JP5906983B2 - 圧縮自己着火式エンジンおよびその制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態にかかるエンジンの全体構成を示す図である。本図に示されるエンジンは、燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンであり、走行用の動力源として車両に搭載されている。このエンジンは、内部に気筒1が形成されたシリンダブロック2と、シリンダブロック2の上面に設けられたシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の気筒1に往復摺動可能に挿入されたピストン4とを有している。
次に、上記プラズマリアクタ11を用いてオゾンを供給する意義について説明する。プラズマリアクタ11によるオゾンの供給は、主に、HCCI燃焼の開始時期、つまり、ピストン4により圧縮された混合気が自着火するタイミング(着火時期)を調節するために行われる。オゾンの供給によって混合気の着火時期を調節できる理由は、次のとおりである。
次に、インジェクタ10による気筒1内への燃料の噴射量および噴射時期と、プラズマリアクタ11による気筒1内へのオゾンの供給量および供給時期とを、エンジンの運転状態に応じてどのように制御するかを具体的に説明する。以下に説明する制御は、上述したECU30の処理に基づき行われる。ECU30は、エンジンの運転状態に応じて予め設定された多数の目標熱発生パターンのデータを記憶しており、HCCI燃焼がこの目標熱発生パターンに沿った燃焼となるように、インジェクタ10およびプラズマリアクタ11を制御する。
以上説明したように、当実施形態では、燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンにおいて、次のような特徴的な構成を採用した。
10 インジェクタ(燃料噴射手段)
11 プラズマリアクタ(オゾン供給手段)
18 吸気通路
19 排気通路
30 ECU(制御手段)
S2 第1のステップ
S3 第2のステップ
S5 第3のステップ
Claims (6)
- 幾何学的圧縮比が14以上に設定された気筒を有するとともに、気筒内に噴射される燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンであって、
気筒内に燃料を噴射する燃料噴射手段と、
気筒内にオゾンを供給するオゾン供給手段と、
上記燃料噴射手段および上記オゾン供給手段を駆動して上記気筒内への燃料の噴射およびオゾンの供給を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、
気筒内に供給されたオゾンが圧縮行程の進行により分解されるのに伴い生成される活性種が気筒内に残存しているときに燃料が噴射される前段噴射と、その後の燃料の低温酸化反応に伴い消費される上記活性種の気筒内の濃度が当該活性種が実質的に消失したといえる所定値未満になったときに燃料が噴射される後段噴射とが行われるように、上記燃料噴射手段および上記オゾン供給手段を駆動するものである、
ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。 - 請求項1に記載の圧縮自己着火式エンジンにおいて、
上記制御手段は、
上記前段噴射と上記後段噴射とが連続して行われるように、上記燃料噴射手段を駆動するものである、
ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。 - 請求項1に記載の圧縮自己着火式エンジンにおいて、
上記制御手段は、
上記前段噴射と上記後段噴射とが所定の時間的間隔を空けて行われるように、上記燃料噴射手段を駆動するものである、
ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の圧縮自己着火式エンジンにおいて、
上記制御手段は、
エンジン負荷が高いほど燃料噴射量の総量に占める上記後段噴射の燃料噴射量の比率が増大するように、上記オゾン供給手段を駆動するものである、
ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の圧縮自己着火式エンジンにおいて、
上記制御手段は、
エンジンの運転状態に基づいて、上記燃料噴射手段から噴射すべき燃料の量および噴射時期と、混合気の着火時期および燃焼期間を規定する目標熱発生パターンとを決定し、その結果を用いた演算処理により、上記オゾン供給手段から供給すべきオゾンの量を決定するものである、
ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジン。 - 幾何学的圧縮比が14以上に設定された気筒と、気筒内に燃料を噴射する燃料噴射手段と、気筒内にオゾンを供給するオゾン供給手段とを有するとともに、気筒内に供給される燃料を空気と混合した後に自着火させるHCCI燃焼が可能な圧縮自己着火式エンジンを制御する方法であって、
エンジンの運転状態に基づいて、上記燃料噴射手段から噴射すべき燃料の量および噴射時期を決定する第1のステップと、
エンジンの運転状態に基づいて、混合気の着火時期および燃焼期間を規定する目標熱発生パターンを決定する第2のステップと、
上記第1のステップで決定された燃料の量および噴射時期と、上記第2のステップで決定された目標熱発生パターンとを用いた演算処理により、気筒内に供給されたオゾンが圧縮行程の進行により分解されるのに伴い生成される活性種が気筒内に残存しているときに燃料が噴射される前段噴射と、その後の燃料の低温酸化反応に伴い消費される上記活性種の気筒内の濃度が当該活性種が実質的に消失したといえる所定値未満になったときに燃料が噴射される後段噴射とが行われるように、上記オゾン供給手段から供給すべきオゾンの量を決定する第3のステップとを含む、
ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジンの制御方法。
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