JP4817955B2 - まくらぎ穿孔装置 - Google Patents

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本発明は穿孔装置に関し、特に、現場に敷設されているPCまくらぎに対して敷設された状態のままで孔あけを行うことができる穿孔装置に関する。
鉄道分岐器は、レール材を組み合わせた構造により列車を意図した方向に分岐させる装置であり、これをまくらぎ上に取り付ける場合において、まくらぎ長さ及びレール締結位置を複雑に変化させる必要があるため、任意の締結位置が選択できる木まくらぎが一般に使用されていた。
しかしながら、木まくらぎは、経年により腐食しやすいという欠点があり、保守周期や寿命の延長を図るために、コンクリートまくらぎ(PCまくらぎ)が使用されている。しかし、PCまくらぎはモールドにより製作されるため、分岐器の開き角度や分岐曲線に従ってPCまくらぎ1本毎に変化する締結位置に応じて締結装置を装着できるPCまくらぎを製作する必要がある。例えば、特許文献1に記載されたPCまくらぎの床板固定構造では、図7及び図8に示すように、PCまくらぎ51上に床板受部52を設け、その両端近傍に埋め込み栓53、53を埋設する一方、床板受部52の全面に軌道パッド54を介して床板55を敷設し、その両端をバネ受台56により支持された二重板バネ57の先端部にて上記埋め込み栓53に螺合させた締結ボルト58の締め付け力により押圧し、長手方向への移動を防止するように弾性締結している。59は基本レール、60はトングレールである。かかる分岐器用PCまくらぎにおいては、各PCまくらぎによって埋め込み栓53を埋めるための孔の位置を変える必要があるなど、多様なPCまくらぎ毎にモールドを作る必要があり、多額の費用がかかり、製造コストを大きく上昇させている。
実公平6−12003号公報
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、現場に敷設されているPCまくらぎに対して敷設された状態のままで孔あけを行うことができるまくらぎ穿孔装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の穿孔装置は、先端に孔加工用のコアビットを有する昇降自在のコアドリルユニット、まくらぎ中央の芯を出すための左側用と右側用からなる一対の芯出しクランプ、および孔加工位置を決めるための位置決め機構を台車に備え、孔加工時に台車の浮き上がりを防止するための浮き上がり防止クランプを台車に付設してなるまくらぎ穿孔装置であって、上記台車は軌道レール上を移動可能であり、芯出しクランプは軌道レールのレール締結装置の両側面をクランプすることが可能なリンク機構を有し、位置決め機構はコアドリルユニットを水平方向に移動させてコアビットを孔加工位置の直上に配置することが可能な伸縮装置を有し、浮き上がり防止クランプは軌道レールのレール顎部に対して外側から当接可能な左側用と右側用からなる少なくとも1対の進退可能なクランプ部材を有することを特徴としている。
コアドリルユニットおよび芯出しクランプは台車のフレームに支持された旋回中心軸を中心として水平方向に旋回可能であることが好ましい。
本発明は上記のとおり構成されているので、現場に敷設されているPCまくらぎに対して敷設された状態のままで、次のようにして穿孔することができる。
(1)穿孔装置の搬送と仮置き
揚重機により穿孔装置一式を現場まで搬送する。そして、穿孔対象であるPCまくらぎのほぼ中心に台車の中心が一致するように設置する。必要に応じて作業者が台車を軌道レール上で押したり、あるいは引いたりして、まくらぎの中心に台車の中心が一致すると思われる状態にするために、軌道レール上において台車の位置を調整する。
(2)芯出しクランプによる芯出し
左側用および右側用の芯出しクランプにより、穿孔対象であるPCまくらぎ上の左右の各軌道レールをクランプする軌間の外側のレール締結装置の両側面を、例えば、トッグルリンクのようなリンク機構によりクランプする。レール締結装置の中心はまくらぎの芯に一致するように設置されているので、芯出しクランプの中心をまくらぎ穿孔装置の中心に一致するように取り付けておくことにより、芯出しクランプでレール締結装置をクランプすれば、まくらぎの芯を出すことができる(まくらぎの芯を穿孔中心として孔をあけることができる)。
このとき、コアドリルユニットおよび芯出しクランプが台車のフレームに支持された旋回中心軸を中心として水平方向に旋回可能であれば、左側用および右側用の芯出しクランプのリンク機構がレール締結装置をクランプするときに、左側用および右側用の芯出しクランプの水平面内の対応位置の微妙なズレを修正できるので、芯出し作業をスムーズに行うことができる。
(3)浮き上がり防止クランプによる台車の浮き上がり防止
台車に付設してなる左側用と右側用の少なくとも一対の進退可能な浮き上がり防止クランプのクランプ部材を軌道レールのレール顎部に対して外側から当接させることにより左右の軌道レールをクランプし、穿孔時の反力により台車が浮き上がるのを防止することができる。
(4)位置決め機構による孔加工位置の決定
コアドリルユニットを水平方向に移動させてコアビットをまくらぎの孔加工位置の直上に配置する。
(5)コアドリルユニットによるまくらぎの穿孔作業
コアドリルユニットを回転させて、先端のコアビットによりまくらぎに孔をあける。
以上のようにして、本発明の穿孔装置によれば、現場に敷設されているPCまくらぎに対して敷設された状態のままで孔あけを行うことができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照しながら説明するが、本発明は下記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更と修正が可能である。
図1(a)はPCまくらぎ1の平面図、図1(b)はPCまくらぎ1の側面図である。図1(a)(b)において、2はPCまくらぎ1に開けられる孔を示す。この実施例においては4個の孔2が開けられるが、もちろん、孔2の数量は必要に応じて適宜変更されることは言うまでもない。3は右側レール、4は左側レールを示す。
図2は本発明のまくらぎ穿孔装置の側面図、図3はその平面図である。図2において、5は穿孔装置一式を搭載した台車、台車5の車輪7が軌道レール3、4上を移動するときに、台車5に搭載した穿孔装置が軌道レールと干渉しないようにするために、図示しないモータによって作動するリフター6(図3参照)によって昇降台6aを昇降させることができる。8は穿孔作業中に台車5が移動しないように台車5を拘束する手動ブレーキである。9a、9bは、それぞれまくらぎ中央の芯を出すための左側用および右側用の芯出しクランプであり、芯出しクランプ9a、9bの中心はまくらぎ穿孔装置の中心に一致する。芯出しクランプ9a、9bは、エアシリンダ10のロッド10aが伸張することによりトッグルリンク11が開き、アーム12が軌道レールのレール締結装置13の両側面を保持し、穿孔作業時の装置の位置ズレを防止すると同時に、まくらぎの芯を出す装置である。図3において、14a、14b、14c、14dはコアドリル昇降用のエアシリンダである。図2および図3において、15は制御盤、16はコアドリル先端に装着された孔加工用のコアビットに冷却水を供給するポンプ、17は穿孔装置の各機器作動用の電磁弁類、18は穿孔装置に装着したエアシリンダに供給するための空気を除湿する除湿器、19は操作盤である。
図4(a)は本発明のまくらぎ穿孔装置の正面図である。図4(a)において、エアシリンダ14a、14b、14c、14dにそれぞれ接続されたスライドテーブル20a、20b、20c、20dは、エアシリンダ14a、14b、14c、14dのロッドが伸縮することにより、それぞれ上下方向のガイド面21a、21b、21c、21dに沿って昇降することが可能である。スライドテーブル20a、20b、20c、20dにはそれぞれ所定の速度で回転するコアドリル22a、22b、22c、22dが装着されており、コアドリル22a、22b、22c、22dに装着された各コアビット23a、23b、23c、23dが回転することによりPCまくらぎ1に所定の大きさの孔をあけることができる。
4個のエアシリンダ14a、14b、14c、14dの中の2個のエアシリンダ14aと14bは支持フレーム24aに支持され、14cと14dは支持フレーム24bに支持されているので、エアシリンダ14a、スライドテーブル20a、コアドリル22aおよびコアビット23aからなる第一コアドリルユニットとエアシリンダ14b、スライドテーブル20b、コアドリル22bおよびコアビット23bからなる第二コアドリルユニットは、一体となってガイド面25aに沿って移動することが可能であり、エアシリンダ14c、スライドテーブル20c、コアドリル22cおよびコアビット23cからなる第三コアドリルユニットとエアシリンダ14d、スライドテーブル20d、コアドリル22dおよびコアビット23dからなる第四コアドリルユニットは、一体となってガイド面25bに沿って移動することが可能である。
各コアビット23a、23b、23c、23dの先端部分には振れ止め防止部材26a、26b、26c、26dが装着されており、振れ止め防止部材26bにはエアシリンダ27aの基端側が取り付けられており、振れ止め防止部材26cにはエアシリンダ27aから伸びるロッド27bが取り付けられている。従って、ロッド27bを伸張しつつ相対的にエアシリンダ27aを後退させることにより、第一コアドリルユニットと第二コアドリルユニットはガイド面25aに沿って図4(a)において左方に移動することが可能であり、第三コアドリルユニットと第四コアドリルユニットはガイド面25bに沿って図4(a)において右方に移動することが可能である。その結果、左側の軌道レール4に対しては、拡大図である図4(b)に示すように、孔加工位置を決める基準となる軌道レール4のレール締結装置28の締めつけボルト29(孔加工位置基準部材)に振れ止め防止部材26aが当接して停止し、右側の軌道レール3に対しては、拡大図である図4(c)に示すように、孔加工位置を決める基準となる軌道レール3のレール締結装置30の締めつけボルト31(孔加工位置基準部材)に振れ止め防止部材26dが当接して停止する。このとき、各コアビット23a、23b、23c、23dの直下がPCまくらぎ1の孔加工部位に相当する。
図5(a)に示すように、芯出しクランプ9a(9b)はエアシリンダ10のロッド10aが伸張することによりトッグルリンク11が開き、アーム12が軌道レールのレール締結装置13の両側面を保持することにより穿孔作業時の装置の位置ズレを防止すると同時に、レール締結装置の中心はまくらぎの芯に一致するように設置され、芯出しクランプ9a、9bの中心はまくらぎ穿孔装置の中心に一致するように取り付けられているので、両側の芯出しクランプ9aと9bがそれぞれレール締結装置をクランプすることにより、まくらぎの芯を出すことが可能である。このとき、クランプ9a、9bによる芯出し作業がスムーズに行われるようにするために、支持フレーム24aに支持された第一コアドリルユニット、第二コアドリルユニットおよび芯出しクランプ9aからなる部材と、支持フレーム24bに支持された第三コアドリルユニット、第四コアドリルユニットおよび芯出しクランプ9bからなる部材とは、図5(b)に示すように、コアドリルユニット取付フレーム32に取り付けられた支持アーム33に支持された旋回中心軸34を中心として水平面内で旋回可能である(図3参照)。そこで、この旋回動作に伴う部材の重量移動を支えるために、図5(a)に示すように、芯出しクランプ9aおよび9bの近傍の昇降台6aのフレーム35には複数個のボールベア36が同個数だけ取り付けられている(図3参照)。37は手動のクランプレバーであり、このクランプレバー37がクランプされると、上記した旋回は不可能となる。従って、穿孔作業時の装置の位置ズレを防止するためにクランプレバー37が使用される。
図6は台車の浮き上がり防止クランプのクランプ要領を説明する図である。図6において、昇降台6aのフレーム38に挿通された軸39に摺動部材40が摺動自在に装着されている。この摺動部材40はエアシリンダ41のロッド先端に取り付けられているので、エアシリンダ41のロッドが伸張して摺動部材40が軸39に沿って摺動することにより、摺動部材40の下端に取り付けられた突当部材42がレールの顎部43に当接する。本実施例においては、軸39、摺動部材40、エアシリンダ41および突当部材42からなる台車の浮き上がり防止クランプが、図3に示すように、左側に3個(44a、44b、44c)、右側に3個(44d、44e、44f)設置されている。もちろん、浮き上がり防止クランプの数量は、軌間中心に対して対称になるように設置されるのであれば、必要に応じて適宜変更されることは言うまでもない。
以上のように構成される穿孔装置を用いてPCまくらぎに穿孔する方法について、次に説明する。
(1)現場への穿孔装置の搬送と穿孔作業の準備
揚重機により本発明の穿孔装置を装備した台車を現場まで搬送し、軌道レール上において穿孔対象であるPCまくらぎの近傍に載置する。図5(a)に示す芯出しクランプ9a、9bのクランプを解除し、位置決め機構を解除し(図4(a)に示すエアシリンダ27aのロッド27bを収縮させてシリンダ内に収納し)、図3に示す浮き上がり防止クランプ44a〜44fのクランプを解除して、これらの部材が軌道レールと干渉しない位置まで図3に示すリフター6を上昇させて、昇降台6aを持ち上げる。そして、図2に示す手動ブレーキ8を開放し、台車5を押して台車5の中心を目的とするPCまくらぎ1のほぼ中心に設置する。次に、図3に示すリフター6を下降させて穿孔作業ができる状態にする。
(2)芯出しクランプによる芯出し
図3において、左右の芯出しクランプ9aと9bのそれぞれにおいて、次に説明するようにして、まくらぎの芯出しをする。
すなわち、図5(a)において、エアシリンダ10のロッド10aを伸張して、トッグルリンク11を開いてアーム12によりレール締結装置13の両側面をクランプする。このとき、左右の芯出しクランプ9aと9bの芯出し作業がスムーズに行われるように、図3において、支持フレーム24aに支持された第一コアドリルユニット、第二コアドリルユニットおよび芯出しクランプ9aからなる部材と、支持フレーム24bに支持された第三コアドリルユニット、第四コアドリルユニットおよび芯出しクランプ9bからなる部材とを、図5(b)に示すように、コアドリルユニット取付フレーム32に取り付けられた支持アーム33に支持された旋回中心軸34を中心として水平面内で旋回させる(図3参照)。なお、この旋回動作が可能となるように、図5(a)に示す手動クランプレバー37のクランプを解除しておく。このようにして図5(a)に示すアーム12がレール締結装置13の両側面を保持することにより穿孔作業時の装置の位置ズレを防止すると同時に、レール締結装置の中心はまくらぎの芯に一致するように設置され、芯出しクランプ9a、9bの中心はまくらぎ穿孔装置の中心に一致するように取り付けられているので、両側の芯出しクランプ9aと9bがそれぞれレール締結装置を挟持することによりまくらぎの芯を出すことが可能である。次に、図5(a)に示す手動クランプレバー37をクランプする。
(3)浮き上がり防止クランプによる台車の浮き上がり防止
図3において、3対の浮き上がり防止クランプ44a〜44fのそれぞれにおいて、次に説明するように台車をクランプする。
すなわち、図6において、エアシリンダ41のロッドを伸張させて摺動部材40が軸39に沿って摺動することにより、摺動部材40の下端に取り付けられた突当部材42がレールの顎部43に当接する。
(4)位置決め機構による孔加工位置の決定
図4(a)において、ロッド27bを伸張させつつ相対的にエアシリンダ27aを後退させることにより、第一コアドリルユニットと第二コアドリルユニットはガイド面25aに沿って図4(a)において左方に移動することが可能であり、第三コアドリルユニットと第四コアドリルユニットはガイド面25bに沿って図4(a)において右方に移動することが可能である。その結果、左側の軌道レール4に対しては、拡大図である図4(b)に示すように、孔加工位置を決める基準となる軌道レール4のレール締結装置28の締めつけボルト29(孔加工位置基準部材)に振れ止め防止部材26aが当接して停止し、右側の軌道レール3に対しては、拡大図である図4(c)に示すように、孔加工位置を決める基準となる軌道レール3のレール締結装置30の締めつけボルト31(孔加工位置基準部材)に振れ止め防止部材26dが当接して停止する。このとき、図4(a)に示す各コアビット23a、23b、23c、23dの直下がPCまくらぎ1の孔加工部位である。
(5)穿孔作業
図4(a)において、ポンプ16(図3参照)から各コアビット23a、23b、23c、23dに対して冷却水を供給しつつ、図4(a)において、エアシリンダ14a、14b、14c、14dの各ロッドを伸張させてスライドテーブル20a、20b、20c、20dを、それぞれ上下方向のガイド面21a、21b、21c、21dに沿って下降させる。そして、コアドリル22a、22b、22c、22dに装着されたコアビット23a、23b、23c、23dが回転することによりPCまくらぎ1に所定の大きさの孔があけられる。そして、図示しないセンサにより穿孔動作の終了が感知されると、各コアビットへの冷却水の供給を停止し、エアシリンダ14a、14b、14c、14dの各ロッドを収縮させてスライドテーブル20a、20b、20c、20dを、それぞれ上下方向のガイド面21a、21b、21c、21dに沿って上昇させる。
(6)次のPCまくらぎの穿孔作業
図5(a)に示す芯出しクランプ9a、9bのクランプを解除し、位置決め機構を解除し(図4(a)に示すエアシリンダ27aのロッド27bを収縮させてシリンダ内に収納し)、図3に示す浮き上がり防止クランプ44a〜44fのクランプを解除して、これらの部材が軌道レールと干渉しない位置まで図3に示すリフター6を上昇させて、昇降台6aを持ち上げる。そして、図2に示す手動ブレーキ8を開放し、台車5を押して台車5の中心を目的とするPCまくらぎ1のほぼ中心に設置する。次に、図3に示すリフター6を下降させて穿孔作業ができる状態にし、上記穿孔動作を繰り返す。
以上は、本発明の最も好ましい実施形態としてPCまくらぎに孔をあける場合について説明したが、本発明の穿孔装置は現場に敷設されたコンクリートスラブに対して敷設された状態のままで孔をあけるための穿孔装置としても使用することができる。
図1(a)はPCまくらぎ1の平面図、図1(b)はPCまくらぎ1の側面図である。 本発明のまくらぎ穿孔装置の側面図である。 本発明のまくらぎ穿孔装置の平面図である。 図4(a)は本発明のまくらぎ穿孔装置の正面図、図4(b)と図4(c)は位置決め機構を説明する図である。 図5(a)は芯出しクランプのクランプ動作を説明する図、図5(b)はコアドリルユニット取付フレームに取り付けられた支持アームに支持された旋回中心軸を示す図である。 浮き上がり防止クランプの動作を説明する図である。 分岐器のPCまくらぎへの締結構造を示す断面を含む側面図である。 分岐器のPCまくらぎへの締結構造を示す平面図である(基本レールとトングレールは省略されている)。
符号の説明
1 PCまくらぎ
2 孔
3 右側レール
4 左側レール
5 台車
6 リフター
6a 昇降台
7 車輪
8 手動ブレーキ
9a、9b 芯出しクランプ
10 エアシリンダ
10a ロッド
11 トッグルリンク
12 アーム
13 レール締結装置
14a、14b、14c、14d エアシリンダ
15 制御盤
16 ポンプ
17 電磁弁類
18 除湿器
19 操作盤
20a、20b、20c、20d スライドテーブル
21a、21b、21c、21d ガイド面
22a、22b、22c、22d コアドリル
23a、23b、23c、23d コアビット
24a、24b 支持フレーム
25a、25b ガイド面
26a、26b、26c、26d 振れ止め防止部材
27a エアシリンダ
27b ロッド
28 レール締結装置
29 締めつけボルト
30 レール締結装置
31 締めつけボルト
32 コアドリルユニットの取り付けフレーム
33 支持アーム
34 旋回中心軸
35 昇降台のフレーム
36 ボールベア
37 手動クランプレバー
38 昇降台のフレーム
39 軸
40 摺動部材
41 エアシリンダ
42 突当部材
43 レールの顎部
44a、44b、44c、44d、44e、44f 浮き上がり防止クランプ

Claims (2)

  1. 先端に孔加工用のコアビットを有する昇降自在のコアドリルユニット、まくらぎ中央の芯を出すための左側用と右側用からなる一対の芯出しクランプ、および孔加工位置を決めるための位置決め機構を台車に備え、孔加工時に台車の浮き上がりを防止するための浮き上がり防止クランプを台車に付設してなるまくらぎ穿孔装置であって、上記台車は軌道レール上を移動可能であり、芯出しクランプは軌道レールのレール締結装置の両側面をクランプすることが可能なリンク機構を有し、位置決め機構はコアドリルユニットを水平方向に移動させてコアビットを孔加工位置の直上に配置することが可能な伸縮装置を有し、浮き上がり防止クランプは軌道レールのレール顎部に対して外側から当接可能な左側用と右側用からなる少なくとも1対の進退可能なクランプ部材を有することを特徴とするまくらぎ穿孔装置。
  2. コアドリルユニットおよび芯出しクランプは台車のフレームに支持された旋回中心軸を中心として水平方向に旋回可能であることを特徴とする請求項1記載のまくらぎ穿孔装置。
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