JP2014020961A - 異物検出方法および異物検査装置 - Google Patents

異物検出方法および異物検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコン基板などの半導体基板上にフォトレジスト塗膜を形成した反射型の被検体を用いて、このフォトレジスト塗膜の内部に埋まっている異物を高い信頼性でもって検出することができる異物検出方法を実現する。
【解決手段】フォトレジスト塗膜に含まれる異物を検出する異物検出方法において、半導体基板101上に形成したフォトレジスト塗膜102を、このフォトレジスト塗膜102に対する露光処理および現像処理により薄膜化する工程と、このフォトレジスト塗膜102の薄膜化により得られた薄膜化レジスト膜112に対する異物検出処理を行う工程とを含み、この異物検出処理では、薄膜化レジスト膜112の表面に検査光Lcを照射することにより生じた反射光Lrに基づいてフォトレジスト塗膜102の内部に含まれている異物102cを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、異物検出方法および異物検査装置に関し、特に、半導体ウエハなどの光反射型の基板に塗布されたレジスト膜に含まれる異物を検出する異物検出方法およびこの異物検出方法に用いる異物検査装置に関するものである。
従来から半導体集積回路の製造工程では、半導体基板上での半導体層や絶縁層などのパターニングは、レジストマスクをエッチングマスクやイオン注入マスクとして用いて行われている。
このようなレジストマスクは、基板上に感光性レジスト(以下、フォトレジストともいう。)を塗布して形成したフォトレジスト膜(以下、フォトレジスト塗膜という。)を、露光マスク(レチクルマスク)を用いて選択的に露光して現像することにより得られる。
ところが、フォトレジストを基板上に塗布するフォトレジスト塗布工程では、フォトレジストの塗布により得られたフォトレジスト塗膜に異物が混入していることがあり、その場合、フォトレジスト塗膜の異物混入部分の感光特性が変化し、レジストマスクのパターンに過不足を生じることになる。
このようなフォトレジスト塗膜への塵埃等の異物の混入を回避するには、無塵雰囲気中でフォトレジストの塗布を行うことも重要であるが、フォトレジスト塗膜中の異物にはフォトレジストの塗布工程で紛れ込む異物の他に、フォトレジスト自体に含まれている異物もあり、このような異物が少なくなるように管理することも同じように重要であり、従来からフォトレジスト塗膜に対する異物検査が行われている。
例えば、フォトレジスト塗膜の一般的な異物検査法は、フォトレジスト塗膜の表面に照射する照明光の照射角度を調節しながら、フォトレジスト塗膜の表面を目視で調べるものがあるが、この方法は、肉眼に依るための検知サイズに限界があることから、微細異物の検出には、光学系によりフォトレジスト塗膜の表面を拡大してイメージセンサ等により撮像した画像を利用する異物検査法が用いられている。
図8は、このような光学系とイメージセンサを利用する従来の異物検出方法を説明する図であり、この異物検出方法に用いる異物検査装置の構成を概念的に示している。
従来の異物検出方法に用いる異物検査装置1aは、被検体20を載置する被検体載置ステージ10と、この被検体載置ステージ10上に載置した被検体20に検査光Lcを照射する光源11と、被検体20に照射した検査光Lcの反射光Lrを受光するイメージセンサ12と、被検体20からの反射光Lrをイメージセンサ12に導く光学系13とを有している。ここで、被検体20は、シリコンなどの光反射型の半導体基板21上にフォトレジストを塗布してフォトレジスト塗膜22を形成してなるものであり、その表面に照射された検査光の反射光Lrに基づいてフォトレジスト塗膜の表面状態が検出されるようにした反射型の被検体である。
ここでは、説明の都合上、被検体20の表面に異物22aが付着しており、またその内部にも異物22bが含まれているとする。
この異物検査装置1aを用いてフォトレジスト塗膜の異物を検査する方法について簡単に説明する。
被検体20を異物検査装置1aの被検体載置ステージ10上に載置し、この状態で光源11から検査光Lcを被検体20に照射すると、この検査光Lcが被検体20のフォトレジスト塗膜22の表面で反射する。このフォトレジスト塗膜22の表面で生じた反射光Lrは、光学系13によってイメージセンサ12の受光面に拡大結像するように集光される。イメージセンサ12は、被検体20からの反射光Lrを受光すると、この反射光Lrを光電変換して画像データを出力する。この画像データの処理により被検体表面(フォトレジスト塗膜22の表面)の画像が得られ、この画像からフォトレジスト塗膜22の表面に付着している異物22aを検出することができる。つまり、イメージセンサ12によりフォトレジスト塗膜22の表面が撮像される。
また、フォトレジスト塗膜22の内部に埋まっている異物22bについても、被検体の撮像時のフォーカス面をフォトレジスト塗膜22の表面よりも深い位置に設定することで検知することは不可能ではないが、フォトレジスト塗膜中の異物検出では検出感度が不充分であり、実質的にはフォトレジスト塗膜表面の極めて近くに位置する異物の検出に限られ、フォトレジスト塗膜内部の深くに沈み込んでいる異物を検出することはできない。
このように、フォトレジスト塗膜表面の目視により異物の検査を行う方法、またイメージセンサなどの撮像手段により得られたフォトレジスト塗膜表面の画像を用いて異物の検査を行う方法のいずれの方法も、フォトレジスト塗膜の表面に付着した異物のみ検知可能であって、フォトレジスト塗膜の内部に埋まっている異物についてはその検知は実質的に不可能であった。
ところで、特許文献1には、このような問題を解決したものとして、フォトレジスト塗膜の異物の検査に光透過型の被検体を用いる異物検出方法が開示されている。
つまり、この特許文献1に開示の異物検出方法では、フォトレジスト塗膜の異物検査に用いる被検体として、石英基板などの光透過型基板上にフォトレジスト塗膜を形成して得られる光透過型の被検体を用いる。また、異物検査は、このような光透過型の被検体に検査光を照射したときに被検体を透過した検査光(透過光)をCCDイメージセンサで受光し、CCDイメージセンサから得られた撮像信号を解析することにより行う。
この方法では、図8に示すように、フォトレジスト塗膜の内部に異物22bが含まれている場合、検査光がフォトレジスト塗膜中を透過する際にフォトレジスト塗膜内部に存在する異物22bによって発生した散乱光がCCDイメージセンサで受光されることとなり、CCDイメージセンサによる撮像画像はこの散乱光による画像を含むものとなる。従って、この特許文献1に開示の異物検出方法では、この撮像画像からフォトレジスト塗膜の内部に分布する異物の検出が可能である。
特許第3166320号公報
以上説明したように、従来の反射型の被検体を用いてフォトレジスト塗膜の異物を検出する方法では、シリコンなどの半導体基板上にフォトレジスト塗膜を形成して被検体を構成し、この被検体のフォトレジスト塗膜の表面に検査光を照射したときに生ずる反射光に基づいて異物の検出を行うので、フォトレジスト塗膜内部にある異物については検出感度が不充分であるという問題があった。
従って、従来のフォトレジスト塗膜のダスト管理では、フォトレジスト塗膜表面に付着した異物に関しては、充分な管理ができていたが、フォトレジスト塗膜中に埋もれている異物については、検出感度が著しく劣り、欠陥発生の要因の一つとなっていた。
また、特許文献1に開示の透過型被検体を用いてフォトレジスト塗膜の異物を検出する方法では、異物の検出は、フォトレジスト塗膜を透過した検査光に基づいて行われるので、フォトレジスト塗膜中に埋もれている異物の検出は可能であるが、この方法では、フォトレジスト塗膜の異物を検出する異物検出装置として、通常の半導体製造プロセスで用いられるシリコン基板などの反射型の半導体ウエハ上での位置検出を行う汎用の検査装置をそのまま用いることができず、このような汎用の検査装置を、被検体からの透過光の検出に適した構成に改造する必要があるという問題がある。
また、フォトレジスト塗膜の異物検出を行うための被検体として透過型被検体を用いる場合は、CCDイメージセンサにより検出される検出光は、被検体の透過により減衰されたものとなり、検出感度が低下するおそれもあり、さらには石英基板内の異物を検出してしまうおそれもあり、このような透過型被検体を用いた異物検査では信頼性が高い検査結果が得られないという問題もある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、シリコン基板などの半導体基板上にフォトレジスト塗膜を形成した反射型の被検体を用いて、このフォトレジスト塗膜の内部に埋まっている異物を高い信頼性でもって検出することができる異物検出方法およびこのような異物検出方法で用いる異物検査装置を得ることを目的とする。
本発明に係る異物検出方法は、フォトレジスト塗膜に含まれる異物を検出する異物検出方法であって、基板上に感光性レジストを塗布して該フォトレジスト塗膜を形成する工程と、該フォトレジスト塗膜に対する露光処理および現像処理により、あるいは該フォトレジスト塗膜に対する現像処理により該フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程と、該フォトレジスト塗膜の薄膜化により得られた薄膜化レジスト膜に対する異物検出処理を行う工程とを含み、該異物検出処理では、該薄膜化レジスト膜の表面に検査光を照射することにより該薄膜化レジスト膜の表面で生じた反射光に基づいて該フォトレジスト塗膜の内部に含まれる異物を検出するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記異物検出方法において、前記薄膜化レジスト膜に対する異物検出処理では、該薄膜化レジスト膜の表面に検査光を照射することにより該薄膜化レジスト膜の表面で生じた反射光を光電変換素子により光電変換し、該反射光の光電変換により得られた光電変換信号に基づいて前記フォトレジスト塗膜の内部に含まれる異物を検出することが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記薄膜化レジストに対する異物検出処理では、前記光電変換素子として前記反射光の光電変換により画像データを出力するイメージセンサを用い、前記検査光で該薄膜化レジスト膜の表面を走査しつつ、該薄膜化レジスト膜の表面で生じた反射光を該イメージセンサで受光し、該イメージセンサからの画像データが示す散乱光の発生位置を、前記フォトレジスト塗膜の内部に含まれる異物の存在位置とすることが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜の薄膜化を行う前に、該フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理を行う工程を含み、該フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理では、該フォトレジスト塗膜の表面に検査光を照射することにより該フォトレジスト塗膜の表面で生じた反射光に基づいて該フォトレジスト塗膜の表面に付着した異物を検出することが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理では、該フォトレジスト塗膜の表面に検査光を照射することにより該フォトレジスト塗膜の表面で生じた反射光を光電変換素子により光電変換し、該反射光の光電変換により得られた光電変換信号に基づいて該フォトレジスト塗膜の表面に付着した異物を検出することが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理では、前記光電変換素子として前記反射光の光電変換により画像データを出力するイメージセンサを用い、前記検査光で該フォトレジスト塗膜の表面を走査しつつ、該フォトレジスト塗膜の表面で生じた反射光を該イメージセンサで受光し、該イメージセンサからの画像データが示す散乱光の発生位置を、該フォトレジスト塗膜の表面に付着している異物の存在位置とすることが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜を、露光光が照射された露光部分が現像液により除去されやすくなるポジ型の感光性レジストで構成し、該フォトレジスト塗膜の薄膜化を、該フォトレジスト塗膜に対する露光処理および現像処理により行うことが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜に対する露光処理を、該フォトレジスト塗膜の表面部分が均一に露光されるように行うことが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程では、該フォトレジスト塗膜の薄膜化により得られる薄膜化レジスト膜の膜厚が該フォトレジスト塗膜の最小解像寸法より小さくなるように、該フォトレジスト塗膜に対する露光時間および現像時間の少なくとも一方を調整することが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜を、露光光が照射された露光部分が現像液により除去されにくくなるネガ型の感光性レジストで構成し、該フォトレジスト塗膜の薄膜化を、該フォトレジスト塗膜に対する現像処理により行うことが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜を、露光光が照射された露光部分が現像液により除去されにくくなるネガ型の感光性レジストで構成し、該フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程では、該フォトレジスト塗膜の現像時間が長くなるように該フォトレジスト塗膜に対する露光処理を施した後に、該フォトレジスト塗膜の薄膜化を現像処理により行うことが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜に対する露光処理は、該フォトレジスト塗膜の全体が均一に露光されるように行うことが好ましい。
本発明は、上記異物検出方法において、前記フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程では、前記薄膜化レジスト膜の膜厚が該フォトレジスト塗膜の最小解像寸法より小さくなるように、前記フォトレジスト塗膜に対する現像時間を調整することが好ましい。
本発明に係る異物検査装置は、上述した本発明に係る異物検出方法に用いる異物検査装置であって、前記フォトレジスト塗膜の異物検出の対象とする被検体として、前記基板上に前記フォトレジスト塗膜を形成した状態の被検体、あるいは該フォトレジスト塗膜を薄膜化した状態の被検体を載置する被検体載置ステージと、該被検体載置ステージ上に載置された被検体に検査光を照射する光源と、該被検体に該検査光を照射することにより該被検体の表面で生じた反射光を光電変換する光電変換素子と、該反射光を該光電変換素子に導く光学系と、該反射光の光電変換により得られた光電変換信号が示す該被検体表面での異物による反射光の散乱を、異物存在を判定する指標とする判定部とを備えたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
次に作用について説明する。
本発明においては、フォトレジスト塗膜に含まれる異物を検出する異物検出方法において、基板上に形成したフォトレジスト塗膜を露光現像処理あるいは現像処理により薄膜化した後、このフォトレジスト塗膜の薄膜化により得られた薄膜化レジスト膜に対する異物検出処理を行い、この異物検出処理では、薄膜化レジスト膜の表面に検査光を照射することにより生じた反射光に基づいてフォトレジスト塗膜の内部に含まれている異物を検出するので、シリコン基板などの半導体基板上にフォトレジスト塗膜を形成した反射型の被検体を用いて、このフォトレジスト塗膜の内部に埋まっている異物を高い信頼性でもって検出することができる。
これにより、フォトレジスト塗膜の内部に埋まっている異物の管理を精度よく行うことができ、フォトレジスト塗膜の異物により、エッチング処理やイオン注入処理で用いるレジストマスクのパターン形成不良が生ずるのを抑制することが可能となる。
また、シリコン基板などの半導体基板にフォトレジスト塗膜を形成してなる反射型の被検体を用いて、フォトレジスト塗膜内に埋まっている異物を検出することができることから、この異物検出には、通常の半導体製造プロセスで用いられるシリコン基板などの反射型ウエハ上での位置を検出する異物検査装置をそのまま用いることができる。
また、本発明においては、基板上に感光性レジストの塗布により形成したフォトレジスト塗膜に対して異物検出処理を施し、その後、フォトレジスト塗膜を薄膜化して得られた薄膜化レジスト膜に対して異物検出処理を施すので、フォトレジスト塗膜の表面に存在する異物とともに、フォトレジスト塗膜の内部に含まれている異物を検出することができ、塗布したフォトレジスト塗膜に含まれる異物の含有量を高い精度で判定することができる。
さらに、本発明においては、感光性レジストの塗布乾燥により形成したフォトレジスト塗膜を、このフォトレジスト塗膜の最小解像寸法まで薄膜化するので、最小解像寸法以上のサイズの異物については、フォトレジスト塗膜の底面部分に沈み込んでいる異物であっても検出することができる。
以上のように、本発明によれば、シリコン基板などの半導体基板上にフォトレジスト塗膜を形成した反射型の被検体を用いて、このフォトレジスト塗膜の内部に埋まっている異物を高い信頼性でもって検出することができる異物検出方法およびこのような異物検出方法で用いる異物検査装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施形態1による異物検出方法を説明する図であり、図1(a)は、この異物検出方法で用いる異物検査装置の構成を示し、図1(b)は、この異物検査装置の被検体載置ステージにフォトレジスト塗膜の薄膜化を行う前の被検体を載置した状態、図1(c)は、被検体載置ステージにフォトレジスト塗膜の薄膜化を行った後の被検体を載置した状態を示している。 図2は、本発明の実施形態1による異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図2(a))、被検体の形成(図2(b))、表面異物の検査(図2(c))、フォトレジスト塗膜の露光(図2(d))および現像(図2(e))、内部異物の検査(図2(f))を示している。 図3は、本発明の実施形態1による異物検出方法で異物混入の判定を行う方法を説明する図であり、図3(a)は、被検体からの反射光により形成された被検体表面の画像を示し、図3(b)は、この被検体表面での検査光の反射状態を2値化して示している。 図4は、本発明の実施形態1の変形例による異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図4(a))、被検体の形成(図4(b))、フォトレジスト塗膜の露光(図4(c))および現像(図4(d))、内部異物の検査(図4(e))を示している。 図5は、本発明の実施形態2による異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図5(a))、被検体の形成(図5(b))、表面異物の検査(図5(c))、フォトレジスト塗膜の現像(図5(d))、内部異物の検査(図5(e))を示している。 図6は、本発明の実施形態2の変形例1による異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図6(a))、被検体の形成(図6(b))、フォトレジスト塗膜の現像(図6(c))、内部異物の検査(図6(d))を示している。 図7は、本発明の実施形態2の変形例2による異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図7(a))、被検体の形成(図7(b))、表面異物の検査(図7(c))、フォトレジスト塗膜の露光(図7(d))および現像(図7(e))、内部異物の検査(図7(f))を示している。 図8は、従来の異物検出方法に用いる異物検査装置を説明する図であり、この異物検査装置の構成を概念的に示している。
まず、本発明の基本原理について説明する。
半導体基板に対して選択的な処理を施すために用いる、エッチングマスクやイオン注入マスクなどのレジストマスクは、シリコン基板などの半導体基板上に感光性レジストの塗布および乾燥により形成したフォトレジスト塗膜を、選択的な露光と現像によりパターニングして作成されるものであるが、このようなフォトレジスト塗膜に異物が混入していると、レジストマスクのパターン形成不良が生ずるため、フォトレジスト塗膜についてはこれに対する異物検査を行って異物が少なくなるように管理している。
ところが、フォトレジスト塗膜は、感光性レジストの粘度や塗布の条件、つまりスピンコートする際の基板の回転数などの制約から、一定以下の膜厚に形成することができないものである。
そこで、本発明は、フォトレジスト塗膜中の異物検出に関しては、感光性レジスト(フォトレジスト)が光と反応して現像液に溶解する性質が変化することを利用し、フォトレジスト塗膜を薄膜化(エッチバック)させることにより、フォトレジスト塗膜中に埋もれている異物を表面化させて異物の検出感度を向上させるようにしたものであり、特に、パターン形成不良を招く、最小解像以上のサイズの異物の検出感度を高めるものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1による異物検出方法を説明する図であり、図1(a)は、この異物検出方法で用いる異物検査装置の構成を示し、図1(b)は、この異物検査装置の被検体載置ステージにフォトレジスト塗膜の薄膜化を行う前の被検体を載置した状態、図1(c)は、この被検体載置ステージにフォトレジスト塗膜の薄膜化を行った後の被検体を載置した状態を示している。
この実施形態1の異物検出方法に用いる異物検査装置1は、被検体100あるいは100aを載置する被検体載置ステージ10と、この被検体載置ステージ10上に載置した被検体100あるいは100aに検査光Lcを照射する光源11と、これらの被検体100あるいは100aに照射した検査光Lcの反射光Lrを検出する受光部12と、これらの被検体からの反射光Lrを受光部12に導く光学系13とを有している。
ここで、受光部12には、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの固体撮像素子が用いられており、以下イメージセンサという。また、被検体100は、シリコン基板などの反射型の半導体基板(具体的には半導体ウエハ)10上にポジ型の感光性レジストを塗布乾燥してポジ型フォトレジスト塗膜102を形成してなるものである。このポジ型フォトレジスト塗膜102は、露光光を照射した部分が現像により除去されやすくなるものである。また、被検体100aは、被検体100のポジ型フォトレジスト塗膜102をこれに対する均一な露光処理および現像処理により薄膜化してなるものであり、半導体基板10と、この上に形成された、ポジ型フォトレジスト塗膜を薄膜化して得られるレジスト膜112とから構成されている。
また、異物検査装置1は、イメージセンサ12から出力されたアナログ画像データAsに基づいて、異物の含有量を示す判定結果を出力する判定装置(判定部)30を有している。この判定装置30は、イメージセンサ12から出力されたアナログ画像データAsをA/D変換するA/D変換器31と、このA/D変換器31により得られたデジタル画像データDsに基づいて異物の存在を示す判定信号Evを出力する信号処理部32と、この信号処理部32から出力された判定信号Evに対して画像処理を施す画像処理部33と、画像処理部33から出力される画像表示データDvに基づいて、例えば被検体100あるいは100aの表面の画像Pvを表示する表示部34とを有している。この表示部34で表示される被検体表面の画像Pvには、画像処理部33での判定信号Evの処理により、異物による反射光の散乱部分(散乱光の画像)が異物の存在箇所として示されるようになっている。
なお、図3(a)および図3(b)は、画像処理部33から出力される画像情報Dvに基づいて表示される被検体表面の画像(つまり、半導体基板に形成したフォトレジスト塗膜あるいは薄膜化レジスト膜の表面の画像)の例を示している。
例えば、図3(a)に示す被検体表面の画像Pv1は、検査光Lcの光スポットLsが被検体表面を移動した経路R1〜R8の反射光の輝度レベルを濃淡により示すものであり、異物の存在する箇所は、これらの光スポット経路R1〜R8上で、反射光の散乱により輝度が弱くなった箇所(低輝度部分)Rdとして示される。
また、図3(b)に示す被検体表面の画像Pv2は、半導体基板(半導体ウエハ)上のフォトレジスト塗膜あるいは薄膜化レジスト膜の表面での反射光の輝度レベルを、半導体基板の表面を所定サイズの領域に区分して、領域毎に「0」および「1」の2値で示すものであり、ここでは、「1」で示される領域では反射光の輝度レベルが低く、異物の存在を示すものである。
次に、本実施形態1の異物検出方法について工程順に説明する。
図2は、この実施形態1の異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図2(a))、被検体の形成(図2(b))、表面異物の検査(図2(c))、フォトレジスト塗膜の露光(図2(d))および現像(図2(e))、内部異物の検査(図2(f))を示している。
まず、シリコンウエハなどの光反射型半導体ウエハ(以下、半導体基板という。)101を準備し(図2(a))、この半導体基板101上にポジ型の感光性レジストをスピンコートにより塗布し乾燥してフォトレジスト塗膜102を形成する(図2(b))。
これにより、半導体基板101とその上に形成されたポジ型フォトレジスト塗膜102とからなる被検体100が形成される。このフォトレジスト塗膜102は、ポジ型感光性レジストの粘度、スピンコート時の半導体基板の回転数などから通常0.5μm〜1μm程度の厚さに形成され、一定値以下の膜厚にすることができない。また、ここでは、説明の都合上、このフォトレジスト塗膜102の表面には表面異物102aが付着しており、また、フォトレジスト塗膜102には、その膜厚方向の中間部分に位置する中間異物(内部異物)102bが含まれており、さらに、フォトレジスト塗膜102の、半導体基板101に接する最下端に位置する底面異物(内部異物)102cが含まれているとする。
続いて、このように形成した被検体100を異物検査装置1の被検体載置ステージ10上に載置し(図1(b))、光源11から検査光Lcを被検体100の表面(つまり、フォトレジスト塗膜102の表面)に照射する。このように検査光Lcを被検体100の表面に照射することにより被検体100の表面で検査光Lcが反射し(図2(c))、これが反射光Lrとなって光学系13によりイメージセンサ12の受光面に集光する(図1(b))。
具体的には、検査光Lcは、その所定のスポット径(例えばφ10μm)の光スポットLsが被検体100の表面を走査するように照射され、この検査光Lcの反射光Lrがイメージセンサ12で撮像されることとなる。
このとき、イメージセンサ12からは、フォトレジスト塗膜102の表面の画像を示すアナログ画像データAsが判定装置30に出力される。判定装置30ではこのアナログ画像データAsはA/D変換器31によりデジタル画像データDvに変換され、さらにこのデジタル画像データDvが信号処理部32で処理されて、異物の存在を判定するための判定信号Evが生成される。この判定信号Evが信号処理部32から画像処理部33に出力されると、画像処理部33では、この判定信号Evに対する画像処理により、反射光の散乱を示す散乱光画像を含む画像を表示する画像表示データDvが生成されて表示部34に出力される。
この表示部34の表示画面には、被検体表面の画像Pvとして、図3(a)に示す濃淡を表す画像Pv1あるいは図3(b)に示す2値を表す画像Pv2が表示される。これらの画像Pv1あるいはPv2における散乱光画像の位置が、その異物の存在位置として識別される。これによりフォトレジスト塗膜102の表面に存在する表面異物102aを検出することができる。
その後、被検体100には露光装置(図示せず)から紫外線などの露光光Leを照射する露光処理が施される(図2(d))。このとき、露光処理は、露光したフォトレジスト塗膜102の現像により、フォトレジスト塗膜102における最小解像寸法に相当する厚さの部分(非露光部分)122が残るような露光条件で行われる。つまり、この露光処理は、フォトレジスト塗膜102が現像により完全に除去されるフル露光処理ではなく、一部が残るハーフ露光処理であり、フォトレジスト塗膜102を完全に溶解するに至る直前量の光エネルギーにて感光(露光)を実施し、その後の異物検出処理が、ある程度、フォトレジスト塗膜102を残存させた状態にて行われるようにする。また、このときの露光処理は、フォトレジスト塗膜102の表面部分が均一に露光されるように行う。
なお、最小解像寸法は、フォトレジスト塗膜のパターニングの際の最小加工寸法であり、近年のフォトリソグラフィー処理では0.18μm〜0.3μm程度である。
その後、露光処理を施した被検体100は現像装置(図示せず)により現像処理が施され、これにより、フォトレジスト塗膜112の露光部分122がエッチバックにより除去され、非露光部分112が薄膜化レジスト膜として残る(図2(e))。つまり、フォトレジスト塗膜102の露光現像により、被検体100は、半導体基板101と、その上に形成された薄膜化レジスト膜112とからなる薄膜化した被検体100aとなる。
その後、このように形成した薄膜化した被検体100aを異物検査装置1の被検体載置ステージ10上に載置し(図1(c))、光源11から検査光Lcを被検体100aの表面(つまり、薄膜化レジスト塗膜112の表面)に照射する。このように検査光Lcを被検体100aの表面に照射することにより被検体100aの表面で検査光Lcが反射し(図2(f))、これが反射光Lrとなって光学系13によりイメージセンサ12の受光面に集光する(図1(c))。
具体的には、検査光Lcは、その所定のスポット径(例えばφ10μm)の光スポットLsが被検体100aの表面を走査するように照射され、この検査光Lcの反射光Lrがイメージセンサ12で撮像されることとなる。
このとき、フォトレジスト塗膜102に対する異物検出処理と同様に、判定装置30では、イメージセンサ12からはアナログ画像データAsに基づいて、異物の存在を判定するための判定信号Evが生成され、画像処理部33では、この判定信号Evに対する画像処理により、反射光の散乱を示す部分を含む画像を表示する画像表示データDvが生成されて表示部34に出力され、表示部34の表示画面には、反射光の散乱を示す部分を含む画像が表示される。これにより薄膜化レジスト膜102の底面部分に存在していた底面異物102cとして、サイズが最小解像寸法より大きいものを高い信頼性でもって検出することができる。
このように本実施形態1では、半導体基板101上にポジ型の感光性レジストの塗布乾燥により形成したフォトレジスト塗膜102に対して異物検出処理を施し、その後、フォトレジスト塗膜102をその最小解像寸法まで薄膜化して得られた薄膜化レジスト膜112に対して異物検出処理を施すので、フォトレジスト塗膜102の表面に存在する表面異物102aとともに、フォトレジスト塗膜102の底面部分に存在していた、最小解像寸法以上のサイズの底面異物102cをも検出することができる。つまり、塗布したフォトレジスト塗膜102に含まれる異物の含有量を高い精度で判定することができる。
しかも、シリコン基板などの半導体基板に薄膜化レジスト膜を形成してなる反射型の被検体を用いて、フォトレジスト塗膜102内に埋まっている異物102cを検出することができ、この異物検出には、通常の半導体製造プロセスで用いられるシリコン基板などの反射型ウエハ上での位置を検出する異物検査装置をそのまま用いることができる。
なお、上記実施形態1では、半導体基板101上にポジ型の感光性レジストを塗布して得られたフォトレジスト塗膜102に対する異物検出処理を、このレジスト塗膜102の薄膜化の前後でそれぞれ行うようにしているが、フォトレジスト塗膜102に対する異物検出処理は、フォトレジスト塗膜102の薄膜化後にのみ行うようにしてもよい。
(実施形態1の変形例)
図4は、本発明の実施形態1の変形例による異物検出方法として、フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理を、このフォトレジスト塗膜の薄膜化後にのみ行う方法を説明する図であり、この異物検出方法における各工程、つまり準備した半導体基板(図4(a))、被検体の形成(図4(b))、フォトレジスト塗膜の露光(図4(c))および現像(図4(d))、内部異物の検査(図4(e))を示している。
この実施形態1の変形例による異物検出方法では、図4に示すように、シリコン基板などの反射型の半導体基板101を準備し(図4(a))、この半導体基板101上にポジ型の感光性レジストをスピンコートにより塗布して被検体100を形成した後(図4(b))、この被検体100に対する異物検査処理は行わずに、被検体100のフォトレジスト塗膜102の薄膜化を行う。
つまり、実施形態1で説明したように、フォトレジスト塗膜102を露光処理および現像処理により薄膜化して薄膜化レジスト膜112を形成し(図4(c)および図4(d))、このように被検体100のフォトレジスト塗膜102の薄膜化により得られた被検体100aに対して異物検査処理を施す(図4(e))。
これにより実施形態1の異物検出方法と同様に、シリコン基板などの半導体基板に薄膜化レジスト膜を形成した反射型の被検体100aを用いて、フォトレジスト塗膜102内に埋まっている、フォトレジスト塗膜102の最小解像寸法より大きな内部異物102cを検出することができる。
なお、上記実施形態1では、ポジ型のフォトレジスト塗膜に対する異物検査処理について説明したが、異物検査処理の対象となるフォトレジスト塗膜はポジ型のものに限定されず、ネガ型のフォトレジスト塗膜でもよい。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2による異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図5(a))、被検体の形成(図5(b))、表面異物の検査(図5(c))、フォトレジスト塗膜の現像(図5(d))、内部異物の検査(図5(e))を示している。
この実施形態2による異物検出方法においても、実施形態1の異物検出方法と同様の異物検査装置を用いてフォトレジスト塗膜における異物の検出を行う。
以下具体的に説明する。
まず、シリコン基板などの反射型の半導体基板101を準備し(図5(a))、この半導体基板101上にネガ型の感光性レジストをスピンコートにより塗布し乾燥してフォトレジスト塗膜202を形成する(図5(b))。
これにより、半導体基板101とその上に形成されたネガ型フォトレジスト塗膜202とからなる被検体200を形成する。このフォトレジスト塗膜202は、ネガ型の感光性レジストの粘度、スピンコート時の半導体基板の回転数などから通常0.5μm〜1μm程度の厚さに形成され、一定値以下の膜厚にすることができない。また、ここでは、説明の都合上、実施形態1と同様に、このレジスト塗膜202の表面には表面異物202aが付着しており、また、フォトレジスト塗膜202には、その膜厚方向の中間部分に位置する中間異物(内部異物)202bが含まれており、さらに、レジスト塗膜202の、半導体基板101に接する最下端に位置する底面異物(内部異物)202cが含まれているとする。
続いて、このように形成した被検体200を、実施形態1と同様に、異物検査装置1の被検体載置ステージ10上に載置し(図1(b)参照)、光源11から検査光Lcを被検体200の表面(つまり、フォトレジスト塗膜202の表面)に照射する。このときレジスト塗膜202の表面で反射した検査光(反射光)Lrを光学系13によりイメージセンサ12の受光面に集光する(図2(c))。
このとき、イメージセンサ12からは、フォトレジスト塗膜202の表面の画像を示すアナログ画像データAsが判定装置30に出力され、判定装置30では、実施形態1のポジ型フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理と同様に、このアナログ画像データAsに基づいて信号処理および画像処理が行われて、表示部34に被検体表面の画像(フォトレジスト塗膜202の表面の画像)が、その異物の存在する箇所が識別可能となるように表示される。これによりレジスト塗膜202の表面に存在する表面異物202aを検出することができる。
その後、被検体200は現像装置(図示せず)により現像処理が施され、これにより、フォトレジスト塗膜202は、最小解像寸法に相当する厚さの下端部分212が残るように薄膜化される(図2(d))。これにより、被検体200は、半導体基板101と、その上に形成された薄膜化レジスト膜212とからなる薄膜化した被検体200aとなる。
その後、このように薄膜化した被検体200aを異物検査装置1の被検体載置ステージ10上に載置し(図1(c)参照)、図5(e)に示すように、光源11から検査光Lcを被検体200aの表面(つまり、薄膜化レジスト膜212の表面)に照射し、このとき薄膜化レジスト膜212の表面で反射した検査光(反射光)Lrを光学系13によりイメージセンサ12の受光面に集光する。
イメージセンサ12からは、薄膜化レジスト膜(フォトレジスト塗膜202の下端部分)212の表面の画像を示すアナログ画像データAsが判定装置30に出力され、判定装置30ではこのアナログ画像データAsに基づいて画像処理が行われて表示部34に薄膜化レジスト膜212の表面の画像が、その異物の存在する箇所が識別可能となるように表示される。これによりフォトレジスト塗膜202の底面部分に存在していた底面異物202cとして、サイズが最小解像寸法より大きいものを検出することができる。
このように本実施形態2では、半導体基板201上にスピンコートによりネガ型の感光性レジストを塗布して得られたフォトレジスト塗膜202に対して異物検出処理を施し、その後、このフォトレジスト塗膜202を薄膜化した状態でさらに異物検出処理を施すので、ネガ型のフォトレジスト塗膜202の表面に存在する表面異物202aとともに、このネガ型のフォトレジスト塗膜202の底面部分に存在していた底面異物202cを検出することができる。つまり、ネガ型の感光性レジストの塗布により得られたフォトレジスト塗膜202に含まれる異物の含有量を高い精度で判定することができる。
しかも、シリコン基板などの半導体基板にフォトレジスト塗膜を形成してなる反射型の被検体200を用いて、フォトレジスト塗膜202内に埋まっている異物202cを検出することができ、この異物検出には、通常の半導体製造プロセスで用いられるシリコン基板などの反射型ウエハ上での位置を検出する異物検査装置をそのまま用いることができる。
なお、上記実施形態2では、半導体基板101上にスピンコートによりネガ型の感光性レジストを塗布して得られたフォトレジスト塗膜202に対する異物検出処理を、このレジスト塗膜202の薄膜化の前後でそれぞれ行うようにしているが、このネガ型のフォトレジスト塗膜202に対する異物検出処理は、このネガ型のフォトレジスト塗膜202の薄膜化後にのみ行うようにしてもよい。
(実施形態2の変形例1)
図6は、本発明の実施形態2の変形例1による異物検出方法として、ネガ型のフォトレジスト塗膜に対する異物検出処理を、このネガ型のフォトレジスト塗膜の薄膜化後にのみ行う方法を説明する図であり、この異物検出方法における各工程、つまり準備した半導体基板(図6(a))、被検体の形成(図6(b))、フォトレジスト塗膜の現像(図6(c))、内部異物の検査(図6(d))を示している。
この実施形態2の変形例による異物検出方法では、図6に示すように、シリコン基板などの反射型の半導体基板101を準備し(図6(a))、実施形態2と同様に、この半導体基板101上にネガ型の感光性レジストをスピンコートにより塗布して被検体200を形成した後(図6(b))、この被検体200に対する異物検査処理は行わずに、フォトレジスト塗膜202の薄膜化を行う。
つまり、実施形態2で説明したように、フォトレジスト塗膜202を現像処理により薄膜化して薄膜化レジスト膜212を形成し(図6(c))、このように被検体200のフォトレジスト塗膜202の薄膜化により得られた被検体200aに対して異物検査処理を施す(図6(d))。
これにより実施形態2の異物検出方法と同様に、シリコン基板などの半導体基板にフォトレジスト塗膜を形成してなる反射型の被検体200を用いて、フォトレジスト塗膜202内に埋まっている異物202cを検出することができる。
また、上記実施形態2およびその変形例では、ネガ型のフォトレジスト塗膜には、薄膜化のための現像処理前に露光処理を施していないが、ネガ型のフォトレジスト塗膜であっても、薄膜化前に露光処理を行ってもよい。
これは、ネガ型のフォトレジスト塗膜に対する露光処理は、ネガ型のフォトレジスト塗膜が現像処理により除去されにくくするものであるので、この露光処理を行うことで、現像処理により薄膜化する際の膜厚の制御をより精度よく行うことを可能となるためである。
以下、実施形態2の変形例2として、このようにネガ型のフォトレジスト塗膜に対する露光処理を行う異物検査処理について簡単に説明する。
(実施形態2の変形例2)
図7は、本発明の実施形態2の変形例2による異物検出方法を工程順に説明する図であり、準備した半導体基板(図7(a))、被検体の形成(図7(b))、表面異物の検査(図7(c))、フォトレジスト塗膜の露光(図7(d))および現像(図7(e))、内部異物の検査(図7(f))を示している。
まず、実施形態2と同様に、シリコン基板などの反射型の半導体基板101を準備し(図7(a))、この半導体基板101上にネガ型の感光性レジストをスピンコートにより塗布して被検体200を形成する(図7(b))。この被検体200は、半導体基板101とその上に形成されたネガ型のフォトレジスト塗膜202とからなる。また、ここでは、説明の都合上、このフォトレジスト塗膜202の表面には表面異物202aが付着しており、また、フォトレジスト塗膜202には、その膜厚方向の中間部分に位置する中間異物(内部異物)202bが含まれており、さらに、レジスト塗膜202の、半導体基板101に接する最下端に位置する底面異物(内部異物)202cが含まれている。
続いて、このように形成した被検体200に対して、実施形態2と同様に異物検査処理を施す。つまり、異物検査装置1の基板載置ステージ10上に被検体200を載置し(図1(b)参照)、光源11から検査光Lcを被検体200の表面(つまり、フォトレジスト塗膜202の表面)に照射し、このときフォトレジスト塗膜202の表面で反射した検査光(反射光)Lrを光学系13によりイメージセンサ12の受光面に集光する(図7(c))。
イメージセンサ12からは、フォトレジスト塗膜202の表面の画像を示すアナログ画像データAsが判定装置30に出力され、判定装置30では実施形態2のネガ型フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理と同様に、このアナログ画像データに基づいて信号処理および画像処理が行われて、表示部34に被検体表面の画像(フォトレジスト塗膜202の表面の画像)が、その異物の存在する箇所が識別可能となるように表示される。これによりフォトレジスト塗膜202の表面に存在する表面異物202aを検出することができる。
その後、被検体200には露光装置(図示せず)により露光光Leを照射する露光処理が施される(図7(d))。このとき、露光処理は、露光したフォトレジスト塗膜202がその現像により薄膜化されにくくなるように、該フォトレジスト塗膜202の全体に対して行われる。また、この露光処理は、フォトレジスト塗膜202の全体が均一に露光されるように行う。これにより、フォトレジスト塗膜202における最小解像寸法に相当する厚さの部分(薄膜化レジスト膜)212を残すための現像時間の制御が行いやすくなる。
その後、被検体200は現像装置(図示せず)により現像処理が施され、これにより、フォトレジスト塗膜202の大部分が除去され、最小解像寸法に相当する厚さの下端部分(薄膜化レジスト膜)212が残る(図7(e))。これにより、被検体200は、半導体基板101と、その上に形成された薄膜化レジスト膜(フォトレジスト塗膜の下端側部分)212とからなる薄膜化した被検体200bとなる。
その後、このように形成した薄膜化した被検体200bを異物検査装置1の被検体載置ステージ10上に載置し(図1(c)参照)、光源11から検査光Lcを被検体200bの表面(つまり薄膜化レジスト膜212の表面)に照射し、薄膜化レジスト膜212の表面で反射した検査光(反射光)Lrを光学系13によりイメージセンサ12の受光面に集光する(図7(f))。
このとき、イメージセンサ12からは、薄膜化レジスト膜(フォトレジスト塗膜202の下端部分)212の表面の画像を示すアナログ画像データAsが判定装置30に出力され、判定装置30ではこのアナログ画像データAsに基づいて画像処理が行われて表示部34に薄膜化レジスト膜212の表面の画像が、その異物の存在する箇所が識別可能となるように表示される。これによりフォトレジスト塗膜202の底面部分に存在していた底面異物202cとして、サイズが最小解像寸法より大きいものを検出することができる。
このように本実施形態2の変形例2では、実施形態2の異物検出方法の効果に加えて、半導体基板101上にネガ型の感光性レジストの塗布により形成したフォトレジスト塗膜202を、その露光処理を施した後に現像処理により薄膜化するので、この現像前の露光処理により、ネガ型のフォトレジスト塗膜202が現像処理により除去されにくくなることから、フォトレジスト塗膜を現像処理により薄膜化する際の膜厚の制御をより精度よく行うことが可能となる効果がある。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、異物検出方法および異物検査装置の分野において、シリコン基板などの半導体基板上にフォトレジスト塗膜を形成した反射型の被検体を用いて、このフォトレジスト塗膜の内部に埋まっている異物を高い信頼性でもって検出することができる異物検出方法およびこのような異物検出方法で用いる異物検査装置を実現することができる。
1 異物検査装置
10 被検体載置ステージ
11 光源
12 イメージセンサ(光電変換素子)
13 光学系
30 判定装置(判定部)
31 A/D変換器
32 信号処理部
33 画像処理部
34 表示部
100、100a、200、200a 被検体
101 半導体基板(半導体ウエハ)
102、202 フォトレジスト塗膜
102a、202a 表面異物
102b、202b 中間異物(内部異物)
102c、202c 底面異物(内部異物)
112 薄膜化レジスト膜(非露光部分)
122、222 露光部分
212 薄膜化レジスト膜(残存部分)
Lc 検査光
Le 露光光
Lr 反射光
Ls 光スポット
Pv1、Pv2 被検体表面画像
R1〜R8 光スポット経路
Rd 低輝度部分

Claims (14)

  1. フォトレジスト塗膜に含まれる異物を検出する異物検出方法であって、
    基板上に感光性レジストを塗布して該フォトレジスト塗膜を形成する工程と、
    該フォトレジスト塗膜に対する露光処理および現像処理により、あるいは該フォトレジスト塗膜に対する現像処理により該フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程と、
    該フォトレジスト塗膜の薄膜化により得られた薄膜化レジスト膜に対する異物検出処理を行う工程と
    を含み、
    該異物検出処理では、
    該薄膜化レジスト膜の表面に検査光を照射することにより該薄膜化レジスト膜の表面で生じた反射光に基づいて該フォトレジスト塗膜の内部に含まれる異物を検出する、異物検出方法。
  2. 前記薄膜化レジスト膜に対する異物検出処理では、
    該薄膜化レジスト膜の表面に検査光を照射することにより該薄膜化レジスト膜の表面で生じた反射光を光電変換素子により光電変換し、該反射光の光電変換により得られた光電変換信号に基づいて前記フォトレジスト塗膜の内部に含まれる異物を検出する、請求項1に記載の異物検出方法。
  3. 前記薄膜化レジストに対する異物検出処理では、
    前記光電変換素子として前記反射光の光電変換により画像データを出力するイメージセンサを用い、
    前記検査光で該薄膜化レジスト膜の表面を走査しつつ、該薄膜化レジスト膜の表面で生じた反射光を該イメージセンサで受光し、該イメージセンサからの画像データが示す散乱光の発生位置を、前記フォトレジスト塗膜の内部に含まれる異物の存在位置とする、請求項2に記載の異物検出方法。
  4. 前記フォトレジスト塗膜の薄膜化を行う前に、該フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理を行う工程を含み、
    該フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理では、
    該フォトレジスト塗膜の表面に検査光を照射することにより該フォトレジスト塗膜の表面で生じた反射光に基づいて該フォトレジスト塗膜の表面に付着した異物を検出する、請求項1に記載の異物検出方法。
  5. 前記フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理では、
    該フォトレジスト塗膜の表面に検査光を照射することにより該フォトレジスト塗膜の表面で生じた反射光を光電変換素子により光電変換し、該反射光の光電変換により得られた光電変換信号に基づいて該フォトレジスト塗膜の表面に付着した異物を検出する、請求項4に記載の異物検出方法。
  6. 前記フォトレジスト塗膜に対する異物検出処理では、
    前記光電変換素子として前記反射光の光電変換により画像データを出力するイメージセンサを用い、
    前記検査光で該フォトレジスト塗膜の表面を走査しつつ、該フォトレジスト塗膜の表面で生じた反射光を該イメージセンサで受光し、該イメージセンサからの画像データが示す散乱光の発生位置を、該フォトレジスト塗膜の表面に付着している異物の存在位置とする、請求項5に記載の異物検出方法。
  7. 前記フォトレジスト塗膜を、露光光が照射された露光部分が現像液により除去されやすくなるポジ型の感光性レジストで構成し、
    該フォトレジスト塗膜の薄膜化を、該フォトレジスト塗膜に対する露光処理および現像処理により行う、請求項1または請求項4に記載の異物検出方法。
  8. 前記フォトレジスト塗膜に対する露光処理を、該フォトレジスト塗膜の表面部分が均一に露光されるように行う、請求項7に記載の異物検出方法。
  9. 前記フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程では、
    該フォトレジスト塗膜の薄膜化により得られる薄膜化レジスト膜の膜厚が該フォトレジスト塗膜の最小解像寸法より小さくなるように、該フォトレジスト塗膜に対する露光時間および現像時間の少なくとも一方を調整する、請求項7または請求項8に記載の異物検出方法。
  10. 前記フォトレジスト塗膜を、露光光が照射された露光部分が現像液により除去されにくくなるネガ型の感光性レジストで構成し、
    該フォトレジスト塗膜の薄膜化を、該フォトレジスト塗膜に対する現像処理により行う、請求項1または請求項4に記載の異物検出方法。
  11. 前記フォトレジスト塗膜を、露光光が照射された露光部分が現像液により除去されにくくなるネガ型の感光性レジストで構成し、
    該フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程では、
    該フォトレジスト塗膜の現像時間が長くなるように該フォトレジスト塗膜に対する露光処理を施した後に、該フォトレジスト塗膜の薄膜化を現像処理により行う、請求項1または請求項4に記載の異物検出方法。
  12. 前記フォトレジスト塗膜に対する露光処理は、該フォトレジスト塗膜の全体が均一に露光されるように行う、請求項11に記載の異物検出方法。
  13. 前記フォトレジスト塗膜を薄膜化する工程では、
    前記薄膜化レジスト膜の膜厚が該フォトレジスト塗膜の最小解像寸法より小さくなるように、前記フォトレジスト塗膜に対する現像時間を調整する、請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の異物検出方法。
  14. 請求項1または請求項4に記載の異物検出方法に用いる異物検査装置であって、
    前記フォトレジスト塗膜の異物検出の対象とする被検体として、前記基板上に前記フォトレジスト塗膜を形成した状態の被検体、あるいは該フォトレジスト塗膜を薄膜化した状態の被検体を載置する被検体載置ステージと、
    該被検体載置ステージ上に載置された被検体に検査光を照射する光源と、
    該被検体に該検査光を照射することにより該被検体の表面で生じた反射光を光電変換する光電変換素子と、
    該反射光を該光電変換素子に導く光学系と、
    該反射光の光電変換により得られた光電変換信号が示す該被検体表面での異物による反射光の散乱を、異物存在を判定する指標とする判定部と
    を備えた、異物検査装置。
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