JP2006045832A - 埋込栓補修台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】二本の軌道上を機動性良く移動でき、埋込栓補修作業の効率化並びに作業環境の騒音振動の改善を図ったこと。
【解決手段】軌道走行台車の枠体に前後左右に移動可能であるテーブルスライダー3を載置し、このテーブルスライダー3に垂直昇降可能なモータードリル4を備えた支柱5を搭載し、この単一のモータードリル4の回転軸に穿孔用コアビット7またはアダプターを介して削孔用ドリルビット8を装着可能とした埋込栓補修台車の構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】軌道走行台車の枠体に前後左右に移動可能であるテーブルスライダー3を載置し、このテーブルスライダー3に垂直昇降可能なモータードリル4を備えた支柱5を搭載し、この単一のモータードリル4の回転軸に穿孔用コアビット7またはアダプターを介して削孔用ドリルビット8を装着可能とした埋込栓補修台車の構成である。
【選択図】 図1
Description
この発明は、各種スラブ軌道・RC・PC枕木の埋込栓補修工事をレール上で移動しながら短時間に行う埋込栓補修台車に関する。
コンクリート製枕木は木製枕木のように腐食劣化がなく丈夫で貴規格化されて大量生産でき、更に木材資源の保護の見地から鉄道用枕木として広く使用されている。このコンクリート製枕木とこの上に敷設しているレールとの関係について図8により説明する。
コンクリート製枕木Aは、ばねクリップCを介してレールBとコンクリート製枕木A締結するために締結用ボルトDを螺じ込むための埋込栓が埋設されている。この埋込栓はレール締結ボルトが螺じ込まれているからレール上を列車の高速運転に伴い衝撃及び種々の応力が締結ボルトに直接伝達され長年の使用により埋込栓内のねじ山が欠損したり、締結ボルトの弛みや、ガタが発生することがあった。そのため締結ボルトの締結力が低下し、十分な機能をしなくなり、列車の高速運転における安全走行に支障をきたしている。
コンクリート製枕木Aは、ばねクリップCを介してレールBとコンクリート製枕木A締結するために締結用ボルトDを螺じ込むための埋込栓が埋設されている。この埋込栓はレール締結ボルトが螺じ込まれているからレール上を列車の高速運転に伴い衝撃及び種々の応力が締結ボルトに直接伝達され長年の使用により埋込栓内のねじ山が欠損したり、締結ボルトの弛みや、ガタが発生することがあった。そのため締結ボルトの締結力が低下し、十分な機能をしなくなり、列車の高速運転における安全走行に支障をきたしている。
また、近年の高速運行に伴い列車通過時に発生する衝撃力が増大し図9に示すようにコンクリート製枕木の天端より締結ボルトが折損することがあった。そのため昨今では締結不良箇所が多発し、列車の安全運行を確保するために、コンクリート製枕木の交換を行う必要があった。しかしこのコンクリート製枕木は非常に重いものであり、枕木の交換は多大の労力を費やすこととなっていた。また、作業時間も列車の休止時間内に作業を行うには多くの困難を伴っている。
コンクリート製枕木の埋込栓不良によるコンクリート製枕木の交換をするには無駄が多く、この埋込栓補修方法として、人力による埋込栓の削孔作業としてドリル式削孔・削岩機を用いて作業を行っている。この人力による削孔作業において塵埃が大量に発生し、作業員の塵肺問題が発生している。また、削岩機の使用はかなりの騒音が発生するために沿線住民による作業禁止の苦情が多い状況であった。
そのため従来の削岩機を使用せず、騒音のすくないコアドリルを使用し、単位時間に埋込栓の穿孔再生を行うもの提案されている(特許文献1)。
特開平7―237215号公報第1頁
そのため従来の削岩機を使用せず、騒音のすくないコアドリルを使用し、単位時間に埋込栓の穿孔再生を行うもの提案されている(特許文献1)。
この特許文献1には、軌道レール上を走行するローラコンベアを備えた基台の上方に、垂直昇降可能なコアドリルを備え、このコアドリルを昇降させるエアシリンダを備えた枠体を配置したPC枕木用穿孔装置が開示されている。
しかし、前記特許文献1に記載の方法は、4本のコアドリルを使用するために位置決め作業が煩雑であり、その上、ローラコンベアを使用するため、補修作業における移動が面倒であり、かつ穿孔コアドリルのみの穿孔作業であるためにドリルの磨耗が激しかった。
また、従来のドリル式削孔作業においては削孔の位置合わせを行うにあたり人力にて垂直に保持し、作業が行われるため、多大の労力が必要であり位置合わせが困難であった。また、削孔作業の仕上がりが均一にできなかった。削孔作業ごとに移動する際に発電機及び、各種工具を保持して移動するために移動が大変であった。工具の忘れ物があったり機動性に劣っている。
更に、折損ボルト補修方法としては、レール頭部にコアドリルを取り付け作業はレール頭部というと接地面が小さい箇所にコアドリル作業台を取り付けなければならなかった。コアドリルの作業台への取り付けが面倒であった。確実にセットできなかった。
更に、折損ボルト補修方法としては、レール頭部にコアドリルを取り付け作業はレール頭部というと接地面が小さい箇所にコアドリル作業台を取り付けなければならなかった。コアドリルの作業台への取り付けが面倒であった。確実にセットできなかった。
コンクリート製枕木の強度は高強度であり、穿孔作業に時間を要するので、夜行列車休止時間(線路閉鎖時間)という短時間に折損ボルトの穿孔作業を行わなければならなかった。折損ブルとの箇所に移動は機械のセットに時間を要するので機動性が問題であった。
前記特許文献1に記載されるPC枕木穿孔装置は、コアドリルに単一の穿孔用のコアビットを使用するものであり、コアビットの消耗が激しく、また、位置合わせが非常に面倒である。
本発明は、前記問題点を解決するもので、削孔作業などの埋込栓補修作業を短時間でできる埋込栓補修台車を提供することである。
本発明は、穿孔作業、削孔作業における穿孔の深さの画一化を測ることを課題とする。
本発明は、二本の軌道上を機動性良く移動でき、埋込栓補修作業の効率化並びに作業環境の騒音振動の改善を図った埋込栓補修台車を提供することである。
本発明は、前記問題点を解決するもので、削孔作業などの埋込栓補修作業を短時間でできる埋込栓補修台車を提供することである。
本発明は、穿孔作業、削孔作業における穿孔の深さの画一化を測ることを課題とする。
本発明は、二本の軌道上を機動性良く移動でき、埋込栓補修作業の効率化並びに作業環境の騒音振動の改善を図った埋込栓補修台車を提供することである。
本発明における前記課題は以下の構成によって達成できる。
軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルを搭載し、この単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とした埋込栓補修台車の構成である。
軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルを搭載し、この単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とした埋込栓補修台車の構成である。
本発明の前記課題は、軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルを搭載し、この単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とし、このモータードリルの昇降を案内する支柱を立設したスライドテーブルを基台の枠体に回動可能に軸設し、このスライドテーブルの回動によって前記モータードリルの先端に装着する前記穿孔用コアビットまたは前記削孔用ドリルビットの位置を調節し、軌道レールの外側・内側への位置合わせを行うとともに該スライドテーブルが前後左右に移動可能とする埋込栓補修台車の構成で達成できる。
また、本発明の前記課題は、軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルを搭載し、この単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とし、このモータードリルの昇降を案内する支柱を立設したスライドテーブルを基台の枠体に回動可能に軸設し、このスライドテーブルの回動によって前記モータードリルの先端に装着する前記穿孔用コアビットまたは前記削孔用ドリルビットの位置を調節し、軌道レールの外側・内側への位置合わせを行うとともに該スライドテーブルが前後左右に移動可能とし、該スライドテーブルの浮き上がり防止金具が軌道レールとスライドテーブルとの間に係合してある埋込栓補修台車の構成によって達成できる。
本発明の前記課題は、軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルをレール幅に合わせて二塔配置し、それぞれの単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とした構成、または軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルをレール幅に合わせて二塔配置し、それぞれ単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とし、これらモータードリルの昇降を案内する支柱を立設した個々のスライドテーブルを基台の枠体に回動可能に軸設し、このスライドテーブルの回動によって前記モータードリルの先端に装着する前記穿孔用コアビットまたは前記削孔用ドリルビットの位置を調節し、軌道レールの外側・内側への位置合わせを行うとともに該スライドテーブルが前後左右に移動可能とし、該スライドテーブルの浮き上がり防止金具が軌道レールとスライドテーブルとの間に係合してある埋込栓補修台車によって達成できる。
また、本発明の課題は、作業中の基台の浮き上がり防止金具に限らず安全装置として、車両ブレーキ機構や車輪の回転数の制御としての油圧装置を搭載する構成によって達成できる
この発明の埋込栓補修台車は、単一のモータードリルを用いて、穿孔用コアビット、削孔用ドリルビットを使用できるから穿孔作業と埋込栓の削孔作業の二つの作業を行うことができるから作業台車の交換をする必要がない、そのため作業時間の短縮ができる。
しかも本発明の埋込栓補修台車は回動自在のスライドテーブルにコアドリルを搭載してあるから欠陥埋込栓の箇所に個々のスライドテーブルを前後左右に移動させて調整して位置合わせが確実に行える。そのため位置決め作業が簡易である。
しかも本発明の埋込栓補修台車は回動自在のスライドテーブルにコアドリルを搭載してあるから欠陥埋込栓の箇所に個々のスライドテーブルを前後左右に移動させて調整して位置合わせが確実に行える。そのため位置決め作業が簡易である。
本発明の埋込栓補修台車は、スライドテーブルとレールとの間に浮き上がり防止金具を簡易に取り付けられているから作業台車が軌道レールからの浮き上がりはなく、作業が支障なく手早く行うことができる。しかも埋込栓補修台車とレールとの一体化に伴いモータードリルの回転力を穿孔用、削孔用ドリルに直接伝達することができるからそれぞれの作業の効率化がはかられる。
本発明の埋込栓補修台車は、ブレーキレバーをコアドリルに近接して配置してあるので、操作し易く、しかもこのブレーキと別途に車輪ブレーキ(逸走防止装置)を備えているので、埋込栓補修台車の逸脱暴走を防止することができる。従って、埋込栓補修台車が軌道上を安全かつ敏速に移動走行できる。
本発明の埋込栓補修台車について図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一塔式埋込栓補修台車の軌道上に配置した正面図、図2は図1の上面図である。図3は図1の側面図である。図4は二塔式埋込栓補修台車の軌道上に配置した上面図である。図5は図4の側面図である。図6は図4の浮き上がり防止機構の拡大説明図である。図7は本発明埋込栓補修台車にスライドテーブルの説明図である。図8は本発明埋込栓補修台車のコアドリルに装着する穿孔用コアビット、削孔用ドリルビット及び共用アダプターの側面図である。図9は埋込栓の使用状態図である。図10は埋込栓の天端が欠損した状態を示す説明図である。
図1は本発明の一塔式埋込栓補修台車の軌道上に配置した正面図、図2は図1の上面図である。図3は図1の側面図である。図4は二塔式埋込栓補修台車の軌道上に配置した上面図である。図5は図4の側面図である。図6は図4の浮き上がり防止機構の拡大説明図である。図7は本発明埋込栓補修台車にスライドテーブルの説明図である。図8は本発明埋込栓補修台車のコアドリルに装着する穿孔用コアビット、削孔用ドリルビット及び共用アダプターの側面図である。図9は埋込栓の使用状態図である。図10は埋込栓の天端が欠損した状態を示す説明図である。
軌道レールB上で走行転動する車輪2、2・・を下面に配置した基台1の枠(フレーム)にスライドテーブル3を回動自在に軸支3bし、このスライドテーブル3に支柱5が取り付けられ、この支柱にモータードリル4が昇降自在に取り付けてある。
このモータードリル4の下端にコアビットを着脱する取付部6があり、この取付部6に穿孔用コアビット7及び削孔用ドリルビット8を装着する補助具9が装着できる。支柱5を一端に取固着したスライドテーブル3の他端側は基台1の枠に回動自在に軸支してある。このスライドテーブル3の回動をガイドする円弧溝3aが穿ってあり、この円弧溝3a内に基台1の螺子1bが遊嵌してあり、スライドテーブル3を回転させながらその位置が固定できるようになっている。これによってスライドテーブル3に植設した支柱5に設けたモータードリル4のドリル位置が軌道レールBの外側または内側に位置するようになっている。このスライドテーブル3は基台1に穿設した長穴1aに嵌合してある螺子1bで軌道レールBに沿って前後に案内されるようになっている。
軌道レールBのレール頭部を把持する狭着部10を備え、この狭着部10は二本のL字アーム10a,10bから形成され、アーム10aはアーム10b肩部に枢支してある。アーム10bの上端は回転ハンドル12によって上下動する浮上防止金具11のねじ棒11aにチェーンを介して枢着してある。ねじ棒11aの回転力は吸収できるようになっている。この浮上防止金具11が基台1の前後縁に固設してある。この基台1の中央部分の上に塵埃集塵ボックス13が配置してあり、この集塵ボックス13に連結した集塵パイプ14の先端は作業位置に近接して基台1に取付けてある。
この一塔式の埋込栓補修台車においては、モータードリル4を備えた基台1の他方側の軌道レールB上には操作杆15が配置してある。この操作杆15の位置は軌道レールBの幅によって調整できるようになっており、車輪2を支持した基台1の枠体16が移動可能になっている。
基台1の支柱5側にブレーキ機構が配置され、ハンドル17の下端に設けた弾性部材が車輪2の周面に圧接するように基台1に軸支されている。
基台1の支柱5側にブレーキ機構が配置され、ハンドル17の下端に設けた弾性部材が車輪2の周面に圧接するように基台1に軸支されている。
基台1の下部には車輪2の逸走防止機構21を配置してあり、車輪2の回転を伝達する歯車群(図示せず)、チェーン22及び油圧制御(図示せず)部を内蔵してある。これにより車輪2の回転数が増加した危険状態になった場合には油圧が係り、回転が制御されるようになっている。
次に、二塔式埋込栓補修台車の実施形態を図4、図5の図面に基づいて説明する。
二本の軌道レールBに対応する基台1の位置にスライドテーブル3,3が軸支されている。この各スライドテーブル3の上に植設した支柱5、5にはそれぞれモータードリル4が搭載されており、このモータードリル4には穿孔用コアビット7や削孔用ドリルビット8が取付けられるようになっている。この台車においては、前後の長さが前記一塔式台車より長くなっている。基台1の枠体16と軌道レールBのとの間に配置する浮き上がり防止機構16が配設されている。その位置は二塔式埋込栓補修台車の場合は、前後の車輪2,2間にゆとりがあるので図5や図6に示すような機構が採用できる。図5においては軌道レールBの底縁を挟持するようにしてある。
二本の軌道レールBに対応する基台1の位置にスライドテーブル3,3が軸支されている。この各スライドテーブル3の上に植設した支柱5、5にはそれぞれモータードリル4が搭載されており、このモータードリル4には穿孔用コアビット7や削孔用ドリルビット8が取付けられるようになっている。この台車においては、前後の長さが前記一塔式台車より長くなっている。基台1の枠体16と軌道レールBのとの間に配置する浮き上がり防止機構16が配設されている。その位置は二塔式埋込栓補修台車の場合は、前後の車輪2,2間にゆとりがあるので図5や図6に示すような機構が採用できる。図5においては軌道レールBの底縁を挟持するようにしてある。
図6に示す浮き上がり防止機構16は他の実施形態を示すもので、両軌道レールBの頭部に固定するように配置してあり、ほぼ断面コ字型に形成され、軌道レールBの頭部に載置し、軌道レールBの内側から固定螺子16aを螺入するようになっている。この螺子16aと金具の内面16bとで軌道レールBの側面を挟着する。螺子16aを螺入することにより軌道レールBを狭着固定する。
この浮き上がり防止機構16は支柱5の近傍に配置してもよく、またブレーキ機構17の近傍に配置してもよい。18はブレーキ機構17の操作棒である。この操作棒18を図5において時計方向に回動するとブレーキ板19が車輪2の周面に圧接するようになっている。
図8に示されるものはモータードリル4の先端に配置する取付部6に装着する穿孔用コアビット7、削孔用ドリルビット8及び補助具9の平面図である。この補助具9は穿孔用コアビット7の上端(図面では右端)はモータードリル4の取付部6に差込む差込部7aで下端(左端)は掘削ビット7bになっている。削孔用ドリルビット8の上端(図面上左端)は補助具9の取付孔9b内に装着するようになっている。
補助具9はモータードリル4の取付部6に固着される構造になっており、この共同アダプターの構成によって穿孔用ドリル7と交換して取付部6の装着される。この補助具9の先端は削孔用ドリルビット8の固着部8aを装着固定するようになっている。
本発明の埋込栓補修台車の作業について説明する。
図1、図2に示されるように軌道レールB上に基台1の下面に配置した車輪2,2・・を載置して作業現場に移動する。埋込栓の欠損した場所で基台1を停止し、ブレーキ操作杆15を操作して車輪2に圧接固定し、かつ、操作ハンドル12を回転して浮上防止金具11のねじ棒11aを上昇させると、アーム10aの先端が軌道レールBの頭部に係合し、ねじ棒11aの上昇に伴い、アーム10bの先端が軌道レールBの頭部に係合し、アーム10a,10bにより軌道レールBが挟着される。このように挟着部10を軌道レールBの頭部にあてがい、ハンドル12を右回り(図1)に操作して軌道レールBの頭部を確実に挟着する。この浮上防止金具11は前後2箇所にあり、これで確実に基台1は軌道レールBに固定される。
図1、図2に示されるように軌道レールB上に基台1の下面に配置した車輪2,2・・を載置して作業現場に移動する。埋込栓の欠損した場所で基台1を停止し、ブレーキ操作杆15を操作して車輪2に圧接固定し、かつ、操作ハンドル12を回転して浮上防止金具11のねじ棒11aを上昇させると、アーム10aの先端が軌道レールBの頭部に係合し、ねじ棒11aの上昇に伴い、アーム10bの先端が軌道レールBの頭部に係合し、アーム10a,10bにより軌道レールBが挟着される。このように挟着部10を軌道レールBの頭部にあてがい、ハンドル12を右回り(図1)に操作して軌道レールBの頭部を確実に挟着する。この浮上防止金具11は前後2箇所にあり、これで確実に基台1は軌道レールBに固定される。
次に、スライドテーブル3を回動・摺動してモータードリル5の取付部6に装着した穿孔用コアビット7の先端が欠損した埋込栓に位置するように調整して、円弧溝3a内の位置を固定する。このスライドテーブル3を前後に移動させる時は、図7に示すように長溝に案内されて移動調節する。
支柱5に遊嵌したモータードリル4の操作ハンドル20を操作してモータードリル4の先端の取付部6に装着した穿孔用コアビット7を降下させて埋込栓を削り取る。(深さ130mm,径50mm)この時集塵パイプ14の先端を穿孔場所に近づけて配置する。この集塵パイプ14で吸引された塵埃は集塵ボックス13に集められる。穿孔した孔内を集塵パイプで清掃する。
支柱5に遊嵌したモータードリル4の操作ハンドル20を操作してモータードリル4の先端の取付部6に装着した穿孔用コアビット7を降下させて埋込栓を削り取る。(深さ130mm,径50mm)この時集塵パイプ14の先端を穿孔場所に近づけて配置する。この集塵パイプ14で吸引された塵埃は集塵ボックス13に集められる。穿孔した孔内を集塵パイプで清掃する。
次に、モータードリル4の取付部6の穿孔用コアビット7を取り外し、削孔用ドリルビット8を装着す交換して削孔作業を行う。
穿孔内に接着剤入り樹脂カプセルを挿入し、攪拌ドリルによって良く攪拌してから埋込栓を挿入する。
穿孔内に接着剤入り樹脂カプセルを挿入し、攪拌ドリルによって良く攪拌してから埋込栓を挿入する。
本発明の埋込栓補修台車は、従来の補修作業時間を短縮することができるばかりではなく、一本のコアドリルを使用して、穿孔用コアビット、削孔用ドリルビットを使用できるから二つの作業を一個のコアドリルによって作業ができる。
しかも本発明の埋込栓補修台車は回動自在のスライドテーブルにコアドリルを搭載してあるから個々のスライドテーブルを前後左右に移動させて調整して位置合わせが簡易に行えるから補修作業が短時間に完成する。
しかも本発明の埋込栓補修台車は回動自在のスライドテーブルにコアドリルを搭載してあるから個々のスライドテーブルを前後左右に移動させて調整して位置合わせが簡易に行えるから補修作業が短時間に完成する。
1 基台
2 車輪
3 スライドテーブル
4 モータードリル
5 支柱
6 取付部
7 穿孔用コアビット
8 削孔用ドリルビット
9 補助具
10 挟着部
11 浮上防止金具
12 ハンドル
13 集塵ボックス
14 集塵パイプ
15 操作杆
16 浮上防止機構
17 ハンドル
18 操作棒
19 枠体
2 車輪
3 スライドテーブル
4 モータードリル
5 支柱
6 取付部
7 穿孔用コアビット
8 削孔用ドリルビット
9 補助具
10 挟着部
11 浮上防止金具
12 ハンドル
13 集塵ボックス
14 集塵パイプ
15 操作杆
16 浮上防止機構
17 ハンドル
18 操作棒
19 枠体
Claims (5)
- 軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルを搭載し、この単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能としたことを特徴とする埋込栓補修台車。
- 軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルを搭載し、この単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とし、軌道レールの外側・内側への位置合わせを行うスライドテーブルが回動可能に基台の枠体に軸支するとともに該スライドテーブルが前後左右に移動できることを特徴とした埋込栓補修台車。
- 軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルを搭載し、この単一のモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とし、このモータードリルの昇降を案内する支柱を立設したスライドテーブルを基台の枠体に回動可能に軸設し、このスライドテーブルの回動によって前記モータードリルの先端に装着する前記穿孔用コアビットまたは前記削孔用ドリルビットの位置を調節し、軌道レールの外側・内側への位置合わせを行うとともに該スライドテーブルが前後左右に移動可能とし、該スライドテーブルの浮き上がり防止金具が軌道レールとスライドテーブルとの間に係合してあることを特徴とする埋込栓補修台車。
- 軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルをレール幅に合わせて二塔配置し、それぞれのモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能としたことを特徴とする埋込栓補修台車。
- 軌道走行台車の枠体に垂直昇降可能なモータードリルをレール幅に合わせて二塔配置し、それぞれのモータードリルの回転軸に穿孔用コアビットまたはアダプターを介して削孔用ドリルビットを装着可能とし、これらモータードリルの昇降を案内する支柱を立設した個々のスライドテーブルを基台の枠体に回動可能に軸設し、該スライドテーブルの回動によって前記モータードリルの先端に装着する前記穿孔用コアビットまたは前記削孔用ドリルビットの位置を調節し、軌道レールの外側・内側への位置合わせを行うとともに該スライドテーブルが前後左右に移動可能とし、該スライドテーブルの浮き上がり防止金具が軌道レールとスライドテーブルとの間に係合してあることを特徴とした埋込栓補修台車。
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