JP2014026121A - トナー補給装置および画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
トナー収容部が歳差運動を起こしても、円筒状のシャッタ部材が振動し難く、トナー漏れが発生し難いトナー補給装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】
トナー補給装置20に、トナーを収容するトナー収容部211と、トナー収容部211を囲むシャッタ部材213と、軸線まわりに回転可能な第1ローラ2151dを含む第1ローラ部材2151とを設け、トナー収容部211が静止しているときには、第1ローラ2151dがトナー収容部211の側面に接触して該トナー収容部211を支持し、トナー収容部211が全体的に回転する場合において、該トナー収容部211の歳差運動が生じたときには、該トナー収容部211の側面によって第1ローラ2151dが押圧され、その押圧力によって第1ローラ2151dの軸線が移動するように、第1ローラ部材2151を構成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、トナー補給装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置の分野では、現像装置にトナーを補給するトナー補給装置として、回転型トナー補給装置が一般に知られている。回転型トナー補給装置は、円筒状のトナー収容部が画像形成装置に設けられる回転駆動源に接続され、該回転駆動源によって軸線まわりに回転させられることで、該トナー収容部内のトナーを、該トナー収容部に形成された排出口から排出し、他の装置へ補給する装置である。回転型トナー補給装置は、トナー収容部が回転することにより、トナーの凝集を防ぎつつ、トナーホッパや現像装置などにトナーを円滑に補給することができる。
このような回転型トナー補給装置として、たとえば、特許文献1には、トナー収容部の軸線方向一端部が回転駆動源に接続されるとともに、軸線方向他端部が回転自在に支持される構造の回転型トナー補給装置が記載されている。また、特許文献2には、トナー収容部の軸線方向一端部が回転駆動源に接続されるとともに、円筒状のシャッタ部材に該トナー収容部が挿通される構造の回転型トナー補給装置が記載されている。
特開2003−98811号公報 特開2004−271995号公報
特許文献1に記載の回転型トナー補給装置は、排出口がトナー収容部の軸線方向他端部に形成されており、トナーを排出する機構が複雑である。これに対して、特許文献2に記載の回転型トナー補給装置は、トナー収容部の側面の軸線方向中央部に排出口が形成されるとともに、該軸線方向中央部を囲む円筒状のシャッタ部材に開口が形成され、トナー収容部が軸線まわりに回転することで排出口とシャッタ部材の開口とが対向したときにトナー収容部内のトナーが排出されるように構成されているので、トナーを排出する機構が単純である。したがって、トナーを排出する機構の単純化の点において、円筒状のシャッタ部材を用いることが好ましい。
しかしながら、円筒状のシャッタ部材を用いると、トナー収容部の歳差運動に起因して、トナー漏れが生じるおそれがある。具体的には、特許文献2に記載の回転型トナー補給装置のように、軸線方向一端部が回転駆動源に接続され、軸線方向他端部が支持されない構造であると、該軸線方向一端部を通る水平線に対してトナー収容部の軸線が傾いた状態で、該水平線まわりに該軸線が回転運動する、いわゆる歳差運動が生じてしまう。歳差運動が生じると、トナー収容部が円筒状のシャッタ部材の内周面に衝突し、それによって、歳差運動のエネルギーの一部が円筒状のシャッタ部材に伝達され、該円筒状のシャッタ部材が振動する。円筒状のシャッタ部材には、上述したように、トナーを排出するための開口が形成されるので、該円筒状のシャッタ部材が振動すると、トナー漏れが生じるおそれがある。
なお、特許文献1に記載のように、軸線方向一端部が回転駆動源に接続され、軸線方向他端部が回転自在に支持される構造であっても、歳差運動は生じてしまう。なぜならば、トナー収容部にねじれが発生しないようにするために、該トナー収容部の軸線方向他端部は、軸線方向に垂直な面においてある程度自由に移動できるように設けられるからである。
本発明は、上述したような課題を解決するためのものであり、トナー収容部が歳差運動を起こしても、円筒状のシャッタ部材が振動し難く、トナー漏れが発生し難いトナー補給装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、トナーを収容し、側面にトナー排出口が形成される円筒状のトナー収容部であって、軸線方向一端部が回転駆動されることで全体的に回転可能なトナー収容部と、
前記トナー収容部の側面の前記トナー排出口が形成される部分を、該部分の全周にわたって囲む円筒状のシャッタ部材であって、側面に前記トナー排出口と連通可能な開口が形成されるシャッタ部材と、
軸線まわりに回転可能なローラを含むローラ部材であって、
前記トナー収容部が静止しているときに、前記ローラが前記トナー収容部の側面に接触して該トナー収容部を支持するように設けられ、
前記トナー収容部の軸線方向一端部が回転駆動されることで該トナー収容部が全体的に回転する場合において、該トナー収容部の歳差運動が生じたときに、該トナー収容部の側面によって前記ローラが押圧され、その押圧力によって前記ローラの軸線が移動するように設けられるローラ部材と、を備えることを特徴とするトナー補給装置である。
また本発明は、2つの前記ローラ部材が1対となって互いに連結されており、
互いに連結される2つの前記ローラ部材の各ローラは、互いの軸線が一致しないように設けられることを特徴とする。
また本発明は、互いに連結される2つの前記ローラ部材は、弾性部材によって連結されることを特徴とする。
また本発明は、現像装置を備える電子写真方式の画像形成装置において、
前記現像装置にトナーを供給するためのトナー補給装置として、前記トナー補給装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、トナー収容部の歳差運動が生じ、トナー収容部の側面によってローラが押圧されると、その押圧力によって、ローラの軸線が移動する。すなわち、歳差運動するトナー収容部の運動エネルギーの一部が、ローラに伝達され、該ローラの運動エネルギーになる。したがって、シャッタ部材への歳差運動のエネルギーの伝達が抑えられ、シャッタ部材が振動し難くなり、トナー漏れが発生し難くなる。また、ローラが軸線まわりに回転自在に設けられるので、トナー収容部の歳差運動に起因して、トナー収容部の側面によってローラが押圧されたとき、ローラはその軸線まわりに回転する。したがって、トナー収容部とローラとの間の摩擦が小さくなるので、トナー収容部のねじれの発生を抑えることができる。
また本発明によれば、2つのローラ部材は、各ローラの軸線が互いに一致しないように設けられるので、トナー収容部の側面の周方向において2つの位置で、トナー収容部の歳差運動のエネルギーを各ローラへ伝達させることができる。また、2つのローラ部材は、互いに連結されているので、各ローラのうちの一方が、トナー収容部の歳差運動に起因して、トナー収容部の側面によって押圧されて移動するときに、各ローラのうちの他方がともに移動し易くなる。したがって、トナー収容部の歳差運動のエネルギーを、2つのローラの運動エネルギーとして吸収することができる。
また本発明によれば、2つのローラ部材は弾性部材によって互いに連結されるので、トナー収容部の歳差運動に起因して、トナー収容部の側面によって各ローラが押圧されて移動したとき、弾性部材の弾性力によって、各ローラが元の位置に戻ろうとするので、トナー収容部の歳差運動のエネルギーを、繰り返し、2つのローラの運動エネルギーとして吸収することができる。
また本発明によれば、トナー収容部の歳差運動に起因するトナー補給装置からのトナー漏れを抑えることができるので、内部のトナーによる汚染を防ぐことができる。
画像形成装置10の構成を示す模式図である。 トナー補給装置20の構成を示す図である。 トナー補給装置20が備える補給装置本体部21の側面図である。 補給装置本体部21の分解斜視図である。 補給装置本体部21の正面図である。 ローラ対215を示す斜視図である。
はじめに、本発明に係るトナー補給装置20を備える画像形成装置10について説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す模式図である。画像形成装置10は、電子写真方式によって、記録用紙などの記録媒体の表面に画像を形成して、印刷物を得る装置である。画像形成装置10は、記録媒体を供給する記録媒体供給部50と、原稿などから画像情報を読み取るスキャナ43と、スキャナ43が読み取った画像情報や画像形成装置10の外部の装置から入力された画像情報に基づいて、供給された記録媒体に画像を形成する電子写真プロセス部60とを備える。電子写真プロセス部60は、感光体ドラム44と、帯電部45と、露光ユニット46と、現像ユニット70と、転写部48と、クリーニング部49と、定着ユニット51とを含む。
感光体ドラム44は、円筒状や円柱状の導電性基体と、この導電性基体の表面に形成される感光層とを含み、図示しない回転駆動源によって、導電性基体の軸線回りに回転可能に設けられる。導電性基体は、たとえばアルミニウムから形成される。感光層は、光を照射されることで導電性を示す材料であり、たとえば有機感光層が用いられる。有機感光層は、電荷発生物質を含む電荷発生層と電荷輸送物質を含む電荷輸送層とが積層されたものであってもよいし、電荷発生物質と電荷輸送物質とを1つの層に含むものであってもよい。
帯電部45は、感光体ドラム44の表面を所定の極性および電位に帯電させる装置である。帯電部45としては、ブラシ型帯電装置、ローラ型帯電装置、コロナ放電装置、イオン発生装置などを用いることができる。
露光ユニット46は、レーザ光を出射する装置であり、露光ユニット46から出射された光は、帯電部45と現像ユニット70との間を通過して感光体ドラム44の表面に照射される。帯電状態にある感光体ドラム44の表面にレーザ光が照射されることによって、該表面に、画像情報に対応する静電潜像が形成される。露光ユニット46としては、たとえば、レーザ照射部および複数の反射ミラーを備えるレーザスキャニングユニット(LSU)を用いることができる。また、露光ユニット46としては、LED(Light Emitting Diode)アレイ、液晶シャッタと光源とを適宜組み合わせたユニットなどを用いてもよい。
現像ユニット70は、トナー補給装置20と、トナーホッパ13と、現像装置47とを含む。トナー補給装置20は、トナーホッパ13および現像装置47よりも鉛直方向上方(以下では、「鉛直方向上方Y1」と称し、これとは反対の方向を、「鉛直方向下方Y2」と称し、2つの方向を併せて、「鉛直方向Y」と称する)に配置され、未使用のトナーを収容する。トナー補給装置20は、画像形成装置10が備える図示しない回転駆動源に接続される回転型トナー補給装置であり、現像装置47内のトナーが消費されて少なくなると、未使用のトナーをトナーホッパ13へ供給する。トナー補給装置20の詳細については後述する。
トナーホッパ13は、トナー補給装置20の鉛直方向下方Y2において、現像装置47に隣接して設けられる。トナーホッパ13は、トナー補給装置20から供給されたトナーを攪拌して、現像装置47へ供給する。
現像装置47は、感光体ドラム44上に形成された静電潜像をトナーによって現像することで、感光体ドラム44上にトナー像を形成する装置である。現像装置47は、現像槽、現像ローラ、搬送スクリュー、およびトナー濃度検知センサを備える。現像槽は、その内部空間にトナーを収容する。現像槽内には、現像ローラおよび搬送スクリューが、回転可能に支持される。現像槽は、感光体ドラム44に臨む位置に開口部が形成され、この開口部を挟んで感光体ドラム44に対向する位置に、現像ローラが設けられる。
現像ローラは、感光体ドラム44との最近接部において感光体ドラム44表面の静電潜像にトナーを供給する部材である。トナーの供給のときには、現像ローラ表面に、トナーの帯電電位とは逆極性の電位が現像バイアス電圧(現像バイアス)として印加される。これによって、現像ローラ表面のトナーが静電潜像に円滑に供給される。現像バイアスの値を変更することによって、静電潜像に供給されるトナー量(トナー付着量)を制御することができる。
搬送スクリューは、現像ローラ周辺にトナーを供給する部材である。搬送スクリューによって、トナーは攪拌搬送されて、帯電した状態で現像ローラに供給される。
トナー濃度検知センサは、現像槽の底面に設けられる。トナー濃度検知センサは、現像槽中のトナー濃度を検知する。トナー濃度検知センサとしては、一般的なトナー濃度検知センサを使用でき、たとえば、透過光検知センサ、反射光検知センサ、透磁率検知センサなどが挙げられる。これらの中でも、透磁率検知センサが好ましい。
トナー濃度検知センサは、トナー濃度制御部に電気的に接続される。トナー濃度制御部は、トナー濃度検知センサによるトナー濃度値が所定の設定値よりも低くなると、トナー補給装置20に接続される回転駆動源が作動し、トナー補給装置20内のトナーがトナーホッパ13へ供給される。
転写部48は、感光体ドラム44の表面に圧接するローラ部材であり、図示しない回転駆動源によって軸線回りに回転可能に設けられる。感光体ドラム44上に担持されて搬送されるトナー像は、転写部48と感光体ドラム44との圧接部において、後述する記録媒体供給部50から供給される記録媒体に転写される。
クリーニング部49は、感光体ドラム44から記録媒体へトナー像が転写された後に、感光体ドラム44の表面に残留するトナーや転写の際に付着した紙粉などを除去し、感光体ドラム44の表面を清浄化する部材である。クリーニング部49としては、たとえば、トナーを掻き取るための板状部材と、掻き取ったトナーを回収する容器状部材とが用いられる。
記録媒体供給部50は、記録媒体を収容する収容部と、記録媒体を搬送する搬送ローラとを含む。収容部に収容される記録媒体は、搬送ローラによって、感光体ドラム44と転写部48との圧接部に送給され、トナー像が転写された後、定着ユニット51に送給される。記録媒体としては、普通紙、カラーコピー用紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート、葉書などがある。
定着ユニット51は、加熱ローラおよび加圧ローラを含む。加熱ローラは、所定の定着温度となるように制御される。加圧ローラは、加熱ローラに圧接するローラである。加熱ローラは、加圧ローラとともに記録媒体を加熱しながら挟持することにより、トナー像を構成するトナーを溶融させて記録媒体上に定着させる。トナー像が定着した記録媒体は、画像形成装置10の外部に搬送され、画像形成動作が完了する。
次に、トナー補給装置20について詳細に説明する。図2は、トナー補給装置20の構成を示す図である。図3は、トナー補給装置20が備える補給装置本体部21の側面図である。図4は、補給装置本体部21の分解斜視図である。図5は、補給装置本体部21の正面図である。
トナー補給装置20は、トナー収容部211、連結部212、シャッタ部材213、支持台214、および2つのローラ対215を有する補給装置本体部21と、駆動源側連結部221、回転軸部材222、ギア223、および押しばね224を有する駆動力伝達部22と、2つのガイド部材231を有する筺体23とを備える。
筺体23は、補給装置本体部21の一部、駆動源側連結部221、回転軸部材222の一部、および押しばね224を収容する内部空間が形成され、鉛直方向下方Y2の端部が開放される箱状部材である。ギア223は、筺体23の外側に配置される。筺体23の、水平な一方向(以下では、X1方向と称する)端部となる壁部23aには、第1貫通孔23aaが形成され、X1方向とは反対の方向(以下では、X2方向と称し、X1方向とX2方向とを併せてX方向と称する)の端部となる壁部23bには、第2貫通孔23baが形成される。第1貫通孔23aaは、補給装置本体部21が挿通可能な大きさの孔であり、トナー補給装置20の使用時には、補給装置本体部21のX1方向端部が挿通されている。第2貫通孔23baは、回転軸部材222が挿通される孔であり、第2貫通孔23baにおいて、回転軸部材222の周りには、図示しない軸受が設けられる。
トナー収容部211は、周壁部211aと2つの底壁部211b,211cとによって内部空間を形成する有底円筒状の部材であり、該内部空間にトナーを収容する。トナー収容部211は、トナーとともにキャリアを収容してもよい。トナー収容部211が筺体23に対して静止しており、トナー収容部211や、その内部のトナーの重量が無視できるほど小さい理想状態では、トナー収容部211の中心軸線Sは、X方向に延びることになる。
周壁部211aには、円筒状のトナー収容部211の側面部であり、トナーを排出するための開口であるトナー排出口211aaが形成される。周壁部211aは、内径が50mm〜150mmであり、外径が52mm〜154mmであり、理想状態において、X方向における長さが400mm〜600mmである。トナー排出口211aaは、周壁部211aの中心軸線S方向における中央部に形成される。トナー排出口211aaの形状は正方形状であり、この正方形の一辺の長さは10mm〜25mmである。
周壁部211aの内壁面には、中心軸線Sに向かって、5mm〜10mm程度突出するトナー搬送突起部211abが形成される。トナー搬送突起部211abは、周壁部211aの内壁面において、中心軸線Sを中心として螺旋状に形成されている。この螺旋の進む方向は、トナー排出口211aaよりもX1方向側の部分と、トナー排出口211aaよりもX2方向側の部分とで、互いに逆になっている。後述するように、トナー収容部211は、底壁部211cが、中心軸線Sまわりの回転方向Gに、画像形成装置10が備える図示しない回転駆動源によって、5rpm〜15rpmで回転駆動され、それによって、全体的に回転するように構成されており、トナー搬送突起部211abは、トナー収容部211が回転するときに、トナー収容部211内のトナーをトナー排出口211aaに向けて搬送する。
底壁部211bは、周壁部211aのX1方向端部に固定され、底壁部211cは、周壁部211aのX2方向端部に固定される。底壁部211b,211cは、直径50mm〜150mmの円盤状の部材であり、この円盤の中心軸線と、周壁部211aの中心軸線Sとは一致する。
周壁部211aおよび底壁部211b,211cは、ポリエチレン、ポリプロピレン、HIPS樹脂(ハイインパクトポリスチレン樹脂)、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)などの材料から形成される。周壁部211aおよび底壁部211b,211cは、これらの材料から一体成形されてもよい。
底壁部211cには、連結部212が形成される。連結部212は、底壁部211cのX2方向側の面に形成される。連結部212は、X2方向に突出する凸部であり、この凸部は、X1方向に見たときの形状が十字状である。連結部212は、後述するように、駆動源側連結部221と連結される。したがって、底壁部211cは、駆動源側連結部221によって支持されることになる。なお、トナー補給装置20では、底壁部211bは何にも支持されず、自由に移動可能であるが、トナー補給装置20の変形例として、底壁部211bがある程度自由に移動可能に支持されてもよい。
シャッタ部材213は、円筒状のトナー収容部211の側面部である周壁部211aのトナー排出口211aaが形成される部分を囲む、該周壁部211aの外径以上の内径を有する円筒状の部材である。シャッタ部材213は、内径が、周壁部211aの外径+4mm〜周壁部211aの外径+20mmであり、中心軸線S方向における長さが、100mm〜150mmである。
シャッタ部材213は、略円柱状の2つの係合凸部213aを備え、該2つの係合凸部213aと、支持台214に設けられる、後述する2つの係合凹部214aaとがそれぞれ係合することで、該支持台214に着脱可能に構成される。トナー補給装置20の使用時には、シャッタ部材213にトナー収容部211が挿通された状態で、該シャッタ部材213が支持台214に装着される。
シャッタ部材213には、その鉛直方向Y下部に、トナー排出口211aaと同じ形状・大きさの開口である第1連通口213bが形成される。第1連通口213bは、トナー収容部211が回転することでトナー排出口211aaが鉛直方向下方Y2に位置したときに、トナー排出口211aaと連通するように形成される。
支持台214は、シャッタ部材213が装着可能に構成される装着部214aと、装着部214aの鉛直方向Y下部に固定される略矩形平板状の台座部214bとを含む。装着部214aは、軸線方向全体にわたる切欠きが形成された略円筒状の、2つの係合凹部214aaを備える。シャッタ部材213が支持台214に装着される際は、シャッタ部材213の各係合凸部213aが、支持台214の2つの係合凹部214aaの切欠き部を押圧して、各切欠きをそれぞれ広げることで、各係合凹部214aa内に各係合凸部213aが収まる。したがって、シャッタ部材213は、支持台214に対して振動し難くなっている。
支持台214の台座部214bは、X1方向およびX2方向に長く延び、トナーホッパ13の鉛直方向上方Y1に配置される。台座部214bには、第1連通口213bと同じ形状・大きさの第2連通口214baが形成される。第2連通口214baは、支持台214にシャッタ部材213が装着されているときに、第1連通口213bと連通するように形成される。
台座部214bには、2つのローラ対215の一部分を収容する2つの収容凹所214bbが形成される。各収容凹所214bbには、ローラ対215の後述する回転軸部2151aを軸支する図示しない軸受が設けられる。ローラ対215は、シャッタ部材213のX1方向側と、X2方向側とに、それぞれ設けられる。ローラ対215については後述する。
ギア223は、画像形成装置10が備える図示しない回転駆動源と係合し、5rpm〜15rpmで回転する。回転軸部材222は、円柱状の部材であり、ギア223が回転するときに該円柱の中心軸線まわりに回転するように、ギア223に接続される。回転軸部材222の回転方向は、中心軸線まわりの2つの方向のうち、図3などに示す回転方向Gである。また、この円柱の中心軸線は、中心軸線Sと一致する。
駆動源側連結部221は、円盤状の部材であり、一方の主面側に、X2方向に退避する凹部を有する。この凹部は、X2方向に見たときの形状が十字状である。トナー補給装置20の使用時には、この凹部は、連結部212の凸部と嵌合する。駆動源側連結部221の他方の主面は、回転軸部材222に固定され、回転軸部材222が回転するのに伴って、駆動源側連結部221も回転する。駆動源側連結部221が回転すると、該駆動源側連結部221と嵌合する連結部212が設けられるトナー収容部211の底壁部211cが、中心軸線Sまわりの回転方向Gに5rpm〜15rpmで回転駆動されることになり、その結果、トナー収容部211が全体的に回転することになる。
押しばね224は、圧縮コイルばねからなり、壁部23bと駆動源側連結部221との間の位置に設けられる。この位置において、押しばね224は、回転軸部材222が挿通される。押しばね224は、回転軸部材222および駆動源側連結部221の回転を阻害することなく、駆動源側連結部221が壁部23bから離間するように、X1方向へのばね力を付与する。これによって、連結部212の凸部と駆動源側連結部221の凹部とが嵌合する際に、駆動源側連結部221が連結部212によって押されて、駆動源側連結部221に固定される回転軸部材222、および、回転軸部材222に固定されるギア223が、X2方向に移動してしまうのを防いでいる。
2つのガイド部材231は、補給装置本体部21、より詳細には、支持台214の台座部214bを、X1方向およびX2方向に移動可能に支持する。2つのガイド部材231は、壁部23bから、第1貫通孔23aaを通って、筺体23の外部まで、X1方向に延びて設けられる。
上述したように、第1貫通孔23aaは、補給装置本体部21が挿通可能な大きさであり、トナー補給装置20の非使用時には、補給装置本体部21をX1方向に引くことで、連結部212と駆動源側連結部221との嵌合状態を解除し、駆動力伝達部22から補給装置本体部21を脱離させて、補給装置本体部21を、第1貫通孔23aaから引き出すことができる。補給装置本体部21を引き出した後は、支持台214から、トナー収容部211およびシャッタ部材213を取り外して、新たなトナー収容部211に交換することができる。トナー収容部211の交換後は、補給装置本体部21をX2方向に押すことで、補給装置本体部21を押し入れることができる。このとき、連結部212と駆動源側連結部221とが嵌合して、トナー収容部211が駆動源側連結部221に装着され、トナー補給装置20が使用可能となる。
以上のように構成されるトナー補給装置20によれば、補給装置本体部21の連結部212と、画像形成装置10が備える図示しない回転駆動源とが、駆動力伝達部22を介して連結される。これによって、連結部212が形成されるトナー収容部211は、中心軸線Sまわりに回転する。トナー収容部211が回転すると、トナー排出口211aaが鉛直方向下方Y2に位置したときに、トナー排出口211aa、第1連通口213b、および第2連通口214baが連通し、このときに、トナー収容部211に収容されるトナーは、トナー排出口211aa、第1連通口213b、および第2連通口214baを経て、トナーホッパ13へ供給され、現像装置47にトナーが補給される。トナー収容部211内のトナーが無くなったときには、補給装置本体部21をX1方向に引き出して、トナー収容部211を新たなトナー収容部211へと交換することができる。
次に、図2〜図6を用いて、ローラ対215について説明する。図6は、ローラ対215を示す斜視図である。ローラ対215は、第1ローラ部材2151と第2ローラ部材2152とが、連結部材2153によって連結されて構成されており、図6(a)は連結された状態を示し、図6(b)は分解された状態を示す。
第1ローラ部材2151は、回転軸部2151aと、第1支持部材2151bと、第1ローラ軸部2151cと、第1ローラ2151dとを備える。回転軸部2151aは、円柱状の部材であり、樹脂や金属などの材料から形成される。回転軸部2151aは、その軸線方向両端部が、支持台214に形成される収容凹所214bbに設けられる図示しない軸受によって支持され、軸線まわりに回転自在に設けられる。回転軸部2151aの軸線は、理想状態におけるトナー収容部211の中心軸線Sに平行であり、たとえば、理想状態におけるトナー収容部211の中心軸線Sから鉛直方向下方Y2に、トナー収容部211の半径+10mm〜トナー収容部211の半径+50mm離れた場所に、回転軸部2151aの軸線が位置する。
第1支持部材2151bは、円柱状の回転軸部2151aの径方向に延びる棒状の部材であり、樹脂や金属などの材料から形成される。第1支持部材2151bは、その長手方向一端部が、回転軸部2151aの側面のX1方向側の部分に固定される。第1支持部材2151bの長手方向他端部には、第1ローラ軸部2151cが固定される。第1支持部材2151bの長さは、たとえば、トナー収容部211の半径−20mm〜トナー収容部211の半径+20mmである。
第1ローラ軸部2151cは、第1支持部材2151bの長手方向他端部からX1方向へ延びる円柱状の部材であり、樹脂や金属などの材料から形成される。第1ローラ軸部2151cの軸線は、理想状態におけるトナー収容部211の中心軸線Sに平行である。また、第1ローラ軸部2151cの軸線は、回転軸部2151aの軸線から、たとえば、トナー収容部211の半径−20mm〜トナー収容部211の半径+20mm離れた場所に位置する。
第1ローラ2151dは、第1ローラ軸部2151cによって支持され、第1ローラ軸部2151cの軸線まわりに回転自在なローラである。第1ローラ2151dは、トナーが充填されているトナー収容部211が静止しているときに、該トナー収容部211の側面部である周壁部211aに接触して、該トナー収容部211を支持する。第1ローラ2151dは、その表面が、樹脂やゴムなどの材料から形成される。第1ローラ2151dの外径は、たとえば、10mm〜30mmであり、第1ローラ2151dの長さは、たとえば、5mm〜30mmである。
第2ローラ部材2152は、回転筒部2152aと、第2支持部材2152bと、第2ローラ軸部2152cと、第2ローラ2152dとを備える。回転筒部2152aは、円筒状の部材であり、樹脂や金属などの材料から形成される。回転筒部2152aは、支持台214に形成される収容凹所214bbに配置され、第1ローラ部材2151の回転軸部2151aにおける、第1支持部材2151bとの接続部分よりもX2方向側の部分が挿通されることで、該回転軸部2151aの軸線まわりに回転自在に設けられる。回転筒部2152aの軸線は、回転軸部2151aの軸線と一致する。
第2支持部材2152bは、円筒状の回転筒部2152aの径方向に延びる棒状の部材であり、樹脂や金属などの材料から形成される。第2支持部材2152bは、その長手方向一端部が、回転筒部2152aの側面のX2方向側の部分に固定される。第2支持部材2152bの長手方向他端部には、第2ローラ軸部2152cが固定される。第2支持部材2152bの長さは、たとえば、トナー収容部211の半径−20mm〜トナー収容部211の半径+20mmである。
第2ローラ軸部2152cは、第2支持部材2152bの長手方向他端部からX1方向へ延びる円柱状の部材であり、樹脂や金属などの材料から形成される。第2ローラ軸部2152cの軸線は、理想状態におけるトナー収容部211の中心軸線Sに平行である。また、第2ローラ軸部2152cの軸線は、第1ローラ部材2151の回転軸部2151aの軸線から、たとえば、トナー収容部211の半径−20mm〜トナー収容部211の半径+20mm離れた場所に位置する。
第2ローラ2152dは、第2ローラ軸部2152cによって支持され、第2ローラ軸部2152cの軸線まわりに回転自在なローラである。第2ローラ2152dは、トナーが充填されているトナー収容部211が静止しているときに、該トナー収容部211の側面部である周壁部211aに接触して、該トナー収容部211を支持する。第2ローラ2152dは、その表面が、樹脂やゴムなどの材料から形成される。第2ローラ2152dの外径は、たとえば、10mm〜30mmであり、第2ローラ2152dの長さは、たとえば、5mm〜30mmである。
第1ローラ部材2151および第2ローラ部材2152において、第1ローラ2151dと第2ローラ2152dとは、互いの軸線が一致しないように設けられる。より具体的には、図5に示すように、第1ローラ2151dと第2ローラ2152dとは、理想状態におけるトナー収容部211の中心軸線Sを含む鉛直面に対して、互いの軸線が鏡像関係になるように設けられる。また、図3に示すように、第1ローラ2151dと第2ローラ2152dとは、理想状態におけるトナー収容部211の中心軸線S方向において、互いに異なる位置に設けられる。
連結部材2153は、たとえば、引張コイルばねなどの弾性部材である。連結部材2153は、一端部が第1支持部材2151bの長手方向中央部に固定され、他端部が第2支持部材2152bの長手方向中央部に固定される。弾性部材からなる連結部材2153によって、第1ローラ部材2151と第2ローラ部材2152とは、L字形状をなすように保持される。連結部材2153が引張コイルばねである場合、そのばね定数は、たとえば、50N/m〜500N/mである。
このように構成されるローラ対215を備えるトナー補給装置20によれば、トナー収容部211の歳差運動が生じたときに、該歳差運動に起因する、トナー収容部211からのトナー漏れを防ぐことができる。このような効果について、以下に詳細に説明する。
上述したように、トナー収容部211が筺体23に対して静止しており、トナー収容部211や、その内部のトナーの重量が無視できるほど小さい理想状態では、トナー収容部211の中心軸線Sは、X方向に延びている。しかしながら、実際には、トナー収容部211には多量のトナーが充填されているので、トナー収容部211の、駆動源側連結部221と連結されていない側の端部(X1方向端部)は、駆動源側連結部221と連結されている側の端部(X2方向端部)よりも、鉛直方向下方Y2に位置し、中心軸線Sは、駆動源側連結部221の中心を通ってX方向に延びる直線(以下では、X方向直線と称する)に対して、わずかに傾く。X方向直線に対してトナー収容部211の中心軸線Sが傾いた状態で、トナー収容部211のX2方向端部のみを回転駆動源と連結し、回転駆動すると、X方向直線まわりに該中心軸線Sが回転移動する歳差運動が生じる。歳差運動が生じると、トナー収容部211がシャッタ部材213の内周面に衝突し、それによって、歳差運動のエネルギーの一部がシャッタ部材213に伝達され、該シャッタ部材213が振動し、トナー漏れが生じるおそれがある。
トナー補給装置20では、トナーが充填されている新規のトナー収容部211が支持台214に装着されると、ローラ対215の第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが、トナー収容部211の周壁部211aにそれぞれ当接する。第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが周壁部211aに当接した状態において、トナー収容部211のX2方向端部が回転駆動されて、トナー収容部211の歳差運動が生じると、該トナー収容部211の周壁部211aによって第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが押圧されることになる。第1ローラ部材2151および第2ローラ部材2152は、回転軸部2151aの軸線まわりに回転可能になっているので、周壁部211aによって押圧されると、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dは、その押圧力によって、各軸線が、回転軸部2151aの軸線まわりに移動する。すなわち、歳差運動するトナー収容部211の運動エネルギーの一部が、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dに伝達され、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dの運動エネルギーになる。したがって、シャッタ部材213への歳差運動のエネルギーの伝達が抑えられ、シャッタ部材213が振動し難くなり、トナー漏れが発生し難くなる。
また、トナー補給装置20では、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが回転自在に設けられるので、トナー収容部211の歳差運動に起因して、周壁部211aによって押圧されたとき、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dは、その軸線が移動するとともに、その軸線まわりに回転する。したがって、トナー収容部211と第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dとの間の摩擦が小さくなるので、トナー収容部211のねじれの発生を抑えることができる。
また、トナー補給装置20では、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dという、互いに軸線が一致しない2つのローラが設けられるので、トナー収容部211の周壁部211aの周方向において2つの位置で、トナー収容部211の歳差運動のエネルギーを各ローラへ伝達させることができる。また、この2つのローラは、X方向において互いに異なる位置に設けられるので、X方向において2つの位置で、トナー収容部211の歳差運動のエネルギーを各ローラへ伝達させることができる。なお、ローラ対は、3つ以上のローラを備えていてもよい。
また、トナー補給装置20では、第1ローラ2151dを含む第1ローラ部材2151と、第2ローラ2152dを含む第2ローラ部材2152とが、連結部材2153によって連結されているので、第1ローラ2151dまたは第2ローラ2152dのうちの一方が、トナー収容部211の歳差運動に起因して、周壁部211aによって押圧されて移動するときに、第1ローラ2151dまたは第2ローラ2152dのうちの他方がともに移動し易くなる。したがって、トナー収容部211の歳差運動のエネルギーを、2つのローラの運動エネルギーとして吸収することができる。
また、トナー補給装置20では、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dに、トナー収容部211からの荷重が掛からない状態において、第1ローラ部材2151と第2ローラ部材2152とは、弾性部材からなる連結部材2153によって、L字形状をなすように保持される。したがって、トナー収容部211の歳差運動に起因して、第1ローラ2151dや第2ローラ2152dが周壁部211aによって押圧されて移動したとき、弾性部材からなる連結部材2153の弾性力によって、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dは元の位置に戻ろうとするので、トナー収容部211の歳差運動のエネルギーを、繰り返し、2つのローラの運動エネルギーとして吸収することができる。
なお、弾性部材からなる連結部材2153は、トナーが充填されている新規のトナー収容部211が支持台214に装着され、該トナー収容部211の周壁部211aが第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dに接触しているときに、自然状態(ただし、自重による伸縮は除く)となることが好ましい。新規のトナー収容部211の装着時に、該トナー収容部211からの荷重によって連結部材2153が大きく伸びていると、大きな弾性エネルギーが蓄積されることになり、トナー収容部211内のトナーが消費され、トナー収容部211からの荷重が小さくなったときに、弾性部材からなる連結部材2153が振動するおそれがあるからである。トナー補給装置20では、ローラ対215が2つ設けられており、各ローラ対215に掛かるトナー収容部211の荷重は異なるので、上記のように、ローラ対215の連結部材2153を自然状態にするためには、2つのローラ対215の連結部材2153の自然長を互いに異ならせる必要がある。具体的には、トナー収容部211の、駆動源側連結部221と連結されていない側の端部(X1方向端部)側に設けられるローラ対215の自然長は、駆動源側連結部221と連結されている側の端部(X2方向端部)側に設けられるローラ対215の自然長よりも、わずかに長く設定される。
また、トナー補給装置20では、トナー収容部211の歳差運動に起因して、第1ローラ2151dや第2ローラ2152dが周壁部211aによって押圧されて移動するときに、回転軸部2151aと回転筒部2152aとの間に摩擦が生じるので、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dの運動エネルギーを摩擦熱エネルギーに変換して、消費することができる。特に、連結部材2153が引張コイルばねのようなコイルばねである場合、ばねの振動が減衰し難く、トナー収容部211からローラ対215へ伝達されたエネルギーは消費され難いので、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dの移動が阻害されない範囲で、回転軸部2151aおよび回転筒部2152aを、摩擦係数が大きな材料を用いて構成してもよい。
また、トナー補給装置20において、弾性部材からなる連結部材2153の振動を早く減衰させるために、連結部材2153を囲む筒状部材を設けてもよい。たとえば、連結部材2153が引張コイルばねである場合、ばねの伸び縮みの際に筒状部材の内周面と、ばねとが擦れることで、ばねの弾性エネルギーの一部が摩擦熱エネルギーに変換され、消費される。特に、引張コイルばねなどのコイルばねは、縮む際に径が大きくなるので、摩擦力が大きくなる。したがって、トナー収容部211の歳差運動に起因して、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが周壁部211aによって押圧されて移動し、その後、ばねの弾性力によって移動方向とは逆方向に戻ろうとするときに、ばねの弾性エネルギーの一部を摩擦熱エネルギーに変換して消費し、各ローラの速度を小さくすることができ、その結果、ローラ対215からトナー収容部211へのエネルギーの伝達を抑えることができる。
また、トナー補給装置20において、弾性部材からなる連結部材2153の振動を早く減衰させるために、第1支持部材2151bと第2支持部材2152bとの間にストッパ部材を設けてもよい。ストッパ部材は、たとえば、ゴム、スポンジ、ねじりコイルばねなどであり、第1支持部材2151bまたは第2支持部材2152bのうちの一方に固定されるとともに、第1支持部材2151bまたは第2支持部材2152bのうちの他方には固定されない。ストッパ部材は、新規のトナー収容部211が支持台214に装着されており、弾性部材からなる連結部材2153が自然状態であるときに、第1支持部材2151bまたは第2支持部材2152bのうちの他方に対して、圧縮されることなく接触している。したがって、たとえば、トナー収容部211が歳差運動によって鉛直方向下方Y2に移動し、その結果、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが互いに離間するように周壁部211aに押圧されたとき、ストッパ部材は、第1支持部材2151bまたは第2支持部材2152bのうちの一方とともに移動することになる。このとき、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが互いに離間することで、弾性部材からなる連結部材2153は伸びているので、該連結部材2153の縮もうとする弾性力によって、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが近づくように移動するが、元の状態まで近づくと、ストッパ部材と第1支持部材2151bまたは第2支持部材2152bのうちの他方とが接触し、それ以上近づくのが阻害される。このように、第1支持部材2151bと第2支持部材2152bとの間にストッパ部材を設けることで、弾性部材からなる連結部材2153の振動を減衰させることができる。
また、トナー補給装置20において、弾性部材からなる連結部材2153の振動を早く減衰させるために、第1支持部材2151bおよび第2支持部材2152bに、羽根部材を設けてもよい。たとえば、回転軸部2151aの軸線方向および径方向に延びる面を主面とする板状の羽根部材を、第1支持部材2151bからX1方向側に延びるように接続するとともに、第2支持部材2152bからX2方向側に延びるように接続する。このような羽根部材を第1支持部材2151bおよび第2支持部材2152bに接続することで、トナー収容部211の歳差運動に起因して、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dが周壁部211aによって押圧され、第1ローラ2151dおよび第2ローラ2152dとともに第1支持部材2151bおよび第2支持部材2152bが移動するときに、空気抵抗が大きくなり、弾性部材からなる連結部材2153の振動を減衰させることができる。また、この羽根部材の移動により、トナー収容部211へ向かう空気の流れを生じさせることができるので、トナー収容部211やその周辺部材を冷却することができる。
以上のように構成されるトナー補給装置20を備える画像形成装置10は、トナー収容部211の歳差運動に起因するトナー補給装置20からのトナー漏れを抑えることができるので、画像形成装置10の内部のトナーによる汚染を防ぐことができる。
10 画像形成装置
13 トナーホッパ
20 トナー補給装置
21 補給装置本体部
22 駆動力伝達部
23 筺体
47 現像装置
70 現像ユニット
211 トナー収容器
211a 周壁部
211aa トナー排出口
211b,211c 底壁部
213 シャッタ部材
215 ローラ対
221 駆動源側連結部
2151 第1ローラ部材
2151d 第1ローラ
2152 第2ローラ部材
2152d 第2ローラ

Claims (4)

  1. トナーを収容し、側面にトナー排出口が形成される円筒状のトナー収容部であって、軸線方向一端部が回転駆動されることで全体的に回転可能なトナー収容部と、
    前記トナー収容部の側面の前記トナー排出口が形成される部分を、該部分の全周にわたって囲む円筒状のシャッタ部材であって、側面に前記トナー排出口と連通可能な開口が形成されるシャッタ部材と、
    軸線まわりに回転可能なローラを含むローラ部材であって、
    前記トナー収容部が静止しているときに、前記ローラが前記トナー収容部の側面に接触して該トナー収容部を支持するように設けられ、
    前記トナー収容部の軸線方向一端部が回転駆動されることで該トナー収容部が全体的に回転する場合において、該トナー収容部の歳差運動が生じたときに、該トナー収容部の側面によって前記ローラが押圧され、その押圧力によって前記ローラの軸線が移動するように設けられるローラ部材と、を備えることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 2つの前記ローラ部材が1対となって互いに連結されており、
    互いに連結される2つの前記ローラ部材の各ローラは、互いの軸線が一致しないように設けられることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 互いに連結される2つの前記ローラ部材は、弾性部材によって連結されることを特徴とする請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 現像装置を備える電子写真方式の画像形成装置において、
    前記現像装置にトナーを供給するためのトナー補給装置として、請求項1に記載のトナー補給装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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