JP2020094959A - 経路探索装置、経路探索方法、及び経路探索プログラム - Google Patents

経路探索装置、経路探索方法、及び経路探索プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】リアルタイムに変化する状況に対応可能な経路探索装置、経路探索方法、及び経路探索プログラムを提供する【解決手段】サーバ装置10は、道路画像、及び道路画像が撮像された画像取得位置を含む道路画像情報を受信する画像受信部132と、道路画像を解析して、車両の通行に関する道路特徴要素を検出する道路特徴検出部133と、道路特徴要素に基づいて、画像取得位置の道路状況を判定する道路状況判定部134と、出発地から目的地までの経路探索を要求する探索要求を受信した際に、出発地から目的地までの経路を前記道路状況に基づいて探索する経路探索部136と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、移動経路を探索して案内する経路探索装置、経路探索方法、及び経路探索プログラムに関する。
従来、出発地から目的地までの移動経路を探索する経路探索装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の経路探索装置(経路情報提示システム)では、出発地から目的地までの経路を探索する際、道路DBや、危険個所DB等に登録された交通情報や、VICS(登録商標)局やFM局から受信した交通情報に基づいて、渋滞や危険個所を迂回する迂回路を生成して運転手に提示する。
特開2015−227785号公報
しかしながら、特許文献1では、過去に交通事故が発生した地点や工事中で道幅が狭くなっている地点を危険個所DBに蓄積する。一般に、道路情報や危険個所などをデータベースに記録する場合、道路管理センター等の機関が配信する交通情報を蓄積するが、交通情報の種類によっては、配信までに時間がかかる。例えば、道路上の危険物を発見した発見者が警察等の所定の機関に通報し、警察等の機関が通報内容を現場で確認し、確認された内容が管理センターに伝達されて交通情報が送信される。このため、道路上の危険物が発見されてから危険個所DBに登録されるまでに時間がかかり、その間、経路探索処理において、その道路を通る経路は通常通り探索されてしまう。また、危険物等によって道路が通行できない場合、ユーザは、迂回路を探索することが多い。しかし、上記のように危険個所DBが更新されていない場合、通行できない道路を通る経路が再び探索される可能性がある。
また、VICS等の交通情報は、リアルタイムに渋滞状況を監視することができるが、道路が国道や有料道路などの特定の道路に限られ、一般道路の交通状況を把握することはできない。
さらに、突発的なイベント等によって、車両の通行が困難となる場合もある。例えば、祭り等のイベントや要人通行によって、一部の道路の交通が規制される場合がある。この場合、規制対象の道路に関して、予めデータベースに登録することで、ユーザが規制対象の道路を通行しない経路を探索することは可能である。しかしながら、一部の道路が規制されることで生じる他の道路の交通量の変化は即座に把握することができない。
上記のような一般道路の交通状況や、突発的なイベントによる交通状況は、複数の車両から送信される走行情報を蓄積することで、道路が混雑しているか否かを予測することも可能である。しかしながら、この場合、一定数のデータ量を蓄積する必要があり、リアルタイムに変化する交通状況に即座に対応することが困難である。
本発明は、上記のような課題に鑑みて、リアルタイムに変化する状況に対応可能な経路探索装置、経路探索方法、及び経路探索プログラムを提供することを目的とする。
本発明の経路探索装置は、道路画像、及び前記道路画像が撮像された画像取得位置を含む道路画像情報を受信する画像受信部と、前記道路画像を解析して、車両の通行に関する道路特徴要素を検出する道路特徴検出部と、前記道路特徴要素に基づいて、前記画像取得位置の道路状況を判定する道路状況判定部と、出発地から目的地までの経路探索を要求する探索要求を受信した際に、前記出発地から前記目的地までの経路を前記道路状況に基づいて探索する経路探索部と、を備える。
本発明では、画像受信部により受信した道路画像情報に含まれる道路画像を解析して、道路特徴要素を検出し、その道路特徴要素に基づいて道路画像が撮像された道路の道路状況を判定する。なお、道路特徴要素は、画像内に含まれる交通標識、車両、人の他、落下物等の走行時に危険が伴う危険物である。この場合、道路画像を解析することで、画像が取得された時点での画像取得位置における道路状況を判定することができる。つまり、データベースに複数の車両の走行履歴が蓄積されていなくても、1枚の画像から、道路における道路状況を判定することが可能となり、リアルタイムに変化する道路状況に柔軟に対応することができる。
本実施形態のナビゲーションシステムの概略構成を示す模式図。 本実施形態のサーバ装置の概略構成を示すブロック図。 本実施形態のユーザ端末及びドライブレコーダーの概略構成を示すブロック図。 本実施形態の経路探索方法における道路状況判定処理を示すフローチャート。 本実施形態における地図表示画面の一例を示す図。 本実施形態の経路探索方法における探索処理を示すフローチャート。 本実施形態の経路探索方法における車両登録処理を示すフローチャート。
以下、本発明に係る一実施形態について説明する。
[ナビゲーションシステムの構成]
図1は、本発明の経路探索装置であるサーバ装置10を含む、ナビゲーションシステム1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態のナビゲーションシステム1は、サーバ装置10と、インターネットを介してサーバ装置10に通信可能となる複数のユーザ端末20と、インターネットを介してサーバ装置10に通信可能となる複数のドライブレコーダー30と、を備える。
そして、本実施形態のナビゲーションシステム1では、ドライブレコーダー30により車両の周囲(主に前方)の道路や道路の周辺の画像(道路画像)が撮像されると、撮像された道路画像と、道路画像が撮像された画像取得位置と、道路画像が撮像された日時(画像取得日時)とを含む道路画像情報が、ドライブレコーダー30からサーバ装置10に送信される。この道路画像情報は、複数のユーザが所有するドライブレコーダー30からサーバ装置10に送信される。サーバ装置10は、これらの道路画像情報を解析し、道路画像に含まれる道路特徴要素を検出して、道路特徴要素に基づいて画像取得位置における道路状況を判定する。そして、ユーザ端末20からサーバ装置10に対して、経路を探索する旨の探索要求が送信されると、サーバ装置10は、探索要求に含まれる出発地や目的地などの地点情報に基づいて、経路探索を実施する。この際、サーバ装置10は、道路画像の解析によって判定された道路状況に基づいた経路探索を実施する。つまり、サーバ装置10は、リアルタイムで複数のドライブレコーダー30から送信される道路画像情報に基づいた経路探索を実施する。
以下、このようなナビゲーションシステム1の各構成について、より具体的に説明する。
[サーバ装置10の構成]
図2は、サーバ装置10の概略構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピュータにより構成された経路探索装置であり、ハードウェア構成として、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、等を含んで構成されている。
通信部11は、インターネットに接続されており、インターネットを介してユーザ端末20や、ドライブレコーダー30等の外部装置と通信する。
記憶部12は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成された情報記録装置であり、サーバ装置10の全体動作を制御するためのOS(Operating System)や、経路探索プログラムを含む各種プログラム、各種データが記憶される。
記憶部12には、地図データベース(地図DB121)、道路データベース(道路DB122)、地点データベース(地点DB123)、ユーザデータベース(ユーザDB124)、車両データベース(車両DB125)等のデータベースが設けられている。
なお、ここでは、サーバ装置10の記憶部12に、地図DB121、道路DB122、地点DB123、ユーザDB124、及び、車両DB125が設けられる例を示すが、サーバ装置10とネットワークを介して通信可能に接続された他のデータサーバに、これらのデータベースが設けられる構成としてもよい。
(地図DB121に記録される地図情報)
地図DB121には、地図情報が記録されている。この地図情報は、例えば緯度経度により分割された複数の地域に対応した複数の地図メッシュを有し、これらの地図メッシュがグリッド状に配置された構造を有する。各地図メッシュは、例えば緯度経度等に対応した位置座標を有し、それぞれ地図メッシュを識別するためのメッシュIDが関連付けられている。また、各地図メッシュには、道路を示すリンク、及び、交差点や道路端点(行止まり)等を示すノードが含まれる。各リンクや各ノードは、それぞれを識別するリンクIDやノードIDが関連付けられている。
(道路DB122に記録される道路詳細情報)
道路DB122には、各リンクや各ノードに対応した道路詳細情報が記録されている。
道路詳細情報は、例えば、道路ID、道路評価情報、道路規制情報、及び現状情報などが含まれる。
道路IDは、リンクやノードを特定するための情報であり、上述したリンクIDやノードIDが記録される。
道路評価情報は、リンクの両端部のノード間(交差点間)の距離や、所定速度で通行した場合の所要時間、走行に係る料金等が記録されている。
道路規制情報は、道路を通行可能な車両に関する情報や、道路を通行する際のルール等が記録される。例えば、道路規制情報として、通行可能な車両の車高や車幅や車重等を示した車両規制情報、一方通行や右折禁止等の走行時のルールに関する走行規制情報、踏切注意や横風注意等の注意喚起情報等が含まれる。なお、本実施形態において、道路規制情報に記録される各情報は、本発明の道路状況に含まれる。
現状情報は、道路の現在の道路状況を示す情報である。この現状情報には、例えば渋滞状況や、人混状況、危険因子に基づく道路状況、等の情報が記録される。
渋滞状況は、車両の渋滞に関する情報であり、例えば、渋滞、混雑、平常等のように、渋滞の度合いを複数のレベルで区分して記録される。
人混状況は、道路上の人の混雑度による車両の通行のしやすさを示す情報であり、例えば、通行不可、通行困難、通行注意、通行可等のように、人混の度合いを複数のレベルに区分して記録される。なお、「軽自動車:通行注意、普通車:通行困難、大型車:通行不可」等のように、車両タイプや、車両サイズ毎に異なる情報が記録されていてもよい。
危険因子に基づく道路状況は、例えば落石等の災害、道路陥没、落下物、事故車、工事等によって、道路上に危険物が存在する際の車両の通行のしやすさを示す情報であり、例えば、通行不可、通行困難、通行注意等の情報が記録される。なお、「軽自動車:通行注意、普通車:通行注意、大型車:通行不可」等のように、車両のタイプや、車両サイズ毎に異なる情報が記録されていてもよい。
(地点DB123に記録される地点情報)
地点DB123は、地図上の各地点や施設に関する地点情報が記録されている。地点情報には、例えば、施設や住所等に対する、地図上の経緯度が記録されている。なお、本実施形態では、地点DB123と地図DB121とを別のデータベースとしているが、地図DB121に記録される地図情報に、地点情報が含まれていてもよい。
(ユーザDB124に記録されるユーザ情報)
ユーザDB124は、ナビゲーションシステム1を利用するユーザに関するユーザ情報が記録されている。ユーザ情報は、ユーザを識別するユーザID、及びユーザ車両情報等を記録する。
ユーザ車両情報は、ユーザが経路探索を実施する際の走行車両に関する情報である。この車両情報には、ユーザが所有する車両の車幅、車高、車重、最低地上高等の車両の大きさに関する情報が記録されている。
なお、ユーザ情報として、その他、ユーザの自宅や職場、ユーザが指定した地点が記録される拠点情報や、ユーザの運転歴、ユーザの車両走行時の嗜好性(例えば時間優先、距離優先、料金優先等)が記録されていてもよい。
(車両DB125に記録される車両情報)
車両DB125は、複数の車両情報が記録されている。車両情報は、例えば、車両特定情報、車両画像、車両サイズ等が記録されている。
車両特定情報は、車両の名称や型番(年式)等の車両を特定するための情報が記録されている。
車両画像は、複数角度から撮像された車両の画像が記録されている。車両の形状特徴等が記録されていてもよい。
車両サイズは、車両の大きさは重量に関する情報であり、車幅、車高、車重、及び最低地上高等を含む。
[制御部13の構成]
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路により構成される。制御部13は、記憶部12等に記憶されているプログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
そして、制御部13は、記憶部12に記憶された情報処理プログラムを読み取り実行することで、図2に示すように、登録部131、画像受信部132、道路特徴検出部133、道路状況判定部134、交通情報受信部135、経路探索部136、及び案内送信部137として機能する。
登録部131は、ユーザ情報を登録する。また、登録部131は、車両情報取得部として機能し、ユーザ端末20から車両画像を受信すると、受信した車両画像を解析して、車両DB125からユーザの車両を特定し、ユーザ車両情報として登録する。
画像受信部132は、各ユーザの車両に搭載されたドライブレコーダー30から送信される道路画像情報を取得する。
道路特徴検出部133は、道路画像情報に含まれる道路画像を解析して、道路特徴要素を検出する。道路特徴検出部133による画像解析は、エッジ検出等の技術により画像内に含まれるオブジェクトを検出するとともに、AIを用いた画像認識技術を利用して、各オブジェクトから、道路特徴要素に対応するオブジェクトを検出する。
道路状況判定部134は、検出した道路特徴要素に基づいて、道路状況を判定して道路詳細情報を更新する。なお、上述したように、ここで述べる道路状況は、道路における車両の渋滞状況、人混状況、道路上の落下物等の危険因子の有無等の道路の通行に係る状況に加え、道路の車高制限等の走行可能な車両の条件も含まれるものである。
交通情報受信部135は、FM局等の道路情報配信機関が配信する交通情報や、インターネット上で配信される交通情報を受信し、道路詳細情報を更新する。つまり、本実施形態では、ドライブレコーダー30から送信される道路画像情報に基づいた道路詳細情報の更新のみならず、VICS等の交通情報を用いた道路詳細情報の更新をも行う。これにより、より広いエリアの道路の現状の交通状況を把握することが可能となる。
経路探索部136は、ユーザ端末20から送信された探索要求に対応した経路探索処理を実施する。この際、経路探索部136は、ユーザ情報のユーザ車両情報と、道路状況判定部134及び交通情報受信部135により更新される道路詳細情報と、を用い、ユーザが所有する車両で通行可能な道路を通る経路を探索する。
案内送信部137は、探索された経路や地図をユーザ端末20に送信する。
[ユーザ端末20の構成]
次に、ユーザ端末20の構成について説明する。
図3は、ユーザ端末20及びドライブレコーダー30の概略構成を示すブロック図である。
ユーザ端末20は、ユーザが保有するコンピュータであり、例えばスマートフォンやタブレット端末、カーナビゲーション装置等により構成される。ユーザ端末20は、各種情報を表示させる表示部21、各種情報を入力操作するための入力操作部22、撮像対象を撮像する端末カメラ23、ユーザ端末20の位置を検出する位置検出部24、インターネットを介してサーバ装置10等を通信する端末通信部25、各種情報を記憶する端末記憶部26、及びユーザ端末20を制御する端末制御部27等を含んで構成される。
端末記憶部26は、ナビゲーションシステム1を用いた経路探索処理を実施するための端末側プログラムが記録されている。また、ユーザが所有する車両情報等を含むユーザ情報や、端末カメラ23により撮像された車両画像が記録されていてもよい。
端末制御部27は、端末記憶部26に記憶された端末側プログラムを読み込み実行することで、探索要求部271、経路表示部272、車両画像送信部273等として機能する。
探索要求部271は、ユーザ操作によって経路探索を要求する操作信号が入力されると、サーバ装置10に、出発地、目的地、中継地等の地点情報とともに、探索要求を送信する。
経路表示部272は、サーバ装置10から経路や地図を受信し、位置検出部24により検出されるユーザ端末20の現在位置とともに、表示部21に表示させる。
車両画像送信部273は、車両登録を実施する際の車両画像を取得してサーバ装置10に送信する。
[ドライブレコーダー30の構成]
ドライブレコーダー30は、ユーザの車両に搭載される装置である。ドライブレコーダー30は、図3に示すように、撮像カメラ31と、レコーダー位置検出部32と、レコーダー記憶部33と、レコーダー通信部34と、レコーダー制御部35と、を含んで構成されている。
撮像カメラ31は、例えば広角レンズを備えたカメラであり、車両の前方の画像、つまり、車両が走行する道路の画像を撮像する。撮像カメラ31により画像が撮像される。
レコーダー位置検出部32は、例えばGPS装置であり、ドライブレコーダー30の現在位置を検出する。
レコーダー記憶部33には、車両走行時に撮像された走行履歴が蓄積される。つまり、撮像カメラ31により撮像された画像(道路画像)と、レコーダー位置検出部32により検出される道路画像が撮像された位置(画像取得位置)と、道路画像が撮像された日時(画像取得日時)と、を関連付けた道路画像情報が蓄積されて記憶される。
また、レコーダー記憶部33には、ドライブレコーダー30の動作を制御する各種プログラムが記憶される。
レコーダー通信部34は、インターネットを介して、道路画像情報をサーバ装置10に送信する。
レコーダー制御部35は、レコーダー記憶部33に記憶される各種プログラムを読み込み実行することで、ドライブレコーダー30の動作を制御する。具体的には、レコーダー制御部35は、レコーダー位置検出部32による位置検出でドライブレコーダー30の位置が移動したことを検出した際に、撮像カメラ31及びレコーダー位置検出部32を起動させて、道路画像の撮像処理及び、ドライブレコーダーの位置検出処理を実施する。また、レコーダー制御部35は、道路画像が撮像されると、レコーダー位置検出部32により検出される画像取得位置と、画像が撮像された画像取得日時と、道路画像とを含む道路画像情報を生成し、サーバ装置10に送信する。また、当該道路画像情報を、車両の走行履歴としてレコーダー記憶部33に蓄積する。
[経路探索方法]
次に、本実施形態のナビゲーションシステム1を用いた経路探索方法について説明する。
(道路状況判定処理)
本実施形態のナビゲーションシステム1では、複数のドライブレコーダー30からの道路画像情報の送信を常に受け付け、当該道路画像情報に基づいた道路の交通状況の判定を行う。
図4は、本実施形態の経路探索方法に係る道路状況判定処理を示すフローチャートである。
道路状況判定処理では、サーバ装置10の画像受信部132は、ドライブレコーダー30から、道路画像、画像取得位置、及び画像取得日時を含む道路画像情報を受信する(ステップS11)。
次に、道路特徴検出部133は、受信した道路画像情報の道路画像を解析して、道路の道路特徴要素を検出する(ステップS12)。
道路特徴要素の検出では、従来の画像解析技術を利用でき、例えばエッジ検出技術や、AIを用いた画像認識技術等を用いて、道路画像内に含まれるオブジェクトとオブジェクトの種類を認識する。そして、道路特徴検出部133は、道路画像内のオブジェクトから、交通標識、車両、人、道路上の落下物や事故車両、道路工事や陥没等の道路の危険因子を、道路特徴要素として検出する。検出される道路特徴要素は複数であってもよい。
この後、道路状況判定部134は、検出された道路特徴要素から道路状況を判定する(ステップS13)。
具体的には、道路特徴要素として交通標識が検出された場合、道路状況判定部134は、交通標識の内容を道路状況として判定する。例えば、3.3mの車高制限を示す交通標識が検出された場合、その道路の道路状況が、3.3mの車高制限がある道路であると判定する。
道路特徴要素として、車両が検出された場合、道路状況判定部134は、検出された車両の進行方向を判定し、さらに、各々の進行方向における平均車間間隔を算出する。進行方向は、検出された車両の画像がフロント画像であるかリア画像であるかにより判定できる。そして、道路状況判定部134は、例えば、平均車間間隔が所定の第一閾値以下である場合に渋滞と判定し、第一閾値以上第二閾値未満である場合混雑であると判定し、第二閾値以上である場合に平常であると判定する。渋滞状況の判定としては、平均車間距離に限らず、例えば、画像内に移る車両数であってもよい。
道路特徴要素として、人が検出された場合、道路状況判定部134は、人の混雑状況を判定する。混雑状況は、例えば、検出された人の数であってもよく、画像内の道路の面積に対する人の面積の割合であってもよく、人の密度を算出してもよい。例えば、検出された人の密度が第三閾値以下である場合、通行可と判定し、第三閾値以上第四閾値未満である場合、通行注意と判定し、第四閾値以上である場合に、通行困難と判定する。なお、第三閾値や第四閾値は、車両サイズに応じてそれぞれ異なる値としてもよい。これにより、例えば軽自動車では通行注意であり、大型車では通行困難であると判定することも可能となる。
道路特徴要素として、道路上の危険因子が検出された場合、道路状況判定部134は、例えば、道路における危険因子の位置や道路に対する危険因子の占める割合に基づいて、通行可能な道路幅を算出する。そして、道路状況判定部134は、算出した道路幅に基づいて、例えば、第五閾値以下であれば、通行不可、第五閾値以上第六閾値未満であれば通行困難、第六閾値以上であれば、通行注意とした道路状況の判定を行う。なお、第五閾値や第六閾値は、混雑状況と同様、車両サイズに応じてそれぞれ異なる値としてもよい。
以上の後、道路状況判定部134は、ステップS11で受信した道路画像情報の画像取得位置に基づいて、判定された道路状況の道路の位置を特定する(ステップS14)。そして、道路状況判定部134は、特定した道路に対応する道路詳細情報を更新する(ステップS15)。具体的には、道路状況判定部134は、判定した道路状況が交通標識に基づいた道路の規制情報である場合、道路規制情報を更新する。また、道路状況判定部134は、判定した道路状況が、渋滞状況、混雑状況、危険因子に基づいた道路状況である場合、現状情報に、画像取得日時とともに道路状況を記録して更新する。
なお、ここでは、ドライブレコーダー30から送信される道路画像情報に基づいた道路詳細情報の更新方法のみを説明したが、サーバ装置10は、道路情報配信機関が配信する交通情報を受信すると、その交通情報に基づいて、現状情報を更新する。これにより、サーバ装置10は、ドライブレコーダー30からの道路画像情報と、道路情報配信機関からの交通情報との双方により、より広いエリアに対してリアルタイム性を重視した現状情報の更新が可能となる。
(経路表示処理)
次に、ユーザがユーザ端末20で地図及び経路を表示させる経路表示処理について説明する。
ユーザがナビゲーションシステム1を用い、ユーザ端末20の表示部21に地図及び経路を表示させるには、ユーザは、ユーザ端末20で所定のアプリケーションを起動させる。これにより、ユーザ端末20の経路表示部272は、地図表示画面を表示部21に表示させる。
図5は、ユーザ端末20において表示される地図表示画面40の一例を示す図である。
図5において、地図表示画面40は、地図表示部41、探索入力部42、及び設定アイコン43を有する。
地図表示部41は、地図が表示される領域である。ユーザ操作によって経路探索を指示する探索要求が入力されていない場合、デフォルトとして、地図表示部41には、位置検出部24により検出されるユーザ端末20の現在位置を含む地図が表示されていてもよい。
探索入力部42は、出発地や目的地等を入力可能な地点入力欄421と、経路探索を実行する旨の探索ボタン422とを含む。ユーザ操作によって、地点入力欄421に地点が入力されたうえで、探索ボタン422が選択されることで、ユーザ端末20からサーバ装置10に探索要求が送信される。なお、探索入力部42としては、その他の詳細条件を入力するためのリンク等が設けられ、当該リンクを選択することで、詳細条件を入力可能な画面が表示されてもよい。詳細条件としては、例えば、距離優先、時間優先、料金優先等の走行嗜好性、出発時間や到着時間等の時間、出発地及び目的地以外の地点(中継地等)が挙げられる。
なお、ユーザ操作により、探索ボタン422が選択された際に実施される探索処理の詳細な説明については後述する。
設定アイコン43は、ユーザにより選択されることで、図5に示すように、複数の設定項目が表示される。これらの設定項目は、ユーザによる選択操作が実施されない場合、所定時間経過後に非表示となる。設定項目としては、例えば図5に示すように、車両登録431、ユーザ設定432、表示設定433、音声設定434等が挙げられる。
車両登録431は、ユーザが所有する車両を登録する旨の設定項目であり、ユーザ操作によって、車両登録が選択されると、車両登録処理が実施される。なお、車両登録処理についての詳細な説明については後述する。
ユーザ設定432は、ユーザ車両情報以外の各種登録事項を入力する項目であり、ユーザ操作によって、ユーザ設定432が選択されることで、ユーザが指定した自宅等の地点、ユーザの運転歴等の設定登録が可能となる。ユーザにより各種情報が入力されるとサーバ装置10に送信され、サーバ装置10の登録部131が入力された情報をユーザ情報に記録する。
表示設定433は、地図表示部における地図の表示方法等の画面表示設定に関する項目である。
音声設定434は、経路案内時の音声出力のオン/オフや、音量等の設定項目である。
(探索処理)
次に、探索処理について説明する。
図6は、経路探索方法における探索処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末20において、図5に示すような地図表示画面40に対し、ユーザ操作により、地点入力欄421に地点が入力されたうえで、探索ボタン422が選択されると(ステップS21)、探索要求部271は、地点入力欄421に入力された地点と、ユーザIDと、現在位置とを含む探索要求をサーバ装置10に送信する(ステップS22)。
サーバ装置10は、ユーザ端末20から探索要求を受信すると(ステップS31)、経路探索部136は、探索要求に含まれるユーザIDに基づいて、ユーザDB124からユーザ車両情報を抽出する(ステップS32)。
そして、経路探索部136は、探索要求に含まれる出発地から目的地を抽出し、地図情報から、出発地に最も近いノードから、目的地に最も近いノードまでの経路を探索する(ステップS33)。
具体的には、経路探索部136は、例えばダイクストラ法等の探索アルゴリズムを用いて、出発地から目的地までの複数のリンク及び複数のノードを通る経路を探索する。この際、経路探索部136は、ユーザ車両情報に記録された車両サイズと、各リンクに対する道路詳細情報に基づいて、ユーザの車両が通行不可または通行困難となる道路に対応したリンクを探索対象のリンクから除外して経路を探索する。例えば、ユーザ車両情報として、車高3.5mが記録されている場合、道路規制情報に3.3mの車高制限が記録されたリンクは探索対象から除外される。また、現状情報の人混状況や危険因子に基づいた道路状況として、通行不可や通行困難が記録されている場合も、探索対象から除外される。
また、経路の探索では、経路探索部136は、出発地から目的地までの複数の経路のうち、コストが最小となる経路を探索する。このコストは、例えば走行嗜好性によって変化する値である。走行嗜好性としては、例えば距離優先、時間優先、料金優先等が挙げられるが、このうち、距離優先の場合、各リンクの道路評価情報に記録された距離の総和が最小となる経路が探索される。料金優先では、道路評価情報に記録された料金の操作が最小となる経路が探索される。
一方、走行嗜好性として、時間優先である場合では、各リンクの道路評価情報に記録される所要時間の総和が最小となる経路が探索されるが、この際に、現状情報に記録される各種情報が参照され、渋滞や人混みや危険因子を回避した経路が探索される。
以上の後、案内送信部137は、探索された経路と、当該経路が含まれる地図(地図メッシュ)と、ユーザ端末20の現在位置に対応した地図と、をユーザ端末20に送信する(ステップS34)。
ユーザ端末20において、サーバ装置10から地図及び経路を受信すると(ステップS23)、経路表示部272は、図5に示す地図表示画面40の地図表示部41に、受信した経路を含む地図を表示させ、その地図に、受信した経路、及び位置検出部24により検出される現在位置を重畳させて表示させる(ステップS24)。
(車両登録処理)
次に、図5に示す地図表示画面40において、設定アイコン43が選択された後、車両登録431が選択された場合の車両登録処理について説明する。
図7は、本実施形態の経路探索方法における車両登録処理を示すフローチャートである。
ユーザ操作によって、地図表示画面40の車両登録431が選択されると(ステップS41)、端末制御部27の車両画像送信部273、車両を撮像する撮像処理、又は車両画像の画像選択処理のいずれかを選択する旨を表示部21に表示させる(ステップS42)。
ステップS42で、ユーザ操作によって撮像処理が選択された場合、車両画像送信部273は、端末カメラ23を起動させて(ステップS43)、車両の撮像をユーザに促す。ユーザ操作によって端末カメラ23で画像が撮像されると(ステップS44)、その画像をユーザ車両画像として、サーバ装置10にユーザ車両画像とユーザIDとを送信する(ステップS45)。
また、ステップS42で、ユーザ操作によって画像選択処理が選択された場合、車両画像送信部273は、端末記憶部26に記録された画像のサムネイルを表示部21に表示させ(ステップS46)、ユーザに車両の画像を選択させる。そして、ユーザ操作によって、画像が選択されると(ステップS47)、選択された画像をユーザ車両画像として、ステップS45の処理を実施、つまりサーバ装置10にユーザ車両画像とユーザIDとを送信する。
サーバ装置10において、登録部131は、ユーザ端末20からユーザ車両画像を受信すると(ステップS51)、車両DB125に記録された車両情報から、ユーザ車両画像に対応した車両情報を特定する(ステップS52)。車両情報の特定は、例えば、ユーザ車両画像の特徴点を検出し、車両情報の車両画像に記録された特徴点と比較し、類似度が最も高い車両画像をユーザが所有する車両として、車両情報を特定する。
登録部131は、ステップS52で、ユーザ車両画像に対応する車両情報を特定すると、その車両情報の車両サイズ情報を読み込み、ユーザ情報のユーザ車両情報に登録する(ステップS53)。
ここでは、ステップS52において、ユーザ車両画像に対応した車両情報が特定される例を示すが、ユーザ車両画像によっては、車両情報を特定できない場合がある。この場合は、登録部131は、ユーザ端末20に、ユーザ車両画像の再選択を要求してもよい。この場合、ステップS42の処理に戻る。あるいは、登録部131は、ユーザの車両の名称や型番(年式)、または、車両サイズ等を、別途入力させる入力案内をユーザ端末20に送信し、ユーザに車両の情報入力を促してもよい。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態のサーバ装置10は、画像受信部132、道路特徴検出部133、道路状況判定部134、及び経路探索部136として機能する制御部13を備える。画像受信部132は、ドライブレコーダー30から道路画像、道路画像が撮像された画像取得位置、及び道路画像が撮像された画像取得日時を含む道路画像情報を受信する。道路特徴検出部133は、道路画像を解析して、車両の通行に関する道路特徴要素を検出し、道路状況判定部134は、道路特徴要素に基づいて、画像取得位置の道路の道路状況を判定する。そして、経路探索部136は、ユーザ端末20から出発地から目的地までの経路探索を要求する探索要求を受信すると、道路状況に基づいて更新される道路詳細情報に基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。
このようなサーバ装置10では、探索要求を受信した際に、ドライブレコーダー30によってリアルタイムで取得される道路画像から判定される道路状況に基づいて、探索処理が実施される。この場合、例えば、各車両から送信された位置情報に基づいた走行履歴を蓄積して渋滞状況を推測する場合に比べて、リアルタイム性を重視した精度の高い道路状況の把握が可能となる。
つまり、車両から送信される位置情報に基づいて走行速度を判定して渋滞を予測する場合、渋滞や混雑が発生することで車両の速度が低下しているのか、その車両のみが低速で移動しているのかを把握することができない。所定期間における複数の車両からの情報を蓄積することで、渋滞を予測することも可能であるが、高精度な渋滞予測を実施するために、十分なデータ量が必要となる。また、十分なデータ量が揃ったとしても、突発的なイベントや災害等の発生時の道路状況の予測は困難である。
これに対して、本実施形態では、ドライブレコーダー30から送信される道路画像を画像解析することで得られる道路特徴要素に基づいて、道路状況を判定する。道路画像は、道路画像情報を送信した車両のみでなく、その車両が走行している道路に存在する他の車両、道路上の人、道路上の危険因子、及び道路自体の情報が含まれる。よって、多くのデータ量が揃っていなくても、道路画像が撮像された画像取得位置の画像取得時点での道路状況を正しく判定でき、リアルタイムに変化する道路状況に柔軟に対応した経路探索を行うことができる。
本実施形態では、道路特徴検出部133は、道路画像を解析して交通標識を道路特徴要素として検出する。これにより、例えば、地図情報の道路詳細情報として、道路規制情報が正しく記録されていなかった場合でも、実際の道路の標識に基づいた適正な経路探索を実施することができる。
本実施形態では、道路特徴検出部133は、道路画像を解析して道路を走行する車両を道路特徴要素として検出する。これにより、道路を走行中の車両の数や、車間間隔に基づいて、その道路の渋滞状況を判定することができる。つまり、1枚もしくは少数の道路画像から、現状の道路の渋滞状況を適正に判定することができる。
本実施形態では、道路特徴検出部133は、道路画像を解析して道路上の人を道路特徴要素として検出する。これにより、道路上の人の混雑度である人混状況を判定することができる。渋滞の車両の走行履歴のみでは、車両が渋滞しているのか、車両の通行が困難であるのかを正しく判定することができない。これに対して、本実施形態では、道路画像に基づいた道路状況を判定するため、人混状況も正しく判定することができる。これにより、例えば、ゲリラライブ等の突発的なイベントや、インターネット上での情報が出回っていない地方の祭り等でも、通行困難な道路を避けた経路探索を実施することができる。
本実施形態では、道路特徴検出部133は、道路画像を解析して道路上の危険因子を道路特徴要素として検出する。落石や川の増水等の自然災害の発生、交通事故や事故車、トラックからの落下物、道路の陥没等の危険因子が道路上に存在する場合、渋滞では、通報を受けた警察機関や道路管理者が対処するまで道路を安全に走行することができない。また、従来の交通情報により危険因子の存在を知らせる場合、危険因子に気付いた通行人が通報を行うまでの時間、通報が入ってから交通情報が配信されるまでの時間だけ遅延が発生する。これに対して、本実施形態では、危険因子を撮像した道路画像が1枚でもサーバ装置10に送信されれば、危険因子の存在に基づいた経路探索を実施することができ、リアルタイム性を重視した経路探索を実現できる。
本実施形態では、登録部131は、ユーザが所有する車両の車両サイズ(車高、車幅当の大きさや、車重等の重量に関する情報を含む)を、ユーザ車両情報として登録する。
また、道路状況判定部は、車両サイズ毎の道路状況(例えば、人混状況や、危険因子に基づいた道路状況)を判定して、現状情報を更新する。そして、経路探索部136は、道路詳細情報の、道路規制情報と、現状情報に基づいて、ユーザが所有する車両で通行不可能または通行困難なリンクを除外して、経路探索を実施する。
これにより、ユーザが運転する車両に基づいた経路探索を実施することができる。
つまり、従来の一般的なカーナビゲーションシステムでは、普通車や軽自動車を対象とした経路が探索され、大型車やキャンピングカー等の車両サイズが大きい車両では、専用のカーナビゲーションシステムを用いる必要があった。これに対して、本実施形態では、ユーザの車両の車両サイズに応じて、最適な経路を案内することができる。
本実施形態では、登録部131は、ユーザ端末20から送信されるユーザ車両画像に基づいて、車両を特定して、ユーザ車両情報を登録する。したがって、ユーザは、車両を運転する前に、運転する車両を端末カメラ23により撮像するだけで、容易に、ユーザ車両情報を登録することができ、車両サイズに最適化された経路を得ることができる。
本実施形態では、画像受信部132は、車両に搭載されたドライブレコーダー30から道路画像情報を受信する。
複数のドライブレコーダー30から道路画像情報を受信することで、広い範囲のリアルタイムの道路状況を把握することができる。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形をも含むものであり、以下にその一部を変形例として示す。
[変形例1]
上記実施形態では、画像受信部132は、ドライブレコーダー30からの道路画像情報を受信する例を示したが、これに限定されない。例えば、道路上に設置されたカメラにより撮像された道路画像情報を受信してもよい。また、店舗等に設置された監視カメラにより道路画像情報が撮像されてもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、道路状況判定部134は、通行可能な車両の車高や車幅等を表示した交通標識を道路状況要素として特定することで、道路規制情報を更新した。
これに対して、道路画像に基づいて、トンネルや橋桁の高さ、道路の幅等を算出し、道路規制情報に記録してもよい。この場合、道路に交通標識がない場合でも、車両が道路を通行可能であるか否かを適正に判定でき、車両サイズに対応した経路探索を好適に実施できる。
[変形例3]
道路状況判定部134は、狭路における対向車の有無を判定してもよい。例えば、狭路において、対向車とすれ違った車両に搭載したドライブレコーダー30からの道路画像情報に基づいて、道路状況として対向車有との情報を現状情報に記録してもよい。この場合、経路探索部136は、対向車有との情報が記録された日時(画像取得日時)と、後続車の現在位置とに基づいて、後続車が対向車とすれ違う可能性が高い場合に、後続車のユーザ端末20に退避所への経路案内や、退避所での退避案内を行ってもよい。先行する車両のドライブレコーダー30から送信される道路画像情報に基づいて、対向車の数を把握することも可能であるので、後続車に対して対向車の数を知らせることもできる。後続車が複数台ある場合では、各々の後続車のユーザ端末20に対して、それぞれ異なる退避所を案内することもできる。
[変形例4]
上記実施形態では、車両DB125からユーザ車両画像に対応する車両情報を特定し、ユーザ車両情報に車両の車高、車幅、車重、最低地上高等の車両サイズを登録したが、これに限定されない。例えば、車両画像を解析して車両サイズを推算する構成としてもよい。
また、ユーザ端末20から、ユーザ操作によって入力された車両の名称や年式を受信することで、車両情報を特定してもよく、ユーザ端末20からユーザ操作によって入力された車両サイズをそのままユーザ車両情報に登録してもよい。
[変形例5]
上記実施形態では、ユーザ端末20と、ドライブレコーダー30とがそれぞれ別体であり、サーバ装置10に対してそれぞれ独立して通信回線によって通信する例であるが、これに限定されない。例えば、ドライブレコーダー30と、ユーザ端末20とが、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離通信手段によって通信可能に接続され、ドライブレコーダー30がユーザ端末20を介してサーバ装置10に通信可能となる構成としてもよい。
また、ユーザ端末20において、所定のアプリケーションが実行されることで、ユーザ端末20をドライブレコーダーとして機能させてもよく、この場合、端末カメラ23で撮像された道路画像を含む道路画像情報がサーバ装置10に送信される。
1…ナビゲーションシステム、10…サーバ装置(経路探索装置)、11…通信部、12…記憶部、13…制御部、20…ユーザ端末、21…表示部、23…端末カメラ、24…位置検出部、30…ドライブレコーダー、31…撮像カメラ、32…レコーダー位置検出部、131…登録部、132…画像受信部、133…道路特徴検出部、134…道路状況判定部、135…交通情報受信部、136…経路探索部、137…案内送信部。

Claims (10)

  1. 道路画像、及び前記道路画像が撮像された画像取得位置を含む道路画像情報を受信する画像受信部と、
    前記道路画像を解析して、車両の通行に関する道路特徴要素を検出する道路特徴検出部と、
    前記道路特徴要素に基づいて、前記画像取得位置の道路状況を判定する道路状況判定部と、
    出発地から目的地までの経路探索を要求する探索要求を受信した際に、前記出発地から前記目的地までの経路を前記道路状況に基づいて探索する経路探索部と、
    を備えたことを特徴とする経路探索装置。
  2. 請求項1に記載の経路探索装置において、
    前記道路特徴検出部は、前記道路画像を解析して交通標識を前記道路特徴要素として検出する
    ことを特徴とする経路探索装置。
  3. 請求項1に記載の経路探索装置において、
    前記道路特徴検出部は、前記道路画像を解析して道路を走行する車両を前記道路特徴要素として検出する
    ことを特徴とする経路探索装置。
  4. 請求項1に記載の経路探索装置において、
    前記道路特徴検出部は、前記道路画像を解析して道路上の人を前記道路特徴要素として検出する
    ことを特徴とする経路探索装置。
  5. 請求項1に記載の経路探索装置において、
    前記道路特徴検出部は、前記道路画像を解析して道路上の危険因子を前記道路特徴要素として検出する
    ことを特徴とする経路探索装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の経路探索装置において、
    ユーザが運転する車両の車両サイズを含む車両情報を取得する車両情報取得部を備え、
    前記道路状況判定部は、車両サイズ毎の前記道路状況を判定し、
    前記経路探索部は、前記ユーザが運転する車両が通行可能な経路を探索する
    ことを特徴とする経路探索装置。
  7. 請求項6に記載の経路探索装置において、
    前記車両情報取得部は、前記ユーザが操作するユーザ端末から受信したユーザ車両画像に基づいて、前記車両情報を取得する
    ことを特徴とする経路探索装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の経路探索装置において、
    前記画像受信部は、車両に搭載されたドライブレコーダーから前記道路画像情報を受信する
    ことを特徴とする経路探索装置。
  9. コンピュータにより経路を探索させる経路探索方法であって、
    前記コンピュータは、画像受信部、道路特徴検出部、道路状況判定部、及び経路探索部を備え、
    前記画像受信部が、道路画像、及び前記道路画像が撮像された画像取得位置を含む道路画像情報を受信するステップと、
    前記道路特徴検出部が、前記道路画像を解析して、車両の通行に関する道路特徴要素を検出するステップと、
    前記道路状況判定部が、前記道路特徴要素に基づいて、前記画像取得位置の道路状況を判定するステップと、
    前記経路探索部が、出発地から目的地までの経路探索を要求する探索要求を受信した際に、前記出発地から前記目的地までの経路を前記道路状況に基づいて探索するステップと、
    を実施することを特徴とする経路探索方法。
  10. コンピュータにより読み取り実行される経路探索プログラムであって、
    前記コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の経路探索装置として機能させる
    ことを特徴とする経路探索プログラム。
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