JP2014037099A - 金型 - Google Patents

金型 Download PDF

Info

Publication number
JP2014037099A
JP2014037099A JP2012180852A JP2012180852A JP2014037099A JP 2014037099 A JP2014037099 A JP 2014037099A JP 2012180852 A JP2012180852 A JP 2012180852A JP 2012180852 A JP2012180852 A JP 2012180852A JP 2014037099 A JP2014037099 A JP 2014037099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molding
forming
plate material
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012180852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5912991B2 (ja
Inventor
Katsuhide Ariyoshi
勝秀 有吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKISUI KASEIHIN YAMAGUCHI KK
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
SEKISUI KASEIHIN YAMAGUCHI KK
Sekisui Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEKISUI KASEIHIN YAMAGUCHI KK, Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical SEKISUI KASEIHIN YAMAGUCHI KK
Priority to JP2012180852A priority Critical patent/JP5912991B2/ja
Publication of JP2014037099A publication Critical patent/JP2014037099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5912991B2 publication Critical patent/JP5912991B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】例え板材を取り付けても、熱伝導率が悪化することを抑制するとともに、発泡成形体の強度が低下することを抑制する金型を提供する。
【解決手段】発泡性合成樹脂を充填する成形空間Sを形成するための1組の成形型2,3を備え、成形空間S内の発泡性合成樹脂を加熱成形して得られる発泡成形体の表面に所定の情報を形成するための形成部11Aと情報を形成しない非形成部11Bとを有する板材11を、少なくとも一方の成形型2に取り付けている金型であって、成形型2に板材11を収容する収容部2dを備え、収容部2dの深さは、成形型2の成形面2Hと板材11の非形成部11Bの表面11bとが略面一になる深さに設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発泡性合成樹脂を充填する成形空間を形成するための1組の成形型を備え、前記成形空間内の発泡性合成樹脂を加熱成形して得られる発泡成形体の表面に所定の情報を形成するための板材を、少なくとも一方の成形型に取り付けている金型に関する。
上記金型で成形される発泡成形体の表面に、例えば発泡成形体に関する情報等の所定の情報を発泡成形体の成形時に形成することが従来から行われている。前記情報を形成するためには、発泡成形体を成形する1組の成形型のうちの情報を成形したい側の成形型の表面に銘板と呼ばれる金属製の板材を取り付けて、発泡成形体の成形を行う。この成形時に、板材によって発泡成形体の表面に発泡成形体の情報を表示することができるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−167686号公報(図3及び図4参照)
上記特許文献1の構成によれば、成形型の表面に板材を取り付けると、板材の厚み分だけ成形型の厚みが増大し、その厚くなった部分の熱伝導率が悪化するという不都合があった。また、成形された発泡成形体の板材の部分が板厚分だけ凹んでしまうため、その部分の発泡成形体の強度が低下することがあり、改善の余地があった。特に、板材の大きさが大きくなればなるほど、前記不都合が顕著になるものである。
本発明の目的は、前述の問題に鑑みてなされたもので、例え板材を取り付けても、熱伝導率が悪化することを抑制するとともに、発泡成形体の強度が低下することを抑制する金型を提供することにある。
本発明に係る金型は、発泡性合成樹脂を充填する成形空間を形成するための1組の成形型を備え、前記成形空間内の発泡性合成樹脂を加熱成形して得られる発泡成形体の表面に所定の情報を形成するための形成部と該情報を形成しない非形成部とを有する板材を、少なくとも一方の成形型に取り付けている金型であって、前記少なくとも一方の成形型に前記板材を収容する収容部を備え、該収容部の深さは、前記少なくとも一方の成形型の成形面と前記板材の非形成部の表面とが略面一になる深さに設定されていることを特徴としている。
本発明の構成によれば、成形型の収容部に板材を収容することによって、成形型の成形面と板材の非形成部の表面とが略面一になることから、成形型が板材の厚み分だけ厚くなることがない。これにより、成形型の熱伝導率が悪化することを抑制することができる。また、成形される発泡成形体が板厚分だけ凹んでしまうことがないから、その部分の発泡成形体の強度が低下することを抑制することができる。
また、本発明に係る金型は、前記板材の形成部に、該板材の非形成部の表面よりも成形空間側へ突出する凸部を設けることで、成形される発泡成形体に、前記凸部に対応する凹部が形成されて前記情報を形成した構成であってもよい。
かかる構成によれば、板材の非形成部の表面よりも成形空間側に突出する凸部を設けることで、成形される発泡成形体に、凸部に対応する凹部が形成されて情報を形成することができる。前記所定の情報としては、発泡成形体の所有者である団体名や発泡成形体の返却に関する事項や発泡成形体の材料名の他、発泡成形体の使用目的等の情報が挙げられる。前記凹部は、発泡成形体の表面から外側へ出っ張ることがなく、他物と当接して潰れることを抑制しやすい。
また、本発明に係る金型は、前記板材の形成部に、該板材の非形成部の表面よりも成形空間側へ突出する突出部を所定範囲に亘って設け、かつ、該突出部に凹部を設けることで、成形される発泡成形体に、前記突出部に対応するよう所定範囲に亘る凹状部が形成され、該凹状部の表面から前記凹部に対応する凸部が形成されて前記情報を形成した構成であってもよい。
かかる構成によれば、板材の非形成部の表面よりも成形空間側へ突出する突出部を所定範囲に亘って設けるとともに、突出部に凹部を設けることで、成形される発泡成形体に、突出部に対応する所定範囲に亘る凹状部が形成され、凹状部の表面から凹部に対応する凸部が形成されて情報を形成することができる。前記所定の情報としては、発泡成形体の所有者である団体名や発泡成形体の返却に関する事項や発泡成形体の材料名の他、発泡成形体の使用目的等の情報が挙げられる。前記凹状部が形成されることによって、凹状部の表面から突出する凸部が、発泡成形体の表面から外側へ出っ張ることがない、又は出っ張る量を少なくできる。従って、他物と当接して潰れることを抑制しやすい。
本発明の金型によれば、成形型の収容部に板材を収容することによって、成形型の成形面と板材の非形成部の表面とが略面一になることから、例え板材を取り付けても、熱伝導率が悪化することを抑制するとともに、発泡成形体の強度が低下することを抑制する金型を提供することができる。
本発明の金型を示し、(a)はそれの縦断側面図、(b)は(a)におけるA−A線断面図である。 図1(b)で示した板材を正面から見た正面図である。 図2で示した板材が取り付けられた金型により形成された保冷容器の側面図である。 同保冷容器の平面図である。 図3の保冷容器におけるB−B線断面図を右側に示し、これに対応する金型の断面図である。
以下、本発明の金型を図面に基づいて説明する。
図1(a),(b)は、発泡成形体を成形するための金型装置1を示している。この金型装置1は、左右一対(1組)の金型1A,1Bからなり、一対の金型1A,1Bを前面側で合わせて発泡成形体を成形するように構成されている。図1(a),(b)に示す金型装置1は、1組の金型1A,1Bを左右方向(水平方向)に開閉させる横型の金型装置である。
一方の金型1Aは、雌型の成形型2と、成形型2が取り付けられる第1フレーム4と、第1フレーム4の背面側の開口部4Kを閉じる第1バックプレート5とを備えている。また、他方の金型1Bは、雄型の成形型3と、成形型3が取り付けられる第2フレーム7と、第2フレーム7の背面側の開口部7Kを閉じる第2バックプレート8とを備えている。
雌型の成形型2は、一端(図1(a)では右端)が開口された凹部を備えた本体部2Aと、この本体部2Aの開口端から径方向外側に突出形成された環状の鍔部2Bとを備えている。また、雄型の成形型3は、雌型の成形型2の凹部内に入り込んで発泡性合成樹脂(発泡性合成樹脂粒子が好ましい)を充填するための成形空間Sを形成するための凸部を備えた本体部3Aと、この本体部3Aの突出側とは反対側端から周方向外側に突出する環状の鍔部3Bを備えている。
第1フレーム4は、正面視が矩形状(長方形状)の環状枠体に形成されるとともに、成形型2の背面側に配置され、成形型2の鍔部2Bの外周縁を支持している。また、第1バックプレート5は、矩形状(長方形状)の板状材からなり、第1フレーム4の背面側の開口部4Kを閉じるように第1フレーム4の背面に取り付けられている。このように第1フレーム4と第1バックプレート5により成形型2の背面を囲うことにより一方の成形型2の蒸気室6が形成されている。
また、第2フレーム7は、第1フレーム4と同様に、正面視が矩形状(長方形状)の環状枠体に形成されるとともに、成形型3の背面側に配置され、成形型3の鍔部3Bの外周縁を支持している。また、第2バックプレート8は、矩形状(長方形状)の板状材からなり、第2フレーム7の背面側の開口部7Kを閉じるように第2フレーム7の背面に取り付けられている。このように第2フレーム7と第2バックプレート8により成形型3の背面を囲うことにより他方の成形型3の蒸気室9が形成されている。
更に、第1フレーム4は、上下に平行に配置された横向きの上側の壁部4A及び下側の壁部4Bと、これら上側の壁部4A及び下側の壁部4Bの同一端同士を連結するべく、左右に平行に配置された縦向きの左右の壁部4C,4C(図1(a)では一方の壁部のみ図示している)とを備えている。そして、上側の壁部4Aに多数の貫通孔(図示せず)が形成され、それら貫通孔に、蒸気室6へ蒸気を供給するための蒸気配管(図示せず)及び蒸気供給後に蒸気室6へ冷却水を供給するための冷却水配管(図示せず)が接続される。
更にまた、第2フレーム7は、第1フレーム4と同様に、上下に配置された上側の壁部7A及び下側の壁部7Bと、これら上側の壁部7A及び下側の壁部7Bの同一端同士を連結するべく、左右に平行に配置された縦向きの左右の壁部7C,7C(図1(a)では一方の壁部のみ図示している)とを備えている。そして、上側の壁部7Aに、第1フレーム4と同様に、蒸気室9へ蒸気を供給するための複数の貫通孔(図示せず)が形成され、それら貫通孔に、成形型3の蒸気室9へ蒸気を供給するための蒸気配管(図示せず)及び蒸気供給後に蒸気室6へ冷却水を供給するための冷却水配管(図示せず)が接続される。
雌型の成形型2は、固定部(図示せず)に固定された固定型に構成され、雄型の金型3は、水平方向に移動できる可動型に構成され、雌型の成形型2に対して雄型の成形型3を接近させた成形位置(図1(a)参照)と、成形後に雌型の成形型2に対して雄型の成形型3を離間させて発泡成形体(図3に示す容器本体10)を取り出す取出位置(図示せず)とに位置変更可能になっている。
固定側の雌型の成形型2の本体部2Aは、図1(b)に示すように、後側に位置する長方形状の壁部2A1と、壁部2A1の4辺から前側に延びる4つの側壁部2B1,2C1,2D1,2E1とを備えている。
可動側の雄型の金型3の本体部3Aは、前記雌型の成形型2の本体部2Aよりも一回り小さく形成され、その大きさは、成形する容器本体10の厚みによって設定される。また、本体部3Aは、図1(b)に示すように、前側に位置する長方形状の壁部3A1と、壁部3A1の4辺から後側に延びる4つの側壁部3B1,3C1,3D1,3E1とから、本体部311が構成される。
固定側の雌型の成形型2の本体部2Aの一方(図1(b)では左側)の側壁部2D1の内側に、金属製で長方形の板材11を収容する収容部としての凹部2dが形成されている。この凹部2Dは、板材11を入り込ませることができるように、板材11よりも少し大きな寸法の縦長の長方形状に形成されている。凹部2dの深さは、成形型2の成形面2Hと板材11の非形成部11Bの表面11bとが面一(略面一でもよい)になる深さに設定されている。
板材11には、成形される発泡成形体である容器本体10の表面に所定の情報を形成するための形成部11Aと、該情報を形成しない非形成部11Bとを備えている。従って、その板材11を取り付けた成形型2,3により容器本体10を成形すると、その容器本体10の表面には、図3に示すように、所定の情報が形成される。所定の情報としては、発泡成形体の所有者(管理者)である団体名及び発泡成形体を貸し出して発泡成形体を返却する場合の注意書き事項あるいは発泡成形体の材料名の他、発泡成形体の使用目的等が挙げられる。また、板材11は、図1(b)の拡大図及び図2に示すように、複数個(図2では8個)のビス12を用いて側壁部2D1に固定されている。ここでは、板材11を側壁部2D1に固定する固定手段としてビス12を用いているが、接着剤や溶接あるいは係止等の固定手段であってもよい。
形成部11Aは、図2に示すように、板材11の上下方向3箇所13,14,15に備えている。それら3箇所以外の部分が非形成部11Bになっている。
最上部に位置する形成部11Aは、板材11の非形成部11Bの表面11bよりも成形空間S側へ突出する突出部13Aを所定範囲に亘って(図2の楕円形で囲まれる所定範囲に亘って)備えている。この突出部13AにアルファベットのCの字の鏡像文字(鏡文字ともいう)が形成された凹部13Bを形成している。この凹部13Bの左横側にも3文字の鏡像文字13Cが形成されることになるが、その鏡像文字そのものは省略して○印で示している。このように突出部13Aを備えることによって、図3及び図5に示すように、成形される容器本体10に、突出部13Aに対応するよう所定範囲に亘る凹状部101Aが形成されるとともに凹状部101Aの表面から鉛直方向にCの字状の文字を描く凸部101Bが形成される。前記○印で示した鏡像文字13Cに対応する文字が図3に示すように凸部101Bの右横側の3個の○印101Cで示されている。
上下方向中間部に位置する形成部11Aは、板材11の非形成部11Bの表面11bよりも成形空間S側へ突出する多数の凸部14A(図1(b)の拡大図及び図2参照)を備えている。この凸部14Aは、鳥の文字の鏡像文字(鏡文字ともいう)を形成する凸部に形成されている。この凸部14Aを形成することで、図3に示すように、成形される容器本体10に、凸部14Aに対応する鳥の文字を形成する凹部102Aが形成される。前記凸部14Aの左横側にも4文字の鏡像文字14Bが形成されることになるが、その鏡像文字そのものは省略して○印で示している。このように凸部14Aを備えることによって、図3及び図5に示すように、成形される容器本体10に、鳥の文字を描くための凹部102Aが形成される。前記○印で示した鏡像文字14Aに対応する文字が図3に示すように凹部102Aの右横側の4個の○印102Bで示されている。
最下部に位置する形成部11Aは、最上部に位置する形成部11Aと同様に形成されており、突出部15Aが長方形状であり、この突出部15Aの上下二段に形成した凹部15B,15Cを備えている点で異なり、他の構成は同様であるため、説明は省略する。図3では、突出部15Aに対応する凹状部103Aが形成され、凹部15B,15Cに対応する凸部103B,103C(図3では上下にそれぞれ13文字の合計26文字)が形成されている。尚、図1(b)の金型2の断面図の拡大図では、突出部13A,14A,15Aの突出端側外周縁が角張った形状になっているが、実際には、図5の金型2の断面図のように、突出部13A,14A,15Aの突出端側外周縁の角がアール状に(丸く)形成されている。このようにアール状に形成することによって、形成される文字が欠けることがないようにしている。
前記構成の金型1A,1Bにて成形された保冷容器100が、図3及び図4に示されている。この保冷容器100は、上端部に開口部10Aを有する発泡合成樹脂でなる箱状の容器本体10と、この容器本体10の開口部10Aを開閉するように容器本体10に対して着脱可能に取付けられる発泡合成樹脂でなる上蓋16とを備えている。尚、発泡合成樹脂としては、特に限定されないが、例えば、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の各種発泡合成樹脂が利用できる。また、保冷容器100内には、冷蔵食品又は冷凍食品を蓄冷材又はドライアイスとともに収容したり、魚を蓄冷材や氷とともに収容して使用する。尚、以下の説明において、保冷容器100の短辺方向を左右方向とし、保冷容器100の長辺方向を前後方向とする。
容器本体10は、底壁30と本体側壁31とを備えている。底壁30は、平面視略長方形に形成された平板状に形成されている。また、底壁30の裏面(下面)30Bは、外周部に位置する外側部分30aと、外側部分30aで囲まれるとともに外側部分30aよりも下方に突出した内側部分30bとを備えている。これら外側部分30aと内側部分30bは共に底壁30の表面30Aと平行な平坦面である。
本体側壁31は、底壁30の外周縁部から上方に立ち上げられていることで、矩形枠状に形成されている。本体側壁31は、左右側壁310,310及び前後側壁320,320から構成されている。左右側壁310,310は、底壁30の一対の長辺である左右の縁部から上方に立ち上げられ、左右方向で互いに対向している。前後側壁320,320は、底壁30の一対の短辺である前後の縁部から上方に立ち上げられ、前後方向で互いに対向している。
上蓋16は、天板部40と上蓋側壁41とを備えている。天板部40は平面視略長方形に形成され、その上面の外周縁には、外周部全域に亘って枠状の凸条401が形成され、その凸条401の所定箇所に、容器本体10と上蓋16とに掛け回して両者を固定するバンドを入り込ませる切欠き部Kが形成されている。この切欠き部Kは、凸条401の対向する二組の二辺のうちの短辺側の二辺それぞれの辺方向中央部に所定長さを持って形成されている。
また、天板部40の外形寸法が容器本体10の外形寸法よりも少し小さい寸法になるように天板部40及び容器本体10の寸法を設定している。つまり、図4の平面視において、天板部40の4つの側壁部40A,40B,40C,40Dに対して容器本体10の前後側壁320,320及び左右側壁310,310が外側に突出した状態になっている。このように構成することによって、例えば保冷容器100を荷台上に縦横に隙間なく配置して運搬する場合に、走行中の振動等によって、隣り合う保冷容器100の上蓋16,16同士が当接して上蓋16が外れてしまうといったことを阻止することができる。
凸条401は、所定高さに形成された凸条本体402と、凸条本体402の外側に位置し、凸条本体402よりも高さが低く、かつ、凸条本体402よりも厚みが薄い外側部403とからなっている。
凸条401を設ける(形成する)ことによって、凸条の内側部分に底壁30の内側部分30bが内嵌する凹部40Hが形成される。これにより、保冷容器100を上下方向に積み重ねたときに、下側の保冷容器100の上蓋16の凹部40Hに、上側の保冷容器100の底壁30の内側部分30bが内嵌することによって、上側の保冷容器100が下側の保冷容器100に対して前後方向及び左右方向のいずれの方向にも位置ずれすることがないようにしている。
上蓋16の上面40Aにも、前記同様に所定の情報が形成されている。つまり、前述同様に、上蓋形成用の金型(図示せず)に銘板(図示せず)を備えさせることによって、上蓋16の表面に所定の情報を形成している。上蓋16に形成された情報は、上蓋16の上面よりも下方に凹んだ凹部16Sの表面から文字16M(図4の○は、文字を省略している)や図形16N等が上方に突出するように形成されている(図4参照)。この場合、金型の表面に銘板を取り付けて上蓋16を成形することによって、銘板の厚み分だけ上蓋16の表面から下方に凹んだ凹部16Sが形成されて上蓋16の厚みが薄くなるが、上蓋16は容器本体10に比べて強度を必要としないため、問題にはならない。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、容器本体10の特定の側壁310に所定の情報を形成したが、他の側壁にも所定の情報を形成してもよい。また、容器本体10を成形する成形型2,3に板材11を収容する収容部2dを備えたが、上蓋16を成形する成形型に板材11を収容する収容部を備えてもよい。
また、前記実施形態では、容器本体10の外面に所定の情報を形成したが、容器本体10の内面にも所定の情報を形成してもよい。
1…金型装置、1A,1B…金型、2,3…成形型、2A,3A…本体部、2A1…壁部、2B,3B…鍔部、2B1,2C1,2D1,2E1…側壁部、2D…凹部、2H…成形面、2d…凹部(収容部)、3A1,3B1,3C1,3D1,3E1…側壁部、4,7…フレーム、4A,4B,4C…壁部、4K…開口部、5,8…バックプレート、6,9…蒸気室、7A,7B…壁部、7K…開口部、10…容器本体、10A…開口部、11…板材、11A…形成部、11B…非形成部、11b…表面、12…ビス、13,14,15…箇所、13A…突出部、13B…凹部、13C…鏡像文字、14A…凸部、14A,14B…鏡像文字、15A…突出部、15B,15C…凹部、16…上蓋、16M…文字、16S…凹部、30…底壁、30A…表面、30a…外側部分、30b…内側部分、31…本体側壁、40…天板部、40A…上面、40A,40B,40C,40D…側壁部、40H…凹部、41…上蓋側壁、100…保冷容器、101A…凹状部、101B…凸部、102A…凹部、103A…凹状部、103B,103C…凸部、310,310…左右側壁、311…本体部、320,320…前後側壁、401…凸条、402…凸条本体、403…外側部、K…切欠き部、S…成形空間

Claims (3)

  1. 発泡性合成樹脂を充填する成形空間を形成するための1組の成形型を備え、前記成形空間内の発泡性合成樹脂を加熱成形して得られる発泡成形体の表面に所定の情報を形成するための形成部と該情報を形成しない非形成部とを有する板材を、少なくとも一方の成形型に取り付けている金型であって、
    前記少なくとも一方の成形型に前記板材を収容する収容部を備え、該収容部の深さは、前記少なくとも一方の成形型の成形面と前記板材の非形成部の表面とが略面一になる深さに設定されていることを特徴とする金型。
  2. 前記板材の形成部に、該板材の非形成部の表面よりも成形空間側へ突出する凸部を設けることで、成形される発泡成形体に、前記凸部に対応する凹部が形成されて前記情報を形成したことを特徴とする請求項1に記載の金型。
  3. 前記板材の形成部に、該板材の非形成部の表面よりも成形空間側へ突出する突出部を所定範囲に亘って設け、かつ、該突出部に凹部を設けることで、成形される発泡成形体に、前記突出部に対応するよう所定範囲に亘る凹状部が形成され、該凹状部の表面から前記凹部に対応する凸部が形成されて前記情報を形成したことを特徴とする請求項1に記載の金型。
JP2012180852A 2012-08-17 2012-08-17 金型 Active JP5912991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180852A JP5912991B2 (ja) 2012-08-17 2012-08-17 金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180852A JP5912991B2 (ja) 2012-08-17 2012-08-17 金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014037099A true JP2014037099A (ja) 2014-02-27
JP5912991B2 JP5912991B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=50285598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012180852A Active JP5912991B2 (ja) 2012-08-17 2012-08-17 金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5912991B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020531330A (ja) * 2017-08-18 2020-11-05 ヴェルクツォイクバウ ジークフリート ホフマン ゲーエムベーハー 泡立て用工具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4742541Y1 (ja) * 1969-03-31 1972-12-22
JPS6228522U (ja) * 1985-08-02 1987-02-20
JP2010167686A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Sekisui Plastics Co Ltd 成形用金型及び該金型を用いて成形された成形品

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4742541Y1 (ja) * 1969-03-31 1972-12-22
JPS6228522U (ja) * 1985-08-02 1987-02-20
JP2010167686A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Sekisui Plastics Co Ltd 成形用金型及び該金型を用いて成形された成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020531330A (ja) * 2017-08-18 2020-11-05 ヴェルクツォイクバウ ジークフリート ホフマン ゲーエムベーハー 泡立て用工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP5912991B2 (ja) 2016-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5912991B2 (ja) 金型
JP2009220828A (ja) 連結可能な容器
JP5977072B2 (ja) 成形装置
JP5785509B2 (ja) 発泡容器及びその製造方法
JP7109043B2 (ja) 発泡樹脂シート製包装容器の容器本体となる樹脂成形品の歪み抑制構造及びその構造を用いた容器本体となる樹脂成形品
JP2014125273A (ja) 容器およびその蓋体
JP2022074628A (ja) 包装用容器
JP3202574U (ja) 発泡性合成樹脂製の成形品成形用の金型、容器およびその蓋体
JP2014069868A (ja) 容器
JP5933201B2 (ja) 固形脂用容器
JP2013176925A (ja) 成形装置
JP5894899B2 (ja) 発泡成形体
JP3183560U (ja) 発泡樹脂製の保冷容器
JP5417500B2 (ja) 板状体の搬送容器
JP7205872B2 (ja) 内装トレー
JP2014124938A (ja) 発泡性合成樹脂製の成形品成形用の金型、および成形品の成形方法
JP5504103B2 (ja) 発泡成形用金型及びこれを用いて成形される発泡成形体
JP3198286U (ja) 発泡樹脂容器
JP6967273B2 (ja) 樹脂成形品
JP2010036966A (ja) 包装用容器
JP2013203469A (ja) 容器
JP2017081568A (ja) 包装用容器
JP2014000964A (ja) 保冷容器用トレイ
JP5988768B2 (ja) 容器
JP3193347U (ja) 発泡樹脂製容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5912991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350