JP2014069868A - 容器 - Google Patents

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辰也 吉弘
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Abstract

【課題】中蓋の容器本体に対する操作性を向上させることができる容器を提供することを課題とする。
【解決手段】発泡性合成樹脂製の容器本体2および中蓋3を備え、前記容器本体2は、被収容物が載置される底壁21と、該底壁21の表側外周縁部から立設され高さ方向端部を容器本体2の開口部2Aとする枠状の側壁2Bとを備え、前記中蓋3は、前記容器本体2の内部空間において前記側壁2Bの高さ方向途中位置に支持されることにより、前記容器本体2の内部空間を、前記高さ方向において表側の空間S1と裏側の空間S2とに区画するように構成されており、前記中蓋3の表側外周縁部の一部には、該中蓋3を前記容器本体2の内部に対して出し入れする際に把持可能な突起部3Aが形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発泡性合成樹脂で形成された容器本体と中蓋とを備える容器に関する。
従来、この種の容器としては、例えば特許文献1の図1に示すような発泡性合成樹脂製の容器本体と中蓋と蓋体とを備えるものが知られている。この容器本体は、被収容物が載置される底壁と、該底壁の表側外周縁部から立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備え、側壁には、中蓋を支持する支持部(受部)が形成されている。中蓋は、支持部に支持されて容器本体に収容可能な板状部と、該板状部の表側外周縁部から立設される側壁とを備える。この中蓋の側壁は、板状部の表側外周縁部の全周に亘って形成されている。蓋体は、容器本体の開口部を開閉する天壁と、該天壁の裏側外周縁部から垂下される枠状の蓋体側壁とを備える。
上記容器では、容器本体の底壁に被収容物を載置し、容器本体の支持部で板状部が支持されるように中蓋を容器本体に入れて(収容して)、被収容物を保冷するための保冷材を中蓋に載せた上で、蓋体で容器本体の開口部を閉塞している。なお、被収容物を容器から取り出す際には、蓋体を容器本体から外して、保冷材を取り除き、中蓋を容器本体から取り出している。かかる容器では、被収容物と保冷材とが接触しないように、中蓋が容器本体の空間を仕切っているので、被収容物と保冷材との接触による被収容物(例えば魚介類、野菜など)の質(品質)の低下を防止して、被収容物を適度に保冷することができる。
ここで、中蓋を容器本体に出し入れする際には、中蓋は容器本体に対して、中蓋の側壁外面と容器本体の側壁内面とが当接又は僅かに離間した状態になっている。
特開2003−95341号公報
ところが、上記従来の容器にあっては、中蓋が板状部と該板状部の表側外周縁部の全周から立設される側壁とを備えてなるので、中蓋を容器本体に収容する際や容器本体から取り出す際に、上記のように中蓋の側壁外面と容器本体の側壁内面とが当接又は僅かに離間した状態において、中蓋を把持し難くなっており、中蓋を容器本体に対して移動させ難い。よって、容器本体に対し中蓋を収容したり、取り出したりし難く、中蓋の容器本体に対する操作性の点で改善の余地があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、中蓋の容器本体に対する操作性を向上させることができる容器を提供することを課題とする。
本発明に係る容器は、発泡性合成樹脂製の容器本体および中蓋を備え、前記容器本体は、被収容物が載置される底壁と、該底壁の表側外周縁部から立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備え、前記中蓋は、前記容器本体の内部空間において前記側壁の高さ方向途中位置に支持されることにより、前記容器本体の内部空間を、前記高さ方向において表側の空間と裏側の空間とに区画するように構成されており、前記中蓋の表側外周縁部の一部には、該中蓋を前記容器本体の内部に対して出し入れする際に把持可能な突起部が形成されていることを特徴としている。
かかる構成からなる容器によれば、中蓋の表側外周縁部の一部には、把持可能な突起部が形成されているので、突起部を把持して、容器本体に対し中蓋を収容することや、この収容状態の中蓋を取り出したりすることを容易にできる。したがって、かかる構成からなる容器では、中蓋の容器本体に対する操作性を向上させることができる。
また、本発明の容器では、前記底壁は平面視略矩形をなすと共に、前記側壁は平面視略矩形の枠状をなし、前記中蓋は、前記側壁に内嵌する平面視略矩形の板状部を備え、前記突起部は、板状部の各短辺の縁部の中央部に形成されるように構成することも可能である。
かかる構成からなる容器によれば、中蓋は、平面視略矩形の板状部を備え、突起部は、板状部の各短辺の縁部の中央部に形成されているので、各短辺縁部の中央部の突起部を把持し易く、更に、この各短辺の突起部は長手方向両端側に形成されており、各短辺の突起部を把持することで板状部を安定して移動させることができるので、中蓋の容器本体に対する操作性を向上させることができる。
また、本発明の容器では、前記板状部の各長辺の縁部には、補強用凸条部が形成されるように構成することも可能である。
かかる構成からなる容器によれば、板状部の各長辺の縁部には、補強用凸条部が形成されているので、板状部の各長辺縁部を肉厚にして、中蓋の強度を向上させることができる。
本発明の容器によれば、中蓋の表側外周縁部の一部には、把持可能な突起部が形成されているので、突起部を把持して、容器本体に対し中蓋を収容することや、この収容状態の中蓋を取り出したりすることを容易にできる。したがって、かかる容器では、中蓋の容器本体に対する操作性を向上させることができるという効果を奏する。
本実施形態に係る容器の断面図を示す。 (a)は容器本体の平面図、(b)は同容器本体の底面図を示す。 図2のA1−A1断面の拡大図を示す。 図2のA2−A2断面の拡大図を示す。 (a)は中蓋の平面図、(b)は同中蓋の底面図を示す。 図5のA3−A3断面の拡大図を示す。 (a)は蓋体の平面図、(b)は同蓋体の底面図を示す。
以下、本発明に係る容器の一実施形態について、図1から図7を参照しつつ説明する。本実施形態の容器1は、被収容物として魚介類(例えば、エビ等)を収容することができる箱型状に形成されている。
容器1は、図1に示すように、上端部に開口部2Aを有する発泡性合成樹脂製の容器本体2と、容器本体2に収容される発泡性合成樹脂製の中蓋3と、容器本体2の開口部2Aを閉じて密閉状態にするための発泡性合成樹脂製の蓋体4とを備える。尚、発泡性合成樹脂としては、特に限定されないが、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の各種発泡性合成樹脂が利用できる。また、容器1の短辺方向を左右方向とし、容器1の長辺方向を前後方向とする(以下、図中では、左方向を「左」で、右方向を「右」で、それぞれ示し、前方向を「前」で、後方向を「後」で、それぞれ示している)。
容器本体2は、図2に示すように、被収容物が載置される多角形状又は円形状の底壁21と、該底壁21の上側(表側)外周縁部から立設され高さ方向端部を容器本体2の開口部2Aとする枠状の本体側壁2Bとを備えてなる。
本実施形態では、底壁21は、平面視略矩形の板状に形成されている。底壁21の上面21Uは容器本体2の底面に相当し、被収容物を支持する面である。なお、底壁21の上面21Uを表面と称し、下面21Lを裏面と称してもよい。底壁21の上面21Uには凹凸面が形成されている。具体的には、底壁21の上面21Uには、平面視略正方形の凸状をなす凸部21Pが、互いに複数離間して碁盤目状に突設されている(図2(a)参照)。この凸部21Pによって、凸部21Pを除いた上面21U部分が相対的に凹んだ領域となっており、この領域が凹部21Qである。
また、図2(b)に示すように、底壁21の下面21Lは、平坦面である。この下面21Lの外周部であって、外周縁から中央部よりに離間した位置には、外周部の周方向に沿って、下面21Lから下方に突出した底面視略矩形の枠状をなす底足部21Rが形成されている。また、左右方向(短手方向)に沿う下面21L外周縁の中央部、即ち短辺の縁部の中央部には、指を掛けて容器本体2を把持するための凹状の把持用凹部21Sが形成されている。この把持用凹部21Sは、下面21Lから上方に向けて、底壁21の厚み方向(上下(表裏)方向又は高さ方向)の途中(例えば底壁21の略半分の厚み)まで形成されている。
本体側壁2Bは、底壁21の上面21Uの外周縁部から上方に立ち上げられており、平面視多角形状又は円形状の枠状に形成されている。本実施形態では、本体側壁2Bは、平面視略矩形の枠状をなしており、底壁21の各長辺の縁部から上方に立ち上げられた左右側壁22,22と、底壁21の各短辺の縁部から上方に立ち上げられた前後側壁23,23とを備える。
左右側壁22,22及び前後側壁23,23はそれぞれ、下端から高さ方向途中位置であって、中央部よりも若干上方の位置にかけて設けられる肉厚の厚肉部24と、該厚肉部から上方に延設される肉薄の薄肉部25とを備える(図3,4参照)。厚肉部24は、薄肉部25に対し、厚み方向外面(以下単に、外面と称する)が面一であり、厚み方向内面(以下単に、内面と称する)側が肉厚になっている。よって、厚肉部24と薄肉部25との内面の連結部において、前記内面側に厚み差による段状の段部26が形成されている。換言すれば、厚肉部24の内面側の上端縁部が段部26である。
また、厚肉部24の内面には、容器本体2内側に突出した側壁凸条部27が上下方向(側壁の高さ方向)に沿って形成されている(図2(a)、図3,4参照)。側壁凸条部27は、上下方向(側壁の高さ方向)に長い直方体状をなし、厚肉部24の上端から下端まで形成されている。側壁凸条部27の下端は、底壁21の凸部21Pに連設されている。また、壁凸条部27は、本体側壁2Bの厚肉部24の内周面に、本体側壁2Bの内周方向に沿って複数離間して設けられている。具体的には、左右側壁22,22の厚肉部24では、側壁凸条部27は、前後方向(長手方向)に離間して複数設けられている(図3参照)。前後側壁23,23の厚肉部24では、側壁凸条部27は、左右方向(短手方向)に離間して複数設けられている(図4参照)。
また、薄肉部25の内面側の上端縁部の全周に亘って、上方に突出した嵌合用凸条28が形成されている(図2(a)、図3,4参照)。この嵌合用凸条28は、平面視略矩形の枠状をなす。
このような容器本体2では、内部空間に中蓋3を収容するように構成されている。また、この容器本体2では、前後左右の本体側壁2Bの上端に囲まれた内側領域が開口部2Aとして構成されている。この開口部2Aは、開口部2Aに対して着脱自在に構成される蓋体4によって自在に開放或いは閉塞されるようになっている。
中蓋3は、容器本体2の内部空間において本体側壁2Bの高さ方向途中位置に支持されることにより、前記容器本体2の内部空間を、前記高さ方向において上側(表側)の空間S1と下側(裏側)の空間S2とに区画するように構成されており、前記中蓋3の表側外周縁部の一部には、該中蓋3を前記容器本体2の内部に対して出し入れする際に把持可能な突起部3Aが形成されてなる(図1参照)。具体的には、中蓋3は、図5,6に示すように、本体側壁2Bに内嵌する平面視略矩形の板状部31と、この板状部31の各短辺の縁部の中央部に相対向して形成される突起部3Aと、前記板状部31の各長辺の縁部に相対向して形成される中蓋補強用凸条部32とを備える。
板状部31は、矩形の平板状をなしている。この板状部31の外周部を除く中央部には、断面略円形の孔31aが貫通して形成されている。この孔31aは、前記中央部において碁盤目状に離間して複数穿設されている。本実施形態では、板状部31は、長手方向の長さ(長辺の長さ)が略33.1cm、短手方向の長さ(短辺の長さ)が略25.3cmである。
突起部3Aは、上方に突出する平面視略矩形のブロック体(直方体)状をなす。この突起部3Aは、把持可能に構成される凸状の把持部である。本実施形態では、突起部3Aは、長手方向(左右方向)の長さが略4.9cm、短手方向(前後方向)の長さが略3cmである。
中蓋補強用凸条部32は、板状部31の上面(表面)から上方に突出する壁部である。この中蓋補強用凸条部32は、矩形の板状部31の外縁部であって、各長辺の全長に亘る縁部と、各短辺の縁部の両端部側とに、周方向に沿って形成されている(図5(a)参照)。各短辺の縁部の両端部側における中蓋補強用凸条部32と、各短辺の縁部の中央部における突起部3Aとは、指を入れるのに十分な所定の隙間Sを隔てて離間している。本実施形態では、各短辺の縁部の各端部側の中蓋補強用凸条部32と突起部3Aとは、略2cm離間している。換言すれば、突起部3Aの長手方向(左右方向)の両端部側に、略2cmの隙間Sが形成されている。よって、板状部31の短辺の長さと、該短辺縁部に形成される突起部3Aの長さと、各隙間Sとの比率は、25.3(cm):4.9(cm):2(cm)である。なお、上記板状部31の短辺の長さと、該短辺縁部に形成される突起部3Aの長さと、各隙間Sとの比率(又は寸法)は、上記に限定されず、突起部3Aの長手方向両端部の側面を隙間Sに指を入れて把持し易い範囲で変更可能である。
蓋体4は、図1,7に示すように、平面視多角形状又は円形状の一例として平面視略矩形に形成された板状の天壁4Aと、天壁4Aの下面外周部に沿って枠状に形成される蓋体側壁41とを備えている。
天壁4Aは、平面状の上面(表面)4Uと、上面外周縁から下方に垂下する外周側面と、平面状の下面(底面又は裏面)4Lとを有する。図7に示すように、天壁4Aの上面4Uは、平坦な面をなしており、上面4Uの外周部(具体的には、外周縁)には、天壁4Aの周方向に沿って上方に突出する蓋体補強用の補強用凸条部4Bが、天壁4Aと一体的に形成されている。
補強用凸条部4Bは、天壁4Aの上面外周部の周方向全長に亘って、枠状に配置されている。この補強用凸条部4Bの外縁の一部には、傾斜面が形成されている。具体的には、補強用凸条部4Bの各短辺外縁において、短手方向中央部に上面から外周側面に向けて下方に傾斜する傾斜面が形成されている。また、補強用凸条部4Bの各長辺外縁において、長手方向中央部に上面から外周側面に向けて下方に傾斜する傾斜面が形成されている。本実施形態では、この短辺及び長辺における傾斜面は、容器本体2と蓋体4を一体化するためのバンドを容器1の長辺方向、短辺方向に掛けるためのバンド掛部4Cとして構成される。より詳細には、このバンド掛部4Cは、容器本体2と天壁4Aとを固定するバンドを掛け回すべく、凹状をなしており、凹下面と凹側面とを備えてなる。
蓋体側壁41は、天壁4Aの裏面4Lの外周縁部から下方に延びるよう、天壁4Aの裏面4Lに一体的に形成されている。蓋体側壁41の厚み方向中央部に、上方へ窪んで容器本体2の嵌合用凸条28と着脱自在に嵌合される嵌合用凹部5が形成されている(図1、図7(b)参照)。すなわち蓋体側壁41は、嵌合用凹部と、嵌合用凹部に対して外側に配置された矩形枠状の凸条部分と、嵌合用凹部に対して内側に配置された矩形枠状の凸条部分とを備える。
以下、蓋体側壁41において、嵌合用凹部5は嵌合用溝5と称し、嵌合用溝5に対して外側にある矩形枠状の凸条部分は外側壁部42と称し、嵌合用溝5に対して内側にある矩形枠状の凸条部分は内側壁部43と称する。なお、蓋体側壁41において、天壁4Aの裏面4Lから外側壁部42の下面までの距離、すなわち外側壁部42の高さは、裏面4Lから内側壁部43の下面までの距離、すなわち内側壁部43の高さに比べてわずかに低く設定されている。
外側壁部42は、左右の外側壁部410,410と、前後の外側壁部411,411とから構成されている。左右の外側壁部410,410は、天壁4Aの裏面4Lの左右の縁部から下方に向けて延びるよう形成され、前後の外側壁部411,411は、天壁4Aの裏面4Lの前後の縁部から下方に向けて延びるよう形成されている。左右の外側壁部410,410および前後の外側壁部411,411の下端面は面一であり、外側壁部の高さは、天壁4Aの裏面4Lから同一高さに設定されている。
内側壁部43は、天壁4Aの裏面4Lにおいて、外側壁部から所定距離(嵌合用溝5の幅に相当する距離)だけ内側にあって、外側壁部に沿って形成されている。内側壁部は、前後方向(長手方向)で対向する前後の内側壁部420,420と、左右方向(短手方向)で対向する左右の内側壁部430,430とから構成されている。すなわち内側壁部は、天壁4Aの裏面4Lから下向きに突出した矩形枠状に形成されている。
嵌合用溝5は、容器本体2の嵌合用凸条28と着脱自在に嵌合される窪みである。嵌合用溝5は、蓋体側壁41の全周に沿って形成されている。嵌合用凸条28と嵌合用溝5とを嵌合させることで、嵌合用凸条28と嵌合用溝5とが密閉される(容器本体2と蓋体4とが密閉される)とともに、容器本体2の開口部2Aが蓋体4で覆われる。
以上の構成からなる容器1では、作業者等によって容器本体2の開口部2Aから魚介類(被収容物又は被搬送物)が収容された後に、容器本体2に蓋体4が装着されることで開口部2Aが閉じられ(容器本体2の内部が外部に対してほぼ密封され)、容器1はこの状態で搬送に供される。
かかる容器1への魚介類の収容を詳細に説明すると、魚介類を容器本体2の底壁上面(表面)21Uに載置する。続いて、中蓋3の突起部3Aの長手方向両端部の側面を把持し、中蓋3を容器本体2内に移動させて収容する。具体的には、中蓋3の板状部31を容器本体2の段部26に載置させて、中蓋3を容器本体2に収容する。
ここで、段部26は、中蓋3の下面(裏面)外縁部を支持しており、又は、底壁21側から受け止めている。つまり、段部26は、支持部又は受け部と称してもよい。また、中蓋3は、容器本体2の内部空間において本体側壁2Bの高さ方向途中位置に支持されることにより、容器本体2の内部空間を、前記高さ方向において表側(開口部2A側)の空間S1と裏側(底壁21側)の空間S2とに区画している(図1参照)。そして、中蓋3の板状部31の孔31aは、表側空間S1と裏側空間S2とを連通させている。また、中蓋3は、段部26で支持された状態で、容器本体2に対して、中蓋3の外側面と容器本体2の本体側壁2B内面(詳細には、薄肉部25内面)とが当接又は僅かに離間した状態になっている。また、中蓋3は、段部26で支持された状態で、裏側が容器本体2の底壁21(上面21U)に対向している。この中蓋3の裏側空間S2には、魚介類が収容されている。
そして、段部26に支持された中蓋3の表側に、魚介類(被収容物)を保冷するための保冷材を載置し、容器本体2の開口部2Aを蓋体4で閉塞する。容器本体2に蓋体4を装着するには、容器本体2側に形成されている嵌合用凸条28に、その上方から蓋体4側に形成した嵌合用溝5を位置合わせするようにして、嵌合用凸条28と嵌合用溝5とを嵌合する。なお、中蓋3は、容器本体2に蓋体4が装着された状態では、表側が天壁4A(下面4L)に対向している。
このように密閉された容器1内では、保冷材は、中蓋3の表側空間S1であって、中蓋3の上面(表面)に載置されているので、中蓋3の裏側空間S2であって、底壁21に載置した魚介類に直接接触することがない。また、密閉された容器1内では、中蓋3の上面に載置した保冷材の冷気が、中蓋3の孔31aを通って裏側空間S2に流れ込む。更に、容器本体2の底壁21では、凹部21Qに冷気が流れ込むことで、底壁21に載置した魚介類を底壁側から保冷する。
一方、魚介類を容器1から取り出す際には、蓋体4を容器本体2から外して、保冷材を取り除き、中蓋3を容器本体から取り出す。そして、底壁21上の魚介類を取り出す。
ここで、中蓋3を容器本体2から取り出す際には、中蓋3の突起部3Aを把持し、中蓋3を容器本体2外に移動させる。
以上、本実施形態に係る容器1によれば、発泡性合成樹脂製の容器本体2と中蓋3と蓋体4とを備え、前記容器本体2は、魚介類(被収容物)が載置される底壁21と、該底壁21の表側外周縁部から立設され高さ方向端部を容器本体2の開口部2Aとする枠状の本体側壁2Bとを備え、前記中蓋3は、前記容器本体2の内部空間において前記本体側壁2Bの高さ方向途中位置に支持されることにより、前記容器本体2の内部空間を、前記高さ方向において表側の空間S1と裏側の空間S2とに区画するように構成されており、前記中蓋3の表側外周縁部の一部には、該中蓋3を前記容器本体2の内部に対して出し入れする際に把持可能な突起部3Aが形成されている。
かかる構成からなる容器1によれば、中蓋3の表側外周縁部の一部には、把持可能な突起部3Aが形成されているので、突起部3Aを把持して、容器本体2に対し中蓋3を収容することや、この収容状態の中蓋3を取り出したりすることを容易にできる。したがって、かかる構成からなる容器1では、中蓋3の容器本体2に対する操作性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る容器1では、前記底壁21は平面視略矩形をなすと共に、前記本体側壁2Bは平面視略矩形の枠状をなし、前記中蓋3は、前記本体側壁2Bに内嵌する平面視略矩形の板状部31を備え、前記突起部3Aは、板状部31の各短辺の縁部の中央部に形成されている。かかる構成からなる容器1によれば、中蓋3は、平面視略矩形の板状部31を備え、突起部3Aは、板状部31の各短辺の縁部の中央部に形成されているので、各短辺縁部の中央部の突起部3Aを把持し易く、更に、この各短辺の突起部3Aは長手方向両端側に形成されており、各短辺の突起部3Aを把持することで板状部31を安定して移動させることができるので、中蓋3の容器本体2に対する操作性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る容器1では、前記板状部31の各長辺の縁部と各短辺の縁部の両端部側には、中蓋補強用凸条部32が形成されている。かかる構成からなる容器1によれば、板状部31の各長辺縁部と各短辺の縁部の両端部側とを肉厚にして、中蓋3の強度を向上させることができる。
また、本実施形態に係る容器1では、中蓋3を段部26で支持した状態で、容器本体2の内部空間を、中蓋3の表側空間S1と裏側空間S2とに分けることができる。そして、中蓋3の表側空間S1であって、中蓋3の上面に保冷材を載置し、中蓋3の裏側空間S2であって、容器本体2の底壁21に魚介類を載置することで、保冷材と魚介類とが接触することを防止できる。即ち、かかる容器1では、被収容物と保冷材との接触による被収容物の質(品質)の低下を防止でき、被収容物を適度に保冷することができる。
また、本実施形態に係る容器1では、中蓋3の板状部31は、孔31aを備えており、中蓋3を段部26で支持した状態で、中蓋3の表側空間S1と裏側空間S2とが孔31aを介して連通されるので、中蓋3の表側空間S1にある保冷材による冷気を裏側空間S2に効率良く移動させることができる。
また、本実施形態に係る容器1では、容器本体2の底壁21の上面21Uには凹凸面が形成されており、保冷材による冷気が凹部21Qに流れ込むことで、底壁21に載置した魚介類を底壁側から保冷できる。即ち、保冷効率を向上させることができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、中蓋3の表側空間S1であって、中蓋3の上面に保冷材を載置し、中蓋3の裏側空間S2であって、容器本体2の底壁21に魚介類を載置する場合について説明したが、これに限らず、中蓋3の表側空間S1に被収容物を収容し、中蓋3の裏側空間S2に保冷材を収容することも可能である。或いは、中蓋3の表側空間S1と裏側空間S2とに同じ又は異なる被収容物を各々収容することも可能である。
前記実施形態では、突起部3Aは、板状部31の各短辺の縁部の中央部に相対向して形成される場合について説明したが、これに限らず、突起部3Aは、一方の短辺のみに形成することができる。また、突起部3Aは、板状部31の少なくとも一方の短辺の縁部の端部側に形成することも可能である。また、突起部3Aは、板状部31の少なくとも一方の長辺の縁部の中央部又は端部側に形成することも可能である。また、突起部3Aは、各短辺又は各長辺に相対向して設ける場合に限らず、相対向しないように辺上で位置を互いにずらせて構成することもできる。
また、前記実施形態では、中蓋補強用凸条部32は、板状部31の各長辺の縁部と各短辺の縁部の両端部側に形成される場合について説明したが、これに限らず、中蓋補強用凸条部32は、板状部31の各長辺の縁部のみに形成されることができる。なお、中蓋補強用凸条部32を、板状部31に形成しないことも可能である。
また、前記実施形態では、中蓋3を段部26で支持する構成について説明したが、これに限らず、中蓋3は、容器本体2に収容した状態で、容器本体2の内部空間において本体側壁2Bの高さ方向途中位置に板状部31を支持(配置)可能な支持部を備えて構成されることができる。例えば、中蓋3は、本体側壁2Bに係止される又は底壁21に載置される支持部を板状部31の隅部(例えば4隅)に設けることができる。
1…容器、2…容器本体、2A…開口部、2B…本体側壁、3…中蓋、3A…突起部、4…蓋体、4A…天壁、4B…補強用凸条部、4C…バンド掛部、5…嵌合用凹部,嵌合用溝、21…底壁、21P…凸部、21Q…凹部、21R…底足部、21S…把持用凹部、22,22…左右側壁、23,23…前後側壁、24…厚肉部、25…薄肉部、26…段部、27…側壁凸条部、28…嵌合用凸条、31…板状部、31a…孔、32…中蓋補強用凸条部、41…蓋体側壁、42…外側壁部、43…内側壁部、410,410…左右の外側壁部、411,411…前後の外側壁部、420,420…前後の内側壁部、430,430…左右の内側壁部、S…隙間、S1…表側空間、S2…裏側空間

Claims (3)

  1. 発泡性合成樹脂製の容器本体および中蓋を備え、
    前記容器本体は、被収容物が載置される底壁と、該底壁の表側外周縁部から立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備え、
    前記中蓋は、前記容器本体の内部空間において前記側壁の高さ方向途中位置に支持されることにより、前記容器本体の内部空間を、前記高さ方向において表側の空間と裏側の空間とに区画するように構成されており、
    前記中蓋の表側外周縁部の一部には、該中蓋を前記容器本体の内部に対して出し入れする際に把持可能な突起部が形成されていることを特徴とする容器。
  2. 前記底壁は平面視略矩形をなすと共に、前記側壁は平面視略矩形の枠状をなし、
    前記中蓋は、前記側壁に内嵌する平面視略矩形の板状部を備え、前記突起部は、板状部の各短辺の縁部の中央部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 前記板状部の各長辺の縁部には、補強用凸条部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の容器。
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