JP2014038558A - 電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム - Google Patents

電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理部が電力遮断状態のとき、使用者から遠隔でジョブの実行が指示されても、処理部に接近してくる間に使用者を特定して電力供給制御を実行する。
【解決手段】無線通信装置58から応答要求信号をポーリング送信する。無線通信装置58での応答信号の受信に基づき、識別情報を取得した時点で、メインコントローラ18に電力を供給する。取得した識別情報に一致する識別情報が付加されたジョブの存在を確認する。確認したジョブの種類を特定する。ジョブの処理に必要なデバイスに電力を供給する。なお、ジョブの存在がない場合は、UIタッチパネル40に電力を供給する。使用者60が画像処理装置10に対峙して、個人認証を行う。ジョブの処理を実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラムに関する。
画像処理装置において、認証メディア・リーダー・ライター(例えば、RFIDによる無線通信を用いたICカードリーダ等)が接続され、画像処理装置を利用する使用者が認証メディア(例えば、ICカード等)をこの認証メディア・リーダー・ライターにかざすことにより読み取った認証メディア情報(ID情報)に基づいて、例えば、省電力状態であった画像処理装置を通常状態に復帰させる場合がある。
特許文献1には、RFIDによる認証とユーザーの所定の動作(画像読取装置の自動給紙部)に紙を置く、ユーザーインターフェイス(以下、「UIという場合がある)触れる等で節電状態から復帰することが記載されている。
特許文献2には、RFIDで認証したユーザーの接近に応じて、印刷準備、印刷を開始するプリンタが開示されている。
特許文献3には、ジョブ終了時に認証したユーザーが検知できなければ、省エネ状態に移行することが記載されている。
特許文献4には、ジョブ終了後に認証した人のジョブが、まだある場合は印刷を継続し、ない場合は省エネに移行することが記載されている。
特許文献5には、ユーザー毎の画像形成部および画像機能部の個々の使用履歴情報を記憶し、ユーザー毎の給電箇所を記憶内容に基づいて作成することが記載されている。
特開2006−47765号公報 特開2008−17381号公報 特開2005−342954号公報 特開2010−23467号公報 特開2005−36145号公報
本発明は、処理部が電力遮断状態のとき、使用者から遠隔でジョブの実行が指示されても、処理部に接近してくる間に使用者を特定して電力供給制御を実行することができる電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、電力の供給を受けて複数種類の処理を実行する複数の処理部がそれぞれ制御対象となり得、当該制御対象を前記処理の種類に応じて個別に電力供給状態又は電力遮断状態に遷移させる電力供給制御手段と、特定の前記処理部の周辺における予め定めた領域内に進入することで読み取り可能とされ、処理実行許可のある使用者が携帯する携帯端末毎に設定された識別情報を読み取る識別情報読取部と、前記識別情報読取手段で読み取った識別情報に基づいて、前記ジョブの実行可否を認証する認証手段と、前記電力遮断状態の制御対象が存在している状態で、前記認証手段で前記識別情報に基づくジョブの実行が許可された場合に、当該識別情報に基づいて判明する使用者によって予め登録部に登録していたジョブに関連する情報を取得するジョブ関連情報取得手段と、前記ジョブ関連情報取得手段で取得したジョブに関連する情報に基づいて、当該ジョブの処理に必要最小限の処理部を制御対象として、前記電力供給状態に遷移するように指示する指示手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、電力遮断状態であっても常時電力が供給され、前記使用者を含む移動体が予め定めた領域内に存在しているか否かを検出する移動体検出手段をさらに有し、前記識別情報取得部を、前記電力供給制御手段の前記制御対象に加えると共に、前記指示手段が、前記前記移動体検出手段により移動体を検出した場合に、最先に、前記識別情報取得部に対して、前記電力供給状態に遷移するように指示する。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記識別情報読取部において、前記識別情報が読み取られる順番を記憶する記憶手段をさらに有し、前記予め定めた領域内に複数の前記携帯端末が進入することで複数の識別情報が読み取られる状況において、前記記憶手段に記憶された順番に従って、前記ジョブ関連情報取得手段によりジョブに関連する情報を取得する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記登録部には、前記領域内で移動中の使用者が携帯する前記携帯端末から通信回線を介して送信される新たなジョブの登録が可能である。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記ジョブの種類により、電力遮断状態から電力供給状態に遷移させる制御対象である処理部を予めテーブル化して記憶しておくと共に、前記制御対象として、複数の前記処理部を総括して制御する主制御部のCPUコア数及びCPU動作クロック周波数を含む。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の発明において、前記識別情報に基づくジョブに関連する情報を取得できない場合、前記指示手段が、複数の前記処理部を総括して制御する主制御部と、使用者との間で前記処理部の動作指示情報を受け付ける機能並びに前記処理部の動作状態情報を報知する機能を備えたインターフェイス部とを制御対象として、電力供給状態に遷移するように指示する。
請求項7に記載の発明は、前記請求項1〜請求項6の何れか1項記載の発明において、前記登録部に登録されたジョブが、前記制御対象である処理部の動作を診断するための診断ジョブである。
請求項8に記載の発明は、前記請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電力供給制御装置を備え、前記処理部が、原稿画像から画像を読み取る画像読取処理部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成処理部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送受信するファクシミリ通信処理部の2以上の処理部を含む画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、電力の供給を受けて複数種類の処理を実行する複数の処理部がそれぞれ制御対象となり得、当該制御対象を前記処理の種類に応じて個別に電力供給状態又は電力遮断状態に遷移させ、特定の前記処理部の周辺における予め定めた領域内に進入することで読み取り可能とされ、処理実行許可のある使用者が携帯する携帯端末毎に設定された識別情報を読み取り、前記制御対象が電力遮断状態であり、かつ前記識別情報を読み取った場合に、当該識別情報に基づいて、当該使用者によって予め登録部に登録していたジョブに関連する情報を取得し、前記取得したジョブに関連する情報に基づいて、当該ジョブの処理に必要最小限の処理部に対して、前記電力供給状態に遷移するように指示する電力供給制御プログラムである。
請求項1記載の発明によれば、処理部が電力遮断状態のとき、使用者から遠隔でジョブの実行が指示されても、処理部に接近してくる間に使用者を特定して電力供給制御を実行することができる。
請求項2記載の発明によれば、識別情報取得部を電力遮断制御の制御対象とすることができる。
請求項3記載の発明によれば、画像処理装置10に近づいてくる使用者の順番どおりにジョブを処理することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、ジョブの追加を容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、電力供給又は電力遮断制御の制御対象を細分化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、最先にインターフェイス部に電力を供給することができる。
請求項7に記載の発明によれば、ジョブの種類として診断ジョブを加えることができる。
請求項8に記載の発明によれば、処理部が電力遮断状態のとき、使用者から遠隔でジョブの実行が指示されても、処理部に接近してくる間に使用者を特定して電力供給制御を実行することができる。
請求項9に記載の発明によれば、処理部が電力遮断状態のとき、使用者から遠隔でジョブの実行が指示されても、処理部に接近してくる間に使用者を特定して電力供給制御を実行することができる。
第1の実施の形態に係る画像処理装置の概略図である。 第1の実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像処理装置及びその周辺を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る無線通信装置と携帯端末との通信機能を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係る画像処理装置及びその周辺示す平面図である。 第1の実施の形態に係るスリープモード中監視制御ルーチンを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るデバイスに電力が供給され、取得したジョブに従って画像処理を実行するための、処理実行状況管理制御ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る画像処理装置及びその周辺を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るスリープモード中監視制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1には、第1の実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。
画像処理装置10は、記録用紙に画像を形成する画像形成部12と、原稿画像を読み取る画像読取部14と、ファクシミリ通信制御回路16を備えている。画像処理装置10は、メインコントローラ18を備えており、画像形成部12、画像読取部14、ファクシミリ通信制御回路16を制御して、例えば、画像読取部14で読み取った原稿画像の画像データを一次的に記憶したり、読み取った画像データを画像形成部12又はファクシミリ通信制御回路16へ送出したりする。
メインコントローラ18にはインターネット等のネットワーク通信回線網20が接続され、ファクシミリ通信制御回路16には電話回線網22が接続されている。メインコントローラ18は、例えば、ネットワーク通信回線網20を介してホストコンピュータと接続され、画像データを受信したり、ファクシミリ通信制御回路16を介して電話回線網22を用いてファクシミリ受信及びファクシミリ送信を実行する役目を有している。
画像読取部14は、原稿を位置決めする原稿台と、原稿台に置かれた原稿の画像を走査して光を照射する走査駆動系と、走査駆動系の走査により反射又は透過する光を受光して電気信号に変換するCCD等の光電変換素子と、が設けられている。
画像形成部12は、感光体を備え、感光体の周囲には、感光体を一様に帯電する帯電装置と、画像データに基づいて光ビームを走査する走査露光部と、前記走査露光部によって走査露光されることで形成された静電潜像を現像する画像現像部と、現像化された感光体上の画像を記録用紙へ転写する転写部と、転写後の感光体の表面をクリーニングするクリーニング部と、が設けられている。また、記録用紙の搬送経路上には、転写後の記録用紙上の画像を定着する定着部を備えている。
画像処理装置10には、入力電源線24の先端にコンセント26が取り付けられており、壁面Wまで配線された商用電源31の配線プレート32に、当該コンセント26を差し込むことで、画像処理装置10は、商用電源31から、電力の供給を受けるようになっている。第1の実施の形態の画像処理装置10では、この商用電源31からの電力供給を受ける電力供給モードと、商用電源31からの電力供給を必要最小限に抑えるスリープモード(電力供給0Wも含む)との間を遷移する制御が実行されるようになっている。
(画像処理装置の制御系ハード構成)
図2は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
ネットワーク回線網20は、前記画像処理装置10のメインコントローラ18に接続されている。なお、ネットワーク回路網20には、画像データを送信元等になり得るPC(端末装置)29が接続されている。
メインコントローラ18には、それぞれ、データバスやコントロールバス等のバス33A〜33Eを介して、ファクシミリ通信制御回路16、画像読取部14、画像形成部12、UIタッチパネル40、無線通信装置58が接続されている。すなわち、このメインコントローラ18が主体となって、画像処理装置10の各処理部が制御されるようになっている。なお、UIタッチパネル40には、UIタッチパネル用バックライト部40BLが取り付けられている。
また、画像処理装置10は、電源装置42を備えており、メインコントローラ18とは信号ハーネス43で接続されている。
電源装置42は、商用電源31から入力電源線24を介して電力の供給を受けている。
電源装置42では、メインコントローラ18、ファクシミリ通信制御回路16、画像読取部14、画像形成部12、UIタッチパネル40、無線通信装置58のそれぞれに対して独立して電力を供給する電力供給線35A〜35Eが設けられている。このため、メインコントローラ18では、各動作制御対象(以下において、「処理部」、「デバイス」、「モジュール」等と称する場合もある)に対して個別に電力供給(電力供給モード)、或いは電力遮断(スリープモード)し、所謂部分節電制御を可能としている。
なお、処理部単位の部分節電は一例であり、処理部をいくつかのグループに分類しグループ単位で節電の制御を行ってもよい。
前記部分節電の制御対象としては、メインコントローラ18も含まれており、全ての処理部が節電される場合、メインコントローラ18に設けられた監視制御部18Aが必要最小限の電力を受け、その他の制御機器への電力供給を遮断するようになっている(「節電モード」又は「スリープモード」という場合がある)。
監視制御部18Aは、例えば、ASICと称される、自身で動作プログラムが格納され、当該動作プログラムで処理されるCPU,RAM,ROM等を備えたICチップ等を備えるようにしてもよい。
監視制御部18Aは、前記節電中の監視において、例えば、通信回線検出部からジョブ要求などが来たり、FAX回線検出部からFAX受信要求があった場合、節電中であったデバイスに対して、電力の供給を行なう。
前記通信回線検出部からのジョブとしては、プリントジョブが一般的であるが、第1の実施の形態では、プリントジョブ以外に、画像読取ジョブ、複写ジョブ、診断ジョブ等の他のジョブを含んでいる。
例えば、画像読取ジョブや複写ジョブの場合は、プリントジョブとは異なり画像読取部14を使用するため、画像処理装置10に対峙してから当該画像読取部14に電力供給が開始されると、既に電力供給されている場合に比べて処理(画像読取)の実行が遅延することがある。
また、診断ジョブにおいても、画像処理装置10に対峙してから必要な処理部(デバイス)に電力供給が開始されると、既に電力供給されている場合に比べて処理(診断)の実行が遅延することがある。
このため、第1の実施の形態では、通信回線検出部を介してPC29等から、所謂遠隔で指示されるジョブの種類に応じて、異なる電力供給制御を実行する。
なお、監視制御部18Aの電力供給源は、第1の実施の形態では、商用電源31としているが、ソーラーパネルから発電される電力、バッテリー、コンデンサ等の蓄電機能をもつ電源部、回生エネルギー等によって発電する発電機等を電力供給源としてもよい。
図3に示される如く、無線通信装置58は、使用者60が所持している認証メディア(例えば、図3,図4に示す携帯端末62)に対して、非接触(無線通信)で情報を送信し、かつ認証メディアに記憶された情報を非接触(無線通信)で受信する機能を有している。無線通信装置58の送信並びに受信範囲は、球体の如く、画像処理装置10の周囲に均等に広がっている(図3の点線R参照)。
無線通信装置58の送信並びに受信範囲は、特に限定されるものではないが、目標として、使用者60が携帯する携帯端末62からの受信を受けてから、使用者60が識別され、当該識別された使用者60に関わるジョブを特定するまでの移動時間から換算することが好ましい。例えば、3〜5mの範囲を基準として、画像処理装置10の設置環境によって調整すればよい。また、無線通信装置58の送信並びに受信範囲を図3の点線Rのように球体としたが、指向性を持たせるようにしてもよい。
第1の実施の形態では、認証メディアとして、スマートキー等に代表される携帯端末62(図3、図4参照)を例示する。
図4に示される如く、無線通信装置58は、電源装置42から電力を供給可能な電源部66と、上位制御系(第1の実施の形態では、図2に示すメインコントローラ18)からの命令にも基づいて動作を制御する制御部64と、アンテナ68Aを具備するRF部68とを備えている。また、RF部68は、携帯端末62に対して応答要求信号を送信するための送信部70と、応答信号を受信する受信部72とを備えている。応答信号は、前記送信部70で送信した応答要求信号に対して、前記携帯端末62から発信する信号である。
制御部64では、受信部72で受信した応答信号を解析して、前記携帯端末62毎に割り付けられている特定の識別情報(ID等)を取得する。
言い換えれば、送信部70で送信する領域内に、複数の携帯端末62が存在する場合は、複数の応答信号を受信する場合があり、このような場合、不特定多数の識別情報(RFID)を取得する場合もある。なお、無線通信によりIDを取得するため、RFIDとしているが、識別情報(ID)と同義である。
一方、携帯端末62には、制御部74と、携帯端末62に割り付けられた識別情報(ID)を記憶する記憶部76と、前記応答要求信号を受信する受信部78と、応答信号を送信する送信部80とを具備したICチップ82と、送信部及び受信部に接続されたアンテナ部84とを備えている。ICチップ82とアンテナ部84は、例えば、図示しない合成樹脂製のケースに収容され、或いはカード状に樹脂一体成形され、使用者60が着衣のポケット等に入れたり、ストラップ等を介して首からぶら下げたりして携帯可能な構造であることが好ましい。なお、ケースやカードは形状や外形寸法等が限定されるものではない。
制御部74では、前記応答要求信号の受信により前記記憶部76から識別情報(ID)を読み出して変調して生成される応答信号を送信部80から送信する。
ここで、第1の実施の形態に係るスリープモードから電力供給モードへ遷移させる電力供給制御は、無線通信装置58は常時電力供給状態とし、前記無線通信装置58によって取得する識別情報に基づいて、メインコントローラ18等、他のデバイスへの電力供給へ遷移させる、といった段階的な制御が実行される。
第1の実施の形態では、デバイスの部分節電制御も併用しており、スリープモードから遷移する場合、接近してくる使用者60が携帯する携帯端末62のそれぞれに固有の識別情報(ID)に基づいて、すでに画像処理装置10に,PC29等からの遠隔操作で登録されて、格納されているジョブの存在並びにジョブの種類を確認し、当該ジョブの処理に必要なデバイスを選択して、電力を供給する。例えば、プリントジョブであれば画像形成部12に電力を供給し、画像読取ジョブであれば、画像読取部14に電力を供給し、複写ジョブであれば画像読取部14と、画像形成部12に電力を供給する。
なお、ジョブの格納先は、画像処理装置10に搭載されたデータベースに限らず、通信回線網で接続されているデータサーバーであってもよく、この場合、ジョブの存在及び種類の確認するデータの格納場所の検索対象として、データサーバーも含む。
また、第1の実施の形態では、デバイスの部分節電を前記画像形成部12、画像読取部14、ファクシミリ通信制御回路16、メインコントローラ18、UIタッチパネル40に加え、細分化して電力供給制御を実行するようにしている。
図5(A)に示される如く、メインコントローラ18は、2個のコア18B1、18B2を備えたCPU18Cを有している。CPU18Cは、動作周波数(動作クロック)切替部18Dを備えている。この動作周波数切替部18Dにより、動作周波数を少なくとも2段階(Low又はNormal)に切り替え可能となっている。なお、動作周波数は、アナログ的に無段階で切り替え可能としてもよい。
また、メインコントローラ18は、画像処理アクセラレータ18Eを備えている。さらに、画像形成部12には、フィニッシャー12Aが取り付けられている。フィニッシャー12Aでは、画像形成後の記録用紙に対して、製本、パンチ等の加工が施される。また、メインコントローラ18には、UIタッチパネル40及びアクセサリ41(自動給紙装置等)が接続されている
図5(B)は、メインコントローラ18に設けられた図示しない記憶部(例えば、ROMやハードディスク、並びに外付けドライブを介して情報の読取が可能な記録媒体等)に、予めテーブル化した記憶されたジョブ種−通電部分の対象図表である。なお、ジョブ種は、「種別」と「内容」とに分類している。また、CPUコア数(1個又は2個)、CPU周波数(Low又はNormal)は、主としてメインコントローラ18のCPU18Cを対象とした動作状態である
この図5(B)において、丸印(○)が付与されているデバイスが、それぞれのジョブに対する電力供給制御の対象(制御対象)である。言い換えれば、丸印(○)が付与されていないデバイスは、電力供給制御対象外であり、スリープモード状態が維持される(部分節電制御)。
ここで、第1の実施の形態のメインコントローラ18における、画像処理装置10側での、前記スリープモードから、デバイス等への電力供給、その後のジョブの実行までの基本的な制御動作は、以下のようになっている。なお、少なくとも段階1は監視制御部18Aでの制御となる。
(段階1) 無線通信装置58から応答要求信号をポーリング送信する。
(段階2) 無線通信装置58での応答信号の受信に基づき、識別情報を取得した時点で、メインコントローラ18に電力を供給する。
(段階3) 取得した識別情報に一致する識別情報が付加されたジョブの存在を確認する。
(段階4) 確認したジョブの種類を特定する。
(段階5) ジョブの処理に必要なデバイスに電力を供給する。なお、ジョブの存在がない場合は、UIタッチパネル40に電力を供給する。
(段階6) 使用者60が画像処理装置10に対峙して、個人認証を行う。この個人認証は、同時に複数の使用者60が図3の点線Rの領域に進入した場合に、画像処理装置10に対峙する使用者60を特定するものである。例えば、図3の点線Rに最先に進入し、識別情報を取得した使用者60に特定することで、「段階6」を省略してもよい。
なお、段階6における個人認証の手段としては、以下が考えられる。
「手段1」 UIタッチパネル40を用いた暗唱番号等の入力操作
「手段2」 音声認証
「手段3」 カメラ等を用いた生体認証
なお、生体認証における生体情報としては、例えば指紋、顔、虹彩、網膜、静脈、掌形、DNA、署名、耳介等などが挙げられる。
(段階7) ジョブの処理を実行する。
以下、第1の実施の形態の作用を説明する。
(画像処理装置10の電力供給制御のモード遷移の一例)
画像処理装置10は、処理がなされていないと動作状態は、スリープモードとなる。スリープモード中は、監視制御部18A並びに無線通信装置58に、必要最小限の電力が供給されて移動体の動き(進入)を監視している。
ここで、立ち上げ契機(無線通信装置58で受信した識別情報に基づく使用許可を受けた使用者60の確認等)があると、動作状態はウォームアップ(暖機運転)モードへ遷移する(スリープ復帰)。スリープ復帰に関しては、以下に図6のフローチャートを用いて詳述する。
立ち上げ契機後、画像処理装置10に対峙する使用者60の個人認証によりジョブが確定されることで、どのデバイスが起動するかが決まる。ジョブ種が画像読取等の場合、画像形成部12が起動しない場合はウォームアップしない場合もある(部分節電制御)。
前記ウォームアップモードは画像処理装置10(主として、画像形成部12の定着部の温度)を迅速に処理可能状態にもっていくための暖気運転であり、各モードの内最大の電力消費量となる。例えば、定着部におけるヒータとして、第1の実施の形態では、IHヒータが適用されており、比較例として、ハロゲンランプを用いたヒータよりもウォームアップモード時間は、比較的短い時間とされている。なお、IHヒータとハロゲンランプの併用も可能である。なお、暖気運転は、最も電力を消費するモードである(例えば、1200W)。
ウォームアップモードが終了すると、画像処理装置10はスタンバイモードに遷移する。
スタンバイモードは、文字通り「事に備えて準備が完了している」モードであり、画像処理装置10においては、画像処理の動作が即実行できる状態となっている。
このため、キー入力としてジョブ実行操作があると、画像処理装置10の動作状態は、ランニングモードに遷移し、指示されたジョブに基づく画像処理が実行されるようになっている。
画像処理が終了すると(連続した複数のジョブが待機している場合は、その連続したジョブの全てが終了したとき)、待機トリガ(タイマのタイムアップ等)によって画像処理装置10の動作状態はスタンバイモードへ遷移する。
このスタンバイモード中にジョブ実行指示があれば、再度ランニングモードへ遷移する。一方、立ち下げのトリガにより、スリープモードへ遷移するようになっている。なお、立ち下げトリガは、例えば、タイマ機能の適用が可能である。
また、画像処理装置10における実際の動作におけるモード状態の遷移が、全て単一のタイミングチャートのとおり時系列で進行するものではない。例えば、ウォームアップモード後のスタンバイモードで処理が中止され、スリープモードへ移行する場合もある。
このように、第1の実施の形態の画像処理装置10は、モードの間を相互に遷移しており、各モード毎に消費される電力が異なっている。
(スリープモード中における監視)
ここで、第1の実施の形態では、スリープモード中は、基本的には、無線通信装置58が電力供給を受けて、使用者60の接近状態を監視している。
図6は、第1の実施の形態に係るスリープモードから、メインコントローラ18へ電力供給、続いて、デバイスへ電力供給されるまでの電力供給制御の流れ(スリープ復帰)を示すフローチャートである。
スリープモード中は、連続、或いは間欠に無線通信装置58から応答要求信号を出力しており、当該応答要求信号の最大到達距離は、図3に示す点線Rの最外周となる。また、この図3に示す点線Rは、同時に携帯端末62から応答要求信号に基づいて発信する応答信号を受信領域となる。
なお、無線通信装置58からの応答要求信号において、間欠時間、すなわち、応答要求信号の送信インタバルを設定するにあたり、固定的でもよいし、スリープモード中に確保可能な電力で設定してもよいし、画像処理装置10の使用頻度が相対的に多い時間帯の送信インタバルを短くし、使用頻度が相対的に少ない時間帯の送信インタバルを長くするようにしてもよい。
ステップ100では、無線通信装置58が、携帯端末62から応答信号を受信したか否かが判断され、否定判定された場合はこのルーチンは終了する。
また、ステップ100で肯定判定されると、ステップ102へ移行して応答信号を解析して識別情報(ID)を読み取り、次いでステップ104へ移行して認証処理を実行する。
次のステップ106では、認証の適否を判断し、不適合(NG)の場合は、当該画像処理装置10を利用する権利のない者と判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ106で認証の適否を判断し、適合(OK)の場合は、当該画像処理装置10を利用する権利のある者と判断し、ステップ108へ移行する。
ステップ108では、ジョブに関する情報を取得する。このジョブに関する情報とは、基本的にはジョブの種類を特定する情報であり、プリントジョブの場合は画像データを含む。ジョブに関する情報は、画像処理装置10自体の記憶装置に格納されている場合、或いは、通信回線を介して接続されたデータサーバーに格納されている場合がある。
次のステップ110では、取得したジョブに関する情報に基づいて、当該ジョブの実行に必要な処理部(デバイス)を選択し、次いで、ステップ112へ移行して選択されたデバイスへ電力供給開始を指示して、ステップ114へ移行する。この電力供給開始の指示により、メインコントローラ18では、それぞれのデバイスを制御して、画像処理が実行される。
なお、この画像処理の実行に際し、画像処理装置10に対峙する使用者60を特定するための認証を行ってもよい。
ステップ114では、画像処理が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ116へ移行して認証を解除し、ステップ118へ移行する。なお、認証解除は、画像処理終了後、予め定めた時間が経過した後でもよい。
ステップ118では、電力遮断条件が成立したか否かが判断される。例えば、画像処理が終了してから、タイマを起動し、予め定められた時間内に次の処理の実行がない場合、電力遮断条件が成立する。
ステップ118で、肯定判定されると、ステップ120へ移行してスリープモードへ移行指示がなされ、このルーチンは終了する。
なお、ステップ116における認証解除では、処理が終了することを契機としているが、無線通信装置58の送信及び受信領域(図3の点線Rの領域参照)に携帯端末62を携帯した者が進入するだけで、認証が実行される場合がある。そこで、一旦認証されたが、無線通信装置58の送信及び受信領域から逸脱した認証は解除するようにする。
なお、取得したジョブの種類が利用不可の場合に、UIタッチパネル40に電力を供給し、利用不可である旨を、対峙する使用者60に報知してもよい。
また、読み取った識別情報からジョブが検索されない場合は、UIタッチパネル40に電力を供給し、対峙する使用者60からの操作指示を待つようにしてもよい。
さらに、無線通信装置58の送信及び受信領域に使用者60が進入し、認証された時点で、処理の実行指示を待たずに、処理を開始するようにしてもよい。
図7は、デバイスに電力が供給され、取得したジョブに従って画像処理を実行するための、処理実行状況管理制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ150では、処理可能か否か(電力が供給されたか否か)が判断され、否定判定された場合は、このルーチンは終了する。
また、ステップ150で肯定判定されると、ステップ152へ移行して、ジョブが複数存在するか否かが判断される。
このステップ152で肯定判定されると、ステップ154へ移行して、ジョブの種類を特定し、次いでステップ156へ移行して処理順序を設定し、ステップ158へ移行する。
ステップ158では、設定された処理順序に基づき処理の実行を指示し、ステップ160へ移行する。
ステップ160では、全てのショブの処理が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ166へ移行する。
また、前記ステップ152で否定判定された場合は、ステップ162へ移行して、指定されたジョブに基づき処理の実行を指示し、ステップ164へ移行する。
ステップ164では、ジョブの終了が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ166へ移行する。
ステップ166では、処理終了を通知してこのルーチンは終了する。
(第2の実施の形態)
以下に第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、前述した第1の実施の形態に対して、人感センサ28を設け、スリープモード中は、無線通信装置58の電力供給を遮断しておき、当該人感センサ28で画像処理装置10の周囲を監視し、移動体を検出した時点で、無線通信装置58に電力を供給する点にある。
図8に示される如く、メインコントローラ18には、人感センサ28が接続されており、画像処理装置10の周囲(予め定められた領域内)の主として人間の存在を監視している。
図9に示される如く、画像処理装置10は、画像読取装置14と、画像形成装置12等が筐体に覆われており、人感センサ28は、当該筐体における、縦長矩形状のピラー部50に取り付けられている。ピラー部50は、主として前記画像読取装置12を覆う上筐体と、主として画像形成装置12を覆う下筐体とを連結する部分に柱状に設けられている。
前記無線通信装置58と携帯端末62との間は電波による無線通信で情報のやりとりを行うが、その通信可能範囲(最長検出可能距離)の目安は、人感センサ28の検出領域と同一とする。なお、人感センサ28の検出範囲は、遮蔽板等によって制限して画像処理装置10の前方下向きとしているが(図9の扇型の斜線領域F参照)、無線通信装置58の送信並びに受信範囲は、球体の如く、画像処理装置10の周囲に均等に広がるようにしてもよい(図9の点線R参照)。
通信可能範囲が人感センサ28の検出領域よりも広い場合は、その分、無駄な電力が消費され易い。また、通信可能範囲が人感センサ28の検出領域よりも狭い場合は、その分、使用者60を特定する応答が遅延され易い。
従って、画像処理装置10の設置環境(電波に影響する要因)等を踏まえ、人感センサ28の検出領域を基準として、通信可能範囲を設定すればよい。
(人感センサの機能)
スリープモード時に使用者60が画像処理装置10の前に立ち、その後に例えば、節電制御ボタンを操作して、電力供給を再開した場合、画像処理装置10が立ち上がるまでに時間を要する場合があった。
そこで、人感センサ28を設置すると共に、スリープモードでは、使用者60が節電解除ボタンを押す前に人感センサ28で検知することで、必要な制御対象(ここでは、無線通信装置58)への電力供給を再開して、使用者60が画像処理装置10に対峙して、スリープ復帰動作を行う時間よりも早い時間で利用可能としている。
第1の実施の形態では、人感センサ28は、メインコントローラ18に接続されている。人感センサ28は、前記スリープモードにおいて、監視制御部18Aから電力の供給を受けて、画像処理装置10の周囲の移動体の動きを監視している。この人感センサ28において、移動体を検出すると、スリープモード中は電力遮断状態の前記無線通信装置58への電力の供給を最先に開始する。
なお、画像処理装置10には、既存の節電制御ボタン(図示省略)を備えており、使用者60が手動操作で節電指示又は節電解除を行うことが可能となっているが、この節電制御ボタンを排除してもよい。
人感センサ28は、「人感」としているが、これは、第2の実施の形態に則した固有名詞であり、少なくとも人が感知(検出)できればよく、言い換えれば、人以外の移動体の感知(検出)も含むものである。従って、以下において、人感センサ28の検出対象を「人」に言及する場合があるが、将来的には、人に代わって実行するロボット等も感知対象範囲である。なお、逆に、人と特定して感知できる特殊センサが存在する場合は、当該特殊センサを適用可能である。以下では、移動体、人、使用者60等は、人感センサ28が検出する対象として同義として扱い、必要に応じて区別することとする。
第1の実施の形態に係る人感センサ28の仕様は、画像処理装置10の周囲(例えば、0m〜5mの範囲)において、移動体の動きを検出するものである。この場合、焦電素子の焦電効果を用いた赤外線センサ等が代表的である(焦電型センサ)。第1の実施の形態では、人感センサ28として焦電型センサを適用している。例えば、検出範囲の温度変化量が、予めしきい値を超えた場合に、出力信号である二値信号が反転する。
この人感センサ28に適用された焦電素子の焦電効果を用いたセンサの最大の特徴は、検出領域が広いことである。また、移動体の動きを感知するため、検出領域内であって、人が静止していると、温度変化がないので人の存在を検出しない。例えば、人の移動時にハイレベル信号が出力されている場合、検出範囲内の人が静止すると、当該信号がローレベル信号になるものである。
なお、第1の実施の形態における「静止」とは、スチルカメラ等で撮影した静止画のように完全静止も当然含まれるが、例えば、人が画像処理装置10の前に操作を目的として立ち止まることを含むものとする。従って、予め定めた範囲の微動(呼吸に伴う動き等)や、手足、首等を動かすといった場合を静止の範疇とする。
但し、人が画像処理装置10の前で、例えば画像形成や画像読取等の処理を待つ間、その場でストレッチ運動等を行うと、人感センサ28では、人の存在を検出する場合もある。
従って、当該「静止」を定義して人感センサ28による動き検出のためのしきい値を設定するのではなく、しきい値は比較的おおまか、かつ標準的に設定し、環境(温度、湿度等)に基づく、当該人感センサ28の検出状態に依存するようにしてもよい。すなわち、装置設置場所において、実験的に又は統計的に、人感センサ28が二値信号の内の1つ(例えば、ハイレベル信号)を出力しているときは人が動いていることを示し、第2の人感センサ28の検出領域内に人が存在し、かつ二値信号の内の他の1つ(例えば、ローレベル信号)が出力された場合を静止とするようなしきい値を設定すればよい。
なお、人感センサ28として、以下に示す機能をそれぞれ達成することが可能であれば、人感センサ28として焦電型センサに限定されるものではない。
第2の実施の形態のメインコントローラ18における、画像処理装置10側での、前記スリープモードから、デバイス等への電力供給、その後のジョブの実行までの基本的な制御動作は、以下のようになっている。なお、少なくとも段階1は監視制御部18Aでの制御となる。
(段階1) 人感センサ28により移動体(使用者60)を検出することで、メインコントローラ18並びに無線通信装置58に電力を供給する。
(段階2) 無線通信装置58から応答要求信号をポーリング送信する。
(段階3) 無線通信装置58での応答信号の受信に基づき、識別情報を取得した時点で、メインコントローラ18に電力を供給する。
(段階4) 取得した識別情報に一致する識別情報が付加されたジョブの存在を確認する。
(段階5) 確認したジョブの種類を特定する。
(段階6) ジョブの処理に必要なデバイスに電力を供給する。なお、ジョブの存在がない場合は、UIタッチパネル40に電力を供給する。
(段階7) 使用者60が画像処理装置10に対峙して、個人認証を行う。この個人認証は、同時に複数の使用者60が図9の点線Rの領域に進入した場合に、画像処理装置10に対峙する使用者60を特定するものである。例えば、図9の点線Rに最先に進入し、識別情報を取得した使用者60に特定することで、「段階6」を省略してもよい。
なお、段階7における個人認証の手段としては、以下が考えられる。
「手段1」 UIタッチパネル40を用いた暗唱番号等の入力操作
「手段2」 音声認証
「手段3」 カメラ等を用いた生体認証
なお、生体認証における生体情報としては、例えば指紋、顔、虹彩、網膜、静脈、掌形、DNA、署名、耳介等などが挙げられる。
(段階8) ジョブの処理を実行する。
すなわち、第2の実施の形態では、当該第2の実施の形態の「段階1」よりも前に、前述した第1の実施の形態の「段階1」を追加した制御となる。
図10は、第2の実施の形態に係るスリープモードから、メインコントローラ18へ電力供給、続いて、デバイスへ電力供給されるまでの電力供給制御の流れ(スリープ復帰)を示すフローチャートである。この図10において、図6と同一動作については、ステップ番号の末尾に符号「A」を付して、その詳細な動作説明は省略する。
図10のステップ200では、人感センサ28で移動体を検出したか否かが判断され、否定判定された場合は、このルーチンは終了する。また、ステップ200で肯定判定されるとステップ202へ移行して無線通信装置58に電力供給を開始し、ステップ100Aに移行する。ステップ100A移行の処理は、図6と同一である。
なお、ステップ116Aにおける認証解除では、処理が終了することを契機としているが、無線通信装置58の送信及び受信領域(図9の点線Rの領域参照)に携帯端末62を携帯した者が進入するだけで、認証が実行される場合がある。そこで、一旦認証されたが、無線通信装置58の送信及び受信領域から逸脱した認証は解除する、或いは人感センサ28により検出しなくなったら認証を解除する。
(実施例1)
使用者60がPC29等から遠隔でジョブを登録し、画像処理装置10へ接近してくる間に、携帯端末62を利用して、別のジョブを追加登録することが可能である。
例えば、PC29からプリントジョブを登録した場合は、画像形成部12に電力が供給され、画像読取部14には電力が供給されない。ここで、プリントジョブの登録後、携帯端末62から、複写ジョブを登録することで、画像読取部14にも電力が供給されることになり、画像処理装置10に対峙した後に複写を指定するよりも利便性が向上する。
また、例えば、プリントジョブの登録後、携帯端末62から、メール通信(Scan to Mail)を登録することで、画像読取部14にも電力が供給されることになり、画像処理装置10に対峙した後にメール通信を指定するよりも利便性が向上する。
なお、登録は、新たなジョブの追加に加え、既に登録されたジョブを消去(キャンセル)することを含む。
また、複数のジョブが登録された場合のジョブの実行順序は、UIタッチパネル40の表示画面に表示して、使用者60に選択させるようにしてもよい。
(実施例2)
画像処理装置10の動作診断を実施する場合、使用者60としての管理者が当該画像処理装置10に出向き、予め定めた診断処理を実行する。
この場合、画像処理装置10がスリープモードであると、管理者が画像処理装置10に対峙した後、診断するデバイスを立ち上げる必要があった。
そこで、管理者がPC29等から画像処理装置10に対して、診断した箇所が特定された診断ジョブを登録(送信)しておき、管理者の都合で、画像処理装置10へ出向く。
無線通信装置58では、管理者が携帯する携帯端末62から読み取ったIDに基づいて、管理者か否かを判別し、検索されたジョブ(診断ジョブ)に基づいて、必要なデバイスに電力を供給する。
管理者の認証後、画像処理装置10は診断ジョブに基づいて自動診断処理を実行し、診断結果をUIタッチパネル40に表示する、或いは記録用紙にプリントして出力する。
(実施例3)
無線通信装置58の応答速度に関し、例えば、携帯端末62をそれぞれ携帯する複数の使用者60が、無線通信装置58の送信及び受信領域に進入した場合に、認証順序は、応答の所謂早い者勝ちとなる。言い換えれば、後から進入した者が携帯する携帯端末62からの応答信号に基づく識別情報の取得が、先に侵入した者が携帯する携帯端末62のからの応答信号に基づく識別情報の取得よりも早くなる場合がある。
このため、第3の実施例では、応答信号を受信した順番をリストとして記憶しておき、識別情報を取得するまでの間に、応答速度に起因する順番の入れ替わりがあっても、当該記憶された順番を守るように制御する。
なお、同時に応答信号を受信した場合は、例えば、データサーバーから画像処理装置10へ画像データを送信する時間に基づいて、認証順序を決定してもよい。なお、同時とは、最初に受信してから予め定めた時間の範囲内に受信したものを含むものとする。例えば、0秒〜1秒の範囲は同時とみなす。なお、この数値は限定されるものではない。
W 壁面
10 画像処理装置
12 画像形成部
12A フィニッシャー
14 画像読取部
16 ファクシミリ通信制御回路16を備えている。画像処理装置10は、
18 メインコントローラ
18A 監視制御部
18B1、18B2 コア
18C CPU
18D 動作周波数切替部
20 ネットワーク通信回線網
22 電話回線網
24 入力電源線
26 コンセント
29 PC
31 商用電源
32 配線プレート
33A〜33E バス
35A〜35E 電力供給線
40 UIタッチパネル
40BL UIタッチパネル用バックライト部
41 アクセサリ
42 電源装置
43 信号ハーネス
58 無線通信装置
60 使用者
62 携帯端末
64 制御部
66 電源部
68 RF部
68A アンテナ
70 送信部
72 受信部
74 制御部
76 記憶部
78 受信部
80 送信部
82 ICチップ
84 アンテナ部

Claims (9)

  1. 電力の供給を受けて複数種類の処理を実行する複数の処理部がそれぞれ制御対象となり得、当該制御対象を前記処理の種類に応じて個別に電力供給状態又は電力遮断状態に遷移させる電力供給制御手段と、
    特定の前記処理部の周辺における予め定めた領域内に進入することで読み取り可能とされ、処理実行許可のある使用者が携帯する携帯端末毎に設定された識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記識別情報読取手段で読み取った識別情報に基づいて、前記ジョブの実行可否を認証する認証手段と、
    前記電力遮断状態の制御対象が存在している状態で、前記認証手段で前記識別情報に基づくジョブの実行が許可された場合に、当該識別情報に基づいて判明する使用者によって予め登録部に登録していたジョブに関連する情報を取得するジョブ関連情報取得手段と、
    前記ジョブ関連情報取得手段で取得したジョブに関連する情報に基づいて、当該ジョブの処理に必要最小限の処理部を制御対象として、前記電力供給状態に遷移するように指示する指示手段と、
    を有する電力供給制御装置。
  2. 電力遮断状態であっても常時電力が供給され、前記使用者を含む移動体が予め定めた領域内に存在しているか否かを検出する移動体検出手段をさらに有し、
    前記識別情報取得部を、前記電力供給制御手段の前記制御対象に加えると共に、
    前記指示手段が、前記前記移動体検出手段により移動体を検出した場合に、最先に、前記識別情報取得部に対して、前記電力供給状態に遷移するように指示する請求項1記載の電力供給制御装置。
  3. 前記識別情報読取部において、前記識別情報が読み取られる順番を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記予め定めた領域内に複数の前記携帯端末が進入することで複数の識別情報が読み取られる状況において、前記記憶手段に記憶された順番に従って、前記ジョブ関連情報取得手段によりジョブに関連する情報を取得する請求項1又は請求項2記載の電力供給制御装置。
  4. 前記登録部には、前記領域内で移動中の使用者が携帯する前記携帯端末から通信回線を介して送信される新たなジョブの登録が可能である請求項1〜請求項3の何れか1項記載の電力供給制御装置。
  5. 前記ジョブの種類により、電力遮断状態から電力供給状態に遷移させる制御対象である処理部を予めテーブル化して記憶しておくと共に、前記制御対象として、複数の前記処理部を総括して制御する主制御部のCPUコア数及びCPU動作クロック周波数を含む請求項1〜請求項4の何れか1項記載の電力供給制御装置。
  6. 前記識別情報に基づくジョブに関連する情報を取得できない場合、前記指示手段が、複数の前記処理部を総括して制御する主制御部と、使用者との間で前記処理部の動作指示情報を受け付ける機能並びに前記処理部の動作状態情報を報知する機能を備えたインターフェイス部とを制御対象として、電力供給状態に遷移するように指示する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の電力供給制御装置。
  7. 前記登録部に登録されたジョブが、前記制御対象である処理部の動作を診断するための診断ジョブである請求項1〜請求項6の何れか1項記載の電力供給制御装置。
  8. 前記請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電力供給制御装置を備え、
    前記処理部が、原稿画像から画像を読み取る画像読取処理部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成処理部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送受信するファクシミリ通信処理部の2以上の処理部を含む画像処理装置。
  9. 電力の供給を受けて複数種類の処理を実行する複数の処理部がそれぞれ制御対象となり得、当該制御対象を前記処理の種類に応じて個別に電力供給状態又は電力遮断状態に遷移させ、
    特定の前記処理部の周辺における予め定めた領域内に進入することで読み取り可能とされ、処理実行許可のある使用者が携帯する携帯端末毎に設定された識別情報を読み取り、
    前記制御対象が電力遮断状態であり、かつ前記識別情報を読み取った場合に、当該識別情報に基づいて、当該使用者によって予め登録部に登録していたジョブに関連する情報を取得し、
    前記取得したジョブに関連する情報に基づいて、当該ジョブの処理に必要最小限の処理部に対して、前記電力供給状態に遷移するように指示する電力供給制御プログラム。
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