JP2014036425A - 原稿読取装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不定型サイズの原稿に対するサイズ検知精度を向上させ、原稿の画像欠落や原稿範囲外の画像の付加が発生する可能性を下げることを可能とした原稿読取装置及び制御方法を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、リードセンサ14、読取用CPU401等を備える。読取用CPU401は、リードセンサ14の検知を基に実測した原稿の搬送方向長さの実測値と原稿の基準長さとの差分を原稿サイズ毎に読取用RAM402に記憶する。読取用CPU401は、原稿サイズとして不定型サイズの原稿が設定された場合、読取用RAM402に記憶されている差分から不定型サイズの原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を算出する。これにより、算出した補正値を実測値に加算した結果を不定型サイズの原稿の搬送方向長さとして確定させる。
【選択図】図9b

Description

本発明は、原稿を搬送して読み取る機能と原稿の搬送方向の長さを検知する機能を有する原稿読取装置及び制御方法に関する。
近年、企業等においては、フラットベッドスキャナと複数原稿自動読取部(Auto Document Feeder:ADF)の両方を備えた複写機あるいは複写機能付きファクシミリを設置するオフィスが多くなっている。フラットベッドスキャナは、原稿台上に静止状態に載置された原稿を読み取る機能を有する。ADFは、原稿トレイ上に複数枚積載された原稿を1枚ずつ搬送して自動的に読み取る機能を有する。
上記の複写機あるいは複写機能付きファクシミリにより、オフィスで使用される様々な帳票類をまとめて処理(複写/ファクシミリ送信/電子データ化)する場合は、原稿読取手段としてADFを用いている。この場合、帳票類の大きさは一律にA4等の定型サイズではなく、独自のサイズを有することが多い。そこで、ADFに関しては原稿を搬送する途中において原稿の搬送方向の長さを検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1に記載の技術では、原稿搬送パス上にセンサを配置して、搬送される原稿の先端検知から後端検知までの間における原稿搬送モータの回転数を検知することで、原稿の搬送方向の長さを算出している。また、特許文献2に記載の技術では、原稿の先端と後端の検知結果から原稿の搬送方向の長さを算出する際に、搬送時の原稿の滑り等により、原稿の先端検知から後端検知までに要する実際の測定時間が指標となる基準時間と異なる場合に基準時間を補正している。
特開2002−060089号公報 特開2005−150947号公報
特許文献1に記載されているように、原稿搬送パス上のセンサによる原稿の先端及び後端の検知結果と原稿搬送モータの回転数から原稿の搬送方向の長さを算出するにあたり、次のような問題がある。特許文献2でも指摘しているように、原稿の滑りによって原稿搬送モータの回転数が理想的な原稿搬送時に比べて多くなってしまうと、原稿の搬送方向の長さを正しく求めることができない。原稿の滑り以外でも、搬送ローラや原稿搬送パスの部品精度、原稿搬送パス内での原稿の蛇行によっても、原稿の搬送状態は大きく異なるため、原稿の搬送方向の長さを正しく算出できない。
また、特許文献2の段落[0020]記載のように、原稿の定型サイズ毎に記憶する基準時間を決定する際、原稿の幅から原稿の定型サイズを求める方法では、近年増加している伝票等の不定型サイズの原稿に対しては正しい基準時間を決定することができない。その上、ユーザが使用する原稿のサイズの種類が多い場合は、原稿のサイズ毎に記憶すべき基準時間の種類も増えてしまう。
本発明の目的は、不定型サイズの原稿に対するサイズ検知精度を向上させ、原稿の画像欠落や原稿範囲外の画像の付加が発生する可能性を下げることを可能とした原稿読取装置及び制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、原稿を搬送する搬送手段と前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る読取手段とを備えた原稿読取装置であって、前記搬送手段により搬送中の原稿の先端と後端を検知する検知手段と、前記検知手段により原稿の先端と後端を検知したタイミングを基に原稿の搬送方向長さを実測する測定手段と、前記測定手段により実測された原稿の搬送方向長さの実測値と当該原稿の基準長さとの差分を算出する算出手段と、異なる搬送方向長さを有する複数種類の原稿サイズ毎に、前記算出手段により算出された前記実測値と前記基準長さとの差分を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている差分から、原稿の搬送方向長さの補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を算出し、算出された前記補正値を前記実測値に加算した結果を前記補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さとして確定させる確定手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記確定手段は、原稿サイズとして不定型サイズの原稿が設定された場合、前記記憶手段に記憶されている差分から、前記不定型サイズの原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を算出し、算出された前記補正値を前記実測値に加算した結果を前記不定型サイズの原稿の搬送方向長さとして確定させることを特徴とする。
本発明によれば、原稿サイズ毎に記憶されている原稿の搬送方向長さの実測値と原稿の基準長さとの差分から、補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を求め、実測値に補正値を加算し補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さを確定する。補正値取得対象となる原稿が不定型サイズの原稿である場合は、不定型サイズの原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を求め、実測値に補正値を加算し不定型サイズの原稿の搬送方向長さを確定する。これにより、不定型サイズの原稿に対するサイズ検知精度を向上させることが可能となり、原稿の画像欠落や原稿範囲外の画像の付加が発生する可能性を下げることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の構成を模式的に示す構成図である。 画像読取装置のADFによる原稿搬送において原稿先端が読取位置に達した状態を示す構成図である。 画像読取装置のADFによる原稿搬送において原稿後端がリードセンサの位置を抜ける状態を示す構成図である。 画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。 原稿の搬送方向長さの補正値の設定処理を示すフローチャートである。 原稿の搬送方向長さの補正値の設定時における原稿サイズを選択する原稿サイズ選択画面を示す図である。 原稿の搬送方向長さの補正値の設定時における原稿の搬送方向長さを指定する原稿長さ指定画面を示す図である。 原稿の搬送方向長さの補正値の設定時における長さ測定対象の原稿の搬送開始を指示する搬送開始指示画面を示す図である。 原稿の搬送方向長さの補正値を基に原稿の搬送方向長さを確定する処理を示すフローチャートである。 原稿の搬送方向長さの補正値を基に原稿の搬送方向長さを確定する処理を示すフローチャートである。 原稿画像読み込み時における原稿サイズを設定する原稿サイズ設定画面を示す図である。 読み出された画像データよりも出力する画像データが小さい場合に画像データの後端を削除することを説明する図である。 読み出された画像データよりも出力する画像データが大きい場合に画像データの後端に白画像を付加することを説明する図である。 原稿の基準サイズ、原稿の基準長、サンプル長、差分を対応付けて記憶する補正値テーブルを示す図である。 原稿の搬送方向長さの実測値に対応する補正値を補正値テーブルを用いて決定する処理を示すフローチャートである。 原稿の搬送方向長さの補正値を一次線形補間を用いて算出するための補正量とサンプル長との関係を示す図である。 原稿の搬送方向長さの補正値を階段状に算出するための補正量とサンプル長との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る原稿の搬送方向長さの補正値を基に搬送方向長さを確定する処理を示すフローチャートである。 原稿の搬送方向長さの補正値を基に搬送方向長さを確定する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の構成を模式的に示す構成図である。図2は、画像読取装置のADFによる原稿搬送において原稿先端が読取位置に達した状態を示す構成図である。図3は、画像読取装置のADFによる原稿搬送において原稿後端がリードセンサの位置を抜ける状態を示す構成図である。
図1乃至図3において、本発明の原稿読取装置としての画像読取装置は、自動原稿給紙ユニット(以下ADFと略称)100、画像読取ユニット(以下リーダと略称)200、コントローラ部を含む制御系(図4参照)から構成されている。図1は、複数枚の原稿から構成される原稿束Sが原稿トレイ30にセットされた直後の状態を示している。
ADF100は、給紙ローラ1、分離ローラ2、搬送ローラ3、搬送ローラ4、原稿読取ローラ5、搬送ローラ6、排紙ローラ7、分離パッド8、リードセンサ14、分離センサ15、原稿有無検知センサ16、原稿トレイ30、原稿排紙トレイ31等を備えている。リーダ200は、原稿ガラス201、原稿ガラス202、LED203とレンズ204とイメージセンサ205が一体にユニット化されたスキャナユニット209、ガイド部材220を有する基準白色板219等を備えている。
[ADFを使用した原稿読取動作]
次に、上記構成を有する画像読取装置においてADF100を使用した原稿読取動作について図1乃至図3を参照しながら説明する。スキャナユニット209のLED203から光が上方の原稿に照射され、その反射光がレンズ204を経由してイメージセンサ205に到達することで原稿画像として読み取ることができる。ADF100を使用した原稿画像読取ジョブが開始されると、後述の読取用CPU(図4)は、スキャナユニット209を基準白色板219直下の位置まで移動させ、シェーディングを実施する。
シェーディングでは、LED203をOFFした状態(真っ黒)でのイメージセンサ205からの出力値と、LED203をONした状態(真っ白)でのイメージセンサ205からの出力値をサンプリングする。これにより、原稿画像を読み取る際の読取レベルの正規化を行っている。通常、アナログ値で示されるイメージセンサの受光量をデジタル値に変換する際に、真っ白のレベルと真っ黒のレベルを設定することで、その間(グレーなど)のアナログ的な明るさをどのようなデジタル値にするかを決定している。
シェーディングの実施後、スキャナユニット209を原稿ガラス201直下の位置まで移動させ、ADF100により原稿が原稿読取位置(図9aのS909の画像読取開始位置)に到達するまで待機させる。原稿画像読取ジョブの開始により、ADF100の原稿トレイ30に積載された原稿束Sの最上面の原稿に給紙ローラ1が当接し回転を開始する。これにより、最上面の原稿が給紙される。
原稿束Sが積載された原稿トレイ30から最上面の原稿を1枚ずつ給紙して搬送する際に、原稿束Sから更に最上面の1枚の原稿以外の原稿の給紙(重送)を規制する分離ローラ2と分離パッド8と給紙ローラ1とによって給紙及び搬送を実施する。給紙ローラ1によって給紙及び搬送された原稿は、分離ローラ2と分離パッド8の作用による周知の分離技術によって1枚に分離される。
分離された原稿は、搬送ローラ3まで搬送された時点で搬送ローラ3のニップ圧により搬送ローラ3の搬送速度に加速され搬送されることになる。原稿が搬送ローラ3に到達するまでは、原稿を分離ローラ2でしか挟持できていないため、原稿と分離パッド8との摩擦により分離ローラ2の回転速度より遅い速度でしか原稿を搬送できない。
搬送ローラ3の下流側には、搬送ローラ4と、原稿を搬送ローラ4により原稿ガラス201方向へ搬送する給紙パスとが配置されている。給紙パスに送られた原稿は、原稿読取ローラ5の近傍にある原稿ガラス201の原稿読取位置まで送られる。なお、原稿が原稿読取位置に搬送される際に、原稿読取位置を検知するために、リードセンサ14(本発明の検知手段)により原稿の先端を検知する。
リードセンサ14が原稿の先端を検知してONしたタイミングから、搬送ローラ3、搬送ローラ4、原稿読取ローラ5、搬送ローラ6の駆動源となる後述の原稿搬送モータ42(本発明の搬送手段。図4参照)の駆動クロックの計数を開始する。駆動クロック1つあたりのローラにより原稿の移動量は、搬送ローラ3、搬送ローラ4、原稿読取ローラ5、搬送ローラ6のいずれも同じである。よって、リードセンサ14がONしたタイミングから駆動クロックを計数することで、原稿がどこまで搬送されているのか(原稿の先端の位置がどこか)を予測することができる。
これを利用して、図2に点線で示すように、原稿トレイ30から給紙された1枚目の原稿の先端が原稿ガラス201の原稿読取位置に達したタイミングで、スキャナユニット209(本発明の読取手段)による原稿の画像読み込みを開始させている。原稿ガラス201の原稿読取位置を通過した原稿は、基準白色板219の上側に設けられているガイド部材220を通過することで搬送ローラ6のニップに突入する。
また、後述の読取用CPU(図4)は、原稿の後端が分離センサ15を通過したと判断すると、原稿トレイ30上の原稿の有無を原稿有無検知センサ16により検知する。原稿トレイ30上に原稿があれば、次の原稿の給紙が開始される。
図3に示すように、リードセンサ14がOFFになると、後述の読取用CPU(図4)は、その時点で原稿の後端がリードセンサ14を通過したと判断する。また、原稿の後端がリードセンサ14を通過した位置にあることから、このタイミングから規定数だけ後述の原稿搬送モータ42(図4)の駆動クロックが計数された時点で、スキャナユニット209による原稿の画像読み込みを終了させる。
上述したように、原稿の滑りや蛇行、ADF100に用いるローラの製造時のばらつきや消耗に伴う削れによるローラ形状の変化によって、後述の原稿搬送モータ42(図4)の駆動クロック1つ分での原稿の搬送距離はわずかながらに変化する。そのため、リードセンサ14の検知タイミング基準で計数した駆動クロックの値に対して、理想的な1駆動クロックあたりの距離を掛けることで原稿の搬送方向の長さを算出しても、算出した長さが実際の長さからわずかにずれることがある。
その結果、原稿の読み込み画像において画像の欠落や原稿の後端の影(黒い帯)が発生し、読み込み画像の品位を低下させてしまう。そこで、画像の欠落を防止するために、原稿の後端が原稿読取位置を十分に過ぎてからスキャナユニット209による原稿の画像読み込みを終了させることで、原稿から読み込まれた画像が原稿の後端よりも後の部分も含むようにしている。
本実施の形態では、原稿の後端から例えば3[mm]に相当する時間だけ長く原稿を読み取る構成としている。この時点では原稿の読み込み画像は原稿以外の部分まで読み込んだ画像である。そして、スキャナユニット209により原稿画像を読み取った後に原稿部分のみ切り取るように、別途指定される原稿の搬送方向長さの値に従って有効となる画像領域のみを取り出すことで、原稿後端の影の発生を抑えている。
原稿の後端が原稿読取ローラ5を通過し、更に原稿が排紙ローラ7から原稿排紙トレイ31に排出されてから、原稿の後端が排紙ローラ7に引っかからないように余分に排紙ローラ7を回転させる。この時点で、原稿1枚の片面の画像を読み取る片面原稿読取シーケンスが終了する。原稿画像読取ジョブの設定により指定枚数分だけ原稿を読み取る場合を除いて、基本的には原稿有無検知センサ16により原稿トレイ30上に原稿が無いことを検知するまで、上述した原稿の給紙、原稿の画像読み込み、原稿の排出の処理を繰り返す。
[原稿の搬送方向長さの測定]
次に、原稿の搬送方向長さの測定について説明する。リードセンサ14がONしたタイミングが原稿の先端が検知されたタイミングとなり、リードセンサ14がOFFしたタイミングが原稿の後端が検知されたタイミングとなる。よって、原稿の搬送方向長さを測定する場合は、リードセンサ14がONしたタイミングを基準にしてリードセンサ14がOFFするまでの後述の原稿搬送モータ42(図4)の駆動クロック数を計測する。
本実施の形態では、画像読取装置のハードウェアの制約上、駆動クロック数の計測は1チャンネルずつしかできないため、リードセンサ14がONしたタイミングでは、駆動クロック数の計測機能は原稿の画像取り込み開始タイミングの生成用に割り当てる。そして、原稿の画像取り込みを開始したタイミングで、それまでに計測した駆動クロック数を0にリセットした後で再び駆動クロック数の計測を開始する。
リードセンサ14がOFFしたタイミングで、それまでに計測された駆動クロック数を取得し、この駆動クロック数にリードセンサ14がONしたタイミングから原稿の画像取り込みを開始するまでの駆動クロック数を加算する。この加算するクロック数は、リードセンサ14から原稿読取位置までの原稿の搬送に必要なクロック数に相当する。これにより、リードセンサ14がONしてからOFFするまでの駆動クロック数を得ることができる。
例えば、駆動クロックが1つ発生する度に原稿読取ローラ5の回転距離が0.04233mm(=解像度600dpiでの1画素分)である場合、リードセンサ14がONしてから原稿読取位置に原稿が搬送されるまでの駆動クロック数は730となる。なお、原稿読取ローラ5の回転距離とは、回転に伴い原稿読取ローラ5が周回する距離のことである。リードセンサ14から原稿読取位置までの距離が30.9mmとすると、駆動クロック数は下記の式で計算される。
30.9mm÷0.04233mm=729.97・・・≒730
よって、リードセンサ14がONしてから駆動クロックが730発入った時点から原稿の画像取り込みを開始する。
更に、原稿の画像取り込みを開始した時点からリードセンサ14がOFFするまでの駆動クロック数の計測数が6286だったとすると、例えばA4サイズの原稿の搬送方向長さは下記の式で計算される。
0.04233mm×(730+6286)=296.98・・・≒297mm
即ち、A4サイズの原稿の搬送方向長さは297mm(=A4サイズの長手方向の長さ)と算出される。
[リーダ単体の原稿読取動作]
次に、ADF100を使用しない原稿画像読取動作について説明する。ADF100を使用しない原稿画像読取動作を行う場合、操作者が原稿を原稿ガラス202上に載置する。操作者により読み取り開始指示が入力されると、後述の読取用CPU401は、スキャナユニット209を基準白色板219直下の位置まで移動させ、シェーディングを実施する。シェーディングの終了後、スキャナユニット209を原稿ガラス201の直下よりも図1で左側の位置に移動させ、助走開始位置に達した時点で停止させる。
スキャナユニット209を助走開始位置に停止させた後、図1の矢印方向に移動させることで、原稿ガラス202上の原稿の画像を読み取ることができる。コントローラ部から指定された原稿サイズに基づく走査長だけスキャナユニット209を移動させながら原稿の画像を読み取った後、スキャナユニット209を基準白色板219の真下まで移動させる。これにより、原稿固定読みシーケンスが終了する。
[画像読取装置の機能構成]
図4は、画像読取装置の機能構成を示すブロック図である。
図4において、画像読取装置は、読取用CPU401、読取用RAM402、原稿搬送部404、スキャナユニット駆動部405、画像読込部406、コントローラ用CPU451、操作部454、画像形成部456等を備えている。なお、画像形成部としては周知の構成の電子写真方式のプリンタが使用される。
読取用CPU401は、リーダ200及びADF100の制御を行うものであり、画像読取装置として統合して制御を行う。読取用ROM403には、読取用CPU401が実行すべき制御内容(制御プログラム等)が格納されている。
読取用RAM402は、読取用CPU401が制御を行うのに必要な作業領域として使用される。また、読取用RAM402は、画像処理部407がシェーディング等の処理を行うための画像データ、画像読込部406にて読み込んだ画像データを、コントローラ部に送信するまで蓄積しておく一時格納領域としても使用される。また、読取用RAM402(本発明の記憶手段)には、原稿の基準サイズの搬送方向の理想的な長さである基準長(規格値)、実測された原稿の搬送方向長さとしてのサンプル長、基準長とサンプル長の差分を対応付けた補正値テーブル(図13)が記憶されている。
原稿搬送部404は、リードセンサ14、分離センサ15、原稿有無検知センサ16、給紙モータ41、原稿搬送モータ42、排紙モータ43等を備えている。給紙モータ41は、給紙ローラ1、分離ローラ2の駆動源である。原稿搬送モータ42は、搬送ローラ3、搬送ローラ4、原稿読取ローラ5、搬送ローラ6の駆動源である。排紙モータ43は、排紙ローラ7の駆動源である。原稿搬送部404は、リードセンサ14、分離センサ15、原稿有無検知センサ16等のセンサからの信号に基づいて、ADF100にセットされた原稿を原稿ガラス201への搬送の制御を行う。なお、図4では、原稿搬送部404においてセンサ及びモータを図示しているが、他の構成の図示は省略する。
スキャナユニット駆動部405は、スキャナユニット209をジョブの内容に応じて原稿ガラス201、基準白色板219、原稿ガラス202の直下に移動させる。画像読込部406は、スキャナユニット209を構成するLED203、レンズ204、イメージセンサ205を制御して規定の動作モードにて画像の読み込みを行う。
画像処理部407は、画像読込部406で読み込んだ不要な画像領域の消去等を行い、適切な形に画像データを加工した後、画像データをコントローラ通信部408を経由してコントローラ部に転送する。コントローラ通信部408は、コントローラ部が指示するジョブの内容を画像読取装置として受け取り、画像データをコントローラ部に返す。
コントローラ用CPU451は、画像読取装置全体の様々な制御を行う。画像読取装置は、画像形成機能も有しており、画像読取装置として読み込んだ原稿の画像を画像形成部456に印刷指示を出して記録紙に複写を行うことができる。コントローラ用ROM453には、コントローラ用CPU451が実行すべき制御内容(制御プログラム等)が格納されている。
コントローラ用RAM452は、コントローラ用CPU451が画像読取装置の制御を行うのに必要な作業領域として使用される。また、コントローラ用RAM452は、不揮発領域である画像メモリ455に格納するまでの一時的な画像データの保持や、画像メモリ455から画像データを取り出してネットワーク回線へのインタフェースとなる外部I/F458に転送するときにも使用される。
操作部454は、ユーザインタフェースであり、画像読取装置で現在行っているジョブの内容の表示、ユーザによる画像読取装置に対する各種の詳細設定の受け付けを行う。画像メモリ455は、外部I/F458あるいは原稿読取部通信部457から転送された画像データを格納するものであり、一般的にはHDD等の大容量メモリが使用される。画像形成部456は、記録紙に画像を印刷して出力する一連の画像形成処理を担っている。
[原稿の搬送方向長さの補正値の設定]
搬送される原稿によりリードセンサ14がONするタイミングとOFFするタイミングが得られ、これらのタイミングに基づいて原稿の搬送方向長さを計測することができる。しかし、既に述べたように、搬送中の原稿の滑り度合いやローラ等の部品精度、原稿の固さによる搬送パス中の原稿の搬送ルートの変化などによって、原稿の搬送方向長さを計測した値と実際の長さとに若干のずれが生じる。そこで、原稿の搬送方向長さの補正値を設定する制御について図5乃至図8を用いて説明する。
図5は、原稿の搬送方向長さの補正値の設定処理を示すフローチャートである。図6は、原稿の搬送方向長さの補正値の設定時における原稿サイズを選択する原稿サイズ選択画面を示す図である。図7は、原稿の搬送方向長さの補正値の設定時における原稿の搬送方向長さを指定する原稿長さ指定画面を示す図である。図8は、原稿の搬送方向長さの補正値の設定時における長さ測定対象の原稿の搬送開始を指示する搬送開始指示画面を示す図である。
図5において、画像読取装置の読取用CPU401は、操作部454からのユーザの操作に従って操作部454の表示を原稿用紙長補正モード表示に切り替える(ステップS501)。即ち、読取用CPU401は、ユーザが操作部454から規定の操作を行うと、各種設定を行うメニュー画面を開き、その中から原稿の搬送方向長さの補正値の設定時における原稿サイズを選択する原稿サイズ選択画面(図6)を操作部454に表示する。
次に、読取用CPU401は、原稿サイズ選択画面に表示された複数の用紙サイズの中から、原稿の搬送方向長さの補正値取得対象となる原稿の用紙サイズをユーザに選択させる(ステップS502:本発明の設定手段)。ここで、図6に示すように、原稿サイズ選択画面には、選択候補としての原稿の用紙サイズ(A4タテ、B5タテ、A4ヨコ、B5ヨコ、A3ヨコ、B4ヨコ、はがきヨコ、ユーザ指定)が表示される。
ユーザにより原稿の用紙サイズが選択されると、読取用CPU401は、選択された原稿の用紙サイズが定型サイズ(例えば「A4縦送り」「A3横送り」等)であるか否かを判定する(ステップS503)。選択された原稿の用紙サイズが定型サイズであると判定した場合は、読取用CPU401は、原稿の呼称値の長さである基準長さ(標準的な長さ)を読み取り用ROM403から取得する(ステップS504)。
原稿サイズ選択画面で「ユーザ指定」が選択された場合は、読取用CPU401は、原稿の搬送方向長さを指定する原稿長さ指定画面(図7)を操作部454に表示する(ステップS505)。これにより、ユーザは操作部454から原稿の指定する搬送方向長さを直接入力する。
この後、読取用CPU401は、長さ測定対象の原稿の搬送開始を指示する搬送開始指示画面(図8)を操作部454に表示する。読取用CPU401は、原稿有無検知センサ16の検知結果によって原稿トレイ30上に原稿がセットされていることを確認した時点で、搬送開始指示画面の「開始」ボタンを有効にする。ユーザが搬送開始指示画面の「開始」ボタンを押した時点で、読取用CPU401は、原稿搬送部404の給紙モータ41と原稿搬送モータ42を制御することで原稿トレイ30上の原稿の給紙及び搬送を開始する(ステップS506)。
なお、上記図4で説明したように、給紙モータ41は、給紙ローラ1、分離ローラ2の駆動源であり、原稿搬送モータ42は、搬送ローラ3、搬送ローラ4、原稿読取ローラ5、搬送ローラ6の駆動源である。
次に、読取用CPU401は、搬送された原稿の先端が先端基準位置に到達したか否かを判定する(ステップS507)。読取用CPU401は、搬送された原稿の先端が先端基準位置に到達したタイミング(リードセンサ14がONしたタイミング)から、カウンタにより原稿搬送モータ42の駆動クロック数の計測を開始する(ステップS508)。
本処理では原稿の画像読み取りは行わないため、このままリードセンサ14が原稿の後端を検知してOFFするまで待機する(ステップS509)。読取用CPU401は、リードセンサ14がOFFしたタイミングで、上記カウンタにより計測された駆動クロック数を取得する(ステップS510)。次に、読取用CPU401は、取得した駆動クロック数から原稿の搬送方向長さ(本発明の搬送方向長さ実測値)を実測値として算出する(ステップS511)。ここで、読取用CPU401、リードセンサ14、原稿搬送モータ42のクロック発生部分が本発明の測定手段に相当する。
次に、読取用CPU401は、算出した原稿の搬送方向長さ(実測値)と、ステップS504で取得した当該原稿の基準長さ又はステップS505で入力された当該原稿の長さとを比較する(ステップS512:本発明の算出手段)。読取用CPU401は、比較した両者の長さの差分を原稿の搬送方向長さの補正値として決定する(ステップS513:本発明の算出手段)。この後、読取用CPU401は、必要な原稿の用紙サイズに対して原稿の長さを取得した後、ユーザによる搬送開始指示画面(図8)の「戻る」ボタンの押下を検知すると、原稿用紙長補正モードから抜ける(ステップS514)。
ここで、具体例により原稿の搬送方向長さの補正値について説明する。例えばA4サイズの原稿(用紙)を縦方向にして原稿トレイ30上にセットすることを想定する。呼称値としてのA4サイズの原稿の縦方向の長さとしては210.0mmである。これに対し、図5のステップS510にて取得した駆動クロック数を4940とすると、下記の式が成立する。
4940×0.04233=209.11・・・≒209.1[mm]
なお、0.04233[mm]は駆動クロックが1つ発生する度の原稿読取ローラ5の回転距離である。
従って、A4サイズの縦方向の原稿の搬送方向長さの補正値は、
210.0−209.1=0.9[mm]
となる。即ち、A4サイズの縦方向の原稿の搬送方向長さについては0.9mm長く補正する。
なお、本実施の形態では、原稿の搬送方向長さの補正値の設定はユーザが行う各種設定のメニューの1つとして行っているが、サービスマンが行う設定項目や画像読取装置の製造工程の1つとして行っても、同様の制御になる。
[原稿の搬送方向長さの補正値の反映]
次に、上述した原稿の搬送方向長さの補正値を用いた原稿読取処理について説明する。原稿の読取動作は、基本的には上記[ADFを使用した原稿読取動作]にて述べたように行うが、原稿の搬送方向長さの補正値の使い方に関して特徴があるため、その部分を中心に図9乃至図12を用いて説明する。
図9a、図9bは、原稿の搬送方向長さの補正値を基に原稿の搬送方向長さを確定する処理を示すフローチャートである。図10は、原稿画像読み込み時における原稿サイズを設定する原稿サイズ設定画面を示す図である。
図9a、図9bにおいて、まず、読取用CPU401は、原稿サイズ設定画面(図10)を操作部454に表示することで、原稿トレイ30上の原稿のサイズの設定方法をユーザに指定させる。ここで、図10に示すように、原稿サイズ設定画面には、原稿サイズ(A4タテ、B5タテ、A4ヨコ、B5ヨコ、A3ヨコ、B4ヨコ、はがきヨコ、自動検知、ユーザ指定)が表示される。
読取用CPU401は、原稿サイズ設定画面でユーザから指定された原稿サイズが定型サイズであるか否かを判定する(ステップS901)。ユーザに指定された原稿サイズが定型サイズの場合は、読取用CPU401は次の処理を行う。原稿搬送時に得られる原稿の搬送方向長さに関わらず、ユーザに選択された原稿サイズの搬送方向長さを、原稿から読み取られた画像のうちの有効な画像領域として扱う(ステップS902)。
ユーザに指定された原稿サイズが定型サイズでない場合は、読取用CPU401は、画像読取装置が原稿サイズを自動検知する自動検知モードであるか否かを判定する(ステップS903)。自動検知モードでない場合、即ち、原稿サイズが定型サイズではなくユーザが指定する任意の長さを画像領域として扱いたい場合には、読取用CPU401は、ユーザに操作部454から画像の長さをフリーサイズとして直接入力させる(ステップS904)。このように、自動検知モード以外は、原稿を読み込む前に画像の長さを設定することができる(ステップS905)。
その後、読取用CPU401は、原稿搬送部404の原稿搬送モータ42を制御することで原稿の搬送を開始し(ステップS906)、リードセンサ14により原稿の先端を検知したか否かを判定する(ステップS907)。読取用CPU401は、原稿の先端がリードセンサ14に到達することでリードセンサ14がONした時からカウンタにより駆動クロック数の計測を開始する(ステップS908)。そして、原稿の先端が画像読取開始位置(原稿読取位置)に達するまで待機する(ステップS909)。原稿の先端が画像読取開始位置に達したか否かは、リードセンサ14から原稿読取位置までの距離を搬送するのに必要な駆動クロック数をカウントすることにより判断される。
読取用CPU401は、原稿の先端が画像読取開始位置に達した時点で原稿の画像読み取りを開始し、更に次の処理を行う。それまでカウンタにより計測された駆動クロック数のカウント値を0にリセットすると共に、原稿の先端を検知してから原稿の後端を検知するまでの距離を測定するため、カウンタにより駆動クロック数の計測を再開する(ステップS910)。
読取用CPU401は、リードセンサ14により原稿の後端を検知したか否かを判定する(ステップS911)。リードセンサ14がOFFすることで原稿の後端が検知された時点で、読取用CPU401は、それまでカウンタによりカウントされた駆動クロック数を取得する(ステップS912)。
この後、読取用CPU401は、リードセンサ14がOFFしたタイミングから原稿の画像読み込みが終了するタイミングまで(ステップS913でYES)、原稿の画像読み込みを行う。この時も原稿の後端が画像読み込み領域を通過してから例えば3mm経過するまで原稿の画像読み込みを継続している。この3mmは原稿搬送モータ42の駆動クロックを基準にして得られる長さであり、画像後端マージン分として余分に画像を読み込んでおくことで、後述する原稿の搬送方向長さの補正処理で原稿の搬送方向長さが増えた場合に画像情報が不足することを防いでいる。
次に、読取用CPU401は、原稿の画像読み込みが終了したか否かを判定する(ステップS913)。原稿の画像読み込みが終了すると、読取用CPU401は、リードセンサ14により原稿の後端を検知した時点で得られた駆動クロック数と、リードセンサ14のONから原稿の先端が画像読取開始位置に達するまで待機する駆動クロック数とを合計する。そして、読取用CPU401は、合計した駆動クロック数に駆動クロック1発あたりの原稿読取ローラ5の回転距離分を掛け合わせることで、実測された原稿の搬送方向長さ(実測値)を算出する(ステップS914)。
具体例を挙げると、リードセンサ14から画像読取開始位置までの理論上の距離を30.9mmとし、それに対する搬送パスを構成する部品の製造ばらつきを補正するための原稿先端位置の調整値が−0.5mmであるとする。また、サイズがA4縦送りの原稿に対し、原稿の画像読取開始からリードセンサ14がOFFするまで計測された駆動クロックの数が4220となった場合の実測された原稿の搬送方向長さは以下のように得られる。
まず、製造ばらつきの補正によって、リードセンサ14がONしてから原稿の先端が画像読取開始位置に達するまでの搬送距離は下式で表される。
30.9mm+(−0.5mm)=30.4mm
よって、リードセンサ14がONしてから原稿の先端が画像読取開始位置に達するまでカウンタにより計測される駆動クロック数は下式で表される。
30.4mm÷0.04233=718.1・・・≒718
従って、リードセンサ14がONしてから駆動クロックが718回計測された時点で原稿の画像読み込みを開始する。その後、リードセンサ14がOFFするまでの駆動クロック数は4220であったので、画像読み込みを開始するまでの駆動クロック数を加算すると、原稿の搬送方向長さは下式で表される。
718+4220=4938
→4938×0.04233=209.02・・・≒209.0mm
即ち、実測された原稿の搬送方向長さ(実測値)は209.0mmとなる。なお、0.04233[mm]は駆動クロックが1つ発生する度の原稿読取ローラ5の回転距離である。
上記のように、読取用CPU401は、実測された原稿の搬送方向長さを基に補正値を算出し(ステップS915)、この補正値を原稿の搬送方向長さ(実測値)に加算することで原稿の搬送方向長さとして確定させる(ステップS916:本発明の確定手段)。即ち、実測された原稿の搬送方向長さ209.0mmに対する補正値を+0.9mmとすると、原稿の搬送方向長さに補正値を加算した長さは下式で表される。
209.0+0.9=209.9mm
上記のように求められた補正値を含む原稿の搬送方向長さに対し、原稿から読み取る画像の長さは、ステップS901〜ステップS905において原稿サイズが予め設定されていた場合には、その時の数値を使用する。読取用CPU401は、原稿から読み取る画像の長さはユーザが設定済みであるか否かを判定する(ステップS917)。画像の長さが設定済みでない場合、即ち、原稿サイズが自動検知される設定になっている場合は、読取用CPU401は、画像の長さは原稿の搬送方向長さと同じにする(ステップS918)。
そして、読取用CPU401は、画像読み込みが終了するまで(ステップS913でYES)読み取られた画像データに対して、必要な画像データの切り出しを行う。上述したように、原稿の後端が画像読み込み領域を通過してから3mm経過するまで画像読み込みを継続している(画像後端マージン分)。そのため、読み取られた画像データは、原稿の搬送方向長さに補正値を加算する前の実測値(ステップS914で算出)に対して3mmだけ長くなり、その分だけ原稿の後端より後方の画像を含んでいる。
予め画像を余分に読み込んでおくことで、実測された原稿の搬送方向長さに対して加算される補正値分の画像データが欠けることを防止している。よって、読取用CPU401は、ステップS905またはステップS918のいずれかで設定された画像長さの分だけ有効な画像データとして扱う。
読取用CPU401は、画像後端マージン分を含んだ原稿の搬送方向長さが設定された画像長さ以上か否かを判定する(ステップS919)。画像後端マージン分を含んだ原稿の搬送方向長さが画像長さ以上である場合、即ち、原稿からスキャナユニット209で読み込んだ画像データの長さよりも設定された画像長さが短い場合は、読取用CPU401は次の処理を行う。図11に示すように必要な部分(画像長さ分)だけ画像データを切り取る(ステップS920)。
図11は、読み出された画像データよりも出力する画像データが小さい場合に画像データの後端を削除することを説明する図である。図示の斜線部分が削除される領域であり、実測値分の画像に補正値分の画像を加算したものが出力する画像データとなる。なお、図11に記載の矢印は原稿を読み取った方向(搬送方向)を示している。
原稿サイズを自動検知する設定にしている場合は、補正値が画像後端マージン分の3mmを超えることは通常ありえないため、補正値分を加えた後の実測値分だけ画像データを取り出すことで、所望の画像データを適切に取り出すことができる。
逆に、画像後端マージン分を含んだ原稿の搬送方向長さが設定された画像長さ以上でない場合、即ち、原稿全体を余白も含めてでも大きく読みたい場合など設定された画像長さが長い場合は、読取用CPU401は次の処理を行う。読み出された画像データよりも必要な画像データのほうが多いため、画像後端マージン分の3mmを超えた部分については図12に示すように白画像を付加する(ステップS921)。
図12は、読み出された画像データよりも出力する画像データが大きい場合に画像データの後端に白画像を付加することを説明する図である。図示の白抜き部分が白画像を付加される領域であり、実測値分の画像に補正値分の画像と原稿読取ローラ5の影の領域と白画像を加算したものが出力する画像データとなる。
[原稿の搬送方向長さの補正値の算出]
次に、画像読取装置の操作部454に表示されるユーザによる各種設定を行うメニュー画面において原稿の搬送方向長さの補正値を設定した後に、その補正値を図9bのステップS915にて反映させる方法について説明する。
上記[原稿の搬送方向長さの補正値の設定]にて説明したように、ユーザによる各種設定を行うメニュー画面において、ユーザが指定する原稿サイズに対して補正値を設定することができる。この結果が図13にて示す補正値テーブルとなる。補正値テーブルは読取用ROM403に格納されている。
図13は、原稿の基準サイズ、原稿の基準長、サンプル長、差分を対応付けて記憶する補正値テーブルを示す図である。定型サイズであるA3サイズ・ヨコ送り、A4サイズ・ヨコ送り、はがきサイズ・ヨコ送り以外にも、ユーザが指定した用紙サイズ(ユーザ定義1、ユーザ定義2)に対しても設定値を格納できるようになっている。
図13の例では、ユーザ定義1のサイズの基準値が1950、ユーザ定義2のサイズの基準値が2700となっている。補正値テーブルでは、原稿の基準サイズ毎に、呼称値としての原稿の搬送方向の長さである基準長(規格値)と、それに対する測定結果(搬送方向長さの実測値)としてのサンプル長と、基準長とサンプル長の差分とを対応付けて記憶している。
図13の例では、基準サイズとしてA3サイズのヨコ送り方向の原稿は理想的には基準長は420.0mmあるが、実測されたサンプル長が418.3mmであるため、差分値が1.7mm(=420.0−418.3)となることを示している。補正値テーブルでは0.1mm単位で値を格納しているため、差分値は+17となる。
なお、図13では、原稿の基準サイズ毎(異なる搬送方向長さを有する複数種類の原稿サイズ毎)に原稿の基準長とサンプル長と差分との対応関係を記憶した例を示しているが、これに限定されるものではない。原稿の基準サイズ毎に原稿の基準長とサンプル長との対応関係を記憶してもよい。
図13に示す補正値テーブルを使用して図9bのステップS915にて実測値に対する補正値を決定する処理を図14及び図15に基づいて説明する。
図14は、原稿の搬送方向長さの実測値に対応する補正値を、補正値テーブルを用いて決定する処理を示すフローチャートである。図15は、原稿の搬送方向長さの補正値を、一次線形補間を用いて算出するための補正量とサンプル長との関係を示す図である。
図14において、まず、読取用CPU401は、図9bのステップS914にて通常の原稿読み込み動作で実際に原稿を搬送した際に得られる実測値を実測値C(本実施の形態では209.0mm)として算出する(ステップS1401)。
なお、補足説明すると、図5のステップS511で算出した実測値はユーザが原稿の搬送方向長さの補正値を求めるための調整動作での原稿搬送で得られた実測値である。この実測値と比較される長さは、ステップS504(読取用ROM403から取得した原稿の基準長さ)またはステップS505(ユーザが入力した原稿の長さ)から得られる。
ステップS1401で対象となる原稿の実測値Cを算出後、読取用CPU401は、次の設定を行う。即ち、図13の補正値テーブルの中で最も短いサンプル長を求めるべく補正値テーブルの値を参照し、該当する「はがきヨコ」のサンプル長1475を算出用変数Aに設定する(ステップS1402)。読取用CPU401は、この算出用変数Aと同じ値を別の算出用変数Bにも設定する(ステップS1403)。この後は、実測値Cに対して補正値テーブルの値で一次線形補間を行うように算出用変数Aと算出用変数Bを設定すべく、算出用変数Bと該算出用変数Bより大きい算出用変数Aとの間に実測値Cを挟むように、数値の設定を繰り返していく。
まず、読取用CPU401は、算出用変数Aと実測値Cとを比較し(ステップS1404)、実測値Cのほうが大きければ、算出用変数Aの値を算出用変数Bに設定する(ステップS1405)。更に、読取用CPU401は、算出用変数Aを次に大きいサンプル長に変更する(ステップS1406)。そして、読取用CPU401は、算出用変数Aが実測値C以上で(ステップS1404でNO)且つ算出用変数Bが実測値C未満となるように設定する。
例えば、対象原稿の実測値Cが2090であった場合、図15に示すように算出用変数Aと算出用変数Bと実測値Cの大小関係は以下のようになる。即ち、算出用変数Aの値が補正値テーブルのユーザ定義2のサンプル長である2689、算出用変数Bの値がユーザ定義1のサンプル長である1942となった時点で、実測値Cが算出用変数Aと算出用変数Bとに挟まれる形になる。その結果、ステップS1404の判定(A<C)がNOになる。なお、ユーザ定義2が定義されていなければ、算出用補正値BにはA4ヨコのサンプル長2957が設定される。
この後は、図15に示すように一次線形補間を用いて、原稿の基準サイズ毎にサンプル長と差分の関係を対応付けた補正値テーブルと実測値Cの値から、実測値Cに対応する差分を求めることになる。図15において、横軸は図13の補正値テーブルにおける原稿の基準サイズ毎のサンプル長を示し、縦軸は補正量(基準長とサンプル長との差分)を示している。
まず、読取用CPU401は、算出用変数Bが初期値(ステップS1402で設定した1475)と等しいか否かを判定する(ステップS1407)。算出用変数Bが初期値と一致した場合は、補正値テーブルの範囲を下回るため、読取用CPU401は、最小のサンプル長(=算出用変数A)の時の差分値を実測値Cの補正値として扱う(ステップS1410)。
他方、算出用変数Bが初期値と一致しない場合は、読取用CPU401は次の算出を行う。即ち、算出用変数A(2689)と算出用変数B(1492)及び実測値C(2090)の値を用いて、実測値Cに対応する差分値(補正値)を算出する(ステップS1408、ステップS1409)。計算式(線形補間式)は下記のようになる。
Figure 2014036425
上記のように得られた、原稿の搬送方向長さの実測値Cに対応する補正値を四捨五入することで補正値が9となり、数値の単位が0.1mmであることから補正値は0.9mmとなる(ステップS1411)。
なお、本実施の形態では、図15に示したように原稿の搬送方向長さの補正値を一次線形補間を用いて算出(直線近似で補正)するようにしたが、複数の搬送方向長さの補正値を用いて二乗平均の計算を行ってもよい。
また、図16に示すように原稿の搬送方向長さの補正値を階段状に算出してもよい。また、薄紙/厚紙やコート紙のように原稿の媒体(紙種)に応じて原稿読取ローラ5等のローラの滑り量や搬送パスとの摩擦量が異なることから、原稿の搬送方向長さの補正値の設定の際に紙種ごとに補正値を取得するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の効果を奏する。複数の原稿の基準サイズに対して原稿の搬送方向長さを計測するモードを用意して計測を実行する。即ち、複数の基準サイズの原稿に対して搬送方向長さの補正値を持たせることで、実測された原稿の搬送方向長さに応じた補正値を算出することができる。これにより、不定型サイズの原稿に対するサイズ検知精度を向上させることが可能となり、原稿の画像欠落や原稿範囲外の画像の付加が発生する可能性を下げることが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、図17で説明する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上記第1の実施の形態(図1〜図4)の対応するものと同一なので説明を省略する。
[原稿の搬送方向長さの補正値の自動取得]
上記第1の実施の形態では、ユーザが原稿サイズを設定するタイミングで原稿の搬送方向長さの補正値を設定するようにしている。しかし、原稿読取ローラ5等のローラは使用する度にわずかながらすり減っており、原稿の搬送状況も常に変化する。そのため、ユーザは画像読取装置から出力された画像に異常を感じてから原稿の搬送方向長さの補正値を設定することとなる。
そこで、本実施の形態では、原稿の搬送方向長さの補正値の取得を自動で行える構成とすることで、ユーザの手間を低減するようにしている。本実施の形態では、原稿サイズを自動検知ではなく、原稿の定型サイズもしくはユーザが原稿の長さを直接指定した時の制御に特徴を有する。以下、図17のフローチャートを用いて説明する。
図17a、図17bは、本実施の形態に係る原稿の搬送方向長さの補正値を基に搬送方向長さを確定する処理を示すフローチャートである。
図17a、図17bにおいて、前半部分は上記[原稿の搬送方向長さの補正値の反映]において図9a、図9bに示した処理と同じである。即ち、図17のステップS1701〜ステップS1718に示す処理は、図9のステップS901〜ステップS918に示す処理と同じである。異なる点は、図9ではステップS917の判定がYESの場合にステップS919の判定に移行するのに対し、図17ではステップS1717の判定がYESの場合に後述のステップS1719の判定に移行する点である。
即ち、概略を説明すると、ユーザに原稿サイズを操作部454から設定させる。その結果、原稿サイズの自動検知以外の場合には原稿読み取り前の時点で画像の長さが設定される(ステップS1705)。そして、読取用CPU401は、ADFにより原稿の搬送を行い、原稿の搬送方向長さの補正値の算出を行うことで、補正値を含めた原稿の搬送方向長さを確定させる(ステップS1716)。
ユーザにより画像の長さが予め設定されていた場合は(ステップS1717でYES)、読取用CPU401は、ステップS1716にて確定した原稿の搬送方向長さと予め設定されていた画像長さとを比較する(ステップS1719)。比較の結果、補正済みの原稿の搬送方向長さと画像長さがほぼ等しい場合は、読取用CPU401は、ユーザは原稿のサイズを画像読取装置に自動検知させるのではなく自ら設定しようとしていたとみなす。従って、検知した原稿の搬送方向長さをユーザが指定した長さと一致するように補正値テーブルを更新する(ステップS1720)。
本実施の形態では、ステップS1719の判断基準としては、補正後の原稿の搬送方向長さと指定された画像長さとの差が例えば1mm以下の時のみ補正値テーブルを更新するようにし、画像読取装置のわずかな変化にのみ追従するようにしている。勿論、ステップS1719での比較結果がある程度以上ずれていた場合は、ユーザの意図で画像サイズと原稿の搬送方向サイズが異なるものとして扱い、補正値を更新することは行わない。
ステップS1721以降の処理、即ち、ステップS1721〜ステップS1723に示す処理は、図9のステップS919〜ステップS921に示す処理と同じであり、説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば以下の効果を奏する。原稿サイズが指定された場合において、計測された原稿の搬送方向長さが指定された原稿サイズとほぼ一致する場合は、ユーザによる補正値取得の処理を行うことなく原稿の搬送方向長さの検知精度を保つことができる。
14 リードセンサ
100 ADF
200 リーダ
401 読取用CPU
402 読取用RAM
404 原稿搬送部

Claims (7)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る読取手段とを備えた原稿読取装置であって、
    前記搬送手段により搬送中の原稿の先端と後端を検知する検知手段と、
    前記検知手段により原稿の先端と後端を検知したタイミングを基に原稿の搬送方向長さを実測する測定手段と、
    前記測定手段により実測された原稿の搬送方向長さの実測値と当該原稿の基準長さとの差分を算出する算出手段と、
    異なる搬送方向長さを有する複数種類の原稿サイズ毎に、前記算出手段により算出された前記実測値と前記基準長さとの差分を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている差分から、原稿の搬送方向長さの補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を算出し、算出された前記補正値を前記実測値に加算した結果を前記補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さとして確定させる確定手段と、
    を備えることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 原稿サイズを設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 前記記憶手段は、原稿サイズ毎に、前記基準長さと前記実測値との対応関係もしくは前記基準長さと前記実測値と前記差分との対応関係を記憶していることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  4. 前記確定手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の実測値のうち2つの実測値の間に補正値取得対象の原稿の実測値を挟む形に前記2つの実測値の設定を繰り返し、前記設定を繰り返した実測値に対応する差分、もしくは前記補正値取得対象の原稿の実測値および前記設定を繰り返した実測値を用いて算出した差分から、前記補正値取得対象の原稿の実測値に対する補正値を算出することを特徴とする請求項3記載の原稿読取装置。
  5. 前記設定手段により定型サイズの原稿が設定された場合、前記搬送手段による前記定型サイズの原稿の搬送中に前記測定手段により前記定型サイズの原稿の搬送方向長さを実測し、実測された実測値と前記定型サイズの原稿の基準長さとの差分を算出し、算出された差分を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2記載の原稿読取装置。
  6. 前記確定手段は、原稿サイズとして不定型サイズの原稿が設定された場合、前記記憶手段に記憶されている差分から、前記不定型サイズの原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を算出し、算出された前記補正値を前記実測値に加算した結果を前記不定型サイズの原稿の搬送方向長さとして確定させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  7. 原稿を搬送する搬送手段と前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る読取手段とを備えた原稿読取装置の制御方法であって、
    前記搬送手段により搬送中の原稿の先端と後端を検知する検知工程と、
    前記検知工程により原稿の先端と後端を検知したタイミングを基に原稿の搬送方向長さを実測する測定工程と、
    前記測定工程により実測された原稿の搬送方向長さの実測値と当該原稿の基準長さとの差分を算出する算出工程と、
    異なる搬送方向長さを有する複数種類の原稿サイズ毎に、前記算出工程により算出された前記実測値と前記基準長さとの差分を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶されている差分から、原稿の搬送方向長さの補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さの実測値に対する補正値を決定する決定工程と、
    決定された前記補正値を前記実測値に加算した結果を前記補正値取得対象となる原稿の搬送方向長さとして確定させる確定工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
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