JP2014035621A - 端末装置、サーバ装置、通信システム、表示制御方法、通知方法、およびプログラム - Google Patents

端末装置、サーバ装置、通信システム、表示制御方法、通知方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置のユーザが行列に戻る場合にユーザが自身の並ぶ位置を判断可能とする。
【解決手段】端末装置100Aは、施設に設置されたPCに対して端末装置の登録処理を行なう登録部と、端末装置である自装置を含めPCに対する登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、管理サーバ装置から取得する取得部と、自装置のユーザを除く各端末装置の各ユーザによって構成される施設の行列Lにおける、自装置のユーザの並ぶ位置を、行列を構成する各ユーザの各端末装置についての順番情報と自装置についての順番情報とに基づいて判断する判断部と、判断された自装置のユーザの並ぶ位置を、自装置のタッチスクリーン159に表示させる表示制御部とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示機能を有する端末装置、端末装置と通信するサーバ装置、端末装置とサーバ装置とを備えた通信システム、端末装置における表示制御方法、サーバ装置における通知方法、および端末装置またはサーバ装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、順番予約サービスが知られている。たとえば、非特許文献1には、順番予約サービスとして、施設の利用者の携帯型電話機から、施設の混雑状況(待ち人数・待ち時間)の確認、順番取り、空席情報の確認、時間指定の予約等が可能なサービスが開示されている。
また、従来、利用者(ユーザ)が待ち行列を回避してサービスを享受するために、待ち行列状況を利用者に通知する通知システムが知られている。たとえば、特許文献1には、当該通知システムとして、待ち行列状況を撮影する撮影装置と、撮影装置で撮影した画像から待ち行列に並ぶ利用者数を示す行列人数を抽出する行列人数抽出部と、抽出した行列人数を代替して表現する代替画像を作成する代替画像作成部と、作成した代替画像を通知部に配信する配信部とを備える待ち行列情報通知システムが開示されている。ここで、通知部は、配信部から代替画像を取得すると代替画像を表示する。
また、近年、情報記録媒体を用いて入場者管理を行なう技術が開発されている。たとええば、特許文献2には、上記情報記録媒体として、所定エリアへの入場を許可された入場者が所持する入場者所持媒体が開示されている。当該入場者所持媒体は、測位信号受信処理部と、記憶部と、無線送信部とを備える。測位信号受信部は、測位信号送信手段から送信された測位信号を受信し、自己の位置情報を算出する。記憶部は、入場者所持媒体を識別するための識別子および1以上の前記入場者所持媒体に対して同一に与えられるグループIDを記憶する。無線送信部は、測位信号受信処理部が算出する位置情報と、記憶部が記憶する識別子およびグループIDとを、所定エリア内の管理センタの計算機あるいは当該計算機と通信可能に接続された中継機に対して無線送信する。
また、近年、駐車場に車を駐車した場合に、駐車位置へ利用者を案内するシステムが検討されている。たとえば、特許文献3には、当該システムとして、以下の駐車場管理システムが開示されている。駐車場管理システムは、駐車場入口で入場する車両に駐車券発行機で自動車のナンバー情報に紐付けして駐車スペースの各々の駐車位置情報を記録した駐車券を発行する。駐車場管理システムは、事前精算機で駐車位置情報出力要求があった場合に、事前精算機の表示画面に表示された駐車位置を示す情報の表示出力、事前精算機に読み込まれた駐車券への駐車位置を示す情報の印字出力、または事前精算機のレシートプリンタによる出力を行なう。
特開2007−265290号公報 特開2006−277482号公報 特開2011−253295号公報
"EPARK"、[online]、[平成24年7月24日検索]、インターネット<URL:http: //epark.mbtn.jp/>
しかしながら、非特許文献1のサービスおよび特許文献1の行列情報通知システムでは、利用者が施設に戻ってきたときに、ユーザは、当該施設の前にできている行列中のどの場所(位置)に並べば(割り込めば)よいのか判断できない。また、特許文献2では、行列の管理をしていないため、上記と同様の問題が生じる。
また、特許文献3は、車を駐車した位置を判断できるが、行列に関することは考慮されていない。
本願発明は、上記の問題点を鑑みなされたものであって、その目的は、ユーザが行列に戻る場合にユーザが自身の並ぶ位置を判断可能とする端末装置、サーバ装置、通信システム、表示制御方法、通知方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明のある局面に従うと、端末装置は、サーバ装置と通信する。端末装置は、施設に設置された電子機器に対して端末装置の登録処理を行なう登録手段と、端末装置である自装置を含め電子機器に対する登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、サーバ装置から取得する取得手段と、自装置のユーザを除く各端末装置の各ユーザによって構成される施設の行列における、自装置のユーザの並ぶ位置を、行列を構成する各ユーザの各端末装置についての順番情報と自装置についての順番情報とに基づいて判断する判断手段と、判断された自装置のユーザの並ぶ位置を、自装置の表示手段に表示させる表示制御手段とを備える。
好ましくは、ユーザの並ぶ位置は、ユーザが割り込む位置である。取得手段は、複数の端末装置の各々の位置情報をさらにサーバ装置から取得する。表示制御手段は、位置情報および順番情報に基づいて、施設が示された地図上に、自装置の位置および行列を構成する各ユーザの各端末装置の位置を、自装置および行列を構成する各ユーザの各端末装置の順番情報に基づく順番と関連付けて表示手段に表示させる。表示制御手段は、割り込み位置として、割り込み位置の直前および直後の端末装置の順番情報に基づく順番を表示手段にさらに表示させる。
好ましくは、端末装置は、割り込み位置が判断されたことに基づき、判断された割り込み位置をサーバ装置に通知する通知手段をさらに備える。
好ましくは、判断手段は、取得された複数の端末装置の各々の位置情報に基づき、各端末装置が施設の周辺の予め定められた範囲内に存在するか否かをさらに判断する。判断手段は、予め定められた範囲内に存在すると判断された端末装置のユーザによって行列が構成されていると判断する。
本発明の他の局面に従うと、サーバ装置は、施設に設置された電子機器と通信する。サーバ装置は、電子機器に対して登録処理が行なわれた複数の端末装置と通信する通信手段と、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、電子機器から取得する取得手段とを備える。通信手段は、複数の端末装置のうち、予め定められた信号をサーバ装置に送信した特定の端末装置に対して、特定の端末装置を含む複数の端末装置の各々の順番情報を送信する。通信手段は、特定の端末装置を除く端末装置のユーザによって構成される施設の行列における特定の端末装置のユーザの並ぶ位置が、特定の端末装置から通知されたことに基づき、並ぶ位置の直前および/または直後の場所の端末装置に対して、特定の端末装置のユーザが並ぶ位置に来ることを通知する。
好ましくは、通信手段は、複数の端末装置の各々の位置情報を、特定の端末装置にさらに送信する。複数の端末装置のうちの行列ができる予め定めれたエリア外に位置する端末装置についての位置情報は、当該端末装置において第1の計測方法によって得られた位置情報である。複数の端末装置のうちのエリア内に位置する端末装置についての位置情報は、第1の計測方法よりも測定精度の高い第2の計測方法によって算出された位置情報である。
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、サーバ装置と、サーバ装置と通信する端末装置とを備える。端末装置は、施設に設置された電子機器に対して端末装置の登録処理を行なう登録手段と、端末装置である自装置を含め電子機器に対する登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、サーバ装置から取得する取得手段と、自装置のユーザを除く各端末装置の各ユーザによって構成される施設の行列における自装置のユーザの並ぶ位置を、行列を構成する各ユーザの各端末装置についての順番情報と自装置についての順番情報とに基づいて判断する判断手段と、判断された自装置のユーザの並ぶ位置を、自装置の表示手段に表示させる表示制御手段とを含む。サーバ装置は、順番情報を電子機器から受信する受信手段と、端末装置から予め定められた信号を受信した場合、順番情報を当該端末装置に送信する送信手段とを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御方法は、サーバ装置と通信する端末装置において実行される。表示制御方法は、施設に設置された電子機器に対して端末装置の登録処理を行なうステップと、端末装置である自装置を含め電子機器に対する登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、サーバ装置から取得するステップと、自装置のユーザを除く各端末装置の各ユーザによって構成される施設の行列における、自装置のユーザの並ぶ位置を、行列を構成する各ユーザの各端末装置についての順番情報と自装置についての順番情報とに基づいて判断するステップと、判断された自装置のユーザの並ぶ位置を、自装置の表示手段に表示させるステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、通知方法は、施設に設置された電子機器と通信するサーバ装置において実行される。通知方法は、電子機器に対して登録処理が行なわれた複数の端末装置と通信するステップと、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、電子機器から取得するステップとを備える。通信するステップでは、複数の端末装置のうち、予め定められた信号をサーバ装置に送信した特定の端末装置に対して、特定の端末装置を含む複数の端末装置の各々の順番情報を送信する。通信するステップでは、特定の端末装置を除く端末装置のユーザによって構成される施設の行列における特定の端末装置のユーザの並ぶ位置が、特定の端末装置から通知されたことに基づき、並ぶ位置の直前および/または直後の場所の端末装置に対して、特定の端末装置のユーザが並ぶ位置に来ることを通知する。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、サーバ装置と通信する端末装置を制御する。プログラムは、施設に設置された電子機器に対して端末装置の登録処理を行なうステップと、端末装置である自装置を含め電子機器に対する登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、サーバ装置から取得するステップと、自装置のユーザを除く各端末装置の各ユーザによって構成される施設の行列における、自装置のユーザの並ぶ位置を、行列を構成する各ユーザの各端末装置についての順番情報と自装置についての順番情報とに基づいて判断するステップと、判断された自装置のユーザの並ぶ位置を、自装置の表示手段に表示させるステップとを、端末装置のプロセッサに実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、施設に設置された電子機器と通信するサーバ装置を制御する。プログラムは、電子機器に対して登録処理が行なわれた複数の端末装置と通信するステップと、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、電子機器から取得するステップとを、サーバ装置のプロセッサに実行させる。通信するステップでは、サーバ装置が、複数の端末装置のうち、予め定められた信号をサーバ装置に送信した特定の端末装置に対して、特定の端末装置を含む複数の端末装置の各々の順番情報を送信する。通信するステップでは、サーバ装置が、特定の端末装置を除く端末装置のユーザによって構成される施設の行列における特定の端末装置のユーザの並ぶ位置が、特定の端末装置から通知されたことに基づき、並ぶ位置の直前および/または直後の場所の端末装置に対して、特定の端末装置のユーザが並ぶ位置に来ることを通知する。
本発明によれば、ユーザが行列に戻る場合にユーザが自身の並ぶ位置を判断可能となる。
本発明の実施の形態に係る通信システムを説明するための図である。 パン屋における端末装置の登録処理等を説明するための図である。 端末装置の登録が終了した後において、端末装置のユーザが行列の状況を確認するために表示される画面等を説明するための図である。 行列において、端末装置のユーザが並ぶ位置(割り込み位置)を説明するための図である。 端末装置が行列に割り込むに際して、他の端末装置で表示される内容を説明するための図である。 端末装置の他の画面を表した図である。 処理対象エリアを説明するための図である。 管理サーバ装置の機能的構成を表した機能ブロック図である。 端末装置の機能的構成を表した機能ブロック図である。 PCの機能的構成を表した機能ブロック図である。 地図サーバ装置の機能的構成を表した機能ブロック図である。 店舗情報テーブルの構成を説明するための図である。 順番待ちテーブルを表した図である。 通信システムにおける処理の流れを示したシーケンスチャートである。 管理サーバ装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。 端末装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。 管理サーバ装置のハードウェア構成を示した図である。 端末装置のハードウェア構成を表した図である。 複数のRFIDチップを備えたRFID装置を説明するための図である。 RFID装置の具体的な構成例を表した図である。 端末装置の機能的構成を表した機能ブロック図である。 RFIDを用いたい場合の順番待ちテーブルを表した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る通信システムについて説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
なお、以下の説明では、携帯型の電子機器(以下、「端末装置」と称する)として、スマートフォンを例に挙げて説明する。ただし、端末装置は、スマートフォンに限定されず、通信機能を有する携帯可能な電子機器であればよい。たとえば、端末装置は、携帯型電話機(フィーチャーフォン等)、タブレット端末、ラップトップコンピュータ、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)であってもよい。
また、「施設」は、商品を販売するための店舗およびサービスを提供するための店舗等の各種の店舗を含む。以下では、施設の一例として、パン屋およびラーメン屋を例に挙げて説明する。
<A.システム構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る通信システムZを説明するための図である。通信システムZは、店舗における順番待ちを管理する管理システムとして機能する。図1を参照して、通信システムZは、複数の端末装置100(100A,100B,100C,100D等)と、PC(Personal Computer)200と、近距離無線通信装置300と、管理サーバ装置400と、地図サーバ装置500とを備える。
PC200と近距離無線通信装置300とは、互いに通信可能に接続されている。なお、PC200と近距離無線通信装置300とは、パン屋900に限らず、ラーメン屋900Aおよび他の店舗900Bにも設置されている。
PC200と、管理サーバ装置400と、地図サーバ装置500と、複数の端末装置100とは、ネットワーク600を介して互いに通信可能に接続されている。
近距離無線通信装置300は、一例として、NFC(Near Field Communication)として知られる無線通信の国際規格に従った装置である。地図サーバ装置500は、端末装置100A〜100Dからの要求に従って、地図データを端末装置100A〜100Dに提供する。
管理サーバ装置400は、各店舗におけるPC200および近距離無線通信装置300と協働して店舗における順番待ちを管理する。管理サーバ装置400の詳細については、後述する。
複数の端末装置100A,100B,100C,100Dは、管理サーバ装置400から情報を取得することによって、各端末装置のユーザに対して、順番待ちに関する様々な情報を提供する。また、通信システムZでは、端末装置100A,100B,100C,100Dの登録処理が近距離無線通信装置300を用いてなされる。
以下では、端末装置100A,100B,100C,100Dにおける任意の1つを区別することなく表す場合には、単に「端末装置100」と記載する。
<B.処理の概要>
一例として、パン屋において、パンの購入希望者により行列ができている場合を説明する。人気のパン屋では、パンが売り切れる可能性がある。また、人気のパン屋では、順番が来ても並んでないと飛ばされる。そこで、以下では、パン屋において順番待ちの登録をしたユーザが、たとえば行列から離れた後にパン屋に戻ってきた場合に、自身の並ぶ位置(たとえば割り込み位置)を知ることが可能となる構成を説明する。
(b1.登録)
図2は、パン屋における端末装置の登録処理等を説明するための図である。図2(A)は、パン屋における行列を示した図である。図2(B)は、パン屋の店内を示した図である。図2(C)は、端末装置のタッチスクリーン(タッチパネル付きディスプレイ)に表示される内容を説眼するための図である。
図2(A)を参照して、パン屋900の前には、パンの購入を希望する人によって行列Lができている。
図2(B)を参照して、パン屋900には、サービスカウンタ901の上に、電子機器であるPC200と、近距離無線通信装置300とが設置されている。PC200と近距離無線通信装置300とは、上述したように通信可能に接続されている。
パンの購入を希望する人は、PC200に対して自身が所持する端末装置100Aの登録処理を行なう。具体的には、端末装置100Aの所有者(ユーザ)は、端末装置100Aを近距離無線通信装置300にかざすことにより、端末装置100Aの識別情報(ID:Identification)を近距離無線通信装置300に読み取らせる。近距離無線通信装置300は、読み取った識別情報(以下、「装置ID」と称する)を、PC200に送信する。
詳細については後述するが、PC200に送信された識別情報は、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報(以下、「登録番号」とも称する)とともに、管理サーバ装置400に送信される。なお、この点からは、本実施の形態は、パンの購入を希望する人が管理サーバ装置400に対して自身が所持する端末装置100Aの登録処理を行なう構成であるとも言える。
図1(C)を参照して、端末装置100Aは、登録処理が終了すると、タッチスクリーン159に、登録番号(エントリー番号)を表示する。図1(C)の例では、端末装置100Aの登録番号は、「35」番となっている。当該登録番号は、管理サーバ装置400から電子メール等で通知される。
(b2.状況確認)
図3は、端末装置100Aの登録が終了した後において、端末装置100Aのユーザが行列の状況を確認するために表示される画面等を説明するための図である。図3(A)は、PC200において登録をしており、かつ未だパンを購入していない人(以下、単に「購入希望者」と称する)についての、待ちの順番と、登録番号との関係をリストで表した図である。図3(B)は、購入希望者が、どの場所(位置)に居るかを表した図である。図3(C)は、端末装置100Aに対する案内表示を説明するための図である。
図3(A)を参照して、端末装置100Aは、管理サーバ装置400に対して待ち状況を確認するためのリスト要求信号を送信したことに基づき、タッチスクリーン159に、複数の購入希望者に関する待ちの順番と登録番号とを対応付けたリストを表示する。当該表示により、端末装置100Aのユーザ(購入希望者)は、現時点における自身の待ちの順番が「5」番であることを判断できる。
図3(B)を参照して、端末装置100Aは、管理サーバ装置400に対して待ち状況を確認するための分布図要求信号を送信したことに基づき、タッチスクリーン159に、購入希望者の位置を登録番号と対応付けて地図上に表示する。当該表示により、端末装置100Aのユーザは、自身を含め購入希望者の位置関係を知ることができる。
なお、上記では、リスト要求信号と分布図要求信号とに分けて説明したが、1つの要求信号を管理サーバ装置に送信することにより、図3(A),図3(B)の表示を実現してもよい。
図3(C)を参照して、管理サーバ装置400は、端末装置100Aのユーザの順番が近づいてくると、端末装置100Aに対して、順番が近づいていることを電子メール等により通知する。端末装置100Aは、当該通知を受信すると、タッチスクリーン159に当該通知に基づく表示を行なう。これにより、端末装置100Aのユーザは、自身の順番が近づいてきていることを知ることができる。
図4は、行列Lにおいて、端末装置100Aのユーザが並ぶ位置(割り込み位置)を説明するための図である。図4(A)は、端末装置100Aのユーザ(登録番号35の人)が行列に戻ってきた場合において、行列のどの位置に並ぶべきかを説明するための図である。図4(B)は、端末装置100Aが、端末装置100Aのユーザに並ぶ位置を説明するための案内画面を表した図である。
図4(A)を参照して、端末装置100Aのユーザは、登録番号が「35」であるため、登録番号が「34」の人(購入希望者)と「35」の人との間に並ぶべきである。なお、登録番号が「33」の人は、未だ、行列Lに戻ってきていない。
図4(B)を参照して、端末装置100Aは、上記の観点から、行列Lにおける端末装置100Aのユーザの並ぶ位置をタッチスクリーン159に表示する。具体的には、端末装置100Aは、登録番号が「34」の人と「35」の人との間に並べば(割り込めば)よいことを、行列Lを構成する購入希望者の登録番号(31,31,34,36)および位置ととともに、タッチスクリーン159に表示する。このような構成により、端末装置100Aのユーザは、行列Lにおける自身の並び位置を容易に判断することができる。
ところで、上記の場合、上記の割り込みが適正なものであることを、行列Lを構成する購入希望者に通知することが好ましい。特に、割り込み位置の前後の購入希望者には通知することが好ましい。以下では、このような観点からの説明を行なう。
図5は、端末装置100Aが行列Lに割り込むに際して、他の端末装置で表示される内容を説明するための図である。図5(A)は、登録番号が端末装置100Aの1つ前の端末装置のタッチスクリーンにおいて表示される内容を表した図である。図5(B)は、登録番号が端末装置100Aの1つ後の端末装置のタッチスクリーンにおいて表示される内容を表した図である。
図5(A)を参照して、登録番号が端末装置100Aの1つ前の端末装置100Bのタッチスクリーン159には、後ろに登録番号が「35」の人が並ぶことを示す表示がなされる。なお、当該表示は、管理サーバ装置400から送信される情報に基づき行なわれる。
図5(B)を参照して、登録番号が端末装置100Aの1つ後の端末装置100Cのタッチスクリーン159には、前に登録番号が「35」の人が並ぶことを示す表示がなされる。なお、当該表示も、管理サーバ装置400から送信される情報に基づき行なわれる。
このような構成により、行列に割り込む端末装置100Aのユーザは、安心して行列にLに割り込むことができる。また、割り込まれる側の人は、割り込む人が正当権限がある人であること、および割り込み位置の適否を容易に判断することができる。
なお、割り込みが行なわれることが表示される端末装置は、行列Lを構成する全ての端末装置であってもよいし、割り込み位置よりも後の端末装置であってもよい。
(b3.登録の解除)
図6は、端末装置100Aの他の画面を表した図である。図6(A)は、端末装置100Aのユーザがパン屋900での会計をした後に表示される図である。図6(B)は、端末装置100Aのユーザが上記登録をキャンセルしたときに表示される図である。
図6(A)を参照して、会計が終了すると、たとえばパン屋900の店員が端末装置100Aのユーザによる商品購入が終了したことをPC200に入力する。これにより、管理サーバ装置400は、会計が済んだこと、および登録が解除されたことを表す電子メールを端末装置100Aに送信する。端末装置100Aは、当該電子メールを受信すると、電子メールの内容をタッチスクリーン159に表示する。
図6(B)を参照して、端末装置100Aのユーザが端末装置100Aを用いて登録の解除をする通知を管理サーバ装置400に通知することにより、管理サーバ装置400から登録がキャンセルされたことを表す電子メールが送信される。端末装置100Aは、当該電子メールを受信すると、電子メールの内容をタッチスクリーン159に表示する。
(b4.他の機能)
(1)端末装置100Aのユーザの順番が既に過ぎている場合には、管理サーバ装置400において、予め定められた規則に従って、端末装置100Aのユーザの並ぶ位置が決定される。この場合において、並ぶ位置次第では、売り切れにより端末装置100Aのユーザがパンを購入できない場合も考えられる。このような場合には、PC200においてパンの在庫が管理されている場合には、端末装置100Aのユーザの並ぶ位置を、パンの購入が可能な位置に調整するように、管理サーバ装置400を構成することが好ましい。
(2)端末装置100Aのユーザの購入機会が訪れたときに当該ユーザがパン屋900の前に居ない場合には、端末装置100Aに対して、他の購入希望者に先にパンを販売する旨の通知がなされる。
<C.処理対象エリア>
図7は、処理対象エリアを説明するための図である。図7を参照して、行列エリアARは、行列ができるエリアを表している。分布エリアBRは、分布図の作成対象エリアを表している。つまり、分布エリアBR内の端末装置100の分布状態を表した分布図が端末装置100のタッチスクリーン159に表示されることになる(図3(B))。
両エリアAR,BRは、管理サーバ装置400において、店舗毎に規定されている。図7は、パン屋900に関するエリアAR,BRを表している。具体的には、行列エリアARは、位置Pa,Pb,Pc,Pdを頂点とする矩形領域として定義される。また、分布エリアBRは、位置PA,PB,PC,PDを頂点とする矩形領域として定義される。
なお、図7では、説明を分かりやすくするため、あるタイミングにおける購入希望者の分布を登録番号として表示している。
<D.機能的構成>
(d1.管理サーバ装置400)
図8は、管理サーバ装置400の機能的構成を表した機能ブロック図である。図8を参照して、管理サーバ装置400は、取得部410と、更新部411と、記憶部412と、通信部413とを備える。なお、図8についても、説明の便宜上、施設の一例として「パン屋900」を例に挙げて説明する。
取得部410は、パン屋900において端末装置100による新たな登録処理がなされた場合、当該端末装置100について登録処理が行なわれた順番を示す登録番号(順番情報)を、当該端末装置100の装置IDとともにPC200から取得する。
更新部411は、取得部410によって取得された登録番号と装置IDとを用いて、順番待ちテーブルT13を更新する。つまり、更新部411は、順番待ちテーブルT13において、新たに登録された端末装置100の登録番号と装置IDとを追加する。
記憶部412は、順番待ちテーブルT13と店舗情報テーブルT12とを格納している。こられのテーブルT12,13は、更新部411によって逐次更新される。なお、店舗情報テーブルT12の更新は、たとえば、管理サーバ装置400の入力装置(図示せず)を用いて行なわれる。また、記憶部412は、管理サーバ装置400の動作を制御するための、OS(Operating System)、各種のプログラム、および各種のデータを格納している。
通信部413は、PC200に対して登録処理が行なわれた複数の端末装置100の各々と通信する。
通信部413は、複数の端末装置100のうち、割り込み位置を確認するための要求信号(予め定められた信号)を管理サーバ装置400に送信した特定の端末装置(以下、説明の便宜上、「端末装置100A」とする)に対して、順番待ちテーブルT13と店舗情報テーブルT12とを送信する。具体的には、通信部413は、特定の端末装置100Aに対して、特定の端末装置100Aを含む複数の端末装置100(端末装置100A,100B,100C,…)の各々の登録番号(順番情報)とを送信する。さらに、通信部413は、特定の端末装置100Aに対して、少なくとも登録を行なったパン屋900についての、位置情報、行列エリア情報、および分布エリア情報を送信する。
通信部413は、特定の端末装置100Aを除く端末装置100(端末装置100B,100C,…)のユーザによって構成されるパン屋900の行列Lにおける特定の端末装置100Aのユーザの並ぶ位置が、特定の端末装置100Aから通知されたことに基づき、並ぶ位置の直前および/または直後の場所の端末装置(たとえば、端末装置100B,100C)に対して、特定の端末装置100Aのユーザが上記並ぶ位置に来ることを通知する。
(d2.端末装置100)
図9は、端末装置100の機能的構成を表した機能ブロック図である。図9を参照して、端末装置100は、記憶部110と、登録部111と、位置情報取得部112と、テーブル取得部113と、更新部114と、判断部115と、地図データ取得部116と、表示制御部117と、表示部118と、通知部119とを備える。なお、図9についても、説明の便宜上、施設の一例として「パン屋900」を例に挙げて説明する。
記憶部110は、端末装置100の動作を制御するための、OS、各種のプログラム、および各種のデータを格納している。記憶部110が格納する他のデータについては、後述する。
登録部111は、パン屋900に設置されたPC200に対して自装置の登録処理を行なう機能を有する。登録部111は、記憶部110に格納された装置IDを利用して、登録処理を行なう。その結果、端末装置100の装置IDは、PC200へ送信される。
位置情報取得部112は、GPS衛星700から受信した信号を受信することにより、端末装置100の位置情報を取得(現在位置を判断)する。位置情報取得部112は、取得した位置情報を管理サーバ装置400に送信する。なお、位置情報の送信タイミングは、割り込み位置を確認するための要求信号を送信する際に限定されず、管理サーバ装置400との間で他の通信が行なわれる都度等であってもよい。また、位置情報取得部112は、定期的に位置情報を管理サーバ装置400に送信してもよい。
テーブル取得部113は、順番待ちテーブルT13および店舗情報テーブルT12を管理サーバ装置400から取得する。具体的には、テーブル取得部113は、自装置を含めPC200に対する登録処理が行なわれた複数の端末装置100の各々について、登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、管理サーバ装置400から取得する。また、テーブル取得部113は、複数の端末装置100の各々の位置情報をさらに管理サーバ装置400から取得する。さらに、テーブル取得部113は、少なくとも登録を行なったパン屋900についての、位置情報、行列エリア情報、および分布エリア情報を取得する。
更新部114は、テーブル取得部113が取得した順番待ちテーブルT13および店舗情報テーブルT12を、記憶部110に記憶させる。たとえば、テーブル取得部113が管理サーバ装置400において更新された順番待ちテーブルT13を取得したときには、記憶部110に先に格納してあった順番待ちテーブルT13を新たに取得した順番待ちテーブルT13により更新する。
判断部115は、自装置のユーザを除く各端末装置100の各ユーザによって構成されるパン屋900の行列Lにおける、自装置のユーザの並ぶ位置を、行列Lを構成する各ユーザの各端末装置100についての上記順番情報と自装置についての順番情報とに基づいて判断する。なお、ユーザの並ぶ位置は、当該位置の後に購入希望者がいる場合には、割り込み位置となる。
地図データ取得部116は、端末装置100において割り込み位置を確認するための操作(確認ボタンの選択)がなされたことに基づき、地図サーバ装置500から端末装置100の現在位置を含む地図データを取得する。また、地図データ取得部116は、上述した分布図要求信号を端末装置100が管理サーバ装置400に送信したときにも、地図サーバ装置500から端末装置100の現在位置を含む地図データを取得する。
表示制御部117は、判断部115によって判断された自装置のユーザの並ぶ位置を、自装置の表示部118に表示させる。より詳しくは、表示制御部117は、位置情報および順番情報に基づいて、パン屋900が示された地図上に、自装置の位置および行列Lを構成する各ユーザの各端末装置100の位置を、自装置および行列Lを構成する各ユーザの各端末装置100の順番情報に基づく順番と関連付けて表示部118に表示させる。表示制御部117は、割り込み位置として、割り込み位置の直前および直後の端末装置100の順番情報に基づく順番を表示部118に表示させる。
表示部118は、各種の情報を表示する。表示部118は、上述したタッチスクリーン159に対応する。
通知部119は、割り込み位置が判断されたことに基づき、判断された割り込み位置を管理サーバ装置400に通知する。具体的には、通知部119は、行列Lにおける割り込み位置の直前と直後との各端末装置100の登録番号を、管理サーバ装置400に通知する。
(d3.PC200)
図10は、PC200の機能的構成を表した機能ブロック図である。図10を参照して、PC200は、登録受付部210と、表示部211と、通信部212と、入力部213とを備える。
登録受付部210は、近距離無線通信装置300を介して、端末装置100からの登録処理を受け付ける。
表示部211は、各種のデータを表示する。表示部211は、たとえば、端末装置100の登録が完了したことを表示してもよい。
通信部212は、管理サーバ装置400と通信する。通信部212は、登録受付部210により登録処理がなされた端末装置100の登録番号および装置IDを、管理サーバ装置400に送信する。
入力部213は、PC200のユーザによる各種の入力を受け付ける。
(d4.地図サーバ装置500)
図11は、地図サーバ装置500の機能的構成を表した機能ブロック図である。図11を参照して、地図サーバ装置500は、記憶部510と通信部511とを備える。
記憶部510は、地図データを予め格納している。
通信部511は、端末装置100から位置情報を受信したことに基づき、記憶部510から当該位置情報で示される位置を含む地図データを読み出す。通信部511は、当該読み出した地図データを、端末装置100に送信する。
<E.データ>
図12は、店舗情報テーブルT12の構成を説明するための図である。図12を参照して、店舗情報テーブルT12は、店コードに対応付けて、店名と、店舗位置情報と、行列エリア情報と、分布エリア情報とが記憶されている。
店舗位置情報は、各店舗の位置を、緯度および経度で表した情報である。行列エリア情報は、行列エリアARを特定するための情報である。具体的には、行列エリア情報は、位置Pa,Pb,Pc,Pdを表した情報である(図7参照)。分布エリア情報は、分布エリアBRを特定するための情報である。具体的には、分布エリア情報は、位置PA,PB,PC,PDを表した情報である。
図13は、順番待ちテーブルT13を表した図である。図13を参照して、順番待ちテーブルT13は、待ち順番と、登録番号と、購入希望者の位置情報と、割り込む直前の購入希望者の登録番号と、割り込み直後の購入希望者の登録番号とが対応付けられている。また、図示していないが、順番待ちテーブルT13では、登録番号に対して、端末装置100の装置IDが対応付けられている。
順番待ちテーブルT13は、順次更新される。図13に示した順番待ちテーブルT13は、端末装置100Aから割り込み位置の通知を受け、当該通知に基づき更新処理が行なわれた後の状態を表している。
<F.制御構造>
(f1.シーケンスチャート)
図14は、通信システムZにおける処理の流れを示したシーケンスチャートである。図14では、複数の端末装置100のうち端末装置100Aに着目して説明する。なお、説明の便宜上、シーケンスチャートには、近距離無線通信装置300と端末装置100Aとの間の処理については記載していない。また、端末装置100A,100B,100Cが、行列エリアAR内に存在している場合を例に挙げて説明する。
図14を参照して、シーケンスSQ2において、端末装置100AをPC200に登録する。この際、端末装置100Aの装置IDがPC200に通知される。シーケンスSQ4において、PC200は、登録番号と装置IDとを対応付けて、管理サーバ装置400に送信する。シーケンスSQ6において、管理サーバ装置400は、順番待ちテーブルT13に、端末装置100Aの登録番号の追加を行なう。なお、PC200の代わりに管理サーバ装置400が登録番号を付与する構成であってもよい。
シーケンスSQ8において、管理サーバ装置400から登録が完了したことを示す電子メールが端末装置100Aに通知される。シーケンスSQ10において、端末装置100Aは、端末装置100Aのユーザから割り込み位置を確認するための確認ボタンの選択を受け付ける。シーケンスSQ12において、端末装置100Aは、割り込み位置を確認するための要求信号が送信される。このとき、端末装置100Aは、GPS受信機(図18)を用いて自装置の位置情報(現在位置)を再度取得し、当該取得した位置情報を管理サーバ装置400に送信する。最新の位置情報を、管理サーバ装置400に提供するためである。
シーケンスSQ14において、管理サーバ装置400は、順番待ちテーブルT13における端末装置100Aの位置情報を更新する。シーケンスSQ16において、管理サーバ装置400は、更新された順番待ちテーブルT13と店舗情報テーブルT12とを、端末装置100Aに送信する。
シーケンスSQ18において、端末装置100Aは、端末装置100Aの位置情報を地図サーバ装置500に送信する。シーケンスSQ20において、地図サーバ装置500は、受信したい位置情報で特定される位置を含んだ地図データを端末装置100Aに送信する。
シーケンスSQ22において、端末装置100Aは、割り込み案内表示を実行する。すなわち、図4(B)を用いて説明したように、端末装置100Aは、割り込み直前と直後との登録番号を用いて、端末装置100Aのユーザが割り込む位置をタッチスクリーン159に表示する。シーケンスSQ24において、端末装置100Aは、割り込む位置の直前と直後との端末装置100B,100Cの登録番号を、管理サーバ装置400に通知する。
シーケンスSQ26において、管理サーバ装置400は、割り込む位置の直前の端末装置100Bに対して、端末装置100Bのユーザの直後への割り込みがあることを示す割り込み発生通知を行なう。シーケンスSQ28において、管理サーバ装置400は、割り込む位置の直後の端末装置100Cに対して、端末装置100Cのユーザの直前への割り込みがあることを示す割り込み発生通知を行なう。
なお、端末装置100の位置情報は、適宜、管理サーバ装置400に通知されることが、各端末装置100の位置を正確に特定する観点から好ましい。たとえば、確認ボタンの選択の際だけではなく、管理サーバ装置400との間で通信がなされる場合に、端末装置100から管理サーバ装置400に通知するように、各端末装置100を構成することが好ましい。
(f2.フローチャート)
図15は、管理サーバ装置400における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図15を参照して、ステップS2において、管理サーバ装置400は、登録番号および装置IDをPC200から受信したか否かを判断する。管理サーバ装置400は、受信したと判断した場合(ステップS2においてYES)、ステップS4において、順番待ちテーブルT13に登録番号を装置IDに対応付けて追加する。管理サーバ装置400は、受信していないと判断した場合(ステップS2においてNO)、ステップS6において、待ち順が所定以内(たとえば3番以内)の端末装置100が存在するか否かを、順番待ちテーブルT13に基づいて判断する。
管理サーバ装置400は、端末装置100が存在すると判断した場合(ステップS6においてYES)、ステップS8において、該当する端末装置100に対して、順番が近づいていることを電子メールにて通知する。管理サーバ装置400は、端末装置100が存在しないと判断した場合(ステップS6においてNO)、処理をステップS10に進める。ステップS10において、管理サーバ装置400は、登録済みの端末装置100から割り込み確認があったか否かを判断する。すなわち、管理サーバ装置400は、割り込み位置を確認するための要求信号を受信したか否かを判断する。
管理サーバ装置400は、割り込み位置確認があった場合(ステップS10においてYES)、ステップS12において、管理サーバ装置400は、割り込み確認があった端末装置100から、位置情報を受信し、当該受信した位置情報を用いてい順番待ちテーブルT13の更新を行なう。ステップS14において、管理サーバ装置400は、更新した順番待ちテーブルT13と、店舗情報テーブルT12とを、割り込み確認を行なった端末装置100に送信する。一方、割り込み位置確認がなかった場合(ステップS10においてNO)、管理サーバ装置400は、一連の処理を終了する。
図16は、端末装置100における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図16を参照して、ステップS102において、端末装置100は、近距離無線通信装置300と通信が確立したか否かを判断する。端末装置100は、通信が確立したと判断した場合(ステップS102においてYES)、ステップS104において、装置IDを近距離無線通信装置300を介して、PC200に送信する。端末装置100は、通信が確立していないと判断した場合(ステップS102においてNO)、処理をステップS110に進める。
ステップS106において、端末装置100は、端末装置100のユーザの順番(購入順番)が近づいていることを表す通知(電子メール)を管理サーバ装置400から受信したか否かを判断する。端末装置100は、受信したと判断した場合(ステップS106においてYES)、ステップS108において、順番が近づいていることを端末装置100のタッチスクリーン159に表示する。端末装置100は、受信していないと判断した場合(ステップS106においてNO)、処理をステップS110に進める。
ステップS110において、端末装置100は、割り込み位置を確認するための確認ボタンの選択を受け付けたか否かを判断する。端末装置100は、受け付けたと判断した場合(ステップS110においてYES)、ステップS112において、GPS受信機を用いて、自装置の位置情報を取得する。
ステップS114において、端末装置100は、割り込み位置を確認するための要求信号を、端末装置100の位置情報を含めて、管理サーバ装置400に送信する。ステップS116において、端末装置100は、順番待ちテーブルT13および店舗情報テーブルT12を管理サーバ装置400から受信する。ステップS118において、端末装置100は、位置情報を地図サーバ装置500に送信する。ステップS120において、端末装置100は、地図データを地図サーバ装置から受信する。
ステップS122において、端末装置100は、自装置の位置が行列エリアAR内であるか否かを、自装置の位置情報および店舗情報テーブルT12に基づいて判断する。端末装置100は、行列エリアAR内であると判断した場合(ステップS122においてYES)、ステップS124において、分布図において割り込み案内表示を行なう。つまり、端末装置100は、図4(B)に示した内容の表示を行なう。
ステップS126において、端末装置100は、割り込む位置の前後の端末装置の登録番号を、管理サーバ装置400に通知する。たとえば、図4(B)の場合、端末装置100は、自装置の登録番号「35」の直前と直後の登録番号「34」,「36」を、管理サーバ装置400に通知する。
端末装置100は、行列エリアAR内でないと判断した場合(ステップS122においてNO)、ステップS128において、自装置の位置が分布エリアBR内であるか否かを、自装置の位置情報および店舗情報テーブルT12に基づいて判断する。端末装置100は、分布エリアBR内であると判断した場合(ステップS128においてYES)、ステップS130において、分布図の表示を行なう。つまり、端末装置100は、割り込み案内をしない表示(たとえば、図3(B)の表示)を行なう。端末装置100は、分布エリアBR内でないと判断した場合(ステップS128においてNO)、ステップS132において、端末装置100がエリア外にいる旨をタッチスクリーン159に表示する。
<G.ハードウェア構成>
(g1.管理サーバ装置400)
図17は、管理サーバ装置400のハードウェア構成を示した図である。図17を参照して、管理サーバ装置400は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU451と、データを不揮発的に格納するROM452と、CPU451によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置(図示せず)を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM453と、データを不揮発的に格納するHDD454と、LED455と、スイッチ456と、通信IF(Interface)457と、電源回路458と、モニタ459と、操作キー460とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
管理サーバ装置400における処理は、各ハードウェアおよびCPU451により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD454に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、たとえば図示しない通信IF等を介してダウンロードされた後、HDD454に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU451によってHDD454から読み出され、RAM453に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU451は、そのプログラムを実行する。
同図に示される管理サーバ装置400を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM453、HDD454、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、管理サーバ装置400の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM
、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、PC200および地図サーバ装置500は、管理サーバ装置400と同様のハードウェア構成を有するため、ここでは、PC200および地図サーバ装置500のハードウェア構成については、繰り返し説明しない。
(g2.端末装置100)
図18は、端末装置100のハードウェア構成を表した図である。図18を参照して、端末装置100は、アンテナ151と、RF(Radio Frequency)回路152と、ベースバンド回路153と、GPS受信機154と、プログラムを実行するアプリケーションプロセッサ155と、ROM(Read Only Memory)156と、RAM(Random Access Memory)157と、NAND型のフラッシュメモリ158と、タッチスクリーン159と、カメラ167と、マイク161と、スピーカ162と、ユーザによる指示の入力を受ける操作キー163と、通信IF(Interface)164と、IC(Integrated Circuit)カードリーダライタ165と、電源ユニット166とを備える。
GPS受信機154は、アンテナ1541と、RF回路1542と、ベースバンド回路1543とを含む。GPS受信機154は、アンテナ1541を用いてGPS衛星の信号を受信する。さらに、GPS受信機154は、RF回路1542およびベースバンド回路1543における処理の結果(つまり、現在地情報)を、アプリケーションプロセッサ155に出力する。なお、現在地情報は、緯度、経度、および高度を示した情報である。
アンテナ151、RF回路152、およびベースバンド回路153は、基地局を介した、他の移動体端末、固定電話、およびPC(Personal Computer)との間における無線通信に用いられる。詳しくは、アンテナ151、RF回路152、およびベースバンド回路153は、端末装置100が携帯電話網を用いた通信を行なうために用いられる。
フラッシュメモリ158は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ158は、端末装置100を制御するための各種のプログラム、並びに、端末装置100が生成したデータ、端末装置100の外部装置から取得したデータ等の各種データを揮発的に格納する。
各構成要素153〜159,161〜167は、相互にデータバスによって接続されている。ICカードリーダライタ165には、メモリカード1651が装着される。
端末装置100における処理は、各ハードウェアおよびアプリケーションプロセッサ155により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ158に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、メモリカード1451その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、ICカードリーダライタ165その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、アンテナ151、RF回路152、およびベースバンド回路153、または通信IF164を介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ158に一旦格納される。そのソフトウェアは、アプリケーションプロセッサ155によってフラッシュメモリ158から読み出され、さらにフラッシュメモリ158に実行可能なプログラムの形式で格納される。アプリケーションプロセッサ155は、そのプログラムを実行する。
同図に示される端末装置100を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、フラッシュメモリ158、メモリカード1451その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、端末装置100の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<I.変形例>
(i1.RFIDを用いた構成)
端末装置100を持ったユーザが行列Lに十分に接近した場合、数十センチの精度で列内における前後関係を推定することが必要となる。しかしながら、通常のGPSでは精度が不十分な場合も起こりえる。そこで、RFIDチップ(RFIDタグ)からの電波強度により、位置情報の精度を高める構成について説明する。つまり、通信システムZが、行列における割り込み位置の精度を向上させるため、RFIDを利用する構成について説明する。
なお、RFIDを利用する場合の端末装置を、説明の便宜上、「端末装置100’」と称する。また、RFIDを利用する場合の管理サーバ装置を、説明の便宜上、「管理サーバ装置400’」と称する。
図19は、複数のRFIDチップを備えたRFID装置800を説明するための図である。図19を参照して、RFID装置800は、パン屋900等の店舗の行列ができる場所に設置される。RFID装置800は、複数のRFIDチップ801〜804を備えている。各RFIDチップの設置間隔は、サーバ装置で記憶されている。
図20は、RFID装置800の具体的な構成例を表した図である。図20を参照して、RFID装置800は、複数のベルトリールパーテーションを用いて構成される。各RFIDチップ801〜804は、ベルトリールパーテーションの支柱部に設置される。なお、RFID装置800は、ベルトリールパーテーション以外に、コーン、ロープ、工事用のフェンスなどによって構成されてもよい。
各端末装置100’はRFIDリーダ機能を備える構成とする。管理サーバ装置400’は、端末装置100のRFIDリーダで受信した各RFIDからの電波強度により、端末装置100’の位置を推定(計算)する。なお、当該推定を、端末装置100で行なってもよい。ただし、各RFIDの位置情報が必要なので、管理サーバ装置400’で推定する方が好ましい。
以下に、設計例を挙げて説明する。
端末装置100’は、電波強度が1番目および2番目のRFIDチップのIDを検出する。ここで、「S1」をRFIDチップ802からの電波強度とし、「S2」をRFIDチップ803からの電波強度とし、「d」をRFIDチップ802とRFIDチップ803との距離とする。
この場合、RFIDチップ802から端末装置100に最も近いRFID装置800の箇所までの距離d1は、以下の式(1)で求められる。
d1=(1/S1)/((1/S1)+(1/S2))×d … (1)
なお、d1は、RFID装置800と端末装置100’との距離が十分に近ければ、誤差が少なくなる。RFID装置800と端末装置100との距離が大きくなると誤差が大きくなる。しかしながら、通常はRFID装置800に沿って購入希望者が並ぶため、特段問題にはならない。
サービスカウンタ901からRFIDチップ802までの距離D1を既知とすると、サービスカウンタ901から端末装置100’までの概算距離Dtは、Dt=D1+d1として計算できる。このDtを端末装置100’毎に求め、小さい順に並べると、高精度な順番待ちテーブルT13および当該順番待ちテーブルT13を用いた分布図の作成が可能となる。
なお、2番目のRFIDチップ802および3番目のRFIDチップ803の電波強度に有意差が無い場合、端末装置100’は1番目のRFIDチップ801に最も近接していると考えられる。
ここで、上記の設計例において、具体的な数値を当てはめて説明する。「S1=1(μV/m)」、「S2=4(μV/m)」、および「d=1(m)」とすると、RFIDチップ802から端末装置100に最も近いRFID装置800の箇所までの距離d1は、上記式(1)に数値を代入することにより、以下のとおりとなる。
d1=(1/1)/((1/1)+(1/4))×1=(1/(1/1+1/4))=100×(4/5)=0.8(m)
なお、パッシブ型RFIDで電波強度やリーダ側の消費電力が問題になる場合は、アクティブ型(電源供給有)RFIDを用いるとよい。本件で用いるRFIDは大量消費を前提としていないので、アクティブ型を採用する場合のコストアップは大きな問題とならない。
また、逆に端末装置側に「RFIDチップ」の機能を持たせ、RFID装置800側にRFIDリーダを一定の間隔で設置するという構成でも各端末装置の位置を測定することができる。この場合、RFID装置800側のRFIDリーダに通信機能を持たせて、管理サーバ装置400’と接続する必要がある。
図21は、端末装置100’の機能的構成を表した機能ブロック図である。図21を参照して、端末装置100’は、記憶部110と、登録部111と、位置情報取得部112と、テーブル取得部113と、更新部114と、判断部115と、地図データ取得部116と、表示制御部117と、表示部118と、通知部119と、RFIDリーダ部120とを備える。端末装置100’は、RFIDリーダ部120をさらに備える点において、端末装置100と異なる。
RFIDリーダ部120は、RFID装置800の各RFIDチップを読み取る。RFIDリーダ部120は、たとえば管理サーバ装置400’で端末装置100’の位置を推定する構成の場合には、図示しない通信部を介して、読み取ったときの電波強度を管理サーバ装置400’に送信する。
図22は、RFIDを用いたい場合の順番待ちテーブルを表した図である。図22を参照して、順番待ちテーブルT23は、順番待ちテーブルT13(図13)における位置情報(緯度経度)の代わりに、サービスカウンタ901からの距離が格納される。なお、順番待ちテーブルT23の他の項目は、順番待ちテーブルT13と同様であるため、ここでは、繰り返し説明しない。
このように、順番待ちテーブルT23では、複数の端末装置100’のうちの行列エリアAR外(行列Lができる予め定めれたエリア外)に位置する端末装置100’についての位置情報は、当該端末装置100’においてGPS機能による計測方法(第1の計測方法)によって得られた位置情報である。また、順番待ちテーブルT23では、複数の端末装置100’のうちの行列エリアAR内に位置する端末装置100’についての位置情報は、GPS機能による計測方法よりも測定精度の高いRFIDを用いた計測方法(第2の計測方法)によって算出された位置情報である。なお、これらの位置情報は、管理サーバ装置400’から、割り込み位置を確認するための要求信号を送信した端末装置100’に対して、順番待ちテーブルT23に含めて送信される。
(i2.近距離無線通信装置300の代替構成)
上記おいては、近距離無線通信装置300を用いた近距離無線通信を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、近距離無線通信装置300による通信の代わりに、QRコード(登録商標)を用いた通信、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)による通信,無線LANによる通信を適用してもよい。
(i3.画面表示)
図3(A)の画面において、待ちの順番および登録番号以外に、各端末装置100とパン屋900との間の距離、端末装置100Aからパン屋900までの経路情報を表示するように、通信システムZを構成してもよい。
図3(B)等の画面において、商品(パン)の購入順番が近づいている人の登録番号を濃い色で表示し、順番が遠い人の登録番号を薄い色で表示するように、端末装置100を構成してもよい。また、商品の購入順番が近づいている人の登録番号を大きく表示し、順番が遠い人の登録番号を小さく表示するように、端末装置100を構成してもよい。
さらに、行列Lにおいて登録番号の順番に並んでいる購入希望者の登録番号を予め定められた色(たとえば青色)で表示し、行列L外の購入希望者の登録番号を他の色(たとえば赤色)で表示するように、端末装置100を構成してもよい。また、行列Lにおいて登録番号の順番に並んでいる購入希望者の登録番号等を登録番号順に従って線で結んだ形式で表示するように、端末装置100を構成してもよい。このように、行列Lにおいて人が並んでいる状態を線で結んぶことにより、行列Lの状態が見た目に分かり易くなる。
(i4.好ましい適用店舗例)
上記においては、施設として、パン屋、ラーメン屋を例に挙げて説明した。これら以外にも様々施設に上記の手法を適用できる。たとえば、デパートの地下の食料品店に適用できる。人気商品が売り切れる可能性があるためである。また、バス停に適用できる。次のバスに乗れないあるいは座れない可能性があるためである。また、列車(新幹線等)に適用できる。自由席では、並ばないと乗れないあるいは座れない可能性があるためである。発売開始直後のスマートフォン、ゲーム等の電子機器、ソフトウェア等を販売する店舗に適用できる。
(i5.管理サーバ装置400による並び位置判定)
上記においては、端末装置100,100’が、自装置のユーザを除く各端末装置100,100’の各ユーザによって構成されるパン屋900の行列Lにおける、自装置のユーザの並ぶ位置を、行列Lを構成する各ユーザの各端末装置100についての順番情報と自装置についての順番情報とに基づいて判断する構成を例に挙げて説明した。しかしながら、このような構成に限定されず、管理サーバ装置400が順番情報に基づき、各端末装置100,100’のユーザの並ぶ位置(割り込み位置等)を判断し、当該判断結果を割り込み位置を確認するための要求信号を送信した端末装置100,100’に通知するように、通信システムZを構成してもよい。
100,100A,100B,100C,100D,100’ 端末装置、110,412,510 記憶部、111 登録部、112 位置情報取得部、113 テーブル取得部、114,411 更新部、115 判断部、116 地図データ取得部、117 表示制御部、118,211 表示部、119 通知部、120 RFIDリーダ部、155 アプリケーションプロセッサ、158 フラッシュメモリ、159 タッチスクリーン、210 登録受付部、212,413,511 通信部、300 近距離無線通信装置、400,400A 管理サーバ装置、410 取得部、451 CPU、453 RAM、500 地図サーバ装置、600 ネットワーク、700 GPS衛星、800 RFID装置、801〜804 RFIDチップ、900 パン屋、901 サービスカウンタ、1451,1651 メモリカード、AR 行列エリア、BR 分布エリア、L 行列、PA,PB,PC,PD,Pa,Pb,Pc,Pd 位置、T12 店舗情報テーブル、T13,T23 順番待ちテーブル、Z 通信システム。

Claims (11)

  1. サーバ装置と通信する端末装置であって、
    施設に設置された電子機器に対して前記端末装置の登録処理を行なう登録手段と、
    前記端末装置である自装置を含め前記電子機器に対する前記登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、前記登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、前記サーバ装置から取得する取得手段と、
    前記自装置のユーザを除く各前記端末装置の各ユーザによって構成される前記施設の行列における、前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記行列を構成する各ユーザの各前記端末装置についての前記順番情報と前記自装置についての前記順番情報とに基づいて判断する判断手段と、
    前記判断された前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記自装置の表示手段に表示させる表示制御手段とを備える、端末装置。
  2. 前記ユーザの並ぶ位置は、前記ユーザが割り込む位置であり、
    前記取得手段は、前記複数の端末装置の各々の位置情報をさらに前記サーバ装置から取得し、
    前記表示制御手段は、
    前記位置情報および前記順番情報に基づいて、前記施設が示された地図上に、前記自装置の位置および前記行列を構成する各ユーザの各端末装置の位置を、前記自装置および前記行列を構成する各ユーザの各端末装置の前記順番情報に基づく順番と関連付けて前記表示手段に表示させ、
    前記割り込み位置として、前記割り込み位置の直前および直後の前記端末装置の前記順番情報に基づく順番を前記表示手段にさらに表示させる、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記割り込み位置が判断されたことに基づき、前記判断された前記割り込み位置を前記サーバ装置に通知する通知手段をさらに備える、請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記判断手段は、
    前記取得された前記複数の端末装置の各々の位置情報に基づき、各前記端末装置が前記施設の周辺の予め定められた範囲内に存在するか否かをさらに判断し、
    前記予め定められた範囲内に存在すると判断された端末装置のユーザによって前記行列が構成されていると判断する、請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 施設に設置された電子機器と通信するサーバ装置であって、
    前記電子機器に対して登録処理が行なわれた複数の端末装置と通信する通信手段と、
    前記登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、前記電子機器から取得する取得手段とを備え、
    前記通信手段は、
    前記複数の端末装置のうち、予め定められた信号を前記サーバ装置に送信した特定の端末装置に対して、前記特定の端末装置を含む前記複数の端末装置の各々の前記順番情報を送信し、
    前記特定の端末装置を除く前記端末装置のユーザによって構成される前記施設の行列における前記特定の端末装置のユーザの並ぶ位置が、前記特定の端末装置から通知されたことに基づき、前記並ぶ位置の直前および/または直後の場所の端末装置に対して、前記特定の端末装置のユーザが前記並ぶ位置に来ることを通知する、サーバ装置。
  6. 前記通信手段は、前記複数の端末装置の各々の位置情報を、前記特定の端末装置にさらに送信し、
    前記複数の端末装置のうちの前記行列ができる予め定めれたエリア外に位置する端末装置についての前記位置情報は、当該端末装置において第1の計測方法によって得られた位置情報であり、
    前記複数の端末装置のうちの前記エリア内に位置する端末装置についての前記位置情報は、前記第1の計測方法よりも測定精度の高い第2の計測方法によって算出された位置情報である、請求項5に記載のサーバ装置。
  7. サーバ装置と、前記サーバ装置と通信する端末装置とを備えた通信システムであって、
    前記端末装置は、
    施設に設置された電子機器に対して前記端末装置の登録処理を行なう登録手段と、
    前記端末装置である自装置を含め前記電子機器に対する前記登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、前記登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、前記サーバ装置から取得する取得手段と、
    前記自装置のユーザを除く各前記端末装置の各ユーザによって構成される前記施設の行列における前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記行列を構成する各ユーザの各前記端末装置についての前記順番情報と前記自装置についての前記順番情報とに基づいて判断する判断手段と、
    前記判断された前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記自装置の表示手段に表示させる表示制御手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    前記順番情報を前記電子機器から受信する受信手段と、
    前記端末装置から予め定められた信号を受信した場合、前記順番情報を当該端末装置に送信する送信手段とを含む、通信システム。
  8. サーバ装置と通信する端末装置における表示制御方法であって、
    施設に設置された電子機器に対して前記端末装置の登録処理を行なうステップと、
    前記端末装置である自装置を含め前記電子機器に対する前記登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、前記登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、前記サーバ装置から取得するステップと、
    前記自装置のユーザを除く各前記端末装置の各ユーザによって構成される前記施設の行列における、前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記行列を構成する各ユーザの各前記端末装置についての前記順番情報と前記自装置についての前記順番情報とに基づいて判断するステップと、
    前記判断された前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記自装置の表示手段に表示させるステップとを備える、表示制御方法。
  9. 施設に設置された電子機器と通信するサーバ装置における通知方法であって、
    前記電子機器に対して登録処理が行なわれた複数の端末装置と通信するステップと、
    前記登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、前記電子機器から取得するステップとを備え、
    前記通信するステップでは、
    前記複数の端末装置のうち、予め定められた信号を前記サーバ装置に送信した特定の端末装置に対して、前記特定の端末装置を含む前記複数の端末装置の各々の前記順番情報を送信し、
    前記特定の端末装置を除く前記端末装置のユーザによって構成される前記施設の行列における前記特定の端末装置のユーザの並ぶ位置が、前記特定の端末装置から通知されたことに基づき、前記並ぶ位置の直前および/または直後の場所の端末装置に対して、前記特定の端末装置のユーザが前記並ぶ位置に来ることを通知する、通知方法。
  10. サーバ装置と通信する端末装置を制御するためのプログラムであって、
    施設に設置された電子機器に対して前記端末装置の登録処理を行なうステップと、
    前記端末装置である自装置を含め前記電子機器に対する前記登録処理が行なわれた複数の端末装置の各々について、前記登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、前記サーバ装置から取得するステップと、
    前記自装置のユーザを除く各前記端末装置の各ユーザによって構成される前記施設の行列における、前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記行列を構成する各ユーザの各前記端末装置についての前記順番情報と前記自装置についての前記順番情報とに基づいて判断するステップと、
    前記判断された前記自装置のユーザの並ぶ位置を、前記自装置の表示手段に表示させるステップとを、前記端末装置のプロセッサに実行させる、プログラム。
  11. 施設に設置された電子機器と通信するサーバ装置を制御するためのプログラムであって、
    前記電子機器に対して登録処理が行なわれた複数の端末装置と通信するステップと、
    前記登録処理が行なわれた順番を示す順番情報を、前記電子機器から取得するステップとを、前記サーバ装置のプロセッサに実行させ、
    前記通信するステップでは、
    前記サーバ装置が、前記複数の端末装置のうち、予め定められた信号を前記サーバ装置に送信した特定の端末装置に対して、前記特定の端末装置を含む前記複数の端末装置の各々の前記順番情報を送信し、
    前記サーバ装置が、前記特定の端末装置を除く前記端末装置のユーザによって構成される前記施設の行列における前記特定の端末装置のユーザの並ぶ位置が、前記特定の端末装置から通知されたことに基づき、前記並ぶ位置の直前および/または直後の場所の端末装置に対して、前記特定の端末装置のユーザが前記並ぶ位置に来ることを通知する、プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7046284B1 (ja) * 2021-07-19 2022-04-01 三菱電機株式会社 整列管理システム、整列管理装置、及び、整列管理方法
JP7512117B2 (ja) 2020-07-30 2024-07-08 清水建設株式会社 順番待ち管理装置、順番待ち管理方法、及びプログラム

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