JP2014020989A - 経路案内システム、経路案内方法、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性の高い経路を案内可能であると共に、安全性の低い場所についての注意喚起が可能な経路案内システムを提供する。
【解決手段】経路案内システムは、利用者の現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得部と、出発地と目的地とを取得する起終点取得部と、前記出発地から前記目的地までの安全性の高い経路を探索する経路探索部と、前記利用者に対して前記経路を案内すると共に、前記現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を前記利用者に対して提示する案内部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、経路案内技術に関する。
コンピュータで利用可能に電子化された地図データを利用して、車や歩行者に経路案内を行う経路案内システムが知られている。近年では、スマートフォンの普及に伴い、女性が経路案内システムを利用して地図を見る機会が増加しつつある。女性は、男性と比較して力が弱い、体力がない等、身体的に弱い場合がある。このため、身体的弱さをサポートすることが可能な経路案内システムが望まれている。
身体的弱さをサポートすることが可能な経路案内システムとしては、特許文献1のような技術が知られている。特許文献1記載の技術では、ナビゲーション装置は、歩道の種類、街灯の数および明るさ等に応じて調整されたリンクコストを用いて、コスト計算に基づく経路探索を行っている。また、特許文献2には、携帯電話機が位置する道路の判別結果から道路ごとの混雑状況を示す人通り情報を生成し、生成した人通り情報に基づいて経路探索を行うナビゲーションシステムが記載されている。また、特許文献3には、地図上の各施設の営業時間に関する施設情報に基づいて、施設が営業中か否かを判断し、判断結果に応じて異なる施設表示をするナビゲーション装置が記載されている。また、特許文献4には、女性車両の位置を案内するナビゲーション装置が記載されている。
特開2009−229108号公報 特開2009−162702号公報 特開2007−333698号公報 特開2008−151704号公報
特許文献1に記載されたナビゲーション装置では、安全性の低い場所のリンクコストを増加させるだけであるため、利用者に対して、安全性の低い場所についての注意を喚起することはできないという課題があった。また、特許文献2〜4に記載されたナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置では、安全性の高い経路を案内する手段を持たないという課題があった。
なお、上記のような課題は、女性に限らず、子供や老人など、成人男性と比較して身体的に弱い場合がある利用者(犯罪弱者)に共通する課題であった。
そのため、安全性の高い経路を案内可能であると共に、安全性の低い場所についての注意喚起が可能な経路案内システムが望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、経路案内システムが提供される。この経路案内システムは、利用者の現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得部と;出発地と、目的地とを取得する起終点取得部と;前記出発地から前記目的地までの安全性の高い経路を探索する経路探索部と;前記利用者に対して前記経路を案内すると共に、前記現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を前記利用者に対して提示する案内部と、を備える。この形態の経路案内システムによれば、案内部は、利用者に対して安全性の高い経路を案内すると共に、利用者の現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を利用者に対して提示する。このため、安全性の高い経路を案内可能であると共に、安全性の低い場所についての注意喚起が可能な経路案内システムを提供することができる。
(2)上記形態の経路案内システムは、さらに;複数のエリアについて、各前記エリアを特定するための情報と、前記各エリアの安全性に関する情報と、を対応付けて記憶するエリア情報記憶部を備え;前記経路探索部は;前記出発地から前記目的地までの間に存在する前記エリアに対応付けられている前記安全性に関する情報を用いて、前記安全性の高い経路を探索してもよい。この形態の経路案内システムによれば、経路探索部は、出発地から目的地までの間に存在するエリアに対して予め対応付けられている安全性に関する情報を用いて、安全性の高い経路を探索することができる。
(3)上記形態の経路案内システムにおいて;前記案内部は;前記現在位置が存在する前記エリアに対応付けられている前記安全性に関する情報を用いて、前記現在位置が安全性の低い場所であるか否かを判定してもよい。この形態の経路案内システムによれば、案内部は、現在位置が存在するエリアに対して予め対応付けられている安全性に関する情報を用いて、現在位置が安全性の低い場所であるか否かを判定することができる。
(4)上記形態の経路案内システムは、さらに;日没時に暗がりが発生する場所を記憶する暗がり記憶部を備え;前記経路探索部は;日没後は、前記暗がりが発生する場所を避ける経路を優先して探索することによって、前記安全性の高い経路を探索してもよい。この形態の経路案内システムによれば、経路探索部は、暗がりが発生する場所を避ける経路を優先して探索することによって、安全性の高い経路を探索することができる。
(5)上記形態の経路案内システムにおいて;前記案内部は;前記現在位置が前記暗がりが発生する場所に入った場合に、前記現在位置が安全性の低い場所であると判定してもよい。この形態の経路案内システムによれば、案内部は、現在位置が暗がりが発生する場所に入った場合に、現在位置が安全性の低い場所であると判定することができる。
(6)上記形態の経路案内システムは、さらに;複数の道路について、前記道路を特定するための情報と、前記道路毎の人通りの多さに関する情報と、を対応付けて記憶する道路情報記憶部を備え;前記経路探索部は;前記出発地から前記目的地までの間に存在する前記道路に対応付けられている前記人通りの多さに関する情報を用いて、前記安全性の高い経路を探索してもよい。この形態の経路案内システムによれば、経路探索部は、出発地から目的地までの間に存在する道路に対して予め対応付けられている人通りの多さに関する情報を用いて、安全性の高い経路を探索することができる。
(7)上記形態の経路案内システムにおいて;前記案内部は;前記現在位置が存在する前記道路に対応付けられている前記人通りの多さに関する情報を用いて、前記現在位置が安全性の低い場所であるか否かを判定してもよい。この形態の経路案内システムによれば、案内部は、現在位置が存在する道路に対して予め対応付けられている人通りの多さに関する情報を用いて、現在位置が安全性の低い場所であるか否かを判定することができる。
(8)上記形態の経路案内システムは、さらに;前記経路案内システムを制御する制御部を備え;前記制御部は、所定の間隔毎に、前記現在位置取得部に複数の前記利用者の前記現在位置情報を取得させ、取得した複数の前記現在位置情報を用いて、前記道路情報記憶部を更新してもよい。この形態の経路案内システムによれば、制御部は、所定の間隔毎に取得した複数の利用者の現在位置情報を用いて道路情報記憶部を更新する。このため、経路探索部は、定期的に更新される人通りの多さに関する情報を用いて安全性の高い経路を探索することができる。この結果、経路探索部による探索結果の信頼性を向上させることができる。
(9)上記形態の経路案内システムは、さらに;駅構内における犯罪弱者専用車両の停車場所を記憶する車両情報記憶部を備え;前記経路探索部は;前記出発地から前記目的地までの間の経路で使用が予定される前記駅構内における前記犯罪弱者専用車両の停車場所を用いて、前記安全性の高い経路を探索してもよい。この形態の経路案内システムによれば、経路探索部は、出発地から目的地までの間の経路で使用が予定される駅構内において、犯罪弱者専用車両の停車位置を案内することができるため、安全性の高い経路を探索することができる。
(10)上記形態の経路案内システムは、さらに;前記現在位置から予め設定された設定位置までの経路の安全度を、現在時刻から時系列で算出する安全度処理部と;前記経路の安全度を前記利用者に対して提示する安全度案内部と、を備えてもよい。この形態の経路案内システムによれば、安全度案内部は、利用者の現在位置から予め定められた設定位置までの経路の安全度を利用者に対して提示することができる。
(11)上記形態の経路案内システムにおいて;前記安全度処理部は;前記現在位置から前記設定位置までの間に存在するエリアにおける犯罪遭遇件数と、前記エリアにおける事故遭遇件数と、のうちの少なくとも一方を用いて、前記経路の安全度を算出してもよい。この形態の経路案内システムによれば、安全度処理部は、現在位置から設定位置までの間に存在するエリアの犯罪遭遇件数や事故遭遇件数に基づいて安全度を算出することができる。
(12)上記形態の経路案内システムにおいて;前記安全度案内部は;現在時刻から時系列で算出された前記経路の安全度を用いて、時間経過と安全度との関係を表すグラフを生成し、生成した前記グラフを前記利用者に対して提示してもよい。この形態の経路案内システムによれば、安全度案内部は、時間経過と安全度との関係を表すグラフを利用者に対して提示する。このため、利用者は、時間経過に伴う安全度の変化を視覚的に捉えることができる。
本発明は、装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、評価装置の機能を実現するシステム、評価装置の制御方法、その制御方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としての経路案内システムの概略構成を示す説明図である。 ハードディスクに格納されているデータベースの内容を説明する図である。 経路探索処理の手順を示すフローチャートである。 入力画面の一例を示す説明図である。 経路探索部により決定された複数の案内経路の候補の一例示す説明図である。 案内画面の一例を示す説明図である。 迂回経路探索処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における安全度提示処理の手順を示すフローチャートである。
A.第1実施形態:
A−1.システムの概略構成:
図1は、本発明の一実施形態としての経路案内システムの概略構成を示す説明図である。第1実施形態の経路案内システム1000は、サーバ10と、携帯端末20とを含んでいる。サーバ10と、携帯端末20とは、互いにインターネットINTによって接続されている。携帯端末20は、通信キャリアBSを介して無線によってインターネットINTに接続可能である。なお、通信キャリアBSには、送受信アンテナや、無線基地局、交換局が含まれる。
本実施形態の携帯端末20は、現在位置取得部210と、タッチパネル220と、外部記憶装置230と、CPU240と、無線通信回路260と、音声出力部270と、ROM280と、RAM290と、を備えている。
現在位置取得部210は、例えば、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信する装置である。なお、現在位置取得部210は、GPS以外の測位システムを用いることもできる。また、現在位置取得部210は、GPSに代えて、通信中の通信キャリアBSの位置から携帯端末20のおおよその位置を特定することとしてもよい。
タッチパネル220は、表示部と入力部とを含む。表示部は、例えば、480画素×640画素(VGA)の解像度を有する液晶ディスプレイを採用することができる。表示部は、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなど、種々の表示装置を採用することが可能である。入力部は、指やタッチペンによる押圧を検知し、押圧された位置を表す電気信号を主制御部241に対して出力する。入力部としては、例えばタッチパネルを採用することができる。タッチパネルは、無色透明であり、液晶ディスプレイの画像表示面の全体に亘って配置されている。この結果、携帯端末20の利用者は、例えば、タッチパネル220に表示された画面に含まれるアイコンなどのGUI(Graphical User Interface)を指で押圧することで、携帯端末20の操作を行うことができる。また、入力部としては、タッチパネルの他に、キーによる入力装置や、音声による入力装置を用いてもよい。
外部記憶装置230は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカードなどで構成され得る。
CPU240は、ROM280に格納されているコンピュータプログラムをRAM290に展開して実行することにより、主制御部241、案内部242として機能する。主制御部241は、携帯端末20の全体を制御する。また、主制御部241は、現在位置取得部210が受信した電波等に基づき、携帯端末20の現在位置を検出(測位)する。案内部242は、サーバ10から取得した経路情報を用いて、後述の経路案内処理を実行する。経路案内処理の詳細は後述する。
無線通信回路260は、通信キャリアBSとの間でデータ通信もしくは音声通信を行うための回路である。無線通信回路206は、通信キャリアBSを介してサーバ10にアクセスを行うことができる。音声出力部270は、経路案内時に音声を出力するためのスピーカや、これを駆動する回路などから構成され得る。
本実施形態のサーバ10は、経路探索処理と、迂回経路探索処理とを実行する。経路探索処理は、携帯端末20からの要求に応じて、出発地から目的地までの安全性の高い経路を探索し、携帯端末20へ提示する処理である。迂回経路探索処理は、携帯端末20の利用者の現在位置が安全性の低い場所である場合に、当該安全性の低い場所を迂回する経路を探索し、携帯端末20へ提示する処理である。なお、本実施形態において「安全性の高い経路」とは、一般的な経験則や実際の統計に基づいて、犯罪や事故に遭遇する確率が低いことが推定される経路を意味する。また、本実施形態において「安全性の低い場所」とは、一般的な経験則や実際の統計に基づいて、犯罪や事故に遭遇する確率が高いことが推定される場所を意味する。
サーバ10は、CPU110と、ROM120と、RAM130と、ハードディスク140と、通信部150とを備え、それぞれはバスにより相互に接続されている。通信部150は、インターネットINTを介して携帯端末20と通信を行うことができる。
CPU110は、ROM120に格納されているコンピュータプログラムをRAM130に展開して実行することにより、制御部111、要求取得部112、経路探索部113として機能する。
制御部111は、サーバ10の全体を制御する。要求取得部112は、携帯端末20からの経路探索処理の開始要求と条件とを取得する。なお、要求取得部112は、特許請求の範囲における「起終点取得部」に相当する。経路探索部113は、経路探索処理および迂回経路探索処理を実行する。経路探索処理および迂回経路探索処理の詳細は後述する。
ハードディスク140には、エリアデータベース141と、スポットデータベース142と、歩行者経路データベース143と、電車経路データベース144と、地図データベース145とが、予め格納されている。なお、図示の都合上、図中においては「データベース」を「DB」と表記する。
A−2.データベースの内容:
図2は、ハードディスク140に格納されているデータベースの内容を説明する図である。図2には、上述のエリアデータベース141と、スポットデータベース142と、歩行者経路データベース143と、電車経路データベース144と、地図データベース145とが、それぞれ、概念的に示されている。
A−2−1.地図データベース:
地図データベース145には、地図画像を表すデータ(以降「地図画像データ」とも呼ぶ。)がベクトルデータ形式で格納されている。この地図画像データには、地形や建物、道路等の形状を表すデータが含まれている。なお、地図画像データは、ベクトルデータ形式に代えて、ビットマップ形式やJPEGデータ形式などのラスタデータ形式で格納されていても良い。
A−2−2.経路データベース:
電車経路データベース144と歩行者経路データベース143には、異なる種類の経路データが格納されている。電車経路データベース144には、地図画像データが表す地図画像に対応した領域に存在する交通経路のうち、電車が通行する経路(線路)に関する経路データが格納されている。歩行者経路データベース143には、地図画像データが表す地図画像に対応した領域に存在する交通経路のうち、歩行者が通行可能な経路(歩行者道)に関する経路データが格納されている。
各経路データは、交通経路の地表上における配置を示すネットワークデータと、ネットワークデータに関連付けられた経路属性情報とを含んでいる。ネットワークデータは、交通経路における要素点ND(以降「ノード」とも呼ぶ。)を表すノードデータと、ノード間を結ぶ線分LK(以降「リンク」とも呼ぶ。)を表すリンクデータと、を含む。ノードNDは、例えば、交差点、分岐点、終点、始点、駅などの乗降位置などを表している。リンクLKは、例えば、車道や歩行者道等の道路、線路などの交通経路を表している。
経路属性情報は、ノードNDあるいはリンクLKに関連付けられており、ノードNDまたはリンクLKの属性を示す。経路属性情報は、図2に示すように、リンクLKの名称やノードNDの名称を含む経路名称データZ11を含む。経路名称データZ11としては、例えば、道路の名称、交差点の名称、駅の名称などがある。また、経路属性情報は、図2に示すように、経路名称データZ11に関連付けられた付随的な属性データZ12を含む。属性データZ12としては、例えば、以下のようなものがある。
・リンクLKが歩行車道である場合、人通りの多さに関する情報
・リンクLKが車道である場合、車通りの多さに関する情報
・ノードNDが交差点である場合、分岐状況を示す模式図の画像、周辺の撮影画像
・ノードNDが駅である場合、構内の案内板の画像、周辺の撮影画像、時刻表
なお、上記の経路属性情報はあくまで一例であり、種々の態様を採用することができる。また、1つのノードNDまたはリンクLKに関連付けられる経路属性情報は、1つであっても良いし、複数であっても良い。
なお、人通りの多さに関する情報や車通りの多さに関する情報は、サーバ10の制御部111が、サーバ10に接続されている複数の携帯端末20から送信される現在位置情報を集計することで取得することができる。また、制御部111は、現在位置情報の受信および集計を所定の間隔毎に実行し、実行の都度、歩行者経路データベース143の属性データZ12を更新することが好ましい。そうすれば、経路探索部113は、定期的に更新される人通りの多さに関する情報(経路属性情報の属性データZ12)を用いて、後述の経路探索処理により、安全性の高い経路を探索することができる。この結果、経路探索部113による探索結果の信頼性を向上させることができる。
なお、経路属性情報の経路名称データZ11は、特許請求の範囲における「道路を特定するための情報」に相当し、経路属性情報の属性データZ12は、特許請求の範囲における「道路毎の人通りの多さに関する情報」に相当し、歩行者経路データベース143は、特許請求の範囲における「道路情報記憶部」に相当する。
A−2−3.スポットデータベース:
スポットデータベース142には、地図画像データが表す地図画像に対応した領域に存在するスポット(場所)に関する情報が格納されている。スポットデータベース142は、特定したい場所の位置を表すスポット位置BPと、特定したい場所の範囲を表すクローズドポリゴンCPと、スポット位置BPに関連付けられたスポット属性情報と、を含んでいる。
スポット位置BPは、例えば、施設等の地物の場所や、日没時に暗がりが発生する場所(以降「暗がりの場所」とも呼ぶ。)等を表している。なお、本実施形態では、街灯および明かりのある施設(例えば通りに面した店舗等)の間隔が所定の距離以上である場所を「暗がりの場所」とする。また、地図画像データが駅構内を表す場合、スポット位置BPは、犯罪弱者専用車両(例えば女性専用車両)の停車場所、犯罪(例えば痴漢)の多い車両の停車場所を表してもよい。
クローズドポリゴンCPは、特定したい場所の占める領域を平面形状で表す閉じたポリゴンである。クローズドポリゴンCPは、ノードとリンクからなる環状のポリゴンである。クローズドポリゴンCPに基づき、特定したい場所の占める領域の面積を算出することもできる。
スポット属性情報は、スポット位置BPに関連付けられており、スポット位置BPの属性を示す。スポット属性情報は、図2に示すように、スポット(場所)の名称を含むスポット名称データZ21を含む。スポット名称データZ21としては、例えば、施設の名称、スポット(場所)の名称などがある。また、スポット属性情報は、図2に示すように、スポット名称データZ21に関連付けられた付随的な属性データZ22を含んでもよい。属性データZ22としては、例えば、施設の営業時間や、スポット(場所)の発生時間などがある。なお、上記のスポット属性情報はあくまで一例であり、種々の態様を採用することができる。また、スポット位置BPに関連付けられるスポット属性情報は、1つであっても良いし、複数であっても良い。
なお、スポット位置BPとクローズドポリゴンCPは、特許請求の範囲における「日没時に暗がりが発生する場所」および「駅構内における犯罪弱者専用車両の停車場所」に相当し、スポットデータベース142は、特許請求の範囲における「暗がり記憶部」および「車両情報記憶部」に相当する。
A−2−4.エリアデータベース:
エリアデータベース141には、地図画像データが表す地図画像に対応した領域を複数のエリア(領域)に分割した上で、各エリアについての安全性に関する情報が格納されている。エリアデータベース141は、エリア特定情報と、エリアに関連付けられたエリア属性情報Z3と、を含んでいる。
エリア特定情報は、地図画像データが表す地図画像に対応した領域上に設定された複数のエリア(所定領域)を特定するための情報である。本実施形態においてエリア特定情報は、地図画像領域をメッシュ状に分割した正方形の矩形領域MSとして設定される。
エリア属性情報Z3は、エリアの特徴を表す特徴情報である。本実施形態において、エリア属性情報Z3には、関連付けられているエリアにおける犯罪の多さや犯罪の種類、または、事故の多さや事故の種類等の「エリアの安全性に関する情報」を含む。また、エリア特定情報に関連付けられるエリア属性情報は、1つであっても良いし、複数であっても良い。
なお、エリア特定情報は、特許請求の範囲における「エリアを特定するための情報」に相当し、エリア属性情報Z3は、特許請求の範囲における「エリア毎の安全性に関する情報」に相当し、エリアデータベース141は、特許請求の範囲における「エリア情報記憶部」に相当する。
A−3.経路探索処理:
図3は、経路探索処理の手順を示すフローチャートである。経路探索処理は、サーバ10が、出発地から目的地までの安全性の高い経路を探索し、携帯端末20へ提示する処理である。経路探索処理は、サーバ10の要求取得部112が、携帯端末20から送信される経路探索処理の開始要求を取得したことをトリガとして開始される。
携帯端末20の主制御部241は、利用者から、出発地や目的地の情報を取得し、取得した情報をサーバ10へ送信する(ステップS102)。具体的には、主制御部241は、タッチパネル220の表示部に、起終点および経路探索条件を入力するための入力画面を表示させる。
図4は、入力画面の一例を示す説明図である。入力画面W1は、出発地入力欄CFと、目的地入力欄CTと、移動手段指定欄CWと、詳細条件指定欄COと、キャンセルボタンB11と、案内ボタンB12とを含んでいる。出発地入力欄CFは、経路探索処理の起点となる起点情報(出発地)を指定するための入力欄である。なお、出発地入力欄CFには、現在位置取得部210によって取得された携帯端末20の現在位置がデフォルト値として挿入されていてもよい。目的地入力欄CTは、経路探索処理の終点となる終点情報(目的地)を指定するための入力欄である。移動手段指定欄CWは、出発地から目的地までの移動手段を選択するための入力欄である。詳細条件指定欄COは、利用者が希望する経路の条件を選択するための入力欄である。
携帯端末20の利用者は、入力画面W1の上記各欄に条件を入力した後、案内ボタンB12を押下する。案内ボタンB12押下により、携帯端末20の主制御部241は、出発地入力欄CFと、目的地入力欄CTと、移動手段指定欄CWと、詳細条件指定欄COとの内容をサーバ10へ送信する。
なお、入力画面W1の詳細条件指定欄COにおいて「安全な道」が選択された場合、サーバ10は、ステップS104以降の処理(すなわち、出発地から目的地までの安全性の高い経路を探索して携帯端末20へ提示する処理)を行う。一方で、入力画面W1の詳細条件指定欄COにおいて「フラットな道」が選択された場合、サーバ10は、歩行者経路データベース143から傾斜の少ないリンクLKを優先した経路探索を行う。同様に、入力画面W1の詳細条件指定欄COにおいて「屋根のある道」が選択された場合、サーバ10は、スポットデータベース142において、屋根があるとされる場所(例えば、アーケードや地下街等)を優先した経路探索を行う。
図3のステップS104において、サーバ10の要求取得部112は、起点情報としての出発地入力欄CFの内容と、終点情報としての目的地入力欄CTの内容と、移動手段指定欄CWの内容と、詳細条件指定欄COの内容とを受信する。
サーバ10の経路探索部113は、出発地から目的地までの安全性の高い経路情報を生成する(ステップS106)。具体的には、まず、経路探索部113は、起点情報で表される出発地と終点情報で表される目的地とに基づいて、歩行者経路データベース143および電車経路データベース144を照合・検索し、複数の案内経路の候補を決定する。
図5は、経路探索部113により決定された複数の案内経路の候補の一例示す説明図である。経路探索部113は、図3のステップS106において、複数の案内経路の候補のそれぞれについて、以下の(a)〜(c)のようなリンクコストの調整を行う。なお(a)〜(c)は、一部を省略してもよい。
(a)経路探索部113は、エリアデータベース141において、エリア属性情報Z3に「犯罪が多い」旨が含まれているエリアを通過する経路のリンクコストを増加させる。なお、図3では、図2の説明に合わせて「ひったくり多発エリア→コスト高」、「猥褻犯罪多発エリア→コスト高」と表記しているが、コスト調整の対象とする犯罪の種類は限定してもよいし、限定しなくてもよい。また、犯罪に代えて、もしくは犯罪と共に事故の多さを考慮してもよい。図5の例では、猥褻犯罪多発エリアAを通過する経路1と、ひったくり多発エリアBを通過する経路2のリンクコストが増加される。
(b)経路探索部113は、スポットデータベース142において、スポット属性情報のスポット名称データZ21に「暗がり」である旨が含まれているスポットに関連付けられたクローズドポリゴンCPの領域内を通過する経路のリンクコストを増加させる。なお、この際、スポット名称データZ21に属性データZ22が関連付けられている場合、経路探索部113は、関連付けられた属性データZ22を考慮したうえでリンクコストを調整する。具体的には、属性データZ22にスポットの発生時間が格納されている場合、経路探索部113は、現在時刻がスポットの発生時間内であれば上記のリンクコストの調整を行い、現在時刻がスポットの発生時間外であれば上記のリンクコストの調整を省略する。図5の例では、暗がりCの領域内を通過する経路1のリンクコストが増加される。
なお、地図データベース145が駅構内を表す場合、上記(b)において経路探索部113は、以下のようなリンクコストの調整を行ってもよい。
・経路探索部113は、スポットデータベース142において、スポット属性情報のスポット名称データZ21に「犯罪の多い車両の停車場所」である旨が含まれているスポットに関連付けられたクローズドポリゴンCPの領域内を通過する経路のリンクコストを増加させる。
・経路探索部113は、スポットデータベース142において、スポット属性情報のスポット名称データZ21に「犯罪弱者専用車両の停車場所」である旨が含まれているスポットに関連付けられたクローズドポリゴンCPの領域内を通過する経路のリンクコストを減少させる。
このようにすれば、経路探索部113は、出発地から目的地までの間の経路で使用が予定される駅構内において、犯罪弱者専用車両の停車位置を案内することができるため、安全性の高い経路を探索することができる。
(c)経路探索部113は、歩行者経路データベース143において、経路属性情報の属性データZ12に「人通りが少ない」旨が含まれているリンクLKのリンクコストを増加させる。図5の例では、人通りが少ないリンクDを通過する経路3のリンクコストが増加される。さらに、(c)では、歩行者経路データベース143において、経路属性情報の属性データZ12に「人通りが多い」旨が含まれているリンクLKのリンクコストを減少させてもよい。この場合、図5の例では、人通りが多いリンクEを通過する経路4、経路5のリンクコストが減少される。
なお、上記(a)〜(c)におけるリンクコストの増加量および減少量は任意に定めることができる。例えば、エリアデータベース141のエリア属性情報Z3に過去の犯罪発生回数(または犯罪発生頻度)を格納させた上で、経路探索部113は(a)において、エリア属性情報Z3の犯罪発生回数に比例するように、当該エリアを通過する経路のリンクコストの増加量を調整してもよい。さらに、例えば、歩行者経路データベース143の経路属性情報の属性データZ12に現在の人通り数を格納させた上で、経路探索部113は(c)において、属性データZ12の人通り数に反比例するように、当該リンクを通過する経路のリンクコストの増加量を調整してもよい。このようにすれば、経路探索部113は、経路探索にあたって、よりきめ細かなリンクコスト調整を行うことができる。
経路探索部113は、上記(a)〜(c)で説明したリンクコスト調整後の複数の案内経路の候補から、総リンクコストが最も低い経路を選択する。そして、経路探索部113は、選択された経路についての経路情報を生成する。経路情報は、例えば、複数の地点の座標情報を、順番を特定可能な態様で記述した情報である。経路情報生成後、サーバ10の経路探索部113は、生成した経路情報を携帯端末20へ送信する(ステップS108)。
携帯端末20の案内部242は、サーバ10から送信された経路情報を受信する(ステップS110)。案内部242は、受信した経路情報に基づいて、案内画面を表示するために必要な地図画像データの範囲を決定し、範囲の指定と地図画像データの送信要求とをサーバ10へ送信する(ステップS112)。
地図画像データの送信要求を受信したサーバ10の制御部111は、携帯端末20へ送信する地図画像データを生成する(ステップS114)。具体的には、制御部111は、地図データベース145から指定された範囲の地図画像データを抽出し、抽出した地図画像データに対して、以下の(A)〜(C)のような加工を行う。なお(A)〜(C)は、一部を省略してもよい。
(A)制御部111は、エリアデータベース141に基づいて、地図画像データ中の犯罪(または事故)が多いエリアを強調表示する。
(B)制御部111は、スポットデータベース142に基づいて、地図画像データ中の照明のある施設(例えば、コンビニエンスストアや交番等)を強調表示する。地図画像データが駅構内を表す場合、制御部111は、犯罪弱者専用車両の停車場所を強調表示する。
(C)制御部111は、歩行者経路データベース143に基づいて、地図画像データ中の人通りが多いリンクを強調表示する。
そして、サーバ10の制御部111は、送信要求に対する応答として、ステップS114で生成した地図画像データを送信する(ステップS116)。
ステップS118において地図画像データを受信した携帯端末20の案内部242は、経路案内処理を行う(ステップS120)。具体的には、案内部242は、受信した地図画像データを用いて案内画面を生成し、タッチパネル220の表示部に表示させる。案内部242は、現在位置取得部210により取得される携帯端末20の現在位置の遷移に伴って、案内画面の内容を随時変化させる。案内部242は、案内画面生成のために異なる範囲の地図画像データが必要になった場合、必要な地図画像データの範囲を指定した地図画像データの送信要求をサーバ10へ送信する(すなわち、ステップS112へ戻って処理を継続する)。
図6は、案内画面の一例を示す説明図である。案内画面W2は、メイン画面MWと、情報画面SW1と、凡例画面SW2とを含んでいる。メイン画面MWは、経路案内のために用いられる画面である。メイン画面MWには、利用者の現在位置周辺の地図に対して、経路情報が太線で描画された「案内経路」が重畳表示されている。これにより、利用者は、これから進むべき経路と周辺の地図とを簡単に知ることができる。さらに、地図上には、照明のある施設(図中では、コンビニエンスストアと交番)と、人通りが多い道路とが強調表示されている。これにより、利用者は、現在位置周辺に存在する照明のある施設の場所と、人通りの多い道路の場所とを簡単に知ることができる。
情報画面SW1は、利用者の現在位置周辺の環境を文字により案内する画面である。情報画面SW1には、エリアデータベース141、スポットデータベース142、歩行者経路データベース143に格納されている情報に基づいて、利用者の現在位置周辺の環境についての説明を表示する。例えば、図6の例では、エリアデータベース141、スポットデータベース142、歩行者経路データベース143の利用者の現在位置に相当する部分には、何も情報が登録されていないため、情報画面SW1には「現在通行中の通りの人通りは[普通]です。」との表示がされている。
一方、例えば、エリアデータベース141において、利用者の現在位置が猥褻犯罪多発エリアに相当する場合、情報画面SW1には「現在通行中のエリアは猥褻犯罪多発エリアです。十分注意してください。」との表示がされてもよい。また、例えば、スポットデータベース142において、利用者の現在位置が暗がりに相当する場合、情報画面SW1には「現在通行中の場所は街灯が少ない暗がりです。十分注意してください。」との表示がされてもよい。さらに、例えば、歩行者経路データベース143において、利用者の現在位置が人通りの少ないリンク上に相当する場合、情報画面SW1には「現在通行中の通りの人通りは[少ない]です。十分注意してください。」との表示がされてもよい。なお、情報画面SW1の内容は、音声によって案内されてもよい。
凡例画面SW2は、メイン画面MWにおいて強調表示に用いられているシンボルの説明を表示する画面である。なお、図6における強調表示はあくまで一例であり、種々の態様を採用可能である。例えば、シンボルを用いずに、地図上の建物や道路の表示サイズや表示色を調整することによって強調表示を行ってもよい。
以上のように、第1実施形態の経路探索処理および経路案内処理によれば、携帯端末20の案内部242は、利用者に対して安全性の高い経路を案内すると共に、利用者の現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を利用者に対して提示することができる。
具体的には、サーバ10の経路探索部113は、出発地から目的地までの間に存在するエリア(領域)に対して予め対応付けられている安全性に関する情報(エリア属性情報Z3の犯罪・事故の多さや犯罪・事故の種類)を用いて経路探索を行うことによって、安全性の高い経路を探索することができる。同様に、サーバ10の経路探索部113は、暗がりが発生する場所(スポット)を通過する経路のリンクコストを増加させる、換言すれば、暗がりが発生する場所を避ける経路を優先して探索することによって、安全性の高い経路を探索することができる。同様に、サーバ10の経路探索部113は、出発地から目的地までの間に存在する道路(リンク)に対して予め対応付けられている人通りの多さに関する情報(経路属性情報の属性データZ12)を用いて経路探索を行うことによって、安全性の高い経路を探索することができる。
さらに、案内部242は、現在位置が存在するエリア(領域)に対して予め対応付けられている安全性に関する情報(エリア属性情報Z3の犯罪・事故の多さや犯罪・事故の種類)を用いて、現在位置が安全性の低い場所である旨を利用者に提示することができる。同様に、案内部242は、暗がりが発生する場所(スポット)に入った場合に、現在位置が安全性の低い場所である旨を利用者に提示することができる。同様に、案内部242は、現在位置が存在する道路(リンク)に対して予め対応付けられている人通りの多さに関する情報(経路属性情報の属性データZ12)を用いて、現在位置が安全性の低い場所である旨を利用者に提示することができる。
これらの結果、第1実施形態によれば、安全性の高い経路を案内可能であると共に、安全性の低い場所についての注意喚起が可能な経路案内システム(サーバ10および携帯端末20)を提供することができる。
A−4.迂回経路探索処理:
図7は、迂回経路探索処理の手順を示すフローチャートである。迂回経路探索処理は、携帯端末20の利用者の現在位置が安全性の低い場所である場合に、サーバ10が当該安全性の低い場所を迂回する経路を探索し、携帯端末20へ提示する処理である。迂回経路探索処理は、経路探索処理(図3)の経路案内処理(ステップS120)と並行して実行される。
携帯端末20の主制御部241は、現在位置取得部210により取得される現在位置情報を定期的にサーバ10へ送信する(ステップS202)。
現在位置情報を取得したサーバ10の経路探索部113は、現在位置情報に基づき、利用者の案内経路上における現在の人通りを確認する(ステップS204)。具体的には、経路探索部113は、制御部111に対して経路上の人通りを取得するための要求を送信する。制御部111は、サーバ10に接続されている複数の形態端末20から、現在位置情報を受信し、現在位置情報が利用者の案内経路と一致(または近接)する携帯端末20の数を集計することで、利用者の案内経路上における人通りをリアルタイムに取得することができる。経路探索部113は、制御部111から取得した「案内経路上における人通り」が少ないか否かを判定する(ステップS206)。具体的には、例えば、取得した人通りの数が所定の閾値よりも小さい場合、経路探索部は人通りが少ないと判定することができる。
経路探索部113が「人通りが少ない」と判定しなかった場合(ステップS206:NO)、経路探索部113は処理を終了させる。一方、経路探索部113が「人通りが少ない」と判定した場合(ステップS206:YES)、経路探索部113は、利用者の現在位置から目的地までの安全性の高い経路情報を再生成し、携帯端末20へ送信する(ステップS208)。なお、目的地とは、図3のステップS104において取得した目的地を意味する。ステップS208において経路探索部113が経路情報を生成する方法は、図3のステップS106と同様である。ただし、経路情報の再生成にあたって、経路探索部113は、人通りの多さに関しては、経路属性情報の属性データZ12に代えてステップS204で取得した人通りの数を用いることが好ましい。
新たな経路情報を受信した携帯端末20の案内部242は、受信した経路情報に基づいて、案内を開始する(ステップS210)。詳細は、図3のステップS110〜S120と同様である。
以上のように、第1実施形態の迂回経路探索処理によれば、経路案内の途中に携帯端末20の利用者が案内経路から逸れる等の事情により、人通りの少ない場所(すなわち、安全性の低い場所)に差し掛かった場合でも、再び安全性の高い経路を案内することができる。また、迂回経路探索処理では、リアルタイムに求められた人通りの多さに基づいて、現在位置の安全性を判断するため、経路案内システムの安全性・信頼性をより向上させることができる。
B.第2実施形態:
本発明の第2実施形態では、第1実施形態の評価システムにおいて、さらに、利用者に対して、ある地点から別の地点までの経路の安全度を提示可能とした構成について説明する。以下では、第1実施形態と異なる構成および動作を有する部分についてのみ説明する。なお、図中において第1実施形態と同様の構成部分については先に説明した第1実施形態と同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
B−1.システムの概略構成:
第2実施形態の経路案内システムの構成は、図1に示した第1実施形態とほぼ同様である。ただし、第2実施形態では、サーバ10の経路探索部113が、安全度処理部としても機能する。また、第2実施形態では、携帯端末20の案内部242が、安全度案内部としても機能する。サーバ10の安全度処理部(経路探索部113)と、携帯端末20の安全度案内部(案内部242)とは、協働して安全度提示処理を実行する。詳細は後述する。
B−2.データベースの内容:
第2実施形態におけるサーバ10のハードディスク140に格納されているデータベースの内容は、図2に示した第1実施形態と同様である。
B−3.経路探索処理:
第2実施形態における経路探索処理の手順は、図3に示した第1実施形態と同様である。
B−4.迂回経路探索処理:
第2実施形態における迂回経路探索処理の手順は、図7に示した第1実施形態と同様である。
B−5.安全度提示処理:
図8は、第2実施形態における安全度提示処理の手順を示すフローチャートである。安全度提示処理は、現在位置から設定位置までの経路の安全度を時系列で算出し、携帯端末20へ提示する処理である。安全度提示処理は、任意のタイミングで開始される。例えば、安全度提示処理は、携帯端末20に予め設定された時間が到来したことをトリガとして開始される。
携帯端末20の主制御部241は、現在位置取得部210によって取得された携帯端末20の現在位置と、外部記憶装置230内に予め記憶されている自宅の位置とを、サーバ10へ送信する(ステップS302)。
サーバ10の経路探索部113は、受信した現在位置から自宅の位置までの経路の安全度を、時系列で算出する(ステップS304)。具体的には、経路探索部113は、図3の「出発地」を現在位置、「目的地」を自宅の位置と置き換えた上で、ステップS106と同様の処理を行い、現在位置から自宅の位置までの総リンクコストが最も低い経路を選択する(選択された経路を、以降「選択経路」とも呼ぶ。)。そして、経路探索部113は、選択経路がエリアデータベース141に基づく犯罪・事故が多いエリアを通過するか否か、選択経路がスポットデータベース142に基づく暗がりを通過するか否か、歩行者経路データベース143に基づく選択経路上の人通りの多さ、のそれぞれを用いて選択経路の安全度を算出する。なお、経路探索部113は、選択経路の安全度の算出を、現在時刻以降、所定の時間間隔を空けて連続的に実行する。
経路探索部113は、ステップS304で算出した選択経路の安全度から、帰宅安全度グラフを生成する(ステップS306)。帰宅安全度グラフは、時間経過と安全度との関係を表すグラフである。帰宅安全度グラフは、例えば、横軸に時間を、縦軸に安全度をプロットして生成することができる。経路探索部113は、ステップS306で生成した帰宅安全度グラフを、安全度情報として携帯端末20へ送信する(ステップS308)。
安全度情報を受信した携帯端末20の案内部242は、安全度情報を通知する(ステップS310)。具体的には、案内部242は、受信した安全度情報に含まれる帰宅安全度グラフを、タッチパネル220の表示部に表示させる。また、案内部242は、帰宅安全度グラフの表示に代えて、音声やメールによる通知をしてもよい。さらに、案内部242は、携帯端末20を振動させることによって、携帯端末20の利用者へ向けて注意を喚起してもよい。
その後、携帯端末20の主制御部241は、所定の時間待機後、処理をステップS302へ遷移させる(ステップS312)。これにより、携帯端末20の利用者が移動した場合、すなわち、現在位置が変動した場合であっても、経路案内システム1000は、変動後の現在位置からの帰宅安全度グラフを提示することができる。なお、ステップS312は省略可能である。ステップS312を省略した場合、ステップS310終了に伴い、安全度提示処理は終了する。
なお、自宅の位置は、特許請求の範囲における「設定位置」に相当する。上記の説明では、設定位置を自宅の位置であるものとして、経路探索部113は、現在位置から自宅の位置までの経路の安全度(帰宅安全度)を算出することとした。しかし、設定位置は、自宅の位置に限らず、携帯端末20の利用者の任意の位置を設定することができる。例えば、設定位置として、勤務先の位置や、宿泊先の位置等を設定してもよい。
なお、ステップS304では、図3のステップS106と同様の処理を行い、現在位置から自宅の位置までの総リンクコストが最も低い経路についての安全度の算出を行うこととした。しかし、経路探索部113は、他の方法を用いて現在位置から自宅の位置までの経路の安全度を算出してもよい。例えば、まず、経路探索部113は、現在位置と自宅の位置とに基づいて歩行者経路データベース143および電車経路データベース144を照合・検索して決定された複数の案内経路の候補のそれぞれについて安全度の算出を行う。そして、経路探索部113は、複数の案内経路の候補についてそれぞれ求めた安全度の平均を、最終的な安全度としてもよい。
以上のように、第2実施形態の安全度提示処理によれば、案内部242(安全度案内部)は、利用者の現在位置から予め定められた自宅の位置(設定位置)までの経路の安全度を利用者に対して提示することができる。さらに、第2実施形態の安全度提示処理によれば、経路探索部113(安全度処理部)は、時間経過と安全度との関係を表す帰宅安全度グラフを生成し、案内部242(安全度案内部)は、帰宅安全度グラフを携帯端末20の利用者に対して提示する。このため、利用者は、時間経過に伴う安全度の変化を視覚的に捉えることができる。
また、安全度提示処理は、携帯端末20に予め設定された時間が到来したことをトリガとして開始される。このため、例えば、携帯端末20の利用者は、勤務終了時刻を処理開始時刻として設定しておくことで、現在位置(すなわち会社)から自宅までの帰宅安全度グラフを、毎日、自動的に閲覧することができる。この結果、携帯端末20の利用者における利便性を向上させることができる。
C.変形例:
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。その他、以下のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施例では、経路案内システムの構成の一例を示した。しかし、経路案内システムの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、携帯端末が備えるとした機能をサーバが備えても良く、サーバが備えるとした機能を携帯端末が備えてもよい。
・変形例2:
上記実施形態では、クライアント装置として携帯端末を例示した。しかし、上記実施形態におけるクライアント装置およびその構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、クライアント装置として形態端末以外のデバイスを採用したり、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。
例えば、クライアント装置としては、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機、等の情報処理機器を採用してもよい。また、テレビ、デジタルカメラ、プリンタ、ネットワークディスプレイ、スキャナ等の画像入出力機器を採用してもよい。これらの装置がGPSや基地局の場所により現在位置を取得することができる場合は、上記実施形態と同様に処理可能である。
・変形例3:
上記実施形態では、サーバの構成を示した。しかし、上記実施形態におけるサーバの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。
例えば、エリアデータベース、スポットデータベース、歩行者経路データベース、電車経路データベースを格納し、経路探索を行う処理サーバと、地図データベースを格納する地図サーバとを異なるサーバとすることができる。
・変形例4:
上記実施形態では、エリアデータベース、スポットデータベース、歩行者経路データベース、電車経路データベース、地図データベースの構成を説明した。しかし、上記各データベースの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、データベースに含まれると説明したデータの一部を省略したり、異なるデータを付加したり、変更したりする変形が可能である。また、1つのデータベースを複数のデータベースに分割してもよく、複数のデータベースを1つに統合してもよい。
例えば、上記の各データベースに加えて、さらに、車が通行可能な経路(車道)に関する車経路データベースを備えてもよい。車経路データベースを備える場合、車と歩行者が両方とも通行可能な経路についての経路データは、車経路データベースおよび歩行者経路データベースに重複して記録される。高速道路など歩行者が通行できず、車は通行できる経路についての経路データは、歩行者経路データベースには記録されず、車経路データベースには記録される。同様に、細い道、歩道橋、地下街の道など、車は通行できず、歩行者は通行できる経路についての経路データは、車経路データベースには記録されず、歩行者経路データベースには記録される。
例えば、エリアデータベースのエリア属性情報Z3には、エリアの安全性に関する情報が含まれるものとした。しかし、エリア属性情報Z3は、種々の態様を採用することができる。例えば、エリア属性情報Z3には、関連付けられているエリアにおける特定種類の施設の密集の程度を表す情報、特定種類の施設の存在の有無、設定領域の客観的な評価、口コミによる評価を含んでもよい。
・変形例5:
上記実施形態では、経路探索処理(図3)について、処理の手順の一例を挙げて説明した。しかし、上記手順はあくまで一例であり種々の変更が可能である。一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
例えば、経路探索部は、出発地と目的地に加えて、経由地の指定を受け付けても良い。
・変形例6:
上記実施形態では、迂回経路探索処理(図7)について、処理の手順の一例を挙げて説明した。しかし、上記手順はあくまで一例であり種々の変更が可能である。一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
例えば、迂回経路探索処理では、安全性の低い場所の例として、歩行者経路データベースの経路属性情報の属性データに格納された「人通り」を用いることとした。しかし、これはあくまで一例であり、種々の変形が可能である。例えば、安全性の低い場所の例として、スポットデータベースのスポット属性情報に格納された「暗がり」を用いてもよい。また、安全性の低い場所の例として、エリアデータベースのエリア属性情報の「犯罪・事故の多さ」を用いてもよい。
・変形例7:
上記実施形態では、安全度提示処理(図8)について、処理の手順の一例を挙げて説明した。しかし、上記手順はあくまで一例であり種々の変更が可能である。一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
例えば、安全度提示処理は、携帯端末に予め設定された時間が到来したことをトリガとして開始されることとした。しかし、これはあくまで一例であり、種々の変形が可能である。例えば、安全度提示処理は、携帯端末の利用者による開始操作があったことをトリガとして開始されてもよい。こうすれば、利用者の要求に応じて帰宅安全度グラフを提示することができる。また、安全度提示処理は、携帯端末の現在位置が予め定められた規則に沿って変化したことをトリガとして開始されてもよい。こうすれば、例えば、携帯端末の利用者が帰路についたことを自動的に検知して、帰宅安全度グラフを提示することができる。
・変形例8:
上記実施形態では、携帯端末に表示される入力画面と、案内画面の一例を挙げて説明した。しかし、上記実施例の画面はあくまで一例であり、種々の変更が可能である。一部の表示項目を省略してもよいし、更なる他の表示項目を追加してもよい。
例えば、入力画面のうち、出発地入力欄と、目的地入力欄とはテキストボックスであるものとした。しかし、利用者に対する各種の入力支援を行ってもよい。例えば、郵便番号から住所を検索する機能を付加してもよいし、地図から住所を指定可能な機能を付加してもよい。
・本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
110…CPU、111…制御部、112…要求取得部、113…経路探索部、140…ハードディスク、141…エリアデータベース、142…スポットデータベース、143…歩行者経路データベース、144…電車経路データベース、145…地図データベース、150…通信部、206…無線通信回路、210…現在位置取得部、220…タッチパネル、230…外部記憶装置、240…CPU、241…主制御部、242…案内部、250…通話制御部、260…無線通信回路、270…音声出力部、1000…経路案内システム、W1…入力画面、W2…案内画面、Z3…エリア属性情報、ND…ノード、CF…出発地入力欄、LK…リンク、CO…詳細条件指定欄、CP…クローズドポリゴン、BP…スポット位置、MS…矩形領域、BS…基地局、CT…目的地入力欄、CW…移動手段指定欄、MW…メイン画面、B11…キャンセルボタン、Z11…経路名称データ、B12…案内ボタン、Z21…スポット名称データ、Z12…属性データ、Z22…属性データ、SW1…情報画面、SW2…凡例画面

Claims (14)

  1. 経路案内システムであって、
    利用者の現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得部と、
    出発地と、目的地とを取得する起終点取得部と、
    前記出発地から前記目的地までの安全性の高い経路を探索する経路探索部と、
    前記利用者に対して前記経路を案内すると共に、前記現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を前記利用者に対して提示する案内部と、
    を備える、経路案内システム。
  2. 請求項1記載の経路案内システムであって、さらに、
    複数のエリアについて、各前記エリアを特定するための情報と、前記各エリアの安全性に関する情報と、を対応付けて記憶するエリア情報記憶部を備え、
    前記経路探索部は、
    前記出発地から前記目的地までの間に存在する前記エリアに対応付けられている前記安全性に関する情報を用いて、前記安全性の高い経路を探索する、経路案内システム。
  3. 請求項2記載の経路案内システムであって、
    前記案内部は、
    前記現在位置が存在する前記エリアに対応付けられている前記安全性に関する情報を用いて、前記現在位置が安全性の低い場所であるか否かを判定する、経路案内システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の経路案内システムであって、さらに、
    日没時に暗がりが発生する場所を記憶する暗がり記憶部を備え、
    前記経路探索部は、
    日没後は、前記暗がりが発生する場所を避ける経路を優先して探索することによって、前記安全性の高い経路を探索する、経路案内システム。
  5. 請求項4記載の経路案内システムであって、
    前記案内部は、
    前記現在位置が前記暗がりが発生する場所に入った場合に、前記現在位置が安全性の低い場所であると判定する、経路案内システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項記載の経路案内システムであって、さらに、
    複数の道路について、前記道路を特定するための情報と、前記道路毎の人通りの多さに関する情報と、を対応付けて記憶する道路情報記憶部を備え、
    前記経路探索部は、
    前記出発地から前記目的地までの間に存在する前記道路に対応付けられている前記人通りの多さに関する情報を用いて、前記安全性の高い経路を探索する、経路案内システム。
  7. 請求項6記載の経路案内システムであって、
    前記案内部は、
    前記現在位置が存在する前記道路に対応付けられている前記人通りの多さに関する情報を用いて、前記現在位置が安全性の低い場所であるか否かを判定する、経路案内システム。
  8. 請求項6または7記載の経路案内システムであって、さらに、
    前記経路案内システムを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、所定の間隔毎に、前記現在位置取得部に複数の前記利用者の前記現在位置情報を取得させ、取得した複数の前記現在位置情報を用いて、前記道路情報記憶部を更新する、経路案内システム。
  9. 請求項1から8のいずれか一項記載の経路案内システムであって、さらに、
    駅構内における犯罪弱者専用車両の停車場所を記憶する車両情報記憶部を備え、
    前記経路探索部は、
    前記出発地から前記目的地までの間の経路で使用が予定される前記駅構内における前記犯罪弱者専用車両の停車場所を用いて、前記安全性の高い経路を探索する、経路案内システム。
  10. 請求項1から9のいずれか一項記載の経路案内システムであって、さらに、
    前記現在位置から予め設定された設定位置までの経路の安全度を、現在時刻から時系列で算出する安全度処理部と、
    前記経路の安全度を前記利用者に対して提示する安全度案内部と、
    を備える、経路案内システム。
  11. 請求項10記載の経路案内システムであって、
    前記安全度処理部は、
    前記現在位置から前記設定位置までの間に存在するエリアにおける犯罪遭遇件数と、前記エリアにおける事故遭遇件数と、のうちの少なくとも一方を用いて、前記経路の安全度を算出する、経路案内システム。
  12. 請求項10または11記載の経路案内システムであって、
    前記安全度案内部は、
    現在時刻から時系列で算出された前記経路の安全度を用いて、時間経過と安全度との関係を表すグラフを生成し、生成した前記グラフを前記利用者に対して提示する、経路案内システム。
  13. 経路案内方法であって、
    (a)利用者の現在位置を表す現在位置情報を取得する工程と、
    (b)出発地と、目的地とを取得する工程と、
    (c)前記出発地から前記目的地までの安全性の高い経路を探索する工程と、
    (d)前記利用者に対して前記経路を案内すると共に、前記現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を前記利用者に対して提示する工程と、
    を備える、経路案内方法。
  14. 経路案内を行うためのコンピュータプログラムであって、
    利用者の現在位置を表す現在位置情報を取得する機能と、
    出発地と、目的地とを取得する機能と、
    前記出発地から前記目的地までの安全性の高い経路を探索する機能と、
    前記利用者に対して前記経路を案内すると共に、前記現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を前記利用者に対して提示する機能と、
    を備える、コンピュータプログラム。
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