JP2002077606A - 画像読取装置、画像読取方法、及び媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法、及び媒体

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JP2002077606A
JP2002077606A JP2000265371A JP2000265371A JP2002077606A JP 2002077606 A JP2002077606 A JP 2002077606A JP 2000265371 A JP2000265371 A JP 2000265371A JP 2000265371 A JP2000265371 A JP 2000265371A JP 2002077606 A JP2002077606 A JP 2002077606A
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English (en)
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Keizo Isemura
圭三 伊勢村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面原稿/片面原稿を検知できるようにす
る。 【解決手段】 読取った画像データについて画像濃度の
ヒストグラムを作成し、この濃度ヒストグラムのピーク
数が既定値以上である場合に裏写りがある、すなわち両
面原稿であると認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置に関し、特に両面原稿の画像を読取った場合の画
像形成処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では、読取り対象の
原稿が両面原稿であるか、或いは片面原稿であるかを自
動的に判断することはできなかった。
【0003】また、従来の画像形成装置では、両面原稿
を読取った場合に、たとえ裏写りがあったとしても、そ
の旨を認識することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
両面原稿であるか、或いは片面原稿であるかを自動的に
判断することはできなかったので、使用者が両面原稿、
或いは片面原稿である旨を設定する必要があり、不便で
あった。
【0005】特に、両面原稿と片面原稿とが混在してい
る原稿群に対しては、それら原稿を両面原稿群と片面原
稿群に分けて別々の処理(両面処理、或いは片面処理)
として設定したり、両面原稿群と片面原稿群に分けない
場合には、両面原稿のページと、片面原稿のページを指
定し、それら指定したページに対して個別に両面モー
ド、片面モードを設定する必要があり、非常に不便であ
った。
【0006】すなわち、両面原稿群と片面原稿群に分け
て別々の処理(両面処理、或いは片面処理)として設定
する場合には、1束の原稿群の中から両面原稿或いは片
面原稿を選り出して、例えば両面原稿群をセットして両
面モードを設定して両面印刷させ、次に片面原稿郡をセ
ットして片面モードを設定して片面印刷させ、印刷が完
了した後は、オリジナルの原稿群と印刷された記録紙群
について、それぞれ元の混在した状態のページ順に戻す
必要があり、大変な作業となっていた。
【0007】また、両面原稿群と片面原稿群に分けない
場合には、両面原稿のページ位置と片面原稿のページ位
置を確認した後に、それら両面原稿のページ位置と、片
面原稿のページ位置を指定し、それら指定したページ位
置に対して個別に両面モード、或いは片面モードを設定
することとなるので、作業量が増えるとともに、ページ
位置の指定ミスが発生する可能性が高くなっていた。
【0008】さらに、上記のような作業が面倒なので、
両面原稿と片面原稿とが混在している原稿群に対して両
面モードを設定した場合は、本来裏面を複写する必要の
無い片面原稿についても裏面に対する複写処理が無駄に
実行されていた。
【0009】また、従来は、両面原稿を読取った場合
に、たとえ裏写りがあったとしても、その旨を認識する
ことができなかったので、裏写りのある画像を正規の画
像として処理してしまい、印刷された記録紙にも裏写り
が出現し、高品位の印刷結果を得ることができなかっ
た。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その第1の課題は、両面原稿/片面原稿を検知
できるようにすることにある。
【0011】また、第2の課題は、原稿の表裏の画像デ
ータを正確に読取れるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るため、本発明は、原稿画像を電気的な画像データとし
て読取る画像読取装置において、読取られた画像データ
の中から裏写りに係る画像データを検知する検知手段
と、前記検知手段により裏写りに係る画像データが検知
された場合に読取対象となった原稿が両面原稿であると
判断する判断手段とを備えている。
【0013】また、上記第2の課題を解決するため、本
発明は、原稿画像を電気的な画像データとして読取る画
像読取装置において、両面原稿から読取った表面及び裏
面の画像データの中から裏写りに係る画像データを検知
する検知手段と、前記検知手段により検知された裏写り
に係る画像データを両面原稿から読取った表面及び裏面
の画像データから除去する除去手段とを備えている。
【0014】また、上記第1の課題を解決するため、本
発明は、原稿画像を電気的な画像データとして読取る画
像読取方法において、読取られた画像データの中から裏
写りに係る画像データを検知する検知工程と、前記検知
工程により裏写りに係る画像データが検知された場合に
読取対象となった原稿が両面原稿であると判断する判断
工程とを備えている。
【0015】また、上記第2の課題を解決するため、本
発明は、原稿画像を電気的な画像データとして読取る画
像読取方法において、両面原稿から読取った表面及び裏
面の画像データの中から裏写りに係る画像データを検知
する検知工程と、前記検知工程により検知された裏写り
に係る画像データを両面原稿から読取った表面及び裏面
の画像データから除去する除去工程とを備えている。
【0016】また、上記第1の課題を解決するため、本
発明は、原稿画像を電気的な画像データとして読取る画
像読取装置に適用可能なコンピュータ読取可能な媒体に
おいて、読取られた画像データの中から裏写りに係る画
像データを検知する検知ルーチンと、前記検知ルーチン
により裏写りに係る画像データが検知された場合に読取
対象となった原稿が両面原稿であると判断する判断ルー
チンとを含んでいる。
【0017】また、上記第2の課題を解決するため、本
発明は、原稿画像を電気的な画像データとして読取る画
像読取装置に適用可能なコンピュータ読取可能な媒体に
おいて、両面原稿から読取った表面及び裏面の画像デー
タの中から裏写りに係る画像データを検知する検知ルー
チンと、前記検知ルーチンにより検知された裏写りに係
る画像データを両面原稿から読取った表面及び裏面の画
像データから除去する除去ルーチンとを含んでいる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】[第1の実施形態]図1は、本発明を適用
した複写機の電気的な構成の概略を示すブロック図であ
る。
【0020】図1において、画像読取部10は、原稿画
像の反射光(画像光)を入力する光学系、光学系からの
画像光を光電変換して電気的なアナログ信号に変換する
CCD、CCDから受取ったアナログ信号をデジタル信
号に変換するA/Dコンバータ等により構成され、読取
った画像データを画像処理部102に送出する。
【0021】画像処理部102は、シェーディング補正
回路、光色濃度変換回路、及びユーザの指示に基づいて
画像の変倍、移動、装飾等の編集を行う画像編集回路な
どから構成され、画像読取部101から入力された画像
データを補正・編集する。この補正・編集された画像デ
ータは、画像データセレクタ103を介して画像記録部
104、或いは画像メモリ105に送出される。
【0022】画像データセレクタ103は、画像処理部
102から送出された画像データを画像記録部104に
送出するバスと、画像処理部102が送出された画像デ
ータを画像メモリ105に送出するバスとを、後述する
CPU回路部107の指示により切替えるデータバス切
替回路と、画像処理部102から送られた画像データと
画像メモリ105から読出された画像データとの切替
え、或いは合成を行う回路等から横成されている。
【0023】画像記録部104は、画像データセレクタ
103to送られた画像データの濃度信号に基づいて、
記録紙に画像を転写する。
【0024】CPU回路部107は、本装置全体の制御
を行うもので、制御プログラム、エラー処理プログラ
ム、画像濃度測定プログラム、両面・片面原稿判定プロ
グラム、裏写り除去プログラム等を格納するROM10
7aと、各種プログラムのワークエリア等のために使用
されるRAM107bと、各種タイマ制御部等を有して
いる。
【0025】操作部106は、画像処理部102に対す
る画像編集内容、コピー枚数、変倍率などの各種の複写
動作等を指示する各種キー群と、操作時の内容を表示す
る表示部等を有している。
【0026】フィーダ108は、フィーダコピーが選択
された場合には、載置された原稿を給送し、給送してい
る途中で原稿サイズや原稿厚などを検知し、その検知し
た原稿サイズ等の信号をCPU回路部107に送信す
る。
【0027】図2は、上記複写機の機械的な構成の概略
を示す断面図である。
【0028】図2において、図1に示した画像読取部1
01は装置の上方に位置し、画像記録部104は装置の
下方に位置している。
【0029】コピースタートキーが押されると、原稿給
送装置1にセットされた原稿が給送され、原稿台ガラス
2上に載置される。そして、スキャナ3のランプが点灯
し、且つ、スキャナユニット4が移動して原稿を照射す
る。原稿からの反射光(画像光)は、ミラー5,6,7
を介してレンズ8を通過し、その後、イメージセンサ
(CCD)9に入力され、光電変換されて電気的な画像
データとして出力される。
【0030】イメージセンサ9からの画像データは、図
1に示したCPU回路部107の制御の下に、直接、露
光制御部10に入力されるか、或いは、一旦、図1に示
した画像メモリ105に記憶され、画像メモリ105内
で処理が行われ、再び読出された後、露光制御部10に
入力される。
【0031】そして、露光制御部10は、入力された画
像データに基づいて光ビームを変調し、その変調された
光ビームを感光体11に照射する。この光照射によって
感光体11には潜像が形成され、その潜像は現像器1
2,13によってトナー像として現像される。そして、
感光体11上のトナー像は、給紙カセット14,15か
ら給送されてきた記録紙上に転写部16により転写され
る。
【0032】記録紙に転写されたトナー像は、定着部1
7にて記録紙に定着される。そして、定着処理がなされ
た記録紙は、通常は、排紙部18によりそのまま装置外
に排出され、両面コピー時には、フラッパ20により両
面搬送部22,23,24へと搬送される。
【0033】図3は、図1に示した操作部106の構成
を示す平面図である。
【0034】図3において、5001は、本複写機への
通電を制御する電源スイッチである。5002はリセッ
トキーであり、スタンバイ中は標準モードに復帰させる
キーとして機能する。5003はコピースタートキーで
ある。5004は、クリアキーであり、入力数値等をク
リアする場合に用いる。
【0035】5005は、IDキーであり、このIDキ
ー5005を押下して登録に係るIDデータを入力しな
い限り複写動作を禁止するものである。5006はスト
ップキーであり、コピーを中断したり、中止したりする
場合に用いるキーである。5007は、ガイドキーであ
り、各機能を知りたいときに使用するキーである。
【0036】5008は、上カーソルキーであり、各機
能設定画面においてポインタを上に移動させるキーであ
る。5009は下カーソルキーであり、各機能設定画面
においてポインタを下に移動させるキーである。501
0は右カーソルキーであり、各機能設定画面においてポ
インタを右に移動させるキーである。5011は左カー
ソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを左
に移動させるキーである。
【0037】5012はOKキーであり、各機能設定画
面において当該機能を確定させるためのキーである。5
013は、各機能設定画面において表示部5052の画
面の右下に表示出力された内容を実行する場合に使用す
るキーである。
【0038】5014は、定型縮小キーであり、定型サ
イズを他の定型サイズに縮小する場合に使用する。50
15は、等倍コピーを選択する場合に使用する等倍キー
である。5016は定型拡大キーであり、定型サイズを
他の定型サイズに拡大する場合に使用する。5017は
カセット選択キーであり、所望のサイズの記録紙が収納
されたカセットを選択する。
【0039】5018は、コピー濃度調整キーであり、
コピー濃度を薄くしたい場合に使用する。5019は、
AEキーであり、原稿の濃度に対してコピー濃度を自動
的に調整するキーである。5020はコピー濃度調整キ
ーであり、コピー濃度を濃くしたい場合に使用する。
【0040】5021は、ソータの動作を指定するキー
である。5022は、節電キーであり、節電モードのO
N/OFFに使用する。5023は割込キーであり、コ
ピー中に割込みコピーを行いたい場合に使用する。50
24はテンキーであり、数値を入力する場合に使用す
る。
【0041】5025はマーカー処理キーであり、トリ
ミング、マスキング、部分処理を設定する場合に使用す
る。5026は、パターン化処理キーであり、色をパタ
ーン化して表現したり、色を濃度差で表現したりする場
合に使用する。5027は色消去キーであり、特定の色
を消去したい場合に使用する。5028は画質キーであ
り、画質の設定を行う場合に使用する。
【0042】5029はネガポジキーであり、ネガポジ
処理を行う場合に使用する。5030はイメージクリエ
イトキーであり、輪郭処理、影付け処理、網処理、斜
体、ミラー処理、或いはリピート処理を行う場合に使用
する。5031はトリミングキーであり、エリアを指定
してトリミングを行う場合に使用する。5032はマス
キングキーであり、エリアを指定してマスキングを行う
場合に使用する。
【0043】5033は部分処理キーであり、エリアを
指定し部分処理を行う場合に使用する。5034は枠消
しキーであり、モードに合わせて枠消しを行う場合に使
用する。この枠消モードとしては、シート枠消し、原稿
枠消し、ブック枠消し、パンチ穴消し等のモードがあ
る。5035は綴じ代キーであり、用紙の一端に綴じ代
用の余白を設けたい場合に使用する。5036は移動キ
ーであり、画像を移動させたい場合に使用する。この移
動としては、平行移動、コーナー移動などがある。
【0044】5037はズームキーであり、複写倍率を
1%刻みで設定したい場合に使用する。5038は自動
変倍キーであり、記録紙の用紙サイズと原稿サイズに応
じて自動的に拡大縮小したい場合に使用する。また、主
走査、副走査を独立に自動変倍できる。5039は拡大
レイアウトキーであり、縮小レイアウトされた原稿に対
し、それを元に戻す機能である。5040は縮小レイア
ウトキーであり、複数の原稿を縮小して1枚の記録紙に
複写する場合に使用する。5043は連写キーであり、
原稿台ガラス面上の複写領域を2分割し、自動的に2枚
のコピーを行う連続複写を行いたい場合に使用する。
【0045】5044は両面キーであり、両面の出力、
両面原稿でのコピーを行うときに使用する。この両面キ
ー5044が押下された場合には、片面両面、ページ連
写両面、両面片面、両面両面等の各種の両面処理に係る
モードを設定するためのダイアログボックスが表示部5
052に表示される。また、このダイアログボックスで
は、両面原稿であるか否かを自動的に検知する自動両面
原稿認識モードや後述する濃度のピーク数を設定するこ
とも可能である。なお、この自動両面原稿認識処理につ
いては、後で詳細に説明する。
【0046】5052は、表示部であり、装置の状態、
複写枚数、複写倍率、複写用紙サイズなどを表示し、複
写モード設定中には、設定する内容を表示する。
【0047】次に、本実施形態に特有な自動両面原稿認
識処理を図4のフローチャートに従って説明する。
【0048】CPU回路部107は、コピースタートの
信号を受取ると、まず、自動両面原稿認識モードが設定
されているか否かを判別する(ステップS400)。そ
の結果、自動両面原稿認識モードが設定されてない場合
には、ステップS408に進み、従来通りの画像形成処
理を行って、終了する。
【0049】一方、自動両面原稿認織モードが設定され
ている場合には、ステップS401に進み、原稿の表面
の画像を読込む。次に、ステップS402では、読込ん
だ画像の濃度データを1画素ずつ計測する。その後、ス
テップS403では、ステップS402で計測した濃度
データに基づいて濃度ヒストグラムを作成し(図5,6
参照)、各画素データの濃度分布状況を認識する。
【0050】ステップS404では、ステップS403
で作成した各画素の濃度分布ヒストグラムから、原稿の
表面の濃度のピーク数がどれくらいあるかを計測する。
そして、ステップS405では、ステップS404で計
測した濃度のピーク数が既定値より少ないか否かを判別
する。
【0051】なお、本明細書では、「ピーク数」という
用語は、近似する濃度値が密集している場合における密
集した濃度値群の個数の意味で使用している。
【0052】このピーク数の既定値は、両面キー504
4を操作した際に表示されるダイアログボックス上で設
定されるもであり、例えば、図5に示したように、普通
紙の原稿についてはピーク数「2」として設定され、図
6に示したように、カラー原稿、新聞原稿等については
ピーク数「3」として設定されている。
【0053】なお、ピーク数は、ダイアログボックス上
でその値をユーザが直接入力するのではなく、例えばユ
ーザが普通紙、新聞紙、カラー原稿等のチェックボック
スにチェックマークを入れた際に、それら原稿の用紙の
種類に応じた「2」、「3」等のピーク数が自動的に設
定されるようにして、ユーザが原稿の用紙の種類に応じ
た適切なピーク数を知らなくても済むようにするのが望
ましい。
【0054】ステップS405での判別の結果、濃度の
ピーク数が既定値以上の場合には、両面原稿の読取り画
像であるが故に裏写りにより濃度のピーク数が多くなっ
たものと見なして、裏面の画像を読取り(ステップS4
06)、画像形成処理を行って(ステップS407)、
終了する。
【0055】一方、濃度のピーク数が既定値より少ない
場合には、片面原稿の読取り画像であるが故に裏写りが
無く濃度のピーク数が少なくなったものと見なして、ス
テップS406での裏面の画像の読取処理をスキップし
て、ステップS407に進み、画像形成処理を行って終
了する。
【0056】なお、ステップS407の画像形成処理で
は、両面原稿であると認識した場合は、図7に示したよ
うに、表面の画像データの印刷処理を行うと共に裏面の
画像データの印刷処理をも行い、片面原稿であると認識
した場合は、図8に示したように、表面の画像データの
印刷処理だけを行い、裏面の画像データの読取・印刷処
理は実行しないようにする。
【0057】このように、第1の実施形態では、裏写り
の有無を検知することにより、両面原稿であるか否かを
自動的に認識し、両面原稿であると認識した場合に限り
裏面の画像の読取・印刷を行っている。
【0058】従って、片面原稿、両面原稿が混在してい
るような原稿群をコピーする場合において、従来のよう
に、それら原稿を両面原稿群と片面原稿群に分けて別々
にセットし、別々の処理(両面処理、或いは片面処理)
として処理モードを設定したり、両面原稿群と片面原稿
群に分けずにセットし、両面原稿のページと、片面原稿
のページを指定し、それら指定したページに対して個別
に両面モード、片面モードを設定する等といった面倒な
作業を行わなくても済み、利便性が向上する。
【0059】また、両面原稿であると認識した場合に限
り裏面の画像の読取・印刷を行っているので、従来、片
面原稿、両面原稿が混在しているような原稿群をコピー
する場合に両面モードを設定した場合のように、裏面画
像が無い片面原稿に対して無駄な裏面画像読取・印刷処
理を行わずに済み、処理効率が向上し、装置の寿命も延
ばすことが可能となる。
【0060】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態
を説明する。この第2の実施形態では、裏写りした画像
を除去し本来の表面、又は裏面の画像データだけを印刷
するようにしている。なお、第2の実施形態では、RO
M107aに原稿の厚さ情報と対応して、裏映りを判定
するための画像濃度の閾値が格納されている。
【0061】図9のフローチャートに示したように、C
PU回路部107は、コピースタートの信号を受取る
と、自動原稿厚検知機能が本装置に搭載されているか否
かを判別する(ステップS901)。
【0062】その結果、自動原稿厚検知機能が本装置に
搭載されていれば、セットされた原稿の厚さを検知し、
その検知結果をRAM107bに記憶して(ステップS
902)、ステップS904に進む。一方、自動原稿厚
検知機能が本装置に搭載されていなければ、操作部10
6から入力された原稿の厚さをRAM107bに記憶し
て(ステップS903)、ステップS904に進む。
【0063】ステップS904では、まず表面原稿の画
像を取込み、ステップS905に進む。ステップS90
5では、両面モードの場合に限り、裏面の画像を取込
む。片面モードの場合には、ステップS905をスキッ
プしてステップS906に進む。
【0064】以後の説明において、両面モードが設定さ
れていない場合には、裏面原稿に関する処理は、全てス
キップするものとする。
【0065】ステップS906では、両面モードが設定
されているか否かを判別し、両面モードが設定されてい
る場合には、ステップS907に進み、両面モードが設
定されていない場合は、ステップS912に進む。
【0066】ステップS907では、表面と裏面の画像
濃度を1画素単位で測定して、表面と裏面の濃度ヒスト
グラムを作成し、ステップS908に進む。ステップS
908では、作成した表面の濃度ヒストグラムから裏面
の画像濃度分布、すなわち裏写りに係る画像の濃度分布
を認識し、その裏写りに係る画像濃度分布の中の最大濃
度値を表面の読取り画像の全画素の濃度値から減算し、
ステップS909に進む。
【0067】この場合、裏写りに係る画像の濃度分布
は、次のようにして認識する。例えば、図10に示した
ヒストグラムが表面の画像データの濃度分布を示してい
るとすると、一番左側の濃度分布の濃度レベルが閾値L
よりも低いので、これを裏写りに係る画像の濃度分布と
見なす。
【0068】この閾値Lとしては、RAM107bに記
憶された原稿の厚さ情報に対応するものを、ROM10
7aから読出して使用する。この閾値Lの値は、原稿の
厚さが厚いほど裏写りし難くなり、裏写りに係る画像の
濃度レベルも低くなるので、原稿の厚さが厚くなるほ
ど、それに対応する閾値Lは小さな値となるようにして
いる。図10の例では、原稿の濃度を256階調で表現
できる場合において、原稿の厚さが中程度であり、閾値
Lの値は、「36」となっている。
【0069】ステップS909では、ステップS908
で行った表面の減算処理と同様の処理を裏面に対して行
い、ステップS910に進む。なお、この減算処理で
は、減算結果がマイナスの値になったものについては、
全て最低の濃度値である「0」に置換する。
【0070】ステップS910では、ステップS908
で減算された濃度データについて、減算結果が「0」以
下になった画素、すなわち現在の濃度値が「0」である
画素のエリアを実際に裏映りであったエリアと認定し、
減算結果が「0」より大きくなった画素のエリアを本来
の表面の画像データのエリアと認定し、その本来の表面
の画像データのエリアと認定したエリアの画像データに
対して、ステップS908にて減算した濃度値を加算す
ることにより、元の濃度に戻す。
【0071】次のステップS911では、ステップS9
10で行った表面の補正処理と同様の処理を裏面に対し
て行い、ステップS912に進む。ステップS912で
は、片面原稿の読取画像データに基づく印刷処理、或い
は裏写り画像データが除去された両面原稿の表裏の画像
データに基づく印刷処理を行う。
【0072】なお、上記のように、濃度分布の濃度レベ
ルが閾値Lよりも低い分布を裏写りに係る画像の濃度分
布と見なし、その裏写りに係る画像濃度分布の中の最大
濃度値を表面の読取り画像の全画素の濃度値から減算す
るようにしたのは、次のような意義がある。
【0073】すなわち、裏写りに係る画像データを確実
に除去するためには、裏写り判定用の閾値Lとしては、
ある程度大きな値を設定せざるを得なくなるが、この場
合には、本来、裏写りでない画像データまでも除去され
てしまう虞がある。
【0074】そこで、実際に画像データを読取って、ま
ず、裏写りに係る画像を閾値Lにより絞込み、その絞込
んだ画像について更に最大濃度値により絞込むことによ
り、実際の裏写りに係る画像だけを確実に除去し、本
来、裏写りでない画像データまでも誤って除去してしま
わないようにしている。
【0075】このような減算、補正処理を行うことによ
り、例えば図10に示した裏写り分を含む濃度ヒストグ
ラムは、図11に示したように、裏写り分けを含まない
濃度ヒストグラムとなる。ただし、図11の濃度ヒスト
グラムは、理解を容易にするために図示したものであ
り、このような減算、補正処理後の濃度ヒストグラムが
実際に作成されるわけではない。
【0076】このように表面、裏面の画像データを取込
み、裏写りに係る画像データを本来の画像データから除
去することにより、裏写りの無い高品位な印刷結果を得
ることが可能となる。
【0077】例えば、裏写りに係る画像データの除去処
理を行わない場合は、図12に示したように、表裏の印
刷結果は、共に裏写りに係る画像までも余計に印刷され
てしまうが、本実施形態のように、裏写りに係る画像デ
ータの除去処理を行った場合は、図13に示したよう
に、表裏の印刷結果は、共に裏写りの無いものとなる。
【0078】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れることなく、例えば、第2の実施形態において、濃度
値が所定の濃度値以下の画像データを裏写りに係る画像
データと見なして、その裏写りと見なした画像データの
濃度値を一括して最低の濃度値(通常は白に対応)に置
換することも可能である。この場合にも、原稿の厚さに
応じて上記判断基準としての濃度値を変更するのが望ま
しい。
【0079】また、第1の実施形において、第2の実施
形態のように原稿の厚さを測定、或いは入力し、その測
定・入力された原稿の厚さが所定値以下の場合には、自
動両面原稿認識処理モードを自動的に設定し、測定・入
力された原稿の厚さが所定値より厚い場合には、自動両
面原稿認識処理モードを設定しないようにしたり、第2
の実施形態において、第1の実施形態のように両面原稿
を自動的に認識したり、両面原稿を認識した場合に限り
裏面の読取処理を実行するなど、第1の実施形態と第2
の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【0080】また、本発明は複写機のみならず、画像読
取専用のスキャナ装置や、スキャナ機能、プリンタ機
能、FAX機能等の多数の機能を備えた複合機に適用す
ることも可能である。
【0081】さらに、本装置がネットワークに接続さ
れ、読取った画像データをネットワーク上の他の機器に
送信する場合にも適用することが可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿画像を電気的な画像データとして読取る画像読取装
置において、読取られた画像データの中から裏写りに係
る画像データを検知する検知手段と、前記検知手段によ
り裏写りに係る画像データが検知された場合に読取対象
となった原稿が両面原稿であると判断する判断手段とを
備えたので、両面原稿/片面原稿を検知することが可能
となる。
【0083】また、本発明によれば、原稿画像を電気的
な画像データとして読取る画像読取装置において、両面
原稿から読取った表面及び裏面の画像データの中から裏
写りに係る画像データを検知する検知手段と、前記検知
手段により検知された裏写りに係る画像データを両面原
稿から読取った表面及び裏面の画像データから除去する
除去手段とを備えたので、原稿の表裏の画像データを正
確に読取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機の電気的な構成の概略
を示すブロック図である。
【図2】上記複写機の機械的な構成の概略を示す断面図
である。
【図3】上記複写機の操作部の構成を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態における自動両面原稿
認識処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態を説明するための画像
濃度ヒストグラムを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を説明するための他の
画像濃度ヒストグラムを示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態において両面原稿を検
知した場合の出力制御を説明するための図である。
【図8】本発明の第1の実施形態において片面原稿を検
知した場合の出力制御を説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施形態におる裏写り除去処理
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態を説明するための裏
写りを含む濃度ヒストグラムを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を説明するための裏
写り除去後の濃度ヒストグラムを示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態における裏写り除去
処理を行わない場合の出力例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態における裏写り除去
処理を行った場合の出力例を示す図である。
【符号の説明】
3…スキャナ 9…イメージセンサ(CCD) 101…画像読取部 104…画像記録部 105…画像メモリ 106…操作部 107…CPU回路部 107a…ROM 107b…RAM 108…フィーダ 5044…両面キー 5052…表示部

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を電気的な画像データとして読
    取る画像読取装置において、 読取られた画像データの中から裏写りに係る画像データ
    を検知する検知手段と、 前記検知手段により裏写りに係る画像データが検知され
    た場合に読取対象となった原稿が両面原稿であると判断
    する判断手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 検知手段は、読取られた画像データの濃
    度分布ヒストグラムに基づいて裏写りに係る画像データ
    を検知することを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、前記濃度分布ヒストグ
    ラム中に存在する濃度分布のピークの個数を検知基準と
    して裏写りに係る画像データを検知することを特徴とす
    る請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記検知基準としての前記濃度分布のピ
    ークの個数を変更可能に設定する設定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記濃度分布のピーク
    の個数として、ダイアログボックス上で選択された普通
    紙、新聞紙、カラー紙などの原稿の用紙の種類に応じた
    個数を設定することを特徴とする請求項4記載の画像読
    取装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段及び判断手段による両面原
    稿判断処理を行う処理モードを設定するモード設定手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記モード設定手段は、ダイアログボッ
    クス上で両面原稿判別処理を行う処理モードを設定する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記モード設定手段は、原稿の厚さを測
    定する測定手段を含み、前記測定手段により測定された
    原稿の厚さに基づいて前記両面原稿判別処理を行う処理
    モードを設定するか否かを決定することを特徴とする請
    求項6記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記モード設定手段は、前記測定手段に
    より測定された原稿の厚さが所定値以下である場合は、
    前記両面原稿判断処理を行う処理モードを設定するよう
    に決定し、所定値より厚い場合は前記両面原稿判断処理
    を行う処理モードを設定しないように決定することを特
    徴とする請求項8記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記測定手段は、原稿の給送過程で該
    原稿の厚さを測定することを特徴とする請求項8又は9
    記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記モード設定手段は、原稿の厚さを
    設定する厚さ設定手段を含み、前記厚さ設定手段により
    設定された原稿の厚さに基づいて前記両面原稿判断処理
    を行う処理モードを設定するか否かを決定することを特
    徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記モード設定手段は、前記厚さ設定
    手段により設定された原稿の厚さが所定値以下である場
    合は、前記両面原稿判断処理を行う処理モードを設定す
    るように決定し、所定値より厚い場合は前記両面原稿判
    断処理を行う処理モードを設定しないように決定するこ
    とを特徴とする請求項11記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記判別手段により両面原稿であると
    判別された場合は両面読取処理を行い、片面原稿である
    と判別された場合は片面読取処理を行う読取制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載
    の画像読取装置。
  14. 【請求項14】 前記検知手段及び判断手段は、表面の
    原稿画像だけに基づいてのみ前記両面原稿判断処理を行
    うことを特徴とする請求項1〜13の何れかに記載の画
    像読取装置。
  15. 【請求項15】 画像読取装置は、特定の機器に接続又
    は内蔵されていることを特徴とする請求項1〜14の何
    れかに記載の画像読取装置。
  16. 【請求項16】 画像読取装置は、ネットワークに接続
    されていることを特徴とする請求項1〜14の何れかに
    記載の画像読取装置。
  17. 【請求項17】 前記画像読取装置は、画像読取処理を
    専ら行う画像読取専用装置であることを特徴とする請求
    項1〜16の何れかに記載の画像読取装置。
  18. 【請求項18】 前記画像読取装置は、複写装置に搭載
    されたことを特徴とする請求項1〜16の何れかに記載
    の画像読取装置。
  19. 【請求項19】 前記画像読取装置は、複写機能以外の
    別の機能を備えた複合装置に搭載されたことを特徴とす
    る請求項1〜16の何れかに記載の画像読取装置。
  20. 【請求項20】 原稿画像を電気的な画像データとして
    読取る画像読取装置において、 両面原稿から読取った表面及び裏面の画像データの中か
    ら裏写りに係る画像データを検知する検知手段と、 前記検知手段により検知された裏写りに係る画像データ
    を両面原稿から読取った表面及び裏面の画像データから
    除去する除去手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  21. 【請求項21】 前記検知手段は、両面原稿から読取っ
    た表面及び裏面の画像データのうち濃度値が所定の濃度
    値以下の画像データを裏写りに係る画像データとして検
    知することを特徴とする請求項20記載の画像読取装
    置。
  22. 【請求項22】 前記除去手段は、前記検知手段により
    検知された裏写りに係る画像データ中の最大濃度値を両
    面原稿から読取った表面及び裏面の画像データの全画素
    の濃度値から減算し、その減算の結果が0以下になった
    画素以外の画素の濃度値に対して減算に用いた最大濃度
    値を加算すると共に、減算結果がマイナスになつた濃度
    値を全て0にすることを特徴とする請求項20又は21
    載の画像読取装置。
  23. 【請求項23】 前記除去手段は、両面原稿から読取っ
    た表面及び裏面の画像データのうち濃度値が所定の濃度
    値以下の画像データを最低の濃度値に置換することを特
    徴とする請求項21又は22記載の画像読取装置。
  24. 【請求項24】 前記検知手段は、原稿の厚さを測定す
    る測定手段を含み、該測定手段により測定された原稿の
    厚さに応じて前記所定の濃度値を変更することを特徴と
    する請求項21〜23の何れかに記載の画像読取装置。
  25. 【請求項25】 前記検知手段は、原稿の厚さを設定す
    る設定手段を含み、該設定手段により設定された原稿の
    厚さに応じて裏写りに係る画像データであるか否かを判
    定するための前記濃度値を変更することを特徴とする請
    求項21〜24の何れかに記載の画像読取装置。
  26. 【請求項26】 前記検知手段は、読取られた画像デー
    タの濃度分布ヒストグラムに基づいて裏写りに係る画像
    データを検知することを特徴とする請求項20記載の画
    像読取装置。
  27. 【請求項27】 画像読取装置は、特定の機器に接続又
    は内蔵されていることを特徴とする請求項20〜26の
    何れかに記載の画像読取装置。
  28. 【請求項28】 画像読取装置は、ネットワークに接続
    されていることを特徴とする請求項20〜26の何れか
    に記載の画像読取装置。
  29. 【請求項29】 前記画像読取装置は、画像読取処理を
    専ら行う画像読取専用装置であることを特徴とする請求
    項20〜28の何れかに記載の画像読取装置。
  30. 【請求項30】 前記画像読取装置は、複写装置に搭載
    されたことを特徴とする請求項20〜28の何れかに記
    載の画像読取装置。
  31. 【請求項31】 前記画像読取装置は、複写機能以外の
    別の機能を備えた複合装置に搭載されたことを特徴とす
    る請求項20〜28の何れかに記載の画像読取装置。
  32. 【請求項32】 原稿画像を電気的な画像データとして
    読取る画像読取方法において、 読取られた画像データの中から裏写りに係る画像データ
    を検知する検知工程と、 前記検知工程により裏写りに係る画像データが検知され
    た場合に読取対象となった原稿が両面原稿であると判断
    する判断工程と、 を備えたことを特徴とする画像読取方法。
  33. 【請求項33】 原稿画像を電気的な画像データとして
    読取る画像読取方法において、 両面原稿から読取った表面及び裏面の画像データの中か
    ら裏写りに係る画像データを検知する検知工程と、 前記検知工程により検知された裏写りに係る画像データ
    を両面原稿から読取った表面及び裏面の画像データから
    除去する除去工程と、 を備えたことを特徴とする画像読取方法。
  34. 【請求項34】 原稿画像を電気的な画像データとして
    読取る画像読取装置に適用可能なコンピュータ読取可能
    な媒体において、 読取られた画像データの中から裏写りに係る画像データ
    を検知する検知ルーチンと、 前記検知ルーチンにより裏写りに係る画像データが検知
    された場合に読取対象となった原稿が両面原稿であると
    判断する判断ルーチンと、 を含むことを特徴とする媒体。
  35. 【請求項35】 原稿画像を電気的な画像データとして
    読取る画像読取装置に適用可能なコンピュータ読取可能
    な媒体において、 両面原稿から読取った表面及び裏面の画像データの中か
    ら裏写りに係る画像データを検知する検知ルーチンと、 前記検知ルーチンにより検知された裏写りに係る画像デ
    ータを両面原稿から読取った表面及び裏面の画像データ
    から除去する除去ルーチンと、 を含むことを特徴とする媒体。
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