JP2014032127A - 放射性物質を内部に取り込んだものの放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法及び処理装置 - Google Patents
放射性物質を内部に取り込んだものの放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法及び処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014032127A JP2014032127A JP2012173310A JP2012173310A JP2014032127A JP 2014032127 A JP2014032127 A JP 2014032127A JP 2012173310 A JP2012173310 A JP 2012173310A JP 2012173310 A JP2012173310 A JP 2012173310A JP 2014032127 A JP2014032127 A JP 2014032127A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- aqueous liquid
- liquid
- released
- radioactive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
【解決手段】水、水溶性液体若しくはそれらの混合物(以下、「水、水溶性液体若しくはそれらの混合物」を「水性液体」という)と放射性物質を内部に取り込んだ被処理物とを水性液体を加熱することにより、前記水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理する処理装置100と、前記処理装置と連通して圧力を常圧にまで解放することを可能にする空間を有する圧力解放装置200と、被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離装置400と、を備える。
【選択図】図1
Description
下記(1)〜(4)の工程を、この順序で包含することを特徴とする放射性物質を内部に取り込んだものの処理方法;
(1)水、水溶性液体若しくはそれらの混合物(以下、「水、水溶性液体若しくはそれらの混合物」を「水性液体」という)と放射性物質を内部に取り込んだ被処理物とを水性液体を加熱することにより、前記水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理する工程(以下、この工程を単に「加熱加圧工程」と呼ぶ)、
(2)前記処理における圧力を常圧にまで解放することを可能にする密閉空間に圧力解放するか、または、常圧にまで解放できないときには圧力解放した後に、排気ガスを外に排出することなく、ガス状態にある水性液体全量を凝縮させる凝縮工程とを併用する工程、(以下、この工程を単に[圧力解放工程]と呼ぶ)
(3)被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離工程、及び
(4)前記分離された液分を気化させて放射性物質を濃縮する濃縮工程または、(2)の工程処理中に共存させる吸着剤により若しくは処理後に吸着剤により、放射性物質を吸着させる工程、
である。
水性液体と放射性物質を内部に取り込んだ被処理物とを水性液体を加熱することにより、前記水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理する処理装置と、
前記処理装置と連通して圧力を常圧にまで解放することを可能にする密閉空間を有する圧力解放装置、または、常圧にまで解放できない場合にはその圧力解放装置と、排気ガスを外に排出することなく、ガス状態にある水性液体全量を凝縮させる凝縮装置と、
被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離装置、と
前記分離された液分を気化させて放射性物質を濃縮する濃縮装置、または、処理中に共存させる吸着剤により若しくは処理後に吸着剤により、放射性物質を吸着させる吸着装置と
を備えることを特徴とする放射性物質を内部に取り込んだものの処理装置である。
本発明では、放射性物質を内部に取り込んだものを被処理物とする。この被処理物としては、任意のものとすることができるが、植物、下水汚泥中の微生物といった生物、土壌、焼却灰を例示することができる。また、生物としては、放射性物質が拡散された土壌、海洋、河川に放射性物質を取り込ませる目的で意図的に配された生物、及び意図せずに放射性物質を内部に取り込んだ生物のいずれをも包含する。
本発明の処理の前処理として、好ましくは、処理がなされる容器内で、前記被処理物を覆う程度以上に水性液体で浸す。ここで「覆う」とは次工程での水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の状態で被処理物が水性液体で覆われている状態にあればよい。よって、予め被処理物を水性液体で覆う程度に浸す必要はなく、例えば、予め存在する水分は覆う程度になくても、次の工程で加熱に用いる蒸気が凝結することにより生ずる水分が加わって、加熱処理中に覆う程度になってもよい。また、次の工程で加熱しない場合には、予め覆われていることが望ましい。また、「覆う程度」とは、被処理物の放射性物質の放射能の程度により異なるものの、被処理物の70%以上、より好ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上が覆われている状態であれば多くの場合、水性液体の浸入効果が期待できる。しかし、これは容器が固定されている場合であり、容器が例えば水平軸に対し回転するものであれば、より少量の水性液体で被処理物が浸される機会を得ることができる。また、常温以下の温度に置かれた被処理物が蒸気に曝されることで凝結される水性液体の量も加味すると、かなりの程度、被処理物は浸されるからである。被処理物を完全に覆うと共に被処理物表面よりも水性液体の表面が上回るようにすればするほど、水性液体の量が増えるので、水性液体に溶け出す放射性物質量も増え、除染効果はよくなる反面、温度を上げるためのエネルギーがより多く必要となるので、これらのバランスで「覆う程度」の最適条件が決められるとよい。一つの目安としては容器が固定されている場合には、被処理物の容積の1.5〜5倍、より好ましくは2〜4倍である。ここで水性液体としては水、メタノール、エタノール、アセトンなどが好適に用いられる。また、界面活性剤を含む水性液体も被処理物が微細な多孔構造を有する場合には浸透しやすいのでより好適に用いられる。
次いで、容器を密閉状態とし、水性液体を加熱することにより、被処理物を水性液体の臨界温度以下の温度、且つ飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理する。加熱加圧方法としては、次の3種類の方法があるが、いずれも水性液体を加熱することにより、なされる。その方法の一つは水性液体と放射性物質の混合物を容器に入れ、その水性液体を外部から加熱することにより、その液の気化蒸気圧により加圧する方法である。もう一つの方法は、あらかじめ水性液体と放射性物質の混合物を容器に入れておき、そこに水性液体と同一物質の飽和蒸気を吹き込み、その熱と圧力で内容物を加熱、加圧する方法である。さらに別な方法は上記2種類の方法の組み合わせである。即ち、外部加熱と飽和蒸気熱の両方を用いる方法である。このうち、最初の加熱方法については、装置のところで述べる。このようにすることで、その水性液体が加熱されることで生ずる圧力あるいは加熱とは無関係に外から加えられる圧力で、被処理物全体を水性液体で浸しつつ加圧する。その結果、被処理物が例えば、土壌や焼却灰のような、多孔質空孔を有するものである場合には、多孔質空孔に水性液体を浸入させることができる。これに対し、蒸煮のように水分が予め存在しない状況下で加熱すると、蒸煮のためのスチームが一部凝結されるとしても、その量は僅かであり、焼却灰や土壌の多孔質の隙間に浸入することができない。水性液体が浸入することによる効果は後述する。
上記処理をされた被処理物と水性液体の圧力を密閉空間に解放する。前記加熱加圧処理が水性液体の気化蒸気圧により加熱されていると、圧力解放されれば、圧力が常圧に戻される。圧力の解放は急激に行なってもよいし、徐々に圧力を解放してもよいが、好適には急激に解放する。急激に圧力を解放せずに、徐々に圧力を解放する場合には加熱条件下でせっかく活性化された例えばセシウムのような放射性物質のイオンが解離しているのに、高圧下で徐冷されるため、解離前の相手と再結合する可能性が高くなる。よって、再結合をできるだけ防ぐべく、加熱処理中に放射性物質を吸着する吸着剤を共存させる方法が好適に用いられ得る。圧力解放を急激に行う場合においても、加熱処理中に放射性物質を吸着する吸着剤を共存させておいてもよい。臨界温度以下という高温に耐えられる吸着性物質としては、粘土、ゼオライトなどの無機系吸着剤が挙げられる。吸着剤については後述する。
次いで被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する。ここで固形分としては前記処理により放射性物質を外界に放出した被処理物の他に、加熱処理及び圧力解放処理時に吸着剤を用いる場合の吸着剤がある。前者は外界に放出した放射性物質が表面に付着することはあっても、内部に取り込まれているものは前記処理により大幅に少なくなっているものであり、洗浄することにより安全レベルにあると考えられる。そのような場合には、生活居住空間に戻される。これに対し、加熱処理及び圧力解放処理時に吸着剤を混在させる場合には、放射性物質を吸着した吸着剤と、除染された固形分との分離がしやすいようにしなければならない。その一つの方法としては比重の違いを利用する方法である。被処理物はその種類により、比重が1を超えるものと1より小さいものがあるので、比重が1より大きい場合には、吸着剤としては比重が1より小さいものを選び、被処理物の比重が1以下の場合には、吸着剤の比重が1より大きいものを選ぶことで分離が可能である。しかし、これに限られるのではなく、被処理物の比重が1より小さいとき、吸着剤も比重が1より小さいものを選び、放射性物質を吸着した吸着剤のみを凝集剤で沈澱させることで除染された被処理物と放射性物質を吸着した吸着剤を分離するようにしてもよい。
まず、液分中の放射性物質を吸着させる工程について述べる。液分中にはセシウムのような水溶性の放射性物質が溶解している。このような放射性物質を液分から除くために吸着剤を液分中に投入する。その際、吸着剤の種類によっては、放射性物質を吸着したまま懸濁している場合がある。かかる場合にはそれを凝結させる凝結剤、さらにそれを凝集させる凝集剤などを液分中に投入して沈澱させた上で、放射性物質をほとんど含まない水性液体を主成分とする液分と、放射性物質を含む沈殿物とに分離する。放射性物質の吸着は、化学吸着でも物理吸着でもよい。吸着剤としては、フェロシアン化物、ゼオライト、活性炭等が例示される。凝結・凝集剤はそれぞれの吸着剤に応じて開発されており、各メーカーが開発品、あるいは、市販品を提供している。
図1は本発明の装置を表す一実施形態である。この実施形態は水性液体と放射性物質を内部に取り込んだ被処理物とを前記水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で処理する処理装置100と、
前記処理装置100と連通して圧力を常圧にまで解放することを可能にする空間を有する圧力解放装置200か、常圧にまで解放できない場合にはその圧力解放装置200とガス状態にある水性液体全量を凝縮させる凝縮装置300と、
前記装置を経由した被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離装置400と、
前記分離された液分に放射性物質を吸着する吸着剤を加えて放射性物質を吸着剤に吸着させ、前記液分と分離する吸着装置500と、
を備える。
処理装置100は、図3に示すように、処理がなされる密閉容器101と、容器101を加熱する加熱ヒーター102と、容器101内に被処理物と水性液体を投入する投入口103と、投入口103と容器101との間を開閉するバルブ104と、容器101と圧力解放装置200との間を開閉するボールバルブ105からなる。加熱ヒーター102は、熱媒体を加熱し容器外周に取り付けたジャケットを介して容器外部から加熱する。図に示すような方法とは別の加熱方法としては、ヒーターを容器内部に取り付けて、じかに内容物を加熱する方法がある。また、容器101の外周に取り付けたヒーターで外部から直接加熱する方法がある。更に、ヒーターで熱媒体を加熱し容器内に取り付けた加熱管または加熱パネルを介して内容物を直接加熱する方法もある。この他の加熱方法としては、容器101に水性液体の飽和蒸気を吹き込むノズルを設け、そこから水性液体の飽和蒸気を吹き込み、所定の温度・圧力状態まで加熱・加圧する方法もある。更に、蒸気容器外部からの、ヒーターあるいは熱媒体などの熱による加熱と前記内部水性液体の蒸気による加熱を併用してもよい。急激な圧力解放により、内容物が急速に排出される際に内容物の排出慣性力が生じると共に、内部は一時的に真空に近い状況になる。その時、特に内容物を直接暖める方法の場合には、内部ヒーターまたは内部加熱管、加熱パネルに急激に強大な力が働くことがあるので、内部品の保持方法には、真空、および流れに対する対策を十分に取る必要がある。その方法として例えば取り付けを強固にするために容器内面に直接、溶接するか、容器内に取付金具を溶接付けし、強固なボルトナットで固定するか、排出される内容物の流れの抵抗にならない形、例えば流線形とする、または、圧力だまりができないよう内容物の排出流路を確保する、などの工夫をする必要がある。
圧力解放装置200は、図4に示すように、容器101との間を開閉するバルブ、好適にはボールバルブ105と、密閉空間のブロータンク201と、ブロータンク201内壁に付着したものを洗浄する洗浄手段、例えば、スプレーシャワー202からなる。このうち、ブロータンク201は圧力を解放する空間である。処理量が多く、容器101を複数個用意する場合には、共通のブロータンク201にしてもよく、そこに処理されたものが送り込まれる。その過程で、放射性物質は水性液体に溶け込むものもあるが、圧力を急激に解放することで破砕された物やブロータンク201の壁に付着しているものもある。後者の放射性物質はブロータンク201内をときどき水洗浄することで水に溶け込ませて次の処理工程に廻すことができる。ブロータンク201の大きさが大きいほど、急激な体積膨張となり、それが断熱的になされるので、ブロータンク内で被処理物の温度は十分低減され、常圧になることもある。その温度低下はブロータンク内の大きさが大きいほど大きく、また、ブロータンク内を減圧装置700(図1)に連結して減圧にしておけばその程度が大きいほど大きくなる。減圧装置700は、予めブロータンクに対して減圧しておく。このとき、ブロータンク201内は、放射性物質が含まれていないため、外部に排気することができる。ブロータンク201の繰り返しの使用のために、ブロータンク201の内壁等に放射性物質が付着している恐れがある場合には、減圧装置の排気路に、デミスターまたはフィルター等の分離装置を設けておくとよく、分離装置を通過した清浄なガスのみを外部に放出する。
凝縮装置300としてはシェルアンドチューブ凝縮器、二重管凝縮器、プレートフィン型凝縮機などの水冷式、蒸発式、空冷式などの公知の凝縮装置が用いられる。凝縮器は必要な段数になるようにする。図1ではシェルアンドチューブ凝縮器の3段の例を示し、二段までは同一温度の冷媒を用い、最後の三段目はそれより低温の冷媒を用いている。主たる凝縮機としては一段で行ない、僅かに残る、未凝縮物を第二段目で凝縮させ、第三段目でより低温冷媒により、駄目押し的にするものである。なお、通常、圧力を急激に解放するときの衝撃により発生する音を消すためにサイレンサーが必要であるが、本発明では凝縮装置が必要な場合でも、凝縮装置がサイレンサーの働きをするので、サイレンサーを省略することができる。なお、圧力を外部に放出する必要が起こることを考慮し、凝縮器の先に放射性物質を含む水性液体を取り除くデミスターないしフィルターを設ける圧力解放バルブを設けてもよい。
固形分と液分との固液分離装置としては濾過、スクウィーズ、スクリュープレス、遠心分離、フィルタープレスなど、公知の固液分離手段が用いられ得る。
放射性物質を吸着剤に吸着させる吸着装置500としては吸着剤を充填したカラムに液分を通過させる装置、吸着剤を攪拌装置に投入して攪拌させる装置など公知の手段が採用される。吸着させた後に液分と吸着剤との分離は、吸着剤の物性を考慮して、遠心分離、濾過などの方法により行われる。図5はその一例を示し、中着装置500は、液分に溶存する放射性物質を吸着する吸着剤と、必要に応じて用いられる凝集沈殿剤とを投入するとともに、液分を投入し、それらを攪拌混合する攪拌装置を有する攪拌槽501と、吸着剤と必要に応じて投入される凝集剤などの固形分と液分とを分離する固形分/液分分離器502と、液分、固形分それぞれを保管する保管容器503からなる。
200 圧力解放装置
300 凝縮装置
400 分離装置
500 放射性物質を吸着剤によって吸着させる吸着装置
600 液分気化装置(濃縮装置)
Claims (7)
- 下記(1)〜(4)の工程を、この順序で包含することを特徴とする放射性物質を内部に取り込んだものの処理方法;
(1)水、水溶性液体若しくはそれらの混合物(以下、「水、水溶性液体若しくはそれらの混合物」を「水性液体」という)と放射性物質を内部に取り込んだ被処理物とを水性液体を加熱することにより、前記水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理する工程、
(2)前記処理における圧力を常圧にまで解放することを可能にする密閉空間に圧力解放するか、または、常圧にまで解放できないときには圧力解放した後に、排気ガスを外に排出することなく、ガス状態にある水性液体全量を凝縮させる凝縮工程とを併用する工程、
(3)被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離工程、及び
(4)前記分離された液分を気化させて放射性物質を濃縮する濃縮工程または、(2)の工程処理中に共存させる吸着剤により若しくは処理後に吸着剤により、放射性物質を吸着させる工程。 - 前記密閉空間は、圧力解放される前に、常圧よりも減圧されることを特徴とする請求項1記載の処理方法。
- 水性液体と放射性物質を内部に取り込んだ被処理物とを水性液体を加熱することにより、前記水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理する処理装置と、
前記処理装置と連通して圧力を常圧にまで解放することを可能にする密閉空間を有する圧力解放装置と、
被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離装置と、
備えることを特徴とする放射性物質を内部に取り込んだものの処理装置。 - 前記圧力解放装置と連通して、圧力解放装置内を常圧よりも減圧させる減圧装置をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の処理方法。
- 水性液体と放射性物質を内部に取り込んだ被処理物とを水性液体を加熱することにより、前記水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理する処理装置と、
前記処理装置と連通して圧力を解放することを可能にする密閉空間を有する圧力解放装置と、
排気ガスを外に排出することなく、処理装置及び/または圧力解放装置において圧力解放後に残留したガス状態にある水性液体を凝縮させる凝縮装置と、
被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離装置と、
を備えることを特徴とする放射性物質を内部に取り込んだものの処理装置。 - 前記分離された液分を気化させて放射性物質を濃縮する濃縮装置をさらに備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の処理装置。
- 吸着剤により、放射性物質を吸着させる吸着装置をさらに備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012173310A JP2014032127A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 放射性物質を内部に取り込んだものの放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法及び処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012173310A JP2014032127A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 放射性物質を内部に取り込んだものの放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法及び処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014032127A true JP2014032127A (ja) | 2014-02-20 |
Family
ID=50282049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012173310A Pending JP2014032127A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 放射性物質を内部に取り込んだものの放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法及び処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014032127A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015166689A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 飛灰洗浄装置および飛灰洗浄方法 |
CN108806814A (zh) * | 2017-05-05 | 2018-11-13 | 中国辐射防护研究院 | 放射性剧毒残液处理装置及方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11319890A (ja) * | 1998-05-13 | 1999-11-24 | Jgc Corp | 洗濯廃液の処理方法 |
JP2013044575A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Cdm Consulting Co Ltd | 放射性物質を含む下水汚泥中の放射性物質を集約する方法 |
JP2013101097A (ja) * | 2011-10-13 | 2013-05-23 | Cdm Consulting Co Ltd | 放射性物質を含む土壌の処理方法 |
-
2012
- 2012-08-03 JP JP2012173310A patent/JP2014032127A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11319890A (ja) * | 1998-05-13 | 1999-11-24 | Jgc Corp | 洗濯廃液の処理方法 |
JP2013044575A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Cdm Consulting Co Ltd | 放射性物質を含む下水汚泥中の放射性物質を集約する方法 |
JP2013101097A (ja) * | 2011-10-13 | 2013-05-23 | Cdm Consulting Co Ltd | 放射性物質を含む土壌の処理方法 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
"「蒸煮・爆砕反応を利用する農地土壌から放射性セシウムの分離・除去技術の実証研究(課題番号23066)", [ONLINE], JPN6016012186, 25 May 2012 (2012-05-25), JP, pages 1 - 2, ISSN: 0003289779 * |
"水でセシウム分離 除染土壌戻せる 産学連携技術開発(01月05日)", [ONLINE], JPN6016012187, 5 January 2012 (2012-01-05), JP, ISSN: 0003289780 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015166689A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 飛灰洗浄装置および飛灰洗浄方法 |
CN108806814A (zh) * | 2017-05-05 | 2018-11-13 | 中国辐射防护研究院 | 放射性剧毒残液处理装置及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2595260C2 (ru) | Способ для уменьшения содержания радиоактивного материала в объекте, содержащем радиоактивный материал, до безопасного для среды обитания уровня и устройство для его осуществления | |
CA1337481C (en) | Process and apparatus for separating organic contaminants from contaminated inert materials | |
Rani et al. | Adsorption of methylene blue and crystal violet dye from waste water using Citrus limetta peel as an adsorbent | |
JP5032713B1 (ja) | 放射性物質を含む土壌の処理方法 | |
JP2978542B2 (ja) | 溶解・固体放射性物質の濃縮方法及び装置 | |
JP6570220B2 (ja) | 飛灰の処理装置および処理方法 | |
JP6190996B2 (ja) | 粘土やシルトを含む土壌を含み、放射性物質を取り込んだ被処理物の放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法 | |
JP2014032127A (ja) | 放射性物質を内部に取り込んだものの放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法及び処理装置 | |
JP2008272536A (ja) | 有機ハロゲン化合物等の有害物質を含有する固体の処理装置 | |
JP4994509B1 (ja) | 放射性物質を含む下水汚泥中の放射性物質を集約する方法 | |
JP5018989B1 (ja) | 放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する方法 | |
JP5713245B2 (ja) | 放射性物質を含む焼却灰の処理方法 | |
JP3692325B2 (ja) | 土壌浄化装置 | |
CN114307980A (zh) | 用于处理偏二甲肼污染物的复合材料、组合物及处理方法和实验方法 | |
JP2013178199A (ja) | 放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する方法 | |
JP2004340769A (ja) | 有機酸除染廃液の処理方法および装置 | |
JP2013257180A (ja) | 放射性物質を内部に取り込んだものの処理方法 | |
JP2013181883A (ja) | 放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する方法 | |
JP2014108408A (ja) | Pcb汚染汚泥又は残渣類の脱水処理装置及びそれを用いたpcb処理システム | |
KR20230171462A (ko) | 퍼플루오로 및 폴리알킬 물질 (pfas)의 포집 및 탈불용 흡착제 및 그 방법 | |
JP2005238141A (ja) | 汚染土壌の浄化装置 | |
JP2015004599A (ja) | 放射能汚染水の処理方法および装置 | |
JP2004057992A (ja) | 汚染土壌の浄化方法及び装置 | |
JP2005169101A (ja) | 疎水性物質の除去方法及び疎水性物質除去装置 | |
WO2021020973A1 (en) | Volatile compound capture and regeneration apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140416 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20141209 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150420 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160405 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161011 |