又は一部をカバーするコート層とを備える。この粉末は、Siからなる主要相と、化合物相とを有する。この化合物相は、
(A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素
と、Siとの化合物から形成された第一相を含む。コート層は、
(B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
を含む。コート層の厚みは、10μm以下である。
本発明に係る蓄電デバイスは、正極と負極とを備える。負極は、集電体と、この集電体の表面に固着された多数の粒子とを備える。この粒子は、粉末と、この粉末の表面の全部又は一部をカバーするコート層とを備える。この粉末は、Siからなる主要相と、化合物相とを有する。この化合物相は、
(A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素
と、Siとの化合物から形成された第一相を含む。コート層は、
(B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
を含む。コート層の厚みは、10μm以下である。
本発明に係る材料を含む負極は、容量が大きく、イオン伝導性及び耐久性に優れる。
図1は、本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池が示された概念図である。 図2は、図1の電池の負極一部が示された断面図である。 図3は、図2の負極の粒子が示された拡大断面図である。 図4は、図2の粒子の主要相が示された断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示されたリチウムイオン二次電池2は、槽4、電解液6、セパレータ8、正極10及び負極12を備えている。電解液6は、槽4に蓄えられている。この電解液6は、リチウムイオンを含んでいる。セパレータ8は、槽4を、正極室14及び負極室16に区画している。セパレータ8により、正極10と負極12との当接が防止される。このセパレータ8は、多数の孔(図示されず)を備えている。リチウムイオンは、この孔を通過しうる。正極10は、正極室14において、電解液6に浸漬されている。負極12は、負極室16において、電解液6に浸漬されている。
図2には、負極12の一部が示されている。この負極12は、集電体18と、活物質層20とを備えている。活物質層20は、多数の粒子22(負極材料)を含んでいる。粒子22は、この粒子22に当接する他の粒子22と固着されている。集電体18に当接する粒子22は、この集電体18に固着されている。活物質層20は、多孔質である。
図3には、粒子22が示されている。この粒子22は、粉末24とコート層26とを備えている。コート層26は、粉末24の表面の一部をカバーしている。コート層26が、粉末24の表面の全部をカバーしてもよい。
図示されていないが、粉末24は、主要相と化合物相とを有している。複数の主要相が、化合物相のマトリクス中に分散している。主要相のマトリクス中に複数の化合物相が分散してもよい。
主要相の元素は、Siである。充電時、正極室14に存在するリチウムイオンがセパレータ8を通過し、負極室16に移動する。この負極室16において、主要相のSiは、リチウムイオンと反応する。この反応により、化合物が形成される。典型的な化合物は、Li22Siである。この反応により、大量のリチウムイオンが負極12に吸蔵される。この負極12の蓄電容量は、大きい。電池2が使用されるとき、負極12からリチウムイオンが放出される。このリチウムイオンは、セパレータ8を通過して正極室14へと移動する。この移動により、電流が流れる。
粉末24におけるSiの比率は、40at%以上90at%以下が好ましい。この比率が40at%以上である粉末24を備えた電池2の蓄電容量は、大きい。この観点から、この比率は50at%以上がより好ましく、60at%以上が特に好ましい。この比率が90at%以下である粉末24では、化合物相が後述される効果を十分に発揮する。この観点から、この比率は80at%以下が特に好ましい。
粉末24の断面における主要相の面積比率は、50%以上80%以下が好ましい。この比率が50%以上である粉末24を備えた電池2の蓄電容量は、大きい。この観点から、この比率は60%以上が特に好ましい。この比率が80%以下である粉末24では、化合物相が後述される効果を十分に発揮する。この観点から、この比率は70%以下が特に好ましい。
好ましくは、主要相は、アモルファスである。この主要相は、強度に優れる。この主要相では、リチウムイオンとの反応による膨張が抑制される。この主要相では、微粉化も抑制される。さらに、この主要相では、リチウムイオンの吸蔵及び放出の効率が高い。
化合物相は、第一相、第二相及び第三相を含んでいる。
第一相は、主要相を取り囲んでいる。この第一相は、
(A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素
を含んでいる。第一相は、Siと元素(A)との金属間化合物から形成されている。Siと元素(A)とを含む合金が凝固するとき、共晶反応が起こる。この反応により、微細な主要相と、この主要相を取り囲む第一相とが形成される。
前述の通り、共晶反応によって得られる主要相は微細であるから、この主要相の膨張及び収縮が繰り返されても、粒子22が集電体18から脱落しにくい。しかもこの主要相は、膨張及び収縮が繰り返されても、微粉化しにくい。従って、活物質の電気的孤立が防止される。換言すれば、活物質とこれに隣接する活物質との導電の阻害が抑制される。この電池2では、繰り返しの充電による蓄電容量の低下が生じにくい。この電池2の寿命は、長い。
蓄電容量の低下の抑制の観点から、主要相の平均短軸幅AWは4μm以下が好ましく、2μm以下がより好ましく、1μm以下がさらに好ましく、500nm以下が特に好ましい。
平均短軸幅AWは、粉末24の断面において無作為に抽出された10個の主要相28(図4参照)の短軸幅Wが平均されることで算出される。短軸幅Wは、主要相28の断面の輪郭内に画かれかつ長軸L1と直交する線分のうち、最長の線分L2の長さである。長軸L1は、主要相28の断面の輪郭内に画かれうる最長の線分である。
前述の通り、共晶反応により、主要相28とこの主要相28を取り囲む第一相とを含む組織が得られる。第一相の金属間化合物は、Siよりも柔軟である。この粒子22では、主要相28の膨張時及び収縮時に生じる応力を、第一相が緩和する。第一相は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。第一相はさらに、主要相28の微粉化を抑制する。この電池2では、繰り返しの充電による蓄電容量の低下が生じにくい。この電池2の寿命は、長い。
第一相の金属間化合物は、Siよりもイオン伝導性に優れる。第一相は、粒子22のイオン伝導性を高め得る。
第一相の金属間化合物として、TiSi、VSi、CrSi、MnSi、FeSi、CoSi、NiSi、CuSi、ZrSi、NbSi及びMgSiが例示される。
イオン伝導性の観点から、第一相に特に適した元素(A)は、Cuである。イオン伝導性の観点から、第一相に特に適した金属間化合物は、CuSiである。
粉末24における元素(A)の比率は、10at%以上50at%以下が好ましい。この比率が10at%以上である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量の低下が生じにくい。この観点から、この比率は20at%以上がより好ましく、30at%以上が特に好ましい。この比率が50at%以下である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が大きい。この観点から、この比率は40at%以下が特に好ましい。
粉末24の断面における第一相の面積比率は、20%以上50%以下が好ましい。この比率が20%以上である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が低下しにくい。この観点から、この比率は30%以上が特に好ましい。この比率が50%以下である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が大きい。この観点から、この比率は40%以下が特に好ましい。
第二相は、主要相28の周囲に点在している。第二相が、主要相28を取り囲んでもよい。この第二相は、
(C)S、Se、Te、Sn、In、Ga、Pb、Bi、Zn、Al及びAgからなる群より選択された1又は2以上の元素
を含んでいる。第二相が2以上の元素(C)の金属間化合物から形成されてもよい。第二相が、元素(C)の単相であってもよい。
第二相は、軟質である。この粒子22では、主要相28の膨張時及び収縮時に生じる応力を、第二相が緩和する。第二相は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。第二相はさらに、主要相28の微粉化を抑制する。この電池2では、繰り返しの充電による蓄電容量の低下が生じにくい。この電池2の寿命は、長い。
第二相の金属間化合物として、SnTe、BiIn、AgZn、GaTe、PbS及びPbSeが例示される。
主要相28の膨張時及び収縮時に生じる応力の緩和の観点から、第二相に特に適した元素(C)は、Sn、Bi、Zn及びInである。主要相28の膨張時及び収縮時に生じる応力の緩和の観点から、第二相に特に適した金属間化合物は、BiIn及びAgZnである。
元素(C)は、イオン伝導性に優れる。この元素(C)を含む第二相は、粒子22のイオン伝導性を高め得る。
粉末24における元素(C)の比率は、2at%以上40at%以下が好ましい。この比率が2at%以上である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量の低下が生じにくい。この観点から、この比率は5at%以上がより好ましく、10at%以上が特に好ましい。この比率が40at%以下である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が大きい。この観点から、この比率は30at%以下が特に好ましい。
粉末24の断面における第二相の面積比率は、10%以上30%以下が好ましい。この比率が10%以上である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が低下しにくい。この観点から、この比率は15%以上が特に好ましい。この比率が30%以下である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が大きい。この観点から、この比率は25%以下が特に好ましい。
粉末24が、第二相を有さなくてもよい。
第三相は、第一相の周囲に点在している。第三相が、第一相を取り囲んでもよい。この第三相は、前述の元素(A)と元素(B)との金属間化合物からなる。この第三相は、軟質である。この粒子22では、主要相28の膨張時及び収縮時に生じる応力を、第三相が緩和する。第三相は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。第三相はさらに、主要相28の微粉化を抑制する。この電池2では、繰り返しの充電による蓄電容量の低下が生じにくい。この電池2の寿命は、長い。
第三相の金属間化合物として、CuSn、CuIn、CrAl、NiSn、AgZr、SnZr、NiTe、NiIn、BiMn及びNbSnが例示される。
主要相28の膨張時及び収縮時に生じる応力の緩和の観点から、第三相に特に適した金属間化合物は、CuSn、CuIn及びNbSnである。
粉末24の断面における第三相の面積比率は、10%以上30%以下が好ましい。この比率が10%以上である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が低下しにくい。この観点から、この比率は15%以上が特に好ましい。この比率が30%以下である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が大きい。この観点から、この比率は25%以下が特に好ましい。
粉末24が、第三相を有さなくてもよい。
粉末24の断面における化合物相の面積比率は、第一相の面積比率、第二相の面積比率及び第三相の面積比率の合計である。化合物相の面積比率は、20%以上50%以下が好ましい。この比率が20%以上である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が低下しにくい。この観点から、この比率は30%以上が特に好ましい。この比率が50%以下である粉末24を備えた電池2では、蓄電容量が大きい。この観点から、この比率は40%以下が特に好ましい。
コート層26は、
(B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
を含んでいる。この元素(B)は、Siとの合金を形成していない。このコート層26は、シリサイドよりもイオン伝導性及び電子伝導性に優れる。このコート層26は、負極12のリチウムイオンの吸蔵及び放出を阻害しない。
コート層26は、軟質である。この粒子22では、主要相28の膨張時及び収縮時に生じる応力を、コート層26が緩和する。コート層26は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。コート層26はさらに、主要相28の微粉化を抑制する。この電池2では、繰り返しの充電による蓄電容量の低下が生じにくい。この電池2の寿命は、長い。
負極12の作製時に、プレス機により、活物質層20が集電体18に押圧される。押圧時のコート層26の塑性変形及び拡散により、粒子22とこの粒子22に当接する他の粒子22とが、堅固に固着される。この固着は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。
元素(B)の融点は、低い。活物質層20のための組成物が加熱されて乾燥させられるとき、元素(B)は溶融し、その後に凝固する。この溶融及び凝固により、粒子22とこの粒子22に当接する他の粒子22との金属接合が達成される。この溶融及び凝固により、集電体18とこの集電体18に当接する粒子22との金属接合が達成される。コート層26は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。熱処理により、元素(B)が溶融されてもよい。
コート層26が、元素(B)以外の元素を少量ふくんでもよい。コート層26における元素(B)の比率は70質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、95質量%以上が特に好ましい。理想的には、この比率は100質量%である。
コート層26の厚みは、100nm以上10μm以下が好ましい。厚みが100nm以上であるコート層26は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。この観点から、厚みは300nm以上が特に好ましい。厚みが10μm以下であるコート層26は、負極12のリチウムイオンの吸蔵及び放出を阻害しない。この観点から、厚みは5μm以下がより好ましく、1μm以下が特に好ましい。
粉末24の表面の面積に対する、この表面のうちコート層26で覆われた部分の面積の比率P1は、15%以上95%以下が好ましい。この比率P1が15%以上であるコート層26は、粒子22の集電体18からの脱落を抑制する。この観点から、この比率P1は25%以上が特に好ましい。厚みが95%以下であるコート層26は、負極12のリチウムイオンの吸蔵及び放出を阻害しない。この観点から、この比率P1は85%以下が特に好ましい。
粉末24は、アトマイズ法によって得られうる。典型的なアトマイズ法として、ガスアトマイズ法、ディスクアトマイズ法及び単ロール法が例示される。ガスアトマイズ法及びディスクアトマイズ法が好ましい。
ガスアトマイズ法では、底部に細孔を有する石英坩堝の中に、原料が投入される。この原料が、アルゴンガス雰囲気中で、高周波誘導炉によって加熱され、溶融する。細孔から流出する原料に、アルゴンガスが噴射される。原料は急冷されて凝固し、粉末24が得られる。
ディスクアトマイズ法では、底部に細孔を有する石英坩堝の中に、原料が投入される。この原料が、アルゴンガス雰囲気中で、高周波誘導炉によって加熱され、溶融する。細孔から流出する原料が、高速で回転するディスクの上に落とされる。原料は急冷されて凝固し、粉末24が得られる。
単ロール法では、底部に細孔を有する石英管の中に、原料が投入される。この原料が、アルゴンガス雰囲気中で、高周波誘導炉によって加熱され、溶融する。細孔から流出する原料が、銅ロールの表面に落とされて、リボンが得られる。このリボンが、ジルコニア製のボールと共に、ジルコニア製のポットに投入される。ポットの中にアルゴンガスが充満され、このポットが密閉される。リボンがメカニカルミリングにより粉砕され、粉末24が得られる。
サイズの小さな主要相28が得られるには、アトマイズ法において、溶融した原料が急冷されることが必要である。冷却速度は、100℃/s以上が好ましい。
コート層26は、無電解メッキ、電解メッキ、メカニカルミリング、スプレードライヤー等のコーティング法によって形成されうる。コート層26が、アトマイズ法における溶解から凝固までの過程にて、直接に形成されてもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
表1−3に示された組成の原料を準備した。表1−3には、元素(A)及び(C)の比率が示されている。それぞれの原料において、元素(A)及び(C)の残部は、Si及び不可避的不純物である。この原料から、前述のガスアトマイズ法、ディスクアトマイズ法又は単ロール法により、粉末を作製した。この粉末の表面にコート層を形成し、粒子を得た。コート層の形成には、前述のコーティング法(無電解メッキ、電解メッキ、メカニカルミリング又はスプレードライヤー)又はアトマイズ時の直接の形成法を採用した。多数の粒子、導電材としてのアセチレンブラック、結着材としてのポリフッ化ビニリデン及び分散液としてのN−メチルピロリドンを混合し、スラリーを得た。このスラリーを、集電体である銅箔の上に塗布した。このスラリーを真空乾燥機で減圧乾燥して溶媒を蒸発させ、活物質層を得た。この活物質層及び銅箔を、ロールにて押圧した。この活物質層及び銅箔を所定形状に打ち抜き、負極を得た。さらに、所定形状のセパレータ及び正極を準備した。この正極は、リチウムからなる。
一方、電解液として、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートの混合溶媒を準備した。両者の質量比は、3:7である。さらに、支持電解質として、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を準備した。この支持電解質の量は、電解液に対して1モルである。この支持電解質を、電解液に溶解させた。
不活性ガス雰囲気中で、槽に、正極、負極及びセパレータを組み込んだ。さらに、槽に電解液を充填して、コイン型電池を作製した。
Figure 2014038832
Figure 2014038832
Figure 2014038832
温度が25℃であり、電流密度が0.50×10−3A/cmである条件で、正極と負極との電位差が0Vとなるまで充電を行った。その後、電位差が1.5Vとなるまで放電を行った。この充電及び放電を、50サイクル繰り返した。初期の放電容量X及び50サイクルの充電及び放電を繰り返した後の放電容量Yを測定した。さらに、放電容量Xに対する放電容量Yの比率(維持率P2)を算出した。この結果が、下記の表4−6に示されている。
Figure 2014038832
Figure 2014038832
Figure 2014038832
実施例No.1では、100重量%Snが、CuSi及びCuSn金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているので、初期放電容量が1432mAh/gと大きく、放電容量維持率も53%と大きい。コート層の厚みが1.21μmであり、面積率が17%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満たしている。
実施例No.6では、38重量%Inと62重量%BiとがCrAl、CuSi金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているので、初期放電容量が1244mAh/gと大きく、放電容量維持率も80%と大きい。コート層の厚みも8.20μmであり、面積率が91%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満たしている。
実施例No.12では、32重量%Snと28重量%Inと40重量%ZnとがMgSi、CuSi金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているので、初期放電容量が1438mAh/gと大きく、放電容量維持率も92%と大きい。コート層の厚みも6.13μmであり、面積率が41%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満たしている。
実施例No.17では、7重量%Snと2重量%Inと90重量%Biと1重量%ZnとがCuSi金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているので、初期放電容量が1678mAh/gと大きく、放電容量維持率も77%と大きい。コート層の厚みも2.90μmであり、面積率が50%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満たしている。
実施例No.23では、9重量%Snと8重量%Inと74重量%Biと9重量%ZnとがCrSi金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているので、初期放電容量が1380mAh/gと大きく、放電容量維持率も59%と大きい。コート層の厚みも6.20μmであり、面積率が62%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満たしている。
実施例No.30では、62重量%Snと38重量%BiとがTiSi金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているので、初期放電容量が1282mAh/gと大きく、放電容量維持率も67%と大きい。コート層の厚みも2.91μmであり、面積率が48%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満たしている。
実施例No.34では、17重量%Snと36重量%Inと19重量%Biと28重量%ZnとがCrSi金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているので、初期放電容量が1523mAh/gと大きく、放電容量維持率も77%と大きい。コート層の厚みも0.42μmであり、面積率が49%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満たしている。
一方で、比較例No.41は、Sn、In、Bi及びZnの元素を含んでいないため、本発明条件を満たさない。
比較例No.49は、10重量%Snと2重量%Inと19重量%Biと69重量%ZnとがVSi金属間化合物を主に形成する粉末上にコートされているが、初期放電容量が792mAh/gと低く、放電容量維持率も10%と低い。また、コート層の厚みは40.34μmであり、面積率が100%であって、本発明条件である「コート層の厚み10μm以下」を満足していない。
表4−6に示されるように、各実施例に係る電池は、初期の放電容量が大きく、かつ放電容量の維持率が大きい。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された負極は、リチウムイオン二次電池のみならず、全固体リチウムイオン二次電池、ハイブリットキャパシタ等の蓄電デバイスにも適用されうる。
2・・・リチウムイオン二次電池
6・・・電解液
8・・・セパレータ
10・・・正極
12・・・負極
18・・・集電体
20・・・活物質層
22・・・粒子
24・・・粉末
26・・・コート層
28・・・主要相

Claims (8)

  1. 粉末と、この粉末の表面の全部又は一部をカバーするコート層とを備えており、
    上記粉末が、Siからなる主要相と、化合物相とを有しており、
    上記化合物相が、
    (A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素と、Siとの化合物から形成された第一相を含んでおり、
    上記コート層が、
    (B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
    を含んでおり、
    上記コート層の厚みが10.0μm以下である蓄電デバイスの負極材料。
  2. 上記化合物相が、
    (C)S、Se、Te、Sn、In、Ga、Pb、Bi、Zn、Al及びAgからなる群より選択された1又は2以上の元素
    から形成された第二相をさらに含む請求項1に記載の負極材料。
  3. 上記化合物相が、上記元素(A)と上記元素(C)との化合物から形成された第三相をさらに含む請求項2に記載の負極材料。
  4. 上記粉末において、複数の主要相が上記化合物相のマトリクス中に分散している請求項1から3のいずれかに記載の負極材料。
  5. 上記主要相の平均短軸幅が4μm以下である請求項4に記載の負極材料。
  6. 上記主要相がアモルファスである請求項1から5のいずれかに記載の負極材料。
  7. 集電体と、この集電体の表面に固着された多数の粒子とを備えており、
    上記粒子が、粉末と、この粉末の表面の全部又は一部をカバーするコート層とを備えており、
    上記粉末が、Siからなる主要相と、化合物相とを有しており、
    上記化合物相が、
    (A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素
    と、Siとの化合物から形成された第一相を含んでおり、
    上記コート層が、
    (B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
    を含んでおり、
    上記コート層の厚みが10μm以下である蓄電デバイスの負極。
  8. 正極と負極とを備えており、
    上記負極が、集電体と、この集電体の表面に固着された多数の粒子とを備えており、
    上記粒子が、粉末と、この粉末の表面の全部又は一部をカバーするコート層とを備えており、
    上記粉末が、Siからなる主要相と、化合物相とを有しており、
    上記化合物相が、
    (A)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zr、Nb及びMgからなる群より選択された1又は2以上の元素
    と、Siとの化合物から形成された第一相を含んでおり、
    上記コート層が、
    (B)Sn、In、Bi及びZnからなる群より選択された1又は2以上の元素
    を含んでおり、
    上記コート層の厚みが10μm以下である蓄電デバイス。
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