JP2014031702A - 枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 枕木におけるアンカーボルト締結用穴の加工を行うドリル装置を安定的且つ正確に設置でき、しかも既設のアンカーボルトに対する位置決め作業が簡単且つ正確に行え、更に既設のアンカーボルトの頭頂部が高い場合でもこれに当接することなく、作業が行えるようにする。
【解決手段】 レールR上を走行する本体ベース32上に回転機構部40を介して回転自在な基台33を設け、基台33の側部には側方に張り出す複数のアウトリガー34を取り付け、前記基台33上にはドリル装置35を設置し、前記本体ベース32には、レールR上を走行するためのローラー41とレールRの頭頂部R2を上方から押える昇降自在なレール押え52とレールRの頭頂部R2の両側を挟む挟持部材38の他、基台の33のスライド手段および傾斜手段が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 レールR上を走行する本体ベース32上に回転機構部40を介して回転自在な基台33を設け、基台33の側部には側方に張り出す複数のアウトリガー34を取り付け、前記基台33上にはドリル装置35を設置し、前記本体ベース32には、レールR上を走行するためのローラー41とレールRの頭頂部R2を上方から押える昇降自在なレール押え52とレールRの頭頂部R2の両側を挟む挟持部材38の他、基台の33のスライド手段および傾斜手段が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鉄道等の軌道上におけるレールの敷設箇所において、レールを枕木上に固定するアンカーボルトを交換する場合等に使用されるアンカーボルト用穴の加工装置に関する。
従来この種穴加工装置としては、穴を穿設するドリルが設置される取着体と、取着体に設けられ、レール上を走行するためのローラーと、レールの頭頂部を基準として位置決めを行うための当接手段と、該当接手段が組み込まれ、レールの案内体等が取り付けられた本体ベースとを有する鉄道レールにおけるボルト締結部の補修装置が知られている。
しかしながら、前述した従来の補修装置では、取着体による位置調整の操作が煩雑であると共に、取着体の取付部分が不安定となり易く、また前記本体ベースの下部がレールの真上に位置すると共に、レールの腹部をその両側から挟んで位置決めする構造であったため、当該補修装置を用いてアンカーボルト締結部分の補修を行う際に、既設のアンカーボルトが長くて、その頭頂部が枕木上面から高い位置にある場合には該頭頂部に前記本体ベースの下部が当接してしまって、当該補修装置を既設のアンカーボルトの真上に適切に配置できないといった問題もあった。
この他、鉄道の線路については、左右一対のレールが軌道上に垂直に敷設されるのではなく、左右一対のレールの上部同士が互いに接近する方向に傾いた所謂、ハ字状に敷設され、これに伴って枕木の上面も傾斜状に形成されている場合があることから、これに挿入されるアンカーボルトも適宜角度調整を行う必要があった。
また、アンカーボルト用穴をあけるドリル装置についても、穴加工位置の微妙なズレに対応して必要に応じて位置調整することも余儀なくされた。
本発明の目的は、穴加工用のドリル装置を安定的に設置でき、しかも既設のアンカーボルトに対する位置決め作業が簡単且つ正確に行え、更に既設のアンカーボルトの頭頂部が高い場合でもこれに当接することなく、作業が行えるアンカーボルト用穴の加工装置を提供することにある。
請求項1記載の本発明は、枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置であって、レール上を走行する本体ベースと、回転機構部を介して前記本体ベース上に回動自在に支持された基台と、一端が基台の側部に取り付けられて、基台側方から張り出す複数のアウトリガーと、基台上に取り付けられるドリル装置とを有し、本体ベースには、レール上を走行するためのローラーとレールの頭頂部を上方から押える昇降自在なレール押えとレールの頭頂部両側を挟む挟持部材が設けられているものである。
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置について、更に基台がスライド手段によりレールに対して直角方向に移動自在となされているものである。
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置について、更に基台が傾斜手段によりレールの左右方向に傾き自在となされていることを特徴とするものである。
請求項4記載の本発明は、前記請求項1〜請求項3記載のアンカーボルト用穴の加工装置について、ドリル装置が回転機構部を介して360°回動自在となされていることを特徴とするものである。
請求項5記載の本発明は、前記請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項記載のアンカーボルト用穴の加工装置について、更に、ボルト穴に挿入される棒状基部と、棒状基部の先端に一体に設けられ、ドリル装置のコアドリルが嵌め被せられる略三角錘状の頭部とを有する芯出し具を備えたものである。
請求項1記載の本発明に係るアンカーボルト用穴の加工装置は、レールの頭頂部を上方から押えるレール押え部材とレールの頭頂部を両側から挟む挟持部材等によって、従来のこの種装置よりも高い位置でレール上に安定的に固定することができるため、アンカーボルトが長くて、その頭頂部の高さレベルが高い場合でもこれに当接することなく、穴加工作業が容易に行え、しかもドリル装置は回転機構部を介して本体ベースの基台上に安定的に取り付けられているため、穴加工を簡単且つ正確に行うことができるという格別の効果が得られる。
更に、本発明によれば、基台上のドリル装置はアウトリガーによって側方から支持されているため、基台下方の回転機構部や本体ベースにかかる荷重が大幅に軽減されるという利点もある。
請求項2記載の本発明に係る穴加工装置では、基台がスライド手段によりレールに対して直角方向に移動自在となされているため、基台上に取り付けられているドリル装置がレールの左右方向に位置調整可能となり、穴加工位置に対するレール左右方向の微調整が行える。
請求項3記載の本発明に係る穴加工装置では、基台が傾斜手段によりレールの左右方向に傾き自在となされているため、左右一対のレールの傾きや枕木の上面の傾斜状態に応じて穴加工角度を適宜変更することができる。
また、請求項5記載の本発明に係る穴加工装置によれば、穴加工にあたって、ドリル装置におけるコアドリルを下げるだけで、該コアドリルが芯出し具の頭部に案内されて自動的にボルト穴の中心に位置することとなるため、軌道上における当該穴加工装置のセッティングが簡単且つ正確に行える。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1〜図3に示すように、先ず、鉄道等の軌道におけるレールの敷設構造について説明すると、レールRがコンクリート等で構成された枕木B上面の溝部G上に載置され、レールRの基部R1の両側縁が、板バネ部材Pを介してアンカーボルトAにより枕木B上に固定されている。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る穴加工装置1は、レールR上を走行する本体ベース2と、回転機構部20を介して前記本体ベース2上に回動自在に支持された基台3と、一端部分が基台3の側部に取り付けられて、基台3側方に張り出す三本のアウトリガー4と、基台3上に取り付けられたドリル装置5とを備えている。
図4に示すように、本体ベース2は、レールRの長さ方向に伸びる横断面略下向きコ字形のものであって、その両端寄り部分における両側壁2aには、外周面にネジ加工が施された雄ネジ部材6が、その一端に取り付けられたハンドル7を介して回転自在に架設されており、該雄ネジ部材6にはレールRの頭頂部R2に対して、その両側から当接する左右一対のレール挟持部材8が、当該雄ネジ部材6の回転に伴って左右方向に移動するように挿通されている。また、図1および図3に示すように、前記本体ベース2の両側壁2aにおける前記両雄ネジ部材6の内方側位置には、レールR上を走行するためのゴム製ローラー11が軸支されている。
なお、図中17は本体ベース2の上壁2bの両端に設けられた取っ手を示す。
図1に示すように、回転機構部20は、本体ベース2上に位置する略リング状のホルダー20aと、ホルダー20a内に保持され、基台3を支持するコマ状の回転体20bと、回転体20bの中心軸20cと、ホルダー20aおよび回転体20bを覆う有蓋円筒状のカバー20dとで構成されている。
図1および図2に示すように、アウトリガー4は、その基端が基台3に回動自在に連結されたアーム部4aと、アーム部4a先端のネジ嵌合部12を介してアーム部4aの先端部分に立設され、外周面には雄ネジが形成された脚部4bとを有しており、脚部4bの上端に一体に取り付けられたハンドル13を回して当該脚部4bを回転させることで当該脚部4bが上下する構造となされており、また脚部4bの下端には接地体4cが一体に設けられている。
図1に示すように、ドリル装置5は、市販されている種々のものであって、本実施形態では、ボルト10によって基台3上に固定された基部14aおよび、これに立設されたポール14bで構成されるスタンド5Aと、レバー15aの操作により、ポール14bに沿って昇降するドリル本体15とで構成されており、ドリル本体15の下部には下方に伸びるコアドリル16が取り付けられ、該コアドリル16によって枕木BにおけるアンカーボルトAの挿入位置が円筒状に穿設される。
図3および図5に示すように、本体ベース2の上壁2bの両端部分にはレール押え機構部18が設けられている。レール押え機構部18は、本体ベース2の上壁2b両端部分に取り付けられ、内周面に雌ネジが形成されたスリーブ19と、スリーブ19内に螺合する雄ネジ形状のシャフト21と、シャフト21の下端に取り付けられたレール押え22と、シャフト21の上端に取り付けられたハンドル23とを備えており、ハンドル23を回すことで前記レール押え22が昇降してレールRの頭頂部R2上に当接し得るようになされている。
次に、本実施形態に係る穴加工装置を用いて、枕木BにおけるアンカーボルトAの挿入位置に穴の加工を行う場合の要領について説明すると、先ずローラー11によって当該穴加工装置1を作業箇所まで移動させ、ハンドル7を回してレール挟持体8でレールRの頭頂部R2両側を挟持させると共に、ハンドル23を回してレール押え22を下降させてレールRの頭頂部R2上にレール押え22を当接させ、更に図1に示すように、枕木B上や枕木B間における軌道のバラス(図示せず)上にアウトリガー4を設置することで、最終的に本体ベース2を穴加工位置上に安定的にセットし、次に、ドリル装置5におけるレバー15aを操作してドリル本体15をポール14bに沿って下降させて、枕木BにおけるアンカーボルトAの挿入箇所に、ドリル本体15のコアドリル16を挿入させることで該枕木BにアンカーボルトAを囲むような所定径の円筒状穴Hが加工されるのである。また、この穴Hの加工時においては、通常、加工箇所に公知の手法によって注水が行われたり、或いは更に集塵機(図示せず)によって集塵が行われる。
そして、このような穴加工において、一般的な手順にしたがって既設のアンカーボルトAが撤去されて、前記穴Hが形成される。そして、該部に、一般に行われているケミカルアンカー方式によってケミカル剤Mを注入して、該部に新たなアンカーボルトAやソケットが固定されるのである。
そして、前述した穴加工作業は、例えば軌道の一定区間において、その枕木におけるレールRの一側について行った上、前記回転機構部20を介して基台3を180°回転させてドリル装置15のコアドリル16をレールRの他側に位置させ、前記と同じ要領で穴Hの加工を各枕木Bごとに行えば良い。
なお、本実施形態では、アウトリガー4は三本設けられているが、本体ベース2がレールR上に安定的に載置される場合には、二本だけ設けるようにしても良い。
(実施形態2)
本実施形態の穴加工装置31は、前記実施形態1に係る穴加工装置1と基本構成が同様であるが、本実施形態ではその基台3をスライド手段によりレールRに対して直角方向に移動自在とし、更にまた基台3が傾斜手段によりレールRの左右方向に傾き自在としたものである。
具体的には、図6〜図10に示すように、本実施形態に係る穴加工装置31は、レールR上を走行する本体ベース32と、後述する回転機構部40を介して前記本体ベース32上に回動自在に支持された基台33と、一端部分が基台33の側部に取り付けられて、基台33側方に張り出す二本のアウトリガー34と、基台33上に取り付けられたドリル装置35とを備えている。
図7に示すように、アウトリガー34は、本実施形態では二本であるが、これらの構造並びに取り付けは前記実施形態1と同様である。
本体ベース32は、前記実施形態1における本体ベース2と同様、レールRの長さ方向に伸びる横断面略下向きコ字形のものであって、図11に示すように、その両端寄り部分における両側壁32aには、外周面にネジ加工が施された雄ネジ部材36が、その一端に取り付けられたハンドル37を介して回転自在に架設されており、該雄ネジ部材36にはレールRの頭頂部R2に対して、その両側から当接する左右一対のレール挟持部材38が、当該雄ネジ部材36の回転に伴って左右方向に移動するように挿通されている。
図11に示すように、本実施形態では、前記実施形態1と異なり、レール挟持部材38がより縦長形状となされ、これに伴って図12に示すように、ハンドル37の高さレベルがより高位置となっており、これによって鉄道の踏切Cにおいてもハンドル37部分がスムースに通過できる。
なお、図6に示すように、本実施形態においても、前記本体ベース32の両側壁32aにおける前記両雄ネジ部材36の内方側位置に、レールR上を走行するためのゴム製ローラー41が軸支されている。
図6に示すように、回転機構部40は、本体ベース32上に位置する略リング状のホルダー40aと、ホルダー40a内に保持され、基台33を支持するコマ状の回転体40bと、回転体40bの中心軸40cと、ホルダー40aおよび回転体40bを覆う有蓋円筒状のカバー40dと、中心軸40cの上部外周に装着されたベアリング40eとで構成されている。そして、当該回転機構部40によって、基台33が180°位置、或いは更に360度回動自在となされている。
図10に示すように、本体ベース32の上壁32bの両端部分には、前記実施形態1と同様、レール押え機構部48が設けられている。レール押え機構部48は、本体ベース32の上壁32b両端部分に取り付けられ、実施形態1と同様、内周面に雌ネジが形成されたスリーブ49と、スリーブ49内に螺合する雄ネジ形状のシャフト51と、シャフト51の下端に取り付けられたレール押え52と、シャフト51の上端に取り付けられたハンドル53とを備えており、前記実施形態1と同様、ハンドル53を回すことで前記レール押え52が昇降してレールRの頭頂部R2上に当接し得るようになされている。本実施形態では、シャフト51をより長くしてレールRの上方における高さレベルをより高位置としており、この点は前記レール挟持部材38と同様である。
図6、図7および図9に示すように、基台33は、本実施形態では、スライド手段として、スライド調整用ネジ33aを介して上板部材33Aと下板部材33Bとが積層されてなる二部材構成となされ、且つスライド調整用ネジ33aを回すことで上板部材33AがレールRと直角方向にスライドする構成となされ、また上板部材33Aを下板部材33B上に挟止する締め軸56先端に取り付けられたスライドクランプレバー33bによって、上板部材33Aが所望位置で固定されるようになされている。また、スライド調整用ネジ33aは、具体的には、上板部材33Aと下板部材33Bの各端部に設けられた垂下状ブラケット33Cに螺合されている。
図6、図9、図12〜図15に示すように、基台33は本体ベース32上で傾斜手段として以下のような構造を有している。
すなわち、基台33の前側に設けられた支軸61と、その両端部分に装着されたアンギュラベアリング62と、下板部材33Bの両縁部上方に位置するように本体ベース32上の前後に対称に設けられ、上部がコ字形となされたブラケット67と、該部に昇降自在に螺合された傾斜角度調整用ネジ63とを有しており、傾斜角度調整用ネジ63を下降させて下板部材33Bを上方から押圧することで支軸61を支点として基台33全体が支軸61側と反対方向へ傾く一方、傾斜角度調整用ネジ63を緩めることで基台33が支軸61側へ傾くようになされており、このような基台33の傾きを変えることで最終的に基台33上のドリル装置35におけるコアドリル50の傾斜角度が調整されるようになされている。
また、コアドリル50の傾斜角度の調整が完了した際には、ブラケット67に設けられた傾斜クランプレバー64によって、基台33の傾斜角度が固定されるようになされている。更に、図7に示すように、本体ベース32の側面における長さ中央部分には、前記コアドリル50を所定の角度に維持するための振止め部68が形成されており、該振止め部68はコアドリル50の直径に対応する間隔をあけて本体ベース32に固定された前後一対のL字形ガイド部材69によって構成されている。また、図中75はベース本体32をレールR上に固定するための一対の固定レバーを示す。
次に、本実施形態に係る穴加工装置31の使用要領について説明するが、基本的な作業手順は前記実施形態1と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、特に穴加工位置の所謂、芯出しを行うために既存のボルト穴H2に、これに挿入される棒状基部71aと棒状基部71aの先端に一体に設けられ、上端が略テーパー状の頭部71bとからなる芯出し具71を装着し、頭部71bに前記コアドリル50を嵌め被せることで芯出しを行い、その後、前述した実施形態1と同様の要領で、当該穴加工装置31のレールR上でのセッティングを行うものである。
そして、この際、前述したスライド手段によって基台33をレールRと直交する移動調整し、また枕木B上面の傾斜に対応して前記傾斜手段によりコアドリル50の傾斜角度の調整を行うのである。
本発明によれば、軌道上の枕木におけるアンカーボルト挿入部分の補修作業が現場の状況に応じて無理なく簡単且つ正確に行えるため、この種軌道工事の分野で幅広い利用が期待できる。
A アンカーボルト
R レール
R2 レール頭頂部
1 穴加工装置
2 本体ベース
3 基台
4 アウトリガー
5 ドリル装置
8 レール挟持部材
11 ゴム製ローラー
20 回転機構部
22 レール押え
R レール
R2 レール頭頂部
1 穴加工装置
2 本体ベース
3 基台
4 アウトリガー
5 ドリル装置
8 レール挟持部材
11 ゴム製ローラー
20 回転機構部
22 レール押え
本発明は、鉄道等の軌道上におけるレールの敷設箇所において、レールを枕木上に固定するアンカーボルトを交換する場合等に使用されるアンカーボルト用穴の加工装置に関する。
従来この種穴加工装置としては、穴を穿設するドリルが設置される取着体と、取着体に設けられ、レール上を走行するためのローラーと、レールの頭頂部を基準として位置決めを行うための当接手段と、該当接手段が組み込まれ、レールの案内体等が取り付けられた本体ベースとを有する鉄道レールにおけるボルト締結部の補修装置が知られている。
しかしながら、前述した従来の補修装置では、取着体による位置調整の操作が煩雑であると共に、取着体の取付部分が不安定となり易く、また前記本体ベースの下部がレールの真上に位置すると共に、レールの腹部をその両側から挟んで位置決めする構造であったため、当該補修装置を用いてアンカーボルト締結部分の補修を行う際に、既設のアンカーボルトが長くて、その頭頂部が枕木上面から高い位置にある場合には該頭頂部に前記本体ベースの下部が当接してしまって、当該補修装置を既設のアンカーボルトの真上に適切に配置できないといった問題もあった。
この他、鉄道の線路については、左右一対のレールが軌道上に垂直に敷設されるのではなく、左右一対のレールの上部同士が互いに接近する方向に傾いた所謂、ハ字状に敷設され、これに伴って枕木の上面も傾斜状に形成されている場合があることから、これに挿入されるアンカーボルトも適宜角度調整を行う必要があった。
また、アンカーボルト用穴をあけるドリル装置についても、穴加工位置の微妙なズレに対応して必要に応じて位置調整することも余儀なくされた。
本発明の目的は、穴加工用のドリル装置を安定的に設置でき、しかも既設のアンカーボルトに対する位置決め作業が簡単且つ正確に行え、更に既設のアンカーボルトの頭頂部が高い場合でもこれに当接することなく、作業が行えるアンカーボルト用穴の加工装置を提供することにある。
請求項1記載の本発明は、枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置であって、
軌道を構成する左右一対のレールのうち、一方の単体レール上を走行する本体ベースと、回転機構部を介して前記本体ベース上に回動自在に支持された基台と、基台上に取り付けられるドリル装置とを有し、本体ベースには、単体レール上を走行するためのローラーと単体レールの頭頂部を上方から押える昇降自在なレール押えと単体レールの頭頂部両側を挟む左右一対の挟持部材が設けられているものである。
軌道を構成する左右一対のレールのうち、一方の単体レール上を走行する本体ベースと、回転機構部を介して前記本体ベース上に回動自在に支持された基台と、基台上に取り付けられるドリル装置とを有し、本体ベースには、単体レール上を走行するためのローラーと単体レールの頭頂部を上方から押える昇降自在なレール押えと単体レールの頭頂部両側を挟む左右一対の挟持部材が設けられているものである。
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置について、更に基台が上板部材と下板部材とを積層してなるスライド手段によりレールに対して直角方向に移動自在となされているものである。
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置について、更に基台が傾斜手段により単体レールの左右方向に傾き自在となされていることを特徴とするものである。
請求項4記載の本発明は、前記請求項1〜請求項3記載のアンカーボルト用穴の加工装置について、一端が基台の側部に取り付けられて、基台側方から単体レールの側方へ張り出す複数のアウトリガーを有し、且つドリル装置が回転機構部を介して360°回動自在となされていることを特徴とするものである。
請求項5記載の本発明は、前記請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項記載のアンカーボルト用穴の加工装置について、更に、ボルト穴に挿入される棒状基部と、棒状基部の先端に一体に設けられ、ドリル装置のコアドリルが嵌め被せられる略三角錘状の頭部とを有する芯出し具を備えたものである。
請求項1記載の本発明に係るアンカーボルト用穴の加工装置は、レールの頭頂部を上方から押えるレール押え部材とレールの頭頂部を両側から挟む左右一対の挟持部材等によって、従来のこの種装置よりも高い位置で単体レール上に安定的に固定することができるため、アンカーボルトが長くて、その頭頂部の高さレベルが高い場合でもこれに当接することなく、穴加工作業が容易に行え、しかもドリル装置は回転機構部を介して本体ベースの基台上に安定的に取り付けられているため、穴加工を簡単且つ正確に行うことができるという格別の効果が得られる。
更に、請求項4記載の本発明によれば、基台上のドリル装置はアウトリガーによって側方から支持されているため、基台下方の回転機構部や本体ベースにかかる荷重が大幅に軽減されるという利点もある。
請求項2記載の本発明に係る穴加工装置では、基台がスライド手段によりレールに対して直角方向に移動自在となされているため、基台上に取り付けられているドリル装置がレールの左右方向に位置調整可能となり、穴加工位置に対するレール左右方向の微調整が行える。
請求項3記載の本発明に係る穴加工装置では、基台が傾斜手段によりレールの左右方向に傾き自在となされているため、左右一対のレールの傾きや枕木の上面の傾斜状態に応じて穴加工角度を適宜変更することができる。
また、請求項5記載の本発明に係る穴加工装置によれば、穴加工にあたって、ドリル装置におけるコアドリルを下げるだけで、該コアドリルが芯出し具の頭部に案内されて自動的にボルト穴の中心に位置することとなるため、軌道上における当該穴加工装置のセッティングが簡単且つ正確に行える。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1〜図3に示すように、先ず、鉄道等の軌道におけるレールの敷設構造について説明すると、レールRがコンクリート等で構成された枕木B上面の溝部G上に載置され、レールRの基部R1の両側縁が、板バネ部材Pを介してアンカーボルトAにより枕木B上に固定されている。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る穴加工装置1は、レールR上を走行する本体ベース2と、回転機構部20を介して前記本体ベース2上に回動自在に支持された基台3と、一端部分が基台3の側部に取り付けられて、基台3側方に張り出す三本のアウトリガー4と、基台3上に取り付けられたドリル装置5とを備えている。
図4に示すように、本体ベース2は、レールRの長さ方向に伸びる横断面略下向きコ字形のものであって、その両端寄り部分における両側壁2aには、外周面にネジ加工が施された雄ネジ部材6が、その一端に取り付けられたハンドル7を介して回転自在に架設されており、該雄ネジ部材6にはレールRの頭頂部R2に対して、その両側から当接する左右一対のレール挟持部材8が、当該雄ネジ部材6の回転に伴って左右方向に移動するように挿通されている。また、図1および図3に示すように、前記本体ベース2の両側壁2aにおける前記両雄ネジ部材6の内方側位置には、レールR上を走行するためのゴム製ローラー11が軸支されている。
なお、図中17は本体ベース2の上壁2bの両端に設けられた取っ手を示す。
図1に示すように、回転機構部20は、本体ベース2上に位置する略リング状のホルダー20aと、ホルダー20a内に保持され、基台3を支持するコマ状の回転体20bと、回転体20bの中心軸20cと、ホルダー20aおよび回転体20bを覆う有蓋円筒状のカバー20dとで構成されている。
図1および図2に示すように、アウトリガー4は、その基端が基台3に回動自在に連結されたアーム部4aと、アーム部4a先端のネジ嵌合部12を介してアーム部4aの先端部分に立設され、外周面には雄ネジが形成された脚部4bとを有しており、脚部4bの上端に一体に取り付けられたハンドル13を回して当該脚部4bを回転させることで当該脚部4bが上下する構造となされており、また脚部4bの下端には接地体4cが一体に設けられている。
図1に示すように、ドリル装置5は、市販されている種々のものであって、本実施形態では、ボルト10によって基台3上に固定された基部14aおよび、これに立設されたポール14bで構成されるスタンド5Aと、レバー15aの操作により、ポール14bに沿って昇降するドリル本体15とで構成されており、ドリル本体15の下部には下方に伸びるコアドリル16が取り付けられ、該コアドリル16によって枕木BにおけるアンカーボルトAの挿入位置が円筒状に穿設される。
図3および図5に示すように、本体ベース2の上壁2bの両端部分にはレール押え機構部18が設けられている。レール押え機構部18は、本体ベース2の上壁2b両端部分に取り付けられ、内周面に雌ネジが形成されたスリーブ19と、スリーブ19内に螺合する雄ネジ形状のシャフト21と、シャフト21の下端に取り付けられたレール押え22と、シャフト21の上端に取り付けられたハンドル23とを備えており、ハンドル23を回すことで前記レール押え22が昇降してレールRの頭頂部R2上に当接し得るようになされている。
次に、本実施形態に係る穴加工装置を用いて、枕木BにおけるアンカーボルトAの挿入位置に穴の加工を行う場合の要領について説明すると、先ずローラー11によって当該穴加工装置1を作業箇所まで移動させ、ハンドル7を回してレール挟持体8でレールRの頭頂部R2両側を挟持させると共に、ハンドル23を回してレール押え22を下降させてレールRの頭頂部R2上にレール押え22を当接させ、更に図1に示すように、枕木B上や枕木B間における軌道のバラス(図示せず)上にアウトリガー4を設置することで、最終的に本体ベース2を穴加工位置上に安定的にセットし、次に、ドリル装置5におけるレバー15aを操作してドリル本体15をポール14bに沿って下降させて、枕木BにおけるアンカーボルトAの挿入箇所に、ドリル本体15のコアドリル16を挿入させることで該枕木BにアンカーボルトAを囲むような所定径の円筒状穴Hが加工されるのである。また、この穴Hの加工時においては、通常、加工箇所に公知の手法によって注水が行われたり、或いは更に集塵機(図示せず)によって集塵が行われる。
そして、このような穴加工において、一般的な手順にしたがって既設のアンカーボルトAが撤去されて、前記穴Hが形成される。そして、該部に、一般に行われているケミカルアンカー方式によってケミカル剤Mを注入して、該部に新たなアンカーボルトAやソケットが固定されるのである。
そして、前述した穴加工作業は、例えば軌道の一定区間において、その枕木におけるレールRの一側について行った上、前記回転機構部20を介して基台3を180°回転させてドリル装置15のコアドリル16をレールRの他側に位置させ、前記と同じ要領で穴Hの加工を各枕木Bごとに行えば良い。
なお、本実施形態では、アウトリガー4は三本設けられているが、本体ベース2がレールR上に安定的に載置される場合には、二本だけ設けるようにしても良い。
(実施形態2)
本実施形態の穴加工装置31は、前記実施形態1に係る穴加工装置1と基本構成が同様であるが、本実施形態ではその基台3をスライド手段によりレールRに対して直角方向に移動自在とし、更にまた基台3が傾斜手段によりレールRの左右方向に傾き自在としたものである。
具体的には、図6〜図10に示すように、本実施形態に係る穴加工装置31は、レールR上を走行する本体ベース32と、後述する回転機構部40を介して前記本体ベース32上に回動自在に支持された基台33と、一端部分が基台33の側部に取り付けられて、基台33側方に張り出す二本のアウトリガー34と、基台33上に取り付けられたドリル装置35とを備えている。
図7に示すように、アウトリガー34は、本実施形態では二本であるが、これらの構造並びに取り付けは前記実施形態1と同様である。
本体ベース32は、前記実施形態1における本体ベース2と同様、レールRの長さ方向に伸びる横断面略下向きコ字形のものであって、図11に示すように、その両端寄り部分における両側壁32aには、外周面にネジ加工が施された雄ネジ部材36が、その一端に取り付けられたハンドル37を介して回転自在に架設されており、該雄ネジ部材36にはレールRの頭頂部R2に対して、その両側から当接する左右一対のレール挟持部材38が、当該雄ネジ部材36の回転に伴って左右方向に移動するように挿通されている。
図11に示すように、本実施形態では、前記実施形態1と異なり、レール挟持部材38がより縦長形状となされ、これに伴って図12に示すように、ハンドル37の高さレベルがより高位置となっており、これによって鉄道の踏切Cにおいてもハンドル37部分がスムースに通過できる。
なお、図6に示すように、本実施形態においても、前記本体ベース32の両側壁32aにおける前記両雄ネジ部材36の内方側位置に、レールR上を走行するためのゴム製ローラー41が軸支されている。
図6に示すように、回転機構部40は、本体ベース32上に位置する略リング状のホルダー40aと、ホルダー40a内に保持され、基台33を支持するコマ状の回転体40bと、回転体40bの中心軸40cと、ホルダー40aおよび回転体40bを覆う有蓋円筒状のカバー40dと、中心軸40cの上部外周に装着されたベアリング40eとで構成されている。そして、当該回転機構部40によって、基台33が180°位置、或いは更に360度回動自在となされている。
図10に示すように、本体ベース32の上壁32bの両端部分には、前記実施形態1と同様、レール押え機構部48が設けられている。レール押え機構部48は、本体ベース32の上壁32b両端部分に取り付けられ、実施形態1と同様、内周面に雌ネジが形成されたスリーブ49と、スリーブ49内に螺合する雄ネジ形状のシャフト51と、シャフト51の下端に取り付けられたレール押え52と、シャフト51の上端に取り付けられたハンドル53とを備えており、前記実施形態1と同様、ハンドル53を回すことで前記レール押え52が昇降してレールRの頭頂部R2上に当接し得るようになされている。本実施形態では、シャフト51をより長くしてレールRの上方における高さレベルをより高位置としており、この点は前記レール挟持部材38と同様である。
図6、図7および図9に示すように、基台33は、本実施形態では、スライド手段として、スライド調整用ネジ33aを介して上板部材33Aと下板部材33Bとが積層されてなる二部材構成となされ、且つスライド調整用ネジ33aを回すことで上板部材33AがレールRと直角方向にスライドする構成となされ、また上板部材33Aを下板部材33B上に挟止する締め軸56先端に取り付けられたスライドクランプレバー33bによって、上板部材33Aが所望位置で固定されるようになされている。また、スライド調整用ネジ33aは、具体的には、上板部材33Aと下板部材33Bの各端部に設けられた垂下状ブラケット33Cに螺合されている。
図6、図9、図12〜図15に示すように、基台33は本体ベース32上で傾斜手段として以下のような構造を有している。
すなわち、基台33の前側に設けられた支軸61と、その両端部分に装着されたアンギュラベアリング62と、下板部材33Bの両縁部上方に位置するように本体ベース32上の前後に対称に設けられ、上部がコ字形となされたブラケット67と、該部に昇降自在に螺合された傾斜角度調整用ネジ63とを有しており、傾斜角度調整用ネジ63を下降させて下板部材33Bを上方から押圧することで支軸61を支点として基台33全体が支軸61側と反対方向へ傾く一方、傾斜角度調整用ネジ63を緩めることで基台33が支軸61側へ傾くようになされており、このような基台33の傾きを変えることで最終的に基台33上のドリル装置35におけるコアドリル50の傾斜角度が調整されるようになされている。
また、コアドリル50の傾斜角度の調整が完了した際には、ブラケット67に設けられた傾斜クランプレバー64によって、基台33の傾斜角度が固定されるようになされている。更に、図7に示すように、本体ベース32の側面における長さ中央部分には、前記コアドリル50を所定の角度に維持するための振止め部68が形成されており、該振止め部68はコアドリル50の直径に対応する間隔をあけて本体ベース32に固定された前後一対のL字形ガイド部材69によって構成されている。また、図中75はベース本体32をレールR上に固定するための一対の固定レバーを示す。
次に、本実施形態に係る穴加工装置31の使用要領について説明するが、基本的な作業手順は前記実施形態1と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、特に穴加工位置の所謂、芯出しを行うために既存のボルト穴H2に、これに挿入される棒状基部71aと棒状基部71aの先端に一体に設けられ、上端が略テーパー状の頭部71bとからなる芯出し具71を装着し、頭部71bに前記コアドリル50を嵌め被せることで芯出しを行い、その後、前述した実施形態1と同様の要領で、当該穴加工装置31のレールR上でのセッティングを行うものである。
そして、この際、前述したスライド手段によって基台33をレールRと直交する移動調整し、また枕木B上面の傾斜に対応して前記傾斜手段によりコアドリル50の傾斜角度の調整を行うのである。
本発明によれば、軌道上の枕木におけるアンカーボルト挿入部分の補修作業が現場の状況に応じて無理なく簡単且つ正確に行えるため、この種軌道工事の分野で幅広い利用が期待できる。
A アンカーボルト
R レール
R2 レール頭頂部
1 穴加工装置
2 本体ベース
3 基台
4 アウトリガー
5 ドリル装置
8 レール挟持部材
11 ゴム製ローラー
20 回転機構部
22 レール押え
R レール
R2 レール頭頂部
1 穴加工装置
2 本体ベース
3 基台
4 アウトリガー
5 ドリル装置
8 レール挟持部材
11 ゴム製ローラー
20 回転機構部
22 レール押え
Claims (5)
- レール上を走行する本体ベースと、回転機構部を介して前記本体ベース上に回動自在に支持された基台と、一端が基台の側部に取り付けられて、基台側方から張り出す複数のアウトリガーと、基台上に取り付けられるドリル装置とを有し、本体ベースには、レール上を走行するためのローラーとレールの頭頂部を上方から押える昇降自在なレール押えとレールの頭頂部両側を挟む挟持部材が設けられている、枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置。
- 基台がスライド手段によりレールに対して直角方向に移動自在となされている、請求項1記載の枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置。
- 基台が傾斜手段によりレールの左右方向に傾き自在となされている、請求項1または請求項2記載の枕木におけるアンカーボルト用穴の加工装置。
- 基台が回転機構部を介して360°回動自在となされている、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載のアンカーボルト用穴の加工装置。
- 更に、ボルト穴に挿入される棒状基部と、棒状基部の先端に一体に設けられ、ドリル装置のコアドリルが嵌め被せられる先端が略テーパー状の頭部とを有する芯出し具を備えた、請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項記載のアンカーボルト用穴の加工装置。
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