JP2014025705A - 入力信号レベル検出器 - Google Patents

入力信号レベル検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014025705A
JP2014025705A JP2012163635A JP2012163635A JP2014025705A JP 2014025705 A JP2014025705 A JP 2014025705A JP 2012163635 A JP2012163635 A JP 2012163635A JP 2012163635 A JP2012163635 A JP 2012163635A JP 2014025705 A JP2014025705 A JP 2014025705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
input
input signal
integrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012163635A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Hirai
暁人 平井
Tsuneji Tsutsumi
恒次 堤
Eiji Taniguchi
英司 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012163635A priority Critical patent/JP2014025705A/ja
Publication of JP2014025705A publication Critical patent/JP2014025705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

【課題】信号レベルの検出精度を高めることができるとともに、処理時間の短縮化を図ることができるようにする。
【解決手段】信号入力端子1から入力された入力信号の立ち上りエッジを計数し、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベルの信号を出力するカウンタ3と、カウンタ3からHレベルの信号が出力されている間、検波器2から出力された入力信号の絶対値を積分する積分器4とを設け、信号レベル演算器5が、積分器4の積分結果から入力信号の信号レベルを演算する。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力信号の信号レベルを検出する入力信号レベル検出器に関するものである。
例えば、以下の特許文献1には、入力信号を検波して、その入力信号の絶対値を出力する検波器や、その検波器から出力された入力信号の絶対値に含まれている高調波(入力信号の周波数に起因する高調波)を除去して、その絶対値から直流成分だけを抽出するローパスフィルタなどを備えている入力信号レベル検出器が開示されている。
この入力信号レベル検出器では、ローパスフィルタが検波器から出力された入力信号の絶対値に含まれている高調波を除去しているが、そのローパスフィルタの出力信号が安定するまでには所定時間を要するため、所定時間を経過するまでの間、そのローパスフィルタの出力信号から入力信号の信号レベルを検出することができない。
即ち、ローパスフィルタの時定数に起因する過渡応答が発生するため、その過渡応答が収束するまでの間待機し、その過渡応答が収束してから、入力信号の信号レベルを検出する必要がある。
なお、高調波の影響を十分に抑圧して、信号レベルの検出精度を高めるには、大きい時定数のローパスフィルタを用いる必要があるが、大きい時定数のローパスフィルタを用いると、ローパスフィルタの出力信号が安定するまでに要する時間が長くなるため、検出結果を得るまでの処理時間が長くなる。
したがって、検出結果を得るまでの処理時間を短くするには、ローパスフィルタの時定数を小さくする必要があるが、小さい時定数のローパスフィルタを用いると、高調波の影響を十分に抑圧することができなくなり、信号レベルの検出精度が劣化する。
特開2010−130425号公報(図1)
従来の入力信号レベル検出器は以上のように構成されているので、信号レベルの検出精度を高めるには、大きい時定数のローパスフィルタを用いる必要があるため、検出結果を得るまでの処理時間が長くなってしまう。一方、検出結果を得るまでの処理時間を短くするには、小さい時定数のローパスフィルタを用いる必要があるため、信号レベルの検出精度が劣化してしまう。そのため、信号レベルの検出精度の向上と処理時間の短縮化の双方を満足することができない課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、信号レベルの検出精度を高めることができるとともに、処理時間の短縮化を図ることができる入力信号レベル検出器を得ることを目的とする。
この発明に係る入力信号レベル検出器は、信号入力端子から入力された入力信号を検波して、その入力信号の絶対値を出力する検波器と、信号入力端子から入力された入力信号の立ち上りエッジ又は立ち下りエッジを計数し、エッジの計数値が所定値になるまで所定レベルの信号を出力するエッジ計数手段と、エッジ計数手段から所定レベルの信号が出力されている間、検波器から出力された入力信号の絶対値を積分する積分器とを設け、信号レベル演算手段が、積分器の積分結果から入力信号の信号レベルを演算するようにしたものである。
この発明によれば、信号入力端子から入力された入力信号の立ち上りエッジ又は立ち下りエッジを計数し、エッジの計数値が所定値になるまで所定レベルの信号を出力するエッジ計数手段と、エッジ計数手段から所定レベルの信号が出力されている間、検波器から出力された入力信号の絶対値を積分する積分器とを設け、信号レベル演算手段が、積分器の積分結果から入力信号の信号レベルを演算するように構成したので、信号レベルの検出精度を高めることができるとともに、処理時間の短縮化を図ることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による入力信号レベル検出器を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による入力信号レベル検出器における主要な箇所での信号波形を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による入力信号レベル検出器を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による入力信号レベル検出器における主要な箇所での信号波形を示す説明図である。 この発明の実施の形態5による入力信号レベル検出器を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による入力信号レベル検出器を示す構成図である。
図1において、信号入力端子1は信号レベルを検出する対象の信号を入力する端子である。
検波器2は例えば抵抗、コイル、コンデンサやダイオードなどから構成されており、信号入力端子1から入力された入力信号を検波して、その入力信号の絶対値を出力する回路である。
カウンタ3はエッジのカウント数である所定値の設定を受け付ける機能を備えており、信号入力端子1から入力された入力信号の立ち上りエッジを計数し、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベル(所定レベル)の信号を積分器4に出力する。
カウンタ3は、例えば、所定値が“3”に設定された場合、入力信号の1つ目の立ち上りエッジを検出すると、Hレベルの信号の出力を開始し、3つ目の立ち上りエッジを検出すると、積分器4に対する信号の出力レベルをLレベルに変更する。なお、カウンタ3はエッジ計数手段を構成している。
この実施の形態1では、カウンタ3が入力信号の立ち上りエッジを計数する例を説明するが、入力信号の立ち下がりエッジを計数するようにしてもよい。
また、この実施の形態1では、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベルの信号を積分器4に出力して、立ち上りエッジの計数値が所定値になるとLレベルの信号を積分器4に出力する例を説明するが、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでLレベルの信号を積分器4に出力して、立ち上りエッジの計数値が所定値になるとHレベルの信号を積分器4に出力するようにしてもよい。
積分器4は例えば抵抗、コンデンサやオペアンプなどから構成されており、カウンタ3からHレベル(所定レベル)の信号が出力されている間(所定レベルがLレベルである場合、Lレベルの信号が出力されている間)、検波器2から出力された入力信号の絶対値を積分する積分回路である。
信号レベル演算器5は例えばCPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、あるいは、簡易な計算機などから構成されており、積分器4の積分結果から入力信号の信号レベルを演算する処理を実施する。なお、信号レベル演算器5は信号レベル演算手段を構成している。
図1の例では、入力信号レベル検出器の構成要素である検波器2、カウンタ3、積分器4及び信号レベル演算器5のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、入力信号レベル検出器がコンピュータで構成されていてもよい。
入力信号レベル検出器がコンピュータで構成されている場合、検波器2、カウンタ3、積分器4及び信号レベル演算器5の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
次に動作について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1による入力信号レベル検出器における主要な箇所での信号波形を示す説明図である。
信号入力端子1から入力された信号は、検波器2及びカウンタ3に取り込まれる。この実施の形態1では、入力信号は、図2に示すように、RFパルスに相当する信号を想定している。
検波器2は、信号入力端子1から信号が入力されると、その入力信号を検波して、その入力信号の絶対値を積分器4に出力する。
検波器2から積分器4に出力される信号の波形は、図2に示すような波形になるが、検波器2の出力信号には入力信号の高調波成分が含まれている。
この高調波成分は雑音成分に見えるため、ローパスフィルタを用いて、高調波成分を抑圧することで、直流電圧で表される入力信号の信号レベル情報を正確に抽出できるようにすることが一般的である。
しかし、ローパスフィルタを用いる場合、上述したように、ローパスフィルタの時定数に起因する過渡応答が発生するため、その過渡応答が収束するまでの間待機する必要がある(過渡応答が収束してからでないと、直流電圧で表される入力信号の信号レベル情報を正確に抽出することができない)。
そこで、この実施の形態1では、ローパスフィルタを用いずに、検波器2の出力信号に含まれている高調波成分を抑圧するようにしている。
即ち、この実施の形態1では、詳細は後述するが、入力信号の入力周波数fin1の周期のN倍の周期で離散積分することで、ヌル(Null)点がfin1/Nの整数倍の周波数に形成されるsyncフィルタ特性を利用して、fin1,2fin1,・・・の高調波成分を抑圧するようにしている。
カウンタ3は、エッジのカウント数である所定値の設定を受け付ける機能を備えており、この実施の形態1では、説明の便宜上、所定値が“3”に設定されているものとする。
カウンタ3は、信号入力端子1から入力された入力信号の立ち上りエッジを計数し、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベルの信号を積分器4に出力する。
即ち、カウンタ3は、図2に示すように、入力信号の1つ目の立ち上りエッジを検出すると、Hレベルの信号の出力を開始し、3つ目の立ち上りエッジを検出すると、積分器4に対する信号の出力レベルをLレベルに変更する。
積分器4は、カウンタ3からHレベルの信号が出力されると、検波器2から出力される絶対値の積分処理を開始し、カウンタ3から出力される信号がLレベルになると、絶対値の積分処理を停止する。
ここで、カウンタ3の出力信号がHレベルである期間は、入力信号の入力周波数fin1の周期のN倍の周期に相当するため、積分器4では、入力信号の入力周波数fin1の周期のN倍の周期で離散積分することになる。
これにより、積分器4によって、ヌル(Null)点がfin1/Nの整数倍の周波数に形成されるため、検波器2の出力信号に含まれているfin1,2fin1,・・・の高調波成分が抑圧される。
信号レベル演算器5は、積分器4が絶対値の積分処理を停止すると、積分器4の積分結果から入力信号の信号レベルを演算する。
即ち、信号レベル演算器5は、既知である積分器4の利得に対応する積分器4の出力信号の傾きで、積分器4の積分結果を除算することで、入力信号の信号レベルを演算する。
入力信号の信号レベル=積分器4の積分結果/傾き
なお、信号レベル演算器5による信号レベルの演算が終了すると、積分器4が保持している積分値はリセットされる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、信号入力端子1から入力された入力信号の立ち上りエッジを計数し、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベルの信号を出力するカウンタ3と、カウンタ3からHレベルの信号が出力されている間、検波器2から出力された入力信号の絶対値を積分する積分器4とを設け、信号レベル演算器5が、積分器4の積分結果から入力信号の信号レベルを演算するように構成したので、信号レベルの検出精度を高めることができるとともに、処理時間の短縮化を図ることができる効果を奏する。
即ち、この実施の形態1によれば、ローパスフィルタを実装することなく、検波器2の出力信号に含まれている高調波成分を抑圧することができるため、ローパスフィルタの時定数に起因する過渡応答が収束するまでの間待機する必要がなくなり、処理時間の短縮化を図ることができる。
また、積分器4によって、ヌル(Null)点をfin1/Nの整数倍の周波数に形成することができるため、検波器2の出力信号に含まれている高調波成分を十分に抑圧して、信号レベルの検出精度を高めることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、信号レベル演算器5が、積分器4の利得に対応する積分器4の出力信号の傾きで、積分器4の積分結果を除算することで、入力信号の信号レベルを演算するものを示したが、信号レベル演算器5が、積分器4による複数回分の積分結果の平均値を演算し、積分器4の出力信号の傾きで、上記平均値を除算することで、入力信号の信号レベルを演算するようにしてもよい。
入力信号の信号レベル=積分結果の平均値/傾き
この場合、雑音の影響を軽減することができるため、上記実施の形態1よりも更に信号レベルの検出精度を高めることができる効果を奏する。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による入力信号レベル検出器を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ローパスフィルタ11(図3では、「LPF」と表記している)は検波器2の出力信号に対する周波数制限を実施して、入力信号の周波数成分及び高調波成分を除去することで、検波器2の出力信号から入力信号のエンベロープを抽出する。なお、ローパスフィルタ11はエンベロープ抽出手段を構成している。
カウンタ12はエッジのカウント数である所定値の設定を受け付ける機能を備えており、ローパスフィルタ11により抽出されたエンベロープの立ち上りエッジを計数し、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベル(所定レベル)の信号を積分器13に出力する。
カウンタ12は、例えば、所定値が“3”に設定された場合、エンベロープの1つ目の立ち上りエッジを検出すると、Hレベルの信号の出力を開始し、3つ目の立ち上りエッジを検出すると、積分器13に対する信号の出力レベルをLレベルに変更する。なお、カウンタ12はエッジ計数手段を構成している。
この実施の形態3では、カウンタ12がエンベロープの立ち上りエッジを計数する例を説明するが、エンベロープの立ち下がりエッジを計数するようにしてもよい。
また、この実施の形態3では、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベルの信号を積分器13に出力して、立ち上りエッジの計数値が所定値になるとLレベルの信号を積分器13に出力する例を説明するが、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでLレベルの信号を積分器13に出力して、立ち上りエッジの計数値が所定値になるとHレベルの信号を積分器13に出力するようにしてもよい。
積分器13は例えば抵抗、コンデンサやオペアンプなどから構成されており、カウンタ12からHレベル(所定レベル)の信号が出力されている間(所定レベルがLレベルである場合、Lレベルの信号が出力されている間)、ローパスフィルタ11により抽出されたエンベロープを積分する積分回路である。
図3の例では、入力信号レベル検出器の構成要素である検波器2、ローパスフィルタ11、カウンタ12、積分器13及び信号レベル演算器5のそれぞれが専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、入力信号レベル検出器がコンピュータで構成されていてもよい。
入力信号レベル検出器がコンピュータで構成されている場合、検波器2、ローパスフィルタ11、カウンタ12、積分器13及び信号レベル演算器5の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
次に動作について説明する。
図4はこの発明の実施の形態3による入力信号レベル検出器における主要な箇所での信号波形を示す説明図である。
信号入力端子1から入力された信号は、検波器2に取り込まれる。この実施の形態3では、入力信号は、図4に示すように、ASKなどの変調方式で変調されたパルスに相当する信号を想定している。
検波器2は、信号入力端子1から信号が入力されると、図4に示すように、その入力信号を検波して、その入力信号の絶対値をローパスフィルタ11に出力する。
ローパスフィルタ11は、検波器2の出力信号を受けると、その出力信号に対する周波数制限を実施して、入力信号の周波数成分及び高調波成分を除去することで、その出力信号から入力信号のエンベロープを抽出する。
ここで、ローパスフィルタ11の出力信号は、入力信号のエンベロープに相当するが、入力信号の平均の信号レベルを検出する場合、入力信号の周波数成分及びエンベロープの周波数成分の双方が雑音に見える。
このため、エンベロープの周波数成分よりも十分大きな時定数のローパスフィルタ(ローパスフィルタ11とは異なるローパスフィルタ)を用いて高調波を抑圧し、直流電圧で表される入力信号の信号レベル情報を正確に抽出できるようにすることが一般的である。
しかし、エンベロープの周波数成分を除去するローパスフィルタを用いる場合、そのローパスフィルタの時定数に起因する過渡応答が発生するため、その過渡応答が収束するまでの間待機する必要がある(過渡応答が収束してからでないと、直流電圧で表される入力信号の信号レベル情報を正確に抽出することができない)。
そこで、この実施の形態3では、エンベロープの周波数成分を除去するローパスフィルタを用いずに、ローパスフィルタ11の出力信号に含まれている高調波成分を抑圧するようにしている。
即ち、この実施の形態3では、詳細は後述するが、エンベロープの信号力周波数finの周期のN倍の周期で離散積分することで、ヌル(Null)点がfin/Nの整数倍の周波数に形成されるsyncフィルタ特性を利用して、fin,2fin,・・・の高調波成分を抑圧するようにしている。
カウンタ12は、エッジのカウント数である所定値の設定を受け付ける機能を備えており、この実施の形態3では、説明の便宜上、所定値が“3”に設定されているものとする。
カウンタ12は、ローパスフィルタ11の出力信号の立ち上りエッジを計数し、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベルの信号を積分器13に出力する。
即ち、カウンタ12は、図4に示すように、ローパスフィルタ11の出力信号の1つ目の立ち上りエッジを検出すると、Hレベルの信号の出力を開始し、3つ目の立ち上りエッジを検出すると、積分器13に対する信号の出力レベルをLレベルに変更する。
積分器13は、カウンタ12からHレベルの信号が出力されると、ローパスフィルタ11の出力信号であるエンベロープの積分処理を開始し、カウンタ12から出力される信号がLレベルになると、エンベロープの積分処理を停止する。
ここで、カウンタ12の出力信号がHレベルである期間は、エンベロープの信号周波数finの周期のN倍の周期に相当するため、積分器13では、エンベロープの信号周波数finの周期のN倍の周期で離散積分することになる。
これにより、積分器13によって、ヌル(Null)点がfin/Nの整数倍の周波数に形成されるため、ローパスフィルタ11の出力信号に含まれているfin,2fin,・・・の高調波成分が抑圧される。
信号レベル演算器5は、積分器13がエンベロープの積分処理を停止すると、積分器13の積分結果から入力信号の信号レベルを演算する。
即ち、信号レベル演算器5は、既知である積分器13の利得に対応する積分器13の出力信号の傾きで、積分器13の積分結果を除算することで、入力信号の信号レベルを演算する。
入力信号の信号レベル=積分器13の積分結果/傾き
なお、信号レベル演算器5による信号レベルの演算が終了すると、積分器13が保持している積分値はリセットされる。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、検波器2の出力信号からエンベロープを抽出するローパスフィルタ11と、ローパスフィルタ11により抽出されたエンベロープの立ち上りエッジを計数し、立ち上りエッジの計数値が所定値になるまでHレベルの信号を出力するカウンタ12と、カウンタ12からHレベルの信号が出力されている間、ローパスフィルタ11により抽出されたエンベロープを積分する積分器13とを設け、信号レベル演算器5が、積分器13の積分結果から入力信号の信号レベルを演算するように構成したので、信号レベルの検出精度を高めることができるとともに、処理時間の短縮化を図ることができる効果を奏する。
即ち、この実施の形態3によれば、エンベロープの周波数成分を除去するローパスフィルタを実装することなく、ローパスフィルタ11の出力信号に含まれている高調波成分を抑圧することができるため、エンベロープの周波数成分を除去するローパスフィルタの時定数に起因する過渡応答が収束するまでの間待機する必要がなくなり、処理時間の短縮化を図ることができる。
また、積分器13によって、ヌル(Null)点をfin/Nの整数倍の周波数に形成することができるため、ローパスフィルタ11の出力信号に含まれている高調波成分を十分に抑圧して、信号レベルの検出精度を高めることができる。
実施の形態4.
上記実施の形態3では、信号レベル演算器5が、積分器13の利得に対応する積分器13の出力信号の傾きで、積分器13の積分結果を除算することで、入力信号の信号レベルを演算するものを示したが、信号レベル演算器5が、積分器13による複数回分の積分結果の平均値を演算し、積分器13の出力信号の傾きで、上記平均値を除算することで、入力信号の信号レベルを演算するようにしてもよい。
入力信号の信号レベル=積分結果の平均値/傾き
この場合、雑音の影響を軽減することができるため、上記実施の形態3よりも更に信号レベルの検出精度を高めることができる効果を奏する。
実施の形態5.
図5はこの発明の実施の形態5による入力信号レベル検出器を示す構成図であり、図において、図1及び図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
第2の積分器である積分器20は例えば抵抗、コンデンサやオペアンプなどから構成されており、カウンタ12からHレベル(所定レベル)の信号が出力されている間(所定レベルがLレベルである場合、Lレベルの信号が出力されている間)、積分器4の積分結果を積分する積分回路である。
なお、図5の入力信号レベル検出器では、カウンタ3が第1のエッジ計数手段を構成し、カウンタ12が第2のエッジ計数手段を構成している。また、積分器4が第1の積分器を構成している。
上記実施の形態4では、信号レベル演算器5が、積分器13による複数回分の積分結果の平均値を演算し、積分器13の出力信号の傾きで、上記平均値を除算することで、入力信号の信号レベルを演算するものを示したが、図1の構成に対して、ローパスフィルタ11、カウンタ12及び積分器20を追加して、積分器20が、カウンタ12からHレベルの信号が出力されている間、積分器4の積分結果を積分するようにすることで、積分器4による複数回分の積分結果の平均値を演算することが可能になる。
したがって、信号レベル演算器5では、既知である積分器20の利得に対応する積分器20の出力信号の傾きで、積分器20の積分結果(積分器4による複数回分の積分結果の平均値)を除算することで、入力信号の信号レベルを演算することができる。
これにより、上記実施の形態4と同様に、雑音の影響を軽減することができるため、上記実施の形態3よりも更に信号レベルの検出精度を高めることができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 信号入力端子、2 検波器、3 カウンタ(エッジ計数手段、第1のエッジ計数手段)、4 積分器(第1の積分器)、5 信号レベル演算器(信号レベル演算手段)、11 ローパスフィルタ(エンベロープ抽出手段)、12 カウンタ(エッジ計数手段、第2のエッジ計数手段)、13 積分器、20 積分器(第2の積分器)。

Claims (5)

  1. 信号入力端子から入力された入力信号を検波して、上記入力信号の絶対値を出力する検波器と、
    上記信号入力端子から入力された入力信号の立ち上りエッジ又は立ち下りエッジを計数し、エッジの計数値が所定値になるまで所定レベルの信号を出力するエッジ計数手段と、
    上記エッジ計数手段から所定レベルの信号が出力されている間、上記検波器から出力された入力信号の絶対値を積分する積分器と、
    上記積分器の積分結果から入力信号の信号レベルを演算する信号レベル演算手段と
    を備えた入力信号レベル検出器。
  2. 信号入力端子から入力された入力信号を検波して、上記入力信号の絶対値を出力する検波器と、
    上記検波器から出力された絶対値から入力信号のエンベロープを抽出するエンベロープ抽出手段と、
    上記エンベロープ抽出手段により抽出されたエンベロープの立ち上りエッジ又は立ち下りエッジを計数し、エッジの計数値が所定値になるまで所定レベルの信号を出力するエッジ計数手段と、
    上記エッジ計数手段から所定レベルの信号が出力されている間、上記エンベロープ抽出手段により抽出されたエンベロープを積分する積分器と、
    上記積分器の積分結果から入力信号の信号レベルを演算する信号レベル演算手段と
    を備えた入力信号レベル検出器。
  3. エッジ計数手段は、所定値の設定を受け付けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の入力信号レベル検出器。
  4. 信号レベル演算手段は、積分器による複数回分の積分結果の平均値を演算し、上記平均値から入力信号の信号レベルを演算することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の入力信号レベル検出器。
  5. 信号入力端子から入力された入力信号を検波して、上記入力信号の絶対値を出力する検波器と、
    上記信号入力端子から入力された入力信号の立ち上りエッジ又は立ち下りエッジを計数し、エッジの計数値が所定値になるまで所定レベルの信号を出力する第1のエッジ計数手段と、
    上記第1のエッジ計数手段から所定レベルの信号が出力されている間、上記検波器から出力された入力信号の絶対値を積分する第1の積分器と、
    上記信号入力端子から入力された入力信号のエンベロープを抽出するエンベロープ抽出手段と、
    上記エンベロープ抽出手段により抽出されたエンベロープの立ち上りエッジ又は立ち下りエッジを計数し、エッジの計数値が所定値になるまで所定レベルの信号を出力する第2のエッジ計数手段と、
    上記第2のエッジ計数手段から所定レベルの信号が出力されている間、上記第1の積分器の積分結果を積分する第2の積分器と、
    上記第2の積分器の積分結果から入力信号の信号レベルを演算する信号レベル演算手段と
    を備えた入力信号レベル検出器。
JP2012163635A 2012-07-24 2012-07-24 入力信号レベル検出器 Pending JP2014025705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012163635A JP2014025705A (ja) 2012-07-24 2012-07-24 入力信号レベル検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012163635A JP2014025705A (ja) 2012-07-24 2012-07-24 入力信号レベル検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014025705A true JP2014025705A (ja) 2014-02-06

Family

ID=50199499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012163635A Pending JP2014025705A (ja) 2012-07-24 2012-07-24 入力信号レベル検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014025705A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4618150Y1 (ja) * 1968-08-21 1971-06-24
JPS52130674A (en) * 1976-04-26 1977-11-02 Nec Corp Device for automatically detecting envelope maximum value of periodic continous wave of high frequency
JPS54134680A (en) * 1978-04-11 1979-10-19 Mitsubishi Electric Corp Alternating current voltmeter
JPH07248340A (ja) * 1994-03-10 1995-09-26 Nec Corp レベル検出回路
JP2004294177A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Yokogawa Electric Corp サンプリング式測定装置
JP2008300952A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Denso Corp Ask受信回路

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4618150Y1 (ja) * 1968-08-21 1971-06-24
JPS52130674A (en) * 1976-04-26 1977-11-02 Nec Corp Device for automatically detecting envelope maximum value of periodic continous wave of high frequency
JPS54134680A (en) * 1978-04-11 1979-10-19 Mitsubishi Electric Corp Alternating current voltmeter
JPH07248340A (ja) * 1994-03-10 1995-09-26 Nec Corp レベル検出回路
JP2004294177A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Yokogawa Electric Corp サンプリング式測定装置
JP2008300952A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Denso Corp Ask受信回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6669930B2 (ja) 電圧降下を検出するためのシステム、方法、および集積回路
EP3093794A1 (en) Fingerprint detection device and method
US10691271B2 (en) Method for determining touch position and touch control chip
JP2010015262A (ja) 静電検出装置及び静電検出方法
WO2020001658A1 (zh) 编码器信号采样方法及装置
CN113168268B (zh) 触控检测方法、触控检测电路、触控芯片以及电子设备
US9996131B2 (en) Electrical fast transient tolerant input/output (I/O) communication system
JP2015014525A (ja) 測定装置および測定方法
JP2015100260A (ja) インバータの出力欠相検出装置及び方法
US20170272857A1 (en) Device and Method for Calculating Excursion of Diaphragm of Loudspeaker and Method for Controlling Loudspeaker
US9543961B2 (en) Current detection circuit and pile-up detection circuit
TWI510790B (zh) 頻率檢測裝置及頻率檢測方法
JP5774257B1 (ja) ノイズ解析装置、電子装置、及びノイズ源特定システム
US10419002B1 (en) Apparatus and method of rectifying resolver output signal
CN103647552A (zh) 一种时钟频率检测电路
JP2014025705A (ja) 入力信号レベル検出器
JP2013246096A (ja) 線量計、プログラムおよび記録媒体
WO2019023922A1 (zh) 确定触摸位置的方法和触摸控制芯片
CN103926477A (zh) 一种电网电压同步信号处理方法
TWI526906B (zh) 信號處理方法
WO2020135955A1 (en) Filters for removing disturbances from signals
JP2016114554A (ja) 中性子測定装置および中性子測定方法
JP5973832B2 (ja) 増幅器及び放射線検出器
CN109324711B (zh) 数据处理方法及装置
KR101844300B1 (ko) 입력 신호에 응답하여 동적으로 제어 가능한 포락선 검파 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160126