JP2014027822A - 車両駆動力制御装置 - Google Patents

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敏行 松見
Hiroaki Miyamoto
寛明 宮本
Yasuyuki Hatsuda
康之 初田
Norihiko Hatsumi
典彦 初見
Takanori Sugimoto
喬紀 杉本
Masato Nishida
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Abstract

【課題】電気自動車において、アクセル開度に対する加速フィーリングとエンブレ相当回生トルクの減速フィーリングとを、任意重量によらず一定にする。
【解決手段】車両に搭載され車軸に連結されるモータ16と、車両に積載された積載重量を検知する積載重量検出装置(車重センサ11)と、モータ16の最大トルク値を定めるトルクラインの範囲内でモータ16のトルク制御を行うモータ制御装置(ECU13とモータ駆動制御回路15)とを備え、当該モータ制御装置は、予め定められた車両重量と積載重量検出装置で検出した積載重量とを加算した第1重量値と、車両重量と予め定められた車両への積載可能重量とを加算した第2重量値とを算出し、第1重量値を第2重量値で除した補正値を用いてトルクラインを補正する車両駆動力制御装置を用いて、アクセル開度に対する加速フィーリング、またはエンブレ相当回生トルクの減速フィーリングを一定にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両駆動力制御装置に関する。
現在、電気自動車においては、走行安定性を向上させるために様々な発明が提案されている。例えば、下記特許文献1は、走行モータのトルクを車両の走行路面に応じて可変に制御することにより、アクセル開度(アクセルペダル踏み込み量)を一定にしたまま路面変化に追従したトルク制御が可能となるというものである。
特開平9−327102号公報
しかし上述以外にも、電気自動車の走行安定性を向上させる上で改善するべき点は数多くある。特に、車両走行時に、運転者がアクセルを踏み込む、即ちアクセル開度を上げると加速するが、その際、車両内の搭乗者の重量や積載重量によって加速フィーリングが変化してしまう。
また、アクセルペダルを離した際に発生するエンジンブレーキ相当の回生トルク(以下、エンブレ相当回生トルクと記載)も同様に、車両内の搭乗者や積載重量によって減速フィーリングが変化してしまう。これらの問題点は上述のような提案では解決することができない。
そこで本発明では、全搭乗者の合計体重を含めた積載重量と予め定められた車両重量との合計の重量である任意重量を算出して、モータの最大出力及びトルクラインを制限する、またはエンブレ相当回生トルクを調整することにより、任意重量の値によらず、アクセル開度に対する加速フィーリング、またはエンブレ相当回生トルクの減速フィーリングを、一定にすることを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る車両駆動力制御装置は、
車両に搭載され車軸に連結されるモータと、
前記車両に積載された積載重量を検知する積載重量検出装置と、
前記モータの最大トルク値を定めるトルクラインの範囲内で前記モータのトルク制御を行うモータ制御装置と、を備え、
前記モータ制御装置は、予め定められた車両重量と前記積載重量検出装置で検出した積載重量とを加算した第1重量値と、前記車両重量と予め定められた前記車両への積載可能重量とを加算した第2重量値とを算出し、前記第1重量値を前記第2重量値で除した補正値を用いて前記トルクラインを補正することを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る車両駆動力制御装置は、
上記第1の発明に係る車両駆動力制御装置において、
前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出装置を更に備え、
前記トルクラインは、車速または前記モータの回転数に応じて最大力行トルク値を定める力行トルクラインを具備し、
前記モータ制御装置は、前記アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0より大きい場合、前記補正値を用いて前記力行トルクラインを補正することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る車両駆動力制御装置は、
上記第2の発明に係る車両駆動力制御装置において、
前記トルクラインは、車速または前記モータの回転数に応じて最大回生トルク値を定める回生トルクラインをさらに具備し、
前記モータ制御装置は、前記アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0の場合、前記補正値を用いて前記回生トルクラインを補正することを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る車両駆動力制御装置は、
上記第1から3の何れか一つの発明に係る車両駆動力制御装置において、
前記第2重量値には、前記車両の予め定められた車両総重量を用いることを特徴とする。
上記第1の発明に係る車両駆動力制御装置によれば、任意重量mを検出して、第1重量値を第2重量値で除した補正値を用いてトルクラインを制御することにより、第1重量値の値によらず運転感覚を一定にすることが可能となる。
上記第2の発明に係る車両駆動力制御装置によれば、第1重量値を第2重量値で除した補正値を用いて、力行トルクラインを制限することにより、第1重量値の値によらず加速フィーリングを一定にすることが可能となり、消費電力の節約を図ることも可能となる。
上記第3の発明に係る車両駆動力制御装置によれば、第1重量値を第2重量値で除した補正値を用いて、エンブレ相当回生トルクを調整することにより、第1重量値の値によらずエンブレ相当回生トルク減速フィーリングを一定にすることが可能となる。
上記第4の発明に係る車両駆動力制御装置によれば、第2重量値として一般的に規定される車両総重量を用いることによって、安全走行を前提とした制御が可能となる。
本発明の実施例1,2に係る車両駆動力制御装置のブロック図である。 本発明の実施例1に係る車両駆動力制御装置を用いたときの、トルクの最大出力ラインを説明するグラフであり、横軸が車速を、縦軸がトルクを表している。(a)は最大重量Mについて、(b)は任意重量mについてのものである。 本発明の実施例2に係る車両駆動力制御装置を用いたときの、トルクの最大回生ラインを説明するグラフであり、横軸が車速を、縦軸がトルクを表している。(a)は最大重量Mについて、(b)は任意重量mについてのものである。 本発明の実施例1に係る車両駆動力制御装置の作動を説明するフローチャートである。 本発明の実施例2に係る車両駆動力制御装置の作動を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る車両駆動力制御装置を実施例にて図面を用いて説明する。
本発明の実施例1に係る車両駆動力制御装置を、図1を用いて詳述する。図1に示すように本装置は、車重センサ11(積載重量検出装置)、アクセル開度センサ12、ECU(Electronic Controlled Unit:電子制御部)13、モータ駆動制御回路15及びモータ16を備える。
上述の車重センサ11は、全搭乗者の合計体重を含めた積載重量を検出するためのセンサであり、ECU13は車重センサ11で検出した積載重量と車両重量との合計の重量(第1重量値)(以下、任意重量と記載)mを算出する。
上述のアクセル開度センサ12(アクセル開度検出装置)は、アクセル開度を検出するためのセンサである。
上述のモータ駆動制御回路15は、電源14に接続されており、ECU13からの指令に基づいてモータ16の作動を制御するためのものである。なお、ECU13とモータ駆動制御回路15とで、本発明でいうモータ制御装置を構成している。モータ制御装置は、モータの最大トルク値を定めるトルクラインの範囲内でモータ16のトルク制御を行う。
上述のモータ16は、モータ駆動制御回路15によって制御され、減速機17を介してタイヤ18に接続されている(減速機17は不要の場合もあり得る)。
上述のECU13には、予め、最大重量Mにおいて各アクセル開度に対応した最大出力ライン(最大出力トルクの値を示すライン)が、モータ最大出力ラインとして設定され、また、モータの最大力行トルク値を定める力行トルクライン(車速またはモータの回転数に対するトルクの値を示すライン)が設定される。
最大重量Mは予め定められた所定の重量(第2重量値)とする。特に、安全走行を前提とした場合に常に任意重量m以上となる所定の重量、または、安全走行を前提とした場合に最大限の重量の積載がなされた車両を仮想したときの積載可能重量と車両重量との合計の重量、または、一般的に規定される車両総重量(車両重量+平均体重55kg×定員数+ガソリン満タンの重量+オイル規定量の重量+冷却水規定量の重量)等とすると良い。常にm≦Mであれば、制御が単純化できる。但し、m>Mとなるときには、最大出力ライン及び力行トルクラインを高くすることはできないため、Mにおいて設定された当該ラインに従うように制御される。
図2(a)は、最大重量Mにおいて各アクセル開度に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインを説明するグラフであり、横軸が車速[km/h]を、縦軸がトルク[N・m]を表している。一点鎖線aはアクセル開度1/3のモータ最大出力ライン、bはアクセル開度2/3のモータ最大出力ライン、cはアクセル開度3/3のモータ最大出力ライン、実線Aはアクセル開度1/3の力行トルクライン、Bはアクセル開度2/3の力行トルクライン、Cはアクセル開度3/3の力行トルクラインを、それぞれ表している。これを見ればわかるように、力行トルクラインA,B,Cは、それぞれ上限がモータ最大出力ラインa,b,cと一致するように設定される。
最大重量Mにおいて各アクセル開度に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインが設定されると、車重センサ11から入力に基づく情報(任意重量mの値)を基に、任意重量m/最大重量Mを、最大重量Mにおいて各アクセル開度に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインにかけた値を、任意重量mの場合に使用する各アクセル開度に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインとして算出する。
図2(b)は、任意重量mの場合に使用する各アクセル開度に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインを説明するグラフであり、横軸が車速[km/h]を、縦軸がトルク[N・m]を表している。一点鎖線a´はアクセル開度1/3のモータ最大出力ライン、b´はアクセル開度2/3のモータ最大出力ライン、c´はアクセル開度3/3のモータ最大出力ライン、実線A´はアクセル開度1/3の力行トルクライン、B´はアクセル開度2/3の力行トルクライン、C´はアクセル開度3/3の力行トルクライン、破線は図2(a)における実線A,B,C(図中の下から順)を、それぞれ表している。図中の白抜き矢印のように、任意重量mの場合に使用する各アクセル開度a´,b´,c´に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインA´,B´,C´は、最大重量Mにおける当該ラインに比べ、一律でm/M倍となるように制御される。
尚、図2(a)(b)では、アクセル開度1/3,2/3,3/3のみを例に挙げてモータ最大出力ライン及び力行トルクラインを説明しているが、実際の当該ラインは、アクセル開度0〜1(3/3)の間の値に対して連続的に設定されている。
またECU13は、上述のようなトルク演算を行った後、任意重量mの場合に使用する各アクセル開度に対応した力行トルクラインの中から、実際にアクセル開度センサ12にて検出されたアクセル開度に対応したラインを1つ選定し、当該ラインに従って出力するように、モータ駆動制御回路15へ指令を送り、当該指令に従って、モータ駆動制御回路15にてモータ16の作動を制御する。このようにして、アクセル開度が同じであれば、任意重量mの値の増減に関係なく一定の加速度フィーリングを得られる。
以下、本装置の作動の一例を、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1では、ECU13にて、各アクセル開度に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインを設定する。
ステップS2では、車重センサ11にて検出した値に基づき任意重量mを算出する。
ステップS3では、ECU13にて、最大重量Mにおいて各アクセル開度に対応したモータ最大出力ライン及び力行トルクラインを、一律でm/M倍し、任意重量mの場合に使用する各アクセル開度に対応したモータ最大出力及び力行トルクラインとする。
ステップS4では、アクセル開度センサ12にてアクセル開度を検出する。
ステップS5では、ECU13にて、任意重量mの場合に使用する各アクセル開度に対応したモータ最大出力及び力行トルクラインの中から、実際にアクセル開度センサ12にて検出されたアクセル開度に対応したラインを1つ選定し、当該ラインに従って出力するように、モータ駆動制御回路15へ指令を送る。
ステップS6では、ECU13の指令に従って、モータ駆動制御回路15にてモータ116の作動を制御する。
上述のように、任意重量mを検出して、モータ16の最大出力及び力行トルクラインを制限することにより、任意重量mの値によらずアクセル開度に対する加速フィーリングを一定にすることが可能となり、また、消費電力の節約を図ることも可能となる。
本装置では、任意重量mを検出するのに車重センサ11を用いたが、車重センサ11の代わりに、車両加速度を検出する車両加速度センサを用いて、検出された車両加速度から任意重量mを算出するものとしても良い。
以上、実施例1に係る車両駆動量制御装置について詳述したが、換言すれば、本装置は、車両に搭載され車軸に連結されるモータ16と、車両に積載された積載重量を検知する積載重量検出装置(車重センサ11)と、モータ16の最大トルク値を定めるトルクラインの範囲内でモータ16のトルク制御を行うモータ制御装置(ECU13とモータ駆動制御回路15)とを備え、当該モータ制御装置は、予め定められた車両重量と積載重量検出装置で検出した積載重量とを加算した第1重量値と、車両重量と予め定められた車両への積載可能重量とを加算した第2重量値とを算出し、第1重量値を第2重量値で除した補正値を用いてトルクラインを補正するものであり、更には、車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出装置(アクセル開度センサ12)を備え、上記トルクラインは、車速またはモータ16の回転数に応じて最大力行トルク値を定める力行トルクラインを具備し、上記モータ制御装置は、アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0より大きい場合、補正値を用いて力行トルクラインを補正するというものである。
本発明の実施例2に係る車両駆動力制御装置は、任意重量mの値によるエンブレ相当回生トルクの減速感覚の違いに着目したものである。ここでのエンブレ相当回生トルクとは、電気自動車において、アクセルペダルを離した際に発生する、エンジンブレーキ相当の回生トルクのことである。
本装置は、実施例1に係る車両駆動力制御装置と同様、図1に示すように、車重センサ11、アクセル開度センサ12、ECU13、モータ駆動制御回路15及びモータ16を備える。
上述の車重センサ11、アクセル開度センサ12、モータ駆動制御回路15及びモータ16については、実施例1に係る車両駆動力制御装置と同一であるため、説明は省略する。
上述のECU13には、予め、最大重量Mにおける最大回生ライン(最大回生トルクの値を示すライン)が、モータ最大回生ラインとして設定され、また、回生トルクライン(車速またはモータの回転数に対する回生トルクの値を示すライン)が設定される。
図3(a)は、最大重量Mにおけるモータ最大回生ライン及び回生トルクラインを説明するグラフであり、横軸が車速[km/h]を、縦軸が回生トルク[N・m]を表している。一点鎖線dはモータ最大回生ライン、実線Dは回生トルクラインを、それぞれ表している。尚、図3(a)中の縦軸のトルクの絶対値が大きいほど(図中の下方向に行くほど)回生トルクが大きいということを意味している。これを見ればわかるように、回生トルクラインDは、上限がモータ最大回生ラインdと一致するように設定される。
最大重量Mにおけるモータ最大回生ライン及び回生トルクラインが設定されると、車重センサ11から入力した情報を基に、m/Mを、最大重量Mおけるモータ最大回生ライン及び回生トルクラインにかけた値を、任意重量mの場合に使用するモータ最大回生ライン及び回生トルクラインとして算出する。
図3(b)は、任意重量mの場合に使用するモータ最大回生ライン及び回生トルクラインを説明するグラフであり、横軸が車速を、縦軸が回生トルクを表している。一点鎖線d´はモータ最大回生ライン、実線D´は回生トルクライン、破線は図3(a)における実線Dを、それぞれ表している。図中の白抜き矢印のように、任意重量mの場合に使用するモータ最大回生ラインd´及び回生トルクラインD´は、最大重量Mにおける当該ラインD,dに比べ、一律でm/M倍となるように制御される。
またECU13は、アクセル開度センサ12からの情報を基に、アクセルペダルが離されたと判断した場合(アクセル開度が0の場合)に、上述のようなトルク演算を行った後のモータ最大回生ラインと回生トルクラインに従って回生を行うように、モータ駆動制御回路15へ指令を送り、当該指令に従って、モータ駆動制御回路15にてモータ16の作動を制御する。このようにして、任意重量mの値の増減に関係なく一定の減速フィーリングを得られる。
以下、本装置の作動の一例を、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS11では、ECU13にて、最大重量Mでのモータ最大回生ライン及び回生トルクラインを設定する。
ステップS12では、車重センサ11にて任意重量mを検出する。
ステップS13では、ECU13にて、最大重量Mにおけるモータ最大回生ライン及び回生トルクラインを、一律でm/M倍し、任意重量mの場合に使用するモータ最大回生ラインd´及び回生トルクラインD´とする。
ステップS14では、アクセル開度センサ12にてアクセル開度を検出し、アクセル開度が0であるか否か、即ちアクセルペダルが離されたか否かを判断する。離されたと判断した場合はステップS15へ移行し、そうでない場合はステップS14を繰り返す。
ステップS15では、ECU13の指令に従って、モータ駆動制御回路15にてモータ16の作動を制御する。
上述のように、任意重量mを検出して、エンブレ相当回生トルクを調整することにより、任意重量mによらずエンブレ相当回生トルクの減速フィーリングを一定にすることが可能となる。
尚、車両重量が軽い場合は、エンブレ相当回生力は少なくなってしまうが、少なくなった分をブレーキ回生分として使えるようにすれば(協調回生)、全体の回生力は変わらず、消費電力が一定となる。
本装置では、任意重量mを検出するのに車重センサ11を用いたが、実施例1と同様、車重センサ11の代わりに、車両加速度を検出する車両加速度センサを用いて、車両加速度から任意重量mを算出するものとしても良い。
以上、実施例2に係る車両駆動制御装置について詳述したが、換言すれば、本装置は、実施例1と同様、車両に搭載され車軸に連結されるモータ16と、車両に積載された積載重量を検知する積載重量検出装置(車重センサ11)と、モータ16の最大トルク値を定めるトルクラインの範囲内でモータ16のトルク制御を行うモータ制御装置(ECU13とモータ駆動制御回路15)とを備え、当該モータ制御装置は、予め定められた車両重量と積載重量検出装置で検出した積載重量とを加算した第1重量値と、車両重量と予め定められた車両への積載可能重量とを加算した第2重量値とを算出し、第1重量値を第2重量値で除した補正値を用いてトルクラインを補正するものである。実施例1と異なる点は、更に、車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出装置(アクセル開度センサ12)を備え、上記トルクラインは、車速またはモータ16の回転数に応じて最大回生トルク値を定める回生トルクラインを具備し、上記モータ制御装置は、アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0の場合、補正値を用いて回生トルクラインを補正するという点である。
実施例1に係る車両駆動力制御装置に備えられるモータ制御装置と、実施例2に係る車両駆動力制御装置に備えられるモータ制御装置とは、積載重量検出装置からの情報に基づき、力行トルクラインまたは回生トルクラインを、補正値(m/M)を用いて補正する機能を有するという点で共通する。尚、実施例1に係る図2(a)(b)の力行トルクラインを説明するグラフ及び実施例2に係る図3(a)(b)の回生トルクラインを説明するグラフは、いずれも横軸を車速[km/h]としているが、モータの回転数[rpm]を横軸として力行トルクラインもしくは回生トルクラインを設定するようにしてもよい。
また、モータの最大トルク値を定めるトルクラインとして、実施例1に係る車両駆動力制御装置では力行トルクラインが設定され、実施例2に係る車両駆動力制御装置では回生トルクラインが設定されるものとしたが、力行トルクラインと回生トルクラインとの両方を設定した車両駆動力制御装置であってもよい。この場合、モータ制御装置は、アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0より大きい場合は、補正値を用いて力行トルクラインを補正し、アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0の場合は、補正値を用いて回生トルクラインを補正する。
本発明は、車両駆動力制御装置として好適である。
11 車重センサ
12 アクセル開度センサ
13 ECU
14 電源
15 モータ駆動制御回路
16 モータ
17 減速機
18 タイヤ

Claims (4)

  1. 車両に搭載され車軸に連結されるモータと、
    前記車両に積載された積載重量を検知する積載重量検出装置と、
    前記モータの最大トルク値を定めるトルクラインの範囲内で前記モータのトルク制御を行うモータ制御装置と、を備え、
    前記モータ制御装置は、予め定められた車両重量と前記積載重量検出装置で検出した積載重量とを加算した第1重量値と、前記車両重量と予め定められた前記車両への積載可能重量とを加算した第2重量値とを算出し、前記第1重量値を前記第2重量値で除した補正値を用いて前記トルクラインを補正することを特徴とする車両駆動力制御装置。
  2. 前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出装置を更に備え、
    前記トルクラインは、車速または前記モータの回転数に応じて最大力行トルク値を定める力行トルクラインを具備し、
    前記モータ制御装置は、前記アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0より大きい場合、前記補正値を用いて前記力行トルクラインを補正することを特徴とする請求項1に記載の車両駆動力制御装置。
  3. 前記トルクラインは、車速または前記モータの回転数に応じて最大回生トルク値を定める回生トルクラインをさらに具備し、
    前記モータ制御装置は、前記アクセル開度検出装置で検出したアクセル開度が0の場合、前記補正値を用いて前記回生トルクラインを補正することを特徴とする請求項2に記載の車両駆動力制御装置。
  4. 前記第2重量値には、前記車両の予め定められた車両総重量を用いることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の車両駆動力制御装置。
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