JP3202574U - 発泡性合成樹脂製の成形品成形用の金型、容器およびその蓋体 - Google Patents

発泡性合成樹脂製の成形品成形用の金型、容器およびその蓋体 Download PDF

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Abstract

【課題】発泡性合成樹脂製の容器本体および蓋体を備える容器の成形において、種類を増やすことがなく、また大型化を抑え得る成形品形成用の金型の提供。【解決手段】容器本体と、矩形状の天壁、および天壁に一体的に形成されて保冷剤を保持する保持部を有した蓋体とを備え、保持部の高さは天壁の何れの一辺の長さよりも小さく設定され、保持部の側方が開放されて保冷剤の挿抜口部とされた容器を製造するための金型7であって、合わせ面で合わされることで発泡性合成樹脂粒子を充填するための成形空間が形成される第一成形型70および第二成形型71を備え、第一成形型70および第二成形型71のうちの何れか一方に、第一成形型70および第二成形型71のうちの他方に形成され開口部に相当する成形空間形成用の第一凹部72に挿入される第一挿入部810と、挿抜口部に相当する成形空間形成用の第二凹部73に挿入される第二挿入部820とを備えた。【選択図】図5

Description

本考案は、発泡性合成樹脂で形成された成形品(例えば容器)成形用の金型に関する。
一般に、この種の成形品を成形する成形装置は、金型を備える。金型は、雌雄の成形用金型を備える。金型を用いて成形された成形品として、例えば海産物や野菜を収容する容器があり、このような容器として、下記特許文献1が提案されている。この場合、容器は、上端部に開口部を有する発泡性合成樹脂製の容器本体と、容器本体の開口部を閉じて容器本体内をほぼ密封状態にするための発泡性合成樹脂製の蓋体とを備える。容器蓋体の上面に、保冷剤を収容するための、上側を開放した凹部が形成され、凹部の底壁には小孔が形成され、凹部はその上側を別体の上蓋によって塞がれる。
特開2010−120673号公報
上記従来の容器において、蓋体と上蓋とは別体であるから、その分だけ金型の種類が増える。また、蓋体と上蓋を一種類の金型で成形する場合は、容器本体の外形寸法と、蓋体の外形寸法とは略等しいから、成形用金型の合わせ面を大きくしなければならない。
そこで本考案は、発泡性合成樹脂製の容器本体および蓋体を備える容器の成形において、種類を増やすことがなく、また大型化を抑え得る成形品形成用の金型の提供を目的とする。
本考案は、矩形状の底壁、および該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁を有した発泡性合成樹脂製の容器本体と、矩形状の天壁、および該天壁に一体的に形成されて保冷剤を保持する保持部を有した発泡性合成樹脂製の蓋体とを備え、前記保持部は、前記天壁の裏面から延設されて互いに対向するよう形成された一対の保持部側壁と、該保持部側壁の端部間に渡る保持部底壁とを備え、前記保持部側壁の高さは前記天壁の何れの一辺の長さよりも小さく設定され、前記保持部の側方が開放されて保冷剤の挿抜口部とされており、前記蓋体は前記容器本体の開口部に前記側壁の高さ方向で着脱自在に嵌合する嵌合部および被嵌合部によって着脱自在とされた容器を製造するための金型であって、合わせ面で合わされることで発泡性合成樹脂粒子を充填するための成形空間が形成される第一成形型および第二成形型を備え、該第一成形型および第二成形型のうちの何れか一方に、該第一成形型および第二成形型のうちの他方に形成され前記開口部に相当する成形空間形成用の第一凹部に挿入される第一挿入部と、前記挿抜口部に相当する成形空間形成用の第二凹部に挿入される第二挿入部とを備え、前記第一凹部に前記第一挿入部が挿入されてなり前記第二凹部に前記第二挿入部が挿入されてなることで、前記成形空間が形成されることを特徴としている。
上記構成において、第一成形型および第二成形型のうちの何れか一方に備えた第一挿入部および第二挿入部を、第一凹部および第二凹部にそれぞれ挿入して第一成形型および第二成形型の合わせ面どうしを合わせ、これによって形成される成形空間に発泡性合成樹脂粒子を充填することで容器本体および蓋体を成形し、第一成形型および第二成形型を相対的に離間させて容器本体および蓋体をともに金型から離型させる。
本考案の金型では、前記成形空間のうち前記天壁を形成する部分は、前記第一成形型および第二成形型の離間方向に沿って形成されている構成を採用できる。
本考案の金型では、前記成形空間のうち前記保持部底壁を形成する部分は、前記第一成形型および前記第二成形型の離間方向に沿って形成されるとともに、前記成形空間のうち前記天壁を形成する部分に、前記成形空間のうち前記蓋体の側壁である蓋体側壁を形成する部分を介して連続して形成されている構成を採用できる。
本考案の容器は、発泡性合成樹脂製の容器本体および蓋体を備え、前記容器本体は、多角形状の底壁と、該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備え、前記容器本体および前記蓋体は、互いに前記側壁の高さ方向で着脱自在に嵌合する嵌合部および被嵌合部によって着脱自在とされ、前記蓋体は、天壁と、該天壁に一体的に形成されて保冷剤を保持する保持部とを備え、該保持部は、前記天壁の裏面から延設されて互いに対向するよう形成された少なくとも一対の保持部側壁と、該保持部側壁の端部間に渡る保持部底壁とを備え、前記保持部の側方が開放されて保冷剤の挿抜口部とされたことを特徴としている。
本考案の容器では、前記保持部底壁は、該保持部底壁の一部を切除して前記保冷剤の冷気を前記容器本体内に導入するための冷気導入路を備え、該冷気導入路は、前記挿抜口部に連続するよう形成された構成を採用できる。
本考案は、多角形状の底壁と、該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備えた容器本体の、前記開口部に着脱自在に嵌合される蓋体であって、天壁と、該天壁に一体的に形成されて保冷剤を保持する保持部とを備え、前記天壁の裏面から延設されて互いに対向するよう形成された少なくとも一対の保持部側壁と、該保持部側壁の端部間に渡る保持部底壁とを備え、前記保持部の側方が開放されて前記保冷剤の挿抜口部とされたことを特徴としている。
本考案の蓋体では、前記保持部底壁は、該保持部底壁の一部を切除して前記保冷剤の冷気を前記容器本体内に導入するための冷気導入路を備え、該冷気導入路は、前記挿抜口部に連続するよう形成された構成を採用できる。
本考案の金型によれば、第一成形型および第二成形型のうちの何れか一方に備えた第一挿入部および第二挿入部を、第一凹部および第二凹部にそれぞれ挿入して第一成形型および第二成形型の合わせ面どうしを合わせ、これによって形成される成形空間に発泡性合成樹脂粒子を充填することで容器本体および蓋体を成形し、第一成形型および第二成形型を相対的に離間させて容器本体および蓋体をともに金型から離型させ、天壁に対する第一成形型および第二成形型の離間方向が天壁の面方向に倣う方向となって、保持部側壁の高さは天壁の何れの一辺の長さよりも小さく設定されているから、蓋体の天壁の面方向が合わせ面と直交する方向になり、したがって一種類の第一成形型および第二成形型で、また第一成形型および第二成形型を大きくすることなく容器本体および蓋体を製造することができる。
本考案の一実施形態を表す容器における容器本体と蓋体の双方を表した一部断面図である。 同容器における容器本体の平面図である。 同容器における蓋体の底面図である。 同図3におけるA−A線断面矢視図である。 同容器の成形用金型を含んだ製造工程を表す平面図である。
以下、本考案に係る金型、および発泡性合成樹脂製の成形品の成形方法の一実施形態について、図1ないし図5を参照しつつ説明する。まず、成形品である容器1について説明する。本実施形態の容器1は、被搬送物である野菜を収納することができる箱型状に形成されている。
図1に示すように、容器1は、上端部に開口部2を有する発泡性合成樹脂製の容器本体3と、容器本体3の開口部2を閉じて容器本体3内をほぼ密封状態にするための発泡性合成樹脂製の蓋体4とを備える。発泡性合成樹脂としては、特に限定されないが、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の各種発泡性合成樹脂が利用できる。また、以下の説明は、容器1の短辺方向を左右方向(図2では、左方向をLで、右方向をRで、それぞれ示している)とし、容器1の長辺方向を前後方向(図2では、前方向をFで、後方向をBで、それぞれ示している)とする。
図1、図2に示すように、容器本体3は、底壁30と本体側壁31とを備える。以下、底壁30において、その上面は表面と称し、下面は裏面と称する。底壁30は、平面視略長方形に形成された平板状に形成されている。底壁30の表面30aは容器本体3の底面に相当し、被搬送物を支持する面である。底壁30の表面30aは平坦面である。また、底壁30の裏面30bは、表面30aと平行な平坦面である。したがって、底壁30の裏面30bは平坦な面である。
本体側壁31は、底壁30の表面30aの外周縁部から上方に立ち上げられていることで、矩形枠状に形成されている。本体側壁31は、左右側壁310,310および前後側壁320,320から構成されている。左右側壁310,310は、底壁30の一対の長辺である左右の縁部から上方に立ち上げられ、左右方向で互いに対向している。前後側壁320,320は、底壁30の一対の短辺である前後の縁部から上方に立ち上げられ、前後方向で互いに対向している。本体側壁31は、底壁30に直接的に連続する肉厚部300と、肉厚部300の高さ方向途中部分から肉厚部300に比べて肉薄に形成された肉薄部301であって後述する嵌合部とから一体的に形成されている。
左右側壁310,310の外面は、下方側ほど(底壁30の表面30a側に近付くほど)内側となる傾斜面に形成されている。また、左右側壁310,310の厚み方向内面(以下単に、内面と称する)は、下方側ほど内側となる傾斜面に形成されている。このような傾斜面は、製造金型の抜き勾配によって得られ、製造金型に対する容器本体3の離型性を確保するために、製造金型によって傾斜して形成される。尚、前記傾斜面の傾斜角度は1°に設定されているため、図面上では把握でき難い。
また、本体側壁31(左右側壁310,310及び前後側壁320,320)は、前記嵌合部を備えている。嵌合部は、平面視して矩形枠状の肉薄部301であり、後述する蓋体4の蓋体側壁(被嵌合部に相当する)41が嵌合する部分である。肉厚部300と嵌合部とは、水平面である段付面31aによって連続している。
図1、図3、および図4に示すように、蓋体4は、天壁40と蓋体側壁41と、保冷剤6を保持する保持部42とを備える。以下、天壁40において、上面は表面と称し、下面は裏面と称する。天壁40は平面視略長方形(多角形状の一例)に形成され、表面40aは平坦面である。天壁40の裏面40bは、表面40aと平行な平坦面である。
保持部42は、天壁40の裏面40bから延設され且つ対向するよう配置された保持部側壁と、保持部側壁の端部間に渡る保持部底壁43とを備える。保持部側壁の高さは天壁40の何れの一辺の長さよりも小さく設定されている。この場合、蓋体側壁41が保持部側壁を兼用している。このため以下の説明において、蓋体側壁41と保持部側壁とは同義である。すなわち、保持部42は、蓋体側壁41と保持部底壁43とを備える。
蓋体側壁41は、蓋体4の天壁40の裏面40bの外周縁寄りから下方に向けて延びるよう、天壁40の裏面40bに一体的に形成されている。但し、蓋体側壁41は、天壁40の裏面40bの四方のうち三方からのみ下方に向けて延びている。具体的には前後で対向する前側壁410および後側壁411と、左右のうちの一方において下方に向けて延びる一方側壁412とを備える。
保持部底壁43は平板状に形成され、前側壁410、後側壁411、および一方側壁412の下端に渡すよう形成されている。すなわち、保持部42は左右のうち他方が開放されて、保冷剤6の挿抜口部44が形成されている。要するに、保持部42は、挿抜口部44を開放して箱型に形成されている。保持部42の天壁45は、裏面40bの一部を、下方に且つ板状に膨出することで形成されて、保持部42全体が補強されている。
前側壁410、後側壁411、および一方側壁412は、それぞれ水平方向の断面が同一断面であり、前側壁410、後側壁411、および一方側壁412は裏面40b側を肉厚部41aとして形成され、下部を肉薄部41bとして形成されている。具体的には、前側壁410および後側壁411の肉厚部41aは、肉薄部41bに対してそれぞれ前側、後側に突出した水平方向の帯状に形成されている。また、一方側壁412の肉厚部41aは、横(例えば左)方向に突出した水平方向の帯状に形成されている。挿抜口部44の端面44aにおいて蓋体4の裏面40b側にも肉厚部41aが形成されている。前側壁410、後側壁411、および一方側壁412の肉薄部41bは、容器本体3の開口部2に遊嵌し、肉厚部41aが開口部2を密に封止される。すなわち、蓋体側壁41の外側面が被嵌合部として構成される。
前側壁410、後側壁411、および一方側壁412の高さは同一であり、裏面40bから保持部底壁43までの高さは、容器本体3の上端面から段付面31aまでの高さと略一致している。
保持部底壁43は、保冷剤6の冷気を容器本体3内に導入する(落下させる)冷気導入路430を備えている。冷気導入路430は、保持部底壁43の一部を切除して形成されている。具体的には、冷気導入路430は、挿抜口部44の端面44aの前後方向中心部から連続するよう、一方側壁412側に向けて抉るようにして形成されている。冷気導入路430の奥面は平面視して(底面視しても同様)、円弧状に形成されている。冷気導入路430の左右方向長さ、前後方向長さは特に限定されないが、保持部底壁43に保冷剤6を載置して、容器1の搬送中に保冷剤6が容器本体3に落下しない程度に設定する必要がある。
上記構成の容器1では、作業者等によって容器本体3の開口部2から容器本体3内に被搬送物(例えば、野菜)が収容された後に、容器本体3に蓋体4が装着されることで開口部2が閉じられ、容器1はこの状態で搬送に供される。
蓋体4を容器本体3に装着する前に、保持部42の挿抜口部44から保冷剤6を保持部42の中に収容させておく。そして、蓋体側壁41の肉厚部41aを本体側壁31の内面に嵌合させることで、蓋体4が容器本体3に装着されて、容器本体3の内部が外部に対してほぼ密封される。換言すれば、前側壁410、後側壁411、および一方側壁412の肉薄部41bは、容器本体3の開口部2に遊嵌するから、容器本体3に蓋体4を装着し易い。
このようにして容器本体3に蓋体4を装着すると、保冷剤6による冷気が冷気導入路430から容器本体3に供給され、被搬送物が保冷される。このように、本実施形態の容器1では、蓋体4に保持部42が一体的に形成されているから、部品点数が多くなるのが抑えられる。また、保冷剤6は保持部42の左右のうち他方を開放して形成した挿抜口部44から挿入し、あるいは取り出すことができるから、保冷剤6の挿抜作業が容易である。また、冷気導入路430を利用して、保持部42に保冷剤6を容易に挿抜することができる。
次に、図5に基づいて、容器1を製造するための金型7を説明する。金型7は、合わせ面7a,7bで合わされることで発泡性合成樹脂粒子を充填するための成形空間が形成される第一成形型(以下「雄型」と称する)70および第二成形型(以下「雌型」と称する)71を備えている。雌型71には、容器本体3を形成するための第一凹部72が、例えば縦方向に並べて形成されている(図5では一つのみ示している)。また、雌型71には、蓋体4を形成するための第二凹部73が、例えば縦方向に並べて形成されている(図5では一つのみ示している)。
第一凹部72は、容器本体3の外形形状に略一致した形状に形成されている。第二凹部73は、天壁用凹部730と、蓋体側壁用凹部731とを備える。天壁用凹部730は、天壁40の外径形状に略一致した形状に形成されている。蓋体側壁用凹部731は、天壁用凹部730に連続して形成され、保持部42の外形形状と略一致した形状に形成されている。なお、天壁用凹部730の一部(天壁40の一辺側端部に相当する成形空間)は、雄型70に形成されている。また、蓋体側壁用凹部731の一部(挿抜口部44側の肉厚部41aに相当する成形空間)は雄型70に形成されている。
雄型70において、第一凹部72に対応する箇所に第一挿入部810が形成されている。第一挿入部810の外形は、容器本体3の内面に略一致する形状に形成されている。このような第一挿入部810は、第一凹部72の数だけ形成されている。第一凹部72に第一挿入部810が挿入されることで、容器本体成形空間90が形成される。
雄型70において、第二凹部73に対応する箇所に第二挿入部820が形成されている。第二挿入部820は、大挿入部821と小挿入部822とを一体に備えている。大挿入部821は、保持部42の内側形状に略一致する外形形状に形成されている。小挿入部822は、冷気導入路430の形状に略一致する外形形状に形成されている。第二凹部73に第二挿入部820が挿入されることで、蓋体成形空間91が形成される。
そして、雄型70および雌型71の合わせ面7a,7bどうしが合わされることで形成された容器本体成形空間90および蓋体成形空間91に、発泡性合成樹脂粒子が充填される。なお、各成形空間に発泡性合成樹脂粒子を充填した後は、通常の発泡成形と同様の過程を経るので、その説明は割愛する。
発泡成形の過程を終了すれば、例えば雄型70が雌型71に対して離間される。成形された容器本体3は、雌型71側に設けられた押しピンによって、底壁30の裏面30bが押されて、離型される。成形された蓋体4は、雌型71側に設けられた押しピンによって、例えば、一方側壁412の側面が押されて、離型される。
本実施形態の容器1によれば、保持部42は蓋体4と一体であるから成形用金型の種類を増やすことがない。また、保持部42の側方が開放されて保冷剤6の挿抜口部44とされ、保持部側壁の高さは天壁40の何れの一辺の長さよりも小さく設定されたことで、例えば保持部底壁43に対する雌雄の成形用金型の離間方向が保持部底壁43に沿う方向とすれば、成形用金型を大型化させることなく、容器本体3および蓋体4の双方を一種類の成形用金型から生産させることができる。
本考案に係る金型は、上記実施形態に限定されるものではない。また、本考案に係る金型は、上記した作用効果に限定されるものではない。本考案に係る金型は、本考案の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、保持部42は左右のうち他方が開放されて、保冷剤6の挿抜口部44が形成された蓋体4を成形する金型の場合を説明した。しかしながら、挿抜口部44は保持部42の前後のうち何れかを開放することも可能であり、このような場合では、冷気導入路430は、保持部42の前後のうち挿抜口部44を形成した端面から形成される。そして成形用金型はこのような蓋体4を成形する場合にも適用できる。
1…容器、2…開口部、3…容器本体、4…蓋体、6…保冷剤、7…金型、30…底壁、31…本体側壁、40…天壁、41…蓋体側壁、42…保持部、43…保持部底壁、44…挿抜口部、45…天壁、70…雄型、71…雌型、72…第一凹部、73…第二凹部、90…容器本体成形空間、91…蓋体成形空間、412…一方側壁、430…冷気導入路、730…天壁用凹部、731…蓋体側壁用凹部、810…第一挿入部、820…第二挿入部、821…大挿入部、822…小挿入部

Claims (7)

  1. 矩形状の底壁、および該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁を有した発泡性合成樹脂製の容器本体と、矩形状の天壁、および該天壁に一体的に形成されて保冷剤を保持する保持部を有した発泡性合成樹脂製の蓋体とを備え、前記保持部は、前記天壁の裏面から延設されて互いに対向するよう形成された一対の保持部側壁と、該保持部側壁の端部間に渡る保持部底壁とを備え、前記保持部側壁の高さは前記天壁の何れの一辺の長さよりも小さく設定され、前記保持部の側方が開放されて保冷剤の挿抜口部とされており、前記蓋体は前記容器本体の開口部に前記側壁の高さ方向で着脱自在に嵌合する嵌合部および被嵌合部によって着脱自在とされた容器を製造するための金型であって、
    合わせ面で合わされることで発泡性合成樹脂粒子を充填するための成形空間が形成される第一成形型および第二成形型を備え、
    該第一成形型および第二成形型のうちの何れか一方に、該第一成形型および第二成形型のうちの他方に形成され前記開口部に相当する成形空間形成用の第一凹部に挿入される第一挿入部と、前記挿抜口部に相当する成形空間形成用の第二凹部に挿入される第二挿入部とを備え、
    前記第一凹部に前記第一挿入部が挿入されてなり前記第二凹部に前記第二挿入部が挿入されてなることで、前記成形空間が形成されることを特徴とする金型。
  2. 前記成形空間のうち前記天壁を形成する部分は、前記第一成形型および第二成形型の離間方向に沿って形成されている請求項1に記載の金型。
  3. 前記成形空間のうち前記保持部底壁を形成する部分は、前記第一成形型および前記第二成形型の離間方向に沿って形成されるとともに、前記成形空間のうち前記天壁を形成する部分に、前記成形空間のうち前記蓋体の側壁である蓋体側壁を形成する部分を介して連続して形成されている請求項2に記載の金型。
  4. 発泡性合成樹脂製の容器本体および蓋体を備え、前記容器本体は、多角形状の底壁と、該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備え、前記容器本体および前記蓋体は、互いに前記側壁の高さ方向で着脱自在に嵌合する嵌合部および被嵌合部によって着脱自在とされ、
    前記蓋体は、天壁と、該天壁に一体的に形成されて保冷剤を保持する保持部とを備え、該保持部は、前記天壁の裏面から延設されて互いに対向するよう形成された少なくとも一対の保持部側壁と、該保持部側壁の端部間に渡る保持部底壁とを備え、前記保持部の側方が開放されて保冷剤の挿抜口部とされたことを特徴とする容器。
  5. 前記保持部底壁は、該保持部底壁の一部を切除して前記保冷剤の冷気を前記容器本体内に導入するための冷気導入路を備え、該冷気導入路は、前記挿抜口部に連続するよう形成された請求項4に記載の容器。
  6. 多角形状の底壁と、該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備えた容器本体の、前記開口部に着脱自在に嵌合される蓋体であって、
    天壁と、該天壁に一体的に形成されて保冷剤を保持する保持部とを備え、前記天壁の裏面から延設されて互いに対向するよう形成された少なくとも一対の保持部側壁と、該保持部側壁の端部間に渡る保持部底壁とを備え、前記保持部の側方が開放されて前記保冷剤の挿抜口部とされたことを特徴とする蓋体。
  7. 前記保持部底壁は、該保持部底壁の一部を切除して前記保冷剤の冷気を前記容器本体内に導入するための冷気導入路を備え、該冷気導入路は、前記挿抜口部に連続するよう形成された請求項6に記載の蓋体。
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