例示の方法とシステムを本明細書において説明する。本明細書において説明されているどの例示の実施形態もしくは特徴も、他の実施形態もしくは特徴と比較して好ましいもしくは有利であると必ずしも解釈すべきではない。本明細書において説明されている例示の実施形態は限定することを意図するのではない。開示されているシステムおよび方法のある一定の局面は、さまざまな異なった構成に配置し組み合わせることができることは容易に理解されるであろうし、それらの全ては本明細書の中で熟慮されている。
さらに、図に示されている特定の配置は限定するものと見るべきではない。他の実施形態は、付与された図に示される各要素を多かれ少なかれ含み得ると理解すべきである。加えて、前記示されている要素のあるものは組み合わされもしくは省略されてもよい。同じく、例示の実施形態は、図に示されていない要素を含む場合がある。
[1.概要]
例示の実施形態は、モバイルクライアント装置が行き来したルートをログに記録するように構成されているシステムを含む。モバイルクライアント装置に加えて、システムは、ウェイポイント・データベースにアクセス可能な地理的ロケーション・サーバ、ユーザ・プロファイル・データベースにアクセス可能なユーザ・プロファイル・サーバ、および1以上の画像記録装置を含む。
モバイルクライアント装置は、ユーザ・プロファイル・データベースに含まれる1以上のユーザ・プロファイルに関連付けられている。モバイルクライアント装置は、また、モバイルクライアント装置がいつ地理的ロケーション・データベースに含まれる1以上の地理的ロケーションに関連付けられている地理的ポジションの閾値距離内にあるかを決定するように構成されている。
一実施形態においては、モバイルクライアント装置は、特定のルートに対するルート・ロギング・ルーチンを実行する。
当該ルート・ロギング・ルーチンは、モバイルクライアント装置がモバイルクライアント装置のメモリ内に保存されているルートに対するルート・ロギング・ルーチンを開始することにより実施されてもよいし、ルートは、モバイルクライアント装置が行き来するにつれ生成されてもよい。
ルート・ロギング・ルーチンの間、システムは、モバイルクライアント装置がウェイポイント・データベースまたはウェイポイント・データベースのサブセットに含まれる任意の地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値距離内に来たかどうかをモニタしてもよい。地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値領域に入る際、モバイルクライアント装置は、ユーザ・プロファイル・データベースに含まれるモバイルクライアント装置に関連付けられているユーザ・プロファイルを更新するように作動してもよい。
例えば、モバイルクライアント装置は、各地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値距離に入るためのタイムスタンプを提供することにより、モバイルクライアント装置に関連付けられているユーザ・プロファイルを更新してもよい。それと共に、モバイルクライアント装置は、各地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値領域を去る際に、モバイルクライアント装置に関連付けられているユーザ・プロファイルを更新してもよい。
モバイルクライアント装置により提供される更新によっては、画像記録装置の1つにより記録されるウェイポイント画像を含めてもよい。画像記録装置は、例えば、各地理的ウェイポイント・ロケーションの地理的ポジションの周辺に配置されるスキャナ、またはモバイルクライアント装置に搭載されたデジタルカメラであってもよい。代わりに、画像記録装置は、各地理的ウェイポイント・ロケーションの地理的ポジション周辺に配置された会場往来カメラであってもよい。ウェイポイント画像は、様々な実施形態において、後で見直すために保持されている各地理的ロケーションにおいて受け取ったパンフレット、または記録されているデジタル画像であってもよい。
モバイルクライアント装置がルートの行き来を終了する際、ルーチンは終了してもよい。ルーチンは、モバイルクライアント装置が大きな会場(例えば、サッカースタジアム)を地理的に退出する場合、またはモバイルクライアント装置ユーザインタフェース(UI)内のボタンがルート・ロギング・ルーチンを停止するように使用された場合、一旦、モバイルクライアント装置が最終的な地理的ロケーションに到達したと結論付けてもよい。ルート・ロギング・ルーチンは、例えば、モバイルクライアント装置が実行中のモニタリングアプリケーションを閉じることにより、終了してもよい。
[2.例示の実施形態]
図1は、例示の実施形態に係るシステム100を示す。システム100は、近接ビーコン102、GPSロケーション104、ジオフェンス106、モバイルクライアント装置108、および人口モニタリング装置110を含んでもよく、特定人口の分布と同様に、近接ビーコン102またはGPSロケーション104に関連付けられているジオフェンス106へのモバイルクライアント装置108の出入りを追跡するために利用され得る。
近接ビーコン102は、連続的にブロードキャストする装置である。近接ビーコン102は、ビーコンの地理的ポジションなど、近接ビーコン102についての情報を示す識別子をブロードキャストしていてもよい。これらの識別子は、周囲のモバイルクライアント装置108により読み込まれてもよい。
実施形態によっては、近接ビーコン102として利用されてもよい例示の技術は、BLEビーコンである。周囲のモバイルクライアント装置108にインストールされた、互換性のあるアプリケーションまたはオペレーティング・システムが識別子を受信する場合、アプリケーションまたはオペレーティング・システムは、モバイルクライアント装置108のおおよその地理的ロケーションの設定、ソーシャルメディアネットワークへのチェックイン、プッシュおよび/またはポップアップ通知の表示、または、ビーコンから受信されたBLE信号のパワーの分析によるモバイルクライアント装置108のBLEビーコンからの距離の設定のような、様々なアクションを実行することができる。
様々な送信器が、様々な実施形態においてBLEビーコンとして用いられてもよい。BLEビーコンとして機能してもよい例示の送信器によっては、コンピューティング・デバイスに備え付けられたユニバーサル・シリアル・バス(USB)ドングル、ボタンバッテリを備えた小型装置、および送信モードに設定された使用可能なBLUETOOTH(登録商標)付きのモバイル装置を含む。BLUETOOTH(登録商標)はパワー集約型ではない技術のため、このようなBLEビーコンは、外部の電力源を必要とすることなく、内部電池で相当な長さ(数年)持続することができる。
GPSロケーション104は、優先された地理的ロケーションを表示する別の方法である。GPSロケーション104は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108内、またはサーバ内のGPS座標のリストとして保存されてもよい。
実施形態によっては、GPSロケーション104は、モバイルクライアント装置108が行き来するルートのためのウェイポイントであってもよい。GPSロケーション104は物理的エミッタと結びついていないため、GPSポジションを有するどこにでも位置してよい。
近接ビーコン102および/またはGPSロケーション104は、トイレ、土産店、特売、展示会、などのような、環境内の関心のある特定のエリアに対応してもよい。関心のあるエリアがすぐ近くの場合、モバイルクライアント装置108に示すように機能してもよい。
ジオフェンス106は、各近接ビーコン102またはGPSロケーション104に十分近い領域の間の境界として機能する地理的ロケーション(近接ビーコン102およびGPSロケーション104)の周囲に定義されたエリアで、モバイルクライアント装置108側の動作を構成する。実施形態によっては、ジオフェンス106は、各近接ビーコン102およびGPSロケーション104に関連する地理的ポジションに基づき、モバイルクライアント装置108内にだけ示される。しかし、他の実施形態においては、ジオフェンス106は、それらのロケーションの物的指標を有してもよい。
ジオフェンス106は、互いに重なってもよい。加えて、ジオフェンス106の1つは、図1の例示で具現化されたシステム100におけるように、完全に他のジオフェンス106に含有されてもよい。当該含有により、モバイルクライアント装置108は高解像度で現在のロケーションを特定できてもよい。例えば、大きなジオフェンスは、フードコートのような会場内の領域を示してもよく、一方で、含有されたジオフェンスは、フードコート内に位置するレストランの1つを示してもよい。
ジオフェンス106は、丸い形でもよく、それにより、地理的な領域の境界の周囲の等距離な点を示す。しかし、代わりに、ジオフェンス106は、n辺を持つ多角形でもよい。これは、多数のジオフェンス106が互いに隣接し、互いに重なってはいけないシステム100の場合でもよい。このことが起こり得る例示の実施形態は、ジオフェンス106の各々が店舗を表し、宣伝のために利用されるショッピングモールにおけるものかもしれない。各店舗が他の店舗の宣伝スペースを侵害することは許されないというルールが存在し得ると、ジオフェンス106は、モバイルクライアント装置108に宣伝する最大限の地理的スペースを取るが、他の店舗の地理的スペースは侵害しないように、正確に調整されてもよい。
実施形態によっては、ジオフェンス106は、各近接ビーコン102またはGPSロケーション104に関連付けられている地理的ロケーションで何が起こっているかを見る、および/または聞くためにモバイルクライアント装置108のユーザが取り得る最大距離を示してもよい(例えば、近接ビーコン102が博物館の1つの美術品の地理的ポジションに対応し、各ジオフェンス106はそれをなお見ることができる、ユーザが取り得る美術品からの最大距離を示す)。
ジオフェンス106は、モバイルクライアント装置108により利用されてもよいより大きな閾値領域内の閾値下領域を有し、閾値下に基づきアクティビティの異なる配置を促してもよい。例えば、1つのジオフェンス106は、ジオフェンス106内に3つの閾値下領域を有してもよく、各近接ビーコン102から15メーターに1つ、各近接ビーコン102から10メーターに1つ、および各近接ビーコン102から5メーターに1つとする。モバイルクライアント装置108が15メーター閾値下内にある場合、例えば、モバイルクライアント装置108は振動する。そして、モバイルクライアント装置108が10メーター閾値下内にある場合、モバイルクライアント装置108はプッシュ通知を生成する。最後に、モバイルクライアント装置108が5メーター閾値下内にある場合、モバイルクライアント装置108はポップアップ通知を生成する。
それと共に、モバイルクライアント装置108は、どの順序で閾値下領域が交差するかをモニタしてもよい。例えば、モバイルクライアント装置108により5メーター閾値下が交差し、続いて10メーター閾値下が交差したら、モバイルクライアント装置108は、モバイルクライアント装置108が各ジオフェンス106を出て行きつつあると決定してもよい。これにより、「お越しいただきありがとうございます!」と書かれたポップアップ通知、または今後の購入のための、各ジオフェンス106に関連付けられている店舗へ顧客の再訪の際に顧客が商品に交換可能な電子メールを介したクーポンの提供といった、追加のレスポンスがモバイルクライアント装置108により生成されるように促してもよい。
モバイルクライアント装置108は、近接ビーコン102、GPSロケーション104、およびジオフェンス106の地理的ポジションに関して、1以上の対応するユーザのロケーションをモニタするように構成された装置である。モバイルクライアント装置108は、近接ビーコン102との通信を可能にするコンポーネントを含んでもよい。モバイルクライアント装置108は、また、各モバイルクライアント装置108のGPSロケーションを入手するコンポーネントを含んでもよい。
モバイルクライアント装置108は、(図2に関連してさらに説明されるように)他のコンポーネントにネットワークを通じてデータを送信するように構成されてもよい。それと共に、モバイルクライアント装置108は、人口モニタリング装置110と通信を行うように構成されてもよい。
モバイルクライアント装置108は、ある実施形態では、アプリケーションを利用して、モバイルクライアント装置108に関連付けられているタスクのいくつかまたは全てを実行してもよい。アプリケーションは、処理装置により実行されてもよく、モバイルクライアント装置108にユーザ入力の受信、ユーザフィードバックの提供、および他のシステム100のコンポーネントに送信するメッセージの策定を可能にしてもよい。アプリケーションは、ダウンロードされ、モバイルクライアント装置108のメモリ内に保存されてもよい。代わりに、アプリケーションは、クラウド・サーバのようなリモート・サーバに保存され、例えば、Webブラウザを使用して、モバイルクライアント装置108によりリモートで実行されてもよい。
モバイルクライアント装置108は、さらに、通話、他のモバイルクライアント装置へのテキスト・メッセージの送信、電子メールの送信および/または受信、インターネット閲覧などのような、モバイルクライアント装置108の地理的ポジションのモニタリングに部分的にまたは完全に無関係な他の機能を実行するように構成されてもよい。モバイルクライアント装置108は、さらに、デジタルカメラのような内蔵画像記録装置を備えてもよい。
モバイルクライアント装置108にあり得るコンピューティング・コンポーネントのいくつかは、図4に関連してさらに説明されるため、さらなる説明は図4を参照のこと。
人口モニタリング装置110は、環境を調査し、その環境の様々な領域内にいる人々の往来人口をモニタするように構成されている。実施形態によっては、会場全体に1つの人口モニタリング装置110が割り当てられてもよい。別の実施形態では、多数の人口モニタリング装置110を割り当てて、会場内の明確な領域をモニタしてもよい。さらに他の実施形態では、多数の人口モニタリング装置110を割り当てて、会場の同一の領域内の往来人口の様々な様相をモニタしてもよい。領域は、特定のジオフェンス106、多数のジオフェンス106の間または内の道または小道、もしくは多数のジオフェンス106を含む領域であってもよい。
1つの例示の実施形態では、人口モニタリング装置110は、環境内のある空間内に何人の人がいるかをモニタする防犯カメラまたは往来カメラであってもよい。防犯カメラは、画像解析を利用して、画像内の特定の領域内に何人の人がいるかを判定できるソフトウェアを含んでもよい。ある実施形態では、人口モニタリング装置110は、モバイルクライアント装置108の1以上におけるアプリケーションにより制御され、様々な地理的ロケーションで写真を撮影するような、人口モニタリングに無関係の追加のまたは代わりのタスクを実行してもよい。例えば、モバイルクライアント装置108の1つにおけるアプリケーションは、人口モニタリング装置110の1つを制御して、特定の地理的ロケーションでモバイルクライアント装置108の対応するユーザの画像を記録してもよい。当該写真は、後でユーザが購入しても、会場で提供されてもよい。
代わりに、例えば、テーマパークにおいてなど、人口モニタリング装置110は自動改札機の形式を取ってもよい。自動改札機を使用して、人口モニタリング装置110は、会場内の何人の人がある領域に出入りしたかを確証し得る。加えて、自動改札機は、顧客が出入りする比率を決定し、それにより往来流量を確証するために利用されてもよい。同じく、実施形態によっては、人口モニタリング装置110は、ショールーム内の入場者数の測定または任意の地理的ポジションを通過する顧客の追跡をするように設計された計数装置でもよい。
なおさらなる実施形態では、人口モニタリング装置110は、会場内のモバイルクライアント装置108の地理的ロケーションをモニタできるセルラータワーまたは受信機であってもよい。モバイルクライアント装置108の地理的ロケーションをモニタすることにより、人口モニタリング装置110は、最も人口密度が高い、会場の部分を確証してもよい。それと共に、人口モニタリング装置110は、会場の様々な領域内で人口密度が徐々にどのように変化するかをモニタし、それにより、会場内の様々な領域における往来比率/密度を決定してもよい。
人口密度および往来比率に加えて、人口モニタリング装置110は、また、任意の人口内の人口動態(すなわち、各顧客の年齢、性別、身長、体重、髪の色、眼の色、国籍、民族性、服装、など)を特定してもよい。これらの人口動態は、例えば、会場の魅力の改善や、他の顧客にどこに同様のまたは異なるグループの顧客が集まっているかを示すために利用できるように、他の装置に伝えられてもよい。
図2に見られるように、人口モニタリング装置110は、ネットワークを通じて数々のサーバ/データベースに接続されてもよい。これにより、人口モニタリング装置110は自身が取得する往来/人口情報を他の装置に、これらの装置による普及/利用のために、中継して伝えることができる。
図2は、例示の実施形態に係るシステムを示す。図2のシステムにより、ユーザは図1で説明されたシステムにより収集された情報を利用することができる。図2のシステムは、様々な実施形態において、以下のもののサブセットを含んでもよい。ネットワーク202、1以上のモバイルクライアント装置108、1以上の人口モニタリング装置110、1以上のスキャナ204、1以上のプリンタ206、管理サーバ208、会場マップ・サーバ210、会場マップ・データベース212、場所間ルート・サーバ220、場所間ルート・データベース222、場所サーバ230、場所データベース232、往来・収容能力サーバ240、往来・収容能力データベース242、地理的ロケーション・サーバ250、地理的ロケーション・データベース252、ユーザ・プロファイル・サーバ260、およびユーザ・プロファイル・データベース262。
ネットワーク202は、図2で示される様々なコンポーネント向けの通信媒体を提供する。ネットワーク202は、図2のコンポーネントのサブセット間のみで通信を許可するする多数のサブネットワークを備えてもよい(例えば、モバイルクライアント装置108およびスキャナ204間のBLUETOOTH(登録商標)接続は、2つの装置間の通信媒体を許可してもよいが、例えば、スキャナ204およびプリンタ206間の通信は許可できない)。
ネットワーク202は、実施形態によっては、ルータにより提供されるローカルエリア・ネットワーク(LAN)であってもよい。図2の様々なコンポーネントによるルータへの接続は、様々な実施形態において、有線(例えば、イーサネット(登録商標)接続)でも無線(例えば、Wi―Fi(登録商標)、IEEE802.11規格接続)であってもよい。LANは、例えば、会場全体の物理的エリアサイズに渡ってもよい。
代わりに、ネットワーク202は、例えば、公衆インターネットのような、より広い物理エリアに広がるインターネットであってもよい。公衆インターネットがネットワーク202として働く場合、サーバ208、210、220、230、240、250、260およびデータベース212、222、232、242、252、262は、リモートで配置され得る(すなわち、近接ビーコン102、GPSロケーション104、およびジオフェンス106が位置する会場内にはない)。
モバイルクライアント装置108および人口モニタリング装置110は、さらに、図1に関して定義されるため、詳細については図1に付随の説明を参照のこと。
スキャナ204は、図3および図4に関連して定義されるため、詳細については図3および図4に付随の説明を参照のこと。
プリンタ206は、図3および図4に関連して定義されるため、詳細については図3および図4に付随の説明を参照のこと。
以下のサーバ/データベースを備えるいくつかのコンピューティング・コンポーネントは、図4に関連して定義されるため、詳細については図4に付随の説明を参照のこと。
管理サーバ208は、実施形態によっては、モバイルクライアント装置108およびシステム100内の顧客のリアルタイム・アクティビティをモニタするためのエンジンを提供してもよい。このように、管理サーバ208は、モバイルクライアント装置108、人口モニタリング装置110、様々なデータベース212、222、232、242、252、262、スキャナ204、およびプリンタ206から情報を取得して、その情報を分析し、様々な装置にアウトプット/フィードバックを提供してもよい。例えば、管理サーバ208は、モバイルクライアント装置108およびシステム200の他の装置から受信した情報に応じて、モバイルクライアント装置108に状況更新/通知を提供してもよい。他の例として、管理サーバ208は、特定の地理的ロケーションでモバイルクライアント装置108の1つにより撮影された写真を同一の地理的ロケーションに位置する他のモバイルクライアント装置108に送信してもよい。このようにして、システム200は、多数のモバイルクライアント装置108により撮影された同一の地理的ロケーションの多数の写真の共有を可能にする。管理サーバ208は、また、当該情報に基づき、ヒートマップ、ルーティング・マップ、およびカスタマイズされた印刷物を生成してもよい。
代わりに、このようなアイテムは、システム200内の他のコンポーネントにより作られ、管理サーバ208に送信され、その後、管理サーバ208により他の送り先に送信されてもよい。このようにして、管理サーバ208は、システム200内の様々なコンポーネントからの情報を送付する役目を果たす。例えば、モバイルクライアント装置108または人口モニタリング装置110によりシステム100の現在の状況に関して送信される情報は、管理サーバ208がネットワーク202に接続された他の装置に情報を送信するのに先立って、解析および普及のために管理サーバ208に送信されてもよい。
管理サーバ208は、実施形態によっては、クラウド・サーバであってもよい。さらに、実施形態によっては、管理サーバ208および他のサーバ210、220、230、240、250、260は、全て同一のスーパーサーバのサブサーバであってもよい。さらに他の実施形態では、図2におけるサーバ208、210、220、230、240、250、260の全ての機能を満たす1つのサーバのみがあってもよい。
実施形態によっては、サーバ208、210、220、230、240、250、260は、構造化照会言語(SQL)などの専門化したプログラミング言語内に定義されるコマンドを使用して、相互に、およびシステム200の他のコンポーネントと通信してもよい。このような言語は、関連するデータベース212、222、232、242、252、262内の情報の効率的な取得を考慮してもよい。
なおさらに、別の実施形態では、サーバが存在しなくてもよい。例えば、データベース212、222、232、242、252、262は、モバイルクライアント装置108内に保存されてもよく、モバイルクライアント装置108は、アラートの出力、およびシステム100内のモバイルクライアント装置108のロケーション追跡に必要な全ての計算を実行してもよい。このようにして、管理サーバ208および他の対応するサーバ210、220、230、240、250、260のジョブは、完全にまたは部分的にモバイルクライアント装置108により実行されてもよい。
会場マップ・サーバ210は、会場マップ・データベース212に含まれる情報を取得する役目を果たす。会場マップ・サーバ210および会場マップ・データベース212は、単一のコンピューティング・デバイスを備えてもよく、通信媒体により接続される多数のコンピューティング・デバイスに散在してもよい。会場マップ・サーバ210は、システム200の他の装置から受信されたクエリに応答してもよい。実施形態によっては、会場マップ・サーバ210はクラウド・サーバであってもよい。クラウド・サーバは、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはシステム200の任意の他の装置を使用するために要求される追加のログイン認証情報を要求してもよい。
会場マップ・データベース212は、1以上の会場/ロケーションに関連付けられている一連の地図に関連する情報を保存する。例えば、病院が、図1のシステム100がモバイルクライアント装置108の地理的ロケーションを追跡するように構築される会場であってもよい。地図は、プリンタ206を使用して印刷されても、モバイルクライアント装置108に表示されてもよく、モバイルクライアント装置108のユーザによるナビゲーションに役立つ。実施形態によっては、会場マップ・データベース212内に保存された病院全体の地図があってもよい。ただし、さらに、または代わりに、会場マップ・データベース212内に保存された病院の各個別のフロアまたはウィングの地図があってもよい。
地図そのものに加えて、会場マップ・データベース212内に保存された各地図についてのメタデータがあってもよい。会場マップ・データベース212に保存された情報は、様々な実施形態において、会場マップ・サーバ210により変更され、削除され、追加され、または取得されてもよい。会場マップ・データベース212の例示の実施形態は、図6に関連して、さらに示され、定義される。
場所間ルート・サーバ220は、場所間ルート・データベース222に含まれる情報を取得する役目を果たす。場所間ルート・サーバ220および場所間ルート・データベース222は、単一のコンピューティング・デバイスを備えてもよく、通信媒体により接続される多数のコンピューティング・デバイスに散在してもよい。場所間ルート・サーバ220は、システム200の他の装置から受信したクエリに応答してもよい。実施形態によっては、場所間ルート・サーバ220は、クラウド・サーバであってもよい。クラウド・サーバは、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはシステム200の任意の他の装置を使用するために要求される追加のログイン認証情報を要求してもよい。
場所間ルート・データベース222は、1以上の会場内の1つの地理的ロケーションから他の地理的ロケーションへの通行に関連している情報を保存する。会場によっては、1つの地理的ロケーションから他の地理的ロケーションへの1つより多いルートがあってもよく、これらの全てが場所間ルート・データベース222に含まれてもよい。場所間ルート・データベース222内に含まれるルートに関するメタデータは、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により利用され、ヒートマップ/ルーティング・マップを生成してもよい。場所間ルート・データベース222に含まれる情報は、さらに、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により利用され、モバイルクライアント装置108の1つの現在の地理的ロケーションからその後の所望の地理的ロケーションへの最も効率的なルートを見出してもよい。
場所間ルート・データベース222に保存された情報は、様々な実施形態において、場所間ルート・サーバ220により変更され、削除され、追加され、または取得されてもよい。場所間ルート・データベース222の例示の実施形態は、図7に関連して、さらに示され、定義される。場所サーバ230は、場所データベース232に含まれる情報を取得する役目を果たす。場所サーバ230および場所データベース232は、単一のコンピューティング・デバイスを備えてもよく、通信媒体により接続される多数のコンピューティング・デバイスに散在してもよい。場所サーバ230は、システム200の他の装置から受信したクエリに応答してもよい。実施形態によっては、場所サーバ230は、クラウド・サーバであってもよい。クラウド・サーバは、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはシステム200の任意の他の装置を使用するために必要な追加のログイン認証情報を要求してもよい。例えば、制限されたルートのような、場所間ルート・データベース222に保存されたある情報は、実施形態によっては、特定の管理特権を持つユーザ(例えば、警察、消防士、または会場スタッフ)にのみアクセス可能であってもよい。
場所データベース232は、1以上の会場内の興味を引く様々な目的地または場所に関する情報を保存する。興味を引く目的地または場所は、近接ビーコン102、GPSロケーション104、またはジオフェンス106の各々に関連付けられてもよい。代わりに、興味を引く目的地または場所は、近接ビーコン102、GPSロケーション104、またはジオフェンス106に関連して保存されたそれ自身の地理的ポジションを有してもよい。各興味を引く目的地または場所に関するメタデータは、その地理的ポジションに加えて、場所データベース232内に保存されてもよい。当該メタデータは、モバイルクライアント装置108により、または管理サーバ208により利用され、興味を引くポイントが存在する場所を地図にハイライトすること、またはモバイルクライアント装置108の1つが興味を引くポイントの1つの周辺にある場合、アラートを出すことができる。
場所データベース232に保存された情報は、様々な実施形態において、場所サーバ230により変更され、削除され、追加され、または取得されてもよい。場所データベース232の例示の実施形態は、図5に関連して、さらに示され、定義される。
往来・収容能力サーバ240は、往来・収容能力データベース242に含まれる情報を取得する役目を果たす。往来・収容能力サーバ240および往来・収容能力データベース242は、単一のコンピューティング・デバイスを備えてもよく、通信媒体により接続される多数のコンピューティング・デバイスに散在してもよい。往来・収容能力サーバ240は、システム200の他の装置から受信したクエリに応答してもよい。実施形態によっては、往来・収容能力サーバ240は、クラウド・サーバであってもよい。クラウド・サーバは、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはシステム200の任意の他の装置を使用するために必要な追加のログイン認証情報を要求してもよい。
往来・収容能力データベース242は、1以上の会場内の現在のルート/アトラクションの往来流量および収容能力に関する情報を保存する。現在の往来および今後の往来の予測は、モバイルクライアント装置108から、または人口モニタリング装置110から取得された現在の情報に基づいてもよい。それと共に、現在の往来および往来予測は、履歴データに基づいてもよい。往来・収容能力データベース242内に保存された情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、最大数のユーザが興味を引かれるエリア、会場内のあるルート/アトラクションのピークおよびオフタイム、または、場所間ルート・データベース222からの情報に連動して、任意の時点での1つの地理的ポジションから他の地理的ポジションへの最も効率的なルートを特定してもよい。
往来・収容能力データベース242に保存された情報は、様々な実施形態において、往来・収容能力サーバ240により変更され、削除され、追加され、または取得されてもよい。往来・収容能力データベース242の例示の実施形態は、図10に関連して、さらに示され、定義される。
地理的ロケーション・サーバ250は、地理的ロケーション・データベース252に含まれる情報を取得する役目を果たす。地理的ロケーション・サーバ250および地理的ロケーション・データベース252は、単一のコンピューティング・デバイスを備えてもよく、通信媒体により接続される多数のコンピューティング・デバイスに散在してもよい。地理的ロケーション・サーバ250は、システム200の他の装置から受信したクエリに応答してもよい。実施形態によっては、地理的ロケーション・サーバ250は、クラウド・サーバであってもよい。クラウド・サーバは、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはシステム200の任意の他の装置を使用するために必要な追加のログイン認証情報を要求してもよい。
地理的ロケーション・データベース252は、1以上の会場内の近接ビーコン102およびGPSロケーション104に関連する情報を保存する。当該情報は、さらに、会場内でその特定のロケーションで様々な時に物理的に起こることに関するメタデータを含んでもよく、または場所データベース232内に保存された情報に関係して当該データを含んでもよい。それと共に、地理的ロケーション・データベース252内に保存された情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、例えば、どの近接ビーコン102またはどのGPSロケーション104が会場内のどのアトラクションに関連しているかを特定してもよい。
地理的ロケーション・データベース252に保存された情報は、様々な実施形態において、地理的ロケーション・サーバ250により変更され、削除され、追加され、または取得されてもよい。地理的ロケーション・データベース252の例示の実施形態は、図8に関連して、さらに示され、定義される。
ユーザ・プロファイル・サーバ260は、ユーザ・プロファイル・データベース262に含まれる情報を取得する役目を果たす。ユーザ・プロファイル・サーバ260およびユーザ・プロファイル・データベース262は、単一のコンピューティング・デバイスを備えてもよく、通信媒体により接続される多数のコンピューティング・デバイスに散在してもよい。ユーザ・プロファイル・サーバ260は、システム200の他の装置から受信したクエリに応答してもよい。実施形態によっては、ユーザ・プロファイル・サーバ260は、クラウド・サーバであってもよい。クラウド・サーバは、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはシステム200の任意の他の装置を使用するために必要な追加のログイン認証情報を要求してもよい。
ユーザ・プロファイル・データベース262は、1以上の会場内のユーザおよび彼らに関連付けられているモバイルクライアント装置108についての情報を保存する。ユーザ嗜好、ユーザ設定、およびユーザ人口動態といった、このような情報は、ユーザ・プロファイル・データベース262内に保存されてもよい。当該情報は、モバイルクライアント装置108および管理サーバ208により利用され、例えば、モバイルクライアント装置108でユーザに提示されるコンテンツを個人向けにしてもよい。
ユーザ・プロファイル・データベース262に保存された情報は、様々な実施形態において、ユーザ・プロファイル・サーバ260により変更され、削除され、追加され、または取得されてもよい。ユーザ・プロファイル・データベース262の例示の実施形態は、図9に関連して、さらに示され、定義される。
図3は、例示の実施形態に係る、スキャナ204またはプリンタ206などの画像形成装置を示す。画像形成装置204/206は、代わりに、スキャナ204として、およびプリンタ206として両方の役割を果たす多機能製品(MFP)であってもよい。画像形成装置204/206は、様々なタイプの物理的出力媒体に部分的に保存された、および/または完全に保存された電子文書を印刷するように構成されてもよい(すなわち、画像形成装置204/206は、画像形成装置204/206により文書を受信しつつ、徐々にその文書を印刷する、または画像形成装置204/206により完全に受信した文書を印刷するように構成されてもよい)。これらの出力媒体は、様々なサイズおよびタイプの用紙、OHPフィルム、3次元(3D)プラスチックなどを含むが、これらに限定されるものではない。
画像形成装置204/206は、デスクトップ・コンピューティング・デバイス、ラップトップ・コンピューティング・デバイス、サーバ・コンピューティング・デバイス、または印刷サーバのような、コンピューティング・デバイスのローカル周辺機器の役目を果たしてもよい。これらの場合、画像形成装置204/206は、シリアルポート・ケーブル、パラレルポート・ケーブル、USBケーブル、FireWire(登録商標)(IEEE 1394)ケーブル、または高精細度マルチメディアインタフェース(HDMI(登録商標))ケーブルのようなケーブルによりコンピューティング・デバイスに備え付けられてもよい。このように、コンピューティング・デバイスは、画像形成装置204/206に対する電子文書のソースとしての役目を果たしてもよい。例えば、コンピューティング・デバイスは、ネットワーク202を通じてシステム200の他のコンポーネントと通信し、プリンタ206への印刷データを受信、またはスキャナ204から走査されたデータを送信してもよい。
一方、画像形成装置204/206は、イーサネット(登録商標)またはWi―Fi(登録商標)インタフェースのような、有線または無線ネットワーク・インタフェースを含んでもよい。そのように手配された場合、画像形成装置204/206は、ネットワークを通じて画像形成装置204/206と通信できる任意の数のコンピューティング・デバイスに対する印刷デバイスとしての役目を果たしてもよい。実施形態によっては、画像形成装置204/206は、同時に、ローカル周辺機器およびネットワーク化されたプリンタの両方としての役目を果たしてもよい。例えば、画像形成装置204/206は、任意の会場の従業員により利用されるデスクトップ・コンピューティング・デバイス用のプリンタ206と同様に、周囲にある双方のモバイルクライアント装置108用のプリンタ206としての役目を果たしてもよい。
画像形成装置204/206を利用するために、コンピューティング・デバイスは1以上のドライバをインストールしてもよい。これらのドライバは、コンピューティング・デバイスに保存された様々なローカル表現から印刷される電子文書をプリンタ206によりサポートされる1以上の表現に変換するソフトウェアコンポーネントを含んでもよい。または、スキャナ204の場合、コンピューティング・デバイスにスキャナ204から受信した画像データの電子文書への変換を可能にする。
その様々な能力をサポートするために、画像形成装置204/206は、文書送り/出力トレー302、用紙保管部304、ユーザインタフェース306、走査素子308、および筐体310を含んでもよい。画像形成装置が様々な形式を取ってもよいことは理解されるべきである。そのため、スキャナ204またはプリンタ206は、図3に示されるよりも多いまたは少ないコンポーネント、および/または図3に示されるものとは異なる方法で配置されたコンポーネントを含んでもよい。
文書送り/出力トレー302は、走査され、コピーされ、またはファックスされる物理的文書(例えば、大量の1以上の用紙)を保持してもよい。都合のいいように、文書送り/出力トレー302は、画像形成装置204/206が手動の介入を必要とすることなく、画像形成装置204/206により処理するための多数の物理的文書を自動的に搬送できるようにしてもよい。文書送り/出力トレー302は、また、画像形成装置204/206により処理された物理的文書を保持するための1以上の分離出力トレーを含んでもよい。これらは、例えば、画像形成装置204/206のファクスおよび/またはコピー機能により作られた物理的文書と同様に、画像形成装置204/206により走査され、コピーされ、またはファックスされた物理的文書を含んでもよい。
用紙保管部304は、様々なタイプの物理的媒体用のトレーおよび/または供給要素を含んでもよい。例えば、用紙保管部304は、8.5×11インチ用紙、A4用紙、レターヘッド付き用紙、封筒などのための分離トレーを含んでもよい。物理的媒体の出力を伴う画像形成装置204/206の任意の操作(例えば、印刷、コピー、および/またはファクス受信)のため、用紙保管部304は、物理的媒体を供給してもよい。プリンタ206が3D印刷可能な実施形態において、用紙保管部304は、例えば、アクリル(ポリメチルメタクリレート−PMMA)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、またはポリ乳酸(PLA)の形の物理的媒体を供給してもよい。
ユーザインタフェース306は、ユーザからの入力受信およびユーザへの出力提供のような、画像形成装置204/206と人間または人間以外のユーザの相互作用を促進してもよい。ユーザインタフェース306は、例えば、モバイルクライアント装置108を持たない会場の顧客が、それにもかかわらず様々な地理的ロケーションに関連付けられているスキャナ204にユーザ識別情報を入力し、各地理的ロケーションで収集された情報のウェイポイント画像を走査し、それらをユーザ・プロファイル・データベース262にアップロードすることにより、彼らが行き来しているルートを追跡できるようにしてもよい。このように、ユーザインタフェース306は、キーパッド、キーボード、タッチセンサー式または存在感知パネル、ジョイスティック、マイクロホン、さらにカメラ、および/またはビデオ・カメラのような入力コンポーネントを含んでもよい。ユーザインタフェース306は、また、(例えば、存在感知パネルと結合された)表示画面、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ベースのディスプレイ、デジタル光処理(DLP(登録商標))技術を使用したディスプレイ、電球、および/または現在既知のまたは後に開発される1以上の他の類似装置のような1以上の出力コンポーネントを含んでもよい。ユーザインタフェース306は、また、スピーカ、スピーカジャック、音声出力ポート、音声出力装置、イヤホン、および/または現在既知のまたは今後開発される他の類似装置を介して、可聴出力を生成可能に構成されてもよい。
走査素子308は、ガラスパネルであって、その下で可動光源がガラスパネルの上に置かれた物理的媒体を走査するように作動してもよい。代わりに、ガラスパネルの下のデジタルカメラが、物理的媒体の写真を撮影することにより、ガラスパネルの上に置かれた物理的媒体を「走査」してもよい。走査された物理的媒体の画像は、スキャナ204に関連付けられているデータ記憶部に保存されてもよい。
筐体310は、文書送り/出力トレー302、用紙保管部304、ユーザインタフェース306、および走査素子308のような、画像形成装置204/206の様々なコンポーネントを含む、および/または様々なコンポーネントと相互接続する物理的筺体を含んでもよい。それと共に、筐体310は、図3に図示されていない他のコンポーネントを収容してもよい。例えば、筐体310は、1以上のトナーカートリッジ、液体インクジェット、ベルト、ローラ、および/または電源を含んでもよい。さらに、筐体310は、有線および/または無線ネットワーク・インタフェース、電話による通信インタフェース(例えば、RJ45 jack)、USBインタフェース、BLUETOOTH(登録商標)インタフェース、カードリーダーなどのような、通信インタフェースを含んでもよい。
さらに、画像形成装置204/206が多目的および/または特別に設計されたコンピューティング・デバイス・コンポーネントに基づいてもよいように、筐体310もまた、これらのコンポーネントのいくつかまたは全てを収容してもよい。その点について、図4は、スキャナ204、プリンタ206に含まれてもよいコンピューティング・デバイス・コンポーネントの例示の実施形態400(例えば、コンピューティング・デバイスの機能素子)を示す。
図4は、例示の実施形態に係るスキャナ204またはプリンタ206、モバイルクライアント装置108、もしくはサーバ208、210、220、230、240、250、260のような、画像形成装置のコンピューティング・デバイス・コンポーネントをブロック図にて概略的に示す。
コンピューティング・デバイス・コンポーネント400は、プロセッサ402、メモリ404、および入出力部406を含んでもよく、これら全てはシステムバス408または類似の仕組みにより接続されてもよい。プロセッサ402は、1以上の汎用プロセッサおよび/または1以上の専用プロセッサ(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)など)のような、1以上の中央処理装置(CPU)を含んでもよい。
次に、メモリ404は、揮発性および/または不揮発性データストレージを備えてもよく、全体または一部においてプロセッサ402と統合できる。メモリ404は、プロセッサ402により実行可能なプログラム命令、およびこれらの命令により操作されるデータを保存し、本明細書中に説明されている様々な方法、処理、または機能を実行してもよい。代わりに、これらの方法、処理、または操作は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの任意の組合せにより定義され得る。そのため、メモリ404は、具体的で、非一時的な、コンピュータ読取可能な媒体を含み、そこにプログラム命令を保存し、1以上のプロセッサ402による実行に応じて、各装置に本明細書または添付図面に開示されている方法、処理、または機能の何れかを実行させてもよい。
加えて、メモリ404は、システム200の状況に関して、モバイルクライアント装置108またはデータベース212、222、232、242、252、262内に含まれる情報を保存してもよい。例えば、ユーザ・プロファイル・データベース262のメモリ404は、ユーザの一人に関連付けられているモバイルクライアント装置108の現在のロケーションを保存してもよい。
入出力部406は、プロセッサ402に関連して説明されている操作および/または要素の何れかを含んでもよい。このように、入出力部406は、プロセッサ402の操作を構成および/または制御する役目を果たしてもよい。入出力部406は、また、プロセッサ402により行われる操作に基づき出力を提供してもよい。
これらの例は例示の目的で提供される。上記の例に加えて、および/または上記の例の代わりに、他の可能性のうち、プリンタ、スキャナ、およびコンピュータ技術の他の組合せおよび/または部分的組合せも、本明細書中の実施形態の要旨を逸脱しない範囲であれば存在してもよい。
図5は、例示の実施形態に係る場所データベース232、または場所データベース232のサブセットを示す。図5は、場所データベース232の、または場所データベース232に関連付けられているメモリ404内に保存されたデータを表してもよい。場所データベース232は、場所データベース232の各場所に関連付けられている場所項目502を含んでもよい。各場所項目502内には、識別子(ID)(場所)512、GPS座標のロケーション(場所)514、ロケーション説明(場所)516、鑑賞継続時間項目(場所)518、収容能力説明(場所)520、人気ランキング(場所)522、メッセージ・ポインタ(場所)524、コンテンツ・ポインタ(場所)526、ピークカレンダータイム(場所)528、予定デモンストレーション(場所)530、特別人員配置またはゲストスピーカ項目(場所)532、注目ランキング(場所)534、特別ピークメッセージ(場所)536、優先項目(場所)538、および制約リスト(場所)540があってもよい。
各場所に関連付けられている場所項目502は、システム200内の装置によりモニタされているシステム200内の各場所に対する、場所データベース232内のエントリを表す。モニタされている各会場内の場所は、展示会、土産店、飲食店、化粧室、待ち合わせ場所、救護所、会場オフィス、警察署、遺失物取扱所、などのような、興味を引くまたは重要なポイントであってもよい。場所データベース232は、1つより多くの会場内に関連付けられている場所項目502を含んでもよい。
ID(場所)512は、各場所項目502に割り当てられた識別子であってもよい。ID(場所)512は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、または場所サーバ230により割り当てられてもよい。ID(場所)512は、システム200の装置により利用され、特定の場所項目502に関する情報を取得してもよい。例えば、特定の場所項目502に関するデータを取得するリクエストは、モバイルクライアント装置108の1つから、ID(場所)512をリクエストのヘッダ情報として利用する場所サーバ230に発行されてもよい。
GPS座標のロケーション(場所)514は、各場所項目502のGPSポジションを示してもよい。実施形態によっては、GPS座標のロケーション(場所)514は、図5の例示の実施形態のように、小数点以下4桁まで与えられてもよい。
ロケーション説明(場所)516は、地理的ロケーションにおいて、システム200内で何が起きているかを示す場所項目502の説明であってもよい。ロケーション説明(場所)516は、ある実施形態においては、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。これにより、モバイルクライアント装置108の1つのユーザが興味を引く可能性のある場所を識別する手助けをしてもよい。例えば、モバイルクライアント装置108の1つは、ロケーション説明(場所)516フィールド内の文字列「化粧室」に関し、場所データベース232の検索を実行し、返ってきた会場内の全てのトイレに関し、場所項目502を有し得る。
鑑賞継続時間項目(場所)518は、各場所項目502で顧客またはモバイルクライアント装置108が掛ける平均継続時間を示してもよい。当該情報は、例えば、モバイルクライアント装置108および/または人口モニタリング装置110から取得された情報の融合であってもよい。図5の例示の実施形態においては、鑑賞継続時間項目(場所)518毎に、長時間(「H」により示す)、中時間(「M」により示す)、および短時間(「L」により示す)がある。これらさまざまな時間(高/中/低)は、例えば、各場所項目502で掛かる時間の75番目、50番目、および25番目のパーセンタイルを表してもよい。
収容能力説明(場所)520は、何人の顧客が各場所項目502を占めているかを示してもよい。図5の例示の実施形態においては、各場所項目502で利用可能な座席、立席、および通路スペースの数が示されている。収容能力説明(場所)520は、往来・収容能力データベース242および/またはユーザ・プロファイル・データベース262からの情報と一緒に、管理サーバ208により利用され、任意の時刻に各場所項目502でいくつ座席が残っているかを決定してもよい。
人気ランキング(場所)522は、各場所項目502の人気を示すものであってもよい。人気ランキング(場所)522は、例えば、整数値として場所データベース232内に保存されてもよい。実施形態によっては、人気ランキング(場所)522は、実際のランキングであってもよい(すなわち、任意の会場内の場所の全てが、最も人気があるものから最も人気がないものまでランク付けされ、続いて、人気ランキングを示す整数値が割り当てられる)。他の実施形態においては、人気ランキング(場所)522は、1から10までの整数のような、人気を示す番号であってもよいが、正確さは劣る(すなわち、2つの異なる場所項目502が同一の人気ランキング(場所)522を有してもよい)。人気ランキング(場所)522は、ユーザ・プロファイル・データベース262に記載されたユーザ嗜好から導かれても、例えば、管理サーバ208、モバイルクライアント装置108、または人口モニタリング装置110により記録された過去の人口に基づいてもよい。
さらに、または代わりに、人気ランキング(場所)522は、会場内のある人口動態ごとに分けられてもよい。例えば、50歳を超えた顧客に対応する、または女性顧客に対応する各場所項目502のランキングがあってもよい。そのため、人気ランキング(場所)522は、実施形態によっては、多数の人口動態に対する多数のランキングを含んでもよい。
メッセージ・ポインタ(場所)524は、モバイルクライアント装置108が各場所項目502の閾値地理的距離に入る際に、管理サーバ208または場所サーバ230によりモバイルクライアント装置108に送信される場所データベース232のメモリ404内のメッセージを指し示してもよい。実施形態によっては、1つより多くのポインタが、メッセージ・ポインタ(場所)524に含まれてもよい。例えば、1つのポインタは、モバイルクライアント装置108が各場所項目502から15メーター離れた場合、モバイルクライアント装置108に送信されるメッセージを示してもよく、他のポインタは、モバイルクライアント装置108が各場所項目502から5メーター離れた場合、モバイルクライアント装置108に送信されるメッセージを示してもよい。
コンテンツ・ポインタ(場所)526は、各場所項目502に関連付けられている場所データベース232のメモリ404内のコンテンツを指し示してもよい。このようなコンテンツは、画像、広告、ウェブアドレスなどを含んでもよい。当該情報は、例えば、モバイルクライアント装置108が各場所項目502に地理的に近い場合、モバイルクライアント装置108により取得されてもよい。
ピークカレンダータイム(場所)528は、いつ各場所項目502が最も多忙であるか(顧客により混み合っているか)を示してもよい。当該人口比較は、相対的(すなわち、任意の時に任意の会場で他の場所項目502に比べて)または絶対的(すなわち、カレンダー内の他の時の各場所項目502での他の人口に比べて)であってもよい。ピークカレンダータイム(場所)528は、1日、1月、または、図5の実施形態のように、1年の内、各場所項目502が最も賑やかな1以上の時を示してもよい。当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、例えば、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
予定デモンストレーション(場所)530は、各場所項目502で何らかのデモンストレーションが実施されているかどうか、およびいつ実施されるかを示してもよい。実施形態によっては、予定デモンストレーション(場所)530は、さらに、デモンストレーションが繰り返し実施されるか、もしそうであれば、どのぐらいの頻度で実施されるのか(例えば、毎日、毎月、毎年)を示してもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
特別人員配置またはゲストスピーカ項目(場所)532は、各場所項目502に誰か特別な人および/または顧客がいるかどうかを示してもよい。特別人員配置またはゲストスピーカ項目(場所)532は、さらに、今後、各場所項目502に特別な人および/または顧客が来る時を含んでもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
注目ランキング(場所)534は、会場内のある各場所項目502をハイライトするように構成された一時的ランキングを示してもよい。例えば、関連会場が動物園であり、現在「パンダ・ウィーク」であるとすれば、パンダ展示に関連付けられている場所項目502は、1年を通した他の時より高い注目ランキング(場所)534を有してもよい。注目ランキング(場所)534は、様々な実施形態において、管理サーバ208、1以上のモバイルクライアント装置108、または場所サーバ230により設定されてもよい。
特別ピークメッセージ(場所)536は、モバイルクライアント装置108がピーク時(例えば、ピークカレンダータイム(場所)528により示された時)に各場所項目502の閾値地理的距離に入る際、管理サーバ208または場所サーバ230によりモバイルクライアント装置108に送信されるメッセージを示してもよい。当該特別ピークメッセージ(場所)536は、例えば、広告、アラート、または画像であってもよい。加えて、特別ピークメッセージ(場所)536は、管理サーバ208または場所サーバ230により会場スタッフのモバイルクライアント装置108に送信されるメッセージを示し、ある展示の時間を延長すべきであること、またはより多くのスタッフが質問に答えるためにある地理的ロケーションに向かうべきであることを示してもよい。特別ピークメッセージ(場所)536は、そのため、会場スタッフの会場内の往来管理を支援してもよい。
優先項目(場所)538は、各場所項目502の優先度を示してもよい。当該情報は、例えば、どのぐらいの頻度で各場所項目502が更新されるか、またはどれだけ各地理的ロケーションが維持されているかを示してもよい。例によっては、図5に示される実施形態のように、優先項目(場所)538は、各場所項目502の優先度を示す文字列であってもよい。別の実施形態においては、優先項目(場所)538は、例えば、整数値であってもよい。
制約リスト(場所)540は、各場所項目502に存在する何らかの制約を示してもよい。例示の制約としては、図5に示すように、終了時間、ハンディキャップ非対応、販売は現金のみ受け入れ、などがあってもよい。当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
図6は、例示の実施形態に係る、会場マップ・データベース212、または会場マップ・データベース212のサブセットを示す。図6は、会場マップ・データベース212の、または会場マップ・データベース212に関連付けられているメモリ404内に保存されたデータを表してもよい。会場マップ・データベース212は、会場マップ・データベース212内の各地図に関連付けられているマップ項目602を含んでもよい。各会場マップ項目602内には、ロケーション(会場マップ)612、建物(会場マップ)614、フロア(会場マップ)616、区分(会場マップ)618、歩道リスト(会場マップ)620、グリッド説明(会場マップ)622、メッセージ・ポインタ(会場マップ)624、コンテンツ・ポインタ(会場マップ)626、歩道収容能力(会場マップ)628、デモンストレーション・ブロッキング通路リスト(会場マップ)630、特別遅延リスト(会場マップ)632、ピークカレンダータイムリスト(会場マップ)634、季節展示項目(会場マップ)636、優先項目(会場マップ)638、および制約項目(会場マップ)640があってもよい 。
各地図に関連付けられているマップ項目602は、会場、または会場の小区分を記述する地図毎の会場マップ・データベース212内のエントリを表す。会場マップ・データベース212は、1つより多い会場に関連付けられているマップ項目602を含んでもよい。例示の会場には、競技場、公共公園、ショッピングモール、および図6の例示の実施形態の場合、動物園および病院が含まれる。
ロケーション(会場マップ)612は、各マップ項目602のロケーションを示してもよい。ロケーション(会場マップ)612は、例えば、会場であってもよい。実施形態によっては、ロケーションは、例えば、都市、郡、州、または国のような、特定可能な地理的ロケーションであってもよい。ロケーション(会場マップ)612は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。これは、例えば、新しい会場、または会場の小区分に入る際、モバイルクライアント装置108の1つにより利用され、関連する地図を見付けてもよい。モバイルクライアント装置108は、続いて、プリンタ206の1つを使用して関連する地図を印刷しても、ユーザインタフェースで関連する地図を表示してもよい。
建物(会場マップ)614は、会場のどの小区分が各マップ項目602に関連するかを示してもよい。具体的には、建物(会場マップ)614は、会場内のどの建物が各マップ項目602に関連するかを示してもよい。建物(会場マップ)614は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
フロア(会場マップ)616は、会場のどの小区分が各マップ項目602に関連するかを示してもよい。具体的には、フロア(会場マップ)616は、会場内の、建物内の、どのフロアが各マップ項目602に関連するかを示してもよい。フロア(会場マップ)616は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
区分(会場マップ)618は、会場のどの小区分が各マップ項目602に関連するかを示してもよい。具体的には、区分(会場マップ)618は、会場内の、建物内の、フロア内の、どの区分が各マップ項目602に関連するかを示してもよい。区分(会場マップ)618は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
歩道リスト(会場マップ)620は、各マップ項目602内に存在する歩道を示してもよい。これらの歩道は、図6の例示の実施形態のように、どの歩道が南北に走り、どれが東西に走り、どれが基本方位の何れも走らない、および/または多数の方向に蛇行するかで分けられてもよい。歩道リスト(会場マップ)620は、また、会場内の地理的ポジションまたはロケーションに関して、歩道の大きさ、歩道の長さ、および歩道の起点と終点のような、方向に加えた歩道についてのメタデータを含んでもよい。歩道リスト(会場マップ)620は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、例えば、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
グリッド説明(会場マップ)622は、残りの会場に関連して会場内のどこに各マップ項目602があるかを示してもよい。グリッド説明(会場マップ)622は、会場座標を利用して、ロケーションを記述してもよい。会場座標は、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、または会場マップ・サーバ210により構成され、会場内の様々な領域を特定してもよい。会場座標は、実施形態によっては、フィート、メーター、またはマイルなどの物理的距離を反映してもよい。図6の例では、例えば、グリッド説明(会場マップ)622の起点は、会場全体に関して地図の左下隅のx座標およびy座標を表し、グリッド説明(会場マップ)622の終点は、会場全体に関して地図の右上隅のx座標およびy座標を表す。
メッセージ・ポインタ(会場マップ)624は、各マップ項目602がモバイルクライアント装置108により要求される場合、各マップ項目602と共にモバイルクライアント装置108に送信されてもよい会場マップ・データベース212のメモリ404内のメッセージのロケーションを示してもよい。このようなメッセージは、いつマップ項目602が最終更新されたかといった、各マップ項目602についての情報を含んでもよい。
コンテンツ・ポインタ(会場マップ)626は、要求された場合、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208に送信されてもよい会場マップ・データベース212のメモリ404内の各マップ項目602のロケーションを示してもよい。各マップ項目602は、例えば、ポータブル・ドキュメント・フォーマット(PDF)ファイル、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)ファイル、またはポータブル・ネットワーク・グラフィックス(PNG)ファイルなど、様々な実施形態において様々な形式で会場マップ・データベース212内に保存されてもよい。
歩道収容能力(会場マップ)628は、各マップ項目602に含まれてもよい歩道メタデータの追加部分である。歩道収容能力(会場マップ)628は、歩道リスト(会場マップ)620に含まれる歩道のいくつか、または全てを説明してもよい。歩道収容能力(会場マップ)628は、図6の例示の実施形態のように、収容能力を示す文字列であってもよい。代わりに、歩道収容能力(会場マップ)628は、一度に任意の歩道内に何人の顧客がいられるかを示す数でもよい。
デモンストレーション・ブロッキング通路リスト(会場マップ)630は、そのロケーションが各マップ項目602に含まれていて、地図内の歩道または他の通行路の行き来をブロックするデモンストレーションをリストアップしてもよい。デモンストレーション・ブロッキング通路リスト(会場マップ)630は、すでに各マップ項目602に示されているデモンストレーション、または各マップ項目602の現在バージョンでは更新されていない一時的デモンストレーションを含んでもよい。
特別遅延リスト(会場マップ)632は、任意の期間内に起きている一時的なアクティビティが原因で変更または遅延するであろう各マップ項目602の領域を示してもよい。例えば、図6の実施形態では、動物園内のライオン展示は、ライオンの子が本日生まれたため、顧客により特に混み合うかもしれない。また図6に示されるように、他の例として、病院の腫瘍学病棟の5階のイーストウイングは、午後7時が患者との面会に予定される時間であるため、その時間は混み合うかもしれない。
ピークカレンダータイムリスト(会場マップ)634は、各マップ項目602が最も混み合う時間のリストを含んでもよい。当該ピークカレンダータイムリスト(会場マップ)634は、1日の内、1月の内、または図6の例示の実施形態のように、1年の内の特定のピークカレンダータイムを示してもよい。
季節展示項目(会場マップ)636は、各マップ項目602に含まれる会場の領域内にある何らかの特別展示を示してもよい。当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、モバイルクライアント装置108の1つに対するカスタマイズされたルートを、各マップ項目602に含まれる会場の区分内の予測混雑エリアを示すさらなる情報として決定してもよい。
優先項目(会場マップ)638は、各マップ項目602に含まれる会場の領域の優先度を示してもよい。当該情報は、例えば、どのぐらいの頻度で地図が更新されるか、またはどれだけ領域が維持されているかを示してもよい。例によっては、図6に示される実施形態のように、優先項目(会場マップ)638は、領域の優先度を示す文字列であってもよい。別の実施形態においては、優先項目(会場マップ)638は、例えば、整数値であってもよい。
制約項目(会場マップ)640は、いつ地図が有効か(すなわち、地図に示された事柄が示されたロケーションでいつあるのか)、または各地図に示されていない会場の領域に関し、更新や刷新が追加されたかどうかといった、各マップ項目602に含まれる会場の領域についての追加情報を示してもよい。
図7は、例示の実施形態に係る、場所間ルート・データベース222、または場所間ルート・データベース222のサブセットを示す。図7は、場所間ルート・データベース222の、または場所間ルート・データベース222に関連付けられているメモリ404内に保存されたデータを表してもよい。場所間ルート・データベース222は、場所間ルート・データベース222内の各ルートに関連付けられているルート項目702を含んでもよい。各ルート項目702内には、開始場所ID(ルート)712、終了場所ID(ルート)714、ルートID(ルート)716、ロケーション説明(ルート)718、観客収容能力説明(ルート)720、人気ランキング(ルート)722、メッセージ・ポインタ(ルート)724、コンテンツ・ポインタ(ルート)726、ピークカレンダータイムリスト(ルート)728、予定デモンストレーションリスト(ルート)730、特別追加収容能力項目(ルート)732、優先説明(ルート)734、および制約説明(ルート)736があってもよい。
各ルートに関連付けられているルート項目702は、会場内のルートを表す場所間ルート・データベース222内のエントリを表してもよい。場所間ルート・データベース222は、1つより多い会場に関連付けられているルートを含んでもよい。
開始場所ID(ルート)712は、各ルート項目702が始まる地理的ロケーションのタイトルを示してもよい。当該タイトルは、例えば、地理的ロケーション・データベース252、場所データベース232、1以上のモバイルクライアント装置108、または管理サーバ208にリストアップされる地理的ロケーションとしてもよい。開始場所ID(ルート)712は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。当該開始場所ID(ルート)712は、例えば、モバイルクライアント装置108の1つにより利用され、モバイルクライアント装置108の現在のロケーションから開始し、会場内の別のロケーションに行くルートを見付けてもよい。
終了場所ID(ルート)714は、各ルート項目702が終わる地理的ロケーションのタイトルを示してもよい。当該タイトルは、例えば、地理的ロケーション・データベース252、場所データベース232、1以上のモバイルクライアント装置108、または管理サーバ208にリストアップされる地理的ロケーションとしてもよい。終了場所ID(ルート)714は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。当該終了場所ID(ルート)714は、例えば、モバイルクライアント装置108の1つにより利用され、会場内の特定のロケーションで終了するルートを見付けてもよい。
ルートID(ルート)716は、各ルート項目702が開始されるタイトルを示してもよい。ルートID(ルート)716は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。ルートID(ルート)716は、例えば、場所間ルート・データベース222内の各ルート項目702に割り当てられた文字列または数字であってもよい。ルートID(ルート)716は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108の1つ、管理サーバ208、または場所間ルート・サーバ220により割り当てられてもよい。
ロケーション説明(ルート)718は、各ルート項目702のロケーションを説明してもよい。ロケーション説明(ルート)718は、各ルート項目702が位置する会場の領域または小領域であってもよい。代わりに、図7に示すように、ロケーション説明(ルート)718は、各ルート項目702の開始および終了点である会場内の地理的ロケーションと同様に、会場を示してもよい。ロケーション説明(ルート)718は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
観客収容能力説明(ルート)720は各ルート項目702を占めることができる顧客人口を示してもよい。図7に示すように、観客収容能力説明(ルート)720は、例えば、何人の顧客が同時に各ルート項目702を利用できるかを表す文字列(例えば、「低」、「中」、「高」)であってもよい。別の実施形態では、観客収容能力説明(ルート)720は、何人の顧客が各ルート項目702を利用できるかを表す数(例えば、50、100、500)であってもよい。観客収容能力説明(ルート)720は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
人気ランキング(ルート)722は、各ルート項目702の人気を示してもよい。図7に示すように、人気ランキング(ルート)722は、会場内の他のルートと比較した時の各ルート項目702のランキングを表す数であってもよい。例えば、図7のクマの展示からオオカミの展示へのルートは、会場内で11番目に人気のルートかもしれない。代わりに、人気ランキング(ルート)722は、各ルート項目702を、場所間ルート・データベース222内の全てのルート項目、他の会場からのルートとでさえ、比較してもよい。他の実施形態においては、人気ランキング(ルート)722は、各ルート項目702の人気を表す文字列(例えば、「低」、「中」、「高」)であってもよい。
メッセージ・ポインタ(ルート)724は、各ルート項目702がモバイルクライアント装置108により要求される場合、各ルート項目702と共にモバイルクライアント装置108に送信される場所間ルート・データベース222のメモリ404内のメッセージのロケーションを示してもよい。このようなメッセージは、いつ各ルート項目702が最終更新されたかといったような、各ルート項目702についての情報を含んでもよい。
コンテンツ・ポインタ(ルート)726は、要求された場合にモバイルクライアント装置108または管理サーバ208に送信される場所間ルート・データベース222のメモリ404内の各ルート項目702のロケーションを示してもよい。各ルート項目702は、様々な実施形態において、各ルート項目702を行き来する時に、モバイルクライアント装置108が追跡するGPSポジションを含むテキストファイルのような様々な形式で場所間ルート・データベース222内に保存されてもよい。
ピークカレンダータイムリスト(ルート)728は、各ルート項目702が最も混み合う時間のリストを含んでもよい。当該ピークカレンダータイムリスト(ルート)728は、1日の内、1月の内、または図7の例示の実施形態のように、1年の内の特定のピークカレンダータイムを示してもよい。
予定デモンストレーションリスト(ルート)730は、何らかのデモンストレーションが各ルート項目702に沿って実施しているかどうか、およびいつ実施されるかを示してもよい。実施形態によっては、予定デモンストレーションリスト(ルート)730は、さらに、デモンストレーションが繰り返し実施されるか、もしそうであれば、どのぐらいの頻度で実施されるか(例えば、毎日、毎月、毎年)を示してもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
特別追加収容能力項目(ルート)732は、各ルート項目702が各会場内の他のルートと比較して、追加の収容能力を有するかどうかを示してもよい。代わりに、特別追加収容能力項目(ルート)732は、各ルート項目702が特定の期間中(例えば、ピークカレンダータイム、または各会場内の他のルートで建設工事が実施されている場合)に追加の収容能力を有するかどうかを示してもよい。
優先説明(ルート)734は、各ルート項目702の優先度を示してもよい。当該情報は、例えば、どのぐらいの頻繁で各ルート項目702が更新されるか、またはどれだけ各ルートが維持されているかを示してもよい。例によっては、図7に示される実施形態のように、優先説明(ルート)734は、領域の優先度を示す文字列であってもよい。別の実施形態においては、優先説明(ルート)734は、例えば、整数値であってもよい。
制約説明(ルート)736は、各ルートが閉鎖される期間があるかどうかなど、各ルート項目702についての追加情報を示してもよい。
図8は、例示の実施形態に係る、地理的ロケーション・データベース252、または地理的ロケーション・データベース252のサブセットを示す。図8は、地理的ロケーション・データベース252の、または地理的ロケーション・データベース252に関連付けられているメモリ404内に保存されたデータを表してもよい。地理的ロケーション・データベース252は、地理的ロケーション・データベース252内の各地理的ロケーションに関連付けられている地理的ロケーション項目802を含んでもよい。地理的ロケーション項目802内には、ビーコン/ジオフェンスID(地理的ロケーション)812、GPS座標のロケーション(地理的ロケーション)814、ロケーション説明(地理的ロケーション)816、範囲設定(地理的ロケーション)818、鑑賞継続時間項目(地理的ロケーション)820、収容能力項目(地理的ロケーション)822、人気ランキング(地理的ロケーション)824、メッセージ・ポインタ(地理的ロケーション)826、コンテンツ・ポインタ(地理的ロケーション)828、ピークカレンダータイムリスト(地理的ロケーション)830、予定デモンストレーション(地理的ロケーション)832、特別人員配置またはゲストスピーカリスト(地理的ロケーション)834、注目ランキング(地理的ロケーション)836、季節展示項目(地理的ロケーション)838、優先項目(地理的ロケーション)840、および制約項目(地理的ロケーション)842があってもよい。
各地理的ロケーションに関連付けられている地理的ロケーション項目802は、会場内の地理的ロケーションを表す地理的ロケーション・データベース252内のエントリを表してもよい。地理的ロケーション・データベース252は、1つより多くの会場に関連付けられているルートを含んでもよい。さらに、各地理的ロケーション項目802は、システム100内の近接ビーコン102、一連のGPSロケーション104、またはジオフェンス106を表してもよい。
ビーコン/ジオフェンスID(地理的ロケーション)812は、各地理的ロケーション項目802に割り当てられたIDを示してもよい。当該IDは、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、または地理的ロケーション・サーバ250により割り当てられてもよい。ビーコン/ジオフェンスID(地理的ロケーション)812は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
GPS座標のロケーション(地理的ロケーション)814は、各地理的ロケーション項目802のGPSポジションを表してもよい。当該GPS座標のロケーション(地理的ロケーション)814は、例えば、各近接ビーコン102の地理的ポジションであってもよい。実施形態によっては、GPS座標のロケーション(地理的ロケーション)814は、図8の例示の実施形態のように、小数点以下4桁まで与えられてもよい。
ロケーション説明(地理的ロケーション)816は、地理的ロケーションにあるシステム200内で何が起きているかを示す各地理的ロケーション項目802の説明であってもよい。ロケーション説明(地理的ロケーション)816は、ある実施形態では、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。当該ロケーション説明(地理的ロケーション)816は、モバイルクライアント装置108の1つのユーザにとって興味深い可能性がある場所の確定を支援してもよい。例えば、モバイルクライアント装置108の1つは、ロケーション説明(地理的ロケーション)816フィールド内の「トイレ」という文字列に関し、地理的ロケーション・データベース252を検索し、戻ってきた場所内の全てのトイレに関する地理的ロケーション項目802を有し得る。
範囲設定(地理的ロケーション)818は、モバイルクライアント装置108によりモニタされるべき各地理的ロケーション項目802からの閾値距離を示してもよい。範囲設定(地理的ロケーション)818は、例えば、各近接ビーコン102またはGPSロケーション104の地理的ポジションに基づき1以上のジオフェンス106を定義してもよい。
鑑賞継続時間項目(地理的ロケーション)820は、各地理的ロケーション項目802で顧客またはモバイルクライアント装置108が掛ける平均継続時間を示してもよい。当該情報は、例えばモバイルクライアント装置108および/または人口モニタリング装置110から取得された情報の融合であってもよい。図8の例示の実施形態においては、鑑賞継続時間項目(地理的ロケーション)820毎に、長時間(「H」 により示す)、中時間(「M」により示す)、および短時間(「L」により示す)がある。これらさまざまな時間(高/中/低)は、例えば、各地理的ロケーション項目802で掛かる時間の75番目、50番目、および25番目のパーセンタイルを表してもよい。
収容能力項目(地理的ロケーション)822は、何人の顧客が各地理的ロケーション項目802を占めているかを示してもよい。図8の例示の実施形態においては、各地理的ロケーション項目802で利用可能なスペースの数が、各地理的ロケーション項目802からの距離(遠、中、および近)により示されている。収容能力項目(地理的ロケーション)822は、往来・収容能力データベース242および/またはユーザ・プロファイル・データベース262からの情報と一緒に、管理サーバ208により利用され、任意の時刻に各地理的ロケーション項目802でどれくらいスペースが残っているかを決定してもよい。
人気ランキング(地理的ロケーション)824は、各地理的ロケーション項目802の人気を示してもよい。図8に示すように、人気ランキング(地理的ロケーション)824は、会場内の他の地理的ロケーションと比較した時の各地理的ロケーション項目802のランキングを表す数であってもよい。例えば、図8のパンダの展示は、会場内で5番目に人気の地理的ロケーションかもしれない。代わりに、人気ランキング(地理的ロケーション)824は、各地理的ロケーション項目802を、地理的ロケーション・データベース252内の全ての地理的ロケーション項目、他の会場からの地理的ロケーションとでさえ、比較してもよい。他の実施形態においては、人気ランキング(地理的ロケーション)824は、各地理的ロケーション項目802の人気を表す文字列(例えば、「低」、「中」、「高」)であってもよい。
メッセージ・ポインタ(地理的ロケーション)826は、各地理的ロケーション項目802がモバイルクライアント装置108により要求される場合、各地理的ロケーション項目802と共にモバイルクライアント装置108に送信されてもよい地理的ロケーション・データベース252のメモリ404内のメッセージのロケーションを示してもよい。このようなメッセージは、いつ各地理的ロケーション項目802が最終更新されたかといった、各地理的ロケーション項目802についての情報を含んでもよい。
コンテンツ・ポインタ(地理的ロケーション)828は、要求され場合、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208に送信されてもよい地理的ロケーション・データベース252のメモリ404内の各地理的ロケーション項目802のロケーションを示してもよい。各地理的ロケーション項目802は、ビーコン/ジオフェンスID(地理的ロケーション)812またはGPS座標のロケーション(地理的ロケーション)814を含む文字列など、様々な実施形態において様々な形式で地理的ロケーション・データベース252内に保存されてもよい。
ピークカレンダータイムリスト(地理的ロケーション)830は、各地理的ロケーション項目802が最も混み合う時間のリストを含んでもよい。当該ピークカレンダータイムリスト(地理的ロケーション)830は、1日の内、1月の内、または図8の例示の実施形態のように、1年の内の特定のピークカレンダータイムを示してもよい。
予定デモンストレーション(地理的ロケーション)832は、各地理的ロケーション項目802で何らかのデモンストレーションが実施されているかどうか、およびいつ実施されるかを示してもよい。実施形態によっては、予定デモンストレーション(地理的ロケーション)832は、さらに、デモンストレーションが繰り返し実施されるか、もしそうであれば、どのぐらいの頻度で実施されるのか(例えば、毎日、毎月、毎年)を示してもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
特別人員配置またはゲストスピーカリスト(地理的ロケーション)834は、各地理的ロケーション項目802に誰か特別な人および/または顧客がいるかどうかを示してもよい。特別人員配置またはゲストスピーカリスト(地理的ロケーション)834は、さらに、今後、各地理的ロケーション項目802に特別な人および/または顧客が来る時を含んでもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
注目ランキング(地理的ロケーション)836は、会場内のある各地理的ロケーション項目802をハイライトするように構成された一時的ランキングを示してもよい。例えば、関連会場が動物園であり、現在「パンダ・ウィーク」であるとすれば、パンダ展示に関連付けられている地理的ロケーション項目802は、1年を通した他の時より高い注目ランキング(地理的ロケーション)836を有してもよい。注目ランキング(地理的ロケーション)836は、様々な実施形態において、管理サーバ208、1以上のモバイルクライアント装置108、または地理的ロケーション・サーバ250により設定されてもよい。
季節展示項目(地理的ロケーション)838は、ある時の各地理的ロケーション項目802における一時的展示を示してもよい。例えば、休日を祝うため、12月の1ヶ月間、地理的ロケーション項目802の1つでライティングがあってもよい。
優先項目(地理的ロケーション)840は、各地理的ロケーション項目802の優先度を示してもよい。当該情報は、例えば、どのぐらいの頻度で各地理的ロケーション項目802が更新されるか、またはどれだけ各地理的ロケーションが維持されているかを示してもよい。例によっては、図8に示される実施形態のように、優先項目(地理的ロケーション)840は、各地理的ロケーション項目802の優先度を示す文字列であってもよい。別の実施形態においては、優先項目(地理的ロケーション)840は、例えば、整数値であってもよい。
制約項目(地理的ロケーション)842は、各地理的ロケーションが閉鎖される特定の期間があるかどうかなど、各地理的ロケーション項目802についての追加情報を示してもよい。
図9は、例示の実施形態に係る、ユーザ・プロファイル・データベース262の、またはユーザ・プロファイル・データベース262のサブセットを示す。図9は、ユーザ・プロファイル・データベース262の、またはユーザ・プロファイル・データベース262に関連付けられているメモリ404内に保存されたデータを表してもよい。ユーザ・プロファイル・データベース262は、ユーザ・プロファイル・データベース262内の各ユーザ・プロファイルに関連付けられているユーザ・プロファイル項目902を含んでもよい。各ユーザ・プロファイル項目902内には、ユーザID(ユーザ・プロファイル)912、GPS座標リスト(ユーザ・プロファイル)914、モバイル装置ID(ユーザ・プロファイル)916、範囲設定(ユーザ・プロファイル)918、継続時間項目(ユーザ・プロファイル)920、優先場所リスト(ユーザ・プロファイル)922、人気ランキング(ユーザ・プロファイル)924、多忙時アクション(ユーザ・プロファイル)926、ブロードキャスト・メッセージ(ユーザ・プロファイル)928、予定デモンストレーション(ユーザ・プロファイル)930、スピーカへの特別リクエスト(ユーザ・プロファイル)932、優先項目(ユーザ・プロファイル)934、制約項目(ユーザ・プロファイル)936、言語(ユーザ・プロファイル)938、およびディスアビリティ項目(ユーザ・プロファイル)940があってもよい。
各ユーザ・プロファイルに関連付けられているユーザ・プロファイル項目902は、1以上のモバイルクライアント装置108に関連付けられているユーザ・プロファイルを表すユーザ・プロファイル・データベース262内のエントリを表してもよい。
ユーザID(ユーザ・プロファイル)912は、各ユーザ・プロファイル項目902に割り当てられたユーザIDを示してもよい。ユーザID(ユーザ・プロファイル)912は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはユーザ・プロファイル・サーバ260により割り当てられてもよい。
GPS座標リスト(ユーザ・プロファイル)914は、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108のGPSポジションを表してもよい。当該GPS座標リスト(ユーザ・プロファイル)914は、地理的ポジションであってもよい。実施形態によっては、GPS座標リスト(ユーザ・プロファイル)914は、図9の例示の実施形態のように、小数点以下4桁まで与えられてもよい。
モバイル装置ID(ユーザ・プロファイル)916は、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108に割り当てられたモバイル装置IDを示してもよい。当該モバイル装置ID(ユーザ・プロファイル)916は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはユーザ・プロファイル・サーバ260により割り当てられてもよい。
範囲設定(ユーザ・プロファイル)918は、モバイルクライアント装置108によりモニタされる各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108からの閾値距離を示してもよい(すなわち、他のモバイルクライアント装置108、近接ビーコン102、または一連のGPSロケーション104が閾値距離内にあるときはいつでも、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108は何らかのアクションを実行してもよい)。
継続時間項目(ユーザ・プロファイル)920は、地理的ロケーションで各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108が掛ける平均時間を示してもよい。当該情報は、例えば、モバイルクライアント装置108および/または人口モニタリング装置110から取得された情報の融合であってもよい。図9の例示の実施形態においては、継続時間項目(ユーザ・プロファイル)920毎に、長時間(「H」により示す)、中時間(「M」により示す)、および短時間(「L」により示す)がある。これらさまざまな時間(高/中/低)は、例えば、継続時間の75番目、50番目、および25番目のパーセンタイルを表してもよい。
優先場所リスト(ユーザ・プロファイル)922は、各ユーザ・プロファイルが会場内または多数の会場に渡るどの場所に、他の場所よりも訪れたいと思うかを示すリストを含んでもよい。優先場所リスト(ユーザ・プロファイル)922は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来する各ユーザ・プロファイルに対するルート計画を支援してもよい。
人気ランキング(ユーザ・プロファイル)924は、各ユーザ・プロファイル項目902の人気を示してもよい。図9に示すように、人気ランキング(ユーザ・プロファイル)924は、任意の会場内またはユーザ・プロファイル・データベース262全体内の他のユーザ・プロファイルと比較した時の各ユーザ・プロファイル項目902のランキングを表す数であってもよい。例えば、図9の「TigerFan01」というユーザID(ユーザ・プロファイル)912は、会場内で17番目に人気のユーザかもしれない。他の実施形態においては、人気ランキング(ユーザ・プロファイル)924は、各ユーザ・プロファイル項目902の人気を表す文字列(例えば、「低」、「中」、「高」)であってもよい。
多忙時アクション(ユーザ・プロファイル)926は、ユーザが多忙であると特定された(例えば、モバイルクライアント装置108に「多忙」表示を設定した)場合、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するが、例えば、他のモバイルクライアント装置108からテキスト・メッセージを受信するような、反応を促すアクションを受信するモバイルクライアント装置108により取られるアクションを表してもよい。多忙時アクション(ユーザ・プロファイル)926は、図9に示されるような、テキスト・メッセージまたは電子メールでの応答を含んでもよい。
ブロードキャスト・メッセージ(ユーザ・プロファイル)928は、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108により他の周囲の装置に連続的に送信されるメッセージを含んでもよい。ブロードキャスト・メッセージ(ユーザ・プロファイル)928は、会場に関するユーザ嗜好またはアラートのような、各ユーザ・プロファイル項目902についての何かを他のモバイルクライアント装置108に伝えてもよい。
予定デモンストレーション(ユーザ・プロファイル)930は、各ユーザ・プロファイル項目902が会場内で実施されているデモンストレーションに参加予定かどうか、およびいつ参加予定かを示してもよい。予定デモンストレーション(ユーザ・プロファイル)930は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108に関し、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
スピーカへの特別リクエスト(ユーザ・プロファイル)932は、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108の近辺にいるスピーカ/講演者に伝えられる、各ユーザ・プロファイル項目902に関連付けられているユーザの嗜好を示してもよい。スピーカへの特別リクエスト(ユーザ・プロファイル)932は、対応するモバイルクライアント装置108によりブロードキャストされ、スピーカ/講演者のユーザ・プロファイル項目902対応する周囲のモバイルクライアント装置108にアラートを出してもよい。
優先項目(ユーザ・プロファイル)934は、各ユーザ・プロファイル項目902の優先度を示してもよい。当該情報は、例えば、どのぐらいの頻度で各ユーザ・プロファイル項目902が更新されるか、またはどれだけ各ユーザ・プロファイル項目902が維持されているかを示してもよい。例によっては、図9に示される実施形態のように、優先項目(ユーザ・プロファイル)934は、各ユーザ・プロファイル項目902の優先度を示す文字列であってもよい。別の実施形態においては、優先項目(ユーザ・プロファイル)934は、例えば、整数値であってもよい。
制約項目(ユーザ・プロファイル)936は、各ユーザ・プロファイル項目902に対応するモバイルクライアント装置108が技術的または管理的制約を有するかなど、各ユーザ・プロファイル項目902についての追加情報を示してもよい。
言語(ユーザ・プロファイル)938は、各ユーザ・プロファイル項目902に関連付けられているモバイルクライアント装置108がどの言語を表示できるかを示してもよい。代わりに、言語(ユーザ・プロファイル)938は、各ユーザ・プロファイル項目902に関連付けられている顧客がどの言語を話せるか、および/または理解できるかを示してもよい。
ディスアビリティ項目(ユーザ・プロファイル)940は、各ユーザ・プロファイル項目902に関連付けられている顧客の何らかのディスアビリティを示してもよい。ディスアビリティ項目(ユーザ・プロファイル)940は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、各ユーザ・プロファイル項目902に関連付けられているモバイルクライアント装置108が行き来する会場を通るルートの計画を支援してもよい。
図10は、例示の実施形態に係る往来・収容能力データベース242、または往来・収容能力データベース242のサブセットを示す。図10は、往来・収容能力データベース242の、または往来・収容能力データベース242に関連付けられているメモリ404内に保存されたデータを表してもよい。往来・収容能力データベース242は、往来・収容能力データベース242内の各ロケーションに関連付けられているロケーション項目1002を含んでもよい。各ロケーション項目1002内には、場所ID(往来)1012、GPS座標のロケーション(往来)1014、ロケーション説明(往来)1016、範囲設定(往来)1018、往来継続時間項目(往来)1020、収容能力項目(往来)1022、人気ランキング(往来)1024、メッセージ・ポインタ(往来)1026、コンテンツ・ポインタ(往来)1028、ピークカレンダータイム(往来)1030、予定デモンストレーション(往来)1032、特別人員配置およびゲストスピーカ(往来)1034、注目ランキング(往来)1036、季節展示(往来)1038、優先項目(往来)1040、および制約項目(往来)1042があってもよい。
場所ID(往来)1012は、各ロケーション項目1002に割り当てられた識別子であってもよい。場所ID(往来)1012は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、または往来・収容能力サーバ240により割り当てられてもよい。場所ID(往来)1012は、システム200の装置により利用され、特定のロケーション項目1002に関する往来および収容能力情報を取得してもよい。例えば、特定のロケーション項目1002に関するデータを取得するリクエストは、モバイルクライアント装置108の1つから、場所ID(往来)1012をリクエストのヘッダ情報として利用する往来・収容能力サーバ240に発行されてもよい。
GPS座標のロケーション(往来)1014は、各ロケーション項目1002のGPSポジションを示してもよい。実施形態によっては、GPS座標のロケーション(往来)1014は、図10の例示の実施形態のように、小数点以下4桁まで与えられてもよい。
ロケーション説明(往来)1016は、各ロケーション項目1002に関連付けられている地理的ロケーションにおいて、システム200内で何が起きているかを示す各ロケーション項目1002の説明であってもよい。ロケーション説明(往来)1016は、ある実施形態においては、モバイルクライアント装置108および/または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
範囲設定(往来)1018は、各ロケーション項目1002に関連付けられている地理的ポジションからの閾値距離を示してもよい。範囲設定(往来)1018は、例えば、各近接ビーコン102またはGPSロケーション104の地理的ポジションに基づき1以上のジオフェンス106を定義してもよい。
往来継続時間項目(往来)1020は、各ロケーション項目1002に関連付けられている地理的ポジションでモバイルクライアント装置108が掛ける平均継続時間を示してもよい。当該情報は、例えば、モバイルクライアント装置108および/または人口モニタリング装置110から取得された情報の融合であってもよい。図10の例示の実施形態においては、往来継続時間項目(往来)1020毎に、長時間(「H」により示す)、中時間(「M」により示す)、および短時間(「L」により示す)がある。これらさまざまな時間(高/中/低)は、例えば、継続時間の75番目、50番目、および25番目のパーセンタイルを表してもよい。
収容能力項目(往来)1022は、何人の顧客が各ロケーション項目1002を占めているかを示してもよい。図10の例示の実施形態においては、各ロケーション項目1002で利用可能な座席、立席、および通路スペースの数が示されている。収容能力項目(往来)1022は、ユーザ・プロファイル・データベース262からの情報と一緒に、管理サーバ208により利用され、例えば、任意の時刻に各ロケーション項目1002でいくつ座席が残っているかを決定してもよい。
人気ランキング(往来)1024は、各ロケーション項目1002の人気を示すものであってもよい。人気ランキング(往来)1024は、例えば、整数値として往来・収容能力データベース242内に保存されてもよい。実施形態によっては、人気ランキング(往来)1024は、実際のランキングであってもよい(すなわち、任意の会場内のロケーション項目の全てが、最も人気があるものから最も人気がないものまでランク付けされ、続いて、人気ランキングを示す整数値が割り当てられる)。他の実施形態においては、人気ランキング(往来)1024は、1から10までの整数のような、人気を示す番号であってもよいが、正確さは劣る(すなわち、2つの異なるロケーション項目1002が同一の人気ランキング(往来)1024を有してもよい)。人気ランキング(往来)1024は、ユーザ・プロファイル・データベース262に記載されたユーザ嗜好から導かれても、例えば、管理サーバ208、モバイルクライアント装置108、または人口モニタリング装置110により記録された過去の人口に基づいてもよい。
メッセージ・ポインタ(往来)1026は、モバイルクライアント装置108が各ロケーション項目1002の閾値地理的距離に入る際に、管理サーバ208または往来・収容能力サーバ240によりモバイルクライアント装置108に送信される往来・収容能力データベース242のメモリ404内の往来または収容能力についてのメッセージを指し示してもよい。実施形態によっては、1つより多くのポインタがメッセージ・ポインタ(往来)1026に含まれてもよい。例えば、1つのポインタは、モバイルクライアント装置108が各ロケーション項目1002から15メーター離れた場合、モバイルクライアント装置108に送信されるメッセージを示してもよく、他のポインタは、モバイルクライアント装置108が各ロケーション項目1002から5メーター離れた場合、モバイルクライアント装置108に送信されるメッセージを示してもよい。
コンテンツ・ポインタ(往来)1028は、各ロケーション項目1002に関連付けられている往来・収容能力データベース242のメモリ404のコンテンツを指し示してもよい。このようなコンテンツは、各ロケーション項目1002に関連付けられている現在および過去の往来および収容能力データまたは今後の往来予測に関するメタデータを含んでもよい。当該情報は、例えば、モバイルクライアント装置108が各ロケーション項目1002に地理的に近い場合、モバイルクライアント装置108により取得されてもよい。
ピークカレンダータイム(往来)1030は、いつ各ロケーション項目1002が最も多忙か(顧客により混み合っているか)を示してもよい。当該ピークカレンダータイム(往来)1030は、各ロケーション項目1002に関する履歴データに基づいた測定であってもよい。ピークカレンダータイム(往来)1030は、1日、1月、または、図10の実施形態のように、1年で、各ロケーション項目1002が最も賑やかな1以上の時を示してもよい。当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、例えば、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
予定デモンストレーション(往来)1032は、各ロケーション項目1002で何らかのデモンストレーションが実施されているかどうか、およびいつ実施されるかを示してもよい。実施形態によっては、予定デモンストレーション(往来)1032は、さらに、デモンストレーションが繰り返し実施されるか、もしそうであれば、どのぐらいの頻度で実施されるのか(例えば、毎日、毎月、毎年)を示してもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。それと共に、当該情報は、各ロケーション項目1002の地理的ロケーションにおける今後の往来の予測において、往来・収容能力サーバ240を支援してもよい。
特別人員配置およびゲストスピーカ(往来)1034は、各ロケーション項目1002の地理的ロケーションに誰か特別な人および/または顧客がいるかどうかを示してもよい。特別人員配置およびゲストスピーカ(往来)1034は、さらに、今後、各ロケーション項目1002の地理的ロケーションに特別な人および/または顧客が来る時を含んでもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよいし、往来・収容能力サーバ240により利用され、各ロケーション項目1002の地理的ロケーションにおける今後の往来の予測を支援してもよい。
注目ランキング(往来)1036は、会場内の特定の各ロケーション項目1002をハイライトするように構成された一時的ランキングを示してもよい。例えば、関連会場が動物園であり、現在「パンダ・ウィーク」であるとすれば、パンダ展示に関連付けられているロケーション項目1002は、1年を通した他の時より高い注目ランキング(往来)1036を有してもよい。注目ランキング(往来)1036は、様々な実施形態において、管理サーバ208、1以上のモバイルクライアント装置108、または場所サーバ230により設定されてもよい。また、当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよいし、往来・収容能力サーバ240により利用され、各ロケーション項目1002の地理的ロケーションにおける今後の往来の予測を支援してもよい。
季節展示(往来)1038は、ある時に各ロケーション項目1002に対応する地理的ロケーションにおける一時的展示を示してもよい。例えば、休日を祝うため、12月の1ヶ月間、ロケーション項目1002の1つに対応する地理的ロケーションでライティングがあってもよい。
優先項目(往来)1040は、各ロケーション項目1002の優先度を示してもよい。当該情報は、例えば、どのぐらいの頻度で各ロケーション項目1002が更新されるかを示してもよい。例によっては、図10に示される実施形態のように、優先項目(往来)1040は、各ロケーション項目1002の優先度を示す文字列であってもよい。別の実施形態においては、優先項目(往来)1040は、例えば、整数値であってもよい。
制約項目(往来)1042は、各ロケーション項目1002に存在する何らかの制約を示してもよい。例示の制約としては、図10に示すように、終了理由、ハンディキャップ非対応、販売は現金のみ受け入れ、などがあってもよい。制約項目(往来)1042は、また、各ロケーション項目1002に関連付けられている今後の往来予測に影響を与える要因を含んでもよい。当該情報は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により利用され、会場を行き来するルートの計画を支援してもよい。
図11は、例示の実施形態に係る、モバイルクライアント装置108におけるユーザインタフェースを示す。ユーザインタフェースは、出力を提供し、入力を受信することにより、モバイルクライアント装置108がユーザと情報のやり取りをすることを可能にする。ユーザインタフェースは、ユーザにシステム100の状況に関するフィードバックを提供するデータベース212、222、232、242、252、262内に保存された情報の合成バージョンを表示してもよい。図11に示されたユーザインタフェースは、例として提供されたに過ぎない。当該例は、同一実施形態内に、または多数の実施形態に渡り、モバイルクライアント装置108により表示される多数のインタフェースの1つであってもよい。別の実施形態においては、ユーザインタフェースは、現在の会場を通る提案ルートのルーティング・マップ、他のモバイルクライアント装置108と通信するためのメッセージング区分、または現在の会場内の他のユーザのリストを含んでもよい。
それと共に、ユーザインタフェースは、モバイルクライアント装置108のメモリ404内に保存された多数のアプリケーションの1つに関連付けられてもよい。具体的には、ユーザインタフェースは、これまでの図で示された地理的ロケーションシステム100/200と情報をやり取りするように構成されたアプリケーションに関連付けられてもよい。ユーザインタフェースは、実施形態によっては、アプリケーション・タイトル1102、(ポップアップ通知タイトル1104およびポップアップ通知情報1106を含む)ポップアップ通知、および(ヒートマップ・タイトル1108、往来指標1110、人口指標1112、現在ロケーション指標1114、および選択された展示会1116を含む)ライブのヒートマップを含んでもよい。
アプリケーション・タイトル1102は、モバイルクライアント装置108内でプロセッサ402により現在実行されているアプリケーションのタイトルをユーザに表示する。当該アプリケーション・タイトル1102は、ユーザにフィードバックを提供し、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションが現在利用されていることを明確にする。
ポップアップ通知タイトル1104は、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションの実行中、定期的に表示されてもよい。ポップアップ通知タイトル1104は、例えば、モバイルクライアント装置108がジオフェンス106の1つのように、近接ビーコン102またはGPSロケーション104の1つの閾値距離内にある場合に現れてもよい。ポップアップ通知に関連付けられているポップアップ通知データは、モバイルクライアント装置108により内部で生成されてもよく、管理サーバ208またはユーザ・プロファイル・サーバ260のような、他の装置からネットワーク202を通して受信されてもよい。
ポップアップ通知タイトル1104は、それ自体、モバイルクライアント装置108により表示され、ユーザインタフェースの他の区分の内、ユーザインタフェースのポップアップ通知区分を詳細に叙述してもよい。ポップアップ通知タイトル1104内には、同様に、追加情報が表示されてもよい。表示されてもよい例示の追加の情報は、通知の期間、通知が最初に表示された時刻、ポップアップ通知を閉じるためのボタン、およびユーザへの通知の関連性の表示を含む。
ポップアップ通知情報1106は、モバイルクライアント装置108の現在の地理的ポジションに関連する情報を表示してもよい。実施形態によっては、当該情報は、管理サーバ208、ユーザ・プロファイル・サーバ260、場所サーバ230、場所間ルート・サーバ220、往来・収容能力サーバ240、会場マップ・サーバ210、近接ビーコン102、またはスキャナ204から、ネットワーク202を通して受信される。
例えば、モバイルクライアント装置108が会場に入る際、会場マップと共に歓迎メッセージが会場マップ・サーバ210から受信、または管理サーバ208から受信され、ポップアップ通知情報1106内に表示されてもよい。他の例として、モバイルクライアント装置108が歩道に食品がこぼれたといった出来事や通路に大勢の観客が立っていることが原因で一時的に閉鎖または混雑したルートを行き来し始める場合、モバイルクライアント装置108は、そのルートがしばらくの間閉鎖していることを示し、場所間ルート・サーバ220から受信されたデータに基づき、別のルートを推奨するポップアップ通知情報1106を表示してもよい。さらに他の例では、モバイルクライアント装置108は、各店舗に関連付けられているジオフェンス106に入る際、場所サーバ230から特定の店舗用の広告を受信し、ポップアップ通知情報1106内で、表示してもよい。
図11の例では、ポップアップ通知情報1106は、ユーザにカーショー内の特定の展示会への歓迎メッセージを提供する。当該ポップアップ通知情報1106は、例えば、モバイルクライアント装置108がカーショー内の「クラシックカー展示会」を表す近接ビーコン102またはGPSロケーション104を取り囲むジオフェンス106内に来た場合に表示されてもよい。ポップアップ通知情報1106は、さらに、Webブラウザにより開かれ得るWebサイトを提供し、ポップアップ通知情報1106に関連しているより多くの情報を表示する。
ユーザインタフェースは、さらに、モバイルクライアント装置108が現在位置している会場のヒートマップを表示してもよい。当該ヒートマップは、ユーザに会場内の他の顧客の人口に関する情報を提供してもよい。当該情報は、人口密度および/または人口動態に基づき、会場を通るルートまたは会場内の好適な展示会の選択を支援してもよい。
ヒートマップ・タイトル1108は、ユーザインタフェースのどの区分がヒートマップに特化しているかを示す。ヒートマップを生成するために利用されたデータが記録された時刻、ヒートマップが更新された最終時刻、またはどのようにヒートマップを読み取るかを示す説明文など、ヒートマップについての他の情報は、それ自体、さらにヒートマップ・タイトル1108内に表示されてもよい。
往来指標1110は、任意のルートまたは歩道内の顧客の人口密度を示してもよい。図11の例示の実施形態においては、点の密度が任意のルートがどのくらい混み合っているかを示す(すなわち、実線は顧客で非常に密に混み合っているルートであり、点線は顧客の混み具合がよりまばらである)。ルート内の人口密度を示すため、色をさらに、または代わりに利用してもよい。さらに、実施形態によっては、ルートに沿って異なる閾値人口密度を示すために、等高線が引かれてもよい。
会場内のルートの人口密度に加えて、ルート内の顧客が移動している割合も、往来指標1110により表示されてもよい。当該情報は、リアルタイムでユーザにより利用され、1つのポイントから他のポイントまで会場内のどの経路を取るべきかを決めてもよい。
人口指標1112は、会場内の様々なアトラクションにおける顧客の人口密度を示してもよい。図11の例示の実施形態においては、ヒートマップ内の正方形は、見本市内の様々なブースを表す。正方形内にある円は、各ブースにおける人口密度を表す(円が大きくなるほど、より多くの顧客で現在各ブースが混み合っていること、円がないのは各ブースに現在顧客がいない、または各ブースが一時的に閉鎖していることを示す)。様々なアトラクション内の人口密度を示すために、色をさらに、または代わりに利用してもよい。さらに、実施形態によっては、会場内の様々なアトラクションにおける異なる閾値人口密度を示すために、等高線が引かれてもよい。
会場の各領域における人口についての追加情報は、人口指標1112により表示されてもよい。例として、任意の領域内の女性顧客に対する男性の比率、任意の領域内の特定のスポーツチームを応援する顧客の数、任意の領域内の特定の大学を卒業した顧客の数、任意の領域内の他の政党に対する一政党と提携した後援者の比率、または任意の領域内の顧客の平均年齢は全て、1以上の人口指標1112により表示され得る。
現在ロケーション指標1114は、ヒートマップの他の対象に対して、モバイルクライアント装置108が現在位置しているユーザインタフェースをモバイルクライアント装置108に表示してもよい。図11で示される例示の実施形態においては、現在ロケーション指標1114は、星の記号により示されている。
現在ロケーション指標1114は、実施形態によっては、モバイルクライアント装置108が最後に更新され、管理サーバ208に送信された時のモバイルクライアント装置108の地理的ロケーションに基づいてもよい。代わりに、モバイルクライアント装置108は、GPS座標、または多数の近接ビーコン102からの現在の距離に基づき、現在のロケーションを確立してもよい。他の実施形態においては、現在ロケーション指標1114は、モバイルクライアント装置108が交差した直近のジオフェンス106に基づいてもよい。
選択された展示会1116は、特定の時にその地理的ロケーションで実施されているあるアクティビティに基づき、モバイルクライアント装置108により選択された特定の地理的ロケーションであってもよい。代わりに、選択された展示会1116は、ユーザにより選択されてもよい。例えば、モバイルクライアント装置108のユーザインタフェース内の選択された展示会1116は、選択された展示会1116についてより多くの情報を得るため、ユーザによりハイライトされてもよい。図11の実施形態において、選択された展示会1116は、対応する地理的ロケーションにおける人口動態についてのより多くの情報を提供する。図11で提供された情報は、対応する地理的ロケーションにおける男性および女性の数である。当該情報(地理的ロケーションにおける男性および女性の数)は、様々な実施形態において、会場での展示会の全てに対し、ヒートマップ内で代わりに、または追加で提供され得る。
モバイルクライアント装置108により表示されてもよい別のヒートマップに関しては、図13および付随する説明を参照のこと。
図12は、例示の実施形態に係る、メッセージ送信テーブル1200を示す。図12は、ユーザ・プロファイル・データベース262、地理的ロケーション・データベース252、場所データベース232、または管理サーバ208に関連付けられているデータベースのメモリ404内に保存されたデータを表してもよい。メッセージ送信テーブル1200は、様々な地理的ロケーションに関連するモバイルクライアント装置108のロケーションに基づきモバイルクライアント装置108にどのメッセージが送信されるかを管理サーバ208が判断決定する支援をする。メッセージ送信テーブル1200は、地理的ロケーション・データベース252として同一のロケーションに保存されよいし、代わりに、メッセージ送信テーブル1200は、地理的ロケーション・データベース252内の地理的ロケーション項目802ごとの追加コラムを表してもよい。
メッセージ送信テーブル1200は、メッセージ送信テーブル1200内の地理的ロケーション1202毎の項目を含んでもよい。地理的ロケーション1202に対する各項目には、会場(メッセージ送信)1212、ロケーション(メッセージ送信)1214、メジャーロケーション(メッセージ送信)1216、マイナーロケーション(メッセージ送信)1218、遠距離メッセージ(メッセージ送信)1220、近距離メッセージ(メッセージ送信)1222、即時距離メッセージ(メッセージ送信)1224、領域退出メッセージ(メッセージ送信)1226、低プッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1228、中間レベルプッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1230、高プッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1232、およびプッシュ通知ポップアップ設定(メッセージ送信)1234があってもよい。
地理的ロケーション1202毎の項目は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208によりモニタされる地理的ロケーションの1つを表してもよい。地理的ロケーション1202は、近接ビーコン102の1つ、またはGPSロケーション104の1つに対応してもよい。
会場(メッセージ送信)1212は、各地理的ロケーション1202に対する項目に関連付けられている会場を示してもよい。例えば、図12の実施形態に示されるように、会場は、見本市または動物園であってもよい。
ロケーション(メッセージ送信)1214は、各地理的ロケーション1202に対する項目の会場内のロケーションであってもよい。ロケーションは、各地理的ロケーション1202に対する項目がどこにあるかを特定するタイトルとなってもよい。ロケーション(メッセージ送信)1214は、例えば、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により確立されてもよい。ロケーション(メッセージ送信)1214は、モバイルクライアント装置108の1つが地理的ロケーション1202に対する項目の1つの閾値距離内に来る場合、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208がメッセージ送信テーブル1200からメッセージを取得するような、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により検索可能なフィールドであってもよい。
メジャーロケーション(メッセージ送信)1216は、各地理的ロケーション1202に対する項目が位置する、会場のより広い、通常特定可能な領域を示してもよい。例えば、メジャーロケーション(メッセージ送信)1216は、スタジアムの西半分またはショッピングモールの最上階であってもよい。
マイナーロケーション(メッセージ送信)1218は、各地理的ロケーション1202が位置する、メジャーロケーション(メッセージ送信)1216内に位置する、会場のより詳細な小領域を提供してもよい。先の2つの例に関連して、マイナーロケーション(メッセージ送信)1218は、スタジアムの北西角またはショッピングモールの最上階の南半分であってもよい。
遠距離メッセージ(メッセージ送信)1220は、モバイルクライアント装置108が各地理的ロケーション1202から、15メーターといった、離れた閾値距離に入った際、モバイルクライアント装置108により表示されるべきメッセージを示してもよい。遠距離メッセージ(メッセージ送信)1220は、例えば、モバイルクライアント装置108が離れた閾値距離に入った際、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により取得されてもよい。
近距離メッセージ(メッセージ送信)1222は、モバイルクライアント装置108が各地理的ロケーション1202から、10メーターといった、近い閾値距離に入った際、モバイルクライアント装置108により表示されるべきメッセージを示してもよい。近距離メッセージ(メッセージ送信)1222は、例えば、モバイルクライアント装置108が近い閾値距離に入った際、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により取得されてもよい。
即時距離メッセージ(メッセージ送信)1224は、モバイルクライアント装置108が各地理的ロケーション1202から、1メーターといった、非常に近い閾値距離に入った際、モバイルクライアント装置108により表示されるべきメッセージを示してもよい。即時距離メッセージ(メッセージ送信)1224は、例えば、モバイルクライアント装置108が即時閾値距離に入った際、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により取得されてもよい。
領域退出メッセージ(メッセージ送信)1226は、モバイルクライアント装置108が各地理的ロケーション1202からの閾値距離内にあった後、全ての距離閾値を出た(例えば、15メーターより離れた)際、モバイルクライアント装置108により表示されるべきメッセージを示してもよい。領域退出メッセージ(メッセージ送信)1226は、例えば、モバイルクライアント装置108が領域を出る際、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により取得されてもよい。
低プッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1228は、モバイルクライアント装置108に関連付けられているユーザ嗜好が「低」に設定されたプッシュ通知設定を有する場合、モバイルクライアント装置108が各地理的ロケーション1202の閾値距離に入る際、モバイルクライアント装置108により、もしあれば、表示されるべきプッシュ通知を示してもよい。当該閾値距離は、先で定められた閾値距離の1つ(例えば、遠、近、即時)と同一であってもよいが、同一である必要はない。低プッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1228は、例えば、モバイルクライアント装置108が閾値距離に入る際、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により取得されてもよい。
中間レベルプッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1230は、モバイルクライアント装置108に関連付けられているユーザ嗜好が「中」に設定されたプッシュ通知設定を有する場合、モバイルクライアント装置108が各地理的ロケーション1202の閾値距離に入る際、モバイルクライアント装置108により、もしあれば、表示されるべきプッシュ通知を示してもよい。当該閾値距離は先で定められた閾値距離の1つ(例えば、遠、近、即時)と同一であってもよいが、同一である必要はない。中間レベルプッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1230は、例えば、モバイルクライアント装置108が閾値距離に入る際、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により取得されてもよい。
高プッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1232は、モバイルクライアント装置108に関連付けられているユーザ嗜好が「高」に設定されたプッシュ通知設定を有する場合、モバイルクライアント装置108が各地理的ロケーション1202の閾値距離に入る際、モバイルクライアント装置108により、もしあれば、表示されるべきプッシュ通知を示してもよい。当該閾値距離は先で定められた閾値距離の1つ(例えば、遠、近、即時)と同一であってもよいが、同一である必要はない。高プッシュ通知設定プッシュ通知(メッセージ送信)1232は、例えば、モバイルクライアント装置108が閾値距離に入る際、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により取得されてもよい。
プッシュ通知ポップアップ設定(メッセージ送信)1234は、モバイルクライアント装置108により表示された場合、上記で参照されたプッシュ通知の何れかをポップアップするべきかどうか(すなわち、プッシュ通知が表示された場合、モバイルクライアント装置108のユーザインタフェース内で生じている他の何かの上にプッシュ通知を表示するべきかどうか)を示してもよい。別の実施形態においては、プッシュ通知ポップアップ設定(メッセージ送信)1234は、図12の例示の実施形態において提示されている「はい」対「いいえ」の二択ではなくて、プッシュ通知のタイプによるオプションの範囲での決定であってもよい。
図13は、例示の実施形態に係る、ヒートマップ1300を示す。図13に示される例示のヒートマップ1300は、多数の動物展示を含む動物園のものである。展示は、例えば、ジオフェンス106により定義されてもよい。ヒートマップ1300は、プリンタ206の1つにより印刷されてもよく、図11と同様に、モバイルクライアント装置108のユーザインタフェース内に表示されてもよい。ヒートマップ1300は、ヒートマップ・タイトル1302、往来指標1304、現在ロケーション指標1306、および様々なロケーションに関する人口指標1308を含んでもよい。
ヒートマップ・タイトル1302は、見ている人に印刷された地図が何を表示しているのか、またはモバイルクライアント装置108に現在、何が表示されているのかを示す。ヒートマップ・タイトル1302は、実施形態によっては、いつそれが印刷されたのか、または、それが今後の予測ヒートマップ1300である場合、予測ヒートマップ1300の信頼水準、および予測ヒートマップ1300が関連すべき期間のような、より多くの情報を含んでもよい。
往来指標1304は、図10に示された往来指標1110に似ている(様々なルートに沿った点の密度は、往来の密度を示している)。往来指標1304は、例えば、モバイルクライアント装置108、人口モニタリング装置110、場所間ルート・データベース222、および往来・収容能力データベース242からの情報の統合であってもよい。
往来密度または往来が進行している割合を示すために、色をさらに、または代わりに利用してもよい。実施形態によっては、異なる往来状況を示すために、等高線が引かれてもよい。さらに、往来指標1304は、会場の任意のルート内の往来の優勢な流れを示してもよく、それにより、会場内の顧客による、各ルートを行き来するための好適な方向を示す。加えて、往来指標1304は、ルートを完全に利用できない建設工事やルート閉鎖のような、他のルート・アラートも示してもよい。
現在ロケーション指標1306は、図11に示される現在ロケーション指標1114に似ている。図13のヒートマップが印刷されたヒートマップ1300だった場合、現在ロケーション指標1306は、会場を巡る各顧客に必ずしも関連していないため、ヒートマップ1300上に印刷されなくてよい。他の実施形態においては、現在ロケーション指標1306は、それでも、ヒートマップ1300が印刷された時刻を示すタイムスタンプ、またはヒートマップ1300を印刷するために利用されたプリンタ206のロケーションを示すプリンタロケーション指標と共に、ヒートマップ1300に印刷されてもよい。
人口指標1308は、図11に示された人口指標1112に似ている。しかしながら、図13の例示の実施形態において、人口指標1308は動物園内の展示ごとの人口を示す1から10までの数である。従って、セイウチおよびキリンのような、少ない数の展示は、ライオンおよびゾウのような、大きい数の展示よりも混み合っていない。これらの数は、物理的な人口を示してもよい(例えば、数「5」は、各展示を500人の顧客が見ていることを表す)。
別の実施形態においては、人口指標1308は、全ての展示のうちの人口ランクを特定する数を有し得る。例えば、ゾウの展示のような、非常に人気がある展示は、任意の時の顧客人口に関して1位にランク付けされるかもしれず、それ故、その人口指標1308として数「1」が割り当てられる。一方、不人気なセイウチは、全ての動物園の動物展示のうち、最も少ない人口を有するかもしれず、それ故、その人口指標1308として数「18」が割り当てられる。
さらに他の実施形態においては、人口指標1308は、任意の地理的ロケーションにある各会場(図13の例を使用すれば、動物園)内の全ての顧客のパーセンテージを示す数であってもよい。例えば、任意の時に動物園に2500人の顧客がいる場合、その顧客のうち250人は、コアラ展示を定義するジオフェンス106内にいて、コアラが「1」の人口指標1308を有するかもしれない。人口指標1308は、代わりに、任意の地理的ロケーションが占めているパーセンテージを示してもよい(例えば、「95%」は、任意の地理的ロケーションの利用可能なシートの95%が埋まっていることを表してもよい)。
さらに、または代わりに、会場内の様々な領域がどれぐらい密に混み合っているかを示すために、色を人口指標1308として利用してもよい。さらに、実施形態によっては、会場内の異なる閾値人口密度を示すために、等高線が人口指標1308として利用されてもよく、引かれてもよい。なおさらに、人口指標1308は、会場内の顧客のサブセットについての人口情報を表してもよい(例えば、会場内の男性の人口配分、会場内の子どもの人口配分、または会場内の警察官の人口配分)。
過去のデータに基づく様々な展示における代表的な閑散期、ある展示におけるある時の特別ゲストにより与えられる特別なプレゼンテーション、および一般的なルートが高い人口密度/往来レベルを有する場合、地図上の地理的ロケーション間で取るべき別のルートといった、追加情報が、他の実施形態におけるヒートマップ1300に提供されてもよい。
図14aは、例示の実施形態に係るメソッド1400をフローチャートにて示す。メソッド1400は、システム200の様々なコンポーネントにより完成してもよく、それによりモバイルクライアント装置108はその近接ビーコン102、GPSロケーション104、およびジオフェンス106に関連した地理的ロケーションをモニタできる。モニタリング・ループは、メソッド1400内で、サブメソッド1440の間に起こる。
ステップ1402において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108がその地理的ロケーションをモニタし、システム200の他の装置とネットワーク202を通して通信するように構成するアプリケーションをモバイルクライアント装置108がダウンロードすることを含む。ステップ1402は、モバイルクライアント装置108がクラウド・サーバまたは管理サーバ208のようなサーバに関連付けられているリポジトリからアプリケーションを取得することを含んでもよい。アプリケーションを取得する際、モバイルクライアント装置108は、また、モバイルクライアント装置108のメモリ404にアプリケーションを保管してもよい。ステップ1402は、さらに、モバイルクライアント装置108がアプリケーションをインストールすることを含んでもよい。
ステップ1404において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108がアプリケーションを開始することを含む。ステップ1404は、モバイルクライアント装置108が不揮発性メモリ(例えば、読み取り専用メモリ−ROM)から揮発性メモリ(例えば、ランダム・アクセス・メモリ−RAM)へ、アプリケーション、またはその一部を移行することを含んでもよい。ステップ1404は、また、モバイルクライアント装置108のプロセッサ402がアプリケーションを実行することを含んでもよい。
実施形態によっては、モバイルクライアント装置108に関連付けられているユーザが予め地理的ロケーションモニタリング・サービス内にプロファイルを設定していた場合、メソッド1400、1406、および1408の以下の2つのステップは無視してもよい。
ステップ1406において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108が関連するユーザ・プロファイルを設定することを含む。ステップ1406は、モバイルクライアント装置108がユーザ・プロファイル・データベース262内に新規エントリを作成すること(すなわち、新しいユーザID912およびパスワードに関連付けられているユーザ・プロファイル項目902の作成すること)を伴ってもよい。当該作成は、実施形態によっては、ステップ1404で開始されたアプリケーション内のユーティリティを使用して行われてもよい。別の実施形態においては、当該作成は、Webブラウザ・インタフェースを使用して行われてもよい。モバイルクライアント装置108に関連付けられているユーザ・プロファイルは、そのモバイルクライアント装置108に関連付けられているユーザ・プロファイルのみでもよいし、モバイルクライアント装置108に関連付けられている多数のユーザ・プロファイルの1つであってもよい。
さらに、ステップ1406においては、メソッド1400は、年齢、性別、身長、体重、好きなスポーツチーム、好きな動物など、個別のユーザの人口動態情報の提供も含めてもよい。当該情報は、後に、モバイルクライアント装置108により、または管理サーバ208により利用され、モバイルクライアント装置108により多くの個別のコンテンツを提供してもよい。(ユーザ・プロファイル項目902に含まれる)図9に示される情報のいくつかは、メソッド1400のステップ1406の間に設定されてもよい。
ステップ1408において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108によるユーザ嗜好の設定を含む。これらのユーザ嗜好は、印刷嗜好、走査嗜好、各モバイルクライアント装置108における通知頻度についての嗜好、各モバイルクライアント装置108にどのように、およびいつ通知を表示するかについての嗜好、会場の他のユーザへの対応するユーザ・プロファイルの可視性、ヒートマップおよび/またはルーティング・マップ表示嗜好などを含んでもよい。(ユーザ・プロファイル項目902に含まれる)図9に示された情報のいくつかは、メソッド1400のステップ1408の間に設定されてもよい。
ステップ1410において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108が地理的ロケーションモニタリング・サービスにログインすることを含む。当該サービスは、モバイルクライアント装置108で局所的に実施されてもよい。代わりに、サービスは、管理サーバ208のような、ネットワーク202上のサーバにより実施されてもよく、クラウド・サーバで実施されてもよい。ステップ1410のログインは、ユーザ・プロファイル情報をユーザ・プロファイル・データベース262から取得し、その情報をモバイルクライアント装置108により提供される認証情報と比較するサービスを実施しているエンティティにより生じてもよい。ログイン認証情報の照合の際、モバイルクライアント装置108は、ログイン完了通知または「ホーム」インタフェースを表示してもよい。
ステップ1412において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108が新しい会場に入ったかどうかを決定することを含む。モバイルクライアント装置108が新しい会場に入った場合、メソッド1400はステップ1414に進む。モバイルクライアント装置108が新しい会場に入らなかった場合、メソッド1400はステップ1416に進む。
ステップ1412の決定は、モバイルクライアント装置108、それ自体によりなされてもよい。新しい会場に入る際、モバイルクライアント装置108は、会場のGPS座標または周囲の近接ビーコン102に基づき、以前入ったことがない大きな地理的エリア(会場)にあることを認識してもよい。代わりに、新しい会場に入る際、モバイルクライアント装置108は、モバイルクライアント装置108が新しい会場に入ったことを示すユーザからの入力を受信してもよい。どちらかが起これば、モバイルクライアント装置108は新しい会場に入ったことを確証する。
別の実施形態においては、管理サーバ208が、モバイルクライアント装置108が新しい会場にはいったかどうか決定してもよい。例えば、管理サーバ208は、新しいモバイルクライアント装置108が会場に入るたびに、1以上の人口モニタリング装置110からの更新を受信してもよい。それと共に、または代わりに、モバイルクライアント装置108が会場に入る場合、ユーザ・プロファイル・サーバ260は、モバイルクライアント装置108に関連付けられている各ユーザ・プロファイルの現在の会場を示すユーザ・プロファイル・データベース262を更新してもよい。当該情報は、管理サーバ208に伝えられてもよい。他の実施形態においては、モバイルクライアント装置108は、周囲のモバイルクライアント装置108に互いに近接したところにあることをアラートしてもよい。モバイルクライアント装置108がその会場に初めて入る場合、アラートを受けた周囲のモバイルクライアント装置108は、管理サーバ208に会場に初めて入るモバイルクライアント装置108のことを通知してもよい。
ステップ1414において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108がカスタマイズされた会場データをダウンロードし、データに関して生じるトリガを有効にし、サブメソッド1440を開始することを含む(サブメソッド1440に関する詳細については図14bおよび付随する説明を参照のこと)。モバイルクライアント装置108にダウンロードされたデータは、管理サーバ208、他のモバイルクライアント装置108、またはデータベース212、222、232、242、252、262の何れかから来たものでもよい。データは、地図、スケジュール、ユーザ・プロファイル、地理的ロケーション、ルート情報などを含んでもよい。
モバイルクライアント装置108がトリガを有効化することには、モバイルクライアント装置108があるトリガがいつ起こるべきか、それらのトリガに応じて何が行われるべきかを確証することを含む。例えば、1つのトリガは、モバイルクライアント装置108がある近接ビーコン102のジオフェンス106内にある場合、生じるように設定されてもよい。ジオフェンス106の閾値を交差する際、モバイルクライアント装置108は、モバイルクライアント装置108が各近接ビーコン102の周囲にあると書いてあるポップアップ通知を発行するように設定される。
ステップ1416において、メソッド1400は、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108において終了したかどうか決定することを含む。地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108において終了した場合、メソッド1400はステップ1418に進む。終了していない場合、メソッド1400はステップ1412に戻る。
地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108において終了したかどうかの決定は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により行われてもよい。例えば、モバイルクライアント装置108は、現在プロセッサ402により実行されている処理、またはモバイルクライアント装置108のメモリ404の揮発性区分内に現在保存されている処理をモニタしてもよい。
代わりに、管理サーバ208は、モバイルクライアント装置108にメッセージを送信して、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションが終了したかどうかを確認してもよい。アプリケーションが終了した場合、モバイルクライアント装置108は、終了したことを示すメッセージに応答してもよいし、全く応答しなくてもよい。モバイルクライアント装置108が一定時間内に応答しない場合、管理サーバ208内でタイムアウトが生じてもよく、管理サーバ208が地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションはモバイルクライアント装置108において終了したという決定をしてもよい。
ステップ1418において、メソッド1400は、モバイルクライアント装置108における地理的ロケーションモニタリング・サービスを停止することを含む。これは、モバイルクライアント装置108とシステム200内の1以上の他の装置の間の通信の一時停止により生じてもよい。加えて、モバイルクライアント装置108は、エネルギーの節約のため、パワーを落としてもよい。パワーを落とすことには、モバイルクライアント装置108が止まること、またはモバイルクライアント装置108がBLUETOOTH(登録商標)通信、WiFi(登録商標)通信、またはGPS通信のようなある機能の動作を停止させることを含めてもよい。
実施形態によっては、ステップ1418は、また、管理サーバ208またはユーザ・プロファイル・サーバ260がユーザ・プロファイル・データベース262からモバイルクライアント装置108および関連付けられているユーザ・プロファイルを削除することを含めてもよい。これは、ユーザ・プロファイル・データベース262内のメモリ404を節約するために生じてもよい。
ステップ1420において、メソッド1400は、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108で再開したかどうか決定することを含む。地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108において再開された場合、メソッド1400はステップ1410に戻る。地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108で再開されなかった場合、メソッド1400はステップ1420の開始に戻る。このように、当該ループ(地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108において再開されたかどうか、繰り返し決定すること、すなわちメソッド1400のステップ1420の実行)は、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションがモバイルクライアント装置108において再開されるまで無期限に継続してもよい。
実施形態によっては、ステップ1420は、管理サーバ208により実行される。例えば、管理サーバ208は、定期的にモバイルクライアント装置108のネットワークの接続を確認し、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションが再開されたかどうか確認してもよい。別の実施形態においては、ステップ1420は、モバイルクライアント装置108により実行されてもよい。例えば、モバイルクライアント装置108がプロセッサ402を使用してメモリ404内に保存された地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションの実行を開始する場合、モバイルクライアント装置108は、システム200内の他の装置に「再接続」したこと(すなわち、システム200の地理的ロケーションモニタリングへの参加復帰)を示すアラートを発行してもよい。
図14bは、例示の実施形態に係る、サブメソッド1440をフローチャートにて示す。サブメソッド1440は、モバイルクライアント装置108が新しい会場に入った際、モバイルクライアント装置108のモニタリングを実行する。
ステップ1442において、サブメソッド1440は、モバイルクライアント装置108に関連付けられている特定の会場に関するモニタリング・サブメソッド1440(サブルーチン)を開始することを含む。ステップ1442は、モバイルクライアント装置108がモバイルクライアント装置108のプロセッサ402を使用して、モバイルクライアント装置108のメモリ404内に保存されたサブメソッド1440を実行することを含んでもよい。実施形態によっては、サブメソッド1440は、地理的ロケーションモニタリング・アプリケーションを表す命令の一部であってもよい。
他の実施形態においては、サブメソッド1440は、モバイルクライアント装置108のメモリ404内に保存された命令の完全に別のセットであってもよい。さらに他の実施形態においては、サブメソッド1440は、例えば、会場間で異なっていてもよいし、管理サーバ208に保存されてもよい。この場合、モバイルクライアント装置108は、ステップ1442で管理サーバ208からサブメソッド1440を表す命令をダウンロードする必要があってもよい。サブメソッド1440は、代わりに、管理サーバ208に含まれるプロセッサ402により実行されてもよい。
ステップ1444において、サブメソッド1440は、モバイルクライアント装置108が地理的ロケーションの閾値距離内に来たかどうか決定することを含む。モバイルクライアント装置108が地理的ロケーションの閾値距離内に来た場合、サブメソッド1440はステップ1446に進む。モバイルクライアント装置108が地理的ロケーションの閾値距離内に来なかった場合、サブメソッド1440はステップ1450に進む。
ステップ1444は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により実行されてもよい。地理的ロケーションは、近接ビーコン102の1つまたはGPSロケーション104の1つにより示されてもよい。加えて、対応する閾値距離は、ジオフェンス106の1つであってもよい。
モバイルクライアント装置108が地理的ロケーションの閾値距離内に来たかどうかの決定には、実施形態によっては、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208がモバイルクライアント装置108の現在のGPS座標と、指定された地理的ロケーションのGPSロケーション104を比較することを含んでもよい。他の実施形態においては、ステップ1444の決定は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208がモバイルクライアント装置108の現在のGPS座標または会場内の座標を、指定されたジオフェンス106を定義するGPS座標または会場内の座標と比較することを含んでもよい。さらに他の実施形態においては、ステップ1444の決定は、モバイルクライアント装置108が指定された近接ビーコン102から受信した、ブロードキャストに関連付けられている力を計測することを含んでもよい。
ステップ1446において、サブメソッド1440は、モバイルクライアント装置108が管理サーバ208にアラートを送信することを含む。当該アラートは、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108の現在の会場内の座標またはGPS座標を示してもよい。アラートは、また、(例えば、地理的ロケーション・データベース252内に保存された地理的ロケーションの)各地理的ロケーションのどれに対し、モバイルクライアント装置108が閾値距離内にあるのかを示してもよい。さらに、閾値距離は、場所データベース232、地理的ロケーション・データベース252、ユーザ・プロファイル・データベース262、管理サーバ208、またはモバイルクライアント装置108内に定義および/または保存されてもよい。
ステップ1448において、サブメソッド1440は、管理サーバ208がモバイルクライアント装置108にカスタマイズされた応答を送信することを含む。カスタマイズされた応答は、実施形態によっては、ユーザ・プロファイル・データベース262内の情報に基づき個別化されてもよい。加えて、カスタマイズされた応答は、プリンタ206により印刷される印刷データ、ポップアップ通知、プッシュ通知、モバイルクライアント装置108により表示される画像、モバイルクライアント装置108により表示されるヒートマップ、広告、メッセージ、またはウェブアドレスを含んでもよい。
カスタマイズされた応答は、モバイルクライアント装置108の近くにあった地理的ロケーションに関して、管理サーバ208がモバイルクライアント装置108から受信した情報に依存してもよい。カスタマイズされた応答は、また、データベース212、222、232、242、252、262の何れか、または全てに保存された情報に基づいてもよい。
ステップ1450において、サブメソッド1440は、モバイルクライアント装置108がモニタされていた特定の会場を去ったかどうか決定することを含む。モバイルクライアント装置108が特定の会場を去った場合、サブメソッド1440はステップ1452に進む。モバイルクライアント装置108が特定の会場を去っていない場合、サブメソッド1440はステップ1444に戻る。
ステップ1450は、実施形態によっては、モバイルクライアント装置108により実施されてもよい。モバイルクライアント装置108は、例えば、モバイルクライアント装置108の現在のGPS座標を確認し、それらを現在の会場の境界を示すGPS座標と比較してもよい。モバイルクライアント装置108の現在のGPS座標が現在の会場の境界の外である場合、モバイルクライアント装置108は、管理サーバ208にメッセージを送信し、モバイルクライアント装置108はもはや会場にないことを示してもよい。
他の実施形態においては、モバイルクライアント装置108が特定の会場を去る時はいつでも、モバイルクライアント装置108(モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはユーザ・プロファイル・データベース262内の何れか)によりフラグがセットされてもよい。当該フラグは、モバイルクライアント装置108は現在の会場内にないことを管理サーバ208または他のモバイルクライアント装置108に示してもよい。
さらに他の実施形態においては、管理サーバ208は、GPSポジション、または会場内のある場所に関連するロケーション(会場座標)の何れかにより決定された、モバイルクライアント装置108の直近の既知の地理的ロケーションを、会場の境界と比較してもよい。直近の既知のロケーションが会場の境界の外にある場合、管理サーバ208は、モバイルクライアント装置108がもはや会場内にないことを決定してもよい。
さらに、または代わりに、管理サーバ208は、モバイルクライアント装置108のネットワークの接続を確認し、モバイルクライアント装置108の現在のロケーションを受信してもよい。モバイルクライアント装置108は、(GPSポジションまたは会場座標の何れかにより)モバイルクライアント装置108の現在のロケーションに応答してもよい。モバイルクライアント装置108が一定時間内に応答しない場合、管理サーバ208は、「タイムアウト」を開始し、それ故、モバイルクライアント装置108が範囲外にあるか、パワーを落としたかの何れかであると推測してもよい。このことは、モバイルクライアント装置108がもはや会場内にないことを管理サーバ208に示す。
ステップ1452において、サブメソッド1440は、特定の会場に関し、モニタリング・サブメソッド1440(サブルーチン)を終了することを含む。ステップ1452は、システム100の装置が、もはやモバイルクライアント装置108をモニタしない/モバイルクライアント装置108と通信を行わないことを含んでもよい。ステップ1452は、また、ユーザ・プロファイル・データベース262または管理サーバ208内で更新されるモバイルクライアント装置108のロケーションを含んでもよい。
モバイルクライアント装置108が特定の会場を去って、別の会場に向かう場合、ステップ1452は、また、モバイルクライアント装置108が異なる会場に対してサブメソッド1440を開始することを含んでもよい。代わりに、異なる会場に対するサブメソッド1440は、モバイルクライアント装置108に関して管理サーバ208内で開始されてもよい。
図15は、例示の実施形態に係る、ルーティング・マップ1500を示す。ルーティング・マップ1500は、プリンタ206の1つにより印刷されてもよく、モバイルクライアント装置108のユーザインタフェース内に表示されてもよい。ルーティング・マップ1500は、ルーティング・マップ・タイトル1502、方向指標1504、順序指標1506、およびチェックポイント指標1508を含んでもよい。別の実施形態においては、ルーティング・マップ1500は、地図説明文、印刷および走査装置のロケーション、および別のルート情報のような特徴を含んでもよい。
ルーティング・マップ・タイトル1502は、見る人に印刷された地図は何を表示しているか、またはモバイルクライアント装置108に何が現在表示されているかを示してもよい。ルーティング・マップ・タイトル1502は、実施形態によっては、いつ印刷されたかといった、より多くの情報を含んでもよい。
方向指標1504は、ルーティング・マップ1500を見る人に、ルートをたどるためには会場内のルートに沿ってどの方向を取るべきかを示してもよい。方向指標1504は、実施形態によっては、図15の例のような矢印であってもよい。
順序指標1506は、ルーティング・マップ1500上のルートに従って、ウェイポイント・ストップが作られる順序を示してもよい。図15の例示の実施形態においては、順序指標1506は、会場内のウェイポイント・ストップの順序を示す、連続した番号である(例えば、1番目のウェイポイント・ストップはライオン展示であり、8番目のウェイポイント・ストップはシマウマ展示であり、17番目のウェイポイント・ストップはクマ展示である)。
チェックポイント指標1508は、会場内の場所として指定されていないスポットを含む、地図上のスポットに関する様々な情報を提供してもよい。例えば、ルーティング・マップ1500内のスタートライン、ゴールライン、またはピットストップは、チェックポイント指標1508による指標であってもよい。実施形態によっては、チェックポイント指標1508は、図15のように、テキストである。別の実施形態においては、チェックポイント指標1508は、記号であってもよい。
図16は、例示の実施形態に係る他のメソッド1600をフローチャートにて示す。メソッド1600は、ユーザ・プロファイル・サーバ260に送信された更新を通してモバイルクライアント装置108の地理的ウェイポイント・ロケーションを記録することにより、モバイルクライアント装置108のルート追跡を実行する。
ステップ1602において、メソッド1600は、特定のルートに対して、ルート・ロギング・ルーチンを開始することを含む。ステップ1602は、モバイルクライアント装置108のプロセッサ402を使用して、モバイルクライアント装置108がモバイルクライアント装置108のメモリ404内に保存されている方法を実行することを含んでもよい。実施形態によっては、メソッド1600は、アプリケーションであってもよい。アプリケーションは、メソッド1400およびサブメソッド1440において、または別の実施形態において、例として利用されたものと同一の地理的ロケーション・モニタリング・アプリケーションであってもよく、異なるルート・モニタリング・アプリケーションであってもよい。
ステップ1604において、メソッド1600は、モバイルクライアント装置108が地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値距離内に来たかどうか決定することを含む。モバイルクライアント装置108が地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値距離内に来た場合、メソッド1600はステップ1606に進む。モバイルクライアント装置108が地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値距離内に来なかった場合、メソッド1600はステップ1612に進む。
ステップ1604は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により実施されてもよい。地理的ウェイポイント・ロケーションは、近接ビーコン102の1つまたはGPSロケーション104の1つにより示されてもよい。加えて、対応する閾値距離は、ジオフェンス106の1つであってもよい。
モバイルクライアント装置108が地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値距離内に来たかどうかの決定には、実施形態によっては、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208がモバイルクライアント装置108の現在のGPS座標と、指定された地理的ロケーションのGPSロケーション104を比較することを含んでもよい。他の実施形態においては、ステップ1604の決定は、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208がモバイルクライアント装置108の現在のGPS座標または会場内の座標を、指定されたジオフェンス106を定義するGPS座標または会場内の座標と比較することを含んでもよい。さらに他の実施形態においては、ステップ1604の決定は、モバイルクライアント装置108が指定された近接ビーコン102から受信した、ブロードキャストに関連付けられている力を計測することを含んでもよい。
ステップ1606において、メソッド1600は、モバイルクライアント装置108が管理サーバ208にウェイポイント画像を含む可能性があるアラートを送信することを含む。当該アラートは、各地理的ウェイポイント・ロケーションの場所ID(場所)512、モバイルクライアント装置108が各地理的ウェイポイント・ロケーションの閾値距離に入った時刻、または、各地理的ウェイポイント・ロケーションに関連付けられたウェイポイント画像のような情報を含むメッセージであってもよい。ウェイポイント画像は、スキャナ204またはモバイルクライアント装置108に含まれるデジタルカメラのような画像記録装置により記録されていてもよい。別の実施形態においては、ステップ1606は、モバイルクライアント装置108がユーザ・プロファイル・サーバ260にアラートを送信し、続いてステップ1610に進むことを含む。
ステップ1608において、メソッド1600は、管理サーバ208がユーザ・プロファイル・サーバ260に更新を送信することを含む。当該更新は、ステップ1606の間にモバイルクライアント装置108により管理サーバ208に送信された情報の何れかを含んでもよい。
ステップ1610において、メソッド1600は、ユーザ・プロファイル・サーバ260がユーザ・プロファイル・データベース262を更新することを含む。更新は、ステップ1606においてモバイルクライアント装置108により、またはステップ1608において管理サーバ208により送信された情報で、ユーザ・プロファイル・データベース262内の対応するユーザ・プロファイル項目902を更新することを含んでもよい。
ステップ1612において、メソッド1600は、モバイルクライアント装置108が会場を去った、またはソフトウェア・アプリケーションを閉じたかどうかを決定することを含む。モバイルクライアント装置108が会場を去ったかソフトウェア・アプリケーションを閉じた場合、メソッド1600はステップ1616に進む。モバイルクライアント装置108が会場を去っておらず、ソフトウェア・アプリケーションも閉じていない場合、メソッド1600はステップ1614に進む。
モバイルクライアント装置108においてソフトウェア・アプリケーションが閉じられたかどうかの決定は、様々な実施形態において、モバイルクライアント装置108または管理サーバ208により行われてもよい。例えば、モバイルクライアント装置108は、現在プロセッサ402により実行されている処理、またはモバイルクライアント装置108のメモリ404の揮発性区分内に現在保存されている処理をモニタしてもよい。
代わりに、管理サーバ208が、モバイルクライアント装置108にメッセージを送信して、地理的ロケーション・モニタリング・アプリケーションが閉じられたかどうか確認してもよい。アプリケーションが閉じられた場合、モバイルクライアント装置108は、閉じられたことを示すメッセージで応答してもよいし、全く応答しなくてもよい。モバイルクライアント装置108が一定の所定の期間内に応答しない場合、タイムアウトが管理サーバ208内で生じてもよく、管理サーバ208は、ソフトウェア・アプリケーションがモバイルクライアント装置108において閉じられたという決定を下してもよい。所定の期間は、モバイルクライアント装置108内のバッテリ切れの交換作業、またはシステム200内の固有の通信ラグタイムのようなイベントを考慮してもよい。
モバイルクライアント装置108が会場を去ったかどうかの決定は、モバイルクライアント装置108により行われてもよい。モバイルクライアント装置108は、例えば、モバイルクライアント装置108の現在のGPS座標を確認し、それらを現在の会場の境界を示すGPS座標と比較してもよい。モバイルクライアント装置108の現在のGPS座標が現在の会場の境界の外である場合、モバイルクライアント装置108は、管理サーバ208にメッセージを送信し、モバイルクライアント装置108はもはや会場にないことを示してもよい。
他の実施形態においては、モバイルクライアント装置108が特定の会場を去る時はいつでも、モバイルクライアント装置108(モバイルクライアント装置108、管理サーバ208、またはユーザ・プロファイル・データベース262内の何れか)によりフラグがセットされてもよい。当該フラグは、モバイルクライアント装置108は現在の会場内にないことを管理サーバ208または他のモバイルクライアント装置108に示してもよい。
さらに他の実施形態においては、管理サーバ208は、GPSポジション、または会場内のある場所に関連するロケーション(会場座標)の何れかにより決定された、モバイルクライアント装置108の直近の既知の地理的ロケーションを、会場の境界と比較してもよい。直近の既知のロケーションが会場の境界の外にある場合、管理サーバ208は、モバイルクライアント装置108がもはや会場内にないことを決定してもよい。
さらに、または代わりに、管理サーバ208は、モバイルクライアント装置108のネットワークの接続を確認し、モバイルクライアント装置108の現在のロケーションを受信してもよい。モバイルクライアント装置108は、(GPSポジションまたは会場座標の何れかにより)モバイルクライアント装置108の現在のロケーションに応答してもよい。モバイルクライアント装置108が一定時間内に応答しない場合、管理サーバ208は、「タイムアウト」を開始し、それ故、モバイルクライアント装置108が範囲外にあるか、パワーを落としたかの何れかであると推測してもよい。このことは、モバイルクライアント装置108がもはや会場内にないことを管理サーバ208に示す。
ステップ1614において、メソッド1600は、モバイルクライアント装置108が指定されたルートの終点に到達したかどうか決定することを含む。モバイルクライアント装置108が指定されたルートの終点に到達した場合、メソッド1600は、ステップ1616に進む。モバイルクライアント装置108が指定されたルートの終点に到達していない場合、メソッド1600は、ステップ1604に戻る。
ステップ1614は、実施形態によっては、モバイルクライアント装置108がルーティング・マップ1500またはルート項目702内で示された最終ロケーションをモバイルクライアント装置108の現在の地理的ポジションと比較することを含んでもよい。代わりに、ステップ1614は、モバイルクライアント装置108がユーザインタフェースに質問を表示し、ユーザが現在のルート追跡を終了することを望んでいるかどうかに関するユーザからの情報を取得、ルートの中でユーザにより記録された何らかのメモについての情報を取得、またはルート上でのユーザによる何らかの困難な経験に関する情報を取得することさえ含めてもよい。実施形態によっては、人口モニタリング装置110が、おそらくユーザ・プロファイル・データベース262に保存されたユーザ・プロファイル情報を使用して、アイデンティティ解析を実行し、各モバイルクライアント装置108に対応するユーザが、各ルートが終点に到達したことを示す地理的ポジション内にいるかどうか決定してもよい。
ステップ1616において、メソッド1600は、特定のルートに対するルート・ロギング・ルーチンを終了させることを含む。当該メソッド1600は、様々な実施形態において、対応するアプリケーションを終了させること、またはモバイルクライアント装置108をパワーダウンさせることを含めてもよい。
図17は、例示の実施形態に係る、ルート・ログ・ユーザインタフェース1700を示す。ルート・ログ・ユーザインタフェース1700は、例えば、ユーザ・プロファイル・データベース262内に保存されたルート・ログを見直す際に、モバイルクライアント装置108に表示されてもよい。ユーザ・プロファイル・データベース262内に保存された対応するルート・ログは、モバイルクライアント装置108がメソッド1600に記載されたようにルートを行き来した間に、システム200により保存されていてもよい。ルート・ログ・ユーザインタフェース1700は、さらに、または代わりに、例えば、デスクトップ・コンピューティング・デバイスまたはラップトップ・コンピューティング・デバイス、Webブラウザに表示されてもよい。ルート・ログ・ユーザインタフェース1700は、ルート・ログ・ユーザインタフェース・タイトル1702、ウェイポイント・ロケーション・メタデータ指標1704、記録されたウェイポイント・ロケーション1706のインスタンス、ウェイポイント画像メタデータ指標1708、(各記録されたウェイポイント・ロケーション1706にそれぞれ関連付けられている)記録されたウェイポイント画像1710のインスタンス、ウェイポイント画像表示1712、ウェイポイント画像保存ユーティリティ1714、ウェイポイント画像印刷ユーティリティ1716、およびスクロールバー1718を含んでもよい。
ルート・ログ・ユーザインタフェース・タイトル1702は、ユーザに対し、ユーザインタフェース上に何が表示されているかを示す。ルート・ログ・ユーザインタフェース・タイトル1702は、他の実施形態においては、対応するルートが行き来された日付、対応するルートを行き来するために利用されたモバイルクライアント装置108、モバイルクライアント装置108により対応するルートに割り当てられた名前、または対応するルートが行き来された会場のような、追加情報を含んでもよい。
ウェイポイント・ロケーション・メタデータ指標1704は、例えば、ユーザ・プロファイル・データベース262内に保存されている対応するルートに対する各ウェイポイント・エントリに関連付けられているウェイポイント・ロケーション・メタデータを示す。ウェイポイント・ロケーション・メタデータは、対応するルートにおける各ウェイポイント・ストップで何が起きたかについての報告を提供する支援をしてもよい。図17の例示の実施形態においては、ウェイポイント・ロケーション・メタデータ指標1704は、ウェイポイント番号(対応するルートに沿ったどのストップが特定のウェイポイントであったか)、ウェイポイント・ロケーション、ウェイポイント到達時間、およびウェイポイント出発時刻を含む。他のウェイポイント・ロケーション・メタデータ指標1704は、他の実施形態において、ウェイポイント滞在期間、滞在中のウェイポイントにおける平均顧客人口、ウェイポイントで成された購入、およびウェイポイントで取られたメモを含んでもよい。
記録されたウェイポイント・ロケーション1706のインスタンスは、図16のルート追跡メソッド1600により記録されたような、対応するルート内のモバイルクライアント装置108により作られた各ウェイポイント・ロケーション・ストップを表す。ウェイポイント番号、ウェイポイント・ロケーション、およびウェイポイント到達/出発時刻に加えて、記録されたウェイポイント・ロケーション1706のインスタンスは、1以上の関連付けられているウェイポイント画像を含んでもよい。
図17の記録されたウェイポイント・ロケーション1706の各インスタンスの隣の矢印は、ユーザによりウェイポイント・エントリを拡張するために使用可能であってもよい。エントリを拡張する際、ルート・ログ・ユーザインタフェース1700は、特定のウェイポイント・ストップに関するより多くのウェイポイント・メタデータを示してもよい。図17に示される実施形態において、ウェイポイント・エントリの拡張は、任意のウェイポイントにおいて何か記録されたかどうか、ウェイポイント画像を示してもよい。
ウェイポイント画像メタデータ指標1708は、対応するウェイポイントにおいて記録された様々な画像についてのメタデータを示してもよい。画像は、モバイルクライアント装置108に含まれるカメラ、スキャナ204、またはシステム100内に含まれる他の画像記録装置により記録されてもよい。図17の実施形態におけるウェイポイント画像メタデータ指標1708は、(例えば、ウェイポイント画像の作成の際にモバイルクライアント装置108により生成された)画像タイトル、画像サイズ、および走査時刻(例えば、画像がスキャナ204により走査された、またはモバイルクライアント装置108に含まれるデジタルカメラにより撮影された時刻)を示す。他のウェイポイント画像メタデータ指標1708は、例えば、各ウェイポイント画像を記録するために利用されたスキャナ204またはカメラの解像度、各ウェイポイント画像を記録する際にフラッシュが利用されかどうか、ウェイポイント画像を記録する際に利用された他のカメラ設定(例えば、ISO、シャッター速度、開口長)、および各ウェイポイント画像を記録するために利用されたスキャナ204またはカメラの製品名/型番を含んでもよい。
記録されたウェイポイント画像1710のインスタンスは、記録された特定のウェイポイント画像に対する各ウェイポイント画像メタデータ指標1708の値を示す。図17の例示の実施形態においては、現在示されているウェイポイント画像表示1712は、例えば、「ゾウの写真#2」という画像タイトル、「7.96MB」という画像サイズ、および「午後2時32分」という走査時刻を有する。記録されたウェイポイント画像1710の任意のインスタンスに対するエントリによっては、例えば、ユーザが入らなかったため、またはモバイルクライアント装置108により混み合うことができないために空であってもよい。
記録されたウェイポイント・ロケーション1706と同じく、図17の記録されたウェイポイント画像1710の各インスタンスの隣の矢印は、ユーザによりウェイポイント画像エントリを拡張するために使用可能であってもよい。エントリの拡張の際、ルート・ログ・ユーザインタフェース1700は、さらに、図17の例示の実施形態におけるように、各記録されたウェイポイント画像に対するウェイポイント画像メタデータ、各記録されたウェイポイント画像のサムネイル画像、または各記録されたウェイポイント画像に対する完全なウェイポイント画像表示1712を示してもよい。
ウェイポイント画像表示1712は、各ウェイポイント画像の表示である。ウェイポイント画像データは、ウェイポイント画像表示1712の表示に先立って、コンピューティング・デバイス内のストレージから取得されてもよく、表示に先立って、ユーザ・プロファイル・データベース262のような他の装置のストレージ内から取得されてもよい。実施形態によっては、ルート・ログ・ユーザインタフェース1700は、ウェイポイント画像表示1712内で元のウェイポイント画像データを編集するためのユーティリティを提供してもよい。
ウェイポイント画像保存ユーティリティ1714は、ユーザに各ウェイポイント画像の始めの、または追加の、ローカルコピーを保存することを許可するために使用されてもよい。
ウェイポイント画像印刷ユーティリティ1716は、ユーザに各ウェイポイント画像のコピーをローカルプリンタに印刷することを許可するために使用されてもよい。
スクロールバー1718は、ユーザにルート・ログ・ユーザインタフェース1700をナビゲートすることを許可するために利用されてもよい。さらに、または代わりに、マウス装置内のスクロールホイールは、例えば、ルート・ログ・ユーザインタフェース1700をナビゲートするために利用されてもよい。コンピューティング・デバイスがモバイルクライアント装置108またはタブレット・コンピューティング・デバイスである場合、ジェスチャー(例えば、スワイプ)が、ルート・ログ・ユーザインタフェース1700をナビゲートするために代わりに利用されてもよい。
[3.結論]
上記の詳細な説明は、開示のシステムとデバイスと方法とのさまざまな特徴と機能とを、添付図面を参照して説明した。さまざまな態様と実施形態とを本明細書で開示したが、他の態様および実施形態は明白である。本明細書で開示したさまざまな態様および実施形態は、例示のためのみであり、限定することを意図せず、真の範囲は、以下の特許請求の範囲によって示される。
符号の説明
100 システム
102 近接ビーコン
104 GPSロケーション
106 ジオフェンス
108 モバイルクライアント装置
110 人口モニタリング装置