JP6190996B2 - 粘土やシルトを含む土壌を含み、放射性物質を取り込んだ被処理物の放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法 - Google Patents
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粘土やシルトを含む土壌を含み、放射性物質を取り込んだ被処理物のうち、洗浄のみで放射性物質を除去できる粗粒被処理物若しくは洗浄のみで放射性物質を除去できる被処理物またはそれらを大部分とする部分(以下、「第1被処理物」という)と、洗浄のみで放射性物質を除去できない微細被処理物若しくは洗浄のみで放射性物質を除去できない被処理物またはそれらを大部分とする部分(以下、「第2被処理物」という)とに仕分ける仕分け工程と、
第1被処理物を洗浄液体で洗浄する洗浄工程と、
第2被処理物を水、水溶性液体若しくはそれらの混合物(以下、「水、水溶性液体若しくはそれらの混合物」を「水性液体」という)の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理した後、圧力を急激に解放する加熱/圧力解放工程と、
前記加熱/圧力解放工程後の第2被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離工程と、
を包む。
または、前記仕分け工程は、被処理物である土壌に対して、シルトの粒径範囲に属する被処理物を、粘土の粒径範囲に属する被処理物と共に第2被処理物に、分級する工程を含むことができる。
さらに、前記分離工程によって分離された液分から放射性物質を抽出する抽出工程を含み、該工程は、前記第1被処理物を洗浄するのに用いた洗浄液体から放射性物質を抽出する抽出工程と同工程で行われることができる。
前記抽出工程は、吸着剤を用いて洗浄液体または液分中の放射性物質を吸着させるか、または洗浄液体または液分を蒸発させて、放射性物質を集約する工程を含むことができる。
さらに、前記加熱/圧力解放工程後の第2被処理物を洗浄する洗浄工程を含み、該工程は、前記第1被処理物を洗浄液体で洗浄する洗浄工程と同工程で行われることができる。
本発明が対象とする被処理物は、放射性セシウムのような水溶性の放射性物質を内部に取り込んだ粘土やシルトを含む土壌を含むものである。ここで土壌の中でシルトとは平均粒径が0.05〜0.005mmの土であり、粘土とは0.005mm以下のものを指す。これに対して、砂は平均粒径が0.05mmより大きく、さらに、礫は平均粒径が2mm以上の土である。被処理物としては土壌以外の物が含まれていてもよい。その例としては、植物、焼却灰、微生物を含む下水汚泥などが挙げられる。なお、本発明で「放射性セシウム」或いは「セシウム」というときは、放射性セシウム化合物を包含する。
本発明の被処理物は、まず、洗浄のみで放射性物質を除去できる被処理物もしくはその大部分である第1被処理物と、洗浄のみで放射性物質を除去できない被処理物若しくはそれらの大部分である第2被処理物とに仕分けする。
この仕分けは、分級手段を用いた被処理物の大きさに基づく分級を含むことができる。さらに、分級は、被処理物である土壌に対して、粗粒の粗粒被処理物と、微細の微細被処理物とをその粒径の範囲に応じて分級することを含むことができ、粗粒被処理物を第1被処理物とし、微細被処理物を第2被処理物とすることができる。後述の爆砕装置の損傷に大きく影響してくるのは粒径の大きい土壌に強く影響されるからである。この分別する粒径の範囲は、シルト及び粘土の平均粒径を基準に上述の一般的範囲に基づき決定することができ、シルトの粒径範囲及び粘土の粒径範囲は、第2被処理物に属するように分級するとよい。但し、粒径範囲を超えるものであっても粘土は、第2被処理物にできる限り分級することが好ましい。
但し、分級手段の精度から、第1被処理物と第2被処理物は、それぞれ大部分がそれぞれ粗粒被処理物と微細被処理物であればよく、例えば、少量であれば、粘土が一部、第1被処理物に紛れ込むことも許容される。少量の程度はその粘土の有する放射性物質と、最終的に許容される放射性物質の残留程度に依存する。
分級手段としては、公知の分級手段が使用可能であり、例えば、気流分級器(乾式)、遠心分離機(湿式)、マルチマイクロサイクロン(湿式)などが例示されるが、この中でも、放射性物質が含まれている粉塵が舞い上がらないように湿式で行うのが特に好ましい。
また、仕分けとしては、ほぼ同じ大きさの範囲に属するものであっても、被処理物の含有する成分によって仕分けることができる。例えば、鉄系成分を多く含有するシルトは洗浄のみで放射性物質を除去できるが、アルミ系成分を多く含有するシルトは洗浄のみでは放射性物質を除去できない、という性質を有する。
従って、鉄系成分とアルミ系成分とを分けるしきい値を設定し、被処理物またはその一部のサンプルとを検査によって鉄系成分かアルミ系成分かを識別するようにしてもよい。その検査としては蛍光X線分析等の検査を使用することができる。
被処理物のシルトが鉄系成分を主とするとき、洗浄のみで放射性物質を除去した場合に鉄系成分以外のものによる放射性物質が残留するが、その最終的な残留程度が許容できるときには、その被処理物は第1被処理物に仕分けし、その他の場合は第2被処理物に仕分けするとよい。また、被処理物のシルトが鉄系成分を主としないときは、第2被処理物に仕分けするとよい。
また、仕分けは、被処理物の種類に応じて行うことができる。例えば、植物、焼却灰、下水汚泥は、いずれも洗浄のみで放射性物質を除去できないので、第2被処理物に仕分けする。
前記仕分け工程で第1被処理物に仕分けられた被処理物を水等の洗浄液体で洗浄する。洗浄方法、洗浄温度などは特に制限されない。
第1被処理物を洗浄後、洗浄液体中にはセシウムのような水溶性の放射性物質が溶解しているので、放射性物質を吸着させる吸着剤で吸着させるか、或いは、洗浄液体を蒸発させることによって、放射性物質を抽出する。この抽出工程は、第2被処理物の処理中の抽出工程の場合と同様、または同工程で行なうことができるので、以降の項の中で詳述する。
第1被処理物については、洗浄により残留する放射性物質が安全レベルに達しているので、生活居住空間に戻される。
前記仕分け工程で第2被処理物に仕分けられた被処理物に対し、加熱処理の前処理として、好ましくは、加熱処理がなされる容器内で、被処理物を覆う程度以上に水性液体で浸す。ここで「覆う」とは次の加熱工程での水性液体の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の状態で被処理物が水性液体で覆われている状態にあればよい。よって、予め被処理物を水性液体で覆う程度に浸す必要はなく、例えば、予め存在する水分は覆う程度になくても、次の工程で加熱に用いる蒸気が凝結することにより生ずる水分が加わって、加熱処理中に覆う程度になってもよい。また、「覆う程度」とは、被処理物の放射性物質の放射能の程度により異なるものの、被処理物の70%以上、より好ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上が覆われている状態であれば多くの場合、水性液体の浸入効果が期待できる。しかし、これは容器が固定されている場合であり、容器が例えば水平軸に対し回転するものであれば、より少量の水性液体で被処理物が浸される機会を得ることができる。また、常温以下の温度に置かれた被処理物が蒸気に曝されることで凝結される水性液体の量も加味すると、かなりの程度、被処理物は浸されるからである。被処理物を完全に覆うと共に被処理物表面よりも水性液体の表面が上回るようにすればするほど、水性液体の量が増えるので、水性液体に溶け出す放射性物質量も増え、除染効果はよくなる反面、温度を上げるためのエネルギーがより多く必要となるので、これらのバランスで「覆う程度」の最適条件が決められるとよい。一つの目安としては容器が固定されている場合には、被処理物の容積の1.5〜5倍、より好ましくは2〜4倍である。ここで水性液体としては水、メタノール、エタノール、アセトンなどが好適に用いられる。また、界面活性剤を含む水性液体も被処理物が微細な多孔構造を有する場合には浸透しやすいのでより好適に用いられる。
次いで、第2被処理物と水性液体とを、水性液体の臨界温度以下の温度、且つ飽和蒸気圧以上の圧力状態で加熱処理し、圧力を急激に解放する。
圧力解放工程において、被処理物が、仕分けにより第1被処理物と分けられた第2被処理物のみであるために、圧力解放時に音速並み或いは亜音速という高速度で衝撃を受けるための密閉空間を包囲する爆砕装置の損傷が顕著に軽減され、爆砕装置の長期使用を可能にすることができる。特に、第2被処理物が微細被処理物を大部分としている場合には、爆砕装置に与える負担を、粗粒被処理物の場合と比較して顕著に軽減することができる。
また、加熱/圧力解放工程を第2被処理物のみに対して行うことで、加熱/圧力解放工程を全被処理物に対して行う場合に比べて、単位時間当たりの処理量を大幅に増加させることができる。
前記加熱処理されたものは、例えば密閉容器中で加熱処理後、自然冷却されれば、殆どの放射性物質は水性液体中に溶解していて、気体中には僅かであるので、多くの場合、気体中の放射性物質の除去は不要である。しかしながら、急激に圧力を解放したような場合には、液化されるものもそれなりにあるものの、温度も高く、気体中に放射性物質が同伴されやすい。その量が安全レベルを超えていれば、そのまま大気中に放出することができないので、気化された水性ガスと共に存在する放射性物質が外界に放出されないように密閉系で放射性物質の回収をして気体中の放射性物質の除去を行わなければならない。その方法としては、気体を、フラッシュコンデンサーのような公知の熱交換手段を用いて冷却して水性液体として凝縮する方法、気体を吸着性カラムなどの吸着手段を通すことにより、放射性物質を吸着させる方法、あるいは気体を水性液体中に通すことで放射性物質を水性液体中に溶解させる方法など、公知の方法が採用される。これにより、加熱処理後の気体は大気中に安全に放出することが可能である。
次いで第2被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する。固形分と液分との固液分離手段としては濾過、スクウィーズ、スクリュープレス、遠心分離など、公知の固液分離手段が用いられ得る。ここで固形分としては前記処理により放射性物質を外界に放出した被処理物の他に、加熱処理及び圧力解放処理時に吸着剤を用いる場合の吸着剤がある。前者は外界に放出した放射性物質が表面に付着することはあっても、内部に取り込まれているものは前記処理により大幅に少なくなっているものであり、洗浄することにより安全レベルにあると考えられる。そのような場合には、生活居住空間に戻される。これに対し、加熱処理及び圧力解放処理時に吸着剤を混在させる場合には、放射性物質を吸着した吸着剤と、除染された固形分との分離がしやすいようにしなければならない。その一つの方法としては比重の違いを利用する方法である。被処理物はその種類により、比重が1を超えるものと1より小さいものがあるので、比重が1より大きい場合には、吸着剤としては比重が1より小さいものを選び、被処理物の比重が1以下の場合には、吸着剤の比重が1より大きいものを選ぶことで分離が可能である。しかし、これに限られるのではなく、被処理物の比重が1より小さいとき、吸着剤も比重が1より小さいものを選び、放射性物質を吸着した吸着剤のみを凝集剤で沈澱させることで除染された被処理物と放射性物質を吸着した吸着剤を分離するようにしてもよい。
液分中には、放射性物質が溶解しており、そのままでは生活居住空間に戻すことができないので、次の液分中の放射性物質を吸着させる工程または液分を蒸発させる工程のいずれかで処理されて、放射性物質を抽出して集約させる。この工程も、第1被処理物の抽出工程と一緒に処理してもよいし、別々に行なってもよい。一緒に処理を行う場合には、第1被処理物を洗浄後の洗浄液体を、第2被処理物の洗浄に使用された洗浄水と共に、液分と一緒にして処理することができる。
まず、液分中の放射性物質を吸着させる工程について述べる。液分中にはセシウムのような水溶性の放射性物質が溶解している。このような放射性物質を液分から除くために吸着剤を液分中に投入する。その際、吸着剤の種類によっては、放射性物質を吸着したまま懸濁している場合がある。かかる場合にはそれを凝結させる凝結剤、さらにそれを凝集させる凝集剤などを液分中に投入して沈澱させた上で、放射性物質をほとんど含まない水性液体を主成分とする液分と、放射性物質を含む沈殿物とに分離する。放射性物質の吸着は、化学吸着でも物理吸着でもよい。吸着剤としては、フェロシアン化物、ゼオライト、活性炭、シリカゲル、活性アルミナ、粘土鉱物からなるss等が例示される。これら吸着剤はその見掛け比重により液分中で浮遊するものもあれば沈澱するものもあり、適宜利用される。吸着剤はカラムに充填して液分を通過させる形で接触させてもよいし、液分中に必要な量の吸着剤を投入して攪拌させるような形でもよい。攪拌であれば、前述の洗浄工程を兼ねて行なうことができる。なお、前者のカラムに充填して液分を通過させる場合、吸着剤は、カラムに充填でき、流出しない程度の粒径のものでなければならない。また、液分中に吸着剤を投入させる場合は液分中に吸着剤が浮遊していては困るので、吸着剤だけ凝集させて沈澱させることができる凝集沈殿剤を用いる必要がある。例えば、フェロシアン化物は特に造粒しない限り、微粉であるため、フェロシアン化物を造粒するか、あるいは微粉のままで使うのであれば、凝集剤を用いるか、フェロシアン化物のような磁性体の場合には磁石で吸引するなどの凝集手段が用いられる。吸着剤で吸着された後の液分のみの放射線強度は適切な吸着剤の選択と量を選べば、そのまま生活環境において安全なレベルにすることができる。吸着剤と、必要に応じて用いられた凝集剤は液分と分離する。
被処理物に植物が含まれている場合に、吸着剤から分離された液分中には糖が溶解しているので、酵素を用いて発酵処理されることができる。発酵に用いる酵素としては酵母、メタン細菌などが例示される。発酵により、被処理物はアルコール、アルデヒド、メタンなどの発酵生成物と糖と水分等の混合物になる。発酵がある程度進むと十分糖が残っていても、それ以上進みにくくなる場合もあるので、その場合には、発酵生成物を除き、更に発酵処理を行なう。発酵処理後、水分と発酵生成物を分離する。分離方法としては、発酵生成物の性質に応じて異なるが、例えば、アルコールの場合には蒸留してアルコールと水分にする。上述のような処理によりセルロースやリグニンの分子量を短時間で減らし、単細胞化して単糖類とすることができるので、発酵時間を短縮することができる。特に水の亜臨界状態での加熱処理と圧力を急激に解放する処理が併せて行われているのでその効果が顕著である。得られた発酵生成物は安全レベルにあるので、安心して使用に供すことが可能である。その用途の例としては、バイオ燃料が挙げられ、発電等に使用される。
液分中の放射性物質を吸着させる代わりに、液分を蒸発させる工程について述べる。液分と固形分とに分離する工程を経た液分中には放射性物質が溶存している。液分を気化させることで放射性物質を濃縮することができる。気化手段としては加温或いは常温での蒸発、減圧乾燥などの公知の手段が採用される。その際、火力発電所や原子力発電所、焼却炉などの廃熱が利用できる。また、減圧乾燥には、減圧下での凍結乾燥が好適に採用される。セシウムの蒸気圧は水の蒸気圧に比べて低いので、液分を凍結させて減圧下で乾燥させる。蒸気は、放射線強度が安全レベルであれば、そのまま大気に解放することができる。また、放射線強度が安全レベルでない場合には、蒸気を集めて凍結し、再び減圧下で蒸発させる工程を繰り返すことで、蒸気は安全レベルまで放射線強度を低めることができる。液分気化後の残留放射性物質は、例えば樹脂やコンクリートなどで固めて集約させる。この濃縮工程では、吸着剤を使用しないことで、放射性物質を小さな嵩にまとめることができ、集約性を向上させることができる。気化装置については公知のものが用いられる。
Claims (7)
- 粘土やシルトを含む土壌を含み、放射性物質を取り込んだ被処理物の放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法であって、
粘土やシルトを含む土壌を含み、放射性物質を取り込んだ被処理物のうち、洗浄のみで放射性物質を除去できる粗粒被処理物若しくは洗浄のみで放射性物質を除去できる被処理物またはそれらを大部分とする部分(以下、「第1被処理物」という)と、洗浄のみで放射性物質を除去できない微細被処理物若しくは洗浄のみで放射性物質を除去できない被処理物またはそれらを大部分とする部分(以下、「第2被処理物」という)とに仕分ける仕分け工程と、
第1被処理物を洗浄液体で洗浄する洗浄工程と、
第2被処理物を水、水溶性液体若しくはそれらの混合物(以下、「水、水溶性液体若し
くはそれらの混合物」を「水性液体」という)の臨界温度以下で飽和蒸気圧以上の圧力状
態で加熱処理した後、圧力を急激に解放する加熱/圧力解放工程と、
前記加熱/圧力解放工程後の第2被処理物と水性液体との混合物を液分と固形分とに分離する分離工程と、
を含み、
前記仕分け工程は、鉄系成分を優位に含有するシルトを第1被処理物に、アルミ系成分を優位に含有するシルトを第2被処理物に、仕分ける工程を含むことを特徴とする粘土やシルトを含む土壌を含み、放射性物質を取り込んだ被処理物の放射性物質を生活環境において安全レベルにまで低減する処理方法。 - 前前記仕分け工程は、被処理物である土壌に対して、シルトの粒径範囲に属する被処理物を、粘土の粒径範囲に属する被処理物と共に第2被処理物に、分級する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の処理方法。
- 前記洗浄工程で第1被処理物を洗浄するのに用いた洗浄液体から放射性物質を抽出する抽出工程を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の処理方法。
- 前記分離工程によって分離された液分から放射性物質を抽出する抽出工程を含み、該工程は、前記第1被処理物を洗浄するのに用いた洗浄液体から放射性物質を抽出する抽出工程と同工程で行われることを特徴とする請求項3記載の処理方法。
- 前記抽出工程は、吸着剤を用いて洗浄液体または液分中の放射性物質を吸着させるか、または洗浄液体または液分を蒸発させて、放射性物質を集約する工程を含むことを特徴とする請求項3または請求項4記載の処理方法。
- 前記加熱/圧力解放工程後の第2被処理物を洗浄する洗浄工程を含み、該工程は、前記第1被処理物を洗浄液体で洗浄する洗浄工程と同工程で行われることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の処理方法。
- 前記加熱/圧力解放工程は、圧力を常圧にまで解放することを可能にする密閉空間に圧力解放することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の処理方法。
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