JP2014023168A - 電力変換装置 - Google Patents

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Kazuki Fujimoto
和樹 藤本
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

【課題】パワートランジスタ、パワーMOSFET、GTO,IGBTなど電力用半導体素子をスイッチングして電力を変換する電力変換装置のうち、2と3の公倍数の出力相を持ち、負荷中性点電位の変動を0にするように制御する2レベル多相インバータにおいて、デッドタイムやロジックICの誤差、遅延時間等が生じると負荷中性点電位が変動する。
【解決手段】負荷中性点に小容量のキャパシタ回路をつなぎインバータの直流中間電位と接続し、負荷中性点電位の変動を0にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力回路に発生する電磁障害を抑制することができる交流出力の電力変換装置に関する。
図2を用いて背景技術を説明する。
一般にある直流電力を任意の電力に変換する電力変換装置は図2のように直流電源3と、その直流電圧をインバータ回路やチョッパ回路などの電力変換器1を用いて任意の電圧、周波数に変換し負荷2の電気機器を駆動する構成が一般的である。この電力変換回路は電力半導体素子を用い、高速でスイッチングし動作するものが一般的である。
一般的に使用される2レベル三相電力変換器では、入力する直流電圧の中間電位OをVo、負荷の中性点Nの電位をVnとしたとき、入力する直流電圧の中間電位Oから負荷の中性点Nの電圧Vnoはインバータの各相出力電圧Vuo、Vvo、Vwoを使って次の式であらわされる。
Vno=(Vuo+Vvo+Vwo)/3・・・(1)
このとき、Vnoは、スイッチングパターン上0に必ずならないことが知られている。これがインバータ駆動電動機における軸電圧や軸電流の問題や、高周波電磁障害の原因の一つとなっている。
これらの対策として、特許文献1や非特許文献1、2では中性点を利用した高周波フィルタ回路が提案されている。
特許文献2では2と3の公倍数の出力相数を持ち、すべての相の出力電圧の和を常時0、すなわち負荷中性点電位の変動を0にすることを特徴とする電力変換装置が提案されているが、この方式は、電力変換回路の上下アーム短絡を防止するデッドタイムや、制御回路の遅れ時間等が考慮されていない。
特許第4260110号公報 特開2012−39825号公報
「PWMインバータを用いた交流電動機駆動システムが発生するEMI測定とその低減方法」、小笠原、外著、電気学会論文誌D、平成8年、116巻、12号、p.1211−1219 藤本、森本他「統合接地システムにおけるPWMインバータの漏洩電流の低下」平成19年電気学会全国大会4−154
解決しようとする課題はデッドタイムや制御回路の遅れ時間を考慮した場合でも、電力変換器における各相の出力電圧の和を常時0、すなわち負荷中性点電位の変動を0にし、電磁障害を低下させることである。
請求項1によれば、電力用半導体素子をスイッチングして電力を変換する電力変換装置のうち、2と3の公倍数の出力相を持ち、全ての相の出力電圧の和を常時0、すなわち負荷中性点電位の変動を0にする電力変換装置であって、負荷中性点と電力変換装置の直流バス中間電位がキャパシタを介して接続されることを特徴とする。
請求項2によれば、請求項1に記載の電力変換装置において、上記出力相が6相であり負荷として2台の交流電動機もしくは2台の3相負荷を接続し、それぞれの負荷中性点にキャパシタを接続し、該キャパシタのもう一端を電力変換装置の直流バス中間電位に接続することを特徴とする。
本発明の電力変換装置は、理想的な状態では存在しないデッドタイムや制御回路の誤差を考慮した場合でも、各相の出力電圧の和をほぼ0にすることが可能であり、負荷中性点電位の変動を0に保つことが可能になる。このことにより、インバータ駆動電動機における軸電圧や軸電流の問題や、高周波電磁障害の問題が低下する。
本発明の電力変換器の実施方法を示した図である。(実施例1) 背景技術の説明図である。 本発明の電力変換器の実施方法を示した図である。(実施例2)
図1を使用して、実施例1を説明する。
電力変換器1は負荷中性点電位を0にするスイッチングパターンでスイッチングを行う6相スイッチング素子4、直流電源3を持ち、負荷2に電力を供給している。この時、負荷中性点10の電位は0となるスイッチングを行う。
これらが動作するとき、スイッチング素子の立ち上がり、立下り時間を考慮して上下アーム間短絡を防ぐために、上下の2つの素子両方オフするデッドタイムが入っている。特許文献1の回路のままではデッドタイム期間で、負荷中性点電位10の電位は変動してしまう。そこで、負荷中性点電位10をキャパシタ6、中性線5を介してインバータの直流中間電位7に接続する。この時負荷中性点電位10の変動は直流電源3の電圧に対して0.3%程度であることがシミュレーションで確認できている。これは直流電源3の電圧より十分に小さいといえるので負荷中性点電位10の変動はないといえる。
図3を使用して、実施例2を説明する。
電力変換器1は負荷中性点電位を0にするスイッチングパターンでスイッチングを行う6相スイッチング素子4、直流電源3を持ち、負荷である2台の交流電動機11に電力を供給する。また、2台の交流電動機11の中性点にはキャパシタが接続されておりそのキャパシタの一端どうしがモータ中性線12により接続され、その中点を負荷中性点電位10としている。この時、実施例1と同様に負荷中性点10の電位が0となるようなスイッチングを行う。なおキャパシタ6は中性点電位10とインバータの直流中間電位7の間に一括して接続してもよい。
この時、負荷中性点電位10の変動は、直流電源3の電圧のに対して1%程度であり、十分に小さいといえる。なお、交流電動機10の中性点電位の変動も直流電源3の電圧に対して5%程度であり、従来の3相交流電動機のインバータ駆動の場合に発生する中性点電位の変動の16%よりも小さい値となり、十分に効果があるといえる。
負荷中性点電位の変動を0にする制御を行う多相インバータにおいて、キャパシタと中性点、中性線の活用により、デッドタイムや制御回路の遅れ時間や誤差を考慮した場合でも、各相の出力電圧の和をほぼ0にすることが可能であり、インバータ駆動電動機における軸電圧や軸電流の問題や、インバータを電源とした3相負荷における高周波電磁障害を低減させることが可能である。
1 電力変換器(電力変換装置)
2 負荷
3 直流電源
4 6相スイッチング素子
5 中性線
6 キャパシタ
7 直流中間電位(直流バス中間電位)
10 負荷中性点
11 交流電動機
12 モータ中性線

Claims (2)

  1. 電力用半導体素子をスイッチングして電力を変換する電力変換装置のうち、2と3の公倍数の出力相を持ち、全ての相の出力電圧の和を常時0、すなわち負荷中性点電位の変動を0にする電力変換装置であって、負荷中性点と電力変換装置の直流バス中間電位がキャパシタを介して接続されることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、上記出力相が6相であり負荷として2台の交流電動機もしくは2台の3相負荷を接続し、それぞれの負荷中性点にキャパシタを接続し、該キャパシタのもう一端を電力変換装置の直流バス中間電位に接続することを特徴とする電力変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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