JP2004318382A - 施設ナビゲーション方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】入場する顧客に対して、希望する施設の利用を効率良く行うことを可能にした施設ナビゲーション方法を提供する。
【解決手段】個別施設情報取得部203により個別施設情報を取得保持し、情報サーバ200の送受信部201により外部との通信を行い、施設に入場する顧客により携帯される個人情報管理部102により、該顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録し、携帯端末100の施設マップ生成部106により、情報サーバ200と通信を行って該情報サーバ200から前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】個別施設情報取得部203により個別施設情報を取得保持し、情報サーバ200の送受信部201により外部との通信を行い、施設に入場する顧客により携帯される個人情報管理部102により、該顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録し、携帯端末100の施設マップ生成部106により、情報サーバ200と通信を行って該情報サーバ200から前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーマパークのような遊戯施設、或いはショッピングモール等において、顧客が携帯する携帯端末を介して顧客に対し、より高度なサービスを提供する施設ナビゲーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テーマパークや水族館、博物館等の大規模遊戯施設が多数開設されている。このような大規模遊戯施設は、広い敷地面積の中に遊戯物(アトラクション)等が点在しており、入場者も膨大な数に達する。このため、小規模な遊園地等に比較して顧客に対するサービス性が低下することは避けられず、例えば、通常のアナウンス等による案内だけでは分かり難い、親しみを覚え難い、遊戯物間の移動に時間がかかる、特定の遊戯物とその近辺の飲食場所に顧客が集中する等の傾向が多く見られる。
【0003】
また、特定の遊戯物や飲食店に顧客が集中すると、顧客の需要を満たすためには多くの従業員を配置する必要があり、また、顧客に対して待たせている時間を退屈させないような工夫が必要となる。このためにテーマパークでは、行列している間に遊戯物に関連したビデオ映像等を放映することによって、時間潰しを試みているところもあるが、既に、そのビデオを鑑賞済みの人や興味を持たない人にとっては意味がなく、待ち時間の有効な過ごし方とはならない。
【0004】
また、人気のある特定の遊戯物の近くにある飲食店に顧客が集中すると、当然顧客は長時間待たされたり、利用できたとしても相席になったり、手狭な席に無理やり押し込められる等、ゆとりのある飲食をエンジョイすることができなくなるという問題も生じる。また、飲食店を再割り当てするとしても、顧客が集まってから再割り当てをするので、顧客の混雑にタイムリーに対応できない。
【0005】
また、テーマパーク等では遊戯物間の移動に時間がかかるために、顧客が混雑していない遊戯物に行く場合、他の混雑した遊戯物をあきらめた顧客、或いは混雑した遊戯物を楽しんだ後の顧客も同じタイミングで移動すると、移動先の遊戯物が混み合ってしまい、混雑した遊戯物を避けようとした意味がなくなってしまう。
【0006】
更に、遊戯物間の移動に時間がかかったり、或いは混雑している遊戯物で長蛇の列を作って待っていたりする間に、退屈した幼い子供が親元から離れて迷子になりやすいことも問題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、テーマパーク等の大規模遊戯施設は、多種多様の遊戯、飲食等を楽しむことができる反面、利用の分かり易さ、混雑による待ち時間の長さ、混雑回避等のサービス面で問題があった。
【0008】
また、特開2001−147965号として、顧客ナビゲーションシステム及び顧客ナビゲーション方法が提案されているが、この特開2001−147965号は、施設の立場から混雑度等を緩和、或いは、人気のない施設の利用度を向上させることを主体とし、その副次的効果として顧客にも利用メリットを与える構成になっている。即ち、(潜在的には希望しているケースもあるが、)顧客の希望以外の施設を利用させることによって、全体の施設の混雑度を緩和させるものである。
【0009】
ところで、顧客は、施設が混雑していても利用したい欲求は変わらず、耐え忍んで長蛇の列に並んで自分の順番を待っている。しかしながら、当然ではあるが、待ち時間は少ないことが望ましいことは明白な事実であり、顧客の希望する施設をいかに効率良く利用してもらうかが施設側にとって重要である。
【0010】
本発明は、上述した従来技術の有する問題点を解消するためになされたもので、その目的は、大規模遊戯施設等において入場する顧客に対して、希望する施設の利用を効率良く行うことを可能にした施設ナビゲーション方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の施設ナビゲーション方法は、施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、情報サーバにより外部との通信を行う通信ステップと、前記施設に入場する顧客により携帯される個別施設登録手段により前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、携帯端末により前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供ステップとを具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づき説明する。
【0013】
「第1の実施の形態」
まず、本発明の第1の実施の形態を、図1乃至図17に基づき説明する。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの概略構成を示すブロック図であり、この施設ナビゲーションシステムは、大きく分けて顧客が携帯する携帯端末100と、テーマパーク等の施設に設置された情報サーバ200とから構成される。
【0015】
以降、説明の簡素化を図るために、施設ナビゲーションシステムが適用される施設をテーマパークとして説明する。
【0016】
携帯端末100は、テーマパーク内に限定して通じる通信機能を備えたもので、シール等の薄膜状体に回路部品が印刷され、クリップ等でユーザの衣服等に、ユーザが負担なく装着できるような形状になっている。
【0017】
携帯端末100は、顧客の個人情報(例えば、年齢、性別、身長等)、テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離等を登録することが可能になっている。また、携帯端末100は、希望する複数のアトラクション名やアトラクションの種類を登録できるようになっている。携帯端末100は、テーマパークへ入場するため入場券を購入する際にレンタルされ、個人情報並びに希望するアトラクション名やアトラクションの種類については、ユーザが自分で入力する。
【0018】
テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離等については、予め、携帯端末100に格納されている。
【0019】
また、携帯端末100は、入力部101、個人情報管理部102、表示部103、施設情報管理部104、各所要時間リスト生成部105、施設マップ生成部106及び送受信部107を有している。
【0020】
入力部101は、各種の情報を入力するものである。個人情報管理部102は、顧客の個人情報(例えば、年齢、性別、身長等)を管理するものである。表示部103は、各種の情報を表示するものである。施設情報管理部104は、テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離、希望する複数のアトラクション名やアトラクションの種類等の施設情報を管理するものである。各所要時間リスト生成部105は、各アトラクションの利用所要時間等の一覧リストを生成するものである。施設マップ生成部106は、施設マップを生成するものである。送受信部107は、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うためのもので、情報サーバ200に格納されている各アトラクションの待ち時間等の施設情報を取得することが可能である。
【0021】
一方、情報サーバ200は、送受信部201、施設情報管理部202及び個別施設情報取得部203を有している。
【0022】
送受信部201は、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うためのもので、形態端末100に格納されている個人情報等を取得することが可能である。施設情報管理部202は、テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離、希望する複数のアトラクション名やアトラクションの種類等の施設情報を管理するものである。個別施設情報取得部203は、個別施設情報を取得するものである。
【0023】
情報サーバ200は、各アトラクションの待ち時間を逐次取得し、該情報サーバ200内の施設情報管理部202に格納するようになっている。各アトラクションの待ち時間は、各アトラクション近傍に設置されているカメラ、或いはセンサ等の読取装置により読み取った(各アトラクションを利用するために待っている)顧客の人数からコンピュータ等によって、待ち時間を算出する構成になっている。前記読取装置により読み取る間隔は、一定時間毎に行うことも可能であり、また、常に読み取るようにし、待ち時間がある特定の時間以上において、または以下において変化があったに場合のみ、情報サーバ200上の値を更新するようにすることも可能である。
【0024】
図2は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末と入場時間出力装置とのシステム構成を示すブロック図であり、同図において、図1と同一部分には、同一符号が付してある。
【0025】
図2において、300は入場時間出力装置で、テーマパークの入場口に設置されるものである。入場時間出力装置300は、送受信部301、時計302及び入場時間発生部303を有している。
【0026】
送受信部301は、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うためのもので、携帯端末100に格納されている個人情報等を取得することが可能である。時計302は、顧客がテーマパークの入場口を通過した時刻、或いは顧客がテーマパークの入場口から退場した時刻を検出するものである。入場時間発生部303は、顧客がテーマパークに入場している時間情報を発生するものである。
【0027】
次に、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作を、図1、図2及び図3を用いて説明する。
【0028】
図3は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0029】
まず、テーマパークの入場券売り場にて顧客が入場券を購入すると、該入場券と共に、携帯端末100がレンタルされる。テーマパークの入場口を通過すると、該入場口に設置されている入場時間出力装置300において、内蔵している時計302により、顧客が前記入場口を通過した時刻(入場時刻)を、送受信部301及び送受信部107を経由して、個人情報管理部102に格納される(ステップS300)。
【0030】
次に、携帯端末100に付随しているキーまたは音声入力等の入力部101から、年齢、身長、性別等の個人情報を入力し、個人情報管理部102に登録する(ステップS301)。同様に、入力部101から、顧客がテーマパークを退場する予定時刻(退場予定時刻)を入力し、個人情報管理部102に登録する(ステップS302)。続いて、入力部101から、利用予定のアトラクション名を入力し、個人情報管理部102に登録する(ステップS303)。ここで、先に入力した各アトラクションの利用制限(年齢、身長等)と個人情報管理部102に登録されている年齢、身長等とを比較し、各アトラクションの利用制限に引っかかっていないか否かを確認し(ステップS304)、各アトラクションの利用制限に引っかかっている場合は、該当するアトラクション名を個人情報管理部102から削除し(ステップS305)、その後、ステップS306へ進む。また、各アトラクションの利用制限に引っかかっていない場合は、前記ステップS305をスキップしてステップS306へ進む。テーマパーク内の全アトラクションの利用制限情報については、予め携帯端末100内の施設情報管理部104に格納されている。
【0031】
次に、表示部103において、施設マップ(ルートマップ)を作成するか否かを確認するメッセージが表示され(ステップS306)、入力部101を使用して、「施設マップを作成する」を選択した場合は、登録したアトラクションの待ち時間情報を情報サーバ200から取得し、施設情報管理部104に登録する(ステップS307)。また、「施設マップを作成しない」を選択した場合は、何も処理せずに本処理動作を終了する。
【0032】
次に、各所要時間リスト生成部105において、個人情報管理部102及び施設情報管理部104に登録されている個人情報及び施設情報より各所要時間リストを生成する(ステップS308)。各所要時間リスト生成部105において生成された各所要時間リストより、施設マップ生成部106において施設マップを生成し(ステップS309)、その後、本処理動作を終了する。
【0033】
尚、本実施の形態では、ステップS301からステップS303の登録手続きについては、顧客の入場後に行うように説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、上記各種登録手続きは、携帯端末100を入手した直後から入力することが可能であり、顧客が入場する前に上記各種登録手続きを行うようにしても良い。
【0034】
また、本実施の形態では、携帯端末100は入場券と共にレンタルされると説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、各顧客が所有している携帯電話やPHS(パーソナルハンディフォンシステム)、或いはPDA(情報端末)を利用することも可能である。その場合は,HTML等の規格化されたフォーマットを用いて予め個人情報を登録しておけば、顧客の入場時に個人情報を入力する煩わしさが無くなるというメリットがある。
【0035】
また、携帯電話等であれば、過去に利用した時の履歴を再利用することも可能であり、例えば、過去に利用したアトラクション履歴情報を今回の希望アトラクション登録情報として再利用することが可能となる。
【0036】
また、携帯端末100は、入場券とは別の構成で説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、携帯端末100は入場券と一体化されていても良い。その場合は、アトラクションの利用料等の課金処理も携帯端末100により行うことが可能になる。
【0037】
図4は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末100に内蔵されている個人情報管理部102に登録されている個人情報の一例を示す図であり、同図に示すように、個人情報として、年齢、身長及び性別が格納されている。
【0038】
図5は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末100に内蔵されている個人情報管理部102に登録されている希望アトラクション名、入場時間及び退場予定時間の一例を示す図である。
【0039】
図6は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバ200に内蔵されている施設情報管理部202に格納されている施設情報の一例を示す図であり、同図に示すように、施設情報として、各アトラクションの利用所要時間と待ち時間が格納されている。この例では、図示を簡略化するために、アトラクションはA,B,Cの3種類のみを記載しているが、実際のテーマパークでは、数10種類のアトラクションが存在しているのが一般的である。
【0040】
図7は、図6に示す各アトラクションA,B,Cの待ち時間の一例を示すグラフであり、同図において、縦軸は待ち時間を、横軸は開場時間から閉場時間までの時刻を表わしている。また、実線は、アトラクションAの時刻毎の待ち時間を表わしており、例えば、時刻12:00での待ち時間は3分である。また、破線及び一点破線は、それぞれアトラクションB及びアトラクションCの時刻毎の待ち時間を表わす。
【0041】
図8は、図7に示す施設情報を基に作成した各所要時間リストの一例を示す図であり、図7に示す施設情報から、各アトラクションA〜Cの待ち時間が最も少なくなるように、アトラクションA〜Cの利用する順番、移動時間、待ち時間及び利用所要時間を時系列に並べた表である。
【0042】
図8において、800,801,802はそれぞれアトラクションA,B,Cに関しての情報であり、それぞれのアトラクションまでの移動時間、待ち時間及び利用所要時間を表わしている。また、利用所要時間の2行目はアトラクション名である。例えば、806はアトラクションAであることを表わしている。また、アトラクションA,B,Cに関しての情報800,801,802のそれぞれの最下段の数字は、中段に表示されている待ち時間の有効時間帯を表わしている。例えば、804は午前10:00から午後12:00までの時間帯であることを表わしており、待ち時間805の3分が有効となるのは、午前10:00から午後12:00までの時間帯である。
【0043】
尚、当然ではあるが、図8に示す各所要時間リストの対象時間帯は、入場時間10:00から退場時間18:00までであり、テーマパークの開場時間9:00から閉場時間19:00ではない。
【0044】
図9は、図8の各所要時間リストを基に作成した施設マップ(ルートマップ)である。同図において、900は入場口、901はアトラクションAである。902は入場口900からアトラクションA901までのルートを示している。903はルート902の移動時間を示している。この例では5分である。904はアトラクションA901の利用所要時間と待ち時間を示している。この例では利用所要時間が5分、待ち時間が3分である。
【0045】
同様に、905はアトラクションBを示しており、906はアトラクションA901からアトラクションB905までのルートを示している。907はルート906の移動時間を示している。908はアトラクションB905の利用所要時間と待ち時間を示している。
【0046】
更に、909はアトラクションCを示しており、910はアトラクションB905からアトラクションC909までのルートを示している。911はルート910の移動時間を示している。912はアトラクションC909の利用所要時間と待ち時間を示している。
【0047】
次に、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、図7に示すような施設情報から図8に示すような各所要時間リストを算出するための処理動作を、図10〜図13を用いて説明する。
【0048】
図10は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、図7に示すような施設情報から図8に示すような各所要時間リストを算出するための処理動作の流れを示すフローチャート、図11〜図13は、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯を表わす表の一例を示す図である。
【0049】
図11に示すように、入場時刻から退場時刻(10:00〜18:00)におけるアトラクションAの最小待ち時間(3分)となる時間帯(10:00〜12:00)をピックアップする(ステップS1001)。アトラクションAの最小待ち時間となる時間帯が他のアトラクション(B,C)の最小待ち時間となる時間帯と重なっているか否かを確認する(ステップS1002)。本実施の形態では重なっていないので、上記ピックアップした時間帯をアトラクションAの利用時間帯として決定する(ステップS1005)。
【0050】
続いて、アトラクションBの最小待ち時間(10分)となる時間帯(17:00〜18:00)をピックアップする(ステップS1001)。アトラクションBの最小待ち時間となる時間帯が他のアトラクション(C)の最小待ち時間となる時間帯と重なっているか否かを確認する(ステップS1002)。本実施の形態では、アトラクションCと重なっているので、更に、アトラクションBの最小待ち時間となる時間帯がアトラクションCの最小待ち時間となる時間帯と“完全に”重なっているか否かを確認する(ステップS1003)。本実施の形態では完全に重なっていないので、重なっていない時間帯(17:00〜17:30)をピックアップする(ステップS1008)。このピックアップした時間帯(17:00〜17:30)をアトラクションBの利用時間帯として決定する(ステップS1005)。
【0051】
続いて、アトラクションCの最小待ち時間(14分)となる時間帯(17:30〜18:00)をピックアップする(ステップS1001)。アトラクションCは最後のアトラクションであるので、他のアトラクションは存在しないから、ステップS1006の判断結果は否定(NO)となり、前記ピックアップした時間帯(17:30〜18:00)をアトラクションCの利用時間帯として決定する(ステップS1005)。
【0052】
全てのアトラクションの最小待ち時間となる時間帯が決定されたら(ステップS1006)、各所要時間リストを作成し(ステップS1007)、その後、本処理動作を終了する。
【0053】
一方、前記ステップS1003において、アトラクションNが他のアトラクションMと最小待ち時間となる時間帯が“完全に”重なっている場合は、アトラクションNとアトラクションMの利用時間帯を2分割し、それぞれの時間帯を変更し(ステップS1004)、その後、ステップS1005へ進む。
【0054】
図12は、“完全に”重なっている場合の各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯を表わす表の一例を示す図であり、アトラクションBとアトラクションCの時間帯(17:00〜18:00)は“完全に”重なっている。
【0055】
図13は、アトラクションBとアトラクションCの時間帯を2分割した結果における各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯を表わす表の一例を示す図であり、アトラクションBとアトラクションCの利用時間帯は、それぞれ17:00〜17:30と17:00〜18:00とに分割されている。
【0056】
また、施設マップ(ルートマップ)上に、各アトラクションの利用時間帯を表示するようにすれば、顧客は、その利用時間帯の中で各アトラクションを利用すれば良いので、その利用時間帯の空いた時間帯を、食事、休憩やショッピング、或いはパレードやショーの見学等に利用することが可能である。
【0057】
逆に、必須のアトラクションを絞り込むことによって、生じたフリーな時間帯を多く作ることによって、より自由度の高いテーマパークの利用方法を提供することが可能である。
【0058】
(施設マップのルートから外れた場合の対処)
前述したように入場直前、或いは直後に生成された施設マップ(ルートマップ)に従って、顧客が各アトラクションを利用する場合において、顧客の行動が施設マップのルートから外れた場合の対処方法について説明する。
【0059】
テーマパーク内には不図示の複数の基地局が点在しており、該基地局と顧客が所持している携帯端末100との距離及び方角情報により、絶えず顧客の位置情報を携帯端末100上で把握できるようになっている。或いは、良く知られたカーナビゲーションシステムのようにGPS(世界的位置決定システム)を利用した位置認識システムを利用するようにしても良い。更に、最近では、携帯電話やPDA等では、カーナビゲーションシステムを搭載している機種(或いは、アプリケーションプログラム)もあり、これを利用するようにすることも可能である。
【0060】
このような位置認識システムを利用して、顧客の現在位置が施設マップ上の位置と異なる(或いは異なろうとした)場合は、「登録された施設マップのルートから外れました。」、「登録された施設マップのルートから外れようとしています。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。更に、「正しい順路は、南西に向かって下さい。」等とメッセージを表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。或いは、携帯端末100上の表示画面に表示された施設マップ上に顧客の現在位置を星印等で示すようにすれば、顧客は、施設マップを見ながら、正しいルートに軌道修正することが可能である。
【0061】
(年齢制限や個別施設が休業日の場合の対処)
前述したように入場直前、或いは直後に施設マップを生成する場合において、登録した(或いは、登録しようとしている)アトラクションの利用制限と顧客の個人情報とを比較し、利用制限に引っかかった場合は、警告メッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する、或いは登録できないようになっている。
【0062】
例えば、アトラクションAにおいて、身長及び年齢制限がある場合は、「身長が120cmに足りませんので、残念ながら利用できません。」、「4歳未満のお子さんは、保護者の方と一緒でないと乗れません。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。更に、「よって、アトラクションAは、登録できませんでした。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。
【0063】
また、アトラクションBが運転休業日の場合は、「アトラクションBは本日お休みさせていただいております。」「よって、アトラクションBは、登録できませんでした。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。
【0064】
尚、年齢制限や個別施設が休業日の場合において、同種のアトラクションが存在する場合は、それらを案内するようにすることも可能である。
【0065】
(移動時間の歳出方法)
各アトラクション間の移動時間は、下記式(1)により算出するようになっている。
【0066】
移動時間=各アトラクション間の距離×顧客の移動速度 …(1)
顧客の移動速度は、個人情報(年齢、身長、性別等)に対する平均的な移動速度(歩く速さ)がデータベース化されており、携帯端末100内の個人情報管理部102に格納された個人情報(年齢、身長、性別等)により、平均的な移動速度(歩く速さ)をデータベースから選択する。或いは、実際の顧客の移動速度を測定する。例えば、入場口付近に備え付けられた計測装置にて、移動速度を算出することも可能である。また、車椅子等の利用者や身体障害者の場合も、個人情報に基づき移動速度を算出するように考慮されている。更に、同伴者が存在する場合は、同伴者の最も遅い移動速度を移動速度とみなすようにする。
【0067】
(各アトラクションの待ち時間を示すグラフ)
図7の各アトラクションの待ち時間を示すグラフは、天気、曜日、月日、特別期間等毎に、過去の実績からなるデータベースを保持しており、それらのデータベースにより、当日の待ち時間を予測するようになっている。また、この予測は、当日の開場時間までには確定しているが、開場時間後も、逐次、入場顧客数の推移や、実際の各アトラクションの待ち時間の推移により軌道修正するようになっている。例えば、情報サーバ200は、一時間毎に軌道修正するようにし、それに合わせて、携帯端末100も各アトラクションの待ち時間情報を入手し、既に登録されている各アトラクションの待ち時間情報と一定値以上異なる場合は、軌道修正された各アトラクションの待ち時間情報を基に再計算し直し、施設マップを生成し直すようにする。この場合、「施設マップが新しく更新されました。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。
【0068】
(食事/休憩について)
前述したように入場直前、或いは直後に施設マップを生成する場合において、アトラクションを登録すると共に、食事や休憩時間を登録するようにする。この場合、登録した食事や休憩時間を避けた時間帯がアトラクションの利用可能な時間帯となるので、各待ち時間リストは、この食事や休憩時間を避けた時間帯の中で生成される。或いは、食事や休憩時間もアトラクションの一種とみなし、各レストランやファーストフード等の待ち時間及び利用所要時間を情報サーバ200から取得するようにし、最終的に生成された施設マップに記述するようにする構成にしても良い。
【0069】
(施設マップの印刷)
次に、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて施設マップ(ルートマップ)を印刷する処理動作について、図14〜図17を用いて説明する。
【0070】
図14は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップ(ルートマップ)を印刷する制御システムの構成を示すブロック図であり、同図において、図1と同一部分には同一符号が付してある。
【0071】
図14において、100は携帯端末で、入力部101、送受信部107、プリンタドライバ1401及び施設マップ(ルートマップ)情報管理部1402を有している。また、400はプリンタで、送受信部401、データ解析処理部402、フォームデータ管理部403、合成処理部404及びプリンタエンジン部405を有している。
【0072】
図15は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップを印刷する制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0073】
携帯端末100に付随の入力部101から施設マップ(ルートマップ)の印刷指示がされたか否かを指示がされるまで確認し(ステップS1501)、印刷指示がされると、施設マップ(ルートマップ)情報管理部1402に格納されている、各アトラクションの待ち時間、利用所要時間及び各アトラクション間の移動時間等の施設マップ(ルートマップ)情報を取り出し、プリンタドライバ1401により施設マップ(ルートマップ)用のフォームデータ合成指示と共に、送受信部107及び送受信部401を介して、プリンタ400に送出する(ステップS1502)。
【0074】
情報端末100から印刷データを受け取ると、データ解析処理部402により印刷データを解析し、フォームデータ管理部403にフォームデータ合成指示を行う(ステップS1503)。合成処理部404により、施設マップ(ルートマップ)情報データとフォームデータ管理部403から取り出したフォームデータ(テーマパークのデータ)を合成し(ステップS1504)、プリンタエンジン405により施設マップ(ルートマップ)を印刷し(ステップS1505)、その後、本処理動作を終了する。
【0075】
図16は、施設マップ(ルートマップ)情報管理部1402に格納されている施設マップ(ルートマップ)情報の一例を示すイメージ図であり、実際は、各印刷オブジェクト(文字や矢印等の図形データ)とその座標情報から構成されたバイナリデータである。
【0076】
図17は、フォームデータ管理部403に格納されているテーマパークのマップデータの一例を示す図である。
【0077】
図16に示す施設マップ(ルートマップ)情報と図17に示すテーマパークのマップデータとを合成することによって、図9に示すような施設マップ(ルートマップ)データを得る構成になっている。
【0078】
尚、プリンタ400は、例えば、良く知られたレーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等である。また、例えば、プリンタ400は、テーマパーク内の特定の複数箇所に設置されており、携帯端末100とは、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うようになっている。
【0079】
また、例えば、フォームデータ管理部403に格納されているテーマパークのマップは複数種類用意されており、例えば、全体図や部分図、更には、3Dマップ等があり、それらを、顧客の用途に応じて選択指示が可能なように構成されている。
【0080】
本実施の形態では、最小待ち時間となる利用時間帯の早い時間毎に利用する順番を決定するようにしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、移動時間や移動距離を考慮して、多少待ち時間が長くなっても、移動時間や移動距離が少ないものを優先する構成にすることも可能である。
【0081】
「第2の実施の形態」
次に、本発明の第2の実施の形態を図18〜図28に基づき説明する。
【0082】
尚、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの基本的な構成は、上述した第1の実施の形態における図1及び図2と同一であるから、必要に応じて両図を流用して説明する。
【0083】
上述した第1の実施の形態においては、入場直前、或いは直後に登録するアトラクションは、顧客自身が具体的なアトラクション名を指定するものであったが、本実施の形態では、アトラクションの種類、種別(以下、アトラクショングループと記述する。)を登録することによって、半自動的に具体的なアトラクションを決定するようにしたものである。
【0084】
以下、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作を、図18〜図28に基づき説明する。
【0085】
図18は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作の流れを示すフローチャートであり、同図のステップS1801〜ステップS1803は、上述した第1の実施の形態における図3におけるステップS300〜ステップS302と同一であるから、その説明を省略する。
【0086】
次に、入力部101から、利用予定のアトラクションの種類を入力し、個人情報管理部103に登録する(ステップS1804)。ここで、先に入力した各アトラクショングループに該当する各アトラクションの利用制限(年齢、身長等)と個人情報管理部102に登録されている年齢、身長等とを比較し、各アトラクションの利用制限に引っかかっていないか否かを確認し(ステップS1805)、各アトラクションの利用制限に引っかかっている場合は、該当するアトラクション名を個人情報管理部102から削除する(ステップS1806)。
【0087】
各アトラクションの利用制限に引っかかっていない場合は、ステップ1807へ進む。テーマパーク内の全アトラクションの利用制限情報については、予め携帯端末100内の施設情報管理部104に格納されている。
【0088】
次に、表示部103により、施設マップ(ルートマップ)を作成するか否かを確認するためのメッセージが表示され(ステップS1807)、入力部101を使用して、「施設マップ(ルートマップ)を作成する」を選択した場合は、登録したアトラクションの待ち時間情報を情報サーバ200から取得し、施設情報管理部104に登録する(ステップS1808)。また、「施設マップ(ルートマップ)を作成しない」を選択した場合は、何も処理せずに本処理動作を終了する。次に、各所要時間リスト生成部105により、個人情報管理部102及び施設情報管理部104に登録されている個人情報及び施設情報より各所要時間リストを生成する(ステップS1809)。施設マップ生成部106により生成された各所要時間リストより、施設マップ(ルートマップ)を生成し(ステップS1810)、その後、本処理動作を終了する。
【0089】
図19は、携帯端末100に内蔵されている個人情報管理部104に登録されている希望アトラクショングループとその個数、入場時間及び退場予定時間の一例を示す図である。この例では、希望アトラクショングループは、「スリル」グループ、「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループの3種類であり、それぞれ、2つ、1つ及び1つのアトラクションを指定している。
【0090】
図20は、情報サーバ200に内蔵されている施設情報管理部202に格納されているアトラクショングループである「スリル」グループに属する各アトラクション情報の一例を示す図である。施設情報管理部202には、各アトラクションの利用所要時間と待ち時間が格納されている。この例では、図示の簡略化のため、「スリル」グループに属する各アトラクションは「スリルA」、「スリルB」、「スリルC」の3種類のみ記載している。実際のテーマパークでは、各アトラクショングループにつき数種類から10数種類のアトラクションが存在しているのが一般的である。
【0091】
同様に、図21は、「メルヘン」グループに属する各アトラクション情報の一例である。この例では、簡略化のため、「メルヘン」グループに属する各アトラクションは「メルヘンA」、「メルヘンB」の2種類のみを記載している。
【0092】
更に、図22は「アドベンチャー」グループに属する各アトラクション情報の一例である。この例では、簡略化のため、「アドベンチャー」グループに属する各アトラクションは「アドベンチャーA」、「アドベンチャーB」の2種類のみを記載している。
【0093】
図23は、図20の「スリル」グループに属する各アトラクションの待ち時間をグラフで表わした図であり、同図において、縦軸は待ち時間を、横軸は開場時間から閉場時間までの時刻を表わしている。また、図23において、実線は「スリルA」の時刻毎の待ち時間を表わしており、例えば、時刻12:00での待ち時間は3分である。また、図23において、破線及び一点破線はそれぞれ「スリルB」、「スリルC」の時刻毎の待ち時間を表わす。
【0094】
図24は、図23の「スリル」グループの各アトラクション情報を基に生成した各所要時間リストに一例を示す図である。これは図23で最も待ち時間が少なくなるように算出したものである。同様に、「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループについても、各アトラクション情報(不図示)を基に各所要時間リストを生成する。
【0095】
図25及び図26は、それぞれ「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループの各所要時間リストの一例を示す図である。
【0096】
図27は、「スリル」グループ、「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループの各所要時間リストをグラフで表わした図である。図27から最も待ち時間が最小となるように各グループの所要時間リストを生成する。
【0097】
図28は、図27に示すグラフから生成された各グループの所要時間リストの一例を示す図である。即ち、スリルグループでは、最も待ち時間が少ないのはスリルA(3分)であり、利用時間帯は10:00〜12:00である。また、メルヘングループでは、最も待ち時間が少ないのはメルヘンA(5分)であり、利用時間帯は12:00〜13:00である。更に、アドベンチャーグループでは、最も待ち時間が少ないのはアドベンチャーA(155分)であり、利用時間帯は13:00〜15:00である。
【0098】
「第3の実施の形態」
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0099】
上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報サーバ200は、待ち時間を含む各個別アトラクション情報を更新保持するのみであったが、本発明はこれに限られるものではなく、携帯端末100で行っていた、各所要時間リストの生成、及び施設マップ(ルートマップ)の生成を情報サーバ200で行い、携帯端末100は、生成された施設マップ(ルートマップ)を取得して表示するのみにする構成にすることも可能である。この場合、携帯端末100からの施設マップ(ルートマップ)生成(或いは更新)指示に従って、情報サーバ200は、施設マップ(ルートマップ)生成(或いは更新)を行うようにする。
【0100】
従って、施設マップ(ルートマップ)を印刷する場合は、携帯端末100は、情報サーバ200に対して印刷指示するのみであり、携帯端末100からの印刷指示に対して、情報サーバ200は、該情報サーバ200内に格納されている施設マップ(ルートマップ)情報(図16参照)とマップデータ(図17参照)とを合成し、印刷を行う構成になる。
【0101】
上記各実施の形態では、利用を希望するアトラクションの登録は、テーマパークの入場直前、或いは直後に行うように説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、携帯電話等を利用するケースにおいては、自宅或いは電車や自動車等において、予めアトラクションの登録を行い、各アトラクション情報を電話回線やインターネット等を介してアトラクション情報を取得し、施設マップ(ルートマップ)を作成し、自宅やコンビニエンスストア等に設置されたプリンタにて印刷するような構成にすることも可能である。
【0102】
以上、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、また、第1乃至第3の実施の形態の構成を適宜組み合わせて実施することも可能である。
【0103】
また、本発明の目的は、上記各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0104】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0105】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0106】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】
以上では、本発明の様々な例と実施形態を説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるものではなく、本願特許請求の範囲に全て述べられた様々な修正と変更に及ぶことが可能であることは言うまでもない。
【0109】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0110】
[実施態様1] 施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、
情報サーバにより外部との通信を行う通信ステップと、
前記施設に入場する顧客により携帯される個別施設登録手段により前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、
携帯端末により前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供ステップとを具備したことを特徴とする施設ナビゲーション方法。
【0111】
[実施態様2] 施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持手段と、
外部との通信を行う通信手段を有する情報サーバと、
前記施設に入場する顧客により携帯され且つ前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録手段と、
前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供手段を有する形態端末とを具備したことを特徴とする施設ナビゲーションシステム。
【0112】
[実施態様3] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0113】
[実施態様4] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は登録済の前記個別施設からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0114】
[実施態様5] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告すると共に登録済の前記個別施設からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0115】
[実施態様6] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0116】
[実施態様7] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は前記個別施設登録情報からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0117】
[実施態様8] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告を行い且つ前記個別施設登録情報からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0118】
[実施態様9] 施設に入場する顧客により携帯され且つ該顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録手段と、
外部との通信を行う通信手段を有する携帯端末と、
前記施設内の前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持手段と、
前記携帯端末と通信を行って該携帯端末から顧客に関する前記個人情報及び利用希望の前記個別施設或いは前記個別施設種の少なくとも1つを取得して前記個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する提供手段を有する情報サーバとを具備したことを特徴とする施設ナビゲーションシステム。
【0119】
[実施態様10] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0120】
[実施態様11] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は登録済の該個別施設からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0121】
[実施態様12] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告すると共に登録済の該個別施設からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0122】
[実施態様13] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0123】
[実施態様14] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は前記個別施設登録情報からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0124】
[実施態様15] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告すると共に前記個別施設登録情報からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0125】
[実施態様16] 施設ナビゲーションシステムを制御するためのコンピュータ読み取り可能な制御プログラムであって、
施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、情報サーバにより外部との通信を行う通信ステップと、前記施設に入場する顧客により携帯される個別施設登録手段により前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、携帯端末により前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムコードから成ることを特徴とする施設ナビゲーションシステムの制御プログラム。
【0126】
[実施態様17] 施設ナビゲーションシステムを制御するためのコンピュータ読み取り可能な制御プログラムであって、
施設に入場する顧客により携帯され且つ該顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、携帯端末により外部との通信を行う通信ステップと、前記施設内の前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、情報サーバにより前記携帯端末と通信を行って該携帯端末から顧客に関する前記個人情報及び利用希望の前記個別施設或いは前記個別施設種の少なくとも1つを取得して前記個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する提供ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムコードから成ることを特徴とする施設ナビゲーションシステムの制御プログラム。
【0127】
[実施態様18]実施態様16または17に記載の制御プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、施設に入場する顧客に近距離無線により外部との通信を可能とした顧客用ナビゲーション携帯端末を携帯させ、この携帯端末を介して顧客に対してナビゲーションを行うことにより、テーマパーク、ショッピングモールといった大規模施設において、入場する顧客に対してより高度のサービスを提供することができ、この結果、顧客満足度が向上し、リピータの増加等をもたらし、施設側にとっても増益を大幅に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末と情報サーバの制御システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末と入場時間出力装置の制御システムの構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末、入場時間出力装置及び情報サーバの制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される顧客個人情報の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される希望するアトラクション情報と入場時間及び退場時間の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されている各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されている各アトラクションの待ち時間の推移の一例をグラフで表わした図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける施設マップ(ルートマップ)の一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、図7に示す施設情報から図8に示す各所要時間リストを算出するための処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である(二つのアトラクションの時間帯がぴったり重なる場合)。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である(図12を修正した結果)。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップ(ルートマップ)を印刷する制御システムの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップ(ルートマップ)を印刷する制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける施設マップ(ルートマップ)情報の一例を示す図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおけるマップデータの一例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末、入場時間出力装置及び情報サーバの制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される希望するアトラクショングループ情報と入場時間及び退場時間の一例を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているスリルグループの各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているメルヘングループの各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているアドベンチャーグループの各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図23】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているスリルグループの各アトラクションの待ち時間の推移の一例をグラフで表わした図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納されるスリルグループの各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納されるメルヘングループの各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納されるアドベンチャーグループの各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される各アトラクショングループの待ち時間が最小となる時間帯の推移の一例をグラフで表わした図である。
【図28】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【符号の説明】
100 携帯端末
101 入力部
102 個人情報管理部
103 表示部
104 施設情報管理部
105 各所要時間リスト生成部
106 施設マップ生成部
107 送受信部
200 情報サーバ
201 送受信部
202 施設情報管理部
203 個別施設情報取得部
300 入場時間出力装置
301 送受信部
302 時計
303 入場時間発生部
400 プリンタ
401 送受信部
402 データ解析処理部
403 フォームデータ管理部
404 合成処理部
405 プリンタエンジン部
800 アトラクションAの個別情報
801 アトラクションBの個別情報
802 アトラクションCの個別情報
803 トータル時間
804 アトラクションAの待ち時間が最小となる利用時間
805 アトラクションAの待ち時間
806 アトラクションAを示すID
900 入場口
901 アトラクションA
902 入場口からアトラクションAまでの順路を示す矢印
903 入場口からアトラクションAまでの移動時間
904 アトラクションAの利用所要時間と待ち時間
905 アトラクションB
906 アトラクションAからアトラクションBまでの順路を示す矢印
907 アトラクションAからアトラクションBまでの移動時間
908 アトラクションBの利用所要時間と待ち時間
909 アトラクションC
910 アトラクションBからアトラクションCまでの順路を示す矢印
911 アトラクションBからアトラクションCまでの移動時間
912 アトラクションCの利用所要時間と待ち時間
1401 プリンタドライバ
1402 施設マップ(ルートマップ)情報管理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーマパークのような遊戯施設、或いはショッピングモール等において、顧客が携帯する携帯端末を介して顧客に対し、より高度なサービスを提供する施設ナビゲーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テーマパークや水族館、博物館等の大規模遊戯施設が多数開設されている。このような大規模遊戯施設は、広い敷地面積の中に遊戯物(アトラクション)等が点在しており、入場者も膨大な数に達する。このため、小規模な遊園地等に比較して顧客に対するサービス性が低下することは避けられず、例えば、通常のアナウンス等による案内だけでは分かり難い、親しみを覚え難い、遊戯物間の移動に時間がかかる、特定の遊戯物とその近辺の飲食場所に顧客が集中する等の傾向が多く見られる。
【0003】
また、特定の遊戯物や飲食店に顧客が集中すると、顧客の需要を満たすためには多くの従業員を配置する必要があり、また、顧客に対して待たせている時間を退屈させないような工夫が必要となる。このためにテーマパークでは、行列している間に遊戯物に関連したビデオ映像等を放映することによって、時間潰しを試みているところもあるが、既に、そのビデオを鑑賞済みの人や興味を持たない人にとっては意味がなく、待ち時間の有効な過ごし方とはならない。
【0004】
また、人気のある特定の遊戯物の近くにある飲食店に顧客が集中すると、当然顧客は長時間待たされたり、利用できたとしても相席になったり、手狭な席に無理やり押し込められる等、ゆとりのある飲食をエンジョイすることができなくなるという問題も生じる。また、飲食店を再割り当てするとしても、顧客が集まってから再割り当てをするので、顧客の混雑にタイムリーに対応できない。
【0005】
また、テーマパーク等では遊戯物間の移動に時間がかかるために、顧客が混雑していない遊戯物に行く場合、他の混雑した遊戯物をあきらめた顧客、或いは混雑した遊戯物を楽しんだ後の顧客も同じタイミングで移動すると、移動先の遊戯物が混み合ってしまい、混雑した遊戯物を避けようとした意味がなくなってしまう。
【0006】
更に、遊戯物間の移動に時間がかかったり、或いは混雑している遊戯物で長蛇の列を作って待っていたりする間に、退屈した幼い子供が親元から離れて迷子になりやすいことも問題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、テーマパーク等の大規模遊戯施設は、多種多様の遊戯、飲食等を楽しむことができる反面、利用の分かり易さ、混雑による待ち時間の長さ、混雑回避等のサービス面で問題があった。
【0008】
また、特開2001−147965号として、顧客ナビゲーションシステム及び顧客ナビゲーション方法が提案されているが、この特開2001−147965号は、施設の立場から混雑度等を緩和、或いは、人気のない施設の利用度を向上させることを主体とし、その副次的効果として顧客にも利用メリットを与える構成になっている。即ち、(潜在的には希望しているケースもあるが、)顧客の希望以外の施設を利用させることによって、全体の施設の混雑度を緩和させるものである。
【0009】
ところで、顧客は、施設が混雑していても利用したい欲求は変わらず、耐え忍んで長蛇の列に並んで自分の順番を待っている。しかしながら、当然ではあるが、待ち時間は少ないことが望ましいことは明白な事実であり、顧客の希望する施設をいかに効率良く利用してもらうかが施設側にとって重要である。
【0010】
本発明は、上述した従来技術の有する問題点を解消するためになされたもので、その目的は、大規模遊戯施設等において入場する顧客に対して、希望する施設の利用を効率良く行うことを可能にした施設ナビゲーション方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の施設ナビゲーション方法は、施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、情報サーバにより外部との通信を行う通信ステップと、前記施設に入場する顧客により携帯される個別施設登録手段により前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、携帯端末により前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供ステップとを具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づき説明する。
【0013】
「第1の実施の形態」
まず、本発明の第1の実施の形態を、図1乃至図17に基づき説明する。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの概略構成を示すブロック図であり、この施設ナビゲーションシステムは、大きく分けて顧客が携帯する携帯端末100と、テーマパーク等の施設に設置された情報サーバ200とから構成される。
【0015】
以降、説明の簡素化を図るために、施設ナビゲーションシステムが適用される施設をテーマパークとして説明する。
【0016】
携帯端末100は、テーマパーク内に限定して通じる通信機能を備えたもので、シール等の薄膜状体に回路部品が印刷され、クリップ等でユーザの衣服等に、ユーザが負担なく装着できるような形状になっている。
【0017】
携帯端末100は、顧客の個人情報(例えば、年齢、性別、身長等)、テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離等を登録することが可能になっている。また、携帯端末100は、希望する複数のアトラクション名やアトラクションの種類を登録できるようになっている。携帯端末100は、テーマパークへ入場するため入場券を購入する際にレンタルされ、個人情報並びに希望するアトラクション名やアトラクションの種類については、ユーザが自分で入力する。
【0018】
テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離等については、予め、携帯端末100に格納されている。
【0019】
また、携帯端末100は、入力部101、個人情報管理部102、表示部103、施設情報管理部104、各所要時間リスト生成部105、施設マップ生成部106及び送受信部107を有している。
【0020】
入力部101は、各種の情報を入力するものである。個人情報管理部102は、顧客の個人情報(例えば、年齢、性別、身長等)を管理するものである。表示部103は、各種の情報を表示するものである。施設情報管理部104は、テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離、希望する複数のアトラクション名やアトラクションの種類等の施設情報を管理するものである。各所要時間リスト生成部105は、各アトラクションの利用所要時間等の一覧リストを生成するものである。施設マップ生成部106は、施設マップを生成するものである。送受信部107は、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うためのもので、情報サーバ200に格納されている各アトラクションの待ち時間等の施設情報を取得することが可能である。
【0021】
一方、情報サーバ200は、送受信部201、施設情報管理部202及び個別施設情報取得部203を有している。
【0022】
送受信部201は、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うためのもので、形態端末100に格納されている個人情報等を取得することが可能である。施設情報管理部202は、テーマパークの地図、各アトラクションの利用所要時間、及び各アトラクション間の移動時間/距離、希望する複数のアトラクション名やアトラクションの種類等の施設情報を管理するものである。個別施設情報取得部203は、個別施設情報を取得するものである。
【0023】
情報サーバ200は、各アトラクションの待ち時間を逐次取得し、該情報サーバ200内の施設情報管理部202に格納するようになっている。各アトラクションの待ち時間は、各アトラクション近傍に設置されているカメラ、或いはセンサ等の読取装置により読み取った(各アトラクションを利用するために待っている)顧客の人数からコンピュータ等によって、待ち時間を算出する構成になっている。前記読取装置により読み取る間隔は、一定時間毎に行うことも可能であり、また、常に読み取るようにし、待ち時間がある特定の時間以上において、または以下において変化があったに場合のみ、情報サーバ200上の値を更新するようにすることも可能である。
【0024】
図2は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末と入場時間出力装置とのシステム構成を示すブロック図であり、同図において、図1と同一部分には、同一符号が付してある。
【0025】
図2において、300は入場時間出力装置で、テーマパークの入場口に設置されるものである。入場時間出力装置300は、送受信部301、時計302及び入場時間発生部303を有している。
【0026】
送受信部301は、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うためのもので、携帯端末100に格納されている個人情報等を取得することが可能である。時計302は、顧客がテーマパークの入場口を通過した時刻、或いは顧客がテーマパークの入場口から退場した時刻を検出するものである。入場時間発生部303は、顧客がテーマパークに入場している時間情報を発生するものである。
【0027】
次に、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作を、図1、図2及び図3を用いて説明する。
【0028】
図3は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0029】
まず、テーマパークの入場券売り場にて顧客が入場券を購入すると、該入場券と共に、携帯端末100がレンタルされる。テーマパークの入場口を通過すると、該入場口に設置されている入場時間出力装置300において、内蔵している時計302により、顧客が前記入場口を通過した時刻(入場時刻)を、送受信部301及び送受信部107を経由して、個人情報管理部102に格納される(ステップS300)。
【0030】
次に、携帯端末100に付随しているキーまたは音声入力等の入力部101から、年齢、身長、性別等の個人情報を入力し、個人情報管理部102に登録する(ステップS301)。同様に、入力部101から、顧客がテーマパークを退場する予定時刻(退場予定時刻)を入力し、個人情報管理部102に登録する(ステップS302)。続いて、入力部101から、利用予定のアトラクション名を入力し、個人情報管理部102に登録する(ステップS303)。ここで、先に入力した各アトラクションの利用制限(年齢、身長等)と個人情報管理部102に登録されている年齢、身長等とを比較し、各アトラクションの利用制限に引っかかっていないか否かを確認し(ステップS304)、各アトラクションの利用制限に引っかかっている場合は、該当するアトラクション名を個人情報管理部102から削除し(ステップS305)、その後、ステップS306へ進む。また、各アトラクションの利用制限に引っかかっていない場合は、前記ステップS305をスキップしてステップS306へ進む。テーマパーク内の全アトラクションの利用制限情報については、予め携帯端末100内の施設情報管理部104に格納されている。
【0031】
次に、表示部103において、施設マップ(ルートマップ)を作成するか否かを確認するメッセージが表示され(ステップS306)、入力部101を使用して、「施設マップを作成する」を選択した場合は、登録したアトラクションの待ち時間情報を情報サーバ200から取得し、施設情報管理部104に登録する(ステップS307)。また、「施設マップを作成しない」を選択した場合は、何も処理せずに本処理動作を終了する。
【0032】
次に、各所要時間リスト生成部105において、個人情報管理部102及び施設情報管理部104に登録されている個人情報及び施設情報より各所要時間リストを生成する(ステップS308)。各所要時間リスト生成部105において生成された各所要時間リストより、施設マップ生成部106において施設マップを生成し(ステップS309)、その後、本処理動作を終了する。
【0033】
尚、本実施の形態では、ステップS301からステップS303の登録手続きについては、顧客の入場後に行うように説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、上記各種登録手続きは、携帯端末100を入手した直後から入力することが可能であり、顧客が入場する前に上記各種登録手続きを行うようにしても良い。
【0034】
また、本実施の形態では、携帯端末100は入場券と共にレンタルされると説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、各顧客が所有している携帯電話やPHS(パーソナルハンディフォンシステム)、或いはPDA(情報端末)を利用することも可能である。その場合は,HTML等の規格化されたフォーマットを用いて予め個人情報を登録しておけば、顧客の入場時に個人情報を入力する煩わしさが無くなるというメリットがある。
【0035】
また、携帯電話等であれば、過去に利用した時の履歴を再利用することも可能であり、例えば、過去に利用したアトラクション履歴情報を今回の希望アトラクション登録情報として再利用することが可能となる。
【0036】
また、携帯端末100は、入場券とは別の構成で説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、携帯端末100は入場券と一体化されていても良い。その場合は、アトラクションの利用料等の課金処理も携帯端末100により行うことが可能になる。
【0037】
図4は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末100に内蔵されている個人情報管理部102に登録されている個人情報の一例を示す図であり、同図に示すように、個人情報として、年齢、身長及び性別が格納されている。
【0038】
図5は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末100に内蔵されている個人情報管理部102に登録されている希望アトラクション名、入場時間及び退場予定時間の一例を示す図である。
【0039】
図6は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバ200に内蔵されている施設情報管理部202に格納されている施設情報の一例を示す図であり、同図に示すように、施設情報として、各アトラクションの利用所要時間と待ち時間が格納されている。この例では、図示を簡略化するために、アトラクションはA,B,Cの3種類のみを記載しているが、実際のテーマパークでは、数10種類のアトラクションが存在しているのが一般的である。
【0040】
図7は、図6に示す各アトラクションA,B,Cの待ち時間の一例を示すグラフであり、同図において、縦軸は待ち時間を、横軸は開場時間から閉場時間までの時刻を表わしている。また、実線は、アトラクションAの時刻毎の待ち時間を表わしており、例えば、時刻12:00での待ち時間は3分である。また、破線及び一点破線は、それぞれアトラクションB及びアトラクションCの時刻毎の待ち時間を表わす。
【0041】
図8は、図7に示す施設情報を基に作成した各所要時間リストの一例を示す図であり、図7に示す施設情報から、各アトラクションA〜Cの待ち時間が最も少なくなるように、アトラクションA〜Cの利用する順番、移動時間、待ち時間及び利用所要時間を時系列に並べた表である。
【0042】
図8において、800,801,802はそれぞれアトラクションA,B,Cに関しての情報であり、それぞれのアトラクションまでの移動時間、待ち時間及び利用所要時間を表わしている。また、利用所要時間の2行目はアトラクション名である。例えば、806はアトラクションAであることを表わしている。また、アトラクションA,B,Cに関しての情報800,801,802のそれぞれの最下段の数字は、中段に表示されている待ち時間の有効時間帯を表わしている。例えば、804は午前10:00から午後12:00までの時間帯であることを表わしており、待ち時間805の3分が有効となるのは、午前10:00から午後12:00までの時間帯である。
【0043】
尚、当然ではあるが、図8に示す各所要時間リストの対象時間帯は、入場時間10:00から退場時間18:00までであり、テーマパークの開場時間9:00から閉場時間19:00ではない。
【0044】
図9は、図8の各所要時間リストを基に作成した施設マップ(ルートマップ)である。同図において、900は入場口、901はアトラクションAである。902は入場口900からアトラクションA901までのルートを示している。903はルート902の移動時間を示している。この例では5分である。904はアトラクションA901の利用所要時間と待ち時間を示している。この例では利用所要時間が5分、待ち時間が3分である。
【0045】
同様に、905はアトラクションBを示しており、906はアトラクションA901からアトラクションB905までのルートを示している。907はルート906の移動時間を示している。908はアトラクションB905の利用所要時間と待ち時間を示している。
【0046】
更に、909はアトラクションCを示しており、910はアトラクションB905からアトラクションC909までのルートを示している。911はルート910の移動時間を示している。912はアトラクションC909の利用所要時間と待ち時間を示している。
【0047】
次に、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、図7に示すような施設情報から図8に示すような各所要時間リストを算出するための処理動作を、図10〜図13を用いて説明する。
【0048】
図10は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、図7に示すような施設情報から図8に示すような各所要時間リストを算出するための処理動作の流れを示すフローチャート、図11〜図13は、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯を表わす表の一例を示す図である。
【0049】
図11に示すように、入場時刻から退場時刻(10:00〜18:00)におけるアトラクションAの最小待ち時間(3分)となる時間帯(10:00〜12:00)をピックアップする(ステップS1001)。アトラクションAの最小待ち時間となる時間帯が他のアトラクション(B,C)の最小待ち時間となる時間帯と重なっているか否かを確認する(ステップS1002)。本実施の形態では重なっていないので、上記ピックアップした時間帯をアトラクションAの利用時間帯として決定する(ステップS1005)。
【0050】
続いて、アトラクションBの最小待ち時間(10分)となる時間帯(17:00〜18:00)をピックアップする(ステップS1001)。アトラクションBの最小待ち時間となる時間帯が他のアトラクション(C)の最小待ち時間となる時間帯と重なっているか否かを確認する(ステップS1002)。本実施の形態では、アトラクションCと重なっているので、更に、アトラクションBの最小待ち時間となる時間帯がアトラクションCの最小待ち時間となる時間帯と“完全に”重なっているか否かを確認する(ステップS1003)。本実施の形態では完全に重なっていないので、重なっていない時間帯(17:00〜17:30)をピックアップする(ステップS1008)。このピックアップした時間帯(17:00〜17:30)をアトラクションBの利用時間帯として決定する(ステップS1005)。
【0051】
続いて、アトラクションCの最小待ち時間(14分)となる時間帯(17:30〜18:00)をピックアップする(ステップS1001)。アトラクションCは最後のアトラクションであるので、他のアトラクションは存在しないから、ステップS1006の判断結果は否定(NO)となり、前記ピックアップした時間帯(17:30〜18:00)をアトラクションCの利用時間帯として決定する(ステップS1005)。
【0052】
全てのアトラクションの最小待ち時間となる時間帯が決定されたら(ステップS1006)、各所要時間リストを作成し(ステップS1007)、その後、本処理動作を終了する。
【0053】
一方、前記ステップS1003において、アトラクションNが他のアトラクションMと最小待ち時間となる時間帯が“完全に”重なっている場合は、アトラクションNとアトラクションMの利用時間帯を2分割し、それぞれの時間帯を変更し(ステップS1004)、その後、ステップS1005へ進む。
【0054】
図12は、“完全に”重なっている場合の各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯を表わす表の一例を示す図であり、アトラクションBとアトラクションCの時間帯(17:00〜18:00)は“完全に”重なっている。
【0055】
図13は、アトラクションBとアトラクションCの時間帯を2分割した結果における各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯を表わす表の一例を示す図であり、アトラクションBとアトラクションCの利用時間帯は、それぞれ17:00〜17:30と17:00〜18:00とに分割されている。
【0056】
また、施設マップ(ルートマップ)上に、各アトラクションの利用時間帯を表示するようにすれば、顧客は、その利用時間帯の中で各アトラクションを利用すれば良いので、その利用時間帯の空いた時間帯を、食事、休憩やショッピング、或いはパレードやショーの見学等に利用することが可能である。
【0057】
逆に、必須のアトラクションを絞り込むことによって、生じたフリーな時間帯を多く作ることによって、より自由度の高いテーマパークの利用方法を提供することが可能である。
【0058】
(施設マップのルートから外れた場合の対処)
前述したように入場直前、或いは直後に生成された施設マップ(ルートマップ)に従って、顧客が各アトラクションを利用する場合において、顧客の行動が施設マップのルートから外れた場合の対処方法について説明する。
【0059】
テーマパーク内には不図示の複数の基地局が点在しており、該基地局と顧客が所持している携帯端末100との距離及び方角情報により、絶えず顧客の位置情報を携帯端末100上で把握できるようになっている。或いは、良く知られたカーナビゲーションシステムのようにGPS(世界的位置決定システム)を利用した位置認識システムを利用するようにしても良い。更に、最近では、携帯電話やPDA等では、カーナビゲーションシステムを搭載している機種(或いは、アプリケーションプログラム)もあり、これを利用するようにすることも可能である。
【0060】
このような位置認識システムを利用して、顧客の現在位置が施設マップ上の位置と異なる(或いは異なろうとした)場合は、「登録された施設マップのルートから外れました。」、「登録された施設マップのルートから外れようとしています。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。更に、「正しい順路は、南西に向かって下さい。」等とメッセージを表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。或いは、携帯端末100上の表示画面に表示された施設マップ上に顧客の現在位置を星印等で示すようにすれば、顧客は、施設マップを見ながら、正しいルートに軌道修正することが可能である。
【0061】
(年齢制限や個別施設が休業日の場合の対処)
前述したように入場直前、或いは直後に施設マップを生成する場合において、登録した(或いは、登録しようとしている)アトラクションの利用制限と顧客の個人情報とを比較し、利用制限に引っかかった場合は、警告メッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する、或いは登録できないようになっている。
【0062】
例えば、アトラクションAにおいて、身長及び年齢制限がある場合は、「身長が120cmに足りませんので、残念ながら利用できません。」、「4歳未満のお子さんは、保護者の方と一緒でないと乗れません。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。更に、「よって、アトラクションAは、登録できませんでした。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。
【0063】
また、アトラクションBが運転休業日の場合は、「アトラクションBは本日お休みさせていただいております。」「よって、アトラクションBは、登録できませんでした。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。
【0064】
尚、年齢制限や個別施設が休業日の場合において、同種のアトラクションが存在する場合は、それらを案内するようにすることも可能である。
【0065】
(移動時間の歳出方法)
各アトラクション間の移動時間は、下記式(1)により算出するようになっている。
【0066】
移動時間=各アトラクション間の距離×顧客の移動速度 …(1)
顧客の移動速度は、個人情報(年齢、身長、性別等)に対する平均的な移動速度(歩く速さ)がデータベース化されており、携帯端末100内の個人情報管理部102に格納された個人情報(年齢、身長、性別等)により、平均的な移動速度(歩く速さ)をデータベースから選択する。或いは、実際の顧客の移動速度を測定する。例えば、入場口付近に備え付けられた計測装置にて、移動速度を算出することも可能である。また、車椅子等の利用者や身体障害者の場合も、個人情報に基づき移動速度を算出するように考慮されている。更に、同伴者が存在する場合は、同伴者の最も遅い移動速度を移動速度とみなすようにする。
【0067】
(各アトラクションの待ち時間を示すグラフ)
図7の各アトラクションの待ち時間を示すグラフは、天気、曜日、月日、特別期間等毎に、過去の実績からなるデータベースを保持しており、それらのデータベースにより、当日の待ち時間を予測するようになっている。また、この予測は、当日の開場時間までには確定しているが、開場時間後も、逐次、入場顧客数の推移や、実際の各アトラクションの待ち時間の推移により軌道修正するようになっている。例えば、情報サーバ200は、一時間毎に軌道修正するようにし、それに合わせて、携帯端末100も各アトラクションの待ち時間情報を入手し、既に登録されている各アトラクションの待ち時間情報と一定値以上異なる場合は、軌道修正された各アトラクションの待ち時間情報を基に再計算し直し、施設マップを生成し直すようにする。この場合、「施設マップが新しく更新されました。」等のメッセージを携帯端末100上の表示部103の画面、或いは音声で顧客に通知する。
【0068】
(食事/休憩について)
前述したように入場直前、或いは直後に施設マップを生成する場合において、アトラクションを登録すると共に、食事や休憩時間を登録するようにする。この場合、登録した食事や休憩時間を避けた時間帯がアトラクションの利用可能な時間帯となるので、各待ち時間リストは、この食事や休憩時間を避けた時間帯の中で生成される。或いは、食事や休憩時間もアトラクションの一種とみなし、各レストランやファーストフード等の待ち時間及び利用所要時間を情報サーバ200から取得するようにし、最終的に生成された施設マップに記述するようにする構成にしても良い。
【0069】
(施設マップの印刷)
次に、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて施設マップ(ルートマップ)を印刷する処理動作について、図14〜図17を用いて説明する。
【0070】
図14は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップ(ルートマップ)を印刷する制御システムの構成を示すブロック図であり、同図において、図1と同一部分には同一符号が付してある。
【0071】
図14において、100は携帯端末で、入力部101、送受信部107、プリンタドライバ1401及び施設マップ(ルートマップ)情報管理部1402を有している。また、400はプリンタで、送受信部401、データ解析処理部402、フォームデータ管理部403、合成処理部404及びプリンタエンジン部405を有している。
【0072】
図15は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップを印刷する制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0073】
携帯端末100に付随の入力部101から施設マップ(ルートマップ)の印刷指示がされたか否かを指示がされるまで確認し(ステップS1501)、印刷指示がされると、施設マップ(ルートマップ)情報管理部1402に格納されている、各アトラクションの待ち時間、利用所要時間及び各アトラクション間の移動時間等の施設マップ(ルートマップ)情報を取り出し、プリンタドライバ1401により施設マップ(ルートマップ)用のフォームデータ合成指示と共に、送受信部107及び送受信部401を介して、プリンタ400に送出する(ステップS1502)。
【0074】
情報端末100から印刷データを受け取ると、データ解析処理部402により印刷データを解析し、フォームデータ管理部403にフォームデータ合成指示を行う(ステップS1503)。合成処理部404により、施設マップ(ルートマップ)情報データとフォームデータ管理部403から取り出したフォームデータ(テーマパークのデータ)を合成し(ステップS1504)、プリンタエンジン405により施設マップ(ルートマップ)を印刷し(ステップS1505)、その後、本処理動作を終了する。
【0075】
図16は、施設マップ(ルートマップ)情報管理部1402に格納されている施設マップ(ルートマップ)情報の一例を示すイメージ図であり、実際は、各印刷オブジェクト(文字や矢印等の図形データ)とその座標情報から構成されたバイナリデータである。
【0076】
図17は、フォームデータ管理部403に格納されているテーマパークのマップデータの一例を示す図である。
【0077】
図16に示す施設マップ(ルートマップ)情報と図17に示すテーマパークのマップデータとを合成することによって、図9に示すような施設マップ(ルートマップ)データを得る構成になっている。
【0078】
尚、プリンタ400は、例えば、良く知られたレーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等である。また、例えば、プリンタ400は、テーマパーク内の特定の複数箇所に設置されており、携帯端末100とは、Bluetoothのような近距離無線により通信を行うようになっている。
【0079】
また、例えば、フォームデータ管理部403に格納されているテーマパークのマップは複数種類用意されており、例えば、全体図や部分図、更には、3Dマップ等があり、それらを、顧客の用途に応じて選択指示が可能なように構成されている。
【0080】
本実施の形態では、最小待ち時間となる利用時間帯の早い時間毎に利用する順番を決定するようにしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、移動時間や移動距離を考慮して、多少待ち時間が長くなっても、移動時間や移動距離が少ないものを優先する構成にすることも可能である。
【0081】
「第2の実施の形態」
次に、本発明の第2の実施の形態を図18〜図28に基づき説明する。
【0082】
尚、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの基本的な構成は、上述した第1の実施の形態における図1及び図2と同一であるから、必要に応じて両図を流用して説明する。
【0083】
上述した第1の実施の形態においては、入場直前、或いは直後に登録するアトラクションは、顧客自身が具体的なアトラクション名を指定するものであったが、本実施の形態では、アトラクションの種類、種別(以下、アトラクショングループと記述する。)を登録することによって、半自動的に具体的なアトラクションを決定するようにしたものである。
【0084】
以下、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作を、図18〜図28に基づき説明する。
【0085】
図18は、本実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムの処理動作の流れを示すフローチャートであり、同図のステップS1801〜ステップS1803は、上述した第1の実施の形態における図3におけるステップS300〜ステップS302と同一であるから、その説明を省略する。
【0086】
次に、入力部101から、利用予定のアトラクションの種類を入力し、個人情報管理部103に登録する(ステップS1804)。ここで、先に入力した各アトラクショングループに該当する各アトラクションの利用制限(年齢、身長等)と個人情報管理部102に登録されている年齢、身長等とを比較し、各アトラクションの利用制限に引っかかっていないか否かを確認し(ステップS1805)、各アトラクションの利用制限に引っかかっている場合は、該当するアトラクション名を個人情報管理部102から削除する(ステップS1806)。
【0087】
各アトラクションの利用制限に引っかかっていない場合は、ステップ1807へ進む。テーマパーク内の全アトラクションの利用制限情報については、予め携帯端末100内の施設情報管理部104に格納されている。
【0088】
次に、表示部103により、施設マップ(ルートマップ)を作成するか否かを確認するためのメッセージが表示され(ステップS1807)、入力部101を使用して、「施設マップ(ルートマップ)を作成する」を選択した場合は、登録したアトラクションの待ち時間情報を情報サーバ200から取得し、施設情報管理部104に登録する(ステップS1808)。また、「施設マップ(ルートマップ)を作成しない」を選択した場合は、何も処理せずに本処理動作を終了する。次に、各所要時間リスト生成部105により、個人情報管理部102及び施設情報管理部104に登録されている個人情報及び施設情報より各所要時間リストを生成する(ステップS1809)。施設マップ生成部106により生成された各所要時間リストより、施設マップ(ルートマップ)を生成し(ステップS1810)、その後、本処理動作を終了する。
【0089】
図19は、携帯端末100に内蔵されている個人情報管理部104に登録されている希望アトラクショングループとその個数、入場時間及び退場予定時間の一例を示す図である。この例では、希望アトラクショングループは、「スリル」グループ、「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループの3種類であり、それぞれ、2つ、1つ及び1つのアトラクションを指定している。
【0090】
図20は、情報サーバ200に内蔵されている施設情報管理部202に格納されているアトラクショングループである「スリル」グループに属する各アトラクション情報の一例を示す図である。施設情報管理部202には、各アトラクションの利用所要時間と待ち時間が格納されている。この例では、図示の簡略化のため、「スリル」グループに属する各アトラクションは「スリルA」、「スリルB」、「スリルC」の3種類のみ記載している。実際のテーマパークでは、各アトラクショングループにつき数種類から10数種類のアトラクションが存在しているのが一般的である。
【0091】
同様に、図21は、「メルヘン」グループに属する各アトラクション情報の一例である。この例では、簡略化のため、「メルヘン」グループに属する各アトラクションは「メルヘンA」、「メルヘンB」の2種類のみを記載している。
【0092】
更に、図22は「アドベンチャー」グループに属する各アトラクション情報の一例である。この例では、簡略化のため、「アドベンチャー」グループに属する各アトラクションは「アドベンチャーA」、「アドベンチャーB」の2種類のみを記載している。
【0093】
図23は、図20の「スリル」グループに属する各アトラクションの待ち時間をグラフで表わした図であり、同図において、縦軸は待ち時間を、横軸は開場時間から閉場時間までの時刻を表わしている。また、図23において、実線は「スリルA」の時刻毎の待ち時間を表わしており、例えば、時刻12:00での待ち時間は3分である。また、図23において、破線及び一点破線はそれぞれ「スリルB」、「スリルC」の時刻毎の待ち時間を表わす。
【0094】
図24は、図23の「スリル」グループの各アトラクション情報を基に生成した各所要時間リストに一例を示す図である。これは図23で最も待ち時間が少なくなるように算出したものである。同様に、「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループについても、各アトラクション情報(不図示)を基に各所要時間リストを生成する。
【0095】
図25及び図26は、それぞれ「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループの各所要時間リストの一例を示す図である。
【0096】
図27は、「スリル」グループ、「メルヘン」グループ及び「アドベンチャー」グループの各所要時間リストをグラフで表わした図である。図27から最も待ち時間が最小となるように各グループの所要時間リストを生成する。
【0097】
図28は、図27に示すグラフから生成された各グループの所要時間リストの一例を示す図である。即ち、スリルグループでは、最も待ち時間が少ないのはスリルA(3分)であり、利用時間帯は10:00〜12:00である。また、メルヘングループでは、最も待ち時間が少ないのはメルヘンA(5分)であり、利用時間帯は12:00〜13:00である。更に、アドベンチャーグループでは、最も待ち時間が少ないのはアドベンチャーA(155分)であり、利用時間帯は13:00〜15:00である。
【0098】
「第3の実施の形態」
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0099】
上述した第1及び第2の実施の形態においては、情報サーバ200は、待ち時間を含む各個別アトラクション情報を更新保持するのみであったが、本発明はこれに限られるものではなく、携帯端末100で行っていた、各所要時間リストの生成、及び施設マップ(ルートマップ)の生成を情報サーバ200で行い、携帯端末100は、生成された施設マップ(ルートマップ)を取得して表示するのみにする構成にすることも可能である。この場合、携帯端末100からの施設マップ(ルートマップ)生成(或いは更新)指示に従って、情報サーバ200は、施設マップ(ルートマップ)生成(或いは更新)を行うようにする。
【0100】
従って、施設マップ(ルートマップ)を印刷する場合は、携帯端末100は、情報サーバ200に対して印刷指示するのみであり、携帯端末100からの印刷指示に対して、情報サーバ200は、該情報サーバ200内に格納されている施設マップ(ルートマップ)情報(図16参照)とマップデータ(図17参照)とを合成し、印刷を行う構成になる。
【0101】
上記各実施の形態では、利用を希望するアトラクションの登録は、テーマパークの入場直前、或いは直後に行うように説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、携帯電話等を利用するケースにおいては、自宅或いは電車や自動車等において、予めアトラクションの登録を行い、各アトラクション情報を電話回線やインターネット等を介してアトラクション情報を取得し、施設マップ(ルートマップ)を作成し、自宅やコンビニエンスストア等に設置されたプリンタにて印刷するような構成にすることも可能である。
【0102】
以上、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、また、第1乃至第3の実施の形態の構成を適宜組み合わせて実施することも可能である。
【0103】
また、本発明の目的は、上記各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0104】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0105】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0106】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】
以上では、本発明の様々な例と実施形態を説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるものではなく、本願特許請求の範囲に全て述べられた様々な修正と変更に及ぶことが可能であることは言うまでもない。
【0109】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0110】
[実施態様1] 施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、
情報サーバにより外部との通信を行う通信ステップと、
前記施設に入場する顧客により携帯される個別施設登録手段により前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、
携帯端末により前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供ステップとを具備したことを特徴とする施設ナビゲーション方法。
【0111】
[実施態様2] 施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持手段と、
外部との通信を行う通信手段を有する情報サーバと、
前記施設に入場する顧客により携帯され且つ前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録手段と、
前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供手段を有する形態端末とを具備したことを特徴とする施設ナビゲーションシステム。
【0112】
[実施態様3] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0113】
[実施態様4] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は登録済の前記個別施設からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0114】
[実施態様5] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告すると共に登録済の前記個別施設からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0115】
[実施態様6] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0116】
[実施態様7] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は前記個別施設登録情報からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0117】
[実施態様8] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告を行い且つ前記個別施設登録情報からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様2に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0118】
[実施態様9] 施設に入場する顧客により携帯され且つ該顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録手段と、
外部との通信を行う通信手段を有する携帯端末と、
前記施設内の前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持手段と、
前記携帯端末と通信を行って該携帯端末から顧客に関する前記個人情報及び利用希望の前記個別施設或いは前記個別施設種の少なくとも1つを取得して前記個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する提供手段を有する情報サーバとを具備したことを特徴とする施設ナビゲーションシステム。
【0119】
[実施態様10] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0120】
[実施態様11] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は登録済の該個別施設からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0121】
[実施態様12] 前記情報サーバに保持されている利用制限を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている個人情報とを比較して前記個別施設の利用制限に引っかかる場合は警告すると共に登録済の該個別施設からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0122】
[実施態様13] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告する警告手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0123】
[実施態様14] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は前記個別施設登録情報からは除外する除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0124】
[実施態様15] 前記情報サーバに保持されている休業日情報を含む個別施設情報と前記携帯端末に保持されている(或いは保持しようとしている)前記個別施設登録情報とを比較して登録済の(或いは登録しようとしている)前記個別施設が休業日の場合は警告すると共に前記個別施設登録情報からは除外する警告/除外手段を具備したことを特徴とする実施態様9に記載の施設ナビゲーションシステム。
【0125】
[実施態様16] 施設ナビゲーションシステムを制御するためのコンピュータ読み取り可能な制御プログラムであって、
施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、情報サーバにより外部との通信を行う通信ステップと、前記施設に入場する顧客により携帯される個別施設登録手段により前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、携帯端末により前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムコードから成ることを特徴とする施設ナビゲーションシステムの制御プログラム。
【0126】
[実施態様17] 施設ナビゲーションシステムを制御するためのコンピュータ読み取り可能な制御プログラムであって、
施設に入場する顧客により携帯され且つ該顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、携帯端末により外部との通信を行う通信ステップと、前記施設内の前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、情報サーバにより前記携帯端末と通信を行って該携帯端末から顧客に関する前記個人情報及び利用希望の前記個別施設或いは前記個別施設種の少なくとも1つを取得して前記個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する提供ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムコードから成ることを特徴とする施設ナビゲーションシステムの制御プログラム。
【0127】
[実施態様18]実施態様16または17に記載の制御プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、施設に入場する顧客に近距離無線により外部との通信を可能とした顧客用ナビゲーション携帯端末を携帯させ、この携帯端末を介して顧客に対してナビゲーションを行うことにより、テーマパーク、ショッピングモールといった大規模施設において、入場する顧客に対してより高度のサービスを提供することができ、この結果、顧客満足度が向上し、リピータの増加等をもたらし、施設側にとっても増益を大幅に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末と情報サーバの制御システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末と入場時間出力装置の制御システムの構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末、入場時間出力装置及び情報サーバの制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される顧客個人情報の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される希望するアトラクション情報と入場時間及び退場時間の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されている各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されている各アトラクションの待ち時間の推移の一例をグラフで表わした図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける施設マップ(ルートマップ)の一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、図7に示す施設情報から図8に示す各所要時間リストを算出するための処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である(二つのアトラクションの時間帯がぴったり重なる場合)。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である(図12を修正した結果)。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップ(ルートマップ)を印刷する制御システムの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおいて、施設マップ(ルートマップ)を印刷する制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける施設マップ(ルートマップ)情報の一例を示す図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおけるマップデータの一例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末、入場時間出力装置及び情報サーバの制御システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される希望するアトラクショングループ情報と入場時間及び退場時間の一例を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているスリルグループの各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているメルヘングループの各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているアドベンチャーグループの各アトラクションの利用所要時間と待ち時間情報の一例を示す図である。
【図23】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける情報サーバに格納されているスリルグループの各アトラクションの待ち時間の推移の一例をグラフで表わした図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納されるスリルグループの各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納されるメルヘングループの各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納されるアドベンチャーグループの各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける携帯端末に格納される各アトラクショングループの待ち時間が最小となる時間帯の推移の一例をグラフで表わした図である。
【図28】本発明の第2の実施の形態に係る施設ナビゲーション方法を実施するための施設ナビゲーションシステムにおける各アトラクションの待ち時間が最小となる時間帯の一例を表で表わした図である。
【符号の説明】
100 携帯端末
101 入力部
102 個人情報管理部
103 表示部
104 施設情報管理部
105 各所要時間リスト生成部
106 施設マップ生成部
107 送受信部
200 情報サーバ
201 送受信部
202 施設情報管理部
203 個別施設情報取得部
300 入場時間出力装置
301 送受信部
302 時計
303 入場時間発生部
400 プリンタ
401 送受信部
402 データ解析処理部
403 フォームデータ管理部
404 合成処理部
405 プリンタエンジン部
800 アトラクションAの個別情報
801 アトラクションBの個別情報
802 アトラクションCの個別情報
803 トータル時間
804 アトラクションAの待ち時間が最小となる利用時間
805 アトラクションAの待ち時間
806 アトラクションAを示すID
900 入場口
901 アトラクションA
902 入場口からアトラクションAまでの順路を示す矢印
903 入場口からアトラクションAまでの移動時間
904 アトラクションAの利用所要時間と待ち時間
905 アトラクションB
906 アトラクションAからアトラクションBまでの順路を示す矢印
907 アトラクションAからアトラクションBまでの移動時間
908 アトラクションBの利用所要時間と待ち時間
909 アトラクションC
910 アトラクションBからアトラクションCまでの順路を示す矢印
911 アトラクションBからアトラクションCまでの移動時間
912 アトラクションCの利用所要時間と待ち時間
1401 プリンタドライバ
1402 施設マップ(ルートマップ)情報管理部
Claims (1)
- 施設内の個別施設の混雑度を含む個別施設情報を定期的に取得保持する情報取得保持ステップと、
情報サーバにより外部との通信を行う通信ステップと、
前記施設に入場する顧客により携帯される個別施設登録手段により前記顧客に関する個人情報及び利用希望の個別施設或いは個別施設種を登録する個別施設登録ステップと、
携帯端末により前記情報サーバと通信を行って該情報サーバから前記個別施設の混雑度を含む個別施設情報を取得し且つ該個別施設情報から少なくとも1つ以上の最適な順路を含む付加情報を記載した施設マップを提供する施設マップ提供ステップとを具備したことを特徴とする施設ナビゲーション方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003110172A JP2004318382A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 施設ナビゲーション方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003110172A JP2004318382A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 施設ナビゲーション方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004318382A true JP2004318382A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33471103
Family Applications (1)
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JP2003110172A Pending JP2004318382A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | 施設ナビゲーション方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004318382A (ja) |
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- 2003-04-15 JP JP2003110172A patent/JP2004318382A/ja active Pending
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