JP2014021884A - 車両検知システム - Google Patents

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Yusaku Amari
裕作 甘利
Tomoaki Nakagawa
智明 中川
Takayuki Kato
考幸 加藤
Atsuya Noguchi
淳矢 野口
Shinji Takuno
進二 宅野
Atsushi Hirosawa
敦 廣澤
Hiroyuki Abe
浩之 阿部
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Abstract

【課題】少なくとも2台の車両のすれ違いの有無を検出できるようにすることで、各車両との間の接点を増やす(コミュミティを構築する)ことが可能となる車両検知システムを提供する。
【解決手段】車両検知システム10は、少なくとも2台の車両12A〜12Xと、各車両12A〜12Xの車両位置情報を管理するサーバ14とを備える。サーバ14のすれ違い判定部48は、各車両12A〜12Xから送信された車両位置情報に基づいて、各車両12A〜12Xのすれ違いが発生したか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、少なくとも2台の車両のすれ違いの発生を検知する車両検知システムに関する。
従来の車両の検知手段が特許文献1及び2に開示されている。
特許文献1には、プリクラッシュセーフティシステムに適用される走行環境検出装置が開示されている。この装置では、自車両からレーダ波を対向車両等の対象物に送出し、該対象物で反射したレーダ波を受信することにより、前記自車両から前記対象物までの距離を推定する。
また、特許文献2には、GPS(Global Positioning System)等の車載器を用いて、特定領域内に車両が滞在したか否かを判定するサービスポイント付与システムが開示されている。
特開2009−75645号公報 特開2009−193143号公報
ところで、近年、サーバ等のデータ管理装置から無線通信を介して各車両に提供される各種サービスに関わる情報を各車両で共有し、あるいは、車車間通信により各車両が各種の情報を交換することにより、各車両間でいわゆるコミュニティを構築することが検討されつつある。このようなコミュニティを構築することで、該コミュニティ内の各車両のユーザに提供されるサービスを拡充し、あるいは、充実することが期待されている。
具体的に、前記コミュニティは、各車両のユーザにとって、有用且つ高精度な情報を収集することが可能な領域であると共に、他のユーザとの情報交換等の交流の場となり得る。つまり、各車両のユーザは、前記コミュニティ内でつながり、当該コミュニティを通じて、他のユーザとの間で、仮想的な友達関係を築くことが可能になると想定される。この結果、コミュニティ内のユーザ間で各種の賃借を行うことも可能となり、利便性が向上する。また、コミュニティ内でイベントを開催する等、データ管理装置からユーザに対して、より充実したサービスを拡充して提供することも可能となる。
ところが、従来の特許文献1及び2の技術を適用して、このようなコミュニティを構築しようとすれば、下記の問題が惹起される。
すなわち、特許文献1の技術では、自車両からのレーダ送波によって、該自車両の対向車両である他車両を検知することが可能である。この場合、前記レーダ送波により自車両と他車両とのすれ違いを検知した際に、自車両と他車両との間で車車間通信を行えば、各種の情報を交換可能になると考えられる。
しかしながら、自車両と他車両とを極力接近させなければ、レーダ送波による前記他車両の検知が行えないため、例えば、中央分離帯の外壁のような障害物があれば、他車両の検知が極めて困難となり、車車間通信を行うことができなくなる。
そこで、レーダ送波に代えて、障害物の影響を受けにくいBluetooth(登録商標)等を利用した通信装置を用いることも想定される。しかしながら、この場合には、自車両が他車両とすれ違ったか否かを判別することができないので、車車間通信を行うタイミングを逸するおそれがある。
一方、特許文献2の技術は、単に、特定領域内に滞在している車両を検知し、当該車両に対してサービスポイントを付与するものであり、自車両と他車両との間で車車間通信により情報を交換し、あるいは、他車両との間で情報を共有することはできない。
このように、特許文献1及び2の技術では、各車両において、自車両と他車両とのすれ違いを検知することができないため、各車両間でコミュミティを構築することは困難である。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、少なくとも2台の車両のすれ違いの有無を検出できるようにすることで、各車両との間の接点を増やす(コミュミティを構築する)ことが可能となる車両検知システムを提供することを目的とする。
この発明に係る車両検知システムは、少なくとも2台の車両と、前記各車両の位置情報を管理するデータ管理装置とを備えている。そして、前記車両検知システムでは、上記の目的を達成するために、前記各車両が、自車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記自車両の位置情報を前記データ管理装置に送信する車両側通信部とをそれぞれ有し、前記データ管理装置が、前記各車両から位置情報を受信する管理装置側通信部と、前記各位置情報に基づいて前記各車両のすれ違いが発生したか否かを判定するすれ違い判定部とを有している。
前述のように、特許文献1及び2の技術では、車両のすれ違いを検知することができない。そこで、この発明では、前記各車両の車両側通信部が前記管理装置側通信部に自車両の位置情報をそれぞれ送信し、前記データ管理装置内のすれ違い判定部が、前記管理装置側通信部で受信された前記各位置情報に基づいて、前記各車両のすれ違いの発生の有無を判定する。
このように、この発明では、前記データ管理装置側で前記各車両のすれ違いの発生の有無を判定するので、前記各車両の走行区間における障害物の有無や、前記各車両のすれ違いの状況に関わりなく、前記すれ違いの判定処理を行うことができる。これにより、前記各車両のすれ違いの発生を検出すれば、前記データ管理装置は、この検出結果に基づいて、前記各車両を含むコミュミティを構築することが可能となる。この結果、前記コミュニティ内の前記各車両のユーザに提供するサービスを拡充したり、前記各車両間での情報交換が可能となる。
つまり、前記データ管理装置では、前記各車両を管理(登録)し、ある登録車両と他の登録車両とのすれ違いを各登録車両の位置情報(位置ベクトル)から判断することにより、すれ違った登録車両を紐付けしてコミュニティを構築し(友達関係を形成し)、友達関係となった各登録車両に対して共通のサービスを提供することができる。また、上記のすれ違い判定処理やコミュニティの構築作業は、前記データ管理装置側で全て行うので、ユーザは、自車両を走行させるだけで他車両との接点を増やすことができる。この結果、他車両のユーザとの間で友達関係を容易に形成することができる。
このような車両検知システムは、下記の[1]〜[6]の構成を有してもよい。
[1]前記データ管理装置は、前記各車両が走行する区間を含む地図情報を格納する地図データベースをさらに有してもよい。この場合、前記すれ違い判定部は、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、前記各車両のすれ違いが発生したか否かを判定することが好ましい。これにより、前記各車両のすれ違いの発生の有無を精度良く判定することができる。
[2]前記データ管理装置は、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、所定の区間内ですれ違う可能性のある複数台の車両を検知する車両検知部をさらに有してもよい。この場合、前記すれ違い判定部は、前記車両検知部が前記複数台の車両を検知した時点で、検知された前記各車両のすれ違いの発生に関わる判定処理を開始し、前記各車両が前記所定の区間外にいることを検知した時点で、前記各車両のすれ違いが発生したと判定することが好ましい。
これにより、前記各車両側のセンサ及び通信装置(前述した特許文献1のレーダ送波用のセンサやBluetooth(登録商標)等を利用した通信装置)を用いることなく、前記データ管理装置内の車両検知部において前記各車両を検知し、前記すれ違い判定部において、検知された前記各車両に対してすれ違いの判定処理を実行することができる。この結果、前記所定の区間内ですれ違う可能性のある各車両に対する判定処理を確実に行うことができる。
また、前記所定の区間内ですれ違う可能性のある各車両が前記所定の区間から抜けた場合、これらの車両は、前記所定の区間内ですれ違った後に該所定の区間から抜けた可能性が高い。そこで、前記すれ違い判定部は、前記車両検知部が前記所定の区間内ですれ違う可能性を検知した時点より、前記所定の区間外に抜けた時点までの時間帯においてのみ、前記各車両に対するすれ違いの判定処理を行うことで、すれ違いの発生の有無に関わる判定処理を確実に且つ効率よく実行することができる。
[3]前記データ管理装置は、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、前記各車両が走行している道路を検出して管理する走行道路管理部と、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、検出された前記道路における前記各車両の進行方向を検出して管理する進行方向管理部とをさらに有する。これにより、前記各車両のセンサを用いることなく、前記道路を走行している前記各車両が互いに異なる方向から接近してすれ違ったか否かを容易に判別することができる。
[4]前記各車両の位置情報取得部は、所定時間間隔で自車両の現在位置を当該自車両の位置情報としてそれぞれ取得し、前記各車両の車両側通信部は、一定時間毎、一定距離毎、又は、一定区間毎に、前記自車両の位置情報を前記管理装置側通信部にそれぞれ送信してもよい。この場合、前記データ管理装置は、前記一定時間毎、前記一定距離毎、又は、前記一定区間毎に前記管理装置側通信部で受信される前記各位置情報を管理する位置情報管理部をさらに有することが好ましい。
これにより、GPS衛星からGPS信号を所定時間間隔で受信可能なGPS受信機を前記各車両の位置情報取得部として搭載することが可能となる。なお、前記GPS受信機であれば、現在時刻を示す信号も前記GPS信号に含める形で受信することができる。
また、前記一定時間毎、前記一定距離毎、又は、前記一定区間毎に、前記各車両側通信部から前記管理装置側通信部に自車両の位置情報をそれぞれ送信することで、車両の走行状況に応じて、当該位置情報の送信パターンを適宜変更することが可能となる。この結果、所定時間内に前記各車両から送信される位置情報等のデータ量を削減することができ、前記データ管理装置での処理負荷を軽減することができる。
例えば、高速道路では一般道路と比べて車速が速くなるので、前記各車両側通信部から前記管理装置側通信部に一定時間毎に自車両の位置情報を送信すれば、一定距離毎に送信する場合と比較して、所定時間内に前記管理装置側通信部で受信されるデータ量を削減することができる。また、渋滞時には車速が遅くなるので、前記各車両側通信部から前記管理装置側通信部に一定距離毎に自車両の位置情報を送信すれば、一定時間毎に送信する場合と比較して、所定時間内に前記管理装置側通信部で受信されるデータ量を削減することができる。
[5]前記すれ違い判定部は、前記各車両の位置情報及び車速に基づいて、前記各車両がすれ違う場所を推定してもよい。この場合、前記各車両の車速は、前記データ管理装置側で算出してもよいし、あるいは、前記各車両で取得される車速(プローブデータ)を用いてもよい。
すなわち、前記すれ違い判定部は、前記各車両について、前記位置情報管理部で管理された時間的に前後する2つの位置情報に基づいて、該当車両の走行距離及び走行時間をそれぞれ特定し、特定した前記走行距離及び前記走行時間を用いて車速をそれぞれ算出し、算出した前記各車速に基づいて、前記各車両がすれ違う場所を推定すればよい。
あるいは、前記各車両の車両側通信部は、自車両の車速をプローブデータとして前記管理装置側通信部にそれぞれ送信し、前記すれ違い判定部は、前記管理装置側通信部で受信された前記各車速に基づいて、前記各車両がすれ違う場所を推定してもよい。
いずれの場合であっても、前記各車両がすれ違う場所を精度よく推定することができる。
なお、前記各車両がすれ違う場所を正確に且つ高精度に検知するためには、例えば、一定時間毎又は一定距離毎に前記各車両側通信部から前記管理装置側通信部に送信される位置情報の送信周期(前記管理装置側通信部での受信周期)を短縮すればよい。
[6]前記各車両の車両側通信部は、前記一定区間内で進路変更する毎に、自車両の位置情報を前記管理装置側通信部にそれぞれ送信してもよい。これにより、前記各車両の走行ルートを正確に検知することができるので、車両が走行している道路や車両の進行方向に関わる情報を容易に検出することができる。例えば、交差点を曲がる毎に自車両の位置情報を送信すれば、当該車両がどのルートで走行しているのかを前記データ管理装置側で容易に把握することができる。
この発明によれば、データ管理装置側で各車両のすれ違いの発生の有無を判定するので、前記各車両の走行区間における障害物の有無や、前記各車両のすれ違いの状況に関わりなく、前記すれ違いの判定処理を行うことができる。これにより、前記各車両のすれ違いの発生を検出すれば、前記データ管理装置は、この検出結果に基づいて、前記各車両を含むコミュミティを構築することが可能となる。この結果、前記コミュニティ内の前記各車両のユーザに提供するサービスを拡充したり、前記各車両間での情報交換が可能となる。
つまり、前記データ管理装置では、前記各車両を管理(登録)し、ある登録車両と他の登録車両とのすれ違いを各登録車両の位置情報(位置ベクトル)から判断することにより、すれ違った登録車両を紐付けしてコミュニティを構築し(友達関係を形成し)、友達関係となった各登録車両に対して共通のサービスを提供することができる。また、すれ違い判定処理やコミュニティの構築作業は、前記データ管理装置側で全て行うので、ユーザは、自車両を走行させるだけで他車両との接点を増やすことができる。この結果、他車両のユーザとの間で友達関係を容易に形成することができる。
この発明の一実施形態に係る車両検知システムの概略構成図である。 図1の車両検知システムの動作を示すフローチャートである。 車両とサーバとの間で行われる認証処理のうち、車両側の処理を示すフローチャートである。 車両とサーバとの間で行われる認証処理のうち、サーバ側の処理を示すフローチャートである。 車両側の動作の詳細を示すフローチャートである。 サーバ側の動作の詳細を示すフローチャートである。 図7A及び図7Bは、道路上での車両の走行を示す模式説明図である。 図8A及び図8Bは、道路上での車両の走行を示す模式説明図である。 車両Aの走行履歴を示す一覧表である。 図10A及び図10Bは、所定の区間内での2台の車両A、Bのすれ違いを示す模式説明図である。 図11Aは、所定の区間内での車両Aの走行を示す模式説明図であり、図11Bは、2台の車両A、Bのすれ違い発生箇所の算出処理を説明するための模式説明図である。 2台の車両A、Bのすれ違い発生箇所及びすれ違い時刻の算出処理を説明するための模式説明図である。 2台の車両A、Bのすれ違い発生箇所及びすれ違い時刻の他の算出処理を説明するための模式説明図である。 図14A及び図14Bは、車両Aが交差点を曲がる場合を説明するための模式説明図である。 図15A及び図15Bは、2台の車両A、Bのすれ違いの有無を示す模式説明図である。 図16A〜図16Cは、2台の車両A、Bのすれ違いの有無を示す模式説明図である。 2台の車両A、Bのすれ違い結果を示す一覧表である。 車両検知システムの効果を説明するためのフローチャートである。
[本実施形態の構成]
図1は、この発明の一実施形態に係る車両検知システム10の概略構成図である。
この車両検知システム10は、道路を走行する少なくとも2台の車両12A〜12Xのすれ違いの発生の有無を、データ管理装置としてのサーバ14で検知するシステムである。
なお、少なくとも2台の車両12A〜12Xにおけるすれ違いの発生とは、(1)一方の車両12Aが道路上で一方向に走行している場合に、該車両12Aの対向車両である他方の車両12Xが反対方向から接近し、当該道路上の所定の箇所ですれ違うこと、(2)他方の車両12Xが道路上で停止し、一方の車両12Aが道路上で車両12Xに向かって走行している場合に、当該車両12X近傍ですれ違うこと、(3)一方の車両12Aが道路上で停止している場合に、他方の車両12Xが車両12Aに向かって走行し、当該車両12A近傍ですれ違うこと、を含む概念である。
すなわち、この実施形態では、一方の車両と、当該一方の車両の対向車両である他方の車両とについて、道路上で互いに異なる方向に向いた状態で接近し、すれ違うことを「すれ違いの発生」という。
また、この実施形態では、一方向を走行する1台の車両と対向するように、反対方向から2台以上の車両(対向車両)が接近し、当該1台の車両とすれ違う場合でも、サーバ14側で検知することが可能であることは勿論である。
なお、以下の説明では、特に断りが無い限り、一方の車両12Aと他方の車両12Xとが互いに異なる方向に向かって走行することにより、互いに接近してすれ違い、一方の車両12Aと他方の車両12Xとのすれ違いの発生の有無をサーバ14で検知する場合について説明する。また、以下の説明では、一方の車両12Aを車両A、他方の車両12Xを車両Xともいう。
ここで、車両12Aは、ユーザAがドライバーとして運転する車両であり、車両12Xは、ユーザXがドライバーとして運転する車両である。
そして、各車両12A〜12Xは、それぞれ、ID情報記憶部16A〜16X、位置情報取得部としてのGPS受信機18A〜18X、表示端末20A〜20X、制御部22A〜22X、イグニッションスイッチ(IG SW)24A〜24X、及び、車両側通信部としての通信部26A〜26Xを有する。
ID情報記憶部16A〜16Xは、それぞれ、車両12A〜12Xの利用者であるユーザA〜Xの属性(例えば、年齢、性別)を識別する情報や、車両12A〜12Xの属性を識別する情報を含むユーザID情報(利用者ID情報)を記憶する。
GPS受信機18A〜18Xは、それぞれ、図示しない複数のGPS衛星からGPS信号を受信し、受信したGPS信号を用いて測位演算を行うことにより、車両12A〜12Xの現在位置(車両位置情報)を検出する。なお、GPS受信機18A〜18Xは、所定時間間隔でGPS信号を受信するため、時間的に前後する2つの車両位置情報と所定時間間隔とを用いて、車両12A〜12Xの速度を算出することができる。また、GPS信号には、GPS衛星に搭載された原子時計の時刻データが含まれているため、GPS受信機18A〜18Xは、前記時刻データの示す時刻をGPS信号の受信時刻、すなわち、現在位置及び速度を検出した時刻とみなすことも可能である。
表示端末20A〜20Xは、車両12A〜12Xに搭載されたカーナビゲーション装置の表示部であり、各種の情報を表示可能である。制御部22A〜22Xは、車両12A〜12XのECU(Electronic Control Unit)であり、車両12A〜12X内の図示しないエンジン等を制御する。また、ユーザA〜Xがイグニッションスイッチ24A〜24Xを操作することにより、車両12A〜12Xのエンジンが始動し、あるいは、停止する。通信部26A〜26Xは、サーバ14との間で無線通信(有線通信ではない通信方法)により、車両位置情報、受信時刻を示す時刻情報、及び、ユーザID情報を含めた各種情報の送受信を行う。
一方、サーバ14は、車両12A〜12XやユーザA〜Xに関わる各種の情報を収集して管理し、管理している各種の情報に基づき、車両12A〜12X(のユーザA〜X)に対して各種のサービスを提供するデータセンターとして機能する。また、この実施形態において、サーバ14は、後述するように、車両12A〜12X等のすれ違いを検知する検知装置としても機能する。
具体的に、サーバ14は、管理装置側通信部としての通信部28、各種の情報(データ)を管理するデータ管理部30、及び、各種の情報(データ)に対して所定の処理を行うデータ処理部32とを有する。
通信部28は、各車両12A〜12Xの通信部26A〜26Xとの間で、無線通信による各種の情報の送受信を行う。
データ管理部30は、認証処理部34、地図データベース36、位置情報管理部38、走行道路管理部40、進行方向管理部42、及び、情報登録部44を有する。
認証処理部34は、各車両12A〜12Xから送信されたユーザID情報に対して所定の認証処理を行い、認証処理の対象となったユーザA〜X(利用者)の属性を管理する。地図データベース36は、車両12A〜12Xが走行する道路に関わる道路情報を含む所定領域の地図情報を格納している。なお、車両12A〜12Xは、道路上を走行するため、地図データベース36は、車両12A〜12Xの走行する地域に合わせて、適宜、地図情報を更新してもよいことは勿論である。位置情報管理部38は、各車両12A〜12Xから送信される車両位置情報及び時刻情報を管理する。
走行道路管理部40は、地図データベース36に格納された地図情報と、位置情報管理部38で管理されている車両位置情報及び時刻情報とに基づいて、車両12A〜12Xが現在走行している道路(区間)を特定する。進行方向管理部42は、地図データベース36に格納された地図情報と、位置情報管理部38で管理されている車両位置情報及び時刻情報と、走行道路管理部40で特定された車両12A〜12Xが現在走行している道路とに基づいて、道路上を現在走行している車両12A〜12Xの進行方向を特定する。情報登録部44は、データ処理部32の処理結果をユーザA〜Xに関わるユーザ登録情報として登録する。
データ抽出部46は、地図データベース36に格納された地図情報と、位置情報管理部38で管理されている車両位置情報及び時刻情報と、走行道路管理部40で特定された車両12A〜12Xが現在走行している道路と、進行方向管理部42で特定された車両12A〜12Xが現在走行している道路での進行方向とに基づいて、当該道路内ですれ違う可能性がある車両を抽出する。
すれ違い判定部48は、データ抽出部46で抽出された車両について、当該道路内でのすれ違いの発生の有無を判定する。紐付け処理部50は、すれ違った車両のすれ違い回数の累積値(累積回数)が所定回数以上となった場合に、当該車両の各種の情報を紐付けする。
[本実施形態の基本的な動作]
このように構成される車両検知システム10の基本的な動作について、図2を参照しながら説明する。
ステップS1において、ユーザAが車両12Aのイグニッションスイッチ24Aをオンにして、当該車両12Aを始動させるか、あるいは、車両12Aの始動後、GPS受信機18Aが起動して、GPS衛星からのGPS信号の受信を開始すると、通信部26Aは、ID情報記憶部16Aに記憶されたユーザID情報を無線通信によりサーバ14に送信する(ステップS2)。
サーバ14の通信部28がユーザID情報を受信すると、データ管理部30の認証処理部34は、受信されたユーザID情報を用いて、車両12Aに対する認証判定処理を開始する(ステップS3)。この場合、認証処理部34は、受信されたユーザID情報が、どのユーザの車両から送信された情報であるのかを識別し、識別された情報(この場合は車両12AのユーザAに関するユーザID情報)を管理する。
ステップS2でのユーザID情報の送信後、車両12Aは、ユーザAの運転操作によって走行を開始すると共に、サーバ14から各種サービスの提供を受ける(サービスを利用する)ことが可能な状態に至る(ステップS4)。
この場合、GPS受信機18Aは、所定時間間隔でGPS信号を受信し、該GPS信号を用いた測位演算により、GPS信号の受信時刻における車両12Aの現在位置を逐次算出する。通信部26Aは、ステップS5において、車両12Aの現在位置を示す車両位置情報と、受信時刻を示す時刻情報とを、無線通信によりサーバ14に送信する。
前述のように、GPS受信機18Aは、所定時間間隔で車両12Aの現在位置を算出するため、通信部26Aは、一定時間毎に、又は、一定距離毎に、ステップS5の処理を行って、車両12Aの車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に逐次送信することができる。すなわち、通信部26Aは、車両位置情報及び時刻情報を連続データとしてサーバ14に送信することになる。
通信部28が車両12Aから車両位置情報及び時刻情報を逐次(一定時間毎又は一定距離毎に)受信し始めると、位置情報管理部38は、受信された車両位置情報及び時刻情報を格納する。また、走行道路管理部40は、地図データベース36に格納された地図情報と、位置情報管理部38に格納された車両位置情報及び時刻情報とから、現在時刻(受信時刻)において車両12Aが走行している道路を特定し、特定した道路の情報を管理する。また、進行方向管理部42は、前記地図情報と前記車両位置情報及び前記時刻情報と走行道路管理部40が特定した道路とから、当該道路を走行している車両12Aの進行方向を特定し、特定した情報を管理する。
そして、認証処理部34は、車両12Aから受信された情報により、車両12Aが走行している道路と、車両12Aの進行方向とが検出され始めたことを確認した時点で、サーバ14と車両12Aとの間での情報の送受信が可能になったと判断し、車両12Aに対する認証処理を完了する(ステップS6)。
なお、ステップS5において、車両Aの通信部26Aは、車両位置情報及び時刻情報に加え、ユーザID情報もサーバ14に送信してもよい。これにより、認証処理部34は、ステップS6において、受信されたユーザID情報と、認証処理部34で管理されたユーザID情報が一致すれば、受信された車両位置情報及び時刻情報が車両12Aからの情報であることを容易に且つ確実に識別することができる。
一方、車両12Aと同様に、車両12XもユーザXの運転操作により所定の道路を走行している。この場合、ステップS7において、車両12Xの通信部26Xは、無線通信により、サーバ14の通信部28に、車両12Xの車両位置情報及び時刻情報を、一定時間毎又は一定距離毎に送信する。従って、位置情報管理部38は、車両12Xの車両位置情報及び時刻情報も格納する。なお、車両12Xの通信部26Xでも、ステップS7の処理を繰り返し行い、車両12Xの車両位置情報及び時刻情報を連続データとしてサーバ14に送信することができる。
前述のように、ステップS5において、車両12Aからサーバ14に車両位置情報及び時刻情報が一定時間毎又は一定距離毎に送信され、一方で、ステップS7において、車両12Xからサーバ14に車両位置情報及び時刻情報が一定時間毎又は一定距離毎に送信されるので、位置情報管理部38は、車両12A、12Xの車両位置情報及び時刻情報を、該車両12A、12Xの走行履歴として管理することができる(ステップS8)。
次のステップS9において、データ処理部32のデータ抽出部46は、地図データベース36に格納された地図情報と、位置情報管理部38で管理されている各車両の車両位置情報及び時刻情報(走行履歴)と、走行道路管理部40で管理されている各車両の道路と、進行方向管理部42で管理されている各車両の進行方向とに基づいて、特定の時刻に所定の道路に存在する可能性のある少なくとも2台の車両を抽出する。この場合、「所定の道路に存在する可能性のある少なくとも2台の車両」とは、前記所定の道路において、互いに異なる方向に走行することで、すれ違う可能性のある少なくとも2台の車両をいう。
図2の例では、車両12A、12Xに関わる各種の情報がデータ管理部30の各部に管理されているため、データ抽出部46は、特定の時刻に所定の道路で2台の車両12A、12Xが存在する可能性があれば、当該2台の車両12A、12Xを抽出することになる。そして、データ抽出部46は、抽出した少なくとも2台の車両をすれ違い判定部48に通知する。
ステップS10において、すれ違い判定部48は、データ抽出部46からの通知結果に基づく少なくとも2台の車両について、前記所定の道路ですれ違いが発生するか否かの判定処理を開始する。
前述のように、通信部28は、各車両(車両12A、12X)から一定時間毎又は一定距離毎に車両位置情報及び時刻情報を受信し、これらの情報が走行履歴として位置情報管理部38に管理されているため、すれ違い判定部48は、地図データベース36に格納された地図情報と、データ抽出部46で抽出された少なくとも2台の車両の走行履歴(車両位置情報及び時刻情報)とに基づいて、すれ違いの可能性がある道路における少なくとも2台の車両のすれ違いの発生の有無を判定する。なお、すれ違いの判定処理の詳細については、後述する。
ステップS10の処理により、前記道路において少なくとも2台の車両(車両12A、12X)のすれ違いが発生したと判定した場合、すれ違い判定部48は、次のステップS11において、すれ違いの発生した少なくとも2台の車両12A、12Xと、該2台の車両12A、12Xがすれ違った場所及び時刻とを、情報登録部44に登録する。
また、情報登録部44には、2台の車両12A、12Xがすれ違った回数も登録されている。そこで、ステップS11において、紐付け処理部50は、2台の車両12A、12Xのすれ違った累積回数が所定回数に到達したか否かを判定する。すれ違った累積回数が所定回数に到達していれば、2台の車両12A、12X(に関わる各種の情報)を紐付けし、情報登録部44に紐付けした情報を登録する。
なお、紐付けされる情報としては、例えば、2台の車両12A、12Xがすれ違った場所及び時刻、すれ違った累積回数、位置情報管理部38に管理されている車両12A、12Xの走行履歴である。従って、情報登録部44には、車両12A、12Xのすれ違いに関わる各種の情報(以下、すれ違い情報ともいう。)が紐付けされて登録されることになる。
また、ステップS11での所定回数とは、サーバ14から無線通信により各車両12A、12X(のユーザA、X)に提供される各種のサービスを拡充し、あるいは、さらに充実させるか否かを判定するための閾値であり、例えば、車両12A、12Xが所定回数以上すれ違えば、サーバ14は、各車両12A、12Xに提供しているサービスを、現在のサービスよりもワンランク上のサービスに切り替えて各車両12A、12Xに提供することができる。
車両12A、12Xのすれ違い情報の紐付けが行われた後に、通信部28は、すれ違い情報を無線通信により車両Aの通信部26Aと車両Xの通信部26Xとに送信する(ステップS12、S13)。これにより、各車両12A、12Xの表示端末20A、20Xは、通信部26A、26Xで受信されたすれ違い情報を表示することができる。従って、ユーザA、Xは、表示端末20A、20Xの表示画面を見ることで、走行履歴やすれ違い回数等を含むすれ違い情報を容易に把握することができる。
ステップS14において、ユーザAが車両12Aのイグニッションスイッチ24Aをオフにすると、車両12Aが停止すると共に、GPS受信機18Aも動作を停止する。この結果、車両12Aとサーバ14との間での認証許可状態が解除され、サーバ14から提供される各種サービスの利用も終了する(ステップS15)。
なお、上記の説明では、2台の車両12A、12Xがすれ違う場合について説明したが、車両12Aが2台以上の対向車両とすれ違う場合や、同一方向を走行する2台以上の車両が2台以上の対向車両とすれ違う場合にも適用可能であることは勿論である。この場合、該当車両とすれ違った対向車両の台数やすれ違いの累積回数も、すれ違い情報の一部として(例えば、走行履歴に含める形で)情報登録部44に登録すればよい。これにより、いつ、どこで、どのような車両との間ですれ違いが成立したのかを、ユーザは、車両の走行中に把握することができる。
また、すれ違いの累積回数が所定回数以上となり、すれ違った車両同士を紐付けした場合、サーバ14は、紐付けされた車両の台数に応じて、各車両のユーザが受けるサービスのインセンティブを拡充し、ワンランク上のサービスを該当する車両のユーザに提供してもよい。具体的なサービスの内容やその効果等については後述する。
さらに、上記の認証判定処理において、認証処理部34は、各車両から送信されるユーザID情報のうち、特定の属性(例えば、同一年齢又は同世代の年齢層、性別)に該当するユーザID情報のみ認証するように機能することも可能である。予めユーザの属性を把握して認証処理を実行することにより、サーバ14は、ユーザの嗜好性に合う情報を選別し、選別した情報に応じたサービスを当該ユーザに提供することができる。
さらにまた、この実施形態は、車両12A、12Xが走行している道路でのすれ違いに限定されることはなく、例えば、道路沿いの店舗に立ち寄る際に他の車両とすれ違った場合や、後述するように交差点及びその近傍で他の車両とすれ違う場合にも適用可能である。また、この実施形態は、一般道路や高速道路の別に関わりなく、サーバ14と車両12A、12Xとの間で無線通信による情報の送受信が可能であれば、いかなる道路を走行している車両12A、12Xに対しても適用可能である。
[本実施形態の具体的な動作]
次に、図2の動作の詳細、及び、該動作を一部改変した他の動作について、図3〜図6を参照しながら説明する。
図3及び図4は、車両12A、12Xとサーバ14との間で行われる図2のステップS1〜S6の認証処理を詳細に説明したフローチャートである。このうち、図3は、車両12A、12X側の処理を図示したものであり、図4は、サーバ14側の処理を図示したものである。
ここでは、ユーザA、Xの操作によるGPS受信機18A、18Xの起動によって認証処理が開始される場合について説明する。
図3のステップS21において、制御部22A、22Xは、GPS受信機18A、18Xが起動したか否かを判定する。GPS受信機18A、18Xが起動し、GPS信号の受信が開始されていれば(ステップS21:YES)、制御部22A、22Xは、ステップS22において、ID情報記憶部16A、16Xに記憶されたユーザID情報を、通信部26A、26Xから無線通信によりサーバ14に送信する。その後、ユーザA、Xの運転操作により車両12A、12Xが走行し始め、GPS受信機18A、18Xが所定時間間隔でGPS信号を受信して現在位置の算出を開始すると、制御部22A、22Xは、次のステップS23において、自車両の現在位置を示す車両位置情報と時刻情報とを、通信部26A、26Xから無線通信によりサーバ14に送信する。なお、GPS受信機18A、18Xは、所定時間間隔でGPS信号を受信して、現在位置を逐次算出し、通信部26A、26Xは、ステップS23の送信処理を一定時間毎に又は一定距離毎に行う。
その後、ステップS24において、通信部26A、26Xは、サーバ14から認証処理が完了したことを示す通知信号を受信する。表示端末20A、20Xが通知信号に応じた情報を表示することにより、ユーザA、Xは、車両12A、12Xとサーバ14との間での認証処理が完了し、サーバ14から各種サービスの提供を受けることが可能になったことを把握することができる。
一方、サーバ14側では、先ず、図4のステップS25において、車両検知システム10が車両12A、12Xのすれ違いを検知するシステムとして動作可能か否かを判定する。すなわち、サーバ14の通信部28が無線通信による情報の送受信が可能であり、且つ、データ管理部30及びデータ処理部32が動作しているか否かをチェックする。
サーバ14が動作可能な状態にある場合(ステップS25:YES)、次のステップS26において通信部28がユーザID情報を受信すると、認証処理部34は、受信されたユーザID情報を識別し、識別したユーザID情報を管理する(ステップS27)。
ステップS28において、通信部28が車両位置情報及び時刻情報を受信し、受信した車両位置情報及び時刻情報を位置情報管理部38が管理すると、認証処理部34は、次のステップS29において、走行道路管理部40が車両12A、12Xの走行区間(走行している道路)を特定し、且つ、進行方向管理部42が当該道路を走行している車両12A、12Xの進行方向を特定したか否かを判定する。
車両12A、12Xが走行している道路及び進行方向が特定されていれば(ステップS29:YES)、認証処理部34は、車両12A、12Xに対する認証処理を完了し、認証完了を示す通知信号を、通信部28から無線通信により車両12A、12Xに送信する。一方、上記の道路及び進行方向が特定できない場合には(ステップS29:NO)、ステップS28に戻り、次に受信される車両位置情報及び時刻情報に基づいて、ステップS29の判定処理を行う。
図5及び図6は、主として、車両12A、12Xとサーバ14との間で行われる図2のステップS8〜S15の処理を詳細に説明したフローチャートである。このうち、図5は、車両12A、12X側の処理を図示したものであり、図6は、サーバ14側の処理を図示したものである。
図5のステップS31は、前述の図3の処理である。
ステップS32において、制御部22A、22Xは、自車両の車両位置情報及び時刻情報を、通信部26A、26Xから無線通信によりサーバ14に送信する。
その後、ステップS33において、制御部22A、22Xは、サーバ14から、車両12A、12Xに関するすれ違い情報を受信できたか否かを判定する。すれ違い情報が受信されていなければ(ステップS33:NO)、制御部22A、22Xは、自車両とすれ違う対向車両が存在しないか、あるいは、所定回数以上すれ違った対向車両が存在しないと判断し、ステップS32の処理を再度実行する。
一方、すれ違い情報が受信されていれば(ステップS33:YES)、制御部22A、22Xは、受信したすれ違い情報を表示端末20A、20Xに表示させる(ステップS34)。
そして、ユーザA、Xがイグニッションスイッチ24A、24Xをオフにせず、車両12A、12Xが走行中であれば(ステップS35:NO)、ステップS32の処理を繰り返し行う。一方、ユーザA、Xがイグニッションスイッチ24A、24Xをオフにして、車両12A、12Xを停止させた場合(ステップS35:YES)、GPS受信機18A、18X及び通信部26A、26Xも動作を停止するため、車両12A、12Xとサーバ14との間の認証状態も自動的に解除されることになる(ステップS36)。
一方、図6のステップS41は、前述の図4の処理である。
ステップS42において、通信部28は、車両12A、12Xから車両位置情報及び時刻情報を受信する。これにより、位置情報管理部38は、受信された車両位置情報及び時刻情報を車両12A、12Xの走行履歴として管理する。
次のステップS43において、走行道路管理部40は、地図データベース36に格納された地図情報と、位置情報管理部38で管理されている各車両の車両位置情報及び時刻情報とに基づいて、各車両が走行している道路を検出する。一方、ステップS44において、走行道路管理部40は、前述の地図情報と各車両の車両位置情報及び時刻情報と、走行道路管理部40が検出した道路とに基づいて、当該道路での各車両の進行方向(走行方向)を検出する。
ステップS45において、データ抽出部46は、前述の地図情報と、各車両の車両位置情報及び時刻情報と、道路及び進行方向とに基づいて、当該道路に存在して、すれ違う可能性のある車両が複数台あるか否かを判定する。
すれ違う可能性のある複数台の車両が存在しない場合(ステップS45:NO)、ステップS42〜S44の処理を再度行う。一方、すれ違う可能性のある車両が複数台ある場合(ステップS45:YES)、すれ違い判定部48は、次のステップS46において、データ抽出部46が抽出した複数台の車両について、実際にすれ違うか否かの判定処理を開始する。
前述のように、通信部28が一定時間毎又は一定距離毎に各車両から車両位置情報及び時刻情報を受信し、位置情報管理部38が車両位置情報及び時刻情報を走行履歴として管理しているので、ステップS46において、すれ違い判定部48は、地図データベース36に格納された地図情報と、データ抽出部46で抽出された複数台の車両の走行履歴(車両位置情報及び時刻情報)とに基づいて、これらの車両が前記道路を離脱したか(抜け出たか)否かを判定する。
これらの車両が前記道路から抜け出ていない場合(ステップS46:NO)、すれ違い判定部48は、複数台の車両のすれ違いが発生していないと判定し、引き続き、地図情報、及び、複数台の車両の走行履歴に基づいて、該複数台の車両のすれ違いを監視する。
一方、前記道路から複数台の車両が離脱したことを確認した場合(ステップS46:YES)、すれ違い判定部48は、前記道路内で複数台の車両がすれ違った後に、該道路から抜け出たものとみなし(ステップS47)、次のステップS48において、前記道路内で複数台の車両が実際にすれ違った場所を推定する。そして、すれ違い判定部48は、すれ違いの発生した複数台の車両、すれ違った場所及び時刻を、情報登録部44に登録する。なお、推定処理の詳細については後述する。
ステップS49において、紐付け処理部50は、情報登録部44に登録された情報から、当該複数台の車両がすれ違った回数(累積回数)を読み出し、読み出した累積回数が所定回数N以上であるか否かを判定する(ステップS50)。
累積回数がNに到達していれば(ステップS50:YES)、紐付け処理部50は、複数台の車両に関わる各種の情報を紐付けし、紐付けした情報(すれ違い情報)を複数台の車両のユーザに関わるユーザ登録情報として情報登録部44に登録する(ステップS51)。通信部28は、情報登録部44に登録されたユーザ登録情報(すれ違い情報)を、無線通信により複数台の車両に送信する。
一方、累積回数がNに到達していない場合(ステップS50:NO)、紐付け処理部50は、上記の紐付け処理や、情報登録部44への情報登録を行わない。
[車両及びサーバの動作の具体例]
次に、図2〜図6で説明した本実施形態の動作のうち、車両12A〜12X及びサーバ14の動作の具体例について、第1〜第8実施例として、図7A〜図17を参照しながら説明する。
[第1実施例]
図7A〜図9に示す第1実施例は、すれ違い判定の対象となり得る車両12A(車両A)が、どの道路を走行し、どの区間にいるのかを検出するための処理であり、主として、位置情報管理部38、走行道路管理部40及び進行方向管理部42の動作(図2のステップS8、図6のステップS42〜S44)を図示したものである。
図7Aは、複数の道路52のうち、1本の道路52を車両12Aが走行している場合を模式的に図示したものである。この場合、位置情報管理部38で管理される情報は、図7Aに示す車両12Aの現在位置を示す車両位置情報と、当該現在位置の時刻を示す時刻情報とである。
図7B及び図8Aは、走行道路管理部40が、車両12Aが現在走行している道路を特定するための処理を図示したものである。
地図データベース36には、各道路52の道路情報を含む地図情報が格納されている。そこで、走行道路管理部40は、地図データベース36から地図情報を読み出し、図7Bに示すように、読み出した地図情報に車両12Aの車両位置情報を重ね合わせる。この場合、車両12Aが現在走行している道路52は、太い実線で表記された国道54(国が管理する道路)である。また、当該国道54に対して、太い破線で表記された都道府県道等の幹線道路56(地方公共団体が管理する主要道路)が交差している。参照数字の58は、国道54と幹線道路56との交差点を示している。
従って、走行道路管理部40は、地図情報と車両12Aの車両位置情報とから、車両12Aが国道54を現在走行していることを特定することができる。また、図8Aに示すように、国道54を交差点毎に区分けした場合、走行道路管理部40は、国道54のうち、交差点58で区分けされる「Zone a」及び「Zone b」の区間のうち、「Zone a」の区間を車両12Aが現在走行していることも特定することができる。
さらに、位置情報管理部38は、通信部28で一定時間毎又は一定距離毎に受信される車両12Aの車両位置情報及び時刻情報を走行履歴として管理している。そこで、進行方向管理部42は、走行道路管理部40で用いられた車両位置情報及び時刻情報を前回情報とした上で、当該前回情報から所定時間経過後の車両位置情報及び時刻情報を今回情報として位置情報管理部38から読み出す。
次に、進行方向管理部42は、図8Bに示すように、走行道路管理部40で用いた地図情報に前回情報と今回情報とを重ね合わせ、車両12Aがどの方向に移動したのか、すなわち、車両12Aの進行方向を特定する。図8Bでは、前回情報の示す車両12Aの位置が破線で図示され、今回情報の示す車両12Aの位置が実線で図示されている。
この場合、前回の車両12Aの位置は「Zone a」の区間にあったが、今回の車両12Aの位置は「Zone b」の区間にある。従って、進行方向管理部42は、車両12Aが「Zone a」から「Zone b」の方向に向かって走行していること、すなわち、車両12Aの進行方向が「Zone a」から「Zone b」への下り方向であることを容易に特定することができる。
図9は、位置情報管理部38で管理される車両12Aの走行履歴情報を格納した一覧表(テーブル)である。このテーブルには、時刻順に、車両12Aが走行した道路(走行道路)、車両12Aが走行した区間(車両位置)、及び、車両12Aの進行方向が格納されている。この場合、太枠で囲んだ2番目の車両位置と3番目の車両位置との間で区間が切り替わっているので、車両12Aの進行方向を容易に特定することができる。
[第2実施例]
図10A及び図10Bに示す第2実施例は、一方向を走行する車両12Aと、該車両12Aの対向車両としての車両12Bとのすれ違いの発生を判定するための処理であり、主として、データ抽出部46及びすれ違い判定部48の動作(図2のステップS9、S10、図6のステップS45〜S47)を図示したものである。
図10Aは、1本の道路52のうち、交差点60、62間の区間64を走行する車両12A、12Bを検出する場合を図示したものである。
前述のように、位置情報管理部38は、各車両12A、12Bから一定時間毎又は一定距離毎に送信される車両位置情報及び時刻情報を走行履歴として、例えば、図9のテーブルのように格納し管理している。
そこで、データ抽出部46は、位置情報管理部38のテーブルに管理されている各車両の情報を用いて、交差点60、62間の区間64内に2台の車両12A、12Bが存在することを検出する。
なお、位置情報管理部38のテーブルに格納されている各車両の情報は、車両位置情報及び時刻情報に加え、地図データベース36の地図情報及び車両位置情報により走行道路管理部40で特定された道路や、地図情報、車両位置情報、時刻情報及び道路により特定された進行方向を含んでいる。従って、図10Aに示す2台の車両12A、12Bは、実質的に、車両位置情報、時刻情報、道路、地図情報及び進行方向に基づいて検出されることになる。また、データ抽出部46では、区間64内に存在する複数台の車両を検出する機能のみ有しており、検出した各車両の進行方向まで特定する機能は有していない。
図10Bは、図10Aで検出された車両12A、12Bのすれ違いの判定を図示したものである。
この場合、すれ違い判定部48は、データ抽出部46での車両12A、12Bの検出で用いた各種の情報を前回情報とした上で、当該前回情報から所定時間経過後の車両位置情報及び時刻情報を今回情報として位置情報管理部38から読み出す。
次に、位置情報管理部38は、データ抽出部46で用いた地図情報に今回情報を重ね合わせ、車両12A、12Bが区間64から抜け出たか否かを判定する。図10Bでは、車両12Aが交差点60から先の区間68(太い破線で示す上り方向の区間)に抜け出ると共に、車両12Bが交差点62から先の区間70(太い破線で示す下り方向の区間)に抜け出ている。そのため、すれ違い判定部48は、区間64内の所定箇所で車両12A、12Bがすれ違い、区間64から区間68、70に抜け出たものと判定する。すれ違い判定部48は、このような処理により車両12A、12Bのすれ違いの発生の有無を判定することができる。なお、図10Bにおいて、区間64内で破線で囲った参照数字66のブロックは、すれ違い発生箇所を図示している。
[第3実施例]
図11A及び図11Bに示す第3実施例は、一方向を走行する車両12Aと、該車両12Aの対向車両としての車両12Bとがすれ違う箇所の推定処理であり、主として、すれ違い判定部48の動作(図2のステップS10、図6のステップS48)を図示したものである。
図11Aは、1本の道路52上を走行する車両12Aについて、移動距離X[m]、走行時間Δt、及び、平均車速Vを算出する場合を図示したものである。
前述のように、位置情報管理部38は、一定時間毎又は一定距離毎に車両位置情報及び時刻情報を取得し、図9のテーブルのような走行履歴情報として管理している。
そこで、すれ違い判定部48は、時刻tでの車両12Aの現在位置を前回情報とし、時刻tからΔtだけ経過した時刻(t+Δt)での車両12Aの現在位置を今回情報とした上で、前回情報での現在位置と今回情報での現在位置とから、車両12Aの移動距離Xを算出する。
そして、すれ違い判定部48は、移動距離Xと走行時間Δtとから車速vを算出する。この場合、すれ違い判定部48は、車速vの算出に用いた移動距離X及び走行時間Δt(前回情報、今回情報)を1回分のサンプリングデータとした上で、互いに異なる時間帯のサンプリングデータを位置情報管理部38から読み出し、読み出した複数のサンプリングデータを用いて車速vをそれぞれ算出する。その後、すれ違い判定部48は、算出した複数の車速vのデータの平均値(平均車速V)を求める。なお、平均車速Vの算出方法としては、例えば、十点平均粗さの算出方法を適用して、複数の車速vから平均車速Vを求めればよい。
また、GPS受信機18A、18Xは、所定時間間隔でGPS信号を受信し、車両12A、12Xの現在位置を逐次算出すると共に、現在時刻を逐次取得している。従って、GPS受信機18A、18Xにおいても、現在位置及び現在時刻を用いて、車速vを求めることが可能である。そこで、位置情報管理部38は、車両12A、12Xから車両位置情報及び時刻情報に加え、車速vも通信部28を介して一定時間毎又は一定距離毎に受信し、すれ違い判定部48は、上記の平均車速Vの算出処理に代えて、受信した複数の車速vを用いて平均車速Vを求めてもよい。
図11Bは、車両12A、12Bの最新の位置情報(今回情報)のみ用いて、区間64内でのすれ違い発生箇所66を検出する場合を図示したものである。
この場合、すれ違い判定部48は、データ抽出部46が区間64内での車両12A、12Bの存在を検知した時点で、車両12A、12Bの車両位置情報を位置情報管理部38から読み出し、読み出した車両12A、12Bの現在位置から車両間距離Y[m]を算出する。次に、すれ違い判定部48は、図11Aで説明した平均車速Vの算出方法を適用して、各車両12A、12Bの平均車速V[km/h]、V[km/h]を算出する。その後、すれ違い判定部48は、下記の(1)式により、車両12Aの現在位置とすれ違い発生箇所66との間の距離Z[m]を求める。
Z=V×Y/(V+V) (1)
これにより、車両12Aを基準としたすれ違い発生箇所66の位置(距離Z)を特定することが可能となる。また、車両12Aの現在位置の時刻と、平均車速V及び距離Zとから、車両12Aと車両12Bとがすれ違う時刻を算出することも可能となる。
[第4実施例]
これまでの説明では、車両12A、12Bの通信部26A、26Bが無線通信により車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に同時に送信し、サーバ14の通信部28が車両位置情報及び時刻情報を直ちに受信する場合について説明した。
しかしながら、実際には、図12に示すように、通信部26A、26Bは、互いに異なる時刻t、tに、車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に送信する場合が多い。また、サーバ14側でも、所定時間間隔で車両12A、12Bを監視していれば、通信部28は、時刻t、tから所定時間経過した監視時刻Tで、通信部26A、26Bからの車両位置情報及び時刻情報を受信することになる。
従って、通信部28が車両位置情報及び時刻情報を受信した時点(監視時刻T)で、車両12Aは、車両位置情報の示す現在位置から移動距離ΔXだけ走行し、一方で、車両12Bは、車両位置情報の示す現在位置から移動距離ΔXだけ走行することになる。この結果、位置情報管理部38は、実際の車両12A、12Bの位置及び時刻とは異なる車両位置情報及び時刻情報を管理することになる。
そこで、第4実施例において、すれ違い判定部48は、サーバ14の監視時刻Tと、通信部26A、26Bの送信時刻(時刻t、t)とを用いて、受信した車両位置情報を補正し、補正後の車両位置情報を用いて、すれ違い発生箇所66を推定する。
具体的に、第4実施例において、すれ違い判定部48は、第3実施例と同様の方法で、車両12A、12Bの平均車速V、Vをそれぞれ算出する。
次に、すれ違い判定部48は、下記の(2)式及び(3)式を用いて、移動距離ΔX、ΔXをそれぞれ算出する。
ΔX=(T−t)×V (2)
ΔX=(T−t)×V (3)
次に、すれ違い判定部48は、時刻tでの車両12Aの車両位置情報の示す現在位置と、時刻tでの車両12Bの車両位置情報の示す現在位置とから移動距離Xを算出し、次に、下記の(4)式を用いて、監視時刻Tでの実際の車両間距離Yを算出する。
Y=X−ΔX−ΔX (4)
従って、車両間距離Yは、通信部28が受信した各車両位置情報を補正した後の実際の距離を示すことになる。
ここで、すれ違い判定部48は、Y>0であれば、車両12Aと車両12Bとのすれ違いが発生していないと判定し、一方で、Y≦0であれば、車両12Aと車両12Bとのすれ違いが発生したと判定することができる。
また、時刻tでの車両12Aの現在位置を基準とした、すれ違い発生箇所66までの距離Zは、下記の(5)で表わされる。
Z=ΔX+Y×V/(V+V) (5)
このように、第4実施例では、通信部26A、26Bの各送信時刻(時刻t、t)やサーバ14の監視時刻Tが互いに異なる場合であっても、各車両12A、12Bの車両位置情報を補正することで、各車両12A、12Bのすれ違いの発生の有無を判定することができる。
[第5実施例]
第5実施例も、第4実施例と同様に、車両12A、12Bの通信部26A、26Bでの車両位置情報及び時刻情報の送信時刻(時刻tA1、tB1、tA1+A2、tB1+B2)と、サーバ14の監視時刻T、Tとが互いに異なる。
但し、第5実施例では、図13に示すように、時刻tA1、tB1での車両位置情報をそのまま用いても、区間64での2台の車両12A、12Bの存在を検出することができず、且つ、時刻tA1+A2、tB1+B2での車両位置情報をそのまま用いても、区間64での2台の車両12A、12Bのすれ違いの発生を検出することができない場合への対応について説明する。
図13において、通信部26Aは、時刻tA1に、車両12Aの車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に送信する。この場合、送信される車両位置情報の示す現在位置は、区間64外である。また、時刻tA1での車両12Bの現在位置も区間64外である。
時刻tA1から所定時間経過した時刻tB1に、通信部26Bは、車両12Bの車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に送信する。この場合、送信される車両位置情報の示す現在位置は、区間64内である。また、車両12Aは、車両Bに向かって道路52上を走行しているため、時刻tB1での車両12Aの現在位置は、区間64内である。
時刻tB1から所定時間経過した監視時刻Tに、サーバ14の通信部28は、車両12A、12Bの車両位置情報及び時刻情報を受信する。従って、通信部28が車両位置情報及び時刻情報を受信した時点(監視時刻T)で、車両12Aは、車両位置情報の示す現在位置から車両12Bに向かってさらに走行し、一方で、車両12Bは、車両位置情報の示す現在位置から車両12Aに向かってさらに走行することになる。
そのため、データ抽出部46は、実際には(監視時刻Tでは)、区間64内に2台の車両12A、12Bが存在するにも関わらず、車両12Aが区間64外に存在する時刻tA1の車両位置情報と、車両12Bが区間64内に存在する時刻tB1の車両位置情報とから、区間64内には1台の車両12Bしか存在しないため、すれ違いの可能性のある2台の車両は存在しない、と誤判定することになる。
また、監視時刻Tから所定時間経過した時刻tA1+A2に、通信部26Aは、時刻tA1+A2での車両12Bの現在位置を示す車両位置情報と時刻情報とをサーバ14に送信する。この場合、送信される車両位置情報の示す現在位置は、区間64内にあって、車両12A、12Bのすれ違い発生箇所66を通過した所定箇所である。また、車両12Bは、すれ違い発生箇所66を通過した所定箇所を走行している。従って、時刻tA1+A2前に各車両12A、12Bは、すれ違い発生箇所66ですれ違ったことになる。
時刻tA1+A2から所定時間経過した時刻tB1+B2に、通信部26Bは、時刻tB1+B2での車両12Bの現在位置を示す車両位置情報と時刻情報とをサーバ14に送信する。この場合、送信される車両位置情報の示す現在位置は、区間64内にあって、すれ違い発生箇所66を通過した所定箇所である。また、車両12Bは、すれ違い発生箇所66を通過した所定箇所を走行している。
時刻tB1+B2から所定時間経過した監視時刻Tに、サーバ14の通信部28は、上述の車両12A、12Bの車両位置情報及び時刻情報を受信する。従って、通信部28が車両位置情報及び時刻情報を受信した時点(監視時刻T)で、車両12Aは、車両位置情報の示す現在位置から図13の右方に向かってさらに走行し、一方で、車両12Bは、車両位置情報の示す現在位置から図13の左方に向かってさらに走行することになる。
そのため、データ抽出部46は、監視時刻Tでは、区間64内に2台の車両12A、12Bが存在し、すれ違い発生箇所66ですれ違ったにも関わらず、車両12Aが区間64内に存在する時刻tA1+A2の車両位置情報と、車両12Bが区間64内に存在する時刻tB1+B2の車両位置情報とから、区間64内には2台の車両12A、12Bが依然として存在しているため、すれ違いは発生していない、と誤判定することになる。
そこで、第5実施例では、第4実施例と同様の方法により、時刻tA1に通信部26Aから送信された車両12Aの車両位置情報及び時刻情報と、時刻tB1に通信部26Bから送信された車両12Bの車両位置情報及び時刻情報と、(2)式〜(5)式とを用いて、車両12A、12Bの現在位置を補正し、車両12A、12Bのすれ違い発生箇所66を推定する。
[第6実施例]
これまでの説明では、車両12A、12Bの通信部26A、26Bが無線通信により車両位置情報及び時刻情報を一定時間毎又は一定距離毎に送信する場合について説明した。
ところで、図14Aに示すように、国道54を走行している車両12Aが交差点58を曲がって幹線道路56に進入し走行する場合、国道54を走行中の現在位置及び時刻を車両位置情報及び時刻情報(前回情報)として通信部26Aが送信し、一定時間又は一定距離の経過後、幹線道路56を走行中の現在位置及び時刻を車両位置情報及び時刻情報(今回情報)として通信部26Aが送信すれば、下記の問題が惹起される。
すなわち、サーバ14の通信部28は、前回情報及び今回情報しか受信せず、前回情報と今回情報との間で別の情報を受信することはないので、データ抽出部46及びすれ違い判定部48は、車両12Aが交差点58を経由する第1ルートを走行したのか、あるいは、交差点58を経由しない第2ルートを走行したのか、を判定することができない。
そこで、第6実施例では、図14Bに示すように、通信部26Aは、一定区間毎、例えば、交差点58で曲がる毎(走行道路を変更する毎)に、車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に送信する。この場合、例えば、交差点58の位置情報は、地図データベース36の地図情報に含まれているため、データ抽出部46は、通信部28で受信した車両位置情報及び時刻情報と、前記地図情報とに基づいて、国道54を走行していた車両12Aが交差点58を曲がって幹線道路56を走行したことを容易に特定することができる。
[第7実施例]
第7実施例では、車両12A、12Bの通信部26A、26Bが、一定時間毎又は一定距離毎に、車両12A、12Bの車両位置情報及び時刻情報を無線通信によりサーバ14に送信し、さらに、一定区間毎(交差点60を曲がる毎)に車両12A、12Bの車両位置情報及び時刻情報を無線通信によりサーバ14に送信する。
すなわち、図15Aに示すように、国道54と幹線道路56とが交差点60で交差し、国道54で車両12Aが交差点60に向かって走行し、幹線道路56で車両12Bが交差点60に向かって走行している場合に、図15Bに示すように、車両12Aが交差点60を曲がって幹線道路56に進入し、車両12Bが幹線道路56を直進すれば、交差点60近傍のすれ違い発生箇所66で車両12A、12Bがすれ違うことが想定される。
しかしながら、図15Aの状態では、車両12A、12Bが同じ道路52を走行していないため、実際にすれ違い発生箇所66で車両12A、12Bがすれ違うにも関わらず、サーバ14のデータ抽出部46では、2台の車両12A、12Bを抽出することができない。従って、すれ違い判定部48では、車両12A、12Bのすれ違いは発生しない、と誤判定する可能性がある。
そこで、第7実施例では、一定時間毎又は一定距離毎に、通信部26A、26Bが車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に送信するのに加え、車両12A、12Bが一定区間毎(交差点60を曲がる毎)に、通信部26A、26Bが車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に送信する。
交差点60は国道54の一部であると共に、幹線道路56の一部でもある。そのため、交差点60での車両位置情報及び時刻情報をサーバ14に送信することで、データ抽出部46は、2台の車両12A、12Bを抽出することが可能となり、すれ違い判定部48は、国道54又は幹線道路56(図16A〜図16Cでは、すれ違い発生箇所66)での車両12A、12Bのすれ違いの発生の有無を判定することが可能となる。
ここで、図16Aは、車両12Bが交差点60を通過する前に、車両12Aが交差点60を曲がって幹線道路56に進入する場合を図示しており、図16Bは、車両12Aが交差点60を曲がる前に、車両12Bが交差点60を通過する場合を図示している。また、図16Cは、車両12A、12Bが交差点60から離間するように幹線道路56を走行する場合を図示している。
この場合、図16A及び図16Bでの車両12A、12Bの現在位置及び時刻を前回の車両位置情報及び時刻情報(前回情報)とし、図16Cでの車両12A、12Bの現在位置及び時刻を今回の車両位置情報及び時刻情報(今回情報)とすれば、第7実施例では、車両12Aが交差点60を曲がる際の現在位置及び時刻も車両位置情報及び時刻情報として、通信部26Aが無線通信によりサーバ14に送信する。
そのため、すれ違い判定部48では、前回情報が図16Aの場合で、今回情報が図16Cの場合には、前回情報、今回情報、及び、交差点60を曲がる際の情報に基づいて、車両12A、12Bのすれ違いが発生したと判定することができる。
また、すれ違い判定部48では、前回情報が図16Bの場合で、今回情報が図16Cの場合には、前回情報、今回情報、及び、交差点60を曲がる際の情報に基づいて、車両12A、12Bのすれ違いが発生しなかったと判定することができる。
従って、第7実施例によれば、すれ違い判定部48は、一定時間毎又は一定距離毎の車両位置情報及び時刻情報に加え、一定区間毎の車両位置情報及び時刻情報を用いて、車両12A、12Bのすれ違いの発生の有無を判定するため、すれ違いの発生の有無をより正確に判定することが可能となる。
[第8実施例]
図17に示す第8実施例は、すれ違い判定部48での判定結果が格納された一覧表(すれ違いリスト)であり、情報登録部44に登録されている。
このすれ違いリストには、時刻順に、すれ違った車両(ユーザ)のID情報や、道路上で車両がすれ違った場所(すれ違い位置座標)、累積のすれ違い回数(すれ違い数)が格納されている。この場合、紐付け処理部50は、すれ違いリストから所望の情報を読み出し、すれ違い回数が所定回数Nに到達したか否かを判定し、所定回数Nに到達していれば、所定の紐付け処理を実行する。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、この実施形態によれば、各車両12A〜12Xの通信部26A〜26Xがサーバ14の通信部28に車両位置情報及び時刻情報をそれぞれ送信し、サーバ14内のすれ違い判定部48が、通信部28で受信された各車両位置情報及び各時刻情報に基づいて、各車両12A〜12Xのすれ違いの発生の有無を判定する。
このように、この実施形態では、サーバ14側で各車両12A〜12Xのすれ違いの発生の有無を判定するので、各車両12A〜12Xの走行区間における障害物の有無や、各車両12A〜12Xのすれ違いの状況に関わりなく、すれ違いの判定処理を行うことができる。これにより、各車両12A〜12Xのすれ違いの発生を検出すれば、サーバ14は、この検出結果に基づいて、各車両12A〜12Xを含むコミュミティを構築することが可能となる。この結果、コミュニティ内の各車両12A〜12XのユーザA〜Xに提供するサービスを拡充したり、各車両12A〜12X間での情報交換が可能となる。
つまり、サーバ14では、各車両12A〜12Xを管理(登録)し、ある登録車両と他の登録車両とのすれ違いを各登録車両の車両位置情報(位置ベクトル)から判断することにより、すれ違った登録車両を紐付けしてコミュニティを構築し(友達関係を形成し)、友達関係となった各登録車両に対して共通のサービスを提供することができる。また、上記のすれ違い判定処理やコミュニティの構築作業は、サーバ14側で全て行うので、ユーザA〜Xは、自車両を走行させるだけで他車両との接点を増やすことができる。この結果、他車両のユーザとの間で友達関係を容易に形成することができる。
また、すれ違い判定部48は、地図データベース36に格納された地図情報と、各車両位置情報及び各時刻情報とに基づいて、各車両12A〜12Xのすれ違いが発生したか否かを判定するので、該すれ違いの発生の有無を精度良く判定することができる。
さらに、すれ違い判定部48は、データ抽出部46が所定区間内に存在する複数台の車両12A〜12Xを検知した時点で、検知された各車両12A〜12Xに対するすれ違いの発生の判定処理を開始し、各車両12A〜12Xが所定区間外にあることを検知した時点で、各車両12A〜12Xのすれ違いが発生したと判定する。
これにより、特許文献1のレーダ送波用のセンサやBluetooth(登録商標)等を利用した通信装置のような、各車両12A〜12X側のセンサ及び通信装置を用いることなく、データ抽出部46において各車両12A〜12Xを検知し、すれ違い判定部48において、検知された各車両12A〜12Xに対してすれ違いの判定処理を実行することができる。この結果、所定区間内ですれ違う可能性のある各車両12A〜12Xに対する判定処理を確実に行うことができる。
また、所定区間内ですれ違う可能性のある各車両12A〜12Xが所定区間から抜けた場合、これらの車両12A〜12Xは、所定区間内ですれ違った後に該所定区間から抜けた可能性が高い。そこで、すれ違い判定部48は、データ抽出部46が所定区間内ですれ違う可能性を検知した時点から、すれ違い判定部48で所定区間外に抜けたことを確認できた時点までの時間帯においてのみ、各車両12A〜12Xに対するすれ違いの判定処理を行うことで、すれ違いの発生の有無に関わる判定処理を確実に且つ効率よく実行することができる。
さらに、サーバ14では、走行道路管理部40が、地図情報、各車両位置情報及び各時刻情報に基づいて、各車両12A〜12Xが走行している道路を検出して管理し、進行方向管理部42が、地図情報、各車両位置情報及び各時刻情報に基づいて、検出された道路における各車両12A〜12Xの進行方向を検出して管理する。これにより、各車両12A〜12Xのセンサを用いることなく、道路を走行している各車両12A〜12Xが互いに異なる方向から接近してすれ違ったか否かを容易に判別することができる。
各車両12A〜12Xには、GPS受信機18A〜18Xが搭載されているため、現在時刻を示す信号もGPS信号に含める形で受信することができる。
また、一定時間毎、一定距離毎、又は、一定区間毎に、通信部26A〜26Xから通信部28に自車両の車両位置情報及び時刻情報をそれぞれ送信することで、車両12A〜12Xの走行状況に応じて、当該車両位置情報及び時刻情報の送信パターンを適宜変更することが可能となる。この結果、所定時間内に各車両12A〜12Xから送信される車両位置情報等のデータ量を削減することができ、サーバ14での処理負荷を軽減することができる。
例えば、高速道路では一般道路と比べて車速が速くなるので、通信部26A〜26Xから通信部28に一定時間毎に車両位置情報及び時刻情報を送信すれば、一定距離毎に送信する場合と比較して、所定時間内に通信部28で受信されるデータ量を削減することができる。また、渋滞時には車速が遅くなるので、各通信部26A〜26Xから通信部28に一定距離毎に車両位置情報及び時刻情報を送信すれば、一定時間毎に送信する場合と比較して、所定時間内に通信部28で受信されるデータ量を削減することができる。
また、すれ違い判定部48は、車両位置情報及び車速に基づいて、各車両12A〜12Xがすれ違う場所を推定可能である。従って、サーバ14側で車速を算出してもよいし、あるいは、各車両12A〜12Xで取得される車速(プローブデータ)を用いてもよい。いずれの場合であっても、各車両12A〜12Xがすれ違う場所を精度よく推定することができる。
なお、各車両12A〜12Xがすれ違う場所(すれ違い発生箇所66)を正確に且つ高精度に検知するためには、例えば、一定時間毎又は一定距離毎に各通信部26A〜26Xから通信部28に送信される車両位置情報等の送信周期(通信部28での受信周期)を短縮すればよい。
通信部26A〜26Xは、所定区間内で進路変更する毎に、車両位置情報及び時刻情報を通信部28にそれぞれ送信してもよい。これにより、各車両12A〜12Xの走行ルートを正確に検知することができるので、車両12A〜12Xが走行している道路や車両12A〜12Xの進行方向に関わる情報を容易に検出することができる。例えば、交差点58、60を曲がる毎に車両位置情報を送信すれば、当該車両12A〜12Xがどのルートで走行しているのかをサーバ14側で容易に把握することができる。
図18は、この実施形態により得られるさらなる効果を図示したものである。
ステップS61において、例えば、ユーザAの運転操作により車両12Aが走行すると、通信部26Aからサーバ14に車両位置情報等が一定時間毎、一定距離毎又は一定区間毎に送信されるため、ステップS62において、サーバ14の位置情報管理部38には、車両12Aの走行ルート(走行履歴)が集積される。
ステップS63において、すれ違い判定部48によって他の車両12B〜12Zとのすれ違いの判定処理が行われ、その結果、紐付け処理部50ですれ違った各車両の情報が紐付けされると、ステップS64において、車両12AのユーザAと、紐付けされた車両のユーザとの間で、いわゆるコミュニティが形成され、仮想的な友達関係が築かれることになる(ステップS65)。
図18では、ユーザAとユーザX、Z等との間で仮想的な友達関係が築かれた場合を図示している。友達関係にあるユーザX、Zが自車両(車両12X、12Z)を運転操作して車両12X、12Zを走行させると(ステップS66)、友達関係にある車両12X、12Zのプローブデータがサーバ14に収集され、サーバ14では、収集されたプローブデータを用いて各種の統計処理を行う(ステップS67)。
サーバ14は、集計したデータを用いて各種のサービスの展開や拡充を図ることができ(ステップS68)、この結果、車両12Aは、各種のサービスを利用することが可能となる(ステップS69)。すなわち、上記の友達関係を多数のユーザとの間で構築し、これらのユーザの車両のプローブデータがサーバ14に収集されることで、ユーザAに提供されるサービスを拡充したり、あるいは、充実させることが可能となる。
つまり、友達関係にあるユーザの数や、サーバ14に収集されるデータ量に応じて、友達関係にある各車両のユーザが受けるサービスのインセンティブを拡充することで、ワンランク上のサービスを、車両12Aを含めた友達関係にある各車両のユーザに提供することができる。この結果、さらなるサービスを受けることを目的として、ユーザAが車両12Aを運転すれば、該車両12Aが移動する機会をさらに増加させることになる。
なお、上述のように、車両12A〜12Zがすれ違うことで構築されるコミュニティ内で各ユーザA〜Zに提供されるサービスとしては、例えば、下記のようなものが考えられる。
(1)各ユーザA〜Zが情報共有をおこなうことで、各ユーザA〜Zにとって、有用且つ高精度な情報を収集可能なサービス(各ユーザA〜Zの移動に関わる情報マップ(事故情報、渋滞情報、混雑度合情報)や属性の類似するユーザの所在マップ)、(2)コミュニティ内で情報伝達できるようなサービス(画像データ、音声データ、位置データの情報交換)、(3)コミュニティ内での貸し借り(充電器の貸し出し、駐車場の貸し出し)、(4)コミュニティ内でイベントの開催(いわゆるエコロジーライフの充実度を競い合うイベント、譲り合いの回数を競い合うイベント、交差点で曲がった回数を競い合うイベント、走行距離を競い合うイベント)。
なお、この発明は、上記の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることは勿論である。
10…車両検知システム 12A〜12Z…車両
14…サーバ 16A〜16X…ID情報記憶部
18A〜18X…GPS受信機 20A〜20X…表示端末
22A〜22X…制御部 24A〜24X…イグニッションスイッチ
26A〜26X、28…通信部 30…データ管理部
32…データ処理部 34…認証処理部
36…地図データベース 38…位置情報管理部
40…走行道路管理部 42…進行方向管理部
44…情報登録部 46…データ抽出部
48…すれ違い判定部 50…紐付け処理部
52…道路 54…国道
56…幹線道路 58〜62…交差点
64、68、70…区間 66…すれ違い発生箇所

Claims (9)

  1. 少なくとも2台の車両と、前記各車両の位置情報を管理するデータ管理装置とを備え、
    前記各車両は、自車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記自車両の位置情報を前記データ管理装置に送信する車両側通信部とをそれぞれ有し、
    前記データ管理装置は、前記各車両から位置情報を受信する管理装置側通信部と、前記各位置情報に基づいて前記各車両のすれ違いが発生したか否かを判定するすれ違い判定部とを有する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  2. 請求項1記載の車両検知システムにおいて、
    前記データ管理装置は、前記各車両が走行する区間を含む地図情報を格納する地図データベースをさらに有し、
    前記すれ違い判定部は、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、前記各車両のすれ違いが発生したか否かを判定する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  3. 請求項2記載の車両検知システムにおいて、
    前記データ管理装置は、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、所定の区間内ですれ違う可能性のある複数台の車両を検知する車両検知部をさらに有し、
    前記すれ違い判定部は、前記車両検知部が前記複数台の車両を検知した時点で、検知された前記各車両のすれ違いの発生に関わる判定処理を開始し、前記各車両が前記所定の区間外にいることを検知した時点で、前記各車両のすれ違いが発生したと判定する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  4. 請求項2又は3記載の車両検知システムにおいて、
    前記データ管理装置は、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、前記各車両が走行している道路を検出して管理する走行道路管理部と、前記地図情報及び前記各位置情報に基づいて、検出された前記道路における前記各車両の進行方向を検出して管理する進行方向管理部とをさらに有する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両検知システムにおいて、
    前記各車両の位置情報取得部は、所定時間間隔で自車両の現在位置を当該自車両の位置情報としてそれぞれ取得し、
    前記各車両の車両側通信部は、一定時間毎、一定距離毎、又は、一定区間毎に、前記自車両の位置情報を前記管理装置側通信部にそれぞれ送信し、
    前記データ管理装置は、前記一定時間毎、前記一定距離毎、又は、前記一定区間毎に前記管理装置側通信部で受信される前記各位置情報を管理する位置情報管理部をさらに有する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  6. 請求項5記載の車両検知システムにおいて、
    前記すれ違い判定部は、前記各車両の位置情報及び車速に基づいて、前記各車両がすれ違う場所を推定する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  7. 請求項6記載の車両検知システムにおいて、
    前記すれ違い判定部は、
    前記各車両について、前記位置情報管理部で管理された時間的に前後する2つの位置情報に基づいて、該当車両の走行距離及び走行時間をそれぞれ特定し、特定した前記走行距離及び前記走行時間を用いて車速をそれぞれ算出し、
    算出した前記各車速に基づいて、前記各車両がすれ違う場所を推定する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  8. 請求項6記載の車両検知システムにおいて、
    前記各車両の車両側通信部は、自車両の車速をプローブデータとして前記管理装置側通信部にそれぞれ送信し、
    前記すれ違い判定部は、前記管理装置側通信部で受信された前記各車速に基づいて、前記各車両がすれ違う場所を推定する
    ことを特徴とする車両検知システム。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の車両検知システムにおいて、
    前記各車両の車両側通信部は、前記一定区間内で進路変更する毎に、自車両の位置情報を前記管理装置側通信部にそれぞれ送信する
    ことを特徴とする車両検知システム。
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