JP2014025026A - 繊維製品用の液体洗浄剤 - Google Patents

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剛 寺林
Yoshiyuki Hoshida
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Abstract

【課題】十分な洗浄力を有し、かつ繊維製品のドレープの型崩れを抑制できる繊維製品用の液体洗浄剤を提供する。
【解決手段】(A)成分:下記一般式(I)で表される化合物と、(B)成分:前記(A)成分を除く界面活性剤と、(C)成分:ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンから選択される1種以上のシリコーン化合物と、を含有することよりなる。
−X−Y ・・・・(I)
((I)式中、Rは、炭素数5〜21のアルキル基であり、Xは、O、COO又はCONHであり、Yは、炭素数3〜16のアルキル基又は−(RO)−Rである。Rは、炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは、1〜5の数であり、Rは、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。)
【選択図】なし

Description

本発明は、繊維製品用の液体洗浄剤に関する。
家庭での洗濯に用いられる繊維製品用の洗浄剤としては、粉末型及び液体型のものがある。中でも、洗浄剤の溶け残りの懸念がないことや、被洗物に容易に塗布できることから、液体洗浄剤が普及している。
近年、利便性向上の観点から、被洗物に対して十分な洗浄力を有し、かつ洗濯後の被洗物に柔軟性を付与できる繊維製品用の洗浄剤が提案されている。
例えば、特定の非イオン性界面活性剤と、第3級アミンと、水不溶性シリコーン化合物と、特定の陰イオン性界面活性剤とを含有する衣料用液体洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の発明によれば、洗濯後の被洗物に柔軟性を付与できる。
特開2010−59275号公報
しかしながら、従来の技術は、被洗物に柔軟性を付与できるものの、被洗物の質感を十分に維持できなかった。
例えば、「とろみシャツ」のような、シルクやレーヨン等を素材とし、ドレープを有する衣料(ドレープ服)がある。ドレープ服を従来の繊維製品用の洗浄剤で洗浄すると、ドレープの型崩れを生じやすいという問題がある。
そこで、本発明は、十分な洗浄力を有し、かつ繊維製品のドレープの型崩れを抑制できる繊維製品用の液体洗浄剤を目的とする。
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤は、(A)成分:下記一般式(I)で表される化合物と、(B)成分:前記(A)成分を除く界面活性剤と、(C)成分:ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンから選択される1種以上のシリコーン化合物と、を含有することを特徴とする。
−X−Y ・・・・(I)
((I)式中、Rは、炭素数5〜21のアルキル基であり、Xは、O、COO又はCONHであり、Yは、炭素数3〜16のアルキル基又は−(RO)−Rである。Rは、炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは、1〜5の数であり、Rは、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。)
前記(B)成分は、下記一般式(b1−1)で表される非イオン性界面活性剤と、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(塩)とから選択される1種以上を含有することが好ましい。
10−O−(EO)−H ・・・(b1−1)
((b1−1)式中、R10は、炭素数8〜22の炭化水素基であり、EOは、オキシエチレン基を表し、uは、3〜10の数である。)
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤によれば、十分な洗浄力を有し、かつ繊維製品のドレープの型崩れを抑制できる。
(繊維製品用の液体洗浄剤)
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤(以下、単に液体洗浄剤という)は、(A)成分:下記一般式(I)で表される化合物と、(B)成分:前記(A)成分を除く界面活性剤と、(C)成分:ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンから選択される1種以上のシリコーン化合物と、を含有するものである。
−X−Y ・・・・(I)
((I)式中、Rは、炭素数5〜21のアルキル基であり、Xは、O、COO又はCONHであり、Yは、炭素数3〜16のアルキル基又は−(RO)−Rである。Rは、炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは、1〜5の数であり、Rは、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。)
液体洗浄剤の粘度(25℃)は、特に限定されないが、200mPa・s以下が好ましい。粘度が上記上限値以下であれば、塗布洗浄の際に、被洗物である繊維製品への浸透性が高まる。
なお、液体洗浄剤の粘度は、B型粘度計(TOKIMEC社製)により測定される値(測定条件:ロータNo.2、回転数30rpm、10回転後の粘度)である。
液体洗浄剤のpHは4〜9が好ましく、4〜8がより好ましい。pHが上記範囲内であれば、液安定性のさらなる向上を図れる。pH(25℃)は、pHメーター(HM−30G、東亜ディーケーケー株式会社製)等により測定される値である。
<(A)成分:(I)式で表される化合物>
(A)成分は、上記(I)式で表される化合物である。液体洗浄剤は、(A)成分を含有することで、繊維製品のドレープの型崩れを抑制できる(ドレープ維持効果)。加えて、(A)成分は、疎水性汚れ(油汚れ、皮脂汚れ等)との親和性が高く、汚れへの浸透性が高いため、(B)成分と併用されることで、疎水性汚れに対する洗浄力を高められる。
(I)式中、Rは、炭素数5〜21のアルキル基であり、好ましくは炭素数5〜13のアルキル基であり、より好ましくは炭素数7〜11のアルキル基である。炭素数が上記範囲内であれば、良好なドレープ維持効果を得られ、また、原料を容易に入手できる。
は直鎖であってもよく、分岐鎖であってもよい。
(I)式中、Xは、O、COO又はCONHであり、中でも、ドレープ維持効果をより高める観点からは、COOが好ましい。
(I)式中、Yは、アルキル基又は−(RO)−Rである。
がアルキル基である場合、Yの炭素数は、3〜16であり、より好ましくは6〜10である。炭素数が上記下限値未満では、ドレープ維持効果が不十分になり、炭素数が上記上限値超では疎水性が強くなりすぎて、液安定性が損なわれるおそれがある。
がアルキル基である場合、Yは直鎖であってもよく、分岐鎖であってもよく、中でも、洗浄力をより高める観点からは、分岐鎖が好ましい。
が分岐鎖である場合、側鎖の数は、1〜4が好ましく、1がより好ましい。側鎖の数が上記範囲内であれば、洗浄力をより高められる。
好ましいYとしては、例えば、イソトリデシル基、エチルヘキシル基、ヘキシルデシル基、イソブチル基、イソプロピル基等が挙げられ、中でも、ドレープ維持効果をより高めたり、液安定性を高める観点からは、エチルヘキシル基がより好ましい。
がアルキル基である場合、Rのアルキル基は、炭素数5〜21であり、炭素数5〜13が好ましく、7〜11がより好ましく、7〜9が特に好ましい。Rの炭素数が上記範囲内であれば、親水性と疎水性とのバランスが良好となり、液安定性を維持しつつ、ドレープ維持効果をより高められる。
がOである場合、Yは炭素数3〜16のアルキル基が好ましい。
がCOO又はCONHである場合、Yは炭素数3〜16アルキル基又は−(RO)−Rのいずれでもよい。
が−(RO)−Rである場合、Rは、炭素数2〜4のアルキレン基であり、好ましくは炭素数2〜3のアルキレン基であり、より好ましくは炭素数3のアルキレン基である。即ち、(RO)は、炭素数2〜4のオキシアルキレン基である。Rの炭素数が上記範囲内であれば、親水性と疎水性とのバランスが良好となり、液安定性を維持しつつ、ドレープ維持効果をより高められる。
mは、(RO)の平均繰り返し数を表す1〜5の数であり、2〜5が好ましく、3がより好ましい。上記下限値未満では、疎水性が強くなり、液安定性が損なわれるおそれがあり、上記上限値超では、ドレープ維持効果が低下するおそれがある。
は、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基であり、中でもアルキル基が好ましい。Rがアルキル基の場合、Rの炭素数は、1〜16が好ましく、1〜12がより好ましく、1〜6がさらに好ましく、1(即ち、メチル基)が特に好ましい。上記範囲内であれば、液安定性が良好になる。
が−(RO)−Rである場合、Rのアルキル基は、炭素数5〜21であり、炭素数5〜13が好ましく、炭素数9がより好ましい。Rの炭素数が上記範囲内であれば、親水性と疎水性とのバランスがより良好となり、液安定性を維持しつつ、ドレープ維持効果をより高められる。
このような(A)成分としては、例えば、カプリル酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸イソトリデシル、ドデカン酸2−ヘキシルデシル、カプリル酸プロピレングリコールメチルエーテル、カプリル酸ジプロピレン、グリコールメチルエーテル、カプリル酸トリプロピレングリコールメチルエーテル、カプリン酸プロピレングリコールメチルエーテル、カプリン酸ジプロピレングリコールメチルエーテル、カプリン酸トリプロピレングリコールメチルエーテル、ラウリン酸プロピレングリコールメチルエーテル、ラウリン酸ジプロピレングリコールメチルエーテル、ラウリン酸トリプロピレングリコールメチルエーテル、カプリル酸エチレングリコールメチルエーテル、カプリル酸ジエチレングリコールメチルエーテル、カプリル酸トリエチレングリコールメチルエーテル、カプリン酸エチレングリコールメチルエーテル、カプリン酸ジエチレングリコールメチルエーテル、カプリン酸トリエチレングリコールメチルエーテル、ラウリン酸エチレングリコールメチルエーテル、ラウリン酸ジエチレングリコールメチルエーテル、ラウリン酸トリエチレングリコールメチルエーテル、カプリル酸プロピレングリコールエチルエーテル、カプリル酸ジプロピレングリコールエチルエーテル、カプリル酸トリプロピレングリコールエチルエーテル、カプリン酸プロピレングリコールエチルエーテル、カプリン酸ジプロピレングリコールエチルエーテル、カプリン酸トリプロピレングリコールエチルエーテル、ラウリン酸プロピレングリコールエチルエーテル、ラウリン酸ジプロピレングリコールエチルエーテル、ラウリン酸トリプロピレングリコールエチルエーテル、カプリル酸エチレングリコールエチルエーテル、カプリル酸ジエチレングリコールエチルエーテル、カプリル酸トリエチレングリコールエチルエーテル、カプリン酸エチレングリコールエチルエーテル、カプリン酸ジエチレングリコールエチルエーテル、カプリン酸トリエチレングリコールエチルエーテル、ラウリン酸エチレングリコールエチルエーテル、ラウリン酸ジエチレングリコールエチルエーテル、ラウリン酸トリエチレングリコールエチルエーテル等が挙げられる。中でも、カプリル酸2−エチルヘキシル、カプリン酸トリプロピレングリコールメチルエーテルが好ましく、カプリル酸2−エチルヘキシルがより好ましい。
これらの(A)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(A)成分は、従来公知の方法により製造される。(I)式において、XがCOOであり、Yがアルキル基である(A)成分の製造方法としては、例えば、油脂と1価アルコールとのエステル交換による方法、廃食用油と1価アルコールとのエステル交換による方法、脂肪酸を1価アルコールでエステル化する方法、脂肪酸アルキルエステルと1価アルコールとのエステル交換による方法等が挙げられる。
(A)成分を構成する脂肪酸残基の炭素数は、例えば、(A)成分を蒸留することにより炭素留分をカットしたり、所望の炭素数を有する脂肪酸アルキルエステルの炭素留分を2種以上配合した原料を用いることにより調整できる。
(A)成分の製造方法に用いられる油脂としては、特に限定されないが、植物油及び動物油が好ましく、植物油がより好ましい。植物油としては、ナタネ油、ひまわり油、大豆油、綿実油、サンフラワー油、ヒマシ油、オリーブ油、とうもろこし油、ヤシ油、パーム油、パーム核油等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。中でも、炭素数6〜14の脂肪酸の含有量が多い点でパーム核油、ヤシ油が好ましい。動物油としては、牛脂、豚脂、魚油等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
(A)成分の製造方法に用いられるアルコールとしては、特に限定されないが、プロクター・アンド・ギャンブル社製のCO−1214(商品名)又はCO−1270(商品名)等の天然アルコールや、三菱化学株式会社製のDiadol(商品名、C13、Cは炭素数を示す。以下同様。)、Shell社製のNeodol(商品名、C12とC13との混合物)、Sasol社製のSafol23(商品名、C12とC13との混合物)等のアルコール等が好ましい。
液体洗浄剤中の(A)成分の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、0.5〜2質量%がより好ましい。上記下限値未満では、ドレープ維持効果が低下するおそれがあり、上記上限値超では、液安定性が低下するおそれがある。
<(B)成分:(A)成分を除く界面活性剤>
(B)成分は、(A)成分を除く界面活性剤である。(B)成分は、液体洗浄剤の洗浄力を発揮する主成分であり、かつ(A)成分を水に可溶化する作用を有する。
(B)成分としては、(A)成分を除く非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
≪非イオン性界面活性剤≫
非イオン性界面活性剤としては、(A)成分を除くものであれば特に限定されず、例えば、脂肪酸アルキルエステル、高級アルコール、アルキルフェノール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アルキルエステル又は高級アミン等のアルキレンオキシド付加体;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキシド付加体、多価アルコール脂肪酸エーテル、アルキルアミンオキシド、アルケニルアミンオキシド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキシド付加体、糖脂肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグルコシド等が挙げられる。
上述の非イオン性界面活性剤の中でも、下記一般式(b1)で表されるポリオキシアルキレン型の非イオン性界面活性剤(以下、(b1)成分ということがある)が好ましい。
11−X−[(EO)/(PO)]−R12 ・・・(b1)
((b1)式中、R11は、炭素数8〜22の炭化水素基であり、Xは、O又はCOOである。EOは、オキシエチレン基を表し、POは、オキシプロピレン基を表す。XがOの場合、R12は水素原子であり、sは、3〜20の数であり、tは、0〜6の数である。XがCOOの場合、R12は炭素数1〜2のアルキル基であり、sは、6〜20の数であり、tは、0〜6の数である。)
(b1)式中、R11は、炭素数8〜22の炭化水素基である。上記下限値未満では、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れないおそれがあり、上記上限値超では、液安定性が損なわれるおそれがある。
11の炭素数は、洗浄力向上の観点から、炭素数10〜18が好ましい。
11は、アルキル基又はアルケニル基が好ましく、直鎖であっても分岐鎖であってもよい。
11としては、1級又は2級の高級アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミド等の原料に由来するアルキル基又はアルケニル基が挙げられる。
は、O又はCOOである。
がOの場合、R12は水素原子である。即ち、XがOの場合、(b1)成分はアルコールアルコキシレートである。
がOの場合、洗浄力のさらなる向上を図る観点から、R11は、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基が好ましい。
がOの場合、R11の炭素数は、10〜22が好ましく、10〜20がより好ましく、10〜18がさらに好ましい。
がCOOの場合、R12は炭素数1〜2のアルキル基である。即ち、XがCOOの場合、(b1)成分は、脂肪酸アルキルエステルアルコキシレートである。
がCOOの場合、洗浄力のさらなる向上を図る観点から、R11は、直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又は直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基が好ましい。
がCOOの場合、R11の炭素数は、9〜21が好ましく、11〜21がより好ましい。
(b1)式中、sは、EOの平均繰り返し数を表す数である。
がOの場合、sは3〜20の数であり、5〜18が好ましく、6〜18がより好ましく、11〜18がさらに好ましい。上記下限値未満では、(b1)成分の臭気が劣化しやすくなる傾向にあり、上記上限値超では、親水性が高くなりすぎて、洗浄力が低下するおそれがある。
がCOOの場合、sは6〜20の数であり、6〜18が好ましく、11〜18がより好ましい。上記下限値未満では、(b1)成分の臭気が劣化しやすくなる傾向にあり、上記上限値超では、親水性が高くなりすぎて、洗浄力が低下するおそれがある。
(b1)式中、tは、POの平均繰り返し数を表す数である。
がOの場合、tは0〜6の数であり、0〜3が好ましい。上記上限値超では、液安定性が低下するおそれがある。
がCOOの場合、tは0〜6の数であり、0〜3が好ましい。上記上限値超では、液安定性が低下するおそれがある。
tが1以上である場合、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とは、ランダム重合であってもよいし、ブロック重合であってもよい。
(b1)式中のs又はtの分布は、(b1)成分を製造する際の反応方法によって変動する。例えば、一般的なアルカリ触媒である水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等を用いて、エチレンオキシドやプロピレンオキシドを原料に付加した場合には、s又はtの分布は、比較的広くなる。特公平6−15038号公報に記載のAl3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等の特定のアルコキシル化触媒を用いてエチレンオキシドやプロピレンオキシドを原料に付加した場合には、s又はtの分布は、比較的狭くなる。
これらの(b1)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の非イオン性界面活性剤の含有量は、10〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば、液体洗浄剤の洗浄力のさらなる向上を図れ、上記上限値以下であれば、液体洗浄剤の液安定性をより高められる。
≪陰イオン性界面活性剤≫
陰イオン性界面活性剤としては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(塩));α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖又は分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩;高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型陰イオン性界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型陰イオン性界面活性剤等が挙げられる。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン塩等が挙げられる。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(塩)としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものがより好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、又は炭素数10〜20の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したもの(即ち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩)が好ましい。
アルカンスルホン酸塩の炭素数は10〜20、好ましくは14〜17であり、2級アルカンスルホン酸塩が特に好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
高級脂肪酸塩としては、炭素数10〜18のものが好ましい。
陰イオン性界面活性剤の中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(塩)、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩及び高級脂肪酸塩が好ましく、ドレープ維持効果のさらなる向上を図る観点から、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(塩)がより好ましい。
これらの陰イオン性界面活性剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の陰イオン性界面活性剤の含有量は、0質量%超20質量%以下が好ましく、3〜10質量%がより好ましい。上記下限値超であれば、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れ、上記上限値以下であれば、液安定性がより良好になる。
≪陽イオン性界面活性剤≫
陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩の陽イオン性界面活性剤等や、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド等の3級アミン化合物及びその塩が挙げられる。
≪両性界面活性剤≫
両性界面活性剤としては、アルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、イミダゾリン型、アルキルアミノスルホン型、アルキルアミノカルボン酸型、アルキルアミドカルボン酸型、アミドアミノ酸型、リン酸型両性界面活性剤等が挙げられる。
液体洗浄剤中の(B)成分の含有量は、10〜60質量%が好ましく、15〜50質量%がより好ましい。上記下限値未満では、洗浄力が低下するおそれがあり、上記上限値超では、液安定性が低下するおそれがある。
(A)成分/(B)成分で表される比(以下、A/B比ということがある)は、0.005〜0.2が好ましく、0.01〜0.1がより好ましい。A/B比が上記下限値以上であれば、ドレープ維持効果がより高まり、A/B比が上記上限値以下であれば、洗浄力をより高められる。
(B)成分は、下記一般式(b1−1)で表されるアルコールエトキシレート(以下、(b1−1)成分ということがある)及び直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(塩)(以下、(b2)成分ということがある)から選択される1種以上を含有することが好ましい。液体洗浄剤は、(b1−1)成分又は(b2)成分を含有することで、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れる。
10−O−(EO)−H ・・・(b1−1)
((b1−1)式中、R10は、炭素数8〜22の炭化水素基であり、EOは、オキシエチレン基を表し、uは、3〜10の数である。)
10は、炭素数8〜22の炭化水素基である。炭素数が上記下限値未満では、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れないおそれがあり、上記上限値超では、液安定性が損なわれるおそれがある。R10の炭素数は、ドレープ維持効果のさらなる向上を図る観点から、炭素数10〜18が好ましい。
10は、アルキル基又はアルケニル基が好ましく、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、分岐鎖が好ましい。
10としては、1級又は2級の高級アルコールに由来するアルキル基又はアルケニル基が挙げられる。
uは、EOの平均繰り返し数を表す3〜10の数であり、5〜8が好ましい。上記下限値未満では、液体洗浄剤の洗浄力が低下するおそれがあり、上記上限値超では、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れないおそれがある。
(B)成分が(b1−1)成分又は(b2)成分を含む場合、(B)成分は、(b1−1)成分を除く非イオン性界面活性剤(例えば、脂肪酸アルキルエステルアルコキシレートや、(b1)式中のsが11以上のアルコールアルコキシレート)を併有することが好ましい。液体洗浄剤は、(b1−1)成分を除く非イオン性界面活性剤を含有することで、洗浄力をより高められる。
液体洗浄剤中の(b1−1)成分と(b2)成分との合計量は、3質量%以上が好ましく、3〜10質量%がより好ましい。上記下限値未満では、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れないおそれがある。上記上限値超では、液体洗浄剤の洗浄力が低下したり、液安定性が低下するおそれがある。
<(C)成分:シリコーン化合物>
(C)成分は、ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンから選択される1種以上のシリコーン化合物である。液体洗浄剤は、(C)成分を含有することで、良好なドレープ維持効果を発揮する。特に、(C)成分を含有することで、レーヨン製の繊維製品に対するドレープ維持効果を高められる。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、官能基としてポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシド等のポリエーテル基を有していれば、特に限定されるものではない。また、ポリエチレンオキシドやポリプロピレンオキシド等のポリエーテル基が導入されていれば、他の官能基が導入されていてもよい。
アミノ変性シリコーンとしては、官能基としてアミノ基を有していれば、特に限定されるものではない。また、アミノ基が導入されていれば、他の官能基が導入されていてもよい。
アミノ変性シリコーンとしては、例えば、東レ・ダウコーニング株式会社製のBY16−871、BY16−853U、FZ−3705、SF8417、BY16−849、FZ−3785、BY16−890、BY16−208、BY16−893、FZ−3789、BY16−878、BY16−891等が挙げられる。
(C)成分としては、ポリエーテル変性シリコーンが好ましく、下記一般式(III)で示されるポリエーテル変性シリコーンがより好ましい。
Figure 2014025026
(III)式中、R21は、炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基である。R21の炭素数が上記範囲内であれば、工業的に合成しやすい。
22は、炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素数2〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルケニル基、又は水素原子である。このようなR22であれば、(C)成分の流動性がよく、取り扱いが容易である。
は(OA)で表される(ポリ)オキシアルキレン基である。(OA)は炭素数2〜4のオキシアルキレン基を表し、vは(OA)の平均繰り返し数を表す1〜50の数である。
pは構成単位の平均繰り返し数を表す10〜10000の数である。
qは構成単位の平均繰り返し数を表す1〜1000の数である。
p及びqが上記範囲内であれば、液体洗浄剤のドレープ維持効果をより高められる。
なお、pが付された構成単位と、qが付された構成単位との順序は、(III)式と異なっていてもよい。
商業的に入手可能なポリエーテル変性シリコーンとしては、東レ・ダウコーニング株式会社製のSH3772M、SH3775M、SH3749、SF8410、SH8700、BY22−008、SF8421、SILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171、ABN SILWET FZ−F1−009、ABN SILWET FZ−F1−009−05、ABN SILWET FZ−F1−009−09、ABN SILWET FZ−F1−009−54、ABN SILWET FZ−2222;信越化学工業株式会社製のKF352A、KF6008、KF615A、KF6016、KF6017;GE東芝シリコーン株式会社製のTSF4450、TSF4452等が挙げられる。
(C)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(C)成分の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜3質量%がより好ましい。上記下限値未満では、ドレープ維持効果が低下するおそれがある。上記上限値超では、含有量に見合うドレープ維持効果の向上が図れないおそれがある。
液体洗浄剤中、(A)成分/(C)成分で表される質量比(以下、A/C比ということがある)は、0.02〜5が好ましく、0.25〜5がより好ましい。A/C比が上記範囲内であれば、液体洗浄剤のドレープ維持効果のさらなる向上を図れる。A/C比を上記範囲内とすることで、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れる理由は明らかではないが、以下のように推測する。(A)成分と(C)成分とは、洗浄液中で複合体を形成する。この複合体が、繊維製品に浸透し又は吸着することで、洗濯中における繊維製品同士の摩擦が軽減される。このため、繊維製品の弾力性が損なわれず、ドレープが良好に維持されると考えられる。
液体洗浄剤が(b1−1)成分及び(b2)成分から選択される1種以上を含有する場合、[(b1−1)成分+(b2)成分]/[(A)成分+(C)成分]で表される質量比(以下、[(b1−1)+(b2)]/(A+C)比ということがある)は、1超が好ましく、1超10以下がより好ましく、1.5〜8がさらに好ましい。上記範囲内であれば、液体洗浄剤のドレープ維持効果のさらなる向上を図れる。[(b1−1)+(b2)]/(A+C)比を上記範囲内とすることで、ドレープ維持効果のさらなる向上を図れる理由は明らかでないが、以下のように推測する。ドレープ維持効果は、(A)成分と(C)成分との複合体が繊維製品に浸透し又は吸着することで発揮されると考えられる。ここで、(b1−1)成分や(b2)成分は、(A)成分と(C)成分との複合体の繊維製品への付着を促進するため、[(b1−1)+(b2)]/(A+C)比を上記範囲内とすることで、ドレープ維持効果を高められると考えられる。
<任意成分>
液体洗浄剤は、必要に応じて、(A)〜(C)成分以外の任意成分を含有してもよい。任意成分としては、特定の溶剤(以下、(D)成分ということがある)、水、減粘剤又は可溶化剤、アルカリ剤、金属イオン捕捉剤、洗浄性ビルダー、酸化防止剤、風合向上剤、再汚染防止剤、パール剤、ソイルリリース剤、酵素、着香剤、着色剤、乳濁化剤、エキス類、pH調整剤等が挙げられる。
(D)成分は、炭素数2〜4の一価アルコール、炭素数2〜4の多価アルコール及び下記一般式(d1)で表されるグリコールエーテルからなる群から選択される1種以上である。液体洗浄剤は、(D)成分を含有することで、液安定性を高められる。
31−(OR32OH ・・(d1)
((d1)式中、R31は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基であり、R32は炭素数2〜4のアルキレン基であり、rは(OR32)の平均繰り返し数を表す1〜5の数である。)
炭素数2〜4の1価アルコールとしては、例えば、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等が挙げられる。
炭素数2〜4の多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
(d1)式で表されるグリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。
これらの(D)成分の中でも、液体洗浄剤としての流動性、臭気の穏やかな点、原料の入手のしやすさから、エタノール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
これらの(D)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の(D)成分の含有量は、5〜25質量%が好ましく、6〜23質量%がより好ましく、7〜21質量%がさらに好ましい。(D)成分の含有量が上記下限値以上であれば、液体洗浄剤の流動性が良好となり、ゲル化しにくい。上記上限値超としても、含有量に見合う流動性の改善効果は見られず、経済的にも不利になる。
液体洗浄剤は、水を含有してもよい。
液体洗浄剤中の水の含有量は、25〜85質量%が好ましく、35〜75質量%がより好ましい。
減粘剤又は可溶化剤は、液体洗浄剤がゲル化して、液表面に皮膜が形成されるのを抑制する。減粘剤又は可溶化剤としては、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、平均分子量約200〜5000のポリエチレングリコール等のグリコール類、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸塩、安息香酸塩(防腐剤としての効果もある)、尿素等が挙げられる。
液体洗浄剤中の減粘剤又は可溶化剤の含有量は、例えば、0.01〜15質量%が好ましい。
金属イオン疎捕捉剤としては、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられる。
液体洗浄剤中の金属イオン捕捉剤の含有量は、例えば、0.1〜20質量%が好ましい。
酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等が挙げられる。
液体洗浄剤中の酸化防止剤の含有量は、例えば、0.01〜2質量%が好ましい。
防腐剤としては、例えば、ローム・アンド・ハース社製のケーソンCG(商品名)等が挙げられる。
液体洗浄剤中の防腐剤の含有量は、例えば、0.001〜1質量%が好ましい。
洗浄性ビルダーとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、N,N−ジメチルモノエタノールアミン等のアルカノールアミン等のアルカリビルダー等が挙げられる。液体洗浄剤は、洗浄性ビルダーを含有することで、洗浄力や液安定性のさらなる向上を図れる。
再汚染防止剤としては、例えば、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
酵素としては、従来、液体洗浄剤に配合されている酵素を使用でき、例えば、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、マンナナーゼ等が挙げられる。
プロテアーゼとしては、プロテアーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できるSavinase16L、Savinase Ultra 16L、Savinase Ultra 16XL,Everlase 16L TypeEX、Everlase Ultra 16L、Esperase 8L、Alcalase 2.5L、Alcalase Ultra 2.5L、Liquanase 2.5L、Liquanase Ultra 2.5L、Liquanase Ultra 2.5XL、Coronase 48L(以上、商品名)、ジェネンコア社から入手できるPurafect L、Purafect OX,Properase L(以上、商品名)等が挙げられる。
アミラーゼとしては、アミラーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できるTermamyl 300L、Termamyl Ultra 300L、Duramyl 300L、Stainzyme 12L、Stainzyme Plus 12L(以上、商品名)、ジェネンコア社から入手できるMaxamyl(以上、商品名)、天野製薬株式会社から入手できるプルラナーゼアマノ(以上、商品名)、生化学工業株式会社から入手できるDB−250(以上、商品名)等が挙げられる。
リパーゼとしては、リパーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できるLipex 100L、Lipolase 100L(以上、商品名)等が挙げられる。
セルラーゼとしては、セルラーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できるEndolase 5000L、Celluzyme 0.4L、Carzyme 4500L(以上、商品名)等が挙げられる。
マンナナーゼとしては、マンナナーゼ製剤としてノボザイムズ社から入手できるMannaway 4L(以上、商品名)等が挙げられる。
これらの酵素は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の酵素の含有量は、例えば、0.1〜3質量%が好ましい。
着香剤としては、特開2002−146399号公報や特開2009−108248号公報に記載の香料組成物等が挙げられる。
液体洗浄剤中の着香剤の含有量は、0.1〜3質量%が好ましい。
着色剤としては、アシッドレッド138、Polar Red RLS、アシッドイエロー203、アシッドブルー9、青色1号、青色205号、緑色3号、ターコイズP−GR(以上、商品名)等の汎用の色素や顔料が挙げられる。
液体洗浄剤中の着色剤の含有量は、例えば、0.00005〜0.005質量%が好ましい。
乳濁剤としては、ポリスチレンエマルション、ポリ酢酸ビニルエマルジョン等が挙げられ、通常、固形分30〜50質量%のエマルションが好適に用いられる。エマルション型の乳濁剤としては、例えば、ポリスチレンエマルション(サイビノールRPX−196 PE−3(商品名)、固形分40質量%、サイデン化学株式会社)等が挙げられる。
液体洗浄剤中の乳濁剤の含有量は、例えば、ポリスチレンエマルションであれば、0.01〜0.5質量%が好ましい。
天然物等のエキスとしては、イヌエンジュ、ウワウルシ、エキナセア、コガネバナ、キハダ、オウレン、オールスパイス、オレガノ、エンジュ、カミツレ、スイカズラ、クララ、ケイガイ、ケイ、ゲッケイジュ、ホオノキ、ゴボウ、コンフリー、ジャショウ、ワレモコウ、シャクヤク、ショウガ、セイタカアワダチソウ、セイヨウニワトコ、セージ、ヤドリギ、ホソバオケラ、タイム、ハナスゲ、チョウジ、ウンシュウミカン、ティーツリー、バーベリー、ドクダミ、ナンテン、ニュウコウ、ヨロイグサ、シロガヤ、ボウフウ、オランダヒユ、ホップ、ホンシタン、マウンテングレープ、ムラサキタガヤサン、セイヨウヤマハッカ、ヒオウギ、ヤマジソ、ユーカリ、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、バラン、スギ、ギレアドバルサムノキ、ハクセン、ホウキギ、ミチヤナギ、ジンギョウ、フウ、ツリガネニンジン、ヤマビシ、ヤブガラシ、カンゾウ、セイヨウオトギリソウ等の植物のエキスが挙げられる。
液体洗浄剤中のエキスの含有量は、例えば、0.0001〜0.5質量%が好ましい。
pH調整剤としては、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸;多価カルボン酸類、ヒドロキシカルボン酸類等の有機酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン、アンモニア等が挙げられる。これらの中でも、液体洗浄剤の液安定性の面から、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミンが好ましく、硫酸、水酸化ナトリウムが好ましい。
pH調整剤は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。例えば、任意の量の硫酸、水酸化ナトリウム等を添加することによって、液体洗浄剤のpHを調整した場合、さらに、pHの微調整用として無機酸(好ましくは塩酸、硫酸)又は水酸化カリウム等をさらに添加することができる。
(液体洗浄剤の製造方法)
液体洗浄剤の製造方法としては、(A)〜(C)成分及び必要に応じて任意成分を分散媒に分散するものが挙げられる。例えば、任意成分及び必要に応じて(D)成分を分散媒(例えば、水)の一部に分散し、任意のpHに調整し、次いで、(A)〜(B)成分を分散する。その後、(C)成分と分散媒の残部とを加えて、液体洗浄剤を得る。
(液体洗浄剤の使用方法)
液体洗浄剤の使用方法(洗浄方法)は、一般的な液体洗浄剤の使用方法と同様である。例えば、液体洗浄剤を被洗物と共に水に入れ、洗濯機で洗浄する方法、液体洗浄剤を被洗物に直接塗布する方法、液体洗浄剤を水に溶解して洗浄液とし、この洗浄液に被洗物を浸漬する方法等が挙げられる。また、液体洗浄剤を被洗物に塗布し、適宜放置した後、洗濯機等を用いて洗浄してもよい。
被洗物である繊維製品としては、例えば、衣料、カーテン、絨毯等が挙げられ、中でも衣料が好ましい。被洗物の材質は、特に限定されず、例えば、レーヨン、ポリエステル等の合成繊維、シルクや用毛等の天然繊維が挙げられる。中でも、良好な風合いのドレープを形成できるレーヨンが好ましい。
上述したように、本発明の液体洗浄剤によれば、(B)成分を含有するため、優れた洗浄力を発揮できる。
加えて、液体洗浄剤は、(A)成分及び(C)成分を併有するため、ドレープ維持効果に優れる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
(使用原料)
<(A)成分>
A−1:カプリル酸2−エチルヘキシル、パステル2H−08(商品名)、ライオン株式会社製。
A−2:ラウリン酸イソトリデシル(M12−TD)、下記合成方法により合成したもの。
≪A−2の合成方法≫
5Lの四つ口フラスコに、ラウリン酸2114gと、イソトリデカノール(協和発酵ケミカル株式会社製)1470gと、触媒としてp−トルエンスルホン酸(関東化学株式会社製)17gとを仕込み、窒素置換を行った。その後、窒素を1mL/秒の流量で流通させながら、液温が140℃になるまで昇温してエステル化反応を行い、反応により生成した水を蒸留により除去した。水を除去した後、0.6kPaまで徐々に減圧しながら200℃になるまで昇温して粗製物を得た。次いで、粗製物1500gに対し、濾過助剤としてハイフロスーパーセル(商品名、ナカライテスク株式会社製)を22.5g(粗製物100質量部に対し1.5質量部)添加し、10分攪拌して均一に分散させた後、80℃で加圧濾過して、ラウリン酸イソトリデシルを得た。
A−3:カプリン酸トリプロピレングリコールメチルエーテル(M10−3PO)、下記合成方法により合成したもの。
≪A−3の合成方法≫
5Lの四つ口フラスコに、カプリン酸メチルエステル(パステルM10(商品名)、ライオン株式会社製)1400gと、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(日本乳化剤株式会社製)1860gと、触媒としてp−トルエンスルホン酸(関東化学株式会社製)17gとを仕込み、窒素置換を行った。その後、窒素を1mL/秒の流量で流通させながら、液温が140℃になるまで昇温してエステル化反応を行い、反応により生成した水を蒸留により除去した。水を除去した後、0.6kPaまで徐々に減圧しながら200℃になるまで昇温して粗製物を得た。次いで、粗製物1500gに対し、濾過助剤としてハイフロスーパーセル(商品名、ナカライテスク株式会社製)22.5g(粗製物100質量部に対し1.5質量部)を添加し、10分間、攪拌して均一に分散させた後、80℃で加圧濾過して、カプリン酸トリプロピレングリコールモノメチルエーテルを得た。
<(B)成分>
B−1:アルコールエトキシレート、下記合成方法により、天然アルコールCO−1270(炭素数12のアルコールと炭素数14のアルコールとの質量比75/25の混合物、プロクター・アンド・ギャンブル社製)に対して平均12モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。
≪B−1の合成方法≫
天然アルコールCO−1270を224.4gと、30質量%NaOH水溶液2.0gとを耐圧型反応容器中に採取し、容器内を窒素置換した。温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水した後、温度を160℃まで昇温した。反応液を攪拌しながら、エチレンオキシド(ガス状)610.2gを反応液中に徐々に加えた。この時、吹き込み管を使って、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながら、反応液中にエチレンオキシドを加えた。
エチレンオキシドの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間、未反応のエチレンオキシドを留去した。
反応液を100℃以下まで冷却した後、反応物の1質量%水溶液のpHが約7になるように、70質量%p−トルエンスルホン酸を加えて中和してB−1を得た。
B−2:脂肪酸メチルエステルエトキシレート、C1123CO(OCHCHOCHとC1327CO(OCHCHOCHとの質量比で8/2の混合物、x=平均15、ナロー率33質量%、下記合成方法により合成したもの。
≪B−2の合成方法≫
特開2000−144179号公報に記載の実施例における製造例1に準じて製造した合成品を用いた。
組成が2.5MgO・Al・wHOである水酸化アルミナ・マグネシウム(キョーワード300(商品名)、協和化学工業株式会社製)を600℃で1時間、窒素雰囲気下で焼成して、焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒を得た。焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒2.2gと、0.5N水酸化カリウムエタノール溶液2.9mLと、ラウリン酸メチルエステル280gと、ミリスチン酸メチルエステル70gとを4Lオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後、温度を180℃、圧力を3atm(0.3MPa)に維持しつつ、エチレンオキシド1052gを導入し、撹拌しながら反応させた。
得られた反応液を80℃に冷却し、水159gと、濾過助剤として活性白土及び珪藻土をそれぞれ5g添加した後、触媒を濾別して、B−2を得た。B−2のナロー率は、33質量%であった。
≪B−2のナロー率の測定方法≫
下記測定条件により、エチレンオキシドの付加モル数が異なるエチレンオキシド付加モル数の分布を測定した。そして、B−2のナロー率(質量%)を下記数式(S)に基づいて算出した。
[HPLCによるエチレンオキシド付加モル数の分布の測定条件]
装置:LC−6A(株式会社島津製作所製)
検出器:SPD−10A
測定波長:220nm
カラム:Zorbax C8(Du Pont株式会社製)
移動相:アセトニトリル/水=60/40(体積比)
流速:1mL/min.
温度:20℃
Figure 2014025026
「ナロー率」は、アルキレンオキシドの付加モル数が異なるアルキレンオキシド付加体の分布割合の指標である。
前記(S)式中、mmaxは、成分全体の中に最も多く存在するアルキレンオキシド付加体のアルキレンオキシドの付加モル数を示す。
iはアルキレンオキシドの付加モル数を示す。
Yiは、成分全体の中に存在するアルキレンオキシドの付加モル数がiであるアルキレンオキシド付加体の割合(質量%)を示す。
B−3:Lutensol TO−7(商品名)、C1327O(CHCHO)Hで表されるアルコールエトキシレート(分岐型アルコールにエチレンオキシドを平均7モル付加したもの)、BASF社製。(b1−1)成分に相当。
B−4:ソフタノール50(商品名)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(C12〜14の第2級アルコールにエチレンオキシドを平均5モル付加したもの)、株式会社日本触媒製。(b1−1)成分に相当。
B−5:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、ライポンLH−200(商品名)、炭素数10〜14、平均分子量322、ライオン株式会社製。(b2)成分に相当。
B−6:ヤシ脂肪酸、椰子脂肪酸(商品名)、日油株式会社製。
B−7:脂肪酸(C16/C18)ジメチルアミノプロピルアミド、カチナールMPAS−R(商品名)、ステアリン酸/パルミチン酸の質量比=7/3、東邦化学株式会社製。
<(C)成分>
C−1:ポリエーテル変性シリコーン、(III)式中、p=210、q=9、R21=C、Y=−(OC10−、R22=CHである化合物。下記合成方法で得られたもの。
≪C−1の合成方法≫
攪拌装置、凝縮機、温度計及び窒素挿入口を備えた1Lの4つ口フラスコに、下記一般式(III−1)で表される、オルガノハイドロジェンポリシロキサン100gと、イソプロピルアルコール50gと、下記一般式(III−2)で表されるポリオキシアルキレン化合物29gと、付加反応用白金系触媒0.2gと、2質量%酢酸ナトリウムのイソプロピルアルコール溶液0.3gとを投入し、これらを窒素雰囲気下、90℃で3時間反応させた。反応終了後、溶媒を減圧留去することによりC−1を得た。
Figure 2014025026
Figure 2014025026
C−2:アミノ変性シリコーン、SZ8417(商品名)、東レ・ダウコーニング株式会社製。
<(D)成分>
D−1:エタノール、特定アルコール95度合成(商品名)、日本アルコール販売株式会社製。
D−2:プロピレングリコール、BASF社製。
D−3:ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ブチルジグリコール(商品名)、日本乳化剤株式会社製。
<共通成分>
以下、各成分の末尾に記載した「質量%」は、各例の液体洗浄剤中の含有量である。
安息香酸ナトリウム:安息香酸ナトリウム(商品名)、東亜合成株式会社製・・・0.5質量%。
クエン酸:クエン酸ソーダ(商品名)、マイルス社(米国)製・・・0.1質量%。
パラトルエンスルホン酸:PTS酸(商品名)、協和発酵工業株式会社製・・・2.0質量%。
ジブチルヒドロキシトルエン:SUMILZER BHT−R(商品名)、住友化学株式会社製・・・0.03質量%。
イソチアゾロン液:ケーソンCG(商品名)、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン/マグネシウム塩/混合液、ローム・アンド・ハース社製・・・0.01質量%。
色素(アシッドレッド138):スミノールミーリングブリリアントレッドBS(商品名)、住友化学株式会社製・・・0.0002質量%。
マレイン酸/オレフィンコポリマー:ソカランCP−9(商品名)、BASF社製・・・0.25質量%。
<pH調整剤>
水酸化ナトリウム:鶴見曹達株式会社製。
硫酸:東邦亜鉛株式会社製。
(実施例1〜12、比較例1〜3)
表1に示す組成に従い、500mLビーカーに精製水の一部と、(A)成分と、(B)成分と、(D)成分とを入れ、マグネットスターラー(MITAMURA KOGYO INC.製)で攪拌した。(C)成分及び共通成分を加え、攪拌しながら、全体量が98質量%になるようにさらに精製水を入れ、攪拌した。25℃でのpHが7.0になるようにpH調整剤(水酸化ナトリウム又は硫酸)を適量添加した後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、各例の液体洗浄剤を得た。
得られた液体洗浄剤について、液安定性、ドレープ維持効果、洗浄力を評価し、その結果を表中に示す。
各例の液体洗浄剤を調製するに当たり、表1中に配合量が示されていないものは、配合されなかったものとする。
表中、精製水の配合量である「バランス」は、液体洗浄剤の全体量を100質量%とするのに必要な量である。
pH調整に用いたpH調整剤の総量は、0〜2質量%であった。
なお、表中の配合量は、純分を表す。
(評価方法)
<液安定性>
各例の液体洗浄剤500gの入ったビーカー(容量500mL)を傾けて、内容物100mLを透明のガラス瓶(広口規格びんPS−NO.11)に注ぎ入れる操作を行った。
この時、液体洗浄剤をガラス瓶に注ぎ入れられた場合を流動性あり、液体洗浄剤をガラス瓶に注ぎ入れられなかった場合を流動性なしと判定した。
加えて、ガラス瓶に移した液体洗浄剤の外観を目視にて観察した。
これらの結果から、各液体洗浄剤の初期外観を下記基準で評価した。
○:流動性があり、かつ外観が透明均一である。
×:流動性がない、又は、流動性はあるものの、外観に濁りや浮遊物又は沈殿物がある。
なお、上記の評価において「×」と判定した液体洗浄剤については、液体洗浄剤として必要な物性を有していないため、以下の評価は実施しなかった。
<ドレープ維持効果>
水道水5Lを入れたポリプロピレン製の手洗い桶(底部の直径30cm、高さ13cm)に、各例の液体洗浄剤12.5gを分散させて洗浄液とした。被洗物(長袖シャツ、商品名:ドレープネックとろみシャツ、レーヨン100%、株式会社ニッセンホールディングス製)をたたみ、たたまれた形状をくずさないように、洗浄液に漬けた。たたまれた被洗物の角に手を「ハ」の字に当て、洗浄液中で被洗物が上下するように、「軽く押す、力をぬいて浮かせる」という操作を1つの角につき5回ずつ行った(洗浄操作)。
洗浄操作の後、被洗物をロール状にし、両手で軽く押して脱水した。洗浄液を捨てた桶に、新たに水道水を5L入れ、ここに脱水した後の被洗物を入れ、洗浄操作と同じ操作を2回繰り返した。両手で軽く押して脱水した後、二槽式洗濯機(TOSHIBA VH−30S(H))の脱水槽で10秒間脱水し、ハンガーにかけて25℃、湿度65%RHの恒温恒湿室に放置した。1日後、パネラー(5人)が、洗濯後のドレープの具合を洗濯前の状態と比較し、下記判断基準により採点した。5人の採点の平均点を下記評価基準に分類して、ドレープ維持効果を評価した。
≪判断基準≫
1点:洗濯前に比べて、非常に型崩れして見える。
2点:洗濯前に比べて、かなり型崩れして見える。
3点:洗濯前に比べて、やや型崩れしているように見えるが、問題ない程度。
4点:洗濯前に比べて、わずかに型崩れしているように見える。
5点:洗濯前に比べて、型崩れは感じられない(洗濯前と同等)。
≪評価基準≫
◎:平均点が4点以上。
○:平均点が3.5点以上4点未満。
△:平均点が3点以上3.5点未満。
×:平均点が3点未満。
<洗浄力>
全自動電気洗濯機(JW−Z23A、Haier社製)に、被洗物として、湿式人工汚染布(5cm×5cm。以下、単に汚染布ということがある。)5枚、及び市販の綿タオル(綿100%)を投入した(綿タオルの投入量は、被洗物の合計(汚染布と綿タオルとの合計)の質量が約800gとなるように調整した)。全自動洗濯機に各例の液体洗浄剤16mLを投入し、洗浄、すすぎ、脱水を順次行った(洗濯処理)。洗濯処理の条件は、水量:低水位(水12L)、ソフトコースであった。洗濯処理が施された汚染布(洗浄布)をろ紙に挟み、アイロンで加熱乾燥した。
未汚染布(人工の汚れを付着させる前の布)、汚染布及び洗浄布の反射率について、分光式色差計(SE2000、日本電色工業株式会社製)にて測定し、洗浄率(%)を下記式(i)によって算出した。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100 ・・・(i)
(i)式中、K/Sは、(1−R/100)/(2R/100)である(ただし、Rは未汚染布、汚染布、洗浄布の反射率(%)を示す。)。
(i)式により算出された洗浄率(%)を下記判定基準に分類して、洗浄力を評価した。下記基準において、△、○、◎であれば洗浄力が良好であると判断した。なお、洗浄率(%)は、汚垢布5枚の平均値である。
≪評価基準≫
◎:洗浄率が70%以上。
○:洗浄率が65%以上70%未満。
△:洗浄率が60%以上65%未満。
×:洗浄率が60%未満。
Figure 2014025026
表1に示すように、本発明を適用した実施例1〜12は、液安定性が「○」、ドレープ維持効果が「△」〜「◎」、洗浄力が「◎」であった。
これに対し、(A)成分を含有しない比較例1、及び(C)成分を含有しない比較例3は、ドレープ維持効果が「×」であった。

Claims (2)

  1. (A)成分:下記一般式(I)で表される化合物と、
    (B)成分:前記(A)成分を除く界面活性剤と、
    (C)成分:ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンから選択される1種以上のシリコーン化合物と、
    を含有することを特徴とする繊維製品用の液体洗浄剤。
    −X−Y ・・・・(I)
    ((I)式中、Rは、炭素数5〜21のアルキル基であり、Xは、O、COO又はCONHであり、Yは、炭素数3〜16のアルキル基又は−(RO)−Rである。Rは、炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは、1〜5の数であり、Rは、炭素数1〜22のアルキル基、フェニル基又はベンジル基である。)
  2. 前記(B)成分は、下記一般式(b1−1)で表される非イオン性界面活性剤と、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(塩)とから選択される1種以上を含有する請求項1に記載の繊維製品用の液体洗浄剤。
    10−O−(EO)−H ・・・(b1−1)
    ((b1−1)式中、R10は、炭素数8〜22の炭化水素基であり、EOは、オキシエチレン基を表し、uは、3〜10の数である。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001351A (ja) * 2016-01-13 2021-01-07 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 再生可能構成成分を含む洗濯洗剤組成物

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