JP2012082152A - 水中油型乳化組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解質、界面活性剤や油剤等に由来するべたつき・ヌルつきを感じさせない優れた使用感を有し、保存安定性の高い水中油型乳化組成物の提供。
【解決手段】下記成分(a)〜(d)を含有する水中油型乳化組成物。
(a) 電解質 0.3〜8質量%
(b) ソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステル 合計0.45〜6.5質量%
(c) N-アシルアミノ酸及び/又はその塩 0.01〜1.4質量%
(d) 高級アルコール 0.05〜6.5質量%
【選択図】なし

Description

本発明は、保存安定性と使用感に優れ、化粧料、特に皮膚化粧料として好適な水中油型乳化組成物に関する。
従来、皮膚塗布時におけるべたつき・ヌルつきを感じさせない乳化物の調製法として、少量の油剤と界面活性剤を使用して乳化させる方法、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子を使用して乳化させる方法、及びそれらを併用する方法などが知られている。しかし、これらの乳化物は、電解質を配合することで系の不安定化、感触の低下を引き起こすこともよく知られている。
電解質が存在する場合でも水溶性高分子を用いたゲルの安定性を保つために、水溶性高分子と共に水酸化リン脂質を併用する技術などが知られている(特許文献1参照)。また、水中油型乳化化粧料の内相比率を上げることで粘度又は硬度を高くして改善する手法もとられているが、更なる感触の低下につながることも良く知られている(特許文献2参照)。このため、電解質を配合しても安定で、且つ使用感の良い水中油型乳化化粧料が求められていた。
特開2008-115113号公報 特開2003-104863号公報
すなわち本発明は、電解質、界面活性剤、油剤、水溶性高分子等に由来するべたつき・ヌルつきを感じさせない優れた使用感を有し、保存安定性の高い、電解質を高配合した水中油型乳化組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、電解質と、ソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルと、N−アシルアミノ酸及び/又はその塩と、高級アルコールとを組み合わせて用いることで、電解質を高配合した場合であっても、使用感と保存安定性とを両立した水中油型乳化組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、下記成分(a)〜(d)を含有する水中油型乳化組成物を提供するものである。
(a) 電解質 0.3〜8質量%
(b) ソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステル 合計0.45〜6.5質量%
(c) N-アシルアミノ酸及び/又はその塩 0.01〜1.4質量%
(d) 高級アルコール 0.05〜6.5質量%
本発明の水中油型乳化組成物は、電解質を高配合した場合でも優れた保存安定性を有し、かつ、電解質、界面活性剤、油剤及び水溶性高分子由来のべたつき・ヌルつき感を感じさせない極めて使用感に優れるものである。
〔成分(a):電解質〕
成分(a)である電解質は、水溶液中に溶解するときカチオン(例えば、金属イオン)を放出する化合物であり、例えば、無機又は有機の塩の形を取り得る。好ましくは皮膚に適用されて生理機能を発揮するものであって、例えば外用剤、特に化粧品や外用の医薬品又は医薬部外品中に配合できるものを広く挙げることができる。好ましくは水溶性若しくは親水性である。
具体的には、炭酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、亜硫酸カリウム、炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム等の無機塩;グリチルリチン酸ジカリウム塩等のグリチルリチン酸塩;アミノカプロン酸、クエン酸、サリチル酸、乳酸、グリコール酸、酒石酸等のα-ヒドロキシ酸塩;セリン、グリシン、アスパラギン、アスパラギン酸、トラネキサム酸、リジン、トレオニン、アラニン、チロシン、バリン、ロイシン、プロリン、アルギニン、スレオニン、システイン、システイン、メチオニン、トリプトファン、グルタミン酸、ピロリドンカルボン酸等のアミノ酸及びその誘導体;アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸リン酸エステルカルシウム、アスコルビン酸硫酸ナトリウム、アスコルビン酸硫酸マグネシウム、アスコルビン酸硫酸カルシウム、アスコルビン酸グルコシド(2-O-α-D-グルコピラノシル-L-アスコルビン酸)、アスコルビン酸グルコサミン、デヒドロアスコルビン酸、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB13、ビオチン、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、イノシトール、カルニチン、チアミン、チアミンジスルフィド、フルスルチアミン、ジセチアミン、ビスブチチアミン、ビスベンチアミン、ベンフォチアミン、チアミンモノフォスフェートジスルフィド、シコチアミン、オクトチアミン、プロスルチアミン等のビタミン類;その他、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、安息香酸ナトリウム、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、アデノシン-3'-5'-環状一リン酸、アデノシン一リン酸、アデノシン二リン酸、アデノシン三リン酸及びこれらの塩などを挙げることができる。
本発明においては、これらのうち、皮膚に適用されて生理機能を発揮するために相当量配合することが必要となる電解質であっても好適に用いることができ、無機塩、アミノ酸及びその誘導体、ビタミン類、エデト酸塩、安息香酸塩等を好適な電解質として挙げられる。
特に本発明においては、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸グルコシド及び/又はその塩を組成物中に高配合してもその安定性が高いため、これらアスコルビン酸類を好適な電解質として挙げることができる。
電解質の塩としては、特に限定されず、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛などの無機塩、あるいはアンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミンや、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などの有機塩が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を混合して使用することができる。市場での入手の容易性から、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アルギニンの塩が好ましい。
成分(a)の水中油型乳化組成物中における含有量は、0.3〜8質量であり、好ましくは0.5〜6質量%、より好ましくは0.5〜5.5質量%である。当該範囲内であれば、電解質の有する効果が十分に発揮され、かつ保存安定性に優れるため、好ましい。
〔成分(b):ソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステル〕
成分(b)であるソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルは、エチレンオキサイド基を持たないノニオン界面活性剤である。
ソルビタン脂肪酸エステルは、ソルビタンと脂肪酸がエステル結合してなるノニオン界面活性剤であり、脂肪酸の炭素数が8以上のものが好ましく、脂肪酸の炭素数がより好ましくは12〜26、更に好ましくは14〜24である。
ソルビタン脂肪酸エステルの好ましい例としては、モノカプリル酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セキステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン等が挙げられ、これらを含有するヤシ油脂肪酸ソルビタンも挙げられる。これらの中でも、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノミリスチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタンがより好ましい。これらのソルビタン脂肪酸エステルを、単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖(スクロース)の水酸基に脂肪酸がエステル結合してなるノニオン界面活性剤であり、脂肪酸の炭素数が10以上のものが好ましく、脂肪酸の炭素数がより好ましくは10〜24、更に好ましくは12〜20である。
ショ糖脂肪酸エステルの好ましい例としては、ショ糖ジオレイン酸エステル、ショ糖ジステアリン酸エステル、ショ糖ジパルミチン酸エステル、ショ糖ジミリスチン酸エステル、ショ糖ジラウリン酸エステル、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノミリスチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステル等が挙げられ、これらを含有するヤシ油脂肪酸ショ糖エステル、パーム核脂肪酸ショ糖エステルも挙げられる。これらの中でも、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノミリスチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステル、ヤシ油脂肪酸ショ糖エステルがより好ましい。本発明においては、これらのショ糖脂肪酸エステルを、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明は、成分(b)として、ソルビタン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルとを併用するものであり、これにより保存安定性が顕著に向上する。ソルビタン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルとの含有質量比は、好ましくは15:1〜5:1の範囲、より好ましくは、10:1〜8:1である。当該範囲内であれば、十分な保存安定性が得られるため、好ましい。
成分(b)の水中油型乳化組成物中における含有量は、合計量で0.45〜6.5質量%であり、好ましくは0.5〜6質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である。当該範囲内であれば、保存安定性が良好で、べたつきやヌルつき感がなく、使用感が良好となり、好ましい。
〔成分(c):N-アシルアミノ酸及び/又はその塩〕
成分(c)であるN-アシルアミノ酸及び/又はその塩は、水溶性の界面活性剤である。N-アシルアミノ酸を構成するアミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、スレオニン、メチルアラニン、サルコシン、リジン、アルギニン等が挙げられる。これらのアミノ酸は、L体、D体又はDL体の何れでもよい。これらのうち1種類を使用してもよいし、上記の群から選ばれる2種以上を混合して使用してもよい。分散安定性、べたつき感のなさの点から、酸性アミノ酸又は中性アミノ酸がより好ましい。具体的には、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニンが更に好ましく、グルタミン酸が特に好ましい。
成分(c)のN-アシルアミノ酸を構成するアシル基としては、炭素数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸由来のアシル基が使用できる。例えば、脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を混合して使用することができる。特に経時安定性、べたつき感のなさの点から、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸が好ましく、特にラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸が好ましい。
N-アシルアミノ酸の塩としては特に限定されず、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛などの無機塩、あるいはアンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミンや、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などの有機塩が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を混合して使用することができる。市場での入手の容易性から、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アルギニンの塩が好ましい。
成分(c)の具体例としては、ヤシ油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、パーム油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸、ラウロイルアスパラギン酸、ミリストイルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸、ステアロイルグルタミン酸、及びこれらのアルカリ金属塩等が挙げられ、好ましくはラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウムが挙げられる。
成分(c)の水中油型乳化組成物中における含有量は、0.01〜1.4質量%であり、好ましくは0.025〜1.2質量%、更に好ましくは0.05〜1質量%である。当該範囲内であれば、保存安定性が向上し、ざらつき感、外観のツヤ感が向上し、好ましい。
〔成分(d):高級アルコール〕
成分(d)である高級アルコールとしては、炭素数12以上の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐のアルコールが好ましく、より好ましくは炭素数14〜24の飽和直鎖アルコールであり、更に好ましくは炭素数16〜22の飽和直鎖アルコールである。具体的には、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナービルアルコール等が挙げられ、いずれかを単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
成分(d)の水中油型乳化組成物中における含有量は、0.05〜6.5質量%であり、より好ましくは0.1〜6質量%、更に好ましくは0.1〜5質量%である。当該範囲内であれば、塗布時のざらざら感のなさ、べたつき・ヌルツキ感のなさのいずれもが良好となる。
〔成分(e):シリコーン油〕
本発明の水中油型乳化組成物には、更に成分(e)としてシリコーン油を含有するのが好ましい。シリコーン油の構造は特に制限されず、環状、直鎖状、分岐状のいずれでもあってもよい。シリコーン油として具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリシロキサン、シクロポリシロキサンなどが好ましい。これらは単独でも2種以上の混合物であってもよい。
特に、べたつき・ヌルつき感のない良好な感触が得られる点から、25℃における動粘度が1×10-5m2/s(10cSt)以下の低粘度シリコーン油を含有するのが好ましい。低粘度シリコーンとしては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン等が挙げられる。
成分(e)の水中油型乳化組成物中における含有量は、好ましくは5〜20質量%であり、より好ましくは、8〜15質量%である。当該範囲内であれば、べたつき・ヌルツキ感がなく、保存安定性も良好のため、好ましい。特に成分(e)中に、25℃における動粘度が1×10-5m2/s(10cSt)以下の低粘度シリコーン油を、好ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以上含有することが好ましい。
〔成分(f):多価アルコール〕
本発明の水中油型乳化組成物には、更に成分(f)として多価アルコール(後記の(g)糖類は除く)を含有することが好ましい。多価アルコールとしては、二価以上のアルコールであれば特に限定されず用いることができる。
多価アルコールとしては、具体的には、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-ブチレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等が挙げられ、これらは単いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、多価アルコールとしては、その1分子中における水酸基の数が、3個以上であるものを用いるのが好ましい。特に、グリセリンを用いると、外観のツヤ感が向上するため、好ましい。
成分(f)の水中油型乳化組成物中における含有量は、組成物全量に対して、5〜25質量%が好ましく、更に好ましくは5〜20質量%である。当該範囲内であれば、保存安定が良好となる。
〔成分(g):糖類〕
本発明の水中油型乳化組成物には、更に成分(g)として糖類を含有することが好ましい。糖類としては、単糖類〜六糖類及びこれらの糖アルコールから選ばれる1種又は2種以上が好ましく用いられる。
本発明に用いられる単糖類〜六糖類の構成糖の数は、1〜6であり、これらはD体、L体のいずれであってもよく、またその混合物であってもよく、いずれかを単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
単糖類〜六糖類としては、トレオース、キシロビオース、アラビノース、キシロース、ガラクトース、グルコース、マンノース、フルクトース、マルトース、イソマルトース、トレハロース、ネオトレハロース、イソトレハロース、ラクトース、スクロース、グルコシルトレハロース、イソマルトトリオース、マルトトリオース、ラフィノース、マルトシルトレハロース、マルトテトラオース、マルトトリオシルトレハロース、マルトペンタオース、マルトヘキサオースなどが挙げられる。好ましい単糖類〜六糖類としては、グルコース、キシロビオース、トレハロース、グルコシルトレハロース、ラフィノースであり、より好ましくはキシロビオース、グルコシルトレハロースである。
前記糖アルコールとしては、前記単糖類〜六糖類のアルドース又はケトースのカルボニル基が還元されたものが挙げられる。構成糖の数は、1〜6であるが、好ましくは1〜3である。これらはD体、L体のいずれであってもよく、またその混合物であってもよく、いずれかを単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
前記糖アルコールとしては、エリスリトール、キシリトール、リビトール、アラビトール、ガラクチトール、ソルビトール、イノシトール、マンニトール、パラチニット、マルチトール、ラクチトール、イソマルトース、マルトトリイトール、マルトテトライトール、マルトペンタイトール、マルトヘキサトリイトール等が挙げられる。好ましい糖アルコールとしては、キシリトール、ソルビトール、マルチトールであり、より好ましくはソルビトール、マルチトールである。
また、前記糖類は、水酸基が少なくとも1つを除いて、アシル化、エーテル化、アルキレンオキサイド付加、アセタノール化糖の適当な有機残基による修飾がなされたものであってもよい。
成分(g)の水中油型乳化組成物中における含有量は、0.35〜15質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜12質量%である。当該範囲内であれば、しっとり感が良好で、きしみ感、べたつき感がなく好ましい。
〔その他任意成分〕
本発明の水中油型乳化組成物には、以上述べた成分(a)〜(g)以外に、油剤、水、増粘剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、中和剤、酸化防止剤、抗菌剤、薬剤、各種の抽出液等の通常化粧料に用いられる各種の原料が使用できる。
油剤としては、通常化粧料に用いられる油性成分が挙げられ、具体的にはトリグリセリド(液体天然油脂、固体天然油脂)、ロウ類、エステル油、炭化水素油、ステロール類、高級脂肪酸、フッ素油等が挙げられる。これら油剤の含有量は、水中油型乳化組成物の形態によって異なるが、水中油型乳化組成物の総量に対し0.1〜40質量%、更に10〜30質量%であるのが使用感及び保存安定性の点で好ましい。
液体天然油脂としては、アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ油、ヒマワリ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花生油、茶実油、月見草油、卵黄油、牛脚脂、肝油等が挙げられる。
固体天然油脂としては、カツオ脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、馬脂、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバター等が挙げられる。
ロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキビロウ、ホホバロウ、セラックロウ等が挙げられる。
エステル油としては、オクタン酸セチル等のオクタン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等のラウリン酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のミリスチン酸エステル、パルミチン酸オクチル等のパルミチン酸エステル、ステアリン酸イソセチル等のステアリン酸エステル、イソステアリン酸イソプロピル等のイソステアリン酸エステル、イソパルミチン酸オクチル等のイソパルミチン酸エステル、オレイン酸イソデシル等のオレイン酸エステル、アジピン酸ジイソプロピル等のアジピン酸ジエステル、セバシン酸ジエチル等のセバシン酸ジエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリオクタン酸グリセリン、トリイソステアリン酸グリセリン等のトリグリセライド、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパン脂肪酸エステル、テトラオクタン酸ペンタエリスリット等のペンタエリスリトール脂肪酸エステル等が挙げられる。
炭化水素油としては、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、スクワラン、スクワレン、プリスタン、パラフィン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
ステロールとしては、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール等が挙げられる。
増粘剤としては、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタンガム、キャロブガム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物系高分子;デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー(GF Goodrich社製CARBOPOL 941など)等のビニル系高分子;ポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリアミド等のアクリル系高分子;ポリエチレンイミン;カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース等のカチオン化ポリマー;ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系増粘剤等が挙げられる。これら増粘剤は、いずれか1種を単独で使用することもでき、また2種以上を組み合わせて使用することもできる。これら増粘剤を、べたつき及び/又はヌルつきを感じない程度の少量配合することで、保存安定性が更に向上する。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル、[4-ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル-3-メチルブチル]-3,4,5-トリメトキシケイ皮酸エステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4-tert-ブチル-4'-メトキシベンゾイルメタン等が挙げられる。
中和剤としては、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、アルギニン、リジン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等が挙げられる。
抗菌剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール、クロルフェネシン等が挙げられる。
薬剤としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、、アラントイン、アズレンニコチン酸dl-α-トコフェロール、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、アルブチン、酸化亜鉛、タンニン、L-メントール、カンフル、イオウ等が挙げられる。
各種の抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液等がある。
また、上記薬物は遊離の状態で使用されるほか、造塩可能なものは酸又は塩基の塩の型で、またカルボン酸基を有するものはそのエステルの形で使用することができる。
更に、本発明の水中油型乳化組成物には、必要に応じて適当な香料、色素等を乳化安定性を損なわない範囲で添加できる。
本発明の水中油型乳化組成物の用途は任意であるが、化粧料、医薬品、医薬部外品等に好適に用いることができる。具体的には、シャンプー、リンス、コンディショナーなどの毛髪化粧料;洗顔料、クレンジング化粧料、ローション、乳液、美容クリーム、下地化粧料、日焼け止め化粧料、パック、マッサージ化粧料などの皮膚化粧料;各種薬剤を含有する軟膏、クリーム等の外用医薬品として好適に利用できる。特に、本発明の水中油型乳化組成物は、べたつき感やヌルつき感がないため、皮膚化粧料として好適に利用できる。
本発明の水中油型乳化組成物の剤形は任意であり、液状、エマルション、ジェル状、スプレー状、ムース状等のものとして調製される。
次に実施例を挙げて、本発明を具体的に明らかにするが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、以下に示す配合量は質量%である。
実施例1〜6、比較例1〜9(クリーム)
表1に示す種々の組成のクリームを製造し、外観、感触、高温及び低温保存安定性について下記評価法に従って評価した。なお、クリームの製造はそれぞれ80℃に加熱溶解したAの水相部にBの油相部を加えて、乳化機で乳化し、50℃まで冷却してCの電解質相を加えることにより行った。
(使用感評価)
女性パネル15名により、クリームの使用感に関する評価として、「伸びの良さ」、「肌収まりの良さ」、「べたつき感・ヌルつき感のなさ」の3項目について5段階評価し、平均点(小数点2位以下は四捨五入)を算出することにより判定した。
(5段階評価)
5点:非常に良い
4点:良い
3点:普通、
2点:やや悪い
1点:悪い
(外観評価)
製造翌日の評価試料の状態を目視にて評価した。クリームの表面外観に、均一な光沢を有するツヤ感が見られる場合は「○」、部分的に光沢が弱い部分が存在するが、ツヤ感が見られる場合は「△」、ツヤ感が見られない場合は「×」と評価した。
(保存安定性評価)
評価試料を、高温条件下(50℃)又は低温条件下(-20℃、凍結状態)で1ヶ月保持し、1ヶ月後の状態を目視にて評価した。外観に特に問題がない場合は「○」、気液界面での若干の油浮きが見られる場合は「△」、分離又は結晶の析出が確認できる場合は「×」と評価した。
Figure 2012082152
表1の評価結果が示すように、本発明のクリームは、製剤の外観、感触が良好で、且つ高温及び低温保存安定性に優れるものであった。
これに対し、比較例1、2はそれぞれ成分(b)が少ない場合及び過剰な場合であるが、これらの比率では保存安定性及び製剤の外観に悪影響を及ぼすことが分かる。比較例3、4はそれぞれ成分(c)が配合されていない場合及び過剰な場合であるが、比較例1、2と同様に保存安定性及び製剤の外観に悪影響を及ぼすことが分かる。比較例5、6はそれぞれ成分(d)が配合されていない場合及び過剰な場合であるが、この比較品においても保存安定性及び製剤の外観に悪影響を及ぼすことが分かる。比較例7は成分(b)のうちソルビタン脂肪酸エステルをPOE付加体に置換したものであるが、保存安定性及び製剤の外観に悪影響を及ぼすことが分かる。比較例8、9は、成分(b)のソルビタン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルをそれぞれ単独で用いた場合であるが、保存安定性、製剤の外観及び使用感に悪影響を及ぼすことが分かる。
実施例7(保湿美容液)
下記処方において、80℃に加熱溶解した水相(A)に、同じく80℃に加熱溶解した油相(B)を添加後、乳化機で乳化し、50℃まで冷却した後、アルコール相(C)及び電解質相(D)を添加することで美容液を調製した。調製した美容液を上記と同様に評価したところ、本実施例の美容液は、実施例1〜6と同様に、べたつき・ヌルつきがなく優れた使用感を示し、保存安定性が高いことが分かった。
成分名 配合量(%)
A.水相
ステアリン酸ソルビタン 1.8
ヤシ油脂肪酸ショ糖エステル 0.2
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 0.5
エデト酸2ナトリウム 0.02
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 5.0
キサンタンガム 0.2
カルボキシビニルポリマー 0.2
ポリエチレングリコール4000 1.0
クロルフェネシン 0.2
着色料 適量
精製水 残量
B.油相
ベヘニルアルコール 3.0
ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0
フェニルトリメチコン 5.0
ジメチルポリシロキサン(6mm2/s) 5.0
オリーブ油 3.0
ホホバ油 2.0
香料 適量
C.アルコール相
エタノール 8.0
フェノキシエタノール 0.5
D.電解質相
アスコルビン酸2グルコシド 3.0
精製水 6.0
水酸化カリウム 適量
実施例8(美容液)
下記処方において、80℃に加熱溶解した水相(A)に、同じく80℃に加熱溶解した油相(B)を添加後、乳化機で乳化し、50℃まで冷却した後、アルコール相(C)及び電解質相(D)を添加することで美容液を調製した。調製した美容液を前記と同様に評価したところ、本実施例の美容液は、さっぱり感に優れ、実施例1〜6と同様に、べたつき・ヌルつきがなく優れた使用感を示し、保存安定性が高いことが分かった。
成分名 配合量(%)
A.水相
ステアリン酸ソルビタン 0.45
ヤシ油脂肪酸ショ糖エステル 0.05
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 0.05
エデト酸2ナトリウム 0.02
グリセリン 10.0
キサンタンガム 0.1
デンプン 1.5
ポリエチレングリコール4000 1.0
クロルフェネシン 0.2
着色料 適量
精製水 残量
B.油相
ベヘニルアルコール 1.0
軽質流動イソパラフィン 10.0
ジメチルポリシロキサン(6mm2/s) 1.0
α-オレフィンオリゴマー 3.0
PLASTIC POWDER D-800(東色ピグメント株式会社製) 2.0
香料 適量
C.アルコール層
エタノール 10.0
フェノキシエタノール 0.5
D.電解質相
アスコルビン酸2グルコシド 1.0
精製水 2.0
水酸化カリウム 適量
実施例9(乳液)
下記処方において、80℃に加熱溶解した水相(A)に、同じく80℃に加熱溶解した油相(B)を添加後、乳化機で乳化し、50℃まで冷却した後、電解質相(C)を添加することで乳液を調製した。調製した乳液を前記と同様に評価したところ、本実施例の乳液は、実施例1〜6と同様に、べたつき・ヌルつきがなく優れた使用感を示し、保存安定性が高いことが分かった。
成分名 配合量(%)
A.水相
ステアリン酸ソルビタン 0.9
ヤシ油脂肪酸ショ糖エステル 0.1
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 1.0
エデト酸2ナトリウム 0.02
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 5.0
カルボキシビニルポリマー 0.4
ポリエチレングリコール4000 3.0
クロルフェネシン 0.2
着色料 適量
精製水 残量
B.油相
ステアリン酸 0.5
オリーブ油 7.0
ベヘニルアルコール 0.5
α-オレフィンオリゴマー 3.0
ジメチルポリシロキサン(6mm2/s) 5.0
パラフィンワックス 2.0
重質イソパラフィン 1.0
PLASTIC POWDER D-800(東色ピグメント株式会社製) 2.0
香料 適量
C.電解質相
アスコルビン酸2グルコシド 5.0
精製水 10.0
水酸化カリウム 適量
上記、実施例7〜9で使用した香料の組成を表2に示す。
Figure 2012082152

Claims (6)

  1. 下記成分(a)〜(d)を含有する水中油型乳化組成物。
    (a) 電解質 0.3〜8質量%
    (b) ソルビタン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステル 合計0.45〜6.5質量%
    (c) N-アシルアミノ酸及び/又はその塩 0.01〜1.4質量%
    (d) 高級アルコール 0.05〜6.5質量%
  2. 更に、(e)シリコーン油を、水中油型乳化組成物中に5〜20質量%含有する請求項1記載の水中油型乳化組成物。
  3. 更に、(f)多価アルコールを、水中油型乳化組成物中に5〜25質量%含有する請求項1又は2記載の水中油型乳化組成物。
  4. 更に、(g)糖類を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の水中油型乳化組成物。
  5. 成分(a)が、アスコルビン酸2グルコシドである請求項1〜4のいずれか1項記載の水中油型乳化組成物。
  6. 成分(c)が、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウムである請求項1〜5記載いずれか1項記載の水中油型乳化組成物。
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