JP2014025369A - 圧縮自己着火式エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】HCCI燃焼が可能な運転領域を高負荷域まで拡大しつつNOxの発生量を抑制する。
【解決手段】エンジンは、気筒1内に燃料を噴射するインジェクタ10と、気筒1内にオゾンを供給するオゾン供給手段(11)と、インジェクタ10およびオゾン供給手段(11)の動作を制御する制御手段(30)とを備える。制御手段(30)は、エンジンの高負荷域において、上記オゾン供給手段(11)からオゾンが供給された気筒1内で上記インジェクタ10からの噴射燃料をHCCI燃焼させ、且つ上記インジェクタ10からの燃料の噴射時期を圧縮行程の後期に設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、幾何学的圧縮比が14以上に設定された気筒を有するとともに、気筒内に供給される燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンに関する。
エンジンの燃焼形式として、一般に、予混合燃焼と拡散燃焼の2種類がよく知られている。予混合燃焼とは、燃料と空気とを予め混合して得た混合気(予混合気)を火花点火により燃焼させる燃焼形式であり、ガソリンを燃料として用いるガソリンエンジンに代表的に採用されている。拡散燃焼とは、圧縮された高温・高圧の空気に燃料を供給することで燃料と空気とを拡散、混合しながら燃焼させる燃焼形式であり、軽油を燃料として用いるディーゼルエンジンに代表的に採用されている。
これに対し、近年、予混合燃焼でも拡散燃焼でもない新しい燃焼形式として、予混合圧縮着火燃焼を実用化する研究が進められている。予混合圧縮着火燃焼とは、燃料と空気とを予め混合して得た混合気(予混合気)を、火花点火ではなく圧縮によって自着火させる燃焼形式である。以下では、このような予混合圧縮着火燃焼のことを、HCCI燃焼(Homogeneous-Charge Compression Ignition Combustion)と称する。
HCCI燃焼は、エンジンの気筒内で混合気が同時多発的に燃焼する形態であるため、火花点火を用いた従来の予混合燃焼と比べて、空燃比リーンな条件でも燃焼期間を短くでき、熱効率に優れた安定した燃焼が得られるといった利点がある。その反面、ノッキングも失火も起こさない適正な燃焼を成立させるための条件の範囲が狭く、このことが、HCCI燃焼を車載用エンジンに適用することを困難にしていた。
このような問題に取り組んだ従来技術として、例えば下記特許文献1が知られている。この特許文献1に開示されたエンジンは、気筒内にプラズマを放出可能な放電部を備えており、この放電部への印加電圧および印加時間が制御されることで、プラズマによる投入エネルギーがエンジンの運転状態に応じて制御されるようになっている。
特開2007−309160号公報
上記特許文献1の技術によれば、プラズマによる投入エネルギーに基づいて、ラジカル(活性種)を含む活性化された混合気の分布が制御されるので、従来よりも幅広い運転領域で適正なHCCI燃焼を行わせることができると考えられる。具体的に、同文献では、エンジン回転速度が高いかまたはエンジン負荷が低い場合に、プラズマによる投入エネルギーを相対的に増やすようにしている。すなわち、エンジン回転速度が高いかまたはエンジン負荷が低いと、混合気の着火性が悪化することから、それを混合気の活性化によって補うことにより、HCCI燃焼が可能な運転領域を拡大しようというものである。
一方、上記特許文献1において、エンジンの負荷が高まるか回転速度が低くなった場合には、着火性が良好で混合気を活性化する必要がなくなるので、プラズマによる投入エネルギーを減らすか、またはプラズマの放出を停止すればよい。プラズマの放出を停止しても混合気が着火するということは、裏を返せば、ピストンの圧縮(それによる筒内の高温・高圧化)のみによって充分に混合気が活性化されるということである。しかしながら、特にエンジンの高負荷域のような燃料の噴射量が多い条件下で、むやみに混合気の活性化を許してしまうと、燃焼のピーク温度が上昇してNOxが発生し易い条件になり、エミッション性が悪化するという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、HCCI燃焼が可能な運転領域を高負荷域まで拡大しつつNOxの発生量を効果的に抑制することが可能な圧縮自己着火式エンジンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、幾何学的圧縮比が14以上に設定された気筒を有するとともに、気筒内に供給される燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンであって、気筒内に燃料を噴射するインジェクタと、気筒内にオゾンを供給するオゾン供給手段と、上記インジェクタおよびオゾン供給手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、少なくともエンジンの高負荷域において、上記オゾン供給手段からオゾンが供給された気筒内で上記インジェクタからの噴射燃料をHCCI燃焼させ、且つ上記インジェクタからの燃料の噴射時期を圧縮行程の後期に設定する、ことを特徴とするものである(請求項1)。
本発明では、オゾンが供給された気筒内に圧縮行程の後期という遅れたタイミングで燃料が噴射されるので、ピストンが圧縮上死点に至るまでの間に低温酸化反応が起きることが回避される一方、オゾンがもたらす化学反応の促進作用により、圧縮上死点付近からいきなり高温酸化反応が発生するようになる。このようなHCCI燃焼では、低温酸化反応が伴っていない分、燃焼のピーク温度が低下するので、気筒内の温度をNOxの発生温度未満に抑えることができ、高負荷域で問題になり易いNOx発生量の増加を効果的に抑制することができる。したがって、本発明によれば、HCCI燃焼を高負荷域でも実行することでエンジンの熱効率を大幅に改善しつつ、NOxの発生を効果的に抑制することができる。
具体的に、上記インジェクタから噴射される燃料にガソリンが含有される場合、上記高負荷域での燃料の噴射時期は、圧縮上死点前50°CAから圧縮上死点までのいずれかに設定されることが好ましい(請求項2)。
本発明において、好ましくは、上記制御手段は、上記高負荷域でHCCI燃焼を実行する際、エンジンの回転速度が高くなるほど燃料の噴射時期を進角させ且つオゾンの供給量を減少させる(請求項3)。
このように、単位時間あたりのクランク角の変化量が大きい高回転側ほど燃料の噴射時期を進角させるようにした場合には、燃料の受熱時間(燃料が高温条件に晒される実時間)が高回転域で不足する事態を回避して、高回転域での失火を確実に防止することができる。また、燃料の噴射時期が進角されるのに伴いオゾンの供給量を減少させることにより、燃料の着火性を確保しつつ、オゾンの供給に要するエネルギーを節約することができる。
以上説明したように、本発明によれば、HCCI燃焼が可能な運転領域を高負荷域まで拡大しつつNOxの発生量を効果的に抑制することが可能な圧縮自己着火式エンジンを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるエンジンの全体構成を示す図である。 オゾンを供給した場合のHCCI燃焼の態様と、オゾンを供給しなかった場合のHCCI燃焼の態様とを比較して示す図である。 オゾンを供給しつつ吸気行程噴射を実行した場合の熱発生率の変化と、オゾンを供給しつつリタード噴射を実行した場合の熱発生率の変化とを比較して示す図である。 オゾンを供給しつつ吸気行程噴射を実行した場合の筒内温度の変化と、オゾンを供給しつつリタード噴射を実行した場合の筒内温度の変化とを比較して示す図である。
(1)エンジンの全体構成
図1は、本発明の一実施形態にかかるエンジンの全体構成を示す図である。本図に示されるエンジンは、燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンであり、走行用の動力源として車両に搭載されている。このエンジンは、内部に気筒1が形成されたシリンダブロック2と、シリンダブロック2の上面に設けられたシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の気筒1に往復摺動可能に挿入されたピストン4とを有している。
上記ピストン4は、エンジンの出力軸であるクランク軸7とコネクティングロッド6を介して連結されている。ピストン4の上方には燃焼室が区画形成されており、この燃焼室で行われる燃焼(後述するインジェクタ10から噴射される燃料のHCCI燃焼)のエネルギーにより、上記ピストン4が気筒1内で往復運動(上下運動)するとともに、これに伴い上記クランク軸7が中心軸回りに回転するようになっている。また、上記シリンダブロック2には、上記クランク軸7の回転速度をエンジンの回転速度として検出するエンジン速度センサSW1が設けられている。
上記シリンダヘッド3には、気筒1内に燃料を噴射するためのインジェクタ10が設けられている。インジェクタ10は、その先端部がピストン4の上面を臨むように設けられており、図外の燃料供給管から供給される燃料を先端部から噴射することにより、気筒1内に燃料を供給する。なお、インジェクタ10から噴射される燃料は、HCCI燃焼が可能な燃料であればその種類を問わないが、当実施形態では、ガソリンもしくはガソリンを主成分とする燃料(例えばガソリンにエタノールを添加したもの)が用いられる。
上記エンジンの出力トルクは、車両に設けられたアクセルペダル25によって制御される。すなわち、このアクセルペダル25の開度(踏み込み量)に応じて、上記インジェクタ10からの燃料の噴射量が制御され、それによってエンジンの出力トルクが制御される。また、アクセルペダル25には、その開度(アクセル開度)を検出するためのアクセル開度センサSW2が設けられている。
上記シリンダヘッド3には、吸気ポート12および排気ポート13と、各ポート12,13を開閉する吸気弁14および排気弁15とが設けられている。吸気弁14および排気弁15は、シリンダヘッド3に配設された一対のカムシャフト等を含む動弁機構(図示省略)により、クランク軸7の回転に連動して開閉駆動される。
上記吸気ポート12には、気筒1内に吸入空気(新気)を導入するための吸気通路18が接続されており、上記排気ポート13には、気筒1で生成された排気ガス(燃焼ガス)を外部に排出するための排気通路19が接続されている。
ここで、当実施形態のエンジンでは、HCCI燃焼を実現するために、気筒1の幾何学的圧縮比が14以上30以下という高い値に設定されている。なお、幾何学的圧縮比とは、ピストン4が下死点にあるときの燃焼室容積と、ピストン4が上死点にあるときの燃焼室容積との比である。
また、HCCI燃焼が行われる当実施形態のエンジンは、次のような燃焼サイクルによって運転される。まず、吸気行程において、吸気弁14が開かれて、上記吸気通路18からの吸入空気が吸気ポート12を通じて気筒1の内部(燃焼室)に導入される。次いで、圧縮行程において、インジェクタ10から燃料が噴射されて、噴射された燃料が気筒1内の空気と混合されて混合気が形成されるとともに、この混合気がピストン4の上昇によって圧縮され、高温・高圧化する。すると、高温・高圧化した混合気が自着火により燃焼し始め(HCCI燃焼)、続く膨張行程において、その燃焼による膨張エネルギーがピストン4に作用してピストン4が押し下げられる。次いで、排気行程において、ピストン4が上昇に転じるとともに、排気弁15が開かれて、上記燃焼により生成された排気ガスが排気ポート13および排気通路19を通じて外部に排出される。排気行程の後は、再び吸気行程に戻ることにより、吸気、圧縮、膨張、排気の各行程が繰り返される。
上記シリンダヘッド3には、気筒1内にプラズマを放出するプラズマリアクタ11が設けられている。具体的に、このプラズマリアクタ11は、気筒1内にプラズマを放出することにより、気筒1内の分子やイオンを化学的に反応し易いラジカル(活性種)に変化させるとともに、オゾン(O3)を発生させる。すなわち、プラズマリアクタ11は、本発明にかかるオゾン供給手段として機能するものである。なお、プラズマリアクタ11は、オゾン生成のためのプラズマを放出できるものであればその種類を問わないが、例えば、針状の中心電極と、これを包囲する周囲電極とを有し、両電極の間に極短パルス状または高周波の高電界を印加することが可能なものが用いられる。
以上のように構成されたエンジンは、その各部がECU(エンジン制御ユニット)30により統括的に制御される。ECU30は、周知のとおり、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロプロセッサであり、本発明にかかる制御手段として機能するものである。
上記ECU30は、上記エンジン速度センサSW1およびアクセル開度センサSW2を含む各種センサと電気的に接続されており、これら各センサからの入力信号に基づいて、エンジンの回転速度やアクセル開度といった種々の情報を取得する。
また、上記ECU30は、上記インジェクタ10およびプラズマリアクタ11と電気的に接続されており、上記各センサから取得した種々の情報に基づく演算等を実行しながら、上記各機器10,11にそれぞれ駆動用の制御信号を出力する。具体的に、ECU30は、インジェクタ10からの燃料の噴射時期や噴射量、およびプラズマリアクタ11からのオゾンの供給量等を、各時点でのエンジンの運転状態に応じた適切な値になるようにそれぞれ制御する。なお、オゾンの供給量は、プラズマリアクタ11に印加される電圧および印加時間の少なくとも一方が調節されることで制御される。
(2)オゾン供給の意義
次に、上記プラズマリアクタ11を用いてオゾンを供給する意義について説明する。プラズマリアクタ11によりオゾンが供給されると、通常よりも低い温度条件で化学反応が進行し、HCCI燃焼が促進される。その理由は、次のとおりである。
HCCI燃焼は、冷炎反応、青炎反応、熱炎反応、COの酸化反応という4段階の燃焼を経て完結することが知られている。ただし、青炎反応からCOの酸化反応へと至る3段階は、一連のまとまった燃焼として観察されるのが一般的である。このため、当明細書では、青炎反応からCOの酸化反応へと至る主燃焼の部分を「高温酸化反応」といい、その前の冷炎反応の部分を「低温酸化反応」という。
圧縮行程の途中までにオゾン(O3)を気筒1内に供給すると、供給されたオゾンは、圧縮行程が進行して気筒1内が所定温度(例えば500〜600K程度)まで上昇した時点で分解され、Oラジカルを生成する。Oラジカルは強力な酸化力を有するので、このOラジカルが存在することにより、通常よりも低い温度条件でも化学反応が進行し、HCCI燃焼が促進される。ただし、本願発明者が行った研究によると、このHCCI燃焼における反応の進み方は、インジェクタ10からの燃料噴射を開始する時期(噴射時期)によって、以下のように異なることが分かった。
まず、燃料の噴射時期が早かった場合について説明する。ここでは、吸気行程中か、遅くとも圧縮行程の中期以前にインジェクタ10から燃料が噴射されるものとする。このような早いタイミングで気筒1内に燃料が噴射されると、上記のオゾン分解に伴うOラジカルの生成時点(気筒1内が500〜600K程度になる時点)までに、燃料が充分に分散して気化し、その分散、気化した燃料にOラジカルが作用することで、通常よりも低い温度条件で低温酸化反応(冷炎反応)が起きる。低温酸化反応が一旦起きると、それによって気筒1内が高温化するので、その後の高温酸化反応(青炎反応以降の化学反応)も促進される。
図2は、オゾンを供給した場合のHCCI燃焼の態様とオゾンを供給しなかった場合のHCCI燃焼の態様とを比較して示す図である。この図2において、横軸は圧縮上死点後のクランク角(degATDC)であり、縦軸は熱発生率(J/deg)である。本図によれば、オゾンを22ppm供給した場合(O3=22ppm)には、オゾンを供給しなかった場合(O3=0ppm)に比べて、HCCI燃焼が促進されていることが分かる。
具体的に、図2に示す2種類の燃焼波形には、いずれも、圧縮上死点(クランク角=0deg)よりも少し手前の時期に、熱発生率がわずかに立ち上がる部分が存在している。これは、低温酸化反応が生じていることを表している。図2には、合わせて、この部分を拡大した図を示しており、この拡大図からも明らかなように、オゾンを供給した場合には、オゾンを供給しなかった場合に比べて、より早い時期で低温酸化反応が起きている。このことが、その後の高温酸化反応を促進し、混合気の着火時期、つまり高温酸化反応の開始時期を早める役割を果たしているといえる。
次に、燃料の噴射時期が遅い場合、より具体的には、圧縮行程の後期にインジェクタ10から燃料が噴射された場合について説明する。圧縮行程の後期のような遅れたタイミングで燃焼が噴射されると、上記のOラジカルの生成時点において、燃料は、未だ気筒1内に噴射されていないか、噴射されていたとしても、未だ充分に気化していないことになる。このため、噴射時期が早い場合と異なり、オゾン分解に伴いOラジカルが生成されても、その直後から低温酸化反応が始まるようなことはない。
燃料の噴射時期が遅い場合、燃料成分の化学反応は、Oラジカルの生成後、さらにピストン4が上昇して圧縮上死点の前後まで移動してから始まる。すなわち、ピストン4が圧縮上死点の前後まで移動して、噴射された燃料が充分に気化された時点で、Oラジカルの酸化力が効いて、燃料の化学反応が始まる。ただし、この時点では、気筒1内が充分に高温・高圧になっているため、低温酸化反応ではなく、いきなり高温酸化反応(青炎反応以降の化学反応)が始まる。
図3は、オゾン供給下でのHCCI燃焼を、燃料の噴射時期が早い場合と遅い場合とで比較して示す図である。図3の実線の波形は、燃料の噴射時期を圧縮上死点前(BTDC)20°CAに設定した場合に生じる熱発生率を示しており、一点鎖線の波形は、燃料の噴射時期を吸気行程中に設定した場合に生じる熱発生率の変化を示している。実線の波形および一点鎖線の波形のいずれにおいても、燃料を噴射する前に気筒1内にオゾンを供給しており、そのオゾンの供給量と、燃料の供給量とはともに同一である。
図3に示すように、オゾンを供給しつつ吸気行程中に燃料を噴射した場合には、低温酸化反応が起きた後に高温酸化反応が起きている一方、オゾンを供給しつつBTDC20°CA(圧縮上死点の20°CA手前)で燃料を噴射した場合には、低温酸化反応を伴うことなく、いきなり高温酸化反応が起きていることが理解できる。
このことから、気筒1内にオゾンを供給しつつ、BTDC20°CAという圧縮行程の後期に属するタイミングで燃料を噴射すれば、低温酸化反応を伴わないHCCI燃焼を引き起こすことが可能であると分かった。なお、このような低温酸化反応を伴わないHCCI燃焼を引き起こすための噴射時期の好適例を挙げると、当実施形態のようにガソリンを含有する燃料を用いるエンジンの場合、噴射時期(噴射開始時期)は、好ましくは、BTDC50〜0°CA(圧縮上死点)までのいずれかに設定され、より好ましくは、BTDC30〜10°CAのいずれかに設定される。以下では、気筒1内にオゾンを供給しつつ圧縮行程の後期に燃料を噴射する制御、つまり低温酸化反応を伴わないHCCI燃焼を引き起こすための制御のことを、「噴射リタードHCCIモード」といい、気筒1内にオゾンを供給しつつ遅くとも圧縮行程の中期以前に燃料を噴射する制御、つまり低温酸化反応を伴うHCCI燃焼を引き起こすための制御のことを、「通常HCCIモード」という。
(3)エンジンの負荷等に応じた制御
次に、当実施形態のエンジンがその運転状態に応じてどのように制御されるかを説明する。
(3−1)低負荷時
まず、エンジンの負荷が低い低負荷運転時の制御について説明する。エンジンの低負荷域では、インジェクタ10からの燃料の噴射量が少なく、着火性が悪いといえる。そこで、確実にHCCI燃焼を引き起こすために、エンジンの運転モードとしては、上述した通常HCCIモードが選択される。すなわち、プラズマリアクタ11からプラズマを放出させて気筒1内にオゾンを供給しつつ、吸気行程中か遅くとも圧縮行程の中期以前にインジェクタ10から燃料を噴射させる制御が実行される。
具体的に、エンジンのECU30は、アクセル開度センサSW2によって検出されるアクセルペダル25の開度が所定値未満であり、エンジンの要求トルク(負荷)が相対的に低いと判断される場合に、通常HCCIモードによる制御を実行する。通常HCCIモードでは、上述したように、オゾンが供給されつつ燃料が早期に噴射されるので、オゾンの存在(より正確にはオゾンの分解により生じるOラジカルの存在)が低温酸化反応を促進し、この低温酸化反応がさらに高温酸化反応を促進する。このため、たとえエンジンの負荷が低く着火性が悪くても、HCCI燃焼が確実に引き起こされる。
(3−2)高負荷時
次に、エンジンの負荷が高い高負荷運転時の制御について説明する。エンジンの高負荷域、つまり、アクセル開度センサSW2によって検出されるアクセルペダル25の開度が所定値以上のときは、インジェクタ10からの燃料の噴射量が多く、混合気が着火し易いといえる。このため、上述したエンジン低負荷域での制御(通常HCCIモード)と同様の制御を行うことはできない。そこで、高負荷域でのエンジンの運転モードとしては、上記通常HCCIモードではなく、燃料の噴射時期を遅らせた噴射リタードHCCIモードが選択される。
具体的に、噴射リタードHCCIモードのとき、エンジンのECU30は、プラズマリアクタ11からプラズマを放出させて気筒1内にオゾンを供給しつつ、圧縮行程の後期にインジェクタ10から燃料を噴射させる制御を実行する。この噴射リタードHCCIモードでは、圧縮行程の後期(BTDC50°〜0°CA、より好ましくはBTDC30〜10°CA)という遅れたタイミングで燃料が噴射されるために、低温酸化反応が起きる暇がなく、いきなり高温酸化反応が起きる。このことは、燃焼のピーク温度を抑えることにつながるので、エンジンの負荷が高く燃料の噴射量が多い状況でも、燃焼のピーク温度が過度に上昇することがなく、適正なHCCI燃焼が実現される。
ここで、噴射リタードHCCIモードにおいて、オゾンの供給量や燃料の噴射時期は、エンジンの回転速度によって次のように調整される。すなわち、ECU30は、エンジン速度センサSW1によって検出されるエンジンの回転速度が高いほど、インジェクタ10からの燃料の噴射時期を早くする(進角させる)とともに、プラズマリアクタ11からのオゾンの供給量を減少させる。逆に、エンジンの回転速度が低いほど、インジェクタ10からの燃料の噴射時期を遅くする(遅角させる)とともに、プラズマリアクタ11からのオゾンの供給量を増大させる。
(4)作用等
以上説明したように、当実施形態では、燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンにおいて、次のような特徴的な構成を採用した。
エンジンは、気筒1内に燃料を噴射するインジェクタ10と、気筒1内にオゾンを供給するプラズマリアクタ11(オゾン供給手段)と、インジェクタ10およびプラズマリアクタ11の動作を制御するECU30(制御手段)とを備える。ECU30は、エンジンの高負荷域において、上記プラズマリアクタ11からオゾンが供給された気筒1内で上記インジェクタ10からの噴射燃料をHCCI燃焼させ、且つ上記インジェクタ10からの燃料の噴射時期を圧縮行程の後期に設定する(噴射リタードHCCIモード)。このような構成によれば、HCCI燃焼が可能な運転領域を高負荷域まで拡大しつつNOxの発生量を効果的に抑制できるという利点がある。
すなわち、上記実施形態では、オゾンが供給された気筒1内に圧縮行程の後期という遅れたタイミングで燃料が噴射されるので、ピストン4が圧縮上死点に至るまでの間に低温酸化反応が起きることが回避される一方、オゾンがもたらす化学反応の促進作用により、圧縮上死点付近からいきなり高温酸化反応が発生するようになる。このようなHCCI燃焼では、低温酸化反応が伴っていない分、燃焼のピーク温度が低下するので、気筒1内の温度をNOxの発生温度未満に抑えることができ、高負荷域で問題になり易いNOx発生量の増加を効果的に抑制することができる。したがって、上記実施形態によれば、HCCI燃焼を高負荷域でも実行することでエンジンの熱効率を大幅に改善しつつ、NOxの発生を効果的に抑制することができる。
図4は、オゾンを供給しつつ吸気行程噴射を実行した場合(通常HCCIモード)と、オゾンを供給しつつリタード噴射を実行した場合(噴射リタードHCCIモード)とで、気筒1内の温度がどの程度異なるかを示した図である。なお、図4では、通常HCCIモードのときと噴射リタードHCCIモードのときとで、燃料の噴射量とオゾンの供給量とをともに同一とし(オゾンの供給量は6ppm)、噴射リタードHCCIモードのときの噴射時期はBTDC20°CAとした。また、上記2つのHCCIモードのときの温度波形に加えて、オゾンを供給することなくリタード噴射を実行した場合の温度波形も合わせて図示した。
図4に示すように、吸気行程中のような早いタイミングで燃料が噴射される通常HCCIモードでは、圧縮上死点よりも約20°CA手前(−20°CA)において筒内温度が少し盛り上がっており、これは、低温酸化反応が起きたことの現れである。一方、BTDC20°CA(−20°CA)という圧縮行程の後期に属するタイミングで燃料が噴射される噴射リタードHCCIモードでは、上記のような筒内温度の盛り上がりは見られず、低温酸化反応が起きていないことが分かる。なお、上記2つのHCCIモードの各温度波形を比較したときに、ほぼ−20〜0°CAの範囲に亘って温度差ΔTが生じているのは、上記のような低温酸化反応の有無によるものである。
また、上記通常HCCIモードおよび噴射リタードHCCIモードでは、ともに、圧縮上死点(0°CA)以降から筒内温度が急激に上昇しているが、これは、高温酸化反応が起きたことの現れである。ただし、この温度の急上昇部分のピーク値(燃焼のピーク温度)は異なっており、噴射リタードHCCIモードのときの燃焼のピーク温度の方が通常HCCIモードのときの燃焼のピーク温度よりもかなり低くなっている。具体的に、噴射リタードHCCIモードのときのピーク温度が約1500Kであるのに対し、通常HCCIモードのときのピーク温度は約2100Kであり、両者の間には約600Kもの開きがある。これは、噴射リタードHCCIモードの方が通常HCCIモードのときよりも高温酸化反応の開始時期(混合気の着火時期)が遅くなっていることも一因であるが、最も重要な原因は、低温酸化反応を伴っているか伴っていないかということである。すなわち、通常HCCIモードの場合は、高温酸化反応が起きる前に低温酸化反応が起きているため、低温酸化反応の反応熱が筒内を高温化し、そのことが燃焼のピーク温度の大幅な上昇を招いている。これに対し、噴射リタードHCCIモードの場合は、低温酸化反応を伴っておらず、それによる反応熱の上乗せがないため、燃焼のピーク温度が低く抑えられている。
なお、「O3なし」の温度波形では、圧縮行程の後期に燃料を噴射するリタード噴射を維持しながら、オゾンの供給をストップしているが、このようにした場合には、低温酸化反応が起きないのはもちろんのこと、圧縮上死点付近に至っても温度の急上昇が見られず、高温酸化反応も起きていない(つまり失火している)ことが分かる。このことから、リタード噴射した燃料を、低温酸化反応を経ずにいきなり高温酸化反応させるには、化学反応を促進する作用のあるオゾンの供給が不可欠であることが分かる。
ここで、噴射リタードHCCIモードのときの燃焼のピーク温度(約1500K)は、NOxが発生し易くなる温度(約1800K)に比べれば充分に低いといえる。このため、たとえエンジン負荷が高くても、噴射リタードHCCIモードで運転すれば、NOxの発生量はごく小さい値に抑えられることが分かる。一方、通常HCCIモードでは、燃焼のピーク温度が1800Kを大きく超えているので、多量のNOxが発生してしまう。このため、NOx吸蔵触媒等の特殊な触媒をエンジンの排気通路19に設けるなどの措置が必要になり、大幅なコストアップ等を招くことになる。
もちろん、通常HCCIモードと同様に吸気行程中のような早い時期に燃料を噴射しながら、オゾンの供給をストップするということも考えられる。このようにすれば、オゾンがもたらす化学反応の促進作用がなくなるので、燃焼のピーク温度が多少低下するからである。しかしながら、低温酸化反応が起きること自体は変わらないので、燃焼のピーク温度は依然としてNOxの発生温度(1800K)を超えてしまい、多量のNOxが発生することになる。
以上のことから、エンジンの高負荷域において、NOxの発生を充分に抑制しつつ適正なHCCI燃焼を実現するには、上記噴射リタードHCCIモードのように、気筒1内にオゾンを供給しながら圧縮行程の後期に燃料を噴射することが有効である。
また、上記実施形態では、上記噴射リタードHCCIモードでの運転時、エンジンの回転速度が高くなるほど燃料の噴射時期を進角させ且つオゾンの供給量を減少させるようにした。このように、単位時間あたりのクランク角の変化量が大きい高回転側ほど燃料の噴射時期を進角させるようにした場合には、燃料の受熱時間(燃料が高温条件に晒される実時間)が高回転域で不足する事態を回避して、高回転域での失火を確実に防止することができる。また、燃料の噴射時期が進角されるのに伴いオゾンの供給量を減少させることにより、燃料の着火性を確保しつつ、オゾンの供給に要するエネルギーを節約することができる。
なお、上記実施形態では、エンジンの気筒1内に直接プラズマを放出し得る位置にプラズマリアクタ11を設けたが、プラズマリアクタ11は、プラズマの放出に伴い生じるオゾンを気筒1内に供給できるものであればよく、例えば、吸気ポート12に向けてプラズマを放出するものであってもよい。
また、上記実施形態では、プラズマの放出によってオゾンを供給するプラズマリアクタ11をオゾン供給手段として設けたが、オゾン供給手段は、オゾンを供給できるものであればよく、必ずしもプラズマを用いたものに限られない。
1 気筒
10 インジェクタ
11 プラズマリアクタ(オゾン供給手段)
30 ECU(制御手段)

Claims (3)

  1. 幾何学的圧縮比が14以上に設定された気筒を有するとともに、気筒内に供給される燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンであって、
    気筒内に燃料を噴射するインジェクタと、
    気筒内にオゾンを供給するオゾン供給手段と、
    上記インジェクタおよびオゾン供給手段の動作を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、少なくともエンジンの高負荷域において、上記オゾン供給手段からオゾンが供給された気筒内で上記インジェクタからの噴射燃料をHCCI燃焼させ、且つ上記インジェクタからの燃料の噴射時期を圧縮行程の後期に設定する、
    ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。
  2. 請求項1記載の圧縮自己着火式エンジンにおいて、
    上記インジェクタから噴射される燃料にガソリンが含有され、
    上記高負荷域での燃料の噴射時期が、圧縮上死点前50°CAから圧縮上死点までのいずれかに設定される、
    ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。
  3. 請求項1または2記載の圧縮自己着火式エンジンにおいて、
    上記制御手段は、上記高負荷域でHCCI燃焼を実行する際、エンジンの回転速度が高くなるほど燃料の噴射時期を進角させ且つオゾンの供給量を減少させる、
    ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。
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