JP2014026822A - 燃料電池スタック - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単且つコンパクトな構成で、冷却媒体の圧損を良好に低減させ、前記冷却媒体を冷却媒体流路に沿って円滑に流通させることを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10を構成する第3金属セパレータ20の面20bには、それぞれ各辺に振り分けられて一対の冷却媒体入口連通孔34a及び一対の冷却媒体出口連通孔34bが設けられ、これらが冷却媒体流路40に連通する。冷却媒体流路40は、冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位54aにおいて、最外方に位置するジグザグ形状の流路溝部40bの波高が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部40bの波高よりも大きな寸法に設定される。
【選択図】図5
【解決手段】燃料電池スタック10を構成する第3金属セパレータ20の面20bには、それぞれ各辺に振り分けられて一対の冷却媒体入口連通孔34a及び一対の冷却媒体出口連通孔34bが設けられ、これらが冷却媒体流路40に連通する。冷却媒体流路40は、冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位54aにおいて、最外方に位置するジグザグ形状の流路溝部40bの波高が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部40bの波高よりも大きな寸法に設定される。
【選択図】図5
Description
本発明は、電解質膜の両側にそれぞれ電極が設けられる電解質膜・電極構造体と、平面が矩形状の金属セパレータとが積層される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、一方のセパレータの面内に、アノード電極に対向して燃料ガスを流すための燃料ガス流路が設けられるとともに、他方のセパレータの面内に、カソード電極に対向して酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路が設けられている。さらに、各発電セルを構成し、互いに隣接するセパレータ間には、又は、所定数の前記発電セルを構成し、互いに隣接するセパレータ間には、電極範囲内に冷却媒体を流すための冷却媒体流路が形成されている。
この種の燃料電池では、発電セルの積層方向に貫通して燃料ガスを流すための燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔と、酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔と、冷却媒体を流すための冷却媒体入口連通孔及び冷却媒体出口連通孔とを内部に備える、所謂、内部マニホールド型燃料電池を構成する場合が多い。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックは、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体と、平面が矩形状の金属セパレータとが積層されるとともに、前記金属セパレータの電極対向面には、前記電極に沿って燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを供給する波形状反応ガス流路が設けられる発電ユニットを備え、前記発電ユニットの間に前記波形状反応ガス流路の裏面形状である冷却媒体流路を形成して該発電ユニットが互いに積層される燃料電池スタックに関するものである。
そして、金属セパレータの互いに対向する一方の2辺には、積層方向に貫通し、反応ガスを流すための反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔が設けられ、前記金属セパレータの互いに対向する他方の2辺には、前記積層方向に貫通し、少なくとも前記反応ガス入口連通孔又は前記反応ガス出口連通孔に近接するとともに、それぞれ各辺に振り分けられて冷却媒体を流すための一対の冷却媒体入口連通孔及び一対の冷却媒体出口連通孔が設けられている。
ところで、上記の燃料電池では、冷却媒体流路が波形状反応ガス流路の裏面形状であり、前記冷却媒体流路は、互いに位相の異なる波形状反応ガス流路が重なり合って形成されている。このため、冷却媒体入口連通孔と冷却媒体流路との連結流路部位や、冷却媒体出口連通孔と前記冷却媒体流路との連結流路部位では、冷却媒体の圧損が相当に大きくなり易い。
従って、冷却媒体を循環供給するための水ポンプの容量が増加し、前記水ポンプが大型化するという問題がある。これにより、特に、車載用燃料電池システムとして狭小な車両スペースに有効にレイアウトすることが困難になるおそれがある。また、水ポンプに供給される電力量が増加するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、冷却媒体の圧損を良好に低減させ、前記冷却媒体を冷却媒体流路に沿って円滑に流通させることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側にそれぞれ電極が設けられる電解質膜・電極構造体と、平面が矩形状の金属セパレータとが積層されるとともに、前記金属セパレータの電極対向面には、前記電極に沿って燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを供給するジグザグ形状反応ガス流路が設けられる一方、互いに隣接する前記金属セパレータ間には、前記ジグザグ形状反応ガス流路の裏面形状同士が重なり合って冷却媒体流路が設けられる燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックでは、金属セパレータの互いに対向する一方の2辺には、積層方向に貫通し、反応ガスを流すための反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔が設けられている。一方、金属セパレータの互いに対向する他方の2辺には、積層方向に貫通し、少なくとも反応ガス入口連通孔又は反応ガス出口連通孔に近接するとともに、それぞれ各辺に振り分けられて冷却媒体を流すための一対の冷却媒体入口連通孔及び一対の冷却媒体出口連通孔が設けられている。
そして、冷却媒体流路は、少なくとも冷却媒体入口連通孔又は冷却媒体出口連通孔に近接する連結流路部位におけるジグザグ形状反応ガス流路の裏面側のジグザグ周期(ジグザグ形状の周期)又はジグザグ振幅(ジグザグ形状の振幅)が、他の部位における前記ジグザグ形状反応ガス流路の裏面側のジグザグ周期又はジグザグ振幅よりも大きな寸法に設定されている。
本発明によれば、特に冷却媒体流路と冷却媒体入口連通孔との連結流路部位では、ジグザグ形状反応ガス流路の裏面側のジグザグ周期又はジグザグ振幅が、他の部位における前記ジグザグ形状反応ガス流路の裏面側のジグザグ周期又はジグザグ振幅よりも大きな寸法に設定されている。このため、連結流路部位における開口面積が大きくなり、冷却媒体の圧損が有効に低減される。従って、冷却媒体流路に冷却媒体を供給するための冷媒ポンプの容量を有効に小さく設定することができる。しかも、冷媒ポンプに供給される電力量が削減され、省電力化が図られる。
これにより、簡単且つコンパクトな構成で、冷却媒体の圧損を良好に低減させることが可能になり、冷却媒体流路に沿って冷却媒体を円滑に流通させることができる。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、矢印A方向(水平方向)に複数の発電ユニット12が積層されて、例えば、車載用燃料電池スタックを構成する。
発電ユニット12は、図1及び図2に示すように、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20を設ける。
第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した縦長形状の金属板により構成される。第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。
第1電解質膜・電極構造体16aは、第2電解質膜・電極構造体16bよりも小さな表面積に設定される(図2参照)。第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜22と、前記固体高分子電解質膜22を挟持するアノード電極24及びカソード電極26とを備える。アノード電極24は、カソード電極26よりも小さな表面積を有する段差型MEAを構成している。
アノード電極24及びカソード電極26は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜22の両面に形成される。
図1に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印C方向)の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔30a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔32aが設けられる。
発電ユニット12の長辺方向(矢印C方向)の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔32b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔30bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印B方向)の両端縁部上方には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔34aが設けられるとともに、前記発電ユニット12の短辺方向の両端縁部下方には、前記冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔34bが設けられる。
各冷却媒体入口連通孔34a、34aは、酸化剤ガス入口連通孔30a及び燃料ガス入口連通孔32aに近接し、且つそれぞれ矢印B方向両側の各辺に振り分けられる。各冷却媒体出口連通孔34b、34bは、酸化剤ガス出口連通孔30b及び燃料ガス出口連通孔32bにそれぞれ近接し、且つそれぞれ矢印B方向両側の各辺に振り分けられる。
図3に示すように、第1金属セパレータ14の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔32aと燃料ガス出口連通孔32bとを連通する第1燃料ガス流路(ジグザグ形状反応ガス流路)36が形成される。
第1燃料ガス流路36は、ジグザグ形状に形成されて矢印C方向に延在する複数本の流路溝部36aを有する。流路溝部36aは、面14a側に突出するジグザグ形状の凸部36b間に設けられる。第1燃料ガス流路36の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bが設けられる。
なお、ジグザグ形状とは、各先端が鋭角に形成された形状の他、各先端にRを設けた形状も含む。以下に説明するジグザグ形状も、同様である。また、以下、ジグザグ形状の周期を、単にジグザグ周期といい、ジグザグ形状の振幅を、単にジグザグ振幅という。
第1金属セパレータ14の面14bには、図1及び図3に示すように、冷却媒体入口連通孔34aと冷却媒体出口連通孔34bとを連通する冷却媒体流路40の一部が形成される。面14bには、第1燃料ガス流路36を構成する複数本の流路溝部36aの裏面形状(凸部36bの裏面形状)である複数本の流路溝部40aが形成される。
冷却媒体流路40は、図3に示すように、冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位42aにおいて、少なくとも最外方に位置するジグザグ形状の流路溝部40a(第1燃料ガス流路36の裏面形状)の波高(ジグザグ振幅×2)h1が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部40aの波高h2よりも大きな寸法に設定される(h2<h1)。なお、最外方の流路溝部40aに隣接する内側の1以上の流路溝部40aも、最外方と同様に構成することができる。以下、同様である。
冷却媒体流路40は、冷却媒体出口連通孔34bに近接する出口連結流路部位42bにおいて、少なくとも最外方(矢印B方向両端)に位置するジグザグ形状の流路溝部40a(第1燃料ガス流路36の裏面形状)の波高(ジグザグ振幅×2)h3が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部40aの波高h2よりも大きな寸法に設定される(h2<h3)。
最外方の流路溝部40aは、上下にジグザグ振幅の大きな部位を有するとともに、中央側には、他の流路溝部40aと同一のジグザグ振幅の部位が連続して設けられる。他の流路溝部40aも、同様に構成してもよい。
図1に示すように、第2金属セパレータ18の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面18aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとを連通する第1酸化剤ガス流路44が形成される。第1酸化剤ガス流路44は、ジグザグ形状を有して矢印C方向に延在する複数本の流路溝部44aを有する。第1酸化剤ガス流路44の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部46a及び出口バッファ部46bが設けられる。
第2金属セパレータ18の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面18bには、燃料ガス入口連通孔32aと燃料ガス出口連通孔32bとを連通する第2燃料ガス流路48が形成される。第2燃料ガス流路48は、ジグザグ形状を有して矢印C方向に延在する複数本の流路溝部48aを有するとともに、前記第2燃料ガス流路48の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bが設けられる。第2燃料ガス流路48は、第1酸化剤ガス流路44の裏面形状である一方、入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bは、入口バッファ部46a及び出口バッファ部46bの裏面形状である。
図4に示すように、第3金属セパレータ20の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面20aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとを連通する第2酸化剤ガス流路(ジグザグ形状反応ガス流路)52が形成される。第2酸化剤ガス流路52は、ジグザグ形状に形成されて矢印C方向に延在する複数本の流路溝部52aを有する。流路溝部52aは、面20a側に突出するジグザグ形状の凸部52b間に設けられる。第2酸化剤ガス流路52の入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部53a及び出口バッファ部53bが設けられる。
図5に示すように、第3金属セパレータ20の面20bには、冷却媒体流路40の一部が形成される。面20bには、第2酸化剤ガス流路52を構成する複数本の流路溝部52aの裏面形状(凸部52bの裏面形状)である複数本の流路溝部40bが形成される。
図4及び図5に示すように、冷却媒体流路40は、冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位54aにおいて、少なくとも最外方(矢印B方向両端)に位置するジグザグ形状の流路溝部40b(第2酸化剤ガス流路52の裏面形状)の波高(ジグザグ振幅×2)h4が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部40bの波高h5よりも大きな寸法に設定される(h5<h4)。
冷却媒体流路40は、冷却媒体出口連通孔34bに近接する出口連結流路部位54bにおいて、少なくとも最外方に位置するジグザグ形状の流路溝部40b(第2酸化剤ガス流路52の裏面形状)の波高(ジグザグ振幅×2)h6が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部40bの波高h5よりも大きな寸法に設定される(h5<h6)。
最外方の流路溝部40bは、上下にジグザグ振幅の大きな部位を有するとともに、中央側には、他の流路溝部40bと同一のジグザグ振幅の部位が連続して設けられる。他の流路溝部40bも、同様に構成してもよい。なお、流路溝部40aと流路溝部40bとは、それぞれの振幅が同一でもよく、又は、異なっていてもよい。
図1に示すように、発電ユニット12では、第1金属セパレータ14の第1燃料ガス流路36、第2金属セパレータ18の第1酸化剤ガス流路44及び前記第2金属セパレータ18の第2燃料ガス流路48は、ジグザグ形状が積層方向に沿って互いに同一の位相に設定される。発電ユニット12の積層方向(矢印A方向)一方の端部に配置される第3金属セパレータ20の第2酸化剤ガス流路52は、第1燃料ガス流路36、第1酸化剤ガス流路44及び第2燃料ガス流路48とは、ジグザグ形状が積層方向に沿って互いに異なる位相(反対の位相)に設定される。
図1及び図2に示すように、第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材56が一体成形される。第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端縁部を周回して第2シール部材58が一体成形されるとともに、第3金属セパレータ20の面20a、20bには、この第3金属セパレータ20の外周端縁部を周回して第3シール部材60が一体成形される。
第1金属セパレータ14は、燃料ガス入口連通孔32aと第1燃料ガス流路36とを連通する複数の外側供給孔部62a及び内側供給孔部62bと、燃料ガス出口連通孔32bと前記第1燃料ガス流路36とを連通する複数の外側排出孔部64a及び内側排出孔部64bとを有する。
第2金属セパレータ18は、燃料ガス入口連通孔32aと第2燃料ガス流路48とを連通する複数の供給孔部66と、燃料ガス出口連通孔32bと前記第2燃料ガス流路48とを連通する複数の排出孔部68とを有する。
発電ユニット12同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ14と、他方の発電ユニット12を構成する第3金属セパレータ20との間には、矢印B方向に延在する冷却媒体流路40が形成される。
冷却媒体流路40では、複数本の流路溝部40a、40bのジグザグ形状が異なる位相に設定されている。流路溝部40a、40bが互いに重なり合うことによって、これらの間には、水平方向(矢印B方向)に連通する複数の入口流路部40c及び複数の出口流路部40dが形成される(図5及び図6参照)。図7に示すように、入口流路部40cでは、流路溝部40aの角部と流路溝部40bの角部とが互いに積層方向に重なり合っている。流路溝部40aと流路溝部40bは、周期(波長)が同一である。
入口流路部40cは、互いに重なり合う入口連結流路部位42a、54a間に形成されるとともに、出口流路部40dは、互いに重なり合う出口連結流路部位42b、54b間に形成される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔30aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔32aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔34aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔30aから第2金属セパレータ18の第1酸化剤ガス流路44及び第3金属セパレータ20の第2酸化剤ガス流路52に導入される。この酸化剤ガスは、第1酸化剤ガス流路44に沿って矢印C方向(重力方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのカソード電極26に供給されるとともに、第2酸化剤ガス流路52に沿って矢印C方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのカソード電極26に供給される。
一方、燃料ガスは、図1及び図2に示すように、燃料ガス入口連通孔32aから外側供給孔部62aを通って第1金属セパレータ14の面14b側に移動する。さらに、燃料ガスは、内側供給孔部62bから面14a側に導入された後、第1燃料ガス流路36に沿って重力方向(矢印C方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体16aのアノード電極24に供給される(図1参照)。
また、燃料ガスは、図1及び図2に示すように、供給孔部66を通って第2金属セパレータ18の面18b側に移動する。このため、図1に示すように、燃料ガスは、面18b側で第2燃料ガス流路48に沿って矢印C方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極24に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bでは、カソード電極26に供給される酸化剤ガスと、アノード電極24に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体16a及び第2電解質膜・電極構造体16bの各カソード電極26に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔30bに沿って矢印A方向に排出される。
第1電解質膜・電極構造体16aのアノード電極24に供給されて消費された燃料ガスは、内側排出孔部64bを通って第1金属セパレータ14の面14b側に導出される。面14b側に導出された燃料ガスは、外側排出孔部64aを通って、再度、面14a側に移動し、燃料ガス出口連通孔32bに排出される。
また、第2電解質膜・電極構造体16bのアノード電極24に供給されて消費された燃料ガスは、排出孔部68を通って面18a側に移動する。この燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔32bに排出される。
一方、左右一対の冷却媒体入口連通孔34aに供給された冷却媒体は、図6に示すように、一方の発電ユニット12を構成する第1金属セパレータ14と、他方の発電ユニット12を構成する第3金属セパレータ20との間に形成された冷却媒体流路40に導入される。
一対の冷却媒体入口連通孔34aは、発電ユニット12の上部側左右両端に酸化剤ガス入口連通孔30a及び燃料ガス入口連通孔32aに近接する位置に振り分けて設けられている。
このため、図5に示すように、各冷却媒体入口連通孔34a、34aから冷却媒体流路40に供給される冷却媒体は、矢印B方向に且つ互いに近接する方向に供給される。そして、互いに近接する冷却媒体は、冷却媒体流路40の矢印B方向中央部側で衝突し、重力方向(矢印C方向下方)に移動した後、発電ユニット12の下部側両側部に振り分けて設けられている各冷却媒体出口連通孔34b、34bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、特に、図6及び図7に示すように、冷却媒体流路40と冷却媒体入口連通孔34aとに近接する入口連結流路部位42a、54aでは、ジグザグ形状の流路溝部40a、40bのジグザグ振幅が、他の部位における前記流路溝部40a、40bのジグザグ振幅よりも大きな寸法に設定されている。
このため、入口連結流路部位42a、54aにおける開口面積が他の部位における開口面積よりも大きくなる。従って、入口連結流路部位42a、54aでは、冷却媒体の圧損が有効に低減され、例えば、冷却媒体を循環供給するための冷媒ポンプ(図示せず)の容量を有効に小さく設定することができる。しかも、冷媒ポンプに供給される電力量が削減されるため、省電力化が容易に図られる。
これにより、簡単且つコンパクトな構成で、冷却媒体の圧損を良好に低減させることが可能になり、冷却媒体流路40に沿って冷却媒体を円滑に流通させることができるという効果が得られる。
一方、出口連結流路部位42b、54bでは、ジグザグ形状の流路溝部40a、40bのジグザグ振幅が、他の部位における前記流路溝部40a、40bのジグザグ振幅よりも大きな寸法に設定されている。このため、出口連結流路部位42b、54bにおける開口面積が大きくなり、上記の入口連結流路部位42a、54aと同様の効果が得られる。
なお、第1の実施形態では、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体16b及び第3金属セパレータ20を備える発電ユニット12を用いて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、1枚の電解質・電極構造体を一対の金属セパレータで挟持する発電ユニットを用いるとともに、隣り合う前記発電ユニット間に冷却媒体流路が形成されてもよい。
また、第1の実施形態では、発電ユニット12の上端縁部に、酸化剤ガス入口連通孔30a及び燃料ガス入口連通孔32aが設けられるとともに、前記発電ユニット12の下端縁部に、酸化剤ガス出口連通孔30b及び燃料ガス出口連通孔32bが設けられているが、これとは逆に、前記上端縁部に前記酸化剤ガス出口連通孔30b及び前記燃料ガス出口連通孔32bを設け、前記下端縁部に前記酸化剤ガス入口連通孔30a及び前記燃料ガス入口連通孔32aを設けてもよい。
さらに、発電ユニット12の短辺方向の両端縁部上方に一対の冷却媒体入口連通孔34aが設けられるとともに、前記発電ユニット12の短辺方向の両端縁部下方に一対の冷却媒体出口連通孔34bが設けられているが、これとは逆に、前記両端縁部上方に一対の前記冷却媒体出口連通孔34bを設け、前記両端縁部下方に一対の前記冷却媒体入口連通孔34aを設けてもよい。
以下に説明する第2以降の実施形態においても、同様である。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック80を構成する発電ユニット82の要部分解斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
発電ユニット82は、第1金属セパレータ84と第2金属セパレータ86との間に電解質膜・電極構造体16を挟持して構成される。図9に示すように、第1金属セパレータ84の電解質膜・電極構造体16に向かう面84aには、燃料ガス入口連通孔32aと燃料ガス出口連通孔32bとを連通する燃料ガス流路(ジグザグ形状反応ガス流路)88が形成される。燃料ガス流路88は、ジグザグ形状に形成されて矢印C方向に延在する複数本の流路溝部88aを有する。流路溝部88aは、面84a側に突出する凸部88b間に設けられる。
第1金属セパレータ84の面84bには、冷却媒体入口連通孔34aと冷却媒体出口連通孔34bとを連通する冷却媒体流路90一部が形成される。面84bには、燃料ガス流路88を構成する複数本の流路溝部88aの裏面形状(凸部88bの裏面形状)である複数本の流路溝部90aが形成される。
冷却媒体流路90は、燃料ガス入口連通孔32a側の冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位42aにおいて、一方の最外方(燃料ガス入口連通孔32a側)に位置するジグザグ形状の流路溝部90aの波高(ジグザグ振幅×2)h1が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部90aの波高h2よりも大きな寸法に設定される(h2<h1)。
冷却媒体流路90は、酸化剤ガス出口連通孔30b側の冷却媒体出口連通孔34bに近接する出口連結流路部位42bにおいて、一方の最外方に位置するジグザグ形状の流路溝部90aの波高(ジグザグ振幅×2)h3が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部90aの波高h2よりも大きな寸法に設定される(h2<h3)。
図10に示すように、第2金属セパレータ86の電解質膜・電極構造体16に向かう面86aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとを連通する酸化剤ガス流路(ジグザグ形状反応ガス流路)92が形成される。酸化剤ガス流路92は、ジグザグ形状を有して矢印C方向に延在する複数本の流路溝部92aを有する。流路溝部92aは、面86a側に突出する凸部92b間に設けられる。
第2金属セパレータ86の面86bには、図11に示すように、冷却媒体流路90の一部が形成される。面86bには、酸化剤ガス流路92を構成する複数本の流路溝部92aの裏面形状である複数本の流路溝部90bが形成される。
冷却媒体流路90は、酸化剤ガス入口連通孔30a側の冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位54aにおいて、他方の最外方(酸化剤ガス入口連通孔30a側)に位置するジグザグ形状の流路溝部90bの波高(ジグザグ振幅×2)h4が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部90bの波高h5よりも大きな寸法に設定される(h5<h4)。
冷却媒体流路90は、燃料ガス出口連通孔32b側の冷却媒体出口連通孔34bに近接する出口連結流路部位42bにおいて、他方の最外方に位置するジグザグ形状の流路溝部90bの波高(ジグザグ振幅×2)h6が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部90bの波高h5よりも大きな寸法に設定される(h5<h6)。
図12に示すように、冷却媒体流路90では、複数の流路溝部90a、90bが異なる位相に設定されている。冷却媒体流路90の幅方向(矢印B方向)両端に位置する流路溝部90a、90bは、他の流路溝部90a、90bよりも大きなジグザグ振幅を有し、これらが互いに重なり合うことによって水平方向(矢印B方向)に連通する複数本の入口流路部90c及び複数本の出口流路部90dが形成される。
このように構成される第2の実施形態では、冷却媒体流路90と冷却媒体入口連通孔34aとに近接する入口連結流路部位42a、54aでは、ジグザグ形状の流路溝部90a、90bのジグザグ振幅が、他の部位における前記流路溝部90a、90bのジグザグ振幅よりも大きな寸法に設定されている。
このため、入口連結流路部位42a、54aにおける開口面積が大きくなり、冷却媒体の圧損が有効に低減される等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック100を構成する発電ユニット102の要部分解斜視説明図である。なお、第2の実施形態に係る燃料電池スタック80と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
発電ユニット102は、第1金属セパレータ104と第2金属セパレータ106との間に電解質膜・電極構造体16を挟持して構成される。図14に示すように、第1金属セパレータ104の電解質膜・電極構造体16に向かう面104aには、燃料ガス入口連通孔32aと燃料ガス出口連通孔32bとを連通する燃料ガス流路(ジグザグ形状反応ガス流路)108が形成される。燃料ガス流路108は、ジグザグ形状に形成されて矢印C方向に延在する複数本の流路溝部108aを有する。流路溝部108aは、面104a側に突出する凸部108b間に設けられる。
第1金属セパレータ104の面104bには、冷却媒体入口連通孔34aと冷却媒体出口連通孔34bとを連通する冷却媒体流路110の一部が形成される。面104bには、燃料ガス流路108を構成する複数本の流路溝部108aの裏面形状である複数本の流路溝部110aが形成される。
冷却媒体流路110は、冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位42aにおいて、少なくとも最外方両端に位置するジグザグ形状の流路溝部110aの波長λ1(ジグザグ周期)が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部110aの波長λ2よりも大きな寸法に設定される(λ2<λ1)。なお、内側の部位においても同様に、波長を大きく設定してもよい。
冷却媒体流路110は、冷却媒体出口連通孔34bに近接する出口連結流路部位42bにおいて、少なくとも最外方両端に位置するジグザグ形状の流路溝部110aの波長λ3が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部110aの波長λ2よりも大きな寸法に設定される(λ2<λ3)。波長λ1、λ3は、それぞれ波長λ2の整数倍が好ましいが、整数倍には限定されない。
図15に示すように、第2金属セパレータ106の電解質膜・電極構造体16に向かう面106aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとを連通する酸化剤ガス流路(ジグザグ形状反応ガス流路)112が形成される。酸化剤ガス流路112は、ジグザグ形状を有して矢印C方向に延在する複数本の流路溝部112aを有する。流路溝部112aは、面106a側に突出する凸部112b間に設けられる。
第2金属セパレータ106の面106bには、図16に示すように、冷却媒体流路110の一部が形成される。面106bには、酸化剤ガス流路112を構成する複数本の流路溝部112aの裏面形状である複数本の流路溝部110bが形成される。
冷却媒体流路110は、冷却媒体入口連通孔34aに近接する入口連結流路部位54aにおいて、少なくとも最外方両端に位置するジグザグ形状の流路溝部1110bの波長λ4が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部110bの波長λ5よりも大きな寸法に設定される(λ5<λ4)。
冷却媒体流路110は、冷却媒体出口連通孔34bに近接する出口連結流路部位42bにおいて、少なくとも最外方両端に位置するジグザグ形状の流路溝部110bの波長λ6が、他の部位における前記ジグザグ形状の流路溝部110bの波長λ5よりも大きな寸法に設定される(λ5<λ6)。
図17に示すように、冷却媒体流路110では、複数の流路溝部110a、110bが異なる位相に設定されている。冷却媒体流路110の幅方向(矢印B方向)両端側にそれぞれ位置する流路溝部110a、110bは、他の流路溝部110a、110bよりも長いジグザグ周期(大きな波長)を有し、これらが互いに重なり合うことによって水平方向(矢印B方向)に連通する複数本の入口流路部110c及び複数本の出口流路部110dが形成される。
このように構成される第3の実施形態では、冷却媒体流路110と冷却媒体入口連通孔34aとに近接する入口連結流路部位42a、54aでは、ジグザグ形状の流路溝部110a、110bのジグザグ周期(波長)が、他の部位における前記流路溝部110a、110bのジグザグ周期(波長)よりも長く(大きく)設定されている。
このため、入口連結流路部位42a、54aにおける開口面積が大きくなり、冷却媒体の圧損が有効に低減される等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。なお、周期と振幅の両方が、他の部位よりも大きくてもよい。
10、80、100…燃料電池スタック
12、82、102…発電ユニット
14、18、20、84、86、104、106…金属セパレータ
16、16a、16b…電解質膜・電極構造体
22…固体高分子電解質膜 24…アノード電極
26…カソード電極 30a…酸化剤ガス入口連通孔
30b…酸化剤ガス出口連通孔 32a…燃料ガス入口連通孔
32b…燃料ガス出口連通孔 34a…冷却媒体入口連通孔
34b…冷却媒体出口連通孔
36、48、88、108…燃料ガス流路
36a、40a、40b、52a、88a、90a、90b、92a、108a、110a、110b、112a…流路溝部
40、90、110…冷却媒体流路 42a、54a…入口連結流路部位
42b、54b…出口連結流路部位
44、52、92、112…酸化剤ガス流路
56、58、60…シール部位 40c…入口流路部
40d…出口流路部
12、82、102…発電ユニット
14、18、20、84、86、104、106…金属セパレータ
16、16a、16b…電解質膜・電極構造体
22…固体高分子電解質膜 24…アノード電極
26…カソード電極 30a…酸化剤ガス入口連通孔
30b…酸化剤ガス出口連通孔 32a…燃料ガス入口連通孔
32b…燃料ガス出口連通孔 34a…冷却媒体入口連通孔
34b…冷却媒体出口連通孔
36、48、88、108…燃料ガス流路
36a、40a、40b、52a、88a、90a、90b、92a、108a、110a、110b、112a…流路溝部
40、90、110…冷却媒体流路 42a、54a…入口連結流路部位
42b、54b…出口連結流路部位
44、52、92、112…酸化剤ガス流路
56、58、60…シール部位 40c…入口流路部
40d…出口流路部
Claims (1)
- 電解質膜の両側にそれぞれ電極が設けられる電解質膜・電極構造体と、平面が矩形状の金属セパレータとが積層されるとともに、前記金属セパレータの電極対向面には、前記電極に沿って燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを供給するジグザグ形状反応ガス流路が設けられる一方、互いに隣接する前記金属セパレータ間には、前記ジグザグ形状反応ガス流路の裏面形状同士が重なり合って冷却媒体流路が設けられる燃料電池スタックであって、
前記金属セパレータの互いに対向する一方の2辺には、積層方向に貫通し、前記反応ガスを流すための反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔が設けられ、且つ、前記金属セパレータの互いに対向する他方の2辺には、前記積層方向に貫通し、少なくとも前記反応ガス入口連通孔又は前記反応ガス出口連通孔に近接するとともに、それぞれ各辺に振り分けられて冷却媒体を流すための一対の冷却媒体入口連通孔及び一対の冷却媒体出口連通孔が設けられ、
前記冷却媒体流路は、少なくとも前記冷却媒体入口連通孔又は前記冷却媒体出口連通孔に近接する連結流路部位における前記ジグザグ形状反応ガス流路の裏面側のジグザグ周期又はジグザグ振幅が、他の部位における前記ジグザグ形状反応ガス流路の裏面側のジグザグ周期又はジグザグ振幅よりも大きな寸法に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
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-
2012
- 2012-07-26 JP JP2012165953A patent/JP2014026822A/ja active Pending
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