JP2014033095A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014033095A
JP2014033095A JP2012173022A JP2012173022A JP2014033095A JP 2014033095 A JP2014033095 A JP 2014033095A JP 2012173022 A JP2012173022 A JP 2012173022A JP 2012173022 A JP2012173022 A JP 2012173022A JP 2014033095 A JP2014033095 A JP 2014033095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
plate
fin
semiconductor device
semiconductor module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012173022A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kono
栄次 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012173022A priority Critical patent/JP2014033095A/ja
Publication of JP2014033095A publication Critical patent/JP2014033095A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】冷却器を小型化して軽量化を図ることができる半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置10は、半導体モジュール12と、冷却器11とを有する。冷却器11は、半導体モジュール12が外面に熱的に結合されたプレート21aを備えるとともに、プレート21aを介して半導体モジュール12と熱的に結合されたフィンユニット31を備える。半導体モジュール12は、プレート21aを貫通して冷却器11内に突出するネジ13を、取付用ピンフィン34の内周面に形成された雌ねじ34aに螺合することで冷却器11に取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体素子と、半導体素子が外面に熱的に結合されたプレートを備えるとともに、プレートを介して半導体素子と熱的に結合されたピンフィンを備える冷却器と、を有する半導体装置に関する。
冷却器を備えた半導体装置としては、例えば、特許文献1が挙げられる。図13に示すように、特許文献1の電力変換装置80は、ベース82を備え、ベース82は、板状の第1の固定部83と、第1の固定部83に対し垂直に延びる第2の固定部84を備える。そして、ベース82の第1の固定部83には、ネジ穴83aが形成され、このネジ穴83aにネジ87を螺合してパワーモジュール81がベース82に取り付けられている。第1の固定部83の底面には、複数の放熱フィン83bが一体に設けられ、第2の固定部84の側部には、複数の放熱フィン84aが一体に設けられている。第1の固定部83の底面には図示しない冷却器が連結されるとともに、第2の固定部84の側部には図示しない冷却器が連結される。そして、パワーモジュール81が発生した熱は、第1及び第2の固定部83,84に伝導され、さらに放熱フィン83b,84aから冷却器内を流れる熱媒体(水、空気等)に放熱される。
特開2007−209184号公報
ところで、特許文献1の電力変換装置80においては、冷却器に対しベース82及びパワーモジュール81が積み重ねられているため、構造が大型化し、重量増加を招いてしまっている。また、ベース82の第1の固定部83にネジ穴83aが形成されるため、第1の固定部83の厚さが増加するため、ベース82が大型化し、重量増加を招いてしまっている。
本発明は、冷却器を小型化して軽量化を図ることができる半導体装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、半導体素子と、前記半導体素子が外面に熱的に結合されたプレートを備えるとともに、前記プレートを介して前記半導体素子と熱的に結合されたピンフィンを備える冷却器と、を有する半導体装置であって、前記ピンフィンを用い、かつ前記プレートを貫通する取付手段によって、前記半導体素子が前記プレートの外面に取り付けられていることを要旨とする。
これによれば、ピンフィンを半導体素子の取付用として用いることで、取付手段をプレートを貫通させながら半導体素子を冷却器に取り付けることができる。したがって、例えば、半導体素子を冷却器に取り付ける際、半導体素子取付用のネジがプレートを貫通しないようにするため、プレートの厚み内にネジの螺合部を形成する場合と比べると、プレートの厚みを薄くすることができる。その結果として、冷却器を小型化して半導体装置を小型化することができるとともに、軽量化を図ることができる。
また、前記取付手段は、前記半導体素子又は前記冷却器が支持される筐体に設けられて前記冷却器内に突出する雄ねじと、筒状に形成された前記ピンフィンの内周面に形成され前記雄ねじが螺合する雌ねじと、から形成されていてもよい。
これによれば、雄ねじと雌ねじの螺合による簡単な取付構成により、半導体素子を冷却器に取り付けることができる。そして、雄ねじと雌ねじの螺合により、半導体素子を冷却器から外れにくくすることができる。
また、前記取付手段は、前記ピンフィンから軸方向に突設され、前記冷却器外に突出する雄ねじと、前記雄ねじに螺合される雌ねじと、から形成されていてもよい。
これによれば、雄ねじと雌ねじの螺合による簡単な取付構成により、半導体素子を冷却器に取り付けることができる。そして、雄ねじと雌ねじの螺合により、半導体素子を冷却器から外れにくくすることができる。
また、前記取付手段は、筒状の前記ピンフィン内に形成された嵌合凹部と、前記半導体素子又は前記冷却器が支持される筐体に設けられ、かつ前記冷却器内に突出して前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部と、から形成されていてもよい。
これによれば、嵌合凸部を嵌合凹部に嵌合するだけで半導体素子を冷却器に取り付けることができ、半導体素子の取付作業を簡単に行うことができる。
また、前記取付手段は、前記ピンフィンの軸方向に突設され、前記冷却器外に突出する嵌合凸部と、前記半導体素子又は前記冷却器が支持される筐体に設けられ、かつ前記嵌合凸部が嵌合される嵌合凹部と、から形成されていてもよい。
これによれば、嵌合凸部を嵌合凹部に嵌合するだけで半導体素子を冷却器に取り付けることができ、半導体素子の取付作業を簡単に行うことができる。
本発明によれば、冷却器を小型化して軽量化を図ることができる。
実施形態の半導体装置を示す斜視図。 (a)は半導体装置を示す分解斜視図、(b)はフィンユニットを示す斜視図。 半導体装置内を示す断面図。 半導体モジュール、フィンユニットの取付状態を示す拡大断面図。 半導体モジュールとフィンユニットの位置関係を示す平断面図。 (a)及び(b)は筐体に半導体装置を取り付けた状態を示す部分断面図。 半導体モジュールの取付構造の別例を示す部分断面図。 半導体モジュールの取付構造の別例を示す部分断面図。 半導体モジュールの取付構造の別例を示す部分断面図。 半導体モジュールの取付構造の別例を示す部分断面図。 半導体モジュールの取付構造の別例を示す部分断面図。 半導体モジュールの取付構造の別例を示す部分断面図。 背景技術を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、半導体装置10は、冷却器11と、この冷却器11の上面(外面)に熱的に結合された状態に取り付けられた複数の半導体モジュール12と、から形成されている。
図5に示すように、半導体モジュール12はパッケージ12a内に複数の半導体素子12bが内蔵されて形成されている。また、図2(a)に示すように、半導体モジュール12の中央には、パッケージ12aの厚み方向に貫通孔12cが形成されている。この貫通孔12cには、半導体モジュール12を冷却器11に取り付けるためのネジ13が挿通されるようになっている。ネジ13は、頭部13aと、頭部13aから延設された雄ねじ部13bとから形成されている。
図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、冷却器11は、略直方体状の冷却器本体20を備える。冷却器本体20は、第1冷却器形成部材21と、第2冷却器形成部材22と、供給パイプ23と、排出パイプ24とを一体に組み付けて形成されている。
第1冷却器形成部材21は、平面視矩形状をなすプレート21aの4辺から側壁21bが延設されて一方(下方)に開口する箱状に形成されている。また、第1冷却器形成部材21においてプレート21aの長さ方向両側には、逆U字状の連結壁部21cが、一方(下方)及び外側方に向けて開口する状態に設けられている。一方の連結壁部21cには、供給パイプ23が連結されるとともに、他方の連結壁部21cには排出パイプ24が連結されている。第2冷却器形成部材22は、平面視矩形状をなす平板状の部材であり、その大きさは、第1冷却器形成部材21の開口部を塞げる大きさに形成されている。そして、第1冷却器形成部材21の開口部を塞ぐように第2冷却器形成部材22が接合されて冷却器本体20が形成されている。
図3に示すように、冷却器本体20の内部には、熱媒体としての液冷媒が流通する内部領域Sが形成されている。第1冷却器形成部材21のプレート21aにおいて、内部領域Sと反対側の面は半導体モジュール12が接合される接合面25とされている。接合面25には、複数の挿通孔25aが第1冷却器形成部材21の長さ方向に一定間隔おきに形成されている。
図2(b)及び図4に示すように、冷却器本体20の内部領域Sにはフィンユニット31が配設され、冷却器本体20とフィンユニット31とから冷却器11が形成されている。フィンユニット31は、平板状の保持板32の両面に円柱状のピンフィン33を形成することにより構成されている。なお、フィンユニット31(保持板32とピンフィン33)は、ネジ13と同じ金属材料によって形成されている。保持板32の両面には、同一形状のピンフィン33が同一数形成されている。また、ピンフィン33は互い違いに配置されている。ピンフィン33を互い違いに配置することにより、同一形状のピンフィン33を同一領域に一定間隔おきに配置する場合と比べて、同一領域内に多くのピンフィン33を配置することができる。すなわち、液冷媒とピンフィン33との接触面積が増加されている。
フィンユニット31は、接合面25に接合される半導体モジュール12に対応して配設されている。さらに、図5に示すように、フィンユニット31は、半導体モジュール12の各半導体素子12bに対応している。すなわち、内部領域Sを液冷媒が流通したときに、半導体モジュール12(半導体素子12b)との熱交換が適切になされるように、プレート21aを挟んで半導体モジュール12とフィンユニット31が対向するように配設されている。
図4に示すように、ピンフィン33において保持板32側の端部を基端とし保持板32と逆側の端部を先端とすると、各ピンフィン33の先端面はプレート21aの内面に接合されている。詳細にいえば、フィンユニット31において第1冷却器形成部材21側に形成された全てのピンフィン33の先端面は、その全面が第1冷却器形成部材21におけるプレート21aの内面にロウ製の接合材14によって接合されている。同様に、フィンユニット31において第2冷却器形成部材22側に形成されたピンフィン33の先端面は、その全面が第2冷却器形成部材22の内面にロウ製の接合材14によって接合されている。また、各ピンフィン33は、液冷媒の流通方向と直交する方向への断面積が基端から先端まで同一となるように形成されるとともに、各ピンフィン33の間の流路面積は略同一となっている。そして、内部領域Sを流通する液冷媒は、フィンユニット31において各ピンフィン33に接触することで、ピンフィン33に沿って流れていき、ピンフィン33と熱交換する。
図2(b)に示すように、フィンユニット31において、保持板32の中央には、円筒状をなす取付用ピンフィン34が配設されている。取付用ピンフィン34は、その他のピンフィン33よりも外径が大きく設定されている。取付用ピンフィン34において、第1冷却器形成部材21側の端面は、その端面の全面及び外周面の全体がプレート21aの内面にロウ製の接合材14によって接合されている。同様に、取付用ピンフィン34において、第2冷却器形成部材22側の端面は、その端面の全面及び外周面の全体が第2冷却器形成部材22の内面にロウ製の接合材14によって接合されている。このため、取付用ピンフィン34の内側と外側(内部領域S)は接合材14によってシールされ、内部領域S内の液冷媒が取付用ピンフィン34内に浸入することが防止されている。また、取付用ピンフィン34の内周面には、取付用ピンフィン34の軸方向に沿って雌ねじ34aが形成されるとともに、この雌ねじ34aには、半導体モジュール12を冷却器11に取り付けるためのネジ13が螺合可能になっている。
図4に示すように、フィンユニット31が、半導体モジュール12に対応して内部領域Sに配設された態様において、取付用ピンフィン34の雌ねじ34aは、プレート21aの挿通孔25aに対応している。そして、半導体モジュール12の貫通孔12cに挿通されたネジ13は、冷却器11の挿通孔25aを介して(冷却器11のプレート21aを貫通して)取付用ピンフィン34の雌ねじ34aに螺合されている。よって、取付用ピンフィン34を用い、かつプレート21aを貫通するように構成された取付手段によって、半導体モジュール12がプレート21aの外面に取り付けられている。
本実施形態では、取付手段は、半導体モジュール12に設けられて冷却器11内に突出する雄ねじとしてのネジ13(雄ねじ部13b)と、取付用ピンフィン34の内周面に形成された雌ねじ34aと、から形成されている。なお、半導体モジュール12と接合面25との間には、放熱グリスを塗布してなる放熱層Hが介在されている。
次に、本実施形態における半導体装置10の作用について説明する。
半導体装置10において、半導体モジュール12の貫通孔12cを貫通したネジ13は、冷却器本体20のプレート21aを貫通して冷却器11内に突出し、内部領域Sの取付用ピンフィン34の雌ねじ34aに螺合されている。そして、ネジ13と雌ねじ34aの螺合によって半導体モジュール12がプレート21aに取り付けられている。よって、ネジ13を、プレート21aを貫通させつつも半導体モジュール12を冷却器11に取り付けることができる。したがって、ネジ13が螺合される雌ねじを、第1冷却器形成部材21におけるプレート21aの厚み内に形成する必要がなく、プレート21aの厚み内に雌ねじを形成する場合と比べると、プレート21aの厚みを薄くすることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)冷却器本体20内に収容されたフィンユニット31に取付用ピンフィン34を設け、この取付用ピンフィン34に雌ねじ34aを形成した。また、冷却器本体20のプレート21aに挿通孔25aを形成した。そして、ネジ13を、挿通孔25aに挿通することで、第1冷却器形成部材21のプレート21aを貫通させ、さらに、ネジ13を取付用ピンフィン34の雌ねじ34aに螺合して半導体モジュール12を冷却器11に取り付けた。したがって、ネジ13が螺合される雌ねじを、第1冷却器形成部材21におけるプレート21aの厚み内に形成する必要がなく、プレート21aの厚み内に雌ねじを形成する場合と比べると、プレート21aの厚みを薄くすることができる。その結果として、半導体装置10(冷却器11)を小型化することができるとともに、軽量化を図ることができる。
(2)プレート21aの厚み内に雌ねじを形成する場合と比べると、プレート21aの厚みを薄くできる。このため、プレート21aを介した半導体モジュール12と液冷媒との熱交換効率が上がり、半導体モジュール12を効率良く冷却することができる。
(3)取付用ピンフィン34の軸方向両端の外周面は、それぞれロウ材製の接合材14によって第1冷却器形成部材21及び第2冷却器形成部材22に接合されている。このため、ネジ13がプレート21aに形成された挿通孔25aを貫通し、取付用ピンフィン34に螺合される構成としても、内部領域Sを流通する液冷媒が挿通孔25aから冷却器11外へ漏れることがない。
(4)半導体モジュール12は、貫通孔12cに挿通したネジ13を取付用ピンフィン34の雌ねじ34aに螺合することでプレート21aに取り付けられ、半導体モジュール12と冷却器11が熱的に結合されている。このため、半導体モジュール12を冷却器11のプレート21aに熱的に結合するための押さえ板や、押さえ板を押し付けるブラケット等が不要となり、半導体装置10の部品点数を減らすことができる。
(5)ネジ13が螺合される雌ねじ34aを取付用ピンフィン34の内周面に形成した。すなわち、雌ねじ34aを熱交換用のフィンユニット31の一部を用いて形成した。このため、冷却器11の既存の構成を用いて半導体モジュール12を取り付けることができ、別部材を追加して半導体モジュール12を冷却器11に取り付ける場合と異なり、部品点数を増やすことなく、半導体装置10を小型化することができる。
(6)半導体モジュール12は、フィンユニット31に対応して冷却器11のプレート21aに取り付けられ、そのフィンユニット31の中央に取付用ピンフィン34が形成されている。また、取付用ピンフィン34の外側位置に半導体素子12bが配置されている。そして、内部領域Sを流通する液冷媒は、フィンユニット31においては取付用ピンフィン34の外側を流れる。このため、各半導体素子12bに対応して液冷媒が流れるように取付用ピンフィン34によって液冷媒が分流され、各半導体素子12bを効率良く冷却することができる。
(7)取付用ピンフィン34は円筒状に形成されている。このため、ネジ13を螺合可能とするために取付用ピンフィン34を、その他のピンフィン33より大径に形成しても、取付用ピンフィン34が液冷媒の流通の妨げにならず、内部領域Sで液冷媒を円滑に流通させることができる。
(8)フィンユニット31(取付用ピンフィン34)とネジ13は同じ金属材料によって形成されている。このため、取付用ピンフィン34及びネジ13と、液冷媒との熱交換率が低下することが防止され、半導体モジュール12を液冷媒によって効率良く熱交換することができる。
(9)熱媒体として液冷媒を採用した。そして、ネジ13がプレート21aに形成された挿通孔25aを貫通し、取付用ピンフィン34に螺合される構成としても、接合材14によって内部領域Sを流通する液冷媒が挿通孔25aから冷却器11外へ漏れないようにした。よって、気体の熱媒体を用いる場合よりも、半導体モジュール12の熱交換効率を向上させつつも、冷却器11を小型化して半導体装置10を小型化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図6(a)に示すように、半導体装置10を金属製(例えば、アルミダイカスト製)の筐体40における支持面40aに支持させて形成するとともに、支持面40aに雌ねじとしての雌ねじ穴41を凹設する。また、半導体装置10の冷却器11において、第2冷却器形成部材22に挿通孔22aを形成する。また、フィンユニット31の中央に、円筒状の取付用ピンフィン42を形成する。この取付用ピンフィン42は、実施形態と異なり雌ねじ34aは形成されていない。
そして、半導体モジュール12の貫通孔12cに挿通されたネジ13を、取付用ピンフィン42を貫通させ、さらに、第2冷却器形成部材22の挿通孔22aを貫通させ、雄ねじ部13bを筐体40の雌ねじ穴41に螺合する。その結果、半導体モジュール12、冷却器11、及び筐体40が一体に組み付けられ、半導体装置10が形成される。
このように構成した場合、取付手段は、取付用ピンフィン42から軸方向に突設され、冷却器11外に突出するネジ13(雄ねじ部13b)と、筐体40に設けられ、かつネジ13の雄ねじ部13bに螺合される雌ねじとしての雌ねじ穴41とから形成されている。
また、図6(b)に示すように、半導体装置10を金属製(例えば、アルミダイカスト製)の筐体40の支持面40aに支持させて形成するとともに、支持面40aから雄ねじ43を突設する。また、半導体装置10の冷却器11において、第2冷却器形成部材22に挿通孔22aを形成する。また、フィンユニット31の中央に、円筒状の取付用ピンフィン42を形成する。この取付用ピンフィン42は、実施形態と異なり雌ねじ34aは形成されていない。
そして、筐体40から突設された雄ねじ43を、第2冷却器形成部材22の挿通孔22a、取付用ピンフィン42、及びプレート21aの挿通孔25aを貫通させて半導体モジュール12の貫通孔12cに挿通する。半導体モジュール12の貫通孔12cから突出した雄ねじ43に袋ナット44を螺合する。その結果、半導体モジュール12、冷却器11、及び筐体40が一体に組み付けられ、半導体装置10が形成される。
このように構成した場合、取付手段は、取付用ピンフィン42から軸方向に突設され、冷却器11外に突出する雄ねじ43と、この雄ねじ43に螺合される袋ナット44と、から形成されている。
図6(a)及び図6(b)のように構成しても、ネジ13及び雄ねじ43が螺合する雌ねじを、第1冷却器形成部材21におけるプレート21aの厚み内に形成する必要がなく、プレート21aの厚み内に雌ねじを形成する場合と比べると、プレート21aの厚みを薄くすることができる。その結果として、半導体装置10(冷却器11)を小型化することができるとともに、軽量化を図ることができる。
なお、取付用ピンフィン42と、ネジ13及び雄ねじ43は、同じ金属材料で形成されていてもよいし、別々の材料で形成されていてもよい。また、筐体40は、冷却器11を支持するものでもよいし、半導体素子12bとは別の電子機器(コンデンサ等)を収納したコンデンサケース等であってもよい。
○ 図7に示すように、半導体モジュール12に雄ねじ45を一体形成し、この雄ねじ45を取付用ピンフィン34の雌ねじ34aに螺合してもよい。この場合、取付手段は、半導体モジュール12に設けられて冷却器11内に突出する雄ねじ45と、取付用ピンフィン34の内周面に形成され雌ねじ34aと、から形成されている。
○ 図8に示すように、フィンユニット31の中央に、外面に雄ねじが形成された取付用ピンフィン46を形成する。この取付用ピンフィン46は、プレート21aの挿通孔25aを貫通して冷却器11外に突出している。そして、取付用ピンフィン46は、半導体モジュール12の貫通孔12cを貫通し、その取付用ピンフィン46の突出端に雌ねじとしての袋ナット47を螺合して、半導体モジュール12と冷却器11を一体に組み付けて半導体装置10を形成してもよい。この場合、取付手段は、取付用ピンフィン46から軸方向に突設され、冷却器11外に突出する取付用ピンフィン46そのものと、取付用ピンフィン46に螺合される袋ナット47と、から形成されている。
なお、取付用ピンフィン46と雄ねじ45は同じ金属材料で形成されていてもよいし、別々の材料で形成されていてもよい。
○ 図9に示すように、フィンユニット31の中央に設けた取付用ピンフィン48を円筒状に形成する。この取付用ピンフィン48の内周面に雌ねじ34aは形成されていない一方で、取付用ピンフィン48には嵌合凹部48aが軸方向に凹設されている。また、半導体モジュール12を冷却器11に取り付けるために、ネジ13の代わりに嵌合凸部としての取付ピン49を用いる。そして、取付ピン49を、挿通孔25aに挿通することで、第1冷却器形成部材21のプレート21aを貫通させ、冷却器本体20内に突出させるとともに、取付ピン49を取付用ピンフィン48に嵌合して半導体モジュール12を冷却器11に取り付ける。したがって、この場合、取付手段は、取付用ピンフィン48内に形成された嵌合凹部48aと、半導体モジュール12に設けられ、かつ冷却器11内に突出して嵌合凹部48aに嵌合される取付ピン49(嵌合凸部)と、から形成されている。
このように構成すると、取付ピン49の嵌合凹部48aへの嵌合により、半導体モジュール12を冷却器11のプレート21aに簡単に取り付けることができる。なお、取付用ピンフィン48と取付ピン49は同じ金属材料で形成されていてもよいし、別々の材料で形成されていてもよい。
○ 図10に示すように、フィンユニット31の中央に、円柱状に形成された取付用ピンフィン50を形成するとともに、この取付用ピンフィン50は、冷却器本体20内に配設される基部51と、この基部51に連設され、基部51より小径をなすとともに挿通孔25aに挿通される嵌合凸部52とから形成されている。
そして、取付用ピンフィン50の嵌合凸部52は、プレート21aの挿通孔25aを貫通して冷却器11外に突出するとともに、半導体モジュール12に設けられた嵌合凹部としての貫通孔12cに嵌合されている。したがって、この場合、取付手段は、取付用ピンフィン50の軸方向に突設され、冷却器11外に突出する嵌合凸部52と、半導体モジュール12に設けられ、かつ嵌合凸部52が嵌合される嵌合凹部と、取付用ピンフィン50の嵌合凸部52と、この嵌合凸部52が嵌合する半導体モジュール12の貫通孔12c(嵌合凹部)と、から形成されている。
○ 図11に示すように、フィンユニット31の中央に設けた取付用ピンフィン53を円筒状に形成する。この取付用ピンフィン53の内周面に雌ねじ34aは形成されていない一方で、取付用ピンフィン53には軸孔53aが軸方向に凹設されている。また、半導体モジュール12を冷却器11のプレート21aに取り付けるために、ネジ13の代わりに嵌合凸部としての取付ピン54を用いる。また、第2冷却器形成部材22には、取付用ピンフィン53の軸孔53aと対向する位置に挿通孔22aが形成されている。
半導体モジュール12を冷却器11のプレート21aに取り付ける場合は、取付ピン54を、第2冷却器形成部材22の挿通孔22aに挿通して冷却器11内に突出させるとともに、軸孔53aを貫通させ、さらに、プレート21aの挿通孔25aに挿通する。そして、取付用ピンフィン53を半導体モジュール12の嵌合凹部としての貫通孔12cに嵌合することで、半導体モジュール12を冷却器11のプレート21aに取り付ける。したがって、取付手段は、取付用ピンフィン53の軸方向に突設され、冷却器11外に突出する嵌合凸部としての取付ピン54と、半導体モジュール12の貫通孔12cと、から形成されている。
なお、取付ピン54と取付用ピンフィン53は、同じ金属材料で形成されていてもよいし、別々の材料で形成されていてもよい。
○ 図12に示すように、第1冷却器形成部材21の接合面25に加え、第2冷却器形成部材22において内部領域Sと反対側の面に半導体モジュール12を熱的に結合してもよい。この場合、第2冷却器形成部材22がプレートを構成するとともに、第2冷却器形成部材22に、取付用ピンフィン34の雌ねじ34aと対向する位置に挿通孔22aを形成する。そして、半導体モジュール12を第2冷却器形成部材22側に取り付ける場合は、ネジ13を、挿通孔22aに挿通することで、第2冷却器形成部材22(プレート)を貫通させ、さらに、ネジ13を取付用ピンフィン34の雌ねじ34aに螺合して半導体モジュール12を冷却器11に取り付ける。このように構成すると、内部領域Sを挟んだ冷却器11の両面に半導体モジュール12を取り付けることができる。
○ 実施形態では、半導体モジュール12と接合面25との間に放熱層Hを設けたが、放熱層Hは無くてもよい。また、放熱層Hは放熱グリスの代わりに放熱シートを用いて形成してもよい。
○ 実施形態では、ピンフィン33を断面円形状に形成したが、ピンフィン33は断面多角形状、楕円形状、菱形形状に変更してもよい。
○ 実施形態では、熱媒体として液冷媒を冷却器11内に流通させたが、熱媒体は空気等の気体であってもよい。気体の場合、半導体装置10は、半導体モジュール12と、半導体モジュール12が外面に熱的に結合されたプレート21aを備えるとともに、プレート21aを介して半導体モジュール12と熱的に結合された取付用ピンフィン34を備える冷却器11を備える。そして、取付用ピンフィン34を用い、かつプレート21aを貫通する実施形態と同様の取付手段によって、半導体モジュール12がプレート21aの外面に取り付けられていればよい。すなわち、実施形態中の第1冷却器形成部材21の側壁21b、連結壁部21c、第2冷却器形成部材22、供給パイプ23及び排出パイプ24は無くてもよいので、冷却器11をより小型化してより軽量化を図ることができる。
○ 実施形態では、内部領域Sにピンフィン33を設けたが、ピンフィン33に加え、プレートフィンを設けてもよい。
○ 実施形態では、半導体素子として、半導体素子12bを内蔵した半導体モジュール12に具体化したが、半導体素子12bそのものを冷却器11に取り付けて半導体装置10を形成してもよい。
○ フィンユニット31の取付用ピンフィン34とネジ13を同じ金属材料としたが、取付用ピンフィン34とネジ13は別々の材料で形成されていてもよい。
10…半導体装置、11…冷却器、12…半導体素子としての半導体モジュール、12b…半導体素子、12c…取付手段を構成する嵌合凹部としての貫通孔、13…取付手段を構成するネジ、21a…プレート、33…ピンフィン、34…取付手段を構成する取付用ピンフィン、34a…取付手段を構成する雌ねじ、40…筐体、41…取付手段を構成する雌ねじとしての雌ねじ穴、43,45…取付手段を構成する雄ねじ、44,47…取付手段を構成する雌ねじとしての袋ナット、46…取付手段を構成する雄ねじとしての取付用ピンフィン、48…取付手段を構成する取付用ピンフィン、48a…取付手段を構成する嵌合凹部、49…取付手段を構成する嵌合凸部としての取付ピン、50…取付手段を構成する取付用ピンフィン、52…取付手段を構成する嵌合凸部、54…取付手段を構成する嵌合凸部としての取付ピン。

Claims (5)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子が外面に熱的に結合されたプレートを備えるとともに、前記プレートを介して前記半導体素子と熱的に結合されたピンフィンを備える冷却器と、を有する半導体装置であって、
    前記ピンフィンを用い、かつ前記プレートを貫通する取付手段によって、前記半導体素子が前記プレートの外面に取り付けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記取付手段は、前記半導体素子又は前記冷却器が支持される筐体に設けられて前記冷却器内に突出する雄ねじと、筒状に形成された前記ピンフィンの内周面に形成され前記雄ねじが螺合する雌ねじと、から形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記取付手段は、前記ピンフィンから軸方向に突設され、前記冷却器外に突出する雄ねじと、前記雄ねじに螺合される雌ねじと、から形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記取付手段は、筒状の前記ピンフィン内に形成された嵌合凹部と、前記半導体素子又は前記冷却器が支持される筐体に設けられ、かつ前記冷却器内に突出して前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部と、から形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記取付手段は、前記ピンフィンの軸方向に突設され、前記冷却器外に突出する嵌合凸部と、前記半導体素子又は前記冷却器が支持される筐体に設けられ、かつ前記嵌合凸部が嵌合される嵌合凹部と、から形成されている請求項1に記載の半導体装置。
JP2012173022A 2012-08-03 2012-08-03 半導体装置 Pending JP2014033095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173022A JP2014033095A (ja) 2012-08-03 2012-08-03 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012173022A JP2014033095A (ja) 2012-08-03 2012-08-03 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014033095A true JP2014033095A (ja) 2014-02-20

Family

ID=50282688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012173022A Pending JP2014033095A (ja) 2012-08-03 2012-08-03 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014033095A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015194259A1 (ja) * 2014-06-19 2015-12-23 富士電機株式会社 冷却器及び冷却器の固定方法
JP5991440B2 (ja) * 2013-09-10 2016-09-14 三菱電機株式会社 半導体装置、半導体モジュール
JP2016219571A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 昭和電工株式会社 液冷式冷却装置
JP2017107967A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社デンソー 電力変換装置
US10847441B2 (en) 2017-03-16 2020-11-24 Mitsubishi Electric Corporation Cooling system

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5991440B2 (ja) * 2013-09-10 2016-09-14 三菱電機株式会社 半導体装置、半導体モジュール
WO2015194259A1 (ja) * 2014-06-19 2015-12-23 富士電機株式会社 冷却器及び冷却器の固定方法
CN105874592A (zh) * 2014-06-19 2016-08-17 富士电机株式会社 冷却器及冷却器的固定方法
JPWO2015194259A1 (ja) * 2014-06-19 2017-04-20 富士電機株式会社 冷却器及び冷却器の固定方法
EP3076428A4 (en) * 2014-06-19 2017-10-11 Fuji Electric Co., Ltd. Cooler and cooler fixing method
US10319665B2 (en) 2014-06-19 2019-06-11 Fuji Electric Co., Ltd. Cooler and cooler fixing method
JP2016219571A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 昭和電工株式会社 液冷式冷却装置
JP2017107967A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社デンソー 電力変換装置
US10847441B2 (en) 2017-03-16 2020-11-24 Mitsubishi Electric Corporation Cooling system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200465559Y1 (ko) 히트싱크
JP2014033095A (ja) 半導体装置
JP5290355B2 (ja) ハイパワー放熱モジュール
JP5488510B2 (ja) 熱電変換ユニット
JP5926928B2 (ja) パワー半導体モジュール冷却装置
JP5776390B2 (ja) 鉄道車両用電力変換装置
US20090277614A1 (en) Heat dissipating device and heat conduction structure thereof
JP2005164155A (ja) フィン構造体
JP6562885B2 (ja) ヒートシンク、該ヒートシンクを備えた冷却装置及び該ヒートシンクの製造方法、並びに冷却対象物の冷却方法
US20060207747A1 (en) Isothermal plate heat-dissipating device
JP4640183B2 (ja) 熱交換器
JP5421951B2 (ja) 半導体装置
WO2015198893A1 (ja) 冷却装置
WO2018214096A1 (zh) 冷却装置
JP2007335669A (ja) モータ制御装置
JP2018031549A (ja) 放熱装置
JP3178745U (ja) 放熱器
JP2019003965A (ja) 電子機器
JP6156206B2 (ja) 電力変換装置及び電動モータ
JP3171613U (ja) 放熱ユニットの固定構造
JP2010219403A (ja) 電子部品冷却構造
JP3116438U (ja) 放熱器モジュールの組合せ構造
JP2014154752A (ja) 半導体冷却構造
US20140020871A1 (en) Heat sink with built-in fan
JP2019054218A (ja) ヒートシンク