JP2014037973A - 表面増強ラマン散乱ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 信頼性の低下を抑制可能な表面増強ラマン散乱ユニットを提供する。
【解決手段】 SERSユニット1においては、ピラー81を含む微細構造部8が、基板4の表面4aに沿って延びる支持部7と一体に形成されている。このため、ピラー81が基板4から剥離することが抑制される。また、SERSユニット1においては、支持部7及び微細構造部8が枠部9に囲まれている。このため、基板4等の一部へのダメージが、その枠部9で留められることとなり、微細構造部8へ波及しない。よって、SERSユニット1によれば、ピラー81の剥離を抑制すると共に、微細構造部8へのダメージの波及を防止し、信頼性の低下を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、表面増強ラマン散乱ユニットに関する。
従来の表面増強ラマン散乱ユニットとして、表面増強ラマン散乱(SERS:Surface Enhanced Raman Scattering)を生じさせる微小金属構造体を備えるものが知られている(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。このような表面増強ラマン散乱ユニットにおいては、ラマン分光分析の対象となる試料が微小金属構造体に接触させられ、その状態で当該試料に励起光が照射されると、表面増強ラマン散乱が生じ、例えば10倍程度にまで増強されたラマン散乱光が放出される。
ところで、上述した微小金属構造体としては、例えば、シリコン基板上に順に積層されたフッ素含有シリカガラス膜及びシリカガラス膜をエッチングすることにより複数の微小突起部を形成した後に、スパッタ法により金属膜を成膜して製造されたもの(例えば特許文献2参照)や、ガラス基板上にSiOを蒸着することによって微小柱状体を形成した後に、その微小柱状体の頂部にさらにAuを蒸着することによって製造されたもの(例えば特許文献3参照)が知られている。
特開2011−33518号公報 特開2009−222507号公報 特開2011−75348号公報
"Q-SERSTM G1 Substrate"、[online]、株式会社オプトサイエンス、[平成24年7月19日検索]、インターネット<URL:http://www.optoscience.com/maker/nanova/pdf/Q-SERS_G1.pdf>
しかしながら、特許文献2,3に記載の微小突起部や微小柱状体は、基板と別体に構成されており、基板との接合エリアが極めて小さいため、振動や衝撃といった外部からの力や熱的な衝撃といった内部からの力によって剥離してしまい、結果として信頼性を損なうおそれがある。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、信頼性の低下を抑制可能な表面増強ラマン散乱ユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る表面増強ラマン散乱ユニットは、主面を有する基板と、基板の主面に沿って延在するように主面上に形成された支持部、及び、支持部上に形成された微細構造部を含む成形層と、基板の主面に沿って支持部及び微細構造部を囲むように主面上に形成された枠部と、少なくとも微細構造部上に形成され、表面増強ラマン散乱を生じさせる光学機能部を構成する導電体層と、を備え、微細構造部は、支持部と一体に形成されていることを特徴とする。
この表面増強ラマン散乱ユニットにおいては、微細構造部が、基板の主面に沿って延びる支持部と一体に形成されている。このため、微細構造部が基板から剥離することが抑制される。ここで、微細構造部を、基板の主面に沿って延びる支持部と一体に形成すると、例えば基板の一部へのダメージが、支持部を介して微細構造部の全体に波及してしまうことが考えらえられる。しかしながら、この表面増強ラマン散乱ユニットは、支持部及び微細構造部を囲むように形成された枠部を備えている。このため、その枠部でダメージが留められることとなり、微細構造部へ波及しない。よって、この表面増強ラマン散乱ユニットによれば、微細構造部の剥離を抑制すると共に、微細構造部へのダメージの波及を防止し、信頼性の低下を抑制することができる。
本発明に係る表面増強ラマン散乱ユニットにおいて、枠部は、成形層として支持部と一体に形成されているものとすることができる。この場合、ラマン分光分析の試料が、例えば溶液である場合(或いは、水又はエタノール等の溶液に紛体の試料を分散させたものである場合)であっても、枠部と支持部との境界からその試料が漏出することを防止できる。
本発明に係る表面増強ラマン散乱ユニットにおいて、基板の主面からの枠部の高さは、基板の主面からの微細構造部の高さよりも高いものとすることができる。この場合、枠部にカバーガラスを載せてラマン分光分析を行えるので、微小構造部を保護しつつ当該分析を行うことが可能となる。
本発明に係る表面増強ラマン散乱ユニットにおいて、枠部は、弾性材料からなるものとすることができる。この場合、枠部においてダメージを確実に留めることが可能となる。
本発明に係る表面増強ラマン散乱ユニットにおいて、微細構造部は、支持部上に突設された複数のピラーを含み、複数のピラーは、支持部と一体に形成されて互いに接続されているものとすることができる。この場合、各ピラーの剥離を抑制しつつ、各ピラーへのダメージの波及を防止することができる。
本発明に係る表面増強ラマン散乱ユニットにおいて、基板の主面に沿った方向について、枠部の幅は、ピラーの太さよりも大きいものとすることができる。この場合、各ピラーへのダメージの波及を確実に防止することができる。
本発明によれば、信頼性の低下を抑制可能な表面増強ラマン散乱ユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る表面増強ラマン散乱ユニットの平面図である。 図1のII−II線に沿っての断面図である。 図2の領域ARの模式的な拡大断面図である。 図2の領域ARの模式的な拡大斜視図である。 図1に示された表面増強ラマン散乱ユニットの使用方法を説明するための図である。 図1に示された表面増強ラマン散乱ユニットの製造方法の主要な工程を示す図である。 図1に示された表面増強ラマン散乱ユニットの製造方法の主要な工程を示す図である。 図3に示された成形層の変形例を示す模式的な拡大断面図である。 図8に示された成形層をナノインプリント法により形成する工程の一部を示す図である。 表面増強ラマン散乱ユニットの光学機能部の写真である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表面増強ラマン散乱ユニットの平面図であり、図2は、図1のII−II線に沿っての断面図である。図1,2に示されるように、本実施形態に係るSERSユニット(表面増強ラマン散乱ユニット)1は、ハンドリング基板2と、ハンドリング基板2上に取り付けられたSERS素子(表面増強ラマン散乱素子)3とを備えている。ハンドリング基板2は、矩形板状のスライドガラス、樹脂基板又はセラミック基板等である。SERS素子3は、ハンドリング基板2の長手方向における一方の端部に片寄った状態で、ハンドリング基板2の表面2aに配置されている。
SERS素子3は、ハンドリング基板2上に取り付けられた基板4と、基板4の表面(主面)4a上に形成された成形層5と、成形層5上に形成された導電体層6とを備えている。基板4は、シリコン又はガラス等によって矩形板状に形成されており、数百μm×数百μm〜数十mm×数十mm程度の外形及び100μm〜2mm程度の厚さを有している。基板4の裏面4bは、ダイレクトボンディング、半田等の金属を用いた接合、共晶接合、レーザ光の照射等による溶融接合、陽極接合、又は、樹脂を用いた接合によって、ハンドリング基板2の表面2aに固定されている。
図3は、図2の領域ARの模式的な拡大断面図であり、図4は、図2の領域ARの模式的な拡大斜視図である。図3,4においては、導電体層6が省略されている。図3,4に示されるように、成形層5は、支持部7と、微細構造部8と、枠部9とを含んでいる。支持部7は、成形層5の略中央部の領域であり、基板4の表面4aに沿って延在するように表面4a上に形成されている。支持部7は、基板4の厚さ方向からみて、例えば、数百μm×数百μm〜数十mm×数十mm程度(より具体的には3mm×3mm程度)の矩形状を呈している。支持部7の厚さT7は、例えば数十nm〜数十μm程度(より具体的には500nm程度)である。
微細構造部8は、成形層5の略中央部において支持部7上に形成されている。より具体的には、微細構造部8は、支持部7の全体にわたって支持部7から突設された円柱状の複数のピラー81を含む。したがって、微細構造部8は、基板4の厚さ方向からみて、例えば数百μm×数百μm〜数十mm×数十mm程度(より具体的には3mm×3mm程度)の矩形状の領域に形成されている。なお、ピラー部81の配置は、マトリクス配置や三角配置、或いはハニカム配置等とすることができる。また、ピラー部81の形状は、円柱状に限らず、楕円柱状や四角柱状や他の多角形柱状といった任意の柱形状、或いは、任意の錐形状としてもよい。
複数のピラー81は、支持部7と一体に形成されて互いに接続されている。ピラー81は、例えば数十nm〜数μm程度のピッチで周期的に配列されており、数nm〜数μm程度(一例としては120nm)の柱径及び高さを有している。互いに隣り合うピラー81の間には支持部7の表面7aが露出している。このように、微細構造部8は、支持部7と一体に形成されると共に周期的パターンを有している。
枠部9は、成形層5の外周部の領域であり、基板4の表面4aに沿って支持部7及び微細構造部8を囲むように矩形環状を呈している。枠部9は、基板4の表面4a上において、支持部7から連続して支持部7と一体に形成されている。したがって、成形層5においては、枠部9と支持部7とによって凹部Cが画成され、微細構造部8がその凹部Cの底面(支持部7の表面7a)上に形成されることとなる。
ここでは、枠部9の頂部9cは、微細構造部8のピラー81の頂部81cよりも突出している。つまり、ここでは、基板4の表面4aからの枠部9の高さ(厚さ)H9は、基板4の表面4aからの微細構造部8の高さ(支持部7の厚さT7を含むピラー81の高さ)H8よりも高い。枠部9の高さH9は、例えば数百nm〜数百μm程度(より具体的には15μm程度)である。また、基板4の表面4aに沿った方向について、枠部9の幅W9は、ピラー81の柱径(太さ)D81よりも大きく、例えば数百μm〜数mm程度である。なお、ここでは、ピラー81が円柱状を呈していることから、枠部9の幅W9をピラー81の柱径D81よりも大きいものとしたが、ピラー81が円柱状でない場合には、枠部9の幅W9を、そのピラー81の最大の太さよりも大きく設定することができる。
以上のような成形層5は、例えば、基板4の表面4a上に配置された樹脂(アクリル系、フッ素系、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系、PET、ポリカーボネート、無機有機ハイブリッド材料等)や低融点ガラスをナノインプリント法によって成形することによって、一体的に形成される。
導電体層6は、微細構造部8から枠部9にわたって形成されている。導電体層6は、微細構造部8においては、ピラー81の表面に加えて、ピラー81の間に露出した支持部7の表面7aにも達している。したがって、導電体層6は、成形層5の微細構造部8が形成された領域上において、微細構造部8に対応するような微細構造を有している。導電体層6は、例えば数nm〜数μm程度の厚さを有している。
このような導電体層6は、例えば、上述したようにナノインプリント法によって成形された成形層5に金属(Au、Ag、Al、Cu又はPt等)等の導電体を蒸着することで形成される。SERS素子3においては、微細構造部8、及び、支持部7の表面7a上に形成された導電体層6によって、表面増強ラマン散乱を生じさせる光学機能部10が構成されている。
引き続いて、図1,5を参照してSERSユニット1の使用方法について説明する。図5は、図1に示されたSERSユニットの使用方法を説明するための模式的な断面図である。なお、図5においては導電体層6が省略されている。まず、図1に示されるように、SERSユニット1を用意する。
続いて、図5に示されるように、ピペット等を用いて、成形層5の支持部7と枠部9とで画成された凹部Cに溶液の試料12(或いは、水又はエタノール等の溶液に紛体の試料を分散させたもの(以下同様))を滴下し、光学機能部10上に試料12を配置する。このように、枠部9を溶液の試料12のセル(チャンバ)として利用することができる。なお、試料12は、凹部C内において、支持部7の表面7a及び微細構造部8のピラー81の表面上に形成された導電体層6の上に配置される。
続いて、レンズ効果を低減させるために、枠部9の頂部9cにカバーガラス13を載置し、溶液の試料12と密着させる。このように、枠部9をカバーガラス13の載置台として利用することができる。続いて、SERSユニット1をラマン分光分析装置にセットし、光学機能部10上に配置された試料12に、カバーガラス13を介して励起光を照射する。これにより、光学機能部10と試料12との界面で表面増強ラマン散乱が生じ、試料12由来のラマン散乱光が例えば10程度まで増強されて放出される。よって、ラマン分光分析装置では、高感度・高精度なラマン分光分析が可能となる。
なお、光学機能部10上への試料の配置の方法には、上述した方法の他に、次のような方法がある。例えば、ハンドリング基板2を把持して、溶液である試料に対してSERS素子3を浸漬させて引き上げ、ブローして試料を乾燥させてもよい。また、溶液である試料を光学機能部10上に微量滴下し、試料を自然乾燥させてもよい。さらに、紛体である試料をそのまま光学機能部10上に分散させてもよい。
引き続いて、図6,7を参照してSERSユニット1の製造方法の一例について説明する。この製造方法では、まず、図6の(a)に示されるように、マスターモールドMとフィルム基材Fとを用意する。マスターモールドMは、上述した成形層5に対応するパターンを有している。より具体的には、マスターモールドMは、成形層5の微細構造部8(ピラー81を含む)に対応した微細構造部M8と、成形層5の枠部9に対応した枠部M9と、微細構造部M8及び枠部M9と一体に形成された支持部M7とを含む。
続いて、図6の(b)に示されるように、マスターモールドMにフィルム基材Fを押し当てた状態で加圧及び加熱することにより、マスターモールドMのパターンをフィルム基材Fに転写する(熱ナノインプリント)。その後、図6の(c)に示されるように、フィルム基材FをマスターモールドMから離形することにより、マスターモールドMのパターンと逆のパターンを有するレプリカモールド(レプリカフィルム)Rを得る。
なお、レプリカモールド(レプリカフィルム)Rの製造方法としては、マスターモールドMに対し、予めUV硬化ナノインプリント樹脂(アクリル系、フッ素系、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系、無機有機ハイブリッド材料等)を塗布した基材(PET等のフィルム基材、或いはシリコンやガラス等の硬質基材)を押し当てた状態で加圧及びUV照射することにより、マスターモールドMのパターンを基材上のUV硬化ナノインプリント樹脂に転写する方法を採用してもよい。
続いて、図7の(a)に示されるように、基板4を含むウエハ40を用意し、その表面40a上にナノインプリント樹脂50を配置する。ナノインプリント樹脂50としては、例えば、UV硬化性樹脂(アクリル系、フッ素系、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系、無機有機ハイブリッド材料)等を用いることができる。
続いて、図7の(b)に示されるように、ウエハ40上のナノインプリント樹脂50にレプリカモールドRを押し当てた状態で、例えばUV照射等によってナノインプリント樹脂50を硬化し、レプリカモールドRのパターンをナノインプリント樹脂50に転写する。これにより、レプリカモールドRのパターンと逆のパターン(すなわち、マスターモールドMのパターン)を有する成形層5が形成される。このとき、ナノインプリント樹脂50の粘度とレプリカモールドRを押し当てる圧力等のパラメータを調整することで、支持部7を形成することができる。そして、図7の(c)に示されるように、レプリカモールドRを成形層5から離形する。
ここで、図7の(a)〜(c)に示されるナノインプリント工程は、ウエハサイズのレプリカモールドRを用いることにより、複数の成形層5をウエハレベルで一括して形成するように実施してもよいし、ウエハよりも小さいサイズのレプリカモールドRを繰り返し用いることにより、複数の成形層5を順々に形成してもよい(ステップ&リピート)。
なお、ナノインプリント工程をウエハレベルで実施する場合には、後述するように、基板4(SERS素子3)を切り出すためのダイシング工程を伴う。その場合、ダイシングラインとして、互いに隣り合う基板4上の枠部9の間に基板4が露出したエリアを設ける、或いは、枠部9が相対的に薄くなるエリアを設ける等し、そのエリアにおいてダイシングを行うことができる。このようにすれば、例えばブレードダイシング等の際のダメージによる枠部9の剥がれを阻止することができる。
また、成形層5を形成する際には、フィルム基材Fを用いずに、マスターモールドMのパターンをナノインプリント樹脂50に直接転写してもよい。その場合には、図6に示されるレプリカモールドRを作成するための工程がなくなり、図7におけるレプリカモールドRがマスターモールドMとなる。
続く工程では、金属(Au、Ag、Al、Cu又はPt等)等の導電体を成形層5上に蒸着して導電体層6を形成し、光学機能部10を構成する。これにより、SERS素子3が構成される。そして、上述したようにSERS素子3ごとにウエハ40をダイシングし、切り出されたSERS素子3をハンドリング基板2に固定してSERSユニット1を得る。
以上説明したように、本実施形態に係るSERSユニット1においては、ピラー81を含む微細構造部8が、基板4の表面4aに沿って延びる支持部7と一体に形成されている。このため、微細構造部8が支持部7によって基板4に接合されることとなるので、微細構造部8(ピラー81)が基板4から剥離することが抑制される。これに対して、微小なピラーが基板と別体に独立して基板上に形成されている場合には、ピラーと基板との接合エリアが極めて小さくなることから、振動や衝撃等の外部からの物理的な力や、熱的な衝撃等の内部からの力によって、ピラーと基板とが容易に剥離してしまう。
また、本実施形態に係るSERSユニット1のように、微細構造部8を、基板4の表面4aに沿って延びる支持部7と一体に形成すると、例えば基板4の一部へのダメージが、支持部7を介して微細構造部8の全体に波及してしまうことが考えらえられる。基板4へのダメージの原因としては、例えば、基板4の端をピンセット等により摘んだ際に生じるチッピングや、基板4を実装する際のコレットとの接触により生じるダメージが考えられる。
これに対して、本実施形態に係るSERSユニット1においては、支持部7及び微細構造部8が枠部9に囲まれているため、その枠部9によってダメージが留められることとなり、微細構造部8へ波及しない。よって、本実施形態に係るSERSユニット1によれば、微細構造部8(ピラー81)の剥離を抑制すると共に、微細構造部8へのダメージの波及を防止し、信頼性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態に係るSERSユニット1においては、成形層5において、支持部7と枠部9とによって凹部Cが画成され、その凹部Cに微細構造部8が形成されている。このため、一定量の溶液の試料12を、微細構造部8が形成された領域(凹部C内)に留め、微細構造部8への(微細構造部8上の導電体層6への)試料12の付着効率を向上させることができる。また、同様の理由から、溶液の試料12の量を一定にすることができるので、ラマン分光分析の再現性を高めることができる。
また、本実施形態に係るSERSユニット1においては、枠部9の高さH9が、微細構造部8の高さH8より高いので、枠部9にカバーガラス13を載せてラマン分光分析を行うことができる。このため、溶液の揮発を防止すると共に、微細構造部8を保護(不純物の混入を阻止)しつつ当該分析を行うことができる。また、配置したカバーガラス13と微細構造部8との距離を、異なる素子間で一定に保つことができ、安定した計測が実現できる(距離変動による測定ばらつきを抑制できる)。また、フラットなカバーガラス13を配置することにより、溶液の試料のレンズ効果を抑制することができるので、適切な計測が可能となる。
また、本実施形態に係るSERSユニット1においては、枠部9を、実装用のアライメントマークを設置するためのスペースとして使用したり、チップを識別するためのマーキングを施すためのスペースとして使用したりすることができる。また、SERS素子3にチッピングが生じても枠部9で留まり、微細構造部8を含む有効エリアの損傷を回避することができる。
また、本実施形態に係るSERSユニット1においては、支持部7と微細構造部8と枠部9とを一体成形により構成することができるので、各部を別個に作成して組み立てるという工程を省くことができ、組み立て時のアライメントも不要である。
さらに、本実施形態に係るSERSユニット1においては、成形層5の各部を互いに接着・接合していないので、溶液の試料12が成形層5の各部の境界からリークすることがない。
以上の実施形態は、本発明に係る表面増強ラマン散乱ユニットの一実施形態を説明したものである。したがって、本発明は、上述したSERSユニット1に限定されず、各請求項の要旨を変更しない範囲においてSERSユニット1を任意に変更したものとすることができる。
例えば、SERSユニット1は、成形層5に代えて、図8に示される成形層5Aを備えることができる。成形層5Aは、枠部9の高さH9と微細構造部8の高さH8とが略同一である点で成形層5と相違している。このような成形層5Aは、例えば、上述したナノインプリント法で成形層5を形成した場合と同様に形成することができる。SERSユニット1は、このような成形層5Aを備えることにより、上述した効果に加え、ナノインプリント法による成形層5Aの形成時において、次のような効果を奏することが可能となる。図9を参照し、その効果について説明する。
図9は、図8に示された成形層をナノインプリント法により形成する工程の一部を示す図である。図9の(a)は、ナノインプリント樹脂にレプリカモールドRを押し当てて硬化し、成形層5Aを形成した状態を示している。図9の(b)は、成形層5AからレプリカモールドRを離形した状態を示している。成形層5Aにおいては、枠部9の高さH9と微細構造部8の高さH8とが略同一であるので、枠部9の高さH9が微細構造部8の高さH8よりも高い場合(例えば成形層5)と比較して、微細構造部8の端部8eにおけるレプリカモールドRと枠部9との接触面Sの面積が小さくなる(換言すれば、表面エネルギーが小さくなる)。
このため、図9の(b)に示されるように、レプリカモールドRを成形層5から離形する際に、微細構造部8の端部8eにおけるレプリカモールドR及び枠部9の双方の構造物の損傷を抑制することが可能となる。さらに、成形層5Aにおいては、枠部9が例えば成形層5の枠部9に比べて薄いので、ナノインプリント樹脂の使用量を相対的に少なくすることができる。
なお、枠部9の高さH9を微細構造部8の高さH8よりも低くしてもよく、その場合にも、成形層5Aと同様に、その形成時における上記効果が得られると考えられる。ただし、微細構造部8の保護の観点からは、枠部9の高さH9が微細構造部8の高さH8以上であることが望ましい。したがって、成形層5Aのように、枠部9の高さH9と微細構造部8の高さH8とを略同一とすれば、形成時における上記効果と微細構造部8の保護とを両立することができる。
このように、SERSユニット1においては、枠部9の高さH9を適宜設定することによって、枠部9と支持部7とで形成される凹部Cの容量を変更し、溶液の試料12の最大収容量を調整することができる。なお、枠部9の高さH9が微細構造部8の高さH8より低い場合には、枠部9は、基板4の表面4aに沿って、微細構造部8の支持部7側の一部及び支持部7を囲むこととなる。
ここで、成形層5における各部の厚さ(高さ)について、本発明者らは以下の知見を得ている。すなわち、微細構造部8の下部に位置する支持部7の厚さT7を薄くすれば、熱膨張による変形が少なくなり、特性の変化への影響が少なくなる。これは、熱膨張による樹脂等の伸びが、厚さとその材料の熱膨張係数と変化する温度との乗算によって得られるので、厚さを薄くすれば熱膨張による伸びの絶対量を小さくすることができるためである。その一方で、枠部9の厚さ(高さH9)を厚くすれば(高くすれば)、基板4との間の熱膨張係数差による歪みを緩和する方向に働くため、基板4からの剥離等を防ぐことができる。
このような本発明者らの知見によれば、成形層5の各部の厚さ等は、例えば、(枠部9の幅W9)>(支持部7の厚さT7)、(枠部9の幅W9)>(ピラー81の柱径D81)、(枠部9の幅W9)>(枠部9の高さH9)、及び、(枠部9の高さH9)>(支持部7の厚さT7)の少なくともいずれかを満足するように設定することが好適である。
また、上記実施形態においては、枠部9を成形層5として支持部7と一体に形成したが、枠部9を支持部7と別体に構成してもよい。特に、枠部9は、弾性材料からなるものとすることができる。この場合には、例えば基板4の一部へのダメージを枠部9において確実に留めることが可能となる。
また、導電体層6は、成形層5(微細構造部8)上に直接的に形成されたものに限定されず、成形層5(微細構造部8)に対する金属の密着性を向上させるためのバッファ金属(Ti、Cr等)層等、何らかの層を介して、成形層5(微細構造部8)上に間接的に形成されたものであってもよい。
さらに、上述したSERSユニット1の各構成の材料及び形状は、上述した材料及び形状に限らず、様々な材料及び形状を適用することができる。
図10に示される光学機能部は、所定のピッチ(中心線間距離360nm)で周期的に配列された複数のピラー(直径120nm、高さ180nm)を有するナノインプリント樹脂製の微細構造部に、導電体層として、膜厚が50nmとなるようにAuを蒸着したものである。
1…SERSユニット(表面増強ラマン散乱ユニット)、4…基板、4a…表面(主面)、5…成形層、6…導電体層、7…支持部、8…微細構造部、9…枠部、10…光学機能部、81…ピラー。

Claims (6)

  1. 主面を有する基板と、
    前記基板の前記主面に沿って延在するように前記主面上に形成された支持部、及び、前記支持部上に形成された微細構造部を含む成形層と、
    前記基板の前記主面に沿って前記支持部及び前記微細構造部を囲むように前記主面上に形成された枠部と、
    少なくとも前記微細構造部上に形成され、表面増強ラマン散乱を生じさせる光学機能部を構成する導電体層と、を備え、
    前記微細構造部は、前記支持部と一体に形成されている、
    ことを特徴とする表面増強ラマン散乱ユニット。
  2. 前記枠部は、前記成形層として前記支持部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表面増強ラマン散乱ユニット。
  3. 前記基板の前記主面からの前記枠部の高さは、前記基板の前記主面からの前記微細構造部の高さよりも高いことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面増強ラマン散乱ユニット。
  4. 前記枠部は、弾性材料からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表面増強ラマン散乱ユニット。
  5. 前記微細構造部は、前記支持部上に突設された複数のピラーを含み、
    前記複数のピラーは、前記支持部と一体に形成されて互いに接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表面増強ラマン散乱ユニット。
  6. 前記基板の前記主面に沿った方向について、前記枠部の幅は、前記ピラーの太さよりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の表面増強ラマン散乱ユニット。
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