JP2015200609A - 区域内経路案内システム及び方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】屋内でも現在地の位置情報を正確に取得して経路案内できる経路案内システムを提供する。
【解決手段】区域2内の複数のビーコン10から互いに異なる固有識別情報を発信する。携帯端末30が、近くのビーコン10の固有識別情報を受信してサーバ20に照会する。サーバ20は、照会を受けた固有識別情報に対応するビーコン位置情報を携帯端末30に送り、携帯端末30が現在地情報を取得する。また、携帯端末30が、利用者3の目的情報を受け付け、区域2内の各場所の属性情報に基づく目的地情報を取得する。さらに、携帯端末30は、前記現在地情報と前記目的地情報と前記経路網情報とに基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索し、推奨経路を提示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、限定された区域内で利用者に目的地までの推奨経路を提供する経路案内システム及び経路案内方法、並びにプログラムに関し、特に区域が屋内である場合に適した経路案内システム及び経路案内方法、並びにプログラムに関する。
大型ショッピングセンター内やアミューズメント施設内を案内する手段としては、パンフレットや貼り紙等に印刷した地図を利用するのが一般的である。例えばスマートフォン等の携帯端末を用いてコンピュータナビゲーションによってリアルタイムにナビゲーションすることは、屋内では困難が伴う。すなわち、周知のGPS(Global Positioning System)ナビゲーションは、屋内にはGPS電波が届かないために適用できない。また、施設の各所にWiFi(Wireless Fidelity)ルータを設置し、携帯端末がどのWiFiルータと通信しているかに応じて現在地を特定するシステム(特許文献1等参照)も考えられるが、WiFi電波は有効到達距離が比較的大きいため、正確な位置情報を得にくい。また、WiFiルータの数を増やすとコストが膨大になる。
特開2012−142911号公報
上記の事情に鑑み、本発明は、屋内でも現在地の位置情報を正確に取得して経路案内できる経路案内システムを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明に係る区域内経路案内システムは、
携帯端末により区域内を経路案内するシステムであって、
区域内に分散して配置され、互いに異なる固有識別情報を発信する複数のビーコンと、
前記携帯端末に設けられ、前記固有識別情報を受信する受信部と、
各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報を格納したビーコン情報格納部と、
前記受信部からの固有識別情報と前記ビーコン情報とに基づく現在地情報を取得する現在地情報取得部と、
前記携帯端末に設けられ、利用者の目的情報を受け付ける入力部と、
前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報を格納した属性情報格納部と、
前記目的情報と前記属性情報に基づいて目的地情報を取得する目的地情報取得部と、
前記区域の経路網情報を格納した経路網情報格納部と、
前記現在地情報と前記目的地情報と前記経路網情報とに基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索する探索部と、
前記携帯端末に設けられ、前記推奨経路を提示する提示部と、
を備えたことを特徴とする。
ビーコンを使うことによって屋内でも携帯端末ひいては利用者の現在地の位置情報を取得して経路案内できる。ビーコン電波は、WiFi電波と比べて有効到達距離が極めて短いから、現在地情報を精度良く取得でき、正確な経路案内を行なうことができる。
前記ビーコン情報格納部は、好ましくはサーバに設けられているが、携帯端末に設けられていてもよく、サーバ及び携帯端末の双方に設けられていてもよい。
現在地情報とは、現在地の位置情報を言う。現在地情報は、サーバと携帯端末とが情報をやり取りすることによって、携帯端末が最終的に取得することが好ましい。
目的情報とは、利用者が区域でしたいこと(買いたい物、食べたい物、行きたい場所など)に関する情報である。
目的地情報とは、前記目的情報に対応する目的地の位置情報を言う。目的地情報は、サーバと携帯端末とが情報をやり取りすることによって、携帯端末が最終的に取得することが好ましい。
前記属性情報格納部は、好ましくはサーバに設けられているが、携帯端末に設けられていてもよく、サーバ及び携帯端末の双方に設けられていてもよい。属性情報における各場所の位置情報は、位置そのものの情報(例えば座標データ)に限られず、間接的に位置を表す情報であってもよい。たとえば、属性情報における各場所の位置情報が、当該場所に配置されたビーコンに関する固有識別情報等の対応ビーコン情報であってもよい。当該場所に配置されたビーコンの固有識別情報等が判れば前記ビーコン情報から当該場所の位置が特定される。
前記経路網情報格納部は、好ましくはサーバに設けられているが、携帯端末に設けられていてもよく、サーバ及び携帯端末の双方に設けられていてもよい。
推奨経路は、サーバと携帯端末とが情報をやり取りすることによって、携帯端末が探索することが好ましい。
また、本発明に係る区域内経路案内方法は、
携帯端末及びサーバにより区域内を経路案内する方法であって、
区域内に分散して配置された複数のビーコンが、互いに異なる固有識別情報を発信する工程と、
前記携帯端末が、前記固有識別情報を受信する工程と、
前記携帯端末が、前記受信した固有識別情報に対応するビーコンの位置情報(以下「ビーコン位置情報」と称す)を前記サーバに照会する工程と、
前記サーバが、各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報に基づいて、前記照会を受けたビーコン位置情報を検索する工程と、
前記携帯端末が、前記サーバから前記検索結果を受信することによって現在地情報を取得する工程と、
前記携帯端末が、利用者の目的情報を受け付ける工程と、
前記サーバ又は前記携帯端末が、前記目的情報と、前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報とに基づいて、目的地情報を取得する工程と、
前記サーバ又は前記携帯端末が、前記現在地情報と前記目的地情報と前記経路網情報とに基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索する工程と、
前記携帯端末が、前記推奨経路を提示する工程と、
を備えたことを特徴とする。
前記推奨経路が、最短経路、幹線路優先経路、特定場所経由経路、特定場所回避経路、バリアフリー経路、及び避難経路の何れかであることが好ましい。
前記携帯端末が、前記ビーコンの電池残量情報を採取して前記サーバに送信する工程を更に備えていることが好ましい。これによって、利用者の携帯端末を用いてビーコンの電池残量を採取でき、管理者が直に電池残量を点検する手間を省くことができる。ビーコンの配置数が多くても十分に対応でき、電池切れによる不具合が起きるのを防止でき、システムの信頼性を確保できる。
前記サーバが、前記携帯端末による前記ビーコンの固有識別情報の経時的な受信記録から行動履歴情報を作成する工程を、更に備えたことが好ましい。これによって、利用者の例えば滞在時間、回遊動線、再来店(リピート)率、商品接触率等の行動傾向を分析でき、マーケティングに資することができる。
前記携帯端末が、指定場所の記憶指令を受け付ける工程と、
前記携帯端末が、前記記憶指令を受け付けた場所において取得した前記現在地情報を前記指定場所の位置情報として記憶する工程と、
を更に備えていることが好ましい。この場合、前記目的情報の受付工程では、前記携帯端末が、前記目的情報として前記指定場所までの経路案内指令を受け付け、
前記目的地情報の取得工程では、前記携帯端末が、前記指定場所の位置情報を前記目的地情報として設定することが好ましい。
これによって、利用者が任意に記憶させた指定場所まで経路案内することができる。
また、本発明に係る区域内経路案内方法は、
携帯端末により区域内を経路案内する方法であって、
区域内に分散して配置された複数のビーコンが、互いに異なる固有識別情報を発信する工程と、
携帯端末が、前記固有識別情報を受信する工程と、
前記携帯端末が、前記受信した固有識別情報と、前記携帯端末に格納された各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報とに基づいて現在地情報を取得する工程と、
前記携帯端末が、前記現在地情報と、前記携帯端末に格納された前記区域の経路網情報に基づいて、現在地から避難口までの避難経路を探索する工程と、
前記携帯端末が、前記避難経路を提示する工程と、
を備えたことを他の特徴とする。
これによって、携帯端末がサーバと通信不能になるような災害時でも、携帯端末だけで避難経路を確実に提示することができる。
また、本発明に係る携帯端末用プログラムは、
区域内に分散して配置された複数のビーコンの一部から固有識別情報を受信する処理と、
前記受信した固有識別情報と、各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報とに基づく現在地情報を取得する処理と、
利用者の目的情報を受け付ける処理と、
前記目的情報と、前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報とに基づく目的地情報を取得する処理と、
前記現在地情報と、前記目的地情報と、前記区域の経路網情報とに基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索する処理と、
前記推奨経路を提示する処理と、
を、携帯端末に実行させることを特徴とする。
また、本発明に係るサーバ用プログラムは、携帯端末が、区域における現在地情報と目的地情報と経路網情報とに基づいて現在地から目的地までの推奨経路を探索して提示する区域内経路案内システムにおける、前記携帯端末と通信されるサーバ用のプログラムであって、
前記区域内に分散して配置された複数のビーコンの一部からの固有識別情報を、前記携帯端末から受信する処理と、
前記受信した固有識別情報と、各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報とに基づいて、前記一部のビーコンの位置情報(以下「ビーコン位置情報」と称す)を検索する処理と、
前記ビーコン位置情報を前記携帯端末に送信する処理と、
利用者の目的情報を前記携帯端末から受信する処理と、
前記目的情報と、前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報とに基づいて、前記目的地情報を取得する処理と、
前記目的地情報を前記携帯端末に送信する処理と、
を前記サーバに実行させることを特徴とする。
前記ビーコン位置情報は前記現在地情報に対応する。
本発明によれば、区域内における現在地情報を正確に取得でき、経路案内を的確に行なうことができる。
図1は、本発明の一実施形態を示し、区域内サービスシステム(区域内経路案内システム)の概略構成を示す解説図である。 図2は、上記区域内サービスシステムの区域の一例を示す平面図である。 図3は、上記区域内サービスシステムのサーバ及び携帯端末のデータ構造等の一例を示す解説図である。 図4は、上記サーバのビーコン情報の一例を示す表である。 図5は、上記区域内サービスシステムのビーコン電波受信処理の内容を示すフローチャートである。 図6は、上記区域内サービスシステムの経路案内開始処理の内容を示すフローチャートである。 図7は、上記区域内サービスシステムの現在地情報取得処理の内容を示すフローチャートである。 図8は、上記区域内サービスシステムの目的地設定〜経路探索及び経路提示処理の内容を示すフローチャートである。 図9は、上記区域内サービスシステムの通信不可時における避難経路案内方法を示すフローチャートである。 図10は、上記区域内サービスシステムにおける指定場所記憶機能を利用した経路探索方法を示すフローチャートである。 図11は、上記区域内サービスシステムのトピック情報配信処理の内容を示すフローチャートである。 図12は、上記区域内サービスシステムのリマインダー処理の内容を示すフローチャートである。 図13は、上記区域内サービスシステムの行動履歴取得処理の内容を示すフローチャートである。 図14は、上記区域内サービスシステムのビーコン電池残量管理の処理内容を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1に示すように、区域内経路案内システム1は、限定された区域2内において利用者3に対してリアルタイムに経路案内(ナビゲーション)サービスを提供する。区域2は、例えば大型ショッピングセンターである。なお、システム1には、経路案内だけでなく、宣伝・販売促進(プロモーション)サービスを提供する機能なども付加されている。以下、システム1を適宜「区域内サービスシステム1」とも称す。
図1に示すように、区域内サービスシステム1は、複数のビーコン10と、サーバ20と、利用者3の携帯端末30と、区域2の管理者側のクライアントコンピュータ4と、区域2の各店舗2cのクライアントコンピュータ5とによって構築される。サーバ20と携帯端末30とは、通信ネットワーク6を介して通信可能である。また、サーバ20とクライアントコンピュータ4,5とは、通信ネットワーク6を介して通信可能である。通信ネットワーク6は、携帯基地局やインターネット回線を含む。
図2に示すように、区域2内には複数のビーコン10が分散して配置されている。ビーコン10は、発信回路11を内蔵した小型発信モジュールであり、駆動源は電池12である。発信回路11から例えばブルートゥース(Bluetooth(登録商標))規格に基づく2.4GHz帯の電波13が発信される。この電波13は、極めて微弱であり、その有効到達距離は、WiFi電波と比べて極めて短く、数m〜数十m程度であり、好ましくは数m(2m、3m)〜十m程度である。ここで、有効到達距離とは、携帯端末30が電波13を受信して処理可能な、ビーコン10と携帯端末30との間の最大距離である。電波13の発信周期は、例えば0.02秒〜10秒程度である。
電波13は、ビーコン10の固有識別情報(ビーコンID)を表す。固有識別情報は、ビーコン10毎に異なる。
図2に示すように、ビーコン10の配置場所は、区域2における出入口2a、通路2b、各店舗2c、トイレ2d等の各所である。ビーコン10は、これらの場所の天井、壁、床等に設置できる。店舗2c内の商品陳列棚2gごとにビーコン10を配置してもよい。ビーコン10の配置間隔は、区域2の構造(天井の高さ、通路2bの幅など)やビーコン電波13の有効到達距離等に応じて適宜設定される。
図3に示すように、サーバ20は、CPU21、通信インターフェースなどの外部通信部22、メモリ23などを含む。メモリ23には、区域内経路案内などのサービスを携帯端末30等と協働して実行するためのプログラム29が格納されている。さらに、メモリ23には、ビーコン情報24、経路網情報25、属性情報26、行動履歴情報27、ビーコン電池残量情報28などのデータが格納されている。
図4に例示するように、ビーコン情報24は、固有識別情報24a、ビーコン位置情報24bなどを含む。すなわち、ビーコン情報24は、各ビーコン10の固有識別情報(ID)と配置場所との関係を表したものである。図2に示すように、区域2の地図上に仮想的に座標軸(x,y)を設定することによって、各ビーコン10の位置を座標データとして表記できる。図2及び図4においては、座標軸は2次元であるが、区域2の構造等によっては座標軸を3次元等にしてもよい。
メモリ23は、「ビーコン情報格納部」として機能する。
図3に示すように、ビーコン情報24は、さらに付帯情報24cを含んでいてもよい。付帯情報24cとして、対応するビーコン10の役割情報などが挙げられる。たとえば、各ビーコン10に経路案内用途、クーポンやイベントなどのトピック情報配信用途、リマインダーなどのメッセージ配信用途などの役割を振り当てることができる。
図3に示すように、経路網情報25は、区域2内におけるナビゲーション(経路探索)のためのネットワークデータであり、ノード情報25a、リンク情報25b、リンクコスト情報25cなどを含む。区域2の各所にそれぞれノードを設定し、これらノードの座標をノード情報25aとする。ノードの設定場所は、ビーコン10の配置位置と一致している必要はない。好ましくは区域2の階段又は段差などのバリア2e、非常口2f等(図2参照)にもノードを設定する。ノードとノードを移動路に相当するリンクで結ぶ。リンク情報25bは、各リンクに付したコードである。リンクコスト情報25cは、リンクごとの距離や移動に要する時間のデータである。
メモリ23は、「経路網情報格納部」として機能する。
属性情報26は、区域2の店舗2c,2c…等の各場所の属性に関する情報であり、店名などの名称情報26a、対応ビーコン情報26b、取扱情報26c、営業日・営業時間情報26d、トピック情報26eなどを含む。対応ビーコン情報26bは、その場所に配置してあるビーコン10を特定する情報であり、上記ビーコン情報24の固有識別情報24aと結び付いている。ビーコン10の固有識別情報が特定されればそのビーコン10の位置が特定されるから、対応ビーコン情報26bから区域2内の各場所の位置が特定される。対応ビーコン情報26bは、属性情報26における区域2内の各場所の位置情報に相当する。
取扱情報26cは、店舗2cが取り扱っている商品やサービス等の情報である。
トピック情報26eとしては、クーポンやイベント(催事)に関する情報が挙げられる。
取扱情報26c、営業日・営業時間情報26d、トピック情報26e等は、各店舗2cの担当者がクライアントコンピュータ5のWEBブラウザでサーバ20にアクセスして記入したり更新したりできるようにしてもよい。また、属性情報26は、店舗2c単位に限られず、各店舗2cのたとえば商品陳列棚2g単位に設定してもよい。
メモリ23は、「属性情報格納部」として機能する。
行動履歴情報27は、携帯端末30によるビーコン10の固有識別情報の経時的な受信記録から作成される情報であり、利用者識別情報27a、時間情報27b、居場所情報27cなどを含む。利用者識別情報27aは携帯端末30の識別情報と対応する。時間情報27b及び居場所情報27cは、利用者3が、いつ何処に居たかを示す。居場所情報27cは、直接的な位置情報(座標データ)に限られず、居場所を間接的に表す情報であってもよい。行動履歴情報27は、携帯端末30による固有識別情報の経時的な受信記録そのものであってもよく、居場所情報27cは、携帯端末30が受信した固有識別情報そのものであってもよく、時間情報27bは、上記固有識別情報の受信時刻であってもよい。携帯端末30が受信した固有識別情報を後加工することによって、受信時刻における利用者3の居場所を算出できる。
ビーコン電池残量情報28は、各ビーコン10の電池12の残量を管理するための情報であり、ビーコン識別情報28a、電池残量情報28bなどを含む。ビーコン識別情報28aは、上記ビーコン情報24の固有識別情報24aと結び付いている。
図3に示すように、携帯端末30は、例えばスマートフォンであり、CPU31、タッチパネルディスプレイ32、通信ネットワーク6との接続機能を有する外部通信部33、ブルートゥース通信機能34、メモリ35などを含む。ブルートゥース通信機能34(受信部)によって、ビーコン10からの電波13を受信して固有識別情報24a及び電波強度を取得したり、ビーコン10に電池残量送信指令を出してビーコン10から電池残量情報を受信したりできる。
携帯端末30のメモリ35には、区域内経路案内などのサービスを実行するためのプログラムであるアプリケーションソフトウェア50(以下「アプリ50」と称す)がインストールされている。アプリ50は、経路案内(ナビゲーション)機能51、宣伝販促(プロモーション)機能52、ビーコン電池残量採取機能53などを含む。
経路案内機能51は、現在地情報取得機能51a、目的受付機能51b、目的地照会機能51c、経路探索機能51d、経路提示機能51e、非常時対応機能51g、指定場所記憶機能51jなどを含む。現在地情報取得機能51a(現在地情報取得部)は、受信した固有識別情報(ビーコンID)に対応するビーコン位置情報24bをサーバ20に照会するとともに、サーバ20からの照会結果から自端末30の現在地情報(現在地の位置情報)を演算(取得)する機能である。
目的受付機能51b(入力部)は、区域2における利用者3の目的情報を受け付ける機能である。つまりは、利用者3が区域2でしたいこと(買いたい物、食べたい物、行きたい店舗2c(場所)の名前など)を入力できる機能である。目的情報は、サーバ20の名称情報26aや取扱情報26cなどと対応する。例えば、アプリ50のメニューページには、「経路案内モード選択」のボタンが設けられており、このボタンをタッチすると、目的情報入力画面が表示され、目的情報を入力できる。目的情報は、携帯端末30の文字入力機能や音声認識機能を使って入力してもよく、ディスプレイ32に目的情報の絞り込みボタンを表示して、例えばネクタイを買いたい場合、「買い物」⇒「衣料品」⇒「紳士服」⇒「ネクタイ」の順に目的情報を段階的に絞り込むようにしてもよい。
目的地照会機能51c(目的地情報取得部)は、区域2内における上記目的情報に対応する店舗2c等の目的地の位置をサーバ20に照会することで、目的地情報(目的地の位置情報)を取得する機能である。
経路探索機能51d(探索部)は、現在地情報取得機能51aによって取得した現在地から、目的地照会機能51cによって取得した目的地までの推奨経路を探索する機能である。推奨経路としては、例えば最短経路、幹線路優先経路、特定場所経由経路、特定場所回避経路、バリアフリー経路、避難経路等が挙げられる。好ましくは、アプリ50の経路探索ページには、利用者3が最短経路、幹線路優先経路、バリアフリー経路、避難経路等を選択できる選択ボタンが設けられている。特定場所経由経路及び特定場所回避経路は、区域2の管理者の設定によって自動的に選択されることが好ましい。
経路提示機能51e(提示部)は、推奨経路をディスプレイ32に表示したり音声で報知したりする機能である。アプリ50には、経路表示のための地図データ51fが設けられている。地図データ51fは、区域2の見取り図などの画像データである。
非常時対応機能51gは、たとえば地震等の災害でサーバ20と携帯端末30とが通信不能になったときでも避難経路等の推奨経路を提示可能とする機能である。アプリ50には、この非常時対応機能51g等のために、ビーコン情報51h、経路網情報51iなどのデータが設けられている。ビーコン情報51hは、サーバ20のビーコン情報24と同じであってもよく、ビーコン情報24のうち経路案内ないしは非常時の避難の観点からは必ずしも必要でない一部のデータを省いたデータであってもよい。例えば、トピック情報26eの配信用のビーコン10や、商品陳列棚2gのビーコン10などに関するビーコン情報24は、適宜省いてもよい。省くことによってビーコン情報51hのデータ容量を小さくできる。
経路網情報51iは、サーバ20の経路網情報25と同じであってもよく、経路網情報25のうち経路案内ないしは非常時の避難の観点からは必ずしも必要でない一部のデータを省いたデータであってもよい。例えば、商品陳列棚2g付近のノード情報などは、適宜省いてもよい。省くことによって経路網情報51iのデータ容量を小さくできる。なお、経路網情報51iにおいて、区域2の非常口2fや出入口2a等の避難口に対応するノード情報は、避難経路の目的地として必須である。
ビーコン情報51h及び経路網情報51iなどは、アプリ50の起動時にサーバ20からダウンロードされる。また、ビーコン情報51h及び経路網情報51iなどは、非常時(サーバ20と通信不能時)だけに限られず、通常時の処理においても使用することができる。そのために、ビーコン情報51hは、ビーコン10の固有識別情報及び位置情報だけでなく、付帯情報(ビーコン10の役割情報等)をも含んでいることが好ましい。
指定場所記憶機能51jは、利用者3が任意に指定した区域2内のある場所(指定場所)の位置情報を携帯端末30が記憶する機能である。たとば、アプリ50のメニューページには「指定場所記憶ボタン」が設けられている。このボタンを利用者3がタッチすると、利用者3の現在地の位置情報が指定場所の位置情報としてメモリ35に記憶される。メモリ35は、「指定場所記憶部」として機能する。指定場所としては、例えば、区域2の駐車場内において利用者3が駐車した所定の駐車区画などが挙げられる。駐車場には複数のビーコン10,10…を分散配置しておくことが好ましい。
宣伝販促機能52は、たとえばトピック情報配信機能52aやリマインダー機能52bなどを含む。トピック情報配信機能52aは、利用者3の近くの店舗2cのトピック情報(クーポン、イベント等)をサーバ20から取得して、それをディスプレイ表示や音声(アラート)などで利用者3に報知する機能である。
携帯端末30のメモリ35には、リマインダー機能52bのための買い物リスト52cが設けられている。リマインダー機能52bは、利用者3が購入しようと思っている商品を買い物リスト52cに記録しておくことで、利用者3が居る店舗2c又は利用者3の近くの店舗2c等で取り扱っている商品が買い物リスト52cに載っている商品であるときは、その旨をディスプレイ表示や音声(アラート)などで利用者3に報知する機能である。
ビーコン電池残量採取機能53は、各ビーコン10から電池残量を採取し、その残量情報をサーバ20へ送信する機能である。
区域内経路案内システム1による経路案内方法(サーバ20及び携帯端末30のプログラム29,50の処理内容)を説明する。
<ビーコン電波受信処理>
区域2内の各ビーコン10は、ビーコン電波13を例えば0.02秒〜10秒周期で継続的に発信している。図5のフローチャートに示すように、利用者3の携帯端末30は、ブルートゥース通信部34によって、これら区域2内のビーコン10のうち有効到達距離内の1つ又は複数(一部)のビーコン10からビーコン電波13を受信する(ステップ101)。有効到達距離が短いため、利用者3は、これら一部のビーコン10の十分近く(例えば数m以内)に居ることになる。携帯端末30は、受信したビーコン電波13から固有識別情報を復号するとともに(ステップ102)、そのビーコン電波13の電波強度を求める(ステップ103)。電波強度は、ビーコン10と携帯端末30との間の距離と相関する。電波強度が高いほど距離が短い。携帯端末30は、以上のステップ101〜103からなるビーコン電波受信処理(ステップ100)を、ビーコン電波13を受信する度に実行する。
<アプリ起動>
図6のフローチャートにて示すように、利用者3が、携帯端末30のアプリ50を起動すると(ステップ111)、サーバ20のビーコン情報24及び経路網情報25などが適宜加工されて携帯端末30にダウンロードされ(ステップ112)、アプリ50のビーコン情報51h及び経路網情報51iとして記憶される。したがって、サーバ20のビーコン情報24及び経路網情報25などが更新されていた場合には、アプリ50のビーコン情報51h及び経路網情報51iなどについても更新後の内容にアップデートできる。
なお、利用者3が出入口2aから区域2に入ると、携帯端末30が出入口2aのビーコン10からの電波13を検知することにより、アプリ50が自動的に起動したりアクティブになったりするようにしてもよい。
<区域内経路案内(ナビゲーション)>
アプリ50の起動後、利用者3が経路案内モードを選択したものとする(ステップ113)。すると、携帯端末30は、現在地情報取得処理を行う。
<現在地情報取得処理;照会工程>
図7のフローチャートにて示すように、まず、携帯端末30は、上記ビーコン電波受信処理(ステップ100)で取得した固有識別情報をサーバ20へ送信して、サーバ20に対して固有識別情報の照会を行なう(ステップ121)。
<検索工程>
サーバ20は、上記固有識別情報を受信して、照会を受け付ける(ステップ122)。続いて、サーバ20は、照会を受けた固有識別情報に対応するビーコン位置情報24b(座標データ)をビーコン情報24から検索して読み取る(ステップ123)。要するに、電波13の発信元のビーコン10の配置場所を求める。そして、読み取ったビーコン位置情報24bを携帯端末30へ送信する(ステップ124)。
<現在地情報取得工程>
このビーコン位置情報を携帯端末30が受信する(ステップ125)。以上のステップ100,121〜125を上記一部(有効到達距離内)のビーコン10,10…の全てについて行なう(ステップ126)。次いで、携帯端末30は、これらビーコン10,10…のビーコン位置情報及び電波強度から、自端末30の現在地情報(現在地の座標データ)を算出(取得)する(ステップ127)。
<目的情報受付工程>
また、利用者3がアプリ50のメニューページの「経路案内モード選択」のボタンをタッチすると、目的情報入力画面が表示される。この画面上で目的情報を入力できる。これにより、図8のフローチャートに示すように、携帯端末30が利用者3の目的情報を受け付ける(ステップ131)。目的情報は、区域2における行きたい場所(店舗等)の名前(店舗名)、アドレス、買いたい物、食べたい物等を含む。
<目的地情報取得工程>
携帯端末30は、受け付けた目的情報をサーバ20へ送信し目的地照会をする(ステップ132)。
この目的情報をサーバ20が受信し、照会を受け付ける(ステップ133)。サーバ20は、受信した目的情報に対応する位置情報を属性情報26から検索する(ステップ134)。たとえば、利用者3が買いたい物として「ネクタイ」を入力することで、「ネクタイを買う」という目的情報がサーバ20に送られた場合、サーバ20は、属性情報26の取扱情報26cから「ネクタイ」を取り扱っている店舗2cを検索し、その店舗欄の対応ビーコン情報26bから特定される位置情報24b(座標データ)を読み取る。
さらに、サーバ20は、読み取った位置情報24bを携帯端末30へ送信する(ステップ135)。
携帯端末30は、この位置情報を受信し、目的地として設定する。すなわち、携帯端末30が目的地情報を取得する(ステップ136)。
<経路探索工程>
さらに、携帯端末30は経路探索工程を実行する(ステップ137)。経路探索工程では、サーバ20から経路網情報25を受け取り、上記現在地から目的地までの推奨経路の探索を行なう。経路探索には、例えばダイクストラ法などを基本とする種々の公知の経路探索アルゴリズムを用いることができる。
推奨経路として、通常は最短経路又は幹線路優先経路が選択される。
<最短経路>
最短経路は、現在地から目的地までの距離又は所要時間が最も短い経路である。最短経路が選択された場合、サーバ20は経路網情報25のリンクコストを加工せずに携帯端末30に送る。携帯端末30は、この経路網情報25を用いて、現在地から目的地までのリンクコストの合計が最小となる経路を探索する。
<幹線路優先経路>
幹線路優先経路は、区域2内のメイン通路や比較的幅広の通路などの幹線路を優先的に経由する経路である。幹線路優先経路が選択された場合、サーバ20は、例えば経路網情報25における幹線路のリンクコストを小さい値に補正したうえで、補正後の経路網情報25を携帯端末30に送信する。携帯端末30は、上記補正された経路網情報25を用いて、現在地から目的地までのリンクコストの合計が最小となる経路を探索する。
或いは、サーバ20のリンクコスト情報25cの初期値が幹線路優先の値になっており、補正無しの経路網情報25を用いて経路探索するようにしてもよい。
<特定場所経由経路>
特定場所経由経路は、例えば区域2内の特定の店舗やブースでイベントや特売り等をしている場合、その特定場所を経由するように誘導する経路である。特定場所は、区域2の管理者が、曜日や時間帯などに応じて、適宜設定したり変更したり解除したりできることが好ましい。例えば、区域2の管理者向けのWEBページに「経由希望場所」および「経由希望時間」などの入力欄を設けておく。管理者がクライアントコンピュータ4で上記入力欄に入力することで、「経由希望場所」および「経由希望時間」などのデータがサーバ20に登録される。そして、経路探索する際、上記登録情報がサーバ20から携帯端末30に送られる。これに基づいて、携帯端末30が、現在地、特定場所、目的地を順に結ぶ経路を探索する。
<特定場所回避経路>
特定場所回避経路は、例えば区域2内の特定の店舗やブースが閉店、改装等をしている場合、その特定場所を通らないように誘導する経路である。特定場所は、区域2の管理者がクライアントコンピュータ4によってサーバ20にアクセスして適宜設定したり変更したり解除したりできることが好ましい。例えば、上記管理者向けのWEBページに「回避希望場所」および「回避希望時間」などの入力欄を設けておく。管理者がクライアントコンピュータ4で上記入力欄に入力することで、「回避希望場所」および「回避希望時間」などのデータがサーバ20に登録される。そして、経路探索に際し、サーバ20は、上記回避希望時間などの条件が満たされるときは、経路網情報25における上記回避希望場所に対応するノードを削除する補正をしたうえで、その補正後の経路網情報25を携帯端末30に送る。携帯端末30は、この補正された経路網情報25を用いて、現在地から目的地までのリンクコストの合計が最小となる経路を探索する。上記回避希望場所に対応するノードが削除されているために、上記回避希望場所を通らない経路を探索することができる。
<バリアフリー経路>
バリアフリー経路は、区域2の階段や段差などのバリア2eを回避する経路である。サーバ20は、経路網情報25におけるバリア2eに対応するノードを削除する補正をしたうえで、その補正後の経路網情報25を携帯端末30に送る。または、バリア2eに対応するノードを削除したバリアフリー経路専用の経路網情報25をメモリ23に別途格納しておいてもよい。
例えば、アプリ50のメニューページで「バリアフリー経路」を選択すると、その情報がサーバ20に送信される。これを受けたサーバ20は、上記バリアフリー用に補正した、又はバリアフリー専用の経路網情報25を携帯端末30に送る。携帯端末30は、受信した経路網情報25を用いて、現在地から目的地までのリンクコストの合計が最小となる経路を探索する。階段や段差などのバリア2eに対応するノードが削除されているために、階段や段差などのバリア2eを通らない経路を探索することができる。
<避難経路>
避難経路は、非常時に避難するための経路である。例えば携帯端末30で「避難経路」を選択すると、携帯端末30が、適切な非常口2f又は出入口2aからなる避難口を目的地として設定する。続いて、携帯端末30は、サーバ20からの経路網情報25を用いて、例えば現在地から上記避難口までのリンクコストの合計が最小となる経路を探索する。
<通信不能時における避難経路探索>
大規模災害等の非常時においては、通信ネットワーク6が不通になったり、停電などでサーバ20の電源が落ちたりして、携帯端末30がサーバ20と通信不能になることが想定される。一方、ビーコン10は電池12で駆動するため、電池切れでない限り停電になってもビーコン電波13を発信可能である。図9のフローチャートに示すように、携帯端末30は、このビーコン電波13を受信し、発信元のビーコン10の固有識別情報及び電波強度を得る(ステップ100)。さらに携帯端末30は、サーバ20と通信不能のときは、自端末30のメモリ35のビーコン情報51hを検索することによって(ステップ141)、受信した固有識別情報に対応するビーコン位置情報を取得する。以上のステップ100,141を有効到達距離内のすべてのビーコン10,10…について実行し(ステップ142)、これらビーコン10の位置情報及び電波強度に基づいて現在地情報を取得する(ステップ143)。
続いて、適切な避難口2f,2aを目的地として設定したうえで(ステップ144)、自端末30のメモリ35の経路網情報51iを用いて、現在地から避難口までのリンクコストの合計が最小となる経路を探索する(ステップ145)。したがって、サーバ20と通信不能であっても避難経路を探索できる。
<経路提示工程>
図8に示すように、携帯端末30は、上記のようにして経路探索した後、探索した推奨経路を利用者3に提示する(ステップ138)。
経路提示方法としては、例えば地図モード、AR(Augmented Reality)モードなどが挙げられる。経路提示工程では、ディスプレイ32に「地図モード」や「ARモード」などの経路提示方法の選択ボタンが表示される。
<地図モード>
利用者3が「地図モード」を選択すると、携帯端末30は、メモリ35の地図データ51fを読み込むことで、ディスプレイ32に区域2の地図を表示するとともに、その地図の上に推奨経路に沿った現在地から目的地までの誘導線を表示する。
<ARモード>
利用者3が「ARモード」を選択すると、携帯端末30は、内蔵のカメラ機能を起動させ、ディスプレイ32に現在地周辺のライブ映像を表示する。また、携帯端末30は、内蔵の方位検知機能によって自端末30の向きを検知するとともに、この自端末30の向きを基準にした、現在地から推奨経路に沿う進行方向を求める。この進行方向を矢印等の図形にして、ディスプレイ32のライブ映像に重ねて表示する。これによって、地図を読むのが苦手な利用者であっても目的地まで容易に行くことができる。
ディスプレイ32の画面を分割して地図表示とライブ映像表示とを同時に表示してもよい。
<指定場所記憶機能利用経路探索>
図10は、アプリ50の指定場所記憶機能51jを利用した経路探索方法を示したものである。
利用者3がアプリ50のメニューページの「指定場所記憶ボタン」をタッチすると、携帯端末30が指定場所の記憶指令を受け付ける(ステップ151)。すると、携帯端末30は、有効到達距離内のビーコン10から受信したビーコン電波13に基づいて現在地情報を取得するとともに(現在地情報取得工程、ステップ152)、その現在地情報を「指定場所の位置情報」として記憶する(ステップ153)。つまり、利用者3が「指定場所記憶ボタン」を操作した場所、ひいては携帯端末30が上記記憶指令を受け付けた場所が「指定場所」として設定される。
利用者3が「上記指定場所へ帰る」との目的情報を携帯端末30に入力すると、携帯端末30が、目的情報として上記指定場所までの経路案内指令を受け付ける(目的受付工程、ステップ154)。続いて、携帯端末30は、上記指定場所の位置情報を読み込み、これを目的地情報として設定する(目的地情報取得工程、ステップ155)。そして、現在地から上記指定場所(目的地)までの推奨経路を探索し(探索工程、ステップ156)、探索した推奨経路をディスプレイ表示等で提示する(提示工程、ステップ157)。
この指定場所記憶機能51jは、広い駐車場を有する区域2において駐車位置まで経路案内するのに好適である。例えば、利用者3は、区域2の駐車場内の或る駐車区画に駐車した時、その駐車区画において「指定場所記憶ボタン」をタッチする。これによって、その駐車区画の位置情報が指定場所の位置情報として携帯端末30に記憶される。利用者3は、区域2内における駐車区域以外の場所から駐車区域に帰る時、「上記指定場所へ帰る」との目的情報を携帯端末30に入力すればよい。すると、携帯端末30が駐車区画までの経路を探索して提示する。これによって、利用者3は、駐車位置までスムーズに帰ることができる。
以上説明したように、区域内経路案内システム1によれば、ビーコン10を使うことによって屋内であっても携帯端末30ひいては利用者3の現在地情報を確実に取得して、リアルタイムに経路案内を行なうことができる。ビーコン電波13は、WiFi電波と比べて有効到達距離が極めて短いから、現在地情報を精度良く取得でき、正確な経路案内を行なうことができる。
さらに、ビーコン10は安価であるから、区域2に多数配置しても設備コストの増大を抑制できる。また、多数のビーコン10を区域2の各所に配置することによって、経路探索の精度を高めることができる。
<トピック情報配信>
さらに、上述したように、システム1には、宣伝・販売促進(プロモーション)の機能が付加されている。その1つとしてトピック情報配信機能が挙げられる。トピック情報配信機能は次のように動作する。
図11のフローチャートに示すように、携帯端末30は、ビーコン電波受信処理(ステップ100)によって固有識別情報を取得する度に、ビーコン情報51hを参照することによって、発信元のビーコン10の役割情報を読み取る(ステップ201)。その役割情報が「トピック情報用ビーコン」であるときは、そのビーコン20の固有識別情報をサーバ20に送信することによって、トピック情報の内容を照会する(ステップ202)。
照会(ステップ203)を受けたサーバ20は、その固有識別情報に対応するトピック情報(イベント情報、クーポン情報など)を属性情報26のトピック情報26eの欄から読み取る(ステップ204)。固有識別情報とトピック情報26eとの対応関係は、属性情報26の対応ビーコン情報26bによって判別できる。トピック情報26eが有った場合には、そのトピック情報26eを携帯端末30へ送信する(ステップ205)。
携帯端末30は、サーバ20からトピック情報を受信すると(ステップ206)、そのトピック情報26eの内容をディスプレイ32への表示や音声で報知する(ステップ207)。これによって、例えば、利用者3がある店舗の近くに来たり店舗内に入ったりしたとき、その店舗のイベント情報を利用者3に報知したり、クーポンを発券したりすることができる。サーバ20に照会することによって最新のトピック情報を配信することができる。
なお、トピック情報は、利用者3がそのトピック情報に係る店舗2cの近く又は内部に居るときに配信されるのに限られず、出入口2aのビーコン10に「トピック情報用」の役割を付し、利用者3が出入口2aから区域2内に入ったと判断されたときに、区域2全体のイベントや、ある店舗2cのトピック情報が配信されるようにしてもよい。
<リマインダー>
また、図12に示すように、システム1には、もう1つの宣伝・販売促進機能としてリマインダー機能が設けられている。リマインダー機能は次のように動作する。
携帯端末30は、ビーコン電波受信処理(ステップ100)によって固有識別情報を取得する度に、ビーコン情報51hを参照することによって、発信元のビーコン10の役割情報を読み取る(ステップ211)。その役割情報が「メッセージ用ビーコン」であるときは、そのビーコン10の固有識別情報をサーバ20に送信することによって、発信元ビーコン10に対応する取扱情報を照会する(ステップ212)。
照会を受けたサーバ20は(ステップ213)、固有識別情報に対応する取扱情報26cを読み取り(ステップ214)、その取扱情報26cを携帯端末30へ送信する(ステップ215)。
携帯端末30は、サーバ20から取扱情報26cを受信すると(ステップ216)、その取扱情報26c中の取扱商品が買い物リスト52cに挙げられた商品か否かを照合する(ステップ217)。買い物リスト52cに挙げられているときは、買い物リスト52cにある商品を取り扱っている店舗2cが近くにある旨のメッセージなどをディスプレイ表示や音声で報知する(ステップ218)。
これによって、購買ニーズのある利用者3に的確な購買情報を提供でき、販売促進を図ることができる。利用者3にとっては買い物忘れを防止することができる。
ビーコン10は安価であるから、区域2に多数配置でき、これによって、きめ細かい宣伝販促サービスを行なうことができる。
携帯端末30が、サーバ20に対して、ビーコン10の役割情報24cに応じて、現在地照会、トピック情報照会、リマインダ照会等の所要の照会を行なうことで、不要な通信を省くことができ、通信の負荷を軽減できる。また、システム1とは無関係なビーコンからのビーコン電波による動作を回避できる。
<行動履歴取得>
図13に示すように、携帯端末30から何らかの情報(ビーコン10の固有識別情報、自端末30の識別情報等)がサーバ20に送信され、その情報をサーバ20が受信するたびに、サーバ20はその受信情報を受信時の時間情報27bと共に行動履歴情報27として蓄積する。つまり、サーバ20は、携帯端末30による固有識別情報の経時的な受信記録から行動履歴情報27を作成する。行動履歴情報27中の固有識別情報は、利用者3の居場所を示す居場所情報27cとなる。
この行動履歴情報27によって、例えば、区域2における曜日、時間帯ごとの利用者の多寡、各店舗2cでの滞在時間、回遊動線、再来店(リピート)率、商品接触率等の行動傾向を分析でき、マーケティングに資することができる。
<ビーコン10の電池残量管理>
図14に示すように、システム1には、各ビーコン10の電池残量管理機能が設けられている。電池残量管理機能は次のように動作する。
携帯端末30は、ある指令タイミングで有効到達距離内のビーコン10に電池残量通知指令を出す(ステップ302)。指令タイミングとしては、たとえば、1回のアプリ50の起動中、あるビーコン10から最初に電波13を受信した時が挙げられる(ステップ301)。または、所定時間(例えば30分)置きに指令を出すようにしてもよい。サーバ20が指令タイミングを制御するようにしてもよい。
この指令を受けたビーコン10は(ステップ303)、当該ビーコン10の電池残量情報を携帯端末30に送る(ステップ304)。
携帯端末30は、電池残量情報を受け取った後(ステップ305)、その電池残量情報をサーバ20へ送る(ステップ306)。
これを受け取ったサーバ20は(ステップ307)、該当する電池残量情報28bを上書きする。この電池残量が所定の閾値を下回ったときは、サーバ20から例えば区域2の管理者側のクライアントコンピュータ4にアラームを送信する。
これによって、電池12の残量管理を行なうことができる。利用者3の携帯端末30を利用して電池残量情報を採取できるから、管理者が区域2に出向いて電池残量を点検する手間を省くことができる。ビーコン10が多数設けられていても確実に管理でき、電池12が切れているために利用者3の現在位置を正確に判定できない等の不具合が起きるのを防止でき、システム1の信頼性を確保できる。
本発明は、上記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、区域内サービスシステム1が複数の区域2(複数のショッピングセンター)を対象としていてもよい。その場合、区域2ごとの地図データ51fなどの情報を携帯端末30やサーバ20に格納しておく。
サーバ20及び携帯端末30の情報処理や通信のタイミング及びロジック、役割分担等は適宜改変してもよい。サーバ20及び携帯端末30が、図3等に例示したもの以外のデータ構造や各種機能を有していてもよい。
サーバ20が、現在位置の算出、目的地情報の取得、推奨経路の探索などを行ない、その結果を携帯端末30が受信(取得)することにしてもよい。
実施形態における推奨経路の種別、探索手順等は一例であって、適宜改変できる。
携帯端末30又はサーバ20は、利用者3がある時間以上、所定の店舗2c(場所)に滞在しているか否かを判断する機能を有していてもよい。そして、ある時間以上滞在していると判断したときは、その滞在店舗2cに対応する関係情報(トピック情報など)を携帯端末30が報知するようにしてもよい。
区域2は、大型ショッピングセンターに限られず、デパート、アミューズメント施設等であってもよい。区域内経路案内システム1は、屋内での経路案内に限られず、屋外での経路案内にも適用できる。区域2が観光地域であってもよい。
本発明は、例えば携帯端末を用いて屋内でリアルタイムに経路案内を行なうナビゲーションシステムに適用できる。
1 区域内サービスシステム(区域内経路案内システム)
2 区域
2a〜2g 場所
3 利用者
10 ビーコン
20 サーバ
23 メモリ(ビーコン情報格納部、属性情報格納部、経路網情報格納部)
29 プログラム
30 携帯端末
34 ブルートゥース通信機能(受信部)
35 メモリ
50 アプリ(プログラム)
51a 現在地情報取得機能(現在地情報取得部)
51b 目的受付機能(入力部)
51c 目的地照会機能(目的地情報取得部)
51d 経路探索機能(探索部)
51e 経路提示機能(提示部)
51j 指定場所記憶機能(指定場所記憶部)

Claims (9)

  1. 携帯端末により区域内を経路案内するシステムであって、
    区域内に分散して配置され、互いに異なる固有識別情報を発信する複数のビーコンと、
    前記携帯端末に設けられ、前記固有識別情報を受信する受信部と、
    各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報を格納したビーコン情報格納部と、
    前記受信部からの固有識別情報と前記ビーコン情報とに基づく現在地情報を取得する現在地情報取得部と、
    前記携帯端末に設けられ、利用者の目的情報を受け付ける入力部と、
    前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報を格納した属性情報格納部と、
    前記目的情報と前記属性情報に基づいて目的地情報を取得する目的地情報取得部と、
    前記区域の経路網情報を格納した経路網情報格納部と、
    前記現在地情報と前記目的地情報と前記経路網情報とに基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索する探索部と、
    前記携帯端末に設けられ、前記推奨経路を提示する提示部と、
    を備えたことを特徴とする区域内経路案内システム。
  2. 携帯端末及びサーバにより区域内を経路案内する方法であって、
    区域内に分散して配置された複数のビーコンが、互いに異なる固有識別情報を発信する工程と、
    前記携帯端末が、前記固有識別情報を受信する工程と、
    前記携帯端末が、前記受信した固有識別情報に対応するビーコンの位置情報(以下「ビーコン位置情報」と称す)を前記サーバに照会する工程と、
    前記サーバが、各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報に基づいて、前記照会を受けたビーコン位置情報を検索する工程と、
    前記携帯端末が、前記サーバから前記検索結果を受信することによって現在地情報を取得する工程と、
    前記携帯端末が、利用者の目的情報を受け付ける工程と、
    前記サーバ又は前記携帯端末が、前記目的情報と、前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報とに基づいて、目的地情報を取得する工程と、
    前記サーバ又は前記携帯端末が、前記現在地情報と前記目的地情報と前記経路網情報とに基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索する工程と、
    前記携帯端末が、前記推奨経路を提示する工程と、
    を備えたことを特徴とする区域内経路案内方法。
  3. 前記推奨経路が、最短経路、幹線路優先経路、特定場所経由経路、特定場所回避経路、バリアフリー経路、及び避難経路の何れかであることを特徴とする請求項2に記載の区域内経路案内方法。
  4. 前記携帯端末が、前記ビーコンの電池残量情報を採取して前記サーバに送信する工程
    を更に備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の区域内経路案内方法。
  5. 前記サーバが、前記携帯端末による前記ビーコンの固有識別情報の経時的な受信記録から行動履歴情報を作成する工程を、更に備えたことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の区域内経路案内方法。
  6. 前記携帯端末が、指定場所の記憶指令を受け付ける工程と、
    前記携帯端末が、前記記憶指令を受け付けた場所において取得した前記現在地情報を前記指定場所の位置情報として記憶する工程と、
    を更に備え、前記目的情報の受付工程では、前記携帯端末が、前記目的情報として前記指定場所までの経路案内指令を受け付け、
    前記目的地情報の取得工程では、前記携帯端末が、前記指定場所の位置情報を前記目的地情報として設定することを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の区域内経路案内方法。
  7. 携帯端末により区域内を経路案内する方法であって、
    区域内に分散して配置された複数のビーコンが、互いに異なる固有識別情報を発信する工程と、
    携帯端末が、前記固有識別情報を受信する工程と、
    前記携帯端末が、前記受信した固有識別情報と、前記携帯端末に格納された各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報とに基づいて現在地情報を取得する工程と、
    前記携帯端末が、前記現在地情報と、前記携帯端末に格納された前記区域の経路網情報に基づいて、現在地から避難口までの避難経路を探索する工程と、
    前記携帯端末が、前記避難経路を提示する工程と、
    を備えたことを特徴とする区域内経路案内方法。
  8. 区域内に分散して配置された複数のビーコンの一部から固有識別情報を受信する処理と、
    前記受信した固有識別情報と、各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報とに基づく現在地情報を取得する処理と、
    利用者の目的情報を受け付ける処理と、
    前記目的情報と、前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報とに基づく目的地情報を取得する処理と、
    前記現在地情報と、前記目的地情報と、前記区域の経路網情報とに基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索する処理と、
    前記推奨経路を提示する処理と、
    を、携帯端末に実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 携帯端末が、区域における現在地情報と目的地情報と経路網情報とに基づいて現在地から目的地までの推奨経路を探索して提示する区域内経路案内システムにおける、前記携帯端末と通信されるサーバ用のプログラムであって、
    前記区域内に分散して配置された複数のビーコンの一部からの固有識別情報を、前記携帯端末から受信する処理と、
    前記受信した固有識別情報と、各ビーコンの固有識別情報及び位置情報を含むビーコン情報とに基づいて、前記一部のビーコンの位置情報(以下「ビーコン位置情報」と称す)を検索する処理と、
    前記ビーコン位置情報を前記携帯端末に送信する処理と、
    利用者の目的情報を前記携帯端末から受信する処理と、
    前記目的情報と、前記区域内の各場所の位置情報を含む属性情報とに基づいて、前記目的地情報を取得する処理と、
    前記目的地情報を前記携帯端末に送信する処理と、
    を前記サーバに実行させることを特徴とするプログラム。
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