JP6933558B2 - 電力変換器および電力変換装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、電力変換器および電力変換装置に関する。
従来、例えば、交流を直流または直流を交流に変換する電力変換器には、3相2レベル変換器が採用されてきた。3相2レベル変換器は、直流から3相交流を出力する電力変換器を構成する上で必要最小限の半導体スイッチング素子6個で構成されるため、小型低コスト化を図ることが出来る。
一方、その出力電圧波形は、入力直流電圧をVdcとしたとき、相ごとに、+Vdc/2と、−Vdc/2との2値の切替(スイッチング)をPWM(パルス幅変調)で行い、擬似的に交流波形が生成された波形となっており、多分にスイッチングに起因する高調波電圧を含んでいる。このため、スイッチング高調波を低減するために、3相交流出力にリアクトルやコンデンサで構成されるフィルタを挿入する対策が取られる。しかしながら、電力系統に流れ出す高調波成分が他の機器に悪影響を及ぼさないレベルまで十分低減するためには、このフィルタ容量を大きくする必要があり、コスト上昇と、重量増加を招いていた。
また、上記フィルタを小型化することを目的に、スイッチングを高周波化することもあるが、スイッチングに伴う損失が増大し、電力ロスが大きくなるのみならず、電力変換器の冷却性能を上げる必要が生じる。屋外等で冷却ファンの設置が困難な環境で使われる場合には、その冷却部が大型化する。
これに対し、モジュラー・マルチレベル変換器(MMC)のように、単位変換器を多段接続し、電力系統、配電系統電圧と同等な高電圧を変換できる電力変換器の研究開発も進められている。モジュラー・マルチレベル変換器によれば、多レベル化により出力電圧・電流波形が正弦波に近づけることができるため、高調波フィルタが不要となる。さらに、各単位変換器のスイッチングタイミングをずらすことにより、より低周波のスイッチングで同じ高調波含有量となるため、スイッチング損失を低減することも可能になる。
特許第5881386号公報
萩原 誠、赤木 泰文 著、「モジュラー・マルチレベル変換器(MMC)のPWM制御法と動作検証」、電気学会論文誌D,128巻7号,2008 Fang Zheng Peng, "A Generalized Multilevel Inverter Topology with Self Voltage Balancing" IEEE TRANSACTIONS ON INDUSTRY APPLICATIONS, VOL. 37, NO. 2, MARCH/APRIL 2001 pp. 611-618
モジュラー・マルチレベル変換器を構成する単位変換器は、多レベルの電圧を出力するために、それぞれがコンデンサを有する必要がある。そのため、複数の単位変換器のコンデンサ電圧を適切な電圧に制御するために、1つの単位変換器ごとにフィードバック制御など、複雑な制御を多数実装する必要があった。
さらに、単位変換器が出力する電圧および流れる電流によって、コンデンサには主に交流周波数の成分をもつ電圧脈動が発生し、単位変換器の半導体素子の耐圧を超えてしまう恐れがあり、半導体素子の耐圧を考慮して十分な容量のコンデンサを搭載すると、機器を小型化することが困難であった。
本発明の実施形態は、上記事情を鑑みて成されたものであって、複雑な制御を行う必要がなく、かつ、小型な電力変換器および電力変換装置を提供することを目的とする。
実施形態に電力変換器は、高電位側の主回路配線と、低電位側の主回路配線と、複数相の交流端子と、前記高電位側の主回路配線と前記低電位側の主回路配線との間に直列に接続された正側アームおよび負側アームをそれぞれ備えた複数相のアームユニットと、を備え、前記正側アームと前記負側アームとの接続部は対応する前記交流端子と電気的に接続し、前記正側アームと前記負側アームとのそれぞれは、直列に接続された一対のスイッチング素子と、一対の前記スイッチング素子と並列に接続した蓄電部と、をそれぞれ備えた複数の単位変換器と、直列に接続された複数の前記単位変換器の隣接した前記蓄電部を並列に接続する経路に設けられた少なくとも1つの補助スイッチング素子と、を備え、前記高電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部は、他相のアームユニットの、前記高電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部と並列に接続され、前記低電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部は、他相のアームユニットの、前記低電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部と並列に接続されている。
図1は、第1実施形態の電力変換器および電力変換装置の構成を概略的に示す図である。 図2Aは、図1に示す電力変換装置の補助スイッチング素子の動作の一例を説明するための図である。 図2Bは、図1に示す電力変換装置の補助スイッチング素子の動作の一例を説明するための図である。 図2Cは、図1に示す電力変換装置の補助スイッチング素子の動作の一例を説明するための図である。 図3は、U相、V相、W相で発生する交流周波数の成分を含むコンデンサ電圧の一例を示す図である。 図4は、第2実施形態の電力変換器および電力変換装置の一構成例を概略的に示す図である。 図5は、第2実施形態の電力変換器および電力変換装置の隣接した単位変換器の動作の一例を説明するための図である。 図6は、第2実施形態の電力変換器および電力変換装置の隣接した単位変換器の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図7は、第2実施形態の電力変換装置におけるキャリア信号の周波数の一例について説明するための図である。
以下、一実施形態の電力変換装置について、図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の電力変換器および電力変換装置の構成を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置CVは、電力変換器100とコントローラ200とを備えている。電力変換器100は、正側直流端子Pと負側直流端子Nに接続される直流側と3相交流端子U、V、Wに接続される交流側との間に接続される。
電力変換器100は、複数のアームユニットUNTを備えている。複数のアームユニットUNTのそれぞれは、正側アーム10と負側アーム20とを備えている。以下では、一例としてU相のアームユニットUNTの構成について説明するが、他の相のアームユニットUNTも同様の構成である。
正側アーム10は、一端で正側直流端子Pと電気的に接続し、負側アーム20は一端で負側直流端子Nと電気的に接続している。正側アーム10と負側アーム20とは、他端同士で互いに電気的に接続される。正側直流端子P及び負側直流端子Nに接続された、正側アーム10と負側アーム20との端部が直流端子であり、正側アーム10と負側アーム20との接続点が各相の交流端子である。
正側アーム10および負側アーム20のそれぞれは複数の単位変換器11−13、21−23を備えている。正側アーム10の複数の単位変換器11−13は直列に接続している。負側アーム20の単位変換器21−23は直列に接続している。本実施形態の電力変換器100は、正側アーム10および負側アーム20のそれぞれにおいて、複数の単位変換器11−13、21−23のスイッチングタイミングが互いにずれることにより、階段状の交流電圧等の任意の電圧を出力することができる。
正側アーム10は、3つの単位変換器11−13を備えている。単位変換器11は、直列接続された2つの(一対の)スイッチング素子SP1、SN1と、2つのスイッチング素子SP1、SN1に対して並列接続された蓄電部(例えばコンデンサ)C1と、を備えている。単位変換器12は、直列接続された2つの(一対の)スイッチング素子SP2、SN2と、2つのスイッチング素子SP2、SN2に対して並列接続された蓄電部(例えばコンデンサ)C2と、を備えている。単位変換器13は、直列接続された2つの(一対の)スイッチング素子SP3、SN3と、2つのスイッチング素子SP3、SN3に対して並列接続された蓄電部(例えばコンデンサ)C3と、を備えている。
正側アーム10は2つの補助スイッチング素子SC1、SC2を更に備えている。例えば、隣り合う単位変換器11、12、13の蓄電部C1、C2、C3同士は、補助スイッチング素子SC1、SC2を介して、電気的に並列に接続可能である。補助スイッチング素子CS1、CS2は、コントローラ200からの制御信号Guc1、Guc2により動作を制御される。
補助スイッチング素子SC1は、蓄電部C1の負側端子と蓄電部C2の負側端子とを電気的に接続する経路に設けられ、蓄電部C1と蓄電部C2とを並列に接続する経路の電気的接続状態を切り替え可能である。
補助スイッチング素子SC2は、蓄電部C2の負側端子と蓄電部C3の負側端子とを電気的に接続する経路に設けられ、蓄電部C2と蓄電部C3とを並列に接続する経路の電気的接続状態を切り替え可能である。
正側アーム10の最も高電位側にある単位変換器11の蓄電部C1は、正側端子が、高電位側の主回路を介して他相の高電位側の単位変換器の蓄電部の正側端子と電気的に接続し、負側端子が、他相の高電位側の単位変換器の蓄電部の負側端子と電気的に接続している。すなわち、複数相の正側アーム10の最も高電位側に配置された単位変換器11の蓄電部C1は、互いに電気的に接続している。
負側アーム20も同様に、3つの単位変換器21−23を備えている。単位変換器21は、直列接続された2つの(一対の)スイッチング素子SP4、SN4と、2つのスイッチング素子SP4、SN4に対して並列接続された蓄電部(例えばコンデンサ)C4と、を備えている。単位変換器22は、直列接続された2つの(一対の)スイッチング素子SP5、SN5と、2つのスイッチング素子SP5、SN5に対して並列接続された蓄電部(例えばコンデンサ)C5と、を備えている。単位変換器23は、直列接続された2つの(一対の)スイッチング素子SP6、SN6と、2つのスイッチング素子SP6、SN6に対して並列接続された蓄電部(例えばコンデンサ)C6と、を備えている。
負側アーム20は2つの補助スイッチング素子SC3、SC4を更に備えている。例えば、隣り合う単位変換器21、22、23の蓄電部C4、C5、C6同士は、補助スイッチング素子SC3、SC4を介して、その一端が電気的に並列に接続可能である。補助スイッチング素子CS3、CS4は、コントローラ200からの制御信号Guc3、Guc4により動作を制御される。
補助スイッチング素子SC3は、蓄電部C4の正側端子と蓄電部C5の正側端子とを電気的に接続する経路に設けられ、蓄電部C4と蓄電部C5とを並列に接続する経路の電気的接続状態を切り替え可能である。
補助スイッチング素子SC4は、蓄電部C5の正側端子と蓄電部C6の正側端子とを電気的に接続する経路に設けられ、蓄電部C5と蓄電部C6とを並列に接続する経路の電気的接続状態を切り替え可能である。
負側アーム20の最も低電位側にある単位変換器21の蓄電部C4は、負側端子が、低電位側の主回路を介して他相の低電位側の単位変換器の蓄電部の負側端子と電気的に接続し、正側端子が、他相の低電位側の単位変換器の蓄電部の正側端子と電気的に接続している。すなわち、複数相の負側アーム20の最も低電位側に配置された単位変換器21の蓄電部C4は、互いに電気的に接続している。
単位変換器11−13、21−23のスイッチング素子SP1−SP6、SN1−SN6は、例えばIEGT(injection Enhanced Gate transistor)の自己消弧型のスイッチング素子と、IEGTに逆並列接続された帰還ダイオードとを備えている。自己消弧型のスイッチング素子は、例えば、GTO(gate turn-off thyristor)、GCT(gate communicated turn-off thyristor)、MOSFET(metal-oxide semiconductor field-effect transistor)、又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等、素子のオン(導通状態)とオフ(非導通状態)とを電気的に制御可能なスイッチング素子を採用することが可能である。スイッチング素子SP1−SP6、SN1−SN6は、コントローラ200からの制御信号Gup1−Gup6、Gun1−Gun6によりその動作を制御される。
各相の正側アーム10は、リアクトルL1を更に備え、リアクトルL1を介して対応する3相交流端子U、V、Wと電気的に接続している。各相の負側アーム20は、リアクトルL2を更に備え、リアクトルL2を介して対応する3相交流端子U、V、Wと電気的に接続している。
コントローラ200は、例えば外部から供給されたデューティ信号(出力指令)に基づいて、所望の出力が得られるように各相の正側アーム10および負側アーム20の動作を制御する。コントローラ200は、各相のアームユニットUNTへ、スイッチング素子SP1−SP6、SN1−SN6の制御信号Gup#、Gun#、Gvp#、Gvn#、Gwp#、Gwn#(#:1〜6)と、補助スイッチング素子SC1−SC4の制御信号Guc#、Gvc#、Gwc#(#:1〜4)を出力する。
コントローラ200は、直列に接続された複数の単位変換器11−13、21−23の隣接した蓄電部C1−C6を並列に接続する経路に介在するスイッチング素子SP1−SP2、SN4−SN5がオンであるときに、対応する補助スイッチング素子SC1−SC4をオンとし、スイッチング素子SP1−SP2、SN4−SN5がオフであるときに、対応する補助スイッチング素子SC1−SC4をオフとする。
コントローラ200は、例えば、CPU(central processing unit)やMPU(micro processing unit)などのプロセッサを少なくとも1つと、プロセッサにより実行されるプログラムが格納されたメモリと、を備えた演算装置である。
図2A乃至図2Cは、図1に示す電力変換装置の補助スイッチング素子の動作の一例を説明するための図である。
ここでは、たとえば、負側アーム20の2つの隣接する単位変換器22、23の蓄電部C5、C6の電圧をバランスさせる方法を説明する。コントローラ200は、隣接する単位変換器22、23の蓄電部C5、C6の正側端子同士および負側端子同士が接続されるように、補助スイッチング素子SC4を動作させる。これにより、負側アーム20の隣接する蓄電部C5、C6の電圧を一致させることができる。
単位変換器22、23のスイッチング素子SP5、SN5、SP6、SN6は、所望の電力変換が行えるように制御されており、それぞれ独立に制御されている。ただし、基本的にはスイッチング素子SP5とスイッチング素子SN5とは相補動作となり、スイッチング素子SP6とスイッチング素子SN6とは相補動作となる。
図2Aでは、スイッチング素子SP6がオフ(自己消弧型のスイッチング素子の非導通状態)、スイッチング素子SN6がオン(自己消弧型のスイッチング素子の導通状態)、スイッチング素子SP5がオン、スイッチング素子SN5がオフとなっている状態を示している。このとき、コントローラ200は、補助スイッチング素子SC4をオフに制御する。
仮に、このときに、コントローラ200が補助スイッチング素子SC4をオンとすると、蓄電部C6が補助スイッチング素子SC4およびスイッチング素子SP5によって短絡されてしまう。そのため、コントローラ200は、スイッチング素子SP5と、補助スイッチング素子SC4との両方が、オンである期間が生じないように制御を行う。
図2Bでは、スイッチング素子SP6がオフ、スイッチング素子SN6がオン、スイッチング素子SP5がオフ、スイッチング素子SN5がオンとなっている状態を示している。このとき、コントローラ200は、補助スイッチング素子SC4をオンに制御する。
この状態では、蓄電部C5と蓄電部C6とは、補助スイッチング素子SC4とスイッチング素子SN5とによって並列に接続され、蓄電部C5の電圧VC5と蓄電部C6の電圧VC6とが等しくなる。
図2Cでは、スイッチング素子SP6がオン、スイッチング素子SN6がオフ、スイッチング素子SP5がオフ、スイッチング素子SN5がオンとなっている状態を示している。このとき、コントローラ200は、図2Bに示した場合と同様に、補助スイッチング素子SC4をオンに制御する。
この状態では、蓄電部C5と蓄電部C6とは、補助スイッチング素子SC4とスイッチング素子SN5とによって並列に接続され、蓄電部C5の電圧VC5と蓄電部C6の電圧VC6とが等しくなる。
すなわち、負側アーム20は、第3単位変換器(例えば単位変換器22)と、単位変換器22の正側に隣接した第4単位変換器(例えば単位変換器23)と、を備え、第3単位変換器の蓄電部(例えば蓄電部C5)と第4単位変換器の蓄電部(例えは蓄電部C6)とは、補助スイッチング素子(例えば補助スイッチング素子SC4)と、第3単位変換器の負側のスイッチング素子(例えばスイッチング素子SN5)とを介して並列に接続可能である。
以上のことより、コントローラ200は、補助スイッチング素子SC4を制御することにより、電力変換器100の通常の電力変換動作に影響を与えることなく、単位変換器22の蓄電部C5の電圧VC5と、単位変換器23の蓄電部C6の電圧VC6とをバランス(等しく)させることが出来る。
また、例えば、単位変換器21の蓄電部C4と単位変換器22の蓄電部C5との電圧をバランスさせるときには、コントローラ200は、スイッチング素子SP4がオンされている状態にて、補助スイッチング素子SC3をオフするように制御を行う。これは、スイッチング素子SP4と補助スイッチング素子SC3との両方がオンとなると、補助スイッチング素子SC3とスイッチング素子SP4とにより蓄電部C5が短絡されてしまうためである。
また、コントローラ200は、スイッチング素子SN4がオンされている状態にて、補助スイッチング素子SC3をオンするように制御を行う。この状態では、蓄電部C4と蓄電部C5とは、補助スイッチング素子SC3とスイッチング素子SN4とによって並列に接続され、蓄電部C4の電圧と蓄電部C5の電圧とが等しくなる。
他の、単位変換器11−13についても、同様に補助スイッチング素子SC1、SC2の動作を制御することにより隣接した蓄電部C1−C3の電圧をバランスさせることが出来る。たとえば、正側アーム10の2つの隣接する単位変換器12、13の蓄電部C2、C3の電圧をバランスさせるときには、コントローラ200は、隣接する単位変換器12、13の蓄電部C2、C3の正側端子同士および負側端子同士が接続されるように、補助スイッチング素子SC2とスイッチング素子SP2とが同じタイミングでオンおよびオフするように動作させる。これにより、正側アーム10の隣接する蓄電部C2、C3の電圧をバランスさせることができる。
単位変換器12、13のスイッチング素子SP2、SN2、SP3、SN3は、所望の電力変換が行えるように制御されており、それぞれ独立に制御されている。ただし、基本的にはスイッチング素子SP2とスイッチング素子SN2とは相補動作となり、スイッチング素子SP3とスイッチング素子SN3とは相補動作となる。
例えば、コントローラ200は、スイッチング素子SN2がオンとなっているときに、補助スイッチング素子SC2をオフとするように制御を行う。仮に、このときに、コントローラ200が、補助スイッチング素子SC2をオンとすると、蓄電部C3が補助スイッチング素子SC2およびスイッチング素子SN2によって短絡されてしまう。そのため、コントローラ200は、スイッチング素子SN2と、補助スイッチング素子SC4とが同時にオンとならないように制御を行う。
コントローラ200は、スイッチング素子SP2がオンとなっているときに、補助スイッチング素子SC2をオンとするように制御を行う。この状態では、蓄電部C2と蓄電部C3とは、補助スイッチング素子SC2とスイッチング素子SP2とによって並列に接続され、蓄電部C2の電圧と蓄電部C3の電圧とが等しくなる。
すなわち、正側アーム10は、第1単位変換器(例えば単位変換器12)と、第1単位変換器の負側に隣接した第2単位変換器(例えば単位変換器13)と、を備え、第1単位変換器の蓄電部(例えば蓄電部C2)と第2単位変換器の蓄電部(例えば蓄電部C3)とは、補助スイッチング素子(例えば補助スイッチング素子SC2)と、第1単位変換器の正側のスイッチング素子SP2(例えばスイッチング素子SP2)とを介して並列に接続可能である。
以上のことより、コントローラ200は、補助スイッチング素子SC2を制御することにより、電力変換器100の通常の電力変換動作に影響を与えることなく、単位変換器12の蓄電部C2の電圧と、単位変換器13の蓄電部C3の電圧とをバランスさせることが出来る。
また、例えば、単位変換器11、12の蓄電部C1、C2をバランスさせるときには、コントローラ200は、スイッチング素子SN1がオンされている状態にて、補助スイッチング素子SC1をオフするように制御を行う。スイッチング素子SN1と補助スイッチング素子SC1との両方がオンとなると、補助スイッチング素子SC1とスイッチング素子SN1とにより蓄電部C2が短絡されてしまう。
また、コントローラ200は、スイッチング素子SP1がオンされている状態にて、補助スイッチング素子SC1をオンするように制御を行う。この状態では、蓄電部C1と蓄電部C2とは、補助スイッチング素子SC1とスイッチング素子SP1とによって並列に接続され、蓄電部C1の電圧と蓄電部C2の電圧とが等しくなる。
上記のように、本実施形態の電力変換器および電力変換装置では、複数の正側アーム10のそれぞれにおいて、蓄電部C1−C3の電圧をバランスさせることができ、複数の負側アーム20のそれぞれにおいて、蓄電部C4−C6の電圧をバランスさせることが出来る。
なお、補助スイッチング素子SC1−SC4をオンして、隣り合う蓄電部を並列に接続した際に、電位差に伴う突入電流が流れ、スイッチング素子の耐電流を超え、スイッチング素子が故障する恐れがあった。突入電流を制限してスイッチング素子を保護するために、スイッチング素子と直列に接続するように抵抗器(図示せず)を挿入しもよい。また、スイッチング素子のオン抵抗などを利用して、スイッチング素子に流れる電流の変化を緩やかにしてもよい。
次に、アームの端部に接続された単位変換器の動作について説明する。
例えば、負側アーム20の端部(低電位側の主回路)と電気的に接続された単位変換器21の蓄電部C4は、他相において端部と接続された単位変換器の蓄電部と並列接続されている。これにより、複数相において負側アーム20の端部と接続された、複数の単位変換器21の蓄電部C4同士は、電圧が等しくなる。
正側アーム10についても同様に、例えば、正側アーム10の端部(高電位側の主回路)と電気的に接続された単位変換器11の蓄電部C1は、他相において端部と接続された単位変換器の蓄電部と並列接続されている。これにより、複数相において正側アーム10の端部と接続された、複数の単位変換器11の蓄電部C1同士は、電圧が等しくなる。
図3は、U相、V相、W相で発生する交流周波数の成分を含むコンデンサ電圧の一例を示す図である。
図3のように、各相で発生する交流周波数の成分をもつ電圧脈動は、U相とV相とW相とで位相が120度ずつずれている。各相のコンデンサを並列に接続すると、この電圧脈動がそれぞれ打ち消し合うことになるため、複数相にて正側アーム10および負側アーム20の端部と接続された単位変換器11、21の蓄電部C1、C4の電圧脈動は相殺される。
また、各相において、正側アーム10の複数の単位変換器11−13の蓄電部C1―C3および負側アーム20の複数の単位変換器21−23の蓄電部C4−C6についても、各アーム内にて、補助スイッチング素子SC1−SC4を介して、上述の通り電圧を等しくさせることができる。したがって、複数の正側アーム10内の蓄電部の電圧脈動を相殺することができ、複数の負側アーム20内の蓄電部の電圧脈動を相殺することができる。
上記のように、本実施形態の電力変換器および電力変換装置によれば、複数の単位変換器の蓄電部の電圧を制御するために、複雑な制御を行う必要がなくなる。また、本実施形態の電力変換器および電力変換装置によれば、蓄電部の電圧脈動が相殺されるため、必要な蓄電部の容量を低減することができ、電力変換器および電力変換装置の小型化を実現することができる。
次に、第2実施形態の電力変換器および電力変換装置について図面を参照して説明する。
図4は、第2実施形態の電力変換器および電力変換装置の一構成例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換器100は、複数のアームユニットUNTのそれぞれにおいて、補助スイッチング素子SC1−SC4と直列接続された補助リアクトル(限流素子)LC1−LC4を更に備えている。
補助リアクトルLC1は、補助スイッチング素子SC1と直列接続されている。蓄電部C1の負側端子と蓄電部C2の負側端子とは、補助スイッチング素子SC1および補助リアクトルLC1を介して電気的に接続可能である。
補助リアクトルLC2は、補助スイッチング素子SC2と直列接続されている。蓄電部C2の負側端子と蓄電部C2の負側端子とは、補助スイッチング素子SC1および補助リアクトルLC2を介して電気的に接続可能である。
補助リアクトルLC3は、補助スイッチング素子SC3と直列接続されている。蓄電部C4の正側端子と蓄電部C5の正側端子とは、補助スイッチング素子SC3および補助リアクトルLC3を介して電気的に接続可能である。
補助リアクトルLC4は、補助スイッチング素子SC4と直列接続されている。蓄電部C5の正側端子と蓄電部C6の正側端子とは、補助スイッチング素子SC4および補助リアクトルLC4を介して電気的に接続可能である。
本実施形態の電力変換器100および電力変換装置CVは、上述の構成以外は第1実施形態と同様である。
例えば、隣り合う単位変換器11−13、21−22の蓄電部C1−C6を並列に接続すると、原理的に電力損失が発生することとなる。そこで、本実施形態の電力変換器および電力変換装置では、補助リアクトルLC1−LC4を介して隣接した蓄電部C1−C6を並列接続することにより、単位変換器11−13、21−23の蓄電部C1−C6と共振回路を構成している。
図5は、第2実施形態の電力変換器および電力変換装置の隣接した単位変換器の動作の一例を説明するための図である。
図6は、第2実施形態の電力変換器および電力変換装置の隣接した単位変換器の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
ここでは、隣接した単位変換器22、23、および、補助スイッチング素子SC4の動作について、一例として説明する。
上述の第1実施形態と同様に、コントローラ200は、外部から供給されるデューティ信号に基づいて、所望の電力出力が得られるように、必要なタイミングでスイッチング素子SP5、SN5、SP6、SN6をオンおよびオフするように制御を行う。
また、コントローラ200は、スイッチング素子SN5がオンされているときに補助スイッチング素子SC4をオンし、スイッチング素子SN5がオフされているときに補助スイッチング素子SC4をオフするように制御を行う。
補助スイッチング素子SC4およびスイッチング素子SN5がオンされているときに、蓄電部C5と蓄電部C6とが2つの単位変換器のコンデンサがリアクトルを介して並列接続される。
補助スイッチング素子SC4がオンしている期間は、蓄電部C5と蓄電部C6との電圧差がリアクトルに印加され、共振電流が流れる。ここで、補助スイッチング素子SC4がオン状態である期間を共振回路の共振周期Trの1/2とすると、蓄電部C5の電圧VC5と蓄電部C6の電圧VC6とが入れ替わった状態となり、蓄電部C5と蓄電部C6との電圧をバランスさせることができる。さらに、蓄電部C5と蓄電部C6との電圧をバランスさせる前後で電力損失はなく、効率よく蓄電部C5と蓄電部C6と電圧をバランスさせることが可能となる。
図7は、第2実施形態の電力変換装置におけるキャリア信号の周波数の一例について説明するための図である。
図7は、上段にデューティ信号(信号波)と、キャリア信号(変調波)とを示し、中段に補助スイッチング素子のゲート信号を示し、下段にキャリア信号の周波数(スイッチング周波数)を示している。
本実施形態では、スイッチング素子SN5と補助スイッチング素子SC4とがオンとなっている期間を、一定(蓄電部C1−C6と補助リアクトルLC1−LC4とにより構成される共振回路の共振周期Trの1/2)とするために、デューティ信号の値に応じてキャリア信号の周波数を変更している。例えば、デューティ信号の値が大きくなると、キャリア信号の周波数は小さくなり、デューティ信号の値が小さくなるとキャリア信号の周波数は大きくなる。
コントローラ200は、デューティ信号の値に応じたキャリア信号の周波数を対応付けたテーブルを備えていてもよく、受信したデューティ信号の値に基づいてキャリア信号の周波数を演算するように構成されてもよい。コントローラ200は、テーブルや演算式により得られるキャリア信号の周波数に基づいて、キャリア波を生成し、生成したキャリア波とデューティ信号とを比較して、各相のスイッチング素子SP1−SP6、SN1−SN6と補助スイッチング素子SC1−SC4とのゲート信号を生成し、各相のアームユニットUNTに供給する。
上記のように、本実施形態の電力変換器および電力変換装置では、直列に接続された複数の単位変換器11−13、21−23の隣接した蓄電部C1−C6が並列に接続される期間を一定とすることができる。
したがって、本実施形態の電力変換器および電力変換装置によれば、上述の第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、電力損失を低減し、効率よく電圧をバランスさせることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…正側アーム、11−13…単位変換器、20…負側アーム、21−23…単位変換器、100…電力変換器、200…コントローラ、CV…電力変換装置、C1−C6…蓄電部、SC1−SC4…補助スイッチング素子、LC1−LC4…補助リアクトル(限流素子)、SP1−SP6、SN1−SN6…スイッチング素子。

Claims (6)

  1. 高電位側の主回路配線と、
    低電位側の主回路配線と、
    複数相の交流端子と、
    前記高電位側の主回路配線と前記低電位側の主回路配線との間に直列に接続された正側アームおよび負側アームをそれぞれ備えた複数相のアームユニットと、を備え、
    前記正側アームと前記負側アームとの接続部は対応する前記交流端子と電気的に接続し、
    前記正側アームと前記負側アームとのそれぞれは、直列に接続された一対のスイッチング素子と、一対の前記スイッチング素子と並列に接続した蓄電部と、をそれぞれ備えた複数の単位変換器と、直列に接続された複数の前記単位変換器の隣接した前記蓄電部を並列に接続する経路に設けられた少なくとも1つの補助スイッチング素子と、を備え、
    前記高電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部は、他相のアームユニットの、前記高電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部と並列に接続され、
    前記低電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部は、他相のアームユニットの、前記低電位側の主回路配線と接続した前記単位変換器の前記蓄電部と並列に接続されている、ことを特徴とする電力変換器。
  2. 前記正側アームは、第1単位変換器と、前記第1単位変換器の負側に隣接した第2単位変換器と、を備え、
    前記第1単位変換器の前記蓄電部と前記第2単位変換器の前記蓄電部とは、前記補助スイッチング素子と、前記第1単位変換器の正側の前記スイッチング素子とを介して並列に接続可能であり、
    前記負側アームは、第3単位変換器と、前記第3単位変換器の正側に隣接した第4単位変換器と、を備え、
    前記第3単位変換器の前記蓄電部と前記第4単位変換器の前記蓄電部とは、前記補助スイッチング素子と、前記第3単位変換器の負側の前記スイッチング素子とを介して並列に接続可能である、ことを特徴とする請求項1記載の電力変換器。
  3. 複数相の前記アームユニットのそれぞれは、前記補助スイッチング素子と直列に接続した限流素子を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電力変換器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電力変換器と、
    外部から供給された前記電力変換器のデューティ信号に基づいて、複数相の前記アームユニットの前記スイッチング素子および前記補助スイッチング素子のゲート信号を生成して出力するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、直列に接続された複数の前記単位変換器の隣接した前記蓄電部を並列に接続する経路に介在する前記スイッチング素子がオンであるときに、前記補助スイッチング素子をオンとし、直列に接続された複数の前記単位変換器の隣接した前記蓄電部を並列に接続する経路に介在する前記スイッチング素子がオフであるときに、前記補助スイッチング素子をオフとする、ことを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項3記載の電力変換器と、
    外部から供給された前記電力変換器のデューティ信号に基づいて、複数相の前記アームユニットの前記スイッチング素子および前記補助スイッチング素子のゲート信号を生成して出力するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、直列に接続された複数の前記単位変換器の隣接した前記蓄電部を並列に接続する経路に介在する前記スイッチング素子がオンであるときに、前記補助スイッチング素子をオンとし、直列に接続された複数の前記単位変換器の隣接した前記蓄電部を並列に接続する経路に介在する前記スイッチング素子がオフであるときに、前記補助スイッチング素子をオフとし、直列に接続された複数の前記単位変換器の隣接した前記蓄電部が並列に接続される期間を一定とする、ことを特徴とする電力変換装置。
  6. 前記期間は、前記限流素子と前記蓄電部とで構成される共振回路の共振周期の1/2である、ことを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
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