JP2014031328A - 水中油型乳化組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】油剤の感触、特性を損なうことなく、且つ優れた高温、低温の保存安定性を有する水中油型乳化組成物の提供。
【解決手段】
次の成分(A)〜(E)、
(A)キサンタンガム、
(B)質量平均分子量10000以上、60000以下の寒天、
(C)HLB6以下のノニオン性界面活性剤(但し、2種以上の界面活性剤を用いる場合は、混合HLBは6以下)、
(D)油剤(成分(E)は除く) 1〜25質量%、及び
(E)高級アルコール 0.05〜2.5質量%
を含有し、成分(A)と成分(B)の合計含有量が0.01〜1.8質量%であり、成分(A)と成分(B)の含有質量比(A:B)が6:4〜2:8である水中油型乳化組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、感触及び経時安定性に優れた水中油型乳化組成物に関する。
アクリル酸系高分子や多糖系高分子等の高分子化合物は、乳化型組成物の保存安定性の向上や感触調整に重要な成分である。しかし、これらの効果を十分に得るべく高分子化合物をあまり多量に配合すると使用感触のベタツキ、塗布時の高分子カスの析出につながり、一方、少量では満足できる保存安定性や意図した感触が得られないといった問題があった。
また、界面活性剤や高級アルコール等を用いて良好な保存安定性及び乳化状態を得ようとした組成物も報告されている(特許文献1参照)。しかし、この組成物では、配合した油剤などの添加剤が本来もつ感触を界面活性剤や界面活性剤と高級アルコール等で形成された構造体が妨げることで、目的とする感触が感じられない、または十分な感触を得るには大量に添加剤を配合しなければいけない等の問題があった。
一方、キサンタンガムと低分子量寒天混合物を含有した、安定性に優れ、ベタツキ、塗布時の高分子カスの析出のない皮膚外用組成物が提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−53879号公報 国際公開第2011/111854号パンフレット
しかしながら、キサンタンガム及び低分子量寒天混合物を水中油型乳化組成物に用いた場合、経時安定性が低下する場合があり、また、感触面においても配合した添加剤の良好な感触が感じられにくいという課題があることが判明した。
従って、本発明の課題は、キサンタンガム及び低分子量寒天を含有し、経時安定性及び感触に優れた水中油型乳化組成物を提供することにある。
そこで本発明者は、キサンタンガム及び低分子量寒天を含有する組成物において、添加剤の使用感を妨げず、且つ良好な保存安定性を両立させる成分について種々検討した結果、乳化剤として低HLBの界面活性剤を使用し、油剤として高級アルコールと他の油剤とを一定量併用することにより、添加した油剤の使用感が良好で、かつ保存安定性に優れた水中油型乳化組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(E)、
(A)キサンタンガム、
(B)質量平均分子量10000以上、60000以下の寒天、
(C)HLB6以下のノニオン性界面活性剤(但し、2種以上の界面活性剤を用いる場合は、混合HLBは6以下)、
(D)油剤(成分(E)は除く) 1〜25質量%、及び
(E)高級アルコール 0.05〜2.5質量%
を含有し、成分(A)と成分(B)の合計含有量が0.01〜1.8質量%であり、成分(A)と成分(B)の含有質量比(A:B)が6:4〜2:8である水中油型乳化組成物を提供するものである。
本発明の水中油型乳化組成物は、油剤等の添加剤が有する感触を阻害せず、良好な保存安定性を有するものである。
本発明に用いられる(A)キサンタンガムは、Xanthomonas campestrisが産生する多糖類であって、増粘剤として化粧品、食品、その他の分野で広く用いられている。当該キサンタンガムの市販品としては、例えば、日清オイリオグループ社製「ノムコートZ」「ノムコートZZ」等が好適に用いられる。
本発明に用いられる(B)質量平均分子量(Mw)10000以上、60000以下の寒天(以下、「低分子量寒天」ということがある。)は、安定性及び感触の点から、質量平均分子量が10000以上、60000以下であることが必要であり、下限は好ましくは20000以上、より好ましくは30000以上、さらに好ましくは43000以上である。
本発明に用いられる(B)低分子量寒天は、分子量分布が狭いものが好ましく、分子量分布を示すMw/Mnの値は、下限は好ましくは1.1以上、より好ましくは1.5以上、さらに好ましくは2.0以上、さらに好ましくは2.5以上であり、上限は好ましくは8.0以下、より好ましくは7.0以下、さらに好ましくは6.0以下、さらに好ましくは5.5である。具体的には、1.1〜8.0であることが好ましく、1.5〜7.0であることがより好ましく、2.0〜6.0であることがさらに好ましく、2.5〜5.5であることがさらに好ましい。ここでMnは数平均分子量である。
このような(B)低分子量寒天は、特許文献2記載の方法によって得ることができ、市販されている伊那食品工業社製「イーナ」等を用いることもできる。
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(A)と成分(B)の合計含有量は、安定な水中油型乳化系を得る点、刺激性の点から0.01〜1.8質量%であることが必要である。当該合計含有量は、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、また1.5質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。具体的には0.1〜1.5質量%が好ましく、0.5〜1質量%がより好ましい。
成分(A)と成分(B)の含有質量比(A:B)は、感触及び安定性の点から、6:4〜2:8であることが必要である。また、含有質量比(A:B)は5:5〜3:7が好ましく、4:6〜3:7がより好ましい。
成分(A)及び成分(B)は、上記の含有量及び含有比になるように配合すればよいが、成分(A)と成分(B)が前記含有比で予め混合された市販品を使用してもよい。そのような市販品としては、ノムコートAG(日清オイリオグループ(株))等が挙げられる。
本発明の水中油型乳化組成物に用いられる(C)HLB6以下のノニオン性界面活性剤は、HLB値が低いため、一般的に油中水型乳化組成物の乳化剤として用いられているものであるが、全く意外にも、(A)キサンタンガム及び(B)低分子量寒天と併用することで、安定な水中油型乳化組成物を得ることができた。
HLB値とは、油−水系で界面活性剤の両液体に対する相対的親和力の比を表す指標であり、グリフィン(GRIFFIN)の定義による、25℃におけるHLB値を意味する。グリフィンによるHLB値は、J.Soc.Cosm.Chem.,1954,5:249−256において定義されている。
一般にHLB値の小さいもの(特にHLB3〜6程度)は油に対する親和性が高く、親油性を示し、油中水型乳化組成物を生成させる傾向にある。HLB値の高いもの(特にHLB8〜18程度)は親水性が高く、水中油型乳化組成物を生成させる傾向にある。
本発明のHLBが6以下のノニオン性界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステル等のポリオキシエチレン鎖を持たないノニオン性界面活性剤から選択される1種又は2種以上が挙げられる。これら成分(B)のノニオン性界面活性剤の脂肪酸部分の炭素数の下限は乳化安定性、使用感の点から、8以上が好ましく、12以上がより好ましく、上限は24以下が好ましく、22以下が好ましい。具体的には8〜24が好ましく、12〜22がより好ましい。
これらのうち、ステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖ジオレイン酸エステル、ショ糖ジステアリン酸エステル、ショ糖ジパルミチン酸エステル、ショ糖ジミリスチン酸エステル、ショ糖ジラウリン酸エステル、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノミリスチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上が好ましく用いられ、中でも、使用感及び保存安定性が一層向上することから、ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく用いられる。これらは、いずれか1種を単独で使用することもでき、また2種以上を組み合わせて使用することもできる。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えばモノステアリン酸ソルビタン(HLB=4.7)、モノイソステアリン酸ソルビタン(HLB=5)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB=4.5)、セスキオレイン酸ソルビタン(HLB=3.7)、モノオレイン酸ソルビタン(HLB=4.7)及びトリオレイン酸ソルビタン(HLB=1.7)からなる群から選択される1種又は2種以上が挙げられる。
これらのソルビタン脂肪酸エステルのうち、安定な水中油型乳化系を得る点から、HLBが1〜6の炭素数12〜22の直鎖脂肪酸基又は分岐脂肪酸基を有するソルビタン脂肪酸エステルが好ましく、より好ましくはHLBが3〜5.5で、炭素数が15〜20の分岐脂肪酸基を有するソルビタン脂肪酸エステルであり、モノイソステアリン酸ソルビタン(HLB=5)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB=4.5)、セスキオレイン酸ソルビタン(HLB=3.7)及びモノオレイン酸ソルビタン(HLB4.7)からなる群から選択される1種又は2種以上が好適に挙げられる。
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(C)の含有量は、安定な水中油型乳化系を得る点、刺激性の点から、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、また10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。具体的には0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましく、0.5〜3質量%がさらに好ましい。
2種以上のノニオン性界面活性剤を用いる場合、混合HLBが6以下であれば、前記(C)HLBが6以下の界面活性剤以外の界面活性剤も用いることができる。好ましい混合HLBとしては、下限は1以上が好ましく、より好ましくは3以上であり、上限は5.5以下が好ましい。具体的には1〜6であり、より好ましくは3〜5.5である。
ここで、2種以上の界面活性剤から構成される混合界面活性剤の混合HLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤の混合HLBは、各界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する界面活性剤Xの質量(g)を示す。
本発明に用いられる(D)油剤としては、化粧品、医薬品用原料として市販されているものであれば特に限定されないが、例えばオリーブ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、ヒマシ油、紅花油、ヒマワリ油、アボカド油、キャノーラ油、キョウニン油、米胚芽油、米糠油、ホホバ油、シア脂、マンゴーバター、アルガンオイル、ムルムルバターなどの植物油;トリアセチルヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリアセチルリシノール酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリウンデカン酸グリセリル、トリヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・イソステアリン・アジピン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・ラウリン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・リノール酸)グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリ牛脂脂肪酸グリセリル、トリ(牛脂脂肪酸・ミンク油脂肪酸・タラ肝油脂肪酸)グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリステアリン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリ(ミンク油脂肪酸・パルミチン酸)グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリラノリン脂肪酸グリセリル、トリ(リシノレイン・カプロン・カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリリノール酸グリセリル等の合成トリグリセリド;オリーブスクワラン、米スクワラン、サメスクワランなどのスクワラン;ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン等のシリコーン油;パラフィン、流動パラフィン、ワセリン、オレフィンオリゴマー等の炭化水素類;ミツロウ、モクロウ、カルナバロウ等のロウ類;ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸n−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、ナフタリンジカルボン酸ジエチルヘキシル、安息香酸(炭素数12〜15)アルキル、セテアリルイソノナノエート、(ジカプリル酸/カプリン酸)ブチレングリコール、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール等のエステル油;コレステロール、フィトステロール、分岐脂肪酸コレステロールエステル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルエステル等のステロール類及びその誘導体;硬化油等の加工油類;ステアリン酸、ミリスチン酸、イソ型長鎖脂肪酸、アンテイソ型長鎖脂肪酸などの高級脂肪酸;ジカプリルエーテル等のエーテル;リモネン、水素添加ビサボロール等のテルペン類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を選択して用いることができる。
このうち、米糠油、コメヌカエキス、マンゴーバター、シア脂、マカデミアナッツ油、ホホバ油、メドウフォーム油、ムルムルバター、ミツロウ及びアルガンオイルからなる群から選択される油1種又は2種以上を含有するのが、安定な水中油型乳化系を形成し、良好な塗布時の使用感を得る上で好ましい。特に、良好な塗布時の使用感を得る点で、これらの油剤を(D)成分の総量に対する含有量は、下限は30質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、上限は75質量%以下が好ましく、65質量%以下がより好ましい。具体的には好ましくは30〜75質量%であり、より好ましくは40〜65質量%である。
成分(D)の含有量は、特に限定されるものではないが、経時安定性、べたつき等の使用感を改善し、延展性を高める点から、組成物総量に対して、1〜25質量%であることが必要であり、下限は2質量%以上が好ましく、また上限は20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましい。具体的には好ましくは1〜20質量%であり、さらに好ましくは2〜15質量%である。
本発明に用いられる(E)高級アルコールは、式ROH(Rは炭素数12以上の直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基)で表される炭素数12以上の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐のアルコールである。高級アルコールは、乳化製剤の安定性の向上、乳化製剤の外観、粘度ならびに塗布する際の延展性、肌おさまり、保湿効果の点から、炭素数12〜24の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐アルコールがより好ましく、炭素数14〜24の飽和直鎖アルコールがさらに好ましく、炭素数16〜22の飽和直鎖アルコールがさらに好ましい。具体的には、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナービルアルコールからなる群から選択される1種又は2種以上が挙げられ、1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
成分(E)の含有量は、肌なじみ、べたつき・ぬるつき感を改善する点から、組成物総量に対して、0.05〜2.5質量%であることが必要であり、0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、また2質量%以下が好ましく、1.5質量%以下がより好ましく、1質量%以下がより好ましく、0.8質量%以下がさらに好ましい。具体的には、0.05〜2質量%であるのが好ましく、より好ましくは0.05〜1.5質量%であり、さらに好ましくは0.1〜1質量%であり、さらに好ましくは0.2〜0.8質量%である。
成分(C)と、成分(D)及び成分(E)の水中油型乳化組成物中の含有質量比(成分(C)/(成分(D)+成分(E)))は、経時安定性、油剤の感触の点から、0.04〜0.5が好ましく、0.04〜0.1が好ましい。
また、本発明の水中油型乳化組成物には、上記成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、他の界面活性剤、低級アルコール、水溶性高分子、植物エキス、ビタミン類、酸化防止剤、防菌防腐剤、消炎剤、昆虫忌避剤、生理活性成分、塩類、キレート剤、中和剤、水、pH調整剤、香料等を配合することができる。
本発明の水中油型乳化組成物の用途としては、化粧料、医薬部外品、医薬品等に特に制限なく用いることができるが、使用感の良さから化粧料、医薬部外品として好適に用いることが出来る。具体的にはシャンプー、リンス、コンディショナーなどの毛髪化粧料、洗顔料、クレンジング化粧料、ローション、乳液、クリーム、美容液、日焼け止め化粧料、パック、マッサージ化粧料などの皮膚化粧料として好適に利用できる。これらのうち、特に乳液、クリーム、美容液等のスキンケア化粧料として適用するのが好ましい。
次に本発明の態様及び好ましい実施態様を示す。
<1>次の成分(A)〜(E)、
(A)キサンタンガム、
(B)質量平均分子量10000以上、60000以下の寒天、
(C)HLB6以下のノニオン性界面活性剤(但し、2種以上の界面活性剤を用いる場合は、混合HLBは6以下)、
(D)油剤(成分(E)は除く) 1〜25質量%、及び
(E)高級アルコール 0.05〜2.5質量%
を含有し、成分(A)と成分(B)の合計含有量が0.01〜1.8質量%であり、成分(A)と成分(B)の含有質量比(A:B)が6:4〜2:8である水中油型乳化組成物。
<2>成分(B)が、質量平均分子量20000〜60000、Mw/Mnが1.1〜8.0の寒天である<1>の水中油型乳化組成物。
<3>成分(A)と成分(B)の合計含有量が0.1質量%以上、好ましくは0.5質量%以上、また1.5質量%以下、好ましくは1質量%以下である<1>又は<2>の水中油型乳化組成物。
<4>A:Bが5:5〜3:7、好ましくは4:6〜3:7である<1>〜<3>の水中油型乳化組成物。
<5>成分(C)が、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上であり、好ましくはソルビタン脂肪酸エステルである<1>〜<4>の水中油型乳化組成物。
<6>成分(C)が、HLBが1〜6の炭素数12〜22の直鎖脂肪酸基又は分岐脂肪酸基を有するソルビタン脂肪酸エステル、好ましくはHLBが3〜5.5で、炭素数が15〜20の分岐脂肪酸基を有するソルビタン脂肪酸エステルである<1>〜<5>の水中油型乳化組成物。
<7>成分(C)の含有量が、0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また10質量%以下、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下である<1>〜<6>の水中油型乳化組成物。
<8>成分(D)が、植物油、合成トリグリセリド、スクワラン、シリコーン油、炭化水素油、エステル油、ステロール類、高級加工油類、脂肪酸、エーテル油及びテルペン類から選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<7>の水中油型乳化組成物。
<9>成分(D)が、米糠油、コメヌカエキス、マンゴーバター、シア脂、マカデミアナッツ油、ホホバ油、メドウフォーム油、ムルムルバター、ミツロウ及びアルガンオイルから選ばれる1種又は2種以上を含有する<1>〜<8>の水中油型乳化組成物。
<10>成分(D)の含有量が2質量%以上であり、また20質量%以下、好ましくは15質量%以下である<1>〜<9>の水中油型乳化組成物。
<11>成分(E)が、炭素数12〜24の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐アルコール、好ましくは炭素数14〜24の飽和直鎖アルコール、より好ましくは炭素数16〜22の飽和直鎖アルコールである<1>〜<10>の水中油型乳化組成物。
<12>成分(E)の含有量が、0.1質量%以上、好ましくは0.2質量%以上であり、また2質量%以下、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは0.8質量%以下である<1>〜<11>の水中油型乳化組成物。
<13>成分(C)と成分(D)及び成分(E)の含有質量比(成分(C)/(成分(D)+成分(E)))が、0.04〜0.5、好ましくは0.04〜0.1である<1>〜<12>の水中油型乳化組成物。
実施例1〜12、及び比較例1〜8
表1及び表2に示した処方に従い、水中油型乳化組成物を調製した。これらを用いて、下記の(1)経時安定性試験(高温及び低温)、(2)官能性試験を実施し、それぞれ評価した。結果は表1及び表2に併せて示した。
(1)経時安定性試験
表1及び表2に示した水中油型乳化組成物をガラス瓶に入れ、それぞれの試料を45℃及び−10℃の恒温槽に3ヶ月間保管した。調製直後の状態を基準として、3ヶ月後の外観の変化を目視により下記基準に基づいて判定した。
(経時安定性(高温:45℃、3ヶ月)評価基準)
○:問題なし
△1:極めて軽微な分離が見られる
△2:極めて軽微な過剰固化が見られる
×1:分離、離油、離水が見られる
×2:過剰固化が見られる
(経時安定性(低温:−10℃、3ヶ月)評価基準)
○:問題なし
△1:極めて軽微な分離が見られる
△2:極めて軽微な過剰固化が見られる
×1:分離、離油、離水が見られる
×2:過剰固化が見られる
(2)官能性試験
10名の評価パネラーに配合油剤(コメヌカエキス、マンゴーバター、シア脂)及び各試料をそれぞれ肌に直接塗布してもらい、塗布時の「配合油剤の感触を感じられるか」について、下記評価基準に基づき、それぞれ評価した。評価結果は、10名の評価パネラーの平均点を示した。
(配合油剤の感触を感じられるかの評価基準)
5:感じやすい
4:比較的感じやすい
3:どちらとも言えない
2:少しだけ感じることが可能である
1:感じられない(別感触である)
同時に、塗布時及び塗布後の肌感触として「ベタつき・ヌルツキ」についても下記評価基準に基づき、それぞれ評価した。評価結果は、10名の評価パネラーの平均点を示した。
(ベタツキ・ヌルツキ評価基準)
5:ベタツキ・ヌルツキを感じない
4:僅かにベタツキ・ヌルツキを感じる
3:どちらとも言えない
2:ベタツキ・ヌルツキを感じる
1:ベタツキ・ヌルツキを強く感じる
Figure 2014031328
Figure 2014031328
※1:ノムコートAG (日清オイリオグループ(株))
※2:ウルトラ寒天AX−100(伊那食品工業((株);Mw=79000)
※3:クリル6 (クローダジャパン(株))
※4:サーフホープSE C-1805 (三菱化学フーズ(株))
※5:NIKKOL HCO-20 (日光ケミカルズ(株))
※6:ライストリエノール(築野食品工業社製)
表1及び表2より、本発明の水中油型乳化組成物は、保存安定性が良好であり、かつ配合した油剤の感触が良好である。一方、成分(A)及び(B)を配合しない比較例1〜3は保存安定性及び感触ともに良くなかった。また、HLBの高いノニオン性界面活性剤を配合した比較例4、5は保存安定性及び感触ともに良くなかった。また、成分(E)の含有量が多すぎる場合(比較例6)、成分(D)の含有量が多すぎる場合(比較例7)、成分(A)及び(B)の含有量が多すぎる場合(比較例8)も、保存安定性及び感触が良くなかった。
次に、以下の処方に従い、常法にて水中油乳化組成物を調製した。いずれも官能効果に優れ、良好な経時安定性が期待されるものである。
処方例1(乳液)
成分 質量%
〔水相〕
キサンタンガム・低分子寒天混合物 ※1 1.2
グリセリン 3.0
ジプロピレングリコール 5.0
エデト酸二ナトリウム 0.05
クロルフェネシン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム ※7 0.03
精製水 残 分
〔油相〕
モノイソステアリン酸ソルビタン ※4 0.8
ベヘニルアルコール 0.3
ステアリルアルコール 0.3
ムルムルバター 4.0
α−オレフィンオリゴマー 3.0
セバシン酸ジイソプロピル 2.0
香料 0.05
エキス
パン酵母エキス 0.1
キョウニンエキス 0.1
アプリコットエキス 0.1
レモンエキス 0.1
※7:アミソフトLS−11(味の素(株))
処方例2(美容液)
成分 質量%
〔水相〕
キサンタンガム・低分子寒天混合物 ※1 0.8
グリセリン 10.0
ソルビトール液(70%水溶液) 3.0
マルチトール液 5.0
エデト酸二ナトリウム 0.05
クロルフェネシン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム ※7 0.01
精製水 残 分
〔油相〕
モノイソステアリン酸ソルビタン ※4 0.5
ベヘニルアルコール 0.3
マンゴーバター 3.0
α−オレフィンオリゴマー 1.0
パルミチン酸オクチルドデシル 1.0
香料 0.02
トウキエキス 0.1
アロエエキス 0.1
バラエキス 0.1
ユズエキス 0.1

Claims (4)

  1. 次の成分(A)〜(E)、
    (A)キサンタンガム、
    (B)質量平均分子量10000以上、60000以下の寒天、
    (C)HLB6以下のノニオン性界面活性剤(但し、2種以上の界面活性剤を用いる場合は、混合HLBは6以下)、
    (D)油剤(成分(E)は除く) 1〜25質量%、及び
    (E)高級アルコール 0.05〜2.5質量%
    を含有し、成分(A)と成分(B)の合計含有量が0.01〜1.8質量%であり、成分(A)と成分(B)の含有質量比(A:B)が6:4〜2:8である水中油型乳化組成物。
  2. 成分(C)と、成分(D)及び成分(E)の含有質量比(成分(C)/(成分(D)+成分(E)))が、0.04〜0.5である請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  3. 成分(E)を0.05〜1.5質量%含有する請求項1又は2に記載の水中油型乳化組成物。
  4. 成分(D)が、米糠油、コメヌカエキス、マンゴーバター、シア脂、マカデミアナッツ油、ホホバ油、メドウフォーム油、ムルムルバター、ミツロウ及びアルガンオイルからなる群から選択される1種又は2種以上を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
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