JP2014030554A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾可動部材を図柄表示装置の前方に出現させる可動役物装置を備え、この可動役物装置により遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる、パチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機1は、所定のキャラクタを構成する第一の装飾可動部材41を作動させて、第一の装飾可動部材41をその先端部41aが開口部12aの内側を経由して開口部12aの外側に達するように遊技者に視認可能に変位させるとともに、第一の装飾可動部材41の先端部41aを装飾枠12により隠蔽させて遊技者に視認不能とした後、第一の装飾可動部材41と同一のキャラクタを構成する第二の装飾可動部材42を開口部12aの外側から内側に遊技者に視認可能に出現させることで、遊技者に対して所定のキャラクタが伸長するように視認させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、可動役物装置を備えたパチンコ遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機において、装飾可動部材を遊技者に視認可能に変位させる可動役物装置を備えたパチンコ遊技機が知られている。例えば、装飾可動部材を開口部の右側部に待機させた状態から、図柄表示装置の前方に向けて揺動させる技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、装飾可動部材を開口部の下方に隠蔽した状態から、図柄表示装置の前方に向けて上昇させる技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2010−259550号公報 特開2011−206346号公報
本発明は、上記従来技術の如く装飾可動部材を遊技者に視認可能に出現させる可動役物装置を備え、この可動役物装置により遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる、パチンコ遊技機を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、図柄表示装置と、前記図柄表示装置の表示画面が臨む開口部を有する遊技盤と、可動役物装置と、を備えるパチンコ遊技機であって、前記可動役物装置は、所定のキャラクタを構成する第一の装飾可動部材と、前記第一の装飾可動部材を駆動させる第一の駆動手段と、前記第一の装飾可動部材と同一のキャラクタを構成する第二の装飾可動部材と、前記第二の装飾可動部材を駆動させる第二の駆動手段と、を備え、前記第一の装飾可動部材は、前記遊技盤の開口部の縁部又は外側に設けられるとともに、その先端部が前記開口部の内側を経由して前記開口部の外側に向けて進むように構成され、前記第二の装飾可動部材は、前記遊技盤の開口部の外側に初期状態で遊技者に視認不能に設けられるとともに、その先端部が前記開口部の内側に向けて進むように構成され、前記第一の装飾可動部材をその先端部が前記開口部の内側を経由して前記開口部の外側に達するように遊技者に視認可能に変位させるとともに、前記第一の装飾可動部材の先端部を前記遊技盤により隠蔽させて遊技者に視認不能とした後、前記第二の装飾可動部材を前記開口部の内側に遊技者に視認可能に出現させることで、遊技者に対して前記所定のキャラクタが伸長するように視認させるものである。
本発明により、装飾可動部材を図柄表示装置の前方に出現させる可動役物装置を備えたパチンコ遊技機において、可動役物装置により遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係るパチンコ遊技機の全体的な構成を示した正面図。 同じく、パチンコ遊技機の窓枠が開放された状態の構成を示した正面斜視図。 主制御回路、サブ制御回路、及び可動役物制御回路の構成を示したブロック図。 可動役物装置(定常状態)が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 可動役物装置(第一状態)が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 可動役物装置(第二状態)が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 可動役物装置(第三状態)が配置された遊技盤の構成を示した正面図。 (a)及び(b)はそれぞれ定常状態、及び、定常状態と第一状態との中間状態の装飾可動部材を示した正面図。 (a)及び(b)はそれぞれ第一状態及び第二状態の装飾可動部材を示した正面図。 (a)及び(b)はそれぞれ第二状態と第三状態との中間状態、及び、第三状態の装飾可動部材を示した正面図。 装飾可動部材の第三状態における遊技者のイメージを示した正面図。 (a)及び(b)はそれぞれ第二実施形態に係る装飾可動部材の動きを示した正面図。 (a)及び(b)はそれぞれ第三実施形態に係る装飾可動部材の動きを示した正面図。
まず、本発明に係るパチンコ遊技機の第一実施形態である遊技機1の全体的な構成について、図1及び図2を用いて説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者側から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者側から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1及び図2が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、遊技盤5と、窓枠4と、下皿ユニット6と、が設けられる。
遊技盤5は、略平板状に形成される部材である遊技板と、後述する如く遊技板に搭載される各種の遊技部品と、から構成される。遊技盤5は、中枠3の下側を除く略全面に渡って、中枠3に着脱自在に取り付けられる。遊技盤5の前側の表面には、遊技球が転動する領域である遊技領域19が形成される(図4を参照)。また、遊技盤5における遊技領域19の部分には、遊技球を不規則に転動させるために図示しない多数の遊技釘が遊技板に打ち込まれている。
窓枠4は、略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、遊技盤5の前方に配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の略中央には、略円形状の窓枠開口部7が開口される。窓枠開口部7は、透明板27により被覆される。これによって、遊技者は、前方から透明板27を介して窓枠4の後方に配置された遊技盤5(より詳細には、遊技領域19)を視認することができる。窓枠開口部7の下方には、発射前の遊技球が貯溜される上皿8が配設される。窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ9がそれぞれ配設される。
下皿ユニット6は、中枠3の下側であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット6の略中央には、上皿8から溢れた遊技球が貯溜される下皿25が配設される。下皿ユニット6の右側部であって下皿25の右方には、上皿8に貯溜された遊技球を遊技盤5の遊技領域19へ向けて発射可能に構成される発射ハンドル26が配設される。
次に、主として遊技機1の遊技動作を制御する主制御回路50、主として遊技の演出動作を制御するサブ制御回路90、主として後述する可動役物装置40(第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42)の動作を制御する役物制御手段である可動役物制御回路120の構成について、図3を用いて説明する。
主制御回路50は、図3に示すように、主として、主制御CPU51と、主制御ROM55と、主制御RAM54と、主制御入出力回路(I/O)52と、により構成される。
これらの主制御CPU51と主制御ROM55と主制御RAM54と主制御入出力回路(I/O)52とは、バスによって相互に接続されている。主制御ROM55には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。主制御RAM54には、主制御CPU51による処理事項が一時的に記憶されている。そして、主制御CPU51は、主制御RAM54をワークエリアとし、主制御ROM55に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。また、主制御CPU51には、主制御クロック回路53が接続される。主制御クロック回路53は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎に主制御CPU51に入力される。
主制御入出力回路(I/O)52は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、始動口センサ32、始動ゲートセンサ33、大入賞口センサ37等と、電気的に接続されている。また、主制御入出力回路(I/O)52は、主制御CPU51から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、可動片用ソレノイド31、大入賞口扉用ソレノイド36、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。
サブ制御回路90は、図3に示すように、主として、サブ制御CPU91と、サブ制御ROM95と、サブ制御RAM94と、サブ制御入出力回路(I/O)92と、により構成される。
これらのサブ制御CPU91とサブ制御ROM95とサブ制御RAM94とサブ制御入出力回路(I/O)92とは、バスによって相互に接続されている。サブ制御ROM95には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。サブ制御RAM94には、サブ制御CPU91による処理事項が一時的に記憶されている。そして、サブ制御CPU91は、サブ制御RAM94をワークエリアとし、サブ制御ROM95に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。サブ制御CPU91には、サブ制御クロック回路93が接続される。サブ制御クロック回路93は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎にサブ制御CPU91に入力される。
サブ制御入出力回路(I/O)92は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、主制御回路54の主制御入出力回路(I/O)52等と、電気的に接続されている。また、サブ制御入出力回路(I/O)92は、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、表示制御回路100の表示制御入出力回路(I/O)102等と、電気的に接続されている。また、サブ制御入出力回路(I/O)92は、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、可動役物制御回路120の動作制御入出力回路(I/O)122等と、電気的に接続されている。
可動役物制御回路120は、図3に示すように、主として、動作制御CPU121と、動作制御ROM125と、動作制御RAM124と、動作制御入出力回路(I/O)122と、により構成される。
これらの動作制御CPU121と、動作制御ROM125と、動作制御RAM124と、動作制御入出力回路(I/O)122とは、バスによって相互に接続されている。動作制御ROM125には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。動作制御RAM124には、動作制御CPU121による処理事項が一時的に記憶されている。
動作制御CPU121は、動作制御RAM124をワークエリアとし、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)に基づいて動作制御ROM125に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいた信号(コマンド)を設定し、第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42がそれぞれ配設された第一駆動モータ43a及び第二駆動モータ44a(図8から図10を参照)に送信する。第一駆動モータ43a及び第二駆動モータ44aは、信号(コマンド)に応じた動作タイミングや動作時間で動作し、これに伴って第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42が動作する。つまり、第一駆動モータ43a及び第二駆動モータ44aは、動作制御CPU121からの信号(コマンド)に応じて、後述する如く第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42を動作させるのである。これにより、例えば図柄表示装置11に表示される装飾図柄の変動と共に予告演出を表示する等、大当り遊技状態への移行を想起させるような演出を行い、遊技者の興趣を高めることができる。
動作制御入出力回路(I/O)122は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路(I/O)92等と、電気的に接続されている。また、表示制御入出力回路(I/O)112は、送信部として、第一駆動モータ43a及び第二駆動モータ44aと、電気的に接続されている。
次に、遊技盤5の構成について、図4から図7を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤5には、遊技部品としてガイドレール10、図柄表示装置11、装飾枠12、図柄表示開口部(以下、単に「開口部」と表記する)12a、一般入賞口13、大入賞装置14、可変入賞装置15、アウト口16、可動役物装置40などが設けられている。つまり、これらの遊技部品が遊技板に搭載されている。
ガイドレール10は、略円弧状に形成された帯状の部材である。ガイドレール10は、遊技盤5の前側面に、当該前側面に対して立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール10は、遊技盤5の前側面に正面視で略円形状を形成するように配置される。そして、遊技盤5において、ガイドレール10により略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域19として構成される。
図柄表示装置11は、表示画面20を設けて、当該表示画面20に装飾図柄や他の図柄、数字等を変動表示可能に構成される装置である。図柄表示装置11は、表示画面20を前方へ向けた状態で、遊技盤5の後側面に取り付けられる。
開口部12aは、遊技者が前方から図柄表示装置11の表示画面20を視認するために、遊技盤5における装飾枠12に形成された、略矩形状の開口部である。開口部12aは、正面視で遊技領域19の概ね中央で、遊技盤5を前後方向に貫通して形成される。開口部12aには、図柄表示装置11の表示面である表示画面20が配置される。これによって、遊技者は、前方から開口部12aを通じて遊技盤5の後側面に取り付けられた図柄表示装置11の表示画面20を視認することができる。換言すれば、装飾枠12に形成された開口部12aから図柄表示装置11の表示画面20が臨むように構成されているのである。
一般入賞口13は、上面が開口されたポケット状に形成され、遊技球が入球(入賞)可能に形成される部材である。一般入賞口13は、遊技領域19の下部であって適宜な位置に複数個が配置される。一般入賞口13は、遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
大入賞装置14は、所定の大当たり抽選により大当たりが選択されると、大入賞口21を開放して遊技球が入球(入賞)可能に構成される装置である。大入賞装置14は、遊技領域19の中央下部に配置される。大入賞装置14は、大入賞口扉用ソレノイド36によって開放した大入賞口21に遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
可変入賞装置15は、所定の作動条件に応じて左右一対の可動片22が可動片用ソレノイド31によって開閉作動し、始動入賞口23に遊技球が入球(入賞)可能な開放状態と入球(入賞)不能な閉塞状態とに切り替え可能に構成される装置である。可変入賞装置15は、遊技領域19において開口部12aの下方であって大入賞装置14の上方に配置される。可変入賞装置15は、前記開放状態において始動入賞口23に遊技球が入球(入賞)すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
アウト口16は、遊技領域19を転動する遊技球が、一般入賞口13や大入賞口21や始動入賞口23等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域19の最下部に、遊技盤5を前後方向に貫通して形成される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
可動役物装置40は、装飾枠12における遊技者と反対の側(後側)に配設され、装飾枠12の開口部12aに進退可能に構成されることにより、遊技機1における演出を行う装置である。可動役物装置40は図7に示す如く、第一の装飾可動部材41と第二の装飾可動部材42とを備える。また可動役物装置40は、第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42のそれぞれを駆動させる第一の駆動手段47及び第二の駆動手段48を備える(図8から図10を参照)。
本実施形態に係る第一の装飾可動部材41は、所定のキャラクタである象の頭部を模して構成されており、その先端部41a(象の鼻の端部)にはリンゴが示されている。本実施形態における第一の装飾可動部材41は、象が鼻を伸ばしているように、遊技者から見て略円弧状に形成される。
本実施形態に係る第二の装飾可動部材42は象の鼻部分を模して形成されており、その先端部42aである(象の鼻の端部)にはリンゴが示されている。本実施形態における第二の装飾可動部材42も、遊技者から見て略円弧状に形成される。つまり、第二の装飾可動部材42は、第一の装飾可動部材41と同一のキャラクタである象の鼻を構成しており、その先端部41a・42aには同じくリンゴが示されているのである。
本実施形態において、第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42は遊技機1における前後方向(遊技者から見て奥行方向)の厚みが小さい板状部材で形成されるが、それぞれを奥行方向に厚みのある部材で形成しても差し支えない。
第一の装飾可動部材41は図4に示す如く、装飾枠12における開口部12aの右側方の縁部又は外側に設けられる。そして、図5中の矢印αに示す如く、第一の装飾可動部材41の先端部41aが、右側方から開口部12aの内側を経由して、下側方の外側に向けて進むように、図柄表示装置11の前方に出現可能に構成される。なお、本明細書においては、左右の側方のみを「側方部」と表記するものではなく、開口部12aの上下の側についても「側方部」と表記する。
一方、第二の装飾可動部材42は図4から図6に示す如く、装飾枠12の開口部12aの下側方における外側で遊技板に遮られることによって、初期状態において遊技者に視認不能に設けられる。そして、図7中の矢印βに示す如く、第二の装飾可動部材42の先端部42aが、下側方から開口部12aの内側に向けて、第一の装飾可動部材41と同じ左曲がり方向(本実施形態においては、反時計回りに曲がる方向)に進むように、図柄表示装置11の前方に出現し、視認可能に構成される。なお、遊技盤5を構成する他の遊技部品で第二の装飾可動部材42を遮ることによって、第二の装飾可動部材42を初期状態において遊技者に視認不能とすることも可能である。
役物制御手段である可動役物制御回路120は前記の如く、第一駆動モータ43a及び第二駆動モータ44aに信号(コマンド)を送信して動作させることにより、可動役物装置40(具体的には、第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42)の動作を制御する。詳細には、以下の第一から第三の処理を順に行う。なお、第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42を機械的に組み合わせることにより、以下の処理を、役物制御手段を用いずに機械的に行う構成とすることも可能である。
第一の処理においては、第一の装飾可動部材41を、その先端部41aが開口部12aの内側を経由して開口部12aの外側に達するように遊技者に視認可能に変位させる。具体的には、第一の装飾可動部材41を作動させて、第一の装飾可動部材41を図4に示す開口部12aの右側方(この位置状態を「定常状態」とする)から下側方に向けて変位させ、図5中の矢印αに示す如く図柄表示装置11の前方に移動させる(この位置状態を「第一状態」とする)。本実施形態において第一の装飾可動部材41の「定常位置」とは図4に示す如く、開口部12aの右側方であって、装飾枠12の背後に位置することにより遊技者から視認できない位置を意味する。ただし、第一の装飾可動部材41を予め図柄表示装置11の前方に配置し、開口部12aを通じて遊技者に視認できる位置を「定常位置」とすることも可能である。
次に、第二の処理においては、第一の装飾可動部材41を第一状態からさらに作動させて、第一の装飾可動部材41を開口部12aの下側方に向けて進行させ、図6に示す如く第一の装飾可動部材41の先端部41aを開口部12aの下側方において装飾枠12により隠蔽させて遊技者に視認不能とする(この位置状態を「第二状態」とする)。なお、遊技盤5を構成する他の遊技部品により第一の装飾可動部材41の先端部41aを隠蔽することによって、先端部41aを遊技者に視認不能とすることも可能である。
その後、第三の処理においては、第二状態から第二の装飾可動部材42を作動させて、開口部12aの下側方における外側から内側に、図7中の矢印βに示す如く、図柄表示装置11の前方に出現させる(この位置状態を「第三状態」とする)。これにより、遊技者に対して所定のキャラクタである象の鼻が伸長するように視認させるのである。
可動役物装置40における第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42を作動させる具体的な構成について、図8から図10を用いてさらに詳細に説明する。なお、可動役物装置については、下記の構成以外の構成によって作動させることも可能であり、その具体的構成は限定されるものではない。なお、図8から図10の各図においては、可動役物装置40と遊技者が視認できる範囲との相対的な位置関係を説明する便宜上、装飾枠12の開口部12aが位置する部分を一点鎖線で表示している。
可動役物装置40は図8(a)に示す如く、第一の駆動手段47として、第一駆動モータ43a、伝動ピニオン43b、駆動ギヤ43c、及び、ラック45を備える。また、可動役物装置40は、第二の駆動手段48として、第二駆動モータ44a、伝動ピニオン44b、駆動ギヤ44c、及び、ラック46を備える。第一の駆動手段47と第二の駆動手段48とは、その配置位置や方向が異なるのみで、構成は略同一である。このため、以下では第一の駆動手段47のみを詳細に説明し、第二の駆動手段48については詳細な説明を省略する。
ラック45は、図示しない固定具で装飾枠12に対して相対変位不能に、開口部12aの右側方(ラック46は下側方)に固定されている。そして、ラック45に対して相対変位可能な第一駆動モータ43aの駆動軸に配設された伝動ピニオン43bがラック45と歯合される。伝動ピニオン43bには、第一の装飾可動部材41の基端部が連結された駆動ギヤ43cが歯合される。
上記の構成において、第一駆動モータ43aが駆動すると、伝動ピニオン43bが図8(a)中の矢印a1の方向に回転する。これにより、第一駆動モータ43aが図8(a)中の矢印f1の方向に移動するとともに、駆動ギヤ43c及び第一の装飾可動部材41が図8(a)中の矢印b1の方向に回転する。即ち、可動役物制御回路120によって第一駆動モータ43aが駆動されることにより、第一の装飾可動部材41が図8(b)及び図9(a)中の矢印αの如く回転移動し、定常位置から図柄表示装置11の前方に移動するのである。さらに、図9(b)に示す如く、その先端部41aを装飾枠12により隠蔽させて視認不能とするのである。
第二の駆動手段48においても、第二駆動モータ44aが駆動すると、伝動ピニオン44bが図10(a)中の矢印a2の方向に回転する。これにより、第二駆動モータ44aが図10(a)中の矢印f2の方向に移動するとともに、駆動ギヤ44c及び第二の装飾可動部材42が図10(a)中の矢印b2の方向に回転する。即ち、可動役物制御回路120によって第二駆動モータ44aが駆動されることにより、第二の装飾可動部材42が図10(a)中の矢印βの如く回転移動し、図10(b)に示す如く図柄表示装置11の前方に出現するのである。
本実施形態に係る遊技機1においては、可動役物装置40を上記の如く、第一の装飾可動部材41を右側方から下側方に移動させて、第一の装飾可動部材41の先端部41aを装飾枠12により隠蔽させた後に、第一の装飾可動部材41と装飾が施された第二の装飾可動部材42を下側方から図柄表示装置11の前方に出現させる構成としている。これにより、遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる。
具体的には、図11中の矢印Xに示す如く、恰も開口部12aの下側方(遊技者が視認できない部分)で、第一の装飾可動部材41と第二の装飾可動部材42とに同様に弧を描いて装飾された象の鼻が連続し、弧を描いて折り返ってくる(矢印αから矢印βの方向を変えて戻ってくる)ようなイメージを遊技者に対して与えることができるのである。換言すれば、第一の装飾可動部材41と第二の装飾可動部材42とがまるで連続する単一の装飾部材であり、開口部12aを超えて進行した象の鼻が再度現れて進行する(所定のキャラクタである象の鼻が伸長する)かの如く演出することが可能となるのである。本実施形態においては、特に第一の装飾可動部材41と第二の装飾可動部材42との双方の先端部41a・42aに同一のリンゴの装飾を施すことにより、遊技者に対して二つの部材が連続している印象をより強く与える構成としている。なお、本実施形態において、第一の装飾可動部材41と第二の装飾可動部材42の双方を円弧状に形成することにより、二つの部材が円弧状に連続するイメージを遊技者に対して与え易く構成しているが、それぞれを直線状や波状等の他の形状とすることも可能である。
一方、可動役物装置40を元の状態に戻すときには、前記の第一から第三の処理とは逆の処理を順に行うのである。具体的には、第三状態から第二の装飾可動部材42を下側方に移動させて装飾枠12により隠蔽させて第二状態とした後に、第一の装飾可動部材41の先端部41aを図柄表示装置11の前方に出現させて第一状態とし、第一の装飾可動部材41を下側方から右側方に移動させて定常位置に戻し、定常状態とするのである。このように、可動役物装置40を元の状態に戻す場合も、第一の装飾可動部材41と第二の装飾可動部材42とがまるで連続する単一の装飾部材であるかの如く演出する構成としている。
なお、第一の装飾可動部材及び第二の装飾可動部材は、本実施形態の如くそのキャラクタを象の頭部(鼻部分)に限定するものではない。例えば、「飛翔体とその軌跡」、「蛇や竜の胴体」、「延び縮みする腕や足」など、第一の装飾可動部材及び第二の装飾可動部材に同様の装飾が施され、それぞれを連続的に視認可能に形成することができれば、象とは別のキャラクタを用いることも可能である。より詳細には、キャラクタとして人、動物、物、文字等を用いることも可能であり、それぞれの全体又は一部を用いることができる(例えば、人であればその全体像でも良いし、肢部等の一部分でも良い)。また、キャラクタを人、動物、物、文字等の単体から構成しても良いし、これらを組み合わせて構成しても良い。
また、本実施形態に係る第一の装飾可動部材41及び第二の装飾可動部材42は、共に左曲がり方向(反時計回りに曲がる方向)に形成したが、逆方向に曲がる形状としても差し支えない。具体的には、第一の装飾可動部材を左側方から下側方に向かって移動し、第二の装飾可動部材を下側方から右側方に向かって移動する構成とすることも可能である。
次に、第二実施形態に係る可動役物装置140の構成について、図12を用いて説明する。本実施形態以降で説明する可動役物装置については、その配置箇所及び形状以外は上記の実施形態に係る可動役物装置40と同一である。このため、以下の可動役物装置についてはその配置箇所及び形状を中心に説明する。
本実施形態に係る可動役物装置140において、第一の装飾可動部材141は図12(a)に示す如く、装飾枠12における開口部12aの右側方に設けられる。そして、図12(a)中の矢印αに示す如く、第一の装飾可動部材141の先端部141aが、右側方から開口部12aの内側を経由して、下側方に向けて進むように、図柄表示装置11の前方に出現可能に構成される。
一方、第二の装飾可動部材142は図12(b)に示す如く、下側方と第一の装飾可動部材141の曲がり方向(左方向)に隣り合う側方である、開口部12aの右側方における外側に初期状態で視認不能に設けられる。そして、図12(b)中の矢印βに示す如く、第二の装飾可動部材142の先端部42aが、右側方から開口部12aの内側に向けて、第一の装飾可動部材141と同じ左曲がり方向(反時計回りに曲がる方向)に進むように、図柄表示装置11の前方に出現し、視認可能に構成される。
そして、本実施形態に係る可動役物装置140においても、前記第一実施形態と同様に、第一の装飾可動部材141を右側方から下側方に移動させて、第一の装飾可動部材141の先端部141aを装飾枠12により隠蔽させた後に、第一の装飾可動部材141と装飾が施された第二の装飾可動部材142を右側方における外側から図柄表示装置11の前方に出現させる構成としているのである。
本実施形態においても上記の如く構成することにより、遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる。具体的には、遊技者に対して図12(b)中の矢印Yに示す如く、恰も開口部12aの下側方から右側方で第一の装飾可動部材141と第二の装飾可動部材142とに装飾された象の鼻が連続し、弧を描いて折り返ってくる(矢印αから矢印βの方向を変えて戻ってくる)ようなイメージを与えることができるのである。換言すれば、第一の装飾可動部材141と第二の装飾可動部材142とがまるで連続する単一の装飾部材であり、開口部12aを超えて進行した象の鼻が再度現れて進行するかの如く演出することが可能となるのである。
次に、第三実施形態に係る可動役物装置240の構成について、図13を用いて説明する。
本実施形態に係る可動役物装置240において、第一の装飾可動部材241は図13(a)に示す如く、装飾枠12における開口部12aの下側方に設けられる。そして、図13(a)中の矢印αに示す如く、第一の装飾可動部材241の先端部241aが開口部12aの内側を経由して下側方に戻るように大きく湾曲させた状態で、図柄表示装置11の前方に出現可能に構成される。
一方、第二の装飾可動部材242は図13(b)に示す如く、開口部12aの下側方における外側に初期状態で視認不能に設けられる。そして、図13(b)中の矢印βに示す如く、第二の装飾可動部材242の先端部242aが、下側方から開口部12aの内側に向けて、第一の装飾可動部材241と同じ左曲がり方向(反時計回りに曲がる方向)に進むように、図柄表示装置11の前方に出現し、視認可能に構成される。
そして、本実施形態に係る可動役物装置240においても、前記実施形態と同様に、第一の装飾可動部材241を下側方に戻らせて、第一の装飾可動部材241の先端部241aを装飾枠12により隠蔽させた後に、第一の装飾可動部材241と装飾が施された第二の装飾可動部材242を下側方における外側から図柄表示装置11の前方に出現させる構成としているのである。
本実施形態においても上記の如く構成することにより、遊技者に新鮮な印象を与えることが可能となる。具体的には、遊技者に対して図13(b)中の矢印Zに示す如く、恰も開口部12aの下側方で第一の装飾可動部材241と第二の装飾可動部材242とに装飾された象の鼻が連続し、弧を描いて折り返ってくる(矢印αから矢印βの方向を変えて戻ってくる)ようなイメージを与えることができるのである。換言すれば、第一の装飾可動部材241と第二の装飾可動部材242とがまるで連続する単一の装飾部材であり、開口部12aを超えて進行した象の鼻が再度現れて進行するかの如く演出することが可能となるのである。
1 遊技機
5 遊技盤
11 図柄表示装置
12 装飾枠
12a 開口部
40 可動役物装置
41 第一の装飾可動部材
41a 先端部
42 第二の装飾可動部材
42a 先端部

Claims (1)

  1. 図柄表示装置と、前記図柄表示装置の表示画面が臨む開口部を有する遊技盤と、可動役物装置と、を備えるパチンコ遊技機であって、
    前記可動役物装置は、所定のキャラクタを構成する第一の装飾可動部材と、前記第一の装飾可動部材を駆動させる第一の駆動手段と、前記第一の装飾可動部材と同一のキャラクタを構成する第二の装飾可動部材と、前記第二の装飾可動部材を駆動させる第二の駆動手段と、を備え、
    前記第一の装飾可動部材は、前記遊技盤の開口部の縁部又は外側に設けられるとともに、その先端部が前記開口部の内側を経由して前記開口部の外側に向けて進むように構成され、
    前記第二の装飾可動部材は、前記遊技盤の開口部の外側に初期状態で遊技者に視認不能に設けられるとともに、その先端部が前記開口部の内側に向けて進むように構成され、
    前記第一の装飾可動部材をその先端部が前記開口部の内側を経由して前記開口部の外側に達するように遊技者に視認可能に変位させるとともに、前記第一の装飾可動部材の先端部を前記遊技盤により隠蔽させて遊技者に視認不能とした後、前記第二の装飾可動部材を前記開口部の内側に遊技者に視認可能に出現させることで、遊技者に対して前記所定のキャラクタが伸長するように視認させる、
    ことを特徴とする、パチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016106924A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016106926A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019042372A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 株式会社ソフイア 遊技機

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