JP2004209804A - 発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置 - Google Patents

発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004209804A
JP2004209804A JP2002381877A JP2002381877A JP2004209804A JP 2004209804 A JP2004209804 A JP 2004209804A JP 2002381877 A JP2002381877 A JP 2002381877A JP 2002381877 A JP2002381877 A JP 2002381877A JP 2004209804 A JP2004209804 A JP 2004209804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
steam
side walls
cavity
male
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002381877A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Shiromizu
義男 白水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHUNNAN KASEI KK
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Original Assignee
SHUNNAN KASEI KK
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHUNNAN KASEI KK, Toyo Machinery and Metal Co Ltd filed Critical SHUNNAN KASEI KK
Priority to JP2002381877A priority Critical patent/JP2004209804A/ja
Publication of JP2004209804A publication Critical patent/JP2004209804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】型閉め用駆動装置の小型化が図れ、さらに成形条件が簡易であり、大形の板状発泡成形体を良好に生産できる発泡成形体の成形金型を提供する。
【解決手段】雌型(1)と雄型(2)との間で形成されたキャビティ(CV)内に原料ビ−ズ(N)を充填し、雌及び雄型(1)(2)における各蒸気室(13)(23)に供給した高温蒸気(S)を通流させて原料ビ−ズ(N)を加熱発泡させて発泡成形体(M)を形成する発泡成形体の成形金型において、雄型(2)の凸部(22)における型開閉方向と直交する方向の両側壁(23a)(23a)外面とこれら両側壁(23a)(23a)外面にそれぞれ対向する雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面との間の板状空間を前記キャビティ(CV)として構成する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリスチレン、ポリエチレン及びポリプロピレン等の発泡性樹脂製の原料ビーズから建材等の比較的大形の板状発泡成形体を成形する用に適した発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、発泡性樹脂等の原料ビーズから発泡成形体は次のように成形される。まず、内部が空洞の蒸気室となっている雄型を、内部が空洞の蒸気室となっている雌型に移動させて型閉めを行い、原料ビーズを雄型と雌型との間のキャビティ内に空送して充填した状態で、各蒸気室に供給した高温蒸気をキャビティ内に通流させて前記原料ビーズを加熱させることにより、原料ビーズが発泡膨脹して発泡成形体が成形される。この後、最後に型開きを行ってからキャビティ内の発泡成形体を離型して取り出すようになっている。
【0003】
ところで、最近では、建材等に使用するために、例えば600mm×900mm程度の比較的大形の板状発泡成形体に対する需要が多くなってきており、量産化による安価な板状発泡成形体の供給が求められている。
【0004】
これに対応して、従来の発泡成形装置として、図16に示すように、横方向へ並設されて所定の板状発泡成形体の大きさに対応する複数の凹部(101a)を有する雌型(101)と、凹部(101a)に対応する複数の凸部(201a)を有する雄型(201)とを用意し、駆動装置(301)により雄型(201)を前進させて型閉めし、この型閉め状態で凹部(101a)と凸部(201a)先端面との間に形成された複数のキャビティ(CV1)内に原料ビーズ(N)を供給し、雌型(101)及び雄型(201)の各内部の蒸気室(図示せず)に供給した高温蒸気を前記キャビティ(CV1)を通流させてることにより原料ビーズ(N)を加熱して発泡成形するようにしたものが知られている(特公昭61−45940号公報)。
【0005】
また、図17に示すように、複数の雌型(101)のブロック(100)と複数の雄型(201)のブロック(200)とを型開閉方向(前後方向)で並設するとともに、所定ブロック(100)(200)をタイバー(401)(401)に摺動可能に支持させて往復動作可能に構成し、往動時と復動時に板状成形体を成形するようにしたものもある(特公昭43−9916号公報)。
【0006】
【特許文献1】
特公昭61−45940号公報
【特許文献2】
特公昭43−9916号公報
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】
しかし、上記従来の前者のものは、一度に複数の板状発泡成形体を成形できるものの、前記キャビティ(CV1)が雌型(101)の凹部(101a)の底面と雄型(201)の凸部(201a)の先端面との間で構成されており、大形の発泡成形体を得ようとすると、凸部(201a)の先端面積が発泡成形体の表(裏)に対応して広大となるので、型閉め状態の保持力が大きくなり、駆動装置(301)が大型・大容量化する欠点がある。
【0008】
また、従来の後者のものは、ブロック(100)(200)が往復動作毎に発泡成形を行う構成であるから、原料ビーズの供給や発泡成形体の取り出し等のタイミング制御が難しく、高温蒸気供給配管等の各種配管系の引回しが複雑になることも含めて製造条件が煩雑となり、結果的にトラブルが起きやすいという難点がある。
【0009】
一方、従来、図18に示すように、凹部(101a)を深溝状としたものも案出されている。しかし、これも、型閉め時の凹部(101a)と凸部(201a)の先端面との間でキャビティ(CV2)が構成されていることに違いはなく、板状の発泡成形体(M)を得るために、前記凹部(101a)の深さ寸法(X)を大きく設定すれば、型開き時にエジェクタ手段(501)により発泡成形体(M)を凹部(101a)から後方へ押し出す際に、発泡成形体(M)の両側外面と凹部(101a)の両側内面との間での大きな接触抵抗が作用することから、大きな押出し力が必要となり、これによって前記発泡成形体(M)が傷つくおそれがあり、結局、大形の板状発泡成形体(M)を良好に成形しにくいという問題がある。
【0010】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、型閉め用駆動装置の小型化を図ることができ、成形条件も簡易で、大形の板状発泡成形体を良好に生産できる発泡成形体の成形金型並びにこの成形金型を使った発泡成形装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
「請求項1」に記載の発泡成形体の成形金型(DV)は、「内部に蒸気室(13)を有する雌型(1)と内部に蒸気室(23)を有する雄型(2)との間ので形成されて原料ビ−ズ(N)が充填されたキャビティ(CV)に、前記各蒸気室(13)(23)に供給された高温蒸気(S)を通流させることにより、原料ビ−ズ(N)を加熱・発泡させて発泡成形体(M)を成形する発泡成形体の成形金型(DV)であって、雄型(2)の凸部(22)における型開閉方向と直交する方向の両側壁(22a)(22b)外面とこれら両側壁(22a)(22b)外面にそれぞれ対向する雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面との間の板状空間を前記キャビティ(CV)として構成した」ことを特徴とする。
【0012】
この発泡成形体の成形金型(DV)では、雄型(2)の凸部(22)における型開閉方向と直交する方向の両側壁(22a)(22b)外面とこれら両側壁(22a)(22b)外面にそれぞれ対向する雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面との間の板状空間を前記キャビティ(CV)とする構成であるから、成形された発泡成形体(M)は凹部(12)の奥まで挿入された凸部(22)の両側壁(22a)(22b)外面に密着することになり、取り出し時には凸部(22)と共に雌型(1)の凹部(12)から引きだされることになる。従って、凹部(12)の深さを深くすることができ、大型の板状発泡成形体(M)を成形することが可能となった。
【0013】
加えて、一つの凸部(22)あたり二枚の板状発泡成形体(M)が一度に成形されるので、換言すれば、一つのキャビティ(CA)から二枚の板状発泡成形体(M)が一度に成形されるので、そして一つの発泡金型(DV)に複数のキャビティ(CA)を形成することによって量産性も確保される。
【0014】
しかも前述のように、前記凸部(22)における両側壁(22a)(22b)に沿って板状発泡成形体(M)が形成されるので、型締状態において発泡時の主たる膨張圧力は型開閉方向に対して直角方向となる。換言すれば、型開閉方向に加わる膨張圧力はキャビティ(CA)の一部を構成する凸部(22)の基部(22d)と凹部(12)の奥部(12d)とに加わるだけであり、発泡金型(DV)の型開き方向に加わる膨張圧力は基部(22d)の総面積と等しい面積の従来の1枚取りの発泡金型の場合と同じになり、多数枚の成形を一度に行う場合であっても大きな型締力を必要としない。
【0015】
更に、型開き時に、例えば雌型(1)の蒸気室(13)側から高温蒸気(S)の圧力を発泡成形体(M)に与えるだけで、雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面から発泡成形体(M)を離脱させることができ、型開き動作時に伴って該発泡成形体(M)を凸部(22)に引き連れさせることができるので、損傷のおそれもなく大寸の板状発泡成形体(M)を容易に得ることが可能となる。
【0016】
なお、この時雄型(2)の蒸気室(23)を減圧状態にしておけば、凸部(22)の両側壁(22a)(22b)に発泡成形体(M)を吸着させることができ、よりスムーズに発泡成形体(M)を凸部(22)に引き連れさせることができる。
【0017】
「請求項2」に記載の発泡成形体の成形金型(DA)は、他の実施例で「内部に蒸気室(13)を有する雌型(1)と内部に蒸気室(23)を有する雄型(2)との間で形成されて原料ビ−ズ(N)が充填されたキャビティ(CV)に、前記各蒸気室(13)(23)に供給された高温蒸気(S)を通流させることにより、原料ビ−ズ(N)を加熱・発泡させて発泡成形体(M)を成形する発泡成形体の成形金型(DA)であって、雄型(2)の凸部(22)が、先端に行く程次第に幅狭となるようにその両側壁(22a)(22b)外面が形成され、これら両側壁(22a)(22b)外面にそれぞれ対向する雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面との間の板状空間を前記キャビティ(CV)として構成した」ことを特徴とする。
【0018】
この場合は、雄型(2)の凸部(22)の形状が先端に行く程次第に幅狭となるように形成され、そして雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面がこれに平行に形成されている点が特徴的であり、このようにキャビティ(CV)を形成することにより、型開き時に僅かに雄型(2)を型開き方向に引くだけで発泡成形体(M)が凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面から簡単に離脱し、発泡成形体(M)の表面に傷を発生させることなく以後の型開きが非常にスムーズに行われることになる。
【0019】
加えてこの場合は、凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面に多少の凹凸があったとしても型開き方向に雄型(2)を移動させるにつれて発泡成形体(M)が凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面から次第に離れていくので、問題なく発泡成形体(M)の凹部(12)からの抜き出しが可能となる。
【0020】
「請求項3」に記載の発泡成形体の成形金型(DA)は、「前記雄型(2)の凸部(22)先端に、キャビティ(CV)で形成された発泡成形体(M)の前端面に係合する突出部(22c)(22c)を形成した」ものである。
【0021】
この発泡成形体の成形金型(DA)では、前記突出部(22c)(22c)に発泡成形体(M)の前端面が係止されるので、型開きに伴って行われる発泡成形体(M)の凹部(12)からの取り出しがスムーズに行われる。
【0022】
「請求項4」に記載の発泡成形体(M)の成形金型(DA)は、「雌型(1)の凹部(12)における両側壁(12a)(12b)にそれぞれ形成されて各蒸気室(13)及びキャビティ(CV)に連通する多数の高温蒸気通流孔(14)を、雄型(2)の凸部(22)の引抜方向に伸びたスリット状の孔で構成した」ものである。
【0023】
この成形金型(DA)では、高温蒸気(S)で発泡した発泡成形体(M)の原料ビーズ(N)が高温蒸気通流孔(14)から蒸気室(13)側に膨出状に入り込むのが抑制され、しかもそのスリット方向が凸部(22)の引抜方向であるから発泡した発泡成形体(M)の表面が若干高温蒸気通流孔(14)に入り込んでいたとしても抵抗なく滑り、型開き時に雄型(2)側に支障なく引き連れさせて抜去することができる。
【0024】
「請求項5」に記載の発泡成形装置(DM)の第1実施例は、
(a) 内部に蒸気室(13)並びにキャビティ(CV)の一部を構成する凸部(22)とを有する雄型(1)と、
(b) 内部に蒸気室(23)並びにキャビティ(CV)の一部を構成する凹部(12)を有する雌型(2)と、
(c) 前記雄型(1)を雌型(2)に対して型開閉並びに型締する駆動手段(5)と、
(d) 雄型(2)の凸部(22)における型開閉方向と直交する方向の両側壁(22a)(22b)外面と、これら両側壁(22a)(22b)外面にそれぞれ対向する雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面との間の板状空間で構成されたキャビティ(CV)内に、型閉め状態で原料ビーズ(N)を空送・供給する原料ビーズ供給手段(30)と、
(e) 前記蒸気室(13)(23)に蒸気(S)を供給し、キャビティ(CV)内の原料ビーズ(N)を発泡させる高温蒸気供給手段(31)と、
(f) 前記蒸気室(13)(23)に冷却水(W)を供給し、発泡した発泡成形体(M)を冷却する冷却水供給手段(32)と、
(g) 発泡成形工程において、必要時期(原料ビーズの充填に先立つ時期及び加熱に先立つ時期並びに必要に応じて採用される加熱工程の一時期)に蒸気室(13)(23)内を減圧状態にする減圧手段(34)と、
(h) 型開き状態で前記発泡成形体(M)を雄型(2)の凸部(22)の両側壁(22a)(22b)外面から離脱させる離型手段(40)とを備えたことを特徴とし、第2実施例は、
(a) 内部に蒸気室(13)並びにキャビティ(CV)の一部を構成する凸部(22)とを有する雄型(1)と、
(b) 内部に蒸気室(23)並びにキャビティ(CV)の一部を構成する凹部(12)を有する雌型(2)と、
(c) 前記雄型を雌型に対して型開閉並びに型締する駆動手段と、
(d) 雄型(1)の凸部(22)の型開閉方向に対して、凸部(22)の先端に向かう程幅狭方向に傾斜する両側壁(22a)(22b)外面と、これら両側壁(22a)(22b)外面にそれぞれ対向する雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面との間の板状空間で構成されたキャビティ(CV)内に、型閉め状態で原料ビーズ(N)を空送・供給する原料ビーズ供給手段(30)と、
(e) 前記蒸気室(13)(23)に蒸気(S)を供給し、キャビティ(CV)内の原料ビーズ(N)を発泡させる高温蒸気供給手段(31)と、
(f) 前記蒸気室(13)(23)に冷却水(W)を供給し、発泡した発泡成形体(M)を冷却する冷却水供給手段(32)と、
(g) 発泡成形工程において、必要時期(原料ビーズの充填に先立つ時期及び加熱に先立つ時期並びに必要に応じて採用される加熱工程の一時期)に蒸気室(13)(23)内を減圧状態にする減圧手段(34)と、
(h) 型開き状態で前記発泡成形体(M)を雄型(2)の凸部(22)の両側壁(22a)(22b)外面から離脱させる離型手段(40)とを備えたことを特徴とする。
【0025】
この発泡成形装置(DM)では、雌型(1)と雄型(2)とを型閉めした状態でキャビティ(CV)内に充填された原料ビーズ(N)を、各蒸気室(13)(23)に供給した高温蒸気(S)で加熱させることにより、凸部(22)の両側において一つの凸部(22)あたり一度に二個の発泡成形体(M)を得ることができ、さらに、この発泡成形体(M)を冷却してから前記蒸気室(13)(23)内を減圧すれば、該発泡成形体(M)から水分やガスを除去して形状の安定化を図ることができ、また、発泡成形体(M)を強引に雌型(1)の凹部(12)から押し出す必要もなく、型開き状態で発泡成形体(M)を凸部(22)の側面から僅かに押出すのみで離型させることが可能となり、大形でも適正形状が保たれた発泡成形体(M)を順次、次工程に送ることができる。
【0026】
特に、第2実施例の場合には、前述のように雄型(2)の凸部(22)の形状が先端に行く程次第に幅狭となるように形成され、そして雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面がこれに平行に形成されているので、型開き時に僅かに雄型(2)を型開き方向に引くだけで発泡成形体(M)が凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面から簡単にさせることができる。それ故、凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面に多少の凹凸があったとしても問題なく発泡成形体(M)の凹部(12)からの抜き出しが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる発泡成形体(M)の成形金型(DA)を使った発泡成形装置(DM)を示す側面図である。
【0028】
図1において、架台(10)上には固定プレート(3)と駆動装置取り付け板(4)が固定されており、前記固定プレート(3)と駆動装置取り付け板(4)との間には、複数の平行なタイバー(7)が架設されており、前記タイバー(7)に移動プレート(6)が往復移動可能に取り付けられている。ここで、型開きストロークは発泡成形体(M)の奥行き幅(或いは凸部(22)の奥行き長さ)より若干大きければ足り、複数枚取りであるにも拘らず型開きストロークが小さくてすむという利点もある。
【0029】
固定プレート(3)には雌型(1)が固定され、前記雌型(1)に対向して該雌型(1)とで成形金型(DV)を構成する雄型(2)が移動プレート(6)に配設されており、更に、雄型(2)が取り付けられている移動プレート(6)の後方(図面の右方向)に位置してこの駆動装置取り付け板(4)の後面には、シリンダ装置のような駆動装置(5)が設置されており、この駆動装置(5)は、そのピストンロッド(5a)の先端に前記移動プレート(6)を連結してあり、雄型(2)を型開閉方向(前後方向)へ駆動することができるようになっている。
【0030】
架台(10)上には、図示しないサイロから原料ビーズ(N)の供給を受ける供給筒部(8)が配置されており、この供給筒部(8)からの原料ビーズ(N)は、フィラー(9)により前記雌型(1)と雄型(2)と間で構成されるキャビティ( 図3及び図5)(CV)内に空送されるようになっており、供給筒部(8)やフィラー(9)等により原料ビーズ供給部(30)が構成されている。
【0031】
また、架台(10)には、高温蒸気(S)の供給部(31)、冷却水(W)の供給部(32)、圧縮エア(A)の供給部(33)、真空(V)引き行う減圧手段としての吸引部(34)、ドレン(D)の排出部(35)、及び排気部(36)等が配設されている。
【0032】
前記成形金型(DV)の配設位置の下方には、該成形金型(DV)から離型された発泡成形体(M)を受けて次工程に搬送するコンベア(50)が配設されている。このコンベア(50)は、例えばベルトコンベア或いはローラコンベア等からなる。
【0033】
次に、成形金型(DV)の構造を図2〜図6に基づいて説明する。
【0034】
図2〜図6において、雌型(1)は、方形ブロック状の基体(11)と、基体(11)のパーティング面に左右方向(型開閉方向と直交する方向)で並列された複数の凹部(12)とからなり、その内部は空洞の蒸気室(13)として構成されている。一方、雄型(2)は、基体(21)と、基体(21)の前端面に左右方向で一定間隔毎に並列されて前記凹部(12)に挿脱される複数の凸部(22)とからなり、その内部が空洞の蒸気室(23)として構成されている。そして、前記凸部(22)における左右の両側壁(22a)(22b)外面とこれら両側壁(22a)(22b)にそれぞれ対向する前記凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面との間の各板状空間がそれぞれキャビティ(CV)として構成されている。
【0035】
なお、前記キャビティ(CV)の前後方向の長さ(La)が板状発泡成形体(M)の一辺の寸法に略相当し、キャビティ(CV)の上下方向の長さ(Lb)が発泡成形体(M)の他辺の寸法に略相当しており、また、キャビティ(CV)の左右の幅寸法(t)が発泡成形体(M)の厚み寸法に略相当している。
【0036】
前記凹部(12)の両側壁(12a)(12b)には、蒸気室(13)からの高温蒸気(S)をキャビティ(CV)に通流させる多数の高温蒸気通流孔(14)がそれぞれ形成されており、同様に凸部(22)の両側壁(22a)(22b)にも、蒸気室(23)からの高温蒸気(S)をキャビティ(CV)に通流させる多数の蒸気通流孔(24)がそれぞれ形成されている。各蒸気通流孔(14)(24)は、図7に示すように、型開閉方向に延びたスリット孔で構成されており、キャビティ(CV)に充填された原料ビーズ(N)が高温蒸気(S)で加熱されて発泡した際に各蒸気室(13)(23)に膨出状に侵入するのを抑止してある。
【0037】
前記雌型(1)の基体(11)における上壁には、前後方向で複数箇所に位置して前記各キャビティ(CV)に連通し、前記フィラー(9)からの原料ビーズ(N)を取り込む供給口(15)が前後方向で一定間隔毎に形成されている。
【0038】
フィラー(9)は、例えば図8に示すように、前記供給筒部(8)に接続された原料ビーズ供給通路(91)を有するフィラー本体(90)と、フィラー本体(90)に装備されたシリンダ部(92)と、原料ビーズ供給通路(91)を通る原料ビーズ(N)を空送させるための圧縮エア噴出部(93)とを備えている。
【0039】
シリンダ部(92)は、ピストン(92a)とピストン(92a)に連結されたピストンロッド(92c)とからなり、ピストンロッド(92c)の頭部(92b)は、鎖線で示す進出位置で原料ビーズ供給通路(91)からの原料ビーズ(N)の送出を阻止し、実線で示す後退位置で原料ビーズ供給通路(91)からの原料ビーズ(N)の送出を許容する。この時、原料ビーズ(N)が圧縮エア噴出部(93)からの圧縮エア(a)で空送されて配管(15A)を介して前記取り込む供給口(15)側に至り、キャビティ(CV)に充填される。キャビティ(CV)への充填後、前進したピストンロッド(92c)の頭部(92b)でキャビティ(CV)への入り口が閉じられ、原料ビーズ(N)の送出が阻止された状態では、原料ビーズ供給通路(91)に残留した原料ビーズ(N)が圧縮エア(a)により供給筒部(8)に逆送される、いわゆるブローバックが行われる。
【0040】
前記雌型(1)の蒸気室(13)内には、原料ビーズ(N)を発泡成形してなる発泡成形体(M)を冷却させるための冷却水(W)を噴出する多数の噴出口(16a)を有する長パイプ状の冷却水散布ノズル(16)が前後方向(即ち、型開閉方向)に沿って配置される一方、雄型(2)の凸部(22)内の蒸気室(23)にも同様に噴出口(26a)を有する冷却水散布ノズル(26)が前後方向(即ち、型開閉方向)に沿って配置されている。
【0041】
雌型(1)の上壁には、複数箇所に位置して前記冷却水散布ノズル(16)に冷却水(W)を供給する供給口(17)が設けられており、また雄型(2)の基体(21)の上壁にも、前記冷却水散布ノズル(26)に冷却水(W)を供給する供給口(27)が形成されている。
【0042】
前記雄型(2)の凸部(22)の先端には、図5及び図9に示すように、上端から下端に亘って外側方へ突出する突出部(他の図面では省略)(22c)が一体に形成されており、この突出部(22c)は、型開き時に雄型(2)が後退する際に、発泡成形体(M)の前端を引っかけて、該雄型(2)に引き連れさせるものである。勿論、この突出部(22c)は必須のものではない。
【0043】
また、雄型(2)には、発泡成形体(M)を凸部(23)から離反させる離型手段としてのエジェクト装置(40)が装備されている。
【0044】
このエジェクト装置(40)は、例えば、図9(A)(B)に示すように、キャビティ(CV)内に露出する左右一対のエジェクト板(41)(41)と、凸部(22)の蒸気室(23)内で前後方向で移動可能に配設された駆動棹(42)と、エジェクト板押圧アーム(43)(43)と、駆動棹(42)の復帰用ばね部材(44)とを備えている。
【0045】
各エジェクト板押圧アーム(43)の先端部は、連結ピン(45)を介してエジェクト板(41)に枢支・連結され、また、その基端部は、連結ピン(46)を介して駆動棹(42)の前端部(42a) に枢支・連結されており、これらエジェクト板押圧アーム(43)と駆動棹(42)とでリンクを構成している。駆動棹(42)の後端部(42b)は、雄型(2)の基体(21)を貫通して後方のストッパ(47)の近傍まで延出されている。また、復帰用ばね部材(44)は、雄型(2)の基体(21)の後端面と駆動棹(42)の後端ばね受け部(48)との間に介在されている。
【0046】
このエジェクト装置(40)では、型開き動作に伴って雄型(2)が後退すれば、該駆動棹(42)の後端がストッパ(47)に当たり、復帰用ばね部材(44)が圧縮されるとともに、雄型(2)に対して駆動棹(42)が前方へ相対変移する。これにより、駆動棹(42)の前方変移がエジェクト板押圧アーム(43)の外側方への変移に変換され、このエジェクト板(41)(41)の外側方への変移により雄型(2)の凸部(22)の両側壁(22a)(22b)外面から発泡成形体(M)が離型されることになる。型閉め動作に伴って復帰用ばね部材(44)が伸長し、駆動棹(42)が雄型(2)に対して相対的に後退し、原状に復帰する。
【0047】
図10は、前記原料ビーズ(N)の供給部(30)、高温蒸気(S)の供給部(31)、冷却水(W)の供給部(32)、圧縮エア(A)の供給部(33)、真空(V)引きする吸引部(34)、及びドレン(D)の排出部(35)等の配管系を示す構成図である。
【0048】
図10において、前記雌型(1)の蒸気室(13)と蒸気発生源(図示せず)との間には、前記高温蒸気(S)の供給部(31)に関連する高温蒸気供給配管(31A)が配設されており、この高温蒸気供給配管(31A)には、蒸気弁(31a)が設けられている。また、雌型(1)の蒸気室(13)と冷却水発生源(図示せず)との間には、前記冷却水(W)の供給部(32)に関連する冷却水供給配管(32A)が設けられており、この冷却水供給配管(32A)には、冷却水弁(32a)が設けられている。この冷却水配管(32A)は、前記雌型(1)側の供給口(17)に接続されている。
【0049】
雌型(1)の蒸気室(13)と圧縮空気発生源(図示せず)との間には、前記圧縮エア(A)の供給部(33)に関連する圧縮エア(A)の供給配管(33A)が配設されており、この圧縮エア(A)の供給配管(33A)には、エア弁(33a)が設けられており、また、雌型(1)の蒸気室(13)と真空ポンプ(図示せず)との間には、前記真空(V)引き用の吸引部(34)に関連する真空引き配管(34A)が配設されており、真空引き配管(34A)には、真空弁(34a)が設けられている。
【0050】
前記雌型(1)の蒸気室(13)の下部には、ドレン(D)の排出部(35)に関連し、蒸気室(13)内のドレン(D)を外部に排出するドレン排出配管(35A)が配設されており、このドレン排出配管(35A)には、ドレン弁(35a) が設けられており、また、前記雌型(1)には、前記排気部(36)に関連し、蒸気室(13)内の残留エア等を排出する排気配管(36A)が配設されており、この排気配管(36A)には排気弁(36a)が設けられている。
【0051】
他方、前記雄型(2)の蒸気室(23)と蒸気発生源(図示せず)との間には、前記高温蒸気(S)の供給部(31)に関連する高温蒸気供給配管(31B)が配設されており、この高温蒸気供給配管部(31B)には、蒸気弁(31b)が設けられている。また、雄型(2)の蒸気室(23)と冷却水発生源(図示せず)との間には、前記冷却水(W)の供給部(32)に関連する冷却水供給配管(32B)が設けられており、この冷却水供給配管(32B)には、冷却水弁(32b)が設けられている。この冷却水配管(32B)は、前記雄型(2)側の供給口(27)に接続されている。
【0052】
雄型(2)の蒸気室(23)と圧縮空気発生源(図示せず)との間には、前記圧縮空気(A)の供給部(33)に関連する圧縮エア供給配管(33B)が配設されており、この圧縮エア供給配管(33B)には、エア弁(33b)が設けられており、また、雄型(2)の蒸気室(23)と真空ポンプ( 図示せず)との間には、前記真空(V)引き用の吸引部(34)に関連する真空引き配管(34B)が配設されており、この真空引き配管(34B)には、真空弁(34b)が設けられている。
【0053】
前記雄型(2)の蒸気室(23)の下部には、ドレン排出部(35)に関連し、蒸気室(23)内のドレン(D)を外部に排出する排出配管(35B)が配設されており、このドレン排出配管(35B)には、ドレン弁(35b)が配設されており、また、雄型(2)には、蒸気室(23)から残留エア(A)等を排出する排気配管(36B)が配設されており、この排気配管(36B)には、排気弁(36b)が設けられている。
【0054】
また、前記雌型(1)側の圧縮エア供給配管(33A)と前記冷却水供給口(17)との間には、エア弁(37a)を有する圧縮エア供給配管(37A)が接続され、また、前記雄型(2)側の圧縮エア供給配管(33B)と前記冷却水供給口(27)との間には、エア弁(37b)を有する圧縮エア供給配管(37B)が接続されている。
【0055】
次に、上記構成の発泡成形装置(DM)による発泡成形体(M)の製造手順を説明する。なお、以下の説明のための図面では、煩雑さを回避するために構成部材の一部を図中から省いたものもある。
(I)成形前工程
まず、雄型(2)を雌型(1)に移動させて図11(A)に示すように完全に型閉め状態とし、ドレン弁(35a)(35b)や排気弁(36a)(36b)等を閉成し、蒸気弁(31a)(31b)を開放して、各蒸気室(13)(23)内に蒸気(S)を注入して圧力を0.01Pa程度の低圧で雄型(2)及び雌型(1)を85〜100°C程度に加熱する。
【0056】
次いで、図11(B)に示すように、蒸気弁(31a)(31b)を閉成してから雄型(2)を後退して10〜100mm程度まで型開きを行いながらドレン弁(35a)(35b)及びエア弁(33a)(33b)を開放し、蒸気室(13)(23)内に圧縮エア(A)を供給することにより、該蒸気室(13)(23)内のドレン(D)を排出する。
【0057】
この後、雄型(2)を図11(C)に示すように、低速で後退させて型閉めを行いながら前記フィラー(9)[図8)]における原料ビーズ供給通路(91)を遮断する一方、圧縮エア噴出部(93)を開放し、この圧縮エア噴出部(93)からの圧縮エア(a)をキャビティ(CV)内に供給して該キャビティ(CV)のドレン(D)を排出する。なお、この時、クラッキングが必要な場合には、雄型(2)を雌型(1)に対して隙間(g)を開けて停止させ、大気圧充填を行う事になる。
【0058】
次いで、両金型(1)(2)を図11(D)に示すように、完全に型閉め状態にし、真空弁(34a)(34b)のみを開放して真空引きを行い、蒸気室(13)(23)内を−0.01〜−0.08MPa程度に減圧する。
【0059】
上記減圧を行いながら原料供給系を加圧作動させて図11(E)に示すように、フィラー(9)の原料ビーズ供給通路(91)を開放し、原料ビーズ(N)を雌型(1)と雄型(2)との間におけるキャビティ(CV)に供給して充填する。
【0060】
原料ビーズ(N)のキャビティ(CV)への供給が完了する前に、図11(F)に示すように、真空弁(34a)(34b)を閉成し、さらに原料ビーズ(N)でキャビティ(CV)が満杯になるまで充填を続ける。原料ビーズ(N)の充填が完了すれば、前記フィラー(9)のピストンロッド(92c)を前進させて頭部(92b)にて各キャビティ(CV)の入口を遮断し、然る後、圧縮エア(a)を原料ビーズ供給通路(91)に逆噴射させるブローバックを行い、原料ビーズ(N)を供給筒部(8)側に戻す。
(II)加熱工程
まず、雌型(1)及び雄型(2)を型閉めした状態で図12(A)に示すように、真空弁(34a)(34b)のを開放して蒸気室(13)(23)を−0.03〜−0.08MPaに減圧する。
【0061】
この後、図12(B)に示すように、真空弁(34a)(34b)を閉成してから蒸気弁(31a)(31b)を開放して高温蒸気(S)を蒸気室(13)(23)に供給して両型(1)(2)を加熱し、該蒸気室(13)(23)内の圧力を第1加熱圧力(0.03〜0.05MPa)まで上昇させる。この蒸気室(13)(23)内の高温蒸気(S)は蒸気室(13)(23)のいずれの部分においても同じ圧力であるから、前記第1加熱圧力にて各キャビティ(CV)内に充填された原料ビーズ(N)の全表面を均一にムラなく加圧・加熱することになる。
【0062】
次いで、蒸気室(13)内の圧力を第1加熱圧力に保持した状態で、図12(C)に示すように、雄型(2)側の蒸気弁(31b)を閉成する一方、雄型(2)側のドレン弁(35b)を開放して、雄型(2)側の蒸気室(23)内の圧力を降下させる。これにより、雌型(1)側の蒸気室(13)側から雄型(2)側の蒸気室(23)へ各キャビティ(CV)内を通って蒸気(S)が通流し、一方加熱が行われる。この時、雌型(1)側の蒸気は前述のように各キャビティ(CV)に充填されている原料ビーズ(N)の全表面を均一にムラなく加圧しているので、各キャビティ(CV)に充填されている原料ビーズ(N)のいずれの部分も均等にムラなく蒸気(S)が通流し、キャビティ(CV)に充填されている原料ビーズ(N)は勿論、各キャビティ(CV)間においても原料ビーズ(N)のそれぞれが均等的に加熱されることになる。
【0063】
なお、この時、前記雄型(2)側のドレン弁(35b)を開放せずに該雄型(2)側の蒸気室(23)内の圧力を、雌型(1)側の蒸気室(13)内の圧力である第1加熱圧力よりも低い第2の加熱圧力に降下させ、前述同様、雌型(1)側の蒸気室(13)側から雄型(2)側の蒸気室(23)へ各キャビティ(CV)内を通って蒸気(S)を通流させ、一方加熱を行うという制御も可能である。
【0064】
勿論、上記とは逆の操作、つまり雄型(2)側の蒸気弁(31b)を開放する一方、雌型(1)側のドレン弁(35a)を開放して、雄型(2)側の蒸気室(23)から雌型(1)側の蒸気室(13)に高温蒸気(S)を通流させるようにしたり、真空引きにより高温蒸気(S)を通流させる制御も可能である。
【0065】
この後、図12(D)に示すように、蒸気弁(31a)(31b)のみを開放し、高温蒸気(S)を蒸気室(13)(23)に供給して両型(1)(2)を加熱し、該蒸気室(13)(23)内の圧力を第3加熱圧力(0.04〜0.06MPa)まで上昇させて、キャビティ(CV)に充填されている雌型(1)側の表面側の原料ビーズ(N)の加熱・融着を行う。
【0066】
次いで、蒸気室(13)内の圧力を第3加熱圧力に保持した状態で、図12(E)に示すように、雄型(2)側の蒸気弁(31b)を開放する一方、雌型(1)側のドレン弁(35a)を開放して、雄型(2)側の蒸気室(13)内の圧力を第4加熱圧力とし、雌型(1)側の蒸気室(13)を前記第4加熱圧力よりも低い圧力に降下させる。これにより、雄型(2)側の蒸気室(23)側から雌型(1)側の蒸気室(13)へ高温蒸気(S)が通流し、各キャビティ(CV)内の原料ビーズ(N)相互間での加熱・融着を更に促進させる。この時、既に各キャビティ(CV)内の原料ビーズ(N)はかなり膨張して互いに融着しており、高温蒸気(S)の通流抵抗は大きくなっており、このような状態下で各キャビティ(CV)内の原料ビーズ(N)の加熱・融着が行われる。
【0067】
また、雌型(1)側の前記蒸気室(13)からキャビティ(CV)に高温蒸気(S)を噴出させる高温蒸気通流孔(14)を型開閉方向に向けて長いスリット状に形成してあるので、発泡した原料ビーズ(N)が高温蒸気通流孔(14)内に膨出して入り込むのが抑制される。従って、発泡成形が完了し、雄型(2)を後退させる型開き動作時に発泡成形体(M)が雌型(1)の蒸気室(13)側に引っかかることもなく(若干入り込んでいたとしてもスリット状の高温蒸気通流孔(14)に沿ってスリップして)、前記型開き動作が順調に行える。
【0068】
この後、図12(F)に示すように、蒸気弁(31a)(31b)のみを開放して高温蒸気(S)を蒸気室(13)(23)に供給し、該蒸気室(13)(23)内を第5加熱圧力(0.05〜0.08MPa)に設定する、これにより、各キャビティ(CV)内の表面側の原料ビーズ(N)に対する仕上げの加熱・融着が行われる。
【0069】
最後に、図12(G)に示すように、蒸気弁(31a)(31b)を閉成し、該蒸気室(13)(23)内の圧力を第5加熱圧力に保持しながら原料ビーズ(N)に対する蒸らし融着(最終加熱・融着)を行い、所望形状(板状)の複数の発泡成形体(M)が形成される。
(III)冷却工程
蒸気室(13)(23)内の加熱圧力が0.02〜0.03MPa以下になるまで冷却水弁(32a)(32b)を開放し、その他の各弁を閉成しておき、0.02〜0.03MPa以下になれば、図13(A)に示すように、冷却水弁(32a)(32b)と共にドレン弁(35a)(35b)を開放し、冷却水散布ノズル(16)により冷却水(W)を蒸気室(13)(23)内に供給して該冷却水(W)を蒸気室(13)(23)内で通流させることにより発泡成形体(M)の表面の冷却を行う。
【0070】
この後、図13(C)に示すように、エア弁(37a)(37b)を開放して圧縮エア(A)により冷却水供給配管(32A)(32B)内の残留水を排出させながら、発泡成形体(M)の表面冷却を促進させる。
【0071】
次いで、蒸気室(13)(23)内のエア圧力を排除してから、図13(D)に示すように、真空弁(34a)(34b)のみを開放して真空引きを行い、蒸気室(13)(23)内を−0.07〜−0.08MPaに減圧し、発泡成形体(M)の内部の水分やガス分を除去しながら、蒸気室(13)(23)内に付着した水分を蒸発させることにより、真空冷却を行う。これにより、発泡成形体(M)に対する仕上げ冷却が行われ、形状の安定化が達成される。
(IV)離型工程
まず、図14(A)に示すように、雌型(1)のエア弁(33a)のみを開放し、圧縮エア(A)を蒸気室(13)内に供給し、この蒸気室(13)を所定の圧力、例えば0.01〜0.10MPaに設定する。これにより、発泡成形体(M)における蒸気室(13)側の側面が圧縮エア(A)で加圧されるので、この発泡成形体(M)の雌型(1)と成形体表面との間に圧縮エアが浸透して剥離が促進される。雄型(2)のエア弁(33b)を開放して蒸気室(23)内に供給した所定設定エア圧力により、発泡成形体と雄型面に圧縮エアを浸透させて剥離を促進する場合もある。
【0072】
発泡成形体(M)が凸部(22)から剥離しやすい状態であれば、雄型(2) 側の真空弁(34b)を開放して、雄型(2)側の蒸気室(23)内を減圧し、該蒸気室(23)から発泡成形体(M)に吸引力を作用させる工程を採用することもある。
【0073】
次いで、図14(B)に示すように、雌型(1)側の蒸気室(13)内に圧縮エア(A)を供給しながら雄型(2)を後退させて型開きを開始する。この時、雌型(1)から発泡成形体(M)に対する剥離が促進されているので、雄型(2)の後退に伴って発泡成形体(M)が該雄型(2)に引き連れられる。
【0074】
なお、この時、雄型(2)に発泡成形体(M)が引き連れやすくさせるために、雄型(2)側の真空弁(34b)を開放して蒸気室(23)内を減圧し、該蒸気室(23)から発泡成形体(M)に吸引力を作用させることもある。
【0075】
雌型(1)側の蒸気室(13)内に圧縮エア(A)を供給させる場合、この圧縮エア(A)を脈動させて、発泡成形体(M)の雌型(1)からの剥離を一層効果的に促進させる事も可能である。
【0076】
そして、図14(C)に示すように、雄型(2)が雌型(1)から離脱して完全に型開きが行われると、雄型(2)側のエア弁(33b)を開放して蒸気室(23)内に、例えば脈動する圧縮エア(A)を供給して、その時の圧力で発泡成形体(M)を雄型(2)から剥離しやすく制御する。
【0077】
この後、図14(D)に示すように、雄型(2)が所定位置まで後退すると駆動棹(42)の後端がストッパ(47)に当たり、復帰用ばね部材(44)が圧縮されるとともに、雄型(2)に対して駆動棹(42)が前方へ前進し、これにより、駆動棹(42)の前方変移がエジェクト板押圧アーム(43)の外側方への変移に変換され、このエジェクト板(41)(41)の外側方への変移により雄型(2)の凸部(22)の両側壁(22a)(22b)外面から発泡成形体(M)が離型されることになる。このようにして前記エジェクト装置(40)を動作させて発泡成形体(M)を雄型(2)側から押し出すことにより、雄型(2)側から剥離された発泡成形体(M)が略そのままの姿勢で前記コンベア(50)上に落下する。発泡成形体(M)は、このコンベア(50)により次工程に搬送された後、図示しない自動積み上げ装置により、自動的に積み重ねられる。
【0078】
なお、上記エジェクト装置(40)は、前記駆動棹(42)を使用する構成に限定されるものではない。例えば図15に示すように、エジェクト板(41)(41)の近傍位置からから前記雄型(2)の後方位置まで延設されたガイドチューブ(61)(61)と、各ガイドチューブ(61)(61)に挿通されて、各先端(63a)(63a)がそれぞれエジェクト板(41)(41)に接続された鋼線等の左右のフレキシブル線(63)(63)とを備え、型開き動作に伴って雄型(2)が後退してフレキシブル線(63)(63)の各後端が前記ストッパ(47)に当たると、これらフレキシブル線(63)(63)が雄型(2)に対して相対的に前進し、これによって上記エジェクト板(41)(41)が発泡成形体(M)を押し出すように構成する等、任意に構成を採用可能である。
【0079】
前述の場合は、雄型(2)の凸部(22)の両側壁(22a)(22b)外面が型開閉方向と直交する方向に形成されている場合であり、発泡成形体(M)を凹部(12)から取り出す場合、前述のように雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面から発泡成形体(M)の表面を離脱させておくための工夫が要求されるが、以下に述べる実施例2ではそのような必要がない。即ち、雄型(2)の凸部(22)の形状が先端に行く程次第に幅狭となるように形成され、そして雌型(1)の凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面それぞれがこれに平行に形成されている。このようにキャビティ(CV)を形成することにより、型開き時に僅かに雄型(2)を型開き方向に引くだけで発泡成形体(M)が凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面から簡単に離脱し、発泡成形体(M)の表面に傷を発生させることなく以後の型開きが非常にスムーズに行われることになる。
【0080】
加えてこの場合は、凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面に多少の凹凸があったとしても型開き方向に雄型(2)を移動させるにつれて発泡成形体(M)が凹部(12)の両側壁(12a)(12b)内面から次第に離れていくので、問題なく発泡成形体(M)の凹部(12)からの抜き出しが可能となる。
【0081】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば雄型の凸部における型開閉方向と直交する方向の両側壁外面或いは先端に行くほど次第に幅狭になる両側壁外面と、これら両側壁外面にそれぞれ対向する雌型の凹部の両側壁内面との間の板状空間を原料ビーズが充填されるキャビティとする構成であるから、一つの凸部あたり一度に二枚の板状発泡成形体を成形できるうえ、型閉め状態で発泡成形体の膨張による膨張圧力が主として型開閉方向に対して略直交するに加わることになるので、多数枚の発泡成形体を一度に成形する場合であっても小さな型閉力(換言すれば、従来の一枚の発泡成形体の成形に必要な型閉力)で型閉状態を保持でき、多数枚取りとなっても型開閉用駆動装置を大型化する必要がない。
【0082】
また、多数枚取りとなっても、ひとつの金型で同一条件下で一度に整形されるので、成形条件が簡易であるだけでなく成形ムラをなくすことができる。
【0083】
更に、型開き時に、例えば雌型の蒸気室側から高温蒸気の圧力を発泡成形体に加えるだけで型開き動作時に伴って発泡成形体を雄型凸部に引き連れさせることができ、従って、大形板状の発泡成形体を損傷させるおそれもなく容易に得ることができる。特に、凸部の両側壁外面を先端に行くほど次第に幅狭になるように設定しておけば、凹部の両側壁内面からの発泡成形体の離脱が極めて容易となり、大形板状の発泡成形体の成形に最適である。
【0084】
また、請求項5,6の発明によれば、請求項1、2の成形金型を使用することにより、型閉め状態でキャビティ内に充填された原料ビーズを、雌型及び雄型の各蒸気室に供給した高温蒸気で加熱して発泡成形体を成形できるうえ、その時、雄型凸部の両側壁外面とこれら両側壁外面に対応する雌型凹部の両側壁内面との間でキャビティが構成されているので、一つの凸部あたり二個の発泡成形体を成形できると共に前述のように多数枚取りとしたとしても型閉力を大きくする必要がない。
【0085】
更に、発泡成形体を冷却してから前記蒸気室を減圧させれば、該発泡成形体から水分やガスが除去されて形状を適正に確保でき、また、型開き状態で発泡成形体を離型させることにより、適正形状の発泡成形体をそのまま次工程に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる発泡成形体の成形金型を使った発泡成形装置を示す側面図
【図2】同じく発泡成形装置における成形金型を示す後面図
【図3】同じく成形金型を示す一部破断側面図
【図4】同じく成形金型を示す分解斜視図
【図5】同じく成形金型の平面断面図
【図6】同じく成形金型の縦断面図
【図7】高温蒸気通流孔を示す正面図
【図8】原料ビーズ供給用フィラーを示す概略断面図
【図9】(A)(B)離型手段を示す一部破断平面図
【図10】成形金型とその配管系を示す構成図
【図11】(A)〜(F)発泡成形体の成形前工程の説明図
【図12】(A)〜(G)発泡成形体の加熱工程の説明図
【図13】(A)〜(D)発泡成形体の冷却工程の説明図
【図14】(A)〜(D)発泡成形体の離型工程の説明図
【図15】離型手段の他の変形構造を示す平面断面図
【図16】従来の発泡成形装置における金型構造の説明図
【図17】別の従来の発泡成形装置における金型構造の説明図
【図18】さらに別の従来の発泡成形装置における金型構造の説明図
【符号の説明】
(1) 雌型
(2) 雄型
(5) 駆動手段
(12) 雌型の凹部
(12a)(12b) 凹部の側壁
(13) 雌型の蒸気室
(22) 雄型の凸部
(22a)(22b) 凸部の側壁
(22c) 突出部
(23) 雄型の蒸気室
(24) 高温蒸気通流孔(スリット孔)
(30) 原料ビーズ供給手段
(31) 高温蒸気供給部手段
(32) 冷却水供給手段
(34) 減圧手段
(40) 離型手段
(CV) キャビティ
(DV) 成形金型
(DM) 発泡成形装置
(M) 発泡成形体
(N) 原料ビーズ

Claims (6)

  1. 内部に蒸気室を有する雌型と内部に蒸気室を有する雄型との間で形成されて原料ビ−ズが充填されたキャビティに、前記各蒸気室に供給された高温蒸気を通流させることにより、原料ビ−ズを加熱・発泡させて発泡成形体を成形する発泡成形体の成形金型において、
    雄型の凸部における型開閉方向と直交する方向の両側壁外面とこれら両側壁外面にそれぞれ対向する雌型の凹部の両側壁内面との間の板状空間を前記キャビティとして構成したことを特徴とする発泡成形体の成形金型。
  2. 内部に蒸気室を有する雌型と内部に蒸気室を有する雄型との間で形成されて原料ビ−ズが充填されたキャビティに、前記各蒸気室に供給された高温蒸気を通流させることにより、原料ビ−ズを加熱・発泡させて発泡成形体を成形する発泡成形体の成形金型において、
    雄型の凸部が、先端にいくほどしだいに幅狭となるようにその両側壁外面が形成され、これら両側壁外面にそれぞれ対向する雌型の凹部の両側壁内面との間の板状空間を前記キャビティとして構成したことを特徴とする発泡成形体の成形金型。
  3. 前記雄型の凸部先端に、キャビティで形成された発泡成形体の前端面に係合する突出部を形成した請求項1又は2に記載の発泡成形体の成形金型。
  4. 雌型の凹部における両側壁にそれぞれ形成されて各蒸気室及びキャビティに連通する多数の高温蒸気通流孔を、雄型の凸部の引抜方向に伸びたスリット状の孔で構成した請求項1〜3に記載の発泡成形体の成形金型。
  5. (a) 内部に蒸気室並びにキャビティの一部を構成する凸部とを有する雄型と、
    (b) 内部に蒸気室並びにキャビティの一部を構成する凹部を有する雌型と、
    (c) 前記雄型を雌型に対して型開閉並びに型締する駆動手段と、
    (d) 雄型の凸部における型開閉方向と直交する方向の両側壁外面と、これら両側壁外面にそれぞれ対向する雌型の凹部の両側壁内面との間の板状空間で構成されたキャビティ内に、型閉め状態で原料ビーズを空送・供給する原料ビーズ供給手段と、
    (e) 前記蒸気室に蒸気を供給し、キャビティ内の原料ビーズを発泡させる高温蒸気供給手段と、
    (f) 前記蒸気室に冷却水を供給し、発泡した発泡成形体を冷却する冷却水供給手段と、
    (g) 発泡成形工程において、必要時期に蒸気室内を減圧状態にする減圧手段と、
    (h) 型開き状態で前記発泡成形体を雄型の凸部の両側壁外面から離脱させる離型手段とを備えたことを特徴とする発泡成形装置。
  6. (a) 内部に蒸気室並びにキャビティの一部を構成する凸部とを有する雄型と、
    (b) 内部に蒸気室並びにキャビティの一部を構成する凹部を有する雌型と、
    (c) 前記雄型を雌型に対して型開閉並びに型締する駆動手段と、
    (d) 雄型の凸部の型開閉方向に対して、凸部の先端に向かう程幅狭方向に傾斜する両側壁外面と、これら両側壁外面にそれぞれ対向する雌型の凹部の両側壁内面との間の板状空間で構成されたキャビティ内に、型閉め状態で原料ビーズを空送・供給する原料ビーズ供給手段と、
    (e) 前記蒸気室に蒸気を供給し、キャビティ内の原料ビーズを発泡させる高温蒸気供給手段と、
    (f) 前記蒸気室に冷却水を供給し、発泡した発泡成形体を冷却する冷却水供給手段と、
    (g) 発泡成形工程において、必要時期に蒸気室内を減圧状態にする減圧手段と、
    (h) 型開き状態で前記発泡成形体を雄型の凸部の両側壁外面から離脱させる離型手段とを備えたことを特徴とする発泡成形装置。
JP2002381877A 2002-12-27 2002-12-27 発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置 Pending JP2004209804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002381877A JP2004209804A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002381877A JP2004209804A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004209804A true JP2004209804A (ja) 2004-07-29

Family

ID=32817667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002381877A Pending JP2004209804A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004209804A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105290A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Sekisui Plastics Co Ltd 着脱自在な入れ駒を備えた発泡成形用の成形型および該形成型を用いた成形方法と発泡樹脂成形品
KR101301473B1 (ko) * 2012-03-16 2013-08-29 지피에스코리아(주) 발포 수지 성형 장치
JP2013176925A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Sekisui Plastics Co Ltd 成形装置
KR101668651B1 (ko) 2016-03-09 2016-10-25 주식회사 베프 발포수지 성형장치
JP2022551834A (ja) * 2019-10-02 2022-12-14 ジークフリート ホフマン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 粒子発泡成形部品製造用の粒子発泡材料加工装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105290A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Sekisui Plastics Co Ltd 着脱自在な入れ駒を備えた発泡成形用の成形型および該形成型を用いた成形方法と発泡樹脂成形品
JP2013176925A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Sekisui Plastics Co Ltd 成形装置
KR101301473B1 (ko) * 2012-03-16 2013-08-29 지피에스코리아(주) 발포 수지 성형 장치
KR101668651B1 (ko) 2016-03-09 2016-10-25 주식회사 베프 발포수지 성형장치
JP2022551834A (ja) * 2019-10-02 2022-12-14 ジークフリート ホフマン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 粒子発泡成形部品製造用の粒子発泡材料加工装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN116021729B (zh) 一种塑料件加工注塑机快速脱模设备
KR100350749B1 (ko) 틀내발포성형체의제조장치및틀내발포성형체의제조방법
US5037289A (en) Blow molding mold for forming hollow double-walled product and blow molding apparatus using such mold
JP2004209804A (ja) 発泡成形体の成形金型並びにこの金型を使った発泡成形装置
JP2007125789A (ja) キャビティの真空を解除する金型装置とその金型装置を含む成形装置
TWI791512B (zh) 成型機
JP3675864B2 (ja) ブロー成形方法及び装置
WO1999056931A1 (fr) Dispositif et procede pour le moussage in situ dans des matrices internes en resine synthetique et produit mousse in situ ainsi obtenu
US9289940B2 (en) Method and apparatus for in-mold finishing of blow molded parts
US20110298161A1 (en) Method and device for forming containers using a ventilated boxing insert
JP2019206135A (ja) 射出成形型の中子型、及び射出成形方法
JPH08290465A (ja) ブロー成形方法
KR20100041087A (ko) Eva제품 성형 장치 및 방법
US3520962A (en) Method and apparatus for the formation of deep drawn bodies from plastics material
JP3315045B2 (ja) 同時充填中空成形機による成形品の製造方法及び金型
JP6954286B2 (ja) ダイカストマシン
EP1474278B1 (en) Mold assembly for blow molding plastic articles and method of use
CN214773819U (zh) 复杂深腔汽车手套箱注塑模具冷却机构
JP4223321B2 (ja) 複層数発泡射出成形方法及びその成形品
JP2003136556A (ja) 発泡樹脂成形品の成形方法
JPH0156898B2 (ja)
JP6749731B2 (ja) 成形品の取出し方法
JPH03110135A (ja) 曲面を有する型内発泡成型体の製造方法
JP2002355839A (ja) 発泡成形装置における原料充填並びに成形品取出方法およびその装置
JP2566780Y2 (ja) ブロー成形機の脱気装置