JP2019032247A - 情報伝搬システム及び情報伝搬方法 - Google Patents

情報伝搬システム及び情報伝搬方法 Download PDF

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新次 大江
康行 兒玉
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康行 兒玉
慎吾 川喜多
Shingo Kawakita
慎吾 川喜多
恵介 柳
Keisuke Yanagi
恵介 柳
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Abstract

【課題】ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路の情報を効率よく取得できる、情報伝搬システム及び情報伝搬方法を提供する。【解決手段】情報伝搬システム100は、複数の発信装置10及び複数の送受信装置12を備える。複数の発信装置10は、互いに異なる識別情報を有し、自身の識別情報を発信する。複数の送受信装置12はそれぞれ移動体50に設けられ、各発信装置10が発信した識別情報を自身の識別情報に紐付けて、経路情報として記憶する。各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された上記経路情報を蓄積経路情報として記憶するとともに、無線通信可能になった他の送受信装置12に対して、自身が記憶している上記蓄積経路情報を送信する。更に、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された上記蓄積経路情報を記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の移動体によって各移動体の移動経路に関する情報を伝搬するための情報伝搬システム及び情報伝搬方法に関する。
従来、移動する物体(人、動物又は物等。以下、移動体という。)の位置情報を収集するために、種々のシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、移動無線機の位置を推定するためのシステムが開示されている。
特許文献1に開示されたシステムは、移動無線機、複数の基準局、複数の接続局、データ収集ネットワーク、及び位置推定装置を備えている。
特許文献1のシステムでは、移動無線機は、他の移動無線機とすれ違うと、相互に自身の機器IDを交換して記憶し、基準局の近くを通過した場合には、基準局の機器IDを記憶する。移動無線機では、上記のようにして記憶される他の移動無線機の機器ID及び基準局の機器IDが、交差履歴データとして蓄積される。そして、移動無線機は、接続局およびデータ収集ネットワークを介して、位置推定装置に交差履歴データをアップロードする。このようにしてアップロードされた交差履歴データに基づいて、位置推定装置によって移動無線機の位置が推定される。
特開2008−298689号公報
本発明者らは、移動体の移動経路を分析するための情報を収集するシステムの開発を進めている。そのようなシステムにおいて特許文献1の技術を利用する場合、接続局を介して各移動無線機から位置推定装置にアップロードされる交差履歴データに基づいて、各移動無線機の移動経路を分析することができると考えられる。
ところで、特許文献1のシステムでは、複数の接続局がデータ収集ネットワークを介して位置推定装置に接続されている必要がある。このため、特許文献1のシステムは、ネットワークが構築されていない環境での利用には適していない。具体的には、上記のような環境下では、各移動無線機から位置推定装置に交差履歴データをアップロードすることができないので、位置推定装置において各移動無線機の移動経路を分析するための情報を収集することができない。このため、このような環境下では、複数の移動無線機から個別に交差履歴データを収集しなければならない。この場合、各移動無線機の移動経路を分析するための情報を効率よく取得することができない。
本発明の目的の一例は、ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を効率よく取得できる、情報伝搬システム及び情報伝搬方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報伝搬システムは、
それぞれ所定の位置に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、かつ自身の識別情報を発信する、複数の発信装置と、
それぞれ移動体に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になり、前記発信装置が所定距離以下に位置している場合にその発信装置との間で無線通信可能になり、かつ無線通信可能になった前記発信装置が発信した前記識別情報を受信して記憶する、3つ以上の送受信装置と、
を備え、
前記送受信装置は、
記憶した各発信装置の識別情報を、自身の識別情報に紐付けて、自身の経路情報として、無線通信可能になった他の送受信装置に送信し、
無線通信可能になった各送受信装置から送信された各送受信装置の前記経路情報を、蓄積経路情報として記憶し、
無線通信可能になった他の送受信装置に対して、自身が記憶している前記蓄積経路情報を送信し、
無線通信可能になった他の送受信装置から送信された前記蓄積経路情報を記憶する、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報伝搬方法は、
それぞれ所定の位置に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、かつ自身の識別情報を発信する、複数の発信装置と、
それぞれ移動体に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になり、かつ前記発信装置が所定距離以下に位置している場合にその発信装置との間で無線通信可能になる、3つ以上の送受信装置と、
を用いて、前記移動体の移動経路に関する情報を伝搬する方法であって、
(a)前記送受信装置において、無線通信可能になった前記発信装置が発信した前記識別情報を受信して記憶する、ステップと、
(b)前記送受信装置において、前記(a)のステップで記憶した各発信装置の識別情報を、自身の識別情報に紐付けて、自身の経路情報として、無線通信可能になった他の送受信装置に送信する、ステップと、
(c)前記送受信装置において、無線通信可能になった各送受信装置から送信された各送受信装置の前記経路情報を、蓄積経路情報として記憶する、ステップと、
(d)前記送受信装置において、無線通信可能になった他の送受信装置に対して、前記(c)のステップで記憶した前記蓄積経路情報を送信する、ステップと、
(e)前記送受信装置において、無線通信可能になった他の送受信装置から送信された前記蓄積経路情報を記憶する、ステップと、
を備えることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を効率よく取得できる。
図1は、本発明の実施の形態における情報伝搬システムの概略構成を示す図である。 図2は、情報伝搬システムの具体的構成を示す図である。 図3は、発信装置、送受信装置及び情報取得装置の構成を示すブロック図である。 図4は、経路情報の一例を示す図である。 図5は、蓄積経路情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態における情報伝搬システムの動作を示すフロー図である。 図7は、本実施形態に係る情報伝搬システムの変形例を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における情報伝搬システム及び情報伝搬方法について、図1〜7を参照しながら説明する。
[システム構成]
最初に、図1を用いて、本発明の実施の形態における情報伝搬システムの概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における情報伝搬システムの概略構成を示す図である。
図1を参照して、本実施の形態における情報伝搬システム100(以下、伝搬システム100と略記する。)は、複数の発信装置10及び複数の送受信装置12を備えている。
なお、図1においては8個の発信装置10が示されているが、伝搬システム100が備える発信装置10の数は、7個以下であってもよく、9個以上であってもよい。また、図1においては、3個の受信装置12が示されているが、伝搬システム100が備える送受信装置12の数は、3個以上であればよい。また、伝搬システム100が利用される環境は特に限定されず、街中において屋外で利用されてもよく、店舗等の屋内で利用されてもよく、山間部等の僻地で利用されてもよい。
複数の発信装置10はそれぞれ、所定の位置に設けられる。複数の発信装置10は、互いに異なる識別情報を有している。各発信装置10は、自身の識別情報を発信する。本実施形態では、発信装置10は、例えば、WiFi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)等の公知の近距離無線通信の通信規格を利用して、無線通信を行なうことができる。
複数の送受信装置12はそれぞれ、移動体50に設けられる。なお、図1においては、移動体50が人である場合を示しているが、本実施形態に係る伝搬システム100は、種々の物体の移動経路に関する情報を伝搬するために利用することができる。したがって、移動体50は、動物であってもよく、物(自動車、自転車、バイク、店舗で利用されるカート、又は空港等で扱われる荷物等)であってもよい。
複数の送受信装置12は、互いに異なる識別情報を有している。複数の送受信装置12は、互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になる。また、各送受信装置12は、自身から所定距離以下の位置に発信装置10が存在する場合に、その発信装置10との間で無線通信可能になる。
また、各送受信装置12は、自身と無線通信可能な発信装置10が発信した識別情報を受信して、受信した発信装置10の識別情報を、自身の識別情報に紐付けて記憶する。そして、各送受信装置12は、自身の識別情報に紐付けた各発信装置10の識別情報を、自身の経路情報として、無線通信可能になった他の送受信装置12に送信する。
また、各送受信装置12は、無線通信可能になった各送受信装置12から送信された上記経路情報を、蓄積経路情報として記憶する。すなわち、各送受信装置12において、他の送受信装置12それぞれの経路情報が蓄積経路情報として記憶される。
更に、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12に対して、自身が記憶している上記蓄積経路情報を送信する。また、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された上記蓄積経路情報を記憶する。
以上のように、本実施形態では、各送受信装置12は、各発信装置10が発信した識別情報を自身の識別情報に紐付けて、経路情報として記憶する。したがって、伝搬システム100の利用者は、送受信装置12に記憶された経路情報を確認することによって、その送受信装置12の移動経路を分析することができる。具体的には、各送受信装置12が記憶している発信装置10の識別情報を確認することによって、各送受信装置12が、どの発信装置10の近くを通過したのかを把握することができる。
また、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された上記経路情報を蓄積経路情報として記憶するとともに、無線通信可能になった他の送受信装置12に対して、自身が記憶している上記蓄積経路情報を送信する。更に、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された上記蓄積経路情報を記憶する。このように、本実施形態では、複数の送受信装置12によって、各送受信装置12に記憶されている蓄積経路情報(複数の送受信装置12それぞれの経路情報)を伝搬するとともに、蓄積経路情報を共有することができる。これにより、伝搬システム100の利用者は、いずれかの送受信装置12に記憶されている蓄積情報を確認することによって、その送受信装置12の移動経路だけでなく、他の送受信装置12の移動経路を分析することができる。すなわち、伝搬システム100の利用者は、複数の送受信装置12それぞれから個別に情報を取得するのではなく、いずれか一つの送受信装置12から情報を取得するだけで、複数の送受信装置12の移動経路を分析することができる。
以上のように、本実施の形態では、伝搬システム100の利用者は、ネットワークが構築されていない環境下においても、移動体50(送受信装置12)の移動経路を分析するための情報(経路情報および蓄積経路情報)を、任意の送受信装置12から効率よく取得することができる。また、ネットワークを構築しなくてもよいので、移動体50(送受信装置12)の移動経路を分析するための情報を低コストで取得することができる。
続いて、本発明の実施の形態における情報伝搬システムについて更に具体的に説明する。
図2は、伝搬システム100の具体的構成を示す図である。図2を参照して、本実施形態では、伝搬システム100は、上述の複数の発信装置10および複数の送受信装置12に加えて更に、情報取得装置14を備えている。
図3は、発信装置10、送受信装置12及び情報取得装置14の構成を示すブロック図である。図3を参照して、発信装置10は、自身の識別情報を発信する発信部10aを備えている。図2及び図3を参照して、複数の発信装置10は、互いに異なる識別情報を有している。本実施形態では、例えば、発信装置10ごとに、識別情報として予め識別番号(例えば、001、002、003等の数字)が設定されている。なお、発信装置10は、所定の電波強度で一定時間毎に識別情報を発信してもよい。例えば、発信装置10が、アップル社が提供する、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を利用したiBeacon(登録商標)を、発信部10aとして備えていても良い。
なお、複数の発信装置10それぞれの設置位置は、例えば、伝搬システム100の管理者60が管理するマップデータ(2次元座標、3次元座標等のマップデータ)において予め登録されている。マップデータは、伝搬システム100の管理者60または利用者が移動体50の移動経路を分析する際に利用される。
図2を参照して、複数の移動体50にそれぞれ、送受信装置12が設けられている。複数の送受信装置12は、互いに異なる識別情報を有している。本実施形態では、例えば、送受信装置12ごとに、識別情報として予め装置名(例えば、A1、A2、A3等の符号)が設定されている。
図3を参照して、送受信装置12は、受信部12a、記憶部12b及び送信部12cを備えている。上述したように、送受信装置12は、自身から所定距離以下の位置に発信装置10が存在する場合に、その発信装置10との間で無線通信可能になる。送受信装置12の受信部12aは、各発信装置10が発信した識別情報を受信するごとに、受信した発信装置10の識別情報を自身(送受信装置12)の識別情報に紐付けて、経路情報として記憶部12bに記憶させる。
図4は、経路情報の一例を示す図である。なお、図4は、識別情報として装置名A1を有する送受信装置12の記憶部12bに記憶される経路情報を示す。図4に示すように、本実施形態では、受信部12aは、各発信装置10が発信した識別情報を、その識別情報の受信時刻および自身(送受信装置12)の識別情報と紐付けて、経路情報として記憶部12bに記憶させる。
図3を参照して、上述したように、複数の送受信装置12は、互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になる。本実施形態では、送受信装置12の送信部12cは、無線通信可能な他の送受信装置12に対して、記憶部12bに記憶されている自身の経路情報を送信する。
また、本実施形態では、受信部12aは、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された経路情報を受信して、記憶部12bに記憶させる。本実施形態では、受信部12aは、図5に示すように、他の複数の送受信装置12から経路情報を受信するごとに、受信した各送受信装置12の経路情報を、蓄積経路情報として記憶部12bに記憶させる。
また、図3を参照して、本実施形態では、送信部12cは、無線通信可能になった他の送受信装置12に対して、記憶部12bに記憶されている蓄積経路情報を送信する。更に、本実施形態では、受信部12aは、他の送受信装置12から送信された蓄積経路情報を受信し、記憶部12bに記憶させる。本実施形態では、受信部12aは、他の送受信装置12から送信された蓄積経路情報に基づいて、記憶部12bに記憶されている蓄積経路情報を更新する。これにより、記憶部12bには、各送受信装置12の最新の経路情報が記憶される。
図2を参照して、情報取得装置14は、伝搬システム100の管理者60によって保持されている。本実施形態では、送受信装置12と情報収集装置14との距離が所定距離以下である場合に、送受信装置12と情報収集装置14とが無線通信可能になる。
図3を参照して、情報取得装置14は、受信部14a及び記憶部14bを備えている。送受信装置12の送信部12cは、無線通信可能になった情報取得装置14に対して、記憶部12bに記憶されている自身の経路情報を、記憶部12bに記憶されている蓄積経路情報とともに送信する。情報取得装置14の受信部14aは、送受信装置12から送信されたその送受信装置12の経路情報及び他の送受信装置12の経路情報(すなわち、蓄積経路情報)を受信し、記憶部14bに記憶させる。
なお、詳細な説明は省略するが、送受信装置12の送信部12cは、例えば、WiFi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)等の公知の近距離無線通信の通信規格を利用して、記憶部12bに記憶された情報を他の送受信装置12及び情報取得装置14へ送信することができる。情報取得装置14としては、例えば、タブレット型端末およびスマートフォン等の携帯型の端末装置を用いることができる。
また、上述の例では、無線通信によって情報取得装置14が送受信装置12から情報を収集しているが、情報の取得方法は上述の例に限定されない。例えば、情報取得装置14として、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な記憶デバイスを用いる場合には、送受信装置12において、情報取得装置14に情報を書き込んでもよい。
本実施形態では、伝搬システム100の管理者60または利用者は、情報取得装置14によって取得された上記の経路情報および蓄積経路情報に基づいて、複数の送受信装置12(移動体50)の移動経路を分析することができる。更に、本実施形態では、各送受信装置12の経路情報において、各発信装置10の識別情報とその識別情報が送受信装置12に受信された受信時刻とが紐付けられている。これにより、伝搬システム100の利用者は、各送受信装置12(移動体50)がどの時刻にどの場所を移動していたのかを容易に把握することができる。
なお、DTN(遅延耐性ネットワーク)に関して、本発明者らは種々の研究を進めてきた。この研究において、本発明者らは、移動ノードは、その移動ノードが従属する属性(人、動物、乗り物等)ごとに、標準的移動特性(時間的、地域的、確率的に一定の経路で移動するという特性)を有していることに着目した。そして、本発明者らは、共通の属性に従属する複数の移動ノードによって情報を交換することによって、一定期間において各移動ノードに集積される情報が飽和することに着目した。上述の伝搬システムは、このような本発明者らの知見に基づいて完成したものであり、各移動ノード(上述の実施形態では移動体50)に設けられた送受信装置12に情報を集積することを特徴としている。
例えば、複数の移動体がそれぞれペットであり、各ペットが送受信装置12を保持している場合には、いずれかのペットの所在が不明になった際に、そのペットと交流(接触)のある他のペットが保持する送受信装置12の情報に基づいて、所在が不明になったペットを捜索することが可能になる。
[システム動作]
次に、本発明の実施の形態における情報伝搬システムの動作について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態における情報伝搬システムの動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図5を参酌する。また、本実施の形態では、伝搬システム100を動作させることによって、情報伝搬方法が実施される。よって、本実施の形態における情報伝搬方法の説明は、以下の伝搬システム100の動作説明に代える。
図6を参照して、伝搬システム100においては、上述したように、送受信装置12は、無線通信可能になった発信装置10が発信した識別情報を受信して記憶する(ステップA1)。ステップA1の処理は、複数の送受信装置12それぞれにおいて実行される。次に、上述したように、各送受信装置12は、ステップA1で記憶した発信装置10の識別情報を、自身の識別情報に紐付けて、自身の経路情報として、無線通信可能になった他の送受信装置に送信する(ステップA2)。
なお、本実施形態では、ステップA1において各送受信装置12は、図4に示したように、発信装置10が発信した識別情報を、その識別情報の受信時刻に紐付けて記憶する。また、本実施形態では、各送受信装置12は、ステップA1において複数の発信装置10から識別情報を受信した場合には、図4に示したように、受信した全ての発信装置10の識別情報を自身の識別情報に紐付けて、自身の経路情報とする。
図6を参照して、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された経路情報を、蓄積経路情報として記憶する(ステップA3)。なお、本実施形態では、各送受信装置12は、他の複数の送受信装置12からそれぞれ経路情報を受信した場合には、図5に示したように、受信した全ての送受信装置12の経路情報を、蓄積経路情報として記憶する。
次に、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12に対して、ステップA3で記憶した蓄積経路情報を送信する(ステップA4)。また、各送受信装置12は、無線通信可能になった他の送受信装置12から送信された蓄積経路情報を記憶する(ステップA5)。
上記のステップA1〜A5の処理を繰り返すことによって、各送受信装置12に集積される情報が飽和する。したがって、伝搬システム100の利用者は、いずれかの送受信装置12に集積された情報に基づいて、複数の送受信装置12(移動体)の移動経路を分析することができる。
なお、本実施形態では、各送受信装置12は、ステップA5の処理の後、更に蓄積経路情報を受信した場合、その時点で記憶している蓄積経路情報を更新してもよい。具体的には、ステップA5の処理の後に受信した蓄積経路情報に、ステップA3およびステップA5において記憶した蓄積経路情報には含まれていない情報が含まれている場合に、受信した蓄積経路情報に基づいて、その時点で記憶している蓄積経路情報を更新してもよい。
なお、詳細な説明は省略するが、複数の送受信装置12が複数のグループにグループ分けされていてもよい。この場合、各送受信装置12は、異なるグループに属する送受信装置12が発信した経路情報及び蓄積経路情報を記憶しなくてもよい。
[変形例]
図7は、本実施形態に係る伝搬システムの変形例を示す図である。図7に示すように、変形例に係る伝搬システム100aでは、所定のエリア70が予め設定されている。なお、図7では、移動体50は、例えばペットである。以下、移動体50を、ペット50と記載する。
図示は省略するが、各送受信装置12は、アラート通知部を備えている。アラート通知部は、送受信装置12がエリア70の外に配置された発信装置10の識別情報を受信した場合に、ペット50に対してアラートを通知する。具体的には、例えば、アラート通知部は、ペット50が嫌がる音、又はペットの帰省本能を刺激する音等を、アラートとして出力する。これにより、ペット50が、エリア70から遠く離れた場所に行ってしまうことを抑制でき、ペット50の所在が不明になることを抑制することができる。
なお、詳細な説明は省略するが、送受信装置12が特定の他のペット50が保有する送受信装置12の識別情報を受信した場合に、アラート通知部がアラートを通知してもよい。また、例えば、送受信装置12がエリア70内の発信装置10の識別情報を受信した場合に、アラート通知部がアラートを通知してもよい。
以上のように、本発明によれば、ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を効率よく取得することができる。また、ネットワークを構築しなくてもよいので、移動体の移動経路を分析するための情報を低コストで取得することができる。
10 発信装置
12 送受信装置
14 情報取得装置
50 移動体
60 管理者
100,100a 情報伝搬システム

Claims (10)

  1. それぞれ所定の位置に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、かつ自身の識別情報を発信する、複数の発信装置と、
    それぞれ移動体に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になり、前記発信装置が所定距離以下に位置している場合にその発信装置との間で無線通信可能になり、かつ無線通信可能になった前記発信装置が発信した前記識別情報を受信して記憶する、3つ以上の送受信装置と、
    を備え、
    前記送受信装置は、
    記憶した各発信装置の識別情報を、自身の識別情報に紐付けて、自身の経路情報として、無線通信可能になった他の送受信装置に送信し、
    無線通信可能になった各送受信装置から送信された各送受信装置の前記経路情報を、蓄積経路情報として記憶し、
    無線通信可能になった他の送受信装置に対して、自身が記憶している前記蓄積経路情報を送信し、
    無線通信可能になった他の送受信装置から送信された前記蓄積経路情報を記憶する、
    ことを特徴とする、情報伝搬システム。
  2. 前記送受信装置は、無線通信可能になった他の送受信装置から送信された前記蓄積経路情報に基づいて、自身が記憶している前記蓄積経路情報を更新する、
    請求項1に記載の情報伝搬システム。
  3. 前記送受信装置は、各発信装置が発信した前記識別情報を、その識別情報の受信時刻に紐付けて記憶する、
    請求項1または2に記載の情報伝搬システム。
  4. 前記3つ以上の送受信装置は、複数のグループにグループ分けされており、
    前記送受信装置は、異なるグループに属する送受信装置が発信する前記経路情報及び前記蓄積経路情報を記憶しない、
    請求項1から3のいずれかに記載の情報伝搬システム。
  5. 前記送受信装置は、前記複数の発信装置のうちの所定の発信装置の識別情報を受信した場合に、前記移動体に対してアラートを通知する、
    請求項1から4のいずれかに記載の情報伝搬システム。
  6. それぞれ所定の位置に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、かつ自身の識別情報を発信する、複数の発信装置と、
    それぞれ移動体に設けられ、互いに異なる識別情報を有し、互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になり、かつ前記発信装置が所定距離以下に位置している場合にその発信装置との間で無線通信可能になる、3つ以上の送受信装置と、
    を用いて、前記移動体の移動経路に関する情報を伝搬する方法であって、
    (a)前記送受信装置において、無線通信可能になった前記発信装置が発信した前記識別情報を受信して記憶する、ステップと、
    (b)前記送受信装置において、前記(a)のステップで記憶した各発信装置の識別情報を、自身の識別情報に紐付けて、自身の経路情報として、無線通信可能になった他の送受信装置に送信する、ステップと、
    (c)前記送受信装置において、無線通信可能になった各送受信装置から送信された各送受信装置の前記経路情報を、蓄積経路情報として記憶する、ステップと、
    (d)前記送受信装置において、無線通信可能になった他の送受信装置に対して、前記(c)のステップで記憶した前記蓄積経路情報を送信する、ステップと、
    (e)前記送受信装置において、無線通信可能になった他の送受信装置から送信された前記蓄積経路情報を記憶する、ステップと、
    を備えることを特徴とする、情報伝搬方法。
  7. (f)前記送受信装置において、無線通信可能になった他の送受信装置から送信された前記蓄積経路情報に基づいて、前記(c)及び前記(e)のステップで記憶した前記蓄積経路情報を更新する、ステップ、を更に備える、
    請求項6に記載の情報伝搬方法。
  8. 前記(a)のステップにおいて、前記送受信装置は、各発信装置が発信した前記識別情報を、その識別情報の受信時刻に紐付けて記憶する、
    請求項6または7に記載の情報伝搬方法。
  9. 前記3つ以上の送受信装置は、複数のグループにグループ分けされており、
    前記送受信装置は、異なるグループに属する送受信装置が発信する前記経路情報及び前記蓄積経路情報を記憶しない、
    請求項6から8のいずれかに記載の情報伝搬方法。
  10. (g)前記送受信装置は、前記複数の発信装置のうちの所定の発信装置の識別情報を受信した場合に、前記移動体に対してアラートを通知する、ステップ、を更に備える、
    請求項6から9のいずれかに記載の情報伝搬方法。

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野村 崇志,外3名: ""近隣ノードの移動履歴情報を用いたアドホックネットワーク上の位置推定手法"", 電子情報通信学会技術研究報告, vol. 第107巻,第517号, JPN6021016151, 27 February 2008 (2008-02-27), pages 37 - 42, ISSN: 0004672044 *

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