JP2014035701A - 医用情報処理装置、医用情報処理方法及びプログラム - Google Patents

医用情報処理装置、医用情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】限られた表示媒体の表示領域上で可読性を保ちながら、クリニカルパスから選択された診療項目に関連する表示項目を表示させる。
【解決手段】要約クリニカルパス出力部202は、クリニカルパスから選択された診療項目に関連する各表示項目に対して優先度を付与する。そして、要約クリニカルパス出力部202は、表示媒体において表示可能な情報量を算出し、その情報量内に収まるように、優先度に従って表示媒体に表示させる前記表示項目を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、クリニカルパスを表示媒体上に表示させる技術に関するものである。
近年、患者の治療に対し、クリニカルパスを適用する医療機関が増加している。クリニカルパスとは、ある病気の治療や検査に対して、治療の工程を標準化したものであり、クリニカルパスを適用することにより、科学的根拠に基づいた処置や治療を一定の質を保ちながら実施することが可能となる。
医療従事者は、入院や長期治療が必要な患者に対して問診や検査を実施する場合、過去の検査記録やクリニカルパスを確認しながら、診療結果を記録する。このため、クリニカルパスの効率的な参照手段や、診療結果の記録の入力を支援するシステムが必要である。
クリニカルパスには、手術前の準備から手術後の経過観察に至るまで、数多くの検査内容が記載されている。このため、クリニカルパスに含まれる情報全てを参照可能な状態にすると、重要な情報がどれであるかが分かりにくくなるという問題がある。この問題を解決するために、特許文献1には、クリニカルパスに含まれる情報をPCの画面上でタブ毎に分類して表示する技術が開示されている。
また、医療従事者は、入院患者のベッドサイドで検査や問診を実施することも多い。このため、医療従事者が診療結果を記録する際、多数の文字の手書き記入や、キーボード操作での文字入力が必要となることは、医療従事者にとって負荷が高い。このような問題に対し、特許文献2には、医師がPC上で診療結果の記録を行う際、患者の症状の候補を選択肢として列挙することで医師の入力負荷を減らす技術が開示されている。
このように、従来技術では、PC上におけるクリニカルパスの情報量制御及び診療結果の入力支援を実現している。これらの技術はともに、十分な表示可能領域のあるPC上での情報閲覧及び入力支援方法として有効である。
特許第4477994号公報 特許第4402033号公報
しかしながら、入院患者に対する検査は、患者のベッドサイドで実施する場合も多く、検査結果の記録やクリニカルパスの確認のために用いる媒体は、可搬性に優れている必要がある。ノート型PCやPDAのような電子端末をベッドサイドへ運び、情報の閲覧及び記録に用いることも可能であるが、医療現場では、コンピュータ操作に習熟していない医師や看護師も依然として多い。また、診療時に医療従事者が電子端末の操作に時間を掛けてしまうことによって、診察が十分に行われていないと感じる患者もいる。
このため、可搬性に優れ、且つ患者との対話を妨げない紙媒体によってクリニカルパスの参照及び検査結果の記録ができることが望ましい。一方、紙媒体での情報閲覧時には、PC上での閲覧とは異なり、スクロール操作による表示領域の移動や文字サイズの対話的な拡大及び縮小を行うことができないため、表示情報量が多すぎると、文字サイズが小さくなり、可読性が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、限られた表示媒体の表示領域上で可読性を保ちながら、クリニカルパスから選択された診療項目に関連する表示項目を表示させることにある。
本発明の医用情報処理装置は、クリニカルパスから診療項目を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記診療項目に関連する各表示項目に対して優先度を付与する付与手段と、表示媒体において表示可能な情報量を算出する情報量算出手段と、前記情報量算出手段により算出された前記情報量内に収まるように、前記付与手段により付与された優先度に従って、前記表示媒体に表示させる前記表示項目を設定する設定手段とを有することを特徴とする。
本発明は、限られた表示媒体の表示領域上で可読性を保ちながら、クリニカルパスから選択された診療項目に関連する表示項目を表示させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る医用情報管理システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る医用情報管理システムの機能的な構成を示す図である。 診療情報データベースに格納されている患者のクリニカルパスの例を示す図である。 予め提示されたクリニカルパスの例を示す図である。 診療情報データベースに格納されている過去の診療記録の例を示す図である。 診療情報データベースに格納されている診断結果候補リストの例を示す図である。 要約クリニカルパス出力部の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における診断結果候補の優先度算出処理の詳細を示すフローチャートである。 診断結果候補の集計結果の例を示す図である。 ステップS801の集計結果に基づき、各診断結果候補に対して優先度を付与された例を示す図である。 表示する診断結果候補の選択処理の詳細を示すフローチャートである。 表示可能文字数の算出処理の詳細を示す図である。 表示媒体のサイズを格納する専用テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態における診療項目の優先度を算出する処理を示すフローチャートである。 診療項目の相関算出結果の一例を示す図である。 各診療項目に対して優先度を付与した例を示す図である。 表示する診療項目の選択処理の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態における診断結果候補の優先度算出処理を示すフローチャートである。 診断結果の合致数の集計の例を示す図である。 第2の実施形態における診療項目の優先度算出処理を示すフローチャートである。 データベースに格納された診療項目間の相関の一例を示す図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る医用情報管理システムの構成を示す図である。図1において、CPU101は、ROM102に格納されているプログラムを実行することにより、本医用情報管理システム全体の制御を行う。ROM102は、CPU101によって実行されるプログラムや各種パラメータを格納する。プログラムは、CPU101で実行されることにより、後述するフローチャートに示す各処理を実行するための各種手段として、本医用情報管理システムを機能させる。
RAM103は、処理対象となる画像データや各種データを記憶する。また、RAM103は、CPU101によって実行されるプログラムを展開する。記憶装置104は、処理対象となる画像データや出力電子ファイルを格納する。原稿入力装置105は、スキャナ等であり、処理対象となる紙原稿であるクリニカルパスを読み込み、電子データに変換する。
ハードディスク等の記憶装置104は、原稿入力装置105から入力されたクリニカルパスの電子データ(以下、単にクリニカルパスと称す)を一時的に記憶する。なお、クリニカルパスは、RAM103に展開されたプログラムによって内容が制御され、原稿出力装置106から紙面として出力される。
なお、本実施形態では、後述するフローチャートの各ステップに対応する処理を、コンピュータ(CPU101)がソフトウェアを実行することにより実現させているが、その処理の一部又は全部を電子回路等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、図1に示した医用情報管理システムは、医用情報処理装置の例となる構成である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る医用情報管理システムの機能的な構成を示す図である。図2において、診断情報データベース201には、クリニカルパス、クリニカルパスに基づいて実施された過去の診療記録、及び、各診療項目に対する診断結果候補リストが格納されている。
医療従事者が検査結果の記録のためにクリニカルパスの印刷を指示すると、要約クリニカルパス出力部202によって、要約されたクリニカルパス(以下、要約クリニカルパスと称す)205が印刷される。要約クリニカルパス出力部202は、診断結果候補や診療項目と表示のための優先度との対応付けを格納した表示候補リスト203、及び、表示媒体に表示する診断結果候補や診断項目を格納した表示リスト204を保持している。
次に、医療従事者は、クリニカルパスの各診療項目に対応する診断結果を要約クリニカルパス205に記入し、診断結果が記入された要約クリニカルパス206を原稿入力部207で再度読み込ませる。読み込まれた要約クリニカルパスの電子データは、診断情報データベース201に格納される。本実施形態では、診断結果の記録は、医療従事者が紙面上に印刷された診断結果候補から診断結果を選択することで行われるものとする。
図3は、診断情報データベース201に格納される患者のクリニカルパスの例を示す図である。クリニカルパスは、患者毎に作成され、診療工程301、各診療工程に対応する診療項目302、及び、診療担当者の名前303がそれぞれ記録されている。診断情報データベース201に格納される患者のクリニカルパスは、図4に示すように、疾患毎に予め定義されたクリニカルパスに基づいて作成される。疾患毎に定義されたクリニカルパスには、診療工程401、及び、各診療工程に対応する診療項目402が記録されている。
図5は、診断情報データベース201に格納される過去の診療記録の例を示す図である。過去の診療記録には、患者毎に、診療工程501、各診療工程に対応する診療項目502、診療担当者の名前503、及び、クリニカルパスの各診療項目502の処置に対する診断結果504が記録されている。
図6は、診断情報データベース201に格納されている診断結果候補リストの例を示す図である。診断結果候補リストには、クリニカルパス毎に、診療工程601、各診療工程に対応する診療項目602、及び、各診療項目の診断結果として記録され得る値の候補(診断結果候補)603が記録されている。この診断結果候補の値は、クリニカルパス作成時に生成され、記録されているものとする。
図7は、要約クリニカルパス出力部202の処理を示すフローチャートである。ステップS701において、要約クリニカルパス出力部202は、医療従事者の操作に応じて、これから診療を実施する診療項目を、診断情報データベース201に格納された患者のクリニカルパス内から選択する。ステップS702において、要約クリニカルパス出力部202は、医療従事者の操作に応じて、要約クリニカルパスを検査結果の記録用に利用するか、検査結果の閲覧用に利用するかを選択する。検査結果の記録用に利用することが選択された場合、処理はステップS703に移行する。一方、検査結果の閲覧用に利用することが選択された場合、処理はステップS706に移行する。
ステップS703において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS701で選択した診療項目の各診断結果候補に対して優先度を算出する。ステップS704において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS703にて算出した優先度に基づき、要約クリニカルパスの一部として出力する診断結果候補を選択する。ステップS705において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS704で選択した診断結果候補を、ステップS701で選択した診療項目とともに要約クリニカルパスに出力する。なお、ステップS701で選択された診療項目の各診断結果候補は、当該診療項目に関連する表示項目の例である。
ステップS706において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS701で選択した診療項目に基づいて、クリニカルパスの他の診療項目に対する優先度を算出する。ステップS707において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS706で算出した優先度に基づき、要約クリニカルパスの一部として出力する診療項目を選択する。ステップS708において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS707で選択した診療項目を、ステップS701で選択した診療項目とともに要約クリニカルパスに出力する。なお、上記クリニカルパスの他の診療項目は、ステップS701で選択された診療項目に関連する表示項目の例である。
以下、図7の各処理について詳細に説明する。先ず、ステップS702において、要約クリニカルパスを検査結果の記録用に利用することが選択された場合について説明する。
図8は、図7のステップS703における診断結果候補の優先度算出処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS801において、要約クリニカルパス出力部202は、図7のステップS701において医療従事者によって選択された診療項目の診断結果候補に対応する診断結果を集計する。ここでは、要約クリニカルパス出力部202は、診断情報データベース201から、対象疾患の診断結果候補リスト、及び、過去に同じ疾患のクリニカルパスを利用した患者の診断結果を参照する。そして、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS701において医療従事者によって選択された診療項目の各診断結果候補が診断結果(図5の504)として選択された回数を集計する。例えば、要約クリニカルパス出力部202は、対象患者が乳がんのクリニカルパスを利用している場合、過去に同じクリニカルパスを利用した患者の診療記録(図5)を全て参照し、乳がんのクリニカルパスの各診断項目に対する診断結果候補(図6)に対し、どの候補が何回選択されたかを集計する。
図9は、診断結果候補の集計結果の例を示す図である。図9の901に示すように、各診断結果候補の選択回数が集計される。図9の例では、乳がん手術のクリニカルパスの手術後1日目の排液性状の検査結果として、「淡血性」が選択された事例が500回あったことを示している。
ステップS802において、要約クリニカルパス出力部202は、各診断結果候補の選択回数に応じて、各診断結果候補に優先度を付与する。図10は、ステップS801の集計結果に基づき、各診断結果候補に対して優先度1001が付与された例を示す図である。図10の例では、選択回数が多い診断結果候補の優先度が高く設定されている。優先度の設定方法は、選択回数と優先度との対応表を参照する形式でもよいし、一定の割合又は回数で選択されている診断結果候補のみ優先度を高く設定する形式でもよい。
ステップS803において、要約クリニカルパス出力部202は、診断結果候補と、ステップS802で付与した優先度との対応付けを表示候補リストに格納する。
図11は、図7のステップS704における、表示する診断結果候補の選択処理の詳細を示すフローチャートである。本処理では、表示が決定した診断結果候補を表示リストに対して格納する。なお、本処理開始時の表示リストは空である。
ステップS1101において、要約クリニカルパス出力部202は、要約クリニカルパスを表示する表示媒体上での表示可能文字数を算出する。なお、本処理の詳細は、図12を用いて説明する。
ステップS1102において、要約クリニカルパス出力部202は、図8のステップS803で生成した表示候補リストから、最上位優先度の診断結果候補を取得する。ステップS1103において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1102で取得した診断結果候補と表示リストに既に格納されている診断結果候補との合計文字数が表示可能文字数以下であるか否かを判定する。合計文字数が表示可能文字数以下である場合、処理はステップS1104に移行する。
ステップS1104において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1102で取得した診断結果候補を表示リストに格納する。ステップS1105において、要約クリニカルパス出力部202は、取得した診断結果候補を表示候補リストから削除する。そして、処理はステップS1102に戻り、要約クリニカルパス出力部202は、表示候補リストから最上位優先度の診断結果候補を再度取得する。
一方、ステップS1103において、診断結果候補の合計文字数が表示可能文字数を超過していると判定された場合、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1102で取得した診断結果候補を表示リストに格納せず、図11に示す処理は終了する。
図12は、図11のステップS1101における表示可能文字数の算出処理の詳細を示す図である。ステップS1201において、要約クリニカルパス出力部202は、要約クリニカルパスを表示する表示媒体のサイズを取得する。表示媒体のサイズは、事前に専用テーブルに格納されているものとする。図13は、専用テーブルの一例を示す図である。専用テーブルには、表示媒体の種類1301毎に物理的なサイズ1302が格納されている。例えば、A0紙面の物理的なサイズは841×1189(mm)であり、ディスプレイ1の物理的なサイズが400×720(mm)であることが格納されている。
ステップS1202において、要約クリニカルパス出力部202は、表示文字の最小サイズを取得する。表示文字の最小サイズは、表示媒体又は利用者に応じて事前に定められている。ステップS1203において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1201で取得した表示媒体サイズ内に、ステップS1202で算出した文字サイズで何文字表示可能であるかを算出する。以上の処理は、情報量算出手段の処理例である。
次に、ステップS702において、要約クリニカルパスを検査結果の閲覧用に利用することが選択された場合の処理について説明する。図14は、ステップS706における診療項目の優先度を算出する処理を示すフローチャートである。
ステップS1401において、要約クリニカルパス出力部202は、図7のステップS701において医療従事者により選択された診療項目とクリニカルパス上の他の診療項目との相関を算出する。即ち、要約クリニカルパス出力部202は、診断情報データベース201から当該患者のクリニカルパスを参照し、当該クリニカルパスに含まれる各診療項目と、ステップS701において選択された診療項目との相関を算出する。なお、ステップS1401は、相関算出手段の処理例である。
図15は、ステップS1401における診療項目の相関算出結果の一例を示す図である。図15の1501に示すように、選択された診療項目に対する各診療項目の相関の高さが算出される。ここでは、ステップS701において、手術後1日目の「排液性状」、「創部の観察」及び「痛みの有無」の3つの診療項目が選択されたものとする。図15の例では、選択された診療項目と診療担当者が同一である診療項目に対して高い相関が算出されている。
ステップS1402において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1401にて算出された診療項目の相関に応じて、各診療項目に優先度を付与する。図16は、ステップS1401で算出された相関に基づき、各診療項目に対して優先度1601を付与した例を示す図である。図16の例では、相関の高さがそのまま優先度に対応している。優先度の設定方法は、相関と優先度との対応表を参照する形式でもよいし、一定の高さの相関を持つ診療項目に対してのみ優先度を高く設定する形式でもよい。ステップS1403において、要約クリニカルパス出力部202は、診療項目と、ステップS1402で算出した優先度との対応付けを表示候補リストに格納する。
図17は、ステップS707における、表示する診療項目の選択処理の詳細を示すフローチャートである。本処理では、表示が決定した診療項目を表示リストに格納する。なお、処理開始時の表示リストは空である。
ステップS1701において、要約クリニカルパス出力部202は、要約クリニカルパスを表示する表示媒体上での表示可能文字数を算出する。本処理の詳細は、図11のステップS1101と同様である。
ステップS1702において、要約クリニカルパス出力部202は、図8のステップS803で生成した表示候補リストから、最上位優先度の診療項目を取得する。ステップS1703において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1702で取得した診療項目と表示リストに既に格納されている診療項目との合計文字数が表示可能文字数以下であるか否かを判定する。合計文字数が表示可能文字数以下である場合、処理はステップS1704に移行する。
ステップS1704において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1702で取得した診療項目を表示リストに格納する。ステップS1705において、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1702で取得した診療項目を表示候補リストから削除する。そして、処理はステップS1702に戻り、要約クリニカルパス出力部202は、表示候補リストから最上位優先度の診療項目を再度取得する。
一方、ステップS1703において、合計文字数が表示可能文字数を超過していると判定された場合、要約クリニカルパス出力部202は、ステップS1702で取得した診療項目を表示リストに格納せず、図17に示す処理は終了する。
このように、本実施形態においては、要約クリニカルパスを検査結果の記録用に利用することが選択された場合、要約クリニカルパス上で提示される診断結果候補は、同じ疾患のクリニカルパスを利用した患者の診療記録に基づいて選択される。従って、全ての診断結果候補を提示しなくても、提示された診断結果候補のうちから検査結果を選択できる可能性が高い。よって、診断結果の記録時における医療従事者の負担を軽減することが可能となる。
また、要約クリニカルパスを検査結果の閲覧用に利用することが選択された場合、閲覧目的の診療項目とともに、当該診療項目と相関の高い他の診療項目(例えば、診療担当者が同一の診療項目)を要約クリニカルパス上で提示するようにしている。従って、医療従事者は、閲覧目的の診療項目のほかに当該診療項目と相関の高い他の診療項目(例えば、医療従事者自身が次に行うべき診療項目、医療従事者の診療に対して影響を及ぼす診療項目)を把握することができる。さらに、本実施形態においては、表示媒体のサイズに応じて表示情報量を制御しているため、視認性を保った状態でクリニカルパスを閲覧することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図7のステップS703の診断結果候補の優先度算出処理と、図7のステップS706の診療項目の優先度算出処理とが第1の実施形態と異なり、その他については第1の実施形態と同様である。従って、以下では、第1の実施形態と相違する点についてのみ説明するものとし、その他については説明を省略する。また、以下の説明では、図2に示した符号も流用するものとする。
図18は、第2の実施形態における図7のステップS703の診断結果候補の優先度算出処理を示すフローチャートである。ステップS1801において、要約クリニカルパス出力部202は、対象患者との類似性をもつ患者を特定し、特定した患者の過去の治療において、各診断結果候補が診断結果として選択された回数(図9の901)を集計する。ここでは、対象患者に対して既に診療が完了した診療項目に関する診療記録と、対象患者と同じクリニカルパスを利用した他の患者の過去の診療記録とが参照される。このとき、各診療項目において選択された診断結果候補と、対象患者の各診療項目において選択された診療結果候補との間で合致する数が多い患者が、対象患者と類似性の高い患者として特定される。図19は、診断結果の合致数の集計の例を示す図である。図19の例では、対象患者の診断結果1901と他の患者の診断結果1902とは、3つの診療項目において合致している。要約クリニカルパス出力部202は、類似性が高いとして特定した他の患者の診療記録を参照し、各診断項目に対する診断結果候補(図6)に対し、どの診断結果候補が何回選択されたかを集計する。
ステップS1802において、要約クリニカルパス出力部202は、各診断結果候補の選択回数に応じて、各診断結果候補に優先度を付与する。ステップS1803において、要約クリニカルパス出力部202は、診断結果候補と、ステップS402で算出した優先度との対応付けを表示候補リストに格納する。
図20は、第2の実施形態における図7のステップS706の診療項目の優先度算出処理を示すフローチャートである。ステップS2001において、要約クリニカルパス出力部202は、図7のステップS701にて選択された診療項目と、クリニカルパス上の他の診療項目との相関を算出する。ここでは、要約クリニカルパス出力部202は、診断情報データベース201から対象患者のクリニカルパスを参照し、クリニカルパスに含まれる各診療項目と、ステップS701にて選択された診療項目との相関を算出する。要約クリニカルパス出力部202は、相関を算出する際、診療項目間の相関が事前に記録された相関データベースを参照する。図21は、相関データベースに格納された診療項目間の相関の一例を示す図である。例えば、ステップS701にて選択された診療項目が診療工程「手術後1日目」の「点滴抜去」であり、クリニカルパス上の他の診療項目が診療工程「手術当日」の「排液性状」である場合、それらの相関が「2」であることが示されている。
ステップS2002において、要約クリニカルパス出力部202は、診療項目の相関に応じて、各診療項目に優先度を付与する。ステップS2003において、要約クリニカルパス出力部202は、診療項目と、ステップS2002で付与された優先度との対応付けを表示候補リストに格納する。
第2の実施形態によれば、要約クリニカルパスを検査結果の記録用に利用することが選択された場合、要約クリニカルパス上で提示される診断結果候補は、対象患者と類似性の高い患者の診療記録に基づいて選択される。従って、全ての診断結果候補を提示しなくても、提示された診断結果候補のうちから検査結果を選択できる可能性が高い。よって、診断結果の記録時における医療従事者の負担を軽減することが可能となる。
また、要約クリニカルパスを検査結果の閲覧用に利用することが選択された場合、閲覧目的の診療項目とともに、当該診療項目と相関の高い診療項目(例えば、診療担当者が同一の診療項目)を要約クリニカルパス上で提示するようにしている。従って、医療従事者は、閲覧目的の診療項目のほかに当該診療項目と相関の高い他の診療項目(例えば、医療従事者自身が次に行うべき診療項目、医療従事者の診療に対して影響を及ぼす診療項目)を把握することができる。さらに、本実施形態においては、表示媒体のサイズに応じて表示情報量を制御するため、視認性を保った状態でクリニカルパスを閲覧することが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201:診断情報データベース、202:要約クリニカルパス出力部、203:表示候補リスト、204:表示リスト、205、206:要約クリニカルパス、207:原稿入力部

Claims (6)

  1. クリニカルパスから診療項目を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記診療項目に関連する各表示項目に対して優先度を付与する付与手段と、
    表示媒体において表示可能な情報量を算出する情報量算出手段と、
    前記情報量算出手段により算出された前記情報量内に収まるように、前記付与手段により付与された優先度に従って、前記表示媒体に表示させる前記表示項目を設定する設定手段とを有することを特徴とする医用情報処理装置。
  2. 前記表示項目である診断結果候補が過去に診断結果として選択された回数を、前記診断結果候補毎に集計する集計手段を更に有し、
    前記付与手段は、前記集計手段により前記診断結果候補毎に集計された回数に基づいて、前記各診断結果候補に対して優先度を付与することを特徴とする請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記クリニカルパスに対応する患者と過去の診断結果において類似性を持つ他の患者を特定する特定手段を更に有し、
    前記集計手段は、前記特定手段により特定された前記他の患者に対する診断結果として前記診断結果候補が選択された回数を、前記診断結果候補毎に集計することを特徴とする請求項2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記選択手段により選択された前記診療項目と前記表示項目である前記クリニカルパスの他の診療項目との相関を、前記他の診療項目毎に算出する相関算出手段を更に有し、
    前記付与手段は、前記相関算出手段により前記他の診療項目毎に算出された相関に基づいて、前記他の各診療項目に対して優先度を付与することを特徴とする請求項1に記載の医用情報処理装置。
  5. 医用情報処理装置によって実行される医用情報処理方法であって、
    クリニカルパスから診療項目を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された前記診療項目に関連する各表示項目に対して優先度を付与する付与ステップと、
    表示媒体において表示可能な情報量を算出する情報量算出ステップと、
    前記情報量算出ステップにより算出された前記情報量内に収まるように、前記付与ステップにより算出された優先度に従って、前記表示媒体に表示させる前記表示項目を設定する設定ステップとを有することを特徴とする医用情報処理方法。
  6. クリニカルパスから診療項目を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された前記診療項目に関連する各表示項目に対して優先度を付与する付与ステップと、
    表示媒体において表示可能な情報量を算出する情報量算出ステップと、
    前記情報量算出ステップにより算出された前記情報量内に収まるように、前記付与ステップにより算出された優先度に従って、前記表示媒体に表示させる前記表示項目を設定する設定ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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