JP2014032323A - 加圧ローラ、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管状の両端部11とそれらの間に配置された中央部12Aとを有し、端部11側の切込み角度θが90〜150°で外周面に開口する環状スリット13Aを有する発泡弾性層3Aと、少なくとも中央部12Aの外周面に配置され、両開口端4aが環状スリット13Aに挟入されたフッ素樹脂チューブ4とを備えている加圧ローラ1A、及び、定着ローラと、この定着ローラに対して軸線方向に沿って圧接するように配置された加圧ローラ1Aとを備えた定着装置、並びに、この定着装置を備えた画像形成装置。
【選択図】 図1
Description
また、弾性ゴム層の外周面とフッ素樹脂チューブの内周面との間に接着層を設けると、弾性ゴム層の外周面にフッ素樹脂チューブを配置する際に弾性ゴム層の外周面に塗布された接着剤にフッ素樹脂チューブが接触しないようにフッ素樹脂チューブをその半径方向に大きく延伸する必要がある。このように、フッ素樹脂チューブを必要以上に延伸すると、フッ素樹脂チューブの厚さが薄くなって、加圧ローラに要求される耐久性を確保するのに十分な機械的強度を発揮しないこともある。
請求項1は、管状の両端部とそれらの間に配置された中央部とを有し、前記端部側の切込み角度θが90〜150°で外周面に開口する環状スリットを有する発泡弾性層と、
少なくとも前記中央部の外周面に配置され、両開口端が前記環状スリットに挟入されたフッ素樹脂チューブとを備えている加圧ローラであり、
請求項2は、前記中央部は、前記両端部の外径以下であって前記両端部との接続部から前記中央部の軸線方向中央にかけて減少率が0.05〜0.2%となる外径を有する逆クラウン形状である請求項1に記載の加圧ローラであり、
請求項3は、前記両端部は、前記加圧ローラが定着装置に装着されたときに通紙領域の外側に位置する請求項1又は2に記載の加圧ローラであり、
請求項4は、前記両端部は、端縁からの軸線長さが5〜30mmである請求項1〜3のいずれか1項に記載の加圧ローラであり、
請求項5は、定着ローラと、前記定着ローラに対して軸線方向に沿って圧接するように配置された請求項1〜4のいずれか1項に記載の加圧ローラとを備えた定着装置であり、
請求項6は、請求項5に記載の定着装置を備えた画像形成装置である。
無電解ニッケルメッキ処理が施された軸体(直径18mm×長さ370mm、SUM22)をトルエンで洗浄し、プライマー「No.101A/B」(信越化学工業株式会社製:商品名)を塗布した。プライマー処理した軸体をギアーオーブンを用いて180℃の温度にて30分焼成処理した後、常温にて30分以上冷却し、プライマー層を形成した。
・ビニル基含有シリコーン生ゴムと前記含有量のシリカ系充填材とを含むゴム組成物「KE−551U」(信越化学工業株式会社製)100質量部
・有機系発泡剤「アゾビス−イソブチロニトリル」2.0質量部
・付加反応架橋剤「C−153A」(信越化学工業株式会社製:商品名)2.0質量部
・付加反応触媒としての白金触媒適量
・反応制御剤「R−153A」(信越化学工業株式会社製:商品名)0.5質量部
・有機過酸化物架橋剤「C−3」(信越化学工業株式会社製:商品名)3質量部
・軸線長さ(全長):340mm
・端部11の軸線長さ:20.5mm
・中央部12Aの軸線長さ:299mm
・端部11の外径及び中央部12Aの最大外径:25.1mm (厚さ:3.55mm)
・中央部12Aの最小外径(軸線方向中央の外径):24.8mm(厚さ:3.4mm)
・中央部12Aの減少率:0.1%
・切込み角度θ:150°
・深さ(切込み量):2.4mm(端部11の厚さの68%)
・幅:30μm
環状スリット13Aの切込み角度θ又は深さを第1表に示す値に変更したこと以外は実施例1と基本的に同様にして加圧ローラ1Aをそれぞれ製造した。
中央部12Aに代えて25.1mmの一定外径を有する中央部12Bに研削して所謂「ストレート形状」の発泡弾性層3Bを成形したこと以外は実施例1と基本的に同様にして加圧ローラ1Aを製造した。
発泡弾性層に環状スリットを形成せずに、発泡弾性層3Aから開口端が突出する状態に軸線長さ342mmのフッ素樹脂チューブ4を配置したこと以外は実施例1と基本的に同様にして加圧ローラを製造した。
実施例1〜6及び比較例1で製造した各加圧ローラを、表面温度185℃に設定した加熱ローラに対して、押込み量(加圧ローラの半径及び加熱ローラの半径の和と圧接後の軸線間距離との差分)が1.065mm(発泡弾性層3の端部11Aの厚さに対する圧縮率が30%)となるように、軸線方向に沿って並行に圧接させた。この圧接状態を維持したまま定着ローラを180rpmの回転数で24時間回転させた後に各加圧ローラにおけるフッ素樹脂チューブ4の状態を評価した。
2 軸体
3A、3B 発泡弾性層
4 フッ素樹脂チューブ
4a 開口端
11 端部
12A、12B 中央部
13A、13B 環状スリット
30 画像形成装置
31 像担持体
32 帯電手段
33 露光手段
34 転写手段
35 定着装置
36 被転写体
37 クリーニング手段
40 現像手段
41 現像剤収納部
42 現像剤
43 現像剤供給手段
44 現像剤担持体
45 現像剤規制部材
50 筐体
52 開口
53 定着ローラ
54 無端ベルト支持ローラ
55 無端ベルト
56 加圧ローラ
57 加熱手段
Claims (6)
- 管状の両端部とそれらの間に配置された中央部とを有し、前記端部側の切込み角度θが90〜150°で外周面に開口する環状スリットを有する発泡弾性層と、
少なくとも前記中央部の外周面に配置され、両開口端が前記環状スリットに挟入されたフッ素樹脂チューブとを備えている加圧ローラ。 - 前記中央部は、前記両端部の外径以下であって前記両端部との接続部から前記中央部の軸線方向中央にかけて減少率が0.05〜0.2%となる外径を有する逆クラウン形状である請求項1に記載の加圧ローラ。
- 前記両端部は、前記加圧ローラが定着装置に装着されたときに通紙領域の外側に位置する請求項1又は2に記載の加圧ローラ。
- 前記両端部は、端縁からの軸線長さが5〜30mmである請求項1〜3のいずれか1項に記載の加圧ローラ。
- 定着ローラと、前記定着ローラに対して軸線方向に沿って圧接するように配置された請求項1〜4のいずれか1項に記載の加圧ローラとを備えた定着装置。
- 請求項5に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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2012
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