JP2014037215A - ランフラットタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
サイドウォール部の外側面にディンプル形成領域を設けたランフラットタイヤにおいて、ディンプルフィン形成領域とリムラインとの間に、1以上の表示部が形成される表示部形成領域を具える。前記表示部形成領域内、しかも前記表示部の半径方向内側、外側、又は表示部間に、冷却用の補助ディンプルからなる補助ディンプル形成部を設けた。
【選択図】図3
Description
リムラインよりもタイヤ半径方向外側かつ前記サイドウォール部の外表面に、
冷却用のディンプルがタイヤ周方向に並ぶディンプル列が1列以上形成されたディンプル形成領域、
及び前記ディンプル形成領域と前記リムラインとの間に配され、かつ文字、記号、図形からなるマーキングを組み合わせた1以上の表示部が形成される表示部形成領域を具えるとともに、
前記表示部形成領域内、しかも前記表示部の半径方向内側 、外側、又は表示部間に、冷却用の補助ディンプルからなる補助ディンプル形成部を設けたことを特徴としている。
タイヤ半径方向に隣り合う補助ディンプル列部は、補助ディンプルの配列の位相がタイヤ周方向に位置ずれしていることを特徴としている。
図1に示されるように、本実施形態のランフラットタイヤ1は、トレッド部2から両側のサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の内側かつ前記サイドウォール部3に配される断面三日月状のサイド補強ゴム層10とを具える。
(b)「ブランド名表示」は、製品名や会社名の表示である。
(c)「DOTステンシル表示」は、運輸省の安全基準を遵守していることを示す表示であって例えば「DOT EU70AB」等として表記される。
(d)「製造週表示」は、タイヤの製造年週などを示す表示であって、例えば「3408」等として表記される。なお工場コード、サイズコード、設計コード等と共に表記される場合が多い。
(e)「TUBELESS/TUBETYPE表示」、「ラジアル表示」、「スノータイヤ表示」は、タイヤがTUBELESSタイヤ、TUBETYPEタイヤ、ラジアルタイヤ、スノータイヤであることを表記している。
(f)「REINFORCED/EXTRA LOAD表示」は、ヨーロッパのEXTRA LOAD規格に適合したタイヤであることを表示し、例えば「REINFORCED」等として表記される。
(g)「材料表示」は、タイヤの構成材料を示す表示である。
(h)「最大許容内圧、最大負荷能力表示」は、タイヤの最大許容内圧、及び最大負荷能力を示す表示であって、例えば「MAX.PRESS.350KPa」「MAX.LOAD 800Kg」等として表記される。
(i)「国認証マーク表示」は、国が承認したことを示す表示であって、例えばインドネシアのSNIマーク、中国のCCCSマーク等がある。
(j)「Eナンバー表示」は、ヨーロッパが承認したことを示す表示であって、例えば「e4」等として表記される。
(k)「セーフティーワーニング」は、タイヤ使用上の注意書きであり、又「ランフラット用注意書き」は、ランフラット走行時の注意書きである。
ドラム走行試験機を用い、正規リムにリム組みされた試供用ランフラットタイヤを、速度80km/h、内圧0kPa、縦荷重5.2kNの条件にてタイヤを走行させた。そしてタイヤから異音が発生するまでの走行距離を、比較例1を100とする指数で評価している。指数が大なほど耐久性に優れている。
(イ)比較例2は、表示部形成領域を設けず、リムラインに沿ってディンプル形成領域を形成している。そのため、ランフラット耐久性には優れるものの法規には適合していない。
(ウ)実施例2に示されるように、表示部形成領域高さHaに制限があるため、補助ディンプルの直径は20mmが限度である。
(エ)実施例1〜3に示されるように、実施例3では、補助ディンプルの直径が5mmと小さく、補助ディンプルの形成スペースを大きく確保しうるため、ランフラット耐久性に好ましい。なお実施例2は、補助ディンプルの直径が20mmと大きいため形成スペースは少ないが、1つ1つの補助ディンプルの冷却効果が大きいため、実施例1と同程度のランフラット耐久性が発揮されている。
(オ)実施例3〜7に示されるように、補助ディンプルの深さは、浅過ぎても又深過ぎてもランフラット耐久性の向上効果は低下傾向となる。前記深さは1〜3mmが好ましいのが確認できる。
(カ)補助ディンプルの直径は2mmが加工限界であるが、実施例8に示されるように、直径2mmでもランフラット耐久性に効果はある。
(キ)実施例9〜16に示されるように、補助ディンプルの開口形状は、円形状よりも正方形状の方が若干ランフラット耐久性の向上効果に優れる。
(ク)実施例17〜19に示されるように、補助ディンプルの開口形状は、長方形状でも同様の効果が発揮される。
(ケ)実施例3、11、18、20〜22に示されるように、補助ディンプル列部が複数列ある場合、位相のズレがある方が、冷却効果が均一化されるためランフラット耐久性の向上効果に優れる。
(コ)実施例23に示されるように、表示部形成領域Qb内の空きスペースSに合わせて、補助ディンプルの開口形状及び大きさを変化させることで、補助ディンプルの形成スペースを最大限確保できる。そのため、ランフラット耐久性の向上効果をより高く発揮できる。
(サ)実施例24は、補助ディンプルと表記部のマーキングとの間隔Dを10mm確保しながら補助ディンプルの開口形状及び大きさを変化させた例である。この場合にも、ランフラット耐久性の向上効果を発揮できる。
2 トレッド部
3 サイドウォール部
3S 外表面
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
10 サイド補強ゴム層
12 リムライン
20 ディンプル
21 ディンプル列
25 表示部
30 補助ディンプル
31 補助ディンプル形成部
M マーキング
Qa ディンプル形成領域
Qb 表示部形成領域
Claims (7)
- トレッド部から両側のサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、前記カーカスの内側かつ前記サイドウォール部に配される断面三日月状のサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
リムラインよりもタイヤ半径方向外側かつ前記サイドウォール部の外表面に、
冷却用のディンプルがタイヤ周方向に並ぶディンプル列が1列以上形成されたディンプル形成領域、
及び前記ディンプル形成領域と前記リムラインとの間に配され、かつ文字、記号、図形からなるマーキングを組み合わせた1以上の表示部が形成される表示部形成領域を具えるとともに、
前記表示部形成領域内、しかも前記表示部の半径方向内側 、外側、又は表示部間に、冷却用の補助ディンプルからなる補助ディンプル形成部を設けたことを特徴とするランフラットタイヤ。 - 前記補助ディンプルは、サイドウォール部の外表面での開口形状が円形状であり、かつその直径を2〜20mm、かつ深さを0.5〜3.0mmとしたことを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
- 前記補助ディンプルは、サイドウォール部の外表面での開口形状が正方形状であり、かつその一辺の長さを2〜20mm、かつ深さを0.5〜3.0mmとしたことを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
- 前記補助ディンプルは、サイドウォール部の外表面での開口形状が長方形状であり、かつそのタイヤ半径方向の一辺の長さを2〜20mm、タイヤ周方向の一辺の長さをタイヤ半径方向の一辺よりも大かつ2〜20mm、しかも深さを0.5〜3.0mmとしたことを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
- 前記補助ディンプル形成部は、前記補助ディンプルがタイヤ周方向に並ぶ補助ディンプル列部をタイヤ半径方向に2列以上具えるとともに、
タイヤ半径方向に隣り合う補助ディンプル列部は、補助ディンプルの配列の位相がタイヤ周方向に位置ずれしていることを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。 - 前記補助ディンプル形成部は、サイドウォール部の外表面での開口形状が円形状の補助ディンプルからなる円形補助ディンプル形成部、開口形状が正方形状の補助ディンプルからなる正方形補助ディンプル形成部、及び開口形状が長形状の補助ディンプルからなる長方形補助ディンプル形成部のうちの2種以上を具えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のランフラットタイヤ。
- 前記補助ディンプルは、この補助ディンプルに最も近いマーキングとの間隔が1mm以上であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のランフラットタイヤ。
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