JP2014023506A - 赤ワイン改良剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤ワインの味覚を改良する赤ワイン改良剤を提供する。
【解決手段】赤ワインをスプレードライ法またはフリーズドライ法により粉末化または顆粒化してなることを特徴とする赤ワイン改良剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、赤ワインの味覚を改良する赤ワイン改良剤に関する。
赤ワインはトランスリスベラトロール等のポリフェノールを多く含み、抗がん、抗動脈硬化防止効果、DNAの保護作用や眼病予防に寄与するとして注目を浴びている。
しかし、高級なワインを除き、一般的なワインは、日本人の味覚に必ずしも適合せず、万人受けするものではないとされている。このような一般的な赤ワインをおいしく飲むことができる方法が求められていた。
ここで、料理にワイン味を付与するものとして、濃縮ワイン組成物(特許文献1)等のペースト状のものが知られているが、このようものは料理にワイン風味を付与することはできても、赤ワインの味の改良剤として到底用いることはできなかった。
特開2001−245625号公報
本発明は、上記した従来の問題点を改善する、すなわち、赤ワインの味覚を改良する赤ワイン改良剤を提供することを目的とする。
本発明の赤ワイン改良剤は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、赤ワインをスプレードライ法またはフリーズドライ法により粉末化または顆粒化してなることを特徴とする赤ワイン改良剤である。
また、本発明の赤ワインは、請求項2に記載の通り、請求項1に記載の赤ワイン改良剤が添加されてなることを特徴とする赤ワインである。
また、本発明の容器入り赤ワインは、請求項3に記載のように、請求項1に記載の赤ワイン改良剤が容器に添付されてなることを特徴とする容器入り赤ワインである。
本発明の赤ワイン改良剤によれば、使用者は自分の好みにより、添加量を自由に調整して赤ワインに添加することで、自分が好む、こく、まろやかさ、香りを赤ワインに付与することができる。このとき、比較的安価なワインであっても、高級なワインの風味を得ることができる。
本発明の赤ワイン改良剤は、赤ワインをスプレードライ法またはフリーズドライ法により粉末化または顆粒化してなることを特徴とする赤ワイン改良剤である。
ここで、原料の赤ワインとしては、一般的な、加熱処理していない赤ワインを用いることが好ましい。特に高品質な赤ワインを用いる必要はなく、大衆的なワインを用いることができる。酸化防止剤が添加されているものも用いることができるが、被添加のワインにも通常、酸化防止剤が添加されているので、できれば酸化防止剤が添加されていないものを原料とすることが望ましく、このとき、ぜんそく患者であっても本発明の赤ワイン改良剤を用いることができる。
また、赤ワインから製造した濃縮ワインやワインエキスなどを原料として用いると十分な風味改良効果が得られない恐れがある。また、白ワインやロゼワイン、及び、それらから製造した濃縮ワインやワインエキスでは赤ワインの風味改善効果が得られない。
なお、葡萄の木の枝部分から抽出したポリフェノール粉末等を用いると風味をむしろ悪化させるので、用いることはできない。
本発明では上記のような原料をスプレードライ、または、フリーズドライによって粉末化または顆粒化する際に、できるだけ低温で行うことがよりよい風味を赤ワインに付与することができるので、好ましい。よりよい風味を付与するためにはフリーズドライによる粉末化または顆粒化が好ましく、スプレードライを行う場合には比較的低温で、例えば好ましい温度範囲として200℃以下、より好ましい範囲としては150℃以下で行うことが好ましい。なお、このような乾燥工程雰囲気において、アルコールの回収を各種回収装置などを用いることができ、アルコールを有効に利用できるとともに,本発明の赤ワイン改良剤の製造原価低減に寄与することができる。
本発明の赤ワイン改良剤は、赤ワイン1L当たり1.5g〜2g程度得ることができる。
本発明の赤ワイン改良剤には、風味をさらに改良するために、あるいは、健康食品としての価値を付加するために、本発明の効果を損なわない限り、各種の成分を添加することができる。このようなものとして、赤ブドウの葉、茎、芽、種子、ブドウ果実の果皮などから得られるポリフェノールの一種であるレスベラトロール(好ましくは粉末状のもの)を添加することもできる。レスベラトロールの添加量としては赤ワイン改良剤全量の10質量%以上80質量%以下、好ましくは、20重量%以上70重量%以下となるように添加する。
このような赤ワイン改良剤を赤ワイン1L当たり0.01g〜10g程度添加することが好ましい。より好ましい範囲は赤ワイン1L当たり0.15g〜1.5gである。添加量が少なすぎると本発明の赤ワイン改良剤の添加の効果が十分に得られず、多すぎると、濁りが発生したり、飲用後の後味が悪くなる恐れがある。
本発明の赤ワイン改良剤は、そのまま流通させることも、赤ワインに添加して流通させることも、また、瓶入りの赤ワインに添付して流通させることもできる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の赤ワイン改良剤は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。
当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の赤ワイン改良剤を適宜改変することができる。このような改変によってもなお、本発明の赤ワイン改良剤の構成を具備する限り、もちろん、本発明の範疇に含まれるものである。
以下に本発明の赤ワイン改良剤の実施例について具体的に説明する。
市販のフランス、ラングドック・ルション地方産の赤ワインを原料にスプレードライ法(温風温度:110℃)で本発明に係る赤ワイン改良剤を得た。
この赤ワイン改良剤1gを750mLの赤ワイン(レ・フォンタネル社製)に添加し、分散する程度混合し、添加しないものとともに、モニターの飲用に供した。
モニターは男女8人ずつ、計17人であり、一般人から抽出した。
予め作製した質問を記載したアンケート用紙を用いて回答を得た。基本的な質問に対する回答結果(回答人数)を、表1に示す(無回答:1名)。
Figure 2014023506
表1より、本発明の赤ワイン改良剤によればワインの味を改良させることができることが理解される。なお、回答中、「まずくなった」を選択したモニターの備考欄には、「好みによると思うが、渋さが増した」、「こくがなくなった」と記載されていた。
しかし、後述するように本発明の赤ワイン改良剤の添加により「こくが出た」との回答者が多く、この「こくがなくなった」との回答はモニター内の個人差によるものと考えられる。
次いで、上記と同じモニター17人に対して、詳細な質問を上記同様にして行った。結果を表2に示す(一部未回答あり)。
Figure 2014023506
表2より、本発明の赤ワイン改良剤によれば、赤ワインの特徴である苦みが若干出るとともに、こくが出て、後味が改良され、かつ、濁りの発生もほとんどないことが理解される。また、重要なワインの香りについては赤ワイン改良剤の添加の影響をほとんど受けていないと思料される。
このように、本発明の赤ワイン改良剤によれば、ワインの味を効果的に改良することができることが判る。さらにそのとき、トランスリスベラトロール等のポリフェノールを効果的に摂取することができる。
なお、上記ではスプレードライ法によって得られた赤ワイン改良剤の例を示したが、試験的に作製したフリーズドライ法によって得られた赤ワイン改良剤(粉末)について、表1に示したのと同様のアンケートを行ったところ、モニター20名(男性12名、女性8名)中15人が、本発明に係る赤ワイン改良剤の添加したワインが、添加してないワインよりもおいしいと回答した。

Claims (3)

  1. 赤ワインをスプレードライ法またはフリーズドライ法により粉末化または顆粒化してなることを特徴とする赤ワイン改良剤。
  2. 請求項1に記載の赤ワイン改良剤が添加されてなることを特徴とする赤ワイン。
  3. 請求項1に記載の赤ワイン改良剤が容器に添付されてなることを特徴とする容器入り赤ワイン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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