JP2014033852A - 電極ユニット、成形型、および電極ユニットの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化の要求に応えつつも、電極ユニットの生体に対する密着性を向上させる。
【解決手段】基材2上に配置された電極素子3を覆うように基材2に装着されたゲル部材5は、粘着性および導電性を有する。ゲル部材5の電極素子3を覆う部分5aの少なくとも一部は、周縁部5bよりも肉薄とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体に装着されて生体信号を取得するために用いられる電極ユニットに関する。また本発明は、当該電極ユニットが備える電極素子を覆い、粘着性および導電性を有するゲル部材を成形するために用いられる成形型に関する。さらに本発明は、当該電極ユニットの製造方法に関する。
この種の電極ユニットとして、基材上に電極素子を配置し、当該電極素子を粘着性および導電性を有するゲル部材で覆った構成を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ゲル部材を測定対象の生体に接触させると、その粘着性によって電極ユニットが生体上に保持され、電極素子を通じて生体信号を取得することができる。
特開2008−12164号公報
新生児集中治療室(NICU)等で用いられる電極ユニットは、未熟児や新生児に装着されるために小型化が求められる。生体信号の取出しに用いる電極素子は一定の大きさを確保する必要があるため、ゲル部材の大きさが相対的に小さくなり、電極素子を覆う部分に段差が生じやすくなる。その結果として密着性が低下するため、測定中にゲル部材の一部が生体から剥離したり、電極ユニットそのものが生体から脱落するなどして生体信号の取得が正常になされないおそれが生ずる。
よって本発明は、小型化の要求に応えつつも、電極ユニットの生体に対する密着性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第1の態様は、生体に装着される電極ユニットであって、
基材と、
前記基材上に配置された電極素子と、
前記電極素子と電気的に接続された信号取出部材と、
前記電極素子を覆うように前記基材に装着され、粘着性および導電性を有するゲル部材とを備え、
前記ゲル部材の前記電極素子を覆う部分の少なくとも一部は、周縁部よりも肉薄とされている。
このような構成によれば、肉薄の部分が電極素子に対向するため、電極素子の厚みに伴う段差が生体との接触面に生じにくい。当該接触面を平坦とすることにより、電極ユニットの生体との密着性を向上させることができる。また相対的に肉厚とされた周縁部に十分な量のゲルを配置することができるため、当該箇所の乾燥を抑制できる。このことによっても生体との密着性が向上する。
上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第2の態様は、生体に装着される電極ユニットであって、
基材と、
前記基材上に配置された電極素子と、
前記電極素子と電気的に接続された信号取出部材と、
前記電極素子を覆うように前記基材に装着され、粘着性および導電性を有するゲル部材とを備え、
前記ゲル部材の生体に接触する面には、周縁を除く領域に少なくとも1つの凹部が形成されている。
このような構成によれば、ゲル部材を生体に押し付けることにより凹部が潰されて空気が抜け、接触面に吸盤作用を発生させることができる。したがって電極ユニットの生体との密着性が向上する。一方、電極ユニットを生体から取り外す際においては、ゲル部材の周縁部のみを皮膚から剥離することにより上記の吸盤作用が失われ、容易にゲル部材全体を生体から離間させることができる。新生児集中治療室(NICU)等における未熟児や新生児は皮膚が薄く柔らかいため、電極ユニットの着脱時において皮膚への負担をできる限り抑える必要がある。本構成によれば、皮膚への密着性に優れる一方、容易にゲル部材を皮膚から剥離・離間させることができるため、その要求に十分に応えうる。
上記第1の態様と第2の態様のいずれにおいても、前記電極素子の少なくとも一部は前記基材の第1の側に配置され、前記信号取出部材は、前記基材の第1の側とは逆の第2の側に配置されている構成とすることができる。この場合、ゲル部材が装着される基材の第1の側に配置される電極素子の厚みを最小限とすることができる。この結果、ゲル部材の接触面に電極素子による段差が発生しにくくなり、生体への密着性向上に寄与する。
上記のように、本発明に係る電極ユニットによれば、電極素子に対するゲル部材の大きさが相対的に小さくなっても、密着性の低下を抑制することができ、安定した生体信号の取得が可能となる。すなわち電極ユニットの小型化と測定安定性を両立させることができる。
上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第3の態様は、生体に装着される電極素子を覆うゲル部材を成形するための型であって、
粘着性および導電性を有するゲル部材を得るための材料を収容する凹部と、
前記凹部の底部に形成された凸部とを備える。
このような構成によれば、成形により得られるゲル部材の一部を、周縁部よりも肉薄にすることができる。凸部の寸法を適宜に調整することによって、当該ゲル部材を基材に装着して最終的に得られる生体との接触面を、平坦あるいは凹部を有するようにできる。
前記凹部と前記凸部が真空成形により形成される構成の場合、容易かつ精密に凸部の寸法を調節可能であり、もってゲル部材の接触面の形状を容易かつ精密に定めることができる。
上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第4の態様は、生体に装着される電極ユニットの製造方法であって、
凹部を有し、当該凹部の底部に凸部が形成された成形型を用意し、
前記凹部に紫外線硬化性の材料を収容し、
前記材料に紫外線を照射して粘着性および導電性を有するゲル部材を成形し、
基材上に電極素子を配置し、
前記ゲル部材を、前記電極素子を覆うように前記基材に装着する。
このような製造方法によれば、上述の作用効果を有する電極ユニットを容易に得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電極ユニットの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電極ユニットの構成を示す図である。 本発明に係る電極ユニットが備えるゲル部材の成形型を製造するための装置の構成を示す縦断面図である。 上記の装置により形成された成形型の構成を示す図である。 本発明に係る電極ユニットの製造方法を説明するための図である。 本発明に係る電極ユニットの変形例を示す縦断面図である。
添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について以下詳細に説明する。なお各図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1に本発明の第1の実施形態に係る電極ユニット1の構成を示す。電極ユニット1は、基材2、電極素子3、被覆導線4、およびゲル部材5を備えている。図1の(a)は、電極ユニット1を上方から見た外観を示す平面図であり、図1の(b)は、図1の(a)における線IB−IBに沿う構成を示す縦断面図である。
基材2は、不織布や樹脂等の絶縁性材料からなり、平面視円形の外観を呈している。基材2の中央部には開口2aが形成されている。
電極素子3は、大径部3aと小径部3bを有する円板状の外観を呈しており、少なくとも表面が導電性を有する構成とされる。例えば、ABS樹脂で成形され、表面に銀/塩化銀がコーティングされている構成や、樹脂に炭素繊維等が練り込まれている構成等が考えられる。大径部3aは、基材2の第1の側としての下面2b上に配置される。小径部3bは、基材2の開口2aに挿入され、その一部が基材2の第2の側としての上面2cの側に配置される。
被覆導線4は、導電性を有する芯線が絶縁性の被覆により覆われた構成を有している。芯線は、超音波溶着によって電極素子3と物理的および電気的に接続されている。
ゲル部材5は、例えばAMPS等の紫外線硬化性および親水性を有する高分子を形成するモノマーを含有する材料からなり、粘着性および導電性を有する。ゲル部材5は、電極素子3を覆うように基材2の下面2bに装着されている。
電極ユニット1は、ゲル部材5が生体の皮膚に接触するように装着される。ゲル部材5は弾力性および粘着性を有するため、皮膚表面に沿うように変形しつつ密着する。これにより電極ユニット1は、生体の皮膚表面上に保持される。またゲル部材5は導電性を有している。生体情報は、ゲル部材5と電極素子3を通じて電気的に取得され、本発明の信号取出部材としての被覆導電4を介して電気信号として取り出される。
ゲル部材5において電極素子3を覆う中央部5aは、周縁部5bよりも肉薄とされている。ここで周縁部5bとは、周縁5cとその近傍を含む部分を意味する。
このような構成によれば、肉薄の部分が電極素子3に対向するため、電極素子3の厚みに伴う段差が中央部5aと周縁部5bの間に生じにくい。よって生体の皮膚との接触面5dを全面にわたってほぼ平坦とすることができ、電極ユニット1の皮膚との密着性が向上する。
特許文献1に記載の構成のように、ゲル部材の周縁部が肉薄とされた構成の場合、当該箇所でゲルの乾燥が進み、皮膚からの剥離が生じやすくなる。本実施形態においては、相対的に肉厚とされた周縁部5bに十分な量のゲルを配置することができるため、当該箇所の乾燥を抑制できる。このことによっても皮膚との密着性が向上する。
したがって電極ユニット1が小型化されることによって電極素子3に対するゲル部材5の大きさが相対的に小さくなっても、密着性の低下を抑制することができ、安定した生体信号の取得が可能となる。すなわち電極ユニット1の小型化と測定安定性を両立させることができる。
また図1の(b)に示すように、電極素子3の大径部3aは基材2の下面2bの側(第1の側)に配置される一方、小径部3bは基材の上面2cの側(第1の側とは逆の第2の側)に配置され、信号取出部材としての被覆導線4も上面2cの側に配置されている。
したがってゲル部材5が装着される基材2の下面2bの側に配置される電極素子3の厚みを最小限とすることができる。この結果、ゲル部材5の接触面5dに電極素子3による段差が発生しにくくなり、皮膚への密着性向上に寄与する。
図2に本発明の第2の実施形態に係る電極ユニット1Aの構成を示す。第1の実施形態に係る電極ユニット1と同一または同様の構成・機能を有する要素については、同一の参照番号を付して繰り返しとなる説明を割愛する。図2の(a)は、電極ユニット1Aを下方から見た外観を示す底面図であり、図2の(b)は、図2の(a)における線IIB−IIBに沿う構成を示す縦断面図である。
本実施形態の電極ユニット1Aは、ゲル部材5Aの形状が第1の実施形態に係る電極ユニット1のゲル部材5と異なる。具体的には、ゲル部材5Aの生体との接触面5dにおいて、周縁5cを除く領域に凹部5eが形成されている。これによりゲル部材5Aの電極素子3を覆う中央部5aは、周縁部5bよりも肉薄とされている。
このような構成によれば、ゲル部材5Aを生体の皮膚に押し付けることにより凹部5eが潰されて空気が抜け、接触面5dに吸盤作用を発生させることができる。したがって電極ユニット1Aの皮膚との密着性が向上する。
一方、電極ユニット1Aを皮膚から取り外す際においては、ゲル部材5Aの周縁部5bのみを皮膚から剥離することにより上記の吸盤作用が失われ、容易にゲル部材5A全体を皮膚から離間させることができる。新生児集中治療室(NICU)等における未熟児や新生児は皮膚が薄く柔らかいため、電極ユニットの着脱時において皮膚への負担をできる限り抑える必要がある。本実施形態の構成によれば、皮膚への密着性に優れる一方、容易にゲル部材5Aを皮膚から剥離・離間させることができるため、その要求に十分に応えうる。
また第1の実施形態に係る電極ユニット1と同様に、相対的に肉厚とされた周縁部5bに十分な量のゲルを配置することができるため、当該箇所の乾燥を抑制できる。このことによっても皮膚との密着性が向上する。したがって電極ユニット1Aが小型化されることによって電極素子3に対するゲル部材5Aの大きさが相対的に小さくなっても、密着性の低下を抑制することができ、安定した生体信号の取得が可能となる。すなわち電極ユニット1Aの小型化と測定安定性を両立させることができる。
図3は、上記の電極ユニット1、1Aが備えるゲル部材5、5Aを成形するための型を製造する装置10の構成を示す縦断面図である。装置10は周知の構成を有する真空成型装置であり、上面10aに第1凹部11が開口しており、その底部に複数の第2凹部12が開口している。
各第2凹部12の底面12aは上方に凸とされている。底面12aには複数の挿通孔12bが開口している。装置10の下面10bには第3凹部13が開口しており、図示しない吸引ポンプと連通している。複数の挿通孔12bは、それぞれ第3凹部13と各第2凹部12とを連通している。
成形型は、周知の真空成型法により製造される。まずポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、アクリル、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニルコポリマー等からなる原材料シート20が、装置10の上面10aに載置および固定される。なお、原材料シート20の上面(図3において上側)にはシリコン等の剥離剤が塗布されている。
次いで、原材料シート20を加熱して軟化させた状態で第3凹部13に連通する吸引ポンプを作動させると、連通孔12bを通じて空気が吸引され、第1凹部11および第2凹部12内に負圧状態が形成される。これにより原材料シート20の第1凹部11および第2凹部12に対向する部分は下方に強く吸引され、延伸を伴いつつ各凹部に沿った形状に変形される。
このようにして得られた成形型30を図4に示す。図4の(a)は成形型30を上方から見た外観を示す平面図であり、図4の(b)は図4の(a)における線IVB−IVBに沿う形状を示す縦断面図である。図3に示した装置10は3個の第2凹部12を備えているため、同一形状を有する3個の成形型30が一体に連なった成型品が得られる。図4は、得られた成形型30の1つを示すものである。
成形型30は、基部31の上面31aに開口する凹部32を備えている。凹部32は、周壁33と底壁34により区画形成されている。基部31は、真空成型によって装置10の第1凹部11に沿うように変形された原材料シート20によって形成されている。
周壁33および底壁34は、真空成型によって装置10の第2凹部12に沿うように変形された原材料シート20によって形成されている。上述のように第2凹部12の底面12aの形状は上方に凸とされているため、底壁34には凸部34aが形成されている。
成形型30の凹部32には、上記のゲル部材5、5Aを得るための紫外線硬化性を有する液状材料が収容される。この状態で当該材料に紫外線を照射することにより、当該材料は所定の弾力性、粘着性、および導電性を有する程度まで硬化される。このとき周壁33は、得られるゲル部材5、5Aの周縁5cを形成する。また底壁34は、得られるゲル部材5、5Aの皮膚との接触面5dを形成する。底壁34には凸部34aが形成されているため、得られるゲル部材5、5Aの中央部5aは周縁部5bよりも肉薄とされる。
上記の原材料シート20により形成された成形型30は、上述のように剥離剤が塗布されている。このため得られたゲル部材5、5Aを容易に成形型30から剥離可能であり、ゲル部材5、5Aの型崩れを避けることができる。
次に図5を参照しつつ、上記電極ユニット1、1Aの組立て方法について説明する。まず複数の電極素子3を、図3に示す成形型30の配列ピッチに一致するように並べる。次いで複数の開口2aが形成された1枚の基材2を被せ、各電極素子3の小径部3bを対応する開口2aに嵌め込む。
この状態で被覆導線4の先端部を電極素子3の小径部3bに接触させ、周知の冶具を用いて超音波溶着を行なう。これにより被覆電線4の先端部が溶解し、電極素子3と物理的および電気的に接続される。また基材2は、電極素子3と被覆電線4で挟まれる形で固定される。ここで基材2を所定の形状に切断し、電極ユニット1、1Aごとに分離する。
次に図5の(b)に示すように、成形型30に収容されたゲル部材5、5Aに対して基材2の下面2bを接触させ、所定の力で押圧する。これにより、ゲル部材5、5Aの上面5fは電極素子3を覆うように変形し、図1の(b)または図2の(b)に示す形状となる。
凸部34aの径寸法および高さ寸法を適宜に調整することにより、図1の(b)と図2の(b)のいずれの形状をとるかを選択することができる。すなわち凸部34aの寸法をある程度大きくすることにより、接触面5dが電極素子3の厚みを吸収するように下方へ変形しても、最終的に凹部5eを残すことができる。この場合、ゲル部材5Aを備える電極ユニット1Aが得られる。
また上記の場合よりも幾分凸部34aの寸法を小さくすることにより、接触面5dが電極素子3の厚みを吸収するように下方に変形する結果、最終的に接触面5dを平坦とすることができる。この場合、ゲル部材5を備える電極ユニット1が得られる。
上述のように、成形型30は装置10によって真空成型によって形成される。凸部34aの寸法は、装置10の第2凹部12の底面12aの形状に基づいて定まるため、底面12aの形状を適宜に設計することにより、容易かつ精密に凸部34aの寸法を調節できる。もってゲル部材5、5Aの接触面5dの形状を容易かつ精密に定めることができる。
次いでゲル部材5、5Aが装着された状態の電極ユニット1、1Aを成形型30から取り出し、図示しない剥離紙をゲル部材5、5Aに貼り付けて乾燥・損傷からゲル部材5、5Aを保護する。
上記の実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは明らかである。
第2の実施形態に係る電極ユニット1Aのゲル部材5Aにおいて、周縁部5bよりも肉薄とされている箇所(凹部5e)は、必ずしも電極素子3を覆う部分全てを含むように形成されることを要しない。周縁5cを除く領域に形成されて生体への装着時において吸盤作用を発生させることができる限りにおいて、電極素子3を覆う部分の一部について肉薄とされる構成としてもよい。
第2の実施形態に係る電極ユニット1Aのゲル部材5Aにおいて、凹部5eは必ずしも電極素子3を覆う位置に設けられることを要しない。図6の(a)に示す電極ユニット1Bが備えるゲル部材5Bのように、周縁5cを除く領域に形成されて生体への装着時において吸盤作用を発生させることができる限りにおいて、電極素子3を覆わない部分に凹部5eが形成される構成としてもよい。また凹部5eは必ずしも1つだけ形成されることを要しない。同図に示すように、周縁5cを除く領域に形成される限りにおいて、複数個の凹部5eを形成してもよい。
生体信号を取り出すための信号取出部材は、被覆導線4に限られるものではない。図6の(b)に示す電極ユニット1Cが備える電極素子3Aのように、大径部3aと導電性の端子4Aとで基材2を挟んだ状態で、端子4Aを小径部3b´にかしめた構成としてもよい。この場合、リード線等を接続したクリップで端子4Aを挟んで生体信号を取り出す。第1の実施形態に係る電極ユニット1の構成にも適用可能である。
電極素子3、3Aの形状は上記の実施形態において示された構成に限られるものではない。導電性を有し、生体情報を電気的に取得可能な限りにおいて、カーボンシート等によりなるシート電極を用いることもできる。
基材2およびゲル部材5、5Aの形状は平面視円形状に限られるものではない。電極ユニットの用途に応じて適宜の形状を採ることができる。例えば、基材2を平面視円形状とし、ゲル部材5、5Aを平面視矩形状としてもよい。またその逆であってもよい。
1、1A:電極ユニット、2:基材、2b:基材の下面、2c:基材の上面、3、3A:電極素子、4:被覆導線、4A:端子、5、5A:ゲル部材、5a:ゲル部材の中央部、5b:ゲル部材の周縁部、5c:ゲル部材の周縁、5d:ゲル部材の接触面、5e:ゲル部材の凹部、10:成形型の製造装置、30:成形型、32:成形型の凹部、34a:成形型の凸部

Claims (6)

  1. 生体に装着される電極ユニットであって、
    基材と、
    前記基材上に配置された電極素子と、
    前記電極素子と電気的に接続された信号取出部材と、
    前記電極素子を覆うように前記基材に装着され、粘着性および導電性を有するゲル部材とを備え、
    前記ゲル部材の前記電極素子を覆う部分の少なくとも一部は、周縁部よりも肉薄とされている、電極ユニット。
  2. 生体に装着される電極ユニットであって、
    基材と、
    前記基材上に配置された電極素子と、
    前記電極素子と電気的に接続された信号取出部材と、
    前記電極素子を覆うように前記基材に装着され、粘着性および導電性を有するゲル部材とを備え、
    前記ゲル部材の生体に接触する面には、周縁を除く領域に少なくとも1つの凹部が形成されている、電極ユニット。
  3. 前記電極素子の少なくとも一部は前記基材の第1の側に配置され、前記信号取出部材は、前記基材の第1の側とは逆の第2の側に配置されている、請求項1または2に記載の電極ユニット。
  4. 生体に装着される電極素子を覆うゲル部材を成形するための型であって、
    粘着性および導電性を有するゲル部材を得るための材料を収容する凹部と、
    前記凹部の底部に形成された凸部とを備える、成形型。
  5. 前記凹部と前記凸部は、真空成形により形成されたものである、請求項4に記載の成形型。
  6. 生体に装着される電極ユニットの製造方法であって、
    凹部を有し、当該凹部の底部に凸部が形成された成形型を用意し、
    前記凹部に紫外線硬化性の材料を収容し、
    前記材料に紫外線を照射して粘着性および導電性を有するゲル部材を成形し、
    基材上に電極素子を配置し、
    前記ゲル部材を、前記電極素子を覆うように前記基材に装着する、製造方法。
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JP2019502507A (ja) * 2015-12-11 2019-01-31 北京五維銀創科技有限公司Beijing Wuweiyinchuang Technology Co., Ltd ハンドヘルド型心臓血管の健康状態のモニター装置

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