JP2013176925A - 成形装置 - Google Patents

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Eisaku Harada
栄作 原田
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Sekisui Kasei Co Ltd
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SEKISUI KASEIHIN YAMAGUCHI KK
Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

【課題】 蓋体又は容器本体の成形品を金型から円滑に離型できる成形装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 開閉可能な金型2,3を閉じることにより形成される成形空間Sに発泡性合成樹脂粒子を充填し、前記成形空間S内に充填された発泡性合成樹脂粒子を蒸気により加熱することによって、蓋体又は容器本体10を成形し、前記金型2,3を開けて、成形した蓋体又は容器本体10を開閉方向に沿って金型2,3から離型させる成形装置1であって、前記金型2,3の開閉方向に沿う部位2e,3fに、開閉方向に沿ってスリット形状をなす蒸気孔25,32が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉可能な金型を閉じることにより形成される成形空間に発泡性合成樹脂粒子を充填し、前記成形空間内に充填された発泡性合成樹脂粒子を蒸気により加熱することによって、蓋体又は容器本体を成形し、前記金型を開けて、成形した蓋体又は容器本体を開閉方向に沿って金型から離型させる成形装置に関する。
従来、このような成形装置は、雄型と雌型とが開閉可能(接離可能)に構成される金型からなる(例えば特許文献1参照)。雄型は、開閉方向に沿って凸状に形成された凸状部を有する。雌型は、凸状部を開閉方向に沿って差し入れ可能に形成された凹状部を有する。前記凸状部及び凹状部の壁面には、多数の蒸気孔(スリット)が形成されている。
かかる成形装置により蓋体又は容器本体を得るには、まず、金型を閉じることにより形成される成形空間に、発泡性合成樹脂粒子を充填する。次に、金型の雄型と雌型との後側を覆うように備えた蒸気室に蒸気を供給して金型を温めると共に、蒸気孔(スリット)を介して蒸気を成形空間内に供給することによって、発泡性合成樹脂粒子を加熱して発泡成形する。その後、蒸気室内に冷却水を供給することにより金型を冷却し、金型を開放する。そして、成形された蓋体又は容器本体を開閉方向に沿って金型から離型させる(即ち、金型の外部に取り出す)。
ここで、発泡性合成樹脂粒子を加熱して発泡成形したときに、発泡性合成樹脂粒子のうち、蒸気孔のスリット近傍にあるものは、この蒸気孔のスリットに填まり込むように成形される。即ち、このように成形された部分は、蒸気孔のスリット形状と同様なスリット形状型をなす。
特開2008−120021号公報
ところが、上記従来の成形装置にあっては、金型の開閉方向に沿う部位において、蒸気孔のスリット形状が開閉方向と交差する方向に形成されている。従って、前記蒸気孔のスリット近傍にある発泡性合成樹脂粒子は、開閉方向と交差する方向に沿ったスリット形状型になるように、蒸気孔のスリットに填まり込んだ状態に成形される。そうすると、上記のように成形品を開閉方向に沿って金型から離型させる際に、蒸気孔のスリット形状に対応して開閉方向と交差する方向に沿ってスリット形状型に成形された成形部分が、蒸気孔のスリットに引っ掛かってしまって、その開閉方向(或いは、離型方向)への移動が妨げられて(規制されて)しまう。つまり、成形品を金型から離型し難く、改善が求められていた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、蓋体又は容器本体の成形品を金型から円滑に離型できる成形装置を提供することを課題とする。
本発明に係る成形装置は、上記課題を解決するためになされたもので、開閉可能な金型を閉じることにより形成される成形空間に発泡性合成樹脂粒子を充填し、前記成形空間内に充填された発泡性合成樹脂粒子を蒸気により加熱することによって、蓋体又は容器本体を成形し、前記金型を開けて、成形した蓋体又は容器本体を開閉方向に沿って金型から離型させる成形装置であって、前記金型の開閉方向に沿う部位に、開閉方向に沿ってスリット形状をなす蒸気孔が形成されていることを特徴とする。
かかる構成からなる成形装置によれば、金型の開閉方向に沿う部位に、開閉方向に沿ってスリット形状をなす蒸気孔が形成されているので、蒸気孔のスリット形状の沿う方向を、成形品が開閉方向に沿って金型から離型する離型方向に合わせることができる。従って、成形品を開閉方向に沿って金型から離型させる際に、蒸気孔のスリットに填まり込んだ状態に成形された成形部分が、スリットの方向に沿ってスムーズにスリットから抜けるので、成形品を蒸気孔のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、蓋体又は容器本体の成形品を金型から円滑に離型できる。
また、本発明の成形装置では、前記金型は、前記開閉方向に沿って凸状に形成された凸状部を有する雄型と、前記凸状部を開閉方向に沿って差し入れ可能に形成された凹状部を有する雌型とを備え、前記凹状部は、底面と、該底面の外周部から起立する内側面とを有しており、前記内側面に、前記蒸気孔が形成されるように構成することも可能である。
かかる構成からなる成形装置によれば、成形品を開閉方向に沿って雌型の凹状部から離型させる際に、蒸気孔のスリットに填まり込んだ状態に成形された成形部分が、スリットの方向に沿ってスムーズにスリットから抜けるので、成形品を蒸気孔のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、蓋体又は容器本体の成形品を金型から円滑に離型できる。
また、本発明の成形装置では、前記凸状部は、天面と、該天面の外周部から垂下する外側面とを有しており、前記外側面に、前記蒸気孔が形成されるように構成することも可能である。
かかる構成からなる成形装置によれば、成形品を開閉方向に沿って雄型の凸状部から離型させる際に、蒸気孔のスリットに填まり込んだ状態に成形された成形部分が、スリットの方向に沿ってスムーズにスリットから抜けるので、成形品を蒸気孔のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、蓋体又は容器本体の成形品を金型から円滑に離型できる。
本発明の成形装置によれば、金型の開閉方向に沿う部位に、開閉方向に沿ってスリット形状をなす蒸気孔が形成されているので、成形品を開閉方向に沿って金型から離型させる際に、成形品を蒸気孔のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、蓋体又は容器本体の成形品を金型から円滑に離型できるという効果を奏する。
本実施形態に係る成形装置であって、金型を閉じた状態の縦断側面図である。 図1で示した金型の雌型であって、(a)は正面図、(b)はA1−A1線断面図、(c)はA2−A2線断面図を示す。 (a),(b)は金型に嵌め込まれるコアベントの斜視図である。 図1で示した金型の雄型であって、(a)は正面図、(b)はB矢視図、(c)はC矢視図を示す。 同成形装置による容器本体の製造過程であって、(a)は雄型が雌型に接近して型閉じする状態の図、(b)は型閉状態で金型による成形空間に樹脂材料を充填した状態の図を示す。 同成形装置による容器本体の製造過程であって、(a)は雄型が雌型から離間して型開きする状態の図、(b)は成形品を雌型から押し出して離型させた状態の図を示す。 (a)は同成形装置により成形された容器本体の長手方向一方側の側面図、(b)は短手方向一方側の側面図を示す。
以下、本発明に係る成形装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、図7に示す発泡成形体である容器本体10を成形するための成形装置1を示している。成形装置1は、左右に対向する雌型2と雄型3とが開閉可能(接離可能)に構成される金型2,3と、該金型2,3を保持する金型保持手段4,5とを備える。本実施形態では、成形装置1は、金型2,3を水平方向(左右方向)に開閉(接離)させる横型の成形装置である(図1参照)。尚、以下の発明において、正面視とは、成形装置1を図1の左右方向の右方から左方に見た場合である。具体的には、正面視とは、図2(a)又は図4(a)に示すような投影図が得られる方向から見た場合を意味する。そして、図2(a)又は図4(a)の正面図を基準に、上下方向、左右方向を規定し、紙面表裏方向を前後方向と規定する。尚、前後方向は、図1における水平方向(左右方向)であり、成形装置1(金型2,3)の開閉方向(接離方向)である。
金型2,3は、図1に示すように、凹状をなす雌型2と、凸状をなす雄型3とを備えている。
雌型2は、図1及び図2に示すように、前後方向の後方に凹状に形成された凹状部を有する。雌型2は、具体的には、略矩形板状の底壁部2Aと、底壁部2Aの4辺から前方向に沿って起立する4つの側壁部2B,2C,2D,2Eとを備えている(図2(a)参照)。
底壁部2Aは、前後方向に略一定厚さを有する板状に構成されている。また、底壁部2Aは、正面視略長方形状をなす。かかる底壁部2Aには、蒸気供給用の蒸気孔21と、成形された容器本体10を取り出す取出手段(例えば、エジェクトピン)22a(図6(b)参照)が前後方向に出退可能に取付けられる取付孔22と、発泡合成樹脂粒子を成形空間Sに充填するための充填孔23とが形成されている(図2(a)参照)。
蒸気孔21は、断面略円形状の貫通孔211と、該貫通孔211に設けられるコアベント212とを備えてなる(図2(a)参照)。貫通孔211は、底壁部2Aの前後方向(厚さ方向)に貫通して設けられている。この貫通孔211は、間隔を置いて多数設けられている。具体的には、貫通孔211は、底壁部2Aに碁盤目状に穿設されている。即ち、各貫通孔211は、底壁部2Aの上下左右に一定長(例えば、上下左右に20〜30mmピッチ)、互いに離間して整列されている。尚、貫通孔211の数、配置位置は、上記構成に限定されるものではなく、蒸気供給による発泡合成樹脂粒子の融着効率が高くなるように構成を変更することが可能である。
コアベント212は、図3(a)や(b)に詳細に示すように、円筒状体で構成されている。円筒状体の一端212aは、円板部212cにより閉じられており、他端212bは開放されている。円筒状体の軸方向の長さは、貫通孔211の前後方向(厚さ方向)の長さと略同一である。円筒状体の外径は、貫通孔211の径と略同一又は若干小さい。コアベント212の円板部212cには、複数のスリット(長孔)212dが平行に形成されている。このスリット212dは、長孔で構成されており、円板部212cの径方向に長手方向が沿うようにして、短手方向に平行に略等間隔で複数並べて形成されている。また、スリット212dは、短手方向の外側に位置するスリット212dほど長手方向の長さが短くなるように形成されている。スリット212dの幅については、図3(a)のように幅狭に構成して、円板部212cにスリットを多数設けたり、或いは、図3(b)のように幅広に構成して、円板部212cにスリットを少数設けることもできる。尚、コアベント212(円筒状体)の外周面には、一端212aから他端212bに亘って、軸方向に沿う断面略矩形のリブRが凸設されている。このリブRは、周方向に略等間隔で複数設けられている。他の図では、リブRは図示しない。
このようなコアベント212は、貫通孔211に嵌め込まれている。このコアベント212の一端212aの円板部212cは、貫通孔211の前方の雌型2の内面側であって、底壁部2Aの底面(前面)2aに位置している。また、他端212bの開放端は、貫通孔211の後方の雌型2の外面側であって、底壁部2Aの裏面(後面)2bに位置している。
取付孔22は、丸孔で構成されている。取付孔22の軸方向の長さは、蒸気孔21の前後方向(厚さ方向)の長さと略同一である。取付孔22の径は、蒸気孔21よりも大径である。この取付孔22は、底壁部2Aに穿設されている。本実施形態では、取付孔22は、5つ形成されており、底壁部2Aの4隅近傍と中心とに各々設けられている。尚、取付孔22の数や配置位置は、上記構成に限定されるものではなく、例えば、取付孔22は3つ形成されており、各取付孔22は、底壁部2Aの右上隅と右下隅と左端中央とに穿設される構成でもよい。
充填孔23は、丸孔で構成されている。充填孔23の軸方向の長さは、蒸気孔21の前後方向(厚さ方向)の長さと略同一である。充填孔23の径は、蒸気孔21や取付孔22よりも大径である。この充填孔23は、底壁部2Aに穿設されている。本実施形態では、充填孔23は、3つ形成されており、底壁部2Aの右上と左上と下中央とに各々設けられている。尚、充填孔23の数や配置位置は、上記構成に限定されるものではなく、例えば、充填孔23は4つ形成されており、各充填孔23は、底壁部2Aの右上と右下と左上と左下とに穿設される構成でもよい。
側壁部2B,2C,2D,2Eは、略一定厚さを有する板状に構成されている。各側壁部2B,2C,2D,2Eは、図2(b)や(c)に示すように、側面視長方形状をなす。また、各側壁部2B,2C,2D,2Eの前端2cには、各側壁部の厚さ方向で雌型2外側に向かって突出する鍔部24が設けられている。各側壁部2B,2C,2D,2Eの後端2dは、底壁部2Aの外周部に連結されている。具体的には、各側壁部2B,2C,2D,2Eは、左右方向の一対の側壁部2B,2Cが対向し、上下方向の一対の側壁部2D,2Eが対向するようにして、底壁部2Aの4辺から前方向に延設されている。かかる各側壁部2B,2C,2D,2Eには、貫通孔251とコアベント252とを備えた蒸気孔25が設けられている。
貫通孔251は、各側壁部2B,2C,2D,2Eの厚さ方向に貫通して設けられている(図2(c)の左右の拡大図参照)。貫通孔251の径は、底壁部2Aの貫通孔211と略同径である。この貫通孔251は、間隔を置いて多数設けられている。具体的には、貫通孔251は、各側壁部2B,2C,2D,2Eに碁盤目状に穿設されている。即ち、各貫通孔251は、側壁部2B,2Cの上下前後、側壁部2D,2Eの左右前後に一定長、互いに離間して並べて配置されている。尚、貫通孔251の径の大きさ、数、配置位置は、上記構成に限定されるものではなく、蒸気供給による発泡合成樹脂粒子の融着効率が高くなるように構成を変更することが可能である。
コアベント252は、円筒状体で構成されている(図3参照)。円筒状体の一端252aは、円板部252cにより閉じられており、他端252bは開放されている。円板部252cには、複数のスリット(長孔)252dが平行に形成されている。このスリット252dは、長孔で構成されており、円板部252cの径方向に長手方向が沿うようにして、短手方向に平行に略等間隔で複数並べて形成されている。また、スリット252dは、短手方向の外側に位置するスリット252dほど長手方向の長さが短くなるように形成されている。スリット252dの幅については、図3(a)のように幅狭に構成して、円板部252cにスリットを多数設けたり、或いは、図3(b)のように幅広に構成して、円板部252cにスリットを少数設けることもできる。尚、コアベント252(円筒状体)の外周面には、一端252aから他端252bに亘って、軸方向に沿う断面略矩形のリブRが凸設されている。このリブRは、周方向に略等間隔で複数設けられている。他の図では、リブRは図示しない。
このようなコアベント252は、貫通孔251に嵌め込まれている(図2(c)の左右の拡大図参照)。このコアベント252の一端252aの円板部252cは、雌型2の内面側であって、各側壁部2B,2C,2D,2Eの内側面(内表面)2eに位置している。他端252bの開放端は、雌型2の外面側であって、各側壁部2B,2C,2D,2Eの外側面(外表面)2fに位置している。ここで、コアベント252の各スリット252dは、前後方向(若しくは開閉方向、又は各側壁部の側面視短手方向、起立方向)に沿うように側壁部2B,2C,2D,2Eの内側面2eに形成されている。換言すれば、雌型2の前後方向に沿って形成された面(部位)に、スリット252dの長手方向が開閉方向に沿うようにして、スリット形状をなす蒸気孔25が形成されている。具体的には、雌型2は凹状部からなり、凹状部は底面2aと、該底面2aの外周部から起立する内側面2eとを有しており、その内側面2eに、スリット252dの長手方向が内側面2eの起立方向に沿うようにして、スリット形状をなす蒸気孔25が形成されている。
雄型3は、図1及び図4に示すように、前後方向の後方に凸状に形成された凸状部を有する。具体的には、雄型3は、略矩形板状の天壁部3Aと、天壁部3Aの4辺から前方向に沿って垂下する4つの側壁部3B,3C,3D,3Eと、各側壁部3B,3C,3D,3Eの先端(前端)に環状に設けられる環状部3Fとを備えている(図4(a)参照)。
天壁部3Aは、前後方向に略一定厚さを有する板状に構成されている。また、天壁部3Aは、正面視略長方形状をなす。かかる天壁部3Aには、蒸気供給用の蒸気孔31が形成されている。
蒸気孔31は、断面略円形状の貫通孔311と、貫通孔311に設けられるコアベント312とを備えてなる(図4(a)参照)。貫通孔311の径は、雌型2の底壁部2Aの貫通孔211と略同径である。貫通孔311は、天壁部3Aの前後方向(厚さ方向)に貫通して設けられている。この貫通孔311は、間隔を置いて多数設けられている。具体的には、貫通孔311は、天壁部3Aに碁盤目状に穿設されている。即ち、各貫通孔311は、天壁部3Aの上下左右に一定長(例えば、上下左右に20〜30mmピッチ)、互いに離間して並べて配置されている。尚、貫通孔311の径の大きさ、数、配置位置は、上記構成に限定されるものではなく、蒸気供給による発泡合成樹脂粒子の融着効率が高くなるように構成を変更することが可能である。
コアベント312は、円筒状体で構成されている(図3参照)。円筒状体の一端312aは、円板部312cにより閉じられており、他端312bは開放されている。円筒状体の軸方向の長さは、貫通孔311の前後方向(厚さ方向)の長さと略同一である。円筒状体の外径は、貫通孔311の径と略同一又は若干小さい。コアベント312の円板部312cには、複数のスリット(長孔)312dが平行に形成されている。このスリット312dは、長孔で構成されており、円板部312cの径方向に長手方向が沿うようにして、短手方向に平行に略等間隔で複数並べて形成されている。また、スリット312dは、短手方向の外側に位置するスリット312dほど長手方向の長さが短くなるように形成されている。スリット312dの幅については、図3(a)のように幅狭に構成して、円板部312cにスリットを多数設けたり、或いは、図3(b)のように幅広に構成して、円板部312cにスリットを少数設けることもできる。尚、コアベント312(円筒状体)の外周面には、一端312aから他端312bに亘って、軸方向に沿う断面略矩形のリブRが凸設されている。このリブRは、周方向に略等間隔で複数設けられている。他の図では、リブRは図示しない。
このようなコアベント312は、貫通孔311に嵌め込まれている。このコアベント312の一端312aの円板部312cは、貫通孔311の後方の雄型3の外面側であって、天壁部3Aの天面(後面)3aに位置している。他端312bの開放端は、貫通孔311の前方の雄型3の内面側であって、天壁部3Aの裏面(前面)3bに位置している。
側壁部3B,3C,3D,3Eは、略一定厚さを有する板状に構成されている。各側壁部3B,3C,3D,3Eは、図4(b)や(c)に示すように、側面視長方形状をなす。この各側壁部3B,3C,3D,3Eの後端3dは、天壁部3Aの外周部に連結されている。具体的には、各側壁部3B,3C,3D,3Eは、左右方向の一対の側壁部3B,3Cが対向し、上下方向の一対の側壁部3D,3Eが対向するようにして、天壁部3Aの4辺から前方向に延設されている。かかる各側壁部3B,3C,3D,3Eには、貫通孔321とコアベント322とを備えた蒸気孔32が設けられている。
貫通孔321は、各側壁部3B,3C,3D,3Eの厚さ方向に貫通して設けられている(図4(c)の左右の拡大図参照)。貫通孔321の径は、天壁部3Aの貫通孔311と略同径である。この貫通孔321は、間隔を置いて多数設けられている。具体的には、貫通孔321は、各側壁部3B,3C,3D,3Eに碁盤目状に穿設されている。即ち、各貫通孔321は、側壁部3B,3Cの上下前後、側壁部3D,3Eの左右前後に一定長、互いに離間して整列されている。尚、貫通孔321の径の大きさ、数、配置位置は、上記構成に限定されるものではなく、蒸気供給による発泡合成樹脂粒子の融着効率が高くなるように構成を変更することが可能である。
コアベント322は、円筒状体で構成されている(図3参照)。円筒状体の一端322aは、円板部322cにより閉じられており、他端322bは開放されている。円板部322cには、複数のスリット(長孔)322dが平行に形成されている。このスリット322dは、長孔で構成されており、円板部322cの径方向に長手方向が沿うようにして、短手方向に平行に略等間隔で複数並べて形成されている。また、スリット322dは、短手方向の外側に位置するスリット322dほど長手方向の長さが短くなるように形成されている。スリット322dの幅については、図3(a)のように幅狭に構成して、円板部322cにスリットを多数設けたり、或いは、図3(b)のように幅広に構成して、円板部322cにスリットを少数設けることもできる。尚、コアベント322(円筒状体)の外周面には、一端322aから他端322bに亘って、軸方向に沿う断面略矩形のリブRが凸設されている。このリブRは、周方向に略等間隔で複数設けられている。他の図では、リブRは図示しない。
このようなコアベント322は、貫通孔321に嵌め込まれている(図4(c)の左右の拡大図参照)。このコアベント322の一端322aの円板部322cは、雄型3の外面側であって、各側壁部3B,3C,3D,3Eの外側面(外表面)3fに位置している。他端322bの開放端は、雄型3の内面側であって、各側壁部3B,3C,3D,3Eの内側面(内表面)3eに位置している。ここで、コアベント322の各スリット322dは、前後方向(若しくは開閉方向、又は各側壁部の側面視短手方向、垂下方向)に沿うように側壁部3B,3C,3D,3Eの外側面3fに形成されている。換言すれば、雄型3の前後方向に沿って形成された面に、スリット322dの長手方向が開閉方向に沿うようにして、スリット形状をなす蒸気孔32が形成されている。具体的には、雄型3は凸状部からなり、凸状部は天面3aと、該天面3aの外周部から垂下する外側面3fとを有しており、その外側面3fに、スリット322dの長手方向が外側面3fの垂下方向に沿うようにして、前後方向に沿ってスリット形状をなす蒸気孔32が形成されている。
環状部3Fは、正面視が矩形状の環状体で構成されている(図4(a)参照)。環状部3Fの後面側には、前方に凹状をなす環状凹部33が形成されている。この環状部3Fは、各側壁部3B,3C,3D,3Eの前端(先端)3cに設けられ、各側壁部の厚さ方向で雄型3外側に向かって突出する。かかる環状部3Fの環状凹部33には、貫通孔とコアベントとを備えた蒸気孔34が設けられている。この蒸気孔34の構成は、天壁部3Aに設けられる蒸気孔31の構成と同様であるが、径の大きさは、天壁部3Aの蒸気孔31よりも小さく構成されている。また、各蒸気孔34は、環状凹部33の周方向に沿って環状凹部33に穿設されている。
金型保持手段4,5は、金型2,3の雌型2と雄型3とを型閉じ及び型開きさせるための手段である(図1,図5(a)参照)。この金型保持手段4,5は、金型2,3の雌型2を保持する雌型保持部4と、前記金型2,3の雄型3を保持する雄型保持部5とを備える。
雌型保持部4は、前方開口の箱状をなす箱状部41と、雌型2を箱状部41に取付けるための取付手段42とを備える(図1,図5(a)参照)。箱状部41は、板状の底部であるバックプレート41aと、該バックプレート41aの周囲から起立し、正面視が矩形状の環状枠体でなるフレーム41bとを備える。また、取付手段42は、雌型2の底壁部2Aとバックプレート41aとの間で両者を連結可能に構成されるサポート部材42aと、雌型2の鍔部24とフレーム41bとの間で両者を連結可能に構成される取付プレート42bとを備える。この雌型保持部4は、固定部(図示せず)に固定された固定型に構成されている。
かかる雌型保持部4には、雌型2が取付け固定されている。具体的には、雌型2の鍔部24が取付プレート42bを介してフレーム41bに取り付け固定されると共に、雌型2の底壁部2Aがサポート部材42aを介してバックプレート41aに固定されている。この雌型2と取付プレート42bとバックプレート41aとフレーム41bとで囲まれた領域(雌型2と雌型保持部4とで画定される閉鎖領域)は、蒸気を保持する蒸気室26になっている。また、この蒸気室26へ蒸気を供給するための蒸気供給管27がフレーム41bに接続されている。
雄型保持部5は、後方開口の箱状をなす箱状部51と、雄型3を箱状部51に取付けるための取付手段52とを備える(図1,図5(a)参照)。箱状部51は、板状の底部であるバックプレート51aと、該バックプレート51aの周囲から起立し、矩形状の環状枠体でなるフレーム51bとを備える。また、取付手段52は、雄型3の天壁部3A及び各側壁部3B,3C,3D,3Eとバックプレート51aとの間で両者を連結可能に構成されるサポート部材52aと、雄型3の環状部3Fとフレーム51bとの間で両者を連結可能に構成される取付プレート52bとを備える。この雄型保持部5は、水平方向(又は前後方向)に移動できる可動型に構成されている。
かかる雄型保持部5には、雄型3が取付け固定されている。具体的には、雄型3の環状部3Fが取付プレート52bを介してフレーム51bに取り付け固定されると共に、雄型3の天壁部3A及び各側壁部3B,3C,3D,3Eがサポート部材52aを介してバックプレート51aに固定されている。この雄型3と取付プレート52bとバックプレート51aとフレーム51bとで囲まれた領域(雄型3と雄型保持部5とで画定される閉鎖領域)は、蒸気を保持する蒸気室35になっている。また、この蒸気室35へ蒸気を供給するための蒸気供給管36がフレーム51bに接続されている。
上記構成からなる成形装置1では、雄型3を保持した雄型保持部5は、雌型2を保持した雌型保持部4に対して、金型2,3が型閉じ状態となる成形位置(型閉位置)と、金型2,3が型開き状態となる取出位置(型開位置)とに、水平方向(雄型3(凸状部)の突出方向)に沿って移動する。ここで、成形位置(型閉位置)とは、雌型2と雄型3とが接近して型閉じした状態の位置であり、雌型2と雄型3とで画定される成形空間Sが形成される位置である(図5(b)参照)。取出位置(型開位置)とは、雌型2と雄型3とが離間して型開きした状態の位置であり、成形品(容器本体10)を取り出し可能な位置である(図6(b)参照)。
上記構成の成形装置1により容器本体10を成形する過程について、図5,6を用いて説明する。まず、雄型3を保持した可動型の雄型保持部5を、雌型2を保持した固定型の雌型保持部4側へ開閉方向に沿って移動させる(図5(a)参照)。そして、雄型保持部5を成形位置(型閉位置)まで移動させて、雄型3の凸状部を雌型2の凹状部に閉方向に沿って差し入れ、雌型2と雄型3とを型閉じする。即ち、雌型2と雄型3とを型閉じすることで、雌型2の内面2a,2e及び雄型3の外面3a,3fで画定される成形空間Sを形成する(図1、図5(b)参照)。
続いて、雌型2の充填孔23を介して成形空間S内に、図示していないフィラーから配管を介して発泡性合成樹脂粒子を充填する。充填が完了後、充填孔23を閉じるシャッター(図示せず)を閉塞させて加熱工程に移る。加熱工程では、蒸気供給管27,36から蒸気室26,35に蒸気を供給すると共に、蒸気孔21,25,31,32,34を通して成形空間S内にも蒸気を供給する。そして、容器本体10を形成する発泡性合成樹脂粒子を加熱して、発泡性合成樹脂粒子同士の融着を行う。
このとき、雌型2の壁部2A,2B,2C,2D,2Eと雄型3の壁部3A,3B,3C,3D,3E及び環状部3Fとに形成された蒸気孔21,25,31,32,34近傍にある発泡性合成樹脂粒子は、コアベント212,252,312,321のスリット212d,252d,312d,322dに填まり込むように融着される。即ち、このように融着された部分は、蒸気孔21,25,31,32,34の形状に対応したスリット形状型をなす。特に、雌型2の側壁部2B,2C,2D,2Eと雄型3の側壁部3B,3C,3D,3Eとに形成された蒸気孔25,32のスリット252d,322d近傍にある発泡性合成樹脂粒子は、蒸気孔25,32のスリット252d,322dに填まり込んだ状態に成形されることで、開閉方向(前後方向)に沿ったスリット形状型に成形される。
加熱後は、冷却を行ってから、雄型保持部5を雌型保持部4に対して開閉方向に沿って離間移動させる(図6(a)参照)。そして、成形された容器本体10が取り出し可能となるように、雄型保持部5を取出位置(型開位置)まで前方に離間(型開き)させる。即ち、成形された容器本体10を雄型3から開閉方向に沿って離型する。
雌型2と雄型3とを型開きした後、エジェクトピン(容器本体10の取出手段22a)を駆動機構(図示せず)によって駆動させる。雌型2の取付孔22からエジェクトピン22aを前方に沿って押し出して、成形された容器本体10を雌型2から押し出す(図6(b)参照)。即ち、成形された容器本体10を雌型2から前方に沿って離型する。離型後、容器本体10を下方向又は上方向に移動させて取り出し、成形を終了する。
ここで、雄型3の側壁部3B,3C,3D,3Eの外側面3fには、前後方向(開閉方向)に沿ってスリット形状をなす蒸気孔32が形成されており、この蒸気孔32のスリット形状の沿う方向は、容器本体10が雄型3から離型する離型方向と同じである。従って、容器本体10を開閉方向に沿って雄型3から離型させる際には、容器本体10のスリット形状型に融着された部分が、スリット322dの方向に沿って雄型3の各側壁部3B,3C,3D,3Eに設けられた蒸気孔32のスリット322dからスムーズに抜けるので、容器本体10を雄型3から容易に離型できる。
また、雌型2の側壁部2B,2C,2D,2Eの内側面2eには、前後方向(開閉方向)に沿ってスリット形状をなす蒸気孔25が形成されており、この蒸気孔25のスリット形状の沿う方向は、容器本体10が雌型2から離型する離型方向と同じである。従って、容器本体10を開閉方向に沿って雌型2から離型させる際には、容器本体10のスリット形状型に融着された部分10a,10bが、スリット252dの長手方向に沿って雌型2の各側壁部2B,2C,2D,2Eに設けられた蒸気孔25のスリット252dからスムーズに抜けるので、容器本体10を雌型2から容易に離型できる。
図7に、上記成形装置1を用いて成形された容器本体(成形品)10を示す。容器本体10は、長板状(正面視略矩形状)の底壁部10Aと、該底壁部10Aの外周部から起立する側壁部10B,10C,10D,10Eとを備える。底壁部10Aは、雌型2の底壁部2Aと雄型3の天壁部3Aとによって成形された部分である。側壁部10B,10C,10D,10Eは、雌型2の側壁部2B,2C,2D,2Eと雄型3の側壁部3B,3C,3D,3Eとによって成形された部分である。この側壁部10B,10C,10D,10Eは、長手方向で対向する一対の側壁部10B,10Cと、短手方向で対向する一対の側壁部10D,10Eとを有する。側壁部10B,10Cは、雌型2の側壁部2B,2Cと雄型3の側壁部3B,3Cとによって、成形された部分である。また、側壁部10D,10Eは、雌型2の側壁部2D,2Eと雄型3の側壁部3D,3Eとによって、成形された部分である。
ここで、側壁部10B,10Cの外側面は、雌型2の側壁部2B,2Cに形成される蒸気孔25のスリット252dに対応して(即ち、該スリット212dに発泡性合成樹脂粒子が填まり込んで融着されることで)スリット形状型に成形された部分10a(隆起部)を有する(図7(a)参照)。側壁部10B,10Cの内側面は、雄型3の側壁部3B,3Cに形成される蒸気孔32のスリット322dに対応してスリット形状型に成形された部分を有する。また、側壁部10D,10Eの外側面は、雌型2の側壁部2D,2Eに形成される蒸気孔25のスリット252dに対応してスリット形状型に成形された部分10bを有する(図7(b)参照)。側壁部10D,10Eの内側面は、雄型3の側壁部3D,3Eに形成される蒸気孔32のスリット322dに対応してスリット形状型に成形された部分を有する。
以上、本実施形態に係る成形装置1によれば、金型2,3の開閉方向に沿う面(部位)に、開閉方向に沿ってスリット形状をなす蒸気孔25,32が形成されているので、蒸気孔25,32のスリット形状の沿う方向を、成形品10が開閉方向に沿って金型2,3から離型する離型方向に合わせることができ、成形品10を開閉方向に沿って金型2,3から離型させる際に、蒸気孔25,32のスリット252d,322dに填まり込んだ状態に成形された成形部分が、スリット252d,322dの方向に沿ってスムーズにスリット252d,322dから抜けるので、成形品10を蒸気孔25,32のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、容器本体の成形品10を金型2,3から円滑に離型できる。
また、かかる成形装置1によれば、雌型2の側壁部2B,2C,2D,2Eと雄型3の側壁部3B,3C,3D,3Eとに形成された蒸気孔25,32は全て、開閉方向に沿ってスリット形状をなしているので、容器本体の成形品10を開閉方向に沿って雌型2及び雄型3から各々離型させる際に、蒸気孔25,32のスリット252d,322dに填まり込んだ状態に成形された成形部分が、スリット252d,322dの方向に沿ってスムーズにスリット252d,322dから抜けるので、成形品10を蒸気孔25,32のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、容器本体の成形品10を金型2,3から極めて円滑に離型できる。
また、かかる成形装置1によれば、雌型2の凹状部は、底面2aと、該底面2aの外周部から起立する内側面2eとを有しており、前記内側面2eに、前記蒸気孔25が形成されているので、容器本体の成形品10を開閉方向に沿って雌型2の凹状部から離型させる際に、蒸気孔25のスリット252dに填まり込んだ状態に成形された成形部分10a,10bが、スリット252dの方向に沿ってスムーズにスリット252dから抜けるので、成形品10を蒸気孔25のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、容器本体の成形品10を金型2,3から円滑に離型できる。
また、かかる成形装置1によれば、雄型3の凸状部は、天面3aと、該天面3aの外周部から垂下する外側面3fとを有しており、前記外側面3fに、前記蒸気孔32が形成されているので、容器本体の成形品10を開閉方向に沿って雄型3の凸状部から離型させる際に、蒸気孔32のスリット322dに填まり込んだ状態に成形された成形部分が、スリット322dの方向に沿ってスムーズにスリット322dから抜けるので、成形品10を蒸気孔32のスリット形状に沿って離型方向に移動させることができ、容器本体の成形品10を金型2,3から円滑に離型できる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、容器本体10を成形するための成形装置1について説明したが、これに限らず、成形装置1は蓋体を成形するように構成することもできる。
また、本実施形態では、雌型2の側壁部2B,2C,2D,2Eと雄型3の側壁部3B,3C,3D,3Eとに形成される全ての蒸気孔25,32が、開閉方向(前後方向)に沿うスリット形状を有する場合について説明したが、これに限らず、複数の蒸気孔のうち、一部の蒸気孔のみが開閉方向(前後方向)に沿うスリット形状を有するように構成することもできる。具体的には、雌型2の側壁部2B,2C,2D,2Eと雄型3の側壁部3B,3C,3D,3Eとのうち、いずれか一又は二以上の側壁部に形成された蒸気孔のみが開閉方向(前後方向)に沿うスリット形状を有するように構成することができる。また、一の側壁部に形成された複数の蒸気孔のうち、一部の蒸気孔のみが開閉方向(前後方向)に沿うスリット形状を有するように構成することができる。尚、底壁部2A及び天壁部3Aに設けられる蒸気孔21,31は、スリット形状の他、円形状や多角形状の孔が複数形成されたキリ孔形状で構成することもできる。
また、本実施形態では、金型2,3を前後方向(水平方向)に開閉させる横型の成形装置1に構成したが、金型2,3を上下方向に開閉させる縦型の成形装置であってもよい。また、前記金型2,3のうちの雄型3のみを可動型に構成する他、雄型3と雌型2とを可動型に構成することもできるし、或いは、雌型2を可動型とし、雄型3を固定型に構成することもできる。
1…成形装置、2…雌型、2A…底壁部、2B,2C,2D,2E…側壁部、2a…底面、2e…内側面、3…雄型、3A…天壁部、3B,3C,3D,3E…側壁部、3F…環状部、3a…天面、3f…外側面、4…雌型保持部、5…雄型保持部、10…容器本体、10A…底壁部、10B,10C,10D,10E…側壁部、10a,10b…スリット形状型に成形された部分、21,25,31,32,34…蒸気孔、211,251,311,321…貫通孔、212,252,312,321…コアベント、212c,252c,312c,322c…円板部、212d,252d,312d,322d…スリット、33…環状凹部、26,35…蒸気室、27,36…蒸気供給管、41a,51a…バックプレート、41b,51b…フレーム、42a,52a…サポート部材、42b,52b…取付プレート、S…成形空間

Claims (3)

  1. 開閉可能な金型を閉じることにより形成される成形空間に発泡性合成樹脂粒子を充填し、前記成形空間内に充填された発泡性合成樹脂粒子を蒸気により加熱することによって、蓋体又は容器本体を成形し、前記金型を開けて、成形した蓋体又は容器本体を開閉方向に沿って金型から離型させる成形装置であって、
    前記金型の開閉方向に沿う部位に、開閉方向に沿ってスリット形状をなす蒸気孔が形成されていることを特徴とする成形装置。
  2. 前記金型は、前記開閉方向に沿って凸状に形成された凸状部を有する雄型と、前記凸状部を開閉方向に沿って差し入れ可能に形成された凹状部を有する雌型とを備え、
    前記凹状部は、底面と、該底面の外周部から起立する内側面とを有しており、前記内側面に、前記蒸気孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記凸状部は、天面と、該天面の外周部から垂下する外側面とを有しており、前記外側面に、前記蒸気孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の成形装置。
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